JP4097174B2 - 原稿画像読取処理方法、原稿画像読取処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

原稿画像読取処理方法、原稿画像読取処理装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に切り貼り原稿等の読取りに適した原稿画像読取処理方法、原稿画像読取処理装置及びデジタル複写機、デジタル孔版印刷機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の画像形成装置或いはイメージスキャナでは、読取るべき原稿として切り貼りや切り欠きなどの加工を施した2次原稿を用いることが多々ある。このような2次原稿を読取る際に、原稿面の段差によるエッジ部分で露光ランプによる影が生じ、この影が画像としてCCD等の光電変換素子により読取られてしまうため、後で所定の画像処理を経て最終的な2値の画像データを得るときに黒部分(文字等の画像部分)と認識されてしまい、印刷物等において黒線として再現されてしまうことはよく知られている。これは、切り貼り原稿等の2次原稿に限らず、例えば、通常の1枚原稿の場合であっても、そのエッジ部分において影が生ずるため、原稿に対して印刷用紙が大きい場合にはそのエッジ部分が黒線として再現されてしまう。
【0003】
特に、この種のイメージスキャナにおいては、その画像処理として、文字画像の再現性を向上させる(シャープに再現させる)ために、注目画素に対して隣接する周辺画素の多値データを参照するマトリックス方式で強調度係数を用いた主走査方向及び副走査方向の強調処理によるフィルタをかけるようにしている。このため、詳細は後述するが、影画像が強調処理により文字画像と同等化されてしまい、黒線として再現されやすくなる。
【0004】
何れにしても、このような影画像が再現されてしまうと印刷物、複製物の見栄えを損なう等の不具合があるので、従来より種々の対策が講じられている。
【0005】
その主なものは、露光ランプを2本用いる2灯式とすることでエッジ部分に影が出ないようにする方式(例えば、特開平8−79492号公報等参照)や、露光ランプに対する反射鏡を工夫する等の光源部の改良方式(例えば、特開平5−134327号公報、特開平7−56246号公報、特開平10−327299号公報等参照)がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、2灯式を始めとするこのようなメカ的な対策による場合、コストアップを避けられないとともに、既存のイメージスキャナには適用しにくいものである。
【0007】
ちなみに、1灯式であっても、例えば、特開平6−311307号公報によれば、切り貼り原稿に対して照明方向を変えて2回走査を行い、各回の画像データを比較することにより影を検出し、検出された影を消去するようにしているが、2回の走査を必要とする等、通常の1回のみの走査では対処できないものである。
【0008】
そこで、本発明は、コストアップせずに切り貼り原稿等の影画像に対処し得る簡易な原稿画像読取処理方法、原稿画像読取処理装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の原稿画像読取処理方法は、原稿を主走査方向にスリット露光しながら順次副走査方向に走査して前記原稿の画像を光電変換素子により読取り、前記光電変換素子により読取られた多値の画像データに対して主走査方向及び副走査方向に所定の強調度係数を用いて強調処理を行い、強調処理された多値の画像データを所定の2値化閾値を用いて2値化処理を行い2値の画像データを得る原稿画像読取処理方法において、指定自在な影消しモードを有し、前記影消しモードが指定された場合には副走査方向の強調度係数をゼロ又は主走査方向の強調度係数に比して小さくして多値の画像データに対する強調処理を行わせるようにした。
【0010】
切り貼り原稿等の場合に生ずる影画像は、スリット露光によるため、主走査方向エッジでは生ぜず、副走査方向エッジで生ずることから主走査方向に沿った黒線として再現されやすい特性を持つ。即ち、影画像は画像濃度に注目すると、主走査方向には変化が少なく、副走査方向には変化が大きめとなって現れる。また、このような影画像は、文字画像等の本来の画像ではないため、一般的には、中間調レベルの画像濃度のデータとして読取られることから、本来的には、文字画像等と区別し得る特性を持つ。このような影画像の特性を考慮した場合、原稿から読取られた画像データに対して強調処理を施す際に主走査方向と副走査方向とに関して同等の強調度係数を用いると、影画像部分では主走査方向においては画像濃度の変化が少ないため実質的に強調されないが副走査方向においては画像濃度の変化が大きめであるため強調されることとなり、結果として、影画像が文字画像等と同等化されるため、影画像が画像として再現されやすくなってしまう。