JP4094948B2 - 繊維を含む親油性連続相を有する化粧品組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、フラット繊維(flat fibres)を含む化粧品組成物、特に顔および人の身体の両方の皮膚、唇、および爪、睫毛、眉毛または毛髪のような表面成長体のメイクアップ組成物に関する。
本発明に係る組成物は、顔の肌用の製品(着色したまたはそれ以外のファンデーション)のようなメイクアップ組成物、チーク用メイクアップまたはアイシャドウ、着色したまたはそれ以外のリップ用製品、コンシーラー、ブラッシャー、着色したまたはそれ以外のマスカラ、アイライナー、眉用のメイクアップ製品、リップまたはアイペンシル、着色したまたはそれ以外のネイル用製品、身体用のメイクアップ製品、毛髪用のメイクアップ製品(ヘアマスカラまたはラッカー)、または皮膚の欠陥を隠すための組成物のような皮膚用ケア組成物とすることができる。この組成物は、ケラチン物質に適用するのにそのままで用いることも、また、例えば、メイクアップを修正するために、ケラチン物質に既に堆積したメイクアップの上に適用してもよい(この組成物は、一般的にトップコートと呼ばれるトップ製品として適用される)。
メイクアップ組成物は、メイクアップアクセサリー(支持体)、例えば付け爪、付け睫毛、人工頭髪、ウィッグ、皮膚や唇に付着するパステル(pastille)またはパッチ(ビューティースポットタイプ)の上に適用することもできる。
メイクアップ製品において、繊維を、特にマスカラにおけるその延び効果のため(JP-A-57/158714参照)、リップスティックにおけるその保湿特性のため(US-A-5498407参照)、リップの端におけるリップスティックの輪郭を改善するため(EP-A-0106762)、または壊れた爪の修復のため(FR-A-1529329)、あるいは皮膚用ケア製品においてその滑らかな感触のため(JP-A-7/196440)に使用することが知られている。不運なことに、均質かつ塊を形成することなく組成物に繊維を分散させることは非常に困難であり、化粧品組成物および特にメイクアップ組成物において、一般に均質でなくかつあまり美的でなく、あまりシャープでない輪郭を有する堆積、特にメイクアップをケラチン物質上に与える。さらに、繊維の分散が不十分であることによる繊維の塊は、組成物の視覚的外観を変更する。
さらに、このような分散の困難性は、一定でなくあまり再現性のない化粧特性を有する組成物を生じ、一般に工業的製造の問題と高い製造コストをもたらす。
米国特許第5498407号明細書
それゆえ、本発明の目的は、上記欠点を示さず、均質に分散される繊維を含む局所用組成物を提供することである。
本願発明者らは、フラット繊維、すなわち断面が平らにされた形状を有する繊維が、化粧品組成物中に非常に容易に取り込まれ、組成物中で均質に分散されることを見出した。
組成物へのフラット繊維の取り込みは、組成物の化粧品特性を損なうことなく、寒冷および温暖な両方の条件下で、非常に容易に行うことができる。特に、組成物中における繊維の良好な均質性は、製品の外観を変化させない。組成物の視覚的外観を変更することなく、組成物中に大量のフラット繊維を取り込むことが可能である。
ケラチン物質に適用された組成物は、適用後に形成された堆積および組成物におけるフラット繊維の均質な分散により、触感に滑らかな感触を示す堆積を形成する。それゆえ、組成物は、滑らかな、ひび割れた、または粒状の感触に異なる感触を与え、かくして消費者が目新しいものを求めることを満足させる。
さらに、フラット繊維は、組成物、および特に、堆積が皮膜形成ポリマーを含む場合に、ケラチン物質に適用した後に形成される堆積の機械的強化の特性を提供する。特に、組成物は、機械的耐性の良好な特性を示す堆積を形成する:堆積は、摩擦、衝撃、および掻くことに対して非常に耐性である。また、堆積は、水(特に入浴またはシャワーの際)、雨、涙、汗および皮脂に対して非常に耐性である。かくして、フラット繊維は、ケラチン物質上に堆積の優れた保持を与える。
皮膚に適用されたフラット繊維を含む組成物は、皮膚の欠陥を良好に隠すことを可能にする。
また、フラット繊維は、明るい視覚的効果も付与する。透明または半透明のキャリアー中に調合された場合には、当該組成物はケラチン物質上に既に堆積されたメイクアップの上にトップコートとして適用されてもよく、かくしてメイクアップの外観を修正することができる。
さらに、組成物を異国民の肌のような黒っぽい肌に適用した場合、メイクアップの特定の色彩効果がはっきりと認識できる。
より正確には、本発明の主題は、親油性連続相を有する局所適用のための組成物、特にフラット繊維を含有する、親油性連続相を有するメイクアップ化粧品組成物である。
また、本発明の主題は、ケラチン物質に対する上記組成物の適用を含む、ケラチン物質にメイクアップを適用する、またはケラチン物質をケアする美容方法にも関する。
また、本発明の主題は、親油性連続相を含む化粧品組成物における、当該組成物をケラチン物質に適用した後に得られる堆積および/または前記組成物を機械的に強化するためのフラット繊維の使用である。
また、本発明の主題は、ケラチン物質にメイクアップを適用する美容方法であって、ケラチン物質に、化粧品に許容される媒体中に少なくとも一つの着色物質を含む第一化粧品組成物の第一層(ベース層とも呼ばれる)を適用し、次いで、前記第一層の少なくとも一部に、化粧品に許容される親油性連続媒体中にフラット繊維を含む第二化粧品組成物の第二層を適用することを含み、ここで第一組成物は、第二組成物中に存在するフラット繊維を含まない美容方法である。
また、本発明の主題は、
−化粧品に許容される媒体中に少なくとも一つの着色物質を含む第一組成物、および、
−化粧品に許容される親油性連続媒体中にフラット繊維を含む第二組成物
を含み、
ここで第一組成物は第二組成物中に存在するフラット繊維を含まず、第一および第二組成物が別個の容器に収容されている、メイクアップキットである。
また本発明の主題は、上記メイクアップアクセサリーのような、メイクアップが適用される支持体であり、上記メイクアップ適用方法に従って得ることができ、かつ前記支持体に適用されるメイクアップを含む支持体である。
表現“繊維”は、長さLが直径Dより大きいようなLとDを有する対象を意味すると解されるべきであり、ここでDは繊維の断面が内接するする円の直径である。特に、比率L/D(すなわち形状係数)は、1.2から2500、好ましくは1.5から500、さらに好ましくは1.6から150の範囲から選択される。
表現“フラット繊維”は、その横断面(繊維の長さ方向の軸に対して垂直な断面)が、長い方の長さL1と短い方の長さL2(L2は繊維の厚みに対応する)とを有し、長い方の長さL1/短い方の長さL2(L1/L2)[比率L1/L2は扁平率とも呼ばれる]が4より大きい、好ましくは7より大きいような繊維を意味すると解される。特に、L1/L2は、4から15、好ましくは6から12、さらに好ましくは7から10の範囲である。かくして、繊維の横断面は平坦な形状を有する。有利に、より長い長さL1とより短い長さL2はそれぞれ軸X1とX2とを規定し、軸X1は軸X2に対して実質的に垂直である。より長い長さL1は、上記繊維の直径Dに対応する。かくして、フラット繊維は、リボンまたはタリアテッレの形態で提供することができる。
特に、フラット繊維は、実質的に長方形、卵形、または楕円形の横断面を有することができる。
