JP4101345B2 - 文字認識装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、入力された文字を認識する文字認識装置に関するものであり、特に筆記情報に加えて文字属性情報を併用して文字の認識を行う文字認識装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術1.
図28は、例えば特開平5−20300号公報(文書処理装置)に示された、従来の文字認識装置の構成を示すブロック図である。この文字認識装置は、文字の文字属性情報を用いて文字認識をするもので、名刺を読み取る場合に、裏面に英語表記が存在すれば、その情報を併用して読み取りを行うものである。
【0003】
図において、1は名刺の表面イメージと裏面イメージとを読み取る読取手段であり、2はこの読取手段1で読み取った表面イメージと裏面イメージとに基づいて、名刺の表面文字と裏面文字とを認識する認識手段である。3はこの認識手段2によって認識された裏面文字が英語表記であるか否かを判定する判定手段であり、4はこの判定手段3によって英語表記であると判定されたときに、表面文字と裏面文字とを、住所/氏名/電話番号等の各住所録データに分割する分割手段である。5はこの分割手段4によって分割した表面文字と裏面文字の各住所録データをそれぞれ比較し、表面文字の表記と一致する裏面文字の表記を選択する選択手段であり、6はこの選択手段5によって選択された裏面文字の表記に基づいて、その表記に対応する振り仮名を生成する生成手段である。7はこの生成手段6によって生成された振り仮名を、その振り仮名に対応する表面文字の表記に関連付けて記憶する記憶手段である。
【0004】
次に動作について説明する。
まず、読取手段1によって、名刺の表面イメージと裏面イメージとが読み取られる。読み取られたイメージは、認識手段2により、表面文字および裏面文字として認識され、判定手段3は、その裏面文字が英語表記であるか否かの判定を行う。判定の結果、英語表記であれば、分割手段4は、その表面文字と裏面文字とを住所/氏名/電話番号などの各住所録データに分割する。選択手段5は、その分割された表面文字と裏面文字の各住所録データをそれぞれ比較して、表面文字の表記と一致する裏面文字の表記を選択する。ここで、表面文字の認識結果の表記と裏面文字の表記が一致しない場合には、選択手段5は、表面文字の認識の際に記憶している次候補以降のものとの比較を行い、最も一致するものを選択する。その後、生成手段6は、その選択された裏面文字の表記に基づいて、その表記に対応する振り仮名を生成し、生成した振り仮名を、その振り仮名に対応する表面文字の表記に関連付けて記憶手段7に格納する。
【0005】
従来の技術2.
また、図29は、例えば特公平3−19589号公報(光学的文字読取装置)に示された、従来の文字認識装置の構成を示すブロック図である。この文字認識装置も、文字の文字属性情報を用いて文字認識をするものであり、漢字部分の認識結果および振り仮名部分の認識結果に対して、単語情報を用いて精度を向上させるようにしたものである。
【0006】
図において、11は帳票上を走査してその帳票に記録された漢字および振り仮名用仮名文字のそれぞれを光電変換し、各量子化パターン(2値化信号からなる文字パターン)を出力する走査部である。12はこの走査部11から送られる量子化パターンに基づいて、帳票上の漢字および振り仮名用仮名文字の認識処理を文字単位で行う文字認識部である。13はあらかじめ漢字および片仮名文字のそれぞれについて単語単位の認識用テーブル(辞書)を記憶し、文字認識部12から出力される漢字および片仮名文字の各認識結果(文字単位)に基づいて、それぞれの文字からなる各単語を認識する単語認識部である。14はこの単語認識部13から出力される漢字および片仮名文字の各単語単位の認識結果を照合し、その照合結果において各単語単位の認識結果が相互に対応する場合に、その各認識結果を最終的な答えとして出力する制御部である。なお、この制御部14は、走査部11、文字認識部12および単語認識部13の各動作を制御する。
【0007】
次に動作について説明する。
ここで、図30は入力される帳票の一例を示す説明図であり、この帳票には、図示のように漢字15が記録される漢字領域15aと、当該漢字15の振り仮名用の片仮名文字(以下カタカナという)16が記録される振り仮名領域16aとが設けられている。まず走査部11によって、この図30に示す帳票が走査され、その帳票上の漢字領域15aに記録された漢字15と、振り仮名領域16aに記録されたカタカナ16が、それぞれ量子化パターンに変換されて文字認識部12に送られる。文字認識部12では、この走査部11からの各量子化パターンに基づいて漢字15およびカタカナ16に対する文字単位の認識処理を行う。
【0008】
図31はこの文字認識部12の認識結果を示す説明図であり、図中の、17はカタカナ16の認識結果、18は漢字15の認識結果をそれぞれ示している。ここで、カタカナ16の認識結果17では、その1番目の文字と2番目の文字はそれぞれ「サ」と「カ」の1つの候補に絞られているが、3番目の文字に「イ」および「ク」の2文字の候補が存在している。同様に、漢字15の認識結果18では、2番目の文字は「井」1つの候補に絞られているが、1番目の文字に「板」および「坂」の2文字の候補が存在している。
【0009】
このようにして文字認識部12で認識された文字単位の各認識結果は、順次単語認識部13に送られる。単語認識部13はまず、受け取った文字単位の各認識結果(通常各文字について複数の候補文字が存在する)を基に、それらを組み合わせて単語候補を作成する。すなわち、カタカナ16の認識結果17からは「サカイ」および「サカク」の2つの単語候補が作成され、漢字15の認識結果18からは「板井」および「坂井」の2つの単語候補が作成される。次に単語認識部13は、このようにして作成した各単語候補が単語単位の認識用テーブルに存在するか否かをチェックし、存在する単語候補を単語認識部13の認識結果として出力する。
【0010】
図32は単語認識部13が用いる単語単位の認識用テーブルの内容の一例を示す説明図であり、この単語単位の認識用テーブルは、カタカナフィールド19と漢字表記フィールド20とに分かれている。単語認識部13は、各単語候補がこの単語単位の認識用テーブルに存在するか否かをチェックする。すなわち、カタカナ単語をカタカナフィールド19中の単語と、漢字単語を漢字表記フィールド20中の単語とそれぞれ比較する。この例では、カタカナフィールド19中の「サカイ」と、漢字表記フィールド20中の「坂井」および「板井」が、単語候補として制御部14に出力される。
【0011】
