JP4617195B2 - 犬小屋 - Google Patents

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Description

本発明は、犬小屋に関するものである。
従来の犬小屋は、単に防寒用の壁や通風用の窓と出入り口の付いたものが一般的であった。しかし、従来の犬小屋では通風性能が不十分であるために、夏などにおいて、犬小屋内が犬小屋外部に比べて高温多湿となり、犬が過ごしにくい状態となる。さらに、従来の犬小屋は、蚊などの虫の進入を防止する対策は何ら採用されていないので、犬小屋内に蚊などの虫が進入して、犬が蚊などの虫に刺されるおそれがある。
このような問題を解決するために、暑さ、寒さ等の温度変化に対応可能であると同時に、蚊などの虫刺されを防止できる犬小屋が発明された(例えば、特許文献1参照)。この犬小屋は、屋根付きの骨組み主体の外小屋と、外小屋の中に収納可能なネット状枠体と、ネット状枠体の中に収納可能な内小屋とを備える。そして、風雨の際や、防寒時には、外小屋の中にネット状枠体及び内小屋を挿入収納して使用する。また、天気が良い時などは、ネット状枠体のみを外小屋及び内小屋から引き出して使用する。
特開2001−346467号公報
しかし、天気が良い時などには、ネット状枠体のみを外小屋及び内小屋から引き出して使用するので、ネット状枠体の配置スペースと外小屋及び内小屋の配置スペースが必要となる。また、天気が良い時であっても、特に日差しが非常に強い場合などには、通風が良好で且つ日陰であることが望まれる。特許文献1に記載の犬小屋は、通風が良好で且つ日陰にするためには、ネット状枠体を外小屋の中に挿入収納して使用することになる。しかし、この場合には、内小屋が使用されないために、内小屋を収納するスペースが必要となる。つまり、特許文献1に記載の犬小屋は、外小屋、ネット状枠体及び内小屋の全てを同時に用いる場合以外には、これら全てを同時に用いる場合に比べて少なくとも2倍のスペースが必要となる。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、暑さ、寒さ等の温度変化に対応可能で、省スペース化を図ることができる犬小屋を提供することを目的とする。
本発明の犬小屋は、犬小屋本体と、網扉と、壁板とを備える。ここで、犬小屋本体は、底板部と、該底板部に立設して固定された支持柱と、該支持柱の上端側に固定され前記底板部の上側を覆う屋根部と、開口部を有して前記底板部と前記屋根部との対向空間を囲繞し且つ下端側が前記底板部に固定され上端側が前記屋根部に固定された固定網とを有する。網扉は、前記開口部に開閉可能に配置される。壁板は、前記犬小屋本体に対して着脱可能であり、前記犬小屋本体に装着された際に前記固定網を被覆する板である。なお、前記開口部は、底板部と屋根部との対向空間の周囲のうち固定網が配置されていない部分である。すなわち、底板部と屋根部との対向空間は、固定網と網扉とにより囲まれていることになる。
つまり、本発明の犬小屋は、壁板を犬小屋本体に装着していない状態と、壁板を犬小屋本体に装着した状態とが存在することになる。そして、壁板を犬小屋本体に装着していない状態の本発明の犬小屋は、周囲が固定網及び網扉により囲まれている。従って、犬小屋内部では、蚊などの虫刺されを予防することができる。さらに、固定網と網扉とは、共に網により形成されているため、通風性が極めて良好となる。また、本発明の犬小屋は、実質的に犬小屋本体のスペースのみとなるため、特許文献1に記載の犬小屋に比べて、省スペース化を図ることができる。また、犬小屋本体は、そもそも屋根部を備えているため、犬小屋内部を日陰にすることができるので、夏の日差しが強い場合であっても、快適に過ごすことができる。
さらに、本発明の犬小屋は、壁板を犬小屋本体に対して着脱可能とすることで、固定網の面積を非常に広く確保することができる。これにより、壁板を装着していない状態の通風性を極めて良好とすることができる。
