JP4098606B2 - 電力線通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は電力線を搬送路として、データを送受信する電力線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
データを送受信に用いられる電力線の信号減衰チェッカは、電力線上にシステムで使用している搬送周波数と同一周波数に試験信号を連続的に送信する送信器と、電力線に接続し電力線上の試験信号を受信、増幅及びA/Dコンバートを行いこの信号の減衰レベルを表示する表示回路を備えた受信器とを備えている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、電力線通信装置は、電力線を介して受信した変調信号をディジタル信号に変換するAD変換器と、AD変換器の出力ディジタル信号を用いて伝送特性の測定処理を行い、測定結果を送出する機能を有し、且つ電力線に接続されたモデムを介してデータの送受信制御処理を行う制御処理部と、制御処理部により測定処理した結果の伝送特性を表示する表示部と、伝送特性の測定コマンド等を入力する操作部とを備えている(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開昭61−50428号公報
【特許文献2】
特開平2−82821号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような電力線信号チェッカや電力線通信装置は、減衰レベルを複数のLEDに表示しているし、受信レベルデータの測定値を数値表示している。しかし、電力線信号チェッカを用いて所望のポイントツーポイントの間の減衰レベルを測定したときだけ表示される。また、電力線通信装置は測定コマンを入力したときだけ受信レベルの測定がなされ、その測定結果が表示される。しかし電力線の伝送特性は電化製品などの接続に伴う負荷変動の影響を大きく受けていて、通信を行うとき通信に要する所用時間を判断することができない。さらに、減衰レベルや受信レベルからは電力線を介した通信の通信速度が直接判明しないので、通信に要する所用時間を判断することができない。
【0006】
この発明の目的は、電力線に接続されている複数の電力線通信装置間の通信速度が表示された電力線通信装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる電力線通信装置は、
電力線を搬送路としてデータを送受信する電力線通信装置において、上りまたは下りの送信に切り換える手段と、下りの送信に切り換えられているとき、電力線に接続された他の電力線通信装置に通信速度測定信号を送信し、上りの送信に切り換えられているとき、電力線に接続された他の電力線通信装置に通信速度測定信号の送信を要求する信号を送信する基準発生手段と、下りの送信に切り換えられているとき、他の電力線通信装置から送信された下りの通信速度を受信し、上りの送信に切り換えられているとき、電力線に接続された他の電力線通信装置から送信された通信速度測定信号から上りの通信速度を求める速度検出手段と、を備える。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1の電力線通信装置の構成図である。図2は図1のフロントパネルの概略図である。図3は図1の動作を示すフローチャートである。電力線通信装置は電力線につながったコンセントに接続されていて、送受信の相手となる複数の電力線通信装置が電力線に接続されている。
【0009】
電力線通信装置は、電力線1と搬送波の送受信を切り換える切換手段2と、データが変調されて重畳された搬送波を受信する受信手段3と、受信された搬送波からデータを復調する復調手段4と、パーソナルコンピュータ5(以下PCと略記する。)などの端末とデータの授受を行う入出力手段6と、PC5から入力されたデータを電力線1の搬送波上に変調する変調手段7と、変調されたデータが重畳された搬送波を電力線1に送信する送信手段8と、通信速度測定信号を発生し、変調手段7に送信する基準発生手段9と、他の電力線通信装置10から送信されてきた通信速度測定信号から通信速度を求める速度検出手段11と、通信速度を表示する表示手段12とを備えている。
【0010】
電力線通信装置の電源手段13には電力線1のコンセントから供給されていて、電源スイッチ14の開閉により電源の切入を操作している。
【0011】
データの変調・復調方式として直交振幅変調方式(以下QAMと略記する。)を採用し、信号対雑音比(SNR)に従って4、16、32QAM方式を選択している。
【0012】
