JP2001218057A - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

Info

Publication number
JP2001218057A
JP2001218057A JP2000022635A JP2000022635A JP2001218057A JP 2001218057 A JP2001218057 A JP 2001218057A JP 2000022635 A JP2000022635 A JP 2000022635A JP 2000022635 A JP2000022635 A JP 2000022635A JP 2001218057 A JP2001218057 A JP 2001218057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
processing
flaw
film
defect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000022635A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001218057A5 (ja
JP4056670B2 (ja
Inventor
Fumihiro Sonoda
文博 園田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2000022635A priority Critical patent/JP4056670B2/ja
Priority to US09/774,013 priority patent/US20010041018A1/en
Publication of JP2001218057A publication Critical patent/JP2001218057A/ja
Publication of JP2001218057A5 publication Critical patent/JP2001218057A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4056670B2 publication Critical patent/JP4056670B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/73Deblurring; Sharpening
    • G06T5/75Unsharp masking
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/20Image enhancement or restoration using local operators
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/409Edge or detail enhancement; Noise or error suppression
    • H04N1/4097Removing errors due external factors, e.g. dust, scratches

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】フィルムの実画像を光電的に読み取る際に、読
み取られるコマのフィルム上の欠陥、例えばキズや塵等
による欠陥に関する情報を有する欠陥画像を用いて、効
率よく短時間に実画像上のキズのキズ消し処理を行うこ
とのできるキズ消し画像処理方法を提供することを課題
とする。 【解決手段】フィルムの画像を光電的に読み取り、キズ
消し処理を施す際、フィルム上の欠陥に関する情報とし
て欠陥画像を読み取り、前記欠陥画像に対してキズ消し
処理のための前処理を施し、一方、前記画像を光電的に
読み取って実画像を取得し、前記前処理の施された欠陥
画像に基づいて、前記実画像のキズに対してキズ消し処
理を行うことによって前記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムの画像を
光電的に読み取って実画像を得る際に、読み取られるコ
マのフィルム上の欠陥、例えばキズや塵等によって生じ
る実画像上のキズを効率よく短時間で補正することので
きるキズ消しに関する画像処理方法の技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影さ
れた画像の感光材料(印画紙)への焼き付けは、フィル
ムの画像を感光材料に投影して感光材料を露光する、い
わゆる直接露光によって行われている。
【0003】これに対し、近年では、デジタル露光を利
用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像
を光電的に読み取ってデジタル信号とした後、種々の画
像処理を施して記録用の画像データとし、この画像デー
タに応じて変調した記録光によって感光材料を走査露光
して画像(潜像)を記録し、プリントとするデジタルフ
ォトプリンタが実用化された。
【0004】デジタルフォトプリンタでは、フィルムを
光電的に読み取り、画像(信号)処理によって階調補正
等が行われて露光条件が決定される。そのため、画像処
理による複数画像の合成や画像分割等のプリント画像の
編集や、色/濃度調整、輪郭強調等の各種の画像処理も
自由に行うことができ、用途に応じて自由に処理したプ
リントを出力できる。また、プリント画像の画像データ
をコンピュータ等に供給することができ、また、フロッ
ピーディスク等の記録媒体に保存しておくこともでき
る。さらに、デジタルフォトプリンタによれば、従来の
直接露光によるプリントに比して、分解能、色/濃度再
現性等に優れた、より画質の良好なプリントが出力可能
である。
【0005】このようなデジタルフォトプリンタは、基
本的に、フィルムに記録された画像を光電的に読み取り
画像データとするスキャナと、この画像データを処理
(画像処理)して露光条件を決定すなわち記録用の画像
データとする画像処理装置とからなる画像読取装置(入
力機)、および記録用の画像データに応じて感光材料を
走査露光して現像処理を施し、プリントとして出力する
プリンタ(出力機)より構成される。
【0006】スキャナでは、光源から射出された読取光
をフィルムに入射して、フィルムに撮影された画像を担
持する投影光を得て、この投影光を結像レンズによって
CCDセンサ等のイメージセンサに結像して光電変換す
ることにより画像を読み取り、必要に応じて各種の画像
処理を施した後に、フィルムの画像データ(画像データ
信号)として画像処理装置に送る。ここで、スキャナに
おいては、スキャナに装着されたキャリアによってフィ
ルムをコマ送りすることにより、フィルムに撮影された
各コマの画像を1コマずつ順次読み取る。
【0007】画像処理装置は、画像データに施す色バラ
ンス調整、コントラスト補正(階調処理)、明るさ補正
や彩度補正等、さらに必要に応じて倍率色収差、歪曲収
