JP4090903B2 - サイドスタンド装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車等の二輪車の車体フレームに取り付けられて二輪車を駐車時に起立状態に支えるサイドスタンド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動二輪車の車体フレームに取付けたサイドスタンドブラケットにサイドスタンドを、左右方向に延在するピボット軸を中心に揺動自在に取り付けるとともに、ロータリースイッチを前記ピボット軸と略同一軸線上に配して前記サイドスタンドブラケットに固定して設け、該ロータリースイッチの可動接点と連結して同接点を回動操作する回転軸と、前記サイドスタンドと一体的に揺動動作する揺動体とを、若干の変動を吸収し得るガタ吸収手段を介在させて連結してなり、サイドスタンドが正規の格納位置に収納されているときに、前記ロータリースイッチの固定接点と前記可動接点が接触して収納状態を表示部に表示するようにしたサイドスタンド装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実公平4−25430号公報(第2−3頁、第2−5図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の自動二輪車のサイドスタンド装置においては、前記ガタ吸収手段によって、サイドスタンドに生ずる衝撃やガタを吸収して、それらができるだけロータリースイッチに伝わらないように工夫されているが、前記ロータリスイッチ側には車体フレームに生ずる振動を吸収する手段が何ら設けられていないので、振動の大きいエンジンに適用した場合には何らかの対策を必要としていた。このため、エンジン振動が大きい場合には、エンジン振動を抑えるべくエンジン出力を低下させたり、車体フレームへのエンジン搭載を複雑な構成のラバーマウントにすることを余儀なくされる等、自動二輪車の出力規制や製作コストの上昇を伴う対応を必要とする問題があった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、二輪車の車体フレームからロータリースイッチへ伝達する振動を可及的に減少させ、ロータリースイッチが故障を起こすことなく、その機能、性能を確実に維持することができるサイドスタンド装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るサイドスタンド装置は、二輪車の車体フレームに取り付けたブラケットにサイドスタンドを、前記車体フレームに対して左右方向に延在するピボット軸を中心に回転自在に取り付けたサイドスタンドにおいて、前記サイドスタンドのピボット軸と同軸上にロータリースイッチが設けられるとともに、前記ピボット軸とロータリースイッチとの間に振動吸収部材が配置され、前記ロータリースイッチと振動吸収部材とは、同一のボルトによって前記ピボット軸に固定され、前記ロータリースイッチは、前記ピボット軸と同軸上に設けた前記ボルトに挿通されてピボット軸端部に固定され、前記振動吸収部材は、前記ピボット軸の軸端部と前記ロータリースイッチとの間、および前記ボルトとロータリースイッチとの間に配置されたことを特徴としている。
このサイドスタンド装置によれば、二輪車の走行時に車体フレームに生ずる振動が前記振動吸収部材によって吸収され、前記ピボット軸を経てロータリースイッチへ伝達する振動が効果的に減少されるので、前記ロータリースイッチは故障を起こすことなく、その機能、性能が確実に維持される。
【0007】
また、上記サイドスタンド装置では、単一のボルトの締め付け操作により、ロータリースイッチと振動吸収部材のサイドスタンドへの組み付けが同時に行える。
【0008】
さらに、上記サイドスタンド装置では、前記ロータリースイッチをピボット軸に固定するボルトからロータリースイッチに伝達する振動をも良好に緩和され、ロータリースイッチの機能、性能が一層確実に維持される。
【0009】
請求項2に係るサイドスタンド装置は、請求項1に記載のサイドスタンド装置において、前記ブラケットに、前記ロータリースイッチのハウジングが前記ピボット軸の軸回りに回転するのを規制する位置決め部材が固定されるとともに、該位置決め部材と前記ハウジングとの間に振動吸収部材が配置されたことを特徴としている。
