JP3471490B2 - オンライン回線自動接続方式 - Google Patents

オンライン回線自動接続方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構内電話交換機
(PBX)におけるデータ通信の接続制御に関し、特に
構内電話交換機のシステムを立ち上げたとき、または、
オンライン回線として常時通信となっているデータ端末
が切断となったとき、構内電話交換機自体が自動的に接
続制御を実行して、人間が介在することなく容易に通信
状態を形成するようにしたオンライン回線自動接続方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ISDNを収容する構内電話交換
機では、ISDNのプロトコルを有するデータ端末装置
をオンラインとする場合、構内電話交換機に接続されて
いる上記データ端末からの手動発信で通信を形成してい
た。また、構内電話交換機のシステムを立ち上げた場
合、または、オンライン回線上や構内電話交換機等の障
害が発生した場合は、データ端末は切断されているので
その都度手動発信操作を行い、オンライン状態を形成す
る必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような方式では、
構内電話交換機を立ち上げたときに、人間が介在して、
データ端末の手動発信操作をし、データ端末をオンライ
ン状態にする必要があり、また、なんらかの要因、例え
ば、一時的に構内電話交換機の故障もしくは回線上の障
害などによって端末の通信が停止した場合には、上記障
害が復旧してもデータ端末は人間が介在しない限り通信
状態が形成されないという不都合があった。
【0004】本発明は、上記に示すように常時オンライ
ン状態を継続する必要性がある端末に対し、該端末を収
容する構内電話交換機に自動接続に必要な手段を備える
ことによって、オンライン状態の接続もしくは再接続に
あたって人間が介在せずに自動接続が可能な構内電話交
換機を提供することを目的とする。
【0005】また、一時的に構内電話交換機の故障もし
くは回線上の障害などによって端末の通信が停止した場
合、自動接続が有効となる条件は障害部位が復旧するこ
とが前提条件となる。構内電話交換機のような交換機能
を備えた装置(障害部位となるような部分を多く抱えて
いる装置)に端末が接続されるような場合は特に障害部
位を短時間で特定することが難しくなる。本発明は、こ
のような課題に対し障害部位を特定する手段を備えるこ
とによって、原因究明からの対策までの一連の作業の合
理化を計ることをも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るオンライン
回線自動接続方式は、構内電話交換機に予め常時オンラ
インとして接続しておきたいデータ端末を登録すること
によって、構内電話交換機が端末間の接続に必要なメッ
セージ(ISDN情報)を作成し、それぞれの端末に対
して自動発信制御を行い、自動的に接続し、通信状態を
形成する。
【0007】さらに、本発明に係る自動接続制御は、接
続に失敗した場合でもリトライを繰り返し、端末が接続
されるまでの間その制御を継続する。また、リトライ制
御において、端末間の通信が形成されない場合、障害部
位を判断するための手段として、予め接続失敗回数を登
録することによって、接続失敗の回数が前記登録回数に
達した場合は障害として外部及び内部に出力する手段を
設けている。外部に出力される情報は構内電話交換機に
装備している外部表示ランプで障害の表示を行い、障害
を可視可聴にて判断する目的のものであり、また内部出
力情報では障害発生端末、障害発生日時が保守端末上へ
表示され、迅速に障害部位が判断できる仕組みとなって
いる。また、ネットワーク内を一括管理する保守センタ
に通知する手段を設けている。
【0008】更に、本発明は構内電話交換機ごとに保守
端末においてオンライン回線自動接続サービス(有り・
無し)を選択でき、前記サービス“有り”を選択する