本発明の組成物に用いることができる繊維は、合成または有機物由来の繊維、特に合成ポリマーの繊維とすることができる。これらは、短くても長くても、単一(すなわちモノフィラメント)または組織化された、例えば編まれたもの(すなわちマルチフィラメント)、中空または中実、好ましくは中実、であってもよい。繊維がマルチフィラメント繊維である場合には、各フィラメントは異なる化学組成のものであってもよく、また、異なる色を有していてもよい:異なる色を有するマルチフィラメント繊維は、かくして得られる。特に、これらの末端は、傷つけることを避けるために平滑および/または滑らかである。有利に、フラット繊維は水に不溶性である。
フラット繊維は、繊維の長さLの軸に沿ってねじれていてもよい。フラット繊維がねじれていない場合には、観る角度によって色を示す;この角度以外では、繊維は透明または白色である。ねじれたフラット繊維は、その部分に関して、観察角度によらず色を示す。
特に、繊維は、1μmから10mm、好ましくは0.1mmから5mm、さらに好ましくは0.3mmから3.5mmの範囲の長さを有する。これらの断面(平坦な断面)は、2nmから500μm、好ましくは100nmから100μm、さらに好ましくは1μmから70μmの範囲の直径を有する円に含まれ得る。繊維の重量または繊度は、しばしばデニールまたはデシテックス(decitex)で与えられ、重量を、グラムで9kmの糸について示す。好ましくは、本発明に係る繊維は、0.15から30デニール、さらに好ましくは0.18から18デニールの範囲から選択される繊度を有する。
繊維は、織物の製造において用いられるものとすることができ、特にレーヨン繊維、ポリアミド(ナイロン(登録商標))繊維、ビスコース繊維、アセテート繊維、特にレーヨンアセテート繊維、ポリ(p-フェニレン-テレフタルアミド)(またはアラミド)繊維、特にケブラー(登録商標)繊維、アクリルポリマー繊維、特にポリメチルメタクリレート繊維またはポリ-2-ヒドロキシエチルメタクリレート繊維、ポリオレフィン繊維および特にポリエチレンまたはポリプロピレン繊維、ポリテトラフルオロエチレン繊維(例えばテフロン(登録商標))、ポリビニルまたはポリ塩化ビニリデン繊維、ポリフッ化ビニリデン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリアクリロニトリル繊維、ポリウレタン繊維、ポリエステル繊維、例えばポリエチレンテレフタレートおよびポリエチレンナフタレート、およびポリカーボネート繊維とすることができる。
さらに、繊維は、表面処理されていてもそれ以外でもよく、また、保護層で被覆されていてもそれ以外でもよい。
本発明に係る組成物で用いることができる繊維は、好ましくはポリエステル、アクリルポリマーおよびポリアミド繊維である。
本発明に係る組成物の特定の実施態様によれば、フラット繊維はポリマーの多層構造を有する繊維であり、前記層は、当該層に従って異なって回折および散乱する、光線の干渉による色彩効果の生成を可能にするものである。かくして、係る繊維は観る角度および光の入射によって変化する色を有し、かつ、光沢を付与し得る。ポリマーのマルチラメラ構造を有する繊維は、特にEP-A-921217、EP-A-686858、およびUS-A-5472798に記載されている。
マルチラメラ構造は、少なくとも二つの層を含み、各層は、他方の層とは独立してまたはそれ以外で、少なくとも一つの合成ポリマーからなる。
フラット繊維は、種々の屈折率を有するポリマーの交互の個々の層から形成されうる;各層は、その長さLの方向に、繊維の主軸の方向に平行な平面(P)内に存在する。種々の層のそれぞれの厚みに従って、種々の色が得られる。一般に、構造は、低屈折率および高屈折率の交互の層からなる。かくして、繊維の長さLの軸の方向の横断面では、繊維は少なくとも第一ポリマーおよび第二ポリマーの交互の層を含む多層構造を有する。
繊維の多層部は、ポリマーの少なくとも5つの個々の層、特に5から120層、好ましくは少なくとも10層、特に10から70層、さらに好ましくは10から50層を含み得る。
第一および第二のポリマーの各層は、互いから独立して、0.02μmから0.3μm、好ましくは0.05μmから0.15μmの範囲の厚みd、dをそれぞれ有する。
有利に、繊維に存在するポリマーは、1.30から1.82の範囲、さらに好ましくは1.35から1.75の範囲の屈折率を有する。特に、第一および第二のポリマーは、屈折率n/屈折率n(n/n)が1.1から1.4の範囲となるような、屈折率nおよびnをそれぞれ有する。
有利に、n、n、d、dは、以下の式を満たす。
λ=2(n+n)=2n[d+d(n/n)]
ここで、λは光学干渉により形成された繊維の色の波長(μmで表示)であり(反射スペクトルのピークの波長);dとdはμmで表される。
多層構造を有するフラット繊維は、好ましくは、スペクトルλL=1/2の半値幅が0<λL=1/2<200nmの範囲内であるような反射スペクトルを有する。
特に好ましい繊維を構成するポリマーが、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネートのようなポリエステル;ポリメチルメタクリレートのようなアクリルポリマー;ポリアミドである。
ポリエチレンテレフタラートは、エチレングリコールを用いたテレフタル酸の重縮合により得られる。モノマーの全重量に対して、0から30重量%、好ましくは0から15重量%、さらに好ましくは0から10重量%の別のコモノマーを含むことができる。
特に、ポリエチレンテレフタラートは、ポリエチレンテレフタラート中に存在するジカルボン酸モノマーの全重量に対して、0.3から10mol%、好ましくは0.5から5mol%の金属塩で中和されたスルホン酸基を含むジカルボン酸モノマーを含んでもよい。
金属塩で中和されたスルホン酸基は、式-SOMの基である。ここで、Mは金属、好ましくはアルカリまたはアルカリ土類金属、より好ましくはナトリウム、カリウムまたはリチウムである。
金属塩で中和されたスルホン酸基を含むジカルボン酸モノマーの例として、5-スルホイソフタル酸のナトリウム塩、5-スルホイソフタル酸のカリウム塩、5-スルホイソフタル酸のリチウム塩、およびこれらのメチルジエステル、3,5-ジ(β-ヒドロキシエトキシカルボニル)ベンゼンスルホン酸ナトリウム、3,5-ジ(β-ヒドロキシエトキシカルボニル)ベンゼンスルホン酸カリウム、3,5-ジ(β-ヒドロキシエトキシカルボニル)ベンゼンスルホン酸リチウム、4-スルホナート-2,6-ナフタル酸メチルジエステルナトリウム、4-スルホナート-2,6-ナフタル酸メチルジエステルカリウム、4-スルホナート-2,6-ナフタル酸メチルジエステルリチウム、2,6-ジカルボキシナフタレン-4-スルホン酸ナトリウム、2,6-ジカルボキシナフタレン-1-スルホン酸ナトリウム、3-スルホナート-2,6-ナフタル酸メチルジエステル、4,8-ジスルホナート-2,6-ナフタル酸メチルジエステルナトリウム、2,6-ジカルボキシナフタレン-4,8-ジスルホン酸ナトリウム、2,5-ビス(ヒドロキシエトキシ)-ベンゼンスルホン酸ナトリウム、スルホコハク酸ナトリウム、およびこれらの混合物を用いることができる。5-スルホイソフタル酸メチルジエステルナトリウム、5-スルホイソフタル酸のナトリウム塩、および3,5-ジ(β-ヒドロキシエトキシカルボニル)ベンゼンスルホン酸ナトリウムを好ましく使用することができる。
ポリエチレンナフタラートは、2,6-ナフタル酸または2,7-ナフタル酸と、エチレングリコールとの重縮合によって得られる。それゆえ、ポリエチレンナフタラートは、ポリエチレン-2,6-ナフタラートまたはポリエチレン-2,7-ナフタラート、好ましくはポリエチレン-2,6-ナフタラートである。
ポリエチレンナフタラート中に存在するジカルボン酸モノマーの全重量に対して、0.3から5mol%の上記金属塩で中和されたスルホン酸基を含むジカルボン酸モノマーを含むことができる。
