JP3993552B2 - ウインドレギュレータ - Google Patents

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Description

本発明は、車両に設けられるワイヤ式ウインドレギュレータに関する。
(1)第1の従来例
図8を用いて説明する。図8は従来のウインドレギュレータを示す図である。図において、ウインドガラス1の前部には、ウインドガラス1の昇降方向に延びるガイドレール3が設けられている。ウインドガラス1の後部には、ウインドガラス1の昇降方向に延びるガイドレール5が設けられている。
ウインドガラス1の前部には、ガイドレール3に移動可能に係合するローラ7が、ウインドガラス1の後部にはガイドレール5に移動可能に係合するローラ9、ローラ11が設けられている。
ドアパネル内には、ウインドガラス1の昇降方向に延びるガイドレール13が設けられている。このガイドレール13には、ウインドガラス1の下部中央に設けられたスライダ15が移動可能に係合している。ガイドレール13の上部にはプーリ17が、ガイドレール13の下部にはプーリ19が設けられている。そして、ワイヤ23の中間部がドラム21に巻回され、一方の端部側がプーリ17を介してスライダ15に取り付けられ、他方の端部がプーリ19を介してスライダ15に取り付けられている。
従って、ドラム21を回転させ、ワイヤ23を進退させることで、ウインドガラス1が昇降する(例えば、特許文献1参照)。
(2)第2の従来例
図9を用いて説明する。図9は従来のウインドレギュレータを示す図である。
図において、ドアパネル内の上部にはプーリ31、プーリ33が設けられ、ドアパネル内の下部にはプーリ35、プーリ37がもうけられている。ワイヤ39の中間部はプーリ35、プーリ31、プーリ37、プーリ33の順でN字形に掛け渡され、更に、ドラム41に巻回されている。そして、ウインドガラス43の下部が、図示しないブラケットを介してプーリ31とプーリ35との間のワイヤ、プーリ33とプーリ37との間のワイヤにそれぞれ取り付けられている。
従って、ドラム41を回転させ、ワイヤ23を進退させることで、ウインドガラス43が昇降する(例えば、特許文献2参照)。
特開平4−27093号公報(第3頁、第1図) 特開昭63−60383号公報(第4頁、第7図)
図8に示す構成のウインドレギュレータでは、ドアパネル内にガイドレール13、ドラム21、ワイヤ23が設けられ、ドアパネル内のスペースを有効に使用できない問題点がある。
図9に示す構成のウインドレギュレータでも、ドアパネル内全域にわたって、N字形に掛け渡されたワイヤ39が配置されているので、ドアパネル内のスペースを有効に使用できない問題点がある。
又、図9に示す構成のウインドレギュレータではワイヤ39が交差しているので、振動等でワイヤ39がばたつくと、ワイヤ39同士の干渉音が発生する問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、ドアパネル内のスペースを有効に利用できるウインドレギュレータを提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、ドアの前後方向の一方の側に設けられ、ウインドガラスの昇降方向に延び、前記ウインドガラスの表面、裏面に当接して、前記ウインドガラスを保持する2つのリップが一体的に形成されたガラスランが設けられた第1フレームと、前記ドアの前後方向の他方の側に設けられ、前記ウインドガラスの昇降方向に延び、前記ウインドガラスの表面、裏面に当接して、前記ウインドガラスを保持する2つのリップが一体的に形成されたガラスランが設けられた第2フレームと、前記第1フレームの上部と前記第2フレームの上部とを橋渡しするように設けられ、前記ウインドガラスの表面、裏面に当接して、前記ウインドガラスを保持する2つのリップが一体的に形成されたガラスランが設けられたアッパフレームと、前記ウインドガラスの前後方向の一方の側に設けられた第1ワイヤ固定部材と、前記ウインドガラスの前後方向の他方の側に設けられた第2ワイヤ固定部材と、前記第1フレーム、前記第2フレームでは、同じ方向に移動するように、前記第1フレーム、前記アッパフレーム、前記第2フレームに沿って配設され、前記第1ワイヤ固定部材、前記第2ワイヤ固定部材に接続されたワイヤと、前記ドアのドアパネル内に設けられ、前記ワイヤが巻回され、前記ワイヤを進退させるドラムと有し、ベルトラインより上では、前記ワイヤは前記ガラスラン内に設けられると共に、前記第1ワイヤ固定部材、前記第2ワイヤ固定部材のうち、前記ベルトラインを横切るワイヤ固定部材は、前記ガラスラン内に設けたことを特徴とするウインドレギュレータである。
