JP4092036B2 - シャッター内蔵のフラワーボックス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物に設けられるとともに内部にシャッターケースを取り付けたシャッター内蔵のフラワーボックスに関する。
【0002】
【背景技術】
建物の室内の窓近傍に、草花、木を植え込んだ鉢や、プランタ等を載せるフラワーボックスを設けることが多く、このことにより、住生活に潤いと変化等を与えている。一方、建物において室内の窓等の開口上方にはシャッターケースが設けられ、そのシャッターケース内には、開口を覆うシャッターが収納されている(特開平8−199944号公報)。ところで、建物の間取りによっては、このようなフラワーボックスおよびシャッターケースが上下方向に同列に配置されることがある。この場合、フラワーボックスは建物の上階の下部に設けられ、シャッターケースは建物の下階の上部に設けられるので両者は接近している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような従来のフラワーボックスおよびシャッターケースの取付では、上下方向に接近して配置されているにもかかわらず、それぞれを別個に取り付けなければならず、同じような工程を繰り返しすことになり、作業が繁雑となるという問題がある。また、建物の外壁から突出する部位が建物の上階、下階の境界部近傍同一列に2カ所生じることとなり、外観上見映えが悪くなり、すっきりしない。さらに、晴れた日でも、花に水やりした結果フラワーボックスから垂れ落ちる水が、シャッターケースの上部から前部または側部に伝わり、そこから落下するので、例えば室内にいると、気になることもあり好ましくないという問題もある。
【0004】
本発明の目的は、取付作業が煩雑とならずにすむとともに、外観がすっきりとまとまり、かつ、排水が効率よく行われるようになるシャッター内蔵のフラワーボックスを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載のシャッター内蔵のフラワーボックス20は、図面を参照して説明すると、図1、図3および図6に示すように、建物1の階2と階3との境界近傍に設けられ、上下端がそれぞれ上下階方向に延びるとともに建物1の外壁から外側に突出するボックス本体21を備え、このボックス本体21の内部には、草花や木を植え込んだ鉢、プランタ等を収容する鉢受け部22と、ボックス本体21の内側と所定寸法の間隙を有しシャッター36を収納するシャッターケース23とが設けられ、鉢受け部22は、鉢、プランタ等を載せるとともに鉢受け部22からの水を排出する受け部材30と、この受け部材30の下方に設けられ受け部材30からの水を受けて下方に流す水切り部材31を備え、鉢受け部22の排水は、ボックス本体21の下部からシャッターケース23の下部にわたって設けられる排水手段40により行われ、この排水手段40は、水切り部材31の下方に設けられシャッターケース23の外側の間隙を通って落下した水を受ける受け部材41と、この受け部材41に接続されるとともにシャッターケース23を構成するシャッターレール37に沿って設けられた樋42とを有することを特徴とするものである。
【0006】
以上において、建物の階と階との境界近傍とは、一階と二階との境界、二階と三階との境界およびそれ以上の階における境界を含むものである。また、ボックス本体の形状は、内部が空洞の直方体形状または半円形状等、特に限定されないものである。さらに、本発明のシャッター内蔵のフラワーボックスは、予め工場で生産される柱、梁を有する建物ユニットを現場で組み合わせて建てるユニット式建物に限らず、いわゆるパネル工法による建物、在来工法による建物等に設けることが可能である。
【0007】
このような本発明では、ボックス本体の内部に鉢受け部と、シャッターケースとが設けられ、このボックス本体を取り付ける作業だけで鉢受け部と、シャッターケースとを同時に取り付けることができる。従って、作業が繁雑とならずにすむとともに、鉢受け部とシャッターケースとがボックス本体で隠されるので、上下に接近した位置で外壁から突出した凹凸部がなくなり、外観がすっきりとまとまった建物とすることができる。
