JP4099022B2 - 送信装置及び受信装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信装置及び送信装置に関し、より特定的には、放送番組を予約録画又は予約視聴可能であり、若しくは番組情報を受信可能な受信装置、及び、予約録画又は予約視聴に必要な情報、若しくは番組情報を生成し送信する送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、放送局は、放送番組の録画予約の簡便化を図るため、放送番組表を表す番組情報(EPG(Electric Program Guide))を送信している場合がある。さらに、このような番組情報の使い勝手を良くするために、様々な技術が提案されている。例えば、ある受信装置は、過去に予約録画した放送番組を特定する情報を記録する。このような記録情報を参照して、受信装置は、放送番組を予約録画した頻度を算出する。さらに、算出した頻度を使って、番組情報中に記述される放送番組に優先順位を、受信装置は与える。より具体的には、高頻度の放送番組程、より高い優先順位が与えられる。その後、受信装置は、優先順位に従って放送番組を配列したユーザ向けの放送番組表を作成し、表示する。
【0003】
【特許文献1】
特許第3237362号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、放送番組は、予め定められた放送エリア内にある受信装置に向けて送信されており、互いに隣接する複数の放送エリアには、同じ時間帯であっても、互いに異なる内容の放送番組が送信されている場合がある。また、複数の放送エリアにおいて、同一内容の放送番組が同じ時間帯に送信されている場合であっても、それら放送番組は、互いに異なるチャネルを使って送信されている場合もある。
【0005】
また、近年、移動体通信機器も、上述の受信装置として、放送番組を受信及び再生可能に、さらには、放送番組の視聴予約又は録画予約も可能になりつつある。移動体通信機器は典型的には、携帯電話又はPDA(Personal Digital Assistants )であり、より広義には、ノート型のパーソナルコンピュータも含まれる。このような移動体通信機器は、ユーザにより携帯されることで複数の放送エリア間を自由に移動できる。従って、ある放送番組を視聴予約又は録画予約したとしても、その視聴予約又は予約録画はある放送エリア内では有効であるが、他の放送エリア内では無意味になる場合がある。より具体的には、移動体通信機器が他の放送エリアに位置する場合、ユーザが意図した放送番組を視聴又は録画できないことが起こりうる。
【0006】
また、ユーザ個人向けの放送番組表を移動体通信機器が作成できたとしても、作成された放送番組表は、ある放送エリア内では有効であるが、他の放送エリア内では無意味である場合がある。より具体的には、作成された放送番組表には、他の放送エリア内で提供されている放送番組のチャネル、開始時刻及び終了時刻が正しく記述されていないということが起こりうる。
以上から明らかなように、従来の視聴予約又は録画予約、若しくは従来の放送番組表の作成は、複数の放送エリアを自由に移動可能な移動体通信機器に適していないという問題点があった。
【0007】
それ故に、本発明の目的は、複数の放送エリア間を移動可能な場合であっても、放送番組の視聴予約又は録画予約を正しく行え、若しくは正しい放送番組表を表示可能な受信装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、受信装置側で放送番組の視聴予約又は録画予約を正しく行える情報、若しくは正しい放送番組表を生成し、受信装置に送信する送信装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願の第1の発明は、放送エリア内において番組を受信可能に構成される受信装置と通信可能な送信装置であって、受信装置から、受信装置の現在位置を示す位置情報と、視聴予約又は録画予約された番組を特定する予約番組情報である番組の放送チャネル及び番組コードとを受信する受信部と、所定の放送エリアにおける放送チャネル、放送時間帯及び番組タイトルを少なくとも含む放送番組データベースを蓄積する番組DB蓄積部と、受信した位置情報に基づいて、受信装置が、予約番組情報を作成した際に位置した放送エリアから、他の放送エリアに移動したか否かを判定する第1の判定部と、第1の判定部によって受信装置が放送エリア間を移動したと判定された場合に、位置情報と放送番組データベースとに基づいて、予約番組情報の修正が必要であることを示す告知データを作成する作成部と、告知データを受信装置に送信する送信部とを備える。
【0009】
第2の発明は、第1の発明に従属しており、告知データは、他の放送エリアにおいて視聴予約又は録画予約された番組の放送チャネルをさらに含む
【0010】
第3の発明は、第2の発明に従属しており、告知データは、他の放送エリアにおいて視聴予約又は録画予約された番組の放送開始時刻及び放送終了時刻をさらに含む
【0011】
第4の発明は、第の発明に従属しており、第1の判定部によって受信装置が放送エリア間を移動したと判定された場合に、移動後の現在位置である他の放送エリアにおいて、番組コードで特定される番組が放送されるか否かを判定する第2の判定部をさらに備え、作成部は、第2の判定部によって他の放送エリアにおいて同一番組が放送されないと判定された場合に、視聴予約又は録画予約された番組の代わりとなる代替番組の放送開始時刻及び放送終了時刻を含む告知データを作成する
【0012】
第5の発明は、第1の発明に従属しており、第1の判定部によって受信装置が放送エリア間を移動したと判定された場合に、移動後の現在位置である他の放送エリアにおいて、番組コードで特定される番組が放送されるか否かを判定する第2の判定部をさらに備え、作成部は、第2の判定部によって他の放送エリアにおいて同一番組が放送されないと判定された場合に、視聴予約又は録画予約された番組の放送チャネル、番組コード、放送開始時刻及び放送終了時刻を含むコマンドを作成し、送信部は、コマンドを外部の据え置き型録画装置に送信する
【0013】
第6の発明は、放送エリア内において番組を受信可能に構成される受信装置にデータを送信する送信方法であって、受信装置から、受信装置の現在位置を示す位置情報と、視聴予約又は録画予約された番組を特定する予約番組情報である番組の放送チャネル及び番組コードとを受信するステップと、所定の放送エリアにおける放送チャネル、放送時間帯及び番組タイトルを少なくとも含む放送番組データベースを蓄積するステップと、受信した前記位置情報に基づいて、受信装置が、予約番組情報を作成した際に位置した放送エリアから、他の放送エリアに移動したか否かを判定するステップと、判定するステップによって受信装置が放送エリア間を移動したと判定された場合に、位置情報と放送番組データベースとに基づいて、予約番組情報の修正が必要であることを示す告知データを作成するステップと、告知データを受信装置に送信するステップとを備える
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデータ通信システムの全体構成を示す模式図である。図1において、データ通信システムは、少なくとも1台の受信装置1と、少なくとも1台の送信装置2と、複数台の放送局の一例として、2台の放送局31 及び32 とを備えている。
【0023】
まず、放送局31 及び32 について説明する。放送局31 は、放送チャネルCH1 を使ってエリアA1 に向けて、複数の番組の一例として、互いに内容(例えば、ニュース番組、ドキュメンタリー番組、スポーツ番組)の相違する3つの番組P1 、P2 及びP3 を、典型的にはトランスポートストリームに多重して放送する。
【0024】
放送チャネルCH1 は、放送局31 に予め割り当てられる周波数帯域である。また、エリアA1 は、放送局31 の各放送番組P1 〜P3 を受信装置1が受信可能な範囲を意味する。エリアA1 は一般的に、放送局31 の送信電波の強度により定まる。
【0025】
各番組P1 〜P3 は、図2に示すように、互いに重複せずかつ予定された時間帯TP1 〜TP3 に放送される。また、説明の都合上、時間帯TP1 〜TP3 は時間軸上で実質的に連続していると仮定する。時間帯TP1 は、番組P1 の放送が開始される時刻T1 から、その放送が終了する時刻T2 までの間である。時間帯TP2 は、番組P2 の放送開始時刻T2 から、その放送終了時刻T3 までの間である。また、時間帯TP3 は、番組P3 の放送開始時刻T3 から放送終了時刻T4 までの間である。また、各番組P1 〜P3 には、それぞれを一意に特定できるよう番組コードPC1 〜PC3 が割り当てられる(図3参照)。また、番組コードPC1 〜PC3 は、後述するように、受信装置1が視聴予約又は録画予約を行う際に使われる。
【0026】
図1に示す放送局31 は、番組表(タイムテーブル)PG1 を、インターネットに代表される通信網4を介して送信装置2に送信する。ここで、番組表PG1 は、図3に示すよう、例えばEPG(Electric Program Guide)のように、放送局31 が放送する番組P1 〜P3 のスケジュールを表しており、放送チャネルCH1 と、3組の情報セットIS1 〜IS3 とを含む。なお、番組表PG1 に含まれる放送チャネルCH1 の代わりに、エリアA1 を一意に特定するエリアコードAC1 であっても良い。情報セットIS1 は、番組P1 のタイトルPT1 、時間帯TP1 及び番組コードPC1 から構成される。また、図示は省略しているが、情報セットIS2 は、番組P2 のタイトルPT2 、時間帯TP2 及び番組コードPC2 から構成され、情報セットIS3 は、番組P3 のタイトルPT3 、時間帯TP3 及び番組コードPC3 から構成される。
【0027】
また、図1に示すように、放送局32 は、放送チャネルCH2 を使ってエリアA2 に向けて、複数の番組の一例として、互いに内容の異なる3つの番組P4 、P5 及びP1 を放送する。
【0028】
放送チャネルCH2 は、放送局32 に予め割り当てられており、上述の放送チャネルCH1 とは異なる周波数帯域である。また、エリアA2 は、放送局32 の各放送番組P4 、P5 及びP1 を受信装置1が受信可能な範囲であり、上述のエリアA1 とは異なる範囲をカバーし、エリアA1 と実質的に隣接する。なお、エリアA2 は大略的には、放送局32 の送信電波の強度により定まる。
【0029】
各番組P4 、P5 及びP1 は、本実施形態の説明の都合上、図2に示すように、互いに重複せずかつ予定された時間帯TP1 、TP2 及びTP3 に放送されると仮定する。また、本実施形態では、放送局31 の放送番組P2 及びP3 を、放送局32 は放送しないと仮定する。また、番組P1 は、放送局31 及び32 により、互いに相違する時間帯TP1 及び時間帯TP3 に送信される点には注意を要する。また、番組P4 及びP5 には、それぞれを一意に特定でき、さらに受信装置1の視聴予約等に使われる番組コードPC4 及びPC5 が割り当てられる。また、放送局32 の放送番組P1 には、上述の番組コードPC1 が使われる点には注意を要する。
【0030】
放送局32 は、図1に示すように、自身が放送する番組P4 、P5 及びP1 のスケジュールを表す番組表(タイムテーブル)PG2 を、上述の通信網4を介して送信装置2に送信する。ここで、番組表PG2 は、番組表PG1 と同様のデータ構造を有しており、図3に示すように、放送チャネルCH2 と、情報セットIS4 〜IS6 とを含む。なお、番組表PG1 の場合と同様、放送チャネルCH2 の代わりに、エリアA2 を一意に特定するエリアコードAC2 が番組表PG2 に含まれていても良い。情報セットIS6 は、番組P1 のタイトルPT1 、時間帯TP3 及び番組コードPC1 から構成される。図示を省略しているが、情報セットIS4 は、番組P4 のタイトルPT4 、時間帯TP1 及び番組コードPC4 から構成され、情報セットIS5 は、番組P5 のタイトルPT5 、時間帯TP2 及び番組コードPC5 から構成される。
【0031】
図1において、受信装置1は、ユーザにより携帯されることで、複数のエリアエリアA1 及びA2 の間を自由に移動可能な移動体通信機器である。そして、現在位置するエリアA1 又はA2 において、受信装置1は、放送局31 又は32 によって放送される番組P1 〜P3 又は番組P4 、P5 及びP1 を受信可能に構成される。さらに、受信装置1は、受信可能な番組P1 〜P5 の中から、ユーザにより視聴予約又は録画予約されたものを再生又は録画する。
【0032】
以上の機能を実現するために、図4に示すように、受信装置1は、アンテナ11と、チューナ12と、番組再生部13と、画像切替え部14と、表示装置15と、音声切替え部16と、音声出力部17と、アンテナ18と、無線通信部19と、CODEC110と、制御部111と、入力装置112と、予約蓄積部113と、番組蓄積部114とを備えている。
【0033】
アンテナ11は、放送チャネルCH1 及びCH2 上の放送電波を受信して、受信電波をチューナ12に出力する。チューナ12は、制御部111からの制御信号SCHにより指定された放送チャネルCH1 又はCH2 を設定する。さらに、チューナ12は、設定された放送チャネルCH1 又はCH2 からの放送電波をダウンコンバート及び/又は復調して、デジタル形式のトランスポートストリームを再生し、番組再生部13又は制御部111に出力する。番組再生部13は、チューナ12からのトランスポートストリームから、受信番組P1 〜P5 のいずれかを表す映像データDV 及び音声データDA を再生して、再生した映像データDV を、画像切替え部14に出力し、再生した音声データDA を音声切替え部16に出力する。さらに、番組再生部13には、制御部111により番組蓄積部114から読み出されたトランスポートストリームが入力される。番組再生部13は、入力トランスポートストリームから、受信番組P1 〜P5 のいずれかを表す映像データDV 及び音声データDA を再生して、再生した映像データDV を、画像切替え部14に出力し、再生した音声データDA を音声切替え部16に出力する。また、番組再生部13は、このような入力系統の切替えを、制御部111からの制御信号SSAに従って行う。
【0034】
画像切替え部14には、番組再生部13からの映像データDV の他に、制御部111からの告知データDWPが入力される場合がある。告知データDWPは、予約番組情報IRPの修正が必要であることを少なくとも示す警告メッセージを表すテキストデータ又は画像データ(図11参照)を含む。画像切替え部14は、制御部111からの制御信号SSBに応答して、番組再生部13及び制御部111のいずれかを選択し、選択したものから入力される映像データDV 及び告知データDWPのいずれかを表示装置15に出力する。表示装置15は、入力映像データDV に従って受信番組P1 〜P5 のいずれかを構成する映像を出力し、また、入力告知データDWPに従って、テキスト又は画像で表現される警告メッセージを出力する。
【0035】
音声切替え部16には、番組再生部13からの音声データDA の他に、制御部111からの告知データDWAが入力される場合がある。告知データDWAは少なくとも、予約番組情報IRPの修正が必要であることを少なくとも示す警告メッセージを表す音声データ(図11参照)を含む。音声切替え部16は、制御部111からの制御信号SSCに応答して、番組再生部13及び制御部111のいずれかを選択し、選択したものから入力される音声データDA 及び告知データDWAのいずれかを音声出力部17に出力する。音声出力部17は、入力音声データDA に従って受信番組P1 〜P5 のいずれかを構成する音声を出力し、また、入力告知データDWAに従って、音声で表現される警告メッセージを出力する。
【0036】
また、図4において、アンテナ18は、受信装置1が移動可能なエリアA1 又はA2 において、移動体通信網5に収容される基地局のいずれかからの高周波信号を受信する。本高周波信号には様々な情報が多重及び重畳されているが、本実施形態で必要であるのは、受信装置1の現在位置を特定するための位置情報CP1 又はCP2 と、上述の告知データDWP又はDWAとである。ここで、説明の簡素化を図るため、位置情報CP1 は、エリアA1 に収容される基地局から送られてくるものと仮定し、位置情報CP2 は、エリアA2 の基地局から送られてくるものと仮定する。また、告知データDWP又はDWAは、エリアA2 の基地局から送られてくる。以上の高周波信号をアンテナ18は、無線通信部19に出力する。