このサイドスタンド装置では、車体フレームから前記位置決め部材を通してロータリースイッチへ伝達する振動が振動吸収部材によって良好に緩和され、ロータリースイッチの機能、性能がより一層確実に維持される。
【0010】
請求項3に係るサイドスタンド装置は、請求項1または2に記載のサイドスタンド装置において、前記ロータリースイッチのインナーロータの係合部と、該係合部に係合して前記インナーロータをサイドスタンドの回転に連動してピボット軸回りに回転させるサイドスタンドの係止部との間に、振動吸収部材が配置されたことを特徴としている。
このサイドスタンド装置では、前記サイドスタンドの振動が前記係止部と係合部との係合を介してインナーロータに伝達するのを、前記振動吸収部材によって効果的に緩和され、前記インナーロータの動作が確実に行われる。
【0011】
請求項4に係るサイドスタンド装置は、請求項1〜3のいずれかに記載のサイドスタンド装置において、前記振動吸収部材がラバー部材であることを特徴としている。
このサイドスタンド装置では、前記振動吸収部材の耐久性が高く、ロータリースイッチの作動の信頼性が長期間、安定して維持される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態に係るサイドスタンド装置について、図面を参照して説明する。なお、説明中、前後および左右といった方向の記載は、本発明の一実施の形態に係るサイドスタンド装置を備えた自動二輪車1に乗車した運転者を基準にしたものとする。
初めに、前記自動二輪車1の全体構成を図1にもとづいて説明する。この自動二輪車(二輪車)1は、クレードル型車体フレーム2および該車体フレーム2から後方へ延設したシートレール3からなる車体4と、該車体フレーム2のヘッドパイプ2aに取り付けたフロントフォーク5と、該フロントフォーク5に取り付けた前輪6と、前記フロントフォーク5に連結したハンドル7と、前記車体フレーム2の上部に取り付けた燃料タンク8と、前記シートレール3に取り付けた前部シート9並びに後部シート10と、前記車体フレーム2のクレードルスペース内に配置した4サイクルエンジン11と、該エンジン11の排気口に排気管12を介して接続した消音器13と、前記車体フレーム2の後部にリアクッション(図示せず)で懸架したスイングアーム14と、該スイングアーム14に取り付けた後輪15と、前輪6を覆うフロントフェンダ16と、後輪15を覆うリアフェンダ17と、ラジエータ18と、本発明の一実施の形態に係るサイドスタンド装置19とを主要な構成部材として備え、前記車体4をカウル20で覆ったフルカウリングタイプの車両である。
【0013】
前記車体フレーム2は、前記ヘッドパイプ2aから後方へ延びた左右のメインフレーム2b,2b(図1では左だけ示す。以下同じ)と、メインフレーム2b,2bの後端から下方へ延びた左右のセンタフレーム2c,2cと、前記ヘッドパイプ2aおよびメインフレーム2b,2bの前部から後側下方へ延びた左右のダウンフレーム2d,2dと、該ダウンフレーム2d,2dの後部へ延びた左右のエンジンハンガー2e,2eと、図示しない複数のクロスメンバとからなり、前記サイドスタンド装置19は前記左側のセンターフレーム2cの下端部に取り付けられている。なお、これらの車体フレーム構成部材の一部または全部は鋳造品である。
【0014】
次に、図2〜図4を参照して本発明の一実施の形態に係るサイドスタンド装置19の詳細について説明する。
前記サイドスタンド装置19は、前記車体フレーム2における左側のセンタフレーム2cの下端部に一対のボルト21で取り付けた板状のサイドスタンドブラケット(ブラケット)22と、該ブラケット22に支持されて前記車体フレーム2に対して左右方向に延在されているピボットボルト(ピボット軸)23と、該ピボットボルト23を介して前記ブラケット22に回転自在に取り付けたサイドスタンド24と、前記ピボットボルト23に固定ボルト(ボルト)25を介してピボットボルト23と同軸上に設けたサイドスタンドスイッチとしてのロータリースイッチ26とを備えている。
【0015】
前記ブラケット22は、その下端部が車体フレーム2に対して左外方へ折曲されて傾斜状に形成されたサイドスタンド取付部(取付部)22aとされ、該取付部22aには、それに垂直な軸穴22bが設けられている。また、前記サイドスタンド24は、先端部に地面に接地するサイドスタンドアーム27を有するとともに、基端部に挿入溝28aを形成した二股部材28を有する棒状部材からなり、前記挿入溝28aを前記ブラケット22の取付部22aに嵌合させ、前記二股部材28の各二股片28b,28cにそれらに直交するように設けた軸穴28d,28eと前記ブラケット22の軸穴22bとに前記ピボットボルト23を挿通して、ブラケット22にピボットボルト23を中心に回転自在に取り付けられている。