また、鉢受け部からの水は樋を伝って捨てられ、この樋は、シャッターレールに沿って設けられており、花に水やりした結果フラワーボックスから垂れ落ちる水がシャッターケースの上部または側面から自然落下することがなくなるので、晴れた日等に例えば室内にいても気にならなくなる。
【0008】
本発明の請求項2に記載のシャッター内蔵のフラワーボックスは、図1および図6に示すように、請求項1において、受け部材41は、ボックス本体21の幅方向および奥行き方向の寸法とほぼ等しい長さ寸歩および幅寸法を有する底面部41Aと、建物1の外壁14側端部に沿って底面部41Aから立ち上がった背面部41Bと、この背面部41Bと対向し、かつ、底面部41Aのボックス本体21側に立ち上がった前面部41Cと、この前面部41Cと背面部41Bとのそれぞれの両端部同士を繋ぐとともに、底面部41Aの長さ方向両端部に立ち上がった側面部41Dとを有する箱状に形成されることを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項3に記載のシャッター内蔵のフラワーボックスは、図に示すように、請求項1において、受け部材51は、ボックス本体21の長手方向に沿った第1部材51Aと、この第1部材51Aの一端に、建物1の外壁に対向する方向に突出して設けられた第2部材51Bと、で平面L字状に形成されることを特徴とするものである。
【0011】
このような発明では、受け部材は、シャッターケースの長手方向に沿った第1部材と、第2部材とで形成できるので、製作が容易であるとともに、少ない部材で作れるので材料の節約が可能となるという効果が得られる。
【0012】
本発明の請求項4に記載のシャッター内蔵のフラワーボックスは、図3に示すように、請求項1〜3のいずれかにおいて、建物は四隅に立設される4本の柱6とこれらの柱6の上端間同士および下端間同士を結合する各4本の上梁7と下梁8とを有する骨組みを備えた建物ユニット2,3を複数組み合わせたユニット式建物1であり、ボックス本体21は、建物ユニット2,3の製作時の基準寸法であるモジュールに対応していることを特徴とするものである。
【0013】
このような本発明では、ボックス本体がモジュールに対応しているので、製作が容易となる。
【0014】
本発明の請求項5に記載のシャッター内蔵のフラワーボックスは、図3に示すように、請求項1〜3のいずれかにおいて、ボックス本体21は、建物1の柱6に取り付けられていることを特徴とするものである。
【0015】
以上において、ボックス本体の建物の柱への取付方法としては、ブラケットを介してねじ止めする方法、ブラケットを介して溶接する方法、ブラケットを使用せずに直接取り付ける方法等、どのような方法でもよい。
このような本発明では、ボックス本体が建物の躯体である柱に取り付けられるので、取付強度が大きくなり、フラワーボックスの確実な取付が保証される。
【0016】
本発明の請求項6に記載のシャッター内蔵のフラワーボックスは、図3に示すように、請求項1〜5のいずれかにおいて、受け部材30および水切り部材31は取付け、取り外し可能であることを特徴とするものである。
【0017】
このような本発明では、受け部材と水切り部材とが取付け、取り外し可能となっているので、これらが破損した際等、新しいものと容易に交換することができる。
【0018】
本発明の請求項7に記載のシャッター内蔵のフラワーボックスは、図5に示すように、請求項1〜6のいずれかにおいて、ボックス本体21は直方体状に形成されていることを特徴とするものである。
【0019】
このような本発明では、製作が容易であるとともに、ボックス本体内部の鉢受け部とシャッターケースを取り付ける際の納まりがよくなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態の建物1は、下階2、その上の上階3および上階3の上方に設けられた屋根4を備えて構成されている。下階2および上階3は、図2に示すような、予め工場で生産される建物ユニット5で形成されている。従って、建物1は、複数の建物ユニット5を現場でみ合わせて構成されるユニット式建物となっている。
【0021】