【0037】
無線通信部19は、アンテナ18からの高周波信号に対して、ダウンコンバート及び復調に代表される処理を行う。その結果、無線通信部19は、ベースバンド帯の多重化信号を再生し、CODEC110に出力する。上述の多重化信号には様々な情報が多重化されている。CODEC110は、入力多重化信号の中から、位置情報CP1 又はCP2 と、受信装置1宛ての告知データDWP又はDWAとを分離して、それらを制御部111に出力する。
【0038】
CODEC110はさらに、制御部111で生成される判定要求RD を多重化信号に多重化する。ここで、判定要求RD は、受信装置1の移動により予約番組情報IRPの修正が必要か否かの判定を送信装置2に要求するための情報であり、図5に示すように、少なくとも、位置情報CP1 及びCP2 のいずれか一方と、放送チャネルCH1 又はCH2 と、番組コードPC1 〜PC5 のいずれか1つを含む。無線通信部19は、変調処理を行って、CODEC110からの多重化信号を、高周波信号に重畳し、アンテナ18を介して移動体通信網5に送出する。
【0039】
制御部111は、予約視聴又は予約録画に必要な各種処理を行うために、プログラムメモリ115と、プロセッサ116と、作業領域117とを含む。プログラムメモリ115は、受信装置1の各構成を制御するためのコンピュータプログラム(図示は単にプログラム)118を格納する。プロセッサ116は、以上のコンピュータプログラム118を実行する。なお、プロセッサ116の詳細な処理については、図6のフローチャートを参照して、後で詳説する。作業領域117は、コンピュータプログラム118の実行中にプロセッサ116により使用される。
【0040】
入力装置112は、ユーザにより操作される。ユーザは、入力装置112を操作することで、予約視聴又は予約録画に必要な情報を入力する。例えば、エリアA1 においてユーザが予約視聴又は予約録画を行う際、番組表PG1 が使われる。より具体的には、ユーザは、入力装置112を操作して、番組表PG1 に記述されている番組コードPC1 〜PC3 の中から、ユーザが視聴予約又は録画予約したいものを指定する。その結果、入力装置112は、指定された番組コードPC1 〜PC3 のいずれかを制御部111に出力する。また、エリアA2 においてユーザが予約視聴又は予約録画を行う際には、ユーザは、番組表PG2 に記述される番組コードPC4 、PC5 又はPC1 を指定する。
【0041】
予約蓄積部113は、番組P1 〜P5 の中から、ユーザにより視聴予約又は予約録画されたものを特定するための予約番組情報IRPを格納する。
予約番組情報IRPは、図7に示すように、いくつかの予約番組レコードRRPを含む。予約番組レコードRRPは、1回の視聴予約又は予約録画につき1つ作成され、それぞれは、少なくとも、放送チャネル欄FCHと、開始時刻欄FSTと、終了時刻欄FETと、番組コード欄FPCと、フラグ欄FFLとで構成される。放送チャネル欄FCHには、視聴予約又は録画予約された番組P1 〜P5 のいずれかが放送されるチャネルCH1 又はCH2 が記述される。開始時刻欄FST及び終了時刻欄FETには、視聴予約又は録画予約された番組P1 〜P5 のいずれかの放送開始時刻及び放送終了時刻が記述される。番組コードFPCには、対象となる番組P1 〜P5 の番組コードPC1 〜PC5 が記述される。また、フラグ欄FFLには、対象となる番組P1 〜P5 のいずれかを視聴予約するか、録画予約するかを示すフラグが記述される。なお、本実施形態では、フラグ欄FFLには、0又は1が記載され、0は視聴予約を意味し、1は録画予約を意味する。詳細は後述するが、各予約番組レコードRRPは、制御部111により作成され、予約蓄積部113に格納される。また、図7には、エリアA1 で放送される番組P1 を視聴予約された場合の予約番組情報IRPが例示されており、この予約番組情報IRPの放送チャネル欄FCHには放送チャネルCH1 が、放送開始時刻欄FSTには時刻T1 が、放送終了時刻欄FETには時刻T2 が、番組コード欄FPCには番組コードPC1 が、フラグ欄FFLには0が記述される。
【0042】
番組蓄積部114は、番組P1 〜P5 の内、予約録画されたものを構成するトランスポートストリームを格納する。
【0043】
また、図1において、送信装置2は、放送局31 からの番組表PG1 及び放送局32 からの番組表PG2 を、上述の通信網4を介して受け取り、蓄積する。さらに、送信装置2は、受信装置1からの判定要求RD に応答して、本実施形態特有の判定処理を行う。より具体的には、受信装置1に現在格納されている予約番組情報IRPの修正が必要が否かが判定される。そのために、送信装置2は、受信判定要求RD 内の番組コードPC1 〜PC5 が、エリアA2 をカバーする放送局32 の番組表PG2 に記述されているか否かを判定する。番組表PG2 に記述されている場合、送信装置2は、予約番組情報IRPの修正が必要か否かを表す上述の告知データDWP及び告知データDWAの一方を生成して、受信装置1へ返す。逆の場合には、その修正が不要であることを示す告知データDWP及び告知データDWAの一方が生成され、受信装置1に送信される。
【0044】
以上のような機能を実現するために、図8に示すように、送信装置2は、送受信部21と、制御部22と、番組DB蓄積部23とを備えている。
送受信部21は、通信網4及び移動体通信網5の双方からデータを受信可能に、さらに、通信網4及び移動体通信網5の双方へとデータを送信可能に構成される。より具体的には、送受信部21は、通信網4を介して、放送局31 から送信されてくる番組表PG1 及び放送局32 から送信されてくる番組表PG2 を受信して、制御部22に転送する。また、送受信部21は、移動体通信網5を介して送信されてくる判定要求RD を受信して、制御部22に転送する。さらに、送受信部21は、制御部22により生成された告知データDWP及び告知データDWAのいずれか一方を移動体通信網5に送出する。
【0045】
制御部22は、上述の判定に必要な各種処理を行うために、プログラムメモリ24と、プロセッサ25と、作業領域26とを含む。プログラムメモリ24は、送信装置2における各処理の手順を記述したコンピュータプログラム27を格納する。プロセッサ25は、以上のコンピュータプログラム27を実行する。なお、プロセッサ25の特徴的な処理については、図10のフローチャートを参照して、後で詳説する。作業領域26は、コンピュータプログラム27の実行中にプロセッサ25により使用される。
【0046】
番組DB蓄積部23は、制御部22により生成される番組データベース(以下、番組DB(Data Base ))28(図9参照)を格納する。番組DB28は、放送局31 の番組表PG1 及び放送局32 の番組表PG2 (図3参照)から作成される。番組DB28は、図9に示すように、放送局数に相当する数の放送局レコードRBSの一例として、放送局レコードRBS1 及びRBS2 とから構成される。放送局レコードRBS1 は、放送チャネルCH1 と、時間帯TP1 及び番組コードPC1 の組みと、時間帯TP2 及び番組コードPC2 の組みと、時間帯TP3 及び番組コードPC3 の組みとから構成される。また、放送局レコードRBS2 は、放送チャネルCH2 と、時間帯TP1 及び番組コードPC4 の組みと、時間帯TP2 及び番組コードPC5 の組みと、時間帯TP3 及び番組コードPC1 の組みとから構成される。番組DB28を構成する各情報については、上述した通りであるため、ここではそれぞれの説明を省略する。なお、番組表PG1 又はPG2 に設定されているタイトルPT1 〜PT5 については、送信装置2の処理には特に必要ないので、番組DB28から削除しているが、送信装置2が番組表PG1 及びPG2 の配信を行うような場合には、番組DB28は、番組表PG1 及びPG2 の組み合わせで構成されても良い。また、前述と同様に、放送チャネルCH1 及びCH2 は、エリアコードAC1 及びAC2 であっても良い。
【0047】
次に、以上の構成を有するデータ通信システムの動作について説明する。まず、送信装置2において、送受信部21は、遅くとも時刻T1 までに、放送局31 から番組表PG1 、及び放送局32 から番組表PG2 を、通信網4を介して受信して、作業領域26に格納する。作業領域26内の番組表PG1 から、プロセッサ25は、タイトルPT1 〜PT3 を削除することにより、放送局レコードRBS1 を作成する。さらに、作業領域26内の番組表PG2 から、プロセッサ25は、タイトルPT4 、PT5 及びPT1 を削除することにより、放送局レコードRBS2 を作成する。プロセッサ25は、作業領域26上で作成した放送局レコードRBS1 及びRBS2 を、番組DB28として、番組DB蓄積部23に格納する。
【0048】
受信装置1のユーザは現在、エリアA1 (図1参照)内を行動している。さらに、ユーザは、入力装置112を操作して、視聴予約を指定し、さらに、番組表PG1 を参照しながら、放送局31 により送信される番組P1 の番組コードPC1 を指定する。これら指定に応答して、プロセッサ116は、図7に例示したような予約番組レコードRRPを作成し、予約蓄積部113に格納する。なお、番組表PG1 の取得方法及び視聴予約の方法については周知であるため、それぞれの説明を省略する。以上の視聴予約が完了後、ユーザは、受信装置1を携帯して、エリアA2 に移動する。
【0049】
プロセッサ116は、予約番組レコードRRPを少なくとも1つ格納した状態でプログラムメモリ115内のコンピュータプログラム118を実行する。そして、プロセッサ116は、各予約番組レコードRRPの放送開始時刻欄FSTを定期的に監視しており、いずれかの放送開始時刻の所定時間前(例えば5分前)に現在時刻が到達すると、図6のフローチャートに示される処理を開始する。今、現在時刻は、時刻T1 の所定時間前であると仮定する。
【0050】
まず、プロセッサ116は、予約番組情報IRPの中から、対象となる予約番組レコードRRPを選択する(ステップS11)。ここで、対象となる予約番組レコードRRPとは、(放送開始時刻−所定時間)=現在時刻という条件を満たすものを意味する。その後、プロセッサ116は、対象予約番組レコードRRPの放送チャネル欄FCHに記述されている放送チャネルCH1 又はCH2 と、その番組コード欄FPCに記述されている番組コードPC(番組コードPC1 〜PC5 のいずれか)を、作業領域117に取り出す(ステップS12)。上記仮定下では、ステップS11において、図7に例示された予約番組レコードRRPが選択され、ステップS12において、放送チャネルCH1 及び番組コードPC1 が取得される。
【0051】
上述したように、移動体通信網5において、エリアA1 内に設置されている基地局は定期的に、位置情報CP1 を送出し、同様に、エリアA2 内のものは、位置情報CP2 を送出している。受信装置1において、CODEC110には、アンテナ18及び無線通信部19を介して、移動体通信網5から多重化信号が入力される。CODEC110は、入力多重化信号から、位置情報CP1 又はCP2 を分離して、作業領域117に格納する。以上のようにして、プロセッサ116は、受信装置1が現在位置するエリアA1 又はA2 を特定する位置情報CP1 又はCP2 を取得する(ステップS13)。上記仮定下では、ステップS13において、位置情報CP2 が取得される。
【0052】
次に、プロセッサ116は、作業領域117に格納されている位置情報CP1 又はCP2 と、放送チャネルCH1 又はCH2 と、番組コードPC1 〜PC5 のいずれかとを含む判定要求RD (図5参照)を作業領域117上で作成する。その後、プロセッサ116は、作成した判定要求RD を送信装置2に送信するために、CODEC110及び無線通信部19を介して、アンテナ18から移動体通信網5に送出する(ステップS14)。上記仮定下では、ステップS14において、位置情報CP2 、放送チャネルCH1 及び番組コードPC1 を含む判定要求RD が作成され、移動体通信網5に送出される。以上のステップS14が終了すると、プロセッサ116は、送信装置2からの告知データDWP又はDWAを受信することを待機する(ステップS15)。
【0053】
送信装置2において、送受信部21は、移動体通信網5から判定要求RD を受信した後、受信判定要求RD を作業領域26に格納する。プロセッサ25は、プログラムメモリ24内のコンピュータプログラム27を実行しており、作業領域26内に判定要求RD が格納されると、図10のフローチャートに示される処理を開始する。
【0054】
まず、プロセッサ25は、作業領域26内の判定要求RD から、位置情報CP1 又はCP2 と、放送チャネルCH1 又はCH2 と、番組コードPC1 〜PC5 のいずれかを取り出す(ステップS21)。上記仮定下では、判定要求RD は、位置情報CP2 と放送チャネルCH1 と番組コードPC1 とを含んでいるので、ステップS21において、それらが及び取り出される。
【0055】
次に、プロセッサ25は、受信装置1が対象予約番組レコードRRPを作成した時に位置していたエリア(以下、作成エリアと称する)Aと、現在位置するエリア(現エリアと称する)Aとが一致するか否かを判定する(ステップS22)。そのために、プロセッサ25はまず、ステップS21で取得した放送チャネルCH1 又はCH2 から、受信装置1が対象予約番組レコードRRPを作成した時に位置していたエリアA1 又はA2 を特定する。ここで、放送チャネルCH1 はエリアA1 をカバーし、放送チャネルCH2 はエリアA2 をカバーすることは既知である。従って、対象予約番組レコードRRPの放送チャネルCH1 又はCH2 から、プロセッサ25は、作成エリアAがエリアA1 であるかエリアA2 であるかを容易に特定できる。さらに、エリアA1 及びA2 がカバーする範囲も既知であるから、ステップS21で取得した位置情報CP1 又はCP2 から、現エリアAがエリアA1 であるかエリアA2 であるかを容易に特定できる。
【0056】
ステップS22で両エリアAが一致する場合、受信装置1に対して何もしなくとも、受信装置1は、現在のままの対象予約番組レコードRRPを使えば良いので、図10の処理は終了する。
【0057】
上記仮定下では、作成エリアAはエリアA1 であり、現エリアAはエリアA2 である。従って、ステップS22では、両エリアAは一致しないと判断される。このような場合、プロセッサ25は、対象予約番組レコードRRPで特定される番組P(つまり、番組P1 〜P5 のいずれか)が現在時刻以降に現エリアAで放送されるか否かを判定する(ステップS23)。より具体的には、プロセッサ25は、番組DB蓄積部23にアクセスして、現エリアAの放送局31 又は32 の放送局レコードRBS1 又はRBS2 の中に、ステップS21で取得した番組コードPC1 〜PC5 のいずれかと、現在時刻以降の時間帯TP1 〜TP3 との組みが存在するか否かを判定する。このような組みを見つけることができれば、視聴予約番組Pが現在時刻以降に現エリアAで放送されることが、プロセッサ25は分かる。
【0058】
上記仮定下では、ステップS23において、放送局レコードRBS2 が検索され、この中には、現在時刻以降の時間帯TP3 及び、ステップS21で取得した番組コードPC1 が記述されているため、プロセッサ25は、YESと判定する。このように判定した場合、プロセッサ25は、告知データDWP及び/又は告知データDWAを作業領域26上で作成する(ステップS24)。本ステップで生成される告知データDWAは、図11の上段に示すように、上述の警告メッセージに加えて、現エリアAで同一番組Pが放送予定であることを示す番組通知を表すテキストデータ又は画像データを含む。また、本ステップで生成される告知データDWAは、上述の警告メッセージに加えて、上述の番組通知を示す音声データを含む。
【0059】
