JP4091404B2 - ウインドレギュレータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に設けられるワイヤ式ウインドレギュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
(1)第1の従来例
図4を用いて説明する。図4は従来のウインドレギュレータを示す図である。図において、ウインドガラス1の前部には、ウインドガラス1の昇降方向に延びるガイドレール3が設けられている。ウインドガラス1の後部には、ウインドガラス1の昇降方向に延びるガイドレール5が設けられている。
【0003】
ウインドガラス1の前部には、ガイドレール3に移動可能に係合するローラ7が、ウインドガラス1の後部にはガイドレール5に移動可能に係合するローラ9、ローラ11が設けられている。
【0004】
ドアパネル内には、ウインドガラス1の昇降方向に延びるガイドレール13が設けられている。このガイドレール13には、ウインドガラス1の下部中央に設けられたスライダ15が移動可能に係合している。ガイドレール13の上部にはプーリ17が、ガイドレール13の下部にはプーリ19が設けられている。そして、ワイヤ23の中間部がドラム21に巻回され、一方の端部側がプーリ17を介してスライダ15に取り付けられ、他方の端部がプーリ19を介してスライダ15に取り付けられている。
【0005】
従って、ドラム21を回転させ、ワイヤ23を進退させることで、ウインドガラス1が昇降する(例えば、特許文献1参照)。
(2)第2の従来例
図5を用いて説明する。図5は従来のウインドレギュレータを示す図である。
【0006】
図において、ドアパネル内の上部にはプーリ31、プーリ33が設けられ、ドアパネル内の下部にはプーリ35、プーリ37がもうけられている。ワイヤ39の中間部はプーリ35、プーリ31、プーリ37、プーリ33の順でN字形に掛け渡され、更に、ドラム41に巻回されている。そして、ウインドガラス43の下部が、図示しないブラケットを介してプーリ31とプーリ35との間のワイヤ、プーリ33とプーリ37との間のワイヤにそれぞれ取り付けられている。
【0007】
従って、ドラム41を回転させ、ワイヤ23を進退させることで、ウインドガラス43が昇降する(例えば、特許文献2参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開平4−27093号公報(第3頁、第1図)
【特許文献2】
特開昭63−60383号公報(第4頁、第7図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示す構成のウインドレギュレータでは、ドアパネル内にガイドレール13、ドラム21、ワイヤ23が設けられ、ドアパネル内のスペースを有効に使用できない問題点がある。
【0010】
図5に示す構成のウインドレギュレータでも、ドアパネル内全域にわたって、N字形に掛け渡されたワイヤ39が配置されているので、ドアパネル内のスペースを有効に使用できない問題点がある。
【0011】
又、図5に示す構成のウインドレギュレータではワイヤ39が交差しているので、振動等でワイヤ39がばたつくと、ワイヤ39同士の干渉音が発生する問題点がある。
【0012】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、ドアパネル内のスペースを有効に利用できるウインドレギュレータを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1記載の発明は、ドアの前後方向の一方の側に設けられ、ウインドガラスの昇降方向に延びる第1フレームと、前記ドアの前後方向の他方の側に設けられ、前記ウインドガラスの昇降方向に延びる第2フレームと、ウインドガラスの前後方向の一方の側に設けられ、前記第1フレームに移動可能に係合した第1スライダと、前記ウインドガラスの前後方向の他方の側の上部に設けられ、前記第2フレームに移動可能に係合した第2スライダと、前記第1フレームの上部と前記第2フレームの上部とを橋渡しするように設けられたアッパフレームと、前記第1フレーム、前記第2フレームでは、同じ方向に移動するように、前記第1フレーム、前記アッパフレーム、前記第2フレームに沿って配設され、前記第1スライダ、前記第2スライダに接続されたワイヤと、前記ドアのドアパネル内に設けられ、前記ワイヤが巻回され、前記ワイヤを進退させるドラムと、有することを特徴とするウインドレギュレータである。