と、予め登録してあるオンライン回線の全端末に対して
自動発信制御を行い、“無し”を選択すると自動発信制
御を行わない手段を設けている。
【0009】
【作用】本発明では、常時オンライン状態を継続してお
くデータ端末に対して、構内電話交換機のシステムを立
ち上げた場合、または、一時的な構内電話交換機の故
障、回線上の障害などが発生した場合、例えば、規定さ
れているレイヤ1、レイヤ2における障害が発生した場
合、データ端末は通信が停止しているが、構内電話交換
機で自動的に接続を行うので(障害などの発生の場合は
復旧後)人間が介在することなく、誤ダイアルもないの
で、より早くより正確にデータ端末を通信状態にする。
【0010】また、構内電話交換機では自動接続が失敗
しても繰り返し自動発信制御を行うので、オンライン回
線上が正常になると必ず接続され、オンライン回線とし
て接続しているデータ端末に対して信頼性が高くなる。
【0011】また、オンライン回線の端末間で一定時間
通信が停止している場合、外部表示ランプで判断でき、
通信が停止したときの日時、発信端末番号が記録されて
いるので、障害が発生したのはどのデータ端末であるか
認識でき、また別の障害情報によって通信断となった原
因を追及することができ、早急に障害を復旧する手助け
となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係るオンライン回線接続方式
が適用されるISDNネットワークに接続された構内電
話交換機(PBX)の構成例を図1を用いて説明する。
図1はネットワーク構成を示すブロック図であり、本発
明を実施するための構内電話交換機−構内電話交換機間
の接続の一例を示したものである。本発明が適用される
ネットワークは、発信側構内電話交換機1と、着信側構
内電話交換機1´と、それぞれの構内電話交換機間を接
続する例えばISDNディジタル専用線3と、それぞれ
の構内電話交換機にターミナルアダプタ4,4´を介し
て接続されたディーリングボード端末やコンピュータ等
のデータ端末装置5,5´とから構成される。
【0013】構内電話交換機1は、通話路スイッチ(T
SW)10と、中央制御装置(CPU)12と、中央制
御バス13と、記憶装置(MEM)14と、ISDNラ
イン回路(ILC)15と、ISDNトランク回路(I
PV)16と、入出力制御回路(IOC)17と、外部
表示ランプ(LED)18と、リモート保守回路(RM
T)19とを有している。さらに、構内電話交換機1に
は、外部入出力装置(MP)20と、保守センタ21が
接続されている。
【0014】通話路スイッチ10は、構内電話交換機1
内で通話パスを接続する機能を有する。中央制御装置1
2は、構内電話交換機1の制御を指示する。中央制御バ
ス13は、例えば、記憶装置14と中央制御装置12と
の間等で内線データ,局データ,制御データ,処理状態
等の各種データの授受を行う。記憶装置14は、内線デ
ータ,局データ,制御データ,処理状態等のデータを記
憶する。ISDNライン回路15は、2つのBチャネル
と1つのDチャネル(2B+D)を有し、通話路スイッ
チ10をターミナルアダプタ4へ接続するインターフェ
ースを持つ。ISDNトランク回路16は、通話路スイ
ッチ10をISDNディジタル専用線3に接続するイン
タフェースを持つ。入出力制御回路17は、外部入出力
装置20と中央制御バス13を通して中央演算装置12
と接続するインタフェースを持つ。外部表示ランプ18
は、障害発生時にCPU12の指示によって動作し障害
の発生を表示する。リモート保守回路19は、CPU1
2を保守センタ21内にある構内電話交換機へ接続する
インタフェースを持つ。外部入出力装置20は、内線デ
ータや局データを登録,解除,変更する際に使用する。
【0015】また、ターミナルアダプタ4は、例えばデ
ィーリングボード端末やコンピュータ等のデータ端末装
置5が取り扱うメッセージ(ディジタル信号)及びイン
タフェースと構内電話交換機10からの伝送路で扱うメ
ッセージ及びインタフェースとの変換を行う。さらに内