また、ステップS23でNOと判定した場合、現エリアAで同一番組Pが放送予定でないことから、プロセッサ26は、図11の下段に示すように、上述の警告メッセージだけを含む告知データDWP及び/又は告知データDWAを作業領域26上で作成する(ステップS25)。
【0060】
以上のステップS24又はS25の後、プロセッサ26は、作成した告知データDWP及び/又は告知データDWAを、送受信部21を介して、移動体通信網5に送出する(ステップS26)。以上のステップS26が終了すると、図10の処理は終了する。
【0061】
上述したように、受信装置1のプロセッサ116は、ステップS15で告知データDWP及び/又はDWAを受信することを待機しており、未受信であると判定すると、判定要求RD の送出から予め定められた時間だけ経過したか否かを判断する(ステップS16)。一定時間経過している場合、プロセッサ116は、対象となる予約番組レコードRRPが有効であるとみなして、図6の処理を終了する。一方、一定時間経過していない場合、プロセッサ116は再度、ステップS15を行う。
【0062】
ステップS26で送出された告知データDWP及び/又は告知データDWAは移動体通信網5を介して、受信装置1のアンテナ18により受信された後、無線通信部19及びCODEC110を介して、作業領域117に格納される。このような格納により、プロセッサ116は、ステップS15で告知データDWP及び/又は告知データDWA受信したと判断し、制御信号SSB及び/又はSSCを生成し、画像切替え部14及び/又は音声切替え部16に出力する(ステップS17)。制御信号SSBは、画像切替え部14の入力系統を制御部111側に切り替えるよう指示するための信号であり、制御信号SSCは、音声切替え部16の入力系統を制御部111側に切り替えるよう指示するための信号である。以上の制御信号SSB及び/又は制御信号SSCに従って、画像切替え部14及び/又は音声切替え部16はそれぞれ、入力系統を制御部111側に切り替える。
【0063】
ステップS17の次に、プロセッサ116は、作業領域117上の告知データDWP及び/又は告知データDWAを、画像切替え部14及び/又は音声切替え部16に転送する(ステップS18)。その結果、告知データDWP及び/又は告知データDWAは、画像切替え部14及び/又は音声切替え部16を介して、表示装置15及び/又は音声出力部17に入力される。表示装置15は、受信告知データDWAにより表される警告メッセージを、テキスト又は画像で表示する。また、受信告知データDWAに番組通知が含まれる場合、表示装置15は、それも表示する。音声出力部17は、受信告知データDWAにより表される警告メッセージを音声として出力する。また、音声出力部17は、受信告知データDWAに番組通知が含まれる場合、それも音声出力する。
【0064】
以上説明したように、第1の実施形態によれば、エリアA1 からA2 へと移動することにより、エリアA1 で作成された予約情報レコードRRPの修正が必要であることを、受信装置1は、送信装置2からの告知データDWP及び/又はDWAを使って、ユーザに認識させることが可能となる。ユーザは、エリアA2 で取得可能な番組表PG2 を使って、対象となる予約情報レコードRRPを消去したり、新規作成したり、修正したりすることが可能となる。また、送信装置2は、告知データDWA及び/又はDWAに番組通知を追加するので、ユーザは、エリアA1 で視聴予約された番組Pと同一のものがエリアA2 で放送予定であることを認識できるので、より簡単に予約情報レコードRRPの新規作成又は修正をすることが可能となる。
【0065】
なお、以上の説明では、判定要求RD の送出タイミングは実質的に、視聴予約番組Pの放送開始時刻の所定時間前であった。これにより、判定要求RD の送出頻度を抑えることが可能となる。つまり、移動体通信網5のトラフィックを抑えることに寄与できる。しかし、これに限らず、判定要求RD の送出タイミングは、受信装置1が作成エリアAから現エリアAに移動した直後であっても良い。この場合、判定要求RD の送出頻度は相対的に高くなるが、ユーザはいち早く、予約情報レコードRRPを消去したり、新規追加したり、修正したりする必要性を認識することが可能となる。
【0066】
また、ユーザは、作成エリアAから現エリアAに移動した後再度、作成エリアAに戻ることがある。そのため、図6のステップS11で選択された予約番組レコードRRPをプロセッサ116は消去するよりも、予約蓄積部113の所定の記憶領域に待避することがより好ましい。これにより、ユーザが元のエリアAに戻った時に、ユーザが入力装置112を操作する必要なく、プロセッサ116は、待避した予約番組レコードRRPを使って、予約番組Pを再生することが可能となる。
【0067】
また、以上の説明では、送信装置2のプロセッサ25がステップS22でYESと判断した場合、図10の処理は終了していた。しかし、これに限らず、送信装置2は、対象となる予約番組レコードRRPがそのまま使えることを示す告知データを生成し、受信装置1に送信しても構わない。
【0068】
また、以上では説明しなかったが、プロセッサ116は、例えば、図7に例示した予約番組レコードRRP内の放送開始時刻になると、チューナ12の受信チャネルを放送チャネルCH1 に設定するための制御信号SCHを生成し、チューナ12に出力する。また、プロセッサ116は、番組再生部13の入力系統をチューナ12側に設定するための制御信号SSAを生成し、番組再生部13に出力する。また、プロセッサ116は、画像切替え部14の入力系統を番組再生部13側に設定するための制御信号SSBを生成し、画像切替え部14に出力する。音声切替え部16は、音声切替え部16の入力系統を番組再生部13側に設定するための制御信号SSCを生成し、音声切替え部16に出力する。これにより、表示装置15及び音声出力部17は、予約番組レコードRRPにより視聴予約された番組Pを構成する映像及び音声を出力する。
【0069】
また、以上の実施形態では、視聴予約の場合の受信装置1の動作を説明したが、予約録画の場合の動作も、視聴予約の場合の動作を応用することにより簡単に実現できる。より具体的には、ユーザは、エリアA1 において、入力装置112を操作して、録画予約を指定し、さらに、番組表PG1 を参照して、番組コードPC1 を指定する。これらの指定に応答して、プロセッサ116は、フラグ欄FFLに1が記述された予約番組レコードRRPを生成する。そして、その予約番組レコードRRPの放送開始時刻の所定時間前になり、その時にユーザがエリアA1 からA2 に移動していれば、上述のような処理が受信装置1及び送信装置2の間で行われる。
【0070】
また、フラグ欄FFLに1が記述された予約番組レコードRRP内の放送開始時刻になると、プロセッサ116は、チューナ12の受信チャネルを放送チャネルCH1 に設定するための制御信号SCHを生成し、チューナ12に出力する。その結果、チューナ12から出力される予約番組Pを構成するトランスポートストリームは番組蓄積部114に格納される。番組蓄積部114に格納されたトランスポートストリームをユーザが予約番組Pを視聴したい時、プロセッサ116は、番組再生部13の入力系統を制御部111側に設定するための制御信号SSAを生成し、番組再生部13に出力する。また、プロセッサ116は、画像切替え部14の入力系統を番組再生部13側に設定するための制御信号SSBを生成し、画像切替え部14に出力する。音声切替え部16は、音声切替え部16の入力系統を番組再生部13側に設定するための制御信号SSCを生成し、音声切替え部16に出力する。これによって、プロセッサ116により番組蓄積部114から読み出されたトランスポートストリームは番組再生部13に出力され、その結果、表示装置15及び音声出力部17は、予約番組レコードRRPにより予約録画された番組Pを構成する映像及び音声を出力する。
【0071】
また、以上の実施形態では、受信装置1及び送信装置2を地上波放送システムに応用した例について説明した。しかし、受信装置1は、衛星放送システムにおいて、番組P1 〜P5 を受信可能な場合にも、図6に示す処理を行っても良い。
【0072】
また、以上の実施形態では、受信装置1は、判定要求RD を作成する際に、移動体通信網5からの位置情報CP1 又はCP2 を使っていた。しかし、これに限らず、受信装置1は、GPS(Global Positioning System )からの情報を使って算出した現在位置を使って判定要求RD を作成しても良いし、いわゆる自律航法センサを使って検出した現在位置を使って判定要求RD を作成しても良い。
【0073】
また、以上の実施形態では、送信装置2は、受信判定要求RD に含まれる放送チャネルCH1 又はCH2 と、位置情報CP1 又はCP2 とから、受信装置1が作成エリアAから現エリアAに移動したことを判定していた。しかし、これに限らず、送信装置2は、受信装置1の移動毎に、告知データDWP又はDWAを作成するので、受信装置1の作成エリアAを記憶することが可能となる。そして、受信装置1は、位置情報CP1 又はCP2 のみを含む判定要求RD を作成して送信装置2に送るようにしても良い。この場合、送信装置2は、記憶している作成エリアAと、受信位置情報CP1 又はCP2 とから、受信装置1が作成エリアAから現エリアAに移動したことを認識することができる。
【0074】
(第1の変型例)
次に、プロセッサ116の処理及びプロセッサ25の処理の第1の変型例について説明する。図12は、プロセッサ116の処理の第1の変型例の手順を示すフローチャートである。図12は、図6と比較すると、ステップS19〜S111をさらに含む点で相違する。それ以外に両フローチャートに相違点はないので、図12において図6のステップに相当するものには同一のステップ番号を付け、それぞれの説明を省略する。また、図13は、プロセッサ25の処理の第1の変型例の手順を示すフローチャートである。図13は、図10と比較すると、ステップS24の代わりにステップS27を含む点で相違する。それ以外に両フローチャートに間に相違点はないので、図13において図10のステップに相当するものには同一のステップ番号を付け、それぞれの説明を省略する。
【0075】
図13において、送信装置2のプロセッサ25は、ステップS23でYESと判断した場合、プロセッサ25は、告知データDWP及び/又は告知データDWAを作業領域26上で作成する(ステップS27)。より具体的には、プロセッサ25は、番組DB蓄積部23から、ステップS23で見つけた組み、つまり、放送チャネルCH1 又はCH2 、時間帯TP1 〜TP3 のいずれか、及び番組コードPC1 〜PC5 のいずれかから構成される組みを、作業領域26に読み出す。その後、プロセッサ25は、図14の上段に示すように、上述の警告メッセージに加えて、読み出した組みを同一番組情報ISPとして含む告知データDWPを作成する。なお、同一番組情報ISPは告知データDWAに含まれても構わない。
【0076】
第1の実施形態では、図7に例示した予約番組レコードRRPがステップS11で選択されると仮定した。この仮定下では、同一番組情報ISPは、放送チャネルCH2 、時間帯TP3 及び番組コードPC1 から構成される。
【0077】
以上のステップS27の終了後、ステップS26において、プロセッサ25は、作成した告知データDWP及び/又は告知データDWAを、送受信部21を介して、移動体通信網5に送出する。
【0078】
また、図12において、受信装置1のプロセッサ116は、ステップS18の後に、受信告知データDWP又は告知データDWAの中に、同一番組情報ISPが含まれているか否かを判断する(ステップS19)。プロセッサ116が同一番組情報ISPが含まれていないと判断した場合、図12の処理は終了する。
【0079】
ステップS19で同一番組情報ISPが含まれると判断した場合には、プロセッサ116は、対象となる予約番組レコードRRPを複製し、複製したものを予約蓄積部113において別の記録領域に待避する(ステップS110)。これにより、上述したように、受信装置1が作成エリアAに戻った時に、待避した予約番組レコードRRPを再利用できる。
【0080】
さらに、プロセッサ116は、同一番組情報ISPを構成する、放送チャネルCH1 又はCH2 、時間帯TP1 〜TP3 のいずれかを構成する放送開始時刻、放送終了時刻及び番組コードPC1 〜PC5 のいずれかを、予約番組情報IRPを構成する予約番組レコードRRPの放送チャネル欄FCH、開始時刻欄FST、終了時刻欄FET及び番組コード欄FPCに書き込み、対象となる予約番組レコードRRPを更新する(ステップS111)。上記仮定下では、更新された予約番組レコードRRPは、放送チャネルCH2 、放送開始時刻T3 、放送終了時刻T4 、番組コード欄PC1 及び、フラグとしての0から構成される。
【0081】
以上説明したように、本変型例では、受信装置1は自動的に予約番組レコードRRPを更新できるので、現エリアAにおいて視聴予約又は録画予約された番組Pを視聴又は録画することができる。
【0082】
なお、以上の変型例では、プロセッサ116は、同一番組情報ISPを構成する放送チャネルCH1 又はCH2 、時間帯TP1 〜TP3 のいずれかを構成する放送開始時刻、放送終了時刻及び番組コードPC1 〜PC5 のいずれかを予約番組レコードRRPに書き込むとして説明したが、これに限らず、プロセッサ116は、必要な部分のみを書き込むようにしても構わない。例えば、同一番組情報ISPと、予約番組レコードRRPとの双方に同じ番組コードPC1 〜PC5 のいずれかが記載されていることになるので、番組コードPCについては書き換えを行わなくても良い。また、放送開始時刻及び放送終了時刻を書き換えなくとも良い場合も起こりうる。
【0083】
また、以上の変型例では、受信装置1側では現エリアAで同一番組Pが放送されているか否かを、送信装置2からの告知データDWP又はDWAを解析するまで認識できない。さらに言えば、同一番組Pが互いに同じ時間帯TPから始まることも想定できる。したがって、受信装置1のユーザとしては、予約番組レコードRRPの更新をいち早く行いたいとはずである。従って、本変型例においては、判定要求RD は、作成エリアAから現エリアAへの移動が行われた直後に送信装置2に向けて送出される方が好ましい。
【0084】
また、以上の変型例では、ステップS25において、上述の警告メッセージだけでなく、現エリアAでは同一番組Pの放送予定が無いことを示す通知を含む告知データDWP及び/又は告知データDWAを作成し、ステップS27で送出することがより好ましい。これにより、受信装置1のユーザは、同一番組Pの放送予定が無いことを認識できるようになる。
【0085】
ところで、ユーザは、図15に示すように、通信網4にアクセス可能な据え置き型の録画装置60を有している場合がある。また、このような録画装置60は基本的に、複数のエリアAを移動することはない。このような場合、ステップS23で同一番組Pが無いと判断した場合、送信装置1は、録画装置60に向けて、ステップS11で選択された予約番組レコードRRPで特定される番組Pを録画するためのコマンドCRRを生成し、通信網4を介して送信しても良い。
【0086】
また、以上の実施形態では、ユーザは、入力装置112を操作して、視聴予約を指定し、さらに、番組表PG1 を参照しながら、放送局31 により送信される番組P1 の番組コードPC1 を指定する。これら指定に応答して、プロセッサ116は、予約番組レコードRRPを作成して、予約蓄積部113に格納していた。しかし、これに限らず、受信装置1は、作成した予約番組レコードRRPを送信装置2に送信し、送信装置2が各予約番組レコードRRPを管理するようにしても良い。この場合、送信装置2は、視聴予約又は録画予約された番組の放送開始時刻の所定時間前になると、対象となる予約番組レコードRRPを受信装置1に送信する。ここで、上述のように、通信網4にアクセス可能な録画装置60をユーザが有している場合には、送信装置2は、予約番組レコードRRPで特定される番組Pの内容に応じて、予約番組レコードRRPを受信装置1に送信するか、上述のコマンドCRRを録画装置60に送信するようにしても良い。例えば、映画のように高精細の画面で観るような番組Pに関しては、送信装置2は、上述のコマンドCRRを作成して録画装置60に送信し、ニュースのように高精細な画面で観る必要性が乏しいものに関しては、上述の予約番組レコードRRPを受信装置1に送信する。
【0087】
(第2の変型例)