【0016】
さらに、具体的には、前記ピボットボルト23は、その中間部の軸部23aが、前記二股部材28の一方(外側)の二股片28bの軸穴28dと前記ブラケット22の軸穴22bとに外側(左側)から挿入、嵌合され、また、内端部(右側部)のねじ部23bが前記二股部材28の他方(内側)の二股片28cの軸穴28eに挿通されて、前記軸部23aの段部が他方の二股片28cの挿入溝28a側の内壁面に当接され、さらに、前記ねじ軸23bの二股片28cからの突き出した部分に螺合したナット29が締め付けられることにより、前記サイドスタンド24の二股部材28に固定されている。これにより、サイドスタンド24はピボットボルト23と一体となって前記ブラケット22に対して回転するようになっている。なお、前記ピボットボルト23の外端部側に設けたフランジ23cと前記二股部材28の一方の二股片28bの外側面(左側面)との間にはスペーサ30が介在されている。
【0017】
前記ロータリースイッチ26は、合成樹脂等の絶縁部材からなり、外側の閉鎖端部に軸穴31aを設けた円筒状のハウジング31と、合成樹脂等の絶縁部材からなり、外側の閉鎖端部に外側に突出した小径円筒部32aを有する円筒状に形成され、該小径円筒部32aを前記ハウジング31の軸穴31aに嵌合させてハウジング31の内側に収納され、同軸上でハウジング31に対し相対回転自在に設けられたインナーロータ32と、前記ハウジング31に固定された固定接点(図示せず)と、前記インナーロータ32に固定された可動接点(図示せず)とを備えている。
そして、前記インナーロータ32の小径円筒部32aの軸穴32bに外側からインナーロータ32の内側に挿通されて前記ピボットボルト23と同一の軸線上に配置された前記固定ボルト25が、その内端部側の雄ねじ部25aを前記ピボットボルト23のねじ穴23dに螺合させることにより、前記ロータリースイッチ26をピボットボルト23に対して同軸上で相対回転可能に取り付けている。
【0018】
前記固定ボルト25の軸部25bの外周部と前記インナーロータ32の小径円筒部32aの軸穴32bとの間には、軸部25bに装着したラバー部材(振動吸収部材)からなるチューブ33が配置されている。また、前記ピボットボルト23の外側の端面23eと前記インナーロータ32の内側端面32cとの間には、ラバー部材からなる環状のシート34が配置されている。さらに、前記ハウジング31の外側端面31bと前記固定ボルト25の頭部25cとの間には、ハウジング31側に固着したラバー部材からなる環状のシート35が、固定ボルト25に挿通して頭部25cに当接された座金25dで覆われるようにして配置されている。
【0019】
また、前記ハウジング31とインナーロータ32の内側の各端面31c,32dは略面一に形成され、ハウジング31の端面31cと前記スペーサ30(またはスペーサ30が省略される場合はサイドスタンド24の二股部材28)との間には、スペーサ30(外側の二股片28b)の外端面から僅少間隙をあけるようにして、ハウジング31の端面31cに固着したラバー部材からなる環状のシート36が配置されている。そして、前記インナーロータ32には、その端面32dから前記二股部材28側に突出された係合部材(係合部)32eが周方向の所定位置に設けられており、該係合部材32eは前記二股部材28の外側の二股片28bの所定位置に設けた係止穴部(係止部)28f内に嵌入され、前記二股部材28と係合部材32eとの間には、前記係止穴部28f内に装着したラバー部材からなる緩衝部材37が配置されている。
【0020】
前記ブラケット22には、前記ピボットボルト23と平行な方向に向けた位置決めピン(位置決め部材)38が、ブラケット22の内外(左右)に貫通して固定されており、また、前記ロータリースイッチ26のハウジング31には、位置決め片31dと該位置決め片31dからロータリースイッチ26の周方向に所定距離を隔てた配線取出部31eとが、ハウジング31の略直径方向に突出して設けられており、前記位置決め片31dと配線取出部31eにより前記位置決めピン38の外側軸部38aを挟むようにして、前記ハウジング31が前記ピボットボルト23の軸回りに回転するのを規制されて、周方向に位置決めされている。