【0014】
ウインドガラスを昇降させるために機能する構成、すなわち、ワイヤは第1フレーム、アッパフレーム、第2フレームに沿って配設され、第1スライダ、第2スライダは、第1フレーム、アッパフレーム、第2フレーム内に配設される。そして、ドアフレーム内にはワイヤを進退させるドラムとドラムに向かうワイヤとしかないので、ドアパネル内を有効に利用できる。
【0015】
請求項2記載の発明は、前記ワイヤは、前記ドラムから第1フレームに向かい、第1スライダと接続され、アッパフレームを介して第2フレームに向かい、第2スライダと接続され、前記ドラムに巻回され、前記第1フレーム、前記第2フレームの少なくとも一方に、前記ワイヤの移動方向を略180°反転させるガイド部材を設けたことを特徴とする請求項1記載のウインドレギュレータである。
【0016】
前記第1フレーム、前記第2フレームの少なくとも一方に、前記ワイヤの移動方向を略180°反転させるガイド部材を設けたことにより、前記第1フレーム、前記第2フレームで、同じ方向に移動するワイヤを得ることができる。
【0017】
請求項3記載の発明は、前記ワイヤは交差しないように配設したことを特徴とする請求項1または2記載のウインドレギュレータである。
【0018】
前記ワイヤは交差しないように配設したことにより、振動等でワイヤがばたついても、ワイヤ同士の干渉音が発生しない。
【0019】
請求項4記載の発明は、前記第1フレーム、前記第2フレームには車体の外側に開口を有する溝が設けられ、前記第1スライダ、前記第2スライダは、前記溝を介して前記ウインドガラスに設けられることを特徴とする請求項1記載のウインドレギュレータである。
【0020】
前記第1フレーム、前記第2フレームには車体の外側に開口を有する溝が設けられ、前記第1スライダ、前記第2スライダは、前記溝を介して前記ウインドガラスに設けられることにより、ウインドガラスと車体との面一化を図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に図面を用いて本発明の実施の形態例を説明する。図1は本発明の実施の形態例のウインドレギュレータの構成図、図2は図1の切断線A−Aでの断面図である。
【0022】
図1において、BLはドアのベルトラインを示している。
【0023】
ドアの前側には、ウインドガラス51の昇降方向に延びる第1フレームとしてのフロントフレーム53が設けられている。ドアの後側には、ウインドガラス51の昇降方向に延びる第2フレームとしてのリアフレーム55が設けられている。
【0024】
フロントフレーム53、リアフレーム55の断面形状は、同一であるので、図2を用いてフロントフレーム53の断面形状を説明し、リアフレーム55の断面形状の説明は省略する。図2に示すように、フロントフレーム53は、基底部57と、基底部57の両側から折曲し、車体59の外側に向かって延びる第1側面部61、第2側面部63と、第1側面部61、第2側面部63の先端部から互いに近づく方向に折曲し、車体59の外側に開口を有する溝65を形成する第1天部67、第2天部69とからなっている。
【0025】
図1に戻って、フロントフレーム53には、第1スライダ71が移動可能に係合し、この第1スライダ71はフロントフレーム53の溝65を介して、ウインドガラス51の前側の下部に接続されている。
【0026】
リアフレーム55には、第1スライダ71と同じ形状の第2スライダ73が移動可能に係合し、この第2スライダ73はリアフレーム55の溝を介して、ウインドガラス51の後側の上部に接続されている。
【0027】
更に、本実施の形態例では、リアフレーム55には、ローラ状の第3スライダ75が移動可能に係合し、この第3スライダ75はリアフレーム55の溝を介して、ウインドガラス51の後側の下部に接続されている。
【0028】
そして、本実施の形態例では、ウインドガラス51が全閉状態(図1の状態)になっても、ウインドガラス51の上部に取り付けられた第2スライダ73以外は、BL(ベルトライン)より下側に位置するように第1スライダ71、第3スライダ75は配設されている。
【0029】
ここで、図2を用いて、第1スライダ71とウインドガラス51との接続構造を説明する。尚、第2スライダ73とウインドガラス51との接続構造は同一で、第3スライダ75とウインドガラス51との接続構造もスライダの形状が第1スライダ71、第2スライダ73と異なる点を除けば、同一なので、重複する説明は省略する。
【0030】
ウインドガラス51には、貫通穴51aが、第1スライダ71にも貫通穴71aが設けられている。
