JP4098185B2 - アクリロニトリル合成用触媒、およびその製造方法並びにアクリロニトリルの製造方法 - Google Patents

アクリロニトリル合成用触媒、およびその製造方法並びにアクリロニトリルの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、プロピレンを分子状酸素およびアンモニアにより気相接触アンモ酸化してアクリロニトリルを合成する技術に関するもので、特にその触媒、およびその製造方法に関する。
アクリロニトリルは、「流動床アンモ酸化プロセス」として広く知られた方法により、現在工業的に合成されている。
一般に、流動床プロセスで用いられる触媒では、活性、選択性等のいわゆる触媒特性の他に、かさ密度、流動性、機械的強度(圧縮強度、磨耗強度、破砕強度等)等の諸物性が重要な要素となる。
プロピレンの気相接触アンモ酸化によりアクリロニトリルを合成する際に用いる触媒に関しこれまで数多くの提案がされているが、これらは主に活性、選択性等のいわゆる触媒特性を向上させるための技術に関するものであり、諸物性の向上、特に流動性を積極的に向上させるような技術にまで言及したものはほとんどないのが実状である。
例えば、特許文献1〜6等にはモリブデンおよびビスマスを主成分とする触媒が開示されている。これらは主にアクリロニトリル収率の高い触媒を得るための触媒の構成元素およびその組成比を規定したものであるが、これら公知の方法で得られる触媒では、触媒の物性、特に機械的強度、かさ密度、流動性などの点において工業触媒としてはまだ不十分である。
他方、特許文献7には、アンチモンを主成分とするアクリロニトリル合成用触媒の製造において、シリカゾルおよびヒュームドシリカを原料として用いる方法が開示されている。この方法では、より優れた触媒特性とより優れた耐磨耗性を示す触媒が得られるとしている。
また、特許文献8には、アンチモンを主成分とするアクリロニトリル合成用触媒の製造において、平均直径の異なる2種類のシリカゾルを原料として用いる方法が開示されている。同公報によると、平均直径が5〜50nmの範囲で異なる2種類のシリカゾルを原料として用いることで機械的強度に優れた触媒が得られるとしている。
特公昭61− 13701号公報 特開昭59−204163号公報 特開平 1−228950号公報 特開平10− 43595号公報 特開平10−156185号公報 米国特許第5688739号明細書 特開昭58− 11045号公報 特開昭60−166037号公報
しかしながら、特許文献7に関して、一般にヒュームドシリカは非常にかさ高く、取り扱い難い物質であるばかりでなく、得られる触媒についても機械的強度が小さく、かつかさ密度が小さいものになってしまい、工業触媒としては致命的とも言える欠点を有する。また、同公報には用いるシリカゾルおよびヒュームドシリカの好ましい直径およびその組み合わせには何ら言及されておらず、本発明で達成された触媒の諸物性に関する効果を示唆するような記載はまったくない。
また、特許文献8に記載されているようなシリカゾルの組み合わせで得られる触媒では、流動性の点でまだ不十分であり、工業的見地から更なる改良が望まれる。
本発明は前記課題を解決するためになされたもので、アクリロニトリル合成用触媒、すなわちプロピレンを分子状酸素およびアンモニアにより気相接触アンモ酸化してアクリロニトリルを合成する際に使用する触媒に関し、特に高いアクリロニトリル収率が得られ、十分な機械的強度を有し、流動性に優れ、かつかさ密度が適度に調節された新規な触媒、およびその製造方法を目的とする。
発明のアクリロニトリル合成用流動床触媒の製造方法は、少なくともモリブデンおよびシリカを含む水性スラリーを乾燥し、その乾燥物を500〜750℃の範囲の温度で焼成してアクリロニトリル合成用流動床触媒を製造する方法において、触媒の原料として用いる全シリカに対して、シリカ粒子の平均直径が2〜45nmのコロイダルシリカを10〜90質量%相当量と、シリカ粒子の平均直径が55〜90nmのコロイダルシリカを10〜90質量%相当量とを用いて前記水性スラリーを調製することを特徴とするものである。
本発明における触媒は、下記一般式で表される組成を有することが望ましい。