差や色ずれの各補正や電子変倍処理、またその後必要に
応じて行うシャープネス処理や覆い焼き処理等を行うた
めの画像処理条件を設定し、設定した条件に応じた画像
処理を画像データに施し、処理済の記録用の画像データ
(露光条件)としてプリンタに送る。
【0008】プリンタでは、例えば、光ビーム走査露光
を利用する装置であれば、画像処理装置から送られた画
像データに応じて光ビームを変調して、この光ビームを
主走査方向に偏向すると共に、主走査方向と直交する副
走査方向に感光材料を搬送することにより、画像を担持
する光ビームによって感光材料を露光(焼付け)して潜
像を形成し、次いで、感光材料に応じた現像処理等を施
して、フィルムに撮影された画像が再生されたプリント
(写真)とする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
して得られるプリントでは、フィルム上のコマの欠陥、
例えばキズや塵に起因して、読み取られた実画像に微小
な画像のキズを含む場合がある。このキズは、光源から
射出された読取光をフィルムに入射して、フィルムに撮
影された画像を担持する投影光を得る際、例えばフィル
ムのコマ上のキズまたフィルムに付着する塵の像が、そ
のコマに撮影された画像とともに画像を担持する投影光
に含まれ、実画像に形成されることによって発生する。
【0010】このようなフィルムの欠陥、すなわちキズ
や塵等に基づく実画像のキズは、画像の品質を低下させ
るという問題がある。そのため、特許2559970号
では、記録媒体、例えばフィルムの欠陥の影響を補正す
る方法として、赤外線および可視光線をフィルムに当
て、フィルムを透過した赤外線および可視光線のフィル
ムの各位置に対応したエネルギー分布強度を求め、各位
置での赤外線のエネルギー分布強度と可視光線のエネル
ギー分布強度とを用いて、フィルムの欠陥部分の補正を
行う補正方法を提案している。この特許発明では、フィ
ルム上の欠陥の程度を赤外線のエネルギー分布強度から
判断し、キズの程度の軽い部分については、赤外線エネ
ルギー分布強度を打ち消すレベルまで可視光線エネルギ
ー分布強度を増強することによって、それ以外の部分に
ついては、可視光線エネルギー分布強度を周知の補間法
を行うことによって補正するものである。
【0011】この方法を利用して上述のデジタルフォト
プリンタでフィルム上の塵やキズ等に基づく実画像上の
キズを補正することができると考えられる。しかし、実
画像のキズの程度を判断して補正方法を定める赤外線エ
ネルギー分布強度を画像データとする欠陥画像と、各画
素位置での可視光線エネルギー分布強度を画像データと
するR(赤)画像、G(緑)画像およびB(青)画像の
実画像とが得られた後でなければ実画像でのキズ消し処
理を行うことができない。特に、フィルム上の欠陥が空
間周波数の高い、鋭いキズの場合、そのキズの範囲は狭
くその位置を精度良く特定することが必要であり、欠陥
画像に予めシャープネス強調等のエッジ強調処理を施さ
れなければならない。しかも、この処理は比較的時間が
かかるため、キズ消し処理が終了するまでに比較的長い
時間を要する。
【0012】そのため、フィルムに撮影された画像を短
時間に大量に読み取って、画像処理を施してプリンタに
出力するデジタルフォトプリンタでは、このエッジ強調
処理に要する時間の間キズ消し処理を行えず、キズ消し
処理の処理効率が低下するといった問題が発生する。
【0013】そこで、上記問題点を解決すべく、本発明
は、フィルムの実画像を光電的に読み取る際に、読み取
られるコマのフィルム上の欠陥、例えばキズや塵等によ
る欠陥に関する情報を有する欠陥画像を用いて、効率よ
く短時間に実画像のキズ消し処理を行うことのできるキ
ズ消し画像処理方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、フィルムの画像を光電的に読み取り、キ
ズ消し処理を施す画像処理方法であって、フィルム上の
欠陥に関する情報として欠陥画像を読み取り、前記欠陥
画像に対してキズ消し処理のための前処理を施し、一
方、前記画像を光電的に読み取って実画像を取得し、前
記前処理の施された欠陥画像に基づいて、前記実画像の
キズに対してキズ消し処理を行うことを特徴とする画像
処理方法を提供するものである。
【0015】ここで、前記前処理は、前記実画像の取得
の完了までに終了するのが好ましく、フィルムの実画像
は、面順次で読み取られ、前記実画像の取得とともに処
理の施された前記欠陥画像を用いて実画像のキズ消し処
理が行われるのが好ましい。前記欠陥画像を評価し、評
価結果に応じて前記前処理および前記キズ消し処理を中
止するのが好ましい。また、前記前処理は、欠陥画像の
エッジ強調処理、あるいは欠陥画像から画素単位の欠陥
の有無の情報を与えるフラグ情報の作成であるのが望ま
しく、前記欠陥画像は、赤外線を用いて光電的に読み取
られるのが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のキズ消し画像処理
方法について、添付の図面に示される好適実施例を基に
詳細に説明する。
【0017】図1に、本発明の画像処理方法を実施する
デジタルフォトプリンタ10の一例のブロック図が示さ
れる。図1に示されるデジタルフォトプリンタ(以下、
フォトプリンタ10とする)は、基本的に、フィルムF
に撮影された画像を光電的に読み取るスキャナ12と、
スキャナ12が読み取った画像データ(画像情報)を画
像処理して記録用の画像データとする画像処理装置14
と、画像処理装置14で処理された画像データに応じて
変調した光ビームで感光材料を露光し、現像処理してプ
リントとして出力するプリンタ16とを有して構成され
る。本発明の画像処理方法は、スキャナ12と画像処理
装置14において実施される。
【0018】また、画像処理装置14には、様々な条件
の入力(設定)、処理の選択、例えば後述するような、
キズ消し処理方法の処理の選択の指示等を入力するため
のキーボード18aおよびマウス18bを有する操作系
18と、スキャナ12で読み取られた画像、各種の操作
指示、様々な条件の設定/登録画面等を表示するディス
プレイ20とが接続される。
【0019】スキャナ12は、フィルムF等に撮影され
た画像を1コマずつ光電的に読み取る装置で、光源22
と、フィルムFに撮影された画像に応じて読取光量を調
節するための可変絞り24と、画像をR(赤)、G
(緑)およびB(青)の三原色に分解するためのR、G
およびBの3枚の色フィルタ、さらにはフィルムFのコ
マ上のキズや塵に関する欠陥の情報として欠陥画像を作
成するための赤外線フィルタとを有し、回転して任意の
色フィルタや赤外線フィルタを光路に作用するフィルタ
板26と、フィルムFに入射する可視光線や赤外線の読
取光をフィルムFの面方向で均一にする拡散ボックス2
8と、結像レンズユニット32と、フィルムの1コマの
画像を読み取るエリアセンサであるCCDセンサ34
と、アンプ(増幅器)36と、A/D変換器38とを有
して構成される。