上記建物ユニット5は、四隅に立設される4本の柱6と、これらの柱6の上端間同士および可鍛間同士を結合する各4本の上梁7、下梁8を含み形成された骨組み9を備えている。そして、このような建物ユニット5には、天井面材10,床面材11が張られ、また、内壁13(図3参照)や外壁12等が予め取り付けられている。
【0022】
このようなユニット式建物1の下階2には、図1に示すように、室内開口部である高さの高い窓部15が設けられ、上階3にはこの窓部15と上下方向に同列に、室内開口部である高さの低い窓部16が設けられている。2つの窓部15,16の間、つまり下階2と上階3との境界部近傍には、フラワーボックス20が設けられている。このフラワーボックス20は、上の窓部16の下端から下の窓部15の上端にわたるとともに、両窓部15,16の幅寸法と同じ幅に形成されている。
【0023】
図3,4に示すように、フラワーボックス20は、ボックス本体21を備えており、このボックス本体21の上部には鉢受け部22、下部にはシャッターケース23が、それぞれ設けられている。
ボックス本体21は、例えば、塩ビ鋼板を前面部24Aとこの前面部24Aの両端に接続される側面部24Bとにより平面コ字状に折り曲げた内側部材24と、同じように形成され、かつ、その外側に設けられる外側部材25とを含み構成され、それぞれの上端部には蓋部材26が被せられている。このようなボックス本体21における内側部材24の両側面部24Bの室内側先端部には、例えばチャンネル部材で形成されたブラケット27が、上下方向に鉢受け部22寄りに固着されている。
【0024】
一方、上階建物ユニット3の柱6と間柱6Aとには、例えばチャンネル部材で形成されたブラケット28が固着されている。そして、これらのブラケット27,28は、それぞれの一辺同士が上の窓部16と下の窓部15との間に配置された外壁14に当接されるとともに、外壁14に明けられた穴にブラケット27側からボルト29を通し、ブラケット28側、つまり居室側からナットを螺合させることにより連結されている。このように、ボックス本体21は外壁14に取り付けられ、外壁14は柱6と間柱6Aとに固定されていることになり、フラワーボックス20は、建物の躯体に固定されていることになる。
【0025】
なお、外側部材25における側面部の先端は、外壁12と外壁14との隙間に差し込まれている。そして、このようなボックス本体21の幅寸法は、上記外壁14の幅寸法と同じ寸法に形成されており、建物の製作時の基準寸法であるモジュールに対応している。
【0026】
鉢受部22は、図5にも示すように、例えばエキスバンドメタルで形成された受け部材である上層部材30と、この上層上層部材30の下方に設けられる水切り部材である水切り皿31とを含み構成されている。
水切り皿31は、上層部材30からの排水を受けるとともに、下方に排出する底面部31Aと、この底面部31Aにおいて外壁14側の一端部に立ち上げられる断面L字状の受け部31Bと、底面部31Aの長手方向両側面に立ち上げられた側面部31Cとを有して形成されている。水切り皿31は、受け部31Aの上面が水平を保った状態で、外壁14から外側に低くなる傾斜状に取り付けられるようになっている。
【0027】
水切り皿31の底面部31Aの先端部31Dは、下方に傾斜状に折り曲げられるとともに、内側部材24の前面部24Aとの間で所定寸法の隙間Sを形成するようになっており、その隙間Sから水を落とすことで排水が容易となるように形成されている。また、その隙間Sを保つために、水切り皿31の側面部31Cの長さは、底面部31Aの幅寸法より長くなっており、外壁14と内側部材24の前面部24Aと間の寸法よりわずかに小さな寸法に形成されている。そのため、水切り皿31を配置したとき、側面部31Cの先端が先に内側部材24に当接するので、底面部31Aの先端部31Dと内側部材24の前面部24Aとの隙間が確保されることになる。
【0028】
このような水切り皿31は、外壁14に取り付けられた2個のブラケット33と、内側部材24の側面部24Bに取り付けられたそれぞれ1個のブラケット34との上に載せられるようになっている。つまり、水切り皿31は取付け、取り外しが自在にできる。
【0029】
また、上層部材30も取付け、取り外しが自在にできるように配置されている。すなわち、内側部材24の前面部24Aにおいて前記水切り皿31の受け部31Bと同一高さ位置に、図3,5に示すように、2個のブラケット35が固着されており、これらの受け部31B、ブラケット35上に、上層部材30が載せられるようになっている。
