JP4131115B2 - データ伝送方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願の特許請求の範囲に記載された発明は、映像信号情報等をあらわす複数のディジタルデータをシリアルデータとし、さらに、それらに電光変換処理を施して得られる複数の光信号を、二つの送受信部間において光信号伝送ケーブルを通じて双方向に伝送するデータ伝送方法及びその実施に供されるデータ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
映像信号の分野においては、伝達情報の多様化及び再生画像の高品質化を実現する観点等からのディジタル化が図られており、例えば、映像信号情報をあらわすディジタルデータによって形成されるディジタル映像信号を扱う高精細度テレビジョン(High Definition Television:HDTV)システム等が提案されている。HDTVシステムのもとにおけるディジタルビデオ信号(以下、HDディジタル映像信号という)は、例えば、BTA(Broadcasting Technology Association:放送技術開発協議会)により制定された規格に従って形成され、Y,PB /PR 形式のものとG,B,R形式のものとがある。Y,PB /PR 形式の場合、Yは輝度信号を意味し、PB 及びPR は色差信号を意味する。また、G,B,R形式の場合、G,B及びRは夫々緑色原色信号,青色原色信号及び赤色原色信号を意味する。
【0003】
Y,PB /PR 形式のHDディジタル映像信号は、フレームレートが30Hzもしくは30/1.001Hz(本願においてはこれらのいずれをも30Hzという。)とされたもとで、各フレーム画像が第1フィールド画像と第2フィールド画像とに分けられて形成される飛び越し走査用の信号とされ、例えば、図48に示される如くのデータフォーマットに従うものとされる。図48に示されるデータフォーマットは、図48のAに示される如くの、映像信号における輝度信号情報をあらわす輝度信号データ系列(Yデータ系列)と、図48のBに示される如くの、映像信号における色差信号情報をあらわす色差信号データ系列(PB /PR データ系列)とから成り、Yデータ系列及びPB /PR データ系列の夫々は、量子化ビット数を10ビットとし、従って、それを形成するワードデータの各々が10ビット構成とされ、また、そのワード伝送レートは、例えば、74.25MBpsとされる。そして、図48のAには、Yデータ系列における各ライン部中のラインブランキング部及びその前後における映像データ部の一部分が示されており、また、図48のBには、PB /PR データ系列における各ライン部中のラインブランキング部及びその前後における映像データ部の一部分が示されている。
【0004】
Yデータ系列にあっては、各映像データ部の直前に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3FF(Y),000(Y),000(Y),XYZ(Y);3FF,000及びXYZは16進表現であり、(Y)はYデータ系列中のワードであることをあらわす。)から成るタイミング基準コードデータ(SAV: Start of Active Video )が配されるとともに、各映像データ部の直後に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3FF(Y),000(Y),000(Y),XYZ(Y))から成るタイミング基準コードデータ(EAV: End of Active Video )が配される。同様にして、PB /PR データ系列にあっても、各映像データ部の直前に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3FF(C),000(C),000(C),XYZ(C);3FF,000及びXYZは16進表現であり、(C)はPB /PR データ系列中のワードであることをあらわす。)から成るタイミング基準コードデータ:SAVが配されるとともに、各映像データ部の直後に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3FF(C),000(C),000(C),XYZ(C))から成るタイミング基準コードデータ:EAVが配される。勿論、Yデータ系列中のタイミング基準コードデータ:EAV及びSAVの夫々は、Yデータ系列における各ラインブランキング部に配され、また、PB /PR データ系列中のタイミング基準コードデータ:EAV及びSAVの夫々は、PB /PR データ系列における各ラインブランキング部に配される。
【0005】
ここでは(Y)もしくは(C)が付されて示される4ワード(3FF,000,000,XYZ)にあっては、始めの3ワード(3FF,000,000)が、ワード同期あるいはライン同期を確立するためのものであり、また、最後の1ワード(XYZ)が、同一フレームにおける第1フィールドと第2フィールドとの識別のため、あるいは、タイミング基準コードデータ:SAVとタイミング基準コードデータ:EAVとの識別のためのものである(以下において同様)。
【0006】
また、G,B,R形式のHDディジタル映像信号も、フレームレートが30Hzとされたもとでの飛び越し走査用の信号とされ、例えば、図49に示される如くのデータフォーマットに従うものとされる。図49に示されるデータフォーマットは、図49のAに示される如くの、映像信号における緑色原色信号情報をあらわす緑色原色信号データ系列(Gデータ系列)と、図49のBに示される如くの、映像信号における青色原色信号情報をあらわす青色原色信号データ系列(Bデータ系列)と、図49のCに示される如くの、映像信号における赤色原色信号情報をあらわす赤色原色信号データ系列(Rデータ系列)とから成り、Gデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列の夫々は、量子化ビット数を10ビットとし、従って、それを形成するワードデータの各々は、10ビット構成とされ、また、そのワード伝送レートは、例えば、74.25MBpsとされる。そして、図49のA,B及びCには、夫々、Gデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列における各ライン部中のラインブランキング部及びその前後における映像データ部の一部分が示されている。
【0007】
Gデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列の夫々にあっては、各映像データ部の直前に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3FF(G),000(G),000(G)及びXYZ(G)((G)はGデータ系列中のワードであることをあらわす。),3FF(B),000(B),000(B)及びXYZ(B)((B)はBデータ系列中のワードであることをあらわす。)、もしくは、3FF(R),000(R),000(R)及びXYZ(R)((R)はRデータ系列中のワードであることをあらわす。))から成るタイミング基準コードデータ:SAVが配されるとともに、各映像データ部の直後に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3FF(G),000(G),000(G)及びXYZ(G),3FF(B),000(B),000(B)及びXYZ(B)、もしくは、3FF(R),000(R),000(R)及びXYZ(R))から成るタイミング基準コードデータ:EAVが配される。勿論、Gデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列の夫々におけるタイミング基準コードデータ:EAV及びSAVの各々は、Gデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列の夫々における各ラインブランキング部に配される。
【0008】
現行のHDTVシステムにあっては、上述の如くのフレームレートが30Hzとされたもとでの飛び越し走査用とされたY,PB /PR 形式もしくはG,B,R形式のHDディジタル映像信号が用いられているが、これに対して、次世代のHDTVシステムとして、フレームレートが60Hzもしくは60/1.001Hz(本願においてはこれらのいずれをも60Hzという。)とされたもとで、各フレーム画像が第1及び第2フィールドに分けられることなく形成される順次走査用とされた、Y,PB /PR 形式もしくはG,B,R形式のHDディジタル映像信号を用いるシステムが提案されている。順次走査用とされた、Y,PB /PR 形式もしくはG,B,R形式のHDディジタル映像信号は、プログレッシブ(Progressive)方式のHDディジタル映像信号と称される。
【0009】
フレームレートが60Hzとされたプログレッシブ方式のHDディジタル映像信号を成すディジタルデータは、米国のSMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers: 映画及びテレビジョン技術者協会)により制定された規格:SMPTE 274 Mによるフォーマットの規格化が図られている。斯かる SMPTE 274 Mにより規格化されたフォーマットにあっては、フレームレート: 60Hzの他、ラインあたりの有効データサンプル数:1920サンプル,フレームあたりの有効ライン数:1080ライン,サンプリング周波数:148.5MHzもしくは148.5/1.001MHz(本願においてはこれらのいずれをも148.5MHzという。),量子化ビット数:8ビットもしくは10ビット等々が決められている。そして、パラレルデータインターフェースは、Y,PB /PR 形式の場合、8ビット×2=16ビットもしくは10ビット×2=20ビットであり、G,B,R形式の場合、8ビット×3=24ビットもしくは10ビット×3=30ビットである。
【0010】
このような量子化ビット数が8ビットもしくは10ビットとされたディジタル映像信号を成すディジタルデータにあっては、映像信号情報をあらわすためには用いられないコードが禁止コードとして決められている。例えば、量子化ビット数が8ビットである場合、禁止コードは、16進表現で00h及びFFh(添字hは16進数であることをあらわす)、即ち、0000 0000 及び 1111 1111とされ、また、量子化ビット数が10ビットである場合、禁止コードは、16進表現で000h〜003h及び3FCh〜3FFh、即ち、 00 0000 0000 〜 00 0000 0011 及び 11 1111 1100 〜 11 1111 1111 とされる。
【0011】
なお、Y,PB /PR 形式の場合、PB データ系列及びPR データ系列の夫々のサンプリング周波数が、Yデータ系列のサンプリング周波数の1/2とされる。以下おいては、必要に応じて、Y,PB /PR 形式を4:2:2形式とあらわす。また、G,B,R形式の場合、Gデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列の夫々のサンプリング周波数が同一とされる。以下おいては、必要に応じて、G,B,R形式を4:4:4形式とあらわす。
【0012】
また、こうしたHDディジタル映像信号とは別に、例えば、秒あたり24コマ(24コマ/秒)のフィルムを通じて映写される映画の動画像をHDTVシステムによる画像と同等の画質をもって実現するための、プログレッシブ方式のディジタル映像信号が提案されている。以下、このようなディジタル映像信号を、D−Cinema信号と呼ぶ。
【0013】
D−Cinema信号は、例えば、フレームレートを24Hzもしくは24/1.001Hz(本願においてはこれらのいずれをも24Hzという。)とするプログレッシブ方式のディジタル映像信号と言うことができるが、D−Cinema信号のフレームレートは、24Hzに限られるものではなく、25Hz,30Hz,50Hz,60Hz等も考えられる。フレームレートを24Hz,25Hz,30Hz,50Hz,60Hz等とするディジタル映像信号を成すディジタルデータについては、そのフォーマットが SMPTE 274 M により規格化されており、ラインあたりの有効データサンプル数:1920サンプル,フレームあたりの有効ライン数:1080ライン,サンプリング周波数:74.25MHzもしくは74.25/1.001MHz(本願においてはこれらのいずれをも74.25MHzという。)あるいは148.5MHz,量子化ビット数:8ビットもしくは10ビット等々が決められている。そして、パラレルデータインターフェースは、4:2:2形式の場合、8ビット×2=16ビットもしくは10ビット×2=20ビットであり、4:4:4形式の場合、8ビット×3=24ビットもしくは10ビット×3=30ビットである。
【0014】
さらに、前述のHDディジタル映像信号あるいはD−Cinema信号とは別に、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ラインに設定され、また、各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたプログレッシブ方式のディジタル映像信号(本願においては、斯かるディジタル映像信号を720P信号と呼ぶ)が提案されている。このような720P信号を成すディジタルデータは、SMPTEにより制定された規格:SMPTE 296M によるフォーマットの規格化が図られている。斯かる SMPTE 296M により規格化されたフォーマットにあっては、フレームレート: 60Hz,フレームあたりの有効ライン数:720ライン,ラインあたりの有効データサンプル数:1280サンプルのみならず、各フレームにおけるライン数:750ライン,サンプリング周波数:74.25MHz,量子化ビット数:8ビットもしくは10ビット等々が決められている。そして、パラレルデータインターフェースは、Y,PB /PR 形式の場合、8ビット×2=16ビットもしくは10ビット×2=20ビットであり、G,B,R形式の場合、8ビット×3=24ビットもしくは10ビット×3=30ビットである。
【0015】
720P信号は、ディジタル映像信号の分野におけるHDディジタル映像信号への移行期において提案されたものであって、フレームあたりの有効ライン数及びラインあたりの有効データサンプル数が、HDディジタル映像信号が1080ライン及び1920サンプルであるのに対して、720ライン及び1280サンプルとされて、HDディジタル映像信号の場合の2/3であるので、それに基づいて再生される画像の解像度においてはHDディジタル映像信号に比して劣るものの、フレームレートが60Hzであることからして、動きの速い画像をあらわす信号としての利用に適している。
【0016】
こうした状況のなかで、HDディジタル映像信号,D−Cinema信号あるいは720P信号等のディジタル映像信号を形成するディジタルデータについて、例えば、それに基づいて再生される画像の解像度の更なる向上を求めて、量子化ビット数を、従前の8ビットもしくは10ビットを越えるビット数、例えば、12ビット,14ビット,16ビット等とすることが望まれるようになってきている。しかしながら、前述の SMPTE 274 M , SMPTE 296M等を含む現行のディジタル映像信号を成すディジタルデータに関する規格にあっては、量子化ビット数を8ビットもしくは10ビットとするものについての規格化は図られているが、量子化ビット数を8ビットもしくは10ビットを越えるビット数、例えば、12ビット,14ビット,16ビット等とするものについては規格化されていない。
【0017】
さらに、量子化ビット数を、例えば、12ビット,14ビットもしくは16ビットとするディジタル映像信号を成すディジタルデータにあっては、その伝送に伴う問題もある。即ち、ディジタル映像信号を成すディジタルデータの伝送にあたっては、シリアルデータに変換されて伝送されるシリアル伝送が望まれることになるが、現行のもとでは、量子化ビット数を8ビットもしくは10ビットとする4:2:2形式のHDディジタル信号を成すディジタルデータについて、前述のBTAによって制定された規格であるBTA S-004 による HD SDI (High Definition Serial Digital Interface)を用いて伝送することが規格化されているだけで、他の形式のディジタルデータ、例えば、4:4:4 形式のディジタル映像信号を成すディジタルデータ,量子化ビット数を10ビットを越えるものとするディジタル映像信号を成すディジタルデータのシリアル伝送については、規格化されていない。
【0018】
また、上述の如くにディジタル化が図られる映像信号に関連して、当該映像信号が他の映像信号と合成される際に利用される、Key信号(Key Signal) が提案されている。Key信号は、関連する映像信号についての不透明さあるいは透明さ(opacity or transparency) をあらわす信号であって、“SMPTE RECOMMENDED PRACTICE”RP 157-1995 として推奨されている。
【0019】
4:2:2形式のディジタル映像信号に関連するKey信号は、それを成すディジタルデータであるKey信号データ系列が、当該ディジタル映像信号を成すディジタルデータに含まれるYデータ系列と同等のデータフォーマットを有し、Yデータ系列と同様に扱われるものとされる。また、4:4:4形式のディジタル映像信号に関連するKey信号は、それを成すディジタルデータであるKey信号データ系列が、当該ディジタル映像信号を成すディジタルデータに含まれるGデータ系列と同等のデータフォーマットを有し、Gデータ系列と同様に扱われるものとされる。
【0020】
そして、4:2:2形式もしくは4:4:4形式のディジタル映像信号を成すディジタルデータの伝送にあたっては、当該ディジタル映像信号を成すディジタルデータとそれに関連するKey信号データ系列とを伝送することが要求される場合も少なくない。斯かる場合には、4:2:2形式もしくは4:4:4形式のディジタル映像信号を成すディジタルデータに加えて、それに関連するKey信号データ系列が、伝送されるディジタル映像信号を成すディジタルデータに付随する付加情報データ系列として伝送されること、さらには、このような両者の伝送が、例えば、量子化ビット数を10ビットとするディジタル映像信号を成すディジタルデータのシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素が利用されて行われるようにされることが、実施にあたっての容易さ,コストの低減化等の観点から望まれる。
【0021】
このような、D−Cinema信号,720P信号等を含むディジタル映像信号もしくは斯かるディジタル映像信号及びKey信号は、例えば、撮像動作を行って映像信号を形成するビデオカメラから得られて、それを記録するとともに必要に応じて再生するビデオテープレコーダ(VTR)を備えた信号記録再生部に供給されるものとされる。
【0022】
ビデオカメラによる撮像及び信号記録再生部によるビデオカメラからの映像信号の記録再生が行われるにあたり、例えば、テレビジョン放送局等により放送番組情報の収録がなされる場合には、一般に、複数のビデオカメラが使用され、複数のビデオカメラによりカメラ部が構成される。そして、カメラ部を構成する複数のビデオカメラの夫々から得られる映像信号もしくは映像信号及びKey信号が、信号記録再生部へと送られる。
【0023】
カメラ部における複数のビデオカメラによる撮像が行われる際には、夫々のビデオカメラを操作する者(カメラマン)にとって、他のビデオカメラによる撮像状況を知ることが必要とされ、それゆえ、各ビデオカメラに備えられた画像モニター上において、他のビデオカメラから得られる映像信号に基づく再生画像が得られるようにされる。そのため、各ビデオカメラから得られて信号記録再生部へと送られた映像信号が、信号記録再生部において所定の処置が施されて、信号記録再生部から複数のビデオカメラにより構成されるカメラ部に供給される。
【0024】
このように、複数のビデオカメラにより構成されるカメラ部に供給される映像信号は、カメラ部における各ビデオカメラに備えられた画像モニター上における画像再生に用いられるものであるので、それに基づく再生画像が格別に高品質であることは要求されない。そこで、斯かる映像信号は、例えば、他のビデオカメラから得られる映像信号に圧縮処理等が施されて得られる、伝送容量が制限されて伝送が容易なものとされる。以下、こうした、例えば、圧縮処理等が施されて得られる映像信号をリターン映像信号と呼ぶ。
【0025】
このように、カメラ部と信号記録再生部との間では、カメラ部における複数のビデオカメラの夫々から得られる映像信号もしくは映像信号及びKey信号が、例えば、VTRを備えた信号記録再生部へと伝送されるとともに、所定の処置が施されたリターン映像信号が信号記録再生部からカメラ部へと伝送され、カメラ部と信号記録再生部との間において、映像信号もしくは映像信号及びKey信号とリターン映像信号との双方向伝送が行われることになる。リターン映像信号は、例えば、複数とされる。
【0026】
カメラ部を構成する複数のビデオカメラの夫々から得られる映像信号が、例えば、D−Cinema信号あるいは720P信号とされる場合には、リターン映像信号もディジタル信号、即ち、ディジタルリターン映像信号とされる。D−Cinema信号あるいは720P信号とディジタルリターン映像信号との夫々は、伝送されるに際しては、シリアルディジタルデータとされる。
【0027】
そして、カメラ部を構成する複数のビデオカメラの夫々から得られるD−Cinema信号あるいは720P信号、もしくは、D−Cinema信号あるいは720P信号及びKey信号とディジタルリターン映像信号とを、カメラ部と信号記録再生部との間において双方向伝送するにあたり、D−Cinema信号あるいは720P信号、もしくは、D−Cinema信号あるいは720P信号及びKey信号を形成するディジタルデータとディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータとの夫々を光信号に変換し、伝送信号容量が大で優れた伝送効率が得られる光信号伝送ケーブルを通じて伝送することが考えられる。その際には、カメラ部と信号記録再生部とを連結する光信号伝送ケーブルを形成するものとして、所謂、光ファイバーが用いられることになる。
【0028】
このような光信号伝送ケーブルを形成する光ファイバーは、例えば、石英系シングルモードファイバー(石英系SMF)とされる。この石英系SMFは、例えば、コア径を10μmとし、クラッド径を125μmとして、伝播モードを一つとするものとされ、伝送周波数帯域が広く、伝播損失が低く抑えられるという特徴を有している。従って、光信号による高速・長距離通信の用途に向いており、ビデオカメラから得られるディジタル映像信号に基づく光信号の伝送に適している。
【0029】