MoBiFe(SiO)(式中、Mo、Bi、FeおよびOはそれぞれモリブデン、ビスマス、鉄および酸素を表し、Aはナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムおよびタリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素、Bはコバルト、ニッケル、銅、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、タングステン、銀、アルミニウム、リン、ホウ素、スズ、鉛、ガリウム、ゲルマニウム、ヒ素、アンチモン、ニオブ、タンタル、ジルコニウム、インジウム、イオウ、セレン、テルル、ランタンおよびセリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素、SiOはシリカを表す。ただし、a、b、c、d、e、fおよびgは各元素の原子比を表し、a=12のとき、0.1≦b≦5、0.1≦c≦10、0.01≦d≦3、0≦e≦12、10≦g≦200であり、fは前記各成分の原子価を満足するのに必要な酸素の原子比である。)
本発明のアクリロニトリルの製造方法は、上記製造方法により得られたアクリロニトリル合成用流動床触媒を用いて製造することを特徴とするものである。
本発明のアクリロニトリル合成用触媒は、アクリロニトリル収率の点で優れ、更にかさ密度が適度に調節されており、同時に十分な機械的強度を有し、かつ流動性に優れており、プロピレンを分子状酸素およびアンモニアにより気相接触アンモ酸化してアクリロニトリルを合成する反応での使用に際し、優れた効果を有する。
本発明において、触媒の形状およびその大きさについては特に制限されるものではないが、一般的な流動床アンモ酸化プロセスにおいて良好な流動化状態を実現する為には、形状としては球形が特に好ましい。また、その外径は1〜200μmが好ましく、5〜100μmが特に好ましい。
本発明において、触媒を構成する元素についてはモリブデンを含む複合酸化物およびシリカからなることが重要であるが、その他の元素を適宜加えてもよい。モリブデンおよびケイ素以外に用いる元素およびその組成比については次式の組成が特に好ましい。
MoBiFe(SiO)
(式中、Mo、Bi、FeおよびOはそれぞれモリブデン、ビスマス、鉄および酸素を表し、Aはナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムおよびタリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素、Bはコバルト、ニッケル、銅、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、タングステン、銀、アルミニウム、リン、ホウ素、スズ、鉛、ガリウム、ゲルマニウム、ヒ素、アンチモン、ニオブ、タンタル、ジルコニウム、インジウム、イオウ、セレン、テルル、ランタンおよびセリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素、SiOはシリカを表す。ただし、a、b、c、d、e、fおよびgは各元素の原子比を表し、a=12のとき、0.1≦b≦5、0.1≦c≦10、0.01≦d≦3、0≦e≦20、10≦g≦200、好ましくは20≦g≦60であり、fは前記各成分の原子価を満足するのに必要な酸素の原子比である。)
本発明において、触媒を構成するシリカは球状粒子であることが重要である。球状とは、実質的にほぼ球形であることを意味し、著しくない程度の若干の変形は差し支えない。また、できればすべてのシリカが球状であることが好ましいが、全シリカの10質量%未満の範囲で偏平なもの、欠けたものなど球状でないものを含んでいてもよい。
本発明者らは、本触媒系において用いるシリカの粒径について種々検討した。その結果、大粒径のシリカほど、得られる触媒の流動性は良好となるが、機械的強度およびかさ密度が小さくなり、更に触媒活性が低下する傾向があり、一方、小粒径のものほど、得られる触媒の機械的強度およびかさ密度は大きくなるが、流動性が悪化し、更にアクリロニトリル選択性が低下する傾向があることを見出した。
更に本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、触媒を構成するシリカがその直径において少なくとも2つの極大値を有するような分布を持つとき、適度なかさ密度、十分な機械的強度、良好な流動性および高いアクリロニトリル収率を併せ持つ優れた触媒となることを見出した。