制御部14は、この単語認識部13から認識結果として送られてくる単語候補の照合を行い、図32に示した単語単位の認識用テーブルの同一行に存在している単語候補のみを最終的な答えとして出力する。この例では、カタカナフィールド19中の「サカイ」と同一行の漢字表記フィールド20中では、対応する単語は「坂井」のみなので、それが最終的な答えとして出力される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術1および従来の技術2に示された、文字属性情報を利用して文字認識を行う文字認識装置は以上のように構成されているので、名刺に印刷された文字や帳票上に筆記された文字は、読取手段1や走査部11によって、その文字属性情報(振り仮名)とともに読み取られているため、文字情報のみで正しく認識できる場合でも、文字属性情報を入力する必要があり、逆に、文字属性情報を入力しない場合には、文字情報のみで正しく認識できない場合の改善が全くできなくなるという課題があった。
【0013】
また、従来の技術1および従来の技術2による文字認識装置は、文字属性情報についても認識処理するものであるため、文字属性情報を正しく認識できなかった場合には、文字情報が正しく認識できた場合でも認識結果が得られないといった課題があった。
【0014】
また、従来の技術2による文字認識装置は、文字属性情報を手書きで筆記するものであり、その際、漢字およびその振り仮名の両方を筆記する必要があるため、筆記量が増加し、筆記者に与える負荷が増大するという課題があった。
【0015】
また、従来の技術2による文字認識装置は、単語情報を利用しており、単語を構成する文字およびその振り仮名を全て筆記する必要があり、筆記しない場合には単語情報を利用できず、単語認識ができなくなるという課題があった。
【0016】
また、従来の技術1および従来の技術2の文字認識装置はともに、タブレット等にペンで文字を筆記してリアルタイムに認識を行う、オンラインの文字認識装置に適用する場合、当該オンラインの文字認識装置には物理キーボードが存在しない場合が多いので、文字属性情報を入力する負荷がより一層増加するという課題があった。
【0017】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、物理キーボードが存在しないオンラインの文字認識装置においても、容易に文字属性情報を利用できる文字認識装置を得ることを目的とする。
【0018】
また、この発明は、文字認識を行った後に、文字認識結果が正しくなかった場合にのみ文字属性情報を入力することで、文字認識結果を改善することができる文字認識装置を得ることを目的とする。
【0019】
また、この発明は、文字属性情報を利用して、文字認識処理の計算量を軽減するとともに、文字認識の精度を向上させることができる文字認識装置を得ることを目的とする。
【0020】
また、この発明は、単語を構成する文字を部分的に筆記し、部分的な情報から単語候補を出力する場合に、文字属性情報を用いて単語候補数を削減できる文字認識装置を得ることを目的とする。
【0021】
また、この発明は、単語を筆記して単語認識を行った後、単語認識結果が正しくない場合にのみ文字属性情報を入力することによって、単語認識結果を改善することができる文字認識装置を得ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る文字認識装置は、文字の筆記情報の入力が行われる入力手段と、前記入力手段が出力する筆記情報を基に文字を認識して、その識別結果を出力する認識手段と、前記認識手段より出力される認識結果を記憶する認識結果記憶手段と、前記認識結果記憶手段に記憶された認識結果を表示する認識結果表示手段と、文字の文字属性情報を格納した文字属性辞書と、前記文字属性情報を表示する文字属性表示手段と、前記文字属性表示手段に表示された文字属性情報を選択するための選択入力手段と、前記選択入力手段を用いて選択入力された文字属性情報を基に、前記認識結果記憶手段に記憶された認識結果の中から、前記認識結果表示手段に表示する認識結果を絞り込む認識結果絞込手段と、前記認識手段による単語の部分的な認識結果を基に単語を連想して、単語連想結果を出力する単語連想手段と、前記単語連想手段より出力される単語連想結果を記憶する単語連想結果記憶手段と、前記単語連想結果記憶手段に記憶された単語連想結果を表示する単語連想結果表示手段と、前記選択入力手段を用いて選択入力された、単語を構成する文字の文字属性情報を基に、前記単語連想結果記憶手段に記憶された単語連想結果の中から、前記単語連想結果表示手段に表示する単語連想結果の絞り込みを行う単語連想結果絞込手段とを備えるようにしたものである。
【0023】
この発明に係る文字認識装置は、認識結果記憶手段に記憶された認識結果の各文字に対する文字属性辞書中の文字属性情報を基に、文字属性表示手段に表示する文字属性情報の選択肢及び選択肢中の選択候補の数が所定値以下でその平均及び分散の値が最小となるように絞り込みを行う文字属性情報絞込手段を設けたものである。
【0024】
この発明に係る文字認識装置は、文字属性情報絞込手段が、選択入力手段により選択される際の文字属性情報の優先順位に基づいて、認識結果記憶手段に記憶された認識結果に対する複数の文字属性情報の中から最適な文字属性情報を選択するようにしたものである。
【0025】
この発明に係る文字認識装置は、文字の筆記情報の入力が行われる入力手段と、文字の文字属性情報を格納した文字属性辞書と、前記文字属性情報を表示する文字属性表示手段と、前記文字属性表示手段に表示された文字属性情報を選択するための選択入力手段と、前記選択入力手段を用いて選択入力された文字属性情報を基に、認識対象の文字を絞り込む認識対象絞込手段と、前記入力手段より得られた筆記情報、および前記認識対象絞込手段によって絞り込まれた認識対象文字情報を基に文字を認識して、その識別結果を出力する認識手段と、前記認識手段から出力される認識結果を表示する認識結果表示手段と、前記認識手段による単語の部分的な認識結果を基に単語を連想して、単語連想結果を出力する単語連想手段と、前記単語連想手段より出力される単語連想結果を記憶する単語連想結果記憶手段と、前記単語連想結果記憶手段に記憶された単語連想結果を表示する単語連想結果表示手段と、前記選択入力手段を用いて選択入力された、単語を構成する文字の文字属性情報を基に、前記単語連想結果記憶手段に記憶された単語連想結果の中から、前記単語連想結果表示手段に表示する単語連想結果の絞り込みを行う単語連想結果絞込手段とを備えるようにしたものである。
【0026】
この発明に係る文字認識装置は、文字属性情報として、文字の母音情報を用いるようにしたものである。
【0028】
この発明に係る文字認識装置は、単語連想結果記憶手段に記憶された単語連想結果の文字の文字属性情報を基に、文字属性表示手段に表示する文字属性情報の選択肢及び選択肢中の選択候補の数が所定値以下でその平均及び分散の値が最小となるように絞り込みを行う単語属性情報絞込手段を設けたものである。
