JP2001197289A - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法および画像処理装置

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JP2001197289A
JP2001197289A JP2000002630A JP2000002630A JP2001197289A JP 2001197289 A JP2001197289 A JP 2001197289A JP 2000002630 A JP2000002630 A JP 2000002630A JP 2000002630 A JP2000002630 A JP 2000002630A JP 2001197289 A JP2001197289 A JP 2001197289A
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JP2000002630A
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Atsushi Enomoto
淳 榎本
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力画像から所定の出力画像サイズに適合した
出力画像を得る際、入力画像に含まれる指写り領域やカ
ブリ領域やフィルム傷領域等のような出力画像に含まれ
ることが好ましくない領域を除外して出力画像を得る画
像処理方法および画像処理装置を提供することを課題と
する。 【解決手段】画像表示された入力画像の画像領域の中か
ら出力不要領域を少なくとも1つ設定し、この設定され
た出力不要領域を含まない出力画像領域を前記入力画像
の画像領域の中から定め、この出力画像領域の画像サイ
ズに応じて電子変倍率を定め、この電子変倍率より電子
変倍処理を行って前記出力画像領域内の出力画像データ
を得ることによって前記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラで撮影した
際の撮影者の指が写った指写り画像や、カブリを含んだ
カブリ画像や、フィルムの傷に起因するフィルム傷領域
を含んだ画像等のように、出力画像として出力すること
が好ましくない領域を含んだ入力画像から、この出力す
ることの好ましくない領域を取り除いて出力画像を得る
画像処理方法および画像処理装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】近年、ネガフィルムやリバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影さ
れた画像の感光材料(印画紙)への焼き付けは、デジタ
ル露光を利用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録
された画像を光電的に読み取って、読み取った画像をデ
ジタル信号とした後、種々の画像処理を施して記録用の
画像データとし、この画像データに応じて変調した記録
光によって感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録
し、(仕上り)プリントとするデジタルフォトプリンタ
が実用化されている。
【0003】デジタルフォトプリンタでは、画像をデジ
タルの画像データとして、画像データ処理によって焼付
時の露光条件を決定することができるので、逆光やスト
ロボ撮影等に起因する画像の飛びやツブレの補正、シャ
ープネス(鮮鋭化)処理、カラーフェリアや濃度フェリ
アの補正、アンダー露光やオーバー露光の補正、周辺光
量低下の補正等を好適に行って、従来の直接露光では得
られなかった高品位なプリントを得ることができる。し
かも、複数画像の合成や画像分割、さらには文字の合成
等も画像データ処理によって行うことができ、用途に応
じて自由に編集/処理したプリントも出力可能である。
しかも、デジタルフォトプリンタによれば、デジタルス
チルカメラ等で撮影された画像(画像データ)からプリ
ントを作成することもでき、さらに、画像をプリント
(写真)として出力するのみならず、画像データをコン
ピュータ等に供給したり、フロッピーディスク等の記録
媒体に保存しておくこともできるので、画像データを、
写真以外の様々な用途に利用することができる。
【0004】このようなデジタルフォトプリンタは、基
本的に、フィルムに記録された画像を光電的に読み取る
スキャナ(画像読取装置)、読み取った画像を画像処理
して記録用の画像データとする画像処理装置、および、
この画像データに応じて感光材料を走査露光して現像処
理を施してプリントとするプリンタ(画像記録装置)よ
り構成される。
【0005】スキャナでは、光源から射出された読取光
をフィルムに入射して、フィルムに撮影された画像を担
持する投影光を得て、この投影光を結像レンズによって
CCDセンサ等のイメージセンサに結像して光電変換す
ることにより画像を読み取り、必要に応じて各種の画像
処理を施した後に、フィルムの画像データ(画像データ
信号)として画像処理装置に送る。ここで、スキャナに
おいては、スキャナに装着されたキャリアによってフィ
ルムをコマ送りすることにより、フィルムに撮影された
各コマの画像を1コマずつ順次読み取る。
【0006】画像処理装置は、画像データに施す色バラ
ンス調整、コントラスト補正(階調処理)、明るさ補正
や彩度補正等、さらに必要に応じて倍率色収差、歪曲収
差や色ずれの各補正や電子変倍処理、またその後必要に
応じて行うシャープネス処理や覆い焼き処理等を行うた
めの画像処理条件を設定し、設定した条件に応じた画像
処理を画像データに施し、処理済の記録用の画像データ
(露光条件)としてプリンタに送る。
【0007】プリンタでは、例えば、光ビーム走査露光
を利用する装置であれば、画像処理装置から送られた画
像データに応じて光ビームを変調して、この光ビームを
主走査方向に偏向すると共に、主走査方向と直交する副
走査方向に感光材料を搬送することにより、画像を担持
する光ビームによって感光材料を露光(焼付け)して潜
像を形成し、次いで、感光材料に応じた現像処理等を施
して、フィルムに撮影された画像が再生されたプリント
(写真)とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プリント処
理等されるフィルムに記録されている入力画像には、撮
影者の指が主要被写体とともに画像端部に写る、いわゆ
る指写り画像が含まれる場合がある。この場合、指が写
ったままプリント出力等を行うか、あるいは、マニュア
ルにより出力画像領域を定めてトリミング処理を行い、
指写り領域を排除してプリント出力する必要があった。
しかし、トリミング処理はオペレータによるマニュアル
操作であるため、大量のプリント処理を行う際、プリン