本発明で対象としている流動床アンモ酸化プロセスにおいて、触媒の好ましいかさ密度は0.85〜1.20g/mLの範囲、更に好ましくは0.88〜1.15g/mLの範囲である。この範囲外の触媒を用いた場合、良好な流動化状態が実現できず、アクリロニトリル収率の低下を招いたり、反応器内での除熱不良等のトラブルを招くことがある。
また、好ましい機械的強度は、後述する圧縮強度測定法において5g重/粒以上、更に好ましくは7g重/粒以上である。圧縮強度がこの水準を大幅に下回ると触媒粒子の破壊、磨耗等が起こり、安定運転が継続できないことがある。
また、好ましい流動性は、後述する安息角測定法において32度以下、更に好ましくは28度以下である。安息角がこの水準から大幅に上回ると良好な流動化状態が実現できず、アクリロニトリル収率の低下を招くばかりでなく、安定運転が継続できないことがある。
本発明では、触媒を構成するシリカが、直径において特異な分布を有することが重要である。具体的には、触媒を構成する全シリカの10〜90質量%、好ましくは20〜80質量%が直径2〜45nm、好ましくは5〜40nmの球状粒子である。かつ、10〜90質量%、好ましくは20〜80質量%が直径55〜100nm、好ましくは60〜90nmの球状粒子であることが重要である。
このような要件は、例えば図1に示す粒径分布をもつ形態、即ち、直径の異なる少なくとも2種類の下記球状シリカAおよびBを含むことでも満たされ、本発明の効果が発揮される。
シリカA・・・触媒を構成する全シリカの10〜90質量%相当量
シリカB・・・触媒を構成する全シリカの10〜90質量%相当量
ただし、シリカAの平均直径をDa、シリカBの平均直径をDbとするとき、
55nm<Da<100nm
2nm<Db<45nm
シリカAの直径(Da)は、55nmより大きく、100nmより小さいことが好ましく、60〜90nmが特に好ましい。Daが55nm以下になると流動性が低下し、好ましくない。また、100nm以上になると触媒の機械的強度が著しく低下し、好ましくない。
一方、シリカBの直径(Db)は、2nmより大きく、45nmより小さいことが好ましく、5〜40nmが特に好ましい。Dbが2nm以下になるとアクリロニトリル収率が低下し、好ましくない。また、45nm以上になるとシリカAとの粒径差が小さくなりすぎ、流動性向上効果が減少するだけでなく、触媒の機械的強度およびかさ密度が小さくなりすぎるので好ましくない。
なお、ここでシリカAおよびシリカBにおける直径とは、それらの平均直径を指す。厳密にいえば、一般に入手可能なシリカ原料はそれぞれ平均直径を中心にある程度の分布幅を持つことが考えられる。本発明の効果を十分に発揮させるためには各シリカの粒径分布における標準偏差は小さいほど好ましく、具体的には、標準偏差が平均直径の30%以内であることが望ましい。また、言うまでもないが、それらの分布幅を考慮したうえで、触媒を構成する全シリカの10〜90質量%、好ましくは20〜80質量%が直径2〜45nm、好ましくは5〜40nmの球状粒子であり、10〜90質量%、好ましくは20〜80質量%が直径55〜100nm、好ましくは60〜90nmの球状粒子であることが重要である。
なお、触媒中におけるシリカの粒径を測定する方法としては、種々考えられるが、電子顕微鏡法が簡便であり、好ましい。
本発明の触媒のシリカの粒径分布は、図1に示すものが典型的な一例であるが、直径2〜45nmの球状粒子が10〜90質量%、直径55〜100nmの球状粒子が10〜90質量%を占めればよく、その条件を満たす限り、例えば、図2に示すような広範囲に粒子を含む形態でもかまわない。対して、例えば図3に示すような形態では、本発明の要件を充足するものではなく、良好な諸特性を発揮しない。
但し、本発明では、図1に示すような、触媒を構成するシリカがその直径において少なくとも2つの極大値を有するような分布を持つことがより望ましい。その際、その少なくとも1つの極大値は、2nm〜45nmの範囲にあり、少なくとも1つの極大値は、55nm〜100nmの範囲にあることが望ましい。