上記ジカルボン酸とは異なる付加的なジカルボン酸、ポリエチレングリコールとは異なる付加的なジオールのような別のコモノマーが、ポリエチレンテレフタラートまたはポリエチレンナフタラート中に存在してもよい。
付加的なジカルボン酸は、イソフタル酸、ビフェニルジカルボン酸、ジフェニルエーテルの4,4'-ジカルボン酸、ジフェニルメタンの4,4'-ジカルボン酸、ジフェニルスルホンの4,4'-ジカルボン酸、1,2-ジフェノキシエタンの4,4'-ジカルボン酸、2,5-ピリジンジカルボン酸、2,6-ナフタレンジカルボン酸、2,7-ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルケトンのジカルボン酸のような芳香族ジカルボン酸;マロン酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸のような脂肪族ジカルボン酸;デカリンのジカルボン酸のような脂環式ジカルボン酸;β-ヒドロキシエトキシ安息香酸、パラ-ヒドロキシ安息香酸およびヒドロキシプロピオン酸のようなヒドロキシカルボン酸から選択することができる。
付加的なジオールは、特に、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコールのような脂肪族ジオール;ヒドロキノン、カテコール、ナフタレンジオール、レゾルシノール、ビスフェノールAのような芳香族ジオール;シクロヘキサンジメタノールのような脂環式ジオールから選択することができる。
また、別のコモノマーは、トリメリト酸、ピロメリト酸、トリカルバリル酸のような多価カルボン酸;グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパンおよびペンタエリトリトールのような多価アルコールから選択することができる。
ポリメチルメタクリラートは、ポリマーの酸価が好ましくは3より大きい、特に3から20の範囲、さらには4から15の範囲であるような酸モノマーを含むことができる。かかる酸モノマーは、アクリル酸(メタクリル酸)またはマレイン酸とすることができる。
ポリアミドは、化学組成が当業者に周知であるナイロン6、ナイロン6-6、ナイロン6-12、ナイロン11、ナイロン12から選択することができる。
有利に、フラット繊維の多層構造において、第一ポリマーがポリエチレンテレフタラート、ポリエチレンナフタラート、ポリカーボナートのようなポリエステル、特に上記のものから選択され;第二ポリマーがポリメチルメタクリラートのようなアクリルポリマーおよびポリアミド、特に上記のものから選択される。
多層構造を有するフラット繊維は、層ポリマーから選択ポリマーを含む保護ポリマーを含むことができる。好ましくは、保護層のポリマーは、1.35から1.55の範囲の屈折率を有することができる。
保護層の厚みは、多層部のポリマーの層の厚みよりも大きくてもよい。
保護層の厚みは、2μmから10μmの範囲、好ましくは2μmから7μmの範囲とすることができる。
繊維が、表面に、保護層を含む場合には、この保護層は扁平率を算出するために考慮される。
保護層のポリマーとして、特に、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン/プロピレンコポリマー、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレンコポリマー、テトラフルオロエチレン/エチレンコポリマー、テトラフルオロエチレン/テトラフルオロプロピレンコポリマー、ポリビニリデンフルオリド、ポリペンタデカフルオロオクチルアクリラート、ポリフルオロエチルアクリラート、ポリトリフルオロイソプロピルメタクリラート、ポリトリフルオロエチルメタクリラート、ポリエチルアクリラート、ポリエチルメタクリラートを用いることができる。また、ポリジメチルシラン、ポリジメチルシロキサンのようなシリコーンポリマー;ポリウレタンを用いることもできる。
フラット繊維は、長方形のダイを用いたポリマーの押し出し、次いで得られた糸を所望の長さに切断することにより、周知の方法で得ることができる。
フラット繊維として、TEIJIN社から“Morphotex”<Teijin Tetron Morphotex>の商品名で市販されている干渉繊維を用いることができる。かかるフラット繊維は、EP-A-921217に記載されており、その内容を本願に参照として含めることとする。
フラット繊維は、本発明に係る組成物、特にトップ組成物中に、組成物の全重量に対して0.01から50重量%、好ましくは0.1から30重量%、さらに好ましくは0.3から20重量%の範囲の量で存在することができる。
フラット繊維を含む本発明の組成物は、ヒトの皮膚、唇および/または表面成長体に適用される製品の形態で提供することができる。それゆえ、化粧品に許容できる媒体、すなわち、ヒトの体と顔の両方の皮膚、爪、髪、睫毛および眉毛のようなあらゆるケラチン物質と適合する媒体を含む。
本発明によれば、この媒体は親油性の、すなわち一以上の脂肪物質または有機溶媒であって、水と不混和性または室温(25℃)で水に50重量%未満の混和性であり、室温(一般に25℃)で液状、ペースト状または固形状である連続相を含む。特に、この媒体は、任意に増粘もしくはゲル化された油相中の懸濁物、分散物または溶液、または親油性有機溶媒;ワックス状相における懸濁物または分散物;クリームまたはペーストの形態の油中水(W/O)または多重(O/W/O)エマルション;無水ゲルまたは油性フォーム;乳化ゲル;二相または多相ローション;スプレー;パウダー;無水ペーストの形態を含む、または提供される。当業者は、一方では使用する成分の性質、特にキャリアーへの溶解性、およびその一方で組成物に企図される適用を考慮して、一般的な知識に基づいて、適切なガレン形態(galenic form)および調製方法を選択することができる。
それゆえ、組成物は、しばしば油と呼ばれる、室温かつ大気圧条件下で液状の脂肪物質、水と不混和性の有機溶媒、ロウ、ゴム、粘性脂肪物質またはこれらの成分の混合物を含む親油性連続相を含む。この連続相は、組成物の全重量の0.5から99.99%を占めることができる。
本発明に係るキットでは、ベース組成物と呼ばれる第一組成物が、化粧品に許容できる媒体として、水性媒体または有機溶媒を含むことができる。
本発明で用いることのできる、しばしば油と呼ばれる、室温で液状の脂肪性物質としては、ペルヒドロスクアレンのような動物由来の炭化水素油;植物炭化水素油、例えばヘプタン酸またはオクタン酸のトリグリセリドのような4から10の炭素原子を有する脂肪酸の液状トリグリセリド、またはヒマワリ油、トウモロコシ油、ダイズ油、グレープシード油、ゴマ油、アプリコット油、マカダミア油、ヒマシ油およびアボカド油、カプリル/カプリン酸のトリグリセリド、ホホバ油、シアバター;鉱物または合成由来の直鎖または分枝鎖状の炭化水素、例えばパラフィン油とその誘導体、ワセリン、ポリデセン、パーラームのような水素化ポリイソブテン;特に8から26の炭素原子を有する脂肪酸または脂肪アルコールの合成エステルおよびエーテル、例えばパーセリン油、イソプロピルミリスタート、2-エチルヘキシルパルミタート、2-オクチルドデシルステアラート、2-オクチルドデシルエルカート、イソステアリルイソステアラート;ヒドロキシル化された脂肪酸または脂肪アルコールのエステル、イソステアリルラクタート、オクチルヒドロキシステアラート、オクチルドデシルヒドロキシステアラート、ジイソステアリルマラート、トリイソセチルシトラート、脂肪アルコールのヘプタノアート、オクタノアート、デカノアート;ポリオールエステル、例えばプロピレングリコールジオクタノアート、ネオペンチルグリコールジヘプタノアート、ジエチレングリコールジイソノナノアート;およびペンタエリトリトールエステル;12から26炭素原子を有する脂肪アルコール、例えばオクチルドデカノール、2-ブチルオクタノール、2-ヘキシルデカノール、2-ウンデシルペンタデカノール、オレイルアルコール;部分的に炭化水素および/またはシリコーンをベースとするフッ化油;シリコーン油、例えば揮発性またはそれ以外の、直鎖または環状の、室温で液状またはペースト状のポリメチルシロキサン(PDMS)、例えば任意にフェニル基を含むシクロメチコーン、ジメチコーン、例えばフェニルトリメチコーン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルメチルジメチルトリシロキサン、ジフェニルジメチコーン、フェニルジメチコーン、ポリメチルフェニルシロキサン;これらの混合物を挙げることができる。
