JP4096697B2 - 車両のキーインタロックケーブルの配索構造 - Google Patents

車両のキーインタロックケーブルの配索構造 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は車両のキーインタロックケーブルの配索構造に係り、特に、センタコンソールの幅及び高さを拡大することなく、シフト装置の前側に2個の容器を車両幅方向に並べて収容し得る2個の凹部を形成した容器収容部材を配置できる車両のキーインタロックケーブルの配索構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両には、搭載した内燃機関に連結される自動変速機を切換えるシフト装置を車室のセンタコンソールに設けているものがある。自動変速機のシフト装置には、キーインタロック装置のキーインタロックケーブルの一端側を接続して設けている。キーロックインタケーブルは、前側に延ばして他端側をステアリングコラムに取付けたキーシリンダのロック部材に接続している。
【0003】
また、センタコンソールには、シフト装置の前側に容器収容部材を装着して設けているものがある。容器収容部材は、飲料水等の容器を収容する下側に突形状の凹部を有している。前記シフト装置に接続されて前側に延びるキーインタロックケーブルは、容器収容部材を避けるように配索している。
【0004】
従来の車両のキーインタロックケーブルの配索構造には、ブレーキペダル用のペダルブラケットに設けた係合孔部にキーインタロックケーブルを支持するクランプを係合させてキーインタロックケーブルの途中を固定し、ヒータユニット固定用のスタッドボルトにキーインタロックケーブルを支持するクリップを共締めしてキーインタロックケーブルの途中を固定したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、従来の容器収容部材には、センタコンソールのシフトレバーの後方に配置されて容器を収容する凹部を有する収容部材と、この収容部材上方位置に移動させる移動手段とを備えたものがある(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−103250号公報(第3頁、図1、図2)
【特許文献2】
特開2002−67809号公報(第3〜4頁、図2、図5、図6)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の従来のキーインタロックケーブルの配索構造には、図10〜図12に示す如く構成されるものがある。図において、202は図示しない車両の車室、204はフロアパネル、206はインストルメントパネル、208はセンタコンソール、210は空調ユニット、212はエアバッグ用コントローラ、214はハーネス、216はステアリングサポートメンバ、218はサイドブラケット、220はセンタブラケット、222はステアリングホイール、224はステアリングコラム、226はコラムブラケットである。
【0007】
この車両は、車室202の運転席(図10においては左側)と助手席(図10においては右側)との間の車両幅方向中央のフロアパネル204上のセンタコンソール208内に、図示しない自動変速機のシフト装置228を配置している。シフト装置228は、図12に示す如く、ベース部材230に立設したブラケット232にシフトレバー234を揺動可能に軸支し、このシフトレバー234のシフト操作により自動変速機のレンジを切換える。また、シフトレバー234は、シフトノブ236のノブボタン238を押し放し操作によりデテントピン240を進退動させ、特定のシフト位置(例えば、パーキング位置)からの移動を許容阻止される。
【0008】
このシフト装置228には、キーインタロック装置242を設けている。キーインタロック装置242は、ノブボタン238の押し操作によるデテントピン240の下側への進動により一端側を押されて、ロックプレート回転軸244を中心に他端側を上側に回動されるキーロックプレート246を設けている。このキーロックプレート246の回動は、キーインタロックケーブル248によりステアリングコラム224のコラムブラケット226に取付けたキーシリンダ250に伝達されてロック部材(図示せず)を作動させ、キーシリンダ250に差し込まれているイグニションキーの回転を阻止する。
【0009】
