JP4097683B2 - ディスク選択式ディスク装置 - Google Patents

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本発明は、ケース内部に、ディスクが載置される複数のトレイが引き出し自在に設けられたディスク収納マガジンが装填されるディスク選択式ディスク装置に関する。
図7はディスクチェンジャに使用されるディスク収納マガジンの一般的な構造を示す斜視図である。
図7に示すディスク収納マガジン1は、ケース3内に6枚または8枚などの複数のトレイ2が積層された状態で引き出し自在に収納されており、このそれぞれのトレイ2上にディスクDが載置されている。このディスク収納マガジン1がディスクチェンジャの機器本体内に装填されると、ケース3内のいずれか1枚のトレイ2が選択され、図示しない移送手段によりフック2dを介してトレイ2がケース3内から引き出される。
引き出されたトレイ2上のディスクDは、図8に示すように、再生ユニットのターンテーブル4上にクランプされ、このときディスクDはトレイ2からわずかに持ち上げられ、あるいは、ディスクDがターンテーブル4上にクランプされた後にトレイ2がケース3内に戻される。そしてスピンドルモータ5によりターンテーブル4およびディスクDが回転駆動され、光ピックアップ6によりディスクDの記録音楽などの再生が行われる。
ディスク収納マガジン1では、以下の課題がある。
(1)ケース3内に複数のトレイ2が取出し自在に収納されているが、車体振動などがケース3に作用したときに、ケース内3でトレイ2ががたつきを生じ、耳障りながたつき音が発生する。そこで、従来は、個々のトレイ2の縁部に板ばねなどの弾圧部材が設けられ、この弾圧部材が、ケース3内に設けられた仕切り板などの摺動部に弾圧されるようにして、ケース3内でトレイ2を動かないように拘束している。
しかし、前記弾圧部材が設けられたものでは、トレイ2がケース3から引き出されるとき、およびトレイ2がケース3内に戻される際、常時前記弾圧部材が前記摺動部に弾圧されて摺動するため、ケース3内でトレイ2を移動させるときの負荷が大きく、トレイ2を引き出す移送手段に大きな負荷が作用する。この負荷が増大したときにトレイ2の動きが鈍くなり、トレイの引き出し不良などの誤動作が生じるおそれがある。また弾圧部材と摺動部が常に弾圧されているため、前記摺動部に摩耗が発生しやすく、その結果、さらにトレイ2の移送負荷が増大する問題がある。
(2)従来のディスク収納マガジン1では、前記のようにケース3内でトレイ2が弾性部材などで拘束され、ケース3内でトレイ2のがたつきが生じないようにしている。しかし、トレイ2内ではディスクDがその厚み方向へ若干の余裕を有して載置されているため、車体振動などがケース3に作用したときに、トレイ2内でディスクDが動いて、がたつき音を発生しやすい。前記がたつき音は音響機器として耳障りである。
また、ディスク収納マガジン1をディスク装置に装填するときの衝撃などが作用したときに、ケース3内に保持されているトレイ2からディスクが不用意に飛び出して、ディスク装置の動作不良を引き起こすこともある。またディスク収納マガジン1をディスク装置から取出して、ケース3を傾けたときに、トレイ2上の載置部からディスクDが脱落するおそれもある。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、ケース内でトレイをがたつくことなく保持でき、しかもケース内でトレイが動くときの負荷を小さくでき、またトレイが移動するときの摩耗箇所を少なくできるディスク選択式ディスク装置を提供することを目的としている。
また本発明は、ケースに振動が作用したときにトレイ内でディスクががたつくことがなく、またケース内のトレイからディスクが不用意に離脱しないようにしたディスク選択式ディスク装置を提供することを目的としている。
本発明は、筐体内に、マガジンの設置領域と、前記マガジンから引き出されたディスクを回転駆動する回転駆動手段と、が設けられ、前記マガジンは、前記ケースに引き出し自在に収納された複数のトレイにディスクが載置されたものであるディスク選択式ディスク装置において、
前記トレイには弾性片が設けられており、前記トレイがケース内に収納されたときに、前記弾性片を加圧する加圧部が設けられており、加圧された前記弾性片によりトレイ内でディスクが加圧されて拘束され、前記トレイが前記ケースから引き出されるときに、前記弾性片の前記加圧が解除されて、ディスクへの前記拘束が解除されることを特徴とするものである。
本発明では、トレイがケース内に収納されているときに、トレイに設けられた弾性片でディスクが加圧され、ディスクがトレイ内でがたつくことなく保持される。またディスクがトレイ内から不用意に飛び出すことも有効に防止できる。