実施の形態1ではITU−T勧告に準拠するビットエラーレート(以下BERと略記する。)測定テストを行っている。基準発生手段9は、8〜24ビット程度の繰り返しパターン、例えば2−1、2−1、211−1などのパターンからなる通信速度測定信号を発生する。
【0013】
また速度検出手段11は、他の電力線通信装置10から受信した通信速度測定信号に付随している通信速度測定信号のパターンを読みとり、基準発生手段9に通信速度測定信号を要求し対照信号を入手する対照信号入手手段15と、他の電力線通信装置10から受信したパターンと基準発生手段9から受付た通信速度測定信号とを比較してBERを求める比較手段16と、BERを表示手段12に出力する出力手段17とを備えている。
【0014】
図2に示すように電力線通信装置のフロントパネルには、電源スイッチ14と、リセットボタン18と、電源ランプ19と、リンク確立ランプ20と、ケーブル接続ランプ21と、データ送受信ランプ22と、BERの値を3等分した区分を表示する通信速度ランプ23が備えられている。
【0015】
次に電力線通信装置の動作を図3のフローチャートに従って説明する。なお、PC5などの端末を用いてデータを送受信する操作に関しては、通信速度に関した範囲で記述し、それ以外の説明は省略する。当該電力線通信装置(以下A装置と称す。)と他の電力線通信装置(以下B装置と称す。)との2つの間で行われる通信速度の確認の動作を説明する。B装置からA装置への下りの速度の表示を説明する。通常は上りと下りで同じ周波数帯域を用いていると、通信速度は上り下りで同じ値になる。また、上りと下りで異なる周波数帯域を用いて通信速度は上りと下りで異なる場合も含む。
【0016】
ステップ101(以下ステップをSと略記する。)で、A装置の電源スイッチ14をONすると、A装置の電源が入り、電源ランプ19が点灯する。S102で、送信手段8から受信可能になった旨のリンク信号を電力線1に送信し、S103で、B装置10でリンク信号を受信したかどうか判断し、受信したらS104へ進み、受信されていなければS103を繰り返す。S104でリンク信号を受信して、リンク信号が送ったA装置を記憶する。S105で、リンク信号を受信して記憶した旨の返信信号をA装置へ送信する。S106で、返信信号を受信したか判断し、返信信号を受信していなければS106を繰り返す。返信信号を受信したらS107へ進む。S107で、リンク確立ランプを点灯する。S108で、基準発生手段9からB装置10へBER測定用通信速度測定信号の送信を要求する信号を送信する。S109で、B装置では要求信号の受信の有無を判断し、受信が無いときはS109を繰り返す。要求信号の受信があったらS110へ進む。S110で、B装置10の受信手段3は要求信号を受信したことを確認し、B装置の基準発生手段9にBER信号の発生を要求する。S111で、B装置の基準発生手段9にBER信号の発生し、変調手段7で変調し、送信手段8でA装置へ送信する。S112で、BER信号の受信の有無を判断し、受信が無ければS112を繰り返す。受信されたら、S113へ進む。S113で、受信手段3でB装置10から送信された通信速度測定信号がQAM変調して重畳された搬送波を受信し、受信された搬送波から復調手段4で通信速度測定信号を復調する。同時に通信速度測定信号のパターンを復調する。S114で、復調された通信速度測定信号と、送信されたパターンと同じパターンを有する基準発生手段9で発生された通信速度測定信号とを比較してBERを求め、速度検出手段11の記憶手段24にBERを記憶する。S115で、求められたBERを2つのしきい値を備えた速度検出手段11で通信速度を3区分けする。S116で、区分けされた通信速度を表示手段12に入力し、該当する通信速度ランプ23を点灯してS102へ戻る。
【0017】
このような電力線通信装置は、フロントパネルに表示された通信速度を目視で確認してから、データの送受信を行うので、通信に掛かる時間が把握することができる。
【0018】
また、宅内に複数の電力線通信装置が備えることで、必要に応じて異なった速度の送受信を行って、全体としてスムーズな通信を行うことができる。
【0019】
また、記憶手段に記憶されたBERをパーソナルコンピュータに取り込んで、当該電力線通信装置の接続している回線の状況をモニターすることができる。
【0020】
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2の電力線通信装置の動作のフローチャートである。実施の形態2の電力線通信装置と図1と同じ構成である。ただ、BERを所定の値に固定して、データを変調するときに割り当てられる総ビット数を求めることにより、通信速度を区分することが異なっている。
【0021】
図4を参照して実施の形態2の電力線通信装置の動作を説明する。