そして、このような上層部材30の上に、草花や木を植えた鉢やプランター等が適宜置かれることになる。
【0030】
前記シャッターケース23は、その室内側側面が開口する横長の角筒状に形成され、内部にシャッター36を収納するとともに、このシャッター36を上下にスライド可能に導くシャッターレール37を備え、前記下階建物ユニット2の上梁7に固定されている。シャッターケース23の長手方向の両端は、ボックス本体21における内側部材24の両側面部24Bに当接されている。つまり、ボックス本体21の両側面部24Bがシャッターケース23の側面を兼ねている。
【0031】
図3,6に示すように、ボックス本体21の下端には、鉢受部22等から垂れ落ちる水を受け、かつ、下方に排水する排水手段40が設けられている。
この排水手段40は、ボックス本体21の幅方向および奥行き方向の寸法とほぼ等しい長さ寸歩および幅寸法を有する箱状の水受け本体41と、この水受け本体41に接続される樋42とを備えて構成されている。
【0032】
水受け本体41は、底面部41Aと、この底面部41Aの外壁14側端部に立ち上がった背面部41Bと、この背面部41Bと対向し、かつ、底面部41Aの他端側に立ち上がった前面部41Cと、これらの部材41B,41Cの両端部同士を繋ぐとともに、底面部41Aの長さ方向両端部に立ち上がった側面部41Dとを有して形成されている。
【0033】
前面部41Cおよび両側面部41Dは、前記内側部材24の前面部24Bおよび側面部24Aの外周に沿って差し込んだ状態で溶接して固着されている。背面部41Bは、側面部41D等より高さが低く形成されており、その上端は、シャッターケース23の下端面に当接されるようになっている。また、底面部41Aは、水受け本体41の長さ方向および幅方向とも、矢印M、Nで示すように、樋42に向かってわずかに傾斜しており、そのため、底面部41Aに集められた水は樋42側に流れ、底面部41Aに溜まらないようになっている。さらに、底面部41Aの一つの隅部には、四角形状の穴41Eが明けられている。
【0034】
樋42は、四角筒状に形成されており、上記穴41Eに差し込まれるとともに溶接等で固着されている。この樋42は、シャターレール37に沿って下方に延び、かつ、図示しない固定具により外壁12に取り付けられている。樋42の下部は、図1,6に示すように、基礎17の途中まで延びている。
【0035】
このような本実施形態では、次のような効果がある。
▲1▼ユニット式建物1の下階2と上階3との境界近傍に、上階3の柱6に取り付けられたボックス本体21には、その上部に鉢受部22が、下部にシャッターケース23がそれぞれ設けられているので、ボックス本体21を取り付けることで、鉢受部22とシャッターケース23とを有するフラワーボックス20を取り付けることができる。従って、鉢受部22とシャッターケース23とを別個に建物1に取り付けなくてすむので、作業が繁雑とならない。
【0036】
▲2▼ボックス本体21には、その上部に鉢受部22が、下部にシャッターケース23がそれぞれ設けられており、これら22,23は、ボックス本体21に隠されているので、建物において下階2と上階3との境界近傍に突出せずにすみ、外観がすっきりとまとまったユニット式建物1とすることができる。
▲3▼フラワーボックス20は、ユニット式建物1の製作時の基準寸法であるモジュールに対応しているので、その基準寸法に従って製作すればよく、製作が容易である。
【0037】
▲4▼フラワーボックス20は、上階建物ユニット3の躯体である柱6、間柱6Aに取り付けられているので、取付強度が大きくなり、フラワーボックスの確実な取付が保証される。
▲5▼フラワーボックス20の鉢受部22の排水は、シャッターレール37に沿って設けられた樋42により行われるので、花等に水やりした結果鉢受部22から垂れ落ちる水がシャッターケース23の上部または側面から自然落下することがなくなり、晴れた日等に例えば室内にいても気にならなくなる。
【0038】
▲6▼鉢受部22は、上層部材30と水切り皿31とを含んで構成され、これら30,31は取付け、取り外し可能となっているので、万一破損しても、別の新しい上層部材等と容易に取り替えることができる。
