JP4090584B2 - コンバインドサイクル発電プラント - Google Patents

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    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]

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  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインドサイクル発電プラントに係り、特に起動運転時または系統事故運転時、排熱回収ボイラから発生した蒸気を蒸気タービンプラントの復水器に直接流すタービンバイパス系を備えたコンバインドサイクル発電プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の火力発電プラントは、燃料を節約して経済的な運転を行うために、ボイラ設備と蒸気タービンプラントを組み合せた汽力発電プラントに代ってコンバインドサイクル発電プラントをより多く使用する傾向にある。
【0003】
このコンバインドサイクル発電プラントは、ガスタービンプラントに蒸気タービンプラントと排熱回収ボイラを組み合せたもので、ガスタービンプラントで膨張仕事を終えた高温の排ガス(排熱)を排熱回収ボイラに供給し、排ガスを熱源として蒸気を発生させ、発生した蒸気を蒸気タービンプラントに供給して膨張仕事を行わせるようになっている。
【0004】
このように、ガスタービンプラントの持つブレイトンサイクルと、蒸気タービンプラントの持つランキンサイクルとを組み合せたコンバインドサイクル発電プラントは、蒸気を発生させる熱源をガスタービンプラントから排出される高温の排ガスに求めている点で汽力発電プラントに較べて燃料が節約でき、プラント熱効率が相対的に高くなっている。
【0005】
プラント熱効率が汽力発電プラントに較べて相対的に高いコンバインドサイクル発電プラントは、民生用の電力需要がこれからも堅調傾向にあるだけに、その使用台数の増加が期待されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
火力発電プラントの中で、主流を占めつつあるコンバインドサイクル発電プラントは、汽力発電プラントに較べて起動運転時間が著しく短くなっている点でも優れている。例えば、60万KWの汽力発電プラントの起動運転時間が約2時間半以上費すのに対し、コンバインドサイクル発電プラントのそれは約1時間になっている。
【0007】
このように、起動運転時間の短いコンバインドサイクル発電プラントであっても、定格負荷運転に至るまでの間にガスタービンプラントから排熱回収ボイラに供給される熱源としての排ガスの温度が低く、排熱回収ボイラから発生する蒸気は、蒸気タービンプラントが求めている設計温度・圧力になっていない。このため、コンバインドサイクル発電プラントは、排熱回収ボイラと蒸気タービンプラントの復水器とを結ぶ排熱回収ボイラバイパス系と、排熱回収ボイラと蒸気タービンプラントとを結ぶ蒸気系からバイパスさせて上述の復水器に接続するタービンバイパス系とを設け、定格負荷運転に至るまで排熱回収ボイラから発生し蒸気を上述二つのバイパス系を利用して復水器に供給する、いわゆるバイパス運転を行っている。
【0008】
その際、復水器の保護の点から上述二つのバイパス系のそれぞれには、スプレー系が設けられており、各スプレー系からの冷却水により、排熱回収ボイラから復水器に供給される蒸気が減温されている。
【0009】
スプレー系は、従来、冷却水の水源を復水・給水系に求めていたが、最近のように出力容量が大きくなってくると、二つのバイパス系を良好に運転させるために、復水・給水系を高圧化しなければならず、これに伴って復水・給水系に設置した復水脱塩装置を耐圧構造化する必要がある。すなわち、従来、復水脱塩装置は、復水・給水を脱塩する際、その水圧を約1MPaにしていた。
【0010】