【0020】図示例のフォトプリンタ10のスキャナ1
2には、新写真システム(AdvancedPhoto System)や1
35サイズのネガフィルム等のフィルムの種類やサイ
ズ、ストリップスやスライド等のフィルムの形態、トリ
ミング等の処理の種類等に応じて、スキャナ12の本体
に装着自在な専用のキャリアが用意されており、キャリ
アを交換することにより、各種のフィルムや処理に対応
することができる。フィルムFは、キャリアによってコ
マ送りされ、各コマ(画像)が順次所定の読取位置に搬
送される。スキャナ12においては、このようにして、
フィルムFに撮影された各コマの画像を1コマずつ順次
読み取る。
【0021】スキャナ12における画像の読み取りは、
プリントを出力するための画像読み取り(本スキャン)
に先立ち、画像処理条件等を決定するために、画像を低
解像度で読み取るプレスキャンを行ない画像処理条件を
決定し、オペレータがモニタで確認し調整した後、高解
像度で画像を読み取る本スキャンを行うため、プレスキ
ャンと本スキャンの2回行われる。
【0022】なお、本発明の特徴として、本スキャンに
よるR、GおよびB画像の実画像をCCDセンサ34を
介して光電的に読み取る前に、フィルタ板26の赤外線
フィルタを通過して得られる赤外線(赤外光)によっ
て、撮影された画像のフィルムFのコマ上にある欠陥の
像、例えばキズや塵や指紋や汚れの像を担持する投影光
をCCDセンサ34の受光面に結像させ、CCDセンサ
34によって光電的に読み取り、その出力信号をアンプ
36で増幅してA/D変換し、画像処理装置14に送
り、その後、本スキャンによるR、GおよびB画像の実
画像をCCDセンサ34を介して光電的に読み取り、出
力信号をアンプ36で増幅して、A/D変換器38でデ
ジタル画像データにされ、画像処理装置14に送るよう
に構成される。
【0023】フィルムFを透過した赤外線はフィルムF
上のキズや塵等の欠陥のみをそのまま担持し、フィルム
Fの撮影された画像の絵柄を担持しない。そのため、C
CDセンサ34によって光電的に読み取られた画像に
は、フィルムFのコマの欠陥に関する情報、例えば欠陥
の形や位置や欠陥の程度等の情報を有する欠陥画像が得
られる。赤外線は、フィルムF上の絵柄によって吸収さ
れず、一方、フィルムF上のキズや塵等の欠陥によって
乱反射を受け、その部分の赤外線エネルギー分布強度が
低下して、キズや塵等の欠陥の像を保持するからであ
る。なお、本発明では必ずしも赤外線フィルタによって
赤外線を得る必要はなく、赤外線発光用の光源、たとえ
ばハロゲン光源を別途設けてもよい。まお、赤外線は、
R画像との重なりを避けるため、750nm以上の分光
波長を持つことが好ましい。また、本発明では赤外線に
限られず、フィルムF上の絵柄の吸収の少ない特定の波
長の光線であってもよい。
【0024】前述のように、スキャナ12からの出力信
号(画像データ)は、画像処理装置14に出力される。
図2に画像処理装置14の一実施例であるブロック図を
示す。画像処理装置14は、データ処理部40、プレス
キャン(フレーム)メモリ42、本スキャンメモリ4
4、プレスキャン画像処理部46、本スキャン画像処理
部48、および条件設定部50を有して構成される。な
お、図2は、主に画像処理関連の部位を示すものであ
り、画像処理装置14には、これ以外にも、画像処理装
置14を含むフォトプリンタ10全体の制御や管理を行
うCPU、フォトプリンタ10の作動等に必要な情報を
記憶するメモリ、本スキャンの際の可変絞り24の絞り
値やCCDセンサ34の蓄積時間を決定する手段等が配
置され、また、操作系18や検定用モニタ(画像表示装
置)20は、このCPU等(CPUバス)を介して各部
位に接続される。
【0025】データ処理部40では、スキャナ12から
出力されたR,GおよびBの各出力信号は、Log変
換、DCオフセット補正、暗時補正、シェーディング補
正等を行い、デジタルの入力画像データとされ、プレス
キャン(画像)データはプレスキャンメモリ42に、本
スキャン(画像)データは本スキャンメモリ44に、そ
れぞれ記憶(格納)される。
【0026】プレスキャンメモリ42および本スキャン
メモリ44には、データ処理部40で処理された入力画
像データが記憶されるメモリ部であって、必要に応じ
て、画像処理を施して出力するために、プレスキャン画
像処理部46、または、本スキャン画像処理部48に呼
び出される。
【0027】プレスキャン画像処理部46は、色バラン
ス調整、コントラスト補正、および明るさ補正の画像処
理を行い、さらに必要に応じて倍率色収差の補正や歪曲
収差の補正やスキャナの色ずれの補正が行われ、さら
に、電子変倍処理を行い、必要に応じてシャープネス処
理や覆い焼き処理等が行われた後。モニタ20の表示に
対応する画像データに加工されて、モニタ20に表示さ
れる。
【0028】本スキャン画像処理部48は、前処理部4
8aとキズ消し処理部48bと画像処理部48cとから
構成される。前処理部48aおよびキズ消し処理部48
bは、本発明の特徴とする部分であって、その説明は後
述する。画像処理部48cは、本スキャンによる実画像
データについて、プレスキャン画像データにおいて決定
された画像処理条件下、色バランス調整、コントラスト
補正(階調処理)、明るさ補正がLUT(ルックアップ
テーブル)による処理によって、また、彩度補正が行わ
れ、さらに必要に応じて倍率色収差の補正や歪曲収差の
補正や色ずれの補正を行い電子変倍処理を行い、その後
必要に応じてシャープネス処理や覆い焼き処理等を行
う。さらに、画像処理の施された画像データを、プリン
タ16にプリント出力する画像データに加工し、プリン
タ16に送る。
【0029】条件設定部50は、プレスキャン画像デー
タをプレスキャンメモリ42から読み出し、画像処理条
件を決定するのに用いる。具体的には、プレスキャン画
像データから、濃度ヒストグラムの作成や、平均濃度、
LATD(大面積透過濃度)、ハイライト(最低濃
度)、シャドー(最高濃度)等の画像特徴量の算出等を
行い、加えて、必要に応じて行われるオペレータによる
指示に応じて、グレイバランス調整等のテーブル(LU
T)や彩度補正を行うマトリクス演算の作成等の画像処
理条件を決定する。決定された画像処理条件は、さら
に、オペレータによって条件が調整され、画像処理条件
が再設定される。また、設定された処理条件は、本スキ
ャン画像処理48において本スキャンによる実画像デー
タに対しても用いられる。
【0030】さて、前処理部48aは、本発明の特徴と
する部分であって、キズ消し処理の前に行う前処理をキ
ズ消し処理部48bから分離して別工程とし、フィルム
Fの画像を可視光線によって本スキャンする間に、また
はそれ以前に前処理を施すように構成される。赤外線に
よって読み取られた欠陥画像は、結像レンズユニット3
2のレンズを用いて読み取られ画像のボケが生じ易く、
欠陥部分のエッジを強調しその境界を際立たせ欠陥の位
置を明確にするために、エッジ強調の処理を行う。キズ
消し処理の前に行う前処理はフィルムFの画像を可視光