石英系SMFは、例えば、図50に示される減衰特性に従った光信号の減衰を生じ、また、図51に示される分散特性に従った光信号の分散を生じる。光信号の分散とは、光信号の周波数スペクトルの広がりと光ファイバーの材料及び構造に起因して生じる光信号の伝播時間の広がりあるいは波形歪みである。図50に示される減衰特性にあっては、波長を略1.3μmとする光及び波長を略1.55μmとする光に対して減衰の極小値を示している。また、図51に示される分散特性にあっては、波長を略1.3μmとする光の分散が最小となる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如くにして、カメラ部を構成する複数のビデオカメラの夫々から得られるD−Cinema信号,720P信号等を含むディジタル映像信号もしくは斯かるディジタル映像信号及びKey信号を形成するディジタルデータ、及び、ディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータの夫々を光信号に変換し、光信号伝送ケーブルを用いて、カメラ部と信号記録再生部との間において双方向伝送するにあたっては、カメラ部と信号記録再生部との間において、複数の光信号が双方向伝送に供されることになる。従って、従前のデータ伝送手法によるのでは、D−Cinema信号,720P信号等とされるディジタル映像信号もしくは斯かるディジタル映像信号及びKey信号を形成するディジタルデータのシリアル伝送については、ディジタル映像信号もしくはディジタル映像信号及びKey信号を形成するディジタルデータを複数の信号チャンネルに分割して伝送せざるを得ないこともあって、カメラ部と信号記録再生部との間に、多数の光信号伝送ケーブルが並列的に配されることが必要とされ、それにより、大なるケーブル設置用スペースが要されるとともに、コストが嵩むことになってしまう。
【0031】
そこで、カメラ部を構成する複数のビデオカメラの夫々から得られるD−Cinema信号,720P信号等を含むディジタル映像信号もしくは斯かるディジタル映像信号及びKey信号を形成するディジタルデータ、及び、ディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータの夫々が変換されて得られる複数の光信号の、カメラ部と信号記録再生部との間における光信号伝送ケーブルを用いての双方向伝送を、光信号伝送ケーブルの数を最小限に抑えるべく、効率良く行えるデータ伝送システムが望まれるところとなるが、従来にあっては、このようなデータ伝送システムは見当たらない。
【0032】
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に記載された発明は、例えば、光信号伝送ケーブルを用いて、複数のシリアルディジタルデータに基づく複数の光信号を、例えば、共通の光信号伝送ケーブルについて双方向に伝送することができ、それゆえ、例えば、カメラ部を構成する複数のビデオカメラの夫々から得られる、量子化ビット数を10ビット以上とするD−Cinema信号,720P信号等を含むディジタル映像信号もしくは斯かるディジタル映像信号及びKey信号を形成するディジタルデータ、及び、ディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータ、の夫々が変換されて得られる複数の光信号の、カメラ部と信号記録再生部との間における光信号伝送ケーブルを用いての双方向伝送に適用される際には、その双方向伝送を、光信号伝送ケーブルの数を最小限に抑えるべく、効率良く行えることになるデータ伝送方法、及び、斯かる方法の実施に供されるデータ伝送装置を提供する。
【0033】
【課題を解決するための手段】
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項9までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法にあっては、請求項1から請求項3までのいずれかに記載された発明の場合には、フレームレートを24Hz,25Hzもしくは30Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに、輝度信号データ系列及び色差信号データ系列の夫々を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第1のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施すことにより、また、請求項4から請求項6までのいずれかに記載された発明の場合には、フレームレートを24Hz,25Hzもしくは30Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、第1及び第2のワードグループに夫々基づく第1及び第2のワード列データを形成するデータ処理を施すことにより、さらに、請求項7から請求項9までのいずれかに記載された発明の場合には、フレームレートを24Hz,25Hzもしくは30Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された36ビット構成とされるパラレルデータに、緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第1のワード列データと、青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施すことにより、第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得る。そして、第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、それを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換し、その第1の光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける第1の入出力端に供給し、第3の入出力端に導出される第1の光信号を、光信号伝送ケーブルに送出してその一端側から他端側へと伝送するとともに、第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換し、その第2の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける第4の入出力端に供給し、第6の入出力端に導出される第2の光信号を、光信号伝送ケーブルに送出してその他端側から一端側へと伝送し、光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された第1の光信号を、第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出するとともに、光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された第2の光信号を、第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出する。
【0034】
本願の特許請求の範囲における請求項10から請求項21までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法にあっては、請求項10または請求項11に記載された発明の場合には、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに、輝度信号データ系列及び色差信号データ系列の夫々を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第1のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施すことにより、請求項12または請求項13に記載された発明の場合には、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部と含む第1のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、第1及び第2のワードグループに夫々基づく第1及び第2のワード列データを形成するデータ処理を施すことにより、請求項14または請求項15に記載された発明の場合には、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された36ビット構成とされるパラレルデータに、緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第1のワード列データと、青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットとを含んだ第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施すことにより、請求項16から請求項18までのいずれかに記載された発明の場合には、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた輝度信号データ系列及び色差信号データ系列と輝度信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、輝度信号データ系列及び色差信号データ系列に基づく第1のワード列データと、付加情報データ系列に基づく第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施すことにより、そして、請求項19から請求項21までのいずれかに記載された発明の場合には、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列と緑色原色信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された40ビット構成とされるパラレルデータに、緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列,赤色原色信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を形成する10ビットワードを、緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を形成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、付加情報データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を形成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、第1のワードグループに基づく第1のワード列データと、第2のワードグループに基づく第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施すことにより、第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得る。そして、第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、それを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換し、その第1の光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける第1の入出力端に供給し、第3の入出力端に導出される第1の光信号を、光信号伝送ケーブルに送出してその一端側から他端側へと伝送するとともに、第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換し、その第2の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける第4の入出力端に供給し、第6の入出力端に導出される第2の光信号を、光信号伝送ケーブルに送出してその他端側から一端側へと伝送し、光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された第1の光信号を、第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出するとともに、光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された第2の光信号を、第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出する。
【0035】
本願の特許請求の範囲における請求項22から請求項30までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法にあっては、請求項22から請求項24までのいずれかに記載された発明の場合には、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを形成し、第1のワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第3のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データとを形成するとともに、第2のワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第5のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第6のワード列データとを形成するデータ処理を施すことにより、また、請求項25から請求項27までのいずれかに記載された発明の場合には、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを得、上記第1のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、第1及び第2のワードグループに夫々基づく第3及び第4のワード列データを形成するとともに、第2のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第3のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第4のワードグループとに振り分け、第3及び第4のワードグループに夫々基づく第5及び第6のワード列データを形成するデータ処理を施すことにより、さらに、請求項28から請求項30までのいずれかに記載された発明の場合には、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された36ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを形成し、第1のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第3のワード列データと、青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データと、を形成するとともに、第2のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部を含んだ第5のワード列データと、青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第6のワード列データと、を形成するデータ処理を施すことにより、第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得る。そして、第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して第1の複合シリアルデータを形成し、第1の複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換し、その第1の光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける第1の入出力端に供給し、第3の入出力端に導出される第1の光信号を、第1の光信号伝送ケーブルに送出してその一端側から他端側へと伝送するとともに、第3及び第4のシリアルデータにビット多重合成処理を施して第2の複合シリアルデータを形成し、第2の複合シリアルデータを、1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換し、その第2の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける第4の入出力端に供給し、第6の入出力端に導出される第2の光信号を、第2の光信号伝送ケーブルに送出してその一端側から他端側へと伝送し、第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第3の光信号に変換し、その第3の光信号を、一端部側に第7及び第8の入出力端が設けられるとともに他端部側に第9の入出力端が設けられて成る第3の双方向性波長多重カップラにおける第7の入出力端に供給し、第9の入出力端に導出される第3の光信号を、第1の光信号伝送ケーブルに送出してその他端側から一端側へと伝送するとともに、第6のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第4の光信号に変換し、その第4の光信号を、一端部側に第10及び第11の入出力端が設けられるとともに他端部側に第12の入出力端が設けられて成る第4の双方向性波長多重カップラにおける第10の入出力端に供給し、第12の入出力端に導出される第4の光信号を、第2の光信号伝送ケーブルに送出してその他端側から一端側へと伝送し、第1の光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された第1の光信号を、第3の双方向性波長多重カップラの第8の入出力端に導出し、第1の光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された第3の光信号を、第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出するとともに、第2の光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された第2の光信号を、第4の双方向性波長多重カップラの第11の入出力端に導出し、第2の光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された第4の光信号を、第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出する。
【0036】
本願の特許請求の範囲における請求項31から請求項36までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法にあっては、請求項31または請求項32に記載された発明の場合には、請求項22から請求項24までのいずれかに記載された発明の場合と同様にして第1から第4までのシリアルデータを得、また、請求項33または請求項34に記載された発明の場合には、請求項25から請求項27までのいずれかに記載された発明の場合と同様にして第1から第4までのシリアルデータを得、さらに、請求項35または請求項36に記載された発明の場合には、請求項28から請求項30までのいずれかに記載された発明の場合と同様にして、第1から第4までのシリアルデータを得る。そして、第1から第4までのシリアルデータを、1.511μm〜1.571μmの範囲内において所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換し、第1から第4までの光信号を合波して多重光信号を得て、その多重光信号を第1の光信号伝送ケーブルに送出してその一端側から他端側へと伝送し、第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第5の光信号に変換して、その第5の光信号を第2の光信号伝送ケーブルに送出してその一端側から他端側へと伝送し、第1の光信号伝送ケーブルの他端側に導出される多重光信号に分波処理および光電処理を施して、第1から第4までのシリアルデータを再生するとともに、第2の光信号伝送ケーブルの他端側に導出される第5の光信号に光電処理を施して、第5のシリアルデータを再生する。
【0037】
本願の特許請求の範囲における請求項37から請求項42までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法にあっては、請求項37または請求項38に記載された発明の場合には、請求項22から請求項24までのいずれかに記載された発明の場合と同様にして第1から第4までのシリアルデータを得、また、請求項39または請求項40に記載された発明の場合には、請求項25から請求項27までのいずれかに記載された発明の場合と同様にして第1から第4までのシリアルデータを得、さらに、請求項41または請求項42に記載された発明の場合には、請求項28から請求項30までのいずれかに記載された発明の場合と同様にして第1から第4までのシリアルデータを得る。そして、第1から第4までのシリアルデータを、1.511μm〜1.551μmの範囲内において所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換し、第1から第3までの光信号を合波して多重光信号を得て、その多重光信号を第1の光信号伝送ケーブルに送出してその一端側から他端側へと伝送するとともに、第4の光信号を一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける第1の入出力端に供給し、第3の入出力端に導出される第4の光信号を、第2の光信号伝送ケーブルに送出してその一端側から他端側へと伝送し、第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第5の光信号に変換して、その第5の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける第4の入出力端に供給し、第6の入出力端に導出される第5の光信号を、第2の光信号伝送ケーブルに送出してその他端側から一端側へと伝送し、第1の光信号伝送ケーブルの他端側に導出される多重光信号に分波処理及び光電処理を施して、第1から第3までのシリアルデータを再生し、第2の光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された第4の光信号を、第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出し、その第4の光信号に光電処理を施して第4のシリアルデータを再生する。
【0038】