この点、本発明においては、切り貼り原稿等を読取る際に影消しモードを指定すれば、副走査方向の強調度係数をゼロ又は主走査方向の強調度係数に比して小さくして強調処理を行わせることで、副走査方向についても強調処理が行われず、影画像が強調されないので、本来の文字画像等と区別をつけ易く、影画像を消去し得ることとなる。この際、主走査方向についても強調度係数をゼロ又は小さくするようにしてもよいが、主走査方向の強調度係数を通常通りとすることで、影画像以外の本来の文字画像等に対する強調処理を不完全ながら維持することができる。よって、本発明による場合、影画像が生じてしまうような1灯式のような安価な構成であっても、簡易な画像処理で対処できることとなる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の原稿画像読取処理方法において、前記影消しモードが指定された場合には2値化処理のための2値化閾値を白レベル側に変更させるようにした。
【0012】
従って、強調処理の強調度係数の変更に伴い強調処理の結果も変化するので、それに併せて2値化処理のための2値化閾値も変更することで、影画像を含まず、文字画像等を再現し得るより適正な2値の画像データを得ることができる。
【0013】
請求項3記載の発明の原稿画像読取処理装置は、原稿をランプにより主走査方向にスリット露光しながら順次副走査方向に走査して前記原稿の画像を光電変換素子により読取り、前記光電変換素子により読取られた多値の画像データに対して強調処理手段により主走査方向及び副走査方向に所定の強調度係数を用いて強調処理を行い、強調処理された多値の画像データを2値化処理手段により所定の2値化閾値を用いて2値化処理を行い2値の画像データを得る原稿画像読取処理装置において、影消しモードを選択的に指定するモード指定手段と、このモード指定手段により前記影消しモードが指定された場合には前記強調処理手段における副走査方向の強調度係数をゼロ又は主走査方向の強調度係数に比して小さくなるように強調度係数を可変設定する強調度可変設定手段と、を備える。
【0014】
切り貼り原稿等の場合に生ずる影画像は、スリット露光によるため、主走査方向エッジでは生ぜず、副走査方向エッジで生ずることから主走査方向に沿った黒線として再現されやすい特性を持つ。即ち、影画像は画像濃度に注目すると、主走査方向には変化が少なく、副走査方向には変化が大きめとなって現れる。また、このような影画像は、文字画像等の本来の画像ではないため、一般的には、中間調レベルの画像濃度のデータとして読取られることから、本来的には、文字画像等と区別し得る特性を持つ。このような影画像の特性を考慮した場合、原稿から読取られた画像データに対して強調処理を施す際に主走査方向と副走査方向とに関して同等の強調度係数を用いると、影画像部分では主走査方向においては画像濃度の変化が少ないため実質的に強調されないが副走査方向においては画像濃度の変化が大きめであるため強調されることとなり、結果として、影画像が文字画像等と同等化されるため、影画像が画像として再現されやすくなってしまう。この点、本発明においては、切り貼り原稿等を読取る際に影消しモードを指定すれば、副走査方向の強調度係数をゼロ又は主走査方向の強調度係数に比して小さくして強調処理を行わせることで、副走査方向についても強調処理が行われず、影画像が強調されないので、本来の文字画像等と区別をつけ易く、影画像を消去し得ることとなる。この際、主走査方向についても強調度係数をゼロ又は小さくするようにしてもよいが、主走査方向の強調度係数を通常通りとすることで、影画像以外の本来の文字画像等に対する強調処理を不完全ながら維持することができる。よって、本発明による場合、影画像が生じてしまうような1灯式のような安価な構成であっても、簡易な画像処理で対処できることとなる。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の原稿画像読取処理装置において、前記モード指定手段により前記影消しモードが指定された場合には2値化処理のための2値化閾値を白レベル側に変更設定する2値化閾値可変設定手段を備える。
【0016】
従って、強調処理の強調度係数の変更に伴い強調処理の結果も変化するので、それに併せて2値化処理のための2値化閾値も変更することで、影画像を含まず、文字画像等を再現し得るより適正な2値の画像データを得ることができる。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の孔版印刷装置において、前記モード指定手段による前記影消しモードの指定時に、前記強調度可変設定手段又は2値化閾値可変手段により可変設定される各設定値が設定自在である。