例えば、前記加圧部は、ケース内で前記トレイの上または下に重ねられる他のトレイに設けられており、ケース内でトレイが重ねられているときに前記弾性片と前記加圧部とが弾圧して前記ディスクが拘束され、前記ケースからトレイが引き出されて移動する途中で、前記弾性片が前記加圧部から外れて前記ディスクへの拘束が解除されるものとなる。
ただし、本発明では、ケース内の内壁や仕切り板などに設けられた加圧部によって前記弾性片が加圧され、その結果弾性片でディスクが加圧されるものであってもよい。ただし、トレイに加圧部を設けておくと、ケース内において前記弾性片と加圧部とで、トレイどうしを拘束することができる。
また、例えば、前記ケースからトレイを引き出す移送手段が設けられており、ケースから引き出されたトレイに設置されたディスクが前記回転駆動手段に保持された後に、前記移送手段により前記トレイがケース内に戻されて、前記弾性片と前記加圧部とが弾圧する状態に戻されるものとして構成できる。
本発明では、トレイがケース内から引き出されるときに、弾性片と加圧部とが外れて、弾性片によるディスクの拘束が解除される。よってディスクが回転駆動装置に保持される時点で、前記弾性片がディスクを加圧していないため、ディスクが回転駆動装置に保持された後に、トレイを小さい負荷でケースに戻すことができる。
また本発明は、トレイがケースから突出したままの状態で、ディスクが回転駆動装置に保持され、トレイが突出したままディスクが回転駆動されるものであってもよい。この場合もトレイが突出した時点で、弾性片によるディスクの拘束が解除されているため、トレイ内でディスクを回転駆動することが可能である。
本発明では、トレイに設けられた弾性片が加圧部に加圧されてトレイ内のディスクが加圧されるため、トレイ内でのディスクのがたつきを防止できる。またトレイがマガジン内から突出したときに前記弾性片の加圧を解除しているため、ディスクが回転駆動装置で保持された後のトレイの復帰動作などが容易である。
図1は、本発明のディスク選択式ディスク装置の主要部の構造を示す側面図、図2は、図1に示すディスク収納マガジンのII−II方向から見た底面断面図、図3はトレイのみを図2と同じ方向から見た底面図、図4は図1に示すディスク収納マガジンを示すIV−IV線の断面図、図5は図2のV−V線の断面図である。
図1に示すディスク選択式ディスク装置は、筐体10内に、ディスク収納マガジンMの設置領域11と、ディスク駆動領域12とが形成されている。マガジンMは、図1の紙面直交方向の手前側から筐体10内の前記設置領域11へ装填される。マガジンM内には、複数枚のトレイTが重ねられた状態で且つそれぞれが引き出し自在に収納されている。そして個々のトレイTにCD、DVD、CD−ROMなどのディスクDが保持可能とされている。
前記ディスク駆動領域12には、ディスク駆動ユニット13が設けられている。このディスク駆動ユニット13は、マガジンM内のトレイTの並び方向(Z1−Z2方向)へ昇降自在であり、この昇降動作により前記マガジンM内のいずれかのトレイTが選択される。
前記ディスク駆動ユニット13には、スピンドルモータ14およびこのスピンドルモータ14により回転駆動されるターンテーブル(回転駆動装置)15が搭載されており、またディスクDの中心をターンテーブル15に押圧するクランパ16が設けられている。また、ディスク駆動ユニット13内には、光ヘッド17が設けられている。さらに、ディスク駆動ユニット13には、選択されたトレイTをX1方向へ引き出し、またX2方向へ戻す移送手段としての移送部材18が設けられている。この移送部材18は、ディスク駆動ユニット13に搭載された機構によりX1−X2方向へ駆動される。
図3は前記トレイTを下方向から見た底面図である。
このトレイTは合成樹脂材料により射出成形されたものである。トレイTは上面板20を有しており、この上面板20から下方向(図3の紙面手前方向)へリブ状に突出した側壁21が一体に形成されている。トレイTの収納方向(X2方向)側では、前記側壁21がディスクDの直径よりもわずかに大きい内径寸法の半環状部21aとなっており、また図3の左右両側方では、前記側壁21が平行部21b,21bとなっている。
前記側壁21の平行部21b,21bから前記半環状部21aにかけて、前記側壁21の下縁(図3の紙面手前側の縁)から左右方向の中心に向けて所定幅の支持片22,22が一体に形成されている。ディスクDは側壁21で囲まれた領域に収納され、図4に示すように、ディスクDの縁部D1は、前記上面板20と前記支持片22,22との間に保持される。前記上面板20と前記支持片22,22との対向間隔H1は、ディスクDの板厚寸法よりもやや広めに形成されている。
