JP4089343B2 - データ伝送方法及びデータ伝送装置 - Google Patents

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    • H04J14/00Optical multiplex systems
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  • Optical Communication System (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願の特許請求の範囲に記載された発明は、映像信号情報等をあらわす複数のディジタルデータをシリアルデータとし、さらに、それらに電光変換処理を施して得られる複数の光信号を、2個の送受信部間において光信号伝送ケーブルを通じて双方向に伝送するデータ伝送方法及びその実施に供されるデータ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
映像信号の分野においては、伝達情報の多様化及び再生画像の高品質化を実現する観点等からのディジタル化が図られており、例えば、映像信号情報をあらわすディジタルデータによって形成されるディジタル映像信号を扱う高精細度テレビジョン(High Definition Television:HDTV)システム等が提案されている。HDTVシステムのもとにおけるディジタルビデオ信号(以下、HDディジタル映像信号という)は、例えば、BTA(Broadcasting Technology Association:放送技術開発協議会)により制定された規格に従って形成され、Y,PB /PR 形式のものとG,B,R形式のものとがある。Y,PB /PR 形式の場合、Yは輝度信号を意味し、PB 及びPR は色差信号を意味する。また、G,B,R形式の場合、G,B及びRは夫々緑色原色信号,青色原色信号及び赤色原色信号を意味する。
【0003】
Y,PB /PR 形式のHDディジタル映像信号は、フレームレートが30Hzもしくは30/1.001Hz(本願においてはこれらのいずれをも30Hzという。)とされたもとで、各フレーム画像が第1フィールド画像と第2フィールド画像とに分けられて形成される飛び越し走査用の信号とされ、例えば、図21に示される如くのデータフォーマットに従うものとされる。図21に示されるデータフォーマットは、図21のAに示される如くの、映像信号における輝度信号情報をあらわす輝度信号データ系列(Yデータ系列)と、図21のBに示される如くの、映像信号における色差信号情報をあらわす色差信号データ系列(PB /PR データ系列)とから成り、Yデータ系列及びPB /PR データ系列の夫々は、量子化ビット数を10ビットとし、従って、それを形成するワードデータの各々が10ビット構成とされ、また、そのワード伝送レートは、例えば、74.25MBpsとされる。そして、図21のAには、Yデータ系列における各ライン部中のラインブランキング部及びその前後における映像データ部の一部分が示されており、また、図21のBには、PB /PR データ系列における各ライン部中のラインブランキング部及びその前後における映像データ部の一部分が示されている。
【0004】
Yデータ系列にあっては、各映像データ部の直前に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3FF(Y),000(Y),000(Y),XYZ(Y);3FF,000及びXYZは16進表現であり、(Y)はYデータ系列中のワードであることをあらわす。)から成るタイミング基準コードデータ(SAV: Start of Active Video )が配されるとともに、各映像データ部の直後に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3FF(Y),000(Y),000(Y),XYZ(Y))から成るタイミング基準コードデータ(EAV: End of Active Video )が配される。同様にして、PB /PR データ系列にあっても、各映像データ部の直前に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3FF(C),000(C),000(C),XYZ(C);3FF,000及びXYZは16進表現であり、(C)はPB /PR データ系列中のワードであることをあらわす。)から成るタイミング基準コードデータ:SAVが配されるとともに、各映像データ部の直後に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3FF(C),000(C),000(C),XYZ(C))から成るタイミング基準コードデータ:EAVが配される。勿論、Yデータ系列中のタイミング基準コードデータ:EAV及びSAVの夫々は、Yデータ系列における各ラインブランキング部に配され、また、PB /PR データ系列中のタイミング基準コードデータ:EAV及びSAVの夫々は、PB /PR データ系列における各ラインブランキング部に配される。
【0005】
ここでは(Y)もしくは(C)が付されて示される4ワード(3FF,000,000,XYZ)にあっては、始めの3ワード(3FF,000,000)が、ワード同期あるいはライン同期を確立するためのものであり、また、最後の1ワード(XYZ)が、同一フレームにおける第1フィールドと第2フィールドとの識別のため、あるいは、タイミング基準コードデータ:SAVとタイミング基準コードデータ:EAVとの識別のためのものである(以下において同様)。
【0006】
また、G,B,R形式のHDディジタル映像信号も、フレームレートが30Hzとされたもとでの飛び越し走査用の信号とされ、例えば、図22に示される如くのデータフォーマットに従うものとされる。図22に示されるデータフォーマットは、図22のAに示される如くの、映像信号における緑色原色信号情報をあらわす緑色原色信号データ系列(Gデータ系列)と、図22のBに示される如くの、映像信号における青色原色信号情報をあらわす青色原色信号データ系列(Bデータ系列)と、図22のCに示される如くの、映像信号における赤色原色信号情報をあらわす赤色原色信号データ系列(Rデータ系列)とから成り、Gデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列の夫々は、量子化ビット数を10ビットとし、従って、それを形成するワードデータの各々は、10ビット構成とされ、また、そのワード伝送レートは、例えば、74.25MBpsとされる。そして、図22のA,B及びCには、夫々、Gデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列における各ライン部中のラインブランキング部及びその前後における映像データ部の一部分が示されている。
【0007】
Gデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列の夫々にあっては、各映像データ部の直前に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3FF(G),000(G),000(G)及びXYZ(G)((G)はGデータ系列中のワードであることをあらわす。),3FF(B),000(B),000(B)及びXYZ(B)((B)はBデータ系列中のワードであることをあらわす。)、もしくは、3FF(R),000(R),000(R)及びXYZ(R)((R)はRデータ系列中のワードであることをあらわす。))から成るタイミング基準コードデータ:SAVが配されるとともに、各映像データ部の直後に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3FF(G),000(G),000(G)及びXYZ(G),3FF(B),000(B),000(B)及びXYZ(B)、もしくは、3FF(R),000(R),000(R)及びXYZ(R))から成るタイミング基準コードデータ:EAVが配される。勿論、Gデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列の夫々におけるタイミング基準コードデータ:EAV及びSAVの各々は、Gデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列の夫々における各ラインブランキング部に配される。
【0008】
現行のHDTVシステムにあっては、上述の如くのフレームレートが30Hzとされたもとでの飛び越し走査用とされたY,PB /PR 形式もしくはG,B,R形式のHDディジタル映像信号が用いられているが、これに対して、次世代のHDTVシステムとして、フレームレートが60Hzもしくは60/1.001Hz(本願においてはこれらのいずれをも60Hzという。)とされたもとで、各フレーム画像が第1及び第2フィールドに分けられることなく形成される順次走査用とされた、Y,PB /PR 形式もしくはG,B,R形式のHDディジタル映像信号を用いるシステムが提案されている。順次走査用とされた、Y,PB /PR 形式もしくはG,B,R形式のHDディジタル映像信号は、プログレッシブ(Progressive)方式のHDディジタル映像信号と称される。
【0009】
フレームレートが60Hzとされたプログレッシブ方式のHDディジタル映像信号を成すディジタルデータは、米国のSMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers: 映画及びテレビジョン技術者協会)により制定された規格:SMPTE 274M によるフォーマットの規格化が図られている。斯かる SMPTE 274M により規格化されたフォーマットにあっては、フレームレート: 60Hzの他、ラインあたりの有効データサンプル数:1920サンプル,フレームあたりの有効ライン数:1080ライン,サンプリング周波数:148.5MHzもしくは148.5/1.001MHz(本願においてはこれらのいずれをも148.5MHzという。),量子化ビット数:8ビットもしくは10ビット等々が決められている。そして、パラレルデータインターフェースは、Y,PB /PR 形式の場合、8ビット×2=16ビットもしくは10ビット×2=20ビットであり、G,B,R形式の場合、8ビット×3=24ビットもしくは10ビット×3=30ビットである。
【0010】
このような量子化ビット数が8ビットもしくは10ビットとされたディジタル映像信号を成すディジタルデータにあっては、映像信号情報をあらわすためには用いられないコードが禁止コードとして決められている。例えば、量子化ビット数が8ビットである場合、禁止コードは、16進表現で00h及びFFh(添字hは16進数であることをあらわす)、即ち、0000 0000 及び 1111 1111とされ、また、量子化ビット数が10ビットである場合、禁止コードは、16進表現で000h〜003h及び3FCh〜3FFh、即ち、 00 0000 0000 〜 00 0000 0011 及び 11 1111 1100 〜 11 1111 1111 とされる。
【0011】
なお、Y,PB /PR 形式の場合、PB データ系列及びPR データ系列の夫々のサンプリング周波数が、Yデータ系列のサンプリング周波数の1/2とされる。以下おいては、必要に応じて、Y,PB /PR 形式を4:2:2形式とあらわす。また、G,B,R形式の場合、Gデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列の夫々のサンプリング周波数が同一とされる。以下おいては、必要に応じて、G,B,R形式を4:4:4形式とあらわす。
【0012】
また、こうしたHDディジタル映像信号とは別に、例えば、秒あたり24コマ(24コマ/秒)のフィルムを通じて映写される映画の動画像をHDTVシステムによる画像と同等の画質をもって実現するための、プログレッシブ方式のディジタル映像信号が提案されている。以下、このようなディジタル映像信号を、D−Cinema信号と呼ぶ。
【0013】
D−Cinema信号は、例えば、フレームレートを24Hzもしくは24/1.001Hz(本願においてはこれらのいずれをも24Hzという。)とするプログレッシブ方式のディジタル映像信号と言うことができるが、D−Cinema信号のフレームレートは、24Hzに限られるものではなく、25Hz,30Hz,50Hz,60Hz等も考えられる。フレームレートを24Hz,25Hz,30Hz,50Hz,60Hz等とするディジタル映像信号を成すディジタルデータについては、そのフォーマットが SMPTE 274M により規格化されており、ラインあたりの有効データサンプル数:1920サンプル,フレームあたりの有効ライン数:1080ライン,サンプリング周波数:74.25MHzもしくは74.25/1.001MHz(本願においてはこれらのいずれをも74.25MHzという。)あるいは148.5MHz,量子化ビット数:8ビットもしくは10ビット等々が決められている。そして、パラレルデータインターフェースは、4:2:2形式の場合、8ビット×2=16ビットもしくは10ビット×2=20ビットであり、4:4:4形式の場合、8ビット×3=24ビットもしくは10ビット×3=30ビットである。
【0014】
さらに、前述のHDディジタル映像信号あるいはD−Cinema信号とは別に、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ラインに設定され、また、各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたプログレッシブ方式のディジタル映像信号(本願においては、斯かるディジタル映像信号を720P信号と呼ぶ)が提案されている。このような720P信号を成すディジタルデータは、SMPTEにより制定された規格:SMPTE 296M によるフォーマットの規格化が図られている。斯かる SMPTE 296M により規格化されたフォーマットにあっては、フレームレート: 60Hz,フレームあたりの有効ライン数:720ライン,ラインあたりの有効データサンプル数:1280サンプルのみならず、各フレームにおけるライン数:750ライン,サンプリング周波数:74.25MHz,量子化ビット数:8ビットもしくは10ビット等々が決められている。そして、パラレルデータインターフェースは、Y,PB /PR 形式の場合、8ビット×2=16ビットもしくは10ビット×2=20ビットであり、G,B,R形式の場合、8ビット×3=24ビットもしくは10ビット×3=30ビットである。
【0015】
720P信号は、ディジタル映像信号の分野におけるHDディジタル映像信号への移行期において提案されたものであって、フレームあたりの有効ライン数及びラインあたりの有効データサンプル数が、HDディジタル映像信号が1080ライン及び1920サンプルであるのに対して、720ライン及び1280サンプルとされて、HDディジタル映像信号の場合の2/3であるので、それに基づいて再生される画像の解像度においてはHDディジタル映像信号に比して劣るものの、フレームレートが60Hzであることからして、動きの速い画像をあらわす信号としての利用に適している。
【0016】
こうした状況のなかで、HDディジタル映像信号,D−Cinema信号あるいは720P信号等のディジタル映像信号を形成するディジタルデータについて、例えば、それに基づいて再生される画像の解像度の更なる向上を求めて、量子化ビット数を、従前の8ビットもしくは10ビットを越えるビット数、例えば、12ビット,14ビット,16ビット等とすることが望まれるようになってきている。しかしながら、前述の SMPTE 274M, SMPTE 296M 等を含む現行のディジタル映像信号を成すディジタルデータに関する規格にあっては、量子化ビット数を8ビットもしくは10ビットとするものについての規格化は図られているが、量子化ビット数を8ビットもしくは10ビットを越えるビット数、例えば、12ビット,14ビット,16ビット等とするものについては規格化されていない。
【0017】
さらに、量子化ビット数を、例えば、12ビット,14ビットもしくは16ビットとするディジタル映像信号を成すディジタルデータにあっては、その伝送に伴う問題もある。即ち、ディジタル映像信号を成すディジタルデータの伝送にあたっては、シリアルデータに変換されて伝送されるシリアル伝送が望まれることになるが、現行のもとでは、量子化ビット数を8ビットもしくは10ビットとする4:2:2形式のHDディジタル信号を成すディジタルデータについて、前述のBTAによって制定された規格であるBTA S-004 による HD SDI (High Definition Serial Digital Interface)を用いて伝送することが規格化されているだけで、他の形式のディジタルデータ、例えば、4:4:4 形式のディジタル映像信号を成すディジタルデータ,量子化ビット数を10ビットを越えるものとするディジタル映像信号を成すディジタルデータのシリアル伝送については、規格化されていない。
【0018】
また、上述の如くにディジタル化が図られる映像信号に関連して、当該映像信号が他の映像信号と合成される際に利用される、Key信号(Key Signal) が提案されている。Key信号は、関連する映像信号についての不透明さあるいは透明さ(opacity or transparency) をあらわす信号であって、“SMPTE RECOMMENDED PRACTICE”RP 157-1995 として推奨されている。
【0019】
4:2:2形式のディジタル映像信号に関連するKey信号は、それを成すディジタルデータであるKey信号データ系列が、当該ディジタル映像信号を成すディジタルデータに含まれるYデータ系列と同等のデータフォーマットを有し、Yデータ系列と同様に扱われるものとされる。また、4:4:4形式のディジタル映像信号に関連するKey信号は、それを成すディジタルデータであるKey信号データ系列が、当該ディジタル映像信号を成すディジタルデータに含まれるGデータ系列と同等のデータフォーマットを有し、Gデータ系列と同様に扱われるものとされる。
【0020】
そして、4:2:2形式もしくは4:4:4形式のディジタル映像信号を成すディジタルデータの伝送にあたっては、当該ディジタル映像信号を成すディジタルデータとそれに関連するKey信号データ系列とを伝送することが要求される場合も少なくない。斯かる場合には、4:2:2形式もしくは4:4:4形式のディジタル映像信号を成すディジタルデータに加えて、それに関連するKey信号データ系列が、伝送されるディジタル映像信号を成すディジタルデータに付随する付加情報データ系列として伝送されること、さらには、このような両者の伝送が、例えば、量子化ビット数を10ビットとするディジタル映像信号を成すディジタルデータのシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素が利用されて行われるようにされることが、実施にあたっての容易さ,コストの低減化等の観点から望まれる。
【0021】
量子化ビット数を10 ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする各種のD−Cinema信号についての詳細は、例えば、図23に示される表図にあらわされる如くであり、また、量子化ビット数を10 ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする各種の720P信号及び720P信号とKey信号との組合せについての詳細は、例えば、図24に示される表図にあらわされる如くである。
【0022】
このような、D−Cinema信号,720P信号等を含むディジタル映像信号もしくは斯かるディジタル映像信号及びKey信号は、例えば、撮像動作を行って映像信号を形成するビデオカメラから得られて、それを記録するとともに必要に応じて再生するビデオテープレコーダ(VTR)を備えた信号記録再生部に供給されるものとされる。
【0023】
ビデオカメラによる撮像及び信号記録再生部によるビデオカメラからの映像信号の記録再生が行われるにあたり、例えば、テレビジョン放送局等により放送番組情報の収録がなされる場合には、一般に、複数のビデオカメラが使用され、複数のビデオカメラによりカメラ部が構成される。そして、カメラ部を構成する複数のビデオカメラの夫々から得られる映像信号もしくは映像信号及びKey信号が、信号記録再生部へと送られる。
【0024】
カメラ部における複数のビデオカメラによる撮像が行われる際には、夫々のビデオカメラを操作する者(カメラマン)にとって、他のビデオカメラによる撮像状況を知ることが必要とされ、それゆえ、各ビデオカメラに備えられた画像モニター上において、他のビデオカメラから得られる映像信号に基づく再生画像が得られるようにされる。そのため、各ビデオカメラから得られて信号記録再生部へと送られた映像信号が、信号記録再生部において所定の処置が施されて、信号記録再生部から複数のビデオカメラにより構成されるカメラ部に供給される。
【0025】
複数のビデオカメラにより構成されるカメラ部に供給される映像信号は、カメラ部における各ビデオカメラに備えられた画像モニター上における画像再生に用いられるものであるので、それに基づく再生画像が格別に高品質であることは要求されない。そこで、斯かる映像信号は、例えば、他のビデオカメラから得られる映像信号に圧縮処理等が施されて得られる、伝送容量が制限されて伝送が容易なものとされる。以下、こうした、例えば、圧縮処理等が施されて得られる映像信号をリターン映像信号と呼ぶ。
【0026】
このように、カメラ部と信号記録再生部との間では、カメラ部における複数のビデオカメラの夫々から得られる映像信号もしくは映像信号及びKey信号が、例えば、VTRを備えた信号記録再生部へと伝送されるとともに、所定の処置が施されたリターン映像信号が信号記録再生部からカメラ部へと伝送され、カメラ部と信号記録再生部との間において、映像信号もしくは映像信号及びKey信号とリターン映像信号との双方向伝送が行われることになる。リターン映像信号は、例えば、複数とされる。
【0027】
カメラ部を構成する複数のビデオカメラの夫々から得られる映像信号が、例えば、D−Cinema信号あるいは720P信号とされる場合には、リターン映像信号もディジタル信号、即ち、ディジタルリターン映像信号とされる。D−Cinema信号あるいは720P信号とディジタルリターン映像信号との夫々は、伝送されるに際しては、シリアルディジタルデータとされる。
【0028】
そして、カメラ部を構成する複数のビデオカメラの夫々から得られるD−Cinema信号あるいは720P信号、もしくは、D−Cinema信号あるいは720P信号及びKey信号とディジタルリターン映像信号とを、カメラ部と信号記録再生部との間において双方向伝送するにあたり、D−Cinema信号あるいは720P信号、もしくは、D−Cinema信号あるいは720P信号及びKey信号を形成するディジタルデータとディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータとの夫々を光信号に変換し、伝送信号容量が大で優れた伝送効率が得られる光信号伝送ケーブルを通じて伝送することが考えられる。その際には、カメラ部と信号記録再生部とを連結する光信号伝送ケーブルを形成するものとして、所謂、光ファイバーが用いられることになる。
【0029】
このような光信号伝送ケーブルを形成する光ファイバーは、例えば、石英系シングルモードファイバー(石英系SMF)とされる。この石英系SMFは、例えば、コア径を10μmとし、クラッド径を125μmとして、伝播モードを1個とするものとされ、伝送周波数帯域が広く、伝播損失が低く抑えられるという特徴を有している。従って、光信号による高速・長距離通信の用途に向いており、ビデオカメラから得られるディジタル映像信号に基づく光信号の伝送に適している。
【0030】