線によって本スキャンを行う間、あるいはそれ以前に施
すように構成されるので、前処理にかかる時間が短縮さ
れ、本スキャン画像処理部48での処理時間が短くな
る。
【0031】なお、前処理部48aは、エッジ強調によ
る前処理が施される前に、一定の閾値より小さい画像デ
ータが存在しないか評価し、この閾値に基づいてキズの
有無を自動的に判断、評価する。また、欠陥画像がモニ
タ20に表示され、オペレータがこれを見てキズの有無
を判断、評価してもよい。キズが無いと判断した場合、
あるいは後述するキズ消し処理を行う程度のキズでない
と判断した場合、前処理部48aで行う前処理やキズ消
し処理部48bでのキズ消し処理を行わず、直接画像処
理部48cに送られる。これによって、前処理やキズ消
し処理の処理時間が短縮され処理効率が上がる。
【0032】前処理部48aで行われるエッジ強調処理
は、特に限定されるものではなく、ガウシアン型アンシ
ャープマスク(Gaussian USM)やラプラシアン(Laplacia
n) 等公知のシャープネス強調処理方法であればいずれ
でもよい。例えば、ガウシアン型アンシャープマスク法
では、欠陥画像の画像データI(x,y)(x,yは、
画像中の注目画素の位置を示す)から、注目画素x、y
の回りの一定範囲のマスク内の画素を正規分布の形で重
み係数を掛けてその平均値をとることによって平滑化画
像データ<I(x,y)>を得、この平滑化画像データ
<I(x,y)>を欠陥画像の画像データI(x,y)
から引いてエッジ強調成分I(x,y)−<I(x,
y)>を得、このエッジ強調成分I(x,y)−<I
(x,y)>に、シャープネス強調の程度を調節する係
数aを掛けて画像データI(x,y)に加算することに
エッジの強調された画像データを得る。また、ラプラシ
アン法は、画像データI(x,y)の二次微分(ラプラ
シアン)▽2 I(x,y)を画像データから引くことに
よって、シャープネス強調する方法で、これを計算する
ことによってエッジの強調された画像データを得る。
【0033】さらに、得られた欠陥部分のエッジの強調
された画像データは、予め定められた閾値、またはオペ
レータの指示によって定められた閾値によって、0また
は1の2値化され、キズ消し処理の際欠陥部分を、0ま
たは1の値によって容易に識別することができる。ま
た、2値化された画像データから欠陥部分の画素位置を
数値として抽出し、キズ消し処理部48bに設けられた
テーブル等に記録してもよい。さらに、欠陥画像から画
素単位の欠陥の有無の情報を与えるフラグ情報を作成
し、実画像の画像データに付加してもよい。実画像デー
タは10ビットの画像データであり、R画像、G画像お
よびB画像の画像データと合わせて30ビットになる
が、画像処理を行うCPUバスは32ビットで構成され
るので、残り2ビット、すなわち0〜3の値で実画像上
のキズの有無の他、キズの程度等の欠陥情報を実画像デ
ータとともキズ消し処理時に取り扱うことができる。
【0034】なお、本実施例では、前処理の例としてエ
ッジ強調処理を挙げたが、これに限られず、欠陥画像で
の欠陥部の位置や程度を特定するための処理であればい
ずれでもよい。
【0035】キズ消し処理部48bは、前処理部48a
で前処理の施された欠陥画像の画像データの情報に基づ
いて、本スキャンで読み取られた実画像の画像データに
対してキズ消し処理を行う部分であって、実画像の画像
データが本スキャンメモリ44を介して、キズ消し処理
部48bに送られるように構成される。送られた実画像
の画像データはキズ消し処理が施される。キズ消し処理
は、前処理部48aで前処理の施された2値化された欠
陥画像に基づいて、キズの位置およびその境界を容易に
知ることができ、キズ消し処理を短時間に行うことがで
きる。キズ消し処理は、以下のような公知の方法によっ
て行われるが、これに制限されない。キズの程度が浅く
実画像のR、GおよびBの画像データを用いて修復が可
能な場合、たとえば、欠陥画像のキズの画素位置での画
像データが所定の値よりも大きい、すなわち赤外線の強
度が所定の値以下に低下していない場合、キズの画素位
置の実画像データのR、GおよびBの値を均一に大きく
してキズ消し処理を行う。実画像データのR、Gおよび
Bの値を均一に大きくするのは、フィルムF上の塵やキ
ズは、絵柄のように特定の波長で色吸収されず、可視光
線の波長全域にわたって吸収特性がほぼ平坦であるため
である。また、キズの程度が深く実画像のR、Gおよび
Bの画像データを用いて修復ができない場合、たとえば
欠陥画像のキズの画素位置での画像データが所定の値よ
りも小さい、すなわち赤外線の強度が所定の値以下にな
っている場合、キズ部分の画像データを用いて上記キズ
消し処理を行わず、その周囲の画像データから補間して
画像データの補正を行う。
【0036】また、前処理部48aで行われる前処理
は、遅くとも本スキャンによる実画像の読み取りの際に
行われる。ここで、前処理部48aが、2値化された画
像データから欠陥部分の画素位置を数値として抽出して
キズ消し処理部48bのテーブルに記録する場合、スキ
ャナ12の本スキャンによって得られた実画像の画像デ
ータがキズ消し処理部48bに送られる時(実画像の取
得完了)までに、キズ消し処理部48bのテーブルにキ
ズの画素位置が記録されるように構成されるのが好まし
い。これによって、実画像のキズ消し処理の際、速やか
にキズの画素位置を読み取って、上記キズ消し処理を実
画像に施すことができる。また、欠陥画像から画素単位
の欠陥の有無の情報を与えるフラグ情報を作成する場
合、本スキャンによって得られた実画像の画像データが
キズ消し処理部48bに送られる時(実画像の取得完
了)までに、フラグ情報を作成するように構成されるの
が好ましい。上記キズ消し処理を行う際、フラグ情報を
参照してキズの情報を得、これに基づいて速やかに上述
のキズ消し処理を行うことができるからである。
【0037】プリンタ16は、供給された画像データに
応じて感光材料(印画紙)を露光して潜像を記録する記
録装置(焼付装置)と、露光材の感光材料に所定の処理
を施してプリントとして出力するプロセサ(現像装置)
とから構成される。記録装置では、感光材料をプリント
に応じた所定長に切断した後、感光材料の分光感度特性
に応じたR露光、G露光、B露光の3種のビームを画像
処理装置14から出力された画像データに応じて変調し
て主走査方向に偏向するとともに、主走査方向と直交す
る副走査方向に感光材料を搬送することにより、前記光
ビームで感光材料を2次元的に走査露光して潜像を記録
し、プロセサに供給する。感光材料を受け取ったプロセ
サは、発色現象、漂白定着、水洗等の所定の湿式現像処
理を行い、乾燥してプリントとしてフィルム1本分等の
所定単位に仕分けして集積する。
【0038】なお、図2は主に画像処理関連の部位を示
すものであり、画像処理装置14には、これ以外にも、
画像処理装置14を含むフォトプリンタ10全体の制御
や管理を行うCPU、フォトプリンタ10の作動等に必