【0018】
従って、現実の影画像の状態に応じてユーザレベルで適切な影消し用の設定が可能となる。
【0019】
請求項6記載の発明は、請求項3ないし5の何れか一に記載の原稿画像読取処理装置において、前記ランプは、1本の直管型ランプである。
【0020】
従って、原稿をスリット露光するランプは1本でも2本でもよいが、1本の直管型ランプによる安価な1灯式の場合に効果的となる。なお、直管型ランプとしては、蛍光灯やキセノンランプ等でよい。
【0021】
請求項7記載の発明の画像形成装置は、請求項3ないし6の何れか一に記載の原稿画像読取処理装置を画像データ入力手段として備える。
【0022】
従って、切り貼り原稿等を用いた場合でも、安価な対応策でその影画像が再現されない画像形成装置を提供することができる。ここに、画像形成装置としては、デジタル複写機やデジタル孔版印刷機等が挙げられる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1を参照して本実施の形態が適用される画像形成装置としてのデジタル孔版印刷機の構成・作用を概略的に説明する。このデジタル孔版印刷機Aは、原稿画像を読取るための画像データ入力手段としてのイメージスキャナ1を備えている。このイメージスキャナ1は、コンタクトガラス2上にセットされた原稿等を照明するためのランプ3や複数のミラー4、結像レンズ5及び光電変換素子、ここでは、1次元アレイ状のCCD6等により構成されている。
【0024】
図2は、このようなイメージスキャナ1部分を簡略化し拡大して示す概略正面図であり、ランプ3として1本の直管型蛍光灯が用いられている。Dはコンタクトガラス2上にセットされた原稿を示し、D′は原稿Dに切り貼りされた原稿を示す。
【0025】
このイメージスキャナ1の下部がプリンタ7部分であり、回転自在に支持された版胴8を中心とする印刷装置9と、感熱孔版原紙10aを穿孔して作製した製版マスタ10を版胴8に供給する製版装置11とを備えている。印刷装置9において、版胴8は内部にインキローラ12を含むインキ供給機構(図示せず)を有し、外周に形成されたスクリーン(図示せず)からインキBを滲み出させるように構成され、外周の一部には製版マスタ10の端部を把持するクランプ13が開閉自在に設けられている。また、版胴8の外周には、給紙される印刷用紙Pを版胴8に押圧する圧胴14と、版胴8から印刷用紙Pを剥離する進退自在な剥離爪15と、印刷工程の前に版胴8に巻き付けられた使用済みのマスタを剥離する排版部16が設けられている他、前述の製版装置11を備えている。この製版装置11はイメージスキャナ1で読取られた製版対象画像データに基づき生成された製版画像データにより製版マスタ10を作製するもので、プラテンローラ17及びこれに接離自在に対向配置された製版ヘッドとしてのサーマルヘッド18と、製版マスタ10を版胴8に向けて搬送するローラ19と、製版マスタ10を所定長さに切断するカッタ20とを有する。
【0026】
印刷用紙Pは昇降自在に設けられた給紙トレイ21上に積載され、給紙トレイ21の上方には、印刷用紙Pの枚数に応じて制御される給紙トレイ21の上昇により一定の高さに維持された最上位の印刷用紙Pを給紙する給紙ローラ22と、版胴8の回転運動に同期して駆動される一対のレジストローラ23とが配設されている。さらに、圧胴14の下流側には、排紙ベルト24と排紙トレイ25とが順に設けられている。
【0027】
このようなデジタル孔版印刷機Aの一連の動作について簡単に説明する。まず、製版マスタ10を作製するために、プラテンローラ17とサーマルヘッド18との間、及び、一対のローラ19間に、未製版の感熱孔版原紙10aを通す。製版処理を実行すると、プラテンローラ17及びローラ19が駆動されると同時に、イメージスキャナ1で読取られた製版対象画像データに対して、画像信号処理部(後述する)で必要な画像処理がされた製版画像データに基づいてサーマルヘッド18の特定の発熱抵抗素子に電圧が印加され、マスタ10への製版が行われる。
【0028】
このようにして製版マスタ10はローラ19により版胴8に向けて送り出されるが、この動作に同期して版胴8はクランプ13が製版マスタ10を受け入れる位置に待機し、製版マスタ10の先端がクランプ13により把持される。従って、版胴8を時計方向に回転させ、製版マスタ10をカッタ20によりカットすることにより、製版マスタ10が版胴8に巻き付けられる。
【0029】