また、壁板を犬小屋本体に装着した状態の本発明の犬小屋は、寒さや雨をしのぐことができる。この壁板は、固定網のうち底板部側の少なくとも一部を被覆する下側壁板と、固定網のうち下側壁板により被覆されていない部分を被覆する上側壁板とを有する
つまり、壁板が固定網の全てを被覆する場合には、寒さ及び雨の何れもをしのぐことができる。また、壁板が固定網のうちの下側を被覆する場合には、地面に跳ねた雨が犬小屋内部に進入することを防止できる。もちろん、壁板が固定網のうちの下側を被覆する場合には、固定網のうちの上側は開放されているので、通風性が十分に確保することができる。従って、例えば梅雨時期などの高温で雨が降る時期などには、壁板により固定網のうちの下側を被覆することで、快適に過ごすことができる。
また、上述した壁板は、犬小屋本体に対してスライドして着脱可能であるとよい。これにより、非常に容易に壁板を着脱することができる。
このように壁板を犬小屋本体に対してスライドして着脱する場合には、例えば、犬小屋本体は、ガイド溝を形成し且つ底板部、支持柱及び屋根部の少なくとも何れかに固定されたガイド溝形成部材を備え、壁板は、ガイド溝にスライドして着脱可能としてもよい。ガイド溝形成部材を用いることで、非常に容易に且つ確実に壁板を着脱することができる。
そして、このように犬小屋本体がガイド溝形成部材を備える場合、以下の2つの手段を採ることができる。第1の手段としては、ガイド溝形成部材が、底板部に固定され略水平で下側凹のガイド溝を形成する下側ガイド溝形成部材と、屋根部に固定され下側凹のガイド溝の対向上側であって略水平で上側凹のガイド溝を形成する上側ガイド溝形成部材とを有する。そして、壁板は、下側ガイド溝形成部材の下側凹のガイド溝及び上側ガイド溝形成部材の上側凹のガイド溝にスライドして着脱可能とする。つまり、この第1の手段では、壁板が固定網の全てを被覆するようにした構成である。これにより、壁板を装着した場合には、寒さ及び雨の何れもをしのぐことができることに加えて、非常に容易且つ確実に壁板を犬小屋本体に装着することができる。
また、第2の手段としては、ガイド溝形成部材が、底板部に固定され略水平で下側凹のガイド溝を形成する下側ガイド溝形成部材と、支持柱の中間に固定され略水平で上側凹のガイド溝及び略水平で下側凹のガイド溝を形成する中間ガイド溝形成部材と、屋根部に固定され下側凹のガイド溝の対向上側であって略水平で上側凹のガイド溝を形成する上側ガイド溝形成部材とを有する。そして、壁板は、下側ガイド溝形成部材の下側凹のガイド溝及び中間ガイド溝形成部材の上側凹のガイド溝にスライドして着脱可能な下側壁板と、中間ガイド溝形成部材の下側凹のガイド溝及び上側ガイド溝形成部材の上側凹のガイド溝にスライドして着脱可能な上側壁板とを有する。これにより、下側壁板のみを犬小屋本体に装着した場合には、上述した固定網のうちの下側のみを被覆する状態となる。つまり、下側壁板のみを犬小屋本体の装着した場合には、例えば梅雨時期などに快適に過ごすことができる。また、下側壁板及び上側壁板を犬小屋本体に装着した場合には、固定網の全てを被覆する状態となる。つまり、下側壁板及び上側壁板を犬小屋本体に装着した場合には、寒さ及び雨を確実にしのぐことができる。
本発明の犬小屋によれば、暑さ、寒さ等の温度変化に対応可能であって、蚊などの虫刺されを予防することができる。さらに、本発明の犬小屋は、実質的に犬小屋本体のスペースのみであるので、省スペース化を図ることができる。また、壁板により犬小屋本体の固定網のうちの下側のみを被覆するようにした場合には、例えば梅雨時期などに快適に過ごすことができる。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。
(1)第1実施形態
第1実施形態の犬小屋について、図1〜図9を参照して詳細に説明する。図1〜図5は、壁板3を装着していない状態の犬小屋を示し、図1及び図6〜図8は、壁板3を装着した状態の犬小屋を示し、図9は、壁板3を示す。