ウインドガラスの表面、裏面に、第1フレーム、第2フレーム、アッパフレームに設けられたガラスランの2つのリップが当接し、ドアガラスは保持される。ドラムを回転し、ワイヤを進退させると、ウインドガラスが昇降する。
請求項2に係る発明は、前記第1ワイヤ固定部材、前記第2ワイヤ固定部材のうち、前記ベルトラインを横切るワイヤ固定部材は、ウインドガラスに当接する面を有する頭部,該頭部に連接され、前記ウインドガラスに形成された穴を挿通し、周面におねじが形成された首部からなるボルトと、ウインドガラスに当接する面を有する頭部,該頭部に連接され、前記ボルトの首部が螺合するめねじ穴からなるナットとからなり、前記ボルトの頭部の前記ウインドガラスに当接する面の形状、前記ナットの頭部の前記ウインドガラスに当接する面の形状は、前記ワイヤに沿った方向の長さが、前記ワイヤと直交する方向の長さより長くなるように設定したことを特徴とする請求項1記載のウインドレギュレータである。
ウインドガラスの穴を挿通したボルトの首部がナットのめねじに螺合することで、第1ワイヤ固定部材、第2ワイヤ固定部材のウインドガラスへの取付が行われる。
そして、ウインドガラスを昇降する際には、ワイヤ→第1ワイヤ固定部材、第2ワイヤ固定部材→ウインドガラスの順に力が伝達される。更に詳しくは、ウインドガラスには、第1ワイヤ固定部材、第2ワイヤ固定部材のウインドガラスと当接する面を介して力が作用する。
又、ワイヤの移動方向と平行で、ウインドガラスに対して直交する平面上でみると、第1ワイヤ固定部材、第2ワイヤ固定部材に作用するワイヤからの力と、ウインドガラスに作用する重力とは、異なる線分上にあるので、ウインドガラスにはモーメントが発生する。このため、第1ワイヤ固定部材、第2ワイヤ固定部材のウインドガラスとの当接面のワイヤの方向の縁部からウインドガラスへ力が作用する。
請求項3に係る発明は、前記ボルトの頭部の前記ウインドガラスに当接する面の形状、前記ナットの頭部の前記ウインドガラスに当接する面の形状のうち、前記ワイヤと直交する方向の長さは前記首部の径と略同じことを特徴とする請求項2記載のウインドレギュレータである。
請求項1に係る発明によれば、ウインドガラスを昇降させるために機能する構成、すなわち、ワイヤは第1フレーム、アッパフレーム、第2フレームに沿って配設される。そして、ドアフレーム内にはワイヤを進退させるドラムとドラムに向かうワイヤとしかないので、ドアパネル内を有効に利用できる。
ベルトラインより上では、ウインドガラスを昇降させるために機能する構成、すなわち、ワイヤは第1フレーム、アッパフレーム、第2フレームのガラスラン内に配設され、ワイヤ固定部材もガラスラン内に配設される。よって、見栄えがよい。
ベルトラインを横切るワイヤ固定部材は、ガラスラン内に設けられることにより、ワイヤ固定部材とベルトモール(ベルトラインに設けられ、ドアインナパネル、ドアアウタパネル内に雨水が浸入するのを防止するウエザストリップ)との干渉がなくなる。よって、ウインドガラスを昇降させる際に、ワイヤ固定部材がベルトモールと干渉して異音が発生するのを防止できる。更に、ウインドレギュレータがパワー式の場合、ウインドガラスを上昇させる際に、ワイヤ固定部材とベルトモールとの干渉により安全装置が作動してウインドガラスが下降するのを防止できる。
ここで、第1ワイヤ固定部材、第2ワイヤ固定部材に入力する力の方向は、ワイヤの引張方向であり、それ以外の方向の力は入力されない。
請求項2に係る発明によれば、 前記第1ワイヤ固定部材、前記第2ワイヤ固定部材のうち、前記ベルトラインを横切るワイヤ固定部材は、ウインドガラスに当接する面を有する頭部,該頭部に連接され、前記ウインドガラスに形成された穴を挿通し、周面におねじが形成された首部からなるボルトと、ウインドガラスに当接する面を有する頭部,該頭部に連接され、前記ボルトの首部が螺合するめねじ穴からなるナットとからなり、前記ボルトの頭部の前記ウインドガラスに当接する面の形状、前記ナットの頭部の前記ウインドガラスに当接する面の形状は、前記ワイヤに沿った方向の長さが、前記ワイヤと直交する方向の長さより長くなるように設定したことにより、ウインドガラスへ作用する力が小さくなり、ウインドガラスの破損を防止できる。更に、前記ボルトの頭部の前記ウインドガラスに当接する面の形状、前記ナットの頭部の前記ウインドガラスに当接する面の形状は、前記ワイヤに沿った方向の長さが、前記ワイヤと直交する方向の長さより長くなるように設定したことにより、ガラスランの断面形状、更には、第1フレーム、第2フレームの断面形状を小さくすることができ、見栄えも向上する。
