JP4092355B2 - 圧力調理器の調圧方法および圧力調理器 - Google Patents

圧力調理器の調圧方法および圧力調理器 Download PDF

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Description

本発明は、炊飯器や調理器などの圧力調理器の調圧方法および圧力調理器に関するものである。
圧力調理器の1つである圧力炊飯器は、炊飯鍋を収容する炊飯器本体と、前記炊飯器本体に開閉可能に取り付けられた蓋体とを備え、前記炊飯器本体内部に配設した加熱手段によって前記炊飯鍋を加熱することにより、炊飯鍋内にセットした飯米を炊飯するものである。そして、前記蓋体には、排気通路の通気孔を閉塞する弁体を有する圧力投入手段を配設し、炊飯鍋内を大気圧以上の所定圧力に制御する構成としている。
本発明の圧力調理器に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開平6−60960号公報 特開2000−14540号公報 特開2003−339534号公報 特開2004−57556号公報
特許文献1から特許文献3には、気圧センサによって大気圧を検出し、その検出値に基づいて前記加熱手段や圧力投入手段を制御することにより、使用場所の標高や気象の変化に影響されることなく、安定した炊き上げを可能とした炊飯器が記載されている。また、特許文献4には、圧力センサによって実際の炊飯鍋内の圧力を検出し、その検出値に基づいて前記加熱手段や圧力投入手段を制御することにより、安定した炊き上げを可能とした炊飯器が記載されている。
しかしながら、特許文献1から3の炊飯器では、炊飯鍋内の実際の圧力に基づく調整を行わないため、理想の炊き上げ状態を得ることができない。一方、特許文献4の炊飯器では、標高や気象の相違による圧力変化に基づいた調整を行わないため、やはり理想の炊き上げ状態を得ることはできない。勿論、これらの構成を組み合わせた構成とすれば、理想の炊き上げ状態を得ることは可能であるが、製品の大型化に繋がるうえ、コスト高になるという問題がある。
本発明は、従来の問題に鑑みてなされたもので、大型化およびコスト高になることなく、理想の調理状態を得ることが可能な圧力調理器の調圧方法およびその圧力調理器を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の圧力調理器の調圧方法は、鍋を収容する本体と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋を閉塞する蓋体と、該蓋体に設けた排気通路と、前記蓋体内の排気通路中に設けた圧力投入手段と、前記鍋内の圧力を検出する差圧式の圧力検出手段とを備えた圧力調理器の調圧方法であって、記憶手段に、前記圧力検出手段の実際の検出圧力(Pn)に基づいた基準圧力(P0)と、調理時に前記鍋内の圧力を調整する加圧値(ΔP)と、を予め記憶しており、圧力調整手段、圧力検出手段による検出圧力(Pn)、基準圧力(P0)と加圧値(ΔP)とを加算した調圧値(Pt)に近づくように調圧制御する構成としている。
この調圧方法によれば、差圧式の圧力検出手段の実際の検出圧力(Pn)に基づいて基準圧力(P0)が記憶手段に記憶されているため、その時の圧力雰囲気を基準として設定した差圧に基づいて調圧制御を行うことができる。そのため、どのような使用環境であっても、予め設定した圧力での調理が可能である。
この調圧方法では、前記基準圧力(P0)は、製造時の圧力雰囲気と、前記圧力検出手段の実際の検出圧力(Pn)との差分により設定した補正値(Ph)と、前記検出圧力(Pn)との加算値により設定したものであることが好ましい。
または、前記基準圧力(P0)は、予め一定圧力に管理した検査室の管理圧力であり、該検査室内で前記圧力検出手段によって実際に検出した検出圧力を、前記管理圧力として設定したものであることが好ましい。
これらのようにすれば、差圧式の圧力検出手段で、確実に絶対圧力(大気圧)と差異がない圧力を検出することができる。