これらの油は、脂肪相の全重量に対して0から99.99重量%を占めることができる。
本発明に係る組成物の親油性連続相は、一以上の化粧品に許容できる有機溶媒を含むこともできる(許容できる寛容性、毒性および感触)。これらの有機溶媒は、組成物の全重量の0から90%を占めることができ、親油性有機溶媒、両親媒性溶媒またはこれらの混合物からなる群から選択することができる。本発明の組成物に用いられる有機溶媒として、メチル、エチル、ブチル、アミル、2-メトキシエチルまたはイソプロピルアセタートのような酢酸エステル;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンのようなケトン;炭化水素、例えばトルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン;5から10の炭素原子を有するアルデヒド;少なくとも3の炭素原子を有するエーテル、およびこれらの混合物を挙げることができる。
本発明に係る組成物、またはベースおよび/またはトップ組成物の一つが、エマルションの形態で提供される場合には、任意に、組成物の全重量に対して、好ましくは0から30重量%、特に0.01から30重量%の量で界面活性剤をさらに含むことができる。
企図される適用に従って、本発明に係る組成物、そして特に第一および/または第二組成物は、被膜形成ポリマーをさらに含むことができる。被膜形成ポリマーは、組成物の親油性連続相に粒子の形態で可溶化または分散されたポリマーであってもよい;これはまたは水性相に可溶化または分散されてもよい。組成物は、これらのポリマーの混合物を含むことができる。
被膜形成ポリマーは、本発明に係る組成物中に、またはベースおよび/またはトップ組成物の一つ中に、組成物の全重量に対して0.1から60重量%、好ましくは0.5から40重量%、さらに好ましくは1から30重量%の範囲のポリマー乾燥物質含量で存在することができる。
本願では、表現“被膜形成ポリマー”は、それ自身または被膜形成助剤の存在下で、支持体、特にケラチン物質上に、連続かつ付着性の被膜を形成することが可能なポリマーを意味すると解される。
本発明の組成物において用いることができる被膜形成ポリマーの中では、フリーラジカル型または重縮合型の合成ポリマー、天然由来のポリマー、およびこれらの混合物を挙げることができる。
フリーラジカル被膜形成ポリマーという表現は、(重縮合とは対照的に)各モノマーが単独重合することができる、特にエチレン性不飽和を有するモノマーの重合により得られたポリマーを意味すると解される。フリーラジカル型の被膜形成ポリマーは、特にビニルポリマーまたはコポリマー、特にアクリルポリマーとすることができる。
ビニル被膜形成ポリマーは、少なくとも一つの酸基を有するエチレン性不飽和モノマー、および/またはこれらの酸モノマーのエステル、および/またはこれらの酸モノマーのアミドの重合から得ることができる。
酸基を有するモノマーとして、α,β-エチレン性不飽和カルボン酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸またはイタコン酸を用いることができる。好ましくはアクリル酸(メタクリル酸)とクロトン酸、さらに好ましくはアクリル酸(メタクリル酸)を用いることができる。
酸モノマーのエステルは、有利に、アクリル酸(メタクリル酸)のエステル(アクリラート(メタクリラート)とも呼ばれる)、特にアルキル、特にC−C30、好ましくはC−C20、アルキルアクリラート(メタクリラート)、アリール、特にC−C10アリールアクリラート(メタクリラート)、ヒドロキシアルキル、特にC−Cヒドロキシアルキルアクリラート(メタクリラート)から選択される。
アルキルアクリラート(メタクリラート)の中では、メチルメタクリラート、エチルメタクリラート、ブチルメタクリラート、イソブチルメタクリラート、2-エチルヘキシルメタクリラート、ラウリルメタクリラートおよびシクロヘキシルメタクリラートを挙げることができる。
ヒドロキシアルキルアクリラート(メタクリラート)の中では、ヒドロキシエチルアクリラート、2-ヒドロキシプロピルアクリラート、ヒドロキシエチルメタクリラートおよび2-ヒドロキシプロピルメタクリラートを挙げることができる。
アリールアクリラート(メタクリラート)の中では、ベンジルアクリラートおよびフェニルアクリラートを挙げることができる。
特に好ましいアクリル酸(メタクリル酸)のエステルは、アルキルアクリラート(メタクリラート)である。
本発明によれば、エステルのアルキル基は、フッ化または過フッ化されていてもよく、すなわち一部または全部のアルキル基の水素原子がフッ素原子で置換されていてもよい。
酸モノマーのアミドとしては、例えばアクリルアミド(メタクリルアミド)、特にC−C12アルキルの特にN-アルキルアクリルアミド(メタクリルアミド)を挙げることができる。N-アルキルアクリルアミド(メタクリルアミド)の中では、N-エチルアクリルアミド、N-t-ブチルアクリルアミド、N-t-オクチルアクリルアミドおよびN-ウンデシルアクリルアミドを挙げることができる。
また、ビニル被膜形成ポリマーは、ビニルエステルとスチレンモノマーとから選択されたモノマーの単独重合または共重合からもたらされる。特に、これらのモノマーは、上述したような、酸モノマーおよび/またはそれらのエステルおよび/またはそれらのアミドを用いて重合されうる。
ビニルエステルの例としては、ビニルアセタート、ビニルネオデカノアート、ビニルピバラート、ビニルベンゾアートおよびビニルt-ブチルベンゾアートを挙げることができる。
スチレンモノマーとしては、スチレンおよびアルファ-メチルスチレンを挙げることができる。
記載したモノマーのリストは限定的でなものではなく、アクリルおよびビニルモノマー(シリコーン鎖によって修飾されたモノマーを含む)のカテゴリーに含められる当業者に公知のあらゆるモノマーを用いることができる。
被膜形成重縮合物の中では、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエステルアミド、ポリアミド、およびエポキシエステル樹脂およびポリウレアを挙げることができる。
ポリウレタンは、アニオン性、カチオン性、非イオン性または両性ポリウレタン、ポリウレタン-アクリル、ポリウレタン-ポリビニル-ピロリドン、ポリエステル-ポリウレタン、ポリエーテル-ポリウレタン、ポリウレア、ポリウレア-ポリウレタン、およびこれらの混合物から選択することができる。
ポリエステルは、ジカルボン酸とポリオール、特にジオールとの重縮合により、公知の方法で得ることができる。