前記側壁21の平行部21b,21bの内面には抜け止め部材となる板ばね29,29が取付けられている。この板ばね29,29はトレイTの中心方向へ向けてV字形状に突出するように取付けられている。上面板20と支持片22,22との間からX2方向へ挿入されたディスクDは、その縁部D1が前記半環状部21aに当たる位置に設置されるが、前記板ばね29,29は前記ディスクDの縁部D1にX1側に対向してこの縁部D1をわずかにX2方向へ弾圧し、ディスクDがトレイTから容易に離脱しないように保持される。
またディスクDは、前記側壁21の平行部21bと平行部21bとの間を通過して、トレイからX1方向へ抜き出すことが可能である。このとき、前記板ばね29,29が変形して前記抜き出しが可能となる。
図3に示すように、前記上面板20のX1側の縁部にはX2に入り込む凹部20aが形成されている。前記半環状部21aにディスクDが設置されたときにディスクDの中心穴D2は、前記凹部20a内に現れている。
上面板20のX1側の左右両側部には、弾性片23,23が一体に形成されている。弾性片23,23は前記上面板20の一部を切欠きで分離することにより梁状に形成されたものであり、外力が作用しない状態では、前記弾性片23,23は前記上面板20と同一面上に延びている。よって、前記自由状態の弾性片23,23は、トレイT内のディスクDを押圧することがない。図4にも示すように、前記弾性片23,23の先部には、前記上面板20よりも上方へ突出する突出部23a,23aが一体に形成されている。
また、トレイTの左右両側部に形成されている前記支持片22,22の一部がトレイTの中心側へ凸状に形成されて、この凸状部分が加圧部24,24となっている。前記加圧部24,24は、前記弾性片23,23の先部に対向する位置に形成されている。
また、前記上面板20のX2側の左右両側部には、他の弾性片25,25が形成されている。この弾性片25,25も上面板20の一部が切欠きで分離されることにより梁状に形成されたものである。図5にも示すように、前記弾性片25,25の先部25a,25aは下方(Z2方向)へ変形させられている。よって、前記半環状部21aの内側にディスクDが挿入されているときは、常に前記弾性片25,25の先部25a,25aによってディスクDの縁部D1が弾圧されている。
またトレイTのX2方向の奥側の一側部には、X2方向へ突出する保持突起26が一体に形成されている。さらにトレイTのX1側端部の一側部には、前記移送部材18が係合するフック27が形成されている。
図1に示すように、ディスク収納マガジンMのケース30は、天井板31と底板32と、両側板33,33と、奥板34を有する箱状であり、X1側にトレイTを引き出すための開口部38が形成されている。
図4に示すように、前記ケース30の左右両側板33,33の内面には、所定幅の仕切り板35がX方向に延びて形成されている。前記仕切り板35は、高さ方向(Z方向)へ間隔を開けて複数段に設けられており、各トレイTの両側部20b,20bは、前記仕切り板35と35との間に差し込まれて、ケース30内においてX1−X2方向へ摺動自在に収納されている。なお、仕切り板35と35との対向間隔H2は、トレイTの厚さ寸法よりも若干広く形成されており、仕切り板35と35との間に差し込まれたトレイTは上下方向へ若干の移動がたを生じるようになっている。
図2に示すように、ケース30の奥板34の内側にも仕切り板36が設けられており、この仕切り板36は、図4に示す仕切り板35と同じ間隔で形成されており、ケース30内に収納されたトレイTのX2側の端部は、仕切り板36と仕切り板36との間に差し込まれるようになっている。
また前記奥板34の内面の一側部にはΩ形状に形成された板ばね37が設けられている。この板ばね37は、複数の各トレイTに対応して複数独立して変形できるように形成されており、トレイTがケース30内に挿入されたときに、トレイTの前記保持突起26が前記板ばね37に保持されるようになっている。
前記ディスク収納マガジンMにディスクDを収納する操作は、個々のトレイTをケース30から取出し、トレイTの上面板20と支持片22,22との間に、ディスクDをX2方向へ挿入する。この挿入の際に、側壁21の平行部21b,21bの内側に設けられた板ばね29,29が変形し、ディスクDの縁部D1が半環状部21aに当たる位置へ挿入されると、板ばね29,29がディスクDの縁部D1に対してX1から対向して縁部D1をわずかに弾圧する。さらにディスクDのX2側の縁部は、図5に示すように、トレイTの上面板20の奥側に設けられた弾性片25,25の先部25a,25aにより弾性的に加圧される。よって、ディスクDは前記板ばね29,29と前記弾性片25,25によりトレイT内で保持される。
