JP4091806B2 - 板ブラシシール分割単板の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸と相対変位する相対部品との間をシールする板ブラシシールの構成部品である板ブラシシール分割単板の製造方法に関する。
更に詳しくは、例えば、航空機、ガスタービン等の回転軸と相対変位する相対部品との間をシールする板ブラシシールの部品である板ブラシシール分割単板の製造方法である。
【0002】
【従来技術】
本発明に関する関連技術には、図13に示すブラシシール装置100が存在する。
図13は、回転軸120が貫通するケーシング110との間に取り付けられたブラシシール装置100の断面図である。
このブラシシール装置100はケーシング110に取り付けられて回転軸120との間を板シール209により仕切って被密封流体を高圧側領域P1と低圧側領域P2とをシールするものである。
【0003】
この図13は、ブラシシール装置100の構成を示すものであって、その主体を成す薄板の板シール209を回転軸120の周方向に積層状態に重ねて環状体に形成したものである。そして、この板シール209の外周部はろう付け205されて取付部104に形成されている。又、この取付部104は、ケーシング110の溝部に取り付けられる。更に、板シール209の低圧側領域P2の側面には背板102が配置されていると共に、高圧領域側P1の側面には保持板103が配置されており、この両板102,103により板シール209の両側を支持している。このように構成された板シール20により被密封流体をシールする。
【0004】
しかし、板シール209は、周方向へ積層する構成のためにある厚さの板シール209に形成されている。このために板シール209は、剛性を有するので、板シール209の自由端面と回転軸120の外周面との間隔を大きく組立なければならず、被密封流体をシールする能力に問題が生じると共に、この板シール209と回転軸120との間隙を効果的にシールするような一定寸法に組み立てることが困難である。
しかも、板シール209は、薄板を方形に加工すると共に、円弧状に曲げなければならないので、この二段の加工工程と円弧状に塑性変形させる曲げ加工とが困難になる。更に、回転軸120の周面に環状体に積層するので何十万枚も積層しなければならない上に、積層した環状の外周側が内径より大径になる寸法だけ各板シール209の積層間にスペーサを設けなければならない。これらの加工と組立作業が困難を来すことになる。更に、スペーサの内方の間隔がシール能力を低下させるので、この解決策が困難を来している。
【0005】
更に、被密封流体の圧力が作用する方向に接合して重ねられる板シール209は、単なる平板のみであるために、ある厚さ以上であれば外周をプレス切断することができるが、板シール板209の厚さが可撓性を有する薄肉になると、この薄板の切断した切断面に折れ曲がるようにかえりが発生する。この板シール209を積層すると切断面のかえりが積層したときに積層間に隙間を惹起し、板ブラシシール2としてのシール能力が低下する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述のような問題点に鑑み成されたものであって、その技術的課題は、板ブラシシール分割単板を薄肉にして可撓性を有するようにすると共に、加工を容易にし、安価に製造することにある。
更に、板ブラシシールの材料の歩留まりを向上させることにある。
【0007】
そして、板ブラシシール単板の板ブラシ部、特に板ブラシ部の自由端部の加工精度を向上させてシール能力を発揮させることにある。更に、板ブラシシール単板の肉厚を薄肉にしても必要とする形状の寸法と加工を容易にできるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述のような課題を解決するために成されたものであって、その課題を解決するための技術的手段は以下のように構成されている。
【0009】
請求項1に係わる本発明の板ブラシシール製造方法は、間隙を有して相対移動する部品間の前記一方の部品に取付けられて前記他方の部品との間をシールする板ブラシシールの構成部品である板ブラシシール分割単板の製造方法であって、スリットにより形成されるブラシ部分の一端部に一体の基部を有する板ブラシシール分割単板と前記ブラシ部分の自由端部に一体の抑え板とを金属薄板から加工により切り出、前記板ブラシシール分割単板を一対の切断治具の接合面間に挟持して前記抑え板との境界を切断治具の角刃部に沿って切断又は折曲げて抑え板を前記ブラシ部分から切断するものである。