線データや局データの登録,解除,変更する際に使用す
る外部入出力装置20を外付けしている。
【0016】構内電話交換機1と構内電話交換機1´間
は、23の情報チャネル(Bチャネル)と1つの制御チ
ャネル(Dチャネル)を有するISDNディジタル専用
線(以下、SD−Iという)3によって接続される。I
SDNディジタル専用線3は、1線に限らず複数線とす
ることもできる。なお、構内電話交換機1´にも構内電
話交換機1と同様の設備が装備されている。
【0017】発信側データ端末装置5と着信側データ端
末装置5´がオンライン状態に移行するための条件を以
下に示す。発信側構内電話交換機1において、まず、あ
らかじめ常時オンライン回線にしておきたいデータ端末
装置の発信端末内線番号および発信端末内線サブアドレ
スならびにSD−I発信番号(特番+相手端末番号)等
のデータを外部入出力装置20から端末ごとに記憶装置
14に登録する。このデータは入出力制御回路17、中
央制御バス13を通り、中央制御装置12の指示によっ
て記憶装置14に蓄積される。記憶装置に記憶される常
時オンライン回線にしておきたいデータ端末装置のデー
タは、図6に示すオンライン回線自動接続番号管理デー
タで管理される。
【0018】記憶装置14に格納されるオンライン回線
自動接続番号管理データは、自局端末内線番号(発信端
末内線番号)61と、自局端末内線サブアドレス(発信
端末内線サブアドレス)62と、他局発信方路番号63
と、他局発信特番64と、他局端末発信番号65(64
+65=SD−I発信番号)と、他局端末発信サブアド
レス66とからなり、自局端末内線番号ごとに順に上づ
めに格納される。自局内線端末番号61は構内電話交換
機内に収容される端末内線番号であり、自局端末内線サ
ブアドレス62は同一の端末内線番号に接続される複数
のデータ端末装置を識別するサブアドレスである。他局
発信方路番号63は構内電話交換機に接続されるISD
Nディジタル専用線3が複数のDチャンネルを有すると
き(複数のISDNディジタル専用線を有するとき)に
特定のDチャンネル(方路)を選択する番号であり、他
局発信特番64は常時オンライン回線を設定しておく相
手端末の特番であり、他局端末発信番号65は相手構内
電話交換機に収容される端末の内線番号であり、他局端
末発信サブアドレス66は、相手端末に接続された複数
のデータ端末装置を識別するサブアドレスである。
【0019】次に、図7に示すオンライン回線自動発信
を実行し始める自動接続開始タイミング時間72、およ
び、この自動接続が失敗したとき次回自動発信を行うま
でのリトライ周期時間73、ならびに、接続失敗が連続
して発生したとき何回目から障害として記録するかのリ
トライ回数71をオンライン回線自動接続番号管理デー
同様に記憶装置14に登録する。オンライン回線自
動発信は、オンライン回線自動接続リトライ管理データ
で管理される。
【0020】最後に構内電話交換機ごとのシステムデー
タを登録し、さらにオンライン回線自動接続サービスの
有り無しを“有り”に登録し、その他ISDNディジタ
ル専用線3を捕捉する方路番号ならびに特番を登録す
る。
【0021】発信側構内電話交換機1がオンライン条件
に移行した場合、または回線上の障害が復旧した直後、
中央制御装置12の指示によって先ず発信側構内電話交
換機1内のシステムデータをチェックする。オンライン
回線自動接続サービスが“有り”になっているときは、
記憶装置14に格納されたオンライン回線自動接続番号
管理データを上からサーチし、常時オンライン回線にし
ておきたい端末を探し出す。“発信側データ端末装置
(DTE1)5,着信側データ端末装置(DTE2)5
´の間をオンライン回線とする”と登録してあるので、
発信側構内電話交換機1はISDNライン回路15およ
びISDNトランク回路16に対して起動をかける。I
SDNライン回路15からはターミナルアダプタ4に対
して発信者情報および着信者情報を積んだ「呼設定」メ
ッセージが送出される。この「呼設定」メッセージの内