しかし、最近のように出力容量が大きくなり、復水・給水系が高圧化されると、復水脱塩装置は、復水・給水の水圧を約3MPaに設定する必要がある。この場合、復水・給水系は、復水脱塩装置を従来通りの水圧約1MPaに維持させたまま、二つのバイパス系を良好に運転させるため、復水脱塩装置の下流側の復水・給水系の水圧を高める必要上、ブースタポンプの設置が考えられるが、経済的な運転を行うことを考慮すると好ましくなく、また、設置面積に余裕がない場合には難しい。このため、最近のコンバインドサイクル発電プラントでは、ブースタポンプを設置しなくとも、タービンバイパス系を良好に運転できる何らかの新たな改善策が必要とされていた。
【0011】
本発明は、このような事情に照してなされたもので、復水・給水系を高圧化させることなくスプレー系の水源の圧力を確実に確保でき、バイパス系を良好に運転できるコンバインドサイクル発電プラントを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントは、上記目的を達成するために、請求項1に記載したように、ガスタービンプラントに、排熱回収ボイラおよび蒸気タービンプラントを組み合せたコンバインドサイクル発電プラントにおいて、上記排熱回収ボイラと上記蒸気タービンプラントの高圧タービンとを結ぶ蒸気管からバイパスさせ上記蒸気タービンプラントの復水器に接続する高圧タービンバイパス管と、上記排熱回収ボイラと上記蒸気タービンプラントの復水器とを結ぶ中圧バイパス管と、上記高圧タービンバイパス管に設けた高圧タービンバイパス減温装置と、上記中圧バイパス管に設けた中圧バイパス減温装置と、上記復水器から上記排熱回収ボイラの節炭器を介して低圧蒸気ドラムに接続する復水・給水系の給水管からバイパスさせ、上記排熱回収ボイラの中圧節炭器に接続する中圧節炭器用給水管と、この中圧節炭器用給水管からバイパスさせ、上記高圧タービンバイパス減温装置および上記中圧バイパス減温装置に給水を冷却水として供給するスプレー系とを備えたものである。
【0019】
また、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントは、上記目的を達成するために、請求項2に記載したように、中圧節炭器用給水管は、給水管の低圧蒸気ドラムの入口側からバイパスさせたものである。
【0020】
また、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントは、上記目的を達成するために、請求項3に記載したように、中圧節炭器用給水管は、中圧給水ポンプを備えるとともに、この中圧給水ポンプの出口側からスプレー系をバイパスさせたものである。
【0021】
また、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントは、上記目的を達成するために、請求項4に記載したように、ガスタービンプラントに、排熱回収ボイラおよび蒸気タービンプラントを組み合せたコンバインドサイクル発電プラントにおいて、上記排熱回収ボイラと上記蒸気タービンプラントの高圧タービンとを結ぶ蒸気管からバイパスさせ上記蒸気タービンプラントの復水器に接続する高圧タービンバイパス管と、上記排熱回収ボイラと上記蒸気タービンプラントの復水器とを結ぶ中圧バイパス管と、上記高圧タービンバイパス管に設けた高圧タービンバイパス減温装置と、上記中圧バイパス管に設けた中圧バイパス減温装置と、上記復水器から上記排熱回収ボイラの節炭器を介して低圧蒸気ドラムに接続する復水・給水系の給水管からバイパスさせ、上記排熱回収ボイラの高圧一次節炭器に接続する高圧一次節炭器用給水管と、この高圧一次節炭器用給水管からバイパスさせ、上記高圧タービンバイパス減温装置および上記中圧バイパス減温装置に給水を冷却水として供給するスプレー系とを備えたものである。
【0022】
また、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントは、上記目的を達成するために、請求項5に記載したように、高圧一次節炭器用給水管は、給水管の低圧蒸気ドラムの入口側からバイパスさせたものである。
【0023】
また、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントは、上記目的を達成するために、請求項6に記載したように、高圧一次節炭器用給水管は、給水ポンプを備えるとともに、この給水ポンプの中間段落にスプレー系を接続させたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの実施形態を図面および図中に付した符号を引用して説明する。
【0025】
図1は、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの第1実施形態を示す概略系統図である。
【0026】
本実施形態に係るコンバインドサイクル発電プラントは、ガスタービンプラント1に排熱回収ボイラ2および蒸気タービンプラント3を組み合せた構成になっている。
【0027】
また、本実施形態に係るコンバインドサイクル発電プラントは、排熱回収ボイラ2と蒸気タービンプラント3とを結ぶ復水・給水系4と、起動運転時またはファーストカットバック運転時(運転中、電力系統に事故があった場合、排熱回収ボイラから発生した蒸気を蒸気タービンプラントの復水器に供給する運転)等に使用するタービンバイパス系5と、復水・給水系4とタービンバイパス系5とを結ぶスプレー系6とを備えた構成になっている。
【0028】
ガスタービンプラント1は、空気圧縮機7、ガスタービン燃焼器8、ガスタービン9を備え、空気圧縮機7で吸い込んだ大気を圧縮して高圧化し、高圧空気を燃料とともにガスタービン燃焼器8に供給し、ここで燃焼ガスを生成し、生成した燃焼ガスをガスタービン9で膨張仕事をさせ、膨張仕事を終えた排ガス(排熱)を排熱回収ボイラ2に供給している。
【0029】
排熱回収ボイラ2は、横置き長筒状のケーシング10内を排ガスの流れに沿って順に、高圧二次過熱器11、再熱器12、高圧一次過熱器13、高圧蒸気ドラム14を備えた高圧蒸発器15、中圧過熱器16、高圧三次節炭器17、低圧過熱器18、中圧蒸気ドラム19を備えた中圧蒸発器20、中圧二次節炭器21、高圧二次節炭器22、低圧蒸気ドラム23を備えた低圧蒸発器24、中圧一次節炭器25、高圧一次節炭器26を収容し、ガスタービンプラント1から供給された排ガスを熱源として上述各種の熱交換器内を流れる給水と熱交換して蒸気を発生させ、蒸気タービンプラント3に供給している。
【0030】
蒸気タービンプラント3は、高圧タービン27、中圧タービン28、低圧タービン29、発電機30、復水器31を備え、高圧タービン27で、排熱回収ボイラ2の高圧二次過熱器11から高圧蒸気管32を介して供給された蒸気に膨張仕事をさせ、膨張仕事を終えたタービン排気を低温再熱蒸気管33で中圧過熱器18から中圧蒸気管34を介して供給された蒸気と合流させ、その合流蒸気を再熱器12に供給し、ここで再び過熱させて再熱蒸気にし、その再熱蒸気を再熱蒸気管35を介して中圧タービン28に供給して膨張仕事をさせ、膨張仕事を終えたタービン排気を排熱回収ボイラ2の低圧過熱器18から低圧蒸気管36を介して供給される蒸気と合流させ、その合流蒸気を再び低圧タービン29で膨張仕事をさせ、その際に発生する回転トルクで発電機30を駆動する構成になっている。
【0031】
一方、復水・給水系4は、低圧タービン29で膨張仕事を終えたタービン排気を復水器31に供給し、ここで凝縮させて復水にし、その復水を復水ポンプ37で昇圧させ、復水脱塩装置38で脱塩させた後、給水管39に介装する給水ポンプ40を介して一部を給水として排熱回収ボイラ2の高圧一次節炭器26に供給するとともに、残りを給水ポンプ40の下流段落から抽水させ、給水として中圧給水管41を介して排熱回収ボイラの2の中圧一次節炭器25に供給する構成になっている。
【0032】
他方、タービンバイパス系5は、排熱回収ボイラ2の高圧二次過熱器11と蒸気タービンプラント3の高圧タービン27とを結ぶ高圧蒸気管32をバイパスさせて復水器31に接続する高圧タービンバイパス管42を備えるとともに、排熱回収ボイラ2の低圧過熱器18と蒸気タービンプラント3の低圧タービン29とを結ぶ低圧蒸気管36をバイパスさせて復水器31に接続する、低圧タービンバイパス弁43aを介装させた低圧タービンバイパス管43を備えている。
【0033】
また、タービンバイパス系5は、高圧タービンバイパス管4に高圧タービンバイパス弁44と高圧タービンバイパス減温装置45を設け、高圧タービンバイパス弁44で排熱回収ボイラ2の高圧二次過熱器11から供給される蒸気を流量制御するとともに、高圧タービンバイパス減温装置45で適温調整した後、復水器31に供給する構成になっている。
【0034】
また、タービンバイパス系5は、排熱回収ボイラ2における中圧過熱器18の中圧蒸気管34をバイパスし、復水器31に接続させ、途中に中圧バイパス弁46および中圧バイパス減温装置47を介装させた、中圧バイパス管48を備えている。
【0035】
さらに、タービンバイパス系5は、高圧タービンバイパス管42および中圧バイパス管48と復水・給水系4の給水ポンプ40とを互いに接続させるスプレー系6を備えている。
【0036】
このスプレー系6は、給水ポンプ40の上流段落から給水を抽水し、スプレー水として一部を流量制御する高圧スプレー調整弁49を介して高圧タービンバイパス減温装置45に供給する高圧スプレー管50を備えるとともに、残りを流量制御する中圧スプレー調整弁51を介して中圧バイパス減温装置47に供給する中圧スプレー管52を備え、高圧タービンバイパス管42および中圧バイパス管48のそれぞれを流れる蒸気を適温に減温させて復水器31に供給する構成になっている。
【0037】
次に作用をする。
【0038】
本実施形態に係るタービンバイパス系5は、起動運転時またはファーストカットバック運転時等と定格運転時とで使い分けられる。
【0039】
コンバインドサイクル発電プラントは、起動運転時、排熱回収ボイラから発生する蒸気を、蒸気タービンプラント3の高圧タービン27および中圧タービン28のそれぞれに供給する際、その蒸気が設計温度・圧力になっていないので、排熱回収ボイラ2から発生する蒸気を蒸気タービンプラント3の復水器31に供給するタービンバイパス系5を使用するようになっている。
【0040】
また、コンバインドサイクル発電プラントは、ファーストカットバック運転時、排熱回収ボイラ2から発生する蒸気を、蒸気タービンプラント3の高圧タービン27および中圧タービン28のそれぞれに供給すると、各タービン27、28が暴走するので、排熱回収ボイラ2から発生する蒸気を、上述と同様に、復水器31に供給するタービンバイパス系5を使用するようになっている。
【0041】
タービンバイパス系5は、排熱回収ボイラ2の高圧二次過熱器11から発生した蒸気を、高圧タービンバイパス管42の高圧タービンバイパス弁44、高圧タービンバイパス減温装置45を介して復水器31に供給する際、高圧タービンバイパス減温装置45に、復水・給水系4の給水ポンプ40の上流段落から抽水したスプレー水をスプレー系6における高圧スプレー管50の高圧スプレー調整弁49を介して供給し、上述の蒸気の温度を低くさせて復水器31に供給し、復水器31の胴体を過熱させないように保護する。
【0042】
また、タービンバイパス系5は、排熱回収ボイラ2の中圧過熱器16から発生した蒸気を、中圧バイパス管48の中圧バイパス弁46、中圧バイパス減温装置47を介して復水器31に供給する際、中圧バイパス減温装置47に、上述と同様に、復水・給水系4の給水ポンプ40の上流段落から抽水したスプレー水をスプレー系6における中圧スプレー管52の中圧スプレー調整弁51を介して供給し、上述の蒸気の温度を低くさせて復水器31に供給し、復水器31の胴体を加熱させないように保護する。なお、起動運転時またはファーストカットバック運転時、コンバインドサイクル発電プラントは、低圧タービンバイパス管43を使用しているが、排熱回収ボイラ2の低圧過熱器18から発生する蒸気が比較的低い温度になっているので、減温しないまま復水器31に供給される。
【0043】
他方、コンバインドサイクル発電プラントは、定格負荷運転に入ると、排熱回収ボイラ2の高圧二次過熱器11、再熱器12および低圧過熱器18のそれぞれから発生する蒸気が設計温度・圧力になるので、高圧タービンバイパス管42の高圧タービンバイパス弁44、中圧バイパス管48の中圧バイパス弁46、および低圧タービンバイパス管43の低圧タービンバイパス弁43aのそれぞれを閉弁させる。
【0044】
このように、本実施形態では、高圧タービンバイパス管42の高圧タービンバイパス減温装置45および中圧バイパス管48の中圧バイパス減温装置47のそれぞれにスプレー水を供給する高圧スプレー管50および中圧スプレー管52を途中で共通にして復水・給水系4の給水ポンプ40に接続させたので、復水・給水系4の給水管39を強制的に高圧化させることなく高圧かつ安定した状態で、高圧タービンバイパス管42の高圧タービンバイパス減温装置45および中圧バイパス管48の中圧バイパス減温装置47のそれぞれにスプレー水を供給することができ、蒸気を適温に減温して復水器31に供給することができる。
【0045】
図2は、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの第2実施形態を示す概略系統図である。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を付す。
【0046】
本実施形態に係るコンバインドサイクル発電プラントは、復水・給水系4の給水ポンプ40の中間段落から抽水した給水の一部を、排熱回収ボイラ2の中圧一次節炭器25に供給する中圧給水管41と、給水の残りをスプレー水として高圧タービンバイパス管42の高圧タービンバイパス減温装置45および中圧バイパス管48の中圧バイパス減温装置47のそれぞれに供給する高圧スプレー管50および中圧スプレー管52とで構成したスプレー系とを設けたものである。
【0047】
このように、本実施形態では、復水給水系の給水ポンプ40の中間段落から抽水した高圧給水の一部を排熱回収ボイラ2の中圧一次節炭器25に供給する中圧給水管41を設けるとともに、高圧給水の残りを高圧タービンバイパス管42の高圧タービンバイパス減温装置45および中圧バイパス管48の中圧バイパス減温装置47のそれぞれに供給する高圧スプレー管50と中圧スプレー管52とを備えたスプレー系6を設けたので、復水・給水系4の給水管39を強制的に高圧化させることなく、高圧かつ安定した状態で、高圧タービンバイパス管42の高圧タービンバイパス減温装置45および中圧バイパス管48の中圧バイパス減温装置47のそれぞれにスプレー水を供給することができ、蒸気を適温に減温して復水器31に供給することができる。
【0048】
図3は、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの第3実施形態を示す概略系統図である。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を付す。
【0049】
本実施形態に係るコンバインドサイクル発電プラントは、復水・給水系4から排熱回収ボイラ2の節炭器53を介して低温蒸気ドラム23に接続する給水管39を設けるとともに、この給水管39の低圧蒸気ドラム23の入口側からパイパスさせ、途中で給水ポンプ40を介装し、排熱回収ボイラ2の高圧一次節炭器26に接続する高圧一次節炭器用給水管54を設けたものである。
【0050】
また、本実施形態に係るコンバインドサイクル発電プラントは、高圧一次節炭器用給水管54からバイパスさせ、途中で中圧給水ポンプ55を介装し、排熱回収ボイラ2の中圧節炭器56に接続する中圧節炭器用給水管57を設けるとともに、高圧タービンバイパス管42の高圧タービンバイパス減温装置45および中圧バイパス管48の中圧バイパス減温装置47のそれぞれにスプレー水を供給する高圧スプレー管50および中圧スプレー管52を備えたスプレー系6に接続するスプレー管58を中圧節炭器用給水管57からバイパスさせたものである。なお、他の構成は、第1実施形態の構成と同一なので、その説明を省略する。
【0051】
このように、本実施形態では、高圧タービンバイパス管42の高圧タービンバイパス減温装置45および中圧バイパス管48の中圧バイパス減温装置47のそれぞれにスプレー水を供給する高圧スプレー管50および中圧スプレー管52を途中で共通にして中圧節炭器用給水管57の中圧給水ポンプ55に接続させたので、復水・給水系4の給水管39を強制的に高圧化させることなく高圧かつ安定状態で、高圧タービンバイパス管42の高圧タービンバイパス減温装置45および中圧バイパス管48の中圧バイパス減温装置47のそれぞれにスプレー水を供給することができ、蒸気を適温に減温して復水器31に供給することができる。
【0052】
図4は、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの第4実施形態を示す概略系統図である。
【0053】
なお、第1実施形態および第3実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を示す。
【0054】
本実施形態に係るコンバインドサイクル発電プラントは、第3実施形態と同様に、復水・給水系4から排熱回収ボイラ2の節炭器53を介して低圧蒸気ドラム23に接続する給水管39の低圧蒸気ドラム23の入り口側からバイパスさせ、途中で給水ポンプ40を介装し、排熱回収ボイラ2の高圧一次節炭器26に接続する高圧一次節炭器用給水管54と、この高圧一次節炭器用給水管54からバイパスさせ、途中で中圧給水ポンプ55を介装し、排熱回収ボイラ2の中圧節炭器56に接続する中圧節炭器用給水管57とを設ける一方、上述の給水ポンプ40の中間段落から抽水した高圧の給水を、スプレー水として高圧タービンバイパス管42の高圧タービンバイパス減温装置45および中圧バイパス管48の中圧バイパス減温装置47のそれぞれに供給する高圧スプレー管50および中圧スプレー管52を備えたスプレー系6に接続するスプレー管58を設けたものである。
【0055】
このように、本実施形態では、高圧タービンバイパス管42の高圧タービンバイパス減温装置45および中圧バイパス管48の中圧バイパス減温装置47のそれぞれにスプレー水を供給する高圧スプレー管50および中圧スプレー管52を途中で共通にして高圧一次節炭器用給水管54の給水ポンプ40に接続したので、復水・給水系4の給水管39を強制的に高圧化させることなく高圧かつ安定状態で、高圧タービンバイパス管42の高圧タービンバイパス減温装置45および中圧バイパス管48の中圧バイパス減温装置47のそれぞれにスプレー水を供給することができ、蒸気を適温に減温して復水器31に供給することができる。
【0056】
【発明の効果】
以上の説明のとおり、本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントは、復水・給水系の給水ポンプにスプレー系を接続させ、給水ポンプの上流段落または中間段落から抽水した高圧の給水をスプレー水としてスプレー系を介してバイパス系のバイパス減温装置に供給したので、復水・給水系の給水管を強制的に高圧化させることなく高圧かつ安定状態で、バイパス系のバイパス減温装置にスプレー水を供給することができ、蒸気を適温に減温して復水器に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの第1実施形態を示す概略系統図を示す図。
【図2】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの第2実施形態を示す概略系統図を示す図。
【図3】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの第3実施形態を示す概略系統図を示す図。
【図4】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの第4実施形態を示す概略系統図を示す図。
【符号の説明】
1 ガスタービンプラント
2 排熱回収ボイラ
3 蒸気タービンプラント
4 復水・給水系
5 タービンバイパス系
6 スプレー系
7 空気圧縮機
8 ガスタービン燃焼器
9 ガスタービン
10 ケーシング
11 高圧二次過熱器
12 再熱器
13 高圧一次過熱器
14 高圧蒸気ドラム
15 高圧蒸発器
16 中圧過熱器
17 高圧三次節炭器
18 低圧過熱器
19 中圧蒸気ドラム
20 中圧蒸発器
21 中圧二次節炭器
22 高圧二次節炭器
23 低圧蒸気ドラム
24 低圧蒸発器
25 中圧一次節炭器
26 高圧一次節炭器
27 高圧タービン
28 中圧タービン
29 低圧タービン
30 発電機
31 復水器
32 高圧蒸気管
33 低温再熱蒸気管
34 中圧蒸気管
35 再熱容器管
36 低圧蒸気管
37 復水ポンプ
38 復水脱塩装置
39 給水管
40 給水ポンプ
41 中圧給水管
42 高圧タービンバイパス管
43 低圧タービンバイパス管
43a 低圧タービンバイパス弁
44 高圧タービンバイパス弁
45 高圧タービンバイパス減温装置
46 中圧バイパス弁
47 中圧バイパス減温装置
48 中圧バイパス管
49 高圧スプレー調整弁
50 高圧スプレー管
51 中圧スプレー調整弁
52 中圧スプレー管
53 節炭器
54 高圧一次節炭器用給水管
55 中圧給水ポンプ
56 中圧節炭器
57 中圧節炭器用給水管
58 スプレー管

Claims (6)

  1. ガスタービンプラントに、排熱回収ボイラおよび蒸気タービンプラントを組み合せたコンバインドサイクル発電プラントにおいて、上記排熱回収ボイラと上記蒸気タービンプラントの高圧タービンとを結ぶ蒸気管からバイパスさせ上記蒸気タービンプラントの復水器に接続する高圧タービンバイパス管と、上記排熱回収ボイラと上記蒸気タービンプラントの復水器とを結ぶ中圧バイパス管と、上記高圧タービンバイパス管に設けた高圧タービンバイパス減温装置と、上記中圧バイパス管に設けた中圧バイパス減温装置と、上記復水器から上記排熱回収ボイラの節炭器を介して低圧蒸気ドラムに接続する復水・給水系の給水管からバイパスさせ、上記排熱回収ボイラの中圧節炭器に接続する中圧節炭器用給水管と、この中圧節炭器用給水管からバイパスさせ、上記高圧タービンバイパス減温装置および上記中圧バイパス減温装置に給水を冷却水として供給するスプレー系とを備えたことを特徴とするコンバインドサイクル発電プラント。
  2. 中圧節炭器用給水管は、給水管の低圧蒸気ドラムの入口側からバイパスさせたことを特徴とする請求項1記載のコンバインドサイクル発電プラント。
  3. 中圧節炭器用給水管は、中圧給水ポンプを備えるとともに、この中圧給水ポンプの出口側からスプレー系をバイパスさせたことを特徴とする請求項1記載のコンバインドサイクル発電プラント。
  4. ガスタービンプラントに、排熱回収ボイラおよび蒸気タービンプラントを組み合せたコンバインドサイクル発電プラントにおいて、上記排熱回収ボイラと上記蒸気タービンプラントの高圧タービンとを結ぶ蒸気管からバイパスさせ上記蒸気タービンプラントの復水器に接続する高圧タービンバイパス管と、上記排熱回収ボイラと上記蒸気タービンプラントの復水器とを結ぶ中圧バイパス管と、上記高圧タービンバイパス管に設けた高圧タービンバイパス減温装置と、上記中圧バイパス管に設けた中圧バイパス減温装置と、上記復水器から上記排熱回収ボイラの節炭器を介して低圧蒸気ドラムに接続する復水・給水系の給水管からバイパスさせ、上記排熱回収ボイラの高圧一次節炭器に接続する高圧一次節炭器用給水管と、この高圧一次節炭器用給水管からバイパスさせ、上記高圧タービンバイパス減温装置および上記中圧バイパス減温装置に給水を冷却水として供給するスプレー系とを備えたことを特徴とするコンバインドサイクル発電プラント。
  5. 高圧一次節炭器用給水管は、給水管の低圧蒸気ドラムの入口側からバイパスさせたことを特徴とする請求項4記載のコンバインドサイクル発電プラント。
  6. 高圧一次節炭器用給水管は、給水ポンプを備えるとともに、この給水ポンプの中間段落にスプレー系を接続させたことを特徴とする請求項4記載のコンバインドサイクル発電プラント。
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