JP2000257353A - シャッター内蔵のフラワーボックス - Google Patents

シャッター内蔵のフラワーボックス

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JP2000257353A
JP2000257353A JP11058492A JP5849299A JP2000257353A JP 2000257353 A JP2000257353 A JP 2000257353A JP 11058492 A JP11058492 A JP 11058492A JP 5849299 A JP5849299 A JP 5849299A JP 2000257353 A JP2000257353 A JP 2000257353A
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flower box
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付作業が煩雑とならずにすむとともに、外
観がすっきりとまとまり、かつ、排水が効率よく行われ
るようになるシャッター内蔵のフラワーボックスを提供
する。 【解決手段】 建物1の下階2と上階3との境界近傍
に、上下端がそれぞれ上下階方向に延びるとともに建物
1の外壁14から外側に突出するボックス本体21を備
え、このボックス本体21の内部に、鉢受け部22、シ
ャッターケース23を設けたシャッター内蔵のフラワー
ボックス20とする。そのため、作業が繁雑とならずに
すむとともに、鉢受け部とシャッターケースとがボック
ス本体で隠されるので、上下に接近した位置で外壁から
突出した複数の凹凸部がなくなり、外観がすっきりとま
とまった建物となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物に設けられる
とともに内部にシャッターケースを取り付けたシャッタ
ー内蔵のフラワーボックスに関する。
【0002】
【背景技術】建物の室内の窓近傍に、草花、木を植え込
んだ鉢や、プランタ等を載せるフラワーボックスを設け
ることが多く、このことにより、住生活に潤いと変化等
を与えている。一方、建物において室内の窓等の開口上
方にはシャッターケースが設けられ、そのシャッターケ
ース内には、開口を覆うシャッターが収納されている
(特開平8ー288140号公報)。ところで、建物の
間取りによっては、このようなフラワーボックスおよび
シャッターケースが上下方向に同列に配置されることが
ある。この場合、フラワーボックスは建物の上階の下部
に設けられ、シャッターケースは建物の下階の上部に設
けられるので両者は接近している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来のフ
ラワーボックスおよびシャッターケースの取付では、上
下方向に接近して配置されているにもかかわらず、それ
ぞれを別個に取り付けなければならず、同じような工程
を繰り返しすことになり、作業が繁雑となるという問題
がある。また、建物の外壁から突出する部位が建物の上
階、下階の境界部近傍同一列に2カ所生じることとな
り、外観上見映えが悪くなり、すっきりしない。さら
に、晴れた日でも、花に水やりした結果フラワーボック
スから垂れ落ちる水が、シャッターケースの上部から前
部または側部に伝わり、そこから落下するので、例えば
室内にいると、気になることもあり好ましくないという
問題もある。
【0004】本発明の目的は、取付作業が煩雑とならず
にすむとともに、外観がすっきりとまとまり、かつ、排
水が効率よく行われるようになるシャッター内蔵のフラ
ワーボックスを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のシャッター内蔵のフラワーボックス20は、図面を参
照して説明すると、図1に示すように、建物1の階2と
階3との境界近傍に設けられ、上下端がそれぞれ上下階
方向に延びるとともに建物1の外壁から外側に突出する
ボックス本体を備え、このボックス本体の内部には、草
花や木を植え込んだ鉢、プランタ等を収容する鉢受け部
22と、シャッター36を収納するシャッターケース2
3とが設けられていることを特徴とするものである。
【0006】以上において、建物の階と階との境界近傍
とは、一階と二階との境界、二階と三階との境界および
それ以上の階における境界を含むものである。また、ボ
ックス本体の形状は、内部が空洞の直方体形状または半
円形状等、特に限定されないものである。さらに、本発
明のシャッター内蔵のフラワーボックスは、予め工場で