要な情報を記憶するメモリ、本スキャンの際の可変絞り
24の絞り値やCCDセンサ34の蓄積時間を決定する
手段等が配置される。
【0039】次に、本発明の画像処理方法について図1
のデジタルフォトプリンタ10を基に説明する。まず、
スキャナ12によって、プレスキャンが行われ、光源2
2から射出され、可変絞り24によって光量調整され、
フィルタ板26のR、GおよびBの色フィルタを通して
調整され、拡散ボックス28で拡散された可視光線がフ
ィルムFに入射して、透過することにより、フィルムF
に撮影されたこのコマの画像を担持する投影光を得る。
フィルムFの投影光は、結像レンズユニット32によっ
てCCDセンサ34の受光面に結像され、CCDセンサ
34によって光電的に読み取られ、その画像の信号がア
ンプ36で増幅され、A/D変換器38でA/D変換さ
れ、画像処理装置14に送られる。この処理は、フィル
タ板26の色フィルタR、GおよびBの3つの色フィル
タに対して行われ、赤外線フィルタについては行われな
い。
【0040】プレスキャンメモリ42に記憶されたプレ
スキャン画像データは、条件設定部50から呼び出さ
れ、濃度ヒストグラムの作成や、平均濃度、LATD
(大面積透過濃度)、ハイライト(最低濃度)、シャド
ー(最高濃度)等の画像特徴量の算出等を行い、加え
て、必要に応じて行われるオペレータによる指示に応じ
て、グレイバランス調整等のテーブル(LUT)や彩度
補正を行うマトリクス演算(MTX)の作成等の画像処
理条件を決定する。決定された画像処理条件は、さら
に、キー補正で条件が調整され、画像処理条件が再設定
され、条件がすべて統合され、プレスキャン画像処理部
46に送られる。
【0041】プレスキャン画像処理部46では、色バラ
ンス調整、コントラスト補正、および明るさ補正の画像
処理が行われ、さらに必要に応じて倍率色収差の補正や
歪曲収差の補正やスキャナの色ずれの補正が行われ、さ
らに、電子変倍処理を行い、必要に応じてシャープネス
処理や覆い焼き処理等が行われた後、モニタ20に対応
する画像データに加工され、モニタ20に表示される。
このようなプレスキャンは、本スキャンを行う前に、フ
ィルムFに撮影されているコマの画像すべてについて行
う。
【0042】オペレータは、モニタ20に表示されたプ
レスキャン画像の処理画像を見て検定確認した後、スキ
ャナ12による本スキャンが行われる。
【0043】本スキャンは、まず、フィルタ板26の赤
外線フィルタを介した赤外線による欠陥画像の画像デー
タを得ることから行われる。すなわち、光源22から射
出され、可変絞り24によって光量調整され、フィルタ
板26の赤外線フィルタを通過して調整され、拡散ボッ
クス28で拡散された赤外線がフィルムFに入射して、
透過することにより、フィルムFに撮影されたこのコマ
の画像上のキズや塵や指紋や汚れの像を担持する投影光
を得る。フィルムFの投影光は、結像レンズユニット3
2によってCCDセンサ34の受光面に結像され、CC
Dセンサ34によって光電的に読み取られ、その出力信
号がアンプ36で増幅されて、画像処理装置14に送ら
れる。
【0044】このようにして得られた欠陥画像の画像デ
ータは本スキャンメモリ44を介して、前処理部48a
に送られる。前処理部48aでは、エッジ強調による前
処理が施される前に、一定の閾値より小さい画像データ
が存在しないか判断し、キズの有無を自動的に評価す
る。キズが無いと判断された場合、あるいはキズ消し処
理を行う程度のキズでないと判断した場合、前処理部4
8aで前処理は行われず、キズ消し処理部48bでキズ
消し処理は行われず、直接画像処理部48cに送られ
る。これによって、前処理やキズ消し処理の処理時間が
短縮され処理効率が上がる。また、キズの有無を自動的
に判断する替わりに、欠陥画像をモニタ20に表示し、
オペレータがこれを見てキズの有無を判断してもよい。
キズ消し処理を行う場合、前処理部48aで、欠陥画像
のエッジ強調が上述した方法等によって行われ、キズの
位置および境界が明確にされ、予め定められた閾値、ま
たはオペレータの指示によって定められた閾値によっ
て、0または1の値に欠陥画像の画像データは2値化さ
れる。これによって、キズ消し処理の際欠陥部分を容易
に識別することができる。また、2値化された画像デー
タから欠陥部分の画素位置を数値化し、この数値をキズ
消し処理部48bに設けられたテーブル等に記録しても
よく、さらに、欠陥画像から画素単位の欠陥の有無の情
報を与えるフラグ情報を作成し実画像の画像データに付
加してもよい。どちらの方法であっても、キズ消し処理
の際欠陥部分を容易に識別することができ、キズ消し処
理を短時間で行うことができる。
【0045】一方、このようなエッジ強調処理等の前処
理とともに、スキャナ12では、フィルムF上の画像を
R、GおよびBの3枚の色フィルタを用いて、実画像の
本スキャンが行われ、CCDセンサ34によって光電的
に読み取られ、その出力信号がアンプ36で増幅され
て、画像処理装置14に送られる。特に、エッジ強調を
はじめとする前処理は、実画像の本スキャンによる取得
の完了、すなわち実画像の画像データがキズ消し処理4
8bに送られるまでに終了することが、キズ消し処理の
処理効率を一層向上させる点から好ましい。そのため、
前処理は、遅くとも本スキャン中に開始される。前処理
は、本スキャンの開始以前に開始されてもよい。
【0046】得られた実画像の画像データは、本スキャ
ンメモリ44に蓄えられるとともに、キズ消し処理部4
8bに送られる。また、実画像の本スキャンの際に前処
理部48aで前処理の施された2値化された欠陥画像も
キズ消し処理部48bに送られ、実画像のキズ消し処理
が、この2値化された欠陥画像を用いて行われる。この
ように、比較的時間を要する前処理の処理が、遅くとも
実画像の本スキャンの取り込み中に行われるので、従来
のように実画像と欠陥画像が取り込まれから前処理およ
びキズ消し処理を行う場合に比べて、短時間に処理を行
うことができる。
【0047】キズ消し処理は、キズの程度が浅く実画像
のR、GおよびBの画像データを用いて修復が可能な場
合、たとえば、欠陥画像のキズの画素位置での画像デー
タが所定の値よりも大きい、すなわち赤外線の強度が所
定の値以下に低下していない場合、キズの画素位置の実
画像データのR、GおよびBの値を均一に大きくしてキ
ズ消し処理を行う。また、キズの程度が深く実画像の
R、GおよびBの画像データを用いて修復ができない場
合、たとえば欠陥画像のキズの画素位置での画像データ
が所定の値よりも小さい、すなわち赤外線の強度が所定
の値以下になっている場合、周知の補間法によってキズ
消し処理を行う。なお、キズ消し処理は、上記の方法に
制限されず、公知の方法によって行ってもよい。
【0048】キズ消し処理の施された画像は、画像処理
部48cで、プレスキャン画像についてオペレータで調
整され決定された画像処理条件に基づいて、グレイバラ
ンス調整等のテーブル(LUT)や彩度補正を行うマト
リクス演算(MTX)によって各種の画像処理を行い、