【0029】
この発明に係る文字認識装置は、単語属性情報絞込手段が、選択入力手段により選択される際の文字属性情報の優先順位に基づいて、単語連想結果記憶手段に記憶された単語連想結果の文字の複数の文字属性情報から最適な文字属性情報を選択するものである。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による文字認識装置の構成を示す図であり、図において、21はタブレットあるいはスキャナ等の筆記情報を入力するための入力手段であり、22はこの入力手段21が出力する筆記情報を基に文字を認識し、認識結果を出力する認識手段である。23はこの認識手段22が出力する認識結果を記憶する認識結果記憶手段であり、24はこの認識結果記憶手段23中の認識結果を表示する認識結果表示手段である。25は文字の読み、画数、部首情報等の文字属性情報を格納した文字属性辞書であり、26はその文字属性情報を表示する文字属性表示手段である。27はこの文字属性表示手段26に表示された文字属性情報を選択する選択入力手段であり、28はこの選択入力手段27を用いて選択入力された文字属性情報を基に、認識結果記憶手段23に記憶された認識結果の中から、認識結果表示手段24に表示する認識結果を絞り込む認識結果絞込手段である。29はこれら入力手段21、認識手段22、認識結果記憶手段23、認識結果表示手段24、文字属性辞書25、文字属性表示手段26、選択入力手段27、および認識結果絞込手段28を制御する制御手段である。
【0031】
次に動作について説明する。
ここで、図2は、この実施の形態1における、制御手段29による1文字分の処理の流れを示すフローチャートである。制御手段29はまず、ステップST10において入力手段21に指示して、入力手段21に筆記された入力パターンを入手する。図3にこの入力手段21に筆記された入力パターンの一例を示す。なお、図中の30が、この入力手段21に筆記された入力パターンであり、図示の例では、中国語文字「中」を筆記している。また、24aはこの筆記された入力パターン30を認識した認識結果が表示される、認識結果表示手段24の表示枠である。
【0032】
次にステップST11に進み、制御手段29は入力手段21に対して、入手した筆記情報を認識手段22に出力させ、さらに認識手段22に当該筆記情報の認識を指示する。認識手段22は、与えられた筆記情報から文字を認識し、認識結果を認識結果記憶手段23に送る。
【0033】
認識手段22からの認識結果を受け取った認識結果記憶手段23は、ステップST12において、それらを確度の高いものから順に認識結果記憶手段23に記憶する。認識結果を4つ受け取った場合の認識結果記憶手段23の記憶内容の一例を図4に示す。なお、図中の31は、認識結果の候補文字とその順位であり、図示の例では、
の4つの認識結果が、それぞれ第1位から第4位までの順位が与えられて、認識結果記憶手段23に格納されている。
【0034】
次に、ステップST13において、認識結果表示手段24は認識結果記憶手段23に記憶されている認識結果中の、第1位の文字「巾」を読み出して認識結果表示手段24の表示枠24aに表示する。図5にその認識結果表示手段24の表示例を示す。なお、図中の32が認識結果表示手段24の表示枠24aに表示された、第1位の順位を持つ認識結果の文字「巾」である。
【0035】
次に、文字属性表示手段26はステップST14において、文字属性情報を選択するために必要な情報の表示を行う。この文字属性表示手段26に表示された文字属性情報を図6に示す。この例では、中国語文字の5種類の母音情報をピンイン表記(中国語の発音表記を英字で表す方法、主に中国大陸で使われている)で表示している。図中の26aが、この文字属性表示手段26に表示される、文字属性情報としての中国語文字のピンイン表記における5種類の母音情報を示している。全ての中国語文字はピンインで表記した場合に、これらの5種類の母音「a,i,u,e,o」のいずれかを必ず含んでいる。
【0036】
次に、ステップST15に進み、選択入力手段27で文字属性情報が入力されたか否かをチェックする。その結果、文字属性情報が入力されていなければ、認識結果が正しいとして、この1文字の認識処理を終了する。一方、選択入力手段27で文字属性情報が入力された場合にはステップST16に分岐する。
【0037】
この場合、第1位の順位を持つ認識結果が文字「巾」であって、認識結果が正しくないので、選択入力手段27で正しい文字の文字属性情報、すなわちピンインの母音情報が入力される。図7に、その選択入力手段27で選択入力された正解文字の文字属性情報を示す。図中の33は当該選択入力された正解文字の文字属性情報であり、網掛けを施して示している。なお、図示の例では、5種類の母音情報26aのうちの、入力したい文字「中」のピンイン表記「zhong」における母音情報「o」が選択入力されている。
【0038】
従って、処理はステップST15からステップST16に進み、認識結果絞込手段28はまず、文字属性辞書25を検索して認識結果記憶手段23に記憶されている認識結果文字の文字属性情報を抽出し、それを新たな認識結果として記憶する。ここで、図8に認識結果文字の文字属性情報を抽出した後の認識結果記憶手段23の内容を示す。図中の34が、抽出されたピンイン情報である。この図8に示すように、認識結果絞込手段28が認識結果記憶手段23に記憶されている認識結果文字について、その文字属性情報(ピンイン表記)34が抽出されている。なお、大部分の中国語文字は、文字の発音が1つに決まっている。
【0039】
認識結果絞込手段28はさらに、このステップST16において、認識結果文字の文字属性情報を抽出した後の認識結果記憶手段23の内容に基づいて、選択入力手段27で選択入力された文字属性情報を有する文字を絞り込み、それを新たな認識結果として認識結果記憶手段23に記憶する。図9に、この認識結果絞込手段28が文字属性情報により認識結果を絞り込んだ後の認識結果記憶手段23の内容を示しており、図中の35が、その絞り込まれた認識結果である。すなわち、選択入力手段27で選択入力された文字属性情報「o」を用いて、認識結果記憶手段23の内容を絞り込んだ結果、図8に示した「o」をピンイン中に含まない第1位から第3位までの文字は削除され、認識結果35として、ピンイン表記された母音情報「o」を持つ文字「中」(zhong)のみが残る。
【0040】
次にステップST17に進み、認識結果表示手段24はこの認識結果絞込手段28で絞り込まれた認識結果記憶手段23の文字のうち、第1位の文字を新たな認識結果として、認識結果表示手段24の表示枠24aに表示する。この認識結果表示手段24の表示枠24aに表示された、新たな認識結果を図10に示す。図中の36が、その認識結果であり、図示の例では、認識結果36として正解文字「中」が表示される。これによって正しい認識結果が得られる。