生産される柱、梁を有する建物ユニットを現場で組み合
わせて建てるユニット式建物に限らず、いわゆるパネル
工法による建物、在来工法による建物等に設けることが
可能である。
【0007】このような本発明では、ボックス本体の内
部に鉢受け部と、シャッターケースとが設けられ、この
ボックス本体を取り付ける作業だけで鉢受け部と、シャ
ッターケースとを同時に取り付けることができる。従っ
て、作業が繁雑とならずにすむとともに、鉢受け部とシ
ャッターケースとがボックス本体で隠されるので、上下
に接近した位置で外壁から突出した凹凸部がなくなり、
外観がすっきりとまとまった建物とすることができる。
【0008】本発明の請求項2に記載のシャッター内蔵
のフラワーボックスは、図1に示すように、請求項lに
おいて、鉢受け部22は建物1の上階3の室内開口部1
6に対応する高さ位置に設けられ、シャッターケース2
3は建物1の下階2の室内開口部15上方に位置してい
ることを特徴とするものである。
【0009】このような本発明では、鉢受け部に対し
て、無理のない自然の姿勢で作業が可能となり、また、
シャッターケース内のシャッターの開閉を無駄な動作な
く行えるとともに、シャッターの長さを最少におさえる
ことができろ。
【0010】本発明の請求項3に記載のシャッター内蔵
のフラワーボックスは、図3,6に示すように、請求項
1または2ににおいて、鉢受け部22の排水は、ボック
ス本体21の下部からシャッターケース23の下部にわ
たって設けられる排水手段40により行われ、この排水
手段40は、鉢受け部22からの排水を受ける水受け本
体41と、この水受け本体41に接続されるとともにシ
ャッターケース23を構成するシャッターレール37に
沿って設けられた樋42とを有することを特徴とするも
のである。
【0011】このような本発明では、鉢受け部からの水
は樋を伝って捨てられ、この樋は、シャッターレールに
沿って設けられており、花に水やりした結果フラワーボ
ックスから垂れ落ちる水がシャッターケースの上部また
は側面から自然落下することがなくなるので、晴れた日
等に例えば室内にいても気にならなくなる。
【0012】本発明の請求項4に記載のシャッター内蔵
のフラワーボックスは、図3に示すように、請求項1〜
3のいずれかにおいて、建物は四隅に立設される4本の
柱6とこれらの柱6の上端間同士および下端間同士を結
合する各4本の上梁7と下梁8とを有する骨組みを備え
た建物ユニット2,3を複数組み合わせたユニット式建
物1であり、ボックス本体21は、建物ユニット2,3
の製作時の基準寸法であるモジュールに対応しているこ
とを特徴とするものである。
【0013】このような本発明では、ボックス本体がモ
ジュールに対応しているので、製作が容易となる。
【0014】本発明の請求項5に記載のシャッター内蔵
のフラワーボックスは、図3に示すように、請求項1〜
3のいずれかにおいて、ボックス本体21は、建物1の
柱6に取り付けられていることを特徴とするものであ
る。
【0015】以上において、ボックス本体の建物の柱へ
の取付方法としては、ブラケットを介してねじ止めする
方法、ブラケットを介して溶接する方法、ブラケットを
使用せずに直接取り付ける方法等、どのような方法でも
よい。このような本発明では、ボックス本体が建物の躯
体である柱に取り付けられるので、取付強度が大きくな
り、フラワーボックスの確実な取付が保証される。
【0016】本発明の請求項6に記載のシャッター内蔵
のフラワーボックスは、図3に示すように、請求項1〜
5のいずれかにおいて、鉢受け部22は、鉢、プランタ
等を載せるとともに鉢受け部22からの水を排出する受
け部材30と、この受け部材30の下方に設けられ受け
部材30からの水を受けて下方に流す水切り部材31と
を備え、受け部材30および水切り部材31は取付け、
取り外し可能であることを特徴とするものである。
【0017】このような本発明では、受け部材と水切り
部材とが取付け、取り外し可能となっているので、これ
らが破損した際等、新しいものと容易に交換することが
できる。
【0018】本発明の請求項7に記載のシャッター内蔵
のフラワーボックスは、図5に示すように、請求項1〜
6のいずれかにおいて、ボックス本体21は直方体状に
形成されていることを特徴とするものである。
【0019】このような本発明では、製作が容易である
とともに、ボックス本体内部の鉢受け部とシャッターケ
ースを取り付ける際の納まりがよくなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、本発明の第1
実施形態の建物1は、下階2、その上の上階3および上