さらに必要に応じて倍率色収差の補正や歪曲収差の補正
や色ずれ補正の処理を行い、さらに電子変倍処理を行
う。その後、画像データはプリント出力画像として出力
用データに加工され、プリンタ16に送られる。
【0049】プリンタ16の記録装置では、感光材料を
プリントに応じた所定長に切断した後、感光材料の分光
感度特性に応じたR露光、G露光、B露光の3種のビー
ムを画像処理装置14から出力された画像データに応じ
て変調して主走査方向に偏向するとともに、主走査方向
と直交する副走査方向に感光材料を搬送することによ
り、前記光ビームで感光材料を2次元的に走査露光して
潜像を記録し、プロセサに供給する。感光材料を受け取
ったプロセサは、発色現象、漂白定着、水洗等の所定の
湿式現像処理を行い、乾燥してプリントとしてフィルム
1本分等の所定単位に仕分けして集積する。このように
して、プリントを得ることができる。
【0050】なお、上記実施例では、画像処理条件を予
め設定するためのプレスキャンとプリントとして出力す
るための本スキャンとを設け、プレスキャンおよび本ス
キャンによる画像データの2系統の処理に分けた画像処
理装置であったが、プレスキャンを行うことなく、本ス
キャンの画像データからデータを間引いて画像処理条件
を決定する、プレスキャンのない画像処理装置であって
もよい。また、実施例では、スキャナ12は、エリアセ
ンサであるCCDセンサ34を用い、CCDセンサ34
の面上で面露光させ、画像を読み取っているが、これに
限定されず、CCDセンサがフィルムFの長手方向と直
交する方向にライン上に並んだラインセンサを用い、フ
ィルムFの投影光を所定のスリット状に規制してライン
センサで読取るスリット走査型であってもよい。
【0051】以上、本発明の画像処理方法について詳細
に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および
変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0052】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、フィルム上の欠陥に関する情報として欠陥画像
を読み取り、この欠陥画像に対してキズ消し処理のため
の前処理を施すとともに、一方において、画像を光電的
に読み取って実画像を得るので、読み取られるコマのフ
ィルム上の欠陥、例えばキズや塵等による欠陥に関する
情報を有する欠陥画像を用いて、効率よく短時間に実画
像上のキズのキズ消し処理を行うことができ、画像を大
量に処理する際の処理効率が向上する。特に、前処理を
実画像の取得の完了までに済ませることによって、処理
効率は一層向上する。さらに、欠陥画像を評価し、評価
結果に応じて前処理およびキズ消し処理を省くので、処
理効率がより一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理方法を実施するデジタルフ
ォトプリンタの一実施例のブロック図である。
【図2】 本発明の画像処理方法を主に実施する画像処
理装置の一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 デジタルフォトプリンタ 12 スキャナ 14 画像処理装置 16 プリンタ 18 操作系 20 ディスプレイ 22 光源 24 可変絞り 26 フィルタ板 28 拡散ボックス 32 結像レンズユニット 34 CCDセンサ 36 アンプ 38 A/D変換器 40 データ処理部 42 プレスキャンメモリ 44 本スキャンメモリ 46 プレスキャン画像処理部 48 本スキャン画像処理部 50 条件設定部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムの画像を光電的に読み取り、キズ
    消し処理を施す画像処理方法であって、 フィルム上の欠陥に関する情報として欠陥画像を読み取
    り、 前記欠陥画像に対してキズ消し処理のための前処理を施
    し、 一方、前記画像を光電的に読み取って実画像を取得し、 前記前処理の施された欠陥画像に基づいて、前記実画像
    のキズに対してキズ消し処理を行うことを特徴とする画
    像処理方法。
  2. 【請求項2】前記前処理は、前記実画像の取得の完了ま
    でに終了する請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】フィルムの画像は、面順次で読み取られ、
    前記実画像の取得とともに処理の施された前記欠陥画像
    を用いて実画像のキズ消し処理が行われる請求項2に記
    載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】前記欠陥画像を評価し、評価結果に応じて
    前記前処理および前記キズ消し処理を中止する請求項1
    〜3のいずれかに記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】前記前処理は、欠陥画像のエッジ強調処
    理、あるいは欠陥画像から画素単位の欠陥の有無の情報
    を与えるフラグ情報の作成である請求項1〜4のいずれ
    かに記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】前記欠陥画像は、赤外線を用いて光電的に
    読み取られる請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理
    方法。
JP2000022635A 2000-01-31 2000-01-31 画像処理方法 Expired - Fee Related JP4056670B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000022635A JP4056670B2 (ja) 2000-01-31 2000-01-31 画像処理方法
US09/774,013 US20010041018A1 (en) 2000-01-31 2001-01-31 Image processing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000022635A JP4056670B2 (ja) 2000-01-31 2000-01-31 画像処理方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001218057A true JP2001218057A (ja) 2001-08-10
JP2001218057A5 JP2001218057A5 (ja) 2005-11-04
JP4056670B2 JP4056670B2 (ja) 2008-03-05

Family