本願の特許請求の範囲における請求項43から請求項48までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法にあっては、請求項43から請求項45までのいずれかに記載された発明の場合には、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列及び色差信号データ系列と輝度信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された36ビット,42ビットもしくは48ビット構成とされるパラレルデータに、輝度信号データ系列,色差信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を形成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割し、輝度信号データ系列及び色差信号データ系列から分割された複数の上位10ビットに基づく第1のワード列データと、輝度信号データ系列及び色差信号データ系列から分割された複数の下位2ビット,4ビットもしくは6ビットに基づく第2のワード列データと、付加情報データ系列から分割された複数の上位10ビット及び複数の下位2ビット,4ビットもしくは6ビットに基づく第3のワード列データと、を形成するデータ処理を施すことにより、また、請求項46から請求項48までのいずれかに記載された発明の場合には、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列と緑色原色信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された48ビット構成とされるパラレルデータに、緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列,赤色原色信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を形成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とに基づく第1のワード列データと、青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットとに基づく第2のワード列データと、付加情報データ系列から分割された複数の上位10ビット及び複数の下位2ビットに基づく第3のワード列データと、を形成するデータ処理を施すことにより、第1から第3までのワード列データに夫々基づく第1から第3までのシリアルデータを得る。そして、第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換して、その第1の光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける第1の入出力端に供給し、第3の入出力端に導出される第1の光信号を、第1の光信号伝送ケーブルに送出してその一端側から他端側へと伝送するとともに、第3のシリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換して、その第2の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける第4の入出力端に供給し、第6の入出力端に導出される第2の光信号を、第2の光信号伝送ケーブルに送出してその一端側から他端側へと伝送し、第4のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第3の光信号に変換して、その第3の光信号を、一端部側に第7及び第8の入出力端が設けられるとともに他端部側に第9の入出力端が設けられて成る第3の双方向性波長多重カップラにおける第7の入出力端に供給し、第9の入出力端に導出される第3の光信号を、第1の光信号伝送ケーブルに送出してその他端側から一端側へと伝送し、第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第4の光信号に変換して、その第4の光信号を、一端部側に第10及び第11の入出力端が設けられるとともに他端部側に第12の入出力端が設けられて成る第4の双方向性波長多重カップラにおける第10の入出力端に供給し、第12の入出力端に導出される第4の光信号を、第2の光信号伝送ケーブルに送出してその他端側から一端側へと伝送し、第1の光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された第1の光信号を、第3の双方向性波長多重カップラの第8の入出力端に導出するとともに、第1の光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された第3の光信号を、第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出し、第2の光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された第2の光信号を、第4の双方向性波長多重カップラの第11の入出力端に導出するとともに、第2の光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された第4の光信号を、第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出する。
【0039】
さらに、本願の特許請求の範囲における請求項49から請求項51までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置は、請求項49に記載された発明の場合には、フレームレートを24Hz,25Hzもしくは30Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに、輝度信号データ系列及び色差信号データ系列の夫々を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第1のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施すデータ処理部を備えるものとされ、また、請求項50に記載された発明の場合には、フレームレートを24Hz,25Hzもしくは30Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、第1及び第2のワードグループに夫々基づく第1及び第2のワード列データを形成するデータ処理を施すデータ処理部を備えるものとされ、さらに、請求項51に記載された発明の場合には、フレームレートを24Hz,25Hzもしくは30Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された36ビット構成とされるパラレルデータに、緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第1のワード列データと、青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データと、を得る処理を施すデータ処理部を備えるものとされたもとで、第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得るパラレル/シリアル(P/S)変換部と、第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、それを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換する第1の光信号形成部と、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、第1の光信号が第1の入出力端に供給されて第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換する第2の光信号形成部と、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、第2の光信号が第4の入出力端に供給されて第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第1の光信号を一端側から他端側へ伝送するとともに、第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第2の光信号を他端側から一端側へ伝送し、第1の光信号が第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出されるとともに、第2の光信号が第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出されるようになす光信号伝送ケーブルと、を備えて構成される。
【0040】
本願の特許請求の範囲における請求項52から請求項56までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置は、請求項52に記載された発明の場合には、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに、輝度信号データ系列及び色差信号データ系列の夫々を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第1のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施すデータ処理部を備えるものとされ、請求項53に記載された発明の場合には、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部と含む第1のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、第1及び第2のワードグループに夫々基づく第1及び第2のワード列データを形成するデータ処理を施すデータ処理部を備えるものとされ、請求項54に記載された発明の場合には、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された36ビット構成とされるパラレルデータに、緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第1のワード列データと、青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットとを含んだ第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施すデータ処理部を備えるものとされ、請求項55に記載された発明の場合には、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた輝度信号データ系列及び色差信号データ系列と輝度信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、輝度信号データ系列及び色差信号データ系列に基づく第1のワード列データと、付加情報データ系列に基づく第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施すデータ処理部を備えるものとされ、さらに、請求項56に記載された発明の場合には、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列と緑色原色信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された40ビット構成とされるパラレルデータに、緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列,赤色原色信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を形成する10ビットワードを、緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を形成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、付加情報データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を形成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、第1のワードグループに基づく第1のワード列データと、第2のワードグループに基づく第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施すデータ処理部を備えるものとされたもとで、第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得るP/S変換部と、第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、それを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換する第1の光信号形成部と、第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換する第2の光信号形成部と、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、第1の光信号が第1の入出力端に供給されて第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、第2の光信号が第4の入出力端に供給されて第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第1の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第2の光信号を他端側から一端側へと伝送し、第1の光信号が第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出されるとともに、第2の光信号が第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出されるようになす光信号伝送ケーブルと、を備えて構成される。
【0041】
本願の特許請求の範囲における請求項57から請求項59までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置は、請求項57に記載された発明の場合には、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを得、第1のワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第3のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データとを形成するとともに、第2のワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第5のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第6のワード列データとを形成するデータ処理を施すデータ処理部を備えるものとされ、また、請求項58に記載された発明の場合には、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを得、第1のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、第1及び第2のワードグループに夫々基づく第3及び第4のワード列データを形成するとともに、第2のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第3のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第4のワードグループとに振り分け、第3及び第4のワードグループに夫々基づく第5及び第6のワード列データを形成するデータ処理を施すデータ処理部を備えるものとされ、さらに、請求項59に記載された発明の場合には、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された36ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを形成し、第1のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第3のワード列データと、青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データと、を形成するとともに、第2のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部を含んだ第5のワード列データと、青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第6のワード列データと、を形成するデータ処理を施すデータ処理部を備えるものとされたもとで、第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得るP/S変換部と、第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して第1の複合シリアルデータを形成し、それを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換する第1の光信号形成部と、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、第1の光信号が第1の入出力端に供給されて第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、第3及び第4のシリアルデータにビット多重合成処理を施して第2の複合シリアルデータを形成し、それを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換する第2の光信号形成部と、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、第2の光信号が第4の入出力端に供給されて第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第3の光信号に変換する第3の光信号形成部と、一端部側に第7及び第8の入出力端が設けられるとともに他端部側に第9の入出力端が設けられて成り、第3の光信号が第7の入出力端に供給されて第9の入出力端に導出される第3の双方向性波長多重カップラと、第6のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第4の光信号に変換する第4の光信号形成部と、一端部側に第10及び第11の入出力端が設けられるとともに他端部側に第12の入出力端が設けられて成り、第4の光信号が第10の入出力端に供給されて第12の入出力端に導出される第4の双方向性波長多重カップラと、第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第1の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、第3の双方向性波長多重カップラの第9の入出力端に導出される第3の光信号を他端側から一端側へと伝送し、第1の光信号が第3の双方向性波長多重カップラの第8の入出力端に導出されるとともに、第3の光信号が第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出されるようになす第1の光信号伝送ケーブルと、第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第2の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、第4の双方向性波長多重カップラの第12の入出力端に導出される第4の光信号を他端側から一端側へと伝送し、第2の光信号が第4の双方向性波長多重カップラの第11の入出力端に導出されるとともに、第4の光信号が第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出されるようになす第2の光信号伝送ケーブルと、を備えて構成される。
【0042】
本願の特許請求の範囲における請求項60から請求項62までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置は、請求項60に記載された発明の場合には、請求項57に記載された発明と同様なデータ処理部を備え、また、請求項61に記載された発明の場合には、請求項58に記載された発明と同様なデータ処理部を備え、さらに、請求項62に記載された発明の場合には、請求項59に記載された発明と同様なデータ処理部を備えたもとで、第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得るP/S変換部と、第1から第4までのシリアルデータを、1.511μm〜1.571μmの範囲内において所定の波長間隔をおいて相互近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換する第1から第4までの光信号形成部と、第1から第4までの光信号を合波して多重光信号を得る多重光信号形成部と、第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第5の光信号に変換する第5の光信号形成部と、多重光信号を一端側から他端側へと伝送する第1の光信号伝送ケーブルと、第5の光信号を一端側から他端側へと伝送する第2の光信号伝送ケーブルと、を備えて構成される。
【0043】
本願の特許請求の範囲における請求項63から請求項65までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置は、請求項63に記載された発明の場合には、請求項57に記載された発明と同様なデータ処理部を備え、また、請求項64に記載された発明の場合には、請求項58に記載された発明と同様なデータ処理部を備え、さらに、請求項65に記載された発明の場合には、請求項59に記載された発明と同様なデータ処理部を備えたもとで、第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得るP/S変換部と、第1から第4までのシリアルデータを、1.511μm〜1.551μmの範囲内において所定の波長間隔をおいて相互近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換する第1から第4までの光信号形成部と、第1から第3までの光信号を合波して多重光信号を得る多重光信号形成部と、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、第4の光信号が第1の入出力端に供給されて第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第5の光信号に変換する第5の光信号形成部と、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、第5の光信号が第4の入出力端に供給されて第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、多重光信号を一端側から他端側へと伝送する第1の光信号伝送ケーブルと、第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第4の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第5の光信号を他端側から一端側へと伝送する第2の光信号伝送ケーブルと、を備えて構成される。