階3の上方に設けられた屋根4を備えて構成されてい
る。下階2および上階3は、図2に示すような、予め工
場で生産される建物ユニット5で形成されている。従っ
て、建物1は、複数の建物ユニット5を現場でみ合わせ
て構成されるユニット式建物となっている。
【0021】上記建物ユニット5は、四隅に立設される
4本の柱6と、これらの柱6の上端間同士および可鍛間
同士を結合する各4本の上梁7、下梁8を含み形成され
た骨組み9を備えている。そして、このような建物ユニ
ット5には、天井面材10,床面材11が張られ、ま
た、内壁13(図3参照)や外壁12等が予め取り付け
られている。
【0022】このようなユニット式建物1の下階2に
は、図1に示すように、室内開口部である高さの高い窓
部15が設けられ、上階3にはこの窓部15と上下方向
に同列に、室内開口部である高さの低い窓部16が設け
られている。2つの窓部15,16の間、つまり下階2
と上階3との境界部近傍には、フラワーボックス20が
設けられている。このフラワーボックス20は、上の窓
部16の下端から下の窓部15の上端にわたるととも
に、両窓部15,16の幅寸法と同じ幅に形成されてい
る。
【0023】図3,4に示すように、フラワーボックス
20は、ボックス本体21を備えており、このボックス
本体21の上部には鉢受け部22、下部にはシャッター
ケース23が、それぞれ設けられている。ボックス本体
21は、例えば、塩ビ鋼板を前面部24Aとこの前面部
24Aの両端に接続される側面部24Bとにより平面コ
字状に折り曲げた内側部材24と、同じように形成さ
れ、かつ、その外側に設けられる外側部材25とを含み
構成され、それぞれの上端部には蓋部材26が被せられ
ている。このようなボックス本体21における内側部材
24の両側面部24Bの室内側先端部には、例えばチャ
ンネル部材で形成されたブラケット27が、上下方向に
鉢受け部22寄りに固着されている。
【0024】一方、上階建物ユニット3の柱6と間柱6
Aとには、例えばチャンネル部材で形成されたブラケッ
ト28が固着されている。そして、これらのブラケット
27,28は、それぞれの一辺同士が上の窓部16と下
の窓部15との間に配置された外壁14に当接されると
ともに、外壁14に明けられた穴にブラケット27側か
らボルト29を通し、ブラケット28側、つまり居室側
からナットを螺合させることにより連結されている。こ
のように、ボックス本体21は外壁14に取り付けら
れ、外壁14は柱6と間柱6Aとに固定されていること
になり、フラワーボックス20は、建物の躯体に固定さ
れていることになる。
【0025】なお、外側部材25における側面部の先端
は、外壁12と外壁14との隙間に差し込まれている。
そして、このようなボックス本体21の幅寸法は、上記
外壁14の幅寸法と同じ寸法に形成されており、建物の
製作時の基準寸法であるモジュールに対応している。
【0026】鉢受部22は、図5にも示すように、例え
ばエキスバンドメタルで形成された受け部材である上層
部材30と、この上層上層部材30の下方に設けられる
水切り部材である水切り皿31とを含み構成されてい
る。水切り皿31は、上層部材30からの排水を受ける
とともに、下方に排出する底面部31Aと、この底面部
31Aにおいて外壁14側の一端部に立ち上げられる断
面L字状の受け部31Bと、底面部31Aの長手方向両
側面に立ち上げられた側面部31Cとを有して形成され
ている。水切り皿31は、受け部31Aの上面が水平を
保った状態で、外壁14から外側に低くなる傾斜状に取
り付けられるようになっている。
【0027】水切り皿31の底面部31Aの先端部31
Dは、下方に傾斜状に折り曲げられるとともに、内側部
材24の前面部24Aとの間で所定寸法の隙間Sを形成
するようになっており、その隙間Sから水を落とすこと
で排水が容易となるように形成されている。また、その
隙間Sを保つために、水切り皿31の側面部31Cの長
さは、底面部31Aの幅寸法より長くなっており、外壁
14と内側部材24の前面部24Aと間の寸法よりわず
かに小さな寸法に形成されている。そのため、水切り皿
31を配置したとき、側面部31Cの先端が先に内側部
材24に当接するので、底面部31Aの先端部31Dと
内側部材24の前面部24Aとの隙間が確保されること
になる。
【0028】このような水切り皿31は、外壁14に取
り付けられた2個のブラケット33と、内側部材24の
側面部24Bに取り付けられたそれぞれ1個のブラケッ
ト34との上に載せられるようになっている。つまり、
水切り皿31は取付け、取り外しが自在にできる。
【0029】また、上層部材30も取付け、取り外しが