ト出力に至る処理や作業の効率が大きく低下するといっ
た問題があった。
【0009】また、フィルムの一部が露光して原画像内
の画像濃度に影響を与えるいわゆるカブリを起こした入
力画像の場合も、指写り画像の場合と同様に、カブリを
起こしたままプリント出力等を行うか、または、オペレ
ータがマニュアルによる時間のかかるトリミング処理を
行ってプリント出力等を行わなければならず、プリント
出力に至る処理や作業の効率が大きく低下するといった
問題があった。
【0010】また、フィルムに傷があり、入力画像内に
フィルム傷領域が含まれる場合、特許第2559970
号が示すように、赤外光をフィルムに照射して、フィル
ム傷領域を検出し傷領域の位置を抽出し、さらにフィル
ム傷の程度に応じて入力画像の傷領域を修復することが
できる。また、国際公開WO98/31142におい
て、入力画像のフィルム傷領域を最小限に押さえるため
に傷領域の画像信号のゲイン値を調整してフィルム傷領
域の修復を行う方法が提案されている。しかし、このよ
うな方法で修復できるフィルム傷領域には限界が有り、
修復ができない場が多い。そのため、指写り画像の場合
と同様に、フィルム傷領域を含んだままプリント出力等
を行うか、または、オペレータがマニュアルによる時間
のかかるトリミング処理を行ってプリント出力等を行わ
なければならず、プリント出力に至る処理および作業の
効率が大きく低下するといった問題があった。さらに、
フィルムにしみが付き、また、ほこりや塵が付着して、
入力画像はしみ領域、またほこり付着領域、塵付着領域
を含む場合もあり、また、このような領域でなくても、
画像端部に電柱等が写って領域のように出力画像から除
去したい領域を含んだ場合もある。このような場合も上
述した同様の問題が生じる。
【0011】そこで、本発明は、上記問題点を解決する
ために、入力画像から所定の出力画像サイズに適合した
出力画像を得る画像処理方法および画像処理装置であっ
て、入力画像に含まれる指写り領域やカブリ領域やフィ
ルム傷領域等のような出力画像に含まれることが好まし
くない領域を除外して出力画像を出力する画像処理方法
および画像処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、入力画像から出力画像を得るために、入
力画像の画像領域の中から出力画像領域を定めた後、所
定の出力画像サイズに適合した出力画像データを得る画
像処理方法であって、画像表示された入力画像の画像領
域の中から出力不要領域を少なくとも1つ設定し、前記
入力画像の画像領域の中から、設定された前記出力不要
領域を含まない出力画像領域を定め、この出力画像領域
の画像サイズに応じて電子変倍率を定め、この電子変倍
率より電子変倍処理を行って前記出力画像領域内の出力
画像データを得ることを特徴とする画像処理方法を提供
するものである。
【0013】ここで、前記出力画像領域は、前記出力不
要領域を含まない前記入力画像の画像領域の内、最大の
矩形領域であり、あるいは、この最大の矩形領域と、前
記入力画像の画像領域の内、前記出力不要領域を含まな
い少なくとも1つ以上の矩形領域とからなる出力画像領
域候補の中から定められるのが好ましく、前記出力画像
領域は、前記入力画像から自動的に抽出された主要被写
体を含む画像領域であるのが好ましい。また、前記出力
不要領域は、指写り領域、カブリ領域、フィルム傷領
域、しみ領域、ほこり付着領域、塵付着領域および不要
と判断された画像領域の少なくとも1つを含む領域であ
るのが好ましく、その場合、前記入力画像に含まれるフ
ィルム傷領域、ほこり付着領域、または塵付着領域を自
動的に抽出して画像の修復が可能か判断し、画像の修復
が不可能な場合、この抽出された領域を囲む出力不要領
域を自動的に設定するのが好ましい。また、前記出力画
像領域および前記出力画像は矩形形状を成し、前記出力
画像領域の画像サイズの縦横比が、前記出力画像サイズ
の縦横比と同じ値に設定されるのが好ましい。
【0014】さらに、本発明は、入力画像から出力画像
を得るために、入力画像の画像領域内から出力画像領域
を定めた後、所定の画像処理を施して、所定の出力画像
サイズに適合した出力画像データを得る画像処理装置で
あって、入力画像を表示する画像表示部と、画像表示さ
れた入力画像から出力不要領域を設定し、この入力画像
の画像領域の中から、設定された前記出力不要領域を含
まない出力画像領域を定める出力画像領域設定部と、前
記出力画像領域設定部で定められた前記出力画像領域の
画像サイズに応じて電子変倍率を定めて少なくとも電子
変倍処理を行う画像データ処理部とを備えることを特徴
とする画像処理装置を提供するものである。
【0015】ここで、前記出力画像領域設定部は、前記
出力不要領域を含まない前記入力画像領域の内、最大の
矩形領域を出力画像領域と定め、あるいはこの最大の矩
形領域と、前記入力画像の画像領域の内、前記出力不要
領域を含まない少なくとも1つ以上の矩形領域とからな
る出力画像領域候補の中から出力画像領域を定めるのが
好ましい。また、前記出力画像領域設定部は、前記入力
画像から撮影された主要被写体を自動的に抽出し、この
抽出された主要被写体を含む前記出力画像領域を定める
のが好ましい。さらに、前記出力画像領域設定部は、入
力画像に含まれるフィルム傷領域、ほこり付着領域、ま
たは塵付着領域を抽出して画像の修復が可能か判断し、
画像の修復が不可能な場合、この抽出された領域を囲む
出力不要領域を設定するのが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像処理方法およ
び画像処理装置について、添付の図面に示される好適実
施例を基に詳細に説明する。
【0017】図1に示されるデジタルフォトプリンタ
(以下、フォトプリンタ10とする)は、基本的に、フ
ィルムFに撮影された画像を光電的に読み取るスキャナ
12と、スキャナ12が読み取った画像データ(画像情
報)を画像処理して出力画像データを得る画像処理装置
(以下、処理装置という)14と、処理装置14で得ら
れた出力画像データに応じて変調した光ビームで感光材
料を露光し、現像処理してプリントとして出力するプリ
ンタ16とを有して構成される。本発明の画像処理方法
は、スキャナ12と処理装置14を主にして実施され
る。なお、本実施例において、出力画像は、プリンタ1
6よりプリント出力されるプリント画像であるが、本発
明における出力画像は、ハードディスクやフロッピーデ
ィスクやZip等の各種記録メディアに記録されるデジ
タル画像、さらにはインターネット等の通信回線を介し
て転送されるデジタル画像であってもよい。
【0018】また、処理装置14には、出力画像サイズ
等の様々な条件の入力(設定)、処理の選択や、例えば
後述するような、指写り領域やカブリ領域等の出力不要