【0031】
ピン201は、ウインドガラス51の貫通穴51aの径より大きな径の円板状のつば部203、つば部203より延出し、ウインドガラス51の貫通穴51a、第1スライダ71の貫通穴71aに挿通し、第1スライダ71の貫通穴71aを挿通し、第1スライダ71の貫通穴71aから突出した部分におねじ205が形成された首部207とからなっている。そして、ピン201は、ウインドガラス51の外側から挿入され、ウインドガラス51の貫通穴51a、第1スライダ71の貫通穴71aの順に挿通し、ピン201の首部207のおねじ205にナット209が螺合することで、第1スライダ71とウインドガラス51とは接続されている。
【0032】
BL(ベルトライン)より下に配置されるドアパネル内には、モータ81によって回転駆動されるドラム83が設けられている。このドラム83には、2本のワイヤ85、ワイヤ86が巻回されている。更に、ドラム83を一方の方向に回転させると、ワイヤ85は繰り出され、ワイヤ86は巻き取られるようにワイヤ85、ワイヤ86は巻回されている。
【0033】
ワイヤ85の先端部側はフロントフレーム53の上部に設けられたプーリ87を介してフロントフレーム53内に入り、第1スライダ71の上部に直接接続されている。又、ワイヤ86の先端部側はリアフレーム55に設けられたガイド89を介してリアフレーム55内に入り、第2スライダ73の下部に直接接続されている。
【0034】
又、フロントフレーム53には、ブラケット91が、フロントフレーム53の長手方向に沿って設けられている。このブラケット91の断面形状は、図2に示すように、基端部がフロントフレーム53の基底部57に固着され、車体59側に延びる基部93と、基部93の先端から車体59の外部方向に折曲された折曲部95とからなっている。そして、基部93、折曲部95には車体59に押接するウェザストリップ97、ウェザストリップ99が設けられている。
【0035】
図1に戻って、フロントフレーム53の上部とリアフレーム55の上部とは、アッパフレーム101で橋渡しされている。
【0036】
フロントフレーム53の下部には、ワイヤ111の向きを略180°反転させるガイド部材としてのプーリ103が設けられている。フロントフレーム53とアッパフレーム101との接続部分には、ガイド105が設けられている。又、アッパフレーム101の円弧部101aの内部には、ミドルワイヤガイド107が設けられている。アッパフレーム101とリアフレーム55との接続部分には、ガイド109が設けられている。そして、第1スライダ71の下部に接続されたワイヤ111は、プーリ103を介してフロントフレーム53の第1側面部61とブラケット91の基部93、折曲部95とで囲まれた空間を通り(図2参照)、ガイド105、ミドルワイヤガイド107、ガイド109を介して第2スライダ73の上部に接続されている。
【0037】
プーリ103を設けたことにより第1スライダ71に接続されるワイヤ85と第2スライダ73に接続されるワイヤ111とは同一方向に動くこととなる。
【0038】
次に上記構成の作動を説明する。ウインドガラス51が全閉状態である図1において、モータ81を用いてドラム83を矢印方向に回転させると、ワイヤ85がドラム83から繰り出され、ワイヤ86がドラム83に巻き取られる。従って、第1スライダ71、第2スライダ73は下降し、ウインドガラス51も下降する。この下降はウインドガラス51がベルトラインBLより下側に位置する全開状態、すなわち、ウインドガラス51が二点鎖線位置まで可能である。
【0039】
又、ウインドガラス51が開状態の場合、モータ81を用いてドラム83を矢印方向と反対方向に回転させると、ワイヤ85がドラム83に巻き取られ、ワイヤ86がドラム83から繰り出される。従って、第1スライダ71、第2スライダ73が上昇し、ウインドガラス51も上昇する。
【0040】
このような構成のウインドレギュレータにおいては、以下のような効果を得ることができる。
(1)ウインドガラス51を昇降させるために機能する構成、すなわち、ワイヤ85、ワイヤ86、ワイヤ111、第1スライダ71、第2スライダ73は、フロントフレーム53、アッパフレーム101、リアフレーム55内に収まり、ドアフレーム内にはワイヤを進退させるドラム83とドラム83に向かうワイヤ85、ワイヤ86としかないので、ドアパネル内を有効に利用できる。