容を図11の図表に示す。呼設定メッセージには、プロ
トコル識別子、呼番号、メッセージ種別、伝達能力、チ
ャネル識別子、経過識別子、発番号、発サブアドレス、
着番号、着サブアドレス、低位レイヤ整合性、高位レイ
ヤ整合性、固定シフト、ユーザ・ユーザ等の情報要素が
有る。
【0022】着信側構内電話交換機1´では着信側デー
タ端末装置(DTE2)5´に対して着信が来たと認識
し、手動発信からの着信制御と同じように着信側データ
端末装置(DTE2)5´に対して着信制御を行う。こ
の間発信側構内電話交換機1は図2に示すようにターミ
ナルアダプタTA1及び着信側構内電話交換機1´のそ
れぞれと通信状態に遷移するために必要なISDNのプ
ロトコルを実行する。発信側データ端末装置(DTE
1)5と着信側データ端末装置(DTE2)5´間の回
線上が正常であれば発信側構内電話交換機1では通話路
スイッチ10を閉じパスを接続する。以上でオンライン
回線としているデータ端末装置は、人間を介することな
く、自動的に接続され通信状態に至る。
【0023】図2は、各装置に対してISDN回線の特
徴であるメッセージの送信に関して通信状態に至るまで
の過程を示すシーケンス図である。まず、構内電話交換
機1においてオンライン自動接続制御を起動するオンラ
イン回線自動発信制御201が開始される(詳細は図1
0に示す)。構内電話交換機1は、端末インタフェース
であるISDNライン回路15を介して発信側データ端
末装置(DTE1)5と、トランク側インタフェースで
あるISDNトランク回路16を介して着信側構内電話
交換機1´へそれぞれ必要な情報を積んだ「呼設定」メ
ッセージ202を送出する。発信側データ端末装置(D
TE1)5は、「呼設定」メッセージ202を受けて起
動203し、「呼設定受付」メッセージ204を、次い
で「呼出し」メッセージ205を、さらに、「応答」メ
ッセージ206を返送する。
【0024】着信側構内電話交換機(PBX2)1´
は、「呼設定」メッセージ202を受けると着信制御2
07を開始し、着信側データ端末装置(DTE2)5´
に「呼設定」メッセージ208を転送するとともに、発
信側構内電話交換機(PBX1)1へ[呼設定受付]メ
ッセージ209を返送する。着信側データ端末装置(D
TE2)5´は、「呼設定」メッセージ208を受けて
起動210し、「呼設定受付」メッセージ211を、次
いで「呼出し」メッセージ212を、さらには「応答」
メッセージ214を着信側構内電話交換機(PBX2)
1´へ返送する。受けた着信側構内電話交換機(PBX
2)1´は、「呼出し」メッセージ213および「応
答」メッセージ215を発信側構内電話交換機(PBX
2)1´へ送出する。
【0025】発信側データ端末装置(DTE1)5と着
信側構内電話交換機1´の両側から順に「呼設定受付」
メッセージ204,209、「呼出し」メッセージ20
5,213、「応答」メッセージ206,215を受け
ると、発信側構内電話交換機1は、発信側データ端末装
置5および着信側データ端末装置5´のインチャネル上
の同期を確立させるために、位相を合わせるタイミング
216をとり、「応答確認」メッセージ217を送出
し、「応答確認」メッセージ217を受けた着信側構内
電話交換機(PBX2)1´は、「応答確認」メッセー
ジ218として着信側データ端末装置(DTE2)5´
へ送出する。これによって、発信側データ端末装置5と
着信側データ端末装置5´の通信が形成される。
【0026】これらのメッセージは、それぞれ複数の情
報要素の組合せによって構成されている。上記ISDN
に関するインタフェース条件はTTC(電信電話技術委
員会)標準で取り決められている。
【0027】次に、オンライン回線自動接続中に障害が
発生した場合の自動発信シーケンス図3〜図5を用いて
説明する。図3は、図1に示されるネットワークにおい
てオンライン回線自動接続中に、ISDNディジタル専
用線(SD−I)3内aで障害が発生した場合に、発信
側構内電話交換機(PBX1)1が、障害の発生を認識