まず、壁板3を装着していない状態の犬小屋について、図1〜図5を参照して説明する。図1は、犬小屋の前面図を示す。なお、図1は、壁板3を装着していない状態と壁板3を装着した状態の何れもを示す。図2は、壁板3を装着していない状態の犬小屋の右側面図である。図3は、壁板3を装着していない状態の犬小屋の後面図を示す。図4は、A−A断面図を示す。図5は、B−B断面図を示す。
ここで、第1実施形態における犬小屋は、犬小屋本体1と、網扉2と、後述する壁板3とから構成される。まずは、壁板3を装着していない状態の犬小屋について説明するので、犬小屋本体1と網扉2について説明する。
犬小屋本体1は、図1〜図5に示すように、底板11と、4本の支持柱12と、4本の梁13と、屋根板14と、前面板15と、後面板16と、固定網17と、下側溝板18と、上側溝板19とから構成される。
底板(本発明における底板部)11は、図4及び図5に示すように、略矩形形状の平板からなり、地面上に配置されている。4本の支持柱12は、図2〜図5に示すように、それぞれ略四角柱形状からなり、底板11の四隅に立設して固定されている。この支持柱12の上端面は、図4に示すように、後述する屋根板14を傾斜した状態で固定することができるように、傾斜した面を形成している。4本の梁13は、図4及び図5に示すように、隣接する支持柱12の上端側に固定されている。屋根板14は、支持柱12の上端面に固定された傾斜した2枚の平板である。つまり、この屋根板14は、底板11の上側を覆っている。
前面板15は、図1に示すように、略ホームベース形状の平板からなり、前側に配置された2本の支持柱11の前面側と屋根板14の下面側とに固定されている。この前面板15は、ほぼ中央に略矩形形状の穴が形成されている。この前面板15の矩形穴には、後述する網扉2が開閉可能に配置される。すなわち、この前面板15の矩形穴は、犬小屋の出入り口を形成する。後面板16は、図3に示すように、略二等辺三角形形状の平板からなり、後側に配置された2本の支持柱11の後面側と屋根板14の下面側とに固定されている。
固定網17は、3枚の略矩形形状の網からなり、右側に配置された2本の支持柱11間、左側に配置された2本の支持柱11間、及び後側に配置された2本の支持柱11間にそれぞれ固定されている。さらに、固定網17の上端側は梁13の下面側に固定されており、固定網17の下端側は底板11の上面側に固定されている。つまり、固定網17は、底板11と屋根板14との対向空間のうちの前面側以外の全ての面を囲繞している。そして、この固定網17は、例えば蚊などの虫が容易に通過できない程度の穴を形成している。
下側溝板(本発明における下側ガイド溝形成部材)18は、細長い略平板からなり、底板11のうちの右側面、左側面及び後面に固定されている。この下側溝板18の詳細な形状は、図2〜図5に示すように、上外側に突出した突出部を有している。つまり、下側溝板18は、底板11との間に略水平で下側凹のガイド溝18aを形成している。
上側溝板(本発明における上側ガイド溝形成部材)19は、細長い略平板からなり、梁13の右側面、左側面及び後面に固定されている。つまり、それぞれの上側溝板19は、それぞれの下側溝板18の上側に固定されている。この上側溝板19の詳細な形状は、図2〜図5に示すように、下外側に突出した突出部を有している。つまり、上側溝板19は、梁13との間に略水平で上側凹のガイド溝19aを形成している。そして、この上側溝板19により形成される上側凹のガイド溝19aは、下側溝板18により形成される下側凹のガイド溝18aの対向上側に位置している。
網扉2は、枠体21と網部22とから構成される。枠体21は、前面板15の矩形穴とほぼ同等の大きさからなる略矩形形状の枠からなる。この枠体21は、2つの丁番4を介して前面板15に開閉可能に取り付けられている。さらに、枠体21には、鍵5が取り付けられており、前面板15にロックすることができる。網部22は、略矩形形状の網からなり、枠体21の内側全体に固定されている。