(2)第1フレームであるフロントフレーム53にワイヤの移動方向を略180°反転させるガイド部材としてのプーリ103を設けたことにより、第1フレームであるフロントフレーム53、第2フレームであるリアフレーム55で、同じ方向に移動するワイヤを得ることができる。
(3)図1に示すように、ワイヤ85、ワイヤ86、ワイヤ111は交差する箇所がない。よって、振動等でワイヤがばたついても、ワイヤ同士の干渉音が発生しない
(4)図2に示すように、フロントフレーム53、リアフレーム55には車体の外側に開口を有する溝65が設けられ、第1スライダ71、第2スライダ73は、溝65を介してウインドガラス51に設けられることにより、ウインドガラス51と車体59との面一化を図ることができる。
(5) ウインドガラス51の上部に第2スライダ73を設けたことにより、ウインドガラス51を上昇させる場合は、ウインドガラス51を引っ張り上げることとなる。
【0041】
したがって、ウインドガラス51がフロントフレーム53、リアフレーム55(ガイドレール)に突っかかって作動不良を起こすことがなくなり、スムーズな昇降が得られる。
(6)従来、スライダとワイヤを接続する場合、スライダにはベースが取り付けられ、そのベースにワイヤが接続される構成が多い。しかし、本発明では、スライダにワイヤが直接接続されるので、コンパクトとなる。
【0042】
さらに、ベースのワイヤ接続箇所と、スライダとの間には距離があるので、スライダにはモーメントが作用し、スムーズなウインドガラスの昇降が得られない。しかし、本実施の形態例は、第1スライダ71、第2すら藺だ73にワイヤが直接接続されるので、モーメントが発生せず、スムーズなウインドガラスの昇降が得られる。
(7)ピン201は、ウインドガラス51の外側から挿入され、ウインドガラス51の貫通穴51a、第1スライダ71の貫通穴71aの順に挿通し、ピン201の首部207のおねじ205にナット209が螺合することで、第1スライダ71とウインドガラス51とは接続されている。よって、その接続の解除は、ウインドガラス51の内側からナット209を緩めることでなされる。即ち、車両の外側からは、ウインドガラス51と第1スライダ71との接続の解除はできず、盗難防止性に優れている。
【0043】
尚、第2スライダ73とウインドガラス51との接続構造は同一で、第3スライダ75とウインドガラス51との接続構造もスライダの形状が第1スライダ71、第2スライダ73と異なる点を除けば、同一なので、同様に、車両の外側からは、ウインドガラス51と第1スライダ71との接続の解除はできず、盗難防止性に優れている。
(8)複数のスライダ、即ち、第1スライダ71、第2スライダ73、第3スライダ75を有することにより、スムーズなウインドガラス51の昇降を得ることができる。
【0044】
又、第1スライダ71、第2スライダ73、第3スライダ75のうち、第2スライダ73以外は、BL(ベルトライン)より下側にあることにより、即ち、ドアパネル内にあることにより、第1スライダ71、第3スライダ75が見えず、見栄えがよい。
【0045】
尚、本発明は上記実施の形態例に限定するものではない。
【0046】
例えば、図1に示す構成では、ワイヤの移動方向を略180°反転させるガイド部材(プーリ103)はフロントフレーム53の下部に設けたが、図3(a)に示すような構成でもよい。尚、図3(a)において、図1と同一部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。即ち、フロントフレーム53の下部に、リアフレーム55の下部にそれぞれワイヤの移動方向を略180°反転させるガイド部材としてのプーリ801、プーリ803を設ける。又、804はワイヤ86の向きをプーリ803方向に変えるプーリである。そして、第1スライダ71をプーリ87とプーリ801との間のワイヤ85、ワイヤ111に設ける。第2スライダ73をガイド109とプーリ803との間に設ける。このような構成でも、ドラム83を回転させることにより、第1スライダ71と第2スライダ73とは、同じ方向に移動する。
【0047】
又、図3(b)に示すような構成でもよい。尚、図3(a)において、図1と同一部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。即ち、リアフレーム55の下部にワイヤの移動方向を略180°反転させるガイド部材としてのプーリ805を設ける。又、807はワイヤ806の向きをプーリ805方向に変えるプーリである。又、ガイド105とプーリ87との間隔をウインドガラスの昇降量以上に設定する。そして、第1スライダ71をガイド105とプーリ87との間のワイヤ85、ワイヤ111に、第2スライダ73をプーリ805とプーリ807との間に設ける。このような構成でも、ドラム83を回転させることで、第1スライダ71と第2スライダ73とは、同じ方向に移動する。