【0041】
なお、この実施の形態1では、認識結果表示手段24の表示枠24aに表示する認識結果32を、認識結果記憶手段23に記憶されている第1位の文字のみとしたが、複数の候補文字を同時に表示するようにしてもよい。
【0042】
また、この実施の形態1では、認識結果表示手段24に認識結果を表示した後に、文字属性表示手段26に文字属性情報の表示を行っているが、文字属性表示手段26に表示する内容は認識結果に依存しないので、この文字属性情報の表示は、選択入力手段27で文字属性情報を選択入力する以前であればいつ行ってもよい。
【0043】
また、この実施の形態1では、文字属性表示手段26に表示する内容を、中国語文字の母音情報にしたが、文字の読み、画数、部首情報等の別の文字属性情報を用いてもよい。
【0044】
また、この実施の形態1では、認識結果絞込手段28は、選択入力手段27を用いて選択入力された文字属性情報を基に、認識結果記憶手段23中の文字属性情報が一致しない認識結果を削除しているが、それらを削除せずに認識結果記憶手段23中にそのまま残しておき、それを認識結果として選択しないようにしてもよい。
【0045】
以上のように、この実施の形態1によれば、容易に入力可能な文字属性情報を表示することができ、また文字属性情報が選択入力された場合に、その文字属性情報を用いて認識結果を絞り込むようにしているので、乱雑に筆記され、文字認識精度が十分でない場合でも、正解文字の入力が容易になる効果がある。
【0046】
また、この実施の形態1によれば、文字認識結果が誤っている場合でも、同一文字の筆記情報を再度入力する必要がなくなるため、筆記者の筆記に関する負荷を軽減でき、特に、認識結果の候補文字(通常は10個程度)に正解文字が含まれていない場合でも、文字を再筆記せずに入力することが可能となり、筆記者の負荷を軽減することができる効果がある。
【0047】
また、この実施の形態1によれば、文字を認識した後に、その認識結果が誤っている場合にのみ文字属性情報を入力すれば、文字の認識結果を改善することができ、文字属性情報の入力の負荷を軽減することができる効果がある。
【0048】
また、この実施の形態1によれば、選択入力する文字属性情報を、中国語の母音情報(5種類)にしているので、物理キーボードを有しない携帯情報端末等でも容易に選択入力が可能となり、文字属性情報の入力の負荷を軽減することができる効果がある。
【0049】
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2を図11〜図15を用いて説明する。図11はこの発明の実施の形態2による文字認識装置の構成を示すブロック図であり、図11中、図1に示した実施の形態1と同一または相当部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図において、40は認識手段22にて認識され、認識結果記憶手段23に記憶された認識結果に応じて、文字属性表示手段26に表示する文字属性情報を絞り込む文字属性情報絞込手段である。なお、この実施の形態2による文字認識装置は、この文字属性情報絞込手段40を備えている点で、実施の形態1のそれとは異なっている。
【0050】
次に動作について説明する。
ここで、図12は、この実施の形態2における、制御手段29による1文字分の処理の流れを示すフローチャートである。制御手段29は、ステップST20〜ステップST23において、実施の形態1におけるステップST10〜ステップST13と同様に、入力手段21での筆記情報の入力、認識手段22での文字認識、認識結果記憶手段23への認識結果の記憶、認識結果表示手段24への認識結果の表示の処理を行う。
【0051】
次にステップST24に進み、制御手段29は、認識結果記憶手段23に記憶された認識結果を文字属性情報絞込手段40に送る。文字属性情報絞込手段40は、認識結果の各文字に対する文字属性辞書25中の文字属性情報を基に、受け取った認識結果を解析し、選択肢がk個以下、選択肢中の候補がj個以下に収まる範囲で、各選択肢中の候補数の平均、分散が最も小さくなるように分類できる文字属性情報を選択する。
【0052】
この文字属性情報絞込手段40にて分類に使用する文字属性情報の一例を図13に示す。図中、41は中国語文字の発音を英字で表現したピンイン表記における母音情報であり、42はそのピンイン表記における先頭文字情報、43はピンイン表記における文字数情報である。44は中国語における四声情報(4種類+軽声の5種類)であり、45は文字の総画数情報、46は文字の部首情報、47は部首の画数情報である。48は中国語の入力方法の1つである五筆入力における先頭ストロークの形状を示す番号情報である。なお、これらの情報には、選択される際の優先度に従って、1〜8の優先順位が設定されている。
【0053】
また、認識結果記憶手段23に記憶された認識結果について、文字属性情報絞込手段40が抽出した文字属性情報の一例を図14に示す。この図14には、第1位から第4位の順位で認識結果記憶手段23に記憶された、
の4つの認識結果について、ピンイン表記の母音情報、先頭文字および文字数情報と、四声情報と、文字の総画数情報、部首情報、部首の画数情報と、五筆入力における先頭ストローク形状の具体例が示されている。
【0054】
ここで、この文字属性情報絞込手段40による絞り込みで、複数の文字属性情報が残る場合には、図13中の優先順位が上位の文字属性情報を選択する。この実施の形態2ではk=5、j=1として絞り込みを行うと、図14の結果より、ピンイン表記の先頭文字情報とピンイン表記における文字数情報が、平均候補数1、分散0となるが、ピンイン表記の先頭文字情報の優先順位がピンイン表記における文字数情報のそれよりも高いので、文字属性情報絞込手段40はピンイン表記の先頭文字情報を選択する。このようにして、文字属性情報絞込手段40は複数の文字属性情報中より最適なものを選択する。
【0055】
次にステップST25に進み、文字属性表示手段26は文字属性情報絞込手段40で絞り込まれた文字属性情報とその名称を、文字属性表示手段26の上に表示する。この文字属性表示手段26上への文字属性情報とその名称の表示例を図15に示す。図中、50は文字属性情報であり、51はその文字属性情報50の種類を示す名称である。図示の例では、文字属性表示手段26に表示された、文字属性情報50としてのピンイン表記の先頭文字情報「j,s,b,z」と、その名称51としての「先頭文字」が示されている。
【0056】
その後、ステップST26〜ステップST28において、実施の形態1におけるステップST15〜ステップST17と同様に、選択入力手段27による文字属性情報の入力有無のチェック、認識結果絞込手段28での認識結果の絞り込み、認識結果表示手段24への認識結果の表示変更の処理を行う。
【0057】