また、その圧力調理器は、鍋を収容する本体と、前記本体内に設けられ、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記本体に開閉可能に取り付けられ、前記鍋を閉塞する蓋体と、前記蓋体内に設けられ、前記鍋内と外部とを連通する排気通路と、前記蓋体内に設けられ、前記排気通路を閉塞して前記鍋内を加圧するとともに、前記排気通路を開放して前記鍋内の圧力を外圧と平衡させる圧力投入手段と、前記鍋内の圧力を検出する圧力検出手段とを備えた圧力調理器において、前記圧力検出手段の実際の検出圧力(Pn)に基づいて設定した基準圧力(P0)、および、調理時に前記鍋内の圧力を調整するために予め設定した加圧値(ΔP)、を記憶した記憶手段と、前記圧力検出手段による検出圧力(Pn)、基準圧力(P0)と加圧値(ΔP)とを加算した調圧値(Pt)に近づくように調圧制御する圧力調整手段とを設けたものである。
この圧力調理器によれば、設定通りの圧力を加えることができる。そのため、実際の炊飯鍋内の圧力が、標高や気象に違いによる圧力変化などの環境および炊飯条件に拘わらず、予め設定した炊き上げ状態を得ることができる。また、圧力検出手段としては、差圧式のもののみを搭載するため、製品の大型化およびコスト高になることを防止できる。
この圧力調理器では、制御手段は、前記圧力検出手段による検出値(Pn)が、予め設定した制限値を越えないように、前記加熱手段および圧力投入手段のうち少なくとも一方を補正制御することが好ましい。このようにすれば、調理器の安全性を確保できる。
本発明の圧力調理器の調圧方法では、差圧式の圧力検出手段の実際の検出圧力(Pn)に基づいた基準圧力(P0)を基準とした差圧により調圧制御を行うため、どのような使用環境であっても、予め設定した圧力での調理が可能である。そして、この方法により製造された調理器では、設定通りの圧力を加えることができるため、実際の炊飯鍋内の圧力が、標高や気象に違いによる圧力変化などの環境および炊飯条件に拘わらず、予め設定した炊き上げ状態を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る圧力調理器である炊飯器を示す。この圧力炊飯器は、電磁誘導加熱される炊飯鍋10を着脱可能に収容する炊飯器本体11と、該炊飯器本体11に回動可能に取り付けた蓋体22とからなり、この蓋体22には内蓋27が着脱可能に取り付けられるものである。
前記炊飯器本体11は、筒形状をなす胴体12と、該胴体12の下端開口を閉塞する底体13とを有する外装体を備えている。胴体12には、その中央開口部の下側に筒状をなす内胴14と、非導電性材料からなる保護枠15とが配設されている。保護枠15の下部外周面には、炊飯鍋10の下部を誘導加熱する第1加熱手段である誘導加熱コイル16が配設されている。また、内胴14の外周部には、炊飯鍋10の上部を加熱する第2加熱手段である胴ヒータ17が配設されている。さらに、保護枠15には、炊飯鍋10の温度を検出するための第1温度検出手段である炊飯鍋用温度センサ18が該保護枠15を貫通して配設されている。さらにまた、胴体12の正面上側には、図5に示す複数のスイッチ19a〜19gからなる入力手段と、動作状況および操作状況を表示するための液晶パネル20からなる表示手段とを有する操作パネル21が配設されている。なお、この操作パネル21は後で詳細に説明する。
前記蓋体22は、炊飯器本体11に開閉可能に取り付けられ、炊飯器本体11の開口部を閉塞するもので、炊飯器本体11の外装体と共に外表面材を構成する上板23と、該上板23の底を閉塞する下板24とを備えている。そして、下板24には、放熱板25、第3加熱手段である蓋ヒータ26、および、炊飯鍋10の上端開口を閉塞する内蓋27が配設されている。また、蓋体22の内部には、炊飯鍋10内の温度を検出してその検出温度に基づく信号を出力する温度検出第2温度検出手段である蓋体用温度センサ28と、炊飯鍋10内の圧力を検出してその検出圧力に応じた電圧値を出力する圧力検出手段である差圧検出方式の圧力センサ29とが配設されている。
さらに、蓋体22の内部には、炊飯鍋10内と外部とを連通する第1および第2の排気通路30,31が設けられ、これらには圧力投入手段として、第1排気通路30に加圧手段であるリリーフ弁33が配設され、第2排気通路31に調圧手段である調圧装置36が配設されている。なお、各排気通路30,31は、その排気(大気)側で1つに合流し、これらを通過する排気は上板23に設けた1つの排気口32から排出される。