ジカルボン酸は、脂肪族、脂環族、または芳香族とすることができる。例えば、そのような酸:シュウ酸、マロン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、2,2-ジメチルグルタル酸、アゼライン酸、スベリン酸、セバシン酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、フタル酸、ドデカンジオン酸(dodecanedioic acid)、1,3-シクロヘキサンジカルボン酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸、イソフタル酸、テレフタル酸、2,5-ノルボルナンジカルボン酸、ジグリコール酸、チオジプロピオン酸、2,5-ナフタレンジカルボン酸、および2,6-ナフタレンジカルボン酸を挙げることができる。これらのジカルボン酸モノマーは、単独で、または少なくとも二つのジカルボン酸モノマーと組み合わせて用いることができる。これらのモノマーの中では、フタル酸、イソフタル酸、およびテレフタル酸を選択することが好ましい。
ジオールは、脂肪族、脂環族、または芳香族ジオールから選択することができる。ジオールは、好ましくは、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,3-プロパンジオール、シクロヘキサンジメタノール、および4-ブタンジオールから選択されるものを用いることができる。別のポリオールとしては、グリセロール、ペンタエリトリトール、ソルビトール、トリメチロールプロパンを用いることができる。
ポリエステルアミドは、二酸とジアミンまたはアミノアルコールとの重縮合により、ポリエステルと同様の方法で得ることができる。ジアミンとして、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、メタ-またはパラ-フェニレンジアミンを用いることができる。アミノアルコールとしては、モノエタノールアミンを用いることができる。
ポリエステルは、さらに、少なくとも一つの-SOM基を有する少なくとも一つのモノマーを含むことができる。ここでMは、水素原子、アンモニウムイオンNH または金属イオン、例えばNa、Li、K、Mg2+、Ca2+、Cu2+、Fe2+またはFe3+イオンを示す。また、特にかかる-SOM基を含む二官能性芳香族モノマーを用いることもできる。
上記-SOM基をさらに有する二官能性芳香族モノマーの芳香環は、例えば、ベンゼン、ナフタレン、アントラセン、ジフェニル、オキシジフェニル、スルホニルジフェニル、およびメチレンジフェニル環から選択することができる。また、-SOM基をさらに有する二官能性芳香族モノマーの例として、スルホイソフタル酸、スルホテレフタル酸、スルホフタル酸、4-スルホナフタレン-2,7-ジカルボン酸を挙げることができる。
イソフタラート/スルホイソフタラートをベースとするコポリマーの使用、特にジエチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、イソフタル酸およびスルホイソフタル酸の縮合により得られるコポリマーの使用が好ましい。かかるポリマーは、例えば、Eastman Chemical Products社からEastman AQ(登録商標)の商品名で市販されている。
天然由来の任意に修飾されたポリマーは、シェラック樹脂、サンダラックガム、ダンマー、エレミ、コーパル、水不溶性セルロースポリマー、例えばニトロセルロース、セルロースアセタート、セルロースアセトブチラート、セルロースアセトプロピオナート、エチルセルロース、およびこれらの混合物から選択することができる。
本発明に係る組成物の第一の実施態様によれば、被膜形成ポリマーは、液状脂肪相に分散した表面安定化粒子の形態で存在することもできる。被膜形成ポリマー粒子は、5nmから600nm、特に20nmから300nmの範囲のサイズを有することができる。これらの分散物を調製する技術は、当業者に周知である。安定化剤の存在下における、液体脂質相中の被膜形成ポリマーの分散物は、特に、EP-A-749746、EP-A-923928、EP-A-930060に記載されており、その内容を本願に参照として含める。
本発明に係る組成物の第二の実施態様によれば、被膜形成ポリマーは、液体脂肪相中に可溶化される;被膜形成ポリマーは脂溶性ポリマーであると言われる。
脂溶性ポリマーの例としては、以下の式(I):
Figure 0004094948
に相当するポリマーを挙げることができる。
ここで、
−Rは、飽和した、直鎖または分枝鎖状の、1から19の炭素原子を有する炭化水素鎖を示す;
−Rは、以下:
a)-O-CO-R、RはRと同じ意味を有するが、同一コポリマー中のRとは異なる、
b)-CH-R、Rは飽和した、直鎖または分枝鎖状の、5から25炭素原子を有する炭化水素鎖を示す、
c)-O-R、Rは2から18の炭素原子を有する飽和した炭化水素鎖を示す、
d)-CH-O-CO-R、Rは飽和した、直鎖または分枝鎖状の、1から19の炭素原子を有する炭化水素鎖を示す、
−Rは、Rが基a)、b)またはc)を示す場合には水素原子を示し、Rが基d)を示す場合にはメチル基を示す、
当該コポリマーは、飽和した直鎖または分枝鎖状の炭化水素鎖が少なくとも7の炭素原子を有する、ユニット(Ia)またはユニット(Ib)から誘導された少なくとも一つのモノマーを少なくとも15重量%含む必要がある。
式(I)のコポリマーは、少なくとも一つのビニルエステル(ユニットIaに相当)と、α-オレフィン、アルキルビニルエーテル、またはアリルまたはメタリルエステルのような少なくとも一つの多のモノマー(ユニットIbに相当)との共重合から得られる。
ユニット(Ib)では、Rが上記のような基-CH-R、-O-Rまたは-CH-O-CO-Rから選択される場合には、式(I)のコポリマーは、50から95mol%の少なくとも一つのユニット(Ia)と5から50mol%の少なくとも一つのユニット(Ib)とからなる。
式(I)のコポリマーは、少なくとも一つのビニルエステルと、これとは異なる少なくとも一つの他のビニルエステルとの共重合から得ることができる。この場合には、これらのコポリマーは、10から90mol%の少なくとも一つのユニット(Ia)と、10から90mol%の少なくとも一つのユニット(Ib)(Rが基-O-CO-Rを示す)とからなるものとすることができる。
式(Ia)の単位、またはRが基-O-CO-Rを示す式(Ib)の単位に導くビニルエステルの中では、ビニルアセタート、ビニルプロピオナート、ビニルブタノアート、ビニルオクタノアート、ビニルデカノアート、ビニルラウラート、ビニルステアラート、ビニルイソステアラート、ビニル2,2-ジメチルオクタノアートおよびビニルジメチルプロピオナートを挙げることができる。
=-CH-Rである式(Ib)のユニットを導くα-オレフィンの中では、1-オクテン、1-ドデセン、1-オクタデセン、1-エイコセンおよび22から28の炭素原子を有するα-オレフィンの混合物を挙げることができる。
=-O-Rである式(Ib)のユニットを導くアルキルビニルエーテルの中では、エチルビニルエーテル、n-ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、デシルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテル、セチルビニルエーテルおよびオクタデシルビニルエーテルを挙げることができる。
=-CH-O-CO-Rである式(Ib)のユニットを導くアリルまたはメタリルエステルの中では、アリルおよびメタリルアセタート、プロピオナート、ジメチルプロピオナート、ブチラート、ヘキサノアート、オクタノアート、デカノアート、ラウラート、2,2-ジメチルペンタノアート、ステアラートおよびエイコサノアートを挙げることができる。
式(I)のコポリマーは、分子量を実質的に増加させる、ある種の架橋剤を用いて架橋されてもよい。