領域を設定するためにオペレータの指示するキーボード
18aおよびマウス18bを有する操作系18が接続さ
れる。
【0019】スキャナ12は、フィルムF等に撮影され
た画像を1コマずつ光電的に読み取る装置で、光源22
と、フィルムFに撮影された画像に応じて読取光量を調
節するための可変絞り24と、画像をR(赤)、G
(緑)およびB(青)の三原色に分解するためのR、G
およびBの3枚の色フィルタを有し、回転して任意の色
フィルタを光路に作用するフィルタ板26と、フィルム
Fに入射する可視光線の読取光をフィルムFの面方向で
均一にする拡散ボックス28と、結像レンズユニット3
2と、フィルムの1コマの画像を読み取るエリアセンサ
であるCCDセンサ34と、アンプ(増幅器)36と、
A/D変換器38とを有して構成される。
【0020】図示例のフォトプリンタ10のスキャナ1
2には、新写真システム(AdvancedPhoto System)や1
35サイズのネガフィルム等のフィルムの種類やサイ
ズ、ストリップスやスライド等のフィルムの形態、トリ
ミング等の処理の種類等に応じて、スキャナ12の本体
に装着自在な専用のキャリア(図示されない)が用意さ
れており、キャリアを交換することにより、各種のフィ
ルムや処理に対応することができる。フィルムFは、こ
のキャリアによってコマ送りされ、各コマ(画像)が順
次所定の読取位置に搬送される。スキャナ12において
は、このようにして、フィルムFに撮影された各コマの
画像が1コマずつ順次読み取られる。
【0021】スキャナ12における画像の読み取りは、
プリントを出力するための画像読み取り(本スキャン)
に先立ち、画像処理条件等を決定するために、画像を低
解像度で読み取るプレスキャンを行ない画像処理条件を
決定し、オペレータがモニタで確認し調整した後、高解
像度で画像を読み取る本スキャンを行うため、プレスキ
ャンと本スキャンの2回、スキャンが行われる。
【0022】なお、本スキャンによるR、GおよびB画
像の実画像をCCDセンサ34を介して光電的に読み取
り、出力信号をアンプ36で増幅して、A/D変換器3
8でデジタル画像データにされ、処理装置14に送るよ
うに構成される。なお、本実施例で行われる画像処理の
対象は、フィルムFをスキャナ12で読み取ってA/D
変換されたデジタルデータであるが、デジタルスチルカ
メラ等で撮影されたデジタルデータや各種のネットワー
クを介して得られる撮影画像の画像デジタルデータであ
ってもよい。
【0023】処理装置14は、図2に示すように、ディ
スプレイ20、データ処理部40、Log変換器42、
プレスキャン(フレーム)メモリ44、本スキャン(フ
レーム)メモリ46、プレスキャン処理部48、本スキ
ャン処理部50、および条件設定部60を有する。な
お、図2は、主に画像処理関連の部位を示すものであ
り、処理装置14には、これ以外にも、処理装置14を
含むフォトプリンタ10全体の制御や管理を行うCP
U、フォトプリンタ10の作動等に必要な情報を記憶す
るメモリ等が配置され、また、操作系18は、このCP
U等(CPUバス)を介して各部位に接続される。
【0024】スキャナ12から出力されたR,Gおよび
Bの各デジタルデータは、データ処理部40において、
暗時補正、欠陥画素補正、シェーディング補正等の所定
のデータ処理を施された後、Log変換器42によって
変換されてデジタルの画像データ(濃度データ)とさ
れ、プレスキャンデータはプレスキャンメモリ44に、
本スキャンデータは本スキャンメモリ46に、それぞれ
記憶(格納)される。プレスキャンメモリ44に記憶さ
れたプレスキャンデータは、画像データ処理部52と画
像データ変換部54とを有するプレスキャン処理部48
に、他方、本スキャンメモリ46に記憶された本スキャ
ンデータは、画像データ処理部56と画像データ変換部
58とを有する本スキャン処理部50に読み出され、処
理される。ここで、プレスキャンデータは、各コマに対
応した画像データである。
【0025】プレスキャン処理部48の画像データ処理
部52と、本スキャン処理部50の画像データ処理部5
6は、後述する条件設定部60が設定した処理条件に応
じて、各コマの入力画像データに、所定の画像処理を施
し出力画像データを得る部位で、両者は、解像度が異な
る点、および後述するように、本スキャンデータに対し
て設定された出力画像領域に基づいて電子変倍処理を行
う点以外は、基本的に、同じ処理を行う。両処理部によ
る画像処理には、出力画像の画像サイズに適合するため
の電子変倍処理を少なくとも含むが、それ以外は、特に
限定はなく、公知の各種の画像処理が例示されるが、例
えば、LUT(ルックアップテーブル)を用いたグレイ
バランス調整、階調補正、および濃度(明るさ)調整、
マトリクス(MTX)による撮影光源種補正や画像の彩
度調整(色調整)、その他、粒状抑制処理やシャープネ
ス強調処理、覆い焼き処理(濃度ダイナミックレンジの
圧縮/伸長)等が例示される。
【0026】画像データ変換部54は、画像データ処理
部52によって処理された画像データを、必要に応じて
間引いて、3D−LUT等を用いて変換して、ディスプ
レイ20による表示に対応する画像データとしてディス
プレイ20に供給する。画像データ変換部58は、画像
データ処理部56によって処理された画像データを、3
D(三次元)−LUT等を用いて変換して、プリンタ1
6による画像記録に対応する出力画像データとしてプリ
ンタ16に供給する。
【0027】条件設定部60は、プレスキャン処理部4
8および本スキャン処理部50における各種の処理条件
や、本スキャンの読取条件を設定するセットアップ部6
2、キー補正部64、パラメータ統合部66および出力
画像領域を設定する出力画像領域設定部68を有する。
ここで、出力画像領域とは、この出力画像領域内の画像
が所定のプリント画像サイズでプリント出力されるよう
に入力画像の画像領域内に設けられる画像領域である。
【0028】セットアップ部62は、プレスキャンメモ
リ44からプレスキャンデータを読み出し、プレスキャ
ンデータから、濃度ヒストグラムの作成や、平均濃度、
ハイライト(最低濃度)、シャドー(最高濃度)等の画
像特徴量の算出を行い、本スキャンの読取条件を決定
し、また、濃度ヒストグラムや画像特徴量に加え、必要
に応じて行われるオペレータによる指示等に応じて、グ
レイバランス調整、階調補正および濃度調整を行うLU
Tの作成、MTX演算式の作成等、プレスキャン処理部
48および本スキャン処理部50における各種の画像処
理条件を設定する。
【0029】キー補正部64は、出力画像サイズを設定
し、濃度(明るさ)、色、コントラスト、シャープネ
ス、彩度調等を調整するキーボード18aやマウス18
bで入力された各種の指示等に応じて、画像処理条件の
調整量を算出し、パラメータ統合部66に供給するもの
である。パラメータ統合部66は、セットアップ部62