【0021】
したがって、前記サイドスタンド24が前記ピボットボルト23を中心に上下方向(図2の矢印P方向)に回転するときには、前記二股部材28の係止穴部28fとインナーロータ32の係合部材32eとの係合を介して、サイドスタンド24の回転に連動してインナーロータ32がハウジング31に対して相対回転し、前記サイドスタンド24が下方に回転してそのサイドスタンドアーム27が接地する起立位置x(図2参照)では、ハウジング31側の固定接点とインナーロータ32側の可動接点とが離れ、また、前記サイドスタンド24が上方へ回転して略水平状にされた格納位置y(図2参照)では、前記ハウジング31側の固定接点とインナーロータ32側の可動接点とが接触して、前記配線取出部31eから延出された配線40(図4参照)を介して所要の表示器(図示せず)の回路が閉成され、サイドスタンド24の格納状態が表示されるようになっている。
【0022】
また、前記位置決めピン38と前記位置決め片31dおよび配線取出部31eとの間には、位置決めピン38の外側軸部38aの外周に装着したラバー部材からなるチューブ39が配置されている。また、前記位置決めピン38の内端部のバネ掛け部38cと前記サイドスタンド24のフック部24cとには引張ばね41が掛け渡されており、サイドスタンド24が起立位置xと格納位置yに回転されたときに、それらの位置に保持されるようになっている。前記引張ばね41の外周には可撓性材料からなるチューブ42が装着されている。なお、図中、43はサイドスタンド24を起立位置xと格納位置yとの間で上下に回転操作するための足掛け部である。
【0023】
前記実施の形態に係るサイドスタンド装置19において、自動二輪車1を駐車させるときには、前記サイドスタンド24を足掛け部43を利用して下方へ回転させてサイドスタンドアーム27を接地させる。このとき、ロータリースイッチ26のインナーロータ32が係合部材32eと二股部材28の係止穴部28fとの係合を介して固定ボルト25(ピボットボルト23)を中心に回転し、ハウジング31側の固定接点とインナーロータ32側の可動接点との接触が断たれ、サイドスタンド24が起立位置xにあることが表示器から視認される。また、自動二輪車1を走行させるときには、前記サイドスタンド24を足掛け部43を利用して上方へ略水平状態に回転させると、インナーロータ32が前記と反対方向に固定ボルト25を中心に回転し、前記ハウジング31側の固定接点とインナーロータ32側の可動接点と接触して表示器の回路が閉成され、サイドスタンド24が格納位置yに格納されたことが表示器に表示され、これにより、自動二輪車1を安全に走行させ得る状態となる。
【0024】
前記実施の形態に係るサイドスタンド装置19によれば、自動二輪車1の車体フレーム2に取り付けたサイドスタンドブラケット22に、サイドスタンド24を、前記車体フレーム2に対して左右方向に延在するピボットボルト23を介して、ピボットボルト23の軸心を中心に回転自在に取り付け、前記サイドスタンド24のピボットボルト23に、該ピボットボルト23と同軸上にロータリースイッチ26を、それに挿通した固定ボルト25によって支持して設けるとともに、前記ピボットボルト23とロータリースイッチ26との間、および前記固定ボルト25とロータリースイッチ26との間に、それぞれ、ラバー部材からなるシート34およびチューブ33、シート35が配置された構成とされているので、自動二輪車1の車体フレーム2に生ずる振動が、前記ピボットボルト23からロータリースイッチ26へ直接伝達したり、前記固定ボルト25を通して伝達するのを、前記シート34,35およびチューブ33を形成するラバー部材によって効果的に減少させることができて、ロータリースイッチ26が前記振動によって故障やチャタリングを起こすことなく、その機能、性能を確実に維持することができる。
しかも、前記ロータリースイッチ26とシート34,35、チューブ33を単一の固定ボルト25の締め付け操作により、サイドスタンド24のピボットボルト23へ同時に組み付けることができるので、その組み付け作業を容易、迅速に行うことができる。
【0025】