次に、プロセッサ116の処理及びプロセッサ25の処理の第2の変型例について説明する。図16は、プロセッサ116の処理の第2の変型例の手順を示すフローチャートである。図16は、図6と比較すると、ステップS112〜S116をさらに含む点で相違する。それ以外に両フローチャートに相違点はないので、図16において図6のステップに相当するものには同一のステップ番号を付け、それぞれの説明を省略する。また、図17は、プロセッサ25の処理の第2の変型例の手順を示すフローチャートである。図17は、図10と比較すると、ステップS24の代わりにステップS28及びS29をさらに含む点で相違する。それ以外に両フローチャートに間に相違点はないので、図17において図10のステップに相当するものには同一のステップ番号を付け、それぞれの説明を省略する。
【0088】
図17において、送信装置2のプロセッサ25は、ステップS23でNOと判断した場合、受信装置1側で視聴予約又は録画予約された番組Pの代わりとなる代替番組APを番組DB28から検索して、代替番組APが放送される放送チャネルCH1 又はCH2 と、時間帯TP1 〜TP3 のいずれかと、番組コードPC1 〜PC5 のいずれかとを、代替番組情報IAPとして作業領域26に取り出す(ステップS28)。ここで、代替番組APとしては、様々な番組Pを想定することができるが、例えば、視聴予約又は録画予約された番組Pと同じ時間帯TPに現エリアAで放送される番組Pであったり、現エリアAで放送されかつユーザの嗜好に基づいてプロセッサ25により選択された番組Pであったりする。
【0089】
次に、プロセッサ25は、告知データDWP及び/又は告知データDWAを作業領域26上で作成する(ステップS29)。より具体的には、プロセッサ25は、図17に示すように、上記警告メッセージに加えて、ステップS28で取得した代替番組情報IAPを含む告知データDWPを作成する。なお、代替番組情報IAPは告知データDWAに含まれても構わない。
【0090】
例えば、ステップS28において、図2に示す番組P4 が代替番組AP4 として検索された場合には、ステップS29で生成される代替番組情報IAPは、放送チャネルCH2 、時間帯TP1 及び番組コードPC4 から構成される。
【0091】
以上のステップS29の終了後、ステップS26において、作成した告知データDWP及び/又はDWAを、送受信部21を介して移動体通信網5に送出する。
【0092】
また、図16において、受信装置1のプロセッサ116は、ステップS18の後に、受信告知データDWP又はDWAの中に、代替番組情報IAPが含まれているか否かを判断する(ステップS112)。プロセッサ116が代替番組情報IAPが含まれていないと判断した場合、図16の処理は終了する。
【0093】
ステップS112において代替番組情報IAPが含まれていると判断した場合には、プロセッサ116は、代替番組APが存在することを示すメッセージ(以下、代替番組通知と称する)を表す画像データDNAP を画像切替え部14に転送する(ステップS113)。画像データDNAP は、告知データDWP又はDWAに付加されていても良いが、本変型例ではコンピュータプログラム118に予め記述されていると仮定する。また、画像データDNAP は、図18に示すように、代替番組APを予約視聴又は予約録画をするか否かをユーザが指定することが可能に構成される。ステップS113の結果、画像データDNAP は、画像切替え部14を介して、表示装置15により受信される。表示装置15は、図18に示すように、画像データDNAP により表されるメッセージを表示する。
【0094】
ユーザは、表示装置15の画面を参照して、代替番組APを受け入れるか否かを判断し、入力装置112を操作して、代替番組APを受け入れるか否かを指定する。プロセッサ116は、入力装置112からの出力信号に基づいて、ユーザが代替番組APを予約視聴又は予約録画するかを判断し(ステップS114)、ユーザが受け入れないと指定した場合には、代替番組APを予約視聴等しないとみなして、図16の処理は終了する。
【0095】
それに対して、ステップS114において、ユーザが代替番組APを受け入れると指定した場合には、代替番組APを予約視聴等するとみなして、プロセッサ116は、対象となる予約番組レコードRRPを複製し、複製したものを予約蓄積部113において別の記録領域に待避する(ステップS115)。これにより、上述したように、待避された予約番組レコードRRPを再利用できる。
【0096】
さらに、プロセッサ116は、代替番組情報IAPを構成する、放送チャネルCH1 又はCH2 、時間帯TP1 〜TP3 のいずれかを構成する放送開始時刻、放送終了時刻及び番組コードPC1 〜PC5 のいずれかを、予約番組情報IRPを構成する予約番組レコードRRPの放送チャネル欄FCH、開始時刻欄FST、終了時刻欄FET及び番組コード欄FPCに書き込み、対象となる予約番組レコードRRPを更新する(ステップS116)。上記仮定下では、更新された予約番組レコードRRPは、放送チャネルCH2 、放送開始時刻T1 、放送終了時刻T2 、番組コード欄PC4 及び、フラグとしての0から構成される。
【0097】
以上説明したように、本変型例では、受信装置1は自動的に予約番組レコードRRPを代替番組APのものに更新するので、より使い勝手の良い受信装置1を提供することが可能となる。
【0098】
なお、以上の変型例では、代替番組通知を表す画像データDNAP を使って代替番組APが存在することがユーザに通知されていたが、これに限らず、音声を使って代替番組APが存在することを、受信装置1はユーザに通知されても良い。
【0099】
(第2の実施形態)
図19は、本発明の第2の実施形態に係るデータ通信システムの全体構成を示す模式図である。図19において、データ通信システムは、少なくとも1台の受信装置6と、少なくとも1台の送信装置7と、複数台の放送局の一例として、2台の放送局81 〜84 とを備えている。
【0100】
まず、放送局81 〜84 について説明する。放送局81 は、放送チャネルCH1 を使ってエリアA1 に向けて、複数の番組の一例として、互いに内容の相違するP1 〜P3 を、典型的にはトランスポートストリームに多重して放送する。また、放送局81 は、番組表(タイムテーブル)PG1 を、通信網4を介して送信装置7に送信する。ここで、放送チャネルCH1 、エリアA1 、番組P1 〜P3 、番組表PG1 及び通信網4 に関しては、第1の実施形態と同様であるため、本実施形態ではそれぞれの説明を省略する。
【0101】
また、放送局82 は、放送チャネルCH2 を使ってエリアA1 に向けて、複数の番組の一例として、互いに内容の相違する2つの番組P4 及びP5 を多重して放送する。放送チャネルCH2 は、放送局82 に予め割り当てられており、上述の放送チャネルCH1 とは相違する周波数帯域である。なお、本実施形態では便宜上、放送局81 及び82 は、互いに同じエリアA1 をカバーするとして説明するが、放送局81 及び82 の性能又は周囲の状況により、放送局81 及び82 のカバーエリアは若干相違する。
【0102】
番組P4 及びP5 は、本実施形態では便宜上、図20に示すように、互いに重複せずかつ予定された時間帯TP1 及びTP4 に放送されると仮定する。ここで、時間帯TP4 とは、時間帯TP2 及びTP3 から構成され、番組P5 の放送開始時刻T2 〜放送終了時刻T4 の間である。また、番組P4 及びP5 には、第1の実施形態と同様に、番組コードPC4 及びPC5 が割り当てられる。
【0103】
放送局82 はさらに、図21に示すように、番組P4 及びP5 の放送スケジュールを表す番組表(タイムテーブル)PG2 を、上述の通信網4を介して送信装置7に送信する。ここで、番組表PG2 は、番組表PG1 と同様のデータ構造を有しており、図21に示すように、放送チャネルCH2 と、情報セットIS4 及びIS5 とを含む。情報セットIS4 は、番組P4 のタイトルPT4 、時間帯TP1 及び番組コードPC4 とから構成される。また、図示は省略しているが、情報セットIS5 は、番組P5 のタイトルPT5 、時間帯TP4 及び番組コードPC5 とから構成される。
【0104】
また、図19に示すように、放送局83 は、放送チャネルCH3 を使ってエリアA2 に向けて、複数の番組の一例として、互いに内容の相違する3つの番組P6 、P7 及びP1 を放送する。
【0105】
放送チャネルCH3 は、放送局83 に予め割り当てられており、上述の放送チャネルCH1 及びCH2 とは異なる周波数帯域である。また、エリアA2 は、放送局83 の各放送番組P6 、P7 及びP1 を受信装置6が受信可能な範囲であり、上述のエリアA1 とは異なる範囲をカバーし、エリアA1 に実質的に隣接する。なお、エリアA2 は大略的には、放送局83 の送信電波の強度により定まる。
【0106】
各番組P6 、P7 及びP1 は、本実施形態では便宜上、図20に示すように、上述の時間帯TP1 、TP2 及びTP3 に放送されると仮定する。ここで、番組P1 は、放送局81 及び83 により、互いに異なる時間帯TP1 及びTP3 に送信される点には注意を要する。また、番組P6 及びP7 には、他の番組P1 〜P5 と同様の番組コードPC6 及びPC7 が割り当てられる。ここで、放送局83 の放送番組P1 には、上述同様、番組コードPC1 が割り当てられる。
【0107】
放送局83 は、図21に示すように、放送番組P6 、P7 及びP1 のスケジュールを表す番組表(タイムテーブル)PG3 を、上述の通信網4を介して送信装置2に送信する。ここで、番組表PG3 は、他の番組表PG1 及びPG2 と同様のデータ構造を有しており、図21に示すように、放送チャネルCH3 と、情報セットIS6 〜IS8 とを含む。情報セットIS6 は、図示を省略しているが、番組P6 のタイトルPT6 、時間帯TP1 及び番組コードPC6 から構成される。情報セットIS7 は、番組P7 のタイトルPT7 、時間帯TP2 及び番組コードPC7 から構成される。情報セットIS8 は、情報セットIS1 から明らかなように、番組P1 のタイトルPT1 、時間帯TP3 及び番組コードPC1 から構成される。
【0108】
また、放送局84 は、放送チャネルCH4 を使ってエリアA2 に向けて、複数の放送番組の一例として、互いに異なる2つの番組P8 及びP9 を放送する。
【0109】
放送チャネルCH4 は、放送局84 に予め割り当てられており、上述の放送チャネルCH1 〜CH3 のものとは相違する周波数帯域である。なお、本実施形態では便宜上、放送局83 及び84 は、互いに同じエリアA2 をカバーするとして説明する。
【0110】
番組P8 及びP9 は、本実施形態では便宜上、図20に示すように、互いに重複せずかつ予定された時間帯TP1 及びTP4 に放送されると仮定する。また、番組P8 及びP9 には、他の番組P1 等と同様に、番組コードPC8 及びPC9 が割り当てられる。
【0111】
放送局84 は、図21に示すように、放送番組P8 及びP9 のスケジュールを表す番組表(タイムテーブル)PG4 を、上述の通信網4を介して送信装置2に送信する。ここで、番組表PG4 は、他の番組表PG1 等と同様のデータ構造を有しており、図21に示すように、放送チャネルCH4 と、情報セットIS9 及びIS10を含む。各情報セットIS9 は、図示を省略しているが、他の情報セットIS1 等から明らかなように、番組P8 のタイトルPT8 、時間帯TP1 及び番組コードPC8 から構成される。また、情報セットIS10は、番組P9 のタイトルPT9 、時間帯TP4 及び番組コードPC9 から構成される。
【0112】
図19において、受信装置6は、前述の受信装置1と同様に、移動体通信機器である。そして、現在位置するエリアA1 又はA2 において、受信装置6は少なくとも、送信装置7により提供される個人番組表UPG1 又はUPG2 を受信し、表示する。また、受信装置6は、前述の受信装置1と同様に、放送局81 及び82 又は、放送局83 及び84 により放送される番組P1 〜P5 、又は番組P1 及びP6 〜P9 を受信可能に構成されても良いし、受信可能な番組P1 〜P9 の中から、ユーザにより視聴予約又は録画予約されたものを再生又は録画するよう構成されても良い。ただし、本実施形態の特徴は個人番組表UPG1 及びUPG2 を受信し表示することであるため、番組受信、視聴予約及び録画予約については説明を簡素化する。
【0113】
以上の機能を実現するために、図22に示すように、受信装置6は、図4の受信装置1と比較すると、制御部111に代えて制御部61を備えている点で相違する。それ以外に両受信装置6及び1の間に、構成面及び処理面での相違点は無いので、図22において図4の構成に相当するものには同一の参照符号を付けて、それぞれの説明を簡素化する。ただし、いくつかの構成への入出力情報は、第1の実施形態とは異なる。
【0114】
画像切替え部14には、制御部61からの番組表UPG1 又はUPG2 が入力される場合がある。画像切替え部14は、第1の実施形態で説明した制御信号SSBに応答して、番組再生部13及び制御部61のいずれかを選択する。画像切替え部14は、制御部61を選択している場合、それから送られてくる番組表UPG1 又はUPG2 を表示装置15に出力する。表示装置15は、入力番組表UPG1 又はUPG2 を表示する。
【0115】
CODEC110は、無線通信部19からの多重化信号の中から、受信装置6に送られてくる位置情報CP1 又はCP2 と、受信装置6宛ての番組表UPG1 又はUPG2 とを分離して、それらを制御部61に出力する。CODEC110はさらに、制御部61で生成される番組表要求RUPG を多重化信号に多重化する。ここで、番組表要求RUPG は、受信装置6が今回進入したエリアA1 又はA2 で利用可能な個人番組表UPG1 又はUPG2 を送信装置2に要求するための情報であり、少なくとも、放送チャネルCH1 〜CH4 のいずれか一つと、位置情報CP1 又はCP2 を含んでいる。
【0116】
制御部61は、個人番組表の受信・表示に必要な各種処理を行うために、プログラムメモリ62と、プロセッサ63と、作業領域64とを含む。プログラムメモリ62は、受信装置6の各構成を制御するためのコンピュータプログラム(図示は単にプログラム)65を格納する。プロセッサ63は、以上のコンピュータプログラム65を実行する。なお、プロセッサ63の詳細な処理については、図23のフローチャートを参照して、後で詳説する。作業領域64は、コンピュータプログラム65の実行中にプロセッサ63により使用される。
【0117】
また、図19において、送信装置7は、放送局81 〜84 からの番組表PG1 〜PG4 を、上述の通信網4を介して受け取り、蓄積する。さらに、送信装置7は、受信装置6からの番組表要求RUPG に応答して、本実施形態特有の処理が行われる。より具体的には、送信装置7は、個人番組表UPG1 又はUPG2 の作成を行った後に、作成したものを移動体通信網5を介して受信装置6に送信する。
【0118】
以上のような機能を実現するために、図24に示すように、送信装置7は、図8と比較すると、制御部22の代わりに制御部71を備えている点で相違する。それ以外に、両送信装置7及び2の間に、構成面及び処理面での相違点は無いので、図24において、図8の構成に相当するものには同一の参照符号を付け、それぞれの説明を簡素化する。ただし、送受信部21への入出力情報、及び番組DB蓄積部23の蓄積情報は第1の実施形態とは異なる。
【0119】
送受信部21は、通信網4を介して、各放送局81 〜84 から送られてくる番組表PG1 〜PG4 を受信して、制御部71に転送する。また、送受信部21は、移動体通信網5を介して、受信装置6から送られてくる番組表要求RUPG を受信して、制御部71に転送する。さらに、送受信部21は、制御部71により生成された個人番組表UPG1 又はUPG2 を移動体通信網5に送出する。
【0120】
制御部71は、本実施形態特有の処理を行うために、プログラムメモリ72と、プロセッサ73と、作業領域74とを含む。プログラムメモリ72は、送信装置7における各処理の手順を記述したコンピュータプログラム(図示は単にプログラム)75を格納する。プロセッサ73は、以上のコンピュータプログラム75を実行する。なお、プロセッサ73の処理については、図25のフローチャートを参照して、後で詳説する。作業領域74は、コンピュータプログラム75の実行中にプロセッサ73により使用される。