した際の一連の動作シーケンスを示している。ISDN
ディジタル専用線(SD−I)3内で規定されるレイヤ
1,レイヤ2が途切れるような障害が発生301する
と、発信側構内電話交換機(PBX1)1は、ISDN
ライン回路(ILC)15へ「解放」メッセージ302
を送出し、発信側データ端末装置(DTE1)5を解放
する。発信側データ端末装置(DTE1)5は、「解放
完了」メッセージ303を返送する。一方、着信側構内
電話交換機(PBX2)1´においても障害の発生を認
識し、同様に「解放」メッセージ304を送出し、着信
側データ端末装置(DTE2)5´を解放する。着信側
データ端末装置(DTE2)5´は、「解放完了」メッ
セージ305を返送する。
【0028】発信側構内電話交換機(PBX1)1は、
ディジタル専用線(SD−I)3の障害復旧を監視し、
ディジタル専用線(SD−I)3の障害が復旧したこと
306を認識すると、図2に示したオンライン回線自動
接続のプログラムを起動し自動接続シーケンスを開始す
る。
【0029】図4は、図1に示されるネットワークにお
いて、オンライン回線自動接続中に、ISDNライン回
路(ILC)15とターミナルアダプタ(TA1)4と
の間bで障害が発生した場合に、発信側構内電話交換機
(PBX1)1が障害の発生を認識した際の一連の動作
シーケンスを示している。
【0030】発信側構内電話交換機(PBX1)1のI
SDNライン回路(ILC)15がレイヤ2が消滅した
ことを検出して、ISDNライン回路(ILC)15と
ターミナルアダプタ(TA1)4との間bで障害が発生
したこと401を認識すると、着信側構内電話交換機
(PBX2)1´へ「解放」メッセージ402を送出
し、着信側構内電話交換機(PBX2)1´は、ターミ
ナルアダプタ(TA2)4´へ「解放」メッセージ40
3を送出して着信側データ端末装置(DTE2)5´を
解放する。ここでトランク回路(IPV)16は、送信
したDチャネル情報をSD−I回線3上のDチャネルに
展開する機能とSD−I回線3上から受信したDチャネ
ル情報を取り組み、中央制御装置(CPU)12へ通知
する機能を備えている。着信側データ端末装置(DTE
2)5´が解放されると、「解放完了」メッセージ40
4が着信側端末装置1´へ送出され、発信側構内電話交
換機(PBX1)1へ「解放完了」メッセージ405が
転送される。
【0031】ISDNライン回路(ILC)15が障害
の復旧406を検出すると、発信側構内電話交換機(P
BX1)1は、ターミナルアダプタ(TA1)4へ「解
放メッセージ407を送出し、発信側データ端末装置
DTE1)5を解放する。発信側データ端末装置(
TE1)5が解放されると、ターミナルアダプタ(TA
1)4は「解放完了」メッセージ408を発信側構内電
話交換機(PBX1)1へ向けて送出する。両側の「解
放完了」メッセージ405,408を受けた発信側構内
電話交換機(PBX1)1は、図2に示したオンライン
回線自動接続のプログラムを起動し自動接続シーケンス
を開始する。
【0032】図5は、オンライン回線自動接続中に、発
信側データ端末装置(DTE1)5とターミナルアダプ
タ(TA1)4間のcで障害が発生した場合の解放シー
ケンス動作を示す。c点で障害が発生したこと501を
ターミナルアダプタ(TA1)4が検出すると、発信側
構内電話交換機(PBX1)1へ向けて「切断」メッセ
ージ502を送出する。発信側構内電話交換機(PBX
1)1は、「切断」メッセージ502を受信すると、タ
ーミナルアダプタ(TA1)4と着信側構内電話交換機
(PBX2)1´へ向けて、「解放」メッセージ503
を送出し解放の起動を行う。発信側ターミナルアダプタ
(TA1)4は、このメッセージに従って、発信側デー
タ端末装置(DTE1)5を解放する。発信側ターミナ
ルアダプタ(TA1)4は、発信側データ端末装置(D
TE1)5の解放が完了すると「解放完了」メッセージ
504を発信側構内電話交換機(PBX1)1へ向けて
送出する。一方、「解放メッセージ503を受信した