前記リリーフ弁33は、第1排気通路30の開口30aの上方に円筒状をなす弁座部材34が配置され、その弁座部材34の上端開口を自重により閉塞する調圧ボール35を有するものである。この調圧ボール35は、金属製の球体をポリプロピレンで被覆したものである。そして、炊飯時には、マイコン60により動作される図示しないソレノイドの駆動により、自重で弁座部材34の開口を閉鎖する。この状態で、炊飯鍋10の内圧が、例えば、0.52kg/cm2(1.5気圧)を超えると、炊飯鍋10内の蒸気により浮き上がり、炊飯鍋10内の蒸気を外部に排出する。これにより、炊飯鍋10内が異常高圧となることを防止している。
前記調圧装置36は、第2排気通路31の開口31aに配設されるもので、図2から図4に示すように、閉塞弁部37、閉塞弁押圧部41、アーム部45およびステッピングモータ48からなる。
前記閉塞弁部37は、閉塞弁収容部38と閉塞弁39とからなる。閉塞弁収容部38は、上下端を開口した筒状のもので、内蓋27に設けられた取付け穴に下方から嵌合され、この取付け穴の縁部下面に係合して取り付けられている。閉塞弁収容部38の内部には、排気口38aが形成されている。また、閉塞弁収容部38の内部には、前記閉塞弁39を収容するための凹所38bが形成されている。閉塞弁収容部38の上端には、前記閉塞弁押圧部41の後述するケース部材42を係止するための3つの係止爪38cが形成されている。前記閉塞弁39は、前記閉塞弁収容部38の凹所38b内側に、垂直方向に移動自在に配置されている。前記閉塞弁39の外周には、スプリング40の下端を係止するための4つの爪部39aが設けられている。また、前記閉塞弁39の上面には、軸部39bが設けられている。
前記閉塞弁押圧部41は、ケース部材42と押圧部43からなる。ケース部材42は、下面が開口した略円筒形状を有し、その上面には、前記押圧部43の上部が挿通される挿通穴42aが形成されている。このケース部材42は、前記閉塞弁部37に対して上方から配置され、ケース部材42の側壁内面に設けられた係止爪42b(図3に図示)が前記閉塞弁収容部38の係止爪38cとそれぞれ係合することにより、内蓋27の上面に取り付け固定されている。前記押圧部43は、円柱形状をなし、その下面から下方に延びる円筒形状の挿通部43aが設けられている。また、押圧部43の下部には、外側に突出する3つのガイド片43bが形成されている。この押圧部43は、ケース部材42の内側に配置され、各ガイド片43bは、前記ケース部材42の側壁内面に形成されたガイド溝42cに摺動自在に配置される。また、押圧部43の挿通部43a内側には、前記閉塞弁39の軸部39bが挿入されている。これにより、押圧部43は、その上部がケース部材42の挿通穴42aから上方に突出した状態で、垂直方向に移動自在となっている。また、押圧部43の下面と前記閉塞弁39の上面との間には、前記スプリング40が配置される。このスプリング40は、閉塞弁39を下方に向かって押圧し、前記排気口38aを閉塞するようになっている。
前記閉塞弁押圧部41の周囲は、弾性ゴム等からなる弾性キャップ44により覆われている。この弾性キャップ44の下部に形成された折り返しつば部44aは、放熱板25と内蓋27により挟持されている。弾性キャップ44の頂部には、円板形状の厚肉部44bが一体に形成されている。また、弾性キャップ44の肩部には、複数の流通口44cが形成されている。
前記アーム部45は、その中央部に環形状部45aが形成されており、この環形状部45a両側の下面には、L字形状の取付け部45bが設けられている。この取付け部45bは、中間部分に円板形状部46aを有する押圧バー46の両端をそれぞれ支持するものである。また、前記環形状部45aの片側には、アーム部45が反時計回り方向に回動したときマイクロスイッチ50をオンするための突部45cが外方に突出するように設けられている。また、前記アーム部45の先端には、ステッピングモータ48のピニオンギア48bと噛合する円弧状のラック45dが設けられている。さらに、アーム部45におけるラック45dの反対側には、円板形状をなす支点部45eが設けられている。この支点部45eには、モータステー49のアーム取付け部49aに固定される固定軸47が嵌入される孔45fが形成されている。このように構成されたアーム部45は、固定軸47を中心にモータステー49に回動自在に取り付けられ、環形状部aが弾性キャップ44の上方に位置するように配置される。これにより、押圧バー46の円板形状部46aが、弾性キャップ44の厚肉部44bの上面に当接または取付け固定される。