なお、この実施の形態2では、文字属性情報絞込手段40が使用する文字属性情報の優先順位を図13に示すような順序にしたが、筆記者が使用する文字属性情報およびその優先順位をあらかじめ指定し、その中から文字属性情報絞込手段40が選択するようにしてもよい。
【0058】
また、この実施の形態2では、文字属性表示手段26は文字属性情報絞込手段40で絞り込まれた文字属性情報について、文字属性情報とその名称の表示を行うものとしたが、文字属性情報のみを表示するようにしてもよい。
【0059】
以上のように、この実施の形態2によれば、認識結果に応じて有効な文字属性情報を選択できるようにしたので、文字の認識処理における計算量を削減することができ、文字認識精度の向上をはかることが可能になるとともに、文字属性情報入力の負荷を軽減することができ、正解文字選択の負荷も軽減可能になるなどの効果がある。
【0060】
また、この実施の形態2によれば、文字認識結果が誤っている場合でも、再度同一文字を筆記せずに入力が可能となるため、筆記者の筆記に関する負荷を軽減できる効果がある。
【0061】
また、この実施の形態2によれば、文字を認識した後に、その認識結果が誤っている場合のみ、文字属性情報を入力するようにしたので、文字属性情報入力の負荷が軽減することができる効果がある。
【0062】
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3を図16および図17を用いて説明する。図16はこの発明の実施の形態3による文字認識装置の構成を示すブロック図であり、図16中、図1に示した実施の形態1と同一または相当部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図において、60は選択入力手段27より選択入力された正解文字の文字属性情報を基に、認識対象文字を絞り込む認識対象絞込手段である。なお、この実施の形態3による文字認識装置は、認識結果記憶手段23と認識結果絞込手段28に代えて、この認識対象絞込手段60を備えている点で、実施の形態1のそれとは異なっている。
【0063】
次に動作について説明する。
ここで、図17は、この実施の形態3における、制御手段29による1文字分の処理の流れを示すフローチャートである。制御手段29は、ステップST30およびステップST31において、実施の形態1におけるステップST14、ステップST15と同様に、文字属性表示手段26による文字属性情報の表示、選択入力手段27による文字属性情報の入力有無のチェックを行う。なお、ここでは文字属性表示手段26に文字の母音情報が表示され、選択入力手段27から正解文字の母音情報「o」が選択入力されたものとする。
【0064】
従って、処理はステップST32に進み、制御手段29は、選択入力手段27で選択入力された文字属性情報(正解文字の母音情報「o」)を認識対象絞込手段60に送り、認識対象絞込手段60は送られてきた文字属性情報と一致する文字を、文字属性辞書25の中から認識対象文字として選択する。この実施の形態3においては、文字のピンイン表記中に母音「o」を含む文字を認識対象文字として選択する。
【0065】
その後、ステップST33において、実施の形態1のステップST10と同様に、入力手段21に筆記された文字の筆記情報を入力する。さらに、ステップST34に進み、制御手段29は実施の形態1のステップST11と同様に、入力手段21に入力された筆記情報と、認識対象絞込手段60によって絞り込まれた認識対象文字情報を認識手段22に送る。認識手段22は、筆記情報を基に文字を認識するが、認識対象文字の絞り込みは、認識対象絞込手段60からの認識対象文字情報を用いて行う。この実施の形態3では、認識結果の文字は全て、母音情報「o」を有する文字のみとなる。
【0066】
次に認識結果表示手段24は、ステップST35において、実施の形態1のステップST13と同様に、認識手段22から送られてくる認識結果を、認識結果表示手段24に表示する。
【0067】
なお、ステップST31にて、選択入力手段27で文字属性情報の入力がないと判定された場合は、直接ステップST33に分岐して、通常の文字属性情報を使用しない文字認識装置と同様の処理を行う。
【0068】
なお、この実施の形態3では、文字属性表示手段26に表示する内容を、中国語文字の母音情報にしたがい、文字の読み、画数、部首情報等の別の文字属性情報を用いてもよい。
【0069】
以上のように、この実施の形態3によれば、文字を筆記する前に、筆記する文字の文字属性情報を入力し、その情報を基に認識対象文字を絞り込むようにしたので、高速に認識ができるとともに、文字認識精度を向上させることができる効果がある。
【0070】
また、この実施の形態3によれば、文字属性情報を入力しない場合には、文字属性情報を用いない通常の文字認識処理を行うようにしたので、筆記者の文字属性情報の入力負荷が軽減できる効果がある。
【0071】
また、この実施の形態3によれば、選択入力する文字属性情報を、中国語の母音情報にしているので、物理キーボードを有しない携帯情報端末等でも容易に選択入力が可能となり、文字属性情報の入力の負荷を軽減することができる効果がある。
【0072】
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4を図18〜図27を用いて説明する。図18はこの発明の実施の形態4による文字認識装置の構成を示すブロック図であり、図18中、図1に示した実施の形態1と同一または相当部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図において、70は認識結果記憶手段23からの単語の部分的な認識結果情報を基に単語を連想し、単語連想結果を出力する単語連想手段であり、71はこの単語連想手段70より出力された単語連想結果を記憶する単語連想結果記憶手段である。72は選択入力手段27で入力された未筆記文字の文字属性情報を基に、単語連想結果記憶手段71中の単語連想結果を絞り込む単語連想結果絞込手段であり、73はこの単語連想結果絞込手段72によって絞り込まれた単語連想結果を表示する単語連想結果表示手段である。なお、この実施の形態4による文字認識装置は、これら単語連想手段70、単語連想結果記憶手段71、単語連想結果絞込手段72、および単語連想結果表示手段73を備えている点で、実施の形態1のそれとは異なっている。
【0073】
次に動作について説明する。
ここで、図19は、この実施の形態における、制御手段29による1単語分の処理の流れを示すフローチャートである。制御手段29はまず、ステップST40において単語を構成する先頭文字の認識の処理を制御する。なお、このステップST40の処理は、実施の形態1におけるステップST10〜ステップST17の処理と同一なので、ここではその詳細は省略する。図20に、その単語を構成する先頭文字の認識処理が終了した後の状態の一例を示す。図中の36が、その単語の先頭文字であり、図示の例では、中国語文字「中」が認識結果表示手段24の表示枠24a内に表示されている。なお、その他の部分は、図6に示した実施の形態1におけるそれらと同一、もしくは相当する部分である。
