JP3970632B2 - デジタル放送受信機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声や映像により提供されるサービスとともに文字情報により提供される付加情報を受信するデジタル放送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近では、映像信号や音声信号をデジタル化して番組放送を行う各種のデジタル放送が実用化されている。例えば、通信衛星デジタル放送(CSデジタル放送)や、欧州等におけるデジタルオーディオ放送DAB(Digital Audio Broadcasting)等のデジタル放送が実用化され、高品質な映像や音声による番組放送が行われている。一般に、デジタル方式の放送形態は、従来のアナログ方式の放送形態よりも電波の有効利用が可能であるため、一の放送波に対して多くの番組を多重化することができる。このため、各種のデジタル放送では、従来のアナログ放送に比べて受信可能なチャンネル数が格段に多くなり、いわゆる多チャンネル放送が実現される。
【0003】
また、各種のデジタル放送では、映像や音声により提供される各種のサービスに加えて、文字情報(テキスト情報)により提供される付加情報の配信が行われており、放送中のサービスに関連する各種の情報を文字によって提供することができるようになっている。例えば、野球の試合を映像および音声を用いて放送中に画面下部にその試合の内容(野球中継である旨や対戦チーム名等)を文字で表示したり、映画を放送中に画面下部にそのタイトル名を文字で表示したりしている。このような文字による付加情報は、その時点で画面やスピーカを用いた映像や音声によるサービスを受信中のチャンネルに対応する内容を表示する方法と、このようなその時点で受信中のサービスのチャンネルとは関係なく全てのチャンネルに対応する内容を順番に(例えば左右方向にスクロールさせて)表示する方法が考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の受信機を用いて受信中のサービスに対応する付加情報を表示させる方法では、受信中以外のサービスの概略的な内容を付加情報を見ることで知ろうとすると、見たい付加情報が表示されるチャンネルのサービスをその都度選択する必要があり、利用者が知りたい付加情報を得るまでに手間や時間がかかるという問題があった。例えば、チャンネル数が100で現在受信中のチャンネル番号が「1」、利用者が知りたい付加情報を放送中のチャンネル番号が「100」であるときに、チャンネル番号を一つずつ変更するチャンネル選択動作のみが可能である場合を考えると、利用者はチャンネル番号を1、2、3、…と順に変更していって最終的にチャンネル番号を100に合わせて、所望の付加情報を得ることになるため、利用者が行う操作回数が多くなる。
【0005】
また、現在受信中の映像や音声に対応するチャンネルとは異なるチャンネルの付加情報を表示可能な受信機もあるが、受信可能な付加情報が所定の順番で表示されるため、チャンネル数が多いと、見たい付加情報が表示されるまで時間がかかるという問題があった。例えば、上述したようにチャンネル数が100で、現在表示中の付加情報のチャンネル番号が「1」であり、チャンネル番号順に付加情報が表示される場合を考えると、利用者がチャンネル番号「100」の付加情報を見ることができるのは、1チャンネル分の付加情報の表示時間をT秒(例えば5秒)とすると約100T秒(約500秒)後ということになる。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、見たい情報が表示されるまでの手間と時間を低減することができるデジタル放送受信機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明のデジタル放送受信機は、各チャンネル毎のサービスに対応する映像および音声の少なくとも一方の番組データと、各チャンネルの概略的な内容を示す付加データとを受信する受信手段と、番組データに基づいて、いずれかのチャンネルに対応するサービスの提供を行うサービス提供手段と、サービス提供手段によるサービス提供動作と並行して、付加データの内容を表示する表示手段と、付加データの内容表示の対象となる複数のチャンネルを選択するチャンネル選択手段と、チャンネル選択手段によって選択された複数のチャンネルに対応する付加データの内容を表示手段に表示する処理を行う表示処理手段とを備えている。映像や音声によるサービスの提供と並行して複数チャンネル分の付加データの内容表示を行うことができるため、その時点でサービスを提供中のチャンネル以外のチャンネルの付加データの内容を見るために、その都度チャンネルを切り替える必要がなく、見たい情報が表示されるまでの手間と時間を低減することができる。特に、付加データの内容表示の対象となるチャンネルを受信可能な全てのチャンネルとするのではなく、その中から選択された複数のチャンネルに限定することにより、見たいチャンネルの付加データの内容表示に要する時間を短縮することができる。