【0121】
番組DB蓄積部23は、制御部22により生成される番組DB76を格納する。番組DB76は、受信番組表PG1 〜PG4 (図21参照)から作成され、図26に示すように、エリア数に相当する数のエリアレコードRARの一例として、エリアレコードRAR1 及びRAR2 とから構成される。エリアレコードRAR1 は、エリアA1 をカバーする放送局81 及び82 の番組表PG1 及びPG2 から作成され、時刻T毎に、放送チャネルCH1 で放送される番組P1 〜P3 及び、放送チャネルCH2 で放送される番組P4 〜P5 を特定する。また、エリアレコードRAR2 は、エリアA2 をカバーする放送局83 及び84 の番組表PG3 及びPG4 から作成され、時刻T毎に、放送チャネルCH3 で放送される番組P6 、P7 及びP1 及び、放送チャネルCH4 で放送される番組P8 及びP9 を特定する。
【0122】
次に、以上の構成を有するデータ通信システムの動作について説明する。まず、送信装置7において、送受信部21は、遅くても時刻T1 までに、放送局81 からの番組表PG1 、放送局82 からの番組表PG2 、放送局83 からの番組表PG3 及び放送局84 からの番組表PG4 を、通信網4を介して受信し、これらを作業領域74に格納する。作業領域74内の番組表PG1 及びPG2 から、プロセッサ73は、エリアレコードRAR1 を作成し、番組表PG3 及びPG4 から、エリアレコードRAR2 を作成する。以上のエリアレコードRAR1 及びRAR2 の組みを番組DB76として、プロセッサ73は番組DB蓄積部23に格納する。
【0123】
受信装置6のユーザは現在、エリアA1 (図19参照)内を行動している。さらに、エリアA1 において、第1の実施形態と同様にして、予約番組レコードRRPが作成される。その後、ユーザは、受信装置6を携帯して、エリアA2 に移動する。プロセッサ63は、コンピュータプログラム65を実行しており、各予約番組レコードRRPの放送開始時刻の所定時間前になると、図23に示される処理を開始する。プロセッサ63は、前述のステップS11と同様にして、対象となる予約番組レコードRRPを選択し(ステップS31)、対象となる予約番組レコードRRPから、放送チャネルCH(放送チャネルCH1 〜CH4 のいずれか)を取得する(ステップS32)。今、対象となる予約番組レコードRRPが図7に例示したものであると仮定すると、放送チャネルCH1 が取得される。
【0124】
また、上述したように、移動体通信網5において、エリアA1 内の基地局は定期的に位置情報CP1 を送出しており、エリアA2 内のものは位置情報CP2 を送出している。受信装置6において、CODEC110は、第1の実施形態と同様に、入力多重化信号から、位置情報CP1 又はCP2 を分離して、作業領域64に格納する。以上のようにして、プロセッサ63は、受信装置6が現在位置するエリアA1 又はA2 内で、位置情報CP1 又はCP2 を取得する(ステップS33)。上記仮定下では、位置情報CP2 が取得される。
【0125】
次に、プロセッサ63は、取得した放送チャネルCH1 〜CH4 のいずれかと、取得した位置情報CP1 又はCP2 とを含む番組表要求RUPG を、作業領域64で作成し、CODEC110及び無線通信部19を介してアンテナ18から移動体通信網5に送出する(ステップS34)。上記仮定下では、放送チャネルCH1 及び位置情報CP2 を含むものが作成される。その後、プロセッサ63は、送信装置7で作成される個人番組表UPG1 又はUPG2 の受信を待機する(ステップS35)。
【0126】
送信装置7において、送受信部21は、移動体通信網5から受信した番組表要求RUPG を作業領域74に格納する。プロセッサ73は、プログラムメモリ72内のコンピュータプログラム75を実行しており、番組表要求RUPG が格納されると、図26のフローチャートに示される処理を開始する。
【0127】
まず、プロセッサ73は、作業領域74内の番組表要求RUPG から、放送チャネルCH1 〜CH4 のいずれか一つと、位置情報CP1 又はCP2 とを取り出す(ステップS41)。上記仮定下では、放送チャネルCH1 と、位置情報CP2 とが取り出される。
【0128】
次に、プロセッサ73は、前述のステップS22と同様にして、対象となる予約番組レコードRRPの作成エリアAと、現エリアAとが一致するか否かを判定する(ステップS42)。一致していれば、受信装置6に対して何も行わなくて良いので、図26の処理は終了する。
【0129】
それに対して、両エリアAが一致しないと判定された場合、プロセッサ73は、番組DB蓄積部23にアクセスして、ステップS42で特定される現エリアAのエリアレコードRAR1 又はRAR2 (図26参照)を選択する(ステップS43)。以下、ステップS43で選択されたものを、対象となるエリアレコードRARと称する。また、上記仮定下では、エリアレコードRAR2 が対象として選択される。次に、プロセッサ73は、対象エリアレコードRARを使って、いくつかの番組特定情報IPIを作成する(ステップS44)。より具体的には、プロセッサ73は、対象エリアレコードRARにおいて、同じ時間帯TPに放送される複数の番組Pの中から、ユーザ好みの番組Pを1つ選択する。そして、プロセッサ73は、選択した番組Pを特定するために、放送チャネルCH、番組タイトルPT、番組コードPC、及び時間帯TPの組みを番組特定情報IPIとして、番組DB76から取り出す。このような処理を、プロセッサ73は、全ての時間帯TPについて実行する。なお、ステップS44においてユーザ好みの番組Pを選択する方法については、後の実施形態で詳説する。本実施形態では、対象となるエリアレコードRAR2 から、番組特定情報IPIとして、放送チャネルCH3 、番組タイトルPT6 、番組コードPC6 及び時間帯TP1 から構成される番組特定情報IPI1 と、放送チャネルCH4 、番組タイトルPT9 、番組コードPC9 及び時間帯TP4 から構成される番組特定情報IPI2 とが作成されると仮定する。
【0130】
次に、プロセッサ73は、ステップS44で作成したいくつかの番組特定情報IPIを作業領域74上で、時間帯TPが連続するように並べて、図27に示すような、個人番組表UPG1 又はUPG2 を作成する(ステップS45)。上記仮定に従えば、図27に例示するように、番組特定情報IPI1 及びIPI2 から構成される個人番組表UPG2 が作成される。次に、プロセッサ73は、作成した個人番組表UPG1 又はUPG2 を、送受信部21を介して、移動体通信網5に送出する(ステップS46)。以上のステップS46が終了すると、図26の処理は終了する。
【0131】
上述したように、受信装置6のプロセッサ63は、ステップS34において個人番組表UPG1 又はUPG2 の受信を待機しており、未受信であると判定すると、番組表要求RUPG の送出から予め定められた時間だけ経過したか否かを判断する(ステップS36)。一定時間が経過している場合、プロセッサ63は、作成エリアAを出ていないと判断して、図23の処理を終了する。一方、一定時間が経過していない場合には、プロセッサ63は再度、ステップS35を行う。
【0132】
また、ステップS46で送出された個人番組表UPG1 又はUPG2 は、移動体通信網5を介して、受信装置6のアンテナ18により受信された後、無線通信部19及びCODEC110を介して、作業領域64に格納される。このような格納により、プロセッサ63は、ステップS35で個人番組表UPG1 又はUPG2 を受信したと判断し、制御信号SSBを作成して、画像切替え部14に出力する(ステップS37)。制御信号SSBは、画像切替え部14の入力系統を制御部61側に切り替えるための信号である。受信制御信号SSBに従って、画像切替え部14は、入力系統を制御部61側に切り替える。
【0133】
次に、プロセッサ63は、作業領域64内の番組表UPG1 又はUPG2 を、画像切替え部14に転送する(ステップS38)。その結果、番組表UPG1 又はUPG2 は、画像切替え部14を介して、表示装置15に入力される。表示装置15は、図28に示すように、受信した個人番組表UPG1 又はUPG2 を表示する。
【0134】
以上説明したように、第2の実施形態によれば、送信装置7は、受信装置6が作成エリアAから別のエリア(現エリア)Aに移動したことを判定し、現エリアAで放送されている番組Pの内、ユーザ好みのものから作成された個人番組表UPG1 又はUPG2 を送信する。受信装置6は、送信装置7から送られてきた個人番組表UPG1 又はUPG2 を表示する。これによって、ユーザが知らない間に別のエリアAに移動したとしても、現エリアで有効な個人番組表UPG1 又はUPG2 を自動的に受信し表示できるので、より使い勝手の良い受信装置6を実現することができる。
【0135】
なお、以上の説明では、番組表要求RUPG の送出タイミングは実質的に、視聴予約番組Pの放送開始時刻の所定時間前であった。これにより、番組表要求RUPG の送出頻度を抑えることが可能となる。つまり、移動体通信網5のトラフィックを抑えることに寄与できる。しかし、これに限らず、番組表要求RUPG の送出タイミングは、受信装置6が作成エリアAから現エリアAに移動したことを検出した直後であっても良い。この場合、番組表要求RUPG の送出頻度は相対的に高くなるが、ユーザはいち早く、現エリアAで有効な個人番組表UPG1 又はUPG2 を取得することが可能となる。
【0136】
また、ユーザは、現エリアAに移動した後再度、作成エリアAに戻ることがある。そのため、受信装置6は、作成エリアAで取得した番組表UPG1 又はUPG2 を所定の記憶領域に待避することがより好ましい。これにより、ユーザが元のエリアAに戻った時に、新たな番組表要求RUPG を送信装置7に送信する必要なく、プロセッサ63は、待避した番組表UPG1 又はUPG2 を表示することが可能となる。
【0137】
また、以上の実施形態では、受信装置6及び送信装置7を地上波放送システムに応用した例について説明した。しかし、受信装置6は、衛星放送システムにおいて、番組P1 〜P10を受信可能な場合にも、図23に示す処理を行っても良い。
【0138】
また、以上の実施形態では、受信装置6は、番組表要求RUPG を作成する際に、移動体通信網5からの位置情報CP1 又はCP2 を使っていた。しかし、これに限らず、受信装置6は、GPS(Global Positioning System )からの情報を使って算出した現在位置を使って番組表要求RUPG を作成しても良いし、いわゆる自律航法センサを使って検出した現在位置を使って番組表要求RUPG を作成しても良い。
【0139】
また、以上の実施形態では、送信装置7は、受信番組表要求RUPG に含まれる放送チャネルCH1 又はCH2 と、位置情報CP1 又はCP2 とから、受信装置1が作成エリアAから現エリアAに移動したことを判定していた。しかし、これに限らず、送信装置7は、受信装置6の移動毎に、番組表UPG1 又はUPG2 を作成するので、受信装置6の作成エリアAを記憶することが可能となる。そして、受信装置6は、位置情報CP1 又はCP2 のみを含む番組表要求RUPG を作成して送信装置7に送るようにしても良い。この場合、送信装置7は、記憶している作成エリアAと、受信位置情報CP1 又はCP2 とから、受信装置6が作成エリアAから現エリアAに移動したことを認識することができる。
【0140】
また、以上の実施形態では、送信装置7は、放送チャネルCH1 又はCH2 と、位置情報CP1 又はCP2 とを使って、受信装置6が現エリアAに移動したと判定した後に、個人番組表UPG1 又はUPG2 を作成していた。しかし、これに限らず、送信装置7は、位置情報CP1 又はCP2 のみから、受信装置6が現在位置する放送エリア(現エリア)A1 又はA2 における放送番組Pを特定できる。このようにして特定した放送番組Pから、送信装置7は、現エリアA1 又はA2における個人番組表UPG1 又はUPG2 を作成することができる。
【0141】
(変型例)
次に、プロセッサ73の処理の変型例について説明する。図29は、プロセッサ73の処理の変型例の手順を示すフローチャートである。図29は、図26と比較すると、ステップS47〜S410をさらに含む点で相違する。それ以外に両フローチャートに相違点はないので、図29において図26のステップに相当するものには同一のステップ番号を付け、それぞれの説明を省略する。
【0142】
図29において、送信装置7のプロセッサ73は、ある番組表要求RUPG の受信に応答して、番組表UPG1 又はUPG2 を作成し送出し(ステップS44及びS45)、その後に、今回作成した個人番組表UPG1 又はUPG2 を予め定められた記録領域(例えば、作業領域74)に待避する(ステップS410)。
【0143】
その後、プロセッサ73は、別の番組表要求RUPG の受信に応答して、前述したように、いくつかの番組特定情報IPIを作成する(ステップS44)。その後、プロセッサ73は、ステップS43で選択したエリアレコードRARの中に、前回のステップS48で待避した番組表UPG1 又はUPG2 に含まれる番組コードPCと一致し、かつステップS44で未選択である番組コードPCがあるか否かを判断する(ステップS47)。つまり、前回のエリアAにおいて番組表UPG1 又はUPG2 に記述された番組Pが、今回のエリアAで放送されているか否かが判断される。以下、前回の番組表UPG1 又はUPG2 に記述され、今回の番組表UPG1 又はUPG2 に記述されず、かつエリアAで放送される番組Pを、副番組Pと称する。
【0144】
このような副番組Pが無いと判断された場合、プロセッサ73は、ステップS44以降を行う。それに対して、副番組Pがあると判断された場合、プロセッサ73は、対象エリアレコードRARを使って、いくつかの副番組特定情報ISPI を作成する(ステップS48)。より具体的には、プロセッサ73は、対象エリアレコードRARにおいて、ステップS46で特定された副番組Pを特定するために、放送チャネルCH、番組タイトルPT、番組コードPC、及び時間帯TPの組みを番組特定情報ISPI として、番組DB76から取り出す。このような処理を、プロセッサ73は、全ての副番組Pについて実行する。
【0145】
ステップS48の次に、プロセッサ73は、ステップS44で作成したいくつかの番組特定情報IPIと、ステップS48で作成したいくつかの副番組特定情報ISPI とを、作業領域74上で、時間帯TPが連続するように並べて、図30のに示すような、個人番組表UPG1 又はUPG2 を作成する(ステップS49)。
【0146】
例えば、エリアA1 で作成された番組表UPG1 に番組P1 (放送チャネルCH1 、番組タイトルPT1 、番組コードPC1 、及び時間帯TP1 )が記述されていた場合に、受信装置6がエリアA2 に移動した場合には、放送チャネルCH3 を使って番組P1 が時間帯TP3 で放送されるので(図21参照)、ステップS48では、放送チャネルCH3 、番組タイトルPT1 、番組コードPC1 、及び時間帯TP3 の組みが副番組特定情報ISPI として作成される。さらに、ステップS49では、このような副番組特定情報ISPI を含む番組表UPG2 が作成される。
【0147】
以上のステップS49の後、プロセッサ73は、作成した個人番組表UPG1 又はUPG2 を、送受信部21を介して、移動体通信網5に送出する(ステップS46)。以上のステップS46が終了すると、図29の処理は終了する。
【0148】
以上説明したように、本変型例では、送信装置7は、副番組Pを含む番組表UPG1 又はUPG2 を受信装置6に送信することができるので、受信装置6のユーザは、より使い勝手の良い番組表UPG1 又はUPG2 を取得することが可能となる。
【0149】
(第3の実施形態)
次に、図31及び図32を参照して、本発明の第3の実施形態に係るデータ通信システムの概要を説明する。図31は、本データ通信システムの構成を示す模式図である。図31において、データ通信システムは、少なくとも1台の受信装置101と、少なくとも1台の送信装置102と、複数の放送局103(図示は1台のみ)とを備えている。また、図32は、本データ通信システムで行われる処理の概要を示すフローチャートである。