ディスクDを保持したトレイTを、ケース30の仕切り板35と35との間に差し込んで奥まで挿入すると、トレイTに形成された保持突起26が、板ばね37に保持され、各トレイTがケース30内に収納された状態で保持される。
各トレイTがケース30内に重ねられて収納されると、図4に示すように、個々のトレイTの上面板20のX1側に形成された弾性片23,23の突出部23a,23aが、その上に位置するトレイTの加圧部24,24に当たって、弾性片23,23が下方(Z2方向)へ変形させられ、図4に示すように、ディスクDのX1側の縁部D1が前記弾性片23,23により下向きに加圧される。
よって、ケース30内に各トレイTが収納された時点で、トレイTに設置されたディスクDは、ケース30の開口部38側(X1側)において、前記加圧部24,24によって変形させられた弾性片23,23により縁部D1が加圧され、ケース30の奥側(X2側)においては、予め変形させられている前記弾性片25,25により加圧される。またディスクDの左右両側部は、前記板ばね29,29によって拘束される。したがって、トレイT内においてディスクDが上下および左右方向へがたつきを生じることなくしっかり保持される。
また、ケース30内に収納された各トレイTは、弾性片23,23が、その上に位置するトレイTの加圧部24,24に弾圧された状態になる。そのため、弾性片23,23の弾性加圧力およびその反作用により、トレイTどうしが互いにZ1−Z2方向へ反発しあい、その結果、ケース30内で各トレイTが互いに拘束しあって、ケース30内でのトレイTのがたつきが防止される。
前記ディスク収納マガジンMが筐体10内に装填された状態で、車体振動が作用した場合であっても、ケース30内で各トレイTが動くことがなく、またトレイT内でディスクDが拘束されているため、トレイTのがたつき音やディスクDのがたつき音が生じない。また、衝撃力が与えられたときに、トレイTからディスクDが不用意に飛び出ることも防止できる。
いずれかのディスクDを選択して再生または記録を行うときには、図1に示すディスク駆動ユニット13がZ1−Z2方向へ移動して、マガジンM内のいずれかのトレイTが選択される。すなわち、前記ディスク駆動ユニット13の昇降動作と共に移送部材18が上下に移動し、移送部材18が選択されたトレイTの前記フック27内に位置したときに、ディスク駆動ユニット13によるディスク選択動作が完了する。
次に、前記移送部材18がX1方向へ移動して、選択されたトレイTがケース30内からX1方向へ引き出される。図2と図3に示すように、トレイTの下部に形成された前記加圧部24,24は、トレイTの移送方向であるX方向への幅寸法Wが極めて短いものであるため、トレイTが引き出し力を受けて移動し始めた直後に、移送されるトレイTの上面板20に形成された弾性片23,23の突出部23a,23aが、その上のトレイTの前記加圧部24,24から直ちに外れる。
よって、トレイTが引き出され始めた直後に、引き出されようとするトレイTに対する弾性片23,23による弾圧力が解除されることになる。したがって、トレイTは弾性片23,23による抵抗力を受けることなくケース30から引き出される。よって、トレイTを引き出すのに要する移送部材18の負荷が小さくなり、またトレイTは引っ掛かかりを生じることなくスムーズに引き出される。また、弾性片23,23の突出部23a,23aと加圧部24,24とが摺動する時間がきわめてわずかであり、また前記突出部23a,23aを球面などの滑らかな面にしておくことで、前記突出部23a,23aや加圧部24,24に摩耗が生じるのを防止できる。
さらに、前記突出部23a,23aが加圧部24,24から外れると、このとき、弾性片23,23は上面板20とほぼ同一面となるように弾性復帰し、この弾性片23,23によるディスクDの縁部D1への加圧力が解除される。したがって、トレイT内においてディスクDのX1側の縁部の拘束が外れる。
なお、前記加圧部24,24のX方向への幅寸法Wは図3に示すものよりも長くてもよく、ケース30内からトレイTが引き出されるときに、突出部23a,23aと加圧部24,24が摺動し、ある程度トレイTが移動した後に、突出部23a,23aが加圧部24,24から外れるようにしてもよい。すなわち、前記幅寸法Wは、移送部材18により移送されるトレイTがケース30を移動する距離よりも短ければ、トレイの移送時の負荷を軽減する効果を発揮できる。ただし本発明の効果を得るためには、前記Wは前記トレイTの移動距離の半分以下であることが好ましく、さらには1/4以下であることが好ましい。