が設定した画像処理条件を受け取り、プレスキャン処理
部48に送ると共に、オペレータの検定によって確定し
た出力画像領域の位置情報や、場合によっては、出力画
像領域の画像サイズの情報を出力画像領域設定部68か
ら受け取り、出力画像領域の情報や本スキャン画像デー
タに施す画像処理等の処理条件を統合化して本スキャン
処理部50に設定する部分である。
【0030】出力画像領域設定部68は、本発明の特徴
とするところで、本スキャンデータに基づいて出力画像
領域を設定する部分である。例えば、図3(a)に示す
ように、プリント処理を施すための入力画像に、主要被
写体(人物)の他に画像左端部に撮影者の指Aが移って
いる場合、図3(b)のように、オペレータによりマウ
ス18b等を用いて指Aの領域が指定されると、この指
Aを囲む矩形枠を設定して、あるいは、オペレータより
マウス18b等を用いて指Aの領域を囲む矩形枠が設定
されて、プリント出力不要領域を定め、このプリント出
力不要領域を入力画像領域から除いた画像領域の内最大
の画像領域、例えば図3(c)のような領域が出力画像
領域として設定されるように構成される。
【0031】また、出力画像領域の設定は、プリント出
力不要領域が入力画像領域から除かれた画像領域の内、
画像サイズの縦横比が、出力画像の画像サイズの縦横比
と同じになる最大の画像領域、例えば図3(d)に示さ
れる領域BCDEを出力画像領域として設定するように
構成してもよい。ここで、縦横比とは、出力画像領域や
出力画像の縦方向および横方向で定まる長さの比率であ
るが、これらの領域や画像の矩形形状における長辺が縦
方向あるいは横方向であるかどうかに係わらず、矩形形
状における長辺に対する短辺の長さの比をいう。なお、
出力画像領域における縦方向とは、スキャナ12で読み
取られる際の主走査方向に対応する方向であり、横方向
とはスキャナ12で読み取られる際のフィルムFの搬送
方向に対応する方向である。また、出力画像領域を設定
する場合、後述するように、入力画像に含まれる主要被
写体を自動的に抽出し、抽出された主要被写体の領域が
必ず出力画像領域に含まれるように、出力画像領域を設
定してもよい。また、後述するように、スキャナ12で
赤外線の読取光を用いて読み取られた画像からフィルム
傷領域やほこり付着領域や塵付着領域等を検出し、その
領域をを含む出力不要領域を自動的に設定し、出力画像
領域を設定してもよい。このような出力画像領域の設定
方法についての詳細な説明は、後述する。得られた出力
画像領域の入力画像領域での位置情報は、パラメータ統
合部66に送られる。処理装置14は以上のように構成
される。
【0032】次に、本発明の画像処理方法について、上
述したスキャナ12および処理装置14に基づいて説明
する。スリーブ状のフィルムFのプリント作成を依頼さ
れたオペレータは、フィルムFに対応する図示されない
キャリアをスキャナ12に装填し、キャリアの所定位置
にフィルムFをセットし、作成するプリントサイズ、す
なわちプリント出力画像サイズをはじめとする処理内容
についての必要な指示を入力した後、プリント作成開始
を指示する。
【0033】これにより、スキャナ12の可変絞り24
の絞り値やイメージセンサ(ラインCCDセンサ)34
の蓄積時間がプレスキャンの読取条件に応じて設定さ
れ、その後、フィルムFをカートリッジから引き出さ
れ、プレスキャンが行われる。すなわち、光源22から
射出され、可変絞り24によって光量調整され、フィル
タ板26のR、GおよびBの色フィルタを通して分光波
長が調整され、拡散ボックス28で拡散された可視光線
がフィルムFに入射して、透過することにより、フィル
ムFに撮影されたこのコマの画像を担持する投影光を得
る。フィルムFの投影光は、結像レンズユニット32に
よってCCDセンサ34の受光面に結像され、CCDセ
ンサ34によって光電的に読み取られ、その画像の信号
がアンプ36で増幅され、A/D変換器38でA/D変
換され、処理装置14に送られる。
【0034】処理装置14に送られたデジタルデータ
は、データ処理部40で所定のデータ処理が施され、L
og変換器42でデジタルの画像データであるプレスキ
ャンデータとされ、プレスキャンメモリ44に記憶され
る。
【0035】プレスキャンメモリ44にプレスキャンデ
ータが記憶されると、条件設定部60に読み出され、セ
ットアップ部62に供給されるほか、プレスキャンデー
タ処理部48の画像データ処理部52に送られる。セッ
トアップ部62は、プレスキャンデータから、濃度ヒス
トグラムの作成や、平均濃度、LATD(大面積透過濃
度)、ハイライト(最低濃度)、シャドー(最高濃度)
等の画像特徴量の算出等を行い、加えて、必要に応じて
行われるオペレータによるキー補正部64からの指示に
応じて、グレイバランス調整等のテーブル(LUT)や
彩度補正を行うマトリクス演算(MTX)の作成等の画
像処理条件を決定する。得られた画像処理条件はパラメ
ータ統合部66に供給される。パラメータ統合部66
で、キー補正部64で設定された条件等を基に画像処理
条件が統合化され、この統合された画像処理条件は、プ
レスキャン処理部48に送られ、所定の画像処理が画像
処理条件に従って行われる。一方、プレスキャン処理部
48で画像処理の施された画像データは、画像データ変
換部54に送られ、ディスプレイ20に適合した出力用
データに画像変換され、ディスプレイ20に送られ、画
像処理の施された画像が表示される。
【0036】オペレータは、ディスプレイ20に表示さ
れた表示画像を見て適切な画像であるか検定をする。検
定終了後、スキャナ12において、本スキャンが開始さ
れる。本スキャンはプレスキャンと異なり、画像をスキ
ャナ12で高解像度で読み取る工程であり、本スキャン
で得られた本スキャンデータに対して、プレスキャン画
像で定められた画像処理条件で画像処理を行い、調整さ
れた出力画像領域の画像データが出力画像データとして
取得される。プレスキャンが終了した際、フィルムFは
最後の画像のコマまでフィルムカートリッジ等から引き
出されており、本スキャンはその状態からフィルムFの
巻き戻しを利用して、画像のコマの読み取りが行われ
る。スキャナ12から出力されたR,GおよびBの各出
力信号は、A/D(アナログ/デジタル)変換、Log
変換、DCオフセット補正、暗時補正、シェーディング
補正等を行い、デジタルの入力画像データとされ、本ス
キャンデータは本スキャンメモリ46に記憶(格納)さ
れる。
【0037】本スキャンメモリ46に本スキャンデータ
が記憶されると、条件設定部60に読み出され、出力画
像領域設定部68に供給されるほか、本スキャンデータ
処理部50の画像データ処理部56に送られる。画像デ
ータ処理部56では、オペレータの検定によって決定さ
れた画像処理条件に基づいて画像処理が施され、図示さ