この架橋は、共重合の際に実施され、架橋剤は、ビニル型またはアリルまたはメタリル型のいずれかとすることができる。これらの中では、特にテトラアリルオキシエタン、ジビニルベンゼン、ジビニルオクタンジオアート、ジビニルドデカンジオアートおよびジビニルオクタデカンジオアートを挙げることができる。
本発明に係る組成物で用いることができる式(I)の種々のコポリマーの中では、ビニルアセタート/アリルステアラート、ビニルアセタート/ビニルラウラート、ビニルアセタート/ビニルステアラート、ビニルアセタート/オクタデセン、ビニルアセタート/オクタデシルビニルエーテル、ビニルプロピオナート/アリルラウラート、ビニルプロピオナート/ビニルラウラート、ビニルステアラート/1-オクタデセン、ビニルアセタート/1-ドデセン、ビニルステアラート/エチルビニルエーテル、ビニルプロピオナート/セチルビニルエーテル、ビニルステアラート/アリルアセタート、ビニル2,2-ジメチルオクタノアート/ビニルラウラート、アリル2,2-ジメチルペンタノアート/ビニルラウラート、ビニルジメチルプロピオナート/ビニルステアラート、アリルジメチルプロピオナート/ビニルステアラート、0.2%のジビニルベンゼンで架橋されたビニルプロピオナート/ビニルステアラート、0.2%のジビニルベンゼンで架橋されたジメチルプロピオナート/ビニルラウラート、0.2%のテトラアリルオキシエタンで架橋されたビニルアセタート/オクタデシルビニルエーテル、0.2%のジビニルベンゼンで架橋されたビニルアセタート/アリルステアラート、0.2%のジビニルベンゼンで架橋されたビニルアセタート/1-オクタデセン、および0.2%のジビニルベンゼンで架橋されたアリルプロピオナート/アリルステアラートを挙げることができる。
脂溶性被膜形成ポリマーとしては、脂溶性ホモポリマー、特に9から22の炭素原子を有するビニルエステルまたはアルキルアクリラートまたはメタクリラート(ここで、アルキル基は10から20の炭素原子を有する)の単独重合により得られるものを挙げることができる。
かかる脂溶性ホモポリマーは、ポリビニルステアラート、ジビニルベンゼン、ジアリルエーテルまたはジアリルフタラートを用いて架橋されたポリビニルステアラート、ポリステアリルアクリラート(メタクリラート)、ポリビニルラウラート、ポリラウリルアクリラート(メタクリラート)から選択することができ、これらのポリアクリラート(メタクリラート)は、エチレングリコールまたはテトラエチレングリコールジメタクリラートを用いて架橋されてもよい。
上記脂溶性コポリマーおよびホモポリマーは、公知であり、またFR-A-2262303に記載されている;これらは2000から500000、好ましくは4000から200000の重量平均分子量を有することができる。
本発明で使用することができる脂溶性被膜形成ポリマーとしては、上記a)に記載したポリオレフィンロウとは異なるポリアルキレン、特にC−C20アルケンのコポリマー、例えばポリブテン、飽和または不飽和の、直鎖または分枝鎖のCからCアルキル基を有するアルキルセルロース、例えばエチルセルロースまたはプロピルセルロース、ビニルピロリドン(VP)のコポリマー、特にビニルピロリドンと、CからC40、好ましくはCからC20アルケンとのコポリマーも挙げることができる。本発明で用いることができるVPコポリマーの例としては、VP/ビニルアセタート、VP/エチルメタクリラート、ブチル化ポリビニルピロリドン(PVP)、VP/エチルメタクリラート/メタクリル酸、VP/エイコセン、VP/ヘキサデセン、VP/トリアコンテン(triacontene)、VP/スチレンおよびVP/アクリル酸/ラウリルメタクリラートコポリマーを挙げることができる。
被膜形成ポリマーは、特にネイルエナメル、マスカラ、アイライナー、眉毛、髪用、特にヘアスタイリング用ラッカー組成物を含むタイプの組成物を調製することが望まれる場合に用いられる。
被膜形成ポリマーは、被膜形成助剤と組み合わされてもよい。かかる助剤は、所望の機能を満たすことができるとして当業者に公知のあらゆる化合物から選択することができ、特に可塑剤および合着剤(coalescent)から選択することができる。
本発明にかかる組成物、またはベースおよび/またはトップ組成物の一つは、連続相に分散または乳化された形態で水性相、アルコール性相または水性-アルコール性相を含むこともできる。この相は、水、アルコール、水とアルコールまたはアセトンとの混合物を含むことができる。アルコールは、特に2から5の炭素原子を有する直鎖状または分枝鎖状の低級モノアルコール、例えばエタノールまたはプロパノール、ポリオール、例えばグリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール、ペンテノール(penthenol)、ペンチレングリコール、ポリエチレングリコールである。この水性相は、組成物の重量の0から90%を占めることができる。さらに、CエーテルおよびC−Cアルデヒドを含むことができる。
本発明にかかる組成物、またはベースおよび/またはトップ組成物の一つは、当該技術分野、特に化粧品および皮膚科学の分野で通常用いられる全ての成分をさらに含むことができる。これらの成分は、特に、防腐剤、増粘剤、香料、親水性または親油性活性剤、およびこれらの混合物から選択される。これらの種々の成分の量は、当該技術分野で通常用いられる量、例えば組成物の全重量の0.01から20%である。
本発明の組成物、またはトップ組成物は、さらに、組成物の全重量の0から48%(特に0.01から48%)、好ましくは0.01から30%、さらに好ましくは0.02から20%の量で存在させることができる付加的な粒子相を含むことができ、この相は、化粧品組成物で用いられる顔料および/またはパールエッセント剤および/またはフィラーを含むことができる。
顔料という表現は、液体脂肪相に不溶性の、組成物を着色および/または不透明にする、白色または着色した、無機または有機粒子を意味すると解するべきである。フィラーという表現は、無色または白色の、鉱物または合成の、ラメラまたは非ラメラ粒子を意味すると解されるべきである。パールエッセント剤という表現は、貝中の一部の軟体動物によって生成される、または合成された反射(irridescent)粒子を意味すると解されるべきである。これらのフィラーおよびパールエッセント剤は、特に、組成物の質感を変更するように機能する。
顔料は、組成物中に、組成物の重量に対して、0から25重量%(特に0.01から25重量%)、好ましくは0.01から15重量%、さらに好ましくは0.02から5重量%の量で存在させることができる。本発明で用いることができる鉱物顔料としては、酸化チタン、ジルコニウムまたはセリウム、および酸化亜鉛、鉄またはクロム、およびフェリックブルーを挙げることができる。本発明で用いることができる有機顔料としては、カーボンブラック、およびバリウム、ストロンチウム、カルシウムおよびアルミニウムラッカーまたはジケトピロロピロール(DPP)(EP-A-542669、EP-A-787730、EP-A-787731およびWO-A-96/08537に記載)を挙げることができる。
パールエッセント剤は、組成物の全重量に対して、0から25重量%(特に0.01から25重量%)、好ましくは0.01から15重量%、さらに好ましくは0.02から5重量%の量で組成物中に存在させることができる。本発明で用いることができるパールエッセント剤の中では、酸化チタン、酸化鉄、天然顔料またはオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、例えば着色マイカチタンを挙げることができる。