【0008】
また、チャンネル毎の視聴頻度を累積する処理を行う視聴頻度累積処理手段をさらに備えるとともに、上述したチャンネル選択手段は、視聴頻度が高い順に所定個数のチャンネルの選択を行うことが望ましい。視聴頻度が高い順にチャンネルを選択することにより、利用者が見たいと思っている蓋然性が高い情報を表示することが可能になる。
【0009】
また、チャンネル毎の視聴頻度を累積する処理を行う視聴頻度累積処理手段をさらに備えるとともに、上述したチャンネル選択手段は、視聴頻度が低い順に所定個数のチャンネルの選択を行うことが望ましい。上述した場合とは反対に、視聴頻度が低い順にチャンネルを選択することにより、あまり視聴したことのないサービスの提供を受けたいと考えている利用者に対して、見たいと思っている蓋然性が高い情報を表示することが可能になる。
【0010】
また、上述した視聴頻度累積処理手段は、サービス提供手段によるサービス提供の対象となるチャンネルの受信時間を累積して視聴頻度を算出することが望ましい。また、上述した視聴頻度累積処理手段は、サービス提供手段によるサービス提供の対象となるチャンネルの選択回数を累積して視聴頻度を算出することが望ましい。視聴時間あるいは視聴回数を用いることにより、正確に視聴頻度を算出することができる。
【0011】
また、上述した視聴頻度累積処理手段による累積結果に基づいて、付加データの内容を表示する時間を設定する表示時間設定手段をさらに備えることが望ましい。視聴頻度の累積結果に基づいて付加データの表示時間を可変に設定することにより、利用者が見たいと思っている蓋然性が高い情報について利用者が目にする可能性を高めることが可能になる。
【0012】
利用者の操作に応じて複数のチャンネルを登録する登録手段をさらに備えるとともに、上述したチャンネル選択手段は、登録手段によって登録されたチャンネルを付加データの内容表示の対象となるチャンネルとして選択することが望ましい。利用者自身の操作によって登録された複数のチャンネルについて付加データの内容表示を行うことにより、利用者が見たい情報を確実に表示することが可能になる。
【0013】
また、チャンネル毎の視聴頻度を累積する処理を行う視聴頻度累積処理手段と、視聴頻度累積処理手段による累積結果に基づいて、付加データの内容を表示する時間を設定する表示時間設定手段とをさらに備えることが望ましい。視聴頻度の累積結果に基づいて付加データの表示時間を可変に設定することにより、利用者が見たい情報について利用者が目にする可能性を高めることが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した一実施形態の車載用受信機について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の受信機を含む車載システムの構成を示す図である。本実施形態の受信機100は、車両に搭載されており、デジタル放送を受信して映像や音声などの再生を行う。この受信機100は、他の車載用機器であるナビゲーション装置200、CDプレーヤ300、MDプレーヤ400、ラジオ受信機500、コントロールユニット600と相互に接続されており、これらの機器によって車載システムが構築されている。
【0015】
ナビゲーション装置200は、車両位置周辺の地図表示や経路誘導などのナビゲーション動作を行う。CDプレーヤ300は、CD(コンパクトディスク)に記録された音楽の再生を行う。MDプレーヤ400は、MD(ミニディスク)に記録された音楽の再生を行う。ラジオ受信機500は、FM放送などのラジオ放送を受信して音声を出力する。
【0016】
コントロールユニット600は、車載システムの全体動作を制御し、映像表示や音声出力を行うものである。具体的には、コントロールユニット600は、受信機100から出力される映像やナビゲーション装置200から出力される地図画像などを適宜切り替えてディスプレイ装置610に出力する処理を行う。また、コントロールユニット600は、受信機100やナビゲーション装置200やCDプレーヤ300などから出力される音声を適宜切り替えてスピーカ620に出力する処理を行う。
【0017】
次に、受信機100の詳細構成について説明する。図1に示す受信機100は、チューナ部1、復調部2、多重信号分離部3、音声・映像復号部4、制御部5、操作部6、表示部7、外部インタフェース(IF)部8を含んで構成されている。
【0018】