【0044】
本願の特許請求の範囲における請求項66または請求項67に記載された発明に係るデータ伝送装置は、請求項66に記載された発明の場合には、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列及び色差信号データ系列と輝度信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された36ビット,42ビットもしくは48ビット構成とされるパラレルデータに、輝度信号データ系列,色差信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を形成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割し、輝度信号データ系列及び色差信号データ系列から分割された複数の上位10ビットに基づく第1のワード列データと、輝度信号データ系列及び色差信号データ系列から分割された複数の下位2ビット,4ビットもしくは6ビットに基づく第2のワード列データと、付加情報データ系列から分割された複数の上位10ビット及び複数の下位2ビット,4ビットもしくは6ビットに基づく第3のワード列データと、を形成するデータ処理を施すデータ処理部を備えるものとされ、また、請求項67に記載された発明の場合には、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列と緑色原色信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された48ビット構成とされるパラレルデータに、緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列,赤色原色信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を形成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とに基づく第1のワード列データと、青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットとに基づく第2のワード列データと、付加情報データ系列から分割された複数の上位10ビット及び複数の下位2ビットに基づく第3のワード列データと、を形成するデータ処理を施すデータ処理部を備えるものとされたもとで、第1から第3までのワード列データに夫々基づく第1から第3までのシリアルデータを得るP/S変換部と、第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、それを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換する第1の光信号形成部と、第3のシリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換する第2の光信号形成部と、第4のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第3の光信号に変換する第3の光信号形成部と、第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第4の光信号に変換する第4の光信号形成部と、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、第1の光信号が第1の入出力端に供給されて第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、第2の光信号が第4の入出力端に供給されて第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、一端部側に第7及び第8の入出力端が設けられるとともに他端部側に第9の入出力端が設けられて成り、第3の光信号が第7の入出力端に供給されて第9の入出力端に導出される第3の双方向性波長多重カップラと、一端部側に第10及び第11の入出力端が設けられるとともに他端部側に第12の入出力端が設けられて成り、第4の光信号が第10の入出力端に供給されて第12の入出力端に導出される第4の双方向性波長多重カップラと、第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第1の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、第3の双方向性波長多重カップラの第9の入出力端に導出される第3の光信号を他端側から一端側へと伝送し、第1の光信号が第3の双方向性波長多重カップラの第8の入出力端に導出されるとともに、第3の光信号が第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出されるようになす第1の光信号伝送ケーブルと、第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第2の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、第4の双方向性波長多重カップラの第12の入出力端に導出される第4の光信号を他端側から一端側へと伝送し、第2の光信号が第4の双方向性波長多重カップラの第11の入出力端に導出されるとともに、第4の光信号が第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出されるようになす第2の光信号伝送ケーブルと、を備えて構成される。
【0045】
上述の如くの本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項9までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、あるいは、請求項49から請求項51までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置にあっては、フレームレートを24Hz,25Hzもしくは30Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号を成すディジタルデータに応じた第1及び第2のシリアルデータと、それらとは別の第3のシリアルデータとが、光信号に変換され、共通の光信号伝送ケーブルの一端側と他端側との間において双方向伝送される。ディジタル映像信号は、例えば、量子化ビット数を10ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする4:2:2形式もしくは4:4:4形式のものとされる。
【0046】
そして、共通の光信号伝送ケーブルを通じた各光信号の伝送先において、第1及び第2のシリアルデータと第3のシリアルデータとが夫々再生される。
【0047】
斯かる際、第1及び第2のシリアルデータと第3のシリアルデータとの双方向伝送は、各シリアルデータに基づく光信号が伝送されるにあたっての光信号の減衰が最小限に抑えられるもとで、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して、行うことができることになる。
【0048】
また、上述の如くの本願の特許請求の範囲における請求項10から請求項21までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、あるいは、請求項52から請求項56までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置にあっては、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号を成すディジタルデータに応じた第1及び第2のシリアルデータと、それらとは別の第3のシリアルデータとが、光信号に変換され、共通の光信号伝送ケーブルの一端側と他端側との間において双方向伝送される。ディジタル映像信号は、例えば、量子化ビット数を10ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする4:2:2形式もしくは4:4:4形式のものとされる。
【0049】
そして、共通の光信号伝送ケーブルを通じた各光信号の伝送先において、第1及び第2のシリアルデータと第3のシリアルデータとが夫々再生される。
【0050】
斯かる際、第1及び第2のシリアルデータと第3のシリアルデータとの双方向伝送は、各シリアルデータに基づく光信号が伝送されるにあたっての光信号の減衰が最小限に抑えられるもとで、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して、行うことができることになる。
【0051】
本願の特許請求の範囲における請求項22から請求項42までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、あるいは、請求項57から請求項65までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置にあっては、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号を成すディジタルデータに基づく第1から第4までのシリアルデータと、それらとは別の第5のシリアルデータもしくは第5及び第6のシリアルデータとが、光信号に変換され、二つの光信号伝送ケーブルが用いられて双方向伝送される。ディジタル映像信号は、例えば、量子化ビット数を10ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする4:2:2形式もしくは4:4:4形式のものとされる。
【0052】
そして、二つの光信号伝送ケーブルの夫々を通じた各光信号の伝送先において、第1から第4までのシリアルデータと第5のシリアルデータもしくは第5及び第6のシリアルデータとが夫々再生される。
【0053】
斯かる際にも、第1から第4までのシリアルデータと第5のシリアルデータもしくは第5及び第6のシリアルデータとの双方向伝送は、各シリアルデータに基づく光信号が伝送されるにあたっての光信号の減衰が最小限に抑えられるもとで、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して、行うことができることになる。
【0054】
さらに、上述の如くの本願の特許請求の範囲における請求項43から請求項48までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、あるいは、請求項66または請求項67に記載された発明に係るデータ伝送装置にあっては、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号を成すディジタルデータに応じた第1,第2及び第3のシリアルデータと、それらとは別の第4のシリアルデータもしくは第4及び第5のシリアルデータとが、光信号に変換され、共通の光信号伝送ケーブルもしくは二つの光信号伝送ケーブルの夫々の一端側と他端側との間において双方向伝送される。ディジタル映像信号は、例えば、量子化ビット数を10ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする4:2:2形式もしくは4:4:4形式をとり、Key信号を伴うものとされる。
【0055】
そして、共通の光信号伝送ケーブルもしくは二つの光信号伝送ケーブルを通じた各光信号の伝送先において、第1,第2及び第3のシリアルデータと第4もしくは第4及び第5のシリアルデータとが夫々再生される。
【0056】
斯かる際、第1,第2及び第3のシリアルデータと第4もしくは第4及び第5のシリアルデータとの双方向伝送は、各シリアルデータに基づく光信号が伝送されるにあたっての光信号の減衰が最小限に抑えられるもとで、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して、行うことができることになる。
【0057】
このような本願の特許請求の範囲に記載された発明に係るデータ伝送方法あるいはデータ伝送装置が、例えば、カメラ部を構成する複数のビデオカメラの夫々から得られる、量子化ビット数を10ビット以上とするD−Cinema信号,720P信号等を含むディジタル映像信号もしくは斯かるディジタル映像信号及びKey信号を形成するディジタルデータ、及び、ディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータの夫々が変換されて得られる複数の光信号の、カメラ部と信号記録再生部との間における光信号伝送ケーブルを用いての双方向伝送に適用される際には、斯かる複数の光信号のカメラ部と信号記録再生部との間における光信号伝送ケーブルを用いての双方向伝送を、各シリアルデータに基づく光信号が伝送されるにあたっての光信号の減衰が最小限に抑えられるもとで、現存する回路構成要素を利用して、光信号伝送ケーブルの数を最小限に抑えるべく、効率良く行うことができることになり、コストの低減等が効果的に図られる。
【0058】
【発明の実施の形態】
図1は、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項21までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項49から請求項56までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置の例を示す。
【0059】
図1に示される例においては、カメラ部10と信号記録再生部11との間における、D−Cinema信号,720P信号あるいは720P信号及びKey信号を形成するディジタルデータと、ディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータと、の双方向伝送を行うものとされている。カメラ部10からは、データDVXが送出されて、それがデータ処理部12に供給される。
【0060】
データDVXは、図52に示される表図において、データDA12,DA14,DA16,DB10及びDB12のいずれかとして示されるD−Cinema信号を成すパラレルデータ,図53に示される表図において、データDVA12,DVA14,DVA16,DVB10及びDVB12のいずれかとして示される720P信号を成すパラレルデータ、あるいは、図53に示される表図において、データDVA10+DKA10もしくはDVB10+DKB10として示される720P信号を成すパラレルデータDVA10もしくはDVB10とKey信号を成すパラレルデータDKA10もしくはDKB10との組合せとされる。
【0061】
斯かるもとにおけるD−Cinema信号は、フレームレートを24Hz,25Hzもしくは30Hzとし、サンプリング周波数が74.25MHz,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプル,各フレームにおける有効ライン数が1080ラインに設定され、量子化ビット数を10ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする、4:2:2形式もしくは4:4:4形式のディジタル映像信号であり、また、720P信号は、フレームレートを60Hzとし、サンプリング周波数が74.25MHz,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプル,各フレームにおける有効ライン数が720ラインに設定され、量子化ビット数を10ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする、4:2:2形式もしくは4:4:4形式のディジタル映像信号であり、さらに、720P信号及びKey信号は、上述の720P信号にそれを成すディジタルデータに含まれるYデータ系列もしくはGデータ系列と同等のデータフォーマットを有したディジタルデータにより構成される信号が付随したものである。
【0062】
データDVXが、図52に示される、量子化ビット数を12ビット,14ビットもしくは16ビットとする4:2:2形式のD−Cinema信号を成すデータDA12〜DA16のいずれか、例えば、データDA12、または、図53に示される、量子化ビット数を12ビット,14ビットもしくは16ビットとする4:2:2形式の720P信号を成すデータDVA12〜DVA16のいずれか、例えば、データDVA12である場合には、データDA12またはDVA12は、図2のAに示される如くに、ワード伝送レートを74.25MBpsとする12ビットワード列データとされたYデータ系列と、ワード伝送レートを74.25MBpsとする12ビットワード列データとされたPB /PR データ系列とが、フレーム同期及びライン同期がとられたもとでパラレル多重されて得られる、ワード伝送レートを74.25MBpsとする24ビットワード列データとして、データ処理部12に供給される。
【0063】
データ処理部12にあっては、図2のAに示される如くにして供給されるデータDA12またはDVA20に対して、Yデータ系列を構成する12ビットワードYD0,YD1,YD2,YD3,・・・・・、及び、PB /PR データ系列を構成する12ビットワードPbD0,PrD0,PbD1,PrD1,PbD2,PrD2,・・・・・の夫々を、上位10ビットY0;2〜Y0;11,Y1;2〜Y1;11,Y2;2〜Y2;11,Y3;2〜Y3;11,・・・・・、及び、Pb0;2〜Pb0;11,Pr0;2〜Pr0;11,Pb1;2〜Pb1;11,Pr1;2〜Pr1;11,Pb2;2〜Pb2;11,Pr2;2〜Pr2;11,・・・・・と、下位2ビットY0;0〜Y0;1,Y1;0〜Y1;1,Y2;0〜Y2;1,Y3;0〜Y3;1,・・・・・、及び、Pb0;0〜Pb0;1,Pr0;0〜Pr0;1,Pb1;0〜Pb1;1,Pr1;0〜Pr1;1,Pb2;0〜Pb2;1,Pr2;0〜Pr2;1,・・・・・とに分割する処理を施す。
【0064】
続いて、分割された上位10ビットの列:Y0;2〜Y0;11,Y1;2〜Y1;11,Y2;2〜Y2;11,Y3;2〜Y3;11,・・・・・と、分割された上位10ビットの列:Pb0;2〜Pb0;11,Pr0;2〜Pr0;11,Pb1;2〜Pb1;11,Pr1;2〜Pr1;11,Pb2;2〜Pb2;11,Pr2;2〜Pr2;11,・・・・・とがパラレル多重されて成る、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDA12AまたはDVA12Aを、分割された上位10ビットに基づくリンクAとして、図2のBに示される如くに形成する。
【0065】
それとともに、分割された下位2ビットY0;0〜Y0;1,Y1;0〜Y1;1,Y2;0〜Y2;1,Y3;0〜Y3;1,・・・・・に、8ビットの補助ビットα0,α1,α2,α3,・・・・・を夫々加えて、10ビットY0;0〜Y0;1+α0,Y1;0〜Y1;1+α1,Y2;0〜Y2;1+α2,Y3;0〜Y3;1+α3,・・・・・とし、また、分割された下位2ビットPb0;0〜Pb0;1,Pr0;0〜Pr0;1,Pb1;0〜Pb1;1,Pr1;0〜Pr1;1,Pb2;0〜Pb2;1,Pr2;0〜Pr2;1,・・・・・に、8ビットの補助ビットβ0,β1,β2,β3,β4,β5,・・・・・を夫々加えて、10ビットPb0;0〜Pb0;1+β0,Pr0;0〜Pr0;1+β1,Pb1;0〜Pb1;1+β2,Pr1;0〜Pr1;1+β3,Pb2;0〜Pb2;1+β4,Pr2;0〜Pr2;1+β5,・・・・・とする。そして、10ビットの列:Y0;0〜Y0;1+α0,Y1;0〜Y1;1+α1,Y2;0〜Y2;1+α2,Y3;0〜Y3;1+α3,・・・・・と、10ビットの列:Pb0;0〜Pb0;1+β0,Pr0;0〜Pr0;1+β1,Pb1;0〜Pb1;1+β2,Pr1;0〜Pr1;1+β3,Pb2;0〜Pb2;1+β4,Pr2;0〜Pr2;1+β5,・・・・・とがパラレル多重されて成る、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDA12BまたはDVA12Bを、分割された下位2ビットに基づくリンクBとして、図2のCに示される如くに形成する。即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする24ビットワード列データであるDA12を、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDA12AまたはDVA12A及びDA12BまたはDVA12Bの2系統のワード列データに変換するのである。
【0066】
データDVXが、図52に示されるデータDA14または図53に示されるデータDVA14である場合、もしくは、図52に示されるデータDA16または図53に示されるデータDVA16である場合には、データDA14またはDVA14は、ワード伝送レートを74.25MBpsとする28ビットワード列データとして、また、データDA16またはDVA16は、ワード伝送レートを74.25MBpsとする32ビットワード列データとされる。そして、データDVXがデータDA12またはDVA12である場合と同様にして、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDA14AまたはDVA14A及びDA14BまたはDVA14B、もしくは、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDA16AまたはDVA16A及びDA16BまたはDVA16Bが形成される。
【0067】
但し、斯かる際には、データDVXがデータDA12またはDVA12である場合に、Yデータ系列を構成する各12ビットワード及びPB /PR データ系列を構成する各12ビットワードの夫々を、上位10ビットと下位2ビットとに分割するのに代えて、データDVXがDA14またはDVA14である場合には、Yデータ系列を構成する各14ビットワード及びPB /PR データ系列を構成する各14ビットワードの夫々を、上位10ビットと下位4ビットとに分割し、また、データDVXがデータDA16またはDVA16である場合には、Yデータ系列を構成する各16ビットワード及びPB /PR データ系列を構成する各16ビットワードの夫々を、上位10ビットと下位6ビットとに分割する。それにより、ワード伝送レートを74.25MBpsとする28ビットワード列データであるデータDA14またはDVA14を、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDA14AまたはDVA14A及びDA14BまたはDVA14Bの2系統のワード列データに変換し、また、ワード伝送レートを74.25MBpsとする32ビットワード列データであるデータDA16またはDVA16を、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDA16AまたはDVA16A及びDA16BまたはDVA16Bの2系統のワード列データに変換するのである。