【0010】
この請求項1に係わる本発明の板ブラシシール分割単板の製造方法では、金属薄板から精密な微細加工によりシールする側にブラシ部分とスリットとを交互に形成して可撓性を有する板ブラシ部の形に加工すると共に、ブラシ部分の自由端部に抑え板を一体に加工する。そして、このブラシ部分を基部と抑え板とにより正確な寸法に加工できるように抑える。このために、短冊状のブラシ部分の自由端側を正確な寸法に加工できることになる。
又、基部に一体のブラシ部分の自由端部は、抑え板によりバラバラに変形しないようにブラシ部分の自由端部が抑えられているから、ブラシ部分のシール機能を効果的に保持することが可能になる。更に、この抑え板を板ブラシシール分割単板に一体にした加工方法は、抑え板によりブラシ部分を一体に保持できるので金属薄板から板ブラシシール分割単板を多数個に取り出すことが可能になるから、金属薄板の材料の歩留まりが飛躍的に向上する。そして、製作コストを低減することが可能になる。
しかも、ブラシ部分の自由端部を抑え板で保持できるから、従来技術では不可能な極めて薄い薄板を加工することが容易になり、板ブラシ部を薄肉にして可撓性を付与することが可能になる。又、抑え板により加工中に保持された板ブラシ部は、板ブラシ部の寸法精度も向上し、更に、製作コストも飛躍的に低減することが可能になる。
【0011】
請求項2に係わる本発明の板ブラシシール分割単板の製造方法は、間隙を有して相対移動する部品間の前記一方の部品に取付けられて前記他方の部品との間をシールする板ブラシシールの構成部品である板ブラシシール分割単板の製造方法であって、スリットにより形成されるブラシ部分の一端部に一体の基部を有する板ブラシシール分割単板と前記ブラシ部分の自由端部に一体の抑え板と、前記ブラシ部分と前記抑え板との境界に切断溝を前記金属薄板にレジストし、前記レジストした金属薄板の外形を加工して前記金属薄板から板ブラシシール分割単板と前記抑え板とを一体に切り出し、その後に前記板ブラシシール分割単板を切断治具の接合面間に挟持して前記切断治具の角刃部に沿って前記切断溝を切断するものである。
【0012】
この請求項2に係わる本発明の板ブラシシール分割単板の製造方法では、エッチング加工等で板ブラシシール分割単板と抑え板と切断溝とを簡単に加工できる。そして、切断治具を用いて抑え板を切断溝から切断すると、ブラシ部分に応力が作用せずに切断溝に応力が集中し、容易に切断することが可能になり、ブラシ部分の加工精度を向上させることが可能になる。
この加工方法は、どんなに薄い板ブラシシール分割単板でもブラシ部分の自由端部から切断することを可能にして板ブラシシールの板ブラシ部に可撓性を付与し、且つ、ブラシ部分の自由端部の摩耗を効果的に防止することが可能になる。
【0013】
請求項3に係わる本発明の板ブラシシール分割単板の製造方法は、前記レジストをエッチングレジストで処理し、前記微細加工をエッチングで加工し、その後に前記板ブラシシール分割単板を前記切断治具の接合面間に挟持して角刃部により前記切断溝を切断するものである。
【0014】
この請求項3に係わる本発明の板ブラシシール分割単板の製造方法では、エッチングによりブラシ部分と抑え板との境界に切断溝を加工するので、どんな極薄の金属薄板でも切断溝の深さを金属薄板の厚さに応じて精密に加工できる。このために、ブラシ部分に無理な力を掛けずに切断治具により容易に切断溝から切断することが可能になる。しかも、薄肉でもブラシ部分の自由端部の加工精度が向上すると共に、ブラシ部分の自由端部の内径寸法精度が向上する。
更に、板ブラシシール分割単板を組み立てるときには、板ブラシシール分割単板から抑え板を直前に切断できるので、板ブラシシール分割単板のブラシ部分が部品の保管中に他の部品に当接して折曲げられるような不具合になるのを効果的に防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる実施の形態についての板ブラシシール分割単板の製造方法を図面に基づいて詳述する。尚、以下の図面は、設計に基づく図面である。
【0016】