れないメモリ等に記録される一方、画像データ変換部5
8で間引き処理等が行われディスプレイ20に適合した
画像データに変換される。
【0038】図4(a)には、本発明の画像処理方法の
一実施例として、画像データ変換部58で得られた画像
データに基づく画像の表示、すなわち、出力画像領域を
設定するための入力画像の表示(ステップ100)から
プリンタ16によるプリント出力(ステップ110)ま
でのフローを示している。画像処理の施された本スキャ
ンデータから図3(a)に示すような指Aを含む入力画
像等がディスプレイ20に表示され(ステップ10
0)、その後、表示された入力画像に基づいて、オペレ
ータから指Aのようなプリント出力に不要な領域が指定
された後、出力不要領域の設定を行う(ステップ10
2)。ここで、出力不要領域とは、指写り領域、カブリ
領域、フィルム傷領域、しみ領域、ほこり付着領域、塵
付着領域および電柱や日付部分のようにオペレータによ
り不要と判断され指定された画像領域を含んだ画像領域
であり、図3(b)に示すように、オペレータによって
指定された指Aの写っている領域が矩形枠によって囲ま
れることによって出力不要領域が設定される。あるい
は、オペレータが指Aの領域を指定すると、この指写り
領域の特徴、すなわち指写り領域の画像は、肌色等の色
情報を有し、入力画像のエッジから画像領域内部に伸び
る連続領域である等の特徴を利用して、指Aの輪郭を抽
出し、この抽出された指Aの輪郭を囲む矩形領域を自動
的に設定して出力不要領域を自動的に設定する。
【0039】次に、出力不要領域を含まない矩形領域を
図3(c)のように抽出し、この抽出された画像領域を
出力画像領域として抽出し、その結果を画像表示する
(ステップ104)。あるいは、出力不要領域を含まな
い矩形領域の中から、図3(d)に示される矩形領域B
CDEのように、プリント出力する出力画像サイズの縦
横比と同じ縦横比を有する出力画像領域を抽出し、その
結果を画像表示してもよい。この抽出された出力画像領
域とその領域内の画像に基づいてオペレータの指示によ
って、出力画像領域が確定される(ステップ106)。
オペレータが出力画像領域が適切でないと判断した場
合、オペレータによる出力画像領域をマニュアルで指定
して確定してもよい。出力画像領域の設定は、出力不要
領域を含まない矩形領域の内、最大の矩形領域、あるい
は画像サイズの縦横比が出力画像サイズの縦横比と同じ
に設定される最大の矩形領域を自動的に設定し、あるい
は設定されたこの矩形領域と、出力不要領域を含まない
少なくとも1つ以上の矩形領域とからなる出力画像領域
候補との中からオペレータの選択によって設定されるも
のであってもよい。すなわち、後述するように、出力不
要領域が図6(d)に示される出力不要領域LONGの
ような場合、出力画像領域は複数の矩形領域の中から選
択することが必要となるからである。なお、出力不要領
域の設定(ステップ102)から出力画像領域の確定
(ステップ106)に到る操作および処理は、出力画像
領域設定部68で行われる。
【0040】次に、確定した出力画像領域からプリント
出力する出力画像サイズに拡縮するために電子変倍率が
決定され(ステップ108)、この電子変倍率に基づい
て、図示されないメモリから画像処理の施された本スキ
ャンデータが呼び出され、出力画像領域の画像サイズか
らプリント出力画像サイズに画像データを拡縮する電子
変倍処理が画像データ処理部56で施される。電子変倍
処理の施された画像データは、画像データ変換部58で
プリンタ16の出力特性に適合した画像データに変換さ
れ、プリンタ16に出力画像データとして送られ、プリ
ンタ16より出力画像が所定の出力画像サイズでプリン
ト出力される(ステップ110)。ここで、出力画像領
域の画像サイズの縦横比が、所定の出力画像の画像サイ
ズの縦横比と異なる場合、画像における縦方向および横
方向の各々の方向で定まる電子辺倍率のうち大きい方の
電子辺倍率を用いて縦方向および横方向の電子辺倍処理
を行い、電子変倍処理によって所定の出力画像の画像サ
イズからはみ出した画像の一部分がカットされてプリン
ト出力される。
【0041】また、出力画像領域設定部68において、
主要被写体抽出を行う機能を設け、図4(b)に示すよ
うに、出力不要領域の設定(ステップ102)の前に、
主要被写体抽出(ステップ101)を行い、出力不要領
域を含まない抽出された矩形領域を画像表示(ステップ
104)した後、出力画像領域を確定する際、抽出され
た主要被写体が、出力画像領域内に含まれず、主要被写
体が切れた状態でプリント出力されるか否か、主要被写
体の画素位置情報と出力画像領域の画素位置情報とから
判断してもよい。その際、入力画像の画像領域から出力
不要領域を除外した最大の矩形領域が、抽出された主要
被写体を含むかどうか自動的に判断し(ステップ10
5)、主要被写体を含む場合には、この矩形領域を出力
画像領域として確定する(ステップ106)。
【0042】あるいは、この最大の矩形領域と、出力不
要領域を含まない少なくとも1つ以上の矩形領域とから
なる出力画像領域候補の中で、主要被写体を含む最適な
矩形領域が選択されて、出力画像領域が1つ確定される
ものでもあってもよい。なお、抽出された主要被写体
が、出力画像領域に含まれず、主要被写体が出力画像領
域から切れる場合、オペレータによるマニュアルによ
り、出力画像領域を微調整して、主要被写体が含まれる
ように出力画像領域が指定され(ステップ107)るこ
とによって出力画像領域を確定してもよい。その後、電
子変倍率の決定(ステップ108)やプリント出力(ス
テップ110)が上述したように行われる。
【0043】また、出力不要領域を含まず、予め抽出さ
れた主要被写体を必ず含む出力画像領域を自動的に設定
してもよく、このような出力画像領域の設定や上記出力
画像領域候補の設定は、必ず主要被写体を含み主要被写
体が出力画像において切れることのない矩形領域を出力
画像領域として優先的に設定する主要被写体優先モード
と、主要被写体を考慮することなく矩形領域を設定する
通常モードとを設定することができ、オペレータが予め
モードを選択するのが好ましい。
【0044】ここで主要被写体抽出は、主要被写体であ
る人物の顔を抽出するものであり、本発明で実行する顔
抽出方法には特に限定はないが、一例として、肌色・円
形状抽出による顔抽出、顔輪郭・円形状抽出による顔抽
出、胴体・円形状抽出による顔抽出、眼部(顔内部構
造)・円形状抽出による顔抽出、頭髪部抽出・円形状抽
出による顔抽出等が挙げられる。これらの抽出方法につ
いては、本出願人に係る特開平8−184925号公報
等に詳述されている。
【0045】例えば、肌色・円形状抽出は、肌色抽出お
よび円形状抽出を行うことにより、顔領域候補を抽出す
る。すなわち、プレスキャンデータ(必要に応じて間引
いても可)から各画素の色相および彩度を知見し、人の