請求項3に係る発明によれば、前記ボルトの頭部の前記ウインドガラスに当接する面の形状、前記ナットの頭部の前記ウインドガラスに当接する面の形状のうち、前記ワイヤと直交する方向の長さは前記首部の径と略同じことにより、ガラスランの断面形状、更には、第1フレーム、第2フレームの断面形状を一番小さくすることができ、更に見栄えも向上する。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態例のウインドレギュレータの構成図、図2は図1の切断線A−Aでの断面図、図3は図1の切断線B−Bでの断面図、図4は図1の切断線C−Cでの断面図、図5は図1の切断線D−Dでの断面図、図6は図1の切断線E−Eでの断面図である。
図1において、BLはドアのベルトラインを示している。ドアの前側には、ウインドガラス51の昇降方向に延びる第1フレームとしてのフロントフレーム53が設けられている。ドアの後側には、ウインドガラス51の昇降方向に延びる第2フレームとしてのリアフレーム55が設けられている。フロントフレーム53の上部とリアフレーム55の上部とは、アッパフレーム103で橋渡しされている。
図2〜図6に示すように、フロントフレーム53、リアフレーム55、アッパフレーム103の断面形状は、異なるが、いずれも外部に露出する意匠部61、閉断面形状の袋部63、ガラスラン71が設けられるガラスラン取付部65を有している。フロントフレーム53、リアフレーム55、アッパフレーム103のガラスラン取付部65に取付けられるガラスラン71は、ウインドガラス81の表面に当接するリップ73と、ウインドガラス81の裏面に当接するリップ75とが一体的に形成されている。ガラスラン71の断面形状は、断面コの字形等様々な形状があるが限定するものではない。
ウインドガラス81の前側の下部には、第1ワイヤ固定部材101が、ウインドガラス81の後側上部には、第2ワイヤ固定部材111がそれぞれ取付けられている。
本形態例では、第2ワイヤ固定部材111は、ベルトラインBLを横切るように設定され、第2ワイヤ固定部材111は、リアフレーム111のガラスラン71内に設けられている。
BL(ベルトライン)より下に配置されるドアパネル内には、モータ91によって回転駆動されるドラム93が設けられている。このドラム93には、2本のワイヤ95、ワイヤ96が巻回されている。更に、ドラム93を一方の方向に回転させると、ワイヤ95は繰り出され、ワイヤ96は巻き取られるようにワイヤ95、ワイヤ96は巻回されている。
ワイヤ95の先端部側はフロントフレーム53の上部に設けられたプーリ97を介してフロントフレーム53に沿って下方に延び、第1ワイヤ固定部材101に接続されている。又、ワイヤ96の先端部側はリアフレーム55に設けられたガイド99を介してリアフレーム55のガラスラン71内に入り、第2ワイヤ固定部材111に接続されている。
又、第1ワイヤ固定部材101には、ワイヤ131が接続され、このワイヤ131は、フロントフレーム53の下部に設けられたガイド97を介してフロントフレーム53のガラスラン71内に入り、上方に延びる。ワイヤ131はアッパフレーム103のガラスラン71内を通り、リアフレーム55のガラスラン71内を通り、第2ワイヤ固定部材111に接続されている。
尚、ワイヤ131がガラスラン71から容易に離脱しやすい箇所には、図3〜図5に示すように、ガラスラン71には、ワイヤ131が係合し、ガラスラン71から離脱するのを防止する溝72が形成されている。
次に、第1ワイヤ固定部材101、第2ワイヤ固定部材111の説明を行う。尚、本形態例では、第1ワイヤ固定部材101、第2ワイヤ固定部材111の構成は同じなので、ベルトラインを横切る第2ワイヤ固定部材111を図7を用いて説明する。