チューナ部1は、アンテナ(図示せず)を介して受信した信号の中から所望の受信周波数(同調周波数)成分を抽出するとともに、この抽出した信号に対して周波数変換を行った中間周波信号を出力する。
復調部2は、チューナ部1から出力される信号をデジタルデータに変換した後に、デジタル放送の放送形態に応じた復調処理を行う。
【0019】
多重信号分離部3は、各チャンネル毎のサービスに対応する映像や音声に関する番組データや各チャンネルの概略的な内容を示す付加データを分離して出力する。分離された番組データは音声・映像復号部4に送られ、付加データは制御部5に送られる。ここで、付加データの具体例としては、放送局名やサービス名等が含まれる各種ラベル情報があげられる。
【0020】
音声・映像復号部4は、多重信号分離部3により分離された番組データに基づいて、一のチャンネルに対応する映像データや音声データ等を復元する処理を行う。
制御部5は、操作部6を用いて行われる操作指示に対応して受信機100の各部を制御し、サービス提供の対象となる一のチャンネルを選択する選局処理や、付加データの内容表示の対象となる複数のチャンネルを選択する処理や、各種操作画面の表示処理など、受信機100の受信動作に関する各種の制御動作を行う。この制御部5は、CPU、ROM、RAMなどを含むコンピュータとしての構成を有しており、ROMあるいはRAMに格納された所定のソフトウェア(プログラム)を実行することにより制御動作を行う。
【0021】
操作部6は、各種の操作キーを備えており、サービス提供の対象となる一のチャンネルを指定する選局操作などを行うために用いられる。
表示部7は、受信機100の動作状態、例えば受信中のチャンネル番号を表示する。なお、本実施形態では、各チャンネル毎のサービス内容である映像および音声の出力は、コントロールユニット600に接続されたディスプレイ装置610およびスピーカ620を用いて行われる。また、付加データの内容表示は、ディスプレイ装置610の表示画面の一部を用いて行われ、その具体例については後述する。
【0022】
外部インタフェース部8は、受信機100がナビゲーション装置200等の外部機器とデータの送受信を行うためのものである。例えば、受信機100から出力され、ディスプレイ装置610やスピーカ620から出力される映像や音声のデータは、この外部インタフェース部8からコントロールユニット600に送られる。
【0023】
図2は、制御部5をその機能に着目して機能ブロックにより示した構成図である。図2に示すように、制御部5は、受信処理部20、視聴頻度累積処理部22、表示チャンネル選択部24、表示時間設定部26、表示処理部28を備えている。
【0024】
受信処理部20は、放送波を受信して各チャンネルに対応した音声や映像を出力することにより所定のサービスを提供するために、チューナ部1や復調部2等の各構成を制御する処理を行う。
視聴頻度累積処理部22は、各チャンネル毎の視聴頻度を累積する処理を行う。例えば、受信中のチャンネルの視聴時間が視聴頻度として累積される。
【0025】
表示チャンネル選択部24は、視聴頻度累積処理部22によって累積された各チャンネル毎の視聴頻度に基づいて、付加データの内容表示の対象となる複数のチャンネルを選択する。例えば、視聴頻度の高い順に5つのチャンネルが選択される。
【0026】
表示時間設定部26は、表示チャンネル選択部24によって選択された複数のチャンネルのそれぞれについて付加データの表示時間を設定する。選択された5つのチャンネルのそれぞれに対応する付加データについて、視聴頻度の高い順に長い表示時間が設定される。例えば、最も視聴頻度が高いチャンネルの付加データの表示時間が10秒に、2番目に視聴頻度が高いチャンネルの付加データの表示時間が7.5秒に、3番目以降の視聴頻度の3つのチャンネルの付加データの表示時間がそれぞれ5秒に設定される。
【0027】
表示処理部28は、表示チャンネル選択部24によって選択された複数のチャンネルのそれぞれについて、表示時間設定部26によって設定された表示時間となるように、順番に付加データの内容を表示する処理を行い、これにより、コントロールユニット600に接続されたディスプレイ装置610の画面の一部に、視聴頻度が高い順に付加データの内容が表示される。
【0028】
上述したチューナ部1、復調部2、多重信号分離部3、受信処理部20が受信手段に、音声・映像復号部4およびディスプレイ装置610、スピーカ620がサービス提供手段に、ディスプレイ装置610が表示手段に、視聴頻度累積処理部22が視聴頻度累積処理手段に、表示チャンネル選択部24がチャンネル選択手段に、表示時間設定部26が表示時間設定手段に、表示処理部28が表示処理手段にそれぞれ対応する。
【0029】
本実施形態の受信機100はこのような構成を有しており、次にその動作について説明する。
