JP3117927B2 - 廊下又はベランダの張出部装置 - Google Patents

廊下又はベランダの張出部装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の廊下又は
ベランダの立上り壁、柵に物品を載置収納出来るスペー
スを有する張出部を外方へ突出状に設けた廊下又はベラ
ンダの張出部装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常建物の廊下又はベランダは、出来る
だけ広く構築したいが一定量を越えると床面積に算入さ
れ、建築費等が上昇するけれども、近年の建物における
廊下又はベランダは、できるだけ広く使用できるものが
要望されている。
【0003】従来、ベランダの手摺を利用して植木鉢等
を取り付けることができ、ベランダの床面積の外側空間
を利用することにより、ベランダの床面積の有効性と美
観向上が図れるベランダの美観保持具を、本出願人は実
公平7−43284号によってすでに提案した。
【0004】この美観保持具は、既設のベランダの手摺
で外側の両側位置に保持部材を突出状に固定し、両保持
部材間の先端に遮蔽部材を取り付け、遮蔽部材の外側に
植木鉢等を収納するボックス状の収納部を設けた構造に
なっており、洗濯物などを外部から遮蔽して美観を向上
させることができると共に、収納部を草花の収納スペー
スとして有効に利用できることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の美観
保持具は、既設のベランダに対して取り付ける構造にな
っているため、構成部品数が多くなり、コスト的に高く
つくと共に、取り付けが高所作業になるので手間がかか
る上に危険がともなうという点で改善の予知がある。
【0006】そこで、この発明の張出部装置は、建物の
廊下又はベランダに取り付けることにより、床を広く使
えるスペースを確保することができ、部品点数の削減と
取り付け作業の不要化が図れる廊下又はベランダの張出
部装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、建物の廊下又はベランダの立上
り壁、柵に物品を載置収納できるスペースを有する張出
部を外方へ突出状に固定した廊下又はベランダの張出部
装置において、廊下又はベランダの立上り壁、柵に欠除
部を設け、張出部が、金属棒、パイプ及び鉄筋又は有孔
板等を用い、前方に張出した立上り部と底部で形成さ
れ、この張出部を上記欠除部から外方へ突出するように
廊下又はベランダの立上り壁、柵に対して固定した構成
を採用したものである。
【0008】この発明において、上記張出部を、立上り
部内に納まる平面形状を有する床を備え、この床が底部
上に着脱自在に設置されているようにすることができ
る。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
【0014】図1、図2のように、この発明の張出部1
は、金属棒、パイプ及び鉄筋又は有孔板、板等を用い、
前方に張出した立上り部2と底部3で形成され、建物の
ベランダ4の立上り壁5に設けた欠除部6から外方へ突
出状に固定されている。
【0015】この張出部1内に必要に応じ底部3上に、
図1(A)に示す床7を又図1(B)に示す網状板(有
孔板)20を着脱自在に設置する。
【0016】上記立上り部2は図1(A)の如く、前方
に張出した上桟8と下桟9を複数の縦桟10で結合して
形成され、底部3は下桟9の後部両端間に設けた後桟1
1と該下桟9の間に複数の底桟12を架橋して形成さ
れ、ベランダ4を構築するとき、立上り壁5の欠除部6
を形成する部分に臨む型枠内に張出部1の両側端部をセ
ットし、コンクリートの打設による立上り壁5の構築と
同時に張出部1を立上り壁5に固定化し、又立上り壁5
から外方に張出した状態の配置とする。
【0017】上記した如く、本発明の張出部装置Hは、
張出部1、立上り部2、底部3、上桟8、下桟9、縦桟
10、後桟11、底桟12よりなっている。
【0018】この張出部1内に必要に応じ設ける床7
は、合成樹脂及び金属等の防水性材料を用い、張出部1
の底部3上に載置する床7の底壁14はその外側前縁か
ら両側縁にわたって連続する所定高さの立上り壁15を