【0068】
データDVXが、図52に示される、量子化ビット数を10ビットとする4:4:4形式のD−Cinema信号を成すデータDB10、または、図53に示される、量子化ビット数を10ビットとする4:4:4形式の720P信号を成すデータDVB10である場合には、データDB10またはDVB10は、図3に示される如くに、ワード伝送レートを74.25MBpsとする10ビットワード列データとされたGデータ系列と、ワード伝送レートを74.25MBpsとする10ビットワード列データとされたBデータ系列と、ワード伝送レートを74.25MBpsとする10ビットワード列データとされたRデータ系列とが、フレーム同期及びライン同期がとられたもとでパラレル多重されて得られる、ワード伝送レートを74.25MBpsとする30ビットワード列データとして、データ処理部12に供給される。
【0069】
データ処理部12にあっては、図3に示される如くにして供給されるデータDB10またはDVB10に対して、図4に示される如くに、Gデータ系列を構成する10ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・,Bデータ系列を構成する10ビットワードBD0,BD1,BD2,BD3,・・・・・、及び、Rデータ系列を構成する10ビットワードRD0,RD1,RD2,RD3,・・・・・に、補助データ系列を形成する10ビットワードad0,ad1,ad2,ad3,・・・・・を付加する。そして、図4において太実線により区画されて示される如くに、Gデータ系列を形成する10ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・と、Bデータ系列を構成する10ビットワードのうちの一つ置きのものBD0,BD2,BD4,BD6,・・・・・と、Rデータ系列を構成する10ビットワードのうちの一つ置きのものRD0,RD2,RD4,RD6,・・・・・とを含む10ビットワードグループ1と、補助データ系列を形成する10ビットワードad0,ad1,ad2,ad3,・・・・・と、Bデータ系列を構成する10ビットワードのうちの他の一つ置きのものBD1,BD3,BD5,BD7,・・・・・と、Rデータ系列を構成する10ビットワードのうちの他の一つ置きのものRD1,RD3,RD5,RD7,・・・・・とを含む10ビットワードグループ2とに振り分ける。
【0070】
続いて、10ビットワードグループ1に基づき、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDB10AまたはDVB10Aを、リンクAとして図5のAに示される如くに形成する。また、それとともに、10ビットワードグループ2に基づき、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDB10BまたはDVB10Bを、リンクBとして図5のBに示される如くに形成する。即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする30ビットワード列データであるDB10を、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDB10AまたはDVB10A及びDB10BまたはDVB10Bの2系統のワード列データに変換するのである。
【0071】
データDVXが、図52に示される、量子化ビット数を12ビットとする4:4:4形式のD−Cinema号を成すデータDB12、または、図53に示される、量子化ビット数を12ビットとする4:4:4形式の720P信号を成すデータDVB12である場合には、DB12またはDVB12は、図6に示される如くに、ワード伝送レートを74.25MBpsとする12ビットワード列データとされたGデータ系列と、ワード伝送レートを74.25MBpsとする12ビットワード列データとされたBデータ系列と、ワード伝送レートを74.25MBpsとする12ビットワード列データとされたRデータ系列とが、フレーム同期及びライン同期がとられたもとでパラレル多重されて得られる、ワード伝送レートを74.25MBpsとする36ビットワード列データとして、データ処理部12に供給される。
【0072】
データ処理部12にあっては、図6に示される如くにして供給されるデータDB12またはDVB12に対して、Gデータ系列を構成する12ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・,Bデータ系列を構成する12ビットワードBD0,BD1,BD2,BD3,・・・・・、及び、Rデータ系列を構成する12ビットワードRD0,RD1,RD2,RD3,・・・・・の夫々を、上位10ビットG0;2〜G0;11,G1;2〜G1;11,G2;2〜G2;11,G3;2〜G3;11,・・・・・,B0;2〜B0;11,B1;2〜B1;11,B2;2〜B2;11,B3;2〜B3;11,・・・・・、及び、R0;2〜R0;11,R1;2〜R1;11,R2;2〜R2;11,R3;2〜R3;11,・・・・・と、下位2ビットG0;0〜G0;1,G1;0〜G1;1,G2;0〜G2;1,G3;0〜G3;1,・・・・・、B0;0〜B0;1,B1;0〜B1;1,B2;0〜B2;1,B3;0〜B3;1,・・・・・、及び、R0;0〜R0;1,R1;0〜R1;1,R2;0〜R2;1,R3;0〜R3;1,・・・・・とに分割する処理を施す。
【0073】
続いて、分割された下位2ビットG0;0〜G0;1,B0;0〜B0;1及びR0;0〜R0;1をビット多重して6ビットGBR0(0〜1)を,分割された下位2ビットG1;0〜G1;1,B1;0〜B1;1及びR1;0〜R1;1をビット多重して6ビットGBR1(0〜1)を,下位2ビットG2;0〜G2;1,B2;0〜B2;1及びR2;0〜R2;1をビット多重して6ビットGBR2(0〜1)を,下位2ビットG3;0〜G3;1,B3;0〜B3;1及びR3;0〜R3;1をビット多重して6ビットGBR3(0〜1)を,・・・・・形成する。さらに、6ビットGBR0(0〜1),GBR1(0〜1),GBR2(0〜1),GBR3(0〜1),・・・・・に、4ビットの補助ビットγ0,γ1,γ2,γ3,・・・・・を夫々加えて、10ビットGBR0(0〜1)+γ0,GBR1(0〜1)+γ1,GBR2(0〜1)+γ2,GBR3(0〜1)+γ3,・・・・・とする。
【0074】
次に、分割された上位10ビットG0;2〜G0;11,G1;2〜G1;11,G2;2〜G2;11,G3;2〜G3;11,・・・・・,B0;2〜B0;11,B1;2〜B1;11,B2;2〜B2;11,B3;2〜B3;11,・・・・・、及び、R0;2〜R0;11,R1;2〜R1;11,R2;2〜R2;11,R3;2〜R3;11,・・・・・をグループ1とグループ2とに振り分けるとともに、グループ2に10ビットGBR0(0〜1)+γ0,GBR1(0〜1)+γ1,GBR2(0〜1)+γ2,GBR3(0〜1)+γ3,・・・・・を加えて、図7において太実線により区切られている如くにして区分された10ビットワードグループ1及び10ビットワードグループ2を得る。
【0075】
そして、図7に示される10ビットワードグループ1に基づく、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDB12AまたはDVB12Aを、リンクAとして、図8のAに示される如くに形成するとともに、図7に示される10ビットワードグループ2に基づく、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDB12BまたはDVB12Bを、リンクBとして、図8のBに示される如くに形成する。即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする36ビットワード列データであるDB12またはDVB12を、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDB12AまたはDVB12A及びDB12BまたはDVB12Bの2系統のワード列データに変換するのである。
【0076】
データDVXが、図53に示される、量子化ビット数を10ビットとする4:2:2形式の720P号及びKey信号を成すデータDVA10+DKA10である場合には、データDVA10+DKA10は、図9に示される如くに、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする10ビットワード列データとされたYデータ系列及びPB /PR データ系列と、Yデータ系列と同等のデータフォーマットを有したワード伝送レートを74.25MBpsとする10ビットワード列データとされたKey信号データ系列とが、フレーム同期及びライン同期がとられたもとでパラレル多重されて得られるパラレルデータである、ワード伝送レートを74.25MBpsとする30ビットワード列データとして、データ処理部12に供給される。
【0077】
データ処理部12にあっては、図9に示される如くにして供給されるデータDVA10+DKA10に対して次の処理を施す。
【0078】
図9に示される如くの、Yデータ系列を構成する10ビットワードYD0,YD1,YD2,YD3,・・・・・と、PB /PR データ系列を構成する10ビットワードPbD0,PrD0,PbD1,PrD1,PbD2,PrD2,・・・・・とを、パラレル多重して、図10のAに示される如くの、Yデータ系列及びPB /PR データ系列に基づく、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC10AをリンクAとして形成する。また、それとともに、図9に示される如くのKey信号データ系列を構成する10ビットワードAD0,AD1,AD2,AD3,・・・・・と、補助10ビットワードαD0,αD1,αD2,αD3,・・・・・とを、パラレル多重して、図10のBに示される如くの、Key信号データ系列及び補助10ビットワードに基づく、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC10BをリンクBとして形成する。
【0079】
即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする30ビットワード列データを形成するデータDVA10+DKA10を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC10Aと、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC10Bとの、2系統のワード列データに変換するのである。
【0080】
また、データDVXが、図53に示される、量子化ビット数を10ビットとする4:4:4形式の720P号及びKey信号を成すデータDVB10+DKB10である場合には、データDVB10+DKB10は、図11に示される如くに、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする10ビットワード列データとされたGデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列と、Gデータ系列と同等のデータフォーマットを有したワード伝送レートを74.25MBpsとする10ビットワード列データとされたKey信号データ系列とが、フレーム同期及びライン同期がとられたもとでパラレル多重されて得られるパラレルデータである、ワード伝送レートを74.25MBpsとする40ビットワード列データとして、データ処理部12に供給される。
【0081】
データ処理部12にあっては、図11に示される如くにして供給されるデータDVB10+DKB10に対して次の処理を施す。
【0082】
図11に示される如くの、Gデータ系列を構成する10ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・,Bデータ系列を構成する10ビットワードBD0,BD1,BD2,BD3,・・・・・,Rデータ系列を構成する10ビットワードRD0,RD1,RD2,RD3,・・・・・、及び、Key信号データ系列を構成する10ビットワードAD0,AD1,AD2,AD3,・・・・・を、図12において太実線により区切られている如くにして区分し、Gデータ系列を形成する10ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・,Bデータ系列を形成する10ビットワードBD0,BD2,・・・・・及びRデータ系列を形成する10ビットワードRD0,RD2,・・・・・を含む10ビットワードグループ1と、Key信号データ系列を形成する10ビットワードAD0,AD1,AD2,AD3,・・・・・,Bデータ系列を形成する10ビットワードBD1,BD3,・・・・・及びRデータ系列を形成する10ビットワードRD1,RD3,・・・・・を含む10ビットワードグループ2とに振り分ける。そして、図12に示される10ビットワードグループ1に基づく、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVD10Aを、リンクAとして、図13のAに示される如くに形成するとともに、図12に示される10ビットワードグループ2に基づく、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVD10Bを、リンクBとして、図13のBに示される如くに形成する。
【0083】
即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする40ビットワード列データを形成するデータDVB10+DKB10を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVD10Aと、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVD10Bとの、2系統のワード列データに変換するのである。
【0084】
データ処理部12は、上述の如くにして得たワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDA12A及びDA12Bの組,DA14A及びDA14Bの組,DA16A及びDA16Bの組,DB10A及びDB10Bの組,DB12A及びDB12Bの組,DVA12A及びDVA12Bの組,DVA14A及びDVA14Bの組,DVA16A及びDVA16Bの組,DVB10A及びDVB10Bの組,DVB12A及びDVB12Bの組,DVC10A及びDVC10Bの組、及び、DVD10A及びDVD10Bの組のいずれかを、20ビットワード列データDPA(20)及びDPB(20)の組として導出する。
【0085】
データ処理部12から送出されるワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDPA(20)は、P/S変換部13に供給される。P/S変換部13にあっては、20ビットワード列データDPA(20)にP/S変換を施して、20ビットワード列データDPA(20)に基づくビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSAを形成し、そのシリアルデータDSAをビット多重部14に供給する。
【0086】
一方、データ処理部12から送出されるワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDPB(20)は、P/S変換部15に供給される。P/S変換部15にあっては、20ビットワード列データDPB(20)にP/S変換を施して、20ビットワード列データDPB(20)に基づくビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSBを形成し、そのシリアルデータDSBをビット多重部14に供給する。
【0087】
ビット多重部14は、例えば、2ビットマルチプレクサが用いられて構成され、P/S変換部13からのシリアルデータDSA及びP/S変換部15からのシリアルデータDSBの夫々から1ビット宛を交互に取り出す動作を行い、シリアルデータDSA及びDSBにビット多重合成処理を施して、ビット伝送レートを1.485Gbps×2=2.97Gbpsとする複合シリアルデータDSZを形成する。このようにして、ビット多重部14から得られる複合シリアルデータDSZは、電光変換部(E/O変換部)16に供給される。E/O変換部16は、複合シリアルデータDSZに電光変換処理を施し、ビット伝送レートを2.97Gbpsとし、略1.55μmとされる中心波長を有した光信号OZを形成する。
【0088】
E/O変換部16は、その一例が、例えば、図14に示される如くに、レーザ駆動部17と1.55μm帯分布帰還型(DFB)レーザダイオード18とを備えて構成される。そして、ビット多重部14からの複合シリアルデータDSZが、レーザ駆動部17に供給され、レーザ駆動部17から複合シリアルデータDSZに応じたレーザ駆動信号SLDが得られて、それが1.55μm帯DFBレーザダイオード18に供給される。
【0089】
1.55μm帯DFBレーザダイオード18は、単波長モードで発振して、例えば、図15に示される如くの、中心波長を略1.55μmとするレーザ光を発し、中心波長の温度特性は、例えば、0.2nm/℃程度である。レーザ駆動信号SLDが供給された1.55μm帯DFBレーザダイオード18は、中心波長を略1.55μmとする1.55μm帯のレーザ光を、レーザ駆動信号SLDにより変調された状態をもって発し、それにより、E/O変換部16から複合シリアルデータDSZに基づく、中心波長を略1.55μmとした光信号OZが、ビット伝送レートを2.97Gbpsとするもとで得られる。この光信号OZは、双方向性波長多重カップラ(双方向性WDMカップラ)19に供給される。
【0090】
双方向性WDMカップラ19は、例えば、図16 に示される如くの等価ブロック接続によってあらわされる構成を有している。図16 に示される等価ブロック接続にあっては、方向性結合部20が備えられており、方向性結合部20の一端部側に、光コネクタ21を介して接続された入出力端22と、光コネクタ23を介して接続された入出力端24とが設けられており、また、方向性結合部20の他端部側に、光コネクタ25を介して接続された入出力端26が設けられている。方向性結合部20は、光コネクタ21に接続された光ファイバーと光コネクタ23に接続された光ファイバーとが相互結合して、光コネクタ25に接続される部分である。
【0091】
そして、E/O変換部16からの、ビット伝送レートを2.97Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとする光信号OZが、入出力端22から光コネクタ21を通じて方向性結合部20に導かれる。方向性結合部20にあっては、光コネクタ21からの光ファイバーを通じた光信号OZが、光コネクタ21からの光ファイバーと光コネクタ23からの光ファイバーとが相互結合して成る光ファイバーを通じて光コネクタ25へと導かれる。それにより、方向性結合部20を通過した光信号OZが、光コネクタ25を通じて入出力端26に導出される。このようにして双方向性WDMカップラ19における入出力端26に導出される光信号OZは、光コネクタ30へと導かれる。
【0092】
光コネクタ30は、双方向性WDMカップラ19と光信号伝送ケーブル31の一端側とを連結している。それにより、双方向性WDMカップラ19からの光信号OZは、光コネクタ30を通じて光信号伝送ケーブル31にその一端側から送出される。光信号伝送ケーブル31は、例えば、石英系SMFによって形成されたものとされる。
【0093】
光信号伝送ケーブル31の他端側には、それと双方向性WDMカップラ32とを連結する光コネクタ33が設けられている。それにより、光コネクタ30を通じて光信号伝送ケーブル31にその一端側から送出された光信号OZは、光信号伝送ケーブル31の一端側から他端側へと伝送され、その他端側から光コネクタ33を通じて双方向性WDMカップラ32へと導かれる。
【0094】
双方向性WDMカップラ32は、例えば、図17に示される如くの等価ブロック接続によってあらわされる構成を有している。図17に示される等価ブロック接続にあっては、方向性結合部34が備えられていて、方向性結合部34の他端部側に、光コネクタ35を介して接続された入出力端36が設けられており、また、方向性結合部34の一端部側に、光コネクタ37を介して接続された入出力端38と、光コネクタ39を介して接続された入出力端40とが設けられている。方向性結合部34は、光コネクタ35に接続された光ファイバーが分岐されて光コネクタ37と光コネクタ39との夫々に接続される部分である。
【0095】
そして、光コネクタ33からの光信号OZが、入出力端36から光コネクタ35を通じて方向性結合部34に導かれる。方向性結合部34にあっては、光コネクタ35からの光ファイバーを通じた光信号OZが、分岐された光ファイバーを通じて光コネクタ37へと導かれる。それにより、方向性結合部34を通過した光信号OZが、光コネクタ37を通じて入出力端38に導出される。このようにして入出力端38に導出される光信号OZは、双方向性WDMカップラ32から送出されて、光電変換部(O/E変換部)41へと導かれる。
【0096】
O/E変換部41にあっては、ビット伝送レートを2.97Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとする光信号OZに光電変換処理を施して、光信号OZに基づく、ビット伝送レートを2.97Gbpsとする複合シリアルデータDSZを再生する。そして、再生された複合シリアルデータDSZは、ビット分離部42に供給される。
【0097】
ビット分離部42は、例えば、2ビットデマルチプレクサが用いられて構成され、O/E変換部41からの複合シリアルデータDSZから1ビット宛を順次取り出して交互に配分し、各々がビット伝送レートを2.97Gbps/2=1.485GbpsとするシリアルデータDSA及びDSBを個別に形成する。このようにして、ビット分離部42から得られるシリアルデータDSA及びDSBは、シリアル/パラレル(S/P)変換部43及び44に夫々供給される。
【0098】
S/P変換部43にあっては、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSAに、20ビットパラレルデータを形成するS/P変換を施して、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする20ビットワード列データDPA(20)を再生する。また、S/P変換部44にあっては、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSBに、20ビットパラレルデータを形成するS/P変換を施して、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする20ビットワード列データDPB(20)を再生する。
【0099】
S/P変換部43及び44により夫々再生された20ビットワード列データDPA(20)及びDPB(20)は、データ再生処理部45に供給される。データ再生処理部45にあっては、20ビットワード列データDPA(20)及びDPB(20)に対して、データ処理部12においてデータDVXに施されるデータ処理とは逆のデータ処理を施し、それにより、20ビットワード列データDPA(20)及びDPB(20)に基づくデータDVXを再生して、それを信号記録再生部11に供給する。このようにして再生されるデータDVXは、図52に示されるデータDA12,DA14,DA16,DB10及びDB12のいずれか、または、図53に示されるデータDVA12,DVA14,DVA16,DVB10,DVB12,DVA10+DKA10及びDVB10+DKB10のいずれかとされる。そして、信号記録再生部11にあっては、例えば、内蔵するVTRによるデータDVXの記録が行われる。
【0100】
信号記録再生部11には、リターン映像信号形成部も備えられており、このリターン映像信号形成部は、例えば、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データである、リターン映像信号を成すディジタルデータDPMを送出する。それにより、信号記録再生部11から得られるディジタルデータDPMは、パラレル/シリアル(P/S)変換部50に供給される。
【0101】
P/S変換部50にあっては、ディジタルデータDPMにP/S変換を施し、ビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSMを形成して、それをE/O変換部51に供給する。E/O変換部51おいては、シリアルデータDSMに電光変換処理を施す。
【0102】
E/O変換部51は、例えば、図18に示される如くに、レーザ駆動部52と1.3μm帯ファブリペロー型(FP)レーザダイオード53とを備えて構成される。そして、P/S変換部50からのシリアルデータDSMが、レーザ駆動部52に供給され、レーザ駆動部52からシリアルデータDSMに応じたレーザ駆動信号SLRが得られて、それが1.3μm帯FPレーザダイオード53に供給される。
【0103】
1.3μm帯FPレーザダイオード53は、多波長モードで発振して、例えば、図19に示される如くの、中心波長を略1.31μmとする約8nmに亙る波長スペクトルを有したレーザ光を発し、中心波長の温度特性は、例えば、0.4nm/℃程度である。レーザ駆動信号SLRが供給された1.3μm帯FPレーザダイオード53は、中心波長を略1.31μmとする1.3μm帯のレーザ光を、レーザ駆動信号SLRにより変調された状態をもって発し、それにより、E/O変換部51から、シリアルデータDSMに基づく、中心波長を略1.3μmとした光信号OSMが、ビット伝送レートを1.485Gbpsとしたもとで得られる。この光信号OSMは、双方向性WDMカップラ32に供給される。
【0104】
双方向性WDMカップラ32においては、E/O変換部51からの、ビット伝送レートを数1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OSMが、図17 に示される入出力端40から、光コネクタ39を通じて方向性結合部34に導かれる。方向性結合部34にあっては、光コネクタ39からの光ファイバーを通じた光信号OSMが、光コネクタ37からの光ファイバーと光コネクタ39からの光ファイバーとが相互結合して成る光ファイバーを通じて光コネクタ35へと導かれる。それにより、方向性結合部34を通過した光信号OSMが、光コネクタ35を通じて入出力端36に導出される。このようにして双方向性WDMカップラ32における入出力端36に導出される光信号OSMは、光コネクタ33へと導かれる。
【0105】
そして、双方向性WDMカップラ32からの光信号OSMは、光コネクタ33を通じて光信号伝送ケーブル31にその他端側から送出されて、光信号伝送ケーブル31の他端側から一端側へと伝送され、その一端側から光コネクタ30を通じて双方向性WDMカップラ19へと導かれる。
【0106】
双方向性WDMカップラ19にあっては、光コネクタ30からの、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OSMが、図16に示される入出力端26から光コネクタ25を通じて方向性結合部20に導かれる。方向性結合部20にあっては、光コネクタ25からの光ファイバーを通じた光信号OSMが、分岐された光ファイバーを通じて光コネクタ23へと導かれる。それにより、方向性結合部20を通過した光信号OSMが、光コネクタ23を通じて入出力端24に導出される。このようにして入出力端24に導出される光信号OSMは、双方向性WDMカップラ19から送出されて、O/E変換部54へと導かれる。
【0107】
O/E変換部54にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OSMに光電変換処理を施して、光信号OSMに基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSMを再生する。そして、再生されたシリアルデータDSMは、S/P変換部55に供給される。
【0108】
S/P変換部55にあっては、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSMに、20ビットパラレルデータを得るS/P変換処理を施し、シリアルデータDSMに基づく、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする、リターン映像信号を成すディジタルデータDPMを再生して、それをカメラ部10に供給する。
【0109】
上述の如くの図1に示される例にあっては、カメラ部10から得られるデータDVXが、図52に示されるデータDA12,DA14,DA16,DB10及びDB12のうちのいずれか、または、図53に示されるデータDVA12,DVA14,DVA16,DVB10,DVB12,DVA10+DKA10及びDVB10+DKB10のうちのいずれかとされるもとで、光信号OZに変換され、カメラ部10側から光信号伝送ケーブル31を通じて信号記録再生部11側に伝送されるとともに、信号記録再生部11から送出されるリターン映像信号を成すディジタルデータDPMが、光信号OSMに変換され、信号記録再生部11側から光信号伝送ケーブル31を通じてカメラ部10側に伝送され、光信号伝送ケーブル31の一端側及び他端側との間において、光信号OZと光信号OSMとの双方向伝送が、各々の減衰が最小限に抑えられるもとで行われる。
【0110】
また、カメラ部10から得られるデータDVXの光信号OZへの変換、及び、リターン映像信号を成すディジタルデータDPMの光信号OSMへの変換は、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して行うことができることになる。
【0111】
図20及び図21は、本願の特許請求の範囲における請求項22から請求項30までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項57から請求項59までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置の例を示す。
【0112】
図20及び図21に示される例においては、カメラ部60と信号記録再生部61との間における、D−Cinema信号を成すディジタルデータとディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータとの双方向伝送を行うものとされている。カメラ部60からは、データDVXXが送出されて、それがデータ処理部62に供給される。
【0113】
データDVXXは、図52に示される表図において、データDC12,DC14,DC16,DD10及びDD12のいずれかとして示されるD−Cinema信号を成すパラレルデータとされる。斯かるもとにおけるD−Cinema信号は、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、サンプリング周波数が148.5MHz,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプル,各フレームにおける有効ライン数が1080ラインに設定され、量子化ビット数を10ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする、4:2:2形式もしくは4:4:4形式のディジタル映像信号である。
【0114】
データDVXXが、図53に示される、量子化ビット数を12ビット,14ビットもしくは16ビットとする4:2:2形式のD−Cinema信号を成すデータDC12〜DC16のいずれか、例えば、データDC12である場合には、データDC12は、図22のAに示される如くに、ワード伝送レートを148.5MBpsとする12ビットワード列データとされたYデータ系列とワード伝送レートを148.5MBpsとする12ビットワード列データとされたPB /PR データ系列とが、フレーム同期及びライン同期がとられたもとでパラレル多重されて得られる、ワード伝送レートを148.5MBpsとする24ビットワード列データとして、データ処理部62に供給される。
【0115】
データ処理部62にあっては、図22のAに示される如くにして供給されるデータDC12に対して、Yデータ系列を構成する12ビットワードYD0,YD1,YD2,YD3,・・・・・、及び、PB /PR データ系列を構成する12ビットワードPbD0,PrD0,PbD1,PrD1,PbD2,PrD2,・・・・・の夫々を、各ライン部毎にグループ1とグループ2とに振り分ける処理を施す。そして、グループ1を構成するYデータ系列及びPB /PR データ系列の夫々の1ライン部置きのデータに基づいて、ワード伝送レートを148.5MBps/2=74.25MBpsとする24ビットワード列データDC12Aを、リンクAとして、図22のBに示される如くに形成するとともに、グループ2を構成するYデータ系列及びPB /PR データ系列の夫々の他の1ライン部置きのデータに基づいて、ワード伝送レートを148.5MBps/2=74.25MBpsとする24ビットワード列データDC12Bを、リンクBとして、図22のBに示される如くに形成する。
【0116】
次に、図22のBに示される如くの、ワード伝送レートを74.25MBpsとする24ビットワード列データDC12Aに対して、Yデータ系列を構成する12ビットワードYD0,YD1,YD2,YD3,・・・・・、及び、PB /PR データ系列を構成する12ビットワードPbD0,PrD0,PbD1,PrD1,PbD2,PrD2,・・・・・の夫々を、上位10ビットY0;2〜Y0;11,Y1;2〜Y1;11,Y2;2〜Y2;11,Y3;2〜Y3;11,・・・・・、及び、Pb0;2〜Pb0;11,Pr0;2〜Pr0;11,Pb1;2〜Pb1;11,Pr1;2〜Pr1;11,Pb2;2〜Pb2;11,Pr2;2〜Pr2;11,・・・・・と、下位2ビットY0;0〜Y0;1,Y1;0〜Y1;1,Y2;0〜Y2;1,Y3;0〜Y3;1,・・・・・、及び、Pb0;0〜Pb0;1,Pr0;0〜Pr0;1,Pb1;0〜Pb1;1,Pr1;0〜Pr1;1,Pb2;0〜Pb2;1,Pr2;0〜Pr2;1,・・・・・とに分割する処理を施す。
【0117】
続いて、分割された上位10ビットの列:Y0;2〜Y0;11,Y1;2〜Y1;11,Y2;2〜Y2;11,Y3;2〜Y3;11,・・・・・と、分割された上位10ビットの列:Pb0;2〜Pb0;11,Pr0;2〜Pr0;11,Pb1;2〜Pb1;11,Pr1;2〜Pr1;11,Pb2;2〜Pb2;11,Pr2;2〜Pr2;11,・・・・・とがパラレル多重されて成る、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12A1を、分割された上位10ビットに基づくリンクA−1として、図23のAに示される如くに形成する。
【0118】
それとともに、分割された下位2ビットY0;0〜Y0;1,Y1;0〜Y1;1,Y2;0〜Y2;1,Y3;0〜Y3;1,・・・・・に、8ビットの補助ビットα0,α1,α2,α3,・・・・・を夫々加えて、10ビットY0;0〜Y0;1+α0,Y1;0〜Y1;1+α1,Y2;0〜Y2;1+α2,Y3;0〜Y3;1+α3,・・・・・とし、また、分割された下位2ビットPb0;0〜Pb0;1,Pr0;0〜Pr0;1,Pb1;0〜Pb1;1,Pr1;0〜Pr1;1,Pb2;0〜Pb2;1,Pr2;0〜Pr2;1,・・・・・に、8ビットの補助ビットβ0,β1,β2,β3,β4,β5,・・・・・を夫々加えて、10ビットPb0;0〜Pb0;1+β0,Pr0;0〜Pr0;1+β1,Pb1;0〜Pb1;1+β2,Pr1;0〜Pr1;1+β3,Pb2;0〜Pb2;1+β4,Pr2;0〜Pr2;1+β5,・・・・・とする。そして、10ビットの列:Y0;0〜Y0;1+α0,Y1;0〜Y1;1+α1,Y2;0〜Y2;1+α2,Y3;0〜Y3;1+α3,・・・・・と、10ビットの列:Pb0;0〜Pb0;1+β0,Pr0;0〜Pr0;1+β1,Pb1;0〜Pb1;1+β2,Pr1;0〜Pr1;1+β3,Pb2;0〜Pb2;1+β4,Pr2;0〜Pr2;1+β5,・・・・・とがパラレル多重されて成る、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12A2を、分割された下位2ビットに基づくリンクA−2として、図23のBに示される如くに形成する。即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする24ビットワード列データであるDC12Aを、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12A1と、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12A2との、2系統のワード列データに変換するのである。
【0119】
また、図22のBに示される如くの、ワード伝送レートを74.25MBpsとする24ビットワード列データDC12Bに対しても、Yデータ系列を構成する12ビットワードYD0,YD1,YD2,YD3,・・・・・、及び、PB /PR データ系列を構成する12ビットワードPbD0,PrD0,PbD1,PrD1,PbD2,PrD2,・・・・・の夫々を、上位10ビットY0;2〜Y0;11,Y1;2〜Y1;11,Y2;2〜Y2;11,Y3;2〜Y3;11,・・・・・、及び、Pb0;2〜Pb0;11,Pr0;2〜Pr0;11,Pb1;2〜Pb1;11,Pr1;2〜Pr1;11,Pb2;2〜Pb2;11,Pr2;2〜Pr2;11,・・・・・と、下位2ビットY0;0〜Y0;1,Y1;0〜Y1;1,Y2;0〜Y2;1,Y3;0〜Y3;1,・・・・・、及び、Pb0;0〜Pb0;1,Pr0;0〜Pr0;1,Pb1;0〜Pb1;1,Pr1;0〜Pr1;1,Pb2;0〜Pb2;1,Pr2;0〜Pr2;1,・・・・・とに分割する処理を施す。
【0120】
続いて、分割された上位10ビットの列:Y0;2〜Y0;11,Y1;2〜Y1;11,Y2;2〜Y2;11,Y3;2〜Y3;11,・・・・・と、分割された上位10ビットの列:Pb0;2〜Pb0;11,Pr0;2〜Pr0;11,Pb1;2〜Pb1;11,Pr1;2〜Pr1;11,Pb2;2〜Pb2;11,Pr2;2〜Pr2;11,・・・・・とがパラレル多重されて成る、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12B1を、分割された上位10ビットに基づくリンクB−1として、図23のAに示される如くに形成する。
【0121】
それとともに、分割された下位2ビットY0;0〜Y0;1,Y1;0〜Y1;1,Y2;0〜Y2;1,Y3;0〜Y3;1,・・・・・に、8ビットの補助ビットα0,α1,α2,α3,・・・・・を夫々加えて、10ビットY0;0〜Y0;1+α0,Y1;0〜Y1;1+α1,Y2;0〜Y2;1+α2,Y3;0〜Y3;1+α3,・・・・・とし、また、分割された下位2ビットPb0;0〜Pb0;1,Pr0;0〜Pr0;1,Pb1;0〜Pb1;1,Pr1;0〜Pr1;1,Pb2;0〜Pb2;1,Pr2;0〜Pr2;1,・・・・・に、8ビットの補助ビットβ0,β1,β2,β3,β4,β5,・・・・・を夫々加えて、10ビットPb0;0〜Pb0;1+β0,Pr0;0〜Pr0;1+β1,Pb1;0〜Pb1;1+β2,Pr1;0〜Pr1;1+β3,Pb2;0〜Pb2;1+β4,Pr2;0〜Pr2;1+β5,・・・・・とする。そして、10ビットの列:Y0;0〜Y0;1+α0,Y1;0〜Y1;1+α1,Y2;0〜Y2;1+α2,Y3;0〜Y3;1+α3,・・・・・と、10ビットの列:Pb0;0〜Pb0;1+β0,Pr0;0〜Pr0;1+β1,Pb1;0〜Pb1;1+β2,Pr1;0〜Pr1;1+β3,Pb2;0〜Pb2;1+β4,Pr2;0〜Pr2;1+β5,・・・・・とがパラレル多重されて成る、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12B2を、分割された下位2ビットに基づくリンクB−2として、図23のBに示される如くに形成する。即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする24ビットワード列データであるDC12Bを、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12B1と、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12B2との、2系統のワード列データに変換するのである。
【0122】
その結果、データ処理部62に供給されるディジタルデータDVXXが、ワード伝送レートを148.5MBpsとする24ビットワード列データとされるデータDC12である場合には、データ処理部62において、24ビットワード列データDC12が、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12A1,DC12A2,DC12B1及びDC12B2の4系統のワード列データに変換されることになる。
【0123】
データDVXXが、図53に示されるデータDC14もしくはデータDC16である場合には、データDC14はワード伝送レートを148.5MBpsとする28ビットワード列データとされ、また、データDC16はワード伝送レートを148.5MBpsとする32ビットワード列データとされる。そして、データDVXXがデータDC12である場合と同様にして、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC14A1,DC14A2,DC14B1及びDC14B2の4系統のワード列データ、もしくは、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC16A1,DC16A2,DC16B1及びDC16B2の4系統のワード列データが形成される。
【0124】
但し、斯かる際には、データDVXXがデータDC12である場合に、Yデータ系列を構成する各12ビットワード及びPB /PR データ系列を構成する各12ビットワードの夫々を、上位10ビットと下位2ビットとに分割するのに代えて、データDVXXがDC14である場合には、Yデータ系列を構成する各14ビットワード及びPB /PR データ系列を構成する各14ビットワードの夫々を、上位10ビットと下位4ビットとに分割し、また、データDVXXがデータDC16である場合には、Yデータ系列を構成する各16ビットワード及びPB /PR データ系列を構成する各16ビットワードの夫々を、上位10ビットと下位6ビットとに分割する。それにより、ワード伝送レートを148.5MBpsとする28ビットワード列データであるデータDC14を、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC14A1,DC14A2,DC14B1及びDC14B2の4系統のワード列データに変換し、また、ワード伝送レートを148.5MBpsとする32ビットワード列データであるデータDC16を、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC16A1,DC16A2,DC16B1及びDC16B2の4系統のワード列データに変換するのである。
【0125】
データDVXXが、図53に示される、量子化ビット数を10ビットとする4:4:4形式のD−Cinema信号を成すデータDD10である場合には、データDD10は、図24のAに示される如くに、ワード伝送レートを148.5MBpsとする10ビットワード列データとされたGデータ系列と、ワード伝送レートを148.5MBpsとする10ビットワード列データとされたBデータ系列と、ワード伝送レートを148.5MBpsとする10ビットワード列データとされたRデータ系列とが、フレーム同期及びライン同期がとられたもとでパラレル多重されて得られる、ワード伝送レートを148.5MBpsとする30ビットワード列データとして、データ処理部62に供給される。
【0126】
データ処理部62にあっては、図24のAに示される如くにして供給されるデータDD10に対して、Gデータ系列を構成する10ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・,Bデータ系列を構成する10ビットワードBD0,BD1,BD2,BD3,・・・・・、及び、Rデータ系列を構成する10ビットワードRD0,RD1,RD2,RD3,・・・・・の夫々を、各ライン部毎にグループ1とグループ2とに振り分ける処理を施す。そして、グループ1を構成するGデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列の夫々の1ライン部置きのデータに基づいて、ワード伝送レートを148.5MBps/2=74.25MBpsとする30ビットワード列データDD10Aを、リンクAとして、図24のBに示される如くに形成するとともに、グループ2を構成するGデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列の夫々の他の1ライン部置きのデータに基づいて、ワード伝送レートを148.5MBps/2=74.25MBpsとする30ビットワード列データDD10Bを、リンクBとして、図24のBに示される如くに形成する。
【0127】