肌の肌色と推定できる画素領域(肌色領域)を抽出し、
次いで、人の顔は一般的に楕円形であるので、抽出した
肌色領域から、人の顔であると推定される(楕)円形状
を抽出して、これを顔領域候補とする。
【0046】また、顔輪郭・円形状抽出は、エッジ抽出
による顔輪郭抽出および円形状抽出を行って顔領域候補
を抽出する。以下同様に、胴体・円形状抽出は、エッジ
抽出による胴体輪郭抽出および円形状抽出、眼部・円形
状抽出は、人の眼の抽出および円形状抽出、頭髪部・円
形状抽出は、エッジ抽出による人の頭髪の抽出および円
形状抽出を行って顔領域候補を抽出し、顔領域候補の中
から各抽出方法で共通する顔領域候補を顔領域として抽
出する。
【0047】また、本発明においては、例えば特開平4
−346332号、同4−346333号、同4−34
6334号、同5−100328号、同5−15816
4号、同5−165119号、同5−165120号、
同6−67320号、同6−160992号、同6−1
60993号、同6−160994号、同6−1609
95号、同6−265850号、同6−266598
号、同7−235730号、同7−235744号、同
7−258976号、同7−258977号、同7−2
95209号、同8−91113号、同8−12294
4号、同9−80652号、同9−101579号、同
9−138470号、同9−138471号等の各公報
に開示される、公知の各種の主要部抽出方法も利用可能
である。また、主要被写体抽出は、顔抽出に限られず、
顔抽出と共に胴体抽出や腕抽出や足抽出等を含んでもよ
く、また動物や特定形状の特定被写体を抽出するもので
あってもよい。このような抽出は、予めオペレータが操
作系18を介して特定被写体を入力してもよい。また、
出力画像領域に必ず含まれる出力必要領域は、主要被写
体抽出によって得られる場合に限られず、オペレータの
指定に基づいて、指定された領域を囲む矩形領域を出力
必要領域として設定してもよい。
【0048】プリント出力(ステップ110)を行うプ
リンタ16は、供給された画像データに応じて感光材料
(印画紙)を露光して潜像を記録する記録装置(焼付装
置)と、露光材の感光材料に所定の処理を施してプリン
トとして出力するプロセサ(現像装置)とから構成され
る。記録装置では、感光材料をプリントに応じた所定長
に切断した後、感光材料の分光感度特性に応じたR露
光、G露光、B露光の3種のビームを処理装置14から
出力された画像データに応じて変調して主走査方向に偏
向するとともに、主走査方向と直交する副走査方向に感
光材料を搬送することにより、前記光ビームで感光材料
を2次元的に走査露光して潜像を記録し、プロセサに供
給する。感光材料を受け取ったプロセサは、発色現象、
漂白定着、水洗等の所定の湿式現像処理を行い、乾燥し
てプリントとしてフィルム1本分等の所定単位に仕分け
して集積する。
【0049】なお、出力画像領域は、出力画像領域の画
像サイズの縦横比を、出力画像サイズの縦横比と同じ値
になるように設定してもよいことは上述したが、このよ
うに出力画像領域の画像サイズの縦横比を出力画像サイ
ズの縦横比に合わせることで、電子変倍処理によって得
られる出力画像領域の画像は、出力画像サイズからはみ
出してカットされる部分がなくなり、出力画像領域に対
応した画像をプリント出力することができる。
【0050】以上説明した画像処理方法は、指写り領域
やカブリ領域やしみ領域のほかにフィルム傷領域、ほこ
り付着領域また塵付着領域等をオペレータの指示に基づ
いて矩形枠で囲んで出力不要領域を設定するものである
が、フィルム傷領域、ほこり付着領域また塵付着領域を
公知の技術、例えば上述した特許第2559970号や
国際公開WO98/31142で示される技術を用い
て、この領域の修復が可能か自動的に判別して修復可能
である場合には自動的に修復し、修復可能でない場合
は、この領域を囲む出力不要領域を自動的に設定するも
のであってもよい。以降では、フィルム傷領域について
説明するが、ほこり付着領域また塵付着領域についても
同様の方法で行うことができる。
【0051】スキャナ12において、フィルタ板26に
Rフィルタ、GフィルタおよびBフィルタの他に赤外フ
ィルタを設け、Rフィルタ、GフィルタおよびBフィル
タを介して画像を読み取る前に、フィルタ板26の赤外
フィルタを通過して得られる赤外線を光電的に読み取っ
て得られるフィルムFの欠陥の像、例えばキズや塵や指
紋や汚れの像を担持する投影光をCCDセンサ34の受
光面に結像させ、CCDセンサ34によって光電的に読
み取り、その出力信号をアンプ36で増幅しA/D変換
して得られる赤外画像データを、処理装置14に送る。
【0052】フィルムFの画像上にあるフィルム傷を検
出するために赤外線を用いるのは、フィルムFを透過し
た赤外線はフィルムF上の傷等の欠陥のみをそのまま担
持するが、フィルムFの撮影された画像の絵柄を担持し
ないからである。そのため、CCDセンサ34によって
光電的に読み取られた画像には、フィルムFのコマの欠
陥に関する情報、例えば欠陥の形や位置や欠陥の程度等
の情報を有する欠陥画像が得られる。赤外線は、フィル
ムF上の絵柄によって吸収されず、一方、フィルムF上
の傷等の欠陥によって乱反射を受け、その部分の赤外線
エネルギー分布強度が低下して、傷等の欠陥の像を形成
するからである。
【0053】また、処理装置14の出力画像領域設定部
68には、上記公知の技術によって赤外画像データから
フィルム傷領域を抽出し、抽出されたフィルム傷領域の
修復が可能であるか、予め設定された傷の程度、即ち周
辺部の正常な画像データとの差異やフィルム傷領域の大
きさや形状さらにフィルム傷領域の頻度等に基づいて自
動的に判断し、修復可能な場合は、フィルム傷領域の位
置情報や画像データの修復のためのゲイン調整量やフィ
ルム傷領域を周辺部の画像データから補間演算によって
補間するための補間情報等の修復情報を画像データ処理
部56に送るフィルム傷領域を抽出機能が設けられる。
【0054】このようなスキャナ12およびフィルム傷
領域抽出機能を持った出力画像領域設定部68によって
実施される本発明の画像処理方法の他の一例のフロー
が、図5(a)に示される。フィルム傷領域が、出力画
像領域設定部68において赤外画像データより検出(抽
出)され、傷の程度に応じてフィルム傷領域の修復が可
能か判別し(ステップ202)、修復不可能と判別され
た場合(ステップ204のNo)、入力画像のフィルム
傷領域が指定され(ステップ208)、これを含む矩形
の出力不要領域が設定される。フィルム傷領域の修正が
可能であると判別された(ステップ204のYES)場
合、画像データ処理部56で修復処理が施され(ステッ
プ206)、修復された画像がディスプレイ20に画像
表示される(ステップ210)。修復が不可能であると