また、前記サイドスタンドブラケット22に、ロータリースイッチ26のハウジング31がピボットボルト23の軸回りの回転するのを規制する位置決めピン38が固定されるとともに、前記ハウジング31を、それに設けた位置決め片31dおよび配線取出部31eで前記位置決めピン38を挟むようにして位置させ、かつ位置決め片31dおよび配線取出部31eと前記位置決めピン38との間に、ラバー部材からなるチューブ39が位置決めピン38に装着して配置された構成とされているので、車体フレーム2(前記ブラケット22)から位置決めピン38を通してロータリースイッチ26へ伝達する振動を良好に緩和することができ、ロータリースイッチ26の機能、性能をより一層確実に維持することができる。
【0026】
また、前記ロータリースイッチ26のインナーロータ32に設けた係合部材32eと、該係合部材32eに係合して前記インナーロータ32をサイドスタンド24の回転に連動してピボットボルト23の軸回りに回転させるべくサイドスタンド24の二股部材28に設けた係止穴部28fとの間に、緩衝部材37が配置された構成としたので、前記サイドスタンド24の振動が前記係止穴部28fと係合部材32eとの係合を介してインナーロータ32に伝達するのを、前記緩衝部材37によって効果的に緩和させることができ、前記インナーロータ32の動作を確実に行わせることができる。
【0027】
さらに、前記ロータリースイッチ26のハウジング31の端面31cと前記スペーサ30またはサイドスタンド24の二股部材28の端面との間には、スペーサ30または外側の二股片28bの外端面から僅少間隙をあけるようにして、前記ハウジング31の端面31cに固着したラバー部材からなるシート36が配置された構成としたので、前記ハウジング31とサイドスタンド24の二股部材28との振動位相が緩衝状態になったときでも、サイドスタンド24側からロータリースイッチ26に無用な力が作用するのをシート36によって効果的に防止することができる。
そして、前記チューブ33,39、前記シート34,35、緩衝部材37は、ラバー部材であるので、前記ブラケット22側からロータリースイッチ26へ伝達する振動を吸収する振動吸収部材の耐久性が高く、ロータリースイッチ26の作動の信頼性を長期間、安定して維持することができる。
【0028】
なお、前記実施の形態に係るサイドスタンド装置19においては、前記ピボットボルト23の外側の軸端部に、前記ロータリースイッチ26を固定ボルト25に回転自在に支持して取り付けるようにしたが、これに代えて、前記ピボットボルト23の外側の軸端部に前記固定ボルト25の軸部25bに相当する軸部を一体に延長して形成して、該延長軸部にロータリースイッチ26を回転自在に支持し、前記延長軸部の外端部にねじ孔を形成してそれに座金を介して小ボルトを螺合して取り付けるようにしてもよい。この場合も、前記延長軸部とロータリースイッチ26のインナーロータ32との間、および前記小ボルトで押圧される座金と前記ハウジング31との間には前記チューブ33、シート35が配置されることは勿論である。
また、前記ロータリースイッチ26を前記サイドスタンド24の外側(左側)に設けたが、これに限らず、前記ピボットボルト23を内外端を反転した状態に配置して、ロータリースイッチ26をサイドスタンド24の内側(右側)に設けることもできる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば以下の優れた効果を奏する。
請求項1に係るサイドスタンド装置によれば、サイドスタンドのピボット軸と同軸上にロータリースイッチが設けられるとともに、前記ピボット軸とロータリースイッチとの間に振動吸収部材が配置された構成とされているので、二輪車の車体フレームに生ずる振動が、前記ピボット軸からロータリースイッチへ伝達するのを、前記振動吸収部材によって効果的に減少させることができて、ロータリースイッチが故障やチャタリングを起こすことなく、その機能、性能を確実に維持することができる。
【0030】
また、請求項1に係るサイドスタンド装置によれば、ロータリースイッチと振動吸収部材が、同一のボルトによってピボット軸に固定された構成とされているので、単一のボルトの締め付け操作により、ロータリースイッチと振動吸収部材のサイドスタンドへの組み付けを同時に行うことができて、その組み付け作業を容易、迅速に行うことができる。
【0031】
さらに、請求項1に係るサイドスタンド装置によれば、ロータリースイッチがピボット軸と同軸上に設けたボルトに挿通されてピボット軸端部に固定され、振動吸収部材が、前記ピボット軸の軸端部と前記ロータリースイッチとの間、および前記ボルトとロータリースイッチとの間に配置された構成とされているので、ロータリースイッチをピボット軸に固定するボルトからロータリースイッチに伝達する振動をも良好に緩和することができて、ロータリースイッチの機能、性能を一層確実に維持することができる。