この後に試し印刷及び本印刷処理が実行される。給紙トレイ21の最上位の印刷用紙Pを給紙ローラ22により給紙し、版胴8の回転に同期させてレジストローラ23を駆動し、印刷用紙Pの先端が版胴8と圧胴14との間を通過した時点で上方に変位させた圧胴14で版胴8上のマスタ10に印刷用紙Pを押し付けることにより、版胴8内のインキBがマスタ10の穿孔部分から滲み出て印刷用紙Pに転写される(即ち、印刷がなされる)。印刷後の印刷用紙Pは剥離爪15で版胴8から剥離され排紙ベルト24により排紙トレイ25に排紙される。試し印刷も本印刷も処理自体は同じであるが、試し印刷の結果、OKであれば設定された印刷枚数分の印刷が本印刷により連続して行われ、試し印刷の結果がNGであれば、例えば、画像左右位置調整を行い再度試し印刷後に本印刷を行い、或いは、原稿読取条件等の変更を伴う再度の読取・製版工程及び試し印刷を経て本印刷に移行することとなる。
【0030】
ついで、イメージスキャナ1のCCD6により読取られA/D変換部26により例えば64階調(=6ビット)の多値デジタルデータに変換された画像データに対して所定の画像処理を施した2値の画像データを生成して製版装置11のサーマルヘッド18に出力する画像信号処理部27の構成を図3により説明する。この画像信号処理部27は本実施の形態ではイメージスキャナ1内に一体に設けられており、画像データ入力手段の一部を構成している。画像信号処理部27にあっては、A/D変換部26から得られる画像データ(多値画像データ)に対してCCD6の各読取画素の感度ばらつき、ランプ3の照度分布ばらつき等を補正するためのシェーディング補正、原稿地肌濃度を検出するためのピークホールド処理、所定のγ補正処理等の各種アナログ処理を行うアナログ処理部28と、所定のフィルタ係数を用いてMTF補正を行うMTF補正部29、多値の画像データにおいて注目画素に対して隣接する周辺画素の多値データを参照するマトリクス方式で所定の強調度係数を用いて強調処理を行う強調処理手段としての強調処理部30と、この強調処理部30による処理を経た画像データと強調処理部30による処理を経ない画像データとを選択信号に応じて選択するセレクタ31と、セレクタ31により選択された画像データに対してディザ処理等の階調処理を伴う写真処理を行う写真処理部32と64階調の多値デジタルデータから所定の2値化閾値を用いて黒又は白の1ビットの2値データに変換する2値化処理を行う2値化処理手段としての文字処理部33と、これらの写真処理部32と文字処理部33とによる処理を経た画像データを選択信号に応じて選択して製版用の画像データとして製版装置11側に出力させるセレクタ34とにより構成されている。そして、本実施の形態では、文字処理部33の2値化閾値、強調処理部30のX,Y強調度係数は、後述するように、操作パネルを通じたモード指定操作に応じて設定されるように可変自在とされている。
【0031】
このような画像信号処理部27は、概略的には、図3に示すように、CPU35によりその各部の動作タイミング等が制御されると共に、各種動作条件等が操作パネル36の設定操作等を通じて可変自在とされている。
【0032】
操作パネル36は、イメージスキャナ1の手前部分等の操作しやすい箇所に設けられている。この操作パネル36においては、特に図示しないが、製版スタートキー、プリントキー、試しプリントキー、連続(製版・プリント)キー、テンキー、クリア/ストップキー等の基本的なキーに加えて、各種モード等を設定するための各種モードキーが設けられ、その中には影消しモードを指定するためのモード指定手段としての影消しモードキーも設けられている。
【0033】
次に、強調処理部30による強調処理について図4を参照して説明する。一般的に、文字画像の再現性を向上させる(シャープに再現させる)ために、図4に示すような画素a〜iなる3×3マトリックス方式を用いた強調処理を行うようにしている。なお、このマトリックスにおける個々の画素サイズは、解像度を12dot/mm(≒300dpi)とした場合、0.085mm×0.085mmなる大きさとなる。ここで、中央の画素eを処理対象なる注目画素とする。また、主走査方向をX方向で示し、副走査方向をY方向で示す。強調処理に際しては、このようなマトリックス方式のフィルタを用いるが、このフィルタに対しての係数、即ち、強調度係数を変えることにより、文字をシャープに再現することが可能とされている。この強調度係数は、X方向、Y方向について各々独立して可変自在とされている。
【0034】
この場合、強調処理後の注目画素eの画像データ(強調画素)は、
強調画素e
=処理前画素e+X方向強調度係数×X方向強調値+Y向強調度係数×Y方向強調値 …………………………………………(1)
X方向強調値=処理前画素e−(画素d+画素f)/2 …………(2)
Y方向強調値=処理前画素e−(画素b+画素h)/2 …………(3)