自在にできるように配置されている。すなわち、内側部
材24の前面部24Aにおいて前記水切り皿31の受け
部31Bと同一高さ位置に、図3,5に示すように、2
個のブラケット35が固着されており、これらの受け部
31B、ブラケット35上に、上層部材30が載せられ
るようになっている。そして、このような上層部材30
の上に、草花や木を植えた鉢やプランター等が適宜置か
れることになる。
【0030】前記シャッターケース23は、その室内側
側面が開口する横長の角筒状に形成され、内部にシャッ
ター36を収納するとともに、このシャッター36を上
下にスライド可能に導くシャッターレール37を備え、
前記下階建物ユニット2の上梁7に固定されている。シ
ャッターケース23の長手方向の両端は、ボックス本体
21における内側部材24の両側面部24Bに当接され
ている。つまり、ボックス本体21の両側面部24Bが
シャッターケース23の側面を兼ねている。
【0031】図3,6に示すように、ボックス本体21
の下端には、鉢受部22等から垂れ落ちる水を受け、か
つ、下方に排水する排水手段40が設けられている。こ
の排水手段40は、ボックス本体21の幅方向および奥
行き方向の寸法とほぼ等しい長さ寸歩および幅寸法を有
する箱状の水受け本体41と、この水受け本体41に接
続される樋42とを備えて構成されている。
【0032】水受け本体41は、底面部41Aと、この
底面部41Aの外壁14側端部に立ち上がった背面部4
1Bと、この背面部41Bと対向し、かつ、底面部41
Aの他端側に立ち上がった前面部41Cと、これらの部
材41B,41Cの両端部同士を繋ぐとともに、底面部
41Aの長さ方向両端部に立ち上がった側面部41Dと
を有して形成されている。
【0033】前面部41Cおよび両側面部41Dは、前
記内側部材24の前面部24Bおよび側面部24Aの外
周に沿って差し込んだ状態で溶接して固着されている。
背面部41Bは、側面部41D等より高さが低く形成さ
れており、その上端は、シャッターケース23の下端面
に当接されるようになっている。また、底面部41A
は、水受け本体41の長さ方向および幅方向とも、矢印
M、Nで示すように、樋42に向かってわずかに傾斜し
ており、そのため、底面部41Aに集められた水は樋4
2側に流れ、底面部41Aに溜まらないようになってい
る。さらに、底面部41Aの一つの隅部には、四角形状
の穴41Eが明けられている。
【0034】樋42は、四角筒状に形成されており、上
記穴41Eに差し込まれるとともに溶接等で固着されて
いる。この樋42は、シャターレール37に沿って下方
に延び、かつ、図示しない固定具により外壁12に取り
付けられている。樋42の下部は、図1,6に示すよう
に、基礎17の途中まで延びている。
【0035】このような本実施形態では、次のような効
果がある。 ユニット式建物1の下階2と上階3との境界近傍に、
上階3の柱6に取り付けられたボックス本体21には、
その上部に鉢受部22が、下部にシャッターケース23
がそれぞれ設けられているので、ボックス本体21を取
り付けることで、鉢受部22とシャッターケース23と
を有するフラワーボックス20を取り付けることができ
る。従って、鉢受部22とシャッターケース23とを別
個に建物1に取り付けなくてすむので、作業が繁雑とな
らない。
【0036】ボックス本体21には、その上部に鉢受
部22が、下部にシャッターケース23がそれぞれ設け
られており、これら22,23は、ボックス本体21に
隠されているので、建物において下階2と上階3との境
界近傍に突出せずにすみ、外観がすっきりとまとまった
ユニット式建物1とすることができる。 フラワーボックス20は、ユニット式建物1の製作時
の基準寸法であるモジュールに対応しているので、その
基準寸法に従って製作すればよく、製作が容易である。
【0037】フラワーボックス20は、上階建物ユニ
ット3の躯体である柱6、間柱6Aに取り付けられてい
るので、取付強度が大きくなり、フラワーボックスの確
実な取付が保証される。 フラワーボックス20の鉢受部22の排水は、シャッ
ターレール37に沿って設けられた樋42により行われ
るので、花等に水やりした結果鉢受部22から垂れ落ち
る水がシャッターケース23の上部または側面から自然
落下することがなくなり、晴れた日等に例えば室内にい
ても気にならなくなる。
【0038】鉢受部22は、上層部材30と水切り皿
31とを含んで構成され、これら30,31は取付け、
取り外し可能となっているので、万一破損しても、別の
新しい上層部材等と容易に取り替えることができる。 排水手段40の底面部41Aは、水受け本体41の長