判別された場合、画像データ処理部56で修復処理が施
されず、ディスプレイ20にフィルム傷領域を含む画像
が表示される。その際、フィルム傷領域抽出部で抽出さ
れたフィルム傷領域の位置情報より、フィルム傷領域を
囲む矩形枠が画像表示され、この矩形枠で囲まれる矩形
領域が出力不要領域として自動的に設定される。たとえ
ば、図6(a)に示すようなフィルム傷領域Xがある場
合、フィルム傷領域Xは図6(b)に示されるように矩
形枠で囲まれ、この矩形枠内の矩形領域が出力不要領域
として設定される。
【0055】次に、フィルム傷領域以外の領域のうち、
最大の出力画像領域を抽出し(ステップ212)、その
結果を画像表示し、オペレータの指示により、出力画像
領域が確定される(ステップ218)。出力画像領域が
適切でない場合、オペレータにより出力画像領域が指定
されることによって、出力画像領域を確定してもよい。
【0056】出力画像領域の抽出は、出力不要領域を含
まない領域の内、最大の矩形領域、を定める。また、図
6(c)に示すように、出力画像の画像サイズの縦横比
に一致した矩形領域ABCDを自動的に定めるものであ
ってもよい。あるいは、最大の矩形領域、あるいは出力
画像の画像サイズの縦横比に合わせた矩形領域ABCD
と、出力不要領域を含まない少なくとも1つ以上の矩形
領域とからなる出力画像領域候補の中からオペレータに
よって選択されて定められるものでもよい。例えば、図
6(d)に示すようにフィルム傷領域Yが入力画像の略
中間部分に位置する場合、主要被写体Zを含む矩形領域
EFGHや矩形領域EIJKや矩形領域FIJLや矩形
領域JMNOのような領域が出力画像領域の候補として
抽出され、この中から1つオペレータによって選択され
ることによって出力画像領域が設定されるものであって
もよい。この出力画像領域候補についても、出力画像の
画像サイズの縦横比に合わせた矩形領域が抽出されても
よい。
【0057】なお、上述したように、出力画像領域にお
ける縦横比が出力画像の画像サイズの縦横比と同じであ
るとは、出力画像領域における長辺に対する短辺の長さ
の比が出力画像の矩形形状における長辺に対する短辺の
長さの比と同じであるという意味であることから、図6
(a)に示されるように、矩形形状の画像の長辺を横方
向にして主要被写体の写っている入力画像から、図6
(d)に示される矩形領域EFGHのように、画像サイ
ズの縦横比が、出力画像の矩形形状の縦横比と一致する
出力画像領域である限り、矩形形状の短辺を横方向とし
て主要被写体の写っている出力画像領域を設定してもよ
い。
【0058】次に、確定した出力画像領域からプリント
出力する出力画像サイズに拡縮するために電子変倍率が
決定され(ステップ220)、画像データ処理部56で
必要に応じたフィルム傷領域の修復等を行った後、電子
変倍率に基づいて、出力画像領域の画像サイズからプリ
ント出力画像サイズに、出力画像領域内の画像データを
拡縮する電子変倍処理が施される。電子変倍処理の施さ
れた画像データは、画像データ変換部58でプリンタ1
6の出力特性に適合した画像データに変換され、プリン
タ16に出力画像データとして送られ、プリンタ16よ
り出力画像が所定の出力画像サイズでプリント出力され
る(ステップ222)。
【0059】また、図4(b)で示したように、出力画
像領域設定部68において入力画像に含まれる主要被写
体を抽出し、この抽出された主要被写体が出力画像領域
から外れプリント出力画像において主要被写体が切れる
ことのないよう出力画像領域を定めるものであってもよ
い。すなわち、予め出力画像領域設定部68において上
述した主要被写体抽出法によって主要被写体を抽出し
(ステップ200)、主要被写体がプリント出力画像に
おいて切れるか主要被写体の抽出領域から判断(ステッ
プ214)し、主要被写体が切れない場合、出力画像領
域を確定し(ステップ218)、電子変倍率が決定され
(ステップ220)、プリント出力(ステップ222)
されるが、主要被写体が切れると判断される場合、オペ
レータによるマニュアルにより出力画像領域を微調整し
て、主要被写体が含まれるように出力画像領域を設定
(ステップ216)して出力画像領域を確定(ステップ
218)してもよい。
【0060】出力画像領域は、出力不要領域を含まない
入力画像の画像領域の内、最大の矩形領域であるが、こ
の最大の矩形領域と、出力不要領域を含まない少なくと
も1つ以上の矩形領域とからなる出力画像領域候補の中
で、主要被写体を含む矩形領域であるかオペレータの判
断に基づいて、出力画像領域を1つ確定するものでもあ
ってもよく、電子変倍率の決定(ステップ108)やプ
リント出力(ステップ110)は上述したフローと同様
に行われる。また、出力不要領域を含まず、予め抽出さ
れた主要被写体を含む出力画像領域を自動的に設定して
もよく、このような出力画像領域の設定や上記出力画像
領域候補の設定は、必ず主要被写体を含む矩形領域を優
先的に設定する主要被写体優先モードと、主要被写体を
考慮することなく矩形領域を設定する通常モードとを切
り換えることができ、オペレータによって予めモードの
選択をされるのが好ましい。また、上記実施例では、フ
ィルム傷領域等を自動抽出して出力不要領域を自動的に
設定するものであったが、これに加えてオペレータの指
示に基づいて設定される出力不要領域を組み合わせるも
のであってもよい。
【0061】さらに、上記実施例では、本スキャンデー
タに基づいて、出力不要領域を設定して出力画像領域を
定めるものであるが、画像処理条件を決定するために低
解像度で読取るプレスキャンデータに基づいて、出力不
要領域を設定して出力画像領域を定めるものであっても
よい。以上、本発明の画像処理装置および画像処理方法
について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定
はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各
種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんであ
る。
【0062】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、入力画像
に含まれる指写り領域やカブリ領域やフィルム傷領域等
をはじめとする出力不要領域を取り除いた出力画像デー
タを自動的に得ることができ、オペレータの作業効率を
向上することができる。また、出力画像領域の候補が複
数抽出されるので、オペレータが選択的に選ぶことがで
き、撮影内容に適した出力画像を提供することができ
る。さらに、入力画像の主要被写体を抽出し、この主要
被写体が含まれるように出力画像領域を定めるので、出
力画像において主要被写体が切れることのない出力画像
を提供することができる。また、入力画像がフィルム傷