【0032】
請求項2に係るサイドスタンド装置によれば、ブラケットに、ロータリースイッチのハウジングがピボット軸の軸回りに回転するのを規制する位置決め部材が固定されるとともに、該位置決め部材と前記ハウジングとの間に振動吸収部材が配置された構成とされているので、車体フレームから位置決め部材を通してロータリースイッチへ伝達する振動を良好に緩和することができ、ロータリースイッチの機能、性能をより一層確実に維持することができる。
【0033】
請求項3に係るサイドスタンド装置によれば、ロータリースイッチのインナーロータの係合部と、該係合部に係合して前記インナーロータをサイドスタンドの回転に連動してピボット軸回りに回転させるサイドスタンドの係止部との間に、振動吸収部材が配置された構成としたので、前記サイドスタンドの振動が前記係止部と係合部との係合を介してインナーロータに伝達するのを、前記振動吸収部材によって効果的に緩和させることができ、前記インナーロータの動作を確実に行わせることができる。
【0034】
請求項4に係るサイドスタンド装置によれば、振動吸収部材がラバー部材であるので、前記振動吸収部材の耐久性が高く、ロータリースイッチの作動の信頼性を長期間、安定して維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るサイドスタンド装置を備えた自動二輪車を示す側面図である。
【図2】 本発明の一実施の形態に係るサイドスタンド装置を示す斜視図である。
【図3】 図2の一部を断面で示したA矢視図である。
【図4】 本発明の一実施の形態に係るサイドスタンド装置を分解した状態で示す斜視図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車(二輪車)
2 車体フレーム
19 サイドスタンド装置
22 サイドスタンドブラケット(ブラケット)
23 ピボットボルト(ピボット軸)
24 サイドスタンド
25 固定ボルト(ボルト)
26 ロータリースイッチ
28 二股部材
28f 係止穴部(係止部)
29 ナット
31 ハウジング
31e 配線取出部
32 インナーロータ
32e 係合部材(係合部)
33 チューブ
34、35,36 シート
37 緩衝部材
38 位置決めピン(位置決め部材)
x 起立位置
y 格納位置

Claims (4)

  1. 二輪車の車体フレームに取り付けたブラケットにサイドスタンドを、前記車体フレームに対して左右方向に延在するピボット軸を中心に回転自在に取り付けたサイドスタンド装置において、
    前記サイドスタンドのピボット軸と同軸上にロータリースイッチが設けられるとともに、前記ピボット軸とロータリースイッチとの間に振動吸収部材が配置され
    前記ロータリースイッチと振動吸収部材とは、同一のボルトによって前記ピボット軸に固定され、
    前記ロータリースイッチは、前記ピボット軸と同軸上に設けた前記ボルトに挿通されてピボット軸端部に固定され、前記振動吸収部材は、前記ピボット軸の軸端部と前記ロータリースイッチとの間、および前記ボルトとロータリースイッチとの間に配置されたことを特徴とするサイドスタンド装置。
  2. 前記ブラケットには、前記ロータリースイッチのハウジングが前記ピボット軸の軸回りに回転するのを規制する位置決め部材が固定されるとともに、該位置決め部材と前記ハウジングとの間に振動吸収部材が配置されたことを特徴とする請求項1に記載のサイドスタンド装置。
  3. 前記ロータリースイッチのインナーロータの係合部と、該係合部に係合して前記インナーロータをサイドスタンドの揺動に連動してピボット軸回りに回転させるサイドスタンドの係止部との間に、振動吸収部材が配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載のサイドスタンド装置。
  4. 前記振動吸収部材はラバー部材であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のサイドスタンド装置。
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