設け、底壁14の後縁に垂下壁16を設けて形成され、
張出部1内の底部3上に設置し、その上に植木鉢等を置
いた場合、階下に水漏れが生じないようにするものと、
用途によっては図1(B)に示す如く有孔板又は網状の
もので作った床20を使用する場合もある。
【0019】尚、図1(A)の実施形態では、張出部1
は、上桟8と下桟9の間に複数の縦桟10で結合し、又
下桟9と後桟11との間に複数の底桟12を架橋して形
成したが、下桟9を省略し、上桟8と後桟11との間に
L状に屈曲した複数の桟を設けるようにしてもよい。
【0020】図2(A)は図1の側面図を示している
が、この発明の張出部装置の他の実施形態としては、図
2(B)に示す如く張出部1の立上り壁の欠除部6側に
立上り部19を設け、張出部1の高さを立上り壁よりも
高く設けることもできる。
【0021】図2(C)は張出部1の上桟8を欠除部6
より張出する事なく、欠除部6と同一位置とし、縦桟1
0を下方に斜めに張出し底桟12と連結又は一体に形成
したものとする事も出来る。
【0022】図3は張出部1内に花壇aを単数段又は複
数段設けたものであり、図3(A)はその花壇aの上に
植木鉢bを並べたものでこれら植木鉢bによってベラン
ダの美観を保持する。
【0023】図3(B)は張出部1内に棚cを単数段又
は複数段設けたものであり、これら棚c上に種々の美観
具を載置する事が出来る。
【0024】図4(A)は張出部1内に物置dを収納し
たものであり、又図4(B)は張出部1の前面又は前面
と側面の全周に装飾遮蔽部材eを設けたものである。
【0025】上記各々の張出部1上に子供等が載ること
のないよう、図5の如く、張出部1の内側位置に、開閉
可能又は着脱自在な安全柵17を設置するようにしても
よい。
【0026】この安全柵17は図5(A)の如く、左右
一対の開閉柵や、図5(B)のように立上り壁5に沿っ
て上下左右に移動させる引戸式、又は図6の如く上下に
回動させるはね上げ式等の構造を採用することができ
る。
【0027】更に、図7の如く、張出部1の内側位置に
洗濯物を示す物吊具18を配置してもよく、張出部1内
に草花や装飾物を置けば、洗濯物を吊るしても外から見
えにくく、美観の向上が図れる。
【0028】上記の各実施例は、建物のベランダについ
て述べたが、建物の廊下について同様に張出部装置Hを
設けることができる。
【0029】以下、廊下に張出部装置Hを設けた各実施
例を説明する。
【0030】図8(A)は廊下21の柵22に図1
(A)で示す如く、張出部装置Hを設けたものであり、
張出部装置Hは、張出部1、立上り部2、底部3、上桟
8、下桟9、縦桟10、底桟12からなり、この張出部
装置Hを柵22に固定したものである。
【0031】図8(B)は図8(A)の側面図であり、
張出部装置Hの上部開口部23から品物、植木鉢等を収
納する。この場合、床7又は網状板20を張出部装置の
下部に置くこともある。
【0032】図9(A)は他の実施例であり廊下21の
柵22の上部より立上り部19を設けて張出部装置Hを
柵22に固定したものである。
【0033】図9(B)は立上り部19が短い場合、図
9(C)は、立上り部19を長くした場合であり、共に
上部又は側部開口部24から、品物、植木鉢等を収納す
る。
【0034】図10(A)は廊下21に柵22に代えて
立上り壁5を設けてある場合であり、この場合立上り壁
の欠除部6に、張出部装置Hを設け立上り壁5に固定
し、その上部開口部23又は側部開口部24から品物又
は植木鉢を収納する。
【0035】図10(B)は側面図であり、張出部装置
Hに必要に応じ立上り部19を設け、張出枠装置H全体
の収納体積を増す。
【0036】図11は廊下21の柵22の外方へ張出部
装置Hを固定したものであるが、この張出部装置Hは板
体即ち箱体25を用いたものであり、柵22の欠除部6
から箱体25内部に物を収納することができる。
【0037】尚図11の実施例は廊下の張出部装置Hに
ついて述べたが、ベランダ4も同様に箱体25を立上り
部2の欠除部6から外方へ突出し固定して用いることが
できる。
【0038】この発明の張出部装置は、上記のような構
成であり、建物の廊下又はベランダの立上り壁、柵を形
成するとき、張出部1を外方に突出するように固定する