先ず、本発明の板ブラシシール2の構成を説明する。図1は、ガスタービンのケーシング50の孔にロータ60が嵌通した両部品間の間隙を高圧側と低圧側とに仕切るように組み立てた板ブラシシール2の軸方向の正面図である。又、図2は、図1に示す板ブラシシール2の積層されたうち一枚の板ブラシシール単板3の平面図である。更に又、図3は、図2の板ブラシシール単板3に連結する一枚の板ブラシシール分割単板4の平面図である。以下、各図の符号を用いて説明する。
【0017】
図1において、2は板ブラシシールである。この板ブラシシール2は図示省略の一方の部品であるケーシング50に外周の固定部20が取り付けられていると共に、板ブラシシール2の内周側の自由端部5は他方の部品であるロータ60の外周面と対向して接面又は近接した状態に配置されている。そして、板ブラシシール2により高圧側の被密封流体をシールする。
【0018】
この板ブラシシール2は、板ブラシシール2のみから成る場合と、板ブラシシール2に背板部6と保持部10とを取り付けた構成から成る場合とがある。この背板部6及び保持部10は板ブラシシール2の補助部品である。この板ブラシシール2は一般に複数枚の板ブラシール単板3の積層構造であるが、シール構造によって被密封流体の圧力が小さいときは、板ブラシール単板の1枚構造でも機能する。
【0019】
この板ブラシシール2は、図1に示すように、複数枚のリング状の板ブラシシール単板3を積層状態に接合し、所定の厚さの環状体に形成されている。そして、板ブラシシール単板3の環状を成す内周側がロータ60の回転方向へ傾斜した列状の細梁により板ブラシ部3Aに形成されている。更に、板ブラシシール単板3の積層基部3Bの積層構造が、背板部6等を取り付けて板ブラシシール2の取付部2Aとなる。この取付部2Aは溶接又はピン止め等により一体化される。ピン止めとは、積層した取付部2Aに軸方向へ貫通したピン用孔を設けピンを打ち込んで固着するものである。
【0020】
板ブラシシール単板3の板ブラシ部3Aは、環状の薄板の内径が細梁状に形成したもので、その断面が長方形状又は正方形状の方形にしたブラシ部分4Aにスリット4Bを設けたものである。又、外周の積層基部3Bは基部4Cの積層体に構成されている。
図1に示す板ブラシシール2は、図2に示す板ブラシシール単板3が複数枚に積層されて環状体を成している。この板ブラシシール単板3は、図2に示すように、円弧状を成す板ブラシシール分割単板4を環状に連結して形成されている。そして、板ブラシール単板3を分割して板ブラシシール分割単板4に形成する意味は、金属薄板からの材料取りの歩留まりを向上させるためである。
【0021】
図3の板ブラシシール分割単板4は、本発明に係わる第1実施例である。
図3に示す板ブラシシール分割単板4には、基部4Cの分割面11に凹部12Aと凸部12Bとが設けられている。この板ブラシシール分割単板4は、内径となる側がブラシ部分4Aとスリット4Bとが交互に形成されている。
又、図4の板ブラシシール分割単板4は、本発明に係わる第2実施例である。この板ブラシシール分割単板4は、図4示すように、基部4Cに位置決め孔4C2が設けられている。そして、互いに対向する各位置決め孔4C2をずらして板ブラシール単板3又は板ブラシール分割単板4を積層するときに対向する両方の板ブラシール単板3又は板ブラシール分割単板4の一方のブラシ部分4Aと他方のスリット4Bとを図4に示すように重ね、各スリット4Bから被密封流体が漏洩しないように対向するブラシ部分4Aでスリット4Bを塞ぐこともできる。
【0022】
この板ブラシシール単板3は、図2に示すように、周方向に沿って略等配に分割され図3の板ブラシシール分割単板4が結合される。この板ブラシシール分割単板4に於ける基部4Cの分割面11に設けた凹部12Aと凸部11Bとは、隣接対向する凹部12Aと凸部12Bとが互いに填め合うような形に形成されており、この凹部12Aと凸部11Bとは、結合して一対の係合部12を構成する。そして、板ブラシシール分割単板4は、この係合部12により図2に示すように平板状に形成される。
【0023】
次に、この板ブラシシール分割単板4の製造方法について詳述する。
図5は、パターン形成とエッチングを共に説明するための第1実施の形態であって、ニッケル基合金、ステンレス鋼、鋼板等の金属薄板Pに図5に示すような板ブラシシール分割単板4と抑え板7との形状をレジストによりパターン形成したものである。このレジストは、0.005から0.5の厚さの金属薄板Pの表面をクリーニングし、その後に金属薄板Pの表面にスクリーン印刷法、ドライフイルム/写真法、液体レジスト/写真法により板ブラシール分割単板4と抑え板7との形のパターンにレジストする。本発明では、エッチングレジストがパターン形成に適している。