キーインタロックケーブル248は、アウタケース252とインナケーブル254とからなり、アウタケース252の一端側をキーロックプレート246の前側且つ下側に位置させてブラケット232に取付けたアウタ固定部256に固定して設け、このアウタケース252から後側且つ上側に傾斜して引き出されたインナケーブル254の一端側をアウタ固定部256よりも上側に位置されるキーロックプレート246の他端側のインナ接続部258に接続して設けている。
【0010】
これにより、キーインタロックケーブル248は、一端側をシフト装置228の比較的高い位置に接続され、他端側を前下がりに延ばして配置している。
【0011】
一方、シフト装置228の前側には、図10・図11に示す如く、インストルメントパネル206内の下方のセンタブラケット220間のフロアパネル204にエアバッグ用コントローラ212を配置し、エアバッグ用コントローラ212の前側のインストルメントパネル206内に空調ユニット210を配置している。
【0012】
したがって、キーインタロックケーブル248は、前側には配置されたエアバッグ用コントローラ212との干渉を避けるために、軸線を車両幅方向の一側にオフセットして配置している。
【0013】
このように、前下がりに延びるキーインタロックケーブル248を接続されるとともに前側にエアバッグ用コントローラ212を配置したシフト装置228の前側のセンタコンソール208に、2個の容器を車両幅方向に並べて収容し得る凹部を有する容器収容部材(図示せず)を配置する場合には、前側に延びるキーインタロックケーブル248が干渉することになる。
【0014】
このため、2個の凹部を有する容器収容部材とキーインタロックケーブル248とを車両幅方向に並設するためには、センタコンソール208の幅が不足してしまい、幅を大きくしなければならない不都合があった。
【0015】
また、センタコンソール208の幅の拡大を回避するために、前下がりに延びるキーインタロックケーブル248の上側に2個の凹部を有する容器収容部材を配置した場合には、センタコンソール208の上面位置を高くしなければならず、高さの拡大によりシフト装置228の操作性が悪化する不都合があった。
【0016】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述の不都合を除去するために、車両のセンタコンソールにシフト装置を配置して設け、このシフト装置に接続されて前側へ延びるキーインタロックケーブルを設け、容器を収容する下側に突形状の凹部を有する容器収容部材を設け、この容器収容部材を前記センタコンソールの前記シフト装置よりも前側に装着した車両のキーインタロックケーブルの配策構造において、前記シフト装置は前記キーインタロックケーブルのインナケーブルを接続するインナ接続部とアウタケースを固定するアウタ固定部とを有し、前記キーインタロックケーブルの前記インナ接続部と前記アウタ固定部との間を結ぶ軸線を前記センタコンソールの車両幅方向における略中央に位置させて設け、前記容器収容部材は前記凹部を前記キーインタロックケーブルの軸線を挟んで車両幅方向に2個並設し、この2個の凹部の間を連絡する連絡部を上側に持ち上げてこの連絡部の下側に空間部を形成して設け、この空間部に前記キーインタロックケーブルの軸線の一部を通過させるように配置したことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
この発明の車両のキーインタロックケーブルの配索構造は、キーインタロックケーブルのインナケーブルを接続するシフト装置のインナ接続部とアウタケースを固定するシフト装置のアウタ固定部との間を結ぶ軸線を、センタコンソールの車両幅方向における略中央に位置させて設け、キーインタロックケーブルの軸線を挟んで車両幅方向に2個並設した容器収容部材の凹部の間を連絡する連絡部を上側に持ち上げて、この連絡部の下側に形成した空間部にキーインタロックケーブルの軸線の一部を通過させるように配置したことにより、2個の凹部を形成した容器収容部材とキーインタロックケーブルとを車両幅方向に並設しても、センタコンソールの幅が不足することがなく、また、キーインタロックケーブルの上側に2個の凹部を形成した容器収容部材を配置しても、センタコンソールの上面位置を高くする必要がない。
【0018】
【実施例】