着信側構内電話交換機(PBX2)1´は、着信側ター
ミナルアダプタ(TA2)4´へ「解放」メッセージ5
05を送出し、着信側ターミナルアダプタ(TA2)4
´は着信側データ端末装置(DTE2)5´を解放す
る。着信側ターミナルアダプタ(TA2)4´は、着信
側データ端末装置(DTE2)5´の解放が完了すると
「解放完了」メッセージ506を着信側構内電話交換機
(PBX2)1´へ向けて送出し、着信側構内電話交換
機(PBX2)1´は「解放完了」メッセージ507を
発信側構内電話交換機(PBX1)1へ向けて送出す
る。cにおける障害の発生501は、発信側構内電話交
換機(PBX1)1では監視できないので障害が復旧し
たのかどうか識別することができないので、そのまま図
2に示すオンライン回線へ自動発信を初め、接続される
(復旧する)までリトライを繰り返す。このリトライの
詳細は、図10を用いて後に説明する。
【0033】図8は、記憶装置14に格納されるオンラ
イン回線自動接続リトライ制御データを示している。オ
ンライン回線自動接続リトライ制御データは、図7に示
したオンライン回線自動接続リトライ管理データで管理
しているリトライ回数データ71をリトライ回数ごとに
加算して、リトライ回数1回ごとに変化する制御データ
である。接続開始タイミング81は、リトライ中かリト
ライ中以外かを識別し、リトライカウンタ82は、現在
何回目のリトライかを認識するカウンタである。リトラ
イタイマ83は、自動接続開始タイミング72とリトラ
イ周期時間73をリトライ1回ごとに加算したものであ
る。
【0034】図9は、障害情報管理データを示してい
る。障害情報管理データは、構内電話交換機で発生した
すべての障害を記録する管理データであり、その中に本
発明に係るオンライン回線上の障害をオンライン回線障
害として、障害発生カウンタ91、障害発生データ端末
番号92、障害発生月日93、障害発生時分94を記録
するものである。
【0035】図10は、図2〜図5のシーケンス図に記
載されている自動発信制御処理を示すフローチャートで
ある。発信側構内電話交換機(PBX)内では、100
0ms周期で図10に示すオンライン回線自動発信処理
を起動し、これを実行する(S1)。まず、各構内自動
交換機に予め登録してあるシステムデータを読み出し、
これをチェックする(S2)。次に、その読み出したシ
ステムデータに基づいて、オンライン回線自動接続サー
ビスの有無を判定する(S3)。即ち、オンライン回線
自動接続サービスの登録“無し”であるとき(例えば、
構内電話交換機を従属装置と設定しているとき)は、こ
の処理を終了する。一方、オンライン回線自動接続サー
ビス“有り”に登録してあるときは、オンライン回線自
動接続番号管理データをサーチして(S4)、自動起動
させる端末であることが登録されているかを判定する
(S5)。ステップS3、ステップS5の登録判定でオ
ンライン回線自動接続サービスの登録“無し”のとき
は、構内電話交換機(PBX1)1は自動発信制御を行
わずプログラムは終了し、データ端末は起動しない。
【0036】ステップS5で自動発信起動させる端末で
あるときは、オンライン回線自動接続リトライ制御デー
タ(図8)のリトライカウンタ82を参照して最初の自
動発信であるか2回目以降の自動発信であるかを判定し
(S6)、最初の自動発信であれば接続開始タイミング
81(タイミング中以外・タイミング中)を“タイミン
グ中”にセットし、オンライン回線自動接続リトライ管
理データ(図7)の自動接続開始タイミング72をその
ままオンライン回線自動接続リトライ制御データ(図
8)のリトライカウンタ82に設定した(S7)後、図
2に示すメッセージの送信を行って発呼処理(S9)を
行なう。ステップS6で2回目以降の自動発信であると
判断されたときには、オンライン回線自動接続リトライ
管理データ(図7)の自動接続開始タイミング72+リ
トライ周期時間73をオンライン回線自動接続リトライ
制御データ(図8)のリトライカウンタ82に設定した