X方向強調度係数,Y方向強調度係数は0から5まで可変自在
ここで、全ての画像データに対して3×3マトリックスで処理する場合、注目画素eを中心に強調処理が行われる。例えば、9個の画素a〜iの全てに同じデータ“1”(64階調中の1なる多値データとする)が入力された場合には、処理前画素e−(画素d+画素f)/2=0,処理前画素e−(画素b+画素h)/2=0となり、X方向強調値、Y方向強調値がともに0となるため、注目画素eは処理前画素データのままなる無強調となる。これは、X方向強調度係数,Y方向強調度係数をともに0(ゼロ)とした場合も、注目画素eは処理前画素データのままなる無強調となる。
【0035】
一方、例えば、X方向強調度係数,Y方向強調度係数をともに1に設定し、注目画素eの画像データとして“2”、これ以外の画素a〜d,f〜iの全ての画像データとして“1”が入力された場合を考えると、計算上、注目画素eの画像データは“4”となり、元の画像データ“2”に対して大きくなり、強調されたこととなる。この場合、強調度係数をさらに大きく設定すれば強調度合いはさらに大きくなることは明らかである。このようなプラス側の強調により、画像として再現される方向に変化される。そして、逆に、注目画素eの画像データに対して周辺画素b,d,f,hの画像データの方が大きい場合には、注目画素eの画像データは小さくなる方向に強調される。このようなマイナス側の強調により、画像として再現されない方向に変化される。
【0036】
このように、注目画素eの画像データが周辺画素b,d,f,hの画像データよりも若干でも高い画像濃度データであった場合には、強調処理により際立って高くなるようにし、逆に、注目画素eの画像データが周辺画素b,d,f,hの画像データよりも若干でも低い画像濃度データであった場合には、強調処理により際立って低くなるように画像処理するものである。何れにしても、多値の画像データは文字処理部33により2値化閾値を用いて白か黒かの2値に2値化されるが、2値化閾値付近の画像濃度を持つ画素の場合、このような強調処理によりプラス側、又は、マイナス側に強調補正することにより、2値化処理時には閾値以下か以上かが明確となるため、境界部分が明確となる(シャープとなる)画像が再現される。
【0037】
ここで、例えば、切り貼り原稿D′の影画像S部分(図2参照)の画像データに対して3×3マトリックスを用いて強調処理する場合を考える。切り貼り原稿D′等の場合に生ずる影画像Sは、1本のランプ3によるスリット露光によるため、X方向エッジでは生ぜず、副走査方向エッジで生ずることからX方向に沿った黒線として再現されやすい特性を持つ。即ち、画像濃度に注目すると、X方向には変化が少なく、Y方向には変化が大きめとなって現れる。また、このような影画像Sは、切り貼り原稿D′の厚さにもよるが、文字画像等の本来の画像ではないため、中間調レベル(“31”程度)の画像濃度のデータとして読取られることから、本来的には、文字画像等と区別し得る特性を持つ。
【0038】
このような影画像Sの特性を考慮した場合、原稿D,D′から読取られた画像データに対して強調処理を施す際にX方向とY方向とに関して同じ強調度係数を用いると、注目画素eに対して影画像S部分ではX方向においては隣接画素d,fの画像濃度の変化が少ないため実質的に強調されないが、Y方向においては隣接画素b,hの画像濃度の変化が大きいため強調されることとなる。
【0039】
図5では、Y方向の処理を拡大して模式的に示すものであり、影画像Sに対応した画像濃度情報が強調処理を受けることにより、注目画素e部分では破線で示すように黒画像側に強調される様子を誇張して示している。結果として、注目画素eでは、影画像Sが文字画像等と同等化されるため、標準の2値化閾値TH=35による2値化処理で、影画像Sが画像として再現されやすくなってしまう。
【0040】
そこで、本実施の形態では、影消しモードを用意しており、切り貼り原稿D′等を読取る際に影消しモードを指定すれば、Y方向の強調度係数を0(ゼロ)として(又はX方向の強調度係数に比して小さくして)強調処理を行わせるようにしたものである。また、2値化閾値THとしては、標準値が35、薄いモード時が30で、影消しモード時用には32が用意されている。
【0041】