【0150】
図32において、各放送局103は、自身が放送する番組Pのスケジュール情報Isch を、インターネットに代表される通信網104を介して、送信装置102に送信する(ステップS101)。送信装置102は、各放送局103から受信したスケジュールを使って、各放送局103に予め一意に割り当てられている放送チャネルCH及び時刻T毎に、各放送局103の放送予定番組Pを示す番組データベース(以下、番組DB(Data Base) を作成する(ステップS102)。
【0151】
また、受信装置101のユーザは、個人番組表の配信サービスを受けるため、送信装置102を運用する番組情報サービス会社と契約する。その際、ユーザは、自身の年齢、性別、職業、趣味、好みの番組、好きなスポーツ、好みの芸能人に代表される個人情報を番組情報サービス会社に通知する。番組情報サービス会社は、通知された個人情報を送信装置102の個人情報データベース(以下、個人情報DBと称する)に登録し、さらに、通知された個人情報から、ユーザが視聴したがる番組Pのジャンルを選択し、さらに、各ジャンル毎の優先順位を示す番組視聴優先度PLを作成して、個人情報DBに登録する(ステップS103)。
【0152】
次に、視聴者は、放送番組Pの視聴前に、個人番組表の配信サービスを受けるために、受信装置101を操作する。その操作に応答して、受信装置101は、移動体通信網105を介して、送信装置102に対して個人番組表UPGを要求する(ステップS104)。
【0153】
送信装置102は、個人番組表UPGの要求を受け取ると、認証処理を行って、ユーザを特定する。さらに、送信装置102は、個人情報DBにおいて、今回特定したユーザの番組視聴優先度PLと、番組DBとから、ユーザの嗜好に適した個人番組表UPGを作成する。その後、送信装置102は、今回作成した個人番組表UPGを、移動体通信網105を介して受信装置101に送信する(ステップS105)。
【0154】
受信装置101は、移動体通信網105を介して個人番組表UPGを受信し、表示する。ユーザは、表示された個人番組表UPGを参照して、自分が視聴したい番組Pを選択し、視聴予約に必要な操作を行う。これにより、受信装置101では、予約視聴に必要な予約番組情報が生成される(ステップS106)。
【0155】
受信装置101は、視聴予約時に指定した時刻になると、視聴予約した放送チャネルCHからの放送番組Pを受信可能な状態に設定して、放送番組Pを受信し再生する(ステップS107)。以降、ステップS104〜S107が繰り返し実行される。
【0156】
次に、図33〜図35を参照して、放送局103について説明する。図33は、図31に示す各放送局103の詳細な構成を示すブロック図である。また、図34は、図31の各放送局103の処理の概要を示す模式図である。図35は、図31の各放送局103が送信装置102に送信するスケジュール情報Isch を示す模式図である。
【0157】
まず、図34に示すように、デジタル放送では一般的に、映像及び音声を放送するために映像音声ストリームSTAVと、静止画及び/又はグラフィックス等を用いた付加サービスを行うためにデータ放送ストリームSTDTとが多重化部3007で多重化され、これによって、放送ストリームSTBCが構成される。ここで、映像音声ストリームSTAVは、ヘッダ情報IHDと、番組Pを表す番組データDP とから構成される。以上のような放送ストリームSTBCは、放送波として放送局103から放送チャネルCHを使って放送される。
【0158】
図33に示すように、放送局103は、番組データDP のオーサリングを行う番組データオーサリング部3004と、番組データDP を格納する番組データ格納部3005と、番組付加情報IADD のオーサリングを行う付加情報オーサリング部3008と、番組付加情報IADD を格納する番組付加情報格納部3009とを備えている。放送局103はさらに、格納された番組データDP 及び番組付加情報IADD を放送スケジュール管理部3006の制御下で、これらを多重化して、放送ストリームSTBCを作成する多重化部3007と、作成された放送ストリームSTBCを放送波として放送アンテナ3011に出力する放送データ送信部3010と、放送チャネルCH上に入力放送波を送出する放送アンテナ3011とを備えている。放送局103はさらに、スケジュール情報Isch を格納するスケジュール情報格納部3001と、格納されたスケジュール情報Isch を、予め定められたタイミングで送信装置102に送信するための制御を行うスケジュール情報送信制御部3002と、スケジュール情報送信制御部3002の制御下で読み出されたスケジュール情報Isch を通信網104に送出するデータ通信部3003とを備えている。
【0159】
ここで、図35に示すように、スケジュール情報Isch は典型的には、放送番組Pを特定する番組コードPCと、放送チャネルCHを特定するチャネルコードCCと、番組PのタイトルPTと、番組PのサブタイトルPSTと、番組PのジャンルPYと、番組Pの検索に必要なキーワードKWと、番組Pの放送開始時刻ST及び放送終了時刻ETと、番組Pの出演者名TN及びスポンサーSSとから構成される。
【0160】
次に、図36〜図42を参照して、送信装置102について説明する。図36は、図31に示す送信装置102の詳細な構成を示すブロック図である。図37は、送信装置102に格納される番組DBの構成例を示す模式図である。図38は、送信装置102に格納される個人情報DBの構成例を示す模式図である。図39は、送信装置102に格納される番組視聴優先度PLの構成例を示す模式図である。図40は、送信装置102で実行される番組選択の処理手順を示すフローチャートである。図41は、図40の番組選択処理の一例を示す模式図である。図42は、送信装置102により作成される個人番組表UPGを例示する模式図である。
【0161】
図36に示すように、送信装置102は、各放送局103から送信されたスケジュール情報Isch をスケジュール情報受信部2001で受信し、スケジュール情報処理部2002を介して、図37に示すような放送チャネルCH及び時刻T毎に各放送局103の放送番組Pを一意に特定可能な番組DBを、番組DB格納部2003に格納する。
【0162】
個人番組表の配信サービスに先立ち、ユーザは、上述したように、送信装置102を運用する番組情報サービス会社と契約を行う。その後、番組情報サービス会社は、契約時にユーザから通知された個人情報を、個人情報DB格納部2007に格納される個人情報DBに登録する。ここで、個人情報は、本実施形態では、図38に示すように、契約後にユーザに付与されるユーザ識別子UIDと、ユーザの年齢AG、性別GD、職業EM、趣味HBと、好みの番組のジャンルPYと、好きなスポーツFS及び好みの芸能人FTから構成される。また、趣味HB、好みの番組のジャンルPY、好きなスポーツFS及び好みの芸能人FTについては、それ毎に優先順位を与えて複数個登録される。
【0163】
なお、個人情報については、ユーザが書類に記載したものを番組情報サービス会社に送付し、番組情報サービス会社が受け取った書類に従って個人情報DBに登録しても良い。また、受信装置101を操作してユーザにより入力された個人情報が移動体通信網105を通じて送信装置102に送信され、送信装置102において、通信制御部2004、個人情報入力部2005、個人情報処理部2006を介して、受信個人情報は個人情報DBに登録されても良い。また、通信網104に接続されたパーソナルコンピュータから、ユーザが個人情報を個人情報DBに直接登録しても良い。以上の個人情報の登録時に、ユーザの好きな番組PのジャンルPYのそれぞれに優先度を割り当て、図39に示すように、ジャンルPY毎の優先度を番組視聴優先度PLとして用いる。
【0164】
ここで、受信装置101から個人番組表UPGの要求があると、番組選択部2008は、個人情報DBにおいてユーザの個人情報を特定し、その後、特定した個人情報及び番組DBから個人番組表UPGを作成する。次に、図39〜図42を参照して、番組選択部2008の動作について詳細に説明する。まず、番組選択部2008は、番組視聴優先度PLを、最大値PLmax (例えば5)に設定する(図40;ステップS1001)。
【0165】
次に、番組選択部2008は、個人情報DBから、設定された最大値PLmax に一致する優先度が付されたジャンルPYを読み出す。ここで、以下、読み出されたジャンルPYを、対象ジャンルPYと称する。次に、番組選択部2008は、番組IDから、自身が決定する指定時間帯mにおける対象ジャンルPYの番組Pを検索する(ステップS1002)。ここで、指定時間帯mとは、個人番組表UPGを構成するために必要な時間帯を意味する。例えば、指定時間帯mが18:00〜23:00であれば、この間における個人番組表UPGが作成される。
【0166】
次に、番組選択部2008は、ステップS1002で番組Pが検索できれば(ステップS1003)、検索した番組PのタイトルPT及び放送チャネルCHを、個人番組表UPGの放送時間帯TPに配置する(ステップS1004)。例えば、図39に例示した個人情報DBでは、番組優先度PLが5のジャンルPYは「映画」である。この場合、番組選択部2008は、番組DBにおける指定時間帯m(=18:00〜23:00)の間において「映画」を検索する。すると、放送チャネルCH4 で21:00から2時間の間に映画αが放送予定であることから、検索したタイトルPT(映画α)及び放送チャネルCH4 が、図41の(a)及び(b)に示すように、個人番組表UPGの21:00から2時間の枠に配置される。
【0167】
また、ステップS1002で番組Pが検索できなかった場合には、番組選択部2008は、ステップS1007を行う。
【0168】
次に、番組選択部2008は、指定時間帯mの中から、ステップS1002で検索した番組Pの放送時間帯TPを検索対象から除外して、指定時間帯mを更新する(ステップS1005)。例えば、21:00から23:00までの映画αが選択された場合には、図41の(c)及び(d)に示すように、番組DBにおける21:00から23:00までの時間帯が除外され、指定時間帯mは、18:00〜21:00に更新される。
【0169】
次に、番組選択部2008は、更新された指定時間帯mの残り時間が0か否かを判断する(ステップS1006)。残り時間が0の場合、図40の処理は終了する。残り時間が0でない場合には、番組選択部2008は、番組視聴優先度PLを1だけデクリメントし(ステップS1007)、更新された番組視聴優先度PLがPL>0であれば(ステップS1008)、ステップS1002〜S1008が繰り返される。上述の例に従えば、ステップS1006において、PL=5−1=4に更新されるので、今回のステップS1002〜S1007では、番組視聴優先度PLが4であるジャンルPY(つまり、ドキュメンタリー)の番組Pが、指定時間帯m(=18:00〜21:00)の範囲を対象として、ステップS1002で検索される。すると、放送チャネルCH3 の19:00からの1時間枠にドキュメンタリー番組βが検索されるので、検索したタイトルPT(ドキュメンタリーβ)及び放送チャネルCH3 が、図41の下段に示すように、個人番組表UPGの19:00から1時間の枠に、ステップS1004で配置される。
【0170】
番組選択部2008は、ステップS1008において番組視聴優先度PLが0になるまで、ステップS1002〜S1008を繰り返し実行する。その結果、図42に示すように、1時間帯TPに、複数の放送チャネルCHで放送される番組Pから、ユーザの好きなジャンルPYに基づいて選択された1つの番組が配置された個人番組表UPGが作成される。作成された個人番組表UPGは、番組表送信部2011を介して通信制御部2004から移動体通信網105に送出される。以上の図40の処理は、第2の実施形態におけるステップS44に応用されても良い。
【0171】
次に、図43を参照して、受信装置101について説明する。図43は、受信装置101の詳細な構成を示すブロック図である。図43において、各放送局103からの放送波はアンテナ1001からチューナ1002に入力され、チューナ1002が入力放送波を受信及び復調した後に、分離部1003は、図34に示す番組データDP を構成する映像ストリームSTV 及び音声ストリームSTA と、データ放送ストリームSTDTとに分離される。音声ストリームSTA は、オーディオ再生部1005でデコードされ、オーディオ信号に再生された後に、スピーカ1006から音声として出力される。映像ストリームSTV は、ビデオ再生部1007でデコードされ、ビデオ信号に再生される。データ放送ストリームSTDTは、データ処理部208で、静止画及び/又はグラフィックスで表現されるサービス画面のビデオ信号として再生された後に、両ビデオ信号が表示合成部1009で合成された後、表示部1010により映像として出力される。また、送信装置102により送信された個人番組表UPGは、携帯電話用アンテナ1017から携帯電話部1016を介してシステム制御部1004に入力される。システム制御部1004は、個人番組表UPGを表示部1010に対応した形式に構成する。以上の個人番組表UPGは、表示合成部1009で番組を表すビデオ信号との合成、又は切替えが行われた後に、表示部1010に表示される。
【0172】
ここで、図44を参照して、個人番組表UPGの受信装置101における表示例を説明する。図44の(a)に示すように、受信装置101は、送信装置102から現在時刻を含むm時間分(図示は5時間分)の個人番組表UPGを受信する。このm時間の個人番組表UPGから、受信装置101で表示可能な時間であるn時間(m>n 図示は2時間)の個人番組表UPGを、表示合成部1009で番組Pの映像と切り替えて、図44の(b)に示すように、表示部1010に表示する。個人番組表UPGにおいて、現在の表示時間枠を超えた時刻の部分を表示させたい場合には、ユーザは、受信装置101のキー入力部1014のスクロールキーを操作して、個人番組表UPGの中から、n時間分の表示枠を上下させて、対象となる部分を表示部1010に表示させる。
【0173】
また、以上の説明において、図44の(b)では、番組Pの映像と個人番組表UPGとを切り替えて表示する例について説明したが、図44(c)に示すように、個人番組表UPGの内、n時間分の枠は、表示合成部1009で番組Pの映像の下に合成された状態で、表示部1010に表示されても良い。また、個人番組表UPGの内において現在の表示時間枠を超えた時刻の部分を表示させたい場合には、ユーザは、上記と同様、スクロールキーを上下方向に操作する。以上の図44では、表示部1010が縦長の画面を有することを前提に説明したため、番組Pの映像の下に個人番組表UPGを合成するとして説明したが、番組Pの映像の横に個人番組表UPGが合成され表示される場合もある。
【0174】
また、以上の説明では、個人番組表UPGは文字情報から構成されるようにしていた。しかし、これに限らず、番組Pを特定する画像又は音楽を付加しても良い。例えば、図45に示すように、放送局103から送信装置102に送信されるスケジュール情報Isch に、各番組Pのロゴ又は代表的な静止画をタイトル画像データDTYI が追加されても良いし、各番組Pで流れる主題歌の一部を表すタイトル音楽データDTYA が追加されても良い。送信装置102は、先に説明した手順に基づき、ユーザ向けに作成された個人番組表UPGに、上述のタイトル画像データDTYI 及び/又はタイトル音楽データDTYA を加えて、受信装置101に送信する。受信装置101は、個人番組表UPGを表示すると共に、個人番組表UPGにおいてユーザにより指定された番組Pに割り当てられたタイトル画像データDTYI をシステム制御部1004で再生した後、表示合成部1009で個人番組表UPGと合成して、図46に例示するように、合成画像を表示部1010から出力する。さらに、受信装置101において、システム制御部1004は、タイトル音楽データDTYA をオーディオ再生部1005に送り、オーディオ再生部1005は、タイトル音楽データDTYA からオーディオ信号を再生し、スピーカ1006は、図46に例示するように、再生されたオーディオ信号に従って音声として出力する。以上のようなタイトル画像データDTYI 及び/又はタイトル音楽データDTYA を表示及び/又は出力することにより、より使い勝手の良い個人番組表UPGを提供することが可能となる。