(S7)後、発呼処理(S9)を行なう。この発呼に対
して発信側データ端末装置(DTE1)5および着信側
データ端末装置(DTE2)5´からの応答があるか否
かを判定する(S10)。両方からの応答が有るときに
は、同期を確立させるために位相を合わすタイミングを
とった(図2、216)後、「応答確認」メッセージ
(図2、217)を送出し(S11)、オンライン回線
が確立して通信中に移行し(S12)、自動発信処理を
終了する。
【0037】ステップS10において、両方からの応答
がないときには、オンライン回線自動接続リトライ制御
データ(図8)のリトライカウンタ82の値を更新し
(S13)、このリトライカウンタ82の値を障害情報
を発生する値(基準値)と比較し(S14)、この値に
達しないときには、あらかじめ登録されているオンライ
ン回線自動接続番号管理データ(図6)で管理されてい
る自局端末、他局端末の情報を「呼設定」メッセージと
して送信するフォーマットに編集し、再度自動発信制御
を起動する(S1)。ステップS14で、リトライカウ
ンタ82の値が基準値に等しいか超えたときは外部表示
ランプ(LED)18を点灯させて障害の発生を外部に
知らせる(S15)。このとき、また保守センタ21に
図示を省略した外部入出力装置が接続されていれば、保
守センタ21へ障害情報を通知する。このように、オン
ライン回線上の障害が復旧した後もリトライしてもオン
ライン回線がつながらない要因として、一度通信状態に
なるとデータ端末自体の操作によってのみ切断すること
ができないような端末に対して、構内電話交換機が解放
を行っても解放されない場合が挙げられる。
【0038】以上のように、障害発生時に中断されたオ
ンライン回線を障害復旧時にデータ端末装置からの発呼
によらず発信側構内電話交換機(PBX1)が自動的に
接続をするので、データ端末装置間の通信を人間が介在
することなく自動的に通信状態に移行することが可能と
なる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明は、常時オンライ
ン回線として接続されたデータ端末装置間に障害が発生
したときに、構内電話交換機が自動発信制御を行うよう
にしたので、各種障害によって通信が切断されても障害
復旧後に、自動的に通信状態に復帰させることができる
ので、オンライン回線の復旧に関して人間が介在する必
要がなくなり、データ端末装置間を結ぶオンライン回線
の信頼性を高めることができる。
【0040】また、障害情報を参照することによって通
信が切断された原因を早急に追及できるので、オンライ
ン回線復旧への手助けともなる。
【0041】なお、本発明において、システム(構内電
話交換機)に複数の端末が接続された場合であっても構
内電話交換機が交換機能を備えているので、複雑なネッ
トワーク構成にも対応することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオンライン回線ネットワークの構
成を示すブロック図。
【図2】本発明に係るISDNメッセージの送受信を示
す動作シーケンス図。
【図3】本発明に係るオンライン回線ネットワークにお
いて、オンライン回線自動接続中に、SD−I中で障害
が発生した場合の動作シーケンス図。
【図4】本発明に係るオンライン回線ネットワークにお
いて、オンライン回線自動接続中に、端末側(構内電話
交換機−ターミナルアダプタ間)で障害が発生した場合
の動作シーケンス図。
【図5】本発明に係るオンライン回線ネットワークにお
いて、オンライン回線自動接続中に、端末側(ターミナ
ルアダプタ−データ端末間)で障害が発生した場合の動
作シーケンス図。
【図6】本発明におけるメモリに格納されるオンライン
回線自動接続番号管理データの構成を示す図。
【図7】本発明におけるメモリに格納されるオンライン
回線自動接続リトライ管理データの構成を示す図。
【図8】本発明におけるメモリに格納されるオンライン
回線自動接続リトライ制御データの構成を示す図。
【図9】本発明におけるメモリに格納される接続失敗時