さらに、前述したような十分な機械的強度、適度なかさ密度および良好な流動性を併せ持つ優れた触媒とするためには、極大値となる2つの直径値が離れるようにある程度の差が生じるようにすることが効果的である。例えば、触媒を構成するシリカがシリカA(直径Da)およびシリカB(直径Db)よりなる場合(ここでDa>Db)には、Da/Dbが1.3〜10が好ましく、1.8〜8がより好ましく、2〜6が更に好ましい。Da/Dbが1.3より小さくなると、流動性向上効果が減少するだけでなく、触媒のかさ密度が小さくなりすぎるので好ましくない。また、8より大きく離れると、シリカ粒子どうしが均一に混ざり難くなる為、十分な機械的強度を有する触媒を再現性良く得ることが困難になり好ましくない。
尚、粒径分布において極大値が3箇所以上ある場合、2〜45nmの範囲における最大の極大値を示す直径と、55〜100nmの範囲における最大の極大値を示す直径とを対比する。
本発明において、触媒を調製する方法については、少なくともモリブデンおよびシリカを含む水性スラリーを調製し、得られた水性スラリーを乾燥し、得られた乾燥物を500〜750℃の範囲の温度で焼成する方法が特に好ましい。
該水性スラリーには、モリブデンおよびシリカのほか他の成分を適宜含んでもよい。この際、調製に用いる原料は特に限定されず、各元素の硝酸塩、炭酸塩、酢酸塩、アンモニウム塩、酸化物、ハロゲン化物等を組み合わせて使用することができる。例えば、モリブデン原料としてはパラモリブデン酸アンモニウム、三酸化モリブデン、モリブデン酸、塩化モリブデン等が使用できる。
シリカ原料としては、コロイダルシリカが好ましい。特に、該水性スラリーの調製に際し、平均直径の異なる少なくとも2種類の下記コロイダルシリカCおよびDを原料として用いることがより好ましい。
コロイダルシリカC・・・触媒の原料として用いる全シリカの10〜90質量%相当量
コロイダルシリカD・・・触媒の原料として用いる全シリカの10〜90質量%相当量
ただし、コロイダルシリカCにおけるシリカ粒子の平均直径をDc、コロイダルシリカDにおけるシリカ粒子の平均直径をDdとするとき、
55nm<Dc<100nm
2nm<Dd<45nm
DcおよびDdの関係、より好ましい範囲など詳細については、前述したDaおよびDbにおけるそれと同様である。
コロイダルシリカは市販のものから適宜選択して用いることができる。コロイダルシリカにおけるシリカ含量については特に限定はないが、10〜50質量%が特に好ましい。
該水性スラリーは必要に応じて70〜105℃の範囲において熟成、濃縮等の加熱処理を施してもよい。
該水性スラリーの乾燥方法としては特に限定はないが、得られる乾燥物の形状として球形が好ましいこと、および粒径の調節が比較的容易であることから、スプレー乾燥機が特に好ましく用いられる。
続いて、得られた乾燥物を500〜750℃の範囲の温度で焼成することにより望ましい触媒活性構造が形成される。焼成の時間については特に限定はないが、短すぎると良好な触媒が得られないため、少なくとも1時間以上は焼成することが好ましい。焼成の方法についても特に制限はなく、汎用の焼成炉を用いることができるが、工業的にはロータリーキルン、流動焼成炉等が好ましく用いられる。
本発明により得られた触媒を用いて、プロピレンを分子状酸素およびアンモニアにより気相接触アンモ酸化してアクリロニトリルを合成するに際しては、流動床反応器を用いることが好ましい。原料ガス中のプロピレンの濃度は広い範囲で変えることができ、1〜20容量%が適当であり、特に3〜15容量%が好ましい。
気相接触アンモ酸化を行う際の酸素源としては、空気を用いるのが工業的には有利であるが、必要に応じて純酸素で富化した空気も使用できる。原料ガス中のプロピレン対酸素のモル比は1:1.5〜1:3、プロピレン対アンモニアのモル比は1:1〜1:1.5が好ましい。また、原料ガスは不活性ガス、水蒸気等で希釈して用いることができる。反応圧力は常圧ないし数気圧まで用いられる。反応温度は400〜500℃の範囲が好ましい。
各実施例および比較例では表1に示すコロイダルシリカを用いた。
Figure 0004098185
後述する各実施例、比較例の触媒について、活性(アクリロニトリル収率)、圧縮強度、安息角を測定した。それらの測定方法は次の通りである。
(1)触媒の活性試験
プロピレンのアンモ酸化によるアクリロニトリル合成反応を塔径2インチの流動床反応器を用いて実施した。この際、プロピレン/アンモニア/空気/水蒸気=1/1.2/9.5/0.5(モル比)の混合ガスをガス線速度18cm/秒で反応器内に導入し、反応温度は440℃、反応圧力は200KPaとした。
反応試験分析はガスクロマトグラフィーにより行った。