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。図1〜図6は、この発明の第1実施例を示すものである。図5・図6において、2は図示しない車両の車室、4はフロアパネル、6はインストルメントパネル、8はセンタコンソール、10は空調ユニット、12はエアバッグ用コントローラ、14はハーネス、16は図示しないステアリングサポートメンバのセンタブラケット、18はステアリングホイール、20はステアリングコラム、22はコラムブラケットである。
【0019】
この車両は、車室2の運転席(図6においては左側)と助手席(図6においては右側)との間の車両幅方向中央のフロアパネル4上であって、センタコンソール8内に図示しない自動変速機のシフト装置24を配置している。シフト装置24の車両前後方向における前側には、インストルメントパネル6内の下方のセンタブラケット16間のフロアパネル4上にエアバッグ用コントローラ12を配置し、このエアバッグ用コントローラ12の前側のインストルメントパネル6内に空調ユニット10を配置している。
【0020】
シフト装置24は、フロアパネル4に固設したベース部材26にブラケット28を立設し、このブラケット28に軸支したレバー揺動軸30にシフトレバー32の下端を固設し、シフトレバー32を揺動可能に軸支して設けている。シフトレバー32は、上側をインジケータ34を挿通して、センタコンソール8の後側の上面36に取付けたシフト装置用カバー38のシフトレバー用開口部40から上方に突出させて設けている。シフトレバー32の上端には、シフトノブ40を設け、このシフトノブ40にノブボタン42を設けている。
【0021】
シフト装置24は、図2に示す如く、レバ−揺動軸30にシフトアーム44の上端を固設している。シフトアーム44は、下側をベース部材26の下方に挿通して、レバ−揺動軸30により下端を前後方向に揺動可能に設けている。シフトアーム44の下端には、シフトケーブル46の一端側を接続して設けている。シフトケーブル46の他端側は、図示しない自動変速機のシフト部材に接続して設けている。
【0022】
前記シフトレバー32内には、ノブボタン42に上端を当接されるシフトロッド(図示せず)を軸方向移動可能に設けている。シフトロッドの下端には、図4に示す如く、デテントピン48を取付けて設けている。デテントピン48は、シフトレバー32の下端側の径方向対称位置に形成した軸方向に延びる一対の長孔50からレバー揺動軸30と平行に突出され、図示しないスプリングにより常時上方に付勢されている。
【0023】
前記ブラケット28には、図4に示す如く、シフトレバー32の揺動方向と平行にデテントプレート52を立設している。デテントプレート52には、シフトレバー32の各シフト位置に対応して、デテントピン48が係合離脱される段部開口54を形成して設けている。この段部開口54は、シフトレバー32のパーキング位置Pとリバース位置Rとニュートラル位置Nとドライブ位置Dと2速位置2と1速位置Lとに対応させて、パーキング用段部54−Pとリバース用段部54−Rとニュートラル用段部54−Nとドライブ用段部54−Dと2速用段部54−2と1速用段部54−Lとを順次に形成している。
【0024】
シフト装置24は、シフトレバー32のノブボタン42の押し放し操作によりシフトロッドを介してデテントピン48を車両上下方向における上下側に進退動させ、デテントプレート52の各段部54−P、54−R、54−N、54−D、54−2、54−Lにデテントピン48を係合離脱させ、シフトレバー32を各シフト位置P、R、N、D、2、Lにシフト操作することにより、シフトケーブル46とシフト部材を介して自動変速機のレンジを切換える。
【0025】
このシフト装置24には、キーインタロック装置56を設けている。キーインタロック装置56は、図3に示す如く、デテントピン48近傍のシフトレバー32の前側にロックプレート回転軸58をレバー揺動軸30と平行にブラケット28に取付け、このロックプレート回転軸58を中心に、シフトレバー32の一側(図1においては上側)に近接して、キーロックプレート60を回動可能に軸支して設けている。
【0026】
キーロックプレート60には、ロックプレート回転軸58よりも車両前後方向における後側の一端側に、シフトレバー32がパーキング位置Pにある場合のデテントピン48が位置されるピン用窪部62を設け、このピン用窪部62の一側に進動されるデテントピン48が係合する進動用係合部64を設け、ピン用窪部62の他側に退動されるデテントピン48が係合する退動用係合部66を設けている。
