JP4098936B2 - 紫外線照度測定機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紫外線照射装置においてワークに照射される紫外線の照度を測定する紫外線照度測定機構に係わり、特に機械的動作により測定位置を任意に設定することができる紫外線照度測定機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ウエハーや回路基板などのワークに紫外線を照射する場合、紫外線照射による効果を安定して得るために、照射紫外線の照度を常に一定に保たなければならない。そこでワークに紫外線を照射するための紫外線照射装置に紫外線照度測定機構を取付けて照度を確認する方法が採られている。ここで紫外線照射装置としては、半導体製造工程における洗浄工程や、レジストパターンニングのための露光工程、あるいはワークに帯電した静電気を除去する静電気除去工程などが挙げられる。
【0003】
その一例として、ウエハーの静電気を除去する工程に用いられる紫外線照射装置について説明する。
静電気除去工程用の紫外線照射装置は、ウエハーを搭載する搭載ステージと、搭載ステージにウエハーを搭載するためのロボットアームと、ウエハーに所定波長の紫外線を含む光線を照射するための紫外線光源からなる。なお、ウエハーを複数枚処理する紫外線照射装置の場合は、さらにロボットアームを搭載ステージに沿って移動させる移動機構を有している。
【0004】
この紫外線照射装置の照度測定は別体の紫外線照度計を使用して装置内の照度測定を行う。紫外線照度計はセンサ部と、表示部などを備えた本体部と、それらをつなぐケーブルからなる。
【0005】
かかる紫外線照度計を用いて、照度測定は以下のように行われる。
作業者が紫外線照射装置の搭載ステージ上の任意の位置にセンサ部を置く。次に紫外線を照射し、本体部に表示された照度値を確認した後、測定を終了し、センサ部を人手で取り出す。このようにして測定した測定結果をもって、並列して配置されている複数のウエハー全体の紫外線照度としていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かかる構成では以下のような問題点があった。
人手を介してコード付きのセンサ部を装置に挿入するため、紫外線照射装置内の汚染や、装置外への紫外線の漏洩の問題が生じる。
さらに操作の煩雑さから、測定は1、2ヵ所しか行われないことが多く、その測定点の位置精度も低い。つまり、紫外線照度測定を各ウエハー毎に行うことも、一枚のウエハーに照射される紫外線の照度分布を測定することも難しく、さらに、測定点の再現性も悪い。
【0007】
これらの測定していない位置に、測定点よりも照度の小さい場所があると、紫外線による適切な処理ができず、例えば、静電気除去工程においては、静電気が残留し、その残留静電気が半導体回路の破壊や動作不良を引き起こすという問題点があった。
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、複数のワークに紫外線を照射する紫外線照射装置に使用する場合に、紫外線照度不足による不適切な処理をなくし、かつ、簡単な構成で紫外線照度測定の測定位置を機械的な動作により、任意に設定することができる紫外線照度測定機構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明では、複数のワークを搭載するための搭載ステージと、搭載ステージ上のワークに所定波長の紫外線を含む光線を照射するための紫外線光源と、搭載ステージにワークを搬送するワーク搬送機構と、ワーク搬送機構を搭載ステージに沿って移動させる移動機構とを有する紫外線照射装置に使用される紫外線照度測定機構であって、前記紫外線照度測定機構は、前記ワーク搬送機構に隣接して設けられ、前記移動機構を前記ワーク搬送機構と共有するとともに、前記紫外線光源から照射される紫外線の照度を測定するセンサ部と、前記センサ部を前記搭載ステージ上の測定箇所に水平方向突出量を制御自在な水平方向移動手段により保持するセンサ保持手段とを有し、前記センサ保持手段は前記移動機構により前記搭載ステージに沿って移動する構成とした。本発明によれば、紫外線照射装置内を汚染せずに紫外線照度測定が行え、複数のワークを処理する場合も、機械的な動作により、容易に紫外線の照度測定ができるとともに、紫外線照度測定機構は隣接して設けられるワーク搬送機構と移動機構を共有する構成としたので、別々に移動機構を有する場合に比べ装置の構成が簡略化できる。