【0024】
次に、薄板金属Pのパターン面を、レジストに沿って微細加工する。この微細加工としてはエッチングが好ましい。このエッチングは、レーザルーチング、プラズマエッチング、化学エッチング、ショットブラスト等の先端精密加工技術を利用して行う。板ブラシシール分割単板4の加工精度は、上記の加工技術で十分な寸法精度が保証できる。
又、位置決め孔等は、ガイドホール、パンチング、ルーチング加工等で行うことも可能である。これらの精密微細加工は、現在、開発されたエッチング加工技術で行うことができる。
【0025】
この図5は又、板ブラシシール分割単板4と抑え板7とを金属薄板Pから化学的エッチング処理により外形を切断して多数の板ブラシシール単板4に加工したものである。この第1実施の形態では、1枚の金属薄板Pから35個の板ブラシシール分割単板4と抑え板7を切り出すことが可能となり材料の歩留まりが向上する。この多数個取りは、各板ブラシシール分割単板4に金属薄板Pと連結する連結部4Eを設けることにより可能になる。又、金属薄板Pに連結する抑え板7を設けるようにしても多数個取りが可能になる。
そして、この板ブラシシール分割単板4を結合することにより大型の板ブラシール単板3を容易に製作できるから、従来の高価な金属薄板Pから1個しか取り出せない板ブラシール単板3に比較して本発明のブラシール分割単板4の材料コストを大きく低減することが可能になる。
【0026】
図6は、図5に示す板ブラシシール分割単板4と抑え板7との1個を拡大して示すものである。図6に示す板ブラシシール分割単板4は、凹部12Aと凸部12Bと位置決め孔4C2を除いて図4の板ブラシシール分割単板4と略同様に形成されるものである。
この板ブラシ部3Aの自由端部5には細梁のブラシ部分4Aがばらつくのを防止する抑え板7が一体に設けられている。この抑え板7と板ブラシ部3Aとの境界には第2切断溝4F1が設けられており、この第2切断溝4F1を利用して板ブラシシール2に組立るときに抑え板7をブラシ部分から除去して図3又は図4に示すような板ブラシシール分割単板4に形成する。
このために、板ブラシ部3Aは、組み付け作業前に又は作業前の保管中に他の部品に当接してブラシ部分4Aが不具合となるのを抑え板7により効果的に防止できる。
【0027】
この板ブラシシール分割単板4を金属薄板Pからエッチングにより切り出すときは、板ブラシシール分割単板4を固定して保持していないと、板ブラシシール分割単板4がばたついて加工中に加工寸法精度が不揃いになる。特に、板ブラシ部3Aの加工精度が不良となり、板ブラシ部3Aのシール能力に影響を与える。このために、本発明の板ブラシシール分割単板4の基部4Cと金属薄板Pとの間の1部をエッチング加工せずに連結する帯状の連結部4Eが形成されている。この連結部4Eにより板ブラシシール分割単板4と抑え板7とは、エッチング中でも金属薄板Pに保持されているから、板ブラシシール分割単板4がエッチング中にばたつく(動く)こともなく、加工精度が向上する。特に、細梁から成る板ブラシ部3Aの寸法を正確に加工することが可能になる。
【0028】
又、図6に示すように、連結部4Eは基部4Cの凹部4C1には入り込んだ連結部4Eで基部4Cと連結している。この連結部4Eは3カ所に渡り設けられている。
そして、この連結部4Eには、連結部4Eを横断する切断溝4Fが形成されている。この切断溝4Fの配列は、3カ所が1直線上に形成されている。このために、切断溝4Fを折曲げると、応力が直線上に集中して簡単に切断溝4Fから切断することができる。
【0029】
又、切断溝4Fの幅は、連結部4Eの板厚寸法よりも小さな寸法に形成されている。この切断溝4Fの幅が小さくされている技術は、連結部4Eの切断溝4Fを切断したときに惹起するかえりバリの高さを小さくし、板ブラシシール単板3がかえりバリに当接して正確に積層でき無くなるのを防止することになる。
この連結部4Eは、この第1実施の形態の他に1カ所、2カ所等保持強度に応じて任意に設計することが可能である。この連結部4Eにより、エッチング中でも板ブラシシール分割単板4は、金属薄板Pに保持されているから、ブラシ部分4Aやスリット4Bや切断溝4Fの幅の寸法を正確に加工することが可能になる。