【0074】
次に、ステップST41において、制御手段29は認識結果記憶手段23に記憶されている認識結果の、第1位の文字を単語連想手段70に送る。単語連想手段70は、送られてきた文字を単語の先頭文字とする単語を、その内部にあらかじめ用意された単語辞書の中から選択する。この場合、単語の先頭文字として中国語文字「中」が送られてくるため、当該文字「中」から始まる単語を単語辞書中から選択する。
【0075】
制御手段29は次に、ステップST42に進み、この単語連想手段70で選択された文字「中」から始まる単語を、単語連想結果として単語連想結果記憶手段71に送る。単語連想結果記憶手段71は、その送られてきた単語連想結果を記憶する。図21にこの単語連想結果記憶手段71に記憶された単語連想結果を示す。この場合、図示のように、単語連想結果記憶手段71には、「中班」、「中板」、「中保」、「中国」、・・・・と、中国語文字の「中」から始まる単語が単語連想結果として格納される。
【0076】
次にステップST43に進み、制御手段29は、この単語連想結果記憶手段71に記憶された単語のうちのL個を、単語連想結果表示手段73に送る。単語連想結果表示手段73は、送られてきたL個の単語を単語連想結果として表示する。図22に、単語連想手段70が認識結果について単語連想を行い、単語連想結果表示手段73にその結果を表示した状態を示す。図中の74が、表示された連想結果の単語である。この図22では、L=3とした場合について例示している。従って、連想結果の単語74として、「中班」、「中板」および「中保」の3個が単語連想結果表示手段73に表示される。ここで、筆記者が入力したい単語は「中国」であるが、「中」から始まる単語の数が非常に多いため、単語連想結果表示手段73中に表示した3個の連想結果の単語74中には、正解単語は表示されていない。
【0077】
そのため、文字属性表示手段26はステップST44において、単語を構成する次の文字の文字属性情報を表示する。この文字属性表示手段26に表示された文字属性情報を図23に示す。この例では、中国語文字の5種類の母音情報をピンイン表記で表示している。図中の75がこの単語の2文字目の文字属性情報であり、中国語文字のピンイン表記による5種類の母音「a,i,u,e,o」が表示されている。
【0078】
次に、ステップST45に進み、選択入力手段27で文字属性情報が入力されたか否かをチェックする。その結果、文字属性情報が入力されていなければ、単語が入力できたものとして単語入力処理を終了する。一方、選択入力手段27で文字属性情報が入力された場合にはステップST46に分岐する。
【0079】
この場合、筆記者が入力したい単語は「中国」であって、単語連想結果表示手段73中に表示した3個の連想結果の単語74中にはないので、選択入力手段27で2文字目の文字の文字属性情報、すなわちピンインの母音情報が入力される。図24に、その選択入力手段27で選択入力された文字属性情報を示す。図中に網掛けを施して示した75aが、当該選択入力された文字属性情報である。なお、図示の例では、単語の2文字目が中国語文字「国」であるため、5種類の母音情報26aのうちの、当該文字「国」のピンイン表記「guo」における母音情報の1つ、例えば「u」が入力される。
【0080】
次に、ステップST46において、制御手段29は選択入力手段27で選択入力された、単語の2文字目の文字属性情報を単語連想結果絞込手段72に送る。それを受けた単語連想結果絞込手段72は、単語連想結果記憶手段71中に記憶されている単語連想結果の文字属性情報を抽出し、選択入力手段27で選択入力された文字属性情報を2文字目に有する単語を選択する。
【0081】
ここで、この単語連想結果絞込手段72が単語連想結果記憶手段71中の単語について抽出した、文字属性情報の抽出結果を図25に示す。図示のように、単語連想結果記憶手段71中に記憶された単語連想結果「中班」、「中板」、「中保」、「中国」、・・・・のそれぞれについて、対応するピンイン情報「zhong ban」、「zhong ban」、「zhong bao」、「zhong guo」、・・・・が抽出される。また、選択入力された文字属性情報を用いた、単語連想結果絞込手段72の絞り込みによって、最終的に選択された単語候補を図26に示す。ここでは、2文字目にピンイン表記の母音情報「u」を有する単語
のみが選択される。
【0082】
次に、ステップST47に進み、制御手段29は単語連想結果記憶手段71に記憶された単語連想結果中より、単語連想結果絞込手段72によって絞り込まれた上位L個(3個)の単語連想結果を単語候補として単語連想結果表示手段73に送り、単語連想結果表示手段73は送られてきたその単語候補を表示する。図27にその単語連想結果表示手段73に表示された新たな単語候補を示す。図中の76がその更新された単語候補である。この例では、表示された単語候補の中に正解単語「中国」が表示されているので、これを選択することにより入力処理が終了する。
【0083】
なお、この実施の形態4では、2文字目の文字属性情報の表示を、単語連想処理の後に行っているが、その表示は文字属性情報を選択入力する以前であればいつ行ってもよい。
【0084】
また、この実施の形態4では、2文字目の文字属性情報の表示を、単語連想結果に依存せずに行ったが、実施の形態2の場合と同様の考え方で、単語連想結果の2文字目の文字を最適に選択するようにしてもよい。すなわち、単語連想結果記憶手段71に記憶された単語連想結果中の文字の文字属性情報を抽出して、文字属性表示手段26に表示する文字属性情報を絞り込む単語属性情報絞込手段を設けて、その単語属性情報絞込手段によって、複数の文字属性情報から最適な文字属性情報を選択することにより、選択単語連想結果の2文字目の文字を最適に選択することを可能にする。
【0085】
また、この実施の形態4では、先頭文字を筆記し、2文字目の文字属性情報を入力するようにしたが、n文字目まで筆記し、n+1文字目の文字属性情報を入力するようにしてもよい。
【0086】
また、この実施の形態4では、先頭文字による単語連想処理結果が表示された後で、2文字目の文字属性情報を入力して絞り込みを行っているが、1文字目の筆記に続けて2文字目の文字属性情報を入力した場合は、2文字目の文字属性情報を使用した単語連想を行うようにしてもよい。
【0087】
以上のように、この実施の形態4によれば、2文字以上の単語を入力する場合に、単語を構成する文字を部分的に筆記し、得られる単語連想結果に対して、未筆記文字の文字属性情報を用いることにより単語候補の絞り込みを行うようにしたので、文字属性情報を用て単語候補の数を削減することが可能となり、単語候補が多い文字の単語連想入力を効率化できる効果がある。