接触時間およびアクリロニトリルの収率は以下のように定義される。
接触時間(秒)=かさ密度基準の触媒容積(L)/反応条件に換算した供給ガス流量(L/秒)
アクリロニトリルの収率(%)=B/A×100
ここで、Aは供給したプロピレンのモル数、Bは生成したアクリロニトリルのモル数を表す。
(2)触媒の圧縮強度試験
篩別した45〜50μmの触媒から任意に採取した50個の触媒粒子について、圧縮強度試験機(島津製作所社製「島津MCTM−200」)を用い以下の測定条件で測定し、その平均値を圧縮強度とした。
圧子:上部加圧圧子 ダイヤモンド製 500μm平面
圧子下部加圧板:SUS板
負荷速度:0.72g重/秒
(3)触媒の安息角
活性試験に供した触媒について、円筒回転式安息角測定器(筒井理化学器械社製)を用いて測定した。
[実施例1]
表1に示すコロイダルシリカII663.7質量部、コロイダルシリカV663.7質量部および純水750質量部の混合液に、パラモリブデン酸アンモニウム326.5質量部を溶解した(E液)。
別に、17質量%硝酸水溶液350質量部に、硝酸鉄(III)124.7質量部、硝酸ニッケル251.9質量部、硝酸マグネシウム39.7質量部、硝酸クロム43.4質量部、硝酸セリウム33.6質量部、硝酸ビスマス37.8質量部および硝酸カリウム3.1質量部を溶解させた(F液)。
E液をよく撹拌しながら、そこにF液を混合し、水性スラリーを得た。
得られた水性スラリーをスプレー乾燥機を用いて乾燥し、球状の乾燥粉を得た。
得られた乾燥粉を250℃で2時間、次いで450℃で3時間静置焼成した後、560℃で2時間流動焼成し、触媒1を得た。
得られた触媒1の酸素以外の元素の組成は、Mo12Bi0.5Fe2 Ce0.5Cr0.7Ni5.6Mg10.2(SiO243であった。
また、触媒1を構成する全シリカは球状粒子であり、そのうち、直径が2〜45nmのものが50質量%、55〜100nmのものが50質量%であった。
触媒1のかさ密度は0.99g/mLであり、圧縮強度は11.3g重/粒であった。
触媒1について活性試験を接触時間2.8秒にて行ったところ、アクリロニトリル収率は82.8%であった。
また、活性試験後の触媒1について安息角を測定したところ、25.4度であった。
[比較例1]
実施例1において、触媒製造で用いるコロイダルシリカをコロイダルシリカII1327.4質量部のみとした以外は実施例1と同様にして触媒2を得た。
得られた触媒2の酸素以外の元素の組成は、触媒1と同じであり、Mo12Bi0.5Fe2Ce0.5Cr0.7Ni5.6Mg10.2(SiO243であった。
また、触媒2を構成する全シリカは球状粒子であり、そのうち、直径が2〜45nmのものが100質量%、55〜100nmのものは0質量%であった。
触媒2のかさ密度は1.00g/mLであり、また、圧縮強度は14.3g重/粒であり、これらについては十分な水準であった。
触媒2について活性試験を接触時間2.4秒にて行ったところ、アクリロニトリル収率は82.2%であり、触媒1に比べやや劣る結果であった。
また、活性試験後の触媒2について安息角を測定したところ、35.5度であり、流動性は著しく悪かった。
[比較例2]
実施例1において、触媒製造で用いるコロイダルシリカをコロイダルシリカV1327.4質量部のみとした以外は実施例1と同様にして触媒3を得た。
得られた触媒3の酸素以外の元素の組成は、触媒1と同じであり、Mo12Bi0.5Fe2Ce0.5Cr0.7Ni5.6Mg10.2(SiO243であった。
また、触媒3を構成する全シリカは球状粒子であり、そのうち、直径が2〜45nmのものが0質量%、55〜100nmのものは100質量%であった。
触媒3のかさ密度は0.81g/mLであり、また、圧縮強度は4.6g重/粒であり、いずれも不十分な水準であった。
触媒3について活性試験を接触時間3.3秒にて行ったところ、アクリロニトリル収率は82.9%であり、触媒1とほぼ同等であった。
また、活性試験後の触媒3について安息角を測定したところ、24.5度であり、流動性は良好であった。
[実施例2]
コロイダルシリカIII671.0質量部、コロイダルシリカV383.4質量部および純水800質量部の混合液にパラモリブデン酸アンモニウム314.4質量部およびパラタングステン酸アンモニウム17.4質量部を溶解した(G液)。