S201から214までは実施の形態1と等しく、BERを求める。S215で、求まったBERと所定BERとを比較し、BERが所定BERより大きいときはS217へ進む。またBERが所定BERより小さいときはS216へ進む。S216で、変調に用いられる総ビット数に所定数を加算して、変調手段7に加算された総ビット数を送信して、S208へ戻る。S217で、S214で得られた総ビット数を2つのしきい値を備えた速度検出手段11で総ビット数を3つに区分けする。S218で、区分けされた総ビット数を表示手段12に入力し、該当する通信速度ランプ23を点灯してS202へ戻る。
【0022】
このような電力線通信装置は、BERを一定に保ちながら信号変調に用いる総ビット数を通信速度として表示しているので、変調速度を速めることができる。
【0023】
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3の電力線通信装置のフロントパネルの概略図である。図6は図5の動作を示すフローチャートである。実施の形態1とは当該の電力線通信装置(以下A装置と称す。)から送信される場合(以下上りと称す。)と他の電力線通信装置(以下B装置と称す。)からA装置へ送信される場合(以下下りと称す。)との使用される搬送波の周波数帯域が異なることである。
【0024】
フロントパネルに上下切換スイッチ25と、上りと下りそれぞれの通信速度を表示する上り通信速度ランプ26aと下り通信速度ランプ26bとが備えられている。
【0025】
ステップ301(以下ステップをSと略記する。)で、A装置の電源スイッチ14をONすると、A装置の電源が入り、電源ランプ19が点灯する。S302で、送信手段8から受信可能になった旨のリンク信号を電力線1に送信し、S303で、B装置10でリンク信号を受信したかどうか判断し、受信したらS304へ進み、受信されていなければS303を繰り返す。S304でリンク信号を受信して、リンク信号が送ったA装置を記憶する。S305で、リンク信号を受信して記憶した旨の返信信号をA装置へ送信する。S306で、返信信号を受信したか判断し、返信信号を受信していなければS306を繰り返す。返信信号を受信したらS307へ進む。S307で、リンク確立ランプを点灯する。S308で、上下切換スイッチが上にあるか判断する。上であればS309へ進み、下ならばS313へ進む。S309で、A装置の基準発生手段9にBER信号の発生し、変調手段7で変調し、送信手段8でB装置へ送信する。S310で、B装置ではBER信号の受信の有無を判断し、受信が無ければS314へ進む。受信されたら、S311へ進む。S311で、受信手段3でA装置10から送信された通信速度測定信号がQAM変調して重畳された搬送波を受信し、受信された搬送波から復調手段4で通信速度測定信号を復調する。同時に通信速度測定信号のパターンを復調する。S312で、復調された通信速度測定信号と、送信されたパターンと同じパターンを有する基準発生手段9で発生された通信速度測定信号とを比較してBERを求め、速度検出手段11の記憶手段24にBERを記憶してBERの区分の値をA装置へ送信してS303へ戻る。S313で、基準発生手段9からB装置10へBER測定用通信速度測定信号の送信を要求する信号を送信する。S314で、B装置では要求信号の受信の有無を判断し、受信が無いときはS310へ戻る。要求信号の受信があったらS315へ進む。S315で、B装置10の受信手段3は要求信号を受信したことを確認し、B装置の基準発生手段9にBER信号の発生を要求する。S316で、B装置の基準発生手段9にBER信号の発生し、変調手段7で変調し、送信手段8でA装置へ送信する。S317で、BER信号の受信の有無を判断し、受信が無ければS317を繰り返す。受信されたら、S318へ進む。S318で、受信手段3でB装置10から送信された通信速度測定信号がQAM変調して重畳された搬送波を受信し、受信された搬送波から復調手段4で通信速度測定信号を復調する。同時に通信速度測定信号のパターンを復調する。S319で、復調された通信速度測定信号と、送信されたパターンと同じパターンを有する基準発生手段9で発生された通信速度測定信号とを比較してBERを求め、速度検出手段11の記憶手段24にBERを記憶する。S320で、S312から送られた上りのBERとS319で求められた下りのBERを2つのしきい値を備えた速度検出手段11で通信速度を3区分けする。S321で、区分けされた通信速度を表示手段12に入力し、該当する通信速度ランプ26a、26cを点灯してS308へ戻る。
【0026】
このように異なった上り下りの通信速度を目視で確認できるので、互いにデータの交換に要する時間の予測が可能になる。
【0027】
実施の形態4.