図3は、受信機100において行われる付加データの内容表示の動作手順を示す流れ図である。
【0030】
一のチャンネルのサービス内容である映像表示および音声出力を行う動作と並行して、視聴頻度累積処理部22は、現在のサービス提供中の視聴チャンネルを判定するとともに(ステップ100)、この判定した一のチャンネルのサービスの視聴頻度を累積する処理を行う(ステップ101)。具体的には、視聴頻度累積処理部22は、前回の累積処理を行ってから経過した時間を、判定されたチャンネル毎に累積する演算を行う。
【0031】
つぎに、表示チャンネル選択部24は、視聴頻度累積処理部22によって累積された各チャンネルの視聴頻度の計算結果に基づいて、視聴頻度の高い順、すなわち累積した視聴時間が長い順に5つのチャンネルを選択する(ステップ102)。
【0032】
次に、表示時間設定部26は、表示チャンネル選択部24によって視聴頻度に基づいて選択された5つのチャンネルについて、視聴頻度の順に、それぞれのチャンネルの付加データの表示時間を設定する(ステップ103)。上述したように、例えば、最も視聴頻度が高いチャンネルの付加データの表示時間が10秒に、次に視聴頻度が高いチャンネルの付加データの表示時間が7.5秒に、それ以外のチャンネルの付加データのそれぞれの表示時間が5秒に設定される。
【0033】
次に、表示処理部28は、表示チャンネル選択部24によって選択された5つのチャンネルの付加データの内容を、表示時間設定部26によって設定されたそれぞれの表示時間だけ表示する処理を行う(ステップ104)。この結果、ディスプレイ装置610の画面の一部を用いて、最初の10秒間は視聴頻度が高いチャンネルの付加データの内容が表示され、次の7.5秒は視聴頻度が次に高いチャンネルの付加データの内容が表示され、次の15秒は視聴頻度が3番目以降の3つのチャンネルの付加データの内容がそれぞれ5秒ずつ表示される。
【0034】
次に、視聴頻度累積処理部22は、サービス提供の対象となるチャンネルの切り替えが行われたか否かを判定し(ステップ105)、チャンネル切り替えが行われていない場合には否定判断を行って、ステップ101の視聴頻度の累積処理以降を繰り返す。また、チャンネル切り替えが行われた場合には、視聴頻度累積処理部22は、ステップ105の判定で肯定判断を行って、ステップ100の現在の視聴チャンネルの判定処理以降を繰り返す。
【0035】
図4、図5および図6は、ステップ104において行われる付加データの表示処理によって表示される画面の具体例を示す図である。例えば、現在、チャンネル番号「10」(CH10)で特定される音楽番組に関する映像と音声を提供するサービスが選択されているものとする。また、視聴頻度である視聴時間の累積値は、(1)チャンネル番号「1」のプロ野球中継、(2)チャンネル番号「2」のサッカー中継、チャンネル番号「100」の映画の順に長いものとする。このような場合には、チャンネル番号「10」の音楽番組に対応する映像表示と並行して、まず最初に視聴時間の累積値が最も長いチャンネル番号「1」が選択されてこの付加データの内容「CH1 プロ野球 AA×BB」(AAチームとBBチームの対戦試合であることを示すものとする)が10秒間表示される(図4)。その後、次に視聴時間の累積値が長いチャンネル番号「2」が選択されてこの付加データの内容「CH2 サッカー CC×DD」(CCチームとDDチームの対戦試合であることを示すものとする)が7.5秒表示される(図5)。その後、次に視聴時間の累積値が長いチャンネル番号「100」の付加データの内容「CH100 映画 ○○○○○○」(○○○○○○は映画のタイトルを示すものとする)が5秒間表示される(図6)。以後、同様にして、視聴時間の累積値が4番目および5番目のチャンネルの付加データの内容が、それぞれ5秒間ずつ表示される。このようにして、視聴頻度の高い順に5つのチャンネルの付加データの内容表示が一巡すると、再び視聴頻度が最も高いチャンネルの付加データの内容表示が繰り返される。
【0036】
このように、本実施形態の受信機100では、現在サービスを提供しているチャンネルに対応する映像とともに、視聴頻度に基づいて選択された複数のチャンネルの付加データの内容が表示されるため、その時点でサービスを提供中のチャンネル以外のチャンネルの付加データの内容を見るために、その都度チャンネルを切り替える必要がなく、見たい情報が表示されるまでの手間と時間を低減することができる。また、付加データの内容表示の対象となるチャンネルを受信可能な全てのチャンネルとするのではなく、その中から視聴頻度に基づいて選択された複数のチャンネルに限定することにより、見たいチャンネルの付加データの内容表示に要する時間を短縮することができる。特に、視聴時間の累積値が長い順に付加データの内容の表示対象となるチャンネルを選択することにより、利用者が見たいと思っている蓋然性が高い情報を表示することが可能になる。さらに、視聴時間の累積値が長い順に、付加データの内容の表示時間を長く設定しているため、利用者が見たいと思っている蓋然性が高い情報について利用者が目にする可能性を高めることが可能になる。