ID=18548910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000022635A Expired - Fee Related JP4056670B2 (ja) 2000-01-31 2000-01-31 画像処理方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20010041018A1 (ja)
JP (1) JP4056670B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004064388A1 (ja) * 2003-01-09 2004-07-29 Sony Corporation 画像処理装置および方法
US7286255B2 (en) 2002-02-08 2007-10-23 Fujifilm Corporation Method, system, and program for storing images

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6463175B1 (en) * 2000-12-15 2002-10-08 Shih-Jong J. Lee Structure-guided image processing and image feature enhancement
US7342681B2 (en) * 2001-07-13 2008-03-11 Transpacific Ip, Ltd High-speed calibration method and system for an image-capture apparatus
US7433089B2 (en) * 2001-09-27 2008-10-07 Fujifilm Corporation Image processor
JP4214457B2 (ja) * 2003-01-09 2009-01-28 ソニー株式会社 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
US7295233B2 (en) 2003-09-30 2007-11-13 Fotonation Vision Limited Detection and removal of blemishes in digital images utilizing original images of defocused scenes
US7310450B2 (en) * 2003-09-30 2007-12-18 Fotonation Vision Limited Method of detecting and correcting dust in digital images based on aura and shadow region analysis
US7308156B2 (en) * 2003-09-30 2007-12-11 Fotonation Vision Limited Automated statistical self-calibrating detection and removal of blemishes in digital images based on a dust map developed from actual image data
US7340109B2 (en) * 2003-09-30 2008-03-04 Fotonation Vision Limited Automated statistical self-calibrating detection and removal of blemishes in digital images dependent upon changes in extracted parameter values
US7206461B2 (en) * 2003-09-30 2007-04-17 Fotonation Vision Limited Digital image acquisition and processing system
US7315658B2 (en) * 2003-09-30 2008-01-01 Fotonation Vision Limited Digital camera
US7424170B2 (en) 2003-09-30 2008-09-09 Fotonation Vision Limited Automated statistical self-calibrating detection and removal of blemishes in digital images based on determining probabilities based on image analysis of single images
US7590305B2 (en) * 2003-09-30 2009-09-15 Fotonation Vision Limited Digital camera with built-in lens calibration table
US7369712B2 (en) * 2003-09-30 2008-05-06 Fotonation Vision Limited Automated statistical self-calibrating detection and removal of blemishes in digital images based on multiple occurrences of dust in images
US7676110B2 (en) * 2003-09-30 2010-03-09 Fotonation Vision Limited Determination of need to service a camera based on detection of blemishes in digital images
US8369650B2 (en) 2003-09-30 2013-02-05 DigitalOptics Corporation Europe Limited Image defect map creation using batches of digital images
JP2005151317A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Tamron Co Ltd 歪曲収差変更撮影装置
US8699055B2 (en) * 2004-08-09 2014-04-15 Marvell International Technology Ltd. Image processing apparatus with symmetric processors
US7889242B2 (en) * 2006-10-26 2011-02-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Blemish repair tool for digital photographs in a camera
US8244057B2 (en) * 2007-06-06 2012-08-14 Microsoft Corporation Removal of image artifacts from sensor dust