【0088】
また、この実施の形態4によれば、単語を筆記して単語認識を行った後、単語認識結果が正しくない場合にのみ文字属性情報を入力するようにしたので、単語認識結果を改善することができ、より高い精度で単語入力が可能になる効果がある。
【0089】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、筆記情報を基に認識手段で行った文字認識の認識結果を、認識結果記憶手段に記憶させるとともに、認識結果表示手段に表示し、認識結果絞込手段によって、その表示された文字属性情報より、選択入力手段で選択入力された文字属性情報を基に、認識結果記憶手段に記憶された認識結果中から、認識結果表示手段に表示する認識結果の絞り込みを行い、文字を認識するように構成したので、文字認識結果が正しくない場合にのみ、選択入力手段より文字属性情報を選択入力するという簡単な文字属性情報の入力により、正解文字の入力が可能となるため、筆記者の負荷の増加を抑えて文字認識結果を改善することができ、高精度な文字認識が可能な文字認識装置が得られる効果がある。
【0090】
この発明によれば、さらに文字属性情報絞込手段を設けて、認識結果記憶手段中に記憶された認識結果の文字属性情報により、文字属性表示手段に表示する文字属性情報を絞り込むことによって、文字の認識を行うように構成したので、文字認識結果が正しくない場合にのみ行われる正解文字の入力が、より容易な文字属性情報の入力にて可能となり、文字の認識処理に要する計算量が削減できるなどの効果がある。
【0091】
この発明によれば、認識結果記憶手段に記憶された認識結果の文字属性情報を抽出し、文字属性表示手段に表示する文字属性情報を絞り込む文字属性情報絞込手段によって、複数の文字属性情報から最適な文字属性情報を選択することにより、文字の認識を行うように構成したので、文字認識結果が正しくない場合にのみ行われる正解文字の入力が、より容易な文字属性情報の入力にて可能となる効果がある。
【0092】
この発明によれば、認識対象絞込手段によって、表示手段に表示された文字属性情報より、選択入力手段で選択入力された文字属性情報を基に認識対象の文字の絞り込みを行い、その絞り込まれた認識対象文字情報と入力手段より得られた情報を基に、認識手段で行った文字の認識結果を、認識結果表示手段に表示することにより、文字の認識を行うように構成したので、入力手段への文字筆記と同時に、文字属性情報を容易に入力することが可能となり、高速かつ高精度に文字認識を行うことのできる文字認識装置が得られる効果がある。
【0093】
この発明によれば、文字の母音情報を文字属性情報として用いるように構成したので、物理キーボードを備えていない携帯情報端末からでも、文字属性情報を容易に入力することが可能となり、文字属性情報の入力付加を軽減することができる効果がある。
【0094】
この発明によれば、認識手段による単語の部分的な認識結果から、単語連想手段が連想した単語連想結果を、単語連想結果記憶手段に記憶させるとともに、単語連想結果表示手段に表示し、単語連想結果絞込手段によって、選択入力手段で選択入力された単語を構成する文字の文字属性情報を基に、単語連想結果記憶手段に記憶された単語連想結果中から、単語連想結果表示手段に表示する単語連想結果の絞り込みを行い、文字を認識するように構成したので、複数文字による単語の入力に際して、単語を構成する文字を部分的に筆記し、未筆記文字の文字属性情報を用いて単語候補の数を削減することが可能となるため、高速かつ高精度に単語の入力が行える文字認識装置が得られる効果がある。
【0095】
この発明によれば、さらに単語属性情報絞込手段を設けて、単語連想結果記憶手段中に記憶された単語連想結果の文字属性情報により、文字属性表示手段に表示する文字属性情報を絞り込むことにより、文字の認識を行うように構成したので、単語認識結果が正しくない場合にのみ行われる文字属性情報の入力が容易となり、より高速、高精度に単語の入力が可能になる効果がある。
【0096】
この発明によれば、単語連想結果記憶手段に記憶された単語連想結果の文字属性情報を抽出し、文字属性表示手段に表示する文字属性情報を絞り込む単語属性情報絞込手段によって、複数の文字属性情報から最適な文字属性情報を選択することにより、文字の認識を行うように構成したので、単語認識結果が正しくない場合にのみ行われる文字属性情報の入力が容易となり、より高速、高精度に単語の入力が可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による文字認識装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の制御手段における、1文字分の処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1の入力手段に筆記された入力パターンの一例を示す説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の認識手段で認識を行った後の、認識結果記憶手段に記憶された認識結果の内容の一例を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態1の認識結果表示手段に表示された第1位の認識結果の一例を示す説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態1の文字属性表示手段に表示された文字属性情報の一例を示す説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態1の選択入力手段で選択入力された正解文字の文字属性情報の一例を示す説明図である。
【図8】 この発明の実施の形態1の認識結果絞込手段が認識結果の文字属性情報を抽出した後の、認識結果記憶手段の内容の一例を示す説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態1の認識結果絞込手段が文字属性情報により認識結果を絞り込んだ後の、認識結果記憶手段の内容の一例を示す説明図である。
【図10】 この発明の実施の形態1の認識結果表示手段に表示された新たな認識結果の一例を示す説明図である。
【図11】 この発明の実施の形態2による文字認識装置の構成を示すブロック図である。
【図12】 この発明の実施の形態2の制御手段における、1文字分の処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態2の文字属性情報絞込手段で使用する文字属性情報の一例を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態2の認識結果記憶手段に記憶された認識結果について、文字属性情報絞込手段が抽出した文字属性情報の一例を示す説明図である。