【0027】
キーロックプレート60は、シフトレバー32のノブボタン42の押し操作により下側に進動されるデテントピン48により進動用係合部64を下側に押され、他端側を上側に回動される。また、キーロックプレート60は、シフトレバー30のノブボタン42の放し操作により上側に退動されるデテントピン48により退動用係合部66を上側に押され、他端側を下側に回動される。
【0028】
前記シフトレバー32には、デテントピン48が進動する方向の長孔50下側の外周面に、キーロックプレート60に向かってガイドピン68を突設している。キーロックプレート60の進動用係合部64には、ガイドピン68とデテントピン48との間を通り、シフトレバー32の図3に矢印で示すシフト操作方向に延びる円弧形状のガイド部70を設けている。
【0029】
このガイド部70には、回動するキーロックプレート60に対して近接するガイドピン68を収容するピン用開口部72と、このピン用開口部72に連通してガイドピン68の移動を許容するピン用溝部74とを形成して設けている。
【0030】
ピン用開口部72は、シフトレバー32がパーキング位置Pにある場合のデテントピン48の進動時に、回動されるキーロックプレート60にガイドピン68が干渉しないように収容する。また、ピン用溝部74は、ピン用開口部72に連通して、シフトレバー32のパーキング位置Pから他のシフト位置へのシフト操作時に、レバー揺動軸30を中心に移動されるガイドピン68と係合して案内する。ピン用溝部74は、レバー揺動軸30を中心とする円弧形状に形成して設けている。
【0031】
キーロックプレート60には、ロックプレート回転軸58よりも前側且つ下側の他端側に、ロックプレート回転軸58と平行に係合ピン76を突設している。キーロックプレート60の下側には、キーロックプレート60の回転を反転するカムプレート78を設けている。カムプレート78は、ロックプレート回転軸58よりも下側であって、ロックプレート回転軸58と平行にブラケット28に取付けられたカムプレート回転軸80を中心に、回転可能に軸支して設けている。
【0032】
カムプレート78には、カムプレート回転軸80よりも上側の一端側に長孔82を形成して設けている。長孔82には、キーロックプレート60の係合ピン76を係合することによりキーロックプレート60とカムプレート78とを連結し、カムプレート78の一端側をキーロックプレート60の他端側に連絡して設けている。カムプレート78には、カムプレート回転軸80よりも下側の他端側にインナ接続部84を設けている。インナ接続部84には、キーインタロックケーブル86の一端側を接続して設けている。
【0033】
キーインタロックケーブル86は、図1・図2に示す如く、アウタケース88とインナケーブル90とからなる。前記カムプレート78のカムプレート回転軸80よりも前側のベース部材26には、アウタ固定部92を設けている。キーインタロックケーブル86は、アウタケース88の一端側を、カムプレート78のインナ接続部84よりも前側且つ上側に位置させてアウタ固定部92に固定ナット94により固定して設け、このアウタケース88から後側且つ下側に傾斜して引き出されたインナケーブル90の一端側を、カムプレート78のインナ接続部84にインナ接続具96を介して接続して設けている。
【0034】
これにより、キーインタロックケーブル86は、カムプレート78のインナ接続部84からアウタ固定部92に向かって、軸線Cを前側且つ上側に傾斜して延設される。
【0035】
また、キーインタロックケーブル86は、図6に示す如く、他端側を、コラムブラケット22に取付けられたキーシリンダ98のロック部材(図示せず)に接続して設けている。キーインタロックケーブル86は、アウタケース88の他端側をコラムブラケット22に設けた図示しないアウタ固定部に固定ナットにより固定して設け、このアウタケース88から引き出されたインナケーブル90の他端側をキーシリンダ98のロック部材(図示せず)に接続して設けている。
【0036】
このキーインタロック装置56は、シフトレバー32のノブボタン42によりデテントピン48を進動させてキーロックプレート60を回動させ、キーロックプレート60に連結されたカムプレート78に回転を反転して伝達し、カムプレート78によりキーインタロックケーブル86のインナケーブル90を引き出す方向にストローク動作させ、キーシリンダ98のロック部材を作動させる。