【0030】
図7は、図6に示すように金属薄板Pから板ブラシシール分割単板4の切断溝4Fを折曲げ加工又は治具を用いて切断加工をして取り出した斜視図である。
この板ブラシシール分割単板4はブラシ部分4Aと抑え板7との境界が第2切断溝4F1に形成されているが、必ずしも第2切断溝4F1を設けなくとも以下に説明する治具を用いることにより容易に切断される。
この板ブラシシール分割単板4は、板ブラシシール2に組み立てる直前に抑え板7を切断するようにしている。そのようにすると、保管されているときは、細梁形状のブラシ部分4Aの両端のうち自由端部が抑え板7に保持されていると共に、根元部が基部4Cにより保持されているから、ブラシ部分4Aは、他の部品に当接しても折曲げられるような不具合になる発生を効果的に防止できる。
【0031】
図8は、板ブラシシール分割単板4を上下一対の切断治具30に取り付ける状態の斜視図である。
この一対の切断治具30は、炭素工具鋼、合金工具鋼等の工具鋼で製作されている。又、板ブラシシール分割単板4のブラシ部分4Aと抑え板7との境界に第2切断溝4F1が形成されているから、切断治具30は工具鋼の他に炭素鋼でも十分な硬度が得られる。更に又、板ブラシシール分割単板4の抑え板7との境界に第2切断溝4F1を設けないで抑え板7を切断するときは、切断治具30は硬度のある工具鋼にすると良い。
【0032】
図8及び図9は、本発明の第1実施の形態に係わる切断治具30の斜視図である。この切断治具30は円弧状に形成された2個で1対の治具から構成されている。この1対の切断治具30には、挟持して板ブラシシール分割単板4を圧着する第1接合面30A1と第2接合面30A2から成る接合面30Aが形成されている。
又、切断治具30の接合面30Aの端部である切断用の角刃部30Bは、断面直角又は鋭角に形成されて切断刃形に形成されている。この角刃部30Bによりブラシ部分4Aと抑え板7との境界は簡単に切断される。
その技術は、角刃部30Bを介して抑え板7を数回折曲げると共に、その後に切断刃型32で切断すると簡単に切断できる。更には、抑え板7とブラシ部分4Aとの境界に形成した切断溝4F1を折曲げただけで簡単に切断される。
【0033】
更に、接合面30Aには、ゴム状弾性材製のシート層31が形成されている。このシート層31により板ブラシシール分割単板4の板ブラシ部3Aを圧着して切断中にブラシ部分4Aがずれて切断面が不良になるのを防止するものである。又、シート層31の代わりに、板ブラシシール分割単板4を切断治具30の接合面30Aに取り付ける前には、接合面30Aに板ブラシ部3Aを接着させるノリ31Aを塗布するとよい。このノリ31Aは、スプレーノリを用いると作業が効果的である。
尚、このノリ31Aは洗浄剤により簡単に取り除くことができる。又、このシート層31は、ゴム又は樹脂を塗布すると簡単に形成できる。
【0034】
図9は、図8に示す状態から板ブラシシール分割単板4を切断治具30の接合面31に圧着した状態の斜視図である。この切断治具30の角刃部30Bは断面が鋭角に形成されており、抑え板7を1回から2回折曲げることにより第2切断溝4F1から容易に切断される。
この接合面30Aのシート層31により板ブラシシール分割単板4の板ブラシ部3Aを圧着することにより固定され、抑え板7を切断するときに板ブラシ部3Aが移動しないので、変形加工が効果的に防止される。
【0035】
そして、ブラシ部分4Aの自由端部5は、このシート層31による強力に保持されるので、ブラシ部分4Aが変形されることなく正確に切断される。このために、板ブラシシール2は、回転軸60との嵌合間隙が微小に取り付けることが可能になり、シール能力を向上させることができる。
【0036】
図10は、本発明に係わる第2実施の形態の切断治具30の斜視図である。この切断治具30は図9と略同様に構成されている。この切断治具30の下治具30Dの角刃部30Bは、直角から1から5°小さくされた鋭角に形成されている。
そして、切断治具30は、図示省略のプレス機(一般のプレス機が利用できる)の下取付台に固定されると共に、プレス機の上取付台に固定されて上治具30Uの内径面に案内される摺動面の先端角に切断刃部が設けられた切断刃型32により板ブラシ部3Aの自由端部5と抑え板7との境界が切断される。
