JP4092450B2 - カード体の昇降装置ならびにその昇降装置を備えたカード体払い出し装置 - Google Patents

カード体の昇降装置ならびにその昇降装置を備えたカード体払い出し装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカード体を1枚ずつ送り出すための払い出し装置に関する。
とくに本発明はやや厚めのカード体を損傷することなく確実に1枚ずつ送り出すための払い出し装置に関する。
本発明は具体的には透明なフィルムで包装されたICカードや説明書付きカードなどを払い出すための装置に関する。
【従来の技術】
従来から此の種のカード払い出し装置は種々開発されて来ている。
たとえば本件出願人によるカード払い出し装置が実公平7−26276(実願昭63−60147)号に開示されている。
【0002】
なお此の日本出願を基礎にした米国特許が番号第4,993,587号にて特許されている。
上記の特許明細書にはテレフォン・カードなどの薄いカードの払い出し装置が開示されている。
この従来装置には薄いカードを払い出すためにゴムローラが使用されている。
さらに此の装置は薄いカードの重ね出し例えば二枚出しを防止するように考案されている。
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来のカード払い出し装置はテレフォン・カードなどの薄いカードのみを考慮していた。
【0003】
このため少し厚めのカード体が一枚一枚確実に払い出せるようには適応されていなかった。
たとえば透明なフィルムで包装されたICカードや説明書付きカードなどは払い出せなかった。
このことはゴムローラが使用されているため包装フィルム等が損傷するといったことが予想されていた。
また従来の払い出し装置は複数のカードを収納する部分すなわちカセット部分が装置本体に組み込まれていた。
このためカードの大きさや種類などを変える場合には設計変更などをする必要があった。
【0004】
この結果、多数種類の払い出し装置が必要になるため其の管理などの点からも改善が要求されていた。
本発明は斯うした従来技術における課題に鑑みて開発されたものである。
すなわち本発明の目的は厚めのカード体を損傷なしに確実に一枚ずつ払い出し出来る装置の提供にある。
本発明の具体的な目的は透明なフィルムにて包装されたICカードなどを損傷なく払い出しできる装置の提供にある。
また本発明の目的は多数のカード体を簡単かつ短時間に収納すなわち積載できる払い出し装置の提供にある。
【0005】
さらに本発明の目的は多種類カードの払い出し問題を解消して管理上の利便性を図り得る装置の提供にある。
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のカード体を積み重ねて収納するカード体載置用の可動ベースを有するカセットと、前記可動ベースを昇降させて前記カセット内の前記複数のカード体を上方に移送するためのリフト手段と、前記リフト手段によって移送される前記複数のカード体のうち最も上のカード体を吸着するための開口を有する吸引手段と、前記吸引手段に吸着されたカード体を吸着力に抗して払い出し方向に送り出す送り出し手段とを備えたカード体の払い出し装置において、前記カセットの前記吸引手段が配置されている上方位置には、前記カセット内の最も上のカード体が前記吸引手段に吸着された時に、該カード体の後縁部をたたきその下に吸着されているカード体に対しずらすためのカード体ずらし機構が、前記吸引手段の前記カード体払い出し方向の上流側となる後方位置に配設されているカード体の送り出し装置としたものである。
【0006】
また本発明は、前記可動ベースがカード体のカセットに配置されていることを特徴としたカード体の昇降装置である。さらに本発明は、フレキシブルなラック(10)と、このラックを上下方向に移動するための駆動手段(12,50,52など)と、前記ラックの下端部に取り付けられたカード体載置用の可動ベース(40)と、この可動ベース上の最も上のカード体を吸着するためのファン(18)と、このファンに吸着されたカード体を送り出すためのタイア(60)と、を備えていることを特徴としたカード体の払い出し装置である。また本発明は、前記フレキシブルなラックが前記ファンの側方において倒U字状に配置されていることを特徴としたカード体の払い出し装置である。
【0007】
また本発明は、前記フレキシブルなラックがパイプ内に配置されていることを特徴としたカード体の払い出し装置である。