このような処理制御例をCPU35により実行される図6に示すフローチャートを参照して説明する。イメージスキャナ1に所望の原稿Dをセットし、操作パネル36において製版スタートキー(図示せず)が押されたことを検知すると(ステップS1のY)、イメージスキャナ1による原稿画像の読取処理、画像信号処理部27による画像処理等を開始する(S5)が、これに先立ち、操作パネル36において影消しモードキーにより影消しモードが指定されているか否かをチェックする(S2)。影消しモードが指定されていなければ(S2のN)、強調処理部30に対するX方向強調度係数、Y方向強調度係数をともに標準値の“2”に設定し、かつ、文字処理部33に対する2値化閾値THも標準値の“35”に設定して(S3)、画像処理等を開始させる(S5)。この場合、通常通りの強調処理、2値化処理等の画像処理が行われ、2値の画像データが得られ、サーマルヘッド18による製版処理に供される。
【0042】
一方、影消しモードが指定されている場合には(S2のY)、強調処理部30に対するX方向強調度係数は標準値の“2”に設定するが、Y方向強調度係数は“0”に設定し、かつ、文字処理部33に対する2値化閾値THは標準値の“35”よりも低い薄いモード時の“30”よりも高い“32”に設定して(S4)、画像処理等を開始させる(S5)。このステップS4の処理が強調度可変設定手段及び2値化閾値可変設定手段の機能として実行される。
【0043】
このような強調度係数が設定された条件下で、多値の画像データに対して注目画素eを中心に強調処理部30で強調処理を行う場合、(1)式中のYに関する項が機能せずY方向に関しては強調処理が行われないため、切り貼り原稿D′の影画像S部分の処理であってもその画像データがY方向において強調されることはない(図5の破線で示すように強調されることがない)。このとき、X方向については、強調度係数“2”を用いた強調処理が施されるが、影画像S部分の場合、隣接画素d,fの画像データが注目画素eの画像データとほとんど同じであり、X方向強調値が0となるため、X方向に関しても実質的に強調処理が行われないこととなり、注目画素eの画像データは強調処理前の画像データのままとなる。即ち、影画像Sの場合には、Y方向の強調処理を弱めることにより、隣接画素b,hと濃淡差をあまり持たせないようにすることで、後の2値化処理で2値化する際に画像(黒)として認識されにくくするものである。よって、影画像Sが画像として認識される確率が大幅に減り、実質的に影画像Sは消去された状態で画像が再現されることとなる。ちなみに、図5中の左側に示す画像濃度分布は本来の文字画像等による場合を誇張して示すものであり、影画像S等による画像濃度分布に比して濃い(黒に近い)のが普通であるので、Y方向に関して強調処理をしなかったとしてもその画像再現性に若干の影響(シャープ性が損なわれる)を与えるに留まり、実質的な影響はないものである。
【0044】
ここに、本実施の形態では、Y方向強調度係数の“0”設定に併せて、文字処理部33による2値化処理用の2値化閾値THも影消しモード用の低めの“32”に設定することで、影画像S対応の画像データを黒として認識しにくくしているので、より確実に影画像Sが画像として再現される可能性を減らすことができる。この際、薄いモード時用の2値化閾値TH=30まで低くしていないので、本来の文字画像等を2値化する上で必要以上に薄く認識してしまうことはない。
【0045】
よって、本実施の形態によれば、影画像Sが生じてしまうような1灯式による安価な構成であっても、簡易な画像処理で対処できることとなる。
【0046】
なお、操作パネル36による影消しモード指定時に強調度可変設定手段や2値化閾値可変手段としてのCPU35により強調処理部30や文字処理部33に対して可変設定される各設定値(X,Y方向強調度係数、2値化閾値)をユーザレベルで設定自在としてもよい。その数例を説明する。この影消しモードを指定すると、その一例として、図7に示すような態様の影消しモード設定画面38が出現する。この影消しモード設定画面38は、“もっと弱く”“標準”“もっと強く”で示すようにX,Y方向強調度係数、2値化閾値の調整量の程度を矢印キー39、設定キー40により選択設定するものである。このような調整量に関するデータはCPU35により取り込まれて画像処理部27に対して出力される。“もっと弱く”又は“もっと強く”が選択設定されると、X,Y方向強調度係数又は2値化閾値のレベルの何れか一方又は両方が可変設定される。この状態で、原稿画像の読取・画像処理部27による画像処理を行うことで、強調処理を経た製版画像データが生成され、サーマルヘッド18より感熱孔版原紙10aに対する穿孔処理により製版マスタ10が作製され、この製版マスタ10を版胴8に巻き付けることにより、影消しされた印刷が可能となる。図7に示すような態様の影消しモード設定画面38による場合、調整量の設定は粗めであるが、ユーザとしては影消しに対する調整量として例えば試し印刷等による印刷結果からその影消しの程度を指定すればよいので、分かりやすくて簡単な影消し調整の指定となる。
【0047】