前記ステッピングモータ48はマイコン60により駆動され、図3中、矢印Pで示すように両方向(正転方向または反転方向)に回転駆動するものである。このステッピングモータ48は、モータステー49に固定されており、その出力軸48aにはピニオンギア48bが固定されている。このピニオンギア48bは、前記アーム部45のラック45dと噛合され、ステッピングモータ48が正転方向または反転方向に回転駆動すると、前記アーム部45を、図3中、矢印Qで示す時計回り方向または反時計回り方向に回転駆動させる。これにより、前記押圧部43は、図3中、矢印Rで示す垂直方向に沿って、閉塞方向または開放方向に移動するようになっている。
前記モータステー49は、前記ステッピングモータ48とアーム部45とを下板24にネジ止めにより固定するためのものである。このモータステー49には、前記アーム部45の突部45cの上方に位置するようにマイクロスイッチ50が設けられている。このマイクロスイッチ50は、前記アーム部45が反時計回り方向に回動し、前記押圧部43が開放位置(垂直方向上端)に位置すると、アーム部45の突部45cが当接することによりオンされるように配置されている。
前記構成の調圧装置36は、閉塞弁39がスプリング40により下向きに押圧されて前記排気口38aを閉塞する。そして、炊飯時に炊飯鍋10の内圧が上昇すると、炊飯鍋10内の蒸気により閉塞弁39がスプリング40の弾性力に抗して押し上げられ、炊飯鍋10内の蒸気が第2排出経路を介して外部に排出される。また、前記ステッピングモータ48を駆動し、押圧部43の上下位置を調整することにより、スプリング40を介して閉塞弁39によって排気口38aを閉塞する力を多段階に調整できる。
なお、前記操作パネル21は、図5に示すように、中央の液晶パネル19の周囲には、入力手段であるスイッチ19a〜19gが配設されている。具体的には、炊飯動作を実行させる炊飯スイッチ19aおよび保温動作を実行させる保温スイッチ19bが配設されている。また、炊飯条件や現在時刻などの設定スイッチである予約スイッチ19c、とりけしスイッチ19d、メニュースイッチ19e、▽スイッチ19f、△スイッチ19gが配設されている。そのうち、炊飯スイッチ19a、保温スイッチ19bおよび予約スイッチ19cには、実行状態を表示するための表示手段であるLEDを備えている。
また、表示手段である液晶パネル20は、後述するマイコン60が内蔵したドライバによって表示するセグメント表示方式のものである。この液晶パネル20には、時計表示51、その時計表示51の表示が現在時刻であることを示す現在表示52、午前表示53および午後表示54、前記時計表示51の表示が残り炊飯時間であることを示す分表示55および時間表示56、液晶パネル20の回りに設けた炊飯メニュー表示に対応する△印表示57、および、予約炊飯設定中であることを示す予約表示58が設けられている。さらに、この予約機能は2種の設定を記憶可能としており、その予約ナンバーである「1」表示部59aと「2」表示部59bが設けられている。
前記構成の圧力炊飯器は、図6および図7に示すように、図示しない制御基板に実装された制御手段であるマイコン60によって、予め設定されたプログラムに従って予熱、昇温、沸騰維持、炊き上げ、むらしなどの工程からなる炊飯制御を実行し、続いて保温制御を実行するものである。具体的には、炊飯制御では、リリーフ弁33のソレノイドを非動作状態とした非加圧状態で、温度検出手段である炊飯鍋用温度センサ18による検出値に基づいて予熱工程および昇温工程を実行する。その後、リリーフ弁33を動作させた加圧状態で、温度検出手段である蓋体用温度センサ28による検出値に基づいて沸騰維持工程、炊き上げおよびむらし工程を実行する。
しかも、この加圧状態では、蓋体用温度センサ28および圧力検出手段である圧力センサ29による検出値に基づいて調圧装置36を動作させ、炊飯鍋10内の圧力を多段階に調圧する。その際、マイコン60は、圧力センサ29による検出値を、内蔵したメモリ61に予め設定(記憶)された基準圧力に基づいて補正して調圧を実行する圧力調整手段の役割をなす。
本実施形態では、沸騰維持工程では、蓋体用温度センサ28によって検出した検出温度と、内蔵したメモリ61に予め設定(記憶)した基準温度とを比較し、該基準温度に近づくように前記調圧装置36を補正制御する。この際、圧力センサ29による検出値が、予め設定した制限圧力値を越えないように補正制御する。そして、検出温度と基準温度とが一致すると、圧力センサ29によって検出した検出圧力と、予め設定した基準圧力とを比較し、その比較結果に基づいて以後の第2維持処理では、調圧装置36を補正制御する。前記圧力センサ29による検出値が、予め設定した制限値を越えないように、調圧装置36を補正制御する。