図7はこの発明の実施の形態4の電力線通信装置の構成図である。実施の形態1では、BERを計測することで通信速度を区分けしているが、実施の形態4では搬送波の電力減衰率を計測し、予め求められた通信速度との関係から通信速度を区分けし、表示する点が異なっている。
【0028】
電力線通信装置は、電力線1と搬送波の送受信を切り換える切換手段2と、電力線1からデータが変調されて重畳された搬送波を受信する受信手段3と、搬送波からデータを復調する復調手段4と、PC5などの端末から入力されたデータを電力線1の搬送波上に変調する変調手段7と、変調されたデータが重畳された搬送波を電力線に送信する送信手段8と、搬送波を遅延して異なる位相を有する搬送波に変換し、変換された搬送波の振幅を減衰して基準化して、送信手段8に送出する基準発生手段27と、他の電力線通信装置から送信され、搬送波と異なる位相の搬送波だけをフィルタし、その電力を計測する電力計測手段28と、計測された搬送波の電力と、基準化された搬送波の電力とを比較して減衰率を求め、予め求められている通信速度と減衰率との関係から通信速度を求める速度検出手段29と、通信速度を表示する表示手段12とを備えている。
【0029】
減衰量が大きいほど通信速度が小さいという通信速度と減衰量との関係は逆比例している。
【0030】
このように、電力線における減衰量を計測することにより、予め求められた逆比例の関係から通信速度を簡易的に求めることができ、フロントパネルに通信速度が区分されて表示されているので、所望の通信速度を選択することができる。
【0031】
なお、減衰量の計測はこの実施の形態では一方だけを説明したが、下りと上りの周波数帯域が異なっている場合など、上下それぞれ計測することができる。この際、一方から計測された減衰量と通信速度は電力線を経由してデータとして、その他の電力線通信装置へ送信され、それぞれの装置では表示し、記憶手段に記憶することができる。
【0032】
実施の形態5.