続いて、図24のBに示される如くに得られる30ビットワード列データDD10Aに対して、図4に示される如くに、Gデータ系列を構成する10ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・,Bデータ系列を構成する10ビットワードBD0,BD1,BD2,BD3,・・・・・、及び、Rデータ系列を構成する10ビットワードRD0,RD1,RD2,RD3,・・・・・に、補助データ系列を形成する10ビットワードad0,ad1,ad2,ad3,・・・・・を付加する。そして、図4において太実線により区画されて示される如くに、Gデータ系列を形成する10ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・と、Bデータ系列を構成する10ビットワードのうちの一つ置きのものBD0,BD2,BD4,BD6,・・・・・と、Rデータ系列を構成する10ビットワードのうちの一つ置きのものRD0,RD2,RD4,RD6,・・・・・とを含む10ビットワードグループ1と、補助データ系列を形成する10ビットワードad0,ad1,ad2,ad3,・・・・・と、Bデータ系列を構成する10ビットワードのうちの他の一つ置きのものBD1,BD3,BD5,BD7,・・・・・と、Rデータ系列を構成する10ビットワードのうちの他の一つ置きのものRD1,RD3,RD5,RD7,・・・・・とを含む10ビットワードグループ2とに振り分ける。
【0128】
そして、10ビットワードグループ1に基づき、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD10A1を、リンクA−1として図25のAに示される如くに形成する。また、それとともに、10ビットワードグループ2に基づき、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD10A2を、リンクA−2として図25のBに示される如くに形成する。即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする30ビットワード列データであるDD10Aを、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD10A1及びDD10A2の2系統のワード列データに変換するのである。
【0129】
また、図24のBに示される如くに得られる30ビットワード列データDD10Bに対しても、図4に示される如くに、Gデータ系列を構成する10ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・,Bデータ系列を構成する10ビットワードBD0,BD1,BD2,BD3,・・・・・、及び、Rデータ系列を構成する10ビットワードRD0,RD1,RD2,RD3,・・・・・に、補助データ系列を形成する10ビットワードad0,ad1,ad2,ad3,・・・・・を付加する。そして、図4において太実線により区画されて示される如くに、Gデータ系列を形成する10ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・と、Bデータ系列を構成する10ビットワードのうちの一つ置きのものBD0,BD2,BD4,BD6,・・・・・と、Rデータ系列を構成する10ビットワードのうちの一つ置きのものRD0,RD2,RD4,RD6,・・・・・とを含む10ビットワードグループ1と、補助データ系列を形成する10ビットワードad0,ad1,ad2,ad3,・・・・・と、Bデータ系列を構成する10ビットワードのうちの他の一つ置きのものBD1,BD3,BD5,BD7,・・・・・と、Rデータ系列を構成する10ビットワードのうちの他の一つ置きのものRD1,RD3,RD5,RD7,・・・・・とを含む10ビットワードグループ2とに振り分ける。
【0130】
そして、10ビットワードグループ1に基づき、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD10B1を、リンクB−1として図25のAに示される如くに形成する。また、それとともに、10ビットワードグループ2に基づき、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD10B2を、リンクB−2として図25のBに示される如くに形成する。即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする30ビットワード列データであるDD10Bを、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD10B1及びDD10B2の2系統のワード列データに変換するのである。
【0131】
その結果、データ処理部62に供給されるデータDVXXが、ワード伝送レートを148.5MBpsとする30ビットワード列データとされるデータDD10である場合には、データ処理部62において、データDD10が、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD10A1,DD10A2,DD10B1及びDD10B2の4系統のワード列データに変換されることになる。
【0132】
データDVXXが、図53に示される、量子化ビット数を12ビットとする4:4:4形式のD−Cinema信号を成すデータDD12である場合には、データDD12は、図26のAに示される如くに、ワード伝送レートを148.5MBpsとする12ビットワード列データとされたGデータ系列と、ワード伝送レートを148.5MBpsとする12ビットワード列データとされたBデータ系列と、ワード伝送レートを148.5MBpsとする12ビットワード列データとされたRデータ系列とが、フレーム同期及びライン同期がとられたもとでパラレル多重されて得られる、ワード伝送レートを148.5MBpsとする36ビットワード列データとして、データ処理部62に供給される。
【0133】
データ処理部62にあっては、図26のAに示される如くにして供給されるデータDD12に対して、Gデータ系列を構成する12ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・,Bデータ系列を構成する12ビットワードBD0,BD1,BD2,BD3,・・・・・、及び、Rデータ系列を構成する12ビットワードRD0,RD1,RD2,RD3,・・・・・の夫々を、各ライン部毎にグループ1とグループ2とに振り分ける処理を施す。そして、グループ1を構成するGデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列の夫々の1ライン部置きのデータに基づいて、ワード伝送レートを148.5MBps/2=74.25MBpsとする36ビットワード列データDD12Aを、リンクAとして、図26のBに示される如くに形成するとともに、グループ2を構成するGデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列の夫々の他の1ライン部置きのデータに基づいて、ワード伝送レートを148.5MBps/2=74.25MBpsとする36ビットワード列データDD12Bを、リンクBとして、図26のBに示される如くに形成する。
【0134】
次に、図26のBに示される如くの、ワード伝送レートを74.25MBpsとする36ビットワード列データDD12Aに対して、Gデータ系列を構成する12ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・,Bデータ系列を構成する12ビットワードBD0,BD1,BD2,BD3,・・・・・、及び、Rデータ系列を構成する12ビットワードRD0,RD1,RD2,RD3,・・・・・の夫々を、上位10ビットG0;2〜G0;11,G1;2〜G1;11,G2;2〜G2;11,G3;2〜G3;11,・・・・・,B0;2〜B0;11,B1;2〜B1;11,B2;2〜B2;11,B3;2〜B3;11,・・・・・、及び、R0;2〜R0;11,R1;2〜R1;11,R2;2〜R2;11,R3;2〜R3;11,・・・・・と、下位2ビットG0;0〜G0;1,G1;0〜G1;1,G2;0〜G2;1,G3;0〜G3;1,・・・・・,B0;0〜B0;1,B1;0〜B1;1,B2;0〜B2;1,B3;0〜B3;1,・・・・・、及び、R0;0〜R0;1,R1;0〜R1;1,R2;0〜R2;1,R3;0〜R3;1,・・・・・とに分割する処理を施す。
【0135】
続いて、分割された下位2ビットG0;0〜G0;1,B0;0〜B0;1及びR0;0〜R0;1をビット多重して6ビットGBR0(0〜1)を,分割された下位2ビットG1;0〜G1;1,B1;0〜B1;1及びR1;0〜R1;1をビット多重して6ビットGBR1(0〜1)を,下位2ビットG2;0〜G2;1,B2;0〜B2;1及びR2;0〜R2;1をビット多重して6ビットGBR2(0〜1)を,下位2ビットG3;0〜G3;1,B3;0〜B3;1及びR3;0〜R3;1をビット多重して6ビットGBR3(0〜1)を,・・・・・形成する。さらに、6ビットGBR0(0〜1),GBR1(0〜1),GBR2(0〜1),GBR3(0〜1),・・・・・に、4ビットの補助ビットγ0,γ1,γ2,γ3,・・・・・を夫々加えて、10ビットGBR0(0〜1)+γ0,GBR1(0〜1)+γ1,GBR2(0〜1)+γ2,GBR3(0〜1)+γ3,・・・・・とする。
【0136】
さらに、分割された上位10ビットG0;2〜G0;11,G1;2〜G1;11,G2;2〜G2;11,G3;2〜G3;11,・・・・・,B0;2〜B0;11,B1;2〜B1;11,B2;2〜B2;11,B3;2〜B3;11,・・・・・、及び、R0;2〜R0;11,R1;2〜R1;11,R2;2〜R2;11,R3;2〜R3;11,・・・・・をグループ1とグループ2とに振り分けるとともに、グループ2に10ビットGBR0(0〜1)+γ0,GBR1(0〜1)+γ1,GBR2(0〜1)+γ2,GBR3(0〜1)+γ3,・・・・・を加えて、図7において太実線により区切られている如くにして区分された10ビットワードグループ1及び10ビットワードグループ2を得る。
【0137】
そして、図7に示される10ビットワードグループ1に基づく、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD12A1を、リンクA−1として、図27のAに示される如くに形成するとともに、図7に示される10ビットワードグループ2に基づく、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD12A2を、リンクA−2として、図27のBに示される如くに形成する。即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする36ビットワード列データであるDD12Aを、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD12A1と、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD12A2との、2系統のワード列データに変換するのである。
【0138】
また、図26のBに示される如くの、ワード伝送レートを74.25MBpsとする36ビットワード列データDD12Bに対しても、Gデータ系列を構成する12ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・,Bデータ系列を構成する12ビットワードBD0,BD1,BD2,BD3,・・・・・、及び、Rデータ系列を構成する12ビットワードRD0,RD1,RD2,RD3,・・・・・の夫々を、上位10ビットG0;2〜G0;11,G1;2〜G1;11,G2;2〜G2;11,G3;2〜G3;11,・・・・・,B0;2〜B0;11,B1;2〜B1;11,B2;2〜B2;11,B3;2〜B3;11,・・・・・、及び、R0;2〜R0;11,R1;2〜R1;11,R2;2〜R2;11,R3;2〜R3;11,・・・・・と、下位2ビットG0;0〜G0;1,G1;0〜G1;1,G2;0〜G2;1,G3;0〜G3;1,・・・・・,B0;0〜B0;1,B1;0〜B1;1,B2;0〜B2;1,B3;0〜B3;1,・・・・・、及び、R0;0〜R0;1,R1;0〜R1;1,R2;0〜R2;1,R3;0〜R3;1,・・・・・とに分割する処理を施す。
【0139】
続いて、分割された下位2ビットG0;0〜G0;1,B0;0〜B0;1及びR0;0〜R0;1をビット多重して6ビットGBR0(0〜1)を,分割された下位2ビットG1;0〜G1;1,B1;0〜B1;1及びR1;0〜R1;1をビット多重して6ビットGBR1(0〜1)を,下位2ビットG2;0〜G2;1,B2;0〜B2;1及びR2;0〜R2;1をビット多重して6ビットGBR2(0〜1)を,下位2ビットG3;0〜G3;1,B3;0〜B3;1及びR3;0〜R3;1をビット多重して6ビットGBR3(0〜1)を,・・・・・形成する。さらに、6ビットGBR0(0〜1),GBR1(0〜1),GBR2(0〜1),GBR3(0〜1),・・・・・に、4ビットの補助ビットγ0,γ1,γ2,γ3,・・・・・を夫々加えて、10ビットGBR0(0〜1)+γ0,GBR1(0〜1)+γ1,GBR2(0〜1)+γ2,GBR3(0〜1)+γ3,・・・・・とする。
【0140】
さらに、分割された上位10ビットG0;2〜G0;11,G1;2〜G1;11,G2;2〜G2;11,G3;2〜G3;11,・・・・・,B0;2〜B0;11,B1;2〜B1;11,B2;2〜B2;11,B3;2〜B3;11,・・・・・、及び、R0;2〜R0;11,R1;2〜R1;11,R2;2〜R2;11,R3;2〜R3;11,・・・・・をグループ1とグループ2とに振り分けるとともに、グループ2に10ビットGBR0(0〜1)+γ0,GBR1(0〜1)+γ1,GBR2(0〜1)+γ2,GBR3(0〜1)+γ3,・・・・・を加えて、図7において太実線により区切られている如くにして区分された10ビットワードグループ1及び10ビットワードグループ2を得る。
【0141】
そして、図7に示される10ビットワードグループ1に基づく、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD12B1を、リンクB−1として、図27のAに示される如くに形成するとともに、図7に示される10ビットワードグループ2に基づく、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD12B2を、リンクB−2として、図27のBに示される如くに形成する。即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする36ビットワード列データであるDD12Bを、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD12B1と、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD12B2との、2系統のワード列データに変換するのである。
【0142】
その結果、データ処理部62に供給されるデータDVXXが、ワード伝送レートを148.5MBpsとする36ビットワード列データとされるデータDD12である場合には、データ処理部62において、データDD12が、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDD12A1,DD12A2,DD12B1及びDD12B2の4系統のワード列データに変換されることになる。
【0143】
データ処理部62は、上述の如くにして得たワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDC12A1,DC12A2,DC12B1及びDC12B2の組,DC14A1,DC14A2,DC14B1及びDC14B2の組,DC16A1,DC16A2,DC16B1及びDC16B2の組,DD10A1,DD10A2,DD10B1及びDD10B2の組、及び、DD12A1,DD12A2,DD12B1及びDD12B2の組のいずれかを、20ビットワード列データDPA1(20),DPA2(20),DPB1(20)及びDPB2(20)の組として導出する。
【0144】
データ処理部62から送出されるワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDPA1(20)は、P/S変換部63に供給される。P/S変換部63にあっては、20ビットワード列データDPA1(20)にP/S変換を施して、20ビットワード列データDPA1(20)に基づくビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSA1を形成し、そのシリアルデータDSA1をビット多重部64に供給する。
【0145】
一方、データ処理部62から送出されるワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDPA2(20)は、P/S変換部65に供給される。P/S変換部65にあっては、20ビットワード列データDPA2(20)にP/S変換を施して、20ビットワード列データDPA2(20)に基づくビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSA2を形成し、そのシリアルデータDSA2をビット多重部64に供給する。
【0146】
ビット多重部64は、例えば、2ビットマルチプレクサが用いられて構成され、P/S変換部63からのシリアルデータDSA1及びP/S変換部65からのシリアルデータDSA2の夫々から1ビット宛を交互に取り出す動作を行い、シリアルデータDSA1及びDSA2にビット多重合成処理を施して、ビット伝送レートを1.485Gbps×2=2.97Gbpsとする複合シリアルデータDSAZを形成する。このようにして、ビット多重部64から得られる複合シリアルデータDSAZは、E/O変換部66に供給される。E/O変換部66は、複合シリアルデータDSAZに電光変換処理を施す。
【0147】
E/O変換部66は図1に示されるE/O変換部16と同様に構成され、E/O変換部66から、複合シリアルデータDSAZに基づく、中心波長を略1.55μmとした光信号OZAが、ビット伝送レートを2.97Gbpsとするもとで得られる。この光信号OZAは、双方向性WDMカップラ67に供給される。
【0148】
双方向性WDMカップラ67は、図1に示される双方向性WDMカップラ19と同様に、一端部側に二つの入出力端が設けられるとともに他端部側に一つの入出力端が設けられて構成される。そして、E/O変換部66からの、ビット伝送レートを2.97Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとする光信号OZAが、双方向性WDMカップラ67を、その一端部側に設けられた二つの入出力端のうちの一方から導入されて、その他端部側に設けられた一つの入出力端から導出されるようにして通過し、光コネクタ70へと導かれる。
【0149】
光コネクタ70は、双方向性WDMカップラ67と光信号伝送ケーブル71の一端側とを連結している。それにより、双方向性WDMカップラ67からの光信号OZAは、光コネクタ70を通じて光信号伝送ケーブル71にその一端側から送出される。光信号伝送ケーブル71は、例えば、石英系SMFによって形成されたものとされる。
【0150】
光信号伝送ケーブル71の他端側には、それと双方向性WDMカップラ72とを連結する光コネクタ73が設けられている。それにより、光コネクタ70を通じて光信号伝送ケーブル71にその一端側から送出された光信号OZAは、光信号伝送ケーブル71の一端側から他端側へと伝送され、その他端側から光コネクタ73を通じて双方向性WDMカップラ72へと導かれる。
【0151】
双方向性WDMカップラ72は、図1に示される双方向性WDMカップラ32と同様に、一端部側に二つの入出力端が設けられるとともに他端部側に一つの入出力端が設けられて構成される。そして、光コネクタ73を通じた光信号OZAが、双方向性WDMカップラ72を、その他端部側に設けられた一つの入出力端から導入されて、その一端部側に設けられた二つの入出力端のうちの一方から導出されるようにして通過し、O/E変換部74へと導かれる。
【0152】
O/E変換部74にあっては、ビット伝送レートを2.97Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとする光信号OZAに光電変換処理を施して、光信号OZAに基づく、ビット伝送レートを2.97Gbpsとする複合シリアルデータDSAZを再生する。そして、再生された複合シリアルデータDSAZは、ビット分離部75に供給される。
【0153】
ビット分離部75は、例えば、2ビットデマルチプレクサが用いられて構成され、O/E変換部74からの複合シリアルデータDSAZから1ビット宛を順次取り出して交互に配分し、各々がビット伝送レートを2.97Gbps/2=1.485GbpsとするシリアルデータDSA1及びDSA2を個別に形成する。このようにして、ビット分離部75から得られるシリアルデータDSA1及びDSA2は、S/P変換部76及び77に夫々供給される。
【0154】
S/P変換部76にあっては、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSA1に、20ビットパラレルデータを形成するS/P変換を施して、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする20ビットワード列データDPA1(20)を再生する。また、S/P変換部77にあっては、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSA2に、20ビットパラレルデータを形成するS/P変換を施して、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする20ビットワード列データDPA2(20)を再生する。
【0155】
S/P変換部76及び77により夫々再生された20ビットワード列データDPA1(20)及びDPA2(20)は、データ再生処理部80に供給される。
【0156】
また、データ処理部62から送出されるワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDPB1(20)は、P/S変換部83に供給される。P/S変換部83にあっては、20ビットワード列データDPB1(20)にP/S変換を施して、20ビットワード列データDPB1(20)に基づくビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSB1を形成し、そのシリアルデータDSB1をビット多重部84に供給する。
【0157】
一方、データ処理部62から送出されるワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDPB2(20)は、P/S変換部85に供給される。P/S変換部85にあっては、20ビットワード列データDPB2(20)にP/S変換を施して、20ビットワード列データDPB2(20)に基づくビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSB2を形成し、そのシリアルデータDSB2をビット多重部84に供給する。
【0158】
ビット多重部84は、例えば、2ビットマルチプレクサが用いられて構成され、P/S変換部83からのシリアルデータDSB1及びP/S変換部85からのシリアルデータDSB2の夫々から1ビット宛を交互に取り出す動作を行い、シリアルデータDSB1及びDSB2にビット多重合成処理を施して、ビット伝送レートを1.485Gbps×2=2.97Gbpsとする複合シリアルデータDSBZを形成する。このようにして、ビット多重部84から得られる複合シリアルデータDSBZは、E/O変換部86に供給される。E/O変換部86は、複合シリアルデータDSBZに電光変換処理を施す。
【0159】
E/O変換部86はE/O変換部66と同様に構成され、E/O変換部86から、複合シリアルデータDSBZに基づく、中心波長を略1.55μmとした光信号OZBが、ビット伝送レートを2.97Gbpsとするもとで得られる。この光信号OZBは、双方向性WDMカップラ87に供給される。
【0160】
双方向性WDMカップラ87は、双方向性WDMカップラ67と同様に、一端部側に二つの入出力端が設けられるとともに他端部側に一つの入出力端が設けられて構成される。そして、E/O変換部86からの、ビット伝送レートを2.97Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとする光信号OZBが、双方向性WDMカップラ87を、その一端部側に設けられた二つの入出力端のうちの一方から導入されて、その他端部側に設けられた一つの入出力端から導出されるようにして通過し、光コネクタ90へと導かれる。
【0161】
光コネクタ90は、双方向性WDMカップラ87と光信号伝送ケーブル91の一端側とを連結している。それにより、双方向性WDMカップラ87からの光信号OZBは、光コネクタ90を通じて光信号伝送ケーブル91にその一端側から送出される。光信号伝送ケーブル91は、例えば、石英系SMFによって形成されたものとされる。
【0162】
光信号伝送ケーブル91の他端側には、それと双方向性WDMカップラ92とを連結する光コネクタ93が設けられている。それにより、光コネクタ90を通じて光信号伝送ケーブル91にその一端側から送出された光信号OZBは、光信号伝送ケーブル91の一端側から他端側へと伝送され、その他端側から光コネクタ93を通じて双方向性WDMカップラ92へと導かれる。
【0163】
双方向性WDMカップラ92は、双方向性WDMカップラ72と同様に、一端部側に二つの入出力端が設けられるとともに他端部側に一つの入出力端が設けられて構成される。そして、光コネクタ93を通じた光信号OZBが、双方向性WDMカップラ92を、その他端部側に設けられた一つの入出力端から導入されて、その一端部側に設けられた二つの入出力端のうちの一方から導出されるようにして通過し、O/E変換部94へと導かれる。
【0164】
O/E変換部94にあっては、ビット伝送レートを2.97Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとする光信号OZAに光電変換処理を施して、光信号OZBに基づく、ビット伝送レートを2.97Gbpsとする複合シリアルデータDSBZを再生する。そして、再生された複合シリアルデータDSBZは、ビット分離部95に供給される。
【0165】
ビット分離部95は、例えば、2ビットデマルチプレクサが用いられて構成され、O/E変換部94からの複合シリアルデータDSBZから1ビット宛を順次取り出して交互に配分し、各々がビット伝送レートを2.97Gbps/2=1.485GbpsとするシリアルデータDSB1及びDSB2を個別に形成する。このようにして、ビット分離部95から得られるシリアルデータDSB1及びDSB2は、S/P変換部96及び97に夫々供給される。
【0166】
S/P変換部96にあっては、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSB1に、20ビットパラレルデータを形成するS/P変換を施して、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする20ビットワード列データDPB1(20)を再生する。また、S/P変換部97にあっては、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSB2に、20ビットパラレルデータを形成するS/P変換を施して、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする20ビットワード列データDPB2(20)を再生する。
【0167】
S/P変換部96及び97により夫々再生された20ビットワード列データDPB1(20)及びDPB2(20)は、データ再生処理部80に供給される。
【0168】
データ再生処理部80にあっては、20ビットワード列データDPA1(20),DPA2(20),DPB1(20)及びDPB2(20)に対して、データ処理部62においてデータDVXXに施されるデータ処理とは逆のデータ処理を施し、それにより、20ビットワード列データDPA1(20),DPA2(20),DPB1(20)及びDPB2(20)に基づくデータDVXXを再生して、それを信号記録再生部61に供給する。このようにして再生されるデータDVXXは、図52に示されるデータDC12,DC14,DC16,DD10及びDD12のいずれかとされる。そして、信号記録再生部61にあっては、例えば、内蔵するVTRによるデータDVXXの記録が行われる。
【0169】
信号記録再生部61には、リターン映像信号形成部も備えられており、このリターン映像信号形成部は、例えば、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データである、リターン映像信号を成すディジタルデータDPMA及びDPMBを送出する。それにより、信号記録再生部61からリターン映像信号を成すディジタルデータDPMA及びDPMBが得られる。
【0170】
信号記録再生部61から得られるディジタルデータDPMAは、P/S変換部100に供給される。P/S変換部100にあっては、ディジタルデータDPMAにP/S変換を施し、ビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSMAを形成して、それをE/O変換部101に供給する。E/O変換部101おいては、シリアルデータDSMAに電光変換処理を施す。
【0171】
E/O変換部101は図1に示されるE/O変換部51と同様に構成され、E/O変換部101から、シリアルデータDSMAに基づく、中心波長を略1.3μmとした光信号OSMAが、ビット伝送レートを1.485Gbpsとしたもとで得られる。この光信号OSMAは、双方向性WDMカップラ72に供給される。
【0172】
双方向性WDMカップラ72においては、E/O変換部101からの、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OSMAが、一端部側に設けられた二つの入出力端のうちの他方から導入されて、他端部側に設けられた一つの入出力端へと導出され、光コネクタ73へと導かれる。
【0173】
そして、双方向性WDMカップラ72からの光信号OSMAは、光コネクタ73を通じて光信号伝送ケーブル71にその他端側から送出されて、光信号伝送ケーブル71の他端側から一端側へと伝送され、その一端側から光コネクタ70を通じて双方向性WDMカップラ67へと導かれる。
【0174】
双方向性WDMカップラ67にあっては、光コネクタ70からの、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OSMAが、他端部側に設けられた一つの入出力端から導入されて、一端部側に設けられた二つの入出力端のうちの他方へと導出され、O/E変換部102へと導かれる。
【0175】
O/E変換部102にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OSMAに光電変換処理を施して、光信号OSMAに基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSMAを再生する。そして、再生されたシリアルデータDSMAは、S/P変換部103に供給される。
【0176】
S/P変換部103にあっては、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSMAに、20ビットパラレルデータを得るS/P変換処理を施し、シリアルデータDSMAに基づく、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする、リターン映像信号を成すディジタルデータDPMAを再生して、それをカメラ部60に供給する。
【0177】
また、信号記録再生部61から得られるディジタルデータDPMBは、P/S変換部105に供給される。P/S変換部105にあっては、ディジタルデータDPMBにP/S変換を施し、ビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSMBを形成して、それをE/O変換部106に供給する。E/O変換部106おいては、シリアルデータDSMBに電光変換処理を施す。
【0178】
E/O変換部106はE/O変換部101と同様に構成され、E/O変換部106から、シリアルデータDSMBに基づく、中心波長を略1.3μmとした光信号OSMBが、ビット伝送レートを1.485Gbpsとしたもとで得られる。この光信号OSMBは、双方向性WDMカップラ92に供給される。
【0179】
双方向性WDMカップラ92においては、E/O変換部106からの、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OSMBが、一端部側に設けられた二つの入出力端のうちの他方から導入されて、他端部側に設けられた一つの入出力端へと導出され、光コネクタ93へと導かれる。
【0180】
そして、双方向性WDMカップラ92からの光信号OSMBは、光コネクタ93を通じて光信号伝送ケーブル91にその他端側から送出されて、光信号伝送ケーブル91の他端側から一端側へと伝送され、その一端側から光コネクタ90を通じて双方向性WDMカップラ87へと導かれる。
【0181】
双方向性WDMカップラ87にあっては、光コネクタ90からの、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OSMBが、他端部側に設けられた一つの入出力端から導入されて、一端部側に設けられた二つの入出力端のうちの他方へと導出され、O/E変換部107へと導かれる。
【0182】
O/E変換部107にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OSMBに光電変換処理を施して、光信号OSMBに基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSMBを再生する。そして、再生されたシリアルデータDSMBは、S/P変換部108に供給される。
【0183】
S/P変換部108にあっては、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSMBに、20ビットパラレルデータを得るS/P変換処理を施し、シリアルデータDSMBに基づく、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする、リターン映像信号を成すディジタルデータDPMBを再生して、それをカメラ部60に供給する。
【0184】
上述の如くの図20及び図21に示される例にあっては、カメラ部60から得られるデータDVXXが、図52に示されるデータDC12,DC14,DC16,DD10及びDD12のうちのいずれかとされるもとで、光信号OZA及びOZBに変換され、カメラ部60側から光信号伝送ケーブル71及び91を通じて信号記録再生部61側に伝送されるとともに、信号記録再生部61から送出されるリターン映像信号を成すディジタルデータDPMA及びDPMBが、光信号OSMA及びOSMBに変換され、信号記録再生部61側から光信号伝送ケーブル71及び91を通じてカメラ部60側に伝送され、光信号伝送ケーブル71の一端側及び他端側との間において、光信号OZAと光信号OSMAとの双方向伝送が行われるとともに、光信号伝送ケーブル91の一端側及び他端側との間において、光信号OZBと光信号OSMBとの双方向伝送が、夫々の減衰が最小限に抑えられるもとで行われる。
【0185】
また、カメラ部60から得られるデータDVXXの光信号OZA及びOZBへの変換、及び、リターン映像信号を成すディジタルデータDPMA及びDPMBの光信号OSMA及びOSMBへの変換は、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して行うことができることになる。
【0186】
図28及び図29は、本願の特許請求の範囲における請求項22から30までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法に関連する技術が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項57から請求項59までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置に関連するデータ伝送装置の一例を示す。
【0187】
図28及び図29に示される例は、図20及び図21に示される例と同様に構成された部分を多々備えており、図28及び図29においては、図20及び図21に示されるブロックあるいはデータに対応するブロックあるいはデータが、図20及び図21と共通の符号が付されて示されていて、それらについての重複説明は省略される。
【0188】
図28及び図29に示される例も、カメラ部60と信号記録再生部61との間における、D−Cinema信号を形成するディジタルデータとディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータとの双方向伝送を行うものとされていて、カメラ部60からは、データDVXXが送出されて、それがデータ処理部62に供給される。そして、データDVXXは、図52に示される表図において、データDC12,DC14,DC16,DD10及びDD12のいずれかとして示されるD−Cinema信号を成すパラレルデータとされる。斯かるもとにおけるD−Cinema信号は、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、サンプリング周波数が148.5MHz,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプル,各フレームにおける有効ライン数が1080ラインに設定され、量子化ビット数を10ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする、4:2:2形式もしくは4:4:4形式のディジタル映像信号である。
【0189】
斯かる図28及び図29に示される例にあっては、P/S変換部83から得られるシリアルデータDSB1及びP/S変換部85 から得られるシリアルデータDSB2が、夫々、E/O変換部110及び111に供給される。E/O変換部110は、図20に示されるE/O変換部66と同様に構成され、シリアルデータDSB1に電光変換処理を施し、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、例えば、略1.55μmとされる中心波長を有した光信号OB1を形成する。また、E/O変換部111は、図21に示されるE/O変換部101と同様に構成され、シリアルデータDSB2に電光変換処理を施し、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、例えば、略1.3μmとされる中心波長を有した光信号OB2を形成する。E/O変換部110からの光信号OB1及びE/O変換部111からの光信号OB2は、合波部112に供給される。
【0190】
合波部112は、例えば、ファイバー型WDMカップラによって構成され、その一例は、図30に示される如くとされる。
【0191】
図30に示される合波部112の例にあっては、E/O変換部110からの光信号OB1が、光コネクタ220を通じて、方向性結合部221に導かれるとともに、E/O変換部111からの光信号OB2が、光コネクタ222を通じて、方向性結合部221に導かれる。方向性結合部221は、光コネクタ220を通じた光を導く光ファイバーと光コネクタ222を通じた光を導く光ファイバーとが相互結合する部分である。そして、方向性結合部221にあっては、中心波長を略1.55μmとする光信号OB1と中心波長を略1.3μmとする光信号OB2とを合波して多重化し、多重光信号OZBを送出する。方向性結合部221において得られる多重光信号OZBは、光コネクタ223を通じて導出される。
【0192】
合波部112から導出される多重光信号OZBは、光コネクタ90を通じて、光信号伝送ケーブル91にその一端側から送出されて、光信号伝送ケーブル91の一端側から他端側へと伝送され、その他端側から光コネクタ93を通じて分波部115に導かれる。
【0193】
分波部115は、例えば、ファイバー型WDMカップラによって構成され、その一例は、図31に示される如くとされる。
【0194】
図31に示される分波部115の例にあっては、光コネクタ93を通じた多重光信号OZBが、光コネクタ230を通じて方向性結合部231に導かれる。方向性結合部231は、光コネクタ230を通じた光を導く光ファイバーが二つの光ファイバーに分割され、分割された二つの光ファイバーが二つの出力ポートを形成する部分である。方向性結合部231から伸びる二つの出力ポートからは、多重光信号OZBから分波された、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、略1.55μmとされる中心波長を有した光信号OB1と、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、略1.3μmとされる中心波長を有した光信号OB2とが、夫々、光コネクタ232と光コネクタ233を通じて導出される。
【0195】
分波部115から得られる光信号OB1及びOB2は、O/E変換部116及び117に夫々供給される。O/E変換部116からは、光信号OB1に基づくビット伝送レートを1.485MBpsとするシリアルデータDSB1が得られて、それがS/P変換部96に供給され、また、O/E変換部117からは、光信号OB2に基づくビット伝送レートを1.485MBpsとするシリアルデータDSB2が得られて、それがS/P変換部97に供給される。
【0196】
さらに、図28及び図29に示される例にあっては、信号記録再生部61が、リターン映像信号を成すディジタルデータDPMAのみを送出して、それをP/S変換部100に供給する。その他については、図20及び図21に示される例と同様である。
【0197】
上述の如くの図28及び図29に示される例にあっても、カメラ部60から得られるデータDVXXが、図52に示されるデータDC12,DC14,DC16,DD10及びDD12のうちのいずれかとされるもとで、光信号OZA及びOZBに変換され、カメラ部60側から光信号伝送ケーブル71及び91を通じて信号記録再生部61側に伝送されるとともに、信号記録再生部61から送出されるリターン映像信号を成すディジタルデータDPMAが、光信号OSMAに変換され、信号記録再生部61側から光信号伝送ケーブル71を通じてカメラ部60側に伝送されて、光信号伝送ケーブル71の一端側及び他端側との間において、光信号OZAと光信号OSMAとの双方向伝送が行われる。
【0198】
図32及び図33は、本願の特許請求の範囲における請求項22から請求項30までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法に関連する技術が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項57から請求項59までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置に関連するデータ伝送装置の他の例を示す。
【0199】
図32及び図33に示される例も、図20及び図21に示される例と同様に構成された部分を多々備えており、図32及び図33においては、図20及び図21に示されるブロックあるいはデータに対応するブロックあるいはデータが、図20及び図21と共通の符号が付されて示されていて、それらについての重複説明は省略される。
【0200】
図32及び図33に示される例も、カメラ部60と信号記録再生部61との間における、D−Cinema信号を形成するディジタルデータとディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータとの双方向伝送を行うものとされていて、カメラ部60からは、データDVXXが送出されて、それがデータ処理部62に供給される。そして、データDVXXは、図53に示される表図において、データDC12,DC14,DC16,DD10及びDD12のいずれかとして示されるD−Cinema信号を成すパラレルデータとされる。斯かるもとにおけるD−Cinema信号は、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、サンプリング周波数が148.5MHz,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプル,各フレームにおける有効ライン数が1080ラインに設定され、量子化ビット数を10ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする、4:2:2形式もしくは4:4:4形式のディジタル映像信号である。
【0201】
斯かる図32及び図33に示される例にあっては、P/S変換部83から得られるシリアルデータDSB1及びP/S変換部85 から得られるシリアルデータDSB2が、ビット多重部120に供給される。ビット多重部120は、ビット多重部64と同様に構成され、P/S変換部83からのシリアルデータDSB1及びP/S変換部85からのシリアルデータDSB2の夫々から1ビット宛を交互に取り出す動作を行い、シリアルデータDSB1及びDSB2にビット多重合成処理を施して、ビット伝送レートを1.485Gbps×2=2.97Gbpsとする複合シリアルデータDSBZを形成する。このようにして、ビット多重部120から得