【0175】
以上のような個人番組表UPGを参照してユーザがある番組Pを予約視聴する場合、ユーザは、キー入力部1014のキーを操作して、視聴予約の対象となる番組Pを選択する。このような操作により、図47に示すような、視聴予約又は録画予約を特定する予約種別RT、番組コードPC、チャネルコードCC、番組タイトルPT、放送開始時刻ST及び放送終了時刻ETで構成される予約番組情報IRPが作成され、メモリ1012に記憶されると共に、放送開始時刻STから、予め定められた準備時間を差し引いた動作開始時刻ASTが時計1015に設定される。ここで、準備時間とは、スタンバイ状態の受信装置101がチューナ1002及びビデオ再生部1007等、番組受信に必要な構成の電源をONにして、番組受信が可能になるまでの待ち時間である。
【0176】
ここで、視聴予約時刻になると時計1015から割り込み信号が発生し、メモリ1012の予約番組情報IRPが読み出され、番組受信に必要な各構成に電源電圧が与えられ、さらに、チューナ1002の受信チャネルが予約番組情報IRPに記述されているチャネルコードCCに設定される。これによって、受信装置101は、番組受信が可能な状態になる。その後、予約番組情報IRPがに記述される予約種別RTが視聴予約であれば、受信装置101は、視聴時刻になったことを示すアラーム音を発して、ユーザに番組視聴を喚起する。このアラーム音により、ユーザは、キー入力部1014において視聴開始機能が割り当てられた視聴ボタンを操作する。その結果、表示部1010が表示可能な状態になり、これによって、ユーザは、視聴予約した番組Pを視聴することができる。なお、録画予約の場合も、視聴予約と同様の手順により、ユーザが録画予約した番組Pが受信装置101に記録される。
【0177】
なお、以上の実施形態では、受信装置101は、メモリ1012内に予約番組情報IRPを記憶して、予約視聴又は予約録画の制御を行うようにしたが、これに限らず、送信装置102から、受信装置101における予約視聴又は予約録画の制御を行うことも可能である。例えば、ユーザが予約視聴又は予約録画に必要な操作を行った時点で、指定された番組Pを特定する番組コードPCと予約種別RTとを送信装置102に送信し、送信装置102は、受信番組コードPC及び予約種別RTを、個人情報DBに蓄積する。これにより、予約視聴又は予約録画された番組Pの放送開始時刻STを送信装置102は認識することができる。送信装置102は、放送開始時刻STから、受信装置101における準備時間を差し引いた時刻直前に、チャネルコードCC、放送開始時刻ST及び放送終了時刻ETを予約番組情報IRPとして受信装置101に送信する。受信装置101は、受信した予約番組情報IRPに従って、上述と同様の動作を行って、対象となる番組Pの視聴又は録画に必要な処理を行う。
【0178】
また、以上の実施形態では、送信装置102は、ユーザの好きなジャンルPTに基づいて個人番組表UPGを作成していたが、これに限らず、従来技術の欄で説明したように、放送番組Pを予約視聴又は予約録画した頻度に基づいて、個人番組表UPGを作成するようにしても良い。
【0179】
また、以上の実施形態では、タイトル画像データDTYI 及び/又はタイトル音楽データDTYA を表示及び/又は出力するようにしていたが、これに限らず、番組Pの宣伝を表す番組宣伝データに置き換えても良い。なお、これら、タイトル画像データDTYI 、タイトル音楽データDTYA 、及び番組宣伝データに関しては、上述の個人番組表UPGに付加されても良いが、これに限らず、個人番組表UPGには、タイトル画像データDTYI 、タイトル音楽データDTYA 、及び番組宣伝データが存在することを示すデータを付加し、タイトル画像データDTYI 、タイトル音楽データDTYA 、及び番組宣伝データについては、送信装置102に蓄積しておく。そして、ユーザが、個人番組表UPGを参照して、必要であれば、タイトル画像データDTYI 、タイトル音楽データDTYA 、及び番組宣伝データを送信装置102からダウンロードするように、受信装置101及び送信装置102は構成されても良い。
【0180】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係るデータ通信システムの概要について説明する。本実施形態に係るデータ通信システムの構成及び処理の概要は、第3の実施形態に係るものと同様であるため(図31及び図32参照)、それぞれの説明を省略する。ただし、本実施形態に係る送信装置102は、ステップS105において、第3の実施形態とは異なる個人番組表UPGの作成する点で相違する。つまり、第3の実施形態では、ユーザの好きなジャンルPTに基づいて個人番組表UPGが作成されていたため、時には、送信装置102は、好きなジャンルPTに適合する番組Pを検索出来ない場合がある。このような場合、個人番組表UPGにおいて対応する時間帯TPは空欄になるという問題点があった。このような問題点に対処するため、本実施形態では、個人番組表UPGの空き時間帯TPに、放送局103による推奨番組RPを組み入れて、ユーザの受信装置101に送信するものである。
【0181】
以下、図48〜図50を参照して、送信装置102の番組選択部2008における推奨番組RPの組み入れ方法について説明する。図48は、放送局103から送信される推奨番組RPを含むスケジュール情報Isch の構成例を示す模式図である。図49は、本実施形態に係る番組選択部2008の処理手順を示すフローチャートである。図50は、番組選択部2008により作成される個人番組表UPGの一例を示す模式図である。
【0182】
図48において、スケジュール情報Isch は、図35に示す情報以外に、推奨番組RPであることを特定するための推奨番組コードRPCと、推奨されるユーザ層を示すために、対象性別TGDと、対象年齢層TAGと、対象職業TEMとをさらに含んでいる。
【0183】
図49は、図33と比較すると、ステップS1009〜S1014をさらに含む点で相違する。それ以外に両フローチャートの間に相違点はないので、図49において、図33のステップに相当するものには同一のステップ番号を付け、それぞれの説明を省略する。
【0184】
ステップS1008の次に、番組選択部2008は、指定時間帯mの残り時間が0か否かを判断する(ステップS1009)。例えば、番組DBが図50の(a)に示すような場合には、ステップS1008までの処理で、番組選択部2008は、図50の(b)に示すように、指定時間帯mにおいて20:00から21:00までの時間枠に配置する番組Pを選択できない。
【0185】
指定時間帯mに残り時間があると判断した場合、番組選択部2008は、番組DBの推奨番組コードRPCを参照して、指定時間帯mに推奨番組RPがあるか否かを判断する(ステップS1010)。指定時間帯mに推奨番組RPがなければ、図49の処理は終了する。
【0186】
今、番組DBが図50の(c)に示すものであり、放送チャネルCH1 のドラマγが推奨番組RPであると仮定する。このような仮定下では、ステップS1010において推奨番組RPがあると判断され、番組選択部2008は、番組DBから、対象性別TGD、対象年齢層TAG及び対象職業TEMが、個人情報DBに格納されるユーザの性別GD、年齢AG及びEMに一致するか否かを判断する(ステップS1011)。
【0187】
ステップS1011において不一致であると判断された場合、番組選択部2008は、指定時間帯mを空白のままにしておく(ステップS1013)。それに対して、一致すると判断された場合、番組選択部2008は、推奨番組RPのタイトルPT(ドラマγ)及び放送チャネルCH1 が、図50の(d)に示すように、個人番組表UPGの20:00から1時間の枠に配置する(ステップS1012)。
【0188】
次に、番組選択部2008は、指定時間帯mの中から、ステップS1010で検索した推奨番組RPの放送時間帯TPを検索対象から除外して、指定時間帯mを更新する(ステップS1014)。番組選択部2008は、ステップS1009において指定時間帯mが0になるまで、ステップS1009〜S1014を繰り返し実行する。その結果、図50の(d)に示すように、空き時間帯TPに、推奨番組RPが配置された個人番組表UPGが作成される。また、以上の図49の処理は、第2の実施形態におけるステップS44に応用されても良い。
【0189】
以上説明したように、放送局103の推奨番組RPを個人番組表UPGに記述することにより、送信装置102(つまり、番組情報サービス会社)は、放送局103の推奨番組RPにユーザを誘導することができ、さらには視聴率向上に貢献することが可能となる。これによって、番組情報サービス会社は、放送局103側から対価を得るようなビジネスを展開できる。また、推奨番組RPは、個人番組表UPGの主旨に反して、ユーザの好みに合っていない場合がある。そのため、送信装置102は、個人番組表UPGにおいて、推奨番組RPのタイトルPT及び放送チャネルCHを、他のものと識別可能な情報(例えば、色又は識別マーク)を付加して送信することが好ましい。
【0190】
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態に係るデータ通信システムの概要について説明する。本実施形態に係るデータ通信システムの構成及び処理の概要は、第3の実施形態に係るものと同様であるため(図31及び図32参照)、それぞれの説明を省略する。ただし、本実施形態に係る送信装置102は、ステップS105において、第3の実施形態とは異なる個人番組表UPGの作成する点で相違する。つまり、第3の実施形態に係る個人番組表UPGには、ユーザが最も視聴したいと想定される番組Pが時間帯TP毎に1つずつ配置されていた。このような個人番組表UPGでは、ユーザが他の番組Pを参照できないという問題点があった。この問題点に対処するため、本実施形態では、個人番組表UPGに1つの時間帯TPに複数個の番組Pが配置された個人番組表UPGを提供可能な送信装置102を実現することである、。
【0191】
以下、図51〜図53を参照して、送信装置102の番組選択部2008における複数の番組Pの組み入れ方について説明する。図51は、番組選択部2008の処理手順を示すフローチャートである。図52は、図51の処理の過程における番組DBの検索範囲を示す模式図である。図53は、図51の処理により作成される個人番組表UPGの一例を示す模式図である。
【0192】
番組選択部2008は、番組視聴優先度PLを、最大値PLmax (例えば5)に設定する(図51;ステップS2001)。番組選択部2008は、個人情報DBから、設定された最大値PLmax に一致する優先度が付されたジャンルPYを読み出す。ここで、以下、読み出されたジャンルPYを、対象ジャンルPYと称する。次に、番組選択部2008は、番組DBから、自身が決定する指定時間帯m(第3の実施形態参照)における対象ジャンルPYの第1候補となる番組Pを検索する(ステップS2002)。
【0193】
次に、番組選択部2008は、ステップS2002で第1候補の番組Pが検索できれば(ステップS2003)、検索した番組PのタイトルPT及び放送チャネルCHを、個人番組表UPGの放送時間帯TPにおける第1候補枠に配置する(ステップS2004)。例えば、図52の(a)に例示した個人情報DBでは、番組優先度PLが5のジャンルPYは「映画」である。この場合、番組選択部2008は、番組DBにおける指定時間帯m(=18:00〜23:00)の間において「映画」を検索する。すると、放送チャネルCH4 で21:00から2時間の間に映画αが放送予定であることから、検索したタイトルPT(映画α)及び放送チャネルCH4 が、図53の(b)に示すように、個人番組表UPGの21:00から2時間の枠に配置される。
【0194】
また、ステップS2002で番組Pが検索できなかった場合には、番組選択部2008は、番組視聴優先度PLを1だけデクリメントし(ステップS2006)、その結果、番組視聴優先度PLがPL>0であれば(ステップS2007)、ステップS2002を再度行う。また、PL>0でなければ、後述するステップS2015を行う。
【0195】
ステップS2004の次に、番組選択部2008は、ステップS2002で検索した番組Pの放送時間帯TPであり、かつ検索した番組Pの放送チャネルCHを除く検索範囲を設定する(ステップS2005)。例えば、21:00から23:00までの映画αが選択された場合には、図52の(a)に示すように、番組DBにおける21:00から23:00までの時間帯であり、かつ放送チャネルCH4 を除く検索範囲(点線内)が設定される。
【0196】
次に、番組選択部2008は、個人情報DBから、現在の番組視聴優先度PLに一致する優先度が付されたジャンルPYを読み出す。ここで、以下、番組視聴優先度PLに一致するジャンルPYを、対象ジャンルPYと称する。次に、番組選択部2008は、番組DBから、ステップS2005で設定した検索範囲から、対象ジャンルPYの番組Pを検索する(ステップS2008)。
【0197】
ステップS2008で対象ジャンルPYの番組Pを検索できれば(ステップS2009)、それを第2候補の番組Pとして、検索した番組PのタイトルPT及び放送チャネルCHを、個人番組表UPGにおける第2候補枠に配置する(ステップS2010)。
【0198】
ここで、第1回目のステップS2009で検索された第2候補の番組Pは、上述の第1候補の番組Pと、番組視聴優先度PLが一致する。しかし、図52の(a)の例では、現在設定されている検索範囲には、現在の番組視聴優先度PL(=5)の番組P、つまり対象ジャンルPYの番組Pは見つからない。このようにステップS2009で対象ジャンルPYの番組Pを検索できない場合、番組選択部2008は、番組視聴優先度PLを1だけデクリメントし(ステップS2012)、その結果、番組視聴優先度PLがPL>0であれば(ステップS2013)、ステップS2008を再度行う。従って、番組選択部2008は、ステップS2008において、現在の検索範囲において、現在の番組視聴優先度PLに対応した対象ジャンルPYの番組Pを検索するか、番組視聴優先度PLが0になるまで、ステップS2008、S2009、S2012及びS2013までの一連の処理を繰り返す。
【0199】
また、ステップS2013でPL>0でなければ、番組選択部2008は、ステップS2011を行う。
【0200】
以上の処理により、第2候補の番組Pを見つけた場合、番組選択部2008は、検索した番組PのタイトルPT及び放送チャネルCHを、個人番組表UPGの放送時間帯TPにおける第2候補枠に配置する(ステップS2010)。次に、番組選択部2008は、指定時間帯mの中から、ステップS2009で検索した番組Pの放送時間帯TPを検索対象から除外して、検索範囲を更新する(ステップS2011)。例えば、21:00から23:00までの映画αが選択された場合には、図53の(a)に示すように、番組DBにおける21:00から21:30までの30分枠(点線内参照)が除外され、検索範囲は、21:30〜23:00に更新される。
【0201】
次に、番組選択部2008は、検索範囲の残り時間が0か否かを判断して(ステップS2014)、0でなければ、ステップS2008に戻り、ステップS2008からS2014までの処理を繰り返して、現在の検索範囲において、現在の番組視聴優先度PLに相当する番組Pを検索する。
【0202】
また、ステップS2014において残り時間が0である場合には、番組選択部2008は、指定時間帯mの中から、ステップS2003で検索した番組Pの放送時間帯TPを検索対象から除外して、指定時間帯mを更新する(ステップS2015)。次に、番組選択部2008は、指定時間帯mの残り時間が0か否かを判断し(ステップS2016)、残り時間が0でなければ、ステップS2001に戻って、更新された指定時間帯mの中から第1候補及び第2候補の番組Pを検索し、個人番組表UPGに配置していく。また、ステップS2016において残り時間が0であれば、図54の(a)のような個人番組表UPGが完成したと判断して、図51の処理は終了する。また、以上の図51の処理は、第2の実施形態におけるステップS44に応用されても良い。
【0203】