図8はこの発明の実施の形態5の電力線通信装置の構成図である。図9は電力線に加振手段と感知手段とを固定した斜視図である。図10は図8のフロントパネルの概略図である。図1の電力線通信装置の切換手段2と電力線1との間を接続する電線に機械的振動を与える加振手段30と、切換手段2と電力線1との間を接続する電線の機械的振動を感知する感知手段31を備えていることである。
【0033】
加振手段30は、電線に接するように固定された圧電ブザー32と、電力線通信装置のフロントパネルに設けられた加振スイッチ33と、電力線から抵抗分圧して商用周波数の信号を圧電ブザーに供給する加振素子34とを備えている。加振スイッチ33をオンすると、加振素子34と商用電源とが接続され、圧電ブザー32は商用周波数の信号で振動して、電力線1に振動が伝達される。
【0034】
感知手段31は、振動を感知する圧電素子35と、圧電素子35に励起される電圧と所定のしきい値との比較をして、振動の伝達の有無を検出する検出手段36とを備えている。
【0035】
表示手段12は、フロントパネルのメータ37を駆動して、加振の有無を検出することができる。
【0036】
このようにして当該電力線通信装置間が同相の電力線で接続されているか検出することができ、逆相の場合は、コンセントを入れ替えて同相にすることができる。
【0037】
【発明の効果】
この発明に係わる電力線通信装置は、上りまたは下りの送信に切り換える手段と、下りの送信に切り換えられているとき、電力線に接続された他の電力線通信装置に通信速度測定信号を送信し、上りの送信に切り換えられているとき、電力線に接続された他の電力線通信装置に通信速度測定信号の送信を要求する信号を送信する基準発生手段と、下りの送信に切り換えられているとき、他の電力線通信装置から送信された下りの通信速度を受信し、上りの送信に切り換えられているとき、電力線に接続された他の電力線通信装置から送信された通信速度測定信号から上りの通信速度を求める速度検出手段と、を備えるので、通信速度を目視で確認でき、所望の通信速度でデータを送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の電力線通信装置の構成図である。
【図2】 図1のフロントパネルの概略図である。
【図3】 図1の動作を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2の電力線通信装置の動作のフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3の電力線通信装置のフロントパネルの概略図である。
【図6】 図5の動作を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態4の電力線通信装置の構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態5の電力線通信装置の構成図である。
【図9】 図8の電力線に加振手段と感知手段とを固定した斜視図である。
【図10】 図8のフロントパネルの概略図である。
【符号の説明】
1 電力線、2 切換手段、3 受信手段、4 復調手段、5 PC、6 入出力手段、7 変調手段、8 送信手段、9、27 基準発生手段、10 電力線通信装置、11、29 速度検出手段、12 表示手段、13 電源手段、14 電源スイッチ、15 対照信号手段、16 比較手段、17 出力手段、18 リセットボタン、19 電源ランプ、20 リンク確立ランプ、21 ケーブル接続ランプ、22 データ送受信ランプ、23、26a、26b 通信速度ランプ、24 記憶手段、25 上下切換スイッチ、28 電力計測手段、30加振手段、31 検知手段、32 圧電ブザー、33 加振スイッチ、34 加振素子、35 圧電素子、36 検出手段、37 メータ。

Claims (4)

  1. 電力線を搬送路としてデータを送受信する電力線通信装置において、
    上りまたは下りの送信に切り換える手段と、
    下りの送信に切り換えられているとき、上記電力線に接続された他の電力線通信装置に通信速度測定信号を送信し、上りの送信に切り換えられているとき、上記電力線に接続された他の電力線通信装置に通信速度測定信号の送信を要求する信号を送信する基準発生手段と、
    下りの送信に切り換えられているとき、上記他の電力線通信装置から送信された下りの通信速度を受信し、上りの送信に切り換えられているとき、上記電力線に接続された他の電力線通信装置から送信された通信速度測定信号から上りの通信速度を求める速度検出手段と、
    を備えたことを特徴とする電力線通信装置。
  2. 上記上りおよび下りの通信速度を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電力線通信装置。
  3. 2線以上を有する電力線のうち測定すべき電力線に機械的振動を加振する加振手段と、
    上記電力線の機械的振動を感知する感知手段とを備え、
    上記加振手段で加振された電力線を上記電力線に接続された他の電力線通信装置が該電力線の機械的振動を感知して同一線を判定し、また、上記電力線に接続された他の電力線通信装置が加振した電力線の機械的振動を上記感知手段で感知して同一線を判定し、通信速度を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の電力線通信装置。
  4. 上記表示手段は、通信速度を区分けして表示することを特徴とする請求項2に記載の電力線通信装置。
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