【発明の実施の形態】
以下に本発明を其の実施態様について添付の図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施例であるカード体払い出し装置を概略的に示した斜面図である。図2は図1の装置からカセットを取り外した状態を示す分解斜面図である。図3は図1の装置内部を概略的に示した一部切り欠きの斜面図である。図4は図2のカセットとリフト手段を概略的に示した分解斜面図である。図5は図4に示されるリフト手段の要部を示す説明図である。
【0008】
図6は図3の吸引手段と送り出し手段を概略的に示した正面図である。
図1において縦長箱の100は本実施例によるカード体の払い出し装置である。
図1左部に示される少し大きな縦長板の02はカセット収納用のドアである。
ドア02上部の04はキーの挿入口である。
挿入口04はカセット収納用ドア02の開閉を行うためのキー04Kを受け入れる。
図1右部に示される大きなΓ形板の06はサイド板であり払い出し装置100の一部を構成する。
なおサイド板06は相対向して一対になっている。
【0009】
また各サイド板06の相対向する位置には縦に長い孔08が上下方向に大きく形成されている。
図1中央部に示される縦に細長い10は一対になる樹脂製のラックである。
フレキシブルなラック10はリフト手段の一部を構成しており縦長孔08に沿って上下方向に移動され得る。
図1上部の12はリフト用の電気モータである。
モータ12はリフト手段の主要部を構成しており各ラック10の上下方向の移動を制御する。
図1中央部に示される杖形の14はパイプでありフレキシブルなラック10を収納する。
【0010】
図1上部左の小さな16は操作用のレバーである。
このレバー16は各ラック10に係合するギヤ機構(後述)とモータ12との結合ならびに其の解除を操作する。
図2は払い出し装置100からカセットを取り外した状態を示したものである。
図2左部に示される縦長箱の130が取り外されたカセットである。
このカセット130は複数のカード体を積み上げて収納する。
なおカセット130は図4に詳しく示されている。
カセットの本体32は角筒形であり各サイド面に二個の縦長孔38Aと38Bをそれぞれ有している。
【0011】
すなわち本体32は相対向する各側面に上下方向に平行な二個の縦長孔38Aと38Bをそれぞれ有する。
本体32内部には箱状の可動ベース40が設けられ此の可動ベースに複数のカード体が積み上げられて載置される。
可動ベース40には二本のシャフト42Aと42Bがそれぞれ貫通されている。そして二本のシャフト42Aと42Bは二個の縦長孔38Aと38Bにそれぞれ貫通される。
したがってカセット本体32の外側に各シャフト42Aと42Bの各端部がそれぞれ突出されることになる。
図2左部に示される長い角リング板はカセット130のドア34である。
【0012】
図2上下部の36Aと36Bはそれぞれ短いシャフトである。
これらシャフト36Aと36Bはドア34を本体32に取り外し可能に固定するためのもである。
カセット本体32上部の44はスイッチィング用の小さなプレートである。
プレート44はカセット130を払い出し装置100に装着した時に払い出し動作をスタンバイにするために使用される。
図3上部に示される18は吸着用のファンであり具体的にはファンモータ装置であって吸引手段を構成する。
なおファン18の下部にはカード体を吸着するための少し大きな開口(図示略)がある。
【0013】
図3上部の20は電気モータであり一対の払い出し用のローラ22を駆動する。なお払い出しローラ22は払い出し時にカード体の上面に当接する。
図3上部の24は固定部材であり電気モータや電気回路などを制御するための基板70を固定する(図6を参照)。
図3下部にある横向きU形の26はリフト用のフレームでありリフト手段の一部を構成している。
そして水平になる一対の溝28がフレーム26の相対向するサイド内壁に形成されている。
図4において右側に示す部分がリフト手段である。
【0014】
このリフト手段は横向きU形になるリフト用のフレーム26を有することは前に述べた。
フレーム26の内側には一対の溝28が形成されていることも前に述べた。
これらの各溝28にはカセット130の装着時に各シャフト42Aと42Bの外端部がそれぞれ挿入される。
さらにリフト手段がフレキシブルな一対のラック10を有することも前に述べた。細長いいラック10はフレーム26の相対向する側璧部にそれぞれ固定されて上方向に延びている(図4を参照)。