【0037】
前記シフト装置24を配置したセンタコンソール8には、図5・図6に示す如く、シフト装置24よりも前側の上面36に容器収容部材100を装着して設けている。容器収容部材100は、長四角板形状の上板部102の長手方向両側に円形状孔部104・104を夫々形成して設け、この2つの円形状孔104・104を連通する溝形状孔部106を形成して設けている。
【0038】
上板部102には、2つの円形状孔部104・104周囲の下側に筒形状の周板部108・108を夫々形成して設け、2つの周板部108・108の各下端を覆う底板部110・110を形成して設けている。これにより、容器収容部材100は、円形状孔104・104と周板部108・108と底板部110・110とにより、図示しない容器を収容する2つの凹部112・112を形成して設けている。
【0039】
また、上板部102には、2つの円形状孔104・104を連通する溝形状孔部106両側縁の下側に前記周板部108・108の下端に達しない長さの2枚の側板部114・114を対向して形成して設け、2枚の側板部114・114の各下端を接続する下板部116を形成して設けている。これにより、容器収容部材100は、溝形状孔部106と側板部114・114と下板部116とにより、2つの凹部112・112の間を連絡する連絡部118を形成して設けている。
【0040】
容器収容部材100は、2個の凹部112・112の間を連絡する連絡部118を下板部116を凹部112・112の底板部110・110よりも上側に持ち上げて、連絡部118の下板部116の下側のフロアパネル4との間に空間部120を形成して設けている。この容器収容部材100は、シフト装置24よりも前側のセンタコンソール8の上面36に、2個の凹部112・112を車両幅方向に並設して、上板部102を装着して設けている。
【0041】
前記シフト装置24は、キーインタロックケーブル86のインナケーブル90を接続するインナ接続部84とアウタケース88を固定するアウタ固定部92とを有している。前記キーインタロックケーブル86は、図1に示す如く、インナ接続部84とアウタ固定部92との間を結ぶ軸線Cを、センタコンソール8の車両幅方向における略中央の空間部120に位置させて設けている。
【0042】
また、前記容器収容部材100は、図1に示す如く、凹部112・112をキーインタロックケーブル86の軸線Cを挟んで車両幅方向に2個並設している。容器収容部材100は、図2に示す如く、この2個の凹部112・112の間を連絡する連絡部118を上側に持ち上げて、この連絡部118の下側に空間部120を形成して設け、この空間部120にキーインタロックケーブル86の軸線Cの一部を通過させるように配置して設けている。この空間部120には、アウタ固定部92を挿入して配置して設けている。
【0043】
次に作用を説明する。
【0044】
キーインタロック装置56は、シフト装置24のシフトレバー32がパーキング位置Pにあり、ノブボタン42が押し操作された場合に、デテントピン48が下側に進動してパーキング用段部48−Pから離脱するとともに、進動するデテントピン48がキーロックプレート60の一端側の進動用係合部64に係合して他端側のガイド部70を下側に回転させる。ガイド部70を下側に回転されるキーロックプレート60は、係合ピン76と長孔82との係合によりに連結されたたカムプレート78の下側のインナ接続部84を後側に回転させる。
【0045】
これにより、キーインタロック装置56は、キーインタロックケーブル86のアウタケース88からインナケーブル90を後側に示す引き出す方向にストローク動作され、キーシリンダ98のロック部材を作動させ、キーシリンダ98に差し込まれているイグニションキー(図示せず)の回転を阻止する。
【0046】
また、キーインタロック装置56は、キーインタロックケーブル86のアウタケース88からインナケーブル90が示す引き出れた状態において、シフトレバー32のガイドピン68がキーロックプレート60のガイド部70のピン用開口部72に導入位置され、この状態からシフトレバー32をパーキング位置P以外のシフト位置にシフト操作すると、ガイドピン68がキーロックプレート60のガイド部70のピン用溝部74に係合して移動される。
【0047】