さ方向(矢印M方向)および幅方向(矢印N方向)と
も、樋42に向かって下る方向にわずかに傾斜している
ので、底面部41Aに集められた水は樋42側に流れ、
底面部41Aに溜まらず、樋42の溜まった水による腐
食を防止でき、長寿命化を図ることができる。
【0039】フラワーボックス20におけるボックス
本体21が、内側部材24と外側部材25とを有する二
重構造となっているので、両部材24,25間に空気の
層が形成され、鉢受部22にとっての保温効果を期待で
き、冬場での鉢等の最低限の保護を行える。
【0040】次に、本発明に係る第2実施形態を説明す
る。本実施形態は、ボックス本体21に取り付けられる
排水手段50を、前記第1実施形態の排水手段40と異
なる形態としたものである。従って、異なる部分のみを
説明し、同一部分には同一符号を付して説明は省略また
は簡略化する。
【0041】図7に示すように、本実施形態の排水手段
50は、水受け本体51と前記樋42とを備えて構成さ
れている。水受け本体51は、シャッターケース23の
長手方向に沿った第1部材51Aと、この第1部材51
Aの一端に一方向に突出して設けられた第2部材51B
とで平面L字状に形成されている。第1,第2部材51
A,51Bとも断面が角U字状に形成され、それぞれの
部材の外側の部材を、前記内側部材24の前面部24A
よび側面部材24Bの外周に沿って差し込んだ状態で溶
接して固着されている。
【0042】このような水受け本体51には、第1部材
51Aから第2部材51Bを経て、樋42に至るまで
が、矢印M、Nで示すように、緩やかに下り傾斜の水勾
配が形成され、集められた水が容易に排水されるように
なっている。そして、このような水受け部材51におけ
る第2部材51Bの先端穴部に、樋42が連結されてい
る。
【0043】このような第2実施形態では、前記〜
の効果の他、水受け部材51を、水受け部材51は、シ
ャッターケース23の長手方向に沿った第1部材51A
と、第2部材51Bとで形成できるので、製作が容易で
あるとともに、少ない部材で作れるので材料の節約が可
能となるというという効果が得られる。
【0044】なお、本発明は前記各実施形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できるものであれ
ば、次に示すような変形形態でもよいものである。すな
わち、前記各実施形態では、樋42は角筒状に形成され
ているが、これに限らず、円筒状、あるいは断面蒲鉾状
等でもよい。
【0045】また、前記各実施形態では、鉢受け部22
の水切り皿31を、底面部31Aの両側に側面部31C
を設けて形成したが、これに限らず、側面部31Cのな
い形状とし、底面部31Aの両端を、ボックス本体21
における内側部材24の側面部24Aに直接取り付けて
もよい。この場合、底面部31Aの先端部31Dと内側
部材24の前面部24Bとの隙間Sは、前面部24Bに
隙間Sを保つ突起部材を取り付ければよい。
【0046】さらに、前記各実施形態では、ボックス本
体21を、内側部材24と外側部材25とを有する形状
としたが、これに限らず、外側部材25を取り除いた内
側部材24を有するものとしてもよい。
【0047】また、前記第2実施形態では、排水手段5
0を構成する水受け部材51を、角形のU字状とした
が、これに限らず、底が半円型となったU字状としても
よい。このようにしても、前記効果を得ることができ
る。
【0048】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のシャッ
ター内蔵のフラワーボックスによれば、ボックス本体の
内部に鉢受け部と、シャッターケースとが設けられ、こ
のボックス本体を取り付ける作業だけで鉢受け部と、シ
ャッターケースとを同時に取り付けることができる。従
って、作業が繁雑とならずにすむとともに、鉢受け部と
シャッターケースとがボックス本体で隠されるので、上
下に接近した位置で外壁から突出した凹凸部がなくな
り、外観がすっきりとまとまった建物とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のシャッター内蔵の
フラワーボックスを取り付けたユニット式建物を示す全
体図である。
【図2】前記実施形態のユニット式建物を構成する建物
ユニットを示す全体斜視図である。
【図3】前記実施形態のシャッター内蔵のフラワーボッ
クスを示す縦断面図である。
【図4】前記実施形態のシャッター内蔵のフラワーボッ
クスを示す平面図である。
【図5】前記実施形態の鉢受け部の構造を示す分解斜視
図である。