フィラーは、組成物の全重量に対して、0から48重量%、好ましくは0.01から30重量%、さらに好ましくは0.02から20重量%の量で存在させることができる。特に、タルク、ステアリン酸亜鉛、マイカ、カオリン、ポリアミド粉末(Nylon(登録商標))(Atochem社のOrgasol(登録商標))、ポリエチレン粉末、テトラフルオロエチレンポリマーの粉末(Teflon(登録商標))、デンプン、窒化ホウ素、ポリマーマイクロスフェア、例えばExpancel(登録商標)(Nobel Industrie社)のようなポリビニリデンクロリド/アクリロニトリルのもの、アクリル酸コポリマー(Dow Corning社のPolytrap(登録商標))、およびシリコーン樹脂のマイクロビーズ(例えば、Toshiba社のTospearls(登録商標))、弾性オルガノポリシロキサンを挙げることができる。
組成物は、組成物の全重量に対して、0から6重量%(特に0.01から6重量%)、好ましくは0.01から3重量%の範囲の量で、水溶性または脂溶性着色剤を含むこともできる。脂溶性着色剤は、例えば、スーダンレッド、DCレッド17、DCグリーン6、β-カロテン、ダイズ油、スーダンブラウン、DCイエロー11、DCバイオレット2、DCオレンジ5、キノリンイエローである。水溶性着色剤は、例えば、ビートジュースまたはメチレンブルーである。
本発明にかかるメイクアップキットおよび方法の好ましい形態では、ベース組成物は着色物質で着色されており、トップ組成物は、フラット繊維の色をマスキングしないように実質的に透明な媒体を含むことができる。ケラチン物質へのベース組成物の適用、次いでトップ組成物の適用により、ベース組成物で得られた着色層の上にわたって分散したフラット繊維を明白に表すメイクアップをもたらす。それによって、フラット繊維の色とベース層の色との間にコントラストが観察される。
メイクアップキットおよび方法の第一ベース組成物中に存在する着色物質は、上記の量の、水溶性または脂溶性顔料、パールエッセント剤、および上記着色剤から選択することができる。
本発明の組成物、またはベースおよび/またはトップ組成物の一つは、一以上のゴムおよび/または一以上のロウを含むことができる。ロウは、炭化水素ベース、フッ化および/またはシリコーンベースであってもよく、また植物、動物、鉱物および/または合成由来のものでもよい。特に、ロウは、25℃より高い、好ましくは45℃より高い融点を有する。
本発明の組成物において用いることができるロウとしては、ミツロウ、カルナウバまたはキャンデリラロウ、パラフィン、マイクロクリスタリンロウ、セレシンまたはオゾケライト;合成ロウ、例えばポリエチレンまたはフィッシャートロプシュロウ、シリコーンロウ、例えば16から45の炭素原子を有するアルキルまたはアルコキシジメチコーンを挙げることができる。
ゴムは、一般に、高分子量のPDMSまたはセルロースゴムまたは多糖であり、ペースト状の物質は一般に炭化水素化合物、例えばラノリンおよびその誘導体またはPDMSである。
固形物質の性質および量は、所望の機械特性および質感に依存する。ガイドとしては、組成物、またはベースおよび/またはトップ組成物の一つは、組成物の全重量に対して0から50重量%、好ましくは1から30重量%のロウを含むことができる。
この組成物は、クリーム、軟膏、流体ローション、ソフトペースト(特に、錐体/平面ジオメトリーで10分測定後、200s−1の剪断速度で0.1から40Pa.sの大きさの、25℃における動粘度を有するペースト)、または軟膏の外観を有することができる。
本発明にかかる組成物は、またはベースおよび/またはトップ組成物の一つは、化粧品に通常用いられる成分、例えばビタミン、増粘剤、微量元素、エモリエント、金属イオン封鎖剤、香料、アルカリ化または酸性化剤、防腐剤、UVスクリーニング剤、またはこれらの混合物を含むこともできる。
当然、当業者であれば、本発明にかかる組成物の有利な特性が、企図される添加により損なわれないよう、または実質的に損なわれないよう、これらの任意添加化合物、および/またはその量を選択するのに注意を払うであろう。
本発明の組成物、特にベースおよびトップ組成物は、化粧品または皮膚科学の分野で通常用いられる調製方法に従って得ることができる。
有利に、ベースおよびトップ組成物は、きめの細かいブラシ、きめの粗いブラシ、フェザー、スポンジまたは不織物質(紙、パッチ)のような同一または異なる適切な適用手段を伴う別個の区画または容器に収容される。
フラット繊維を含むトップ組成物は、ベース層の一端に、または真ん中に、または不連続に、はっきりとしたまたはぼんやりとした輪郭で、不規則的または規則的に分散された、特に幾何学的、対称的または非対称的モチーフの形状(例えば、点、四角、円、星の形状)で、適用することができる。
以下の組成物の例は、例示的であって限定するものではない。
実施例1
以下を含むネイルエナメルベース組成物を調製した。
−ニトロセルロース 19g
−N-エチルo,p-トルエンスルホンアミド 6g
−トリブチルアセチルシトラート 6g
−ミッドナイトブルー顔料 1g
−ヘクトライト 1.2g
−イソプロピルアルコール 8g
−エチルアセタート、ブチルアセタート 全体を100gとする量
以下を含む透明媒体を有するトップ組成物(ネイルエナメル)も調製した。
−ニトロセルロース 17.1g
−N-エチルo,p-トルエンスルホンアミド 5.4g
−トリブチルアセチルシトラート 5.4g
−TEIJIN社から“Morphotex”の名称で市販されている0.3mmの長さを有する、ポリエチレンテレフタラートとナイロンとの干渉繊維 10g
−ヘクトライト 1.0g
−イソプロピルアルコール 7.2g
−エチルアセタート、ブチルアセタート 全体を100gとする量
前記干渉繊維は、ネイルエナメル溶媒に均一によく分散されている。
ミッドナイトブルー着色ベース組成物を爪に適用し、次いで、その堆積層を乾燥させ、トップ層をそこに適用する。乾燥後、ミッドナイトブルーベースの上に色彩効果を有するフラット繊維の均一な堆積を示すメイクアップが得られる。
実施例2
以下を含む組成物Aを調製した。
−ニトロセルロース 11.2g
−トシルアミド/スルホンアミド樹脂 11.1g
−可塑剤 6.8g
−ヘクトライト 1.1g
−エチルアセタート、ブチルアセタート、イソプロピルアルコール
全体を100gとする量
以下を含む組成物Bを調製した。
−TEIJIN社から“Morphotex”の名称で市販されている0.3mmの長さを有する、ポリエチレンテレフタラートとナイロンとの干渉繊維 10g
−組成物A 90g
組成物AとBを用いて得られた被膜の粘弾性を調べた。
被膜の粘弾性を、被膜に牽引力をかけて、例えばT.A.Instruments社のDMA2980型の粘弾性計で、0.1から20Hzの周波数にわたって、30℃で行った低振幅のシヌソイド作用のもとで(小さい変形)、動的試験で測定した。このために、各混合物をテフロン(登録商標)ベースのマトリックスに適用し、次いで、30℃で24時間乾燥させ、形成された被膜を回収した。MPaで表される被膜の牽引力E’における弾性係数を測定した。
以下の結果が得られた。
Figure 0004094948
フラット繊維を含む組成物Bを用いて得られた被膜の各周波数において測定された弾性係数が、組成物Aを用いて得られた被膜のそれよりも高いことが観察された。かくして、組成物Bにおけるフラット繊維の存在は、機械的、特に弾性において、強化された特性を示す被膜を得ることを可能にする。

Claims (36)

  1. 繊維の長さ方向の軸に対して垂直な断面の長い方の長さL1/短い方の長さL2(L1/L2)が4より大きい、長い方の長さL1と短い方の長さL2とを有する横断面を有するフラット繊維を含み、付加的な着色剤を含有しないことを特徴とする、親油性連続相を有する局所的適用のためのネイルエナメル
  2. 前記フラット繊維が、長さL/直径D(L/D)が1.2から2500の範囲から選択されるような、長さLと直径Dを有することを特徴とする、請求項1記載のネイルエナメル