の障害を記録する障害管理データの構成を示す図。
【図10】本発明に係る構内電話交換機が制御するオン
ライン回線自動発信の手順を示すフローチャート。
【図11】本発明に係る「呼設定」メッセージの情報要
素の内容図表。
【符号の説明】
1,1´ 構内電話交換機(PBX) 3 ISDNディジタル専用線(SD−I) 4,4´ ターミナルアダプタ(TA) 5,5´ データ端末装置(DTE) 10 通話路スイッチ(TSW) 12 中央制御装置(CPU) 13 中央制御バス 14 記憶装置(MEM) 15 ISDNライン回路(ILC) 16 ISDNトランク回路(IPV) 17 入出力制御回路(IOC) 18 外部表示ランプ(LED) 19 リモート保守回路(RMT) 20 外部入出力装置(MP) 21 保守センタ
フロントページの続き (72)発明者 長尾 治 福島県郡山市字船場向94番地 株式会社 日立テレコムテクノロジー内 (72)発明者 大内 亮 福島県郡山市字船場向94番地 株式会社 日立テレコムテクノロジー内 (56)参考文献 特開 昭63−104560(JP,A) 特開 昭62−213457(JP,A) 特開 平5−22349(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 3/58 106 H04M 3/00 H04Q 1/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ端末装置を収容する構内電話交換
    機を少なくとも2台設け、両者の間を通信回線で接続
    し、それぞれの構内電話交換機に収容されたデータ端末
    装置間を常時オンラインとする通信システムのオンライ
    ン回線自動接続方式において、 少なくとも1つの構内電話交換機に、常時オンラインに
    しておくデータ端末装置の内線番号を含む自動接続管理
    データを予め登録しておき、 当該構内電話交換機が、 対向するデータ端末装置をオンライン接続するときに、
    前記自動接続管理データを参照して対向するデータ端末
    装置間の接続に必要なメッセージを作成し、それぞれの
    データ端末装置に対して自動発信制御を行い、 常時オンライン接続しておくデータ端末装置間の自動接
    続を行うようにしたオンライン回線自動接続方式。
  2. 【請求項2】 データ端末装置を収容する構内電話交換
    機を少なくとも2台設け、両者の間を通信回線で接続
    し、それぞれの構内電話交換機に収容されたデータ端末
    装置間を常時オンラインとする通信システムのオンライ
    ン回線自動接続方式において、 少なくとも1つの構内電話交換機に、常時オンラインに
    しておくデータ端末装置の内線番号を含む自動接続管理
    データを予め登録しておき、 当該構内電話交換機が、構内電話交換機間の通信回線ま
    たは構内電話交換機とデータ端末装置間の経路に障害発
    生を検出したときに、 障害が発生した経路を開放し、 前記自動接続管理データを参照してデータ端末装置間の
    接続に必要なメッセージを作成し、それぞれのデータ端
    末装置に対して所定の時間間隔で自動発信制御を行い、
    データ端末装置間の通信を復旧させるようにしたオンラ
    イン回線自動接続方式。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のオンライン回線自動接
    続方式において、 前記構内電話交換機が、所定の時間間隔で所定の回数自
    動発信制御行っても オンライン回線の自動接続が実行で
    きない場合、構内電話交換機に備えつけられている外部
    表示ランプを点燈させて障害の発生を報知するととも
    に、ネットワークを管理している保守センターへ障害の
    発生を通知するようにしたオンライン回線自動接続方
    式。
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