受信装置101は、以上説明したように、現在時刻を含むm時間分でありかつ第1候補及び第2候補の番組Pが配置された個人番組表UPGを受信する。受信装置101は、受信個人番組表UPGの内、自身の表示可能なn時間(n<m 例えば1)×第1候補の番組Pと、番組Pの映像とを表示合成部1009で切り替えて、図54の(b)で示すように表示部1010で表示する。ユーザが、現在の表示時間枠を超えた時刻を表示させたい場合、前述したように、キー入力部1014のスクロールキーを操作して、対象となる箇所を表示部1010に表示させる。また、第2候補を観たい場合、ユーザは、キー入力部1014の右キーを操作する。その結果、図54の(c)に示すように、表示部1010は、第2候補を表示する。
【0204】
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態に係るデータ通信システムの概要について説明する。本実施形態に係るデータ通信システムの構成は、第3の実施形態に係るものと同様であるため(図31参照)、その説明を省略する。また、図55は、本データ通信システムで行われる処理の概要を示すフローチャートである。図55は、図32と比較すると、ステップS401〜S403をさらに含む点で相違する。それ以外に両フローチャートの間には相違点はないので、図55において、図32のステップに相当するものには同一の参照符号を付け、それぞれの説明を省略する。
【0205】
ステップS106の後に、システム制御部1004は、ステップS106において視聴予約した番組Pの放送時間帯TPが、受信装置101が有するスケジューラによりメモリ1012内に記憶されているユーザのスケジュール(図56の(a)参照)に重複しているか否かを判断する(ステップS401)。重複していなければ、ステップS106における視聴予約は有効であると判断して、上述のステップS107が行われる。
【0206】
それに対して、放送時間帯TPがスケジュールに重複している場合には、視聴予約された番組Pをユーザは視聴することができないので、システム制御部1004は、予約番組情報IRPの予約種別RTを視聴予約から予約録画に変更する(ステップS402)。例えば、図56の(b)には、19:00から放送予定のドキュメンタリー番組δが視聴予約されているが、この放送時間帯TPは、図56の(a)に示すスケジュールと重複しているので、図56の(c)に示すように、ドキュメンタリー番組δは視聴予約の対象に変更される。システム制御部1004は、このように録画予約に変更された番組Pを、更新された予約番組情報IRPに従って録画する(ステップS403)。このように、受信装置101は自動的に視聴予約から録画予約に変更することにより、ユーザは、視聴予約した番組Pを、自身のスケジュールにより見損なうことなく、後で視聴することが可能となる。
【0207】
なお、以上の実施形態では、視聴予約した時点で、ユーザのスケジュールが入って入れば、システム制御部1004は、その旨をユーザに警告するようにしても良い。
【0208】
【発明の効果】
発明によれば、送信装置は、受信装置からの位置情報に基づいて、告知データ又は個人番組表を作成するので、受信装置が複数の放送エリア間を移動可能な場合であっても、放送番組の視聴予約又は録画予約を正しく行え、若しくは正しい放送番組表を表示可能になる。
【0209】
また、本発明によれば、受信装置の位置情報及び、視聴予約又は録画予約の対象となる番組の放送に使われる放送チャネルを使うことにより、送信装置は、受信装置が視聴予約又は録画予約した際の位置と現在位置とが一致するか否かを判定することができるので、適切な告知データ又は適切な個人番組表を必要な場合に作成し送信することができる。
【0210】
また、本発明によれば、送信装置は、視聴予約又は録画予約された番組が移動後の他のエリアでも放送されている場合に、他のエリアにおける放送チャネルを受信装置に告知できる。これによって、受信装置側では、より簡単に、視聴予約又は録画予約の修正を行うことが可能となる。
【0211】
また、本発明によれば、送信装置は、視聴予約又は録画予約された番組が移動後の他のエリアでも放送されている場合に、他のエリアにおける放送チャネル、放送開始時刻及び放送終了時刻を受信装置に告知できる。これによって、受信装置側では、より簡単に、視聴予約又は録画予約の修正を行うことが可能となる。
【0212】
また、本発明によれば、送信装置は、据え置き型の録画装置に、録画予約のコマンドを送信するので、受信装置のユーザは、視聴予約又は録画予約された番組が移動後の他のエリアでも放送されていない場合でも、録画装置を使って、自分が観たい番組を観ることが可能となる。
【0213】
また、本発明によれば、送信装置は、視聴予約又は録画予約された番組が移動後の他のエリアでも放送されていない場合には、代替番組を受信装置に告知できるので、受信装置のユーザは、別の番組を探す必要がなくなる。
【0214】
また、本発明によれば、送信装置は、各時間帯毎に1つの番組が記載された個人番組表を送信する。ハードウェア性能に制限のある受信装置に適した個人番組表を作成することが可能となる。
【0215】
また、本発明によれば、送信装置は、ユーザの個人情報を参照して個人番組表を作成するので、ユーザの好みに適した個人番組表を作成することが可能となる。
【0216】
また、本発明によれば、送信装置は、各時間帯毎に複数の番組の番組を選択するので、より使い勝手の良い個人番組表を作成することが可能となる。
【0217】
また、本発明によれば、送信装置は、予め定められる優先度に従って番組を選択するので、よりユーザの好みに適した個人番組表を作成することが可能となる。
【0218】
また、本発明によれば、受信装置は、自身の現在位置を特定する位置情報を送信装置に送信するので、現在位置に適した告知データ又は個人番組表を受信することが可能となる。
【0219】
また、本発明によれば、受信装置は、視聴予約又は録画予約した番組の放送チャネルをさらに送信するので、視聴予約又は録画予約した時と現在位置が異なる場合に告知データ又は個人番組表を受信することが可能となる。これによって、送信装置との通信回数を減らすことが可能となる。
【0220】
また、本発明によれば、請求項1に係る発明と同様に、受信装置は、複数の放送エリア間を移動可能な場合であっても、放送番組の視聴予約又は録画予約を正しく行え、若しくは正しい放送番組表を表示可能になる。
【0221】
また、本発明によれば、請求項11に係る発明と同様に、現在位置に適した告知データ又は個人番組表を受信装置は受信することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るデータ通信システムの全体構成を示す模式図である。
【図2】図1の放送局31 が番組P1 〜P3 を送信し、放送局32 が番組P4 、P5 及びP1 を送信する時間帯TP1 〜TP3 を示す模式図である。
【図3】図2の番組P1 〜P5 に関連して作成される番組表PG1 及びPG2 を示す模式図である。
【図4】図1の受信装置1の全体構成を示すブロック図である。
【図5】図1の受信装置1により送信される判定要求RD のデータ構造を示す模式図である。
【図6】図4のプロセッサ116の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図4の予約蓄積部113に格納される予約番組情報IRPの構成を示す模式図である。
【図8】図1の送信装置2の全体構成を示すブロック図である。
【図9】図8の番組DB蓄積部23に格納される番組DB28の構成を示す模式図である。
【図10】図8のプロセッサ25の処理手順を示すフローチャートである。
【図11】図8の処理過程で作成される告知データDWP又はDWAのデータ構造を示す模式図である。
【図12】図4に示すプロセッサ116の第1の変型例に係る処理手順を示すフローチャートである。
【図13】図8に示すプロセッサ25の第1の変型例に係る処理手順を示すフローチャートである。
【図14】図13の処理過程で作成される告知データDWP又はDWAのデータ構造を示す模式図である。
【図15】 図1の送信装置1から録画装置60に向けて送信されるコマンドCRRを示す模式図である。
【図16】図4に示すプロセッサ116の第2の変型例に係る処理手順を示すフローチャートである。
【図17】図8に示すプロセッサ25の第2の変型例に係る処理手順を示すフローチャートである。
【図18】図17の処理過程で作成される画像データDNAP に従って表示される表示装置15の画面を示す模式図である。
【図19】本発明の第2の実施形態に係るデータ通信システムの全体構成を示す模式図である。
【図20】図19の放送局81 〜84 のいずれかが番組P1 〜P9 を送信する時間帯TP1 〜TP4 を示す模式図である。
【図21】図20の番組P1 〜P9 に関連して作成される番組表PG1 〜PG4 を示す模式図である。
【図22】図19の受信装置6の全体構成を示すブロック図である。
【図23】図22のプロセッサ63の処理手順を示すフローチャートである。
【図24】図19の送信装置7の全体構成を示すブロック図である。
【図25】図24のプロセッサ73の処理手順を示すフローチャートである。
【図26】図24に示す番組DB蓄積部23に蓄積されるエリアレコードRARの一例を示す模式図である。
【図27】図24のプロセッサ73により作成される個人番組表UPG1 又はUPG2 を示す模式図である。
【図28】 図22の表示装置15により表示される個人番組表UPG1 又はUPG2 を示す模式図である。
【図29】図24のプロセッサ73の処理の変型例を示すフローチャートである。
【図30】図29の処理により作成される個人番組表UPG1 又はUPG2 を示す模式図である。
【図31】本発明の第3の実施形態に係るデータ通信システムの構成を示す模式図である。
【図32】図31に示すデータ通信システムで行われる処理の概要を示すフローチャートである。
【図33】図31に示す各放送局103の詳細な構成を示すブロック図である。
【図34】図31の各放送局103の処理の概要を示す模式図である。
【図35】図31の各放送局103が送信装置102に送信するスケジュール情報Isch を示す模式図である。
【図36】図31に示す送信装置102の詳細な構成を示すブロック図である。
【図37】図36の送信装置102に格納される番組DBの構成例を示す模式図である。
【図38】図36の送信装置102に格納される個人情報DBの構成例を示す模式図である。
【図39】図36の送信装置102に格納される番組視聴優先度PLの構成例を示す模式図である。
【図40】図36の送信装置102で実行される番組選択の処理手順を示すフローチャートである。
【図41】図40の番組選択処理の一例を説明するための模式図である。
【図42】図36の送信装置102により作成される個人番組表UPGを例示する模式図である。
【図43】図31の受信装置101の詳細な構成を示すブロック図である。
【図44】図31の受信装置101における個人番組表UPGの表示例を示す模式図である。
【図45】図36の送信装置102により個人番組表UPGに付加可能なタイトル画像データDTYI 及びタイトル音楽データDTYA を示す模式図である。
【図46】図45のタイトル画像データDTYI 及びタイトル音楽データDTYA の、受信装置101における表示例を示す模式図である。
【図47】図43の受信装置101で作成される予約番組情報IRPの構成を示す模式図である。
【図48】図31の放送局103から送信される推奨番組RPを含むスケジュール情報Isch の構成例を示す模式図である。
【図49】第4の実施形態に係る番組選択部2008の処理手順を示すフローチャートである。
【図50】図49の番組選択部2008の処理により作成される個人番組表UPGの一例を示す模式図である。
【図51】第5の実施形態に係る番組選択部2008の処理手順を示すフローチャートである。
【図52】図51の処理の過程における番組DBの検索範囲を示す模式図である。
【図53】図51の処理により作成される個人番組表UPGの一例を示す模式図である。
【図54】第5の実施形態に係る受信装置101における個人番組表UPGの表示例を示す模式図である。
【図55】第6の実施形態に係るデータ通信システムの処理の概要を示すフローチャートである。
【図56】第6の実施形態における受信装置101の処理の概要を示す模式図である。
【符号の説明】
1,6…受信装置
11…アンテナ
12…チューナ
13…番組再生部
14…画像切替え部
15…表示装置
16…音声切替え部
17…音声出力部
18…アンテナ
19…無線通信部
110…CODEC
111,61…制御部
112…入力装置
113…予約蓄積部
114…番組蓄積部
2,7…送信装置
21…送受信部
22,71…制御部
23…番組DB蓄積部

Claims (6)

  1. 放送エリア内において番組を受信可能に構成される受信装置と通信可能な送信装置であって、
    前記受信装置から、前記受信装置の現在位置を示す位置情報と、視聴予約又は録画予約された番組を特定する予約番組情報である番組の放送チャネル及び番組コードとを受信する受信部と、
    所定の放送エリアにおける放送チャネル、放送時間帯及び番組タイトルを少なくとも含む放送番組データベースを蓄積する番組DB蓄積部と、
    受信した前記位置情報に基づいて、前記受信装置が、前記予約番組情報を作成した際に位置した放送エリアから、他の放送エリアに移動したか否かを判定する第1の判定部と、
    前記第1の判定部によって前記受信装置が放送エリア間を移動したと判定された場合に、前記位置情報と前記放送番組データベースとに基づいて、前記予約番組情報の修正が必要であることを示す告知データを作成する作成部と、
    前記告知データを前記受信装置に送信する送信部とを備える、送信装置。
  2. 前記告知データは、前記他の放送エリアにおいて視聴予約又は録画予約された番組の放送チャネルをさらに含む、請求項に記載の送信装置。
  3. 前記告知データは、前記他の放送エリアにおいて視聴予約又は録画予約された番組の放送開始時刻及び放送終了時刻をさらに含む、請求項に記載の送信装置。
  4. 記第1の判定部によって前記受信装置が放送エリア間を移動したと判定された場合に、前記受信装置が移動後に位置する前記他の放送エリアにおいて、前記番組コードで特定される番組が放送されるか否かを判定する第2の判定部をさらに備え、
    前記作成部は、前記第2の判定部によって前記他の放送エリアにおいて同一番組が放送されないと判定された場合に、前記視聴予約又は録画予約された番組の代わりとなる代替番組の放送開始時刻及び放送終了時刻を含む告知データを作成する、請求項1に記載の送信装置。
  5. 記第1の判定部によって前記受信装置が放送エリア間を移動したと判定された場合に、前記受信装置が移動後に位置する前記他の放送エリアにおいて、前記番組コードで特定される番組が放送されるか否かを判定する第2の判定部をさらに備え、
    前記作成部は、前記第2の判定部によって前記他の放送エリアにおいて同一番組が放送されないと判定された場合に、前記視聴予約又は録画予約された番組の放送チャネル、番組コード、放送開始時刻及び放送終了時刻を含むコマンドを作成し、
    前記送信部は、前記コマンドを外部の据え置き型録画装置に送信する、請求項1に記載の送信装置。
  6. 放送エリア内において番組を受信可能に構成される受信装置にデータを送信する送信方法であって、
    前記受信装置から、前記受信装置の現在位置を示す位置情報と、視聴予約又は録画予約された番組を特定する予約番組情報である番組の放送チャネル及び番組コードとを受信するステップと、
    所定の放送エリアにおける放送チャネル、放送時間帯及び番組タイトルを少なくとも含む放送番組データベースを蓄積するステップと、
    受信した前記位置情報に基づいて、前記受信装置が、前記予約番組情報を作成した際に位置した放送エリアから、他の放送エリアに移動したか否かを判定するステップと、
    前記判定するステップによって前記受信装置が放送エリア間を移動したと判定された場合に、前記位置情報と前記放送番組データベースとに基づいて、前記予約番組情報の修正が必要であることを示す告知データを作成するステップと、
    前記告知データを前記受信装置に送信するステップとを備える、送信方法。
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