▲7▼排水手段40の底面部41Aは、水受け本体41の長さ方向(矢印M方向)および幅方向(矢印N方向)とも、樋42に向かって下る方向にわずかに傾斜しているので、底面部41Aに集められた水は樋42側に流れ、底面部41Aに溜まらず、樋42の溜まった水による腐食を防止でき、長寿命化を図ることができる。
【0039】
▲8▼フラワーボックス20におけるボックス本体21が、内側部材24と外側部材25とを有する二重構造となっているので、両部材24,25間に空気の層が形成され、鉢受部22にとっての保温効果を期待でき、冬場での鉢等の最低限の保護を行える。
【0040】
次に、本発明に係る第2実施形態を説明する。
本実施形態は、ボックス本体21に取り付けられる排水手段50を、前記第1実施形態の排水手段40と異なる形態としたものである。従って、異なる部分のみを説明し、同一部分には同一符号を付して説明は省略または簡略化する。
【0041】
図7に示すように、本実施形態の排水手段50は、水受け本体51と前記樋42とを備えて構成されている。水受け本体51は、シャッターケース23の長手方向に沿った第1部材51Aと、この第1部材51Aの一端に一方向に突出して設けられた第2部材51Bとで平面L字状に形成されている。第1,第2部材51A,51Bとも断面が角U字状に形成され、それぞれの部材の外側の部材を、前記内側部材24の前面部24Aよび側面部材24Bの外周に沿って差し込んだ状態で溶接して固着されている。
【0042】
このような水受け本体51には、第1部材51Aから第2部材51Bを経て、樋42に至るまでが、矢印M、Nで示すように、緩やかに下り傾斜の水勾配が形成され、集められた水が容易に排水されるようになっている。
そして、このような水受け部材51における第2部材51Bの先端穴部に、樋42が連結されている。
【0043】
このような第2実施形態では、前記▲1▼〜▲8▼の効果の他、水受け部材51を、水受け部材51は、シャッターケース23の長手方向に沿った第1部材51Aと、第2部材51Bとで形成できるので、製作が容易であるとともに、少ない部材で作れるので材料の節約が可能となるというという効果が得られる。
【0044】
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できるものであれば、次に示すような変形形態でもよいものである。
すなわち、前記各実施形態では、樋42は角筒状に形成されているが、これに限らず、円筒状、あるいは断面蒲鉾状等でもよい。
【0045】
また、前記各実施形態では、鉢受け部22の水切り皿31を、底面部31Aの両側に側面部31Cを設けて形成したが、これに限らず、側面部31Cのない形状とし、底面部31Aの両端を、ボックス本体21における内側部材24の側面部24Aに直接取り付けてもよい。この場合、底面部31Aの先端部31Dと内側部材24の前面部24Bとの隙間Sは、前面部24Bに隙間Sを保つ突起部材を取り付ければよい。
【0046】
さらに、前記各実施形態では、ボックス本体21を、内側部材24と外側部材25とを有する形状としたが、これに限らず、外側部材25を取り除いた内側部材24を有するものとしてもよい。
【0047】
また、前記第2実施形態では、排水手段50を構成する水受け部材51を、角形のU字状としたが、これに限らず、底が半円型となったU字状としてもよい。このようにしても、前記効果を得ることができる。
【0048】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のシャッター内蔵のフラワーボックスによれば、ボックス本体の内部に鉢受け部と、シャッターケースとが設けられ、このボックス本体を取り付ける作業だけで鉢受け部と、シャッターケースとを同時に取り付けることができる。従って、作業が繁雑とならずにすむとともに、鉢受け部とシャッターケースとがボックス本体で隠されるので、上下に接近した位置で外壁から突出した凹凸部がなくなり、外観がすっきりとまとまった建物とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のシャッター内蔵のフラワーボックスを取り付けたユニット式建物を示す全体図である。