【0037】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、視聴頻度の高低を視聴時間の累積値に基づいて判断しているが、視聴回数で判断するようにしてもよい。この場合には、図3に示したステップ101において、視聴頻度累積処理部22がチャンネルの選択回数を計数する視聴頻度累積処理を行うとともに、ステップ105において否定判断が行われたときにステップ102に戻るようにすればよい。すなわち、チャンネルの切り替えが行われたときだけ、そのチャンネルの選択回数を1ずつ増加させて視聴頻度を計算する。但し、この場合には、チャンネル切り替えの途中で数秒程度そのチャンネルが選択される場合もあるため、切り替えられてから所定時間(例えば10秒)以上継続して選択状態にある場合に選択回数の増加処理を行うようにすればよい。
【0038】
また、上述した実施形態では、累積頻度(視聴時間の累積値や視聴回数)が高い順に複数のチャンネルを選択するようにしたが、反対に累積頻度が低い順に複数のチャンネルを選択するようにしてもよい。これにより、あまり視聴したことのないサービスの提供を受けたいと考えている利用者に対して、見たいと思っている蓋然性が高い情報を表示することが可能になる。
【0039】
また、上述した実施形態では、視聴頻度が高い順に付加データの表示時間を可変して設定したが、選択された全てのチャンネルについて付加データの内容の表示時間を同じに設定するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、視聴頻度に基づいて付加データの内容の表示対象となる複数のチャンネルを選択したが、それ以外の基準でこの選択を行うようにしてもよい。例えば、利用者自身の操作によって、利用者が視聴を希望する複数のチャンネルを登録することができるいわゆる「プリセット機能」を有する場合には、このプリセット機能によって登録された複数のチャンネルについて、付加データの内容を表示するようにしてもよい。
【0040】
図7は、プリセット機能を有する制御部の変形例を示す図である。図7に示す制御部5Aは、図2に示した制御部5に対してプリセット処理部23が追加されている。このプリセット処理部23が登録手段に対応する。プリセット処理部23は、利用者の操作に応じて、複数のチャンネルをRAMに登録する処理と、これら登録された複数のチャンネルの中からいずれかを選択する処理を行う。この場合に、表示チャンネル選択部24は、プロセット処理部23によって登録された複数のチャンネル番号を読み出して、付加データの内容表示を行う複数のチャンネルを決定する。また、表示時間設定部26は、プリセット機能によって登録されたチャンネルについてのみ、視聴時間の累積値に基づいて付加データの内容表示の時間を設定する処理を行う。
【0041】
また、プリセット機能によって登録された複数のチャンネルに対応する付加データの内容表示をそれぞれのチャンネルについて同じ時間だけ行う場合には、視聴頻度を累積する処理や表示時間を設定する処理が不要となるため、図7に示した制御部5A内の視聴頻度累積処理部22と表示時間設定部26を省略することができる。
【0042】
また、上述した実施形態では、受信機100によって提供されるサービスに対応した映像や音声を受信機100とは別に設けられたディスプレイ装置610に表示したりスピーカ620から出力するようにしたが、受信機100内に設けられた表示部7に表示したり、受信機100内に設けられたスピーカから出力するようにしてもよい。
【0043】
また、上述した実施形態では、受信機100によって映像と音声を伴うサービスの提供を行う場合について説明したが、例えば音声だけのサービスや映像だけのサービスを提供する受信機についても本発明を適用することができる。
【0044】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、映像や音声によるサービスの提供と並行して複数チャンネル分の付加データの内容表示を行うことができるため、その時点でサービスを提供中のチャンネル以外のチャンネルの付加データの内容を見るために、その都度チャンネルを切り替える必要がなく、見たい情報が表示されるまでの手間と時間を低減することができる。特に、付加データの内容表示の対象となるチャンネルを受信可能な全てのチャンネルとするのではなく、その中から選択された複数のチャンネルに限定することにより、見たいチャンネルの付加データの内容表示に要する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の受信機を含む車載システムの構成を示す図である。