これにより、キーインタロック装置56は、キーインタロックケーブル86のインナケーブル90を引き出した状態に維持し、キーシリンダ98のロック部材を作動状態に維持する。
【0048】
このキーインタロックケーブル86の配索構造は、図2に示す如く、カムプレート78のインナ接続部84からアウタ固定部92に向かって、キーインタロックケーブル86の軸線Cを前側且つ上側に傾斜して延設していることにより、シフト装置24の前側の空間を拡大することができ、キーインタロックケーブル86とエアバッグ用コントローラ12との干渉を避けることができる。
【0049】
前記シフト装置24は、図1に示す如く、キーインタロックケーブル86のインナ接続部84とアウタ固定部92との間を結ぶ軸線Cをセンタコンソール8の車両幅方向における略中央の空間部120に位置させて設けている。シフト装置24の前側に配置される容器収容部材100は、キーインタロックケーブル86の軸線Cを挟んで車両幅方向に2個の凹部112・112を並設している。
【0050】
容器収容部材100は、図2に示す如く、この2個の凹部112・112の間を連絡する連絡部118の下側に空間部120を形成して設け、この空間部120にキーインタロックケーブル86の軸線Cの一部を通過させるように配置して設けている。
【0051】
これにより、このキーインタロックケーブル86の配索構造は、2個の凹部112・112を形成した容器収容部材100とキーインタロックケーブル86とを車両幅方向に並設しても、センタコンソール8の幅が不足することがなく、また、キーインタロックケーブル86の上側に2個の凹部112・112を形成した容器収容部材100を配置しても、センタコンソール8の上面36位置を高くする必要がない。
【0052】
このため、このキーインタロックケーブル86の配索構造は、センタコンソール8の幅及び高さを拡大することなく、シフト装置24の前側に2個の容器を車両幅方向に並べて収容し得る2個の凹部112・112を形成した容器収容部材100を配置することができる。
【0053】
このキーインタロックケーブル86の配索構造は、容器収容部材100の2個の凹部112・112の間を連絡する連絡部118の下側に形成した空間部120に、アウタ固定部92を挿入して配置して設けている。
【0054】
このため、このキーインタロックケーブル86の配索構造は、アウタ固定部92を空間部120外に配置する場合と比較して、センタコンソール8の高さ方向を削減することができる。
【0055】
図7は、第2実施例を示すものである。第2実施例のキーインタロックケーブル86の配索構造は、シフト装置24のアウタ固定部92と干渉しないように、容器収容部材100の2個の凹部112・112を、車両前後方向に相互にずらしながら車両幅方向の中央側(キーインタロックケーブル86の軸線C側)に接近させて形成して設けたものである。
【0056】
第2実施例のキーインタロックケーブル86の配索構造は、第1実施例の2個の凹部112・112を車両幅方向に並設した容器収容部材100が装着されるセンタコンソール8の幅L1よりも、2個の凹部112・112を車両前後方向に相互にずらしながら車両幅方向の中央側に接近させて形成したことにより、容器収容部材100が装着されるセンタコンソール8の幅L2を小さくすることができ(L1>L2)、車室2の空間を拡大することができ、有効利用を果たすことができる。
【0057】
図8は、第3実施例を示すものである。第3実施例のキーインタロックケーブル86の配索構造は、容器収容部材100の2個の凹部112・112を連絡する連絡部118の下板部116に、キーインタロックケーブル86のアウタケース88を固定するアウタ固定部92を、ボルト及びナットからなる固定具122により固定して設けたものである。
【0058】
第3実施例のキーインタロックケーブル86の配索構造は、容器収容部材100の連絡部118に、キーインタロックケーブル86のアウタ固定部92を固定して設けたことにより、ベース部材26とアウタ固定部92との間に他部品の配設スペースを確保することができ、空間の有効利用を果たすことができる。
【0059】