前記圧力炊飯器は、製造メーカにて所定の生産ラインで組み立てられ、組立完了後の製品が所定の検査室で検査処理を実行し、検査をクリアした商品のみが出荷される。
次に、マイコン60による制御について具体的に説明する。
電源が投入されると、マイコン60は、図8に示すように、まず、ステップS1で、炊飯スイッチ19aおよび保温スイッチ19bの両方が操作(オン)されているか否かを検出する。そして、操作を検出した場合にはステップS2以後の検査処理を実行し、操作を検出しない場合には、一般ユーザが商用電源に接続した場合と同様に炊飯制御および保温制御を実行可能なステップS7の入力処理に移行する。
ステップS2では、メモリ61に記憶されたプログラムのバージョンを表示するとともに、認識した商用電源の周波数を表示する。ついで、液晶パネル20の各表示を全て表示させるとともに、スイッチ19a〜19cに搭載したLEDを全て点灯させる。
そして、液晶パネル20およびLEDを消灯すると、ステップS4で、基準圧力設定処理を実行した後、ステップS5で、全ての誘導加熱コイル16などの全ての負荷部品の動作チェック工程を実行する。
ついで、ステップS6で、温度センサ18,28および圧力センサ29などの全てのセンサの入力チェック工程を実行した後、ステップS7で、炊飯制御および保温制御を実行可能なステップS7の入力処理に移行する。
次に、ステップS4の基準圧力設定工程について具体的に説明する。
この基準圧力設定工程では、マイコン60は、図9に示すように、まず、ステップS4−1で、加圧動作は行っていないうえ、何ら補正していない現状での圧力センサ29の実際の圧力Pnを検出した後、ステップS4−2で、その検出値を液晶パネル20の時計表示51の数値を用いて表示する。
ついで、作業者による予約スイッチ19cの操作を検出するまで待機し、その間に▽スイッチ19fまたは△スイッチ19gが操作されると、圧力の補正値Phを入力する。この際、作業者は、検査ライン上に予め設置された気圧計の表示と1気圧との差分を、▽スイッチ19fまたは△スイッチ19gを操作して入力する。
即ち、マイコン60は、ステップS4−3で、作業者によって△スイッチ19gが操作されたか否かを検出する。そして、△スイッチ19gの操作を検出した場合にはステップS4−4に進み、圧力補正値Ph(マイコンに認識させるためのAD値)をインクリメント(増加)させてステップS4−5に進む。また、△スイッチ19gの操作を検出しない場合にはそのままステップS4−5に進む。
ステップS4−5では、作業者によって▽スイッチ19fが操作されたか否かを検出する。そして、▽スイッチ19fの操作を検出した場合にはステップS4−6に進み、圧力補正値Phをデクリメント(減少)させてステップS4−7に進む。また、▽スイッチ19fの操作を検出しない場合にはそのままステップS4−7に進む。
ステップS4−7では、作業者によって確定を意味する予約スイッチ19cが操作されたか否かを検出する。そして、予約スイッチ19cの操作を検出した場合にはステップS4−8に進み、基準圧力P0をメモリ61に記憶(P0=Pn+Ph)してリターンする。一方、予約スイッチ19cの操作を検出しない場合にはステップS4−3に戻る。
このように、ステップS4−8では、マイコン60は、現在検知している圧力センサ29の値に、この補正値Phを加算した値を基準圧力値P0(1気圧)であると認識してメモリ61に記憶する。
次に、マイコン60による炊飯制御について具体的に説明する。
ユーザが操作パネル21の炊飯スイッチ19aを操作すると、マイコン60は、図10に示すように、まず、ステップS10で、誘導加熱コイル16に通電を開始し、内鍋の温度が約50℃程度となるように温度調節して加熱する予熱工程を実行する。そして、予め設定した時間が経過することにより予熱工程が終了すると、ステップS11で、誘導加熱コイル16に対して100%(フルパワー)の電力で通電して昇温工程を実行する。
ついで、炊飯鍋10内が所定温度まで昇温すると、ステップS12で、リリーフ弁33をオンして炊飯鍋10内の加圧を開始する。その後、ステップS13で、蓋体用温度センサ28と圧力センサ29の入力値に基づいて誘導加熱コイル16および調圧装置36を制御する沸騰維持工程を実行する。