【図2】制御部をその機能に着目して機能ブロックにより示した構成図である。
【図3】受信機において行われる付加データの内容表示の動作手順を示す流れ図である。
【図4】本実施形態における付加データの表示処理によって表示される画面の具体例を示す図である。
【図5】本実施形態における付加データの表示処理によって表示される画面の具体例を示す図である。
【図6】本実施形態における付加データの表示処理によって表示される画面の具体例を示す図である。
【図7】制御部の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 チューナ部
2 復調部
3 多重信号分離部
4 音声・映像復号部
5 制御部
20 受信処理部
22 視聴頻度累積処理部
24 表示チャンネル選択部
26 表示時間設定部
28 表示処理部
600 コントロールユニット
610 ディスプレイ装置
620 スピーカ
Claims (5)
- 各チャンネル毎のサービスに対応する映像および音声の少なくとも一方の番組データと、各チャンネルの概略的な内容を示す付加データとを受信する受信手段と、
前記番組データに基づいて、いずれかの前記チャンネルに対応する前記サービスの提供を行うサービス提供手段と、
前記サービス提供手段によるサービス提供動作と並行して、前記付加データの内容を表示する表示手段と、
前記チャンネル毎の視聴頻度を累積する処理を行う視聴頻度累積処理手段と、
前記付加データの内容表示の対象となる複数のチャンネルを、前記視聴頻度が高い順に所定個数選択するチャンネル選択手段と、
前記チャンネル選択手段によって選択された前記複数のチャンネルに対応する前記付加データの内容を前記表示手段に表示する処理を行う表示処理手段と、
前記視聴頻度累積処理手段による累積結果に基づいて、前記付加データの内容を表示する時間を設定する表示時間設定手段と、
を備えることを特徴とするデジタル放送受信機。 - 各チャンネル毎のサービスに対応する映像および音声の少なくとも一方の番組データと、各チャンネルの概略的な内容を示す付加データとを受信する受信手段と、
前記番組データに基づいて、いずれかの前記チャンネルに対応する前記サービスの提供を行うサービス提供手段と、
前記サービス提供手段によるサービス提供動作と並行して、前記付加データの内容を表示する表示手段と、
前記チャンネル毎の視聴頻度を累積する処理を行う視聴頻度累積処理手段と、
前記付加データの内容表示の対象となる複数のチャンネルを、前記視聴頻度が低い順に所定個数選択するチャンネル選択手段と、
前記チャンネル選択手段によって選択された前記複数のチャンネルに対応する前記付加データの内容を前記表示手段に表示する処理を行う表示処理手段と、
前記視聴頻度累積処理手段による累積結果に基づいて、前記付加データの内容を表示する時間を設定する表示時間設定手段と、
を備えることを特徴とするデジタル放送受信機。 - 請求項1または2において、
前記視聴頻度累積処理手段は、前記サービス提供手段によるサービス提供の対象となる前記チャンネルの受信時間を累積して前記視聴頻度を算出することを特徴とするデジタル放送受信機。 - 請求項1または2において、
前記視聴頻度累積処理手段は、前記サービス提供手段によるサービス提供の対象となる前記チャンネルの選択回数を累積して前記視聴頻度を算出することを特徴とするデジタル放送受信機。 - 各チャンネル毎のサービスに対応する映像および音声の少なくとも一方の番組データと、各チャンネルの概略的な内容を示す付加データとを受信する受信手段と、
前記番組データに基づいて、いずれかの前記チャンネルに対応する前記サービスの提供を行うサービス提供手段と、
前記サービス提供手段によるサービス提供動作と並行して、前記付加データの内容を表示する表示手段と、
利用者の操作に応じて複数のチャンネルを登録する登録手段と、
前記チャンネル毎の視聴頻度を累積する処理を行う視聴頻度累積処理手段と、
前記登録手段によって登録された前記チャンネルを前記付加データの内容表示の対象となるチャンネルとして選択するチャンネル選択手段と、
前記チャンネル選択手段によって選択された前記複数のチャンネルに対応する前記付加データの内容を前記表示手段に表示する処理を行う表示処理手段と、
前記視聴頻度累積処理手段による累積結果に基づいて、前記付加データの内容を表示する時間を設定する表示時間設定手段と、
を備えることを特徴とするデジタル放送受信機。
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