石英系SMFは、例えば、図25に示される減衰特性に従った光信号の減衰を生じ、また、図26に示される分散特性に従った光信号の分散を生じる。光信号の分散とは、光信号の周波数スペクトルの広がりと光ファイバーの材料及び構造に起因して生じる光信号の伝播時間の広がりあるいは波形歪みである。図25に示される減衰特性にあっては、波長を略1.3μmとする光及び波長を略1.55μmとする光に対して減衰の極小値を示している。また、図26に示される分散特性にあっては、波長を略1.3μmとする光の分散が最小となる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如くにして、カメラ部を構成する複数のビデオカメラの夫々から得られるD−Cinema信号,720P信号等を含むディジタル映像信号もしくは斯かるディジタル映像信号及びKey信号を形成するディジタルデータ、及び、ディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータの夫々を光信号に変換し、光信号伝送ケーブルを用いて、カメラ部と信号記録再生部との間において双方向伝送するにあたっては、カメラ部と信号記録再生部との間において、複数の光信号が双方向伝送に供されることになる。従って、従前のデータ伝送手法によるのでは、D−Cinema信号,720P信号等とされるディジタル映像信号もしくは斯かるディジタル映像信号及びKey信号を形成するディジタルデータのシリアル伝送については、ディジタル映像信号もしくはディジタル映像信号及びKey信号を形成するディジタルデータを複数の信号チャンネルに分割して伝送せざるを得ないこともあって、カメラ部と信号記録再生部との間に、多数の光信号伝送ケーブルが並列的に配されることが必要とされ、それにより、大なるケーブル設置用スペースが要されるとともに、コストが嵩むことになってしまう。
【0032】
そこで、カメラ部を構成する複数のビデオカメラの夫々から得られるD−Cinema信号,720P信号等を含むディジタル映像信号もしくは斯かるディジタル映像信号及びKey信号を形成するディジタルデータ、及び、ディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータの夫々が変換されて得られる複数の光信号の、カメラ部と信号記録再生部との間における光信号伝送ケーブルを用いての双方向伝送を、光信号伝送ケーブルの数を1本とすることができるように、効率良く行えるデータ伝送システムが望まれるところとなるが、従来にあっては、このようなデータ伝送システムは見当たらない。
【0033】
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に記載された発明は、複数のシリアルディジタルデータに基づく複数の光信号を、例えば、共通の光信号伝送ケーブルについて双方向に伝送することができ、それゆえ、例えば、カメラ部を構成する複数のビデオカメラの夫々から得られる、量子化ビット数を10ビット以上とするD−Cinema信号,720P信号等を含むディジタル映像信号もしくは斯かるディジタル映像信号及びKey信号を形成するディジタルデータ、及び、ディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータ、の夫々が変換されて得られる複数の光信号の、カメラ部と信号記録再生部との間における光信号伝送ケーブルを用いての双方向伝送に適用される際には、その双方向伝送を、1本の光信号伝送ケーブルを用いて効率良く行えることになるデータ伝送方法、及び、斯かる方法の実施に供されるデータ伝送装置を提供する。
【0034】
【課題を解決するための手段】
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法は、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに対する、輝度信号データ系列及び色差信号データ系列の夫々における各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、第1のグループを構成するデータに基づく第1の中間ワード列データと、第2のグループを構成するデータに基づく第2の中間ワード列データとを形成し、第1の中間ワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第1のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データとを形成するとともに、第2の中間ワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第3のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データとを形成するデータ処理;または、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに対する、緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との夫々における各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、第1のグループを構成するデータに基づく第1の中間ワード列データと、第2のグループを構成するデータに基づく第2の中間ワード列データとを得、第1の中間ワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、緑色原色信号データ系列を構成する10ビットワードと青色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの一部及び赤色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、補助データ系列を構成する10ビットワードと青色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの他の一部及び赤色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、第1及び第2のワードグループに夫々基づく第1及び第2のワード列データを形成するとともに、第2の中間ワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、緑色原色信号データ系列を構成する10ビットワードと青色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの一部及び赤色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの一部とを含む第3のワードグループと、補助データ系列を構成する10ビットワードと青色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの他の一部及び赤色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第4のワードグループとに振り分け、第3及び第4のワードグループに夫々基づく第3及び第4のワード列データを形成するデータ処理;または、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された 36ビット構成とされるパラレルデータに対する、緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との夫々における各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、第1のグループを構成するデータに基づく第1の中間ワード列データと、第2のグループを構成するデータに基づく第2の中間ワード列データとを形成し、第1の中間ワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第1のワード列データと、青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部と緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データと、を形成するとともに、第2の中間ワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第3のワード列データと、青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部と緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データとを形成するデータ処理を行い、第1から第4までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得て、第1から第4までのシリアルデータを所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換し、第1から第4までの光信号を合波して多重光信号を得、その多重光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラ(双方向性WDMカップラ)における第1の入出力端に供給し、それにより第3の入出力端に導出される多重光信号を、光信号伝送ケーブルに送出してその一端側から他端側へと伝送するとともに、第5のシリアルデータを第1から第4までの中心波長とは異なる中心周波数を有した第5の光信号に変換して、その第5の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性WDMカップラにおける第4の入出力端に供給し、それにより第6の入出力端に導出される第5の光信号を、前述の光信号伝送ケーブルに送出して他端側から一端側へと伝送し、光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された多重光信号を、第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出し、それに分波処理及び光電処理を施して第1から第4までのシリアルデータを再生するとともに、光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された第5の光信号を、第1の双方向性WDMカップラの上記第2の入出力端に導出して、それに光電処理を施して第5のシリアルデータを再生するものとされる。
【0035】
本願の特許請求の範囲における請求項から請求項12までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法は、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列及び色差信号データ系列と輝度信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された36ビット,42ビットもしくは48ビット構成とされるパラレルデータに対する、輝度信号データ系列,色差信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割し、輝度信号データ系列から分割された複数の上位10ビット及び色差信号データ系列から分割された複数の上位10ビットに基づく第1のワード列データと、輝度信号データ系列から分割された複数の下位2ビット,4ビットもしくは6ビット及び色差信号データ系列から分割された複数の下位2ビット,4ビットもしくは6ビットに基づく第2のワード列データと、付加情報データ系列から分割された複数の上位10ビット及び複数の下位2ビット,4ビットもしくは6ビットに基づく第3のワード列データとを形成するデータ処理;または、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列と緑色原色信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された48ビット構成とされるパラレルデータに対する、緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列,赤色原色信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部とに基づく第1のワード列データと、青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部と緑色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビット,青色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビット及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットとに基づく第2のワード列データと、付加情報データ系列から分割された複数の上位10ビット及び複数の下位2ビットに基づく第3のワード列データとを形成するデータ処理を行い、第1から第3までのワード列データに夫々基づく第1から第3までのシリアルデータを得て、第1から第3までのシリアルデータを所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第3までの中心波長を夫々有した第1から第3までの光信号に変換し、それらを一端部側に第1から第4までの入出力端が設けられるとともに他端部側に第5の入出力端が設けられて成る第1の双方向性WDMカップラにおける第1,第2及び第3の入出力端に夫々供給して、第5の入出力端に多重光信号を導出し、その多重光信号を、一端部側に第6及び第7の入出力端が設けられるとともに他端部側に第8の入出力端が設けられて成る第2の双方向性WDMカップラにおける第6の入出力端に供給し、それにより第8の入出力端に導出される多重光信号を、光信号伝送ケーブルに送出してその一端側から他端側へと伝送し、第4のシリアルデータを第3の中心波長に所定の間隔をおいて近接する第4の中心波長を有した第4の光信号に変換して、その第4の光信号を、一端部側に第9から第12までの入出力端が設けられるとともに他端部側に第13の入出力端が設けられて成る第3の双方向性WDMカップラにおける第12の入出力端に供給し、それにより第13の入出力端に導出される第4の光信号を、一端部側に第14及び第15の入出力端が設けられるとともに他端部側に第16の入出力端が設けられて成る第4の双方向性WDMカップラにおける第14の入出力端に供給し、それにより第16の入出力端に導出される第4の光信号を、前述の光信号伝送ケーブルに送出してその他端側から一端側へと伝送するとともに、第5のシリアルデータを第1から第4の中心波長とは異なる中心波長を有する第5の光信号に変換して、その第5の光信号を、第4の双方向性WDMカップラにおける第15の入出力端に供給し、それにより第16の入出力端に導出される第5の光信号を、前述の光信号伝送ケーブルに送出してその他端側から一端側へと伝送し、光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された多重光信号を、第4の双方向性WDMカップラの第14の入出力端に導出して、さらに、それを第3の双方向性波長多重カップラの第9から第11までの入出力端に第1から第3までの光信号として導出し、それらの夫々に光電処理を施して、第1から第3までのシリアルデータを再生し、前述の光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された第4の光信号を、第2の双方向性WDMカップラの第6の入出力端に導出して、さらに、それを第1の双方向性WDMカップラの第4の入出力端に導出し、それに光電処理を施して第4のシリアルデータを再生するとともに、前出の光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された第5の光信号を、第2の双方向性WDMカップラの第7の入出力端に導出し、それに光電処理を施して第5のシリアルデータを再生するものとされる。
【0036】
また、本願の特許請求の範囲における請求項13から請求項15までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置は、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに、輝度信号データ系列及び色差信号データ系列の夫々における各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、第1のグループを構成するデータに基づく第1の中間ワード列データと、第2のグループを構成するデータに基づく第2の中間ワード列データとを形成し、第1の中間ワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第1のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データとを形成するとともに、第2の中間ワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第3のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データとを形成する、データ処理を施すデータ処理部;または、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との夫々における各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、第1のグループを構成するデータに基づく第1の中間ワード列データと、第2のグループを構成するデータに基づく第2の中間ワード列データとを得、第1の中間ワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、緑色原色信号データ系列を構成する10ビットワードと青色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの一部及び赤色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、補助データ系列を構成する10ビットワードと青色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの他の一部及び赤色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、第1及び第2のワードグループに夫々基づく第1及び第2のワード列データを形成するとともに、第2の中間ワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、緑色原色信号データ系列を構成する10ビットワードと青色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの一部及び赤色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの一部とを含む第3のワードグループと、補助データ系列を構成する10ビットワードと青色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの他の一部及び赤色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第4のワードグループとに振り分け、第3及び第4のワードグループに夫々基づく第3及び第4のワード列データを形成する、データ処理を施すデータ処理部;または、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された36ビット構成とされるパラレルデータに、緑 色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との夫々における各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、第1のグループを構成するデータに基づく第1の中間ワード列データと、第2のグループを構成するデータに基づく第2の中間ワード列データとを形成し、第1の中間ワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第1のワード列データと、青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部と緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データと、を形成するとともに、第2の中間ワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第3のワード列データと、青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部と緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データとを形成する、データ処理を施すデータ処理部と、第1から第4までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得るパラレル/シリアル(P/S)変換部と、第1から第4までのシリアルデータを所定の波長間隔をおいて相互近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換する第1から第4までの電光(E/O)変換部と、第1から第4までの光信号を合波して多重光信号を得る多重光信号形成部と、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、多重光信号が第1の入出力端に供給されて第3の入出力端に導出される第1の双方向性WDMカップラと、第5のシリアルデータを第1から第4までの中心波長とは異なる中心波長を有した第5の光信号に変換する第5の光電変換部と、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、第5の光信号が第4の入出力端に供給されて第6の入出力端に導出される第2の双方向性WDMカップラと、第1の双方向性WDMカップラの第3の入出力端に導出される多重光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、第2の双方向性WDMカップラの第6の入出力端に導出される第5の光信号を他端側から一端側へと伝送する光信号伝送ケーブルと、光信号伝送ケーブルの他端側に得られ、第2の双方向性WDMカップラを第6の入出力端から第5の入出力端へと通じて導出される多重光信号を、第1から第4までの光信号に分波する分波部と、分波部から得られる第1から第4までの光信号を第1から第4までのシリアルデータに変換する第1から第4までの光電(O/E)変換部と、前述の光信号伝送ケーブルの一端側に設けられ、第1の双方向性WDMカップラを第3の入出力端から第2の入出力端へと通じて導出される第5の光信号を第5のシリアルデータに変換する第5のO/E変換部と、を備えて構成される。
【0037】