ここで、本発明における屋根部は、屋根板14と、前面板15の上側部分と、後面板16とを意味する。すなわち、本発明における屋根部は、支持柱12の上端付近から上側部分に相当する。また、本発明における開口部は、固定網17が配置されない前面側の部分を意味する。すなわち、当該開口部には、前面板15及び網扉2が配置されている。従って、固定網17は、開口部を有しており、底板11と屋根板14との対向空間のうち開口部以外の部分を囲繞していることになる。
次に、壁板3について図9を参照して説明する。図9に示すように、壁板3は、3枚あり、全て略矩形形状の平板からなる。ただし、2枚の壁板(以下、「側面用壁板」という)3は同等の大きさからなり、残りの1枚の壁板(以下、「後面用壁板」という)3は2枚の側面用壁板3に比べて幅が狭く形成されている。具体的には、側面用壁板3及び後面用壁板3の高さ(図9の上下方向長さ)は、犬小屋本体1の下側溝板18と上側溝板19との距離とほぼ同等である。また、2枚の側面用壁板3の幅(図9(a)の左右方向長さ)は、犬小屋本体1の左右側面に固定された下側溝板18及び上側溝板19の長さとほぼ同等である。すなわち、2枚の側面用壁板3の幅は、側方に配置された2本の支持柱11間の距離に相当する。つまり、2枚の側面用壁板3は、側方に配置された固定網17よりも僅かに大きな形状からなる。また、1枚の後面用壁板3の幅は、犬小屋本体1の後面に固定された下側溝板18及び上側溝板19の長さとほぼ同等である。すなわち、1枚の後面用壁板3の幅は、後側に配置された2本の支持柱11間の距離に相当する。つまり、1枚の後面用壁板3は、後側に配置された固定網17よりも僅かに大きな形状からなる。
そして、これらの壁板3の詳細な形状は、以下のようになっている。すなわち壁板3の上端側は、一方面側(図9(b)の右側)に突出する突出部を有している。さらに、壁板3の下端側は、一方面側(図9(b)の右側)に突出する突出部を有している。なお、この壁板3の突起部は、それぞれ下側凹のガイド溝18a及び上側凹のガイド溝19aに挿入される。また、壁板3は、図9(a)の手前側の面(図9(b)の左側の面)が、意匠面、すなわち外観面をなす。
次に、壁板3を装着した状態の犬小屋について、図1及び図6〜図8を参照して説明する。図6は、壁板3を装着した状態の犬小屋の右側面図である。図7は、壁板3を装着した状態の犬小屋の後面図を示す。図8は、C−C断面図を示す。
図6及び図8に示すように、2枚の側面用壁板3は、犬小屋本体1の側方に配置された固定網17の外側に配置されている。具体的には、2枚の側面用壁板3の上下端の突出部が、それぞれ側方に形成された下側凹のガイド溝18a及び上側凹のガイド溝19aに嵌合されて装着されている。つまり、2枚の側面用壁板3は、側方に配置された固定網17の全体を被覆している。
また、図6及び図7に示すように、1枚の後面用壁板3は、犬小屋本体1の後側に配置された固定網17の外側に配置されている。具体的には、1枚の後面用壁板3の上下端の突出部が、それぞれ後側に形成された下側凹のガイド溝18a及び上側凹のガイド溝19aに嵌合されて装着されている。つまり、1枚の後面用壁板3は、後側に配置された固定網17の全体を被覆している。
ここで、壁板3を犬小屋本体1への装着方法について、簡単に説明する。まず、2枚の側面用壁板3を犬小屋本体1の後側から前側に向かって、側方に形成された下側凹のガイド溝18a及び上側凹のガイド溝19aに挿入する。そして、当該側面用壁板3の前端が前面板15に当接するまで、当該側面用壁板3を側方に形成された下側凹のガイド溝18a及び上側凹のガイド溝19aをスライドさせる。
続いて、1枚の後面用壁板3を犬小屋本体1の側方の一方側(例えば右側)から他方の一方側(例えば左側)に向かって、後側に形成された下側凹のガイド溝18a及び上側凹のガイド溝19aに挿入する。そして、当該後面用壁板3が後側の固定網17を被覆する状態になるまで、当該後面用壁板3を後側に形成された下側凹のガイド溝18a及び上側凹のガイド溝19aをスライドさせる。