【0010】
また、センサ保持手段は、センサ部を搭載ステージ上から照射領域外へ水平移動させる水平方向移動手段を有する構成とした。これにより、紫外線の照度の多点測定が容易にできる。
【0011】
さらに、水平方向移動手段は、センサ部を保持するセンサ取付板と、センサ取付板の移動を規定するガイドレールと、センサ取付板をガイドレールに沿って水平方向に移動させる水平方向駆動部と、センサ取付板の水平移動時の撓みを軽減するためのガイド手段を有する構成とした。これにより、紫外線の照度の多点測定が精度良く行える。
【0012】
さらに、センサ保持手段は、センサ部を上下方向に移動させる垂直方向移動手段を有する構成とした。これにより、紫外線の照度が容易に測定でき、さらに、ワークの処理位置が高さ方向に多段となった場合にも対応できる。
【0013】
さらに、移動機構は、ワーク搬送機構およびセンサ保持手段を搭載した搬送テーブルと、搬送テーブルの移動方向を規定する搬送ガイド手段と、搬送テーブルを搬送ガイド手段に沿って移動させる駆動手段とを有する構成とした。これにより、一つの駆動手段でワーク搬送機構とセンサ保持手段を搬送できるので構成が簡単で、かつ、紫外線の照度の多点測定が容易にできる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1は本発明に記載の紫外線照度測定機構2を備えた紫外線照射装置1を上から見た断面図である。図2は図1に示した紫外線照射装置1のA−A線断面図で、図3は図1に示した紫外線照射装置1のB−B線断面図である。
【0015】
図1において、紫外線照射装置1は、複数のウエハー(ワーク)に紫外線照射可能な紫外線照射ユニット11と、紫外線照度測定機構2と、ウエハーを搬送するロボットアーム3aを備えたウエハー搬送機構(ワーク搬送機構)3と、紫外線照度測定機構2およびウエハー搬送機構3を紫外線照射ユニット11に沿って移動させる移動機構16からなる。なお、10は紫外線照射装置1の制御用コンピュータで、紫外線照度測定機構2の制御や照度測定結果の表示もできる。さらにケーブル15(図2および3参照)は後に詳細を説明するセンサ部20のための測定ケーブルやセンサ部20の移動を制御する制御信号を送るためのケーブルである。
【0016】
紫外線照射ユニット11は、図1および図2に示すように、搭載ステージ8と、この搭載ステージ8上でウエハーを配置するためのプレート8a、8b、8c、8d、8eと、ウエハーに紫外線を照射するための紫外線光源9と、ウエハーおよびセンサ部20を導入するための開口部12および開口部12を閉鎖するためのゲートシャッター13からなる。プレート8a、8b、8c、8d、8eは図示しない真空吸着部を有し、ウエハーを真空吸着すると共に、ウエハーの有無を真空度で検出する。またゲートシャッター13はウエハー搬送時および照度測定時は開いているが、静電気除去作業中は開口部12全体を実質的に閉鎖し、紫外線照射ユニット11からの紫外線の漏洩を防止することができるように構成されている。なお、紫外線光源9は、所定の波長の紫外線を含む光線を照射するもので、例としてはキセノンランプ、水銀ランプなどがあげられる。
【0017】
移動機構16は、図1および図3に示すように、搬送用ベース5と、搬送用ベース5上に設けられ、ウエハー搬送機構3およびセンサ保持手段21を搭載した搬送テーブル4と、搬送用ベース5上で紫外線照射ユニット11と平行に設けられ、搬送テーブル4の移動方向を規定する搬送ガイド手段である凸型ガイドレール7aと、搬送テーブル4を凸型ガイドレール7aに沿って移動させる駆動手段であるボールネジ6およびX軸駆動モータ14とからなる。さらに搬送テーブル4は凸型ガイドレール7aと嵌合する凹型ガイド7bを備えている。ボールネジ6は、搬送用ベース5の長手方向中央に凸型ガイドレール7aと平行に配置されており、X軸駆動モータ14の回転運動をボールネジ6により直線運動に変換することで、搬送テーブル4を凸型ガイドレール7aに沿って移動させる。これにより、搬送テーブル4は紫外線照射ユニット11に沿って移動することができる。