ことにより、建物の廊下やベランダを広く使え、スペー
スを増やすことができる。
【0039】張出部1内に着脱自在な床7、網状板2
0、花壇a、棚c、物置d、装飾物等を設置すれば、こ
れらが草花や装飾物の設置スペースとなり、廊下又はベ
ランダの欠除部6に対して草花や装飾物が目かくしとな
り、外部から室内や洗濯物等が見えにくくなり、美観を
向上させることができる。
【0040】更に、着脱自在な床7、花壇a、棚c等は
防水性材料で形成され、草花や植木に水をやっても階下
に水漏れがなく、有孔板又は網状の床20の場合は、通
気性を必要とする目的の場合に使用出来る。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、建物
の廊下又はベランダの立上り壁に張出部を外方へ突出状
に固定したので、建物の廊下又はベランダを広く使え、
スペースを増やすことができる。
【0042】また、廊下又はベランダの立上り壁、柵に
欠除部を設け、張出部を上記欠除部から外方へ突出する
ように廊下又はベランダの立上り壁、柵に対して固定し
たので、建物の廊下やベランダを広く使え、廊下又はベ
ランダのスペースを増やすことができる。
【0043】更に、張出部を建物の廊下又はベランダへ
固定するので、張出部を一体化構造として部品点数の削
減が図れ、コスト低減が可能になり、従来の美観保持具
のような高所での取り付け作業が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はベランダの張出部装置の分解斜視図、
(B)はベランダの床の他の実施例図である。
【図2】(A)は図1の縦断側面図、(B)は他の実施
例の縦断側面図、(C)は更に他の実施例の縦断側面図
である。
【図3】(A)はベランダの張出部内に花壇を設けた縦
断側面図、(B)は同じく棚を設けた縦断側面図。
【図4】(A)はベランダの張出部内に物置を設けた縦
断側面図、(B)は同じく張出部の前面又は全周に装飾
遮蔽部材を設けた側面図。
【図5】(A)は廊下又はベランダに開閉柵を設けた張
出枠装置の平面図、(B)は同上の他の例を示す平面
図。
【図6】廊下又はベランダに開閉柵を設けた張出枠装置
の更に他の例を示す縦断側面図。
【図7】廊下又はベランダに物吊具を設けた張出部装置
の縦断面図。
【図8】(A)は廊下に張出枠装置を設けた斜視図、
(B)は同じく縦断側面図。
【図9】(A)は廊下に張出部装置を設けた他の斜視
図、(B)と(C)は夫々縦断側面図。
【図10】(A)は廊下の立上り壁に張出部装置を設け
た更に他の実施例を示す斜視図、(B)は同じく縦断側
面図。
【図11】廊下又はベランダの立上り壁、柵の欠除部か
ら箱体の張出部装置を突出させた斜視図。
【符号の説明】
H 張出部装置 1 張出部 2 立上り部 3 底部 4 ベランダ 5 立上り壁 6 欠除部 7 床 8 上桟 9 下桟 10 縦桟 11 後桟 12 底桟 14 底壁 15 立上り壁 16 垂下壁 17 安全柵 18 物吊具 19 立上り部 20 網状板(有孔板) 21 廊下 22 柵 23 開口部(上部) 24 開口部(側部) 25 箱体 a 花壇 b 植木鉢 c 棚 d 物置 e 装飾遮蔽部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の廊下又はベランダの立上り壁、柵
    に物品を載置収納できるスペースを有する張出部を外方
    へ突出状に固定した廊下又はベランダの張出部装置にお
    いて、廊下又はベランダの立上り壁、柵に欠除部を設
    け、張出部が、金属棒、パイプ及び鉄筋又は有孔板等を
    用い、前方に張出した立上り部と底部で形成され、この
    張出部を上記欠除部から外方へ突出するように廊下又は
    ベランダの立上り壁、柵に対して固定したことを特徴と
    する廊下又はベランダの張出部装置。
  2. 【請求項2】 上記張出部が、立上り部内に納まる平面
    形状を有する床を備え、この床が底部上に着脱自在に設
    置されていることを特徴とする請求項1に記載の廊下又
    はベランダの張出部装置。
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