さらに、本願の特許請求の範囲における請求項16または請求項17に記載された発明に係るデータ伝送装置は、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列及び色差信号データ系列と輝度信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された36ビット,42ビットもしくは48ビット構成とされるパラレルデータに、輝度信号データ系列,色差信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割し、輝度信号データ系列から分割された複数の上位10ビット及び色差信号データ系列から分割された複数の上位10ビットに基づく第1のワード列データと、輝度信号データ系列から分割された複数の下位2ビット,4ビットもしくは6ビット及び色差信号データ系列から分割された複数の下位2ビット,4ビットもしくは6ビットに基づく第2のワード列データと、付加情報データ系列から分割された複数の上位10ビット及び複数の下位2ビット,4ビットもしくは6ビットに基づく第3のワード列データとを形成する、データ処理を施すデータ処理部;または、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列と緑色原色信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された48ビット構成とされるパラレルデータに、緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列,赤色原色信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部とに基づく第1のワード列データと、青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部と緑色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビット,青色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビット及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットとに基づく第2のワード列データと、付加情報データ系列から分割された複数の上位10ビット及び複数の下位2ビットに基づく第3のワード列データとを形成する、データ処理を施すデータ処理部と、第1から第3までのワード列データに夫々基づく第1から第3までのシリアルデータを得るP/S変換部と、第1から第3までのシリアルデータを所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第3までの中心波長を夫々有した第1から第3までの光信号に変換する第1から第3までのE/O変換部と、一端部側に第1から第4までの入出力端が設けられるとともに他端部側に第5の入出力端が設けられて成り、第1から第3までの光信号が第1から第3までの入出力端に供給されて第5の入出力端に多重光信号が導出される第1の双方向性WDMカップラと、一端部側に第6及び第7の入出力端が設けられるとともに他端部側に第8の入出力端が設けられて成り、第1の双方向性WDMカップラの第5の入出力端に導出される多重光信号が第6の入出力端に供給されて第8の入出力端に導出される第2の双方向性WDMカップラと、第4のシリアルデータを第3の中心波長に所定の波長間隔をおいて近接する第4の中心波長を有した第4の光信号に変換する第4のE/O変換部と、第5のシリアルデータを第1から第4までの中心波長とは異なる中心波長を有した第5の光信号に変換する第5のE/O変換部と、一端部側に第9から第12までのの入出力端が設けられるとともに他端部側に第13の入出力端が設けられて成り、第4の光信号が第12の入出力端に供給されて第13の入出力端に導出される第3の双方向性WDMカップラと、一端部側に第14及び第15の入出力端が設けられるとともに他端部側に第16の入出力端が設けられて成り、第3の双方向性WDMカップラの第13の入出力端に導出される第4の光信号が第14の入出力端に供給されて第16の入出力端に導出されるとともに、第5の光信号が第15の入出力端に供給されて第16の入出力端に導出される第4の双方向性WDMカップラと、第2の双方向性WDMカップラの第8の入出力端に導出される多重光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、第4の双方向性WDMカップラの第16の入出力端に導出される第4及び第5の光信号を他端側から一端部へと伝送する光信号伝送ケーブルと、光信号伝送ケーブルの他端側に得られ、第4の双方向性WDMカップラを第16の入出力端から第14の入出力端へと通じて導出される多重光信号が、第3の双方向性WDMカップラに第13の入出力端から供給されて、第3の双方向性WDMカップラの第9から第11までの入出力端に導出される第1から第3までの光信号を、第1から第3までのシリアルデータに変換する第1から第3までのO/E変換部と、前述の光信号伝送ケーブルの一端側に得られ、第2の双方向性WDMカップラを第8の入出力端から第6の入出力端へと通じ、さらに、第1の双方向性WDMカップラを第5の入出力端から第4の入出力端へと通じて導出される第4の光信号を第4のシリアルデータに変換する第4のO/E変換部と、前述の光信号伝送ケーブルの一端側に得られ、第2の双方向性WDMカップラを第8の入出力端から第7の入出力端へと通じて導出される第5の光信号を第5のシリアルデータに変換する第5のO/E変換部と、を備えて構成される。
【0038】
上述の如くの本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、あるいは、請求項13から請求項15までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置にあっては、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号を成すディジタルデータに基づく第1から第4までのシリアルデータと、それらとは別の第5のシリアルデータとが、光信号に変換され、1 本の光信号伝送ケーブルが用いられて双方向伝送される。ディジタル映像信号は、例えば、量子化ビット数を10ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする4:2:2形式もしくは4:4:4形式のものとされる。
【0039】
そして、1本の光信号伝送ケーブルを通じた各光信号の伝送先において、第1から第4までのシリアルデータと第5のシリアルデータとが夫々再生される。
【0040】
斯かる際には、第1から第4までのシリアルデータと第5のシリアルデータとの双方向伝送は、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して、行うことができることになる。
【0041】
さらに、本願の特許請求の範囲における請求項から請求項12までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、あるいは、請求項16または請求項17に記載された発明に係るデータ伝送装置にあっては、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号を成すディジタルデータに基づく第1から第3までのシリアルデータと、それらとは別の第4及び第5のシリアルデータとが、光信号に変換され、1 本の光信号伝送ケーブルが用いられて双方向伝送される。ディジタル映像信号は、例えば、量子化ビット数を12ビット,14ビットもしくは16ビットとする4:2:2形式もしくは4:4:4形式のものとされる。
【0042】
そして、1本の光信号伝送ケーブルを通じた各光信号の伝送先において、第1から第3までのシリアルデータと第4及び第5のシリアルデータとが夫々再生される。
【0043】
斯かる際にも、第1から第3までのシリアルデータと第4及び第5のシリアルデータとの双方向伝送は、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して、行うことができることになる。
【0044】
このような本願の特許請求の範囲に記載された発明に係るデータ伝送方法あるいはデータ伝送装置が、例えば、カメラ部を構成する複数のビデオカメラの夫々から得られる、量子化ビット数を10ビット以上とするD−Cinema信号,720P信号等を含むディジタル映像信号もしくは斯かるディジタル映像信号及びKey信号を形成するディジタルデータ、及び、ディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータの夫々が変換されて得られる複数の光信号の、カメラ部と信号記録再生部との間における光信号伝送ケーブルを用いての双方向伝送に適用される際には、斯かる複数の光信号のカメラ部と信号記録再生部との間における光信号伝送ケーブルを用いての双方向伝送を、現存する回路構成要素を利用し、1 本の光信号伝送ケーブルを用いて、効率良く行うことができることになり、コストの低減等が効果的に図られる。
【0045】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項13から請求項15までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置の例を示す。
【0046】
図1及び図2に示される例においては、カメラ部10と信号記録再生部11との間における、D−Cinema信号を成すディジタルデータとディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータとの双方向伝送を行うものとされている。カメラ部10からは、データDVXXが送出されて、それがデータ処理部12に供給される。
【0047】
データDVXXは、例えば、図23に示される表図において、データDC12,DC14,DC16,DD10及びDD12のいずれかとして示されるD−Cinema信号を成すパラレルデータとされる。斯かるもとにおけるD−Cinema信号は、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、サンプリング周波数が148.5MHz,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプル,各フレームにおける有効ライン数が1080ラインに設定され、量子化ビット数を10ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする、4:2:2形式もしくは4:4:4形式のディジタル映像信号である。
【0048】
データDVXXが、図23に示される、量子化ビット数を12ビット,14ビットもしくは16ビットとする4:2:2形式のD−Cinema信号を成すデータDC12,DC14及びDC16のいずれか、例えば、データDC12である場合には、データDC12は、図3のAに示される如くに、ワード伝送レートを148.5MBpsとする12ビットワード列データとされたYデータ系列とワード伝送レートを148.5MBpsとする12ビットワード列データとされたPB /PR データ系列とが、フレーム同期及びライン同期がとられたもとでパラレル多重されて得られる、ワード伝送レートを148.5MBpsとする24ビットワード列データとして、データ処理部12に供給される。
【0049】
データ処理部12にあっては、図3のAに示される如くにして供給されるデータDC12に対して、Yデータ系列を構成する12ビットワードYD0,YD1,YD2,YD3,・・・・・、及び、PB /PR データ系列を構成する12ビットワードPbD0,PrD0,PbD1,PrD1,PbD2,PrD2,・・・・・の夫々を、各ライン部毎にグループ1とグループ2とに振り分ける処理を施す。そして、グループ1を構成するYデータ系列及びPB /PR データ系列の夫々の1ライン部置きのデータに基づいて、ワード伝送レートを148.5MBps/2=74.25MBpsとする24ビットワード列データDC12Aを、リンクAとして、図3のBに示される如くに形成するとともに、グループ2を構成するYデータ系列及びPB /PR データ系列の夫々の他の1ライン部置きのデータに基づいて、ワード伝送レートを148.5MBps/2=74.25MBpsとする24ビットワード列データDC12Bを、リンクBとして、図3のBに示される如くに形成する。
【0050】
次に、図3のBに示される如くの、ワード伝送レートを74.25MBpsとする24ビットワード列データDC12Aに対して、Yデータ系列を構成する12ビットワードYD0,YD1,YD2,YD3,・・・・・、及び、PB /PR データ系列を構成する12ビットワードPbD0,PrD0,PbD1,PrD1,PbD2,PrD2,・・・・・の夫々を、上位10ビットY0;2〜Y0;11,Y1;2〜Y1;11,Y2;2〜Y2;11,Y3;2〜Y3;11,・・・・・、及び、Pb0;2〜Pb0;11,Pr0;2〜Pr0;11,Pb1;2〜Pb1;11,Pr1;2〜Pr1;11,Pb2;2〜Pb2;11,Pr2;2〜Pr2;11,・・・・・と、下位2ビットY0;0〜Y0;1,Y1;0〜Y1;1,Y2;0〜Y2;1,Y3;0〜Y3;1,・・・・・、及び、Pb0;0〜Pb0;1,Pr0;0〜Pr0;1,Pb1;0〜Pb1;1,Pr1;0〜Pr1;1,Pb2;0〜Pb2;1,Pr2;0〜Pr2;1,・・・・・とに分割する処理を施す。
【0051】
続いて、分割された上位10ビットの列:Y0;2〜Y0;11,Y1;2〜Y1;11,Y2;2〜Y2;11,Y3;2〜Y3;11,・・・・・と、分割された上位10ビットの列:Pb0;2〜Pb0;11,Pr0;2〜Pr0;11,Pb1;2〜Pb1;11,Pr1;2〜Pr1;11,Pb2;2〜Pb2;11,Pr2;2〜Pr2;11,・・・・・とがパラレル多重されて成る、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12A1を、分割された上位10ビットに基づくリンクA−1として、図4のAに示される如くに形成する。
【0052】
それとともに、分割された下位2ビットY0;0〜Y0;1,Y1;0〜Y1;1,Y2;0〜Y2;1,Y3;0〜Y3;1,・・・・・に、8ビットの補助ビットα0,α1,α2,α3,・・・・・を夫々加えて、10ビットY0;0〜Y0;1+α0,Y1;0〜Y1;1+α1,Y2;0〜Y2;1+α2,Y3;0〜Y3;1+α3,・・・・・とし、また、分割された下位2ビットPb0;0〜Pb0;1,Pr0;0〜Pr0;1,Pb1;0〜Pb1;1,Pr1;0〜Pr1;1,Pb2;0〜Pb2;1,Pr2;0〜Pr2;1,・・・・・に、8ビットの補助ビットβ0,β1,β2,β3,β4,β5,・・・・・を夫々加えて、10ビットPb0;0〜Pb0;1+β0,Pr0;0〜Pr0;1+β1,Pb1;0〜Pb1;1+β2,Pr1;0〜Pr1;1+β3,Pb2;0〜Pb2;1+β4,Pr2;0〜Pr2;1+β5,・・・・・とする。そして、10ビットの列:Y0;0〜Y0;1+α0,Y1;0〜Y1;1+α1,Y2;0〜Y2;1+α2,Y3;0〜Y3;1+α3,・・・・・と、10ビットの列:Pb0;0〜Pb0;1+β0,Pr0;0〜Pr0;1+β1,Pb1;0〜Pb1;1+β2,Pr1;0〜Pr1;1+β3,Pb2;0〜Pb2;1+β4,Pr2;0〜Pr2;1+β5,・・・・・とがパラレル多重されて成る、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12A2を、分割された下位2ビットに基づくリンクA−2として、図4のBに示される如くに形成する。即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする24ビットワード列データであるDC12Aを、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12A1と、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12A2との、2系統のワード列データに変換するのである。
【0053】
また、図3のBに示される如くの、ワード伝送レートを74.25MBpsとする24ビットワード列データDC12Bに対しても、Yデータ系列を構成する12ビットワードYD0,YD1,YD2,YD3,・・・・・、及び、PB /PR データ系列を構成する12ビットワードPbD0,PrD0,PbD1,PrD1,PbD2,PrD2,・・・・・の夫々を、上位10ビットY0;2〜Y0;11,Y1;2〜Y1;11,Y2;2〜Y2;11,Y3;2〜Y3;11,・・・・・、及び、Pb0;2〜Pb0;11,Pr0;2〜Pr0;11,Pb1;2〜Pb1;11,Pr1;2〜Pr1;11,Pb2;2〜Pb2;11,Pr2;2〜Pr2;11,・・・・・と、下位2ビットY0;0〜Y0;1,Y1;0〜Y1;1,Y2;0〜Y2;1,Y3;0〜Y3;1,・・・・・、及び、Pb0;0〜Pb0;1,Pr0;0〜Pr0;1,Pb1;0〜Pb1;1,Pr1;0〜Pr1;1,Pb2;0〜Pb2;1,Pr2;0〜Pr2;1,・・・・・とに分割する処理を施す。
【0054】
続いて、分割された上位10ビットの列:Y0;2〜Y0;11,Y1;2〜Y1;11,Y2;2〜Y2;11,Y3;2〜Y3;11,・・・・・と、分割された上位10ビットの列:Pb0;2〜Pb0;11,Pr0;2〜Pr0;11,Pb1;2〜Pb1;11,Pr1;2〜Pr1;11,Pb2;2〜Pb2;11,Pr2;2〜Pr2;11,・・・・・とがパラレル多重されて成る、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12B1を、分割された上位10ビットに基づくリンクB−1として、図4のAに示される如くに形成する。
【0055】
それとともに、分割された下位2ビットY0;0〜Y0;1,Y1;0〜Y1;1,Y2;0〜Y2;1,Y3;0〜Y3;1,・・・・・に、8ビットの補助ビットα0,α1,α2,α3,・・・・・を夫々加えて、10ビットY0;0〜Y0;1+α0,Y1;0〜Y1;1+α1,Y2;0〜Y2;1+α2,Y3;0〜Y3;1+α3,・・・・・とし、また、分割された下位2ビットPb0;0〜Pb0;1,Pr0;0〜Pr0;1,Pb1;0〜Pb1;1,Pr1;0〜Pr1;1,Pb2;0〜Pb2;1,Pr2;0〜Pr2;1,・・・・・に、8ビットの補助ビットβ0,β1,β2,β3,β4,β5,・・・・・を夫々加えて、10ビットPb0;0〜Pb0;1+β0,Pr0;0〜Pr0;1+β1,Pb1;0〜Pb1;1+β2,Pr1;0〜Pr1;1+β3,Pb2;0〜Pb2;1+β4,Pr2;0〜Pr2;1+β5,・・・・・とする。そして、10ビットの列:Y0;0〜Y0;1+α0,Y1;0〜Y1;1+α1,Y2;0〜Y2;1+α2,Y3;0〜Y3;1+α3,・・・・・と、10ビットの列:Pb0;0〜Pb0;1+β0,Pr0;0〜Pr0;1+β1,Pb1;0〜Pb1;1+β2,Pr1;0〜Pr1;1+β3,Pb2;0〜Pb2;1+β4,Pr2;0〜Pr2;1+β5,・・・・・とがパラレル多重されて成る、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12B2を、分割された下位2ビットに基づくリンクB−2として、図4のBに示される如くに形成する。即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする24ビットワード列データであるDC12Bを、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12B1と、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12B2との、2系統のワード列データに変換するのである。
【0056】
その結果、データ処理部12に供給されるディジタルデータDVXXが、ワード伝送レートを148.5MBpsとする24ビットワード列データとされるデータDC12である場合には、データ処理部12において、24ビットワード列データDC12が、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12A1,DC12A2,DC12B1及びDC12B2の4系統のワード列データに変換されることになる。
【0057】
データDVXXが、図23に示されるデータDC14もしくはデータDC16である場合には、データDC14はワード伝送レートを148.5MBpsとする28ビットワード列データとされ、また、データDC16はワード伝送レートを148.5MBpsとする32ビットワード列データとされる。そして、データDVXXがデータDC12である場合と同様にして、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC14A1,DC14A2,DC14B1及びDC14B2の4系統のワード列データ、もしくは、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC16A1,DC16A2,DC16B1及びDC16B2の4系統のワード列データが形成される。
【0058】
但し、斯かる際には、データDVXXがデータDC12である場合に、Yデータ系列を構成する各12ビットワード及びPB /PR データ系列を構成する各12ビットワードの夫々を、上位10ビットと下位2ビットとに分割するのに代えて、データDVXXがDC14である場合には、Yデータ系列を構成する各14ビットワード及びPB /PR データ系列を構成する各14ビットワードの夫々を、上位10ビットと下位4ビットとに分割し、また、データDVXXがデータDC16である場合には、Yデータ系列を構成する各16ビットワード及びPB /PR データ系列を構成する各16ビットワードの夫々を、上位10ビットと下位6ビットとに分割する。それにより、ワード伝送レートを148.5MBpsとする28ビットワード列データであるデータDC14を、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC14A1,DC14A2,DC14B1及びDC14B2の4系統のワード列データに変換し、また、ワード伝送レートを148.5MBpsとする32ビットワード列データであるデータDC16を、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC16A1,DC16A2,DC16B1及びDC16B2の4系統のワード列データに変換するのである。
【0059】
データDVXXが、図23に示される、量子化ビット数を10ビットとする4:4:4形式のD−Cinema信号を成すデータDD10である場合には、データDD10は、図5のAに示される如くに、ワード伝送レートを148.5MBpsとする10ビットワード列データとされたGデータ系列と、ワード伝送レートを148.5MBpsとする10ビットワード列データとされたBデータ系列と、ワード伝送レートを148.5MBpsとする10ビットワード列データとされたRデータ系列とが、フレーム同期及びライン同期がとられたもとでパラレル多重されて得られる、ワード伝送レートを148.5MBpsとする30ビットワード列データとして、データ処理部12に供給される。
【0060】
データ処理部12にあっては、図5のAに示される如くにして供給されるデータDD10に対して、Gデータ系列を構成する10ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・,Bデータ系列を構成する10ビットワードBD0,BD1,BD2,BD3,・・・・・、及び、Rデータ系列を構成する10ビットワードRD0,RD1,RD2,RD3,・・・・・の夫々を、各ライン部毎にグループ1とグループ2とに振り分ける処理を施す。そして、グループ1を構成するGデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列の夫々の1ライン部置きのデータに基づいて、ワード伝送レートを148.5MBps/2=74.25MBpsとする30ビットワード列データDD10Aを、リンクAとして、図5のBに示される如くに形成するとともに、グループ2を構成するGデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列の夫々の他の1ライン部置きのデータに基づいて、ワード伝送レートを148.5MBps/2=74.25MBpsとする30ビットワード列データDD10Bを、リンクBとして、図5のBに示される如くに形成する。
【0061】
続いて、図5のBに示される如くに得られる30ビットワード列データDD10Aに対して、図6に示される如くに、Gデータ系列を構成する10ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・,Bデータ系列を構成する10ビットワードBD0,BD1,BD2,BD3,・・・・・、及び、Rデータ系列を構成する10ビットワードRD0,RD1,RD2,RD3,・・・・・に、補助データ系列を形成する10ビットワードad0,ad1,ad2,ad3,・・・・・を付加する。そして、図6において太実線により区画されて示される如くに、Gデータ系列を形成する10ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・と、Bデータ系列を構成する10ビットワードのうちの1個置きのものBD0,BD2,BD4,BD6,・・・・・と、Rデータ系列を構成する10ビットワードのうちの1個置きのものRD0,RD2,RD4,RD6,・・・・・とを含む10ビットワードグループ1と、補助データ系列を形成する10ビットワードad0,ad1,ad2,ad3,・・・・・と、Bデータ系列を構成する10ビットワードのうちの他の1個置きのものBD1,BD3,BD5,BD7,・・・・・と、Rデータ系列を構成する10ビットワードのうちの他の1個置きのものRD1,RD3,RD5,RD7,・・・・・とを含む10ビットワードグループ2とに振り分ける。
【0062】
そして、10ビットワードグループ1に基づき、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD10A1を、リンクA−1として図7のAに示される如くに形成する。また、それとともに、10ビットワードグループ2に基づき、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD10A2を、リンクA−2として図7のBに示される如くに形成する。即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする30ビットワード列データであるDD10Aを、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD10A1及びDD10A2の2系統のワード列データに変換するのである。