【0018】
紫外線照度測定機構2およびウエハー搬送機構3は、搬送テーブル4に搭載されており、搬送テーブル4の移動に伴い、移動機構16により図1および図3の実線で示す初期設定位置から破線で示す位置まで移動する。
【0019】
以降、ウエハー搬送機構3および紫外線照度測定機構2の移動方向は、搬送用ベ−ス5上の移動をX軸上の移動、初期設定位置と搭載ステージ8との間の移動を水平方向の移動、紫外線照射装置1の上下方向の移動を垂直方向の移動とする。
【0020】
次に紫外線照度測定機構2の拡大図を図4(a)および(b)に示す。紫外線照度測定機構2は、センサ部20と、このセンサ部20を保持するセンサ保持手段21からなる。さらにセンサ保持手段21は、センサ部20を水平方向に移動させる水平方向移動手段22と、これに連結されてセンサ部20および水平方向移動手段22を上下移動させる垂直方向移動手段32からなる。なお、垂直方向移動手段32は、その下端部が搬送テーブル4に固定されており、搬送テーブル4の移動に伴って、搬送用ベース5上を移動することができる。
【0021】
水平方向移動手段22は、図4(a)に示すように、センサ部20を保持するセンサ取付板29と、このセンサ取付板29を水平方向に移動させる水平方向駆動部22aと、第一のハウジング23内に設けられてセンサ取付板29の移動を規定する凸型ガイドレール27bと、センサ取付板29の水平移動時の撓みを軽減するために第一のハウジング23に設けられたガイド手段であるガイドベアリング28からなる。
【0022】
水平方向駆動部22aは、第一のハウジング23外に設けられた水平方向駆動モータ24およびプーリ25と、プーリ25の回転運動を直線運動に変換するボールネジ26と、ボールネジ26の直線運動部26bに連結された凹型ガイド27aからなる。ここで、ボールネジ26の回転軸26aは、第一のハウジング23にベアリング30で回転可能に支持されると共に、プーリ25に連結されている。また直線運動部26bは、センサ取付板29に連結されており、凹型ガイド27aを凸型ガイドレール27bに沿って移動させることで、センサ部20およびセンサ取付板29を図4(a)の実線の位置から、破線の位置まで移動させることができる。
【0023】
なお、センサ取付板29は、ボールネジ26の直線運動部26bだけでなく、ガイドベアリング28にも支持されるので、直線運動部26bのみで支持する場合に比べて、センサ取付板29の突出時の撓みを軽減でき、紫外線照度の測定点の位置精度および位置の再現性が向上するため、照度測定が精度良く行える。
【0024】
また、センサ部20およびセンサ取付板29の初期状態は第一のハウジング23内に収納された状態であり、センサ保持手段21がX軸上を移動する時はこの状態で移動することが好ましいが、センサ取付板29を突出したままで移動してもよい。
【0025】
垂直方向移動手段32は、図4(b)に示すように、第二のハウジング33と、センサ部20を上下に移動させるためのシリンダ34と、シリンダ34の移動を規制するストッパ36および連結部材37からなる。ここで連結部材37により水平方向移動手段22と垂直方向移動手段32は連結されている。
【0026】
センサ部20を水平方向に移動させる場合は、制御用コンピュータ10からの移動指令信号をケーブル15を通じて水平方向駆動モータ24に送る。信号を受けて水平方向駆動モータ24が回転し、プーリ25を介して、ボールネジ26の回転軸26aを回転させる。ボールネジ26は回転運動を直線運動に変換し、直線運動部26bが凸型ガイドレール27bに沿って直線運動する。これに伴い、センサ取付板29は水平方向に図4(a)の破線で示す位置まで突出することができる。ここで、水平方向移動手段22は水平方向駆動モータ24の回転量を制御することでセンサ取付板29の突出量を制御できる構成となっている。従って、センサ部20は水平方向において任意の位置で照度測定ができる。
【0027】