影消しモードを指定すると、他例として、図8に示すような態様の影消しモード設定画面38が出現する。この影消しモード設定画面38は、“0”〜“5”で示すように各設定値(X,Y方向強調度係数、2値化閾値)の調整量を数段階の数値として矢印キー39、設定キー40により選択設定するものである。即ち、影発生の程度に応じて適宜段階の数値を選択設定する。数値が大きくなる程、影消し調整量が大きく、より影写りが少なくなるように設定されている。このような調整量に関するデータはCPU35により取り込まれて画像処理部27に対して出力される。画像処理部27ではその数値に応じて、X,Y方向強調度係数又は2値化閾値のレベルの何れか一方又は両方が可変設定される。この状態で、原稿画像の読取・画像処理部27による画像処理を行うことで、強調処理を経た製版画像データが生成され、サーマルヘッド18より感熱孔版原紙10aに対する穿孔処理により製版マスタ10が作製され、この製版マスタ10を版胴8に巻き付けることにより、影消しされた印刷が可能となる。図8に示すような態様の影消しモード設定画面38による場合、数段階のうちから選択して調整量を指定すればよいので、ユーザにとって指定操作が簡単となる。
【0048】
影消しモードを指定すると、さらなる他例として、図9に示すような態様の影消しモード設定画面38が出現する。この影消しモード設定画面38は、“X方向強調度係数→1.5”(設定範囲0〜5.0まで0.5刻み),“Y方向強調度係数→0.5”(設定範囲0〜5.0まで0.5刻み),“2値化閾値→31” (設定範囲0〜63)で示すように強調処理の調整量として、強調処理部30における強調度係数の数値を直接、矢印キー39、設定キー40の操作より増減設定するものである。このような調整量に関するデータはCPU35により取り込まれて画像処理部27に対して出力される。画像処理部27ではその数値に応じて、強調処理部30のX,Y強調度係数が可変設定される。この状態で、原稿画像の読取・画像処理部27による画像処理を行うことで、強調処理を経た製版画像データが生成され、サーマルヘッド18より感熱孔版原紙10aに対する穿孔処理により製版マスタ10が作製され、この製版マスタ10を版胴8に巻き付けることにより、影消しされた印刷が可能となる。図9に示すような態様の影消しモード設定画面38による場合、強調度係数を数値的に直接指定するので多少面倒ではあるが、微調整が可能でより影写りの少ない印刷画像を得ることができる。従って、標準設定では強調の割合が大きすぎる場合は、X,Y強調度係数を0.5とか1.5の如く細かく設定することで強調の割合を適宜小さくすることができる。
【0049】
なお、本実施の形態は、デジタル孔版印刷機Aへの適用例として説明したが、デジタル複写機の場合にも同様に適用できるのはもちろんである。
【0050】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の原稿画像読取処理方法によれば、切り貼り原稿等の段差を持つ原稿を読取る際には影消しモードを指定すれば、副走査方向の強調度係数をゼロ又は主走査方向の強調度係数に比して小さくして強調処理を行わせるようにしたので、副走査方向についても強調処理が行われず、影画像を強調しないこととなり、本来の文字画像等と区別をつけ易く、影画像を消去しやすくなる。よって、影画像が生じてしまうような1灯式のような安価な構成であっても、簡易な画像処理で対処することができる。
【0051】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の原稿画像読取処理方法において、強調処理の強調度係数の変更に伴い強調処理の結果も変化するので、それに併せて2値化処理のための2値化閾値も変更させるようにしたので、影画像を含まず、文字画像等を再現し得るより適正な2値の画像データを得ることができる。
【0052】
請求項3記載の発明の原稿画像読取処理装置によれば、切り貼り原稿等の段差を持つ原稿を読取る際には影消しモードを指定すれば、副走査方向の強調度係数をゼロ又は主走査方向の強調度係数に比して小さくして強調処理を行わせるようにしたので、副走査方向についても強調処理が行われず、影画像を強調しないこととなり、本来の文字画像等と区別をつけ易く、影画像を消去しやすくなる。よって、影画像が生じてしまうような1灯式のような安価な構成であっても、簡易な画像処理で対処することができる。
【0053】
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の原稿画像読取処理装置において、強調処理の強調度係数の変更に伴い強調処理の結果も変化するので、それに併せて2値化処理のための2値化閾値も変更させるようにしたので、影画像を含まず、文字画像等を再現し得るより適正な2値の画像データを得ることができる。