また、壁板3を犬小屋本体1から取り外す場合には、壁板3を犬小屋本体1へ装着する場合の逆の動作を行う。
以上より、本実施形態の犬小屋によれば、壁板3を犬小屋本体1に装着していない時には、周囲が固定網17及び網扉2により囲繞されているので、蚊などの虫が進入することを防止できるので、虫刺されを予防することができる。さらに、固定網17及び網扉2により、通風性が極めて良好となる。特に、本実施形態の犬小屋は、壁板3を犬小屋本体1に対して着脱可能とすることで、固定網17の面積を非常に広く確保することができる。これにより、壁板3を装着していない状態の通風性を極めて良好とすることができる。さらに、犬小屋本体1は、そもそも屋根板14を備えているため、犬小屋内部を日陰にすることができるので、夏の日差しが強い場合であっても、快適に過ごすことができる。つまり、夏の暑い時にも、犬小屋内において快適に過ごすことができる。また、単に壁板3を取り外すことのみで、上記効果を得ることができるので、省スペース化を図ることができる。また、スライドにより壁板3を着脱可能であるので、非常に容易に作業を行うことができる。また、壁板3を装着した場合には、寒さや雨をしのぐことができる。
(2)第2実施形態
次に、第2実施形態の犬小屋について、図10〜図15を参照して詳細に説明する。図10及び図11は、下側壁板31及び上側壁板32を装着していない状態の犬小屋を示す。図12及び図13は、下側壁板31のみを装着した状態の犬小屋を示す。図14及び図15は、下側壁板31及び上側壁板32を装着した状態の犬小屋を示す。ここで、第2実施形態の犬小屋において、上述した第1実施形態の犬小屋と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
まず、下側壁板31及び上側壁板32を装着していない状態の犬小屋について、図10及び図11を参照して説明する。図10は、下側壁板31及び上側壁板32を装着していない状態の犬小屋の右側面図である。図11は、下側壁板31及び上側壁板32を装着していない状態の犬小屋の後面図である。
ここで、第2実施形態における犬小屋は、犬小屋本体100と、網扉2と、下側壁板31と、上側壁板32とから構成される。まずは、下側壁板31及び上側壁板32を装着していない状態の犬小屋について説明するので、犬小屋本体100と網扉2について説明する。
犬小屋本体100は、図10及び図11に示すように、底板11と、4本の支持柱12と、4本の梁13と、屋根板14と、前面板15と、後面板16と、固定網17と、下側溝板18と、上側溝板19と、中間溝板101とから構成される。ここで、犬小屋本体100は、第1実施形態の犬小屋本体1に対して中間溝板101のみが相違する。以下、中間溝板101について説明する。
中間溝板(本発明における中間ガイド溝形成部材)101は、細長い略平板からなり、支持柱12の高さ方向の中間より僅かに下側であって、支持柱12の右側面、左側面及び後面に固定されている。つまり、それぞれの中間溝板101は、それぞれの下側溝板18及び上側溝板19の間に固定されている。この中間溝板101の詳細な形状は、図10及び図11に示すように、下外側に突出した下側突出部及び上外側に突出した上側突出部を有している。つまり、中間溝板101は、下側突出部と支持柱12及び固定網17との間に略水平で上側凹のガイド溝101aを形成している。また、中間溝板101は、上側突出部と支持柱12及び固定網17との間に略水平で下側凹のガイド溝101bを形成している。そして、この中間溝板101により形成される上側凹のガイド溝101aは、下側溝板18により形成される下側凹のガイド溝18aの対向上側に位置している。また、中間溝板101により形成される下側凹のガイド溝101bは、下側溝板19により形成される上側凹のガイド溝19aの対向下側に位置している。