  3. 前記フラット繊維が2nmから500μmの範囲の直径を有する円に含まれる断面を有することを特徴とする、請求項1または2記載のネイルエナメル
  4. 前記フラット繊維が、1μmから10mmの範囲の長さLを有することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか一項に記載のネイルエナメル
  5. 前記L1/L2が4から15の範囲であることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のネイルエナメル
  6. 前記フラット繊維が、長方形、卵形、または楕円形の横断面を有することを特徴とする、請求項1ないしのいずれか一項に記載のネイルエナメル
  7. 前記フラット繊維が、リボンの形態で提供されることを特徴とする、請求項1ないしのいずれか一項に記載のネイルエナメル
  8. 前記フラット繊維が、モノフィラメントまたはマルチフィラメント繊維であることを特徴とする、請求項1ないしのいずれか一項に記載のネイルエナメル
  9. 前記フラット繊維が、繊維の長さLの軸に沿ってねじれていることを特徴とする、請求項1ないしのいずれか一項に記載のネイルエナメル
  10. 前記フラット繊維が、0.15から30デニールの範囲から選択される繊度を有することを特徴とする、請求項1ないしのいずれか一項に記載のネイルエナメル
  11. 前記フラット繊維がポリマー繊維であることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか一項に記載のネイルエナメル
  12. 前記フラット繊維が、レーヨン繊維、ポリアミド繊維、ビスコース繊維、アセテート繊維、ポリ(p-フェニレン-テレフタルアミド)繊維、アクリルポリマー繊維、ポリオレフィン繊維、ポリテトラフルオロエチレン繊維、ポリビニルまたはポリ塩化ビニリデン繊維、ポリフッ化ビニリデン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリアクリロニトリル繊維、ポリウレタン繊維、ポリエステル繊維、およびポリカーボネート繊維から選択されることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれか一項に記載のネイルエナメル
  13. 前記フラット繊維が、ポリエステル、アクリルポリマー、およびポリアミド繊維から選択されることを特徴とする、請求項1ないし12のいずれか一項に記載のネイルエナメル
  14. 前記フラット繊維が、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ナイロン6、ナイロン6−6、ナイロン6−12、ナイロン11、ナイロン12からなる群から選択されるポリマーを含むことを特徴とする、請求項1ないし13のいずれか一項に記載のネイルエナメル
  15. 前記フラット繊維が、少なくとも第一のポリマーと第二のポリマーとの交互の層を含む、ポリマーの多層構造を有する繊維であることを特徴とする、請求項1ないし14のいずれか一項に記載のネイルエナメル
  16. 前記フラット繊維のポリマーの層が、当該層に従って異なって回折および散乱する、光線の干渉による色彩効果の生成を可能にするものであることを特徴とする、請求項15記載のネイルエナメル
  17. 前記ポリマーの各層が、その長さLの方向に、繊維の主軸の方向に平行な平面(P)内に存在することを特徴とする、請求項15または16記載のネイルエナメル
  18. 前記フラット繊維の多層部が、前記ポリマーの少なくとも5つの個々の層を含み得ることを特徴とする、請求項15ないし17のいずれか一つに記載のネイルエナメル
  19. 前記第一および第二のポリマーの各層が、互いから独立して、0.02μmから0.3μmの範囲の厚みd、dをそれぞれ有することを特徴とする、請求項15ないし18のいずれか一項に記載のネイルエナメル
  20. 前記フラット繊維中に存在するポリマーが、1.30から1.82の範囲の屈折率を有することを特徴とする、請求項15ないし19のいずれか一項に記載のネイルエナメル
  21. 前記第一および第二のポリマーが、屈折率n/屈折率n(n/n)が1.1から1.4の範囲となるような、屈折率nおよびnをそれぞれ有することを特徴とする、請求項15ないし20のいずれか一項に記載のネイルエナメル
  22. 多層構造を有する前記フラット繊維が、スペクトルλL=1/2の半値幅が0<λL=1/2<200nmの範囲内であるような反射スペクトルを有することを特徴とする、請求項15ないし21のいずれか一項に記載のネイルエナメル
  23. 前記第一のポリマーがポリエステルであり、前記第二のポリマーがポリアミドであることを特徴とする、請求項15ないし22のいずれか一項に記載のネイルエナメル
  24. 前記フラット繊維が、表面処理または保護層で被覆されていることを特徴とする、請求項1ないし23のいずれか一項に記載のネイルエナメル
  25. 前記保護層が、ポリウレタン、ポリエチルアクリラート、ポリエチルメタクリラートからなる群から選択されるポリマーを含むことを特徴とする、請求項24記載のネイルエナメル
  26. 前記保護層のポリマーが1.35から1.55の範囲の屈折率を有することを特徴とする、請求項25記載のネイルエナメル
  27. 前記フラット繊維が、ネイルエナメルの全重量に対して、0.01から50重量%の範囲の量で存在することを特徴とする、請求項1ないし26のいずれか一項に記載のネイルエナメル
  28. 前記親油性連続相が、油、ロウ、ゴム、ペースト状脂肪物質、親油性有機溶媒、およびこれらの混合物からなる群から選択される少なくとも一つの脂肪物質を含むことを特徴とする、請求項1ないし27のいずれか一項に記載のネイルエナメル
  29. 皮膜形成ポリマーを含むことを特徴とする、請求項1ないし28のいずれか一項に記載のネイルエナメル
  30. 前記親油性連続相に分散または乳化された親水性、水性、アルコール性、または水性-アルコール性相を含むことを特徴とする、請求項1ないし29のいずれか一項に記載のネイルエナメル
  31. ネイルエナメルの全重量の0から48%の範囲の量で存在する微粒子相をさらに含むことを特徴とする、請求項1ないし30のいずれか一項に記載のネイルエナメル
  32. にメイクアップを適用またはをケアするための美容方法であって、請求項1ないし31のいずれか一項に記載のネイルエナメルに適用することを特徴とする方法。
  33. にメイクアップを適用する美容方法であって、
    に、化粧品に許容される媒体中に少なくとも一つの着色物質を含む第一組成物の第一層を適用し、次いで、
    −前記第一層の少なくとも一部に、請求項1乃至31のいずれか一項に記載のネイルエナメルの第二層を適用し、
    ここで第一組成物は、前記ネイルエナメル中に存在するフラット繊維を含まないことを特徴とする美容方法。
  34. 前記ネイルエナメルが実質的に半透明な媒体を含むことを特徴とする、請求項33記載の方法。
  35. −化粧品に許容される媒体中に少なくとも一つの着色物質を含む第一組成物、および、
    請求項1乃至31のいずれかに記載のネイルエナメル
    を含み、
    ここで第一組成物は前記ネイルエナメル中に存在するフラット繊維を含まず、第一組成物および前記ネイルエナメルが別個の容器に収容されている、メイクアップキット。
  36. 請求項32乃至34のいずれか一項に記載方法に従って得ることができるメイクアップが適用された付け爪
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