センサ部20を垂直方向に移動させる場合は、制御用コンピュータ10から上下移動を指示する信号を垂直方向移動手段32に送り、シリンダ34を作動させる。シリンダ34は連結部材37および水平方向移動手段22を所定の高さ(図2参照)まで上昇させる。
【0028】
なお、紫外線照度測定機構2は搬送テーブル4に固定されており、搬送用ベース5上を移動可能であるため、搭載ステージ8に並列に配置された各ウエハーの紫外線照度を測定できる。ここで、紫外線照度測定機構2は移動機構16をウエハー搬送機構3と共有しているため、別々に移動機構を有する場合に比べ装置の構成が簡略化できる。
【0029】
ここで、紫外線照射装置1による静電気除去工程を説明する。ウエハー搬送機構3のロボットアーム3aは図示しないウエハーカセットからウエハーを取り出し、図1のプレート8aに配置する。ロボットアーム3aが次のウエハーをウエハーカセットから取り出した後、プレート8bにウエハーを搭載するために搬送テーブル4が凸型ガイドレール7aに沿って所定距離移動する。所定位置に到達したら、ロボットアーム3aがウエハーをプレート8bに配置する。以上の動作を繰返し、ウエハーをプレート8eの位置まで配置すると、ウエハーの配置作業が終了する。
【0030】
ここで、紫外線照射ユニット11のゲートシャッター13を閉じた後、紫外線光源9が作動し、各ウエハーに紫外線を所定強度、所定時間照射する。この紫外線照射により、各ウエハー表面上の静電気が除去される。紫外線照射後はゲートシャッター13を開け、上記の配置作業と逆の手順で静電気除去後のウエハーをウエハーカセットにもどす。
【0031】
次に、紫外線照度測定作業について図5(a)から(c)を参照しながら説明する。プレート8aからプレート8e(図1)に搭載された各ウエハーの中心に相当する位置での照度を測定する場合は、まず、垂直方向移動手段32のシリンダ34を稼働し、連結部材37および水平方向移動手段22の位置をZ1だけ上昇させて、センサ部20を測定高さにあわせる(図5(a))。次に搬送テーブル4を初期設定位置からボールネジ6および凸型ガイドレール7aに沿ってX1だけ移動させ、センサ保持手段21のX軸上の位置をプレート8aの中心位置にあわせる。さらに、水平方向駆動モータ24等を稼働し、センサ取付板29を水平方向に所定量突出させ、センサ部20をプレート8aの中心位置に配置する(図5(b))。その後、紫外線を照射し、センサ部20が紫外線照度を測定する。なお、紫外線の照射は照射時間一定モードと照射エネルギー一定モードのどちらかを選択できる。
【0032】
測定後は、ボールネジ26を逆回転させて、センサ部20をセンサ保持手段21に収納した後、搬送テーブル4をX2だけ移動させ、センサ保持手段21のX軸上の位置をプレート8bの中心位置にあわせた後、センサ取付板29を所定量突出させ、センサ部20の水平位置をあわせて(図5(c))、照度測定を行う。以降、同様な動作を繰返し、すべてのウエハーの中心位置での紫外線照度を測定する。なお、測定結果はケーブル15を介して、制御用コンピュータ10に表示される。
【0033】
また、一枚のウエハーに照射される紫外線の照度分布を調べる例として、プレート8aの中心点および、中心点からX方向にプラス30mmの位置XPとマイナス30mmの位置XM、中心点からY方向にプラス30mmの位置YPとマイナス30mmの位置YMの合計5点(図示せず)の紫外線照度を測定する場合を説明する。
まず、前述のように垂直位置および、X軸位置をプレート8aの中心点にあわせる。ここで、センサ取付板29をYP点まで突出させた後、紫外線を照射して、YPの照度測定を行う。次に、センサ取付板29を30mm収納して中心点の測定をした後、さらに30mm収納してYM点の測定をする。
【0034】
ここで、一旦、センサ部20を収納して、センサ保持手段21をX方向にマイナス30mm移動させる。ふたたびセンサ取付板29を突出させてXM点の測定をする。さらにセンサ部20を収納した後、センサ保持手段21をX方向にプラス60mm移動し、同様にして、XP点の測定を行う。以上により一枚のウエハーに照射される紫外線の照度分布が調べられる。
【0035】