なお図4下部の46はステーでありラック10をフレーム26に固定する。
フレーム26の下に示される矩形板は固定のベース板48である。
【0015】
またリフト手段は図5に示されるように駆動機構を有している。
図5はリフト手段を構成する駆動機構の要部を示したものである。
このリフト駆動機構は二本のラック10と噛み合ってフレーム26を上方向に移動する。
このリフト駆動機構は電気モータ12を有すると共に当該モータの駆動軸に固定された第一のギヤ機構を有する。
さらに此のリフト駆動機構は一対のラック10とそれぞれ噛み合う第二のギヤ機構を有する。
この第二のギヤ機構は一対のピニオン50と押さえローラ52などからなる。
また当該リフト駆動機構はレバー16を有していることは前に述べた。
【0016】
レバー16は前記第一ギヤ機構と前記第二ギヤ機構とを噛み合い自在にする。
図5上部に示される54は平形のギアでありリフト用電気モータ12の駆動軸に固定され歯数30を有する。
図5上部に示される56も平形のギヤであり歯数40を有してギア54と噛み合自在になる。
このギヤ56はピニオン50と同じ軸に固定されている。
ピニオン50はフレキシブルなラック10と噛み合っている。
ローラ52はピニオン50と噛み合うラック10を押さえる。
なお図5に示される矢印はラック10の上下方向の移動を示している。
図6は吸引手段と送り出し手段を拡大して概略的に示したものである。
【0017】
吸引手を構成しているファンモータ装置の吸着用ファン18が図6の中央部に示されている。
送り出し手段はゴム製のタイア60を備えている。
このタイア60はファン18に吸着されたカード体Cの上面に当接して当該カード体Cを送り出す。
また送り出し手段は払い出し用のローラ22と補助ローラ22Aとをそれぞれ有する。
これらのローラ22と22Aはタイア60によって移送されてきたカード体Cを挟み込んで送り出す。
さらに送り出し手段は二重送りを防止するための反転ローラ62を有している。
【0018】
この反転ローラ62は補助ローラ22Aと周面が接触しており移動されるカード体Cの下面に接触する。本実施例の反転ローラ62はカード体Cが払い出される時に二枚のカード体が送り出されるのを防止する。また送り出し手段は電気モータ20やベルト64などの駆動手段を有している(図6を参照)。なおベルト64はサイド板06の外側に配設されるプリー(図示略)に張設されている。この駆動手段はタイヤ60と払い出しローラ22を同じ方向に回転駆動する。
【0019】
なお上述の吸引手段と送り出し手段とについては本件出願人が以前に提案した技術を用いて実施することもできる。
たとえば特開平10−1235号公報(特願平8−188006)に記載された技術を用いて実施することができる。
この公報に記載された技術は紙幣や電話カード等の薄いシート体を払い出すことを意図としている。
また此の技術はシート体を挟んで送り出す一対のローラのみが用いられ反転ローラ62に相当するものは設けられていない。
図6中央部に示される小さな箱形の66は小形のスイッチである。
このスイッチ66は小さなプレート44(図4を参照)によってオンされる。
【0020】
すなわちカセット130が払い出し装置100に装着されるとスイッチ66がオンされて払い出し動作がスタンバイにされる。
またスイッチ66近くの68はアクチュエータ式の光りスイッチである。
なお光りスイッチ68は具体的には光りセンサと光りインタラプタである。
ファン18に吸着される最も上のカード体が所定位置に来た時に光りスイッチ68は電気モータ12を停止させる。
また払い出しローラ22と22Aの近くには光りスイッチ68Bが設けられている(図9を参照)。
この光りスイッチ68Bは払い出しのカード体がローラ22と22Aの間に挟み込まれたときにファン18を停止させる。
【0021】
なお70は制御用の基板であり固定部材24によって固定されることは前に述べた。
以上のように本実施例においては積み上げられた複数のカード体がリフト手段によって上方に移送される。
そして本実施例においては上方に移送される複数のカード体のうち最も上のカード体のみが吸着され得る。
さらに本実施例においては吸着されたカード体を送り出し手段によって払い出すようにしている。
この結果、本実施例はカード体を損傷することなく確実に一枚ずつ払い出すことができる。
【0022】
なおリフト手段はラック10、電気モータ12、フレーム26、溝28、可動ベース40、シャフト42Aと42B、ピニオン50、押さえローラ52などで構成されている。