図9は、第4実施例を示すものである。第3実施例のキーインタロックケーブル86の配索構造は、容器収容部材100の2個の凹部112・112に収容される2つの容器Aが互いに接して容器中心線Pが傾斜するように、2個の凹部112・112を互いに傾斜させながら連絡して形成して設け、この連絡した2個の凹部112・112を車両幅方向一側(図9においては右側)に偏らせて形成して設け、センタコンソール8と車両幅方向他側の1個の凹部112との間に空間部120を形成して設けたものである。
【0060】
第4実施例のキーインタロックケーブル86の配索構造は、容器収容部材100の2個の凹部112・112を互いに傾斜させながら連絡して形成して設けたことにより、センタコンソール8の幅を小さくすることができ、また、2個の連絡した凹部112・112を車両幅方向一側に偏らせて形成して設け、センタコンソール8と車両幅方向他側の1個の凹部112との間に空間部120を形成して設けたことにより、この空間部120を利用してキーインタロックケーブル86を配置することができる。
【0061】
【発明の効果】
このように、この発明の車両のキーインタロックケーブルの配索構造は、2個の凹部を形成した容器収容部材とキーインタロックケーブルとを車両幅方向に並設しても、センタコンソールの幅が不足することがなく、また、キーインタロックケーブルの上側に2個の凹部を形成した容器収容部材を配置しても、センタコンソールの上面位置を高くする必要がない。
このため、このキーインタロックケーブルの配索構造は、センタコンソールの幅及び高さを拡大することなく、シフト装置の前側に2個の容器を車両幅方向に並べて収容し得る2個の凹部を形成した容器収容部材を配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示すキーインタロック装置の平面図である。
【図2】第1実施例を示す図1のII−II線による断面図である。
【図3】第1実施例を示すキーインタロック装置のシフト装置側の要部側面図である。
【図4】第1実施例を示すシフト装置の要部側面図である。
【図5】第1実施例を示すインストルメントパネルとセンタコンソールとの組立状態の斜視図である。
【図6】第1実施例を示すキーインタロック装置の斜視図である。
【図7】第2実施例を示すキーインタロック装置の平面図である。
【図8】第3実施例を示すキーインタロック装置の断面図である。
【図9】第4実施例を示すセンタコンソールの車両幅方向の断面図である。
【図10】従来例を示すキーインタロック装置の斜視図である。
【図11】従来例を示すキーインタロック装置の要部斜視図である。
【図12】従来例を示すキーインタロック装置の要部側面図である。
【符号の説明】
2 車室
4 フロアパネル
6 インストルメントパネル
8 センタコンソール
12 エアバッグ用コントローラ
24 シフト装置
32 シフトレバー
42 ノブボタン
48 デテントピン
52 デテントプレート
54 段部開口
56 キーインタロック装置
60 キーロックプレート
78 カムプレート
84 インナ接続部
86 キーインタロックケーブル
88 アウタケース
90 インナケーブル
92 アウタ固定部
98 キーシリンダ
100 容器収容部材
112 凹部
118 連絡部
120 空間部

Claims (2)

  1. 車両のセンタコンソールにシフト装置を配置して設け、このシフト装置に接続されて前側へ延びるキーインタロックケーブルを設け、容器を収容する下側に突形状の凹部を形成した容器収容部材を設け、この容器収容部材を前記センタコンソールの前記シフト装置よりも前側に装着した車両のキーインタロックケーブルの配策構造において、前記シフト装置は前記キーインタロックケーブルのインナケーブルを接続するインナ接続部とアウタケースを固定するアウタ固定部とを有し、前記キーインタロックケーブルの前記インナ接続部と前記アウタ固定部との間を結ぶ軸線を前記センタコンソールの車両幅方向における略中央に位置させて設け、前記容器収容部材は前記凹部を前記キーインタロックケーブルの軸線を挟んで車両幅方向に2個並設し、この2個の凹部の間を連絡する連絡部を上側に持ち上げてこの連絡部の下側に空間部を形成して設け、この空間部に前記キーインタロックケーブルの軸線の一部を通過させるように配置したことを特徴とする車両のキーインタロックケーブルの配策構造。
  2. 前記空間部には前記アウタ固定部を挿入して配置したことを特徴とする請求項1に記載の車両のキーインタロックケーブルの配策構造。
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