図7(a)に示すように、第2ワイヤ固定部材111は、ワイヤ131、ワイヤ96が接続され、ウインドガラス81に当接する面を有する頭部113と、頭部113に連接され、ウインドガラス81に形成された穴81aを挿通し、周面におねじが形成された首部115とからなるボルト117と、ウインドガラス81に当接する面を有する頭部119と、頭部119に連接され、ウインドガラス81に形成された穴81aを挿通し、ボルト117の首部115が螺合するめねじ穴121が形成された首部123とからなるナット125とからなっている。
そして、ボルト117の頭部113のウインドガラス81に当接する面の形状、ナット125の頭部119のウインドガラス81に当接する面の形状は、ワイヤ131に沿った方向の長さが、ワイヤ131と直交する方向の長さより長くなるように設定した。更に、本形態例では、ボルト117の頭部113のウインドガラス81に当接する面の形状、ナット125の頭部119のウインドガラス81に当接する面の形状のうち、ワイヤ131と直交する方向の長さは、ボルト117にあっては首部115、ナット125にあっては首部123の径と略同じになるように設定した。
次に上記構成の作動を説明する。ウインドガラス81が全閉状態である図1において、モータ91を用いてドラム83を矢印方向に回転させると、ワイヤ95がドラム93から繰り出され、ワイヤ96がドラム93に巻き取られる。従って、第1ワイヤ固定部材101、第2ワイヤ固定部材111は下降し、ウインドガラス81も下降する。この下降はウインドガラス81がベルトラインBLより下側に位置する全開状態まで可能である。
又、ウインドガラス81が開状態の場合、モータ91を用いてドラム93を矢印方向と反対方向に回転させると、ワイヤ95がドラム93に巻き取られ、ワイヤ96がドラム93から繰り出される。この場合、第1ワイヤ固定部材101、第2ワイヤ固定部材111が上昇し、ウインドガラス81も上昇する。
このような構成のウインドレギュレータにおいては、以下のような効果を得ることができる。
(1)ウインドガラス81を昇降させるために機能する構成、すなわち、ワイヤ95、ワイヤ96、ワイヤ131、第1ワイヤ固定部材101、第2ワイヤ固定部材111は、フロントフレーム53、アッパフレーム103、リアフレーム55に沿って設けられ、ドアフレーム内にはワイヤを進退させるドラム93とドラム93に向かうワイヤ95、ワイヤ96としかないので、ドアパネル内を有効に利用できる。
(2)ベルトラインBLより上では、ウインドガラス81を昇降させるために機能する構成、すなわち、ワイヤ131はフロントフレーム53、アッパフレーム103、リアフレーム55のガラスラン71内に配設され、第2ワイヤ固定部材111もガラスラン71内に配設される。よって、見栄えがよい。
(3)ベルトラインBLを横切る第2ワイヤ固定部材111は、ガラスラン71内に設けられることにより、第2ワイヤ固定部材111とベルトモール(ベルトラインに設けられ、ドアインナパネル、ドアアウタパネル内に雨水が浸入するのを防止するウエザストリップ)との干渉がなくなる。よって、ウインドガラス81を昇降させる際に、第2ワイヤ固定部材111がベルトモールと干渉して異音が発生するのを防止できる。更に、ウインドレギュレータがパワー式の場合、ウインドガラス81を上昇させる際に、第2ワイヤ固定部材111とベルトモールとの干渉により安全装置が作動してウインドガラスが下降するのを防止できる
(4)ウインドガラス81を昇降する際には、ワイヤ96,131→第2ワイヤ固定部材111→ウインドガラス81の順に力が伝達される。更に詳しくは、ウインドガラス81には、第2ワイヤ固定部材111のウインドガラス81と当接する面を介して力が作用する。
又、ワイヤの移動方向と平行で、ウインドガラス81に対して直交する平面上でみると、図7(b)に示すように、第2ワイヤ固定部材111に作用するワイヤ131、96からの力(T)と、ウインドガラス81に作用する重力(W)とは、異なる線分上にあるので、ウインドガラス81にはモーメントが発生する。このため、第2ワイヤ固定部材111のウインドガラス81との当接面のワイヤの方向の縁部(作用点)からウインドガラス81へ力が作用する。一方、第2ワイヤ固定部材111に入力する力の方向は、ワイヤの引張方向であり、それ以外の方向の力は入力されない。本形態例では、ボルト117の頭部113のウインドガラス81に当接する面の形状、ナット125の頭部119のウインドガラス81に当接する面の形状は、ワイヤ131に沿った方向の長さが、ワイヤ131と直交する方向の長さより長くなるように設定したことにより、ウインドガラス81へ作用する力が小さくなり、ウインドガラス81の破損を防止できる。