【図2】前記実施形態のユニット式建物を構成する建物ユニットを示す全体斜視図である。
【図3】前記実施形態のシャッター内蔵のフラワーボックスを示す縦断面図である。
【図4】前記実施形態のシャッター内蔵のフラワーボックスを示す平面図である。
【図5】前記実施形態の鉢受け部の構造を示す分解斜視図である。
【図6】前記実施形態の排水手段を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る第2実施形態の排水手段を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ユニット式建物
2 建物の下階
3 建物の上階
20 フラワーボックス
21 ボックス本体
22 鉢受け部
23 シャッターケース
40 排水手段
41 受け部材
42 樋

Claims (7)

  1. 建物の階と階との境界近傍に設けられ、上下端がそれぞれ上下階方向に延びるとともに前記建物の外壁から外側に突出するボックス本体を備え、このボックス本体の内部には、草花や木を植え込んだ鉢、プランタ等を収容する鉢受け部と、前記ボックス本体の内側と所定寸法の間隙を有しシャッターを収納するシャッターケースとが設けられ前記鉢受け部は、前記鉢、プランタ等を載せるとともに前記鉢受け部からの水を排出する受け部材と、この受け部材の下方に設けられ前記鉢受け部材からの水を受けて下方に流す水切り部材とを備え、前記鉢受け部の排水は、前記ボックス本体の下部から前記シャッターケースの下部にわたって設けられる排水手段により行われ、この排水手段は、前記水切り部材の下方に設けられ前記シャッターケースの外側の前記間隙を通って落下した水を受ける受け部材と、この受け部材に接続されるとともに前記シャッターケースを構成するシャッターレールに沿って設けられた樋とを有することを特徴とするシャッター内蔵のフラワーボックス。
  2. 請求項lに記載のシャッター内蔵のフラワーボックスにおいて、前記受け部材は、前記ボックス本体の幅方向および奥行き方向の寸法とほぼ等しい長さ寸法および幅寸法を有する底面部と、前記建物の外壁側端部に沿って前記底面部から立ち上がった背面部と、この背面部と対向し、かつ、底面部のボックス本体側に立ち上がった前面部と、この前面部と前記背面部とのそれぞれの両端部同士を繋ぐとともに、底面部の長さ方向両端部に立ち上がった側面部とを有する箱状に形成されることを特徴とするシャッター内蔵のフラワーボックス。
  3. 請求項lに記載のシャッター内蔵のフラワーボックスにおいて、
    前記受け部材は、前記ボックス本体の長手方向に沿った第1部材と、この第1部材の一端に、前記建物の外壁に対向する方向に突出して設けられた第2部材と、で平面L字状に形成されることを特徴とするシャッター内蔵のフラワーボックス。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のシャッター内蔵のフラワーボックスにおいて、前記建物は四隅に立設される4本の柱とこれらの柱の上端間同士および下端間同士を結合する各4本の上梁と下梁とを有する骨組みを備えた建物ユニットを複数組み合わせたユニット式建物であり、前記ボックス本体は、前記建物ユニットの製作時の基準寸法であるモジュールに対応していることを特徴とするシャッター内蔵のフラワーボックス。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載のシャッター内蔵のフラワーボックスにおいて、前記ボックス本体は、前記建物の柱に取り付けられていることを特徴とするシャッター内蔵のフラワーボックス。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のシャッター内蔵のフラワーボックスにおいて、前記受け部材および水切り部材は取付け、取り外し可能であることを特徴とするシャッター内蔵のフラワーボックス。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のシャッター内蔵のフラワーボックスにおいて、前記ボックス本体は直方体状に形成されていることを特徴とするシャッター内蔵のフラワーボックス。
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