【0063】
また、図5のBに示される如くに得られる30ビットワード列データDD10Bに対しても、図6に示される如くに、Gデータ系列を構成する10ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・,Bデータ系列を構成する10ビットワードBD0,BD1,BD2,BD3,・・・・・、及び、Rデータ系列を構成する10ビットワードRD0,RD1,RD2,RD3,・・・・・に、補助データ系列を形成する10ビットワードad0,ad1,ad2,ad3,・・・・・を付加する。そして、図6において太実線により区画されて示される如くに、Gデータ系列を形成する10ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・と、Bデータ系列を構成する10ビットワードのうちの1個置きのものBD0,BD2,BD4,BD6,・・・・・と、Rデータ系列を構成する10ビットワードのうちの1個置きのものRD0,RD2,RD4,RD6,・・・・・とを含む10ビットワードグループ1と、補助データ系列を形成する10ビットワードad0,ad1,ad2,ad3,・・・・・と、Bデータ系列を構成する10ビットワードのうちの他の1個置きのものBD1,BD3,BD5,BD7,・・・・・と、Rデータ系列を構成する10ビットワードのうちの他の1個置きのものRD1,RD3,RD5,RD7,・・・・・とを含む10ビットワードグループ2とに振り分ける。
【0064】
そして、10ビットワードグループ1に基づき、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD10B1を、リンクB−1として図7のAに示される如くに形成する。また、それとともに、10ビットワードグループ2に基づき、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD10B2を、リンクB−2として図7のBに示される如くに形成する。即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする30ビットワード列データであるDD10Bを、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD10B1及びDD10B2の2系統のワード列データに変換するのである。
【0065】
その結果、データ処理部12に供給されるデータDVXXが、ワード伝送レートを148.5MBpsとする30ビットワード列データとされるデータDD10である場合には、データ処理部12において、データDD10が、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD10A1,DD10A2,DD10B1及びDD10B2の4系統のワード列データに変換されることになる。
【0066】
データDVXXが、図23に示される、量子化ビット数を12ビットとする4:4:4形式のD−Cinema信号を成すデータDD12である場合には、データDD12は、図8のAに示される如くに、ワード伝送レートを148.5MBpsとする12ビットワード列データとされたGデータ系列と、ワード伝送レートを148.5MBpsとする12ビットワード列データとされたBデータ系列と、ワード伝送レートを148.5MBpsとする12ビットワード列データとされたRデータ系列とが、フレーム同期及びライン同期がとられたもとでパラレル多重されて得られる、ワード伝送レートを148.5MBpsとする36ビットワード列データとして、データ処理部12に供給される。
【0067】
データ処理部12にあっては、図8のAに示される如くにして供給されるデータDD12に対して、Gデータ系列を構成する12ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・,Bデータ系列を構成する12ビットワードBD0,BD1,BD2,BD3,・・・・・、及び、Rデータ系列を構成する12ビットワードRD0,RD1,RD2,RD3,・・・・・の夫々を、各ライン部毎にグループ1とグループ2とに振り分ける処理を施す。そして、グループ1を構成するGデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列の夫々の1ライン部置きのデータに基づいて、ワード伝送レートを148.5MBps/2=74.25MBpsとする36ビットワード列データDD12Aを、リンクAとして、図8のBに示される如くに形成するとともに、グループ2を構成するGデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列の夫々の他の1ライン部置きのデータに基づいて、ワード伝送レートを148.5MBps/2=74.25MBpsとする36ビットワード列データDD12Bを、リンクBとして、図8のBに示される如くに形成する。
【0068】
次に、図8のBに示される如くの、ワード伝送レートを74.25MBpsとする36ビットワード列データDD12Aに対して、Gデータ系列を構成する12ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・,Bデータ系列を構成する12ビットワードBD0,BD1,BD2,BD3,・・・・・、及び、Rデータ系列を構成する12ビットワードRD0,RD1,RD2,RD3,・・・・・の夫々を、上位10ビットG0;2〜G0;11,G1;2〜G1;11,G2;2〜G2;11,G3;2〜G3;11,・・・・・,B0;2〜B0;11,B1;2〜B1;11,B2;2〜B2;11,B3;2〜B3;11,・・・・・、及び、R0;2〜R0;11,R1;2〜R1;11,R2;2〜R2;11,R3;2〜R3;11,・・・・・と、下位2ビットG0;0〜G0;1,G1;0〜G1;1,G2;0〜G2;1,G3;0〜G3;1,・・・・・,B0;0〜B0;1,B1;0〜B1;1,B2;0〜B2;1,B3;0〜B3;1,・・・・・、及び、R0;0〜R0;1,R1;0〜R1;1,R2;0〜R2;1,R3;0〜R3;1,・・・・・とに分割する処理を施す。
【0069】
続いて、分割された下位2ビットG0;0〜G0;1,B0;0〜B0;1及びR0;0〜R0;1をビット多重して6ビットGBR0(0〜1)を,分割された下位2ビットG1;0〜G1;1,B1;0〜B1;1及びR1;0〜R1;1をビット多重して6ビットGBR1(0〜1)を,下位2ビットG2;0〜G2;1,B2;0〜B2;1及びR2;0〜R2;1をビット多重して6ビットGBR2(0〜1)を,下位2ビットG3;0〜G3;1,B3;0〜B3;1及びR3;0〜R3;1をビット多重して6ビットGBR3(0〜1)を,・・・・・形成する。さらに、6ビットGBR0(0〜1),GBR1(0〜1),GBR2(0〜1),GBR3(0〜1),・・・・・に、4ビットの補助ビットγ0,γ1,γ2,γ3,・・・・・を夫々加えて、10ビットGBR0(0〜1)+γ0,GBR1(0〜1)+γ1,GBR2(0〜1)+γ2,GBR3(0〜1)+γ3,・・・・・とする。
【0070】
さらに、分割された上位10ビットG0;2〜G0;11,G1;2〜G1;11,G2;2〜G2;11,G3;2〜G3;11,・・・・・,B0;2〜B0;11,B1;2〜B1;11,B2;2〜B2;11,B3;2〜B3;11,・・・・・、及び、R0;2〜R0;11,R1;2〜R1;11,R2;2〜R2;11,R3;2〜R3;11,・・・・・をグループ1とグループ2とに振り分けるとともに、グループ2に10ビットGBR0(0〜1)+γ0,GBR1(0〜1)+γ1,GBR2(0〜1)+γ2,GBR3(0〜1)+γ3,・・・・・を加えて、図9において太実線により区切られている如くにして区分された10ビットワードグループ1及び10ビットワードグループ2を得る。
【0071】
そして、図9に示される10ビットワードグループ1に基づく、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD12A1を、リンクA−1として、図10のAに示される如くに形成するとともに、図9に示される10ビットワードグループ2に基づく、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD12A2を、リンクA−2として、図10のBに示される如くに形成する。即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする36ビットワード列データであるDD12Aを、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD12A1と、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD12A2との、2系統のワード列データに変換するのである。
【0072】
また、図8のBに示される如くの、ワード伝送レートを74.25MBpsとする36ビットワード列データDD12Bに対しても、Gデータ系列を構成する12ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・,Bデータ系列を構成する12ビットワードBD0,BD1,BD2,BD3,・・・・・、及び、Rデータ系列を構成する12ビットワードRD0,RD1,RD2,RD3,・・・・・の夫々を、上位10ビットG0;2〜G0;11,G1;2〜G1;11,G2;2〜G2;11,G3;2〜G3;11,・・・・・,B0;2〜B0;11,B1;2〜B1;11,B2;2〜B2;11,B3;2〜B3;11,・・・・・、及び、R0;2〜R0;11,R1;2〜R1;11,R2;2〜R2;11,R3;2〜R3;11,・・・・・と、下位2ビットG0;0〜G0;1,G1;0〜G1;1,G2;0〜G2;1,G3;0〜G3;1,・・・・・,B0;0〜B0;1,B1;0〜B1;1,B2;0〜B2;1,B3;0〜B3;1,・・・・・、及び、R0;0〜R0;1,R1;0〜R1;1,R2;0〜R2;1,R3;0〜R3;1,・・・・・とに分割する処理を施す。
【0073】
続いて、分割された下位2ビットG0;0〜G0;1,B0;0〜B0;1及びR0;0〜R0;1をビット多重して6ビットGBR0(0〜1)を,分割された下位2ビットG1;0〜G1;1,B1;0〜B1;1及びR1;0〜R1;1をビット多重して6ビットGBR1(0〜1)を,下位2ビットG2;0〜G2;1,B2;0〜B2;1及びR2;0〜R2;1をビット多重して6ビットGBR2(0〜1)を,下位2ビットG3;0〜G3;1,B3;0〜B3;1及びR3;0〜R3;1をビット多重して6ビットGBR3(0〜1)を,・・・・・形成する。さらに、6ビットGBR0(0〜1),GBR1(0〜1),GBR2(0〜1),GBR3(0〜1),・・・・・に、4ビットの補助ビットγ0,γ1,γ2,γ3,・・・・・を夫々加えて、10ビットGBR0(0〜1)+γ0,GBR1(0〜1)+γ1,GBR2(0〜1)+γ2,GBR3(0〜1)+γ3,・・・・・とする。
【0074】
さらに、分割された上位10ビットG0;2〜G0;11,G1;2〜G1;11,G2;2〜G2;11,G3;2〜G3;11,・・・・・,B0;2〜B0;11,B1;2〜B1;11,B2;2〜B2;11,B3;2〜B3;11,・・・・・、及び、R0;2〜R0;11,R1;2〜R1;11,R2;2〜R2;11,R3;2〜R3;11,・・・・・をグループ1とグループ2とに振り分けるとともに、グループ2に10ビットGBR0(0〜1)+γ0,GBR1(0〜1)+γ1,GBR2(0〜1)+γ2,GBR3(0〜1)+γ3,・・・・・を加えて、図9において太実線により区切られている如くにして区分された10ビットワードグループ1及び10ビットワードグループ2を得る。
【0075】
そして、図9に示される10ビットワードグループ1に基づく、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD12B1を、リンクB−1として、図10のAに示される如くに形成するとともに、図9に示される10ビットワードグループ2に基づく、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD12B2を、リンクB−2として、図10のBに示される如くに形成する。即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする36ビットワード列データであるDD12Bを、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD12B1と、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD12B2との、2系統のワード列データに変換するのである。
【0076】
その結果、データ処理部12に供給されるデータDVXXが、ワード伝送レートを148.5MBpsとする36ビットワード列データとされるデータDD12である場合には、データ処理部12において、データDD12が、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD12A1,DD12A2,DD12B1及びDD12B2の4系統のワード列データに変換されることになる。
【0077】
データ処理部12は、上述の如くにして得たワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12A1,DC12A2,DC12B1及びDC12B2の組,DC14A1,DC14A2,DC14B1及びDC14B2の組,DC16A1,DC16A2,DC16B1及びDC16B2の組,DD10A1,DD10A2,DD10B1及びDD10B2の組、及び、DD12A1,DD12A2,DD12B1及びDD12B2の組のいずれかを、20ビットワード列データDPA1(20),DPA2(20),DPB1(20)及びDPB2(20)の組として導出する。
【0078】
データ処理部12から送出されるワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDPA1(20),DPA2(20),DPB1(20)及びDPB2(20)は、夫々、P/S変換部13,14,15及び16に供給される。P/S変換部13にあっては、20ビットワード列データDPA1(20)にP/S変換を施して、20ビットワード列データDPA1(20)に基づくビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSA1を形成し、P/S変換部14にあっては、20ビットワード列データDPA2(20)にP/S変換を施して、20ビットワード列データDPA2(20)に基づくビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSA2を形成し、P/S変換部15にあっては、20ビットワード列データDPB1(20)にP/S変換を施して、20ビットワード列データDPB1(20)に基づくビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSB1を形成し、さらに、P/S変換部16にあっては、20ビットワード列データDPB2(20)にP/S変換を施して、20ビットワード列データDPB2(20)に基づくビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSB2を形成する。
【0079】
P/S変換部13から得られるシリアルデータDSA1,P/S変換部14から得られるシリアルデータDSA2,P/S変換部15から得られるシリアルデータDSB1、及び、P/S変換部16から得られるシリアルデータDSB2は、夫々、E/O変換部17,18,19及び20に供給される。
【0080】
E/O変換部17は、シリアルデータDSA1にE/O変換処理を施し、シリアルデータDSA1に基づく、中心波長を、例えば、略1.511μmとする光信号OA1を、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして形成し、それを合波部21に導く。E/O変換部18は、シリアルデータDSA2に電光変換処理を施し、シリアルデータDSA2に基づく、中心波長を、例えば、略1.531μmとする光信号OA2を、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして形成し、それを合波部21に導く。E/O変換部19は、シリアルデータDSB1に電光変換処理を施し、シリアルデータDSB1に基づく、中心波長を、例えば、略1.551μmとする光信号OB1を、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして形成し、それを合波部21に導く。さらに、E/O変換部20は、シリアルデータDSB2に電光変換処理を施し、シリアルデータDSB2に基づく、中心波長を、例えば、略1.571μmとする光信号OB2を、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして形成し、それを合波部21に導く。
【0081】
合波部21は、中心波長を略1.511μmとする光信号OA1と中心波長を略1.531μmとする光信号OA2と中心波長を略1.551μmとする光信号OB1と中心波長を略1.571μmとする光信号OB2とを合波して多重化し、多重光信号OZZを形成する。
【0082】
このようにして、合波部21において多重化される光信号OA1,OA2,OB1及びOB2は、それらの中心波長が略0.020μmずつ隔たっているにすぎない、相互に極めて近接した波長を有するもとで多重化されて、多重光信号OZZを形成するものとされており、E/O変換部17〜20と合波部21とを含む部分においては、Coase Wavelength Division Multiplexing(CWDM) と称される波長多重技術が用いられる。
【0083】
合波部21から送出される多重光信号OZZは、双方向性WDMカップラ22に供給される。双方向性WDMカップラ22は、例えば、図11に示される如くの等価ブロック接続によってあらわされる構成を有している。図11に示される等価ブロック接続にあっては、誘電体多層膜部23が備えられていて、誘電体多層膜部23の一端部側に、光ファイバー及び光コネクタ24を介して接続された入出力端25と、光ファイバー及び光コネクタ26を介して接続された入出力端27とが設けられており、また、誘電体多層膜部23の他端部側に、光ファイバー及び光コネクタ28を介して接続された入出力端29が設けられている。
【0084】
そして、合波部21からの多重光信号OZZが、入出力端25から光コネクタ24を通じて誘電体多層膜部23に導かれる。そして、誘電体多層膜部23を通じた多重光信号OZZが、光ファイバー及び光コネクタ28を通じて入出力端29に導出される。このようにして入出力端29に導出される多重光信号OZZは、双方向性WDMカップラ22から送出されて、光コネクタ30へと導かれる。
【0085】
光コネクタ30は、双方向性WDMカップラ22と光信号伝送ケーブル31の一端側とを連結している。それにより、双方向性WDMカップラ22からの多重光信号OZZは、光コネクタ30を通じて光信号伝送ケーブル31にその一端側から送出される。光信号伝送ケーブル31は、例えば、石英系SMFによって形成されたものとされる。
【0086】
光信号伝送ケーブル31の他端側には、それと双方向性WDMカップラ32とを連結する光コネクタ33が設けられている。それにより、光コネクタ30を通じて光信号伝送ケーブル31にその一端側から送出された多重光信号OZZは、光信号伝送ケーブル31の一端側から他端側へと伝送され、その他端側から光コネクタ33を通じて双方向性WDMカップラ32へと導かれる。
【0087】
双方向性WDMカップラ32は、例えば、図12に示される如くの等価ブロック接続によってあらわされる構成を有している。図12に示される等価ブロック接続にあっては、誘電体多層膜部35が備えられていて、誘電体多層膜部35の一端部側に、光ファイバー及び光コネクタ36を介して接続された入出力端37が設けられており、また、誘電体多層膜部35の他端部側に、光ファイバー及び光コネクタ38を介して接続された入出力端39と、光ファイバー及び光コネクタ40を介して接続された入出力端41とが設けられている。
【0088】
そして、光コネクタ33を通じた多重光信号OZZが、入出力端37から光コネクタ36を通じて誘電体多層膜部35に導かれる。そして、誘電体多層膜部35を通じた多重光信号OZZが、光ファイバー及び光コネクタ38を通じて入出力端39に導出される。このようにして入出力端39に導出される多重光信号OZZは、双方向性WDMカップラ32から送出されて、分波部45へと導かれる。
【0089】
分波部45にあっては、多重光信号OZZを、中心波長を略1.511μm とする成分と中心波長を略1.531μmとする成分と中心波長を略1.551μmとする成分と中心波長を略1.571μmとする成分とに分波して、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.511μmとする光信号OA1と、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.531μmとする光信号OA2と、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.551μmとする光信号OB1と、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.571μmとする光信号OB2とを再生する。
【0090】
分波部45により再生された光信号OA1,OA2,OB1及びOB2は、夫々、O/E変換部46,47,48及び49へと導かれる。O/E変換部46にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.511μmとする光信号OA1にO/E変換処理を施して、光信号OA1に基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSA1を再生する。そして、再生されたシリアルデータDSA1は、S/P変換部50に供給される。O/E変換部47にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.531μmとする光信号OA2にO/E変換処理を施して、光信号OA2に基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSA2を再生する。そして、再生されたシリアルデータDSA2は、S/P変換部51に供給される。O/E変換部48にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.551μmとする光信号OB1にO/E変換処理を施して、光信号OB1に基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSB1を再生する。そして、再生されたシリアルデータDSB1は、S/P変換部52に供給される。さらに、O/E変換部49にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.571μmとする光信号OB2にO/E変換処理を施して、光信号OB2に基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSB2を再生する。そして、再生されたシリアルデータDSB2は、S/P変換部53に供給される。
【0091】
S/P変換部50は、シリアルデータDSA1に、20ビットパラレルデータを形成するシリアル/パレレル(S/P)変換を施して、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする20ビットワード列データDPA1(20)を再生する。S/P変換部51は、シリアルデータDSA2に、20ビットパラレルデータを形成するS/P変換を施して、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする20ビットワード列データDPA2(20)を再生する。S/P変換部52は、シリアルデータDSB1に、20ビットパラレルデータを形成するS/P変換を施して、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする20ビットワード列データDPB1(20)を再生する。さらに、S/P変換部53は、シリアルデータDSB2に、20ビットパラレルデータを形成するS/P変換を施して、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする20ビットワード列データDPB2(20)を再生する。