US8509569B2 (en) * 2008-02-11 2013-08-13 Apple Inc. Optimization of image processing using multiple processing units
DE102008040804B4 (de) * 2008-07-28 2021-07-29 Carl Zeiss Meditec Ag Verfahren, Operationsmikroskop und Analysesystem zur quantitativen Darstellung des Blutflusses
US8849057B2 (en) * 2011-05-19 2014-09-30 Foveon, Inc. Methods for digital image sharpening with noise amplification avoidance
US9031319B2 (en) * 2012-05-31 2015-05-12 Apple Inc. Systems and methods for luma sharpening
US9525802B2 (en) * 2013-07-24 2016-12-20 Georgetown University Enhancing the legibility of images using monochromatic light sources
WO2015135164A1 (zh) * 2014-03-12 2015-09-17 深圳市大疆创新科技有限公司 数码影像的坏点矫正方法和系统
JP7004145B2 (ja) * 2017-11-15 2022-01-21 オムロン株式会社 欠陥検査装置、欠陥検査方法、及びそのプログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5273747A (en) * 1975-12-17 1977-06-21 Hitachi Ltd Image processing device
US5266805A (en) * 1992-05-05 1993-11-30 International Business Machines Corporation System and method for image recovery
US5969372A (en) * 1997-10-14 1999-10-19 Hewlett-Packard Company Film scanner with dust and scratch correction by use of dark-field illumination

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7286255B2 (en) 2002-02-08 2007-10-23 Fujifilm Corporation Method, system, and program for storing images
WO2004064388A1 (ja) * 2003-01-09 2004-07-29 Sony Corporation 画像処理装置および方法
US7570390B2 (en) 2003-01-09 2009-08-04 Sony Corporation Image processing device and method
KR101051604B1 (ko) * 2003-01-09 2011-07-22 소니 주식회사 화상 처리 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP4056670B2 (ja) 2008-03-05
US20010041018A1 (en) 2001-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4056670B2 (ja) 画像処理方法
US20040027618A1 (en) Image defect detecting method
US7433089B2 (en) Image processor
US6834127B1 (en) Method of adjusting output image areas
US7200280B2 (en) Image processing apparatus
US7164496B2 (en) Image correction apparatus
JP4172663B2 (ja) 画像処理方法
US7113619B1 (en) Image reading method, image reading apparatus and method of discriminating defect of image data
JP2004061500A (ja) 画像欠陥検出方法
US7119923B1 (en) Apparatus and method for image processing
JP2000209396A (ja) 画像読取方法および装置
JP4143279B2 (ja) 画像欠陥の検出方法および画像読取装置
US6246494B1 (en) Image reading apparatus
JP2001197289A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JP2003189169A (ja) 画像処理装置
JP2002300403A (ja) 画像処理装置
JP2003179750A (ja) 画像処理装置
US6560357B1 (en) Color correcting method and image reading apparatus
JP2000341473A (ja) 傷補正画像処理方法およびそのための装置
JPH11346313A (ja) 画像読取方法および画像読取装置
JP3576812B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
US7099048B2 (en) Image reproducing method and image reproducing apparatus
JP4731695B2 (ja) 多点測距カメラを利用した画像処理システム
US20030164967A1 (en) Image processing method, image processing apparatus, and image processing program
JP4121807B2 (ja) 画像読取装置および画像読取方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050909

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050909

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees