JP6197481B2 - ウィンドスクリーン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車の可動式のウィンドスクリーン装置に関する。
自動二輪車のウィンドスクリーン装置には、ウィンドスクリーンが移動可能な可動式のものがある。特許文献1に記載のウィンドスクリーン装置は、ウィンドスクリーンが取り付けられるスクリーンブラケット(支持部材)と、車体フレームなどに固定されてこの支持部材を回転可能に支持する支持ブラケット(ベースブラケット)とを有する。そして、自動二輪車の運転者は、ウィンドスクリーンを掴んで、所望の位置に移動させることができる。
特許文献1に記載のウィンドスクリーン装置においては、外部からの衝撃や振動によってウィンドスクリーンが振動したりばたついたりしないようするために、バネを用いる構成が開示されている。しかしながら、バネを用いる構成では、突発的な衝撃が掛かった場合にもウィンドスクリーンを安定させるには、バネ係数を大きくする必要がある。そうすると、ウィンドスクリーンの操作に要する力が大きくなり、操作性が低下する。
特開2011−20616号公報
上記実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、操作性を低下させることなく、突発的な速い衝撃や振動に対するウィンドスクリーンの安定性の向上を図ることである。
前記課題を解決するため、本発明は、前面視において搭乗者の一部に重畳するウィンドスクリーンと、前記ウィンドスクリーンを移動可能に支持する支持機構とを有し、車体の前上部に設けられるウィンドスクリーン装置であって、前記支持機構は、車体に設けられるベースブラケットと、前記ベースブラケットに回転可能に連結されるとともに前記ウィンドスクリーンが取り付けられる支持部材と、前記支持部材を所定の方向に付勢する付勢部材を有し、前記支持部材と前記ベースブラケットとの角度を固定する固定機構と、前記支持部材の前記ベースブラケットに対する移動を減衰させる減衰機構と、を有し、前記減衰機構は回転式ダンパーであり、前記ベースブラケットは、内側プレート部材と前記内側プレート部材の車幅方向の外側に取付けられている外側プレート部材との2枚のプレート部材を有し、前記内側プレート部材と前記外側プレート部材との間には隙間が設けられ、前記回転式ダンパーは内側プレート部材に取付けられ、前記回転式ダンパーの回転軸は車幅方向外側に突出し、前記支持部材の一部が前記隙間に挿入されて前記回転式ダンパーの前記回転軸に結合し、前記支持部材は前記回転式ダンパーの前記回転軸と一体に回転し、前記内側プレート部材と前記外側プレート部材とは、前記支持部材を車幅方向内側と外側から挟むようにして回転可能に支持することを特徴とする。
前記ベースブラケットと前記支持部材と前記固定機構と前記減衰機構とは、車幅方向に並べて2組が設けられ、各組の前記減衰機構は、前記支持部材の車幅方向の内側に同軸に設けられる構成であってもよい。
側面視において、前記付勢部材は前記減衰機構よりも後側に設けられ、前面視において、前記減衰機構と前記付勢部材とは前記ベースブラケットを挟んで互いに反対側に設けられる構成が適用できる。
本発明によれば、減衰機構が速い衝撃や振動を緩和する。このため、支持部材を付勢する付勢部材の付勢力を小さくすることができる。このため、ウィンドスクリーンの操作性を低下させることなく、ウィンドスクリーンを安定させることができる。
図1(a)は、自動二輪車の構成を模式的に示す左側面図であり、図1(b)は、自動二輪車の前面図である。 図2は、カウリングブレースの構成を模式的に示す前面図である。 図3は、カウリングブレースの構成を模式的に示す左側面図である。 図4は、自動二輪車の前上部の前面図である。 図5は、自動二輪車の前上部の左側面図である。 図6は、自動二輪車の前上部を斜め上方前側から見た外観斜視図である。 図7は、自動二輪車の前上部を斜め上方後側から見た図である。 図8は、自動二輪車の前上部を車幅中心で切断して示した断面図である。 図9は、ウィンドスクリーン装置の構成を模式的に示す斜視図である。 図10は、図9からウィンドスクリーンを取り除いた図である。 図11は、車幅方向左側の回転機構の前面図である。 図12は、車幅方向左側の回転機構の左側面図である。 図13は、車幅方向左側の回転機構の右側面図である。 図14は、車幅方向左側の回転機構の右側面図であって、内側プレート部材を消去して示した図である。 図15は、回転式ダンパーの組み付け構造を模式的に示す図である。 図16は、ウィンドスクリーン装置において、ウィンドスクリーンが可動範囲の後端に位置する状態を模式的に示す左側面図である。 図17は、ウィンドスクリーン装置において、ウィンドスクリーンが可動範囲の中間に位置する状態を模式的に示す左側面図である。 図18は、ウィンドスクリーン装置において、ウィンドスクリーンが可動範囲の前端近傍に位置する状態を模式的に示す左側面図である。 図19は、ウィンドスクリーン装置において、ウィンドスクリーンが可動範囲の前端に位置する状態を模式的に示す左側面図である。 図20は、図8のXX−XX線断面図である。 図21は、図20のXXI−XXI線断面図である。 図22は、図20のXXII−XXII線断面図である。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明において、自動二輪車およびウィンドスクリーン装置の向きは、自動二輪車に搭乗する運転者の向きを基準として記す。自動二輪車およびウィンドスクリーン装置を構成する各部材についても同様とする。各図においては、適宜、自動二輪車の前側を矢印Frで、後側を矢印Rrで、上側を矢印Upで、下側を矢印Dnで、右方を矢印Rで、左方を矢印Lで示す。なお、車幅方向については、向中心側を「CEN」で、外側を「OUT」で示すこともある。
まず、本実施形態にかかるウィンドスクリーン装置3を有する自動二輪車1の全体的な構成について、図1を参照して説明する。図1(a)は、自動二輪車1の構成を模式的に示す左側面図である。図1(b)は、自動二輪車1の前面図である。図1(a)(b)に示すように、自動二輪車1は、車体フレーム11と、操舵装置12と、エンジンユニット13と、後輪懸架装置14とを含む。そして、自動二輪車1の前上部には、本実施形態にかかるウィンドスクリーン装置3が設けられる。本実施形態では、自動二輪車1として、いわゆるオンロードタイプの自動二輪車を例に示すが、自動二輪車1の種類は限定されるものではない。
車体フレーム11は、ステアリングヘッドパイプ(以下、ヘッドパイプ111と記す)と、左右一対のメインフレーム112と、左右一対のリヤフレーム113とを含んで構成される。
ヘッドパイプ111は、後傾する管状の構成を有する。
左右一対のメインフレーム112は、ヘッドパイプ111の後部から後側斜め下に向かって延伸する棒状に形成される。また、左右一対のメインフレーム112は、車幅方向に互いに離間している。
左右一対のリヤフレーム113は、左右一対のメインフレーム112の後部から後方斜め上に向かって延伸する棒状に形成される。また、左右一対のリヤフレーム113は、車幅方向に互いに離間している。
ヘッドパイプ111と、メインフレーム112と、リヤフレーム113は、それぞれ鉄系材料またはアルミニウム合金などといった金属材料により形成され、溶接などによって一体に接合される。
操舵装置12は、前輪121と、ステアリングシャフト122と、左右一対のフロントフォーク123と、ハンドルユニット124とを含む。
ステアリングシャフト122は、ヘッドパイプ111に回転可能に支持される。
左右一対のフロントフォーク123の上部は、ブラケットを介してステアリングシャフト122に結合される。左右一対のフロントフォーク123の下端部は、前輪121を回転可能に支持する。このほか、左右一対のフロントフォーク123には、前輪121の上部を覆うフロントフェンダ151と、前輪121のブレーキキャリパ152が取り付けられる。
ハンドルユニット124は、ステアリングシャフト122および左右一対のフロントフォーク123の上端部に設けられ、ヘッドパイプ111により回転可能に支持される。ハンドルユニット124は、ハンドルバー125と、ハンドルバー125の左右両端部に設けられるハンドルグリップ126とを有する。このほか、ハンドルユニット124には、前輪121のブレーキキャリパ152を操作するブレーキレバーと、クラッチを操作するクラッチレバーと、自動二輪車1の各部(たとえばヘッドライトユニット21など)を操作するスイッチ類とが設けられる。
エンジンユニット13(内燃機関)は、メインフレーム112の下側に設けられる。エンジンユニット13は、シリンダアセンブリ131と、クランクケースアセンブリ132とを含む。
シリンダアセンブリ131は、シリンダブロックと、シリンダヘッドと、シリンダヘッドカバーとを含む。シリンダブロックの内部には、燃焼室が形成されるとともに、ピストンが往復動可能に配設される。シリンダヘッドは、シリンダブロックの上側に設けられる。シリンダヘッドには、燃焼室とシリンダブロックの外部とを連通するインテークポートおよびエグゾーストポートが形成される。シリンダヘッドカバーは、シリンダヘッドの蓋となる部材であり、シリンダヘッドの上側に配設される。
クランクケースアセンブリ132の内部には、前寄りにクランク室が形成され、後寄りにミッション室が形成される。クランク室の内部には、クランクシャフトが回転可能に配設される。ミッション室の内部には、カウンターシャフトとドリブンシャフトとが回転可能に配設されるとともに、変速機が設けられる。クランクケースアセンブリ132の左側外部には、ドリブンシャフトの端部が突出している。そして、ドリブンシャフトの端部には、ドライブチェーンスプロケット(図略)が設けられる。ドライブチェーンスプロケットは、スプロケットカバーにより覆われる。
クランクケースアセンブリ132の右側には、クラッチが配設される。クランクケースアセンブリ132の左側であって、ドライブチェーンスプロケットの前側には、発電機であるマグネトと、エンジンユニット13を始動させる始動装置とが設けられる。
後輪懸架装置14は、左右一対のスイングアーム141と、後輪142と、ショックアブソーバー(図1においては隠れて見えない)とを含んで構成される。
左右一対のスイングアーム141は、それらの前端部がメインフレーム112の後端部またはその近傍に連結されており、メインフレーム112に対して上下方向に揺動可能である。スイングアーム141の後端部には、後輪142が回転可能に支持される。
後輪142の左側にはドリブンチェーンスプロケット143が一体に回転するように設けられる。そして、エンジンユニット13のドライブチェーンスプロケットと後輪142のドリブンチェーンスプロケット143には、ドライブチェーン145が巻き掛けられている。エンジンユニット13からの動力は、ドライブチェーン145によって後輪142に伝達される。
左右一対のスイングアーム141のそれぞれと、左右一対のリヤフレーム113のそれぞれとの間には、ショックアブソーバーが設けられる(図1においては隠れて見えない)。ショックアブソーバーは、後輪142から車体フレーム11に伝達する振動や衝撃を緩和する。
車体フレーム11の上側には、運転者Dおよび同乗者(搭乗者)が着座するシート153が設けられる。たとえば、左右一対のリヤフレーム113の上面にシートレールが取り付けられ、このシートレールを介してシート153が車体フレーム11に取り付けられる。なお、図1では、一つのシート153に運転者Dが着座する部分と同乗者が着座する部分とが形成される構成を示したが、このような構成に限定されない。運転者Dが着座するシートと同乗者が着座するシートとが別体に形成される構成であってもよい。
シート153の前側であってメインフレーム112の上側には、燃料タンク154が設けられる。
リヤフレーム113の後部には、テールライト155やウィンカーなどの灯火類と、後輪142の上側を覆うリヤフェンダー157とが設けられる。
メインフレーム112の車幅方向外側には、サイドカバー158が設けられる。リヤフレーム113の車幅方向外側には、リヤカバー159が設けられる。サイドカバー158やリヤカバー159は、たとえば合成樹脂などによって形成されるシェル状の部材であり、自動二輪車1の外観の意匠を構成する。
エンジンユニット13のシリンダアセンブリ131の前方斜め上には、吸気装置が設けられる(図1においては隠れて見えない)。吸気装置は、燃焼用の空気を外部から取り入れて浄化し、エンジンユニット13に供給する。エンジンユニット13の吸気ポートまたはその近傍には、燃焼用の空気に燃料を噴射して混合する燃料噴射装置が設けられる。エンジンユニット13の排気ポートには、排気管160の上流側端部が連結される。排気管160の下流側端部には、消音器が取り付けられている。
自動二輪車1の前上部には、フロントカバー162と、ヘッドライトユニット21と、メーターユニット22と、ウィンドスクリーン装置3が設けられる。これらは、カウリングブレース23(後述)に取り付けられている。
ウィンドスクリーン装置3は、ウィンドスクリーン31を有する。ウィンドスクリーン31は、運転者D(搭乗者)の前方に設けられる。図1(b)に示すように、ウィンドスクリーン31は、前面視において、運転者Dの体の一部に重畳する。
ここで、カウリングブレース23の構成の例について説明する。図2は、カウリングブレース23の構成を模式的に示す前面図である。図3は、カウリングブレース23の構成を模式的に示す左側面図である。なお、図2および図3は、カウリングブレース23に、ウィンドスクリーン装置3の左右の回転機構4(後述)が取り付けられた状態を示す。
カウリングブレース23は、金属パイプなどによって形成され、前面視において略四辺形の額縁状の構成を有する。
カウリングブレース23には、後傾する管状に形成され、車幅方向に互いに離れて設けられる部分(以下、縦ブレース231と記す)が含まれる。左右の縦ブレース231は、車幅中心線Cを基準として左右対称の位置に設けられる。
さらにカウリングブレース23には、左右の縦ブレース231を連結するように、車幅方向に延伸する管状の複数の部分(以下、横ブレース232と記す)が含まれる。本実施形態では、3本の横ブレース232が設けられる構成の例を示す。中央と最下の横ブレース232には、後方に向かって延伸する管状または棒状の連結部233が設けられる。そして連結部233の後部には、ヘッドパイプ111に連結するためのブラケット234が設けられる。カウリングブレース23は、このブラケット234を介して、ヘッドパイプ111の前側に取り付けられる(図8参照)。
このように、カウリングブレース23が管状の縦ブレース231と横ブレース232とにより略四辺形の額縁状に形成される。このため、左右の縦ブレース231どうしの間には、前後方向に貫通する開口部が形成される。
なお、カウリングブレース23は、この構成に限定されるものではない。カウリングブレース23は、ヘッドパイプ111の前側に位置するように車体フレーム11のいずれかの部分に取り付けられ、かつ、ウィンドスクリーン装置3の左右の回転機構4を互いに車幅方向に離れた位置に取り付けることができる構成であればよい。
ここで、自動二輪車1の前上部の構成について、図4〜図8を参照して説明する。図4は、自動二輪車1の前上部の前面図である。図5は、自動二輪車1の前上部の左側面図である。図6は、自動二輪車1の前上部を斜め上方前側から見た外観斜視図である。図7は、自動二輪車1の前上部を斜め上方後側から見た図である。図8は、自動二輪車1の前上部を車幅中心で切断して示した断面図である。
フロントカバー162は、上面視において前すぼまりの形状に形成される(図6参照)。また、フロントカバー162は、側面視において、上面が前下がりに傾斜する形状に形成される(図5参照)。たとえば、フロントカバー162は、全体として前すぼまりの紡錘形に形成される。フロントカバー162は、たとえば合成樹脂などによって形成され、シェル状の構成を有する。このため、自動二輪車1の前上部には、フロントカバー162に囲まれる空間が形成される(図8参照)。
ヘッドライトユニット21は、車幅方向の中心に設けられる(図4参照。図中の一点鎖線Cは、車幅方向の中心線を示す)。ヘッドライトユニット21のうち、レンズ214はフロントカバー162の前側に露出し、それ以外(たとえば、ハウジング211、リフレクター212、電球などの発光体213、配線など)は、フロントカバー162に覆われている(図8参照)。
ヘッドライトユニット21は、カウリングブレース23の前側に配置される。ただし、カウリングブレース23に開口部が形成される構成であれば、ヘッドライトユニット21の一部がこの開口部を通じてカウリングブレース23の後側に突出していてもよい(図8参照)。このような構成によれば、ヘッドライトユニット21のレイアウトの自由度が向上する。また、自動二輪車1の前上部の小型化、特に前後方向寸法の短縮を図ることができる。
メーターユニット22は、計器類222が視認可能に設けられるパネル221を有する。そして、メーターユニット22は、パネル221が後側を向くように設けられる(図7参照)。具体的には、パネル221がフロントカバー162の後側に露出しており、それ以外の部分はフロントカバー162に覆われている。メーターユニット22は、カウリングブレース23の上側に設けられる(図8参照)。たとえば、カウリングブレース23の最上の横ブレース232にブラケットが設けられ、メーターユニット22はこのブラケットを介して最上の横ブレース232に取付けられる。
ウィンドスクリーン31は、フロントカバー162の上側に、側面視において前下がり後上がりの態様で配置される(図5参照)。また、上面視において、ウィンドスクリーン31の前下部は、フロントカバー162の上面に重畳している(図6参照)。ウィンドスクリーン31の後上部は、メーターユニット22の上側を覆うように、フロントカバー162の後端よりも後側に延出している(図5参照)。なお、本実施形態にかかるウィンドスクリーン装置3のうち、ウィンドスクリーン31とこのウィンドスクリーン31を支持する支持部材42(後述)の一部は、フロントカバー162の外部に露出している。それ以外はフロントカバー162に覆われている。
次に、ウィンドスクリーン装置3の構成について説明する。図9は、ウィンドスクリーン装置3の構成を模式的に示す斜視図である。図10は、図9からウィンドスクリーン31を取り除いた図である。
ウィンドスクリーン装置3は、ウィンドスクリーン31と、ウィンドスクリーン31を回転移動可能に支持する支持機構を含む。そして支持機構は、左右の回転機構4からなる。左右の回転機構は、左右(車幅方向)対称の構成を有する。支持機構としての左右の回転機構4は、それぞれ、ベースブラケット41と、支持部材42と、固定機構5(図9と図10においては隠れて見えない)と、付勢機構34と、減衰機構としての回転式ダンパー33と、移動範囲規制機構35とを有する。
図9と図10に示すように、ベースブラケット41は、カウリングブレース23の縦ブレース231の上部に取り付けられている。
支持部材42は、ベースブラケット41に、車幅方向に平行な軸を中心として前後方向(ピッチング方向)に回転可能に連結されている。支持部材42には、ウィンドスクリーン31が取り付けられる。
ウィンドスクリーン31は、支持部材42の回転にともなって回転移動し、位置および角度が変化する。具体的には、ウィンドスクリーン31は、支持部材42と一体となって、前後方向(ピッチング方向)に所定の可動範囲内において回転移動することができる。そして、ウィンドスクリーン31は、可動範囲の最も後側に位置すると、側面視において最も寝た状態になる。一方、可動範囲の最も前側に位置すると、側面視において最も立った状態になる。
固定機構5は、支持部材42の角度(すなわち、ウィンドスクリーン31の位置および角度)を固定する。
付勢機構34は、支持部材42(すなわちウィンドスクリーン31)を、可動範囲の一方の端部に向けて付勢する。本実施形態では、付勢機構34は、ウィンドスクリーン31を後側に向けて付勢する。
減衰機構としての回転式ダンパー33は、ベースブラケット41に対する支持部材42の回転運動(すなわち、ウィンドスクリーン31の運動)を減衰する。これにより、ウィンドスクリーン31の移動を防止または抑制し、ウィンドスクリーン31を安定した状態に維持する。
移動範囲規制機構35は、支持部材42(すなわちウィンドスクリーン31)の可動範囲を規制する。
図9と図10に示すように、左右の回転機構4は車幅方向に互いに離れており、車幅中心に関して左右対称の構成を有する。さらに、左右の回転機構4は互いに独立している。すなわち、たとえば左右の支持部材42は別個独立した部材であり、連結部材などによって連結されるような構成ではない。このため、左右の各支持部材42は、左右の各ベースブラケット41に対して、互いに独立して回転することができる。
このように、本実施形態では、ベースブラケット41と、支持部材42と、固定機構5と、減衰機構である回転式ダンパー33を有する支持機構が、車幅方向に2組が並べて設けられるという構成を有する。
このような構成であれば、左右の回転機構4の間に、ヘッドライトユニット21などを収納するスペースが形成される。たとえば、従来のような左右の支持部材42が連結部材によって連結される構成であると、ヘッドライトユニット21は、連結部材と干渉しないように、連結部材の移動軌跡の前側に配置されなければならない。このように、ウィンドスクリーン装置の周囲の機器のレイアウトが、連結部材により規制を受ける。このため、前上部の前後方向寸法が大きくなる。これに対して、本実施形態に係る構成であれば、ヘッドライトユニット21などを左右の回転機構4の間に配置することができるから、周囲の機器のレイアウトの自由度が向上する。このため、ヘッドライトユニット21を、左右の回転機構4の間であって、後部が側面視において左右の回転機構4に重畳するように配置することにより、自動二輪車1の前上部の小型化、特に前後方向寸法の短縮を図ることができる。さらに、ヘッドライトユニット21の一部を、カウリングブレース23の開口部から後方に突出させることもできるから、自動二輪車1の前上部のさらなる小型化を図ることができる。
また、左右の支持部材が連結部材によって連結される構成であると、運転者Dの前方に連結部材が位置することになる。このため、連結部材によって運転者Dの視界が制限されることがある。これに対して、本実施形態によれば、左右の支持部材42の間には連結部材などが存在しないから、運転者Dの視界を広くすることができる。
また、連結部材が設けられない構成であると、ウィンドスクリーン装置3の可動部分の軽量化を図ることができる。このため、ウィンドスクリーン31の位置の調整における操作性が向上する。
また、左右の回転機構4は左右対称の構成を有しており、それぞれがウィンドスクリーン31の位置を固定する固定機構を有する。このため、ウィンドスクリーンの操作方法は、従来と同じである。
ただし、ウィンドスクリーン装置3が、1組の支持機構を有する構成であってもよい。たとえば、ベースブラケット41と、支持部材42と、固定機構5と、減衰機構である回転式ダンパー33を有する支持機構が、車幅方向の中心に設けられる構成であってもよい。このような構成であっても、ウィンドスクリーン31の操作性を維持しつつ、ウィンドスクリーン31の振動やがたつきを防止できる。
ここで、左右の回転機構4の構成の詳細について説明する。図11は、車幅方向左側の回転機構4の前面図である。図12は、車幅方向左側の回転機構4の左側面図である。図13は、車幅方向左側の回転機構4の右側面図である。図14は、車幅方向左側の回転機構4の右側面図であって、内側プレート部材411(後述)を消去して示した図である。ここでは、左側の回転機構4を示す図を参照して説明するが、右側の回転機構4も左側の回転機構4と左右対称の同じ構成を有する。
ベースブラケット41は、縦ブレース231の上部から前方斜め上側に向かって延出するように設けられる。また、ベースブラケット41の前部は、縦ブレース231から車幅方向外側に偏倚している。ベースブラケット41は、車幅方向に2枚のプレート部材が重ね合わされて構成される。説明の便宜上、車幅方向内側のプレート部材を「内側プレート部材411」と記し、外側のプレート部材を「外側プレート部材412」と記す。内側プレート部材411と外側プレート部材412は、たとえば金属板からなり、プレス加工によって形成される。
内側プレート部材411の後部は、縦ブレース231の上部に、たとえば溶接などによって接合されている。内側プレート部材411の前上部で、かつ車幅方向の内側には、減衰機構の例である回転式ダンパー33(ロータリーダンパー)の本体331が取り付けられる。回転式ダンパー33は、支持部材42のベースブラケット41に対する運動を減衰させる。これにより、回転式ダンパー33は、ウィンドスクリーン31の振動やがたつきを防止または抑制する。回転式ダンパー33の回転軸332は、車幅方向に平行である。そして、回転式ダンパー33の回転軸332は、内側プレート部材411から車幅方向外側に突出している。なお、右側の回転機構4と左側の回転機構4の回転式ダンパー33は、同軸に配設される。
外側プレート部材412は、内側プレート部材411の車幅方向外側に取り付けられる。そして、内側プレート部材411と外側プレート部材412との間には隙間が形成される。この隙間には、支持部材42の本体部421の一部が挿入されている。このように、内側プレート部材411と外側プレート部材412とは、支持部材42の本体部421を車幅方向内側と外側から挟むようにして回転可能に支持する。
支持部材42は、本体部421と取付部422(ステー)とを有する。支持部材42は、たとえば金属板からなり、本体部421と取付部422とがプレス加工などによって一体に形成される。
本体部421の下部は、ベースブラケット41の内側プレート部材411と外側プレート部材412との間に入り込んでいる。本体部421の前下部であって、内側プレート部材411と外側プレート部材412との間に入り込んでいる部分は、回転式ダンパー33の回転軸332に結合している。たとえば、支持部材42の前下部には車幅方向に貫通する軸孔が形成され、この軸孔に回転式ダンパー33の回転軸332が嵌め込まれている。そして、支持部材42は、回転式ダンパー33の回転軸332と一体に回転する。このため、支持部材42の回転中心は、回転式ダンパー33の回転軸332の中心となる。前記のとおり、左右の回転式ダンパー33は同軸に配設されているため、左右の支持部材42の回転中心は一致している。
本体部421の上側には、取付部422(ステー)が設けられる。取付部422は、ウィンドスクリーン31を取り付ける部分である。取付部422は、本体部421の上端から後方斜め上かつ車幅方向外側に向かって延伸する帯板状に形成される。取付部422には、たとえば、ウィンドスクリーン31を取り付けるネジなどを挿通するための貫通孔が形成される。なお、取付部422にウィンドスクリーン31を取り付けるための構成は、ネジ止めに限定されるものではない。
付勢機構34は、ベースブラケット41に設けられる係合部(以下、固定側係合部413と記す)と、支持部材42の本体部421に設けられる係合部(以下、可動側係合部423と記す)と、固定側係合部413と可動側係合部423の間に架設される第1の付勢部材の例である引っ張りコイルバネ(以下、コイルバネ32と記す)とを含む。
固定側係合部413は、ベースブラケット41の外側プレート部材412の最下部に設けられる。また、固定側係合部413は、前面視において回転式ダンパー33の本体331よりも車幅方向外側で、かつ、側面視において回転式ダンパー33の回転軸332よりも後側に設けられる。たとえば、固定側係合部413は、外側プレート部材412の最下部が車幅方向外側に向かって曲げ起こされた舌片状の構成を有する。
可動側係合部423は、支持部材42の後部であって、回転式ダンパー33の回転軸332よりも後側に設けられる。また、可動側係合部423は、前面視において回転式ダンパー33の本体331よりも車幅方向外側に設けられる。さらに、可動側係合部423は、固定側係合部413の上方に位置するように設けられる。たとえば、可動側係合部423は、支持部材42の本体部421の下部から後方に延出し、さらにその先端部が車幅方向外側に延出する舌片状の構成が適用できる。
そして、固定側係合部413と可動側係合部423とに、第1の付勢部材の例であるコイルバネ32が架設される。コイルバネ32は、可動側係合部423を下側に向かって引っ張る。可動側係合部423は、支持部材42の回転中心である回転式ダンパー33の回転軸332よりも後側に設けられている。このため、支持部材42(すなわちウィンドスクリーン31)は、コイルバネ32によって可動範囲の後端側に倒れる向きに付勢される。
移動範囲規制機構35は、支持部材42(すなわちウィンドスクリーン31)の可動範囲を規制する。移動範囲規制機構35は、支持部材42の本体部421に形成される係合孔424と、ベースブラケット41に設けられて支持部材42の係合孔424に挿入される規制ピン414とを含む(図14参照)。
係合孔424は、側面視において回転式ダンパー33の回転軸332を中心とする円周方向に延伸する円弧状の長孔である。また、係合孔424は、支持部材42の本体部421を車幅方向に貫通する。
規制ピン414は棒状の部材であり、ベースブラケット41の内側プレート部材411と外側プレート部材412との間に架設される。
そして、支持部材42は、規制ピン414が係合孔424の長手方向(円周方向)の一端の内周面に接触する位置から他端の内周面に接触する位置の間で回転することができる。このように、移動範囲規制機構35によって、支持部材42の可動範囲が規制される。
ここで、減衰機構である回転式ダンパー33の機能について説明する。図15は、回転式ダンパー33の組み付け構造を模式的に示す断面図である。回転式ダンパー33の本体331はベースブラケット41の内側プレート部材411に取り付けられ、回転軸332は支持部材42の本体部421に取り付けられる。このような構成によれば、回転式ダンパー33は、支持部材42(すなわちウィンドスクリーン31)とベースブラケット41との間において、速い衝撃や振動が緩和や収束させる。したがって、回転式ダンパー33は、外部からの振動や衝撃によって、ウィンドスクリーン31が振動したりばたついたりしないようにして、ウィンドスクリーン31の安定性を確保する。
このような減衰機構が用いられない構成においては、ベースブラケット41と支持部材42との間に架設される付勢部材であるコイルバネ32の付勢力によって、ウィンドスクリーン31の安定性を確保していた。このような構成では、速い衝撃や振動などに対応するためには、コイルバネ32の付勢力(バネ係数)を大きくしなければならない。そうすると、ウィンドスクリーン31を前側に向けて移動させるために要する力が大きくなる。その結果、ウィンドスクリーン31の操作性が低下する。
本実施形態においては、減衰機構である回転式ダンパー33によって、速い衝撃や振動を緩和したり収束させたりする。なお、運転者Dの操作のようなウィンドスクリーン31の遅い移動に対しては、回転式ダンパー33は抵抗にならない。
そして、速い衝撃や振動の緩和や収束を回転式ダンパー33で行わせることにより、コイルバネ32の付勢力を、回転式ダンパー33を備えない構成に比較して小さくすることができる。このため、ウィンドスクリーン31の操作性の低下を防止できる。
また、回転式ダンパー33は、作動時において外形寸法が変化しないため、周囲に他の部材や機器が密集している箇所に配置することが可能である。
さらに、コイルバネ32の付勢力を小さくできるから、コイルバネ32の小型化を図ることができる。したがって、自動二輪車1の前上部の小型化や、前上部における機器のレイアウトの自由度の向上を図ることができる。
回転式ダンパー33の一例について簡単に説明する。回転式ダンパー33は、本体331の内部に円筒状のシリンダを備え、その中に粘性を有する液体が満たされる。一方、回転軸332には、半径方向に突出して且つ軸方向に幅広な羽根部が設けられる。この羽根部がシリンダの内部に納めることで、回転軸332の回転時に粘性液体が抵抗となり、減衰効果が得られる。
固定機構5は、ウィンドスクリーン31の一方向(ここでは前方)への移動を許容し、反対方向(ここでは後方)への移動を規制する。そして、ウィンドスクリーン31が可動範囲の前端に達すると、固定機構5はウィンドスクリーン31の後方への移動を許容する状態に遷移する。この状態でウィンドスクリーン31が可動範囲の後端に達すると、固定機構5は、再び、ウィンドスクリーン31の前方への移動を許容し後方への移動を規制する状態に遷移する。
ここで、固定機構5の構成について説明する。本実施形態では、固定機構5として、ラチェット機構が適用される例を示す。図16〜図19は、ラチェット機構の構成および動作を模式的に示す左側面図である。図16は、ウィンドスクリーン31が可動範囲の後端に位置する状態を示す。図17は、ウィンドスクリーン31が可動範囲の中間に位置する状態を示す。図18は、ウィンドスクリーン31が可動範囲の前端近傍(ただし、前端には達していない)に位置する状態を示す。図19は、支持部材42およびウィンドスクリーン31が可動範囲の前端に位置する状態を示す。なお、図16〜図19においては、図中、支持部材42の手前側に外側プレート部材412が位置している。そこで、外側プレート部材412を破線で示す。
固定機構5の例であるラチェット機構は、支持部材42の後下部に設けられる係合面511と、この係合面511に形成される係合凹部512と、ベースブラケット41に回転可能に設けられて係合凹部512に係合可能な爪部材54と、爪部材54を所定の方向に付勢するトーションバネ55(第2の付勢部材)とを含んで構成される。さらに、係合面511の上側には、復帰機構である第1の押圧部52が形成され、係合面511の下側には退避機構である第2の押圧部53が形成される。
係合面511は、側面視において回転式ダンパー33の回転軸332の後側であって、支持部材42の後下部に形成される。また、係合面511は、側面視において、回転式ダンパー33の回転軸332(すなわち、支持部材42の回転中心)を中心とする円弧状に形成される。
係合面511には、爪部材54と係合面511との相対的な移動方向(支持部材42の回転方向)に、所定の間隔をおいて、複数の係合凹部512が形成される。係合凹部512は、半径方向内側に窪む凹部であり、爪部材54の係合爪541(後述)が嵌まり込むことができる構成を有する。また、係合凹部512は、側面視において略V字状に形成される。なお、係合凹部512の数および間隔は特に限定されるものではない。
復帰機構である第1の押圧部52は、係合面511の上側に設けられる。第1の押圧部52は、爪部材54の係合爪541を係合面511に接近する向きに押圧する。本実施形態では、第1の押圧部52は可動側係合部423の下面に設けられる。なお、第1の押圧部52は、爪部材54の係合爪541を係合面511に接近する向きに押すことができる構成であればよく、具体的な構成は限定されるものではない。
第2の押圧部53は、爪部材54の係合爪541を係合面511から離れる向きに押圧する。第2の押圧部53は、係合面511の下側において、係合面511から半径方向外側に向かって張り出すように形成される。なお、第2の押圧部53は、係合面511に対して傾斜する傾斜面を有する。傾斜面よりも下側は、係合面511とほぼ平行な面に形成される。
爪部材54は、係合面511よりも後側の位置において、ベースブラケット41に回転可能(または前後方向に揺動可能)に設けられる。たとえば、爪部材54は、ピン部材543によって、ベースブラケット41に回転可能に取付けられる。爪部材54は、たとえば金属板などから形成される。爪部材54は、係合面511の係合凹部512に嵌まり込むことができる係合爪541と、トーションバネ55(第2の付勢部材)と係合する付勢部材係合部542とを有する。
爪部材54の付勢部材係合部542とベースブラケット41との間には、トーションバネ55が架設される。トーションバネ55の一方のアーム551は、ベースブラケット41に係合する。たとえば、ベースブラケット41に貫通孔415が形成され、この貫通孔415にトーションバネ55の一方のアーム551が引っ掛けられる。トーションバネ55の他方のアーム552は、爪部材54の付勢部材係合部542に係合する。
トーションバネ55は、爪部材54を所定の方向に付勢する。具体的には、図16〜図18に示す状態においては、トーションバネ55は、爪部材54の係合爪541を、係合面511に押し付ける向き(ここでは前転する向き)に付勢する。一方、図19に示す状態においては、トーションバネ55は、爪部材54の係合爪541を、係合面511から離れる向き(ここでは後転する向き)に付勢する。
なお、爪部材54の付勢部材係合部542は、トーションバネ55による付勢力が作用する位置が変更可能に構成される。たとえば、付勢部材係合部542としては、爪部材54の外周に所定の長さを有する凹部に形成される。そして、トーションバネ55の他方のアーム552は、この凹部に引っ掛けられる。このため、トーションバネ55の他方のアーム552が凹部に引っ掛かっている位置(すなわち、第2の付勢部材の付勢力が作用する位置)は、この凹部の長さの範囲内で移動できる。
ウィンドスクリーン31が可動範囲の後端およびその近傍に位置している状態では、図16に示すように、爪部材54の係合爪541は、トーションバネ55の付勢力によって、係合面511に接近する向きに付勢される。具体的には次のとおりである。爪部材54は、前転すると係合爪541が係合面511に接近する。そして、この状態では、トーションバネ55の他方のアーム552が爪部材54の付勢部材係合部542に係合する位置は、爪部材54の回転中心とトーションバネ55の一方の端部とを通過する直線Lよりも上側に位置する。この状態では、爪部材54には、前転する向きの付勢力がかかるため、爪部材54の係合爪541は、係合面511に接近する向きに付勢される。
運転者Dが、ウィンドスクリーン31を可動範囲の後端から前側に向けて回転移動させると、係合面511は爪部材54に対して相対的に上側に向かって移動する。そして、爪部材54の係合爪541は、係合面511の上端部に形成される傾斜面によって後側(半径方向外側)に向かって押され、係合面511に乗り上げる。
なお、前記のとおり、ベースブラケット41と支持部材42との間にはコイルバネ32(第1の付勢部材)が設けられており、ベースブラケット41はコイルバネ32によって下側に向かって(後転する向きに)付勢される。このため、運転者Dは、コイルバネ32の付勢力に抗してウィンドスクリーン31を前側に移動させることになる。
運転者Dがさらにウィンドスクリーン31を前側に向かって移動させると、図17に示すように、係合爪541は、トーションバネ55の付勢力によって、係合凹部512に嵌まり込む。係合爪541が係合凹部512に嵌まり込んだ状態で、運転者Dがウィンドスクリーン31から手を離すと、支持部材42は、コイルバネ32によって、後転する向きに付勢される。このため、係合凹部512の上側の内壁面が、係合爪541の上面を押圧し、前転する方向に付勢する。前記のとおり、爪部材54は、前転すると係合面511に接近する。このため、係合爪541は係合凹部512に嵌まり込んだ状態に維持される。したがって、支持部材42(すなわちウィンドスクリーン31)の位置が保持される。
運転者Dがウィンドスクリーン31をさらに前側に向けて押すと、係合凹部512の下側の内壁面が、爪部材54の係合爪541を上方に押し上げて後転させる。このため、係合爪541が係合凹部512から外れ出る。
このように、係合爪541が係合凹部512に嵌まり込んだ状態であっても、運転者Dはウィンドスクリーン31を前側に向かってさらに回転移動させることができる。
図18に示すように、ウィンドスクリーン31が可動範囲の前端に接近すると、係合爪541は第2の押圧部53(退避機構)によって係合面511からさらに離れる向きに押されて後転する。そうすると、付勢部材係合部542において第2の付勢部材が係合している位置が、前記直線Lよりも下側に移動する。このため、爪部材54は、係合爪541が係合面511から離れる方向に付勢される。さらに、図19に示すように、ウィンドスクリーン31が可動範囲の前端に到達した状態では、さらに、トーションバネ55の付勢力によって、付勢部材係合部542においてトーションバネ55が係合する位置が、前記直線Lからさらに下方に離れる。このため、爪部材54は、係合面511から離れた退避位置に保持される。
爪部材54が退避位置に位置すると、係合爪541は係合凹部512に嵌まり込まない。このため、運転者Dは、ウィンドスクリーン31を後側に移動させて、可動範囲の後端に戻すことができる。
なお、図18と図19に示すように、ウィンドスクリーン31の可動範囲の前端よりも後側に所定の距離を離れた位置において、第2の押圧部53は爪部材54を後転するように押圧する。なお、この距離は適宜設定されるものであり、特に限定されるものではない。この距離は、運転者Dがウィンドスクリーン31を前側に向けて移動させた場合において、ウィンドスクリーン31が可動範囲の前端に達するよりも前に、確実に図19に示す状態に遷移させることができる距離であればよい。
ウィンドスクリーン31が可動範囲の後端に接近すると、第1の押圧部52(復帰機構)は、爪部材54の上面に接触して係合爪541を係合面511の側に向かって押圧する。そして、爪部材54が退避位置から係合面511の側に向かって回転すると、付勢部材係合部542においてトーションバネ55の第2のアーム552が係合する位置が、前記直線Lよりも上側に移動する。このため、爪部材54には、トーションバネ55によって、係合爪541が係合面511に接近する向きに付勢される。さらに、付勢部材係合部542においてトーションバネ55が係合する位置が、前記直線Lよりも上側に向かって離れる位置に移動する。これにより、図16に示す状態に戻る。
以上のとおり、本実施形態にかかるウィンドスクリーン装置3によれば、運転者Dは、ウィンドスクリーン31を前側に押して移動させることができる。そして、ウィンドスクリーン31は、爪部材54の係合爪541が係合凹部512に係合する位置に保持される。運転者Dは、さらにウィンドスクリーン31を前側に押して可動範囲の前端に移動させることにより、ウィンドスクリーン31を可動範囲の後端に戻すことができる。なお、ウィンドスクリーン31は、コイルバネ32によって可動範囲の後端に向けて付勢されているから、運転者Dがウィンドスクリーン31を手動で移動させなくとも、ウィンドスクリーン31は自動的に可動範囲の後端に移動する。
このように、固定機構5としてラチェット機構を用いることにより、左右の回転機構4を互いに独立させても、操作に用いる部材(たとえばケーブルやモータなど)を増やす必要がない。このため、左右の支持部材42の周囲の部品のレイアウトがシンプルになる。また、このようなラチェット機構によれば、ウィンドスクリーン31を前側に移動させるだけで所望の位置に固定でき、さらに、ウィンドスクリーン31を可動範囲の前端に移動させることによって、ウィンドスクリーン31を可動範囲の後端に自動的に戻すことができる。このように、運転者Dは、ウィンドスクリーン31をワンアクションで操作することができる。
ウィンドスクリーン31の操作時に、ウィンドスクリーン31にたわみが生じると、支持部材42の角度が左右で異なる状態になることがある。仮に、支持部材42が可動範囲の前端に到達しないと爪部材54が係合凹部512に係合しない状態(図19に示す状態)に遷移しない構成であると、ウィンドスクリーン31にたわみが生じた場合に、一方の爪部材54は図19に示す状態に遷移するが、他方の爪部材54は図19に示す状態に遷移しない場合が生じ得る。そうすると、ウィンドスクリーン31のたわみを無くさなければ、ウィンドスクリーン31を可動範囲の後端に戻すことができなくなる。これに対して、本実施形態は、可動範囲の前端から所定の距離をおいて後側の位置において、爪部材54は図19に示す状態に遷移する。このため、ウィンドスクリーン31にたわみが生じ、一方の支持部材42が可動範囲の前端に達したが他方の支持部材42は可動範囲の前端に達しない場合であっても、左右の爪部材54は両方とも、図19に示す状態に遷移する。したがって、ウィンドスクリーン31の操作性の向上を図ることができる。なお、この所定の距離は、ウィンドスクリーン31の合成などに応じて適宜設定されるものであり、特に限定されるものではない。
なお、固定機構5としてラチェット機構が適用される場合には、爪部材54の係合爪541と、係合面511の係合凹部512との間に隙間(遊び)があると、振動や衝撃などによってウィンドスクリーン31が振動したりばたついたりすることがある。本実施形態では、減衰機構である回転式ダンパー33によって、振動や衝撃によってウィンドスクリーン31が振動したりばたついたりすることを防止または抑制し、ウィンドスクリーン31の安定性の向上を図る。したがって、乗車時における快適性が向上する。
ここで、ウィンドスクリーン装置3と他の部材との関係について説明する。図20〜図22は、自動二輪車1の前上部の内部構造を模式的に示す断面図である、なお、図20は、図8のXX−XX線断面図であり、図21は、図20のXXI−XXI線断面図であり、図22は、図20のXXII−XXII線断面図である。
回転式ダンパー33は、コイルバネ32のような軸線方向に長い形状ではなく、側面視において略円形または四辺形の形状を有し、コンパクトにまとまっている。このため、ヘッドライトユニット21やメーターユニット22の計器類222などが集中して配置される自動二輪車1の前上部において、回転式ダンパー33は、他の部材や機器との干渉しないように配置しやすい。また、回転式ダンパー33を用いる構成であると、配置に必要なスペースの上下方向寸法が小さくてよいから、フロントカバー162を上側に向かって膨出させる必要がない。したがって、運転者Dの視界への影響がない。また、フロントカバー162を膨出させる必要がないから、フロントカバー162のデザインに影響を与えない。
また、伸縮式ダンパーは、作動時のストロークを確保するために、ベースブラケット41と支持部材42の回転中心から離れた位置に配設する必要がある。このため、回転機構4の半径方向サイズが大きくなる。これに対して、回転式ダンパー33を用いる構成であると、回転中心から離れた位置に配設する必要がないから、回転機構4の小型化を図ることができる。
なお、伸縮式のダンパーを用いる場合であっても、伸縮式ダンパーをコイルバネ32の内部に配設する構成であれば、回転機構4の大型化を招くことがない。
固定側係合部413と可動側係合部423は、回転式ダンパー33の本体331よりも車幅方向外側に設けられる(図20、図21参照)。このため、第1の付勢部材の例であるコイルバネ32も、回転式ダンパー33の本体331よりも車幅方向外側に位置する。このように、回転式ダンパー33の本体331は支持部材42よりも車幅方向内側に設けられ、コイルバネ32は支持部材42よりも車幅方向外側に設けられる。また、固定側係合部413と可動側係合部423は、側面視や上面視において、回転式ダンパー33よりも後側に設けられる(図21参照)。このため、コイルバネ32も、回転式ダンパー33よりも後側に位置する。
このような構成であれば、左右の回転機構4を構成する各部材がベースブラケット41および支持部材42の周囲に分散して配置される構成となる。このため、これらの部材を密集して配置する必要がないから、レイアウトの自由度が向上する。また、これらの部材が特定の箇所に集中して配置されることが防止されるから、これらの部材がフロントカバー162の形状に与える影響を小さくできる。したがって、フロントカバー162の意匠の自由度が向上する。
また、回転式ダンパー33は、ベースブラケット41の車幅方向中心側に設けられる。このため、回転式ダンパー33は、フロントカバー162と干渉しない。すなわち、ベースブラケット41の前部において、フロントカバー162とベースブラケット41との距離を小さくすることができる。したがって、回転式ダンパー33がフロントカバー162のデザインに影響を与えない。特に、ベースブラケット41の前部において、フロントカバー162が車幅方向外側へ膨出することを防止できる。
また、回転式ダンパー33を用いることにより、コイルバネ32の小型化を図ることができるから、コイルバネ32やその周辺の部材のレイアウトの自由度が向上する。また、コイルバネ32の小型化によって、フロントカバー162の小型化を図ることができる。特に、コイルバネ32とフロントカバー162の干渉が少なくなり、フロントカバー162の意匠の自由度を高めることもできる。
そして、回転式ダンパー33はベースブラケット41の車幅方向中心側に設けられ、コイルバネ32はベースブラケット41の車幅方向外側に設けられる。一方、回転式ダンパー33は、コイルバネ32の前側に設けられる。このように、高さ方向寸法が大きいコイルバネ32が、回転機構4の後部に配置され、コイルバネ32に比較して小型で作動時に寸法が大きくならない回転式ダンパーが、回転機構4の前部に配置される。このような構成であると、フロントカバー162を前すぼまり形状に形成しやすくなる。したがって、自動二輪車1の外観を細く見えるようにできる。
さらに、固定側係合部413の上側に可動側係合部423が位置する構成であるため、コイルバネ32の軸線が垂直に近くなる。したがって、回転機構4の前後方向寸法の小型化を図ることができる。
また、図22に示すように、支持部材42にはゲージ部425が設けられる。ゲージ部425は、ウィンドスクリーン31の位置を示す。たとえば、支持部材42の本体部421の側面に、回転方向(回転式ダンパー33の回転軸332を中心とする円周方向)に所定の間隔をおいて形成される複数の凸条や凹状が適用できる。図22には、ゲージ部425として、梯子状の凸状のパターンが適用される構成(換言すると、凹状のパターンが回転方向に配列され、凹状のパターンどうしの間の凸状部がゲージ部425となる構成)を示す。そして、支持部材42がウィンドスクリーン31とともに回転移動すると、フロントカバー162の外部に露出しているゲージ部425の数や、ゲージ部425とフロントカバー162の表面との相対的な位置関係が変化する。そこで、運転者Dは、フロントカバー162の外側に現れているゲージ部425の数や、フロントカバー162の表面とゲージ部425との相対的な位置関係を、左右の支持部材42で比較する。これにより運転者Dは、左右の支持部材42の位置が同じであるか否かを判断することができる。このため、運転者Dは、ウィンドスクリーン31にたわみが生じた場合において、このたわみを修正することが容易である。
なお、ゲージ部425の形状や形成される個所は特に限定されるものではない。要は、ゲージ部425は、運転者Dが、自動二輪車1に乗車した状態で視認しやすい位置に設けられる構成であればよい。そして、ゲージ部425は、左右の支持部材42の位置が同じ位置にあるかどうかを比較することができる構成であればよい。このため、ゲージ部425が支持部材42の後側の面や、車幅方向内側の面に形成される構成であってもよい。また、ゲージ部425の数も限定されるものではない。
以上、本発明の各実施形態について、図面を参照して詳細に説明したが、前記各実施形態は、本発明の実施にあたっての具体例を示したに過ぎない。本発明の技術的範囲は、前記各実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、自動二輪車としてオンロードタイプを示したが、本発明が適用される自動二輪車のタイプは限定されるものではない。本発明は、オフロードタイプの自動二輪車、スクーター型の自動二輪車など、各種自動二輪車に適用できる。
また、本実施形態では、減衰機構として回転式ダンパーを用いる構成を示したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。たとえば、減衰機構として伸縮式ダンパーが用いられる構成であってもよい。この場合には、コイルバネの内部に伸縮式ダンパーが配置される構成が適用できる。
また、本実施形態では、支持機構において左右の回転機構が独立している構成を示したが、このような構成に限定されるものではない。たとえば、左右の支持部材が連結部材などによって連結されている構成であってもよい。このような構成の場合には、左右の回転機構の一方にのみ回転式ダンパーが設けられる構成が適用できる。また、連結部材とカウリングブラケットの間に減衰機構が設けられる構成であってもよい。
さらに、車幅方向の中心に1つの支持機構(回転機構)が設けられる構成であってもよい。この場合であっても、支持機構に回転式のダンパーを設けることによって、発明の効果が得られる。支持機構の構成も、前記のようなラチェット機構を有する構成に限定されるものではない。
本発明は、自動二輪車のウィンドスクリーン装置に関する。そして、本発明によれば、減衰機構が速い衝撃や振動を緩和する。このため、支持部材を付勢する付勢部材の付勢力を小さくすることができる。このため、ウィンドスクリーンの操作性を低下させることなく、ウィンドスクリーンを安定させることができる。
1:自動二輪車:3:ウィンドスクリーン装置、31:ウィンドスクリーン、32:コイルバネ、33:回転式ダンパー、4:回転機構、41:ベースブラケット、42:支持部材

Claims (3)

  1. 前面視において搭乗者の一部に重畳するウィンドスクリーンと、前記ウィンドスクリーンを移動可能に支持する支持機構とを有し、車体の前上部に設けられるウィンドスクリーン装置であって、
    前記支持機構は、
    車体に設けられるベースブラケットと、
    前記ベースブラケットに回転可能に連結されるとともに前記ウィンドスクリーンが取り付けられる支持部材と、
    前記支持部材を所定の方向に付勢する付勢部材を有し、前記支持部材と前記ベースブラケットとの角度を固定する固定機構と、
    前記支持部材の前記ベースブラケットに対する移動を減衰させる減衰機構と、
    を有し、
    前記減衰機構は回転式ダンパーであり、
    前記ベースブラケットは、内側プレート部材と前記内側プレート部材の車幅方向の外側に取付けられている外側プレート部材との2枚のプレート部材を有し、前記内側プレート部材と前記外側プレート部材との間には隙間が設けられ、
    前記回転式ダンパーは内側プレート部材に取付けられ、前記回転式ダンパーの回転軸は車幅方向外側に突出し、
    前記支持部材の一部が前記隙間に挿入されて前記回転式ダンパーの前記回転軸に結合し、前記支持部材は前記回転式ダンパーの前記回転軸と一体に回転し、
    前記内側プレート部材と前記外側プレート部材とは、前記支持部材を車幅方向内側と外側から挟むようにして回転可能に支持することを特徴とするウィンドスクリーン装置。
  2. 前記ベースブラケットと前記支持部材と前記固定機構と前記減衰機構とは、車幅方向に並べて2組が設けられ、
    各組の前記減衰機構は、前記支持部材の車幅方向の内側に同軸に設けられることを特徴とする請求項1に記載のウィンドスクリーン装置。
  3. 側面視において、前記付勢部材は前記減衰機構よりも後側に設けられ、
    前面視において、前記減衰機構と前記付勢部材とは前記ベースブラケットを挟んで互いに反対側に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載のウィンドスクリーン装置。
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