別に、10質量%硝酸水溶液380質量部に、硝酸鉄(III)95.9質量部、硝酸ニッケル319.2質量部、硝酸クロム59.4質量部、硝酸ランタン32.1質量部、硝酸ビスマス36.0質量部、硝酸ルビジウム1.8質量部および硝酸カリウム1.2質量部を溶解させた(H液)。
G液をよく撹拌しながら、そこにH液を混合し、水性スラリーを得た。
得られた水性スラリーをスプレー乾燥機を用いて乾燥し、球状の乾燥粉を得た。
得られた乾燥粉を250℃で2時間、次いで450℃で3時間静置焼成した後、580℃で2時間流動焼成し、触媒4を得た。
得られた触媒4の酸素以外の元素の組成は、Mo12Bi0.5Fe1.6La0.5Cr1Ni7.40.450.08Rb0.08(SiO243であった。
また、触媒4を構成する全シリカは球状粒子であり、そのうち、直径が2〜45nmのものが70質量%、55〜100nmのものが30質量%であった。
触媒4のかさ密度は0.97g/mLであり、圧縮強度は12.5g重/粒であった。
触媒4について活性試験を接触時間2.8秒にて行ったところ、アクリロニトリル収率は83.1%であった。
また、活性試験後の触媒4について安息角を測定したところ、26.1度であった。
[実施例3]
実施例2において、触媒製造で用いるコロイダルシリカをコロイダルシリカIII287.6質量部およびコロイダルシリカV894.6質量部とした以外は実施例2と同様にして触媒5を得た。
得られた触媒5の酸素以外の元素の組成は、触媒4と同じであり、Mo12Bi0.5Fe1.6La0.5Cr1Ni7.40.450.08Rb0.08(SiO243であった。
また、触媒5を構成する全シリカは球状粒子であり、そのうち、直径が2〜45nmのものが30質量%、55〜100nmのものは70質量%であった。
触媒5のかさ密度は0.96g/mLであり、また、圧縮強度は11.4g重/粒であり、これらについては十分な水準であった。
触媒5について活性試験を接触時間3.1秒にて行ったところ、アクリロニトリル収率は83.0%であり、触媒4と同等であった。
また、活性試験後の触媒5について安息角を測定したところ、25.3度であり、流動性は良好であった。
[比較例3]
実施例2において、触媒製造で用いるコロイダルシリカをコロイダルシリカIII958.5質量部のみとした以外は実施例2と同様にして触媒6を得た。
得られた触媒6の酸素以外の元素の組成は、触媒4と同じであり、Mo12Bi0.5Fe1.6La0.5Cr1Ni7.40.450.08Rb0.08(SiO243であった。
また、触媒6を構成する全シリカは球状粒子であり、そのうち、直径が2〜45nmのものが100質量%、55〜100nmのものは0質量%であった。
触媒6のかさ密度は0.98g/mLであり、また、圧縮強度は13.2g重/粒であり、これらについては十分な水準であった。
触媒6について活性試験を接触時間2.6秒にて行ったところ、アクリロニトリル収率は82.7%であり、触媒4に比べやや劣る結果であった。
また、活性試験後の触媒6について安息角を測定したところ、33.7度であり、流動性は著しく悪かった。
[実施例4]
実施例2において、触媒製造で用いるコロイダルシリカをコロイダルシリカI460.1質量部、コロイダルシリカIII383.4質量部およびコロイダルシリカV383.4質量部とした以外は実施例2と同様にして触媒7を得た。
得られた触媒7の酸素以外の元素の組成は、触媒4と同じであり、Mo12Bi0.5Fe1.6La0.5Cr1Ni7.40.450.08Rb0.08(SiO243であった。
また、触媒7を構成する全シリカは球状粒子であり、そのうち、直径が2〜45nmのものが70質量%、55〜100nmのものは30質量%であった。
触媒7のかさ密度は1.02g/mLであり、また、圧縮強度は13.5g重/粒であり、これらについては十分な水準であった。
触媒7について活性試験を接触時間2.6秒にて行ったところ、アクリロニトリル収率は83.0%であり、触媒4とほぼ同等であった。
また、活性試験後の触媒7について安息角を測定したところ、26.6度であり、流動性は触媒4に比べ若干劣るものの十分良好な水準であった。
[比較例4]
実施例2において、触媒製造で用いるコロイダルシリカをコロイダルシリカI766.8質量部およびコロイダルシリカIII479.3質量部とした以外は実施例2と同様にして触媒8を得た。