下側壁板31及び上側壁板32について、簡単に説明しておく。下側壁板31及び上側壁板32は、何れも第1実施形態の壁板3と近似する形状からなる。すなわち、下側壁板31は、2枚の略矩形形状の平板からなる壁板(以下、「側面用下側壁板」という)と、1枚の略矩形形状の平板からなる壁板(以下、「後面用下側壁板」という)との3枚からなる。また、上側壁板32は、2枚の略矩形形状の平板からなる壁板(以下、「側面用上側壁板」という)と、1枚の略矩形形状の平板からなる壁板(以下、「後面用上側壁板」という)との3枚からなる。ただし、下側壁板31及び上側壁板32は、第1実施形態の壁板3に対して高さが短くされている。具体的には、下側壁板31の高さと上側壁板32の高さとを合計した高さが、ほぼ第1実施形態の壁板3の高さに相当する。そして、下側壁板31の高さは、上側壁板32の高さよりも低くされている。
次に、下側壁板31を装着した状態の犬小屋について、図12及び図13を参照して説明する。図12は、下側壁板31を装着した状態の犬小屋の右側面図である。図13は、下側壁板31を装着した状態の犬小屋の後面図を示す。
図12及び図13に示すように、2枚の側面用下側壁板31は、犬小屋本体100の側方に配置された固定網17の外側に配置されている。具体的には、2枚の側面用下側壁板31の上下端の突出部が、それぞれ側方に形成された下側凹のガイド溝18a及び上側凹のガイド溝101aに嵌合されて装着されている。つまり、2枚の側面用下側壁板31は、側方に配置された固定網17のうちの下側部分を被覆している。
また、図12及び図13に示すように、1枚の後面用下側壁板31は、犬小屋本体100の後側に配置された固定網17の外側に配置されている。具体的には、1枚の後面用下側壁板31の上下端の突出部が、それぞれ後側に形成された下側凹のガイド溝18a及び上側凹のガイド溝101aに嵌合されて装着されている。つまり、1枚の後面用下側壁板31は、後側に配置された固定網17のうちの下側部分を被覆している。
次に、下側壁板31に加えて、上側壁板32を装着した状態の犬小屋について、図14及び図15を参照して説明する。図14は、下側壁板31及び上側壁板32を装着した状態の犬小屋の右側面図である。図15は、下側壁板31及び上側壁板32を装着した状態の犬小屋の後面図を示す。
図14及び図15に示すように、2枚の側面用上側壁板32は、犬小屋本体100の側方に配置された固定網17の外側に配置されている。具体的には、2枚の側面用上側壁板32の上下端の突出部が、それぞれ側方に形成された下側凹のガイド溝101b及び上側凹のガイド溝19aに嵌合されて装着されている。つまり、2枚の側面用上側壁板32は、側方に配置された固定網17のうちの上側部分を被覆している。そして、側面用下側壁板31及び側面用上側壁板32により、側方に配置された固定網17の全体を被覆している。
また、図14及び図15に示すように、1枚の後面用上側壁板32は、犬小屋本体100の後側に配置された固定網17の外側に配置されている。具体的には、1枚の後面用上側壁板32の上下端の突出部が、それぞれ後側に形成された下側凹のガイド溝101b及び上側凹のガイド溝19aに嵌合されて装着されている。つまり、1枚の後面用上側壁板32は、後側に配置された固定網17のうちの上側部分を被覆している。そして、後面用下側壁板31及び後面用上側壁板32により、後側に配置された固定網17の全体を被覆している。
以上より、第2実施形態の犬小屋によれば、第1実施形態の犬小屋による全ての効果を奏することができる。さらに、例えば梅雨時期などの高温で雨が降る時期などに、下側壁板31のみを犬小屋本体100に装着することで、地面に跳ねた雨が犬小屋内部に進入することを防止できる。下側壁板31を装着した状態であっても、上側部分は固定網17により開放されているので、通風性はある程度良好に維持することができる。つまり、梅雨時期などにおいても、快適に過ごすことができる。