【図6】前記実施形態の排水手段を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る第2実施形態の排水手段を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 ユニット式建物 2 建物の下階 3 建物の上階 20 フラワーボックス 21 ボックス本体 22 鉢受け部 23 シャッターケース 40 排水手段 41 受け部材 42 樋

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の階と階との境界近傍に設けられ、
    上下端がそれぞれ上下階方向に延びるとともに前記建物
    の外壁から外側に突出するボックス本体を備え、このボ
    ックス本体の内部には、草花や木を植え込んだ鉢、プラ
    ンタ等を収容する鉢受け部と、シャッターを収納するシ
    ャッターケースとが設けられていることを特徴とするシ
    ャッター内蔵のフラワーボックス。
  2. 【請求項2】 請求項lに記載のシャッター内蔵のフラ
    ワーボックスにおいて、前記鉢受け部は前記建物の上階
    の室内開口部に対応する高さ位置に設けられ、前記シャ
    ッターケースは前記建物の下階の室内開口部上方に位置
    していることを特徴とするシャッター内蔵のフラワーボ
    ックス。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のシャッター内
    蔵のフラワーボックスにおいて、前記鉢受け部の排水
    は、前記ボックス本体の下部から前記シャッターケース
    の下部にわたって設けられる排水手段により行われ、こ
    の排水手段は、前記鉢受け部からの排水を受ける受け部
    材と、この受け部材に接続されるとともに前記シャッタ
    ーケースを構成するシャッターレールに沿って設けられ
    た樋とを有することを特徴とするシャッター内蔵のフラ
    ワーボックス。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のシャッ
    ター内蔵のフラワーボックスにおいて、前記建物は四隅
    に立設される4本の柱とこれらの柱の上端間同士および
    下端間同士を結合する各4本の上梁と下梁とを有する骨
    組みを備えた建物ユニットを複数組み合わせたユニット
    式建物であり、前記ボックス本体は、前記建物ユニット
    の製作時の基準寸法であるモジュールに対応しているこ
    とを特徴とするシャッター内蔵のフラワーボックス。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載のシャッ
    ター内蔵のフラワーボックスにおいて、前記ボックス本
    体は、前記建物の柱に取り付けられていることを特徴と
    するシャッター内蔵のフラワーボックス。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のシャッ
    ター内蔵のフラワーボックスにおいて、前記鉢受け部
    は、前記鉢、プランタ等を載せるとともに鉢受け部から
    の水を排出する受け部材と、この受け部材の下方に設け
    られ前記受け部材からの水を受けて下方に流す水切り部
    材とを備え、前記受け部材および水切り部材は取付け、
    取り外し可能であることを特徴とするシャッター内蔵の
    フラワーボックス。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のシャッ
    ター内蔵のフラワーボックスにおいて、前記ボックス本
    体は直方体状に形成されていることを特徴とするシャッ
    ター内蔵のフラワーボックス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006328695A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Sekisui House Ltd シャッターボックス構造
JP2013192471A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Lixil Corp 植木用容器の保持装置
JP2020051108A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 大和ハウス工業株式会社 シャッター装置

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