この切断刃型32はプレス機のクランク部と共に往復移動する上取付台に取り付けられて上治具30Uの内周面と摺動しながら往復移動して抑え板7を切断する。
【0037】
図11は、抑え板7が板ブラシシール分割単板4から切断された状態である。そして、板ブラシシール分割単板4は、図11では一対の切断治具30の接合面30A間に挟持されており、上取付台が上昇したときに切断治具30から取り出される。
図12は、切断治具30から取り出した板ブラシシール分割単板4である。この板ブラシシール分割単板4は、板ブラシ部3Aの自由端部5が正確に切断されている。そして、ブラシ部分4Aは折曲げられたり、スリット4Bの間隔が必要以上に広がるのを防止する。更に、基部4Cは接合面30Aにより圧着されて平面度が修正されるので精度が向上した積層面が得られる。
【0038】
更に、基部4Cに連結部4Eを設けることなく、この抑え板7に金属薄板Pと一体の連結部4Eを設けると、板ブラシシール分割単板4と抑え板7とを第2切断溝4F1から切断して除去すると、板ブラシシール分割単板4には、連結部4Eの残部が残存しないので、連結部4Eの不具合により組立上不良になるのが効果的に防止される。
【0039】
次に、板ブラシシール分割単板4の形状について補足する。この板ブラシシール分割単板4のブラシ部分4Aの断面は方形状(長方形又は正方形)に形成される。そして、ブラシ部分4Aの断面寸法の幅各辺が、0.5〜0.005×0.5〜0.005mm、好ましくは0.20〜0.008×0.2〜0.018mmである。又、長さはこの実施例では5〜50mmの範囲を採用した。
【0040】
図4に示す板ブラシシール分割単板4は、両分割面11、11に設けられた凹部12Aと凸部12Bを係合させた係合部12により環状体に形成する。
又は、図6に示すように分割面11、11に凹部12A、凸部12Bを設けることなく分割面11、11を接合した係合部により円環状体に形成することもできる。
【0041】
板ブラシシール2は、積層するときに各ブラシ部分4Aとスリット4Bの自由端部5側を互いに接合又は微小な間隙を設けて噛み合わせることによりシール能力が飛躍的に向上させることもできる。
しかも、板ブラシシール2に本発明の薄板加工を可能にした板ブラシシール単板3を用いることにより、板ブラシ部3Aの弾性変形を可能にした可撓性が発揮される。同時に、シール能力も向上する。
【0042】
上述した製造方法に係わる各実施の形態の板ブラシシール2における積層厚さは0.5〜5mmの範囲に積層されているが、この積層厚さは、被密封流体の圧力により決められるものである。
更に、板ブラシシール単板3の材質は、鋼、ステンレス、ニッケル基の合金、セラミック材等が用いられる。
【0043】
一方、最新の加工方法でも、従来のように薄板にスリット4Bを加工する場合は、薄板の厚さよりのスリット4Bを形成することが不可能である。このため、各ブラシ部分4A間に間隙が生じるため、従来の板ブラシシール2では、シール能力を向上させることが困難である。
しかし、本発明の板ブラシシール単板3の加工では、ブラシ部分4Aに抑え板7を設けることによりスリット4Bを小さな隙間寸法に形成できるようになる。このために、板ブラシシール2はシール能力を向上させることが可能になる。しかも、板ブラシ部3Aは、多数の細梁が積層されているだけであるから、可撓性を有し、板ブラシシール2のブラシ部分4Aに回転軸60が当接しても摩擦を和らげるように弾性変形し、この回転軸60との当接によって生じる摩耗が効果的に防止できる。
この板ブラシシール分割単板4は種々のエッチング加工、上述の他に更には、ワイヤー放電加工、プレス加工などの精密な微細加工により容易に形成される。
【0044】
【発明の効果】
本発明に係わる板ブラシシールの製造方法によれば、以下のような効果を奏する。
本発明の板ブラシシール分割単板の製造方法は、1枚の金属薄板から多数の板ブラシシール単板が切り出せるから、材料歩留まりが向上する。このために、板ブラシシールのコストを飛躍的に低減する効果が期待できる。
更に、ブラシ部分は抑え板に一体にして保持できるから、ブラシ部分が部品に当接して折れ曲がるのを効果的に防止できる。更にブラシ部分は、両端が基部と抑え板とに一体に保持されているから、加工中に変形することなく微細な寸法の加工が可能となる。
【0045】