【0054】
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の孔版印刷装置において、前記モード指定手段による影消しモードの指定時に、前記強調度可変設定手段又は2値化閾値可変手段により可変設定される各設定値が設定自在である。
【0055】
従って、現実の影画像の状態に応じてユーザレベルで適切な影消し用の設定が可能となる。
【0056】
請求項6記載の発明によれば、請求項3ないし5の何れか一に記載の原稿画像読取処理装置において、原稿をスリット露光するランプは1本でも2本でもよいが、1本の直管型ランプによる安価な1灯式の場合に効果的となる。
【0057】
請求項7記載の発明の画像形成装置によれば、請求項3ないし6の何れか一に記載の原稿画像読取処理装置を画像データ入力手段として備えるので、切り貼り原稿等を用いた場合でも、安価な対応策でその影画像が再現されない画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すデジタル孔版印刷機の概略構成図である。
【図2】そのイメージスキャナ部分を簡略化し拡大して示す概略正面図である。
【図3】画像信号処理部を中心に示すブロック図である。
【図4】強調処理を説明するための説明図である。
【図5】Y方向の強調処理に着目してその処理を誇張して説明するための模式的説明図である。
【図6】影消しモードの指定の有無に応じた処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図7】影消しモード設定画面の一例を示す平面図である。
【図8】影消しモード設定画面の他例を示す平面図である。
【図9】影消しモード設定画面のさらに他例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 原稿画像読取処理装置=画像データ入力手段
3 直管型蛍光灯=ランプ
6 光電変換素子
30 強調処理手段
33 2値化処理手段

Claims (7)

  1. 原稿を主走査方向にスリット露光しながら順次副走査方向に走査して前記原稿の画像を光電変換素子により読取り、前記光電変換素子により読取られた多値の画像データに対して主走査方向及び副走査方向に所定の強調度係数を用いて強調処理を行い、強調処理された多値の画像データを所定の2値化閾値を用いて2値化処理を行い2値の画像データを得る原稿画像読取処理方法において、
    指定自在な影消しモードを有し、前記影消しモードが指定された場合には副走査方向の強調度係数をゼロ又は主走査方向の強調度係数に比して小さくして多値の画像データに対する強調処理を行わせるようにしたことを特徴とする原稿画像読取処理方法。
  2. 前記影消しモードが指定された場合には2値化処理のための2値化閾値を白レベル側に変更させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の原稿画像読取処理方法。
  3. 原稿をランプにより主走査方向にスリット露光しながら順次副走査方向に走査して前記原稿の画像を光電変換素子により読取り、前記光電変換素子により読取られた多値の画像データに対して強調処理手段により主走査方向及び副走査方向に所定の強調度係数を用いて強調処理を行い、強調処理された多値の画像データを2値化処理手段により所定の2値化閾値を用いて2値化処理を行い2値の画像データを得る原稿画像読取処理装置において、
    影消しモードを選択的に指定するモード指定手段と、
    このモード指定手段により前記影消しモードが指定された場合には前記強調処理手段における副走査方向の強調度係数をゼロ又は主走査方向の強調度係数に比して小さくなるように強調度係数を可変設定する強調度可変設定手段と、
    を備えることを特徴とする原稿画像読取処理装置。
  4. 前記モード指定手段により前記影消しモードが指定された場合には2値化処理のための2値化閾値を白レベル側に変更設定する2値化閾値可変設定手段を備えることを特徴とする請求項3記載の原稿画像読取処理装置。
  5. 前記モード指定手段による前記影消しモードの指定時に、前記強調度可変設定手段又は2値化閾値可変手段により可変設定される各設定値が設定自在であることを特徴とする請求項3又は4記載の孔版印刷装置。
  6. 前記ランプは、1本の直管型ランプであることを特徴とする請求項3ないし5の何れか一に記載の原稿画像読取処理装置。
  7. 請求項3ないし6の何れか一に記載の原稿画像読取処理装置を画像データ入力手段として備えることを特徴とする画像形成装置。
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