また送り出し手段はタイア60、ローラ22と22A、反転ローラ62、モータ20、ベルト64などで構成されている。
また本実施例においてはカセット130が払い出し装置100のリフト手段に対して着脱自在になっている(図4を参照)。
したがって本実施例ではカード体の種類や大きさ等に応じたカセットを別々に準備しておくことが出来る。
【0023】
この結果、本実施例ではカード体の種類などを変更したい場合には其の変更に応じたカセットを直ちに使用できる。また本実施例は着脱自在なカセットを使用するため多数のカード体を簡単かつ短時間に収納することができる。これによって本実施例では多種類のカード体を管理する点で大きな利便性を得ることになる。
ここで本発明による実施例を更に説明すると共に他の実施例を説明する。図7は図5の動作状態を示す拡大説明図である。図8はカード体ずらし機構の動作状態を示す斜面図である。
【0024】
図9は図6の改良形を示す正面図である。
図10は図9要部の動作状態を示す説明図である。
前述から明らかなように図5のリフト駆動機構は図4のリフト駆動機構を背面から見た拡大図である。
電気モータ12の駆動軸には減速ギア列12Gを介在して小さな平形ギア54が固定されている。
これらの駆動機構は少し大きなU形のケース16C内に一体的に収められている(図4を参照)。
そして当該ケース16Cはサイド板06間に回転自在に枢軸16Hされている。
【0025】
操作用のレバー16は小さなピストル形であって中央部がケース16Cに枢軸16Nされている(図7を参照)。
そしてレバー16の先端部にはフック16Fが形成されている(図5を参照)。
図7上部の小さい円はサイド板06の内側に形成される突起06Pである。
この突起06Pはフック16Fと噛み合い自在になる。
すなわちケース16Cは枢軸16Hを中心に払い出し装置100内で揺動自在になっている。
レバー16のフック16Fが突起06Pと噛み合うとギア54が大きなギア56と噛み合うことになる(図7の(A)を参照)。
【0026】
レバー16をスプリング16S(図5を参照)に抗して押し下げて引くと突起06Pからフック16Fが外れる(図7の(B)を参照)。
この場合、結果として小形ギア54と大形ギア56との噛み合いが外れることになる。
なおレバー16をケース16Cの重量に抗して押すとフック16Fが突起06Pと噛み合う。
すなわち小形ギア54が大形ギア56と噛み合うことになる。
したがってレバー16の操作によってラック10とモータ12との連動ならびに解除を制御できることになる。
【0027】
図2に示されるように払い出し装置100からカセット130を引き出すときにレバー16が操作される。すなわちレバー16を押し下げ小ギヤ54を大ギヤ56から離しておいてフレーム26を引き下げる。言い換えると小ギヤ54と大ギヤ56との噛み合いを外しておいて可動ベース40を引き下げる。この結果、シャフト42Aと42Bの各外端部が払い出し装置100の切り欠き28Bから外れることになる。なお図7に示すように、突起06Pからフック16Fが外れるように枢軸16Hにスプリングを配設しても良いことは勿論である。
【0028】
言い換えるとラック10の駆動をレバー16の操作で簡単にコントロールできることになる。
図8にはカード体の払い出しをスムーズにするためのカード体ずらし機構が示されている。
具体的にはカセット130内に積み上げられた最も上のカード体の後縁部を少し押し出すための機構が示されている。
上記のカード体ずらし機構はファン18を取り付けるための少し大きな板69の後端部に配設されている。
まず取り付け板69後端部の一サイドに小形のソレノイド71が取り付けられている。
【0029】
そしてソレノイド71の往復自在なプランジャ72には小さな横棒73が固定されている(図9を参照)。
図8左部に示される横向きの小さなU形の75がカード体のずらし片である。
このずらし片75の中央部は少し長い枢軸76を介在して取り付け板69に揺動自在に配置されている。
さらにずらし片75の一端部が上記の横棒73に長孔(図示略)を介在して連結されている。
かくしてソレノイド71がオンにされるとプランジャ72が引き込まれる。
この結果、ずらし片75が枢軸76回りに下がりカード体の後縁部をたたくことになる(図8の(B)を参照)。
【0030】
ソレノイド71がオフにされるとプランジャ72が押し出される。
この場合、ずらし片75が枢軸76回りに上がり取り付け板70の上に収納されることになる(図8の(A)を参照)。
したがってソレノイド71をオンオフするとずらし片75がカード体の後縁部を軽くたたくことになる。