領域、ほこり付着領域、または塵付着領域を含む場合、
この領域を抽出して画像の修復が可能か自動的に判断
し、画像の修復が不可能な場合、この領域を囲む出力不
要領域を自動的に設定するので、オペレータの作業効率
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理方法を実施し本発明の画像
処理装置を備えるデジタルプリント装置の一実施例の概
略を示すブロック図である。
【図2】 本発明の画像処理装置の一例であって、図1
に示されるデジタルプリント装置の画像処理装置を構成
するブロック図である。
【図3】 (a)〜(d)は、本発明の画像処理方法の
一例を説明する説明図である。
【図4】 (a)および(b)は、本発明の出力画像領
域調整方法の一例のフローを示すフローチャートであ
る。
【図5】 (a)および(b)は、本発明の出力画像領
域調整方法の他の例のフローを示すフローチャートであ
る。
【図6】 (a)〜(d)は、本発明の画像処理方法の
他の例を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 デジタルフォトプリンタ 12 スキャナ 14 画像処理装置 16 プリンタ 18 操作系 20 ディスプレイ 40 データ処理部 42 Log変換器 44 プレスキャンメモリ 46 本スキャンメモリ 48 プレスキャン処理部 50 本スキャン処理部 52,56 画像データ処理部 54,58 画像データ変換部 60 条件設定部 62 セットアップ部 64 キー補正部 66 パラメータ統合部 68 出力画像領域設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AA09 AA15 AA18 AB01 AC08 BA03 BA07 BB10 BD06 CA01 CA02 CB16 CB20 2H110 AC02 AC14 BA13 BA16 CD05 5C076 AA02 AA21 AA22 BA06 CA02 CA10 CA11 CB02 9A001 HH24 HH28 HH34 JJ35

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像から出力画像を得るために、入力
    画像の画像領域の中から出力画像領域を定めた後、所定
    の出力画像サイズに適合した出力画像データを得る画像
    処理方法であって、 画像表示された入力画像の画像領域の中から出力不要領
    域を少なくとも1つ設定し、 前記入力画像の画像領域の中から、設定された前記出力
    不要領域を含まない出力画像領域を定め、 この出力画像領域の画像サイズに応じて電子変倍率を定
    め、 この電子変倍率より電子変倍処理を行って前記出力画像
    領域内の出力画像データを得ることを特徴とする画像処
    理方法。
  2. 【請求項2】前記出力画像領域は、前記出力不要領域を
    含まない前記入力画像の画像領域の内、最大の矩形領域
    であり、あるいは、この最大の矩形領域と、前記入力画
    像の画像領域の内、前記出力不要領域を含まない少なく
    とも1つ以上の矩形領域とからなる出力画像領域候補の
    中から定められる請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】前記出力画像領域は、前記入力画像から自
    動的に抽出された主要被写体を含む画像領域である請求
    項1または2に記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】前記出力不要領域は、指写り領域、カブリ
    領域、フィルム傷領域、しみ領域、ほこり付着領域、塵
    付着領域および不要と判断された画像領域の少なくとも
    1つを含む領域である請求項1〜3のいずれかに記載の
    画像処理方法。
  5. 【請求項5】前記入力画像に含まれるフィルム傷領域、
    ほこり付着領域、または塵付着領域を自動的に抽出して
    画像の修復が可能か判断し、画像の修復が不可能な場
    合、この抽出された領域を囲む出力不要領域を自動的に
    設定する請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理方
    法。
  6. 【請求項6】前記出力画像領域および前記出力画像は矩
    形形状を成し、 前記出力画像領域の画像サイズの縦横比が、前記出力画
    像サイズの縦横比と同じ値に設定される請求項1〜5の
    いずれかに記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】入力画像から出力画像を得るために、入力
    画像の画像領域内から出力画像領域を定めた後、所定の
    画像処理を施して、所定の出力画像サイズに適合した出
    力画像データを得る画像処理装置であって、 入力画像を表示する画像表示部と、 画像表示された入力画像から出力不要領域を設定し、こ
    の入力画像の画像領域の中から、設定された前記出力不
    要領域を含まない出力画像領域を定める出力画像領域設
    定部と、 前記出力画像領域設定部で定められた前記出力画像領域
    の画像サイズに応じて電子変倍率を定めて少なくとも電
    子変倍処理を行う画像データ処理部とを備えることを特
    徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】前記出力画像領域設定部は、前記出力不要
    領域を含まない前記入力画像領域の内、最大の矩形領域
    を出力画像領域と定め、あるいはこの最大の矩形領域
    と、前記入力画像の画像領域の内、前記出力不要領域を
    含まない少なくとも1つ以上の矩形領域とからなる出力
    画像領域候補の中から出力画像領域を定める請求項7に
    記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】前記出力画像領域設定部は、前記入力画像
    から撮影された主要被写体を自動的に抽出し、この抽出
    された主要被写体を含む前記出力画像領域を定める請求
    項7または8に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】前記出力画像領域設定部は、入力画像に
    含まれるフィルム傷領域、ほこり付着領域、または塵付
    着領域を抽出して画像の修復が可能か判断し、画像の修
    復が不可能な場合、この抽出された領域を囲む出力不要
    領域を設定する請求項7〜9のいずれかに記載の画像処
    理装置。
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