なお、照度の測定は静電気除去工程前に行うことが望ましい。また、照度測定中は、紫外線は照射し続けることが好ましいが、一旦、紫外線の照射を中断してもよい。紫外線を照射し続ける場合は、センサ部20が紫外線照射ユニット11の外に出るたびにゲートシャッター13を閉めることが好ましい。これは外部への紫外線の漏洩を最小限にするためである。
【0036】
このようにして実施された多点測定結果のうち、最低照度を装置全体の照度とすることで静電気除去工程の安定化が図れる。また照度が許容値に満たない場合は、紫外線光源9の投入電力や照射時間を増やしたり、紫外線光源9の交換等の対処を行う。さらに、制御用コンピュータ10に日々の照度測定結果や紫外線光源9の積算使用時間のデータを蓄積させることで、紫外線光源9の交換時期の推定等の装置メンテナンスが容易になる。
【0037】
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではない。例えば、実施の形態では紫外線照射ユニット11を一段構成としたが、これは多段構成としてもよい。具体的には図2の紫外線照射ユニット11の上に、図示しないもう一つの紫外線照射ユニットを配置する場合である。この場合、紫外線照度測定機構2およびウエハー搬送機構3の垂直上方への移動範囲を延長させ、それぞれセンサ部20およびウエハーを、図示しないもう一つの紫外線照射ユニット内にも配置可能な構成とすることにより、紫外線照射装置の処理能力を倍増させることができる。
【0038】
また、紫外線照度測定機構を複数有してもよい。例えば、X軸上に紫外線照度測定機構を二つ設けて、同一紫外線照射ユニット内において、同時多点測定を行ったり、垂直方向に紫外線照度測定機構を二つ設けて、上下二段の紫外線照射ユニットに対して同時に上段、下段内での照度測定を行う場合であり、照度測定にかかる時間を短縮できる。
【0039】
また、紫外線光源を反射鏡等と組み合わせて、ウエハーに照射する紫外線の照度の均質化を図ったり、プレートを揺動させる機構を備えて、紫外線照射中にプレートを揺動させ、紫外線照射処理の均一化を図ってもよい。さらに、プレートをなくし、ウエハーをウエハー搭載ステージに直接置く構成としてもよい。
【0040】
また、ゲートシャッター13は図3に示すように開口部12全体を覆う一枚のシャッターとしたが、これは、センサ部20を挿入する箇所に対応する位置に開口部を有する構成としてもよい。この場合、紫外線の照度測定時にゲートシャッターを開閉しなくても紫外線の漏洩を低減できる。
【0041】
さらに、X方向に複数枚に分割され、かつ、それぞれが独立に開閉可能なシャッターで構成してもよい。例えば、プレート8aからプレート8eに対応する5枚のシャッターで構成した場合、センサ部20がプレート8aの領域に挿入されている時はプレート8aに対応するシャッターのみが開き、残りのシャッターは閉じたままにすることができる。このように構成すると照度測定時の紫外線の漏洩がさらに抑制できる。
【0042】
そして、処理対象をウエハーとしたが、これは回路基板など紫外線照射処理を施す必要のあるものであればよい。さらに、実施例では本発明の紫外線照度測定機構を静電気除去工程用の紫外線照射装置に使用する例を示したが、これは、洗浄工程や露光工程用の紫外線照射装置に使用する紫外線照度測定機構としてもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明では、紫外線照射装置に使用される紫外線照度測定機構で、紫外線の照度を測定するセンサ部を保持するセンサ保持手段が移動機構により搭載ステージに沿って移動する構成としたので、紫外線照射装置内を汚染せずに紫外線照度測定が行え、複数のワークを処理する場合も、機械的な動作により、容易に紫外線の照度測定ができ、かつ、紫外線照度測定機構は隣接して設けられるワーク搬送機構と移動機構を共有する構成としたので、別々に移動機構を有する場合に比べ装置の構成が簡略化できる。
【0044】
また、センサ保持手段が、センサ部を搭載ステージ上から照射領域外へ水平移動させる水平方向移動手段を有する構成としたので、紫外線の照度の多点測定が容易にできる。
【0045】