【0092】
S/P変換部50〜53により夫々再生された20ビットワード列データDPA1(20),DPA2(20),DPB1(20)及びDPB2(20)は、データ再生処理部54に供給される。
【0093】
データ再生処理部54にあっては、20ビットワード列データDPA1(20),DPA2(20),DPB1(20)及びDPB2(20)に対して、データ処理部12においてデータDVXXに施されるデータ処理とは逆のデータ処理を施し、それにより、20ビットワード列データDPA1(20),DPA2(20),DPB1(20)及びDPB2(20)に基づくデータDVXXを再生して、それを信号記録再生部11に供給する。このようにして再生されるデータDVXXは、図23に示されるデータDC12,DC14,DC16,DD10及びDD12のいずれかとされる。そして、信号記録再生部11にあっては、例えば、内蔵するVTRによるデータDVXXの記録が行われる。
【0094】
信号記録再生部11には、リターン映像信号形成部も備えられており、このリターン映像信号形成部は、例えば、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データである、リターン映像信号を成すディジタルデータDPMを送出する。それにより、信号記録再生部11からリターン映像信号を成すディジタルデータDPMが得られる。
【0095】
信号記録再生部11から得られるディジタルデータDPMは、P/S変換部55に供給される。P/S変換部55にあっては、ディジタルデータDPMにP/S変換を施し、ビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSMを形成して、それをE/O変換部56に供給する。
【0096】
E/O変換部56は、シリアルデータDSMにO/E変換処理を施し、シリアルデータDSMに基づく、中心波長を、例えば、略1.3μmとする光信号OSMを形成し、それをビット伝送レートを1.485Gbpsとしたもとで送出する。E/O変換部56から導出される光信号OSMは、双方向性WDMカップラ32に供給される。
【0097】
双方向性WDMカップラ32にあっては、E/O変換部56からの光信号OSMが、図12に示される入出力端41から光コネクタ40を通じて誘電体多層膜部35に供給される。そして、誘電体多層膜部35から光コネクタ36を通じて入出力端37に導出される。入出力端37に導出された光信号OSMは、双方向性WDMカップラ32から送出されて、光コネクタ33へと導かれる。
【0098】
そして、双方向性WDMカップラ32からの光信号OSMは、光コネクタ33を通じて光信号伝送ケーブル31にその他端側から送出されて、光信号伝送ケーブル31の他端側から一端側へと伝送され、その一端側から光コネクタ30を通じて双方向性WDMカップラ22へと導かれる。
【0099】
双方向性WDMカップラ22にあっては、光コネクタ30からの、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OSMが、図11に示される入出力端29から光コネクタ28を通じて誘電体多層膜部23に供給される。そして、誘電体多層膜部23から光コネクタ26を通じて入出力端27に導出される。入出力端27に導出された光信号OSMは、双方向性WDMカップラ22から送出されて、O/E変換部57へと導かれる。
【0100】
O/E変換部57にあっては、光信号OSMにO/E変換を施して、光信号OSMに基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSMを再生する。そして、再生されたシリアルデータDSMは、S/P変換部58に供給される。
【0101】
S/P変換部58にあっては、シリアルデータDSMに、20ビットパラレルデータを得るS/P変換処理を施し、シリアルデータDSMに基づく、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする、リターン映像信号を成すディジタルデータDPMを再生して、それをカメラ部10に供給する。
【0102】
上述の如くの図1及び図2に示される例にあっては、カメラ部10から得られるデータDVXXが、図23に示されるデータDC12,DC14,DC16,DD10及びDD12のうちのいずれかとされるもとで、多重光信号OZZに変換され、カメラ部10側から光信号伝送ケーブル31を通じて信号記録再生部11側に伝送されるとともに、信号記録再生部11から送出されるリターン映像信号を成すディジタルデータDPMが、光信号OSMに変換され、信号記録再生部11側から光信号伝送ケーブル31を通じてカメラ部10側に伝送されて、1 本の光信号伝送ケーブル31の一端側及び他端側との間において、多重光信号OZZと光信号OSMとについての双方向伝送が行われる。
【0103】
また、カメラ部10から得られるデータDVXXの多重光信号OZZへの変換、及び、リターン映像信号を成すディジタルデータDPMの光信号OSMへの変換は、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して行うことができることになる。
【0104】
図13及び図14は、本願の特許請求の範囲における請求項から請求項12までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項16または請求項17に記載された発明に係るデータ伝送装置の例を示す。
【0105】
図13及び図14に示される例においては、カメラ部60と信号記録再生部611との間における、720P信号を形成するディジタルデータ及び付加情報データ系列であるKey信号データ系列とリターン映像信号を成すディジタルデータとの双方向伝送を行うものとされている。カメラ部60から720P信号を成すデータDVXYが送出されて、それがデータ処理部62に供給される。
【0106】
データDVXYは、図24に示される表図において、データDVA12+DKA12,DVA14+DKA14,データDVA16+DKA16及びデータDVB12+DKB12のいずれかとして示される720P信号とKey信号とを成すパラレルデータとされる。斯かるもとにおける720P信号は、フレームレートを60Hzとし、サンプリング周波数が74.25MHz,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプル,各フレームにおける有効ライン数が720ラインに設定され、量子化ビット数を12ビット,14ビットもしくは16ビットとする、4:2:2形式もしくは4:4:4形式のディジタル映像信号である。また、ここでのKey信号は、720P信号を成すディジタルデータに含まれるYデータ系列もしくはGデータ系列と同等のフォーマットを有した12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データにより形成される信号である。
【0107】
データDVXYが、図24に示される、量子化ビット数を12ビットとする4:2:2形式の720P信号とKey信号とを成すデータDVA12+DKA12である場合には、データDVA12+DKA12は、図15に示される如くに、4:2:2形式の720P信号を成し、各々が量子化ビット数を12ビットとしてワード伝送レートを74.25MBpsとするYデータ系列及びPB /PR データ系列(DVA12)と、Yデータ系列と同等のデータフォーマットを有し、量子化ビット数を12ビットとしてワード伝送レートを74.25MBpsとするKey信号データ系列(DKA12)とが、フレーム同期及びライン同期がとられたもとでパラレル多重されて得られるパラレルデータである、ワード伝送レートを74.25MBpsとする36ビットワード列データとして、データ処理部62に供給される。
【0108】
データ処理部62にあっては、図15に示される如くにして供給されるデータDVA12+DKA12に対して、次の処理を施す。
【0109】
先ず、図15に示される如くの、Yデータ系列を構成する12ビットワードYD0,YD1,YD2,YD3,・・・・・,PB /PR データ系列を構成する12ビットワードPbD0,PrD0,PbD1,PrD1,PbD2,PrD2,・・・・・、及び、Key信号データ系列を構成する12ビットワードAD0,AD1,AD2,AD3,・・・・・の夫々を、上位10ビットY0;2−11,Y1;2−11,Y2;2−11,Y3;2−11,・・・・・,Pb0;2−11,Pr0;2−11,Pb1;2−11,Pr1;2−11,Pb2;2−11,Pr2;2−11,・・・・・、及び、A0;2−11,A1;2−11,A2;2−11,A3;2−11,・・・・・と、下位2ビットY0;0−1,Y1;0−1,Y2;0−1,Y3;0−1,・・・・・,Pb0;0−1,Pr0;0−1,Pb1;0−1,Pr1;0−1,Pb2;0−1,Pr2;0−1,・・・・・、及び、A0;0−1 A1;0−1,A2;0−1,A3;0−1,・・・・・とに分割する。
【0110】
そして、分割された上位10ビットの列:Y0;2−11,Y1;2−11,Y2;2−11,Y3;2−11,・・・・・と、分割された上位10ビットの列:Pb0;2−11,Pr0;2−11,Pb1;2−11,Pr1;2−11,Pb2;2−11,Pr2;2−11,・・・・・とをパラレル多重して、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC12Aを、リンクAとして、図16のAに示される如くに形成する。
【0111】
また、分割された下位2ビットY0;0−1,Y1;0−1,Y2;0−1,Y3;0−1,・・・・・に、8ビットの補助ビットc0,c1,c2,c3,・・・・・を夫々加えて、10ビット [Y0;0−1] +c0, [Y1;0−1] +c1, [Y2;0−1] +c2, [Y3;0−1] +c3,・・・・・とするとともに、分割された下位2ビットPb0;0−1,Pr0;0−1,Pb1;0−1,Pr1;0−1,Pb2;0−1,Pr2;2−1,・・・・・に、8ビットの補助ビットd0,d1,d2,d3,・・・・・を夫々加えて、10ビット [Pb0;0−1] +d0, [Pr0;0−1] +d1, [Pb1;0−1] +d2, [Pr1;0−1] +d3, [Pb2;0−1] +d4, [Pr2;0−1] +d5,・・・・・とする。そして、10ビットの列: [Y0;0−1] +c0, [Y1;0−1] +c1, [Y2;0−1] +c2, [Y3;0−1] +c3,・・・・・と、10ビットの列: [Pb0;0−1] +d0, [Pr0;0−1] +d1, [Pb1;0−1] +d2, [Pr1;0−1] +d3, [Pb2;0−1] +d4, [Pr2;0−1] +d5,・・・・・とをパラレル多重して、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC12Bを、リンクBとして、図16のBに示される如くに形成する。
【0112】
さらに、分割された下位2ビットA0;0−1,A1;0−1,A2;0−1,A3;0−1,・・・・・に、8ビットの補助ビットe0,e1,e2,e3,・・・・・を夫々加えて、10ビット [A0;0−1] +e0, [A1;0−1] +e1, [A2;0−1] +e2, [A3;0−1] +e3,・・・・・とし、分割された上位10ビットの列:A0;2−11,A1;2−11,A2;2−11,A3;2−11,・・・・・と、10ビットの列: [A0;0−1] +e0, [A1;0−1] +e1, [A2;0−1] +e2, [A3;0−1] +e3,・・・・・とをパラレル多重して、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC12Cを、リンクCとして、図16のCに示される如くに形成する。
【0113】
即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする36ビットワード列データを形成するデータDVA12+DKA12を、図16に示される如くの各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC12A,DVC12B及びDVC12Cの3系統のワード列データに変換するのである。
【0114】
また、データ処理部62にあっては、図15に示される如くにして供給されるデータDVA12+DKA12に対し、上述の処理に代えた別の処理として、次の処理を施す。
【0115】
先ず、図15に示される如くの、Yデータ系列を構成する12ビットワードYD0,YD1,YD2,YD3,・・・・・,PB /PR データ系列を構成する12ビットワードPbD0,PrD0,PbD1,PrD1,PbD2,PrD2,・・・・・、及び、Key信号データ系列を構成する12ビットワードAD0,AD1,AD2,AD3,・・・・・の夫々を、上位10ビットY0;2−11,Y1;2−11,Y2;2−11,Y3;2−11,・・・・・,Pb0;2−11,Pr0;2−11,Pb1;2−11,Pr1;2−11,Pb2;2−11,Pr2;2−11,・・・・・、及び、A0;2−11,A1;2−11,A2;2−11,A3;2−11,・・・・・と、下位2ビットY0;0−1 Y1;0−1,Y2;0−1,Y3;0−1,・・・・・,Pb0;0−1,Pr0;0−1,Pb1;0−1,Pr1;0−1,Pb2;0−1,Pr2;0−1,・・・・・、及び、A0;0−1 A1;0−1,A2;0−1,A3;0−1,・・・・・とに分割する。
【0116】
そして、分割された上位10ビットの列:Y0;2−11,Y1;2−11,Y2;2−11,Y3;2−11,・・・・・と分割された上位10ビットの列:Pb0;2−11,Pr0;2−11,Pb1;2−11,Pr1;2−11,Pb2;2−11,Pr2;2−11,・・・・・とをパラレル多重して、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC12Aを、リンクAとして、図17のAに示される如くに形成する。
【0117】
また、分割された下位2ビットY0;0−1とPb0;0−1とPr0;0−1とをビット多重するとともに4ビットの補助ビットd0を加えて得られる10ビット [Y0BR0;0−1] +d0,分割された下位2ビットY1;0−1に8ビットの補助ビットe0を加えて得られる10ビット [Y1;0−1] +e0,分割された下位2ビットY2;0−1とPb1;0−1とPr1;0−1とをビット多重するとともに4ビットの補助ビットd1を加えて得られる10ビット [Y2BR1;0−1] +d1,分割された下位2ビットY3;0−1に8ビットの補助ビットe1を加えて得られる10ビット [Y3;0−1] +e1,分割された下位2ビットY4;0−1とPb2;0−1とPr2;0−1とをビット多重するとともに4ビットの補助ビットd2を加えて得られる10ビット [Y4BR2;0−1] +d2,分割された下位2ビットY5;0−1に8ビットの補助ビットe2を加えて得られる10ビット [Y5;0−1] +e2,・・・・・を形成する。そして、このようにして得た10ビットの列と補助10ビットワードαD0,αD1,αD2,αD3,・・・・・とをパラレル多重して、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC12Bを、リンクBとして、図17のBに示される如くに形成する。
【0118】
さらに、分割された下位2ビットA0;0−1,A1;0−1,A2;0−1,A3;0−1,・・・・・に、8ビットの補助ビットe0,e1,e2,e3,・・・・・を夫々加えて、10ビット [A0;0−1] +e0, [A1;0−1] +e1, [A2;0−1] +e2, [A3;0−1] +e3,・・・・・とし、分割された上位10ビットの列:A0;2−11,A1;2−11,A2;2−11,A3;2−11,・・・・・と、10ビットの列: [A0;0−1] +e0, [A1;0−1] +e1, [A2;0−1] +e2, [A3;0−1] +e3,・・・・・とをパラレル多重して、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC12Cを、リンクCとして、図17のCに示される如くに形成する。
【0119】
即ち、斯かる場合にも、ワード伝送レートを74.25MBpsとする36ビットワード列データを形成するデータDVA12+DKA12を、図17に示される如くの各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC12A,DVC12B及びDVC12Cの3系統のワード列データに変換するのである。
【0120】
データDVXYが、図24に示される、量子化ビット数を14ビットとする4:2:2形式の720P信号とKey信号とを成すデータDVA14+DKA14、もしくは、量子化ビット数を16ビットとする4:2:2形式の720P信号とKey信号とを成すデータDVA16+DKA16である場合には、データDVA14+DKA14もしくはDVA16+DKA16は、4:2:2形式の720P信号を成し、各々が量子化ビット数を14ビットもしくは16ビットとしてワード伝送レートを74.25MBpsとするYデータ系列及びPB /PR データ系列(DVA14もしくはDVA16)と、Yデータ系列と同等のデータフォーマットを有し、量子化ビット数を14ビットもしくは16ビットとしてワード伝送レートを74.25MBpsとするKey信号データ系列(DKA14もしくはDKA16)とが、フレーム同期及びライン同期がとられたもとでパラレル多重されて得られるパラレルデータである、ワード伝送レートを74.25MBpsとする42ビットワード列データもしくは48ビットワード列データとして、データ処理部62に供給される。
【0121】
斯かる際にも、データ処理部62は、データDVA14+DKA14もしくはDVA16+DKA16に対して、データDVA12+DKA12に対する場合と同様な処理を施す。但し、Yデータ系列,PB /PR データ系列及びKey信号データ系列を構成する12ビットワードの夫々を、上位10ビットと下位2ビットとに分割する動作に代えて、Yデータ系列,PB /PR データ系列及びKey信号データ系列を構成する14ビットワードの夫々を、上位10ビットと下位4ビットとに分割する動作、もしくは、Yデータ系列,PB /PR データ系列及びKey信号データ系列を構成する16ビットワードの夫々を、上位10ビットと下位6ビットとに分割する動作を行う。
【0122】
そして、ワード伝送レートを74.25MBpsとする42ビットワード列データもしくは48ビットワード列データを形成するデータDVA14+DKA14もしくはDVA16+DKA16を、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC14AもしくはDVC16A,DVC14BもしくはDVC16B、及び、DVC14CもしくはDVC16Cの3系統のワード列データに変換する。
【0123】
データDVXYが、図24に示される、量子化ビット数を12ビットとする4:4:4形式の720P信号とKey信号とを成すデータDVB12+DKB12である場合には、データDVB12+DKB12は、図18に示される如くに、4:4:4形式の720P信号を成し、各々が量子化ビット数を12ビットとしてワード伝送レートを74.25MBpsとするGデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列(DVB12)と、Gデータ系列と同等のデータフォーマットを有し、量子化ビット数を12ビットとしてワード伝送レートを74.25MBpsとするKey信号データ系列(DKB12)とが、フレーム同期及びライン同期がとられたもとでパラレル多重されて得られるパラレルデータである、ワード伝送レートを74.25MBpsとする48ビットワード列データとして、データ処理部62に供給される。
【0124】
データ処理部62にあっては、図18に示される如くにして供給されるデータDVB12+DKB12に対して次の処理を施す。
【0125】
先ず、図18に示される如くの、Gデータ系列を構成する12ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・,Bデータ系列を構成する12ビットワードBD0,BD1,BD2,BD3,・・・・・,Rデータ系列を構成する12ビットワードRD0,RD1,RD2,RD3,・・・・・、及び、Key信号データ系列を構成する12ビットワードAD0,AD1,AD2,AD3,・・・・・の夫々を、上位10ビットG0;2−11,G1;2−11,G2;2−11,G3;2−11,・・・・・,B0;2−11,B1;2−11,B2;2−11,B3;2−11,・・・・・,R0;2−11,R1;2−11,R2;2−11,R3;2−11,・・・・・、及び、A0;2−11,A1;2−11,A2;2−11,A3;2−11,・・・・・と、下位2ビットG0;0−1,G1;0−1,G2;0−1,G3;0−1,・・・・・,B0;0−1,B1;0−1,B2;0−1,B3;0−1,・・・・・,R0;0−1,R1;0−1,R2;0−1,R3;0−1,・・・・・、及び、A0;0−1,A1;0−1,A2;0−1,A3;0−1,・・・・・とに分割する。
【0126】
次に、分割された下位2ビットG0;0−1,G1;0−1,G2;0−1,G3;0−1,・・・・・,B0;0−1,B1;0−1,B2;0−1,B3;0−1,・・・・・,R0;0−1,R1;0−1,R2;0−1,R3;0−1,・・・・・に基づいて、G0;0−1とB0;0−1とR0;0−1とをビット多重するとともに4ビットの補助ビットf0を加えて得られる10ビット [GBR0:0−1] +f0,G1;0−1とB1;0−1とR1;0−1とをビット多重するとともに4ビットの補助ビットf1を加えて得られる10ビット [GBR1:0−1] +f1,G2;0−1とB2;0−1とR2;0−1とをビット多重するとともに4ビットの補助ビットf2を加えて得られる10ビット [GBR2:0−1] +f2,G3;0−1とB3;0−1とR3;0−1とをビット多重するとともに4ビットの補助ビットf3を加えて得られる10ビット [GBR3:0−1] +f3,・・・・・を形成する。
【0127】
続いて、図19に示される如くの、分割された上位10ビットの列:G0;2−11,G1;2−11,G2;2−11,G3;2−11,・・・・・,B0;2−11,B1;2−11,B2;2−11,B3;2−11,・・・・・、及び、R0;2−11,R1;2−11,R2;2−11,R3;2−11,・・・・・と、形成された10ビットの列: [GBR0:0−1] +f0, [GBR1:0−1] +f1, [GBR2:0−1] +f2, [GBR3:0−1] +f3,・・・・・とを、図19において太実線により区切られている如くに区分し、分割された上位10ビットの列:G0;2−11,G1;2−11,G2;2−11,G3;2−11,・・・・・と、分割された上位10ビット:B0;2−11,B2;2−11,B4;2−11,・・・・・、及び、R0;2−11,R2;2−11,R4;2−11,・・・・・とを含む10ビットワードグループ1と、分割された上位10ビット:B1;2−11,B3;2−11,B5;2−11,・・・・・及びR1;2−11,R3;2−11,R5;2−11,・・・・・と、形成された10ビットの列: [GBR0:0−1] +f0, [GBR1:0−1] +f1, [GBR2:0−1] +f2, [GBR3:0−1] +f3,・・・・・とを含む10ビットワードグループ2とに振り分ける。
【0128】
そして、図19に示される10ビットワードグループ1に基づく、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVD12Aを、リンクAとして、図20のAに示される如くに形成するとともに、図19に示される10ビットワードグループ2に基づく、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVD12Bを、リンクBとして、図20のBに示される如くに形成する。
【0129】