予め設定した時間が経過することにより沸騰維持工程が終了すると、ステップS14で、誘導加熱コイル16に対する通電量を上げて炊き上げ工程を実行する。そして、この炊き上げ工程により炊飯鍋10内のドライアップを検出すると、ステップS15で、蓋体22に配設した蓋ヒータ26に通電を開始して、所定時間むらし工程をする。
その後、ステップS16で、リリーフ弁33をオフして、第1排気通路30を開放することにより、炊飯鍋10内を外圧(大気)と平衡させる。そして、ステップS17で、ユーザが停止するまで周知の保温工程を実行する。
次に、ステップS13の沸騰維持工程について具体的に説明する。
この沸騰維持工程では、マイコン60は、図11に示すように、まず、ステップS13−1で、メモリ61に記憶された基準圧力P0と加圧値ΔPとを読み込む。
ついで、ステップS13−2で、基準圧力P0と加圧値ΔPとの加算値(P0+ΔP)が制限圧力Pmaxより高いか否かを判断する。そして、加算値(P0+ΔP)が制限圧力Pmaxより高い場合にはステップS13−3に進み、以後の調圧値Ptを制限圧力Pmaxに設定してステップS13−5に進む。また、加算値(P0+ΔP)が制限圧力Pmax以下である場合にはステップS13−4に進み、以後の調圧値Ptを加算値(P0+ΔP)に設定してステップS13−5に進む。
ステップS13−5では、圧力センサ29によって炊飯鍋10内の実際の圧力Pnを検出した後、ステップS13−6で、検出圧力Pnが調圧値Ptより低いか否かを判断する。そして、検出圧力Pnが調圧値Ptより低い場合にはステップS13−7に進み、ステッピングモータ48を動作させて調圧装置36を増圧調整してステップS13−9に進む。また、検出圧力Pnが調圧値Pt以上である場合にはステップS13−8に進み、ステッピングモータを動作させて調圧装置36を減圧調整してステップS13−9に進む。
ステップS13−9では、炊き上げ工程に移行する時間が経過したか否かを検出する。そして、移行時間が経過した場合にはリターンし、移行時間が経過していない場合にはステップS13−5に戻る。
このように、本発明では、圧力調整手段としてのマイコン60は、メモリ61に記憶された基準圧力P0に基づいて工程毎に予め設定された加圧値ΔPを加算して調圧制御を行う。そして、前記基準圧力P0は、製造時の検査処理において、その時に検出した検出圧力値に、1気圧との差分を補正値Phとして入力することによって設定している。そして、その設定した基準圧力P0との差圧に基づいて調圧制御を行うため、どのような使用環境であっても、確実に絶対圧力を検出することが可能である。
そのため、差圧式の圧力センサ29を搭載した従来の圧力炊飯器では、炊飯制御の開始当初の予熱工程の実行前に、リリーフ弁33がオフ状態で、第1排気通路30が開放された炊飯開始前の状態を、大気圧と同等圧力であるゼロ点として補正設定するゼロ点補正工程を実行する必要があったが、本発明では、このゼロ点補正は必要ない。
そして、炊飯制御では、絶対圧力と差異がない実際の圧力Pnを検出し、その検出圧力が基準圧力値P0と予め設定した加圧値ΔPを加算した調圧値Ptに近づくように、調圧制御するため、米に対して確実に設定通りの火力および圧力を加えることができる。そのため、実際の炊飯鍋10内の圧力が、標高や気象に違いによる圧力変化などの環境および炊飯条件に拘わらず、予め設定した炊き上げ状態を得ることができる。
また、圧力検出手段としては、差圧式のもののみを搭載するため、製品の大型化およびコスト高になることを防止できる。勿論、補正制御では、予め設定された制限値を越えないように制御するため、安全性を確保できる。
なお、本発明の圧力調理器は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、検査処理の基準圧力設定工程において、気圧計の表示と1気圧との差分の補正値を入力し、マイコン60に1気圧(基準圧力)を認識させたが、少なくともこの基準圧力設定工程を、周知の設備によって内部の圧力雰囲気を一定圧力(1気圧)に管理した検査室で行う構成としてもよい。このようにすれば、図9のステップS4−1において検出した圧力が基準圧力P0(1気圧)であるため、ステップS4−2からステップS4−6までの細かい補正入力作業を不要とすることができる。そのため、作業者による誤設定の問題が生じることを確実に防止できる。