図9の右部にはカード体のセンサ機構が示されている。
このセンサ機構は具体的には払い出されるカード体の枚数が一枚か二枚かを検知する。
センサ機構は送り出されて来るカード体を挟む小さなローラ91と92を備えている。
【0031】
上のローラ91は逆T形の取り付け片93の内端部に回転自在に配設されている(図8を参照)。
そして取り付け片93の外端部はサイド板06に枢軸94されている。
また取り付け片93の中央端部には光りセンサ95が取り付けられている。
下のローラ92は横向きL形の取り付け片96の内端部に回転自在に配設されている(図8を参照)。
そして取り付け片96の中央部はサイド板06に枢軸94されている。
また取り付け片96の外端部には逆L形の作動片97がスプリング(図示略)を介在して枢着されている。
【0032】
なお作動片97を枢着したのはカード体の厚みに応じて微調整できるようにするためである。
払い出されるカード体は先ずファン18に吸着され次にタイア60によって送り出される(図9を参照)。
タイア60によって送り出されたカード体は一対のローラ91と92の間に送り込まれる。
送り込まれたカード体が一枚であるときは下ローラ92がスプリング(図示略)に抗して少し動く(図10の(A)を参照)。
このときは作動片97が少し動くのみであって光りセンサ95に検出されることはない。
【0033】
送り込まれたカード体が二枚であるときは下ローラ92がスプリング(図示略)に抗して動く(図10の(B)を参照)。
この結果、作動片97が光りセンサ95によって検出されることになりカード体の二枚出しが検出される。
なお一対のローラ91と92が一体的に枢軸94を中心に動き可能である。
したがってカード体の種類を変更してもカード体の二枚出しを確実に検出できることになる。
具体的にはカード体の厚さや大きさ等を変更しても確実にカード体の二枚出しを検出できる。
【発明の効果】
【0034】
以上に説明したように本発明によると少し厚めのカード体を損傷なしに確実に一枚ずつ払い出すことができる。
とくに本発明によると透明なフィルムで包装されたICカードを損傷なしに確実に払い出すことができる。
さらに本発明によるとカセット使用できるため多数のカード体を簡単かつ短時間に収納可能になる。
加えて本発明によると多種カード体の管理上の利便性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例であるカード体払い出し装置を概略的に示した斜面図である。
【図2】図2は図1の装置からカセットを取り外した状態を示す分解斜面図である。
【図3】図3は図1の装置内部を概略的に示した一部切り欠きの斜面図である。
【図4】図4は図2のカセットとリフト手段を概略的に示した分解斜面図である。
【図5】図5は図4に示されるリフト手段の要部を示す説明図である。
【図6】図6は図3の吸引手段と送り出し手段を概略的に示した正面図である。
【図7】図7は図5の動作状態を示す拡大説明図である。
【図8】図8はカード体ずらし機構の動作状態を示す斜面図である。
【図9】図9は図6の改良形を示す正面図である。
【図10】図10は図9要部の動作状態を示す説明図である。
【符号の説明】
C:カード体、
100:カード体の払い出し装置、
130:カセット、
10:フレキシブルなラック、
ラックの駆動手段・・・
12:電気モータ、
50:ピニオン、
52:押さえローラ、
40:可動ベース、
18:ファン、
60:タイア。

Claims (1)

  1. 複数のカード体を積み重ねて収納するカード体載置用の可動ベースを有するカセットと、前記可動ベースを昇降させて前記カセット内の前記複数のカード体を上方に移送するためのリフト手段と、前記リフト手段によって移送される前記複数のカード体のうち最も上のカード体を吸着するための開口を有する吸引手段と、前記吸引手段に吸着されたカード体を吸着力に抗して払い出し方向に送り出す送り出し手段とを備えたカード体の払い出し装置において、前記カセットの前記吸引手段が配置されている上方位置には、前記カセット内の最も上のカード体が前記吸引手段に吸着された時に、該カード体の後縁部をたたきその下に吸着されているカード体に対しずらすためのカード体ずらし機構が、前記吸引手段の前記カード体払い出し方向の上流側となる後方位置に配設されていることを特徴とするカード体の送り出し装置。
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