【図15】 この発明の実施の形態2の文字属性表示手段に表示された文字属性情報およびその名称の一例を示す説明図である。
【図16】 この発明の実施の形態3による文字認識装置の構成を示すブロック図である。
【図17】 この発明の実施の形態3の制御手段における、1文字分の処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】 この発明の実施の形態4による文字認識装置の構成を示すブロック図である。
【図19】 この発明の実施の形態4の制御手段における、1文字分の処理の流れを示すフローチャートである。
【図20】 この発明の実施の形態4における、単語を構成する先頭文字の認識処理を終了した後の状態の一例を示す説明図である。
【図21】 この発明の実施の形態4の単語連想結果記憶手段に記憶された単語連想結果の一例を示す図である。
【図22】 この発明の実施の形態4の単語連想手段が認識結果について単語連想を行い、単語連想結果表示手段にその結果を表示した状態の一例を示す説明図である。
【図23】 この発明の実施の形態4の文字属性表示手段が単語の2文字目の文字属性情報を表示した状態の一例を示す説明図である。
【図24】 この発明の実施の形態4の選択入力手段で2文字目の文字属性情報を選択した状態の一例を示す説明図である。
【図25】 この発明の実施の形態4の単語連想結果絞込手段が、単語連想結果記憶手段中の単語について文字属性情報を抽出した結果の一例を示す説明図である。
【図26】 この発明の実施の形態4の単語連想結果絞込手段が、選択入力された文字属性情報を用いて単語連想結果記憶手段中の文字を絞り込んだ状態の一例を示す説明図である。
【図27】 この発明の実施の形態4の単語連想結果表示手段に表示された単語候補の一例を示す説明図である。
【図28】 従来の技術1による文字認識装置の構成を示すブロック図である。
【図29】 従来の技術2による文字認識装置の構成を示すブロック図である。
【図30】 従来の技術2における入力帳票の一例を示す説明図である。
【図31】 従来の技術2における文字認識の結果の一例を示す説明図である。
【図32】 従来の技術2における単語テーブルの内容の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
21 入力手段、22 認識手段、23 認識結果記憶手段、24 認識結果表示手段、25 文字属性辞書、26 文字属性表示手段、27 選択入力手段、28 認識結果絞込手段、40 文字属性情報絞込手段、60 認識対象絞込手段、70 単語連想手段、71 単語連想結果記憶手段、72 単語連想結果絞込手段、73 単語連想結果表示手段。
Claims (7)
- 文字の筆記情報の入力が行われる入力手段と、
前記入力手段が出力する筆記情報を基に文字を認識して、その識別結果を出力する認識手段と、
前記認識手段より出力される認識結果を記憶する認識結果記憶手段と、
前記認識結果記憶手段に記憶された認識結果を表示する認識結果表示手段と、
文字の文字属性情報を格納した文字属性辞書と、
前記文字属性情報を表示する文字属性表示手段と、
前記文字属性表示手段に表示された文字属性情報を選択するための選択入力手段と、
前記選択入力手段を用いて選択入力された文字属性情報を基に、前記認識結果記憶手段に記憶された認識結果の中から、前記認識結果表示手段に表示する認識結果を絞り込む認識結果絞込手段と、
前記認識手段による単語の部分的な認識結果を基に単語を連想して、単語連想結果を出力する単語連想手段と、
前記単語連想手段より出力される単語連想結果を記憶する単語連想結果記憶手段と、
前記単語連想結果記憶手段に記憶された単語連想結果を表示する単語連想結果表示手段と、
前記選択入力手段を用いて選択入力された、単語を構成する文字の文字属性情報を基に、前記単語連想結果記憶手段に記憶された単語連想結果の中から、前記単語連想結果表示手段に表示する単語連想結果の絞り込みを行う単語連想結果絞込手段とを備えた文字認識装置。 - 認識結果記憶手段に記憶された認識結果の各文字に対する文字属性辞書中の文字属性情報を基に、文字属性表示手段に表示する文字属性情報の選択肢及び選択肢中の選択候補の数が所定値以下でその平均及び分散の値が最小となるように絞り込みを行う文字属性情報絞込手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の文字認識装置。
- 文字属性情報絞込手段が、選択入力手段により選択される際の文字属性情報の優先順位に基づいて、認識結果記憶手段に記憶された認識結果に対する複数の文字属性情報の中から最適な文字属性情報を選択するものであることを特徴とする請求項2記載の文字認識装置。
- 文字の筆記情報の入力が行われる入力手段と、
文字の文字属性情報を格納した文字属性辞書と、
前記文字属性情報を表示する文字属性表示手段と、
前記文字属性表示手段に表示された文字属性情報を選択するための選択入力手段と、
前記選択入力手段を用いて選択入力された文字属性情報を基に、認識対象の文字を絞り込む認識対象絞込手段と、
前記入力手段より得られた筆記情報、および前記認識対象絞込手段によって絞り込まれた認識対象文字情報を基に文字を認識して、その識別結果を出力する認識手段と、
前記認識手段から出力される認識結果を表示する認識結果表示手段と、
前記認識手段による単語の部分的な認識結果を基に単語を連想して、単語連想結果を出力する単語連想手段と、
前記単語連想手段より出力される単語連想結果を記憶する単語連想結果記憶手段と、
前記単語連想結果記憶手段に記憶された単語連想結果を表示する単語連想結果表示手段と、
前記選択入力手段を用いて選択入力された、単語を構成する文字の文字属性情報を基に、前記単語連想結果記憶手段に記憶された単語連想結果の中から、前記単語連想結果表示手段に表示する単語連想結果の絞り込みを行う単語連想結果絞込手段とを備えた文字認識装置。 - 文字属性情報として、文字の母音情報を用いることを特徴とする請求項1または請求項4記載の文字認識装置。
- 単語連想結果記憶手段に記憶された単語連想結果の文字の文字属性情報を基に、文字属性表示手段に表示する文字属性情報の選択肢及び選択肢中の選択候補の数が所定値以下でその平均及び分散の値が最小となるように絞り込みを行う単語属性情報絞込手段を設けたことを特徴とする請求項4記載の文字認識装置。
- 単語属性情報絞込手段が、選択入力手段により選択される際の文字属性情報の優先順位に基づいて、単語連想結果記憶手段に記憶された単語連想結果の文字の複数の文字属性情報から最適な文字属性情報を選択するものであることを特徴とする請求項6記載の文字認識装置。
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