さらに、分割された下位2ビットA0;0−1,A1;0−1,A2;0−1,A3;0−1,・・・・・に、8ビットの補助ビットe0,e1,e2,e3,・・・・・を夫々加えて、10ビット [A0;0−1] +e0, [A1;0−1] +e1, [A2;0−1] +e2, [A3;0−1] +e3,・・・・・とし、分割された上位10ビットの列:A0;2−11,A1;2−11,A2;2−11,A3;2−11,・・・・・と、10ビットの列: [A0;0−1] +e0, [A1;0−1] +e1, [A2;0−1] +e2, [A3;0−1] +e3,・・・・・とをパラレル多重して、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVD12Cを、リンクCとして、図20のCに示される如くに形成する。
【0130】
即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする48ビットワード列データを形成するデータDVB12+DKB12を、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVD12A,DVD12B及びDVD12Cの3系統のワード列データに変換するのである。
【0131】
データ処理部62は、上述の如くにして得たワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC12A,DVC12B及びDVC12Cの組,DVC14A,DVC14B及びDVC14Cの組,DVC16A,DVC16B及びDVC16Cの組、及び、DVD12A,DVD12B及びDVD12Cの組のいずれかを、20ビットワード列データDPA(20),DPB(20)及びDPC(20)の組として導出する。
【0132】
データ処理部62から導出されるワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDPA(20),DPB(20)及びDPC(20)は、夫々、P/S変換部63,64及び65に供給される。P/S変換部63は、20ビットワード列データDPA(20)にP/S変換を施して、20ビットワード列データDPA(20)に基づくビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSAを形成する。P/S変換部64は、20ビットワード列データDPB(20)にP/S変換を施して、20ビットワード列データDPB(20)に基づくビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSBを形成する。さらに、P/S変換部65は、20ビットワード列データDPC(20)にP/S変換を施して、20ビットワード列データDPC(20)に基づくビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSCを形成する。
【0133】
P/S変換部63から得られるシリアルデータDSA,P/S変換部64から得られるシリアルデータDSB、及び、P/S変換部65から得られるシリアルデータDSCは、夫々、E/O変換部66,67及び68に供給される。E/O変換部66は、シリアルデータDSAにE/O変換処理を施し、シリアルデータDSAに基づく、中心波長を、例えば、略1.511μmとする光信号OAを、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして形成する。E/O変換部67は、シリアルデータDSBにE/O変換処理を施し、シリアルデータDSBに基づく、中心波長を、例えば、略1.531μmとする光信号OBを、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして形成する。さらに、E/O変換部68は、シリアルデータDSCにE/O変換処理を施し、シリアルデータDSCに基づく、中心波長を、例えば、略1.551μmとする光信号OCを、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして形成する。
【0134】
E/O変換部66,67及び68から夫々得られる光信号OA,OB及びOCは、それらの中心波長が略0.020μmずつ順次隔たっているにすぎない、相互に極めて近接した波長を有するものとされる。
【0135】
E/O変換部66からの光信号OAとE/O変換部67からの光信号OBとE/O変換部68からの光信号OCとは、双方向性WDMカップラ69に導かれる。双方向性WDMカップラ69は、一端部側に4個の入出力端が設けられるとともに他端部側に1個の入出力端が設けられて構成される。そして、E/O変換部66からの光信号OAとE/O変換部67からの光信号OBとE/O変換部68からの光信号OCとが、双方向性WDMカップラ69の一端部側に設けられた4個の入出力端のうちの3個から導入されて、その他端部側に設けられた1個の入出力端から多重光信号OABCとして導出される。
【0136】
このようなもとで、E/O変換部66,67及び68と双方向性WDMカップラ69とを含む部分においては、CWDMと称される波長多重技術が用いられる。
【0137】
双方向性WDMカップラ69から導出される多重光信号OABCは、双方向性WDMカップラ70に供給される。双方向性WDMカップラ70は、図1及び図2に示される例における双方向性WDMカップラ22と同様に構成され、その一端部側に2個の入出力端が設けられるとともに、その他端側に1個の入出力端が設けられたものとされる。
【0138】
そして、双方向性WDMカップラ69から導出される多重光信号OABCは、双方向性WDMカップラ70にその一端部側に設けられた2個の入出力端のうちの一方から導入されて、その他端側に設けられた1個の入出力端に導出され、光コネクタ71へと導かれる。
【0139】
光コネクタ71は、双方向性WDMカップラ70と光信号伝送ケーブル72の一端側とを連結している。それにより、双方向性WDMカップラ70からの多重光信号OABCは、光コネクタ71を通じて光信号伝送ケーブル72にその一端側から送出される。光信号伝送ケーブル72は、例えば、石英系SMFによって形成されたものとされる。
【0140】
光信号伝送ケーブル72の他端側には、それと双方向性WDMカップラ73とを連結する光コネクタ74が設けられている。それにより、光コネクタ71を通じて光信号伝送ケーブル72にその一端側から送出された多重光信号OABCは、光信号伝送ケーブル72の一端側から他端側へと伝送され、その他端側から光コネクタ74を通じて双方向性WDMカップラ73へと導かれる。
【0141】
双方向性WDMカップラ73は、図1及び図2に示される例における双方向性WDMカップラ32と同様に構成され、その一端部側に1個の入出力端が設けられるとともに、その他端側に2個の入出力端が設けられたものとされる。
【0142】
そして、光コネクタ74を通じた多重光信号OABCは、双方向性WDMカップラ73にその一端部側に設けられた1個の入出力端から導入されて、その他端側に設けられた2個の入出力端のうちの一方に導出され、双方向性WDMカップラ75へと導かれる。
【0143】
双方向性WDMカップラ75は、双方向性WDMカップラ69と同様に、一端部側に4個の入出力端が設けられるとともに他端部側に1個の入出力端が設けられて構成される。そして、双方向性WDMカップラ73を通じた多重光信号OABCが、双方向性WDMカップラ75の他端部側に設けられた1個の入出力端から導入されて、その一端部側に設けられた4個の入出力端のうちの3個から、ビット伝送レートを1.485Gbpsとして中心波長を略1.511μmとする光信号OA,ビット伝送レートを1.485Gbpsとして中心波長を略1.531μmとする光信号OB、及び、ビット伝送レートを1.485Gbpsとして中心波長を略1.551μmとする光信号OCとして導出される。これらの光信号OA,OB及びOCは、O/E変換部76,77及び78に夫々導かれる。
【0144】
O/E変換部76にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとして中心波長を略1.511μmとする光信号OAにO/E変換処理を施して、光信号OAに基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSAを再生する。そして、再生されたシリアルデータDSAは、S/P変換部80に供給される。
【0145】
O/E変換部77にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとして中心波長を略1.531μmとする光信号OBにO/E変換処理を施して、光信号OBに基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSBを再生する。そして、再生されたシリアルデータDSBは、S/P変換部81に供給される。
【0146】
O/E変換部78にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとして中心波長を略1.551μmとする光信号OCにO/E変換処理を施して、光信号OCに基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSCを再生する。そして、再生されたシリアルデータDSCは、S/P変換部82に供給される。
【0147】
S/P変換部80は、シリアルデータDSAに、20ビットパラレルデータを形成するS/P変換を施して、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする20ビットワード列データDPA(20)を再生する。S/P変換部81は、シリアルデータDSBに、20ビットパラレルデータを形成するS/P変換を施して、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする20ビットワード列データDPB(20)を再生する。さらに、S/P変換部82は、シリアルデータDSCに、20ビットパラレルデータを形成するS/P変換を施して、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする20ビットワード列データDPC(20)を再生する。
【0148】
S/P変換部80〜82により夫々再生された20ビットワード列データDPA(20),DPB(20)及びDPC(20)は、データ再生処理部83に供給される。
【0149】
データ再生処理部83にあっては、20ビットワード列データDPA(20),DPB(20)及びDPC(20)に対して、データ処理部62においてデータDVXYに施されるデータ処理とは逆のデータ処理を施し、それにより、20ビットワード列データDPA(20),DPB(20)及びDPC(20)に基づくデータDVXYを再生して、それを信号記録再生部61に供給する。このようにして再生されるデータDVXYは、図24に示されるデータDVA12+DKA12,DVA14+DKA14,DVA16+DKA16及びDVB12+DKB12のうちのいずれかとされる。そして、信号記録再生部61にあっては、例えば、内蔵するVTRによるデータDVXYの記録が行われる。
【0150】
信号記録再生部61には、リターン映像信号形成部も備えられており、このリターン映像信号形成部は、例えば、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データである、リターン映像信号を成すディジタルデータDPM1及びDPM2を送出する。
【0151】
信号記録再生部61から得られるディジタルデータDPM1は、P/S変換部85に供給される。P/S変換部85にあっては、ディジタルデータDPM1にP/S変換を施し、ビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSM1を形成して、それをE/O変換部86に供給する。
【0152】
E/O変換部86は、シリアルデータDSM1にE/O変換処理を施し、シリアルデータDSM1に基づく、中心波長を、例えば、略1.571μmとする光信号OSM1を、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして形成する。このように、光信号OSM1は、光信号OCの中心波長、即ち、略1.551μmに略0.020μの波長間隔をおいて近接する中心波長を有したものとされる。
【0153】
E/O変換部86から得られる光信号OSM1は、双方向性WDMカップラ75に、その一端部側の4個の入出力端のうちの1個から導入されて、その他端部側の1個の入出力端に導出され、双方向性WDMカップラ73に供給される。双方向性WDMカップラ73にあっては、双方向性WDMカップラ75からの光信号OSM1が、他端側に設けられた2個の入出力端のうちの一方から導入されて、一端側に設けられた1個の入出力端に導出される。
【0154】
双方向性WDMカップラ73の一端側に設けられた1個の入出力端に導出される光信号OSM1は、光コネクタ74へと導かれ、光コネクタ74を通じて光信号伝送ケーブル72にその他端側から送出されて、光信号伝送ケーブル72の他端側から一端側へと伝送され、その一端側から光コネクタ71を通じて双方向性WDMカップラ70へと導かれる。双方向性WDMカップラ70にあっては、光コネクタ71からの光信号OSM1が、他端側に設けられた1個の入出力端から導入されて、その一端側に設けられた2個の入出力端の一方に導出される。
【0155】
双方向性WDMカップラ70の一端側に設けられた2個の入出力端の一方に導出される、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.571μmとする光信号OSM1は、双方向性WDMカップラ69に導かれる。
【0156】
双方向性WDMカップラ69においては、光信号OSM1が、他端側に設けられた1個の入出力端から導入され、その一端側に設けられた4個の入出力端のうちの1個から導出されて、O/E変換部87に導かれる。O/E変換部87は、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.571μmとする光信号OSM1にO/E変換処理を施し、光信号OSM1に基づくビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSM1を再生して、それをS/P変換部88に供給する。
【0157】
S/P変換部88にあっては、シリアルデータDSM1に、20ビットパラレルデータを得るS/P変換処理を施し、シリアルデータDSM1に基づく、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする、リターン映像信号を成すディジタルデータDPM1を再生して、それをカメラ部60に供給する。
【0158】
また、信号記録再生部61から得られるディジタルデータDPM2は、P/S変換部90に供給される。P/S変換部90にあっては、ディジタルデータDPM2にP/S変換を施し、ビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSM2を形成して、それをE/O変換部91に供給する。
【0159】
E/O変換部91は、シリアルデータDSM2にO/E変換処理を施し、シリアルデータDSM2に基づく、中心波長を、例えば、略1.3μmとする光信号OSM2を形成し、それをビット伝送レートを1.485Gbpsとしたもとで送出する。E/O変換部91から導出される光信号OSM2は、双方向性WDMカップラ73に供給される。
【0160】
双方向性WDMカップラ73にあっては、E/O変換部91からの光信号OSM2が、他端部に設けられた2 個の入出力端のうちの他方から導入されて、一端部に設けられた1個の入出力端に導出され、光コネクタ74へと導かれる。
【0161】
そして、双方向性WDMカップラ73からの光信号OSM2は、光コネクタ74を通じて光信号伝送ケーブル72にその他端側から送出されて、光信号伝送ケーブル72の他端側から一端側へと伝送され、その一端側から光コネクタ71を通じて双方向性WDMカップラ70へと導かれる。
【0162】
双方向性WDMカップラ70にあっては、光コネクタ71からの、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OSM2が、他端部に設けられた1個の入出力端から導入されて、一端部に設けられた2個の入出力端のうちの他方に導出され、O/E変換部92へと導かれる。
【0163】
O/E変換部92にあっては、光信号OSM2にO/E変換を施して、光信号OSM2に基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSM2を再生する。そして、再生されたシリアルデータDSM2は、S/P変換部93に供給される。
【0164】
S/P変換部93にあっては、シリアルデータDSM2に、20ビットパラレルデータを得るS/P変換処理を施し、シリアルデータDSM2に基づく、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする、リターン映像信号を成すディジタルデータDPM2を再生して、それをカメラ部60に供給する。
【0165】
上述の如くの図13及び図14に示される例にあっても、カメラ部60から得られるデータDVXYが、図24に示されるデータDVA12+DKA12,DVA14+DKA14,DVA16+DKA16及びDVB12+DKB12のうちのいずれかとされるもとで、多重光信号OABCに変換され、カメラ部60側から光信号伝送ケーブル72を通じて信号記録再生部61側に伝送されるとともに、信号記録再生部61から送出されるリターン映像信号を成すディジタルデータDPM1及びDPM2が、光信号OSM1及びOSM2に変換され、信号記録再生部61側から光信号伝送ケーブル72を通じてカメラ部60側に伝送されて、1 本の光信号伝送ケーブル72を通じての、多重光信号OABCと光信号OSM1及びOSM2とについての双方向伝送が行われる。
【0166】
また、カメラ部60から得られるデータDVXYの多重光信号OABCへの変換、及び、リターン映像信号を成すディジタルデータDPM1及びDPM2の光信号OSM1及びOSM2への変換は、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して行うことができることになる。
【0167】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな如く、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、あるいは、請求項13から請求項15までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置によれば、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号を成すディジタルデータに基づく第1から第4までのシリアルデータと、それらとは別の第5のシリアルデータとを、光信号に変換して、1 本の光信号伝送ケーブルを用いて双方向伝送することができる。その際、ディジタル映像信号は、例えば、量子化ビット数を10ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする4:2:2形式もしくは4:4:4形式のものとされる。
【0168】
そして、1本の光信号伝送ケーブルを通じた各光信号の伝送先において、第1から第4までのシリアルデータと第5のシリアルデータとを夫々再生することができる。
【0169】
さらに、斯かる際における第1から第4までのシリアルデータと第5のシリアルデータとの双方向伝送を、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して行うことができることになる。
【0170】
また、本願の特許請求の範囲における請求項から請求項12までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、あるいは、請求項16または請求項17に記載された発明に係るデータ伝送装置によれば、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号を成すディジタルデータに基づく第1から第3までのシリアルデータと、それらとは別の第4及び第5のシリアルデータとを、光信号に変換して、1 本の光信号伝送ケーブルを用いて双方向伝送することができる。その際、ディジタル映像信号は、例えば、量子化ビット数を12ビット,14ビットもしくは16ビットとする4:2:2形式もしくは4:4:4形式のものとされる。
【0171】
そして、1本の光信号伝送ケーブルを通じた各光信号の伝送先において、第1から第3までのシリアルデータと第4及び第5のシリアルデータとを夫々再生することができる。
【0172】
さらに、斯かる際における第1から第3までのシリアルデータと第4及び第5のシリアルデータとの双方向伝送を、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して行うことができることになる。
【0173】
このような本願の特許請求の範囲に記載された発明に係るデータ伝送方法あるいはデータ伝送装置が、例えば、カメラ部を構成する複数のビデオカメラの夫々から得られる、量子化ビット数を10ビット以上とするD−Cinema信号,720P信号等を含むディジタル映像信号もしくは斯かるディジタル映像信号及びKey信号を形成するディジタルデータ、及び、ディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータの夫々が変換されて得られる複数の光信号の、カメラ部と信号記録再生部との間における光信号伝送ケーブルを用いての双方向伝送に適用される際には、斯かる複数の光信号のカメラ部と信号記録再生部との間における光信号伝送ケーブルを用いての双方向伝送を、現存する回路構成要素を利用し、1 本の光信号伝送ケーブルを用いて、効率良く行うことができることになり、コストの低減等が効果的に図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項13から請求項15までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置の例の部分を示すブロック接続図である。
【図2】 本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項13から請求項15までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置の例の部分を示すブロック接続図である。
【図3】 図1及び図2に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図4】 図1及び図2に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図5】 図1及び図2に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図6】 図1及び図2に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図7】 図1及び図2に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図8】 図1及び図2に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図9】 図1及び図2に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図10】 図1及び図2に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図11】 図1及び図2に示される例に用いられる双方向性WDMカップラの具体構成例をあらわすブロック接続図である。
【図12】 図1及び図2に示される例に用いられる双方向性WDMカップラの具体構成例をあらわすブロック接続図である。
【図13】 本願の特許請求の範囲における請求項から請求項12までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項16または請求項17に記載された発明に係るデータ伝送装置の他の例の部分を示すブロック接続図である。
【図14】 本願の特許請求の範囲における請求項から請求項12までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項16または請求項17に記載された発明に係るデータ伝送装置の他の例の部分を示すブロック接続図である。