得られた触媒8の酸素以外の元素の組成は、触媒4と同じであり、Mo12Bi0.5Fe1.6La0.5Cr1Ni7.40.450.08Rb0.08(SiO243であった。
また、触媒8を構成する全シリカは球状粒子であり、そのうち、直径が2〜45nmのものが100質量%、55〜100nmのものは0質量%であった。
触媒8のかさ密度は1.04g/mLであり、また、圧縮強度は15.1g重/粒であり、これらについては十分な水準であった。
触媒8について活性試験を接触時間2.4秒にて行ったところ、アクリロニトリル収率は82.5%であり、触媒4に比べやや劣る結果であった。
また、活性試験後の触媒8について安息角を測定したところ、34.6度であり、流動性は著しく悪かった。
[比較例5]
実施例2において、触媒製造で用いるコロイダルシリカをコロイダルシリカII1073.6質量部およびコロイダルシリカIV383.4質量部とした以外は実施例2と同様にして触媒9を得た。
得られた触媒9の酸素以外の元素の組成は、触媒4と同じであり、Mo12Bi0.5Fe1.6La0.5Cr1Ni7.40.450.08Rb0.08(SiO243であった。
また、触媒9を構成する全シリカは球状粒子であり、そのうち、直径が2〜45nmのものが85質量%、55〜100nmのものは4質量%であった。
触媒9のかさ密度は1.00g/mLであり、また、圧縮強度は13.7g重/粒であり、これらについては十分な水準であった。
触媒9について活性試験を接触時間2.6秒にて行ったところ、アクリロニトリル収率は82.7%であり、触媒4に比べやや劣る結果であった。
また、活性試験後の触媒9について安息角を測定したところ、33.3度であり、流動性は著しく悪かった。
Figure 0004098185
このように本発明によるアクリロニトリル合成用触媒であれば、アクリロニトリルの収率の大きい活性の高いものであり、かつ、かさ密度ないし圧縮強度の高いものであり、さらに、安息角が小さくて流動性に優れているものである。
本発明の触媒のシリカの粒径分布の一例を示すグラフである。 本発明の触媒のシリカの粒径分布の一例を示すグラフである。 従来の触媒のシリカの粒径分布の一例を示すグラフである。

Claims (3)

  1. 少なくともモリブデンおよびシリカを含む水性スラリーを乾燥し、その乾燥物を500〜750℃の範囲の温度で焼成してアクリロニトリル合成用流動床触媒を製造する方法において、触媒の原料として用いる全シリカに対して、シリカ粒子の平均直径が2〜45nmのコロイダルシリカを10〜90質量%相当量と、シリカ粒子の平均直径が55〜90nmのコロイダルシリカを10〜90質量%相当量とを用いて前記水性スラリーを調製することを特徴とするアクリロニトリル合成用流動床触媒の製造方法。
  2. 触媒が下記一般式で表される組成を有することを特徴とする請求項記載のアクリロニトリル合成用流動床触媒の製造方法。
    MoBiFe(SiO)
    (式中、Mo、Bi、FeおよびOはそれぞれモリブデン、ビスマス、鉄および酸素を表し、Aはナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムおよびタリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素、Bはコバルト、ニッケル、銅、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、タングステン、銀、アルミニウム、リン、ホウ素、スズ、鉛、ガリウム、ゲルマニウム、ヒ素、アンチモン、ニオブ、タンタル、ジルコニウム、インジウム、イオウ、セレン、テルル、ランタンおよびセリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素、SiOはシリカを表す。ただし、a、b、c、d、e、fおよびgは各元素の原子比を表し、a=12のとき、0.1≦b≦5、0.1≦c≦10、0.01≦d≦3、0≦e≦12、10≦g≦200であり、fは前記各成分の原子価を満足するのに必要な酸素の原子比である。)
  3. 請求項1または2に記載の製造方法により得られたアクリロニトリル合成用流動床触媒を用いてアクリロニトリルを製造することを特徴とするアクリロニトリルの製造方法。
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