尚、本形態例では、第1ワイヤ固定部材101も第2ワイヤ固定部材111と同じ構造なので、同じ効果を得ることができる。
更に、ボルト117の頭部113のウインドガラス81に当接する面の形状、ナット125の頭部119のウインドガラス81に当接する面の形状は、ワイヤ131に沿った方向の長さが、ワイヤ131と直交する方向の長さより長くなるように設定したことにより、ガラスラン71の断面形状、更には、フロントフレーム53、リアフレーム55の断面形状を小さくすることができ、見栄えも向上する。又、本形態例では、ボルト117の頭部113のウインドガラス81に当接する面の形状、ナット125の頭部119のウインドガラス81に当接する面の形状のうち、ワイヤ131と直交する方向の長さは、ボルト117にあっては首部115、ナット125にあっては首部123の径と略同じになるように設定したことにより、ガラスラン71の断面形状、更には、フロントフレーム53、リアフレーム55の断面形状を一番小さくすることができ、更に見栄えも向上する。
本発明の実施の形態例のウインドレギュレータの構成図である。 図1の切断線A−Aでの断面図である。 図1の切断線B−Bでの断面図である。 図1の切断線C−Cでの断面図である。 図1の切断線D−Dでの断面図である。 図1の切断線E−Eでの断面図である 第2ワイヤ固定部材を説明する図である。 第1の従来例を説明する図である。 第2の従来例を説明する図である。
符号の説明
53 フロントフレーム(第1フレーム)
55 リアフレーム(第2フレーム)
71 ガラスラン
95、96、131 ワイヤ
101 第1ワイヤ固定部材
103 アッパフレーム
111 第1ワイヤ固定部材

Claims (3)

  1. ドアの前後方向の一方の側に設けられ、ウインドガラスの昇降方向に延び、前記ウインドガラスの表面、裏面に当接して、前記ウインドガラスを保持する2つのリップが一体的に形成されたガラスランが設けられた第1フレームと、
    前記ドアの前後方向の他方の側に設けられ、前記ウインドガラスの昇降方向に延び、前記ウインドガラスの表面、裏面に当接して、前記ウインドガラスを保持する2つのリップが一体的に形成されたガラスランが設けられた第2フレームと、
    前記第1フレームの上部と前記第2フレームの上部とを橋渡しするように設けられ、前記ウインドガラスの表面、裏面に当接して、前記ウインドガラスを保持する2つのリップが一体的に形成されたガラスランが設けられたアッパフレームと、
    前記ウインドガラスの前後方向の一方の側に設けられた第1ワイヤ固定部材と、
    前記ウインドガラスの前後方向の他方の側に設けられた第2ワイヤ固定部材と、
    前記第1フレーム、前記第2フレームでは、同じ方向に移動するように、前記第1フレーム、前記アッパフレーム、前記第2フレームに沿って配設され、前記第1ワイヤ固定部材、前記第2ワイヤ固定部材に接続されたワイヤと、
    前記ドアのドアパネル内に設けられ、前記ワイヤが巻回され、前記ワイヤを進退させるドラムと、
    を有し、
    ベルトラインより上では、前記ワイヤは前記ガラスラン内に設けられると共に、前記第1ワイヤ固定部材、前記第2ワイヤ固定部材のうち、前記ベルトラインを横切るワイヤ固定部材は、前記ガラスラン内に設けたことを特徴とするウインドレギュレータ。
  2. 前記第1ワイヤ固定部材、前記第2ワイヤ固定部材のうち、前記ベルトラインを横切るワイヤ固定部材は、
    ウインドガラスに当接する面を有する頭部,該頭部に連接され、前記ウインドガラスに形成された穴を挿通し、周面におねじが形成された首部からなるボルトと、
    ウインドガラスに当接する面を有する頭部,該頭部に連接され、前記ボルトの首部が螺合するめねじ穴からなるナットとからなり、
    前記ボルトの頭部の前記ウインドガラスに当接する面の形状、前記ナットの頭部の前記ウインドガラスに当接する面の形状は、前記ワイヤに沿った方向の長さが、前記ワイヤと直交する方向の長さより長くなるように設定したことを特徴とする請求項1記載のウインドレギュレータ。
  3. 前記ボルトの頭部の前記ウインドガラスに当接する面の形状、前記ナットの頭部の前記ウインドガラスに当接する面の形状のうち、前記ワイヤと直交する方向の長さは前記首部の径と略同じことを特徴とする請求項2記載のウインドレギュレータ。
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