さらに、水平方向移動手段は、センサ部を保持するセンサ取付板と、センサ取付板の移動を規定するガイドレールに沿って水平方向に移動させる水平方向駆動部と、センサ取付板の水平移動時の撓みを軽減するためのガイド手段を有する構成としたので、紫外線照度の多点測定が精度よくできる。
【0046】
さらに、センサ保持手段は、センサ部を垂直方向移動手段を有する構成としたので、紫外線の照度が容易に測定でき、さらに、ワークの処理位置が高さ方向に多段となった場合にも対応できる。
【0047】
さらに、移動機構は、ワーク搬送機構およびセンサ保持手段を搭載した搬送テーブルと、搬送ガイド手段と、搬送テーブルを搬送ガイド手段に沿って移動させる駆動手段とを有する構成としたので、一つの駆動手段でワーク搬送機構とセンサ保持手段を搬送できるので構成が簡単で、かつ、紫外線の照度の多点測定が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に記載の照度測定機構を有する紫外線照射装置を上からみた断面図である。
【図2】図1の紫外線照射装置のA−A線断面図である。
【図3】図1の紫外線照射装置のB−B線断面図である。
【図4】本発明に記載に紫外線照度測定機構の詳細を示す図である。
【図5】紫外線照度測定機構による紫外線照度測定作業の概略図である。
【符号の説明】
1 紫外線照射装置
2 紫外線照度測定機構
3 ウエハー搬送機構(ワーク搬送機構)
3a ロボットアーム
4 搬送テーブル
5 搬送用ベース
6 ボールネジ
7a 凸型ガイドレール
7b 凹型ガイドレール
8 搭載ステージ
8a、8b、8c、8d、8e プレート
9 紫外線光源
10 制御用コンピュータ
11 紫外線照射ユニット
12 開口部
13 ゲートシャッター
14 X軸駆動モータ
15 ケーブル
16 移動機構
20 センサ部
21 センサ保持手段
22 水平方向移動手段
22a 水平方向駆動部
23 第一のハウジング
24 水平方向駆動モータ
25 プーリ
26 ボールネジ
27a 凹型ガイド
27b 凸型ガイドレール
28 ガイドベアリング
29 センサ取付板
30 ベアリング
32 垂直方向移動手段
33 第二のハウジング
34 シリンダ
36 ストッパ
37 連結部材

Claims (5)

  1. 複数のワークを搭載するための搭載ステージと、前記搭載ステージ上の前記ワークに所定波長の紫外線を含む光線を照射するための紫外線光源と、前記搭載ステージに前記ワークを搬送するワーク搬送機構と、前記ワーク搬送機構を前記搭載ステージに沿って移動させる移動機構とを有する紫外線照射装置に使用される紫外線照度測定機構であって、
    前記紫外線照度測定機構は、前記ワーク搬送機構に隣接して設けられ、
    前記移動機構を前記ワーク搬送機構と共有するとともに、
    前記紫外線光源から照射される紫外線の照度を測定するセンサ部と、
    前記センサ部を前記搭載ステージ上の測定箇所に水平方向突出量を制御自在な水平方向移動手段により保持するセンサ保持手段とを有し、
    前記センサ保持手段は前記移動機構により前記搭載ステージに沿って移動することを特徴とする紫外線照度測定機構。
  2. 前記センサ保持手段は、前記センサ部を前記搭載ステージ上から照射領域外へ水平移動させる前記水平方向移動手段を有する請求項1に記載の紫外線照度測定機構。
  3. 前記水平方向移動手段は、前記センサ部を保持するセンサ取付板と、前記センサ取付板の移動を規定するガイドレールと、前記センサ取付板を前記ガイドレールに沿って水平方向に移動させる水平方向駆動部と、前記センサ取付板の水平移動時の撓みを軽減するためのガイド手段を有する請求項2に記載の紫外線照度測定機構。
  4. 前記センサ保持手段は、前記センサ部を上下方向に移動させる垂直方向移動手段を有する請求項1から3のいずれか一項に記載の紫外線照度測定機構。
  5. 前記移動機構は、前記ワーク搬送機構および前記センサ保持手段を搭載した搬送テーブルと、前記搬送テーブルの移動方向を規定する搬送ガイド手段と、前記搬送テーブルを前記搬送ガイド手段に沿って移動させる駆動手段とを有する請求項1から4のいずれか一項に記載の紫外線照度測定機構。
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