【図15】 図13及び図14に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図16】 図13及び図14に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図17】 図13及び図14に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図18】 図13及び図14に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図19】 図13及び図14に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図20】 図13及び図14に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図21】 HDディジタル映像信号のデータフォーマットの一例の説明に供される概念図である。
【図22】 HDディジタル映像信号のデータフォーマットの一例の説明に供される概念図である。
【図23】 ディジタル映像信号を成すディジタルデータの説明に供される表図である。
【図24】 ディジタル映像信号を成すディジタルデータの説明に供される表図である。
【図25】 石英系SMFの減衰特性をあらわす特性図である。
【図26】 石英系SMFの分散特性をあらわす特性図である。
【符号の説明】
10,60・・・カメラ部, 11,61・・・信号記録再生部, 12,62・・・データ処理部, 13〜16,55,63〜65,85,90・・・P/S変換部, 17〜20,56,66〜68,86,91・・・E/O変換部, 21・・・合波部, 22,32,69,70,73,75・・・双方向性WDMカップラ, 24,26,28,30,33,36,38,40,71,74・・・光コネクタ, 23,35・・・誘電体多層膜部, 31,72・・光信号伝送ケーブル, 45・・・分波部, 46〜49,57,76〜78,87,92・・・O/E変換部, 50〜53,58,80〜82,88,93・・・S/P変換部, 54,83・・・データ再生処理部

Claims (17)

  1. フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに、上記輝度信号データ系列及び色差信号データ系列の夫々における各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、第1のグループを構成するデータに基づく第1の中間ワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2の中間ワード列データとを形成し、上記第1の中間ワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第1のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データとを形成するとともに、上記第2の中間ワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第3のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データとを形成する、データ処理を施し、
    上記第1から第4までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得て、
    第1から第4までのシリアルデータを所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換し、
    該第1から第4までの光信号を合波して多重光信号を得、
    該多重光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1の入出力端に供給し、上記第3の入出力端に導出される上記多重光信号を、光信号伝送ケーブルに送出して該光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、
    第5のシリアルデータを上記第1から第4までの中心波長とは異なる中心波長を有した第5の光信号に変換して、
    該第5の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第4の入出力端に供給し、上記第6の入出力端に導出される上記第5の光信号を、上記光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
    上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記多重光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出して、
    上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出される上記多重光信号に分波処理及び光電処理を施して、上記第1から第4までのシリアルデータを再生するとともに、
    上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第5の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出して、
    上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出される上記第5の光信号に光電処理を施して、上記第5のシリアルデータを再生するデータ伝送方法。
  2. 上記第1から第4までのワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項1記載のデータ伝送方法。
  3. フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされパラレルデータに、上記緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との夫々における各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1の中間ワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2の中間ワード列データとを得、上記第1の中間ワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を構成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの一部及び赤色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、補助データ系列を構成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの他の一部及び上記赤色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、上記第1及び第2のワードグループに夫々基づく第1及び第2のワード列データを形成するとともに、上記第2の中間ワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を構成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの一部及び赤色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの一部とを含む第3のワードグループと、補助データ系列を構成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの他の一部及び上記赤色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第4のワードグループとに振り分け、上記第3及び第4のワードグループに夫々基づく第3及び第4のワード列データを形成する、データ処理を施し、
    上記第1から第4までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得て、
    該第1から第4までのシリアルデータを所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換し、
    該第1から第4までの光信号を合波して多重光信号を得、
    該多重光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1の入出力端に供給し、上記第3の入出力端に導出される上記多重光信号を、光信号伝送ケーブルに送出して該光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、
    第5のシリアルデータを上記第1から第4までの中心波長とは異なる中心波長を有した第5の光信号に変換して、
    該第5の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第4の入出力端に供給し、上記第6の入出力端に導出される上記第5の光信号を、上記光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
    上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記多重光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出して、
    上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出される上記多重光信号に分波処理及び光電処理を施して、上記第1から第4までのシリアルデータを再生するとともに、
    上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第5の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出して、
    上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出される上記第5の光信号に光電処理を施して、上記第5のシリアルデータを再生するデータ伝送方法。
  4. 上記第1から第4までのワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項3記載のデータ伝送方法。
  5. フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された36ビット構成とされるパラレルデータに、上記緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との夫々における各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1の中間ワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2の中間ワード列データとを形成し、上記第1の中間ワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部及び上記赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第1のワード列データと、上記青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部及び上記赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データと、を形成するとともに、上記第2の中間ワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部及び上記赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第3のワード列データと、上記青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部及び上記赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データとを形成する、データ処理を施し、
    上記第1から第4までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得て、
    該第1から第4までのシリアルデータを所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換し、
    該第1から第4までの光信号を合波して多重光信号を得、
    該多重光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1の入出力端に供給し、上記第3の入出力端に導出される上記多重光信号を、光信号伝送ケーブルに送出して該光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、
    第5のシリアルデータを上記第1から第4までの中心波長とは異なる中心周波数を有した第5の光信号に変換して、
    該第5の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第4の入出力端に供給し、上記第6の入出力端に導出される上記第5の光信号を、上記光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
    上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記多重光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出して、
    上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出される上記多重光信号に分波処理及び光電処理を施して、上記第1から第4までのシリアルデータを再生するとともに、
    上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第5の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出して、
    上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出される上記第5の光信号に光電処理を施して、上記第5のシリアルデータを再生するデータ伝送方法。
  6. 上記第1から第4までのワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項5記載のデータ伝送方法。
  7. フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列及び色差信号データ系列と上記輝度信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された36ビット,42ビットもしくは48ビット構成とされパラレルデータに、上記輝度信号データ系列,色差信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割し、上記輝度信号データ系列から分割された複数の上位10ビット及び上記色差信号データ系列から分割された複数の上位10ビットに基づく第1のワード列データと、上記輝度信号データ系列から分割された複数の下位2ビット,4ビットもしくは6ビット及び上記色差信号データ系列から分割された複数の下位2ビット,4ビットもしくは6ビットに基づく第2のワード列データと、上記付加情報データ系列から分割された複数の上位10ビット及び複数の下位2ビット,4ビットもしくは6ビットに基づく第3のワード列データとを形成するデータ処理を施し、
    上記第1から第3までのワード列データに夫々基づく第1から第3までのシリアルデータを得て、
    該第1から第3までのシリアルデータを所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第3までの中心波長を夫々有した第1から第3までの光信号に変換し、
    上記第1から第3までの光信号を、一端部側に第1から第4までの入出力端が設けられるとともに他端部側に第5の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1,第2及び第3の入出力端に夫々供給して、上記第5の入出力端に多重光信号を導出し、該多重光信号を、一端部側に第6及び第7の入出力端が設けられるとともに他端部側に第8の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第6の入出力端に供給し、上記第8の入出力端に導出される上記多重光信号を、光信号伝送ケーブルに送出して該光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送し、
    第4のシリアルデータを上記第3の中心波長に所定の波長間隔をおいて近接する第4の中心波長を有した第4の光信号に変換して、該第4の光信号を、一端部側に第9から第12までの入出力端が設けられるとともに他端部側に第13の入出力端が設けられて成る第3の双方向性波長多重カップラにおける上記第12の入出力端に供給し、上記第13の入出力端に導出される上記第4の光信号を、一端部側に第14及び第15の入出力端が設けられるとともに他端部側に第16の入出力端が設けられて成る第4の双方向性波長多重カップラにおける上記第14の入出力端に供給し、上記第16の入出力端に導出される上記第4の光信号を、上記光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送するとともに、
    第5のシリアルデータを上記第1から第4までの中心波長とは異なる中心波長を有した第5の光信号に変換して、該第5の光信号を、上記第4の双方向性波長多重カップラにおける上記第15の入出力端に供給し、上記第16の入出力端に導出される上記第5の光信号を、上記光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
    上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記多重光信号を、上記第4の双方向性波長多重カップラの上記第14の入出力端に導出して、該第4の双方向性波長多重カップラの上記第14の入出力端に導出される上記多重光信号を、上記第3の双方向性波長多重カップラの第9から第11までの入出力端に上記第1から第3までの光信号として導出し、
    上記第3の双方向性波長多重カップラの上記第9から第11までの入出力端に夫々導出 される上記第1から第3までの光信号の夫々に光電処理を施して、上記第1から第3までのシリアルデータを再生し、
    上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第4の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第6の入出力端に導出して、該第2の双方向性波長多重カップラの上記第6の入出力端に導出される上記第4の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの第4の入出力端に導出し、
    上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第4の入出力端に導出される上記第4の光信号に光電処理を施して、上記第4のシリアルデータを再生するとともに、
    上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第5の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第7の入出力端に導出し、
    該第2の双方向性波長多重カップラの上記第7の入出力端に導出される上記第5の光信号に光電処理を施して、上記第5のシリアルデータを再生するデータ伝送方法。
  8. 上記付加情報データ系列が、ディジタル映像信号についてのKey信号情報をあらわすことを特徴とする請求項7記載のデータ伝送方法。
  9. 上記第1,第2及び第3のワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項記載のデータ伝送方法。
  10. フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列と上記緑色原色信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された48ビット構成とされるパラレルデータに、上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列,赤色原色信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部及び上記赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部とに基づく第1のワード列データと、上記青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部及び上記赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビット,上記青色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビット及び上記赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットとに基づく第2のワード列データと、上記付加情報データ系列から分割された複数の上位10ビット及び複数の下位2ビットに基づく第3のワード列データとを形成する、データ処理を施し、
    上記第1から第3までのワード列データに夫々基づく第1から第3までのシリアルデータを得て、
    該第1から第3までのシリアルデータを所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第3までの中心波長を夫々有した第1から第3までの光信号に変換し、
    上記第1から第3までの光信号を、一端部側に第1から第4までの入出力端が設けられるとともに他端部側に第5の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1,第2及び第3の入出力端に夫々供給して、上記第5の入出力端に多重光信号を導出し、該多重光信号を、一端部側に第6及び第7の入出力端が設けられるとともに他端部側に第8の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第6の入出力端に供給し、上記第8の入出力端に導出される上記多重光信号を、光信号伝送ケーブルに送出して該光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送し、
    第4のシリアルデータを上記第3の中心波長に所定の波長間隔をおいて近接する第4の中心波長を有した第4の光信号に変換して、該第4の光信号を、一端部側に第9から第12までの入出力端が設けられるとともに他端部側に第13の入出力端が設けられて成る第3の双方向性波長多重カップラにおける上記第12の入出力端に供給し、上記第13の入 出力端に導出される上記第4の光信号を、一端部側に第14及び第15の入出力端が設けられるとともに他端部側に第16の入出力端が設けられて成る第4の双方向性波長多重カップラにおける上記第14の入出力端に供給し、上記第16の入出力端に導出される上記第4の光信号を、上記光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送するとともに、
    第5のシリアルデータを上記第1から第4の中心波長とは異なる中心波長を有する第5の光信号に変換して、該第5の光信号を、上記第4の双方向性波長多重カップラにおける上記第15の入出力端に供給し、上記第16の入出力端に導出される上記第5の光信号を、上記光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
    上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記多重光信号を、上記第4の双方向性波長多重カップラの上記第14の入出力端に導出して、該第4の双方向性波長多重カップラの上記第14の入出力端に導出される上記多重光信号を、上記第3の双方向性波長多重カップラの第9から第11までの入出力端に上記第1から第3までの光信号として導出し、