特に、板ブラシシール分割単板のブラシ部分は、微小な細梁に形成しなければならないので、このブラシ部分を抑え板により保持した加工が寸法精度を向上させると共に、薄板加工を可能にしてブラシ部分の可撓性が発揮する効果を奏する。
更に、切断溝の深さの加工精度が向上するので、連結部における切断かえりの高さが小さくなり、折曲げて簡単に切断できる効果と共に、組立時に不具合となる切断を効果的に防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる板ブラシシールの軸方向の正面図である。
【図2】図1の板ブラシシール単板の平面図である。
【図3】図2の板ブラシシール単板を構成する1部品の第1実施例に係わる板ブラシシール分割単板の平面図である。
【図4】図2の板ブラシシール単板を構成する部品の第2実施例に係わる板ブラシシール分割単板の平面図である。
【図5】本発明の第1実施の形態に係わる製造方法を示すもので、金属薄板に多数の板ブラシシール分割単板をパターン印刷した後にエッチング加工して板ブラシシール分割単板を形成した平面図である。
【図6】図5の板ブラシシール分割単板の1部を示す平面図である。
【図7】図6の板ブラシシール分割単板4を金属薄板Pから取り出した斜視図である。
【図8】本発明の製造方法の第1実施の形態の板ブラシシール分割単板を切断治具30に取り付ける斜視図である。
【図9】図8の状態から切断治具30に板ブラシシール分割単板をセットした状態の斜視図である。
【図10】本発明の製造方法の第2実施の形態の板ブラシシール分割単板を切断治具30に取り付ける斜視図である。
【図11】図9又は図10のセット状態から抑え板7を切断した切断治具30と抑え板7とを示す斜視図である。
【図12】図11の状態から板ブラシシール分割単板4を取り出した板ブラシシール分割単板4の平面図である。
【図13】本発明に関連する技術のブラシシール装置の半斜視図である
【符号の説明】
2 板ブラシシール
2A 取付部
3 板ブラシシール単板
3A 板ブラシ部
3B 積層基部
4 板ブラシシール分割単板
4A ブラシ部分
4B スリット
4C 基部
4C1 凹部
4E 連結部
4F 切断溝
4F1 第2切断溝
5 自由端部
6 背板部
7 抑え板
10 保持部
11 分割面
12 係合部
12A 凹部
12B 凸部
20 固定部
30 切断治具
30A 接合面
30A1 第1接合面
30A2 第2接合面
30B 角刃部
31 シート層
31A ノリ
32 刃型
50 一方の部品(ケーシング)
51 段部
60 他方の部品(ロータ)
P 金属薄板

Claims (3)

  1. 間隙を有して相対移動する部品間の前記一方の部品に取付けられて前記他方の部品との間をシールする板ブラシシールの構成部品である板ブラシシール分割単板の製造方法であって、スリットにより形成されるブラシ部分の一端部に一体の基部を有する板ブラシシール分割単板と前記ブラシ部分の自由端部に一体の抑え板とを金属薄板から加工により切り出、前記板ブラシシール分割単板を一対の切断治具の接合面間に挟持して前記抑え板との境界を切断治具の角刃部に沿って切断又は折曲げて抑え板を前記ブラシ部分から切断することを特徴とする板ブラシシール分割単板の製造方法。
  2. 間隙を有して相対移動する部品間の前記一方の部品に取付けられて前記他方の部品との間をシールする板ブラシシールの構成部品である板ブラシシール分割単板の製造方法であって、スリットにより形成されるブラシ部分の一端部に一体の基部を有する板ブラシシール分割単板と前記ブラシ部分の自由端部に一体の抑え板と、前記ブラシ部分と前記抑え板との境界に切断溝を前記金属薄板にレジストし、前記レジストした金属薄板の外形を加工して前記金属薄板から板ブラシシール分割単板と前記抑え板とを一体にして切り出し、その後に前記板ブラシシール分割単板を切断治具の接合面間に挟持して前記切断治具の角刃部に沿って前記切断溝を切断することを特徴とする板ブラシール分割単板の製造方法。
  3. 前記レジストをエッチングレジストで処理し、前記微細加工をエッチングで加工し、その後に前記板ブラシシール分割単板を前記切断治具の接合面間に挟持して角刃部により前記切断溝を切断することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の板ブラシシール分割単板の製造方法。
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