【0048】
さらに、本実施の形態例では、ワイヤの向きを略180°反転させるガイド部材としてプーリを用いたが、固定ガイドであってもよい。
【0049】
又、上記実施の形態例では、ワイヤ85、ワイヤ86、ワイヤ111はフロントフレーム53、アッパフレーム101、リアフレーム55内に配置したが、フロントフレーム53、アッパフレーム101、リアフレーム55の外でこれらフレームに沿って配置してもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上述べたように請求項1記載の発明によれば、ウインドガラスを昇降させるために機能する構成、すなわち、ワイヤは第1フレーム、アッパフレーム、第2フレームに沿って配設され、第1スライダ、第2スライダは、第1フレーム、アッパフレーム、第2フレーム内に配設される。そして、ドアフレーム内にはワイヤを進退させるドラムとドラムに向かうワイヤとしかないので、ドアパネル内を有効に利用できる。
【0051】
請求項2記載の発明によれば、前記第1フレーム、前記第2フレームの少なくとも一方に、前記ワイヤの移動方向を略180°反転させるガイド部材を設けたことにより、前記第1フレーム、前記第2フレームで、同じ方向に移動するワイヤを得ることができる。
【0052】
請求項3記載の発明によれば、前記ワイヤは交差しないように配設したことにより、振動等でワイヤがばたついても、ワイヤ同士の干渉音が発生しない。
【0053】
請求項4記載の発明によれば、前記第1フレーム、前記第2フレームには車体の外側に開口を有する溝が設けられ、前記第1スライダ、前記第2スライダは、前記溝を介して前記ウインドガラスに設けられることにより、ウインドガラスと車体との面一化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態例のウインドレギュレータの構成図である。
【図2】図1の切断線A−Aでの断面図である。
【図3】他の実施の形態例の構成図である。
【図4】従来のワイヤ式ウインドレギュレータの構成図である。
【図5】従来のワイヤ式ウインドレギュレータの構成図である。
【符号の説明】
51 ウインドガラス
53 フロントフレーム(第1フレーム)
55 リアフレーム(第2フレーム)
71 第1スライダ
73 第2スライダ
83 ドラム
85、86、111 ワイヤ

Claims (4)

  1. ドアの前後方向の一方の側に設けられ、ウインドガラスの昇降方向に延びる第1フレームと、
    前記ドアの前後方向の他方の側に設けられ、前記ウインドガラスの昇降方向に延びる第2フレームと、
    ウインドガラスの前後方向の一方の側に設けられ、前記第1フレームに移動可能に係合した第1スライダと、
    前記ウインドガラスの前後方向の他方の側の上部に設けられ、前記第2フレームに移動可能に係合した第2スライダと、
    前記第1フレームの上部と前記第2フレームの上部とを橋渡しするように設けられたアッパフレームと、
    前記第1フレーム、前記第2フレームでは、同じ方向に移動するように、前記第1フレーム、前記アッパフレーム、前記第2フレームに沿って配設され、前記第1スライダ、前記第2スライダに接続されたワイヤと、
    前記ドアのドアパネル内に設けられ、前記ワイヤが巻回され、前記ワイヤを進退させるドラムと、
    を有することを特徴とするウインドレギュレータ。
  2. 前記ワイヤは、前記ドラムから第1フレームに向かい、第1スライダと接続され、アッパフレームを介して第2フレームに向かい、第2スライダと接続され、前記ドラムに巻回され、
    前記第1フレーム、前記第2フレームの少なくとも一方に、前記ワイヤの移動方向を略180°反転させるガイド部材を設けたことを特徴とする請求項1記載のウインドレギュレータ。
  3. 前記ワイヤは交差しないように配設したことを特徴とする請求項1または2記載のウインドレギュレータ。
  4. 前記第1フレーム、前記第2フレームには車体の外側に開口を有する溝が設けられ、
    前記第1スライダ、前記第2スライダは、前記溝を介して前記ウインドガラスに設けられることを特徴とする請求項1記載のウインドレギュレータ。
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