移送部材18によってトレイTがケース30内から引き出されると、ディスクDの中心穴D2がディスク駆動ユニット13のターンテーブル15に嵌着され、ターンテーブル15とクランパ16とでディスクDの中心部が挟持される。その直後に移送部材18がX2方向へ移動し、トレイTがケース30内に戻される。トレイTがケース30内に戻されると、戻されたトレイTの弾性片23,23の突出部23a,23aが、その上のトレイTの加圧部24,24に弾圧されて、ケース30内で各トレイTが互いに拘束しあう状態になる。よって空のトレイTがケース30に戻された状態で、この空のトレイTがケース30内でがたつくことがない。
トレイTがケース30に戻されるときに、弾性片23,23によるディスクDの加圧が解除されているため、ターンテーブル15でディスクDが保持された後に、トレイTがケース30内に戻るときに、前記弾性片23,23がトレイTの復帰に対して抵抗力を与えることがない。よって、トレイTはスムーズにケース30内に戻されることになる。
そして、スピンドルモータ14によりディスクDが回転駆動されるが、このとき図1に示すようにディスクDの一部がケース30内に位置したまま回転駆動され、光ヘッド17により再生または記録が行われる。
なお、トレイTがケース30から引き出され、ディスクがターンテーブル15で保持されたときに、トレイTが突出したままで、ディスクが回転駆動されるものであってもよい。このとき、トレイTの弾性片23,23はディスクから離れているので、弾性片23,23がディスクの回転を妨げることがない。
図6は本発明の変形例を示している。
図6では、前記弾性片23に突出部23a,23aが形成されておらず、その上に位置するトレイTの加圧部24に下向きの球面状の突出部24aが形成されている。そしてトレイTがケース30内で重ねられて収納されているときに、加圧部24に形成された突出部24aと弾性片23とが弾圧して、弾性片23が下向きに変形させられて、ディスクの縁部が前記弾性片23により加圧される。
なお、前記各実施の形態とは逆に、トレイTの下側に弾性片が形成され、その下に位置するトレイTの加圧部で弾性片が加圧されて、弾性片がトレイ内で上向きに変形してディスクが加圧されるものであってもよい。
本発明のディスク選択式ディスク装置の実施の形態を示す側面図、 図1に示すディスク収納マガジンを下側から見たII−II線の断面図、 トレイを下側から見た底面図、 図1に示すディスク収納マガジンのIV−IV線の部分断面図、 図2のV−V線の拡大断面図、 本発明の変形例のディスク収納マガジンを示す図4と同等の部分断面図、 従来のディスク収納マガジンの一般的な構造を示す斜視図、 従来のマガジンからトレイおよびディスクが引き出された状態を示す断面図、
符号の説明
D ディスク
M ディスク収納マガジン
T トレイ
10 筐体
11 マガジン設置領域
12 ディスク駆動領域
13 ディスク駆動ユニット
15 ターンテーブル(回転駆動装置)
18 移送部材
20 上面板
21 側壁
21a 半環状部
21b 平行部
22 支持片
23 弾性片
23a 突出部
24 加圧部
24a 突出部
25 弾性片

Claims (3)

  1. 筐体内に、マガジンの設置領域と、前記マガジンから引き出されたディスクを回転駆動する回転駆動手段と、が設けられ、前記マガジンは、前記ケースに引き出し自在に収納された複数のトレイにディスクが載置されたものであるディスク選択式ディスク装置において、
    前記トレイには弾性片が設けられており、前記トレイがケース内に収納されたときに、前記弾性片を加圧する加圧部が設けられており、加圧された前記弾性片によりトレイ内でディスクが加圧されて拘束され、前記トレイが前記ケースから引き出されるときに、前記弾性片の前記加圧が解除されて、ディスクへの前記拘束が解除されることを特徴とするディスク選択式ディスク装置。
  2. 前記加圧部は、ケース内で前記トレイの上または下に重ねられる他のトレイに設けられており、ケース内でトレイが重ねられているときに前記弾性片と前記加圧部とが弾圧して前記ディスクが拘束され、前記ケースからトレイが引き出されて移動する途中で、前記弾性片が前記加圧部から外れて前記ディスクへの拘束が解除される請求項1記載のディスク選択式ディスク装置。
  3. 前記ケースからトレイを引き出す移送手段が設けられており、ケースから引き出されたトレイに設置されたディスクが前記回転駆動手段に保持された後に、前記移送手段により前記トレイがケース内に戻されて、前記弾性片と前記加圧部とが弾圧する状態に戻される請求項1または2記載のディスク選択式ディスク装置。
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