    上記第3の双方向性波長多重カップラの上記第9から第11までの入出力端に夫々導出される上記第1から第3までの光信号の夫々に光電処理を施して、上記第1から第3までのシリアルデータを再生し、
    上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第4の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第6の入出力端に導出して、該第2の双方向性波長多重カップラの上記第6の入出力端に導出される上記第4の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの第4の入出力端に導出し、
    上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第4の入出力端に導出される上記第4の光信号に光電処理を施して、上記第4のシリアルデータを再生するとともに、
    上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第5の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第7の入出力端に導出し、
    該第2の双方向性波長多重カップラの上記第7の入出力端に導出される上記第5の光信号に光電処理を施して、上記第5のシリアルデータを再生するデータ伝送方法。
  11. 上記付加情報データ系列が、ディジタル映像信号についてのKey信号情報をあらわすことを特徴とする請求項10記載のデータ伝送方法。
  12. 上記第1,第2及び第3のワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項10記載のデータ伝送方法。
  13. フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに、上記輝度信号データ系列及び色差信号データ系列の夫々における各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、第1のグループを構成するデータに基づく第1の中間ワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2の中間ワード列データとを形成し、上記第1の中間ワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第1のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データとを形成するとともに、上記第2の中間ワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第3のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第4のワー ド列データとを形成する、データ処理を施すデータ処理部と、
    上記第1から第までのワード列データに夫々基づく第1から第までのシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
    上記第1から第までのシリアルデータを所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第までの中心波長を夫々有した第1から第までの光信号に変換する第1から第までの電光変換部と、
    上記第1から第4までの光信号を合波して多重光信号を得る多重光信号形成部と、
    一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第の入出力端が設けられて成り、上記多重光信号が上記第1の入出力端に供給されて上記第の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
    第5のシリアルデータを上記第1から第4までの中心波長とは異なる中心波長を有した第5の光信号に変換する第5の電光変換部と、
    一端部側に第及び第の入出力端が設けられるとともに他端部側に第の入出力端が設けられて成り、上記第5の光信号が上記第4の入出力端に供給されて上記第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
    記第の双方向性波長多重カップラの第の入出力端に導出される上記多重光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第の双方向性波長多重カップラの第の入出力端に導出される上記第5の光信号を上記他端側から上記一端部へと伝送する光信号伝送ケーブルと、
    該光信号伝送ケーブルの他端側に得られ、上記第の双方向性波長多重カップラを上記第の入出力端から上記第の入出力端へと通じて導出される上記多重光信号を、上記第1から第4までの光信号に分波する分波部と、
    該分波部から得られる上記第1から第までの光信号を上記第1から第までのシリアルデータに変換する第1から第までの光電変換部と、
    上記光信号伝送ケーブルの一端側に設けられ、上記第の双方向性波長多重カップラを上記第の入出力端から上記第の入出力端へと通じて導出される上記第の光信号を上記第のシリアルデータに変換する第5の光電変換部と、
    を備えて構成されるデータ伝送装置。
  14. フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、上記緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との夫々における各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1の中間ワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2の中間ワード列データとを得、上記第1の中間ワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を構成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの一部及び該赤色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、補助データ系列を構成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの他の一部及び上記赤色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、上記第1及び第2のワードグループに夫々基づく第1及び第2のワード列データを形成するとともに、上記第2の中間ワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を構成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの一部及び該赤色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの一部とを含む第3のワードグループと、補助データ系列を構成する10ビットワードと上記青色原色信号デ ータ系列を構成する10ビットワードの他の一部及び上記赤色原色信号データ系列を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第4のワードグループとに振り分け、上記第3及び第4のワードグループに夫々基づく第3及び第4のワード列データを形成する、データ処理を施すデータ処理部と、
    上記第1から第4までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
    上記第1から第4までのシリアルデータを所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換する第1から第4までの電光変換部と、
    上記第1から第4までの光信号を合波して多重光信号を得る多重光信号形成部と、
    一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、上記多重光信号が上記第1の入出力端に供給されて上記第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
    第5のシリアルデータを上記第1から第4までの中心波長とは異なる中心波長を有した第5の光信号に変換する第5の光電変換部と、
    一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、上記第5の光信号が上記第4の入出力端に供給されて上記第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
    上記第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される上記多重光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される上記第5の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送する光信号伝送ケーブルと、
    該光信号伝送ケーブルの他端側に得られ、上記第2の双方向性波長多重カップラを上記第6の入出力端から上記第5の入出力端へと通じて導出される上記多重光信号を、上記第1から第4までの光信号に分波する分波部と、
    該分波部から得られる上記第1から第4までの光信号を上記第1から第4までのシリアルデータに変換する第1から第4までの光電変換部と、
    上記光信号伝送ケーブル一端側に設けられ、上記第1の双方向性波長多重カップラを上記第3の入出力端から上記第2の入出力端へと通じて導出される上記第5の光信号を上記第5のシリアルデータに変換する第5の光電変換部と、
    を備えて構成されるデータ伝送装置。
  15. フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された36ビット構成とされるパラレルデータに、上記緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との夫々における各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1の中間ワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2の中間ワード列データとを形成し、上記第1の中間ワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部及び上記赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第1のワード列データと、上記青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部及び記赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データと、を形成するとともに、上記第2の中間ワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号デ ータ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部及び上記赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第3のワード列データと、上記青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部及び上記赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データとを形成する、データ処理を施すデータ処理部と、
    上記第1から第4までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
    上記第1から第4までのシリアルデータを所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換する第1から第4までの電光変換部と、
    上記第1から第4までの光信号を合波して多重光信号を得る多重光信号形成部と、
    一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、上記多重光信号が上記第1の入出力端に供給されて上記第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
    第5のシリアルデータを上記第1から第4までの中心波長とは異なる中心波長を有した第5の光信号に変換する第5の光電変換部と、
    一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、上記第5の光信号が上記第4の入出力端に供給されて上記第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
    上記第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される上記多重光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される上記第5の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送する光信号伝送ケーブルと、
    該光信号伝送ケーブルの他端側に得られ、上記第2の双方向性波長多重カップラを上記第6の入出力端から上記第5の入出力端へと通じて導出される上記多重光信号を、上記第1から第4までの光信号に分波する分波部と、
    該分波部から得られる上記第1から第4までの光信号を上記第1から第4までのシリアルデータに変換する第1から第4までの光電変換部と、
    上記光信号伝送ケーブル一端側に設けられ、上記第1の双方向性波長多重カップラを上記第3の入出力端から上記第2の入出力端へと通じて導出される上記第5の光信号を上記第5のシリアルデータに変換する第5の光電変換部と、
    を備えて構成されるデータ伝送装置。
  16. フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列及び色差信号データ系列と上記輝度信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された36ビット,42ビットもしくは48ビット構成とされるパラレルデータに、上記輝度信号データ系列,色差信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割し、上記輝度信号データ系列から分割された複数の上位10ビット及び上記色差信号データ系列から分割された複数の上位10ビットに基づく第1のワード列データと、上記輝度信号データ系列から分割された複数の下位2ビット,4ビットもしくは6ビット及び上記色差信号データ系列から分割された複数の下位2ビット,4ビットもしくは6ビットに基づく第2のワード列データと、上記付加情報データ系列から分割された複数の上位10ビット及び複数の下位2ビット,4ビットもしくは 6ビットに基づく第3のワード列データとを形成する、データ処理を施すデータ処理部と、
    上記第1から第3までのワード列データに夫々基づく第1から第3までのシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
    上記第1から第3までのシリアルデータを所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第3までの中心波長を夫々有した第1から第3までの光信号に変換する第1から第3までの電光変換部と、
    一端部側に第1から第4までの入出力端が設けられるとともに他端部側に第5の入出力端が設けられて成り、上記第1から第3までの光信号が上記第1から第3までの入出力端に供給されて上記第5の入出力端に多重光信号が導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
    一端部側に第6及び第7の入出力端が設けられるとともに他端部側に第8の入出力端が設けられて成り、上記第1の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出される上記多重光信号が上記第6の入出力端に供給されて上記第8の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
    第4のシリアルデータを上記第3の中心波長に所定の波長間隔をおいて近接する第4の中心波長を有した第4の光信号に変換する第4の電光変換部と、
    第5のシリアルデータを上記第1から第4までの中心波長とは異なる中心波長を有した第5の光信号に変換する第5の電光変換部と、
    一端部側に第9から第12までの入出力端が設けられるとともに他端部側に第13の入出力端が設けられて成り、上記第4の光信号が上記第12の入出力端に供給されて上記第13の入出力端に導出される第3の双方向性波長多重カップラと、
    一端部側に第14及び第15の入出力端が設けられるとともに他端部側に第16の入出力端が設けられて成り、上記第3の双方向性波長多重カップラの第13の入出力端に導出される上記第4の光信号が上記第14の入出力端に供給されて上記第16の入出力端に導出されるとともに、上記第5の光信号が上記第15の入出力端に供給されて上記第16の入出力端に導出される第4の双方向性波長多重カップラと、
    上記第2の双方向性波長多重カップラの第8の入出力端に導出される上記多重光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第4の双方向性波長多重カップラの第16の入出力端に導出される上記第4及び第5の光信号を上記他端側から上記一端部へと伝送する光信号伝送ケーブルと、
    該光信号伝送ケーブルの他端側に得られ、上記第4の双方向性波長多重カップラを上記第6の入出力端から上記第14の入出力端へと通じて導出される上記多重光信号が、上記第3の双方向性波長多重カップラに上記第13の入出力端から供給されて、上記第3の双方向性波長多重カップラの上記第9から第11までの入出力端に導出される上記第1から第3までの光信号を、上記第1から第3までのシリアルデータに変換する第1から第3までの光電変換部と、
    上記光信号伝送ケーブルの一端側に得られ、上記第2の双方向性波長多重カップラを上記第8の入出力端から上記第6の入出力端へと通じ、さらに、上記第1の双方向性波長多重カップラを上記第5の入出力端から上記第4の入出力端へと通じて導出される上記第4の光信号を上記第4のシリアルデータに変換する第4の光電変換部と、
    上記光信号伝送ケーブルの一端側に得られ、上記第2の双方向性波長多重カップラを上記第8の入出力端から上記第7の入出力端へと通じて導出される上記第5の光信号を上記第5のシリアルデータに変換する第5の光電変換部と、
    を備えて構成されるデータ伝送装置。
  17. フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じたものとして、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列と上記緑色原色信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置 をもって形成された48ビット構成とされるパラレルデータに、上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列,赤色原色信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部及び上記赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの一部とに基づく第1のワード列データと、上記青色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部及び上記赤色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビット,上記青色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビット及び上記赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットとに基づく第2のワード列データと、上記付加情報データ系列から分割された複数の上位10ビット及び複数の下位2ビットに基づく第3のワード列データとを形成する、データ処理を施すデータ処理部と、
    上記第1から第3までのワード列データに夫々基づく第1から第3までのシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
    上記第1から第3までのシリアルデータを所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第3までの中心波長を夫々有した第1から第3までの光信号に変換する第1から第3までの電光変換部と、
    一端部側に第1から第4までの入出力端が設けられるとともに他端部側に第5の入出力端が設けられて成り、上記第1から第3までの光信号が上記第1から第3までの入出力端に供給されて上記第5の入出力端に多重光信号が導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
    一端部側に第6及び第7の入出力端が設けられるとともに他端部側に第8の入出力端が設けられて成り、上記第1の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出される上記多重光信号が上記第6の入出力端に供給されて上記第8の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
    第4のシリアルデータを上記第3の中心波長に所定の波長間隔をおいて近接する第4の中心波長を有した第4の光信号に変換する第4の電光変換部と、
    第5のシリアルデータを上記第1から第4までの中心波長とは異なる中心波長を有した第5の光信号に変換する第5の電光変換部と、
    一端部側に第9から第12までの入出力端が設けられるとともに他端部側に第13の入出力端が設けられて成り、上記第4の光信号が上記第12の入出力端に供給されて上記第13の入出力端に導出される第3の双方向性波長多重カップラと、
    一端部側に第14及び第15の入出力端が設けられるとともに他端部側に第16の入出力端が設けられて成り、上記第3の双方向性波長多重カップラの第13の入出力端に導出される上記第4の光信号が上記第14の入出力端に供給されて上記第16の入出力端に導出されるとともに、上記第5の光信号が上記第15の入出力端に供給されて上記第16の入出力端に導出される第4の双方向性波長多重カップラと、
    上記第2の双方向性波長多重カップラの第8の入出力端に導出される上記多重光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第4の双方向性波長多重カップラの第16の入出力端に導出される上記第4及び第5の光信号を上記他端側から上記一端部へと伝送する光信号伝送ケーブルと、
    該光信号伝送ケーブルの他端側に得られ、上記第4の双方向性波長多重カップラを上記第6の入出力端から上記第14の入出力端へと通じて導出される上記多重光信号が、上記第3の双方向性波長多重カップラに上記第13の入出力端から供給されて、上記第3の双方向性波長多重カップラの上記第9から第11までの入出力端に導出される上記第1から第3までの光信号を、上記第1から第3までのシリアルデータに変換する第1から第3までの光電変換部と、
    上記光信号伝送ケーブルの一端側に得られ、上記第2の双方向性波長多重カップラを上記第8の入出力端から上記第6の入出力端へと通じ、さらに、上記第1の双方向性波長多 重カップラを上記第5の入出力端から上記第4の入出力端へと通じて導出される上記第4の光信号を上記第4のシリアルデータに変換する第4の光電変換部と、
    上記光信号伝送ケーブルの一端側に得られ、上記第2の双方向性波長多重カップラを上記第8の入出力端から上記第7の入出力端へと通じて導出される上記第5の光信号を上記第5のシリアルデータに変換する第5の光電変換部と、
    を備えて構成されるデータ伝送装置。
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