(3)その他
なお、上記実施形態においては、壁板3を犬小屋本体1に対してスライドさせることで着脱したが、これに限られるものではない。壁板3を犬小屋本体1に着脱可能であれば、どのような着脱方法であってもよい。また、第2実施形態においては、下側壁板31と上側壁板32の上下2枚により固定網17を被覆すようにしたが、3枚以上により固定網17を被覆するようにしてもよい。
第1実施形態における犬小屋の前面図を示す。 壁板3を装着していない状態の第1実施形態における犬小屋の右側面図である。 壁板3を装着していない状態の第1実施形態における犬小屋の後面図を示す。 A−A断面図を示す。 B−B断面図を示す。 壁板3を装着した状態の第1実施形態における犬小屋の右側面図である。 壁板3を装着した状態の第1実施形態における犬小屋の後面図を示す。 C−C断面図を示す。 壁板3を示す。 下側壁板31及び上側壁板32を装着していない状態の第2実施形態における犬小屋の右側面図である。 下側壁板31及び上側壁板32を装着していない状態の第2実施形態における犬小屋の後面図である。 下側壁板31を装着した状態の第2実施形態における犬小屋の右側面図である。 下側壁板31を装着した状態の第2実施形態における犬小屋の後面図を示す。 下側壁板31及び上側壁板32を装着した状態の第2実施形態における犬小屋の右側面図である。 下側壁板31及び上側壁板32を装着した状態の第2実施形態における犬小屋の後面図を示す。
符号の説明
1、100:犬小屋本体、 2:網扉、 3:壁板、 4:丁番、 5:鍵、 11:底板、 12:支持柱、 13:梁、 14:屋根板、 15:前面板、 16:後面板、 17:固定網、 18:下側溝板、 18a:下側凹のガイド溝、 19:上側溝板、 19a:上側凹のガイド溝、 21:枠体、 22:網部、 31:下側壁板、 32:上側壁板、 101:中間溝板、 101a:上側凹のガイド溝、 101b:下側凹のガイド溝

Claims (3)

  1. 底板部と、該底板部に立設して固定された支持柱と、該支持柱の上端側に固定され前記底板部の上側を覆う屋根部と、開口部を有して前記底板部と前記屋根部との対向空間を囲繞し且つ下端側が前記底板部に固定され上端側が前記屋根部の梁に固定された固定網と、を有する犬小屋本体と、
    前記開口部に開閉可能に配置された網扉と、
    前記犬小屋本体に対して着脱可能であり前記犬小屋本体に装着された際に前記固定網を被覆する壁板と、
    を備え
    前記底板部と前記屋根部との対向空間は、前記固定網と前記網扉により囲まれており、
    前記壁板は、
    前記固定網のうち前記底板部側の少なくとも一部を被覆する下側壁板と、
    前記固定網のうち前記下側壁板により被覆されていない部分を被覆する上側壁板と、
    を有する犬小屋。
  2. 前記犬小屋本体は、
    前記底板部に固定され、略水平で下側凹の前記ガイド溝を形成する下側ガイド溝形成部材と、
    前記支持柱の中間に固定され、略水平で上側凹の前記ガイド溝及び略水平で下側凹の前記ガイド溝を形成する中間ガイド溝形成部材と、
    前記屋根部の前記梁に固定され、前記下側凹の前記ガイド溝の対向上側であって略水平で上側凹の前記ガイド溝を形成する上側ガイド溝形成部材と、
    を有し、
    前記下側壁板は、前記下側ガイド溝形成部材の前記下側凹の前記ガイド溝及び前記中間ガイド溝形成部材の前記上側凹の前記ガイド溝にスライドして着脱可能であり、
    前記上側壁板は、前記中間ガイド溝形成部材の前記下側凹の前記ガイド溝及び前記上側ガイド溝形成部材の前記上側凹の前記ガイド溝にスライドして着脱可能である請求項1記載の犬小屋。
  3. 前記中間ガイド溝形成部材は、前記支持柱の高さ方向の中間より下側に固定される請求項2記載の犬小屋。
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