勿論、検査室内の管理圧力は1気圧に限られず、例えば0.95気圧としてもよい。この場合、実際の炊飯制御において、炊飯鍋10内を調圧するための加圧値ΔPを0.05気圧分増加すればよい。
また、前記実施形態では、調圧装置36を補正制御したが、該調圧装置36の代わりに誘導加熱コイル16による加熱量を補正制御してもよく、また、両方を補正制御してもよい。
さらに、前記実施形態では、圧力調理器の1つである炊飯器を用いて説明したが、排気通路30,31を弁体により開閉制御する調理器であれば、いずれでも適用可能である。
本発明の実施形態に係る圧力炊飯器を示す概略図である。 蓋体の一部を破断した斜視図である。 (A)は調圧装置の断面図、(B)は平面図である。 調圧装置の分解斜視図である。 圧力炊飯器の操作パネルを示す正面図である。 圧力炊飯器の構成を示すブロック図である。 マイコンによる炊飯制御を示すグラフである。 マイコンの検査処理を示すフローチャートである。 図8の基準圧力設定工程を示すフローチャートである。 マイコンによる炊飯制御を示すフローチャートである。 図10の沸騰維持工程を示すフローチャートである。
符号の説明
10…炊飯鍋
11…炊飯器本体(調理器)
16…誘導加熱コイル(加熱手段)
18…炊飯鍋用温度センサ(温度検出手段)
22…蓋体
28…蓋体用温度センサ(温度検出手段)
29…圧力センサ(圧力検出手段)
30…第1排気通路
31…第2排気通路
33…リリーフ弁(圧力投入手段)
36…調圧装置(圧力投入手段)
60…マイコン(制御手段)
61…メモリ(記憶手段)

Claims (5)

  1. 鍋を収容する本体と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋を閉塞する蓋体と、該蓋体に設けた排気通路と、前記蓋体内の排気通路中に設けた圧力投入手段と、前記鍋内の圧力を検出する差圧式の圧力検出手段とを備えた圧力調理器の調圧方法であって、
    記憶手段に、前記圧力検出手段の実際の検出圧力(Pn)に基づいた基準圧力(P0)と、調理時に前記鍋内の圧力を調整する加圧値(ΔP)と、を予め記憶しており、
    圧力調整手段、圧力検出手段による検出圧力(Pn)、基準圧力(P0)と加圧値(ΔP)とを加算した調圧値(Pt)に近づくように調圧制御するようにしたことを特徴とする圧力調理器の調圧方法。
  2. 前記基準圧力(P0)は、製造時の圧力雰囲気と、前記圧力検出手段の実際の検出圧力(Pn)との差分により設定した補正値(Ph)と、前記検出圧力(Pn)との加算値により設定したものであることを特徴とする請求項1に記載の圧力調理器の調圧方法。
  3. 前記基準圧力(P0)は、予め一定圧力に管理した検査室の管理圧力であり、該検査室内で前記圧力検出手段によって実際に検出した検出圧力を、前記管理圧力として設定したものであることを特徴とする請求項1に記載の圧力調理器の調圧方法。
  4. 鍋を収容する本体と、
    前記本体内に設けられ、前記鍋を加熱する加熱手段と、
    前記本体に開閉可能に取り付けられ、前記鍋を閉塞する蓋体と、
    前記蓋体内に設けられ、前記鍋内と外部とを連通する排気通路と、
    前記蓋体内に設けられ、前記排気通路を閉塞して前記鍋内を加圧するとともに、前記排気通路を開放して前記鍋内の圧力を外圧と平衡させる圧力投入手段と、
    前記鍋内の圧力を検出する圧力検出手段とを備えた圧力調理器において、
    前記圧力検出手段の実際の検出圧力(Pn)に基づいて設定した基準圧力(P0)、および、調理時に前記鍋内の圧力を調整するために予め設定した加圧値(ΔP)、を記憶した記憶手段と、
    前記圧力検出手段による検出圧力(Pn)、基準圧力(P0)と加圧値(ΔP)とを加算した調圧値(Pt)に近づくように調圧制御する圧力調整手段とを設けたことを特徴とする圧力調理器。
  5. 制御手段は、前記圧力検出手段による検出値(Pn)が、予め設定した制限値を越えないように、前記加熱手段および圧力投入手段のうち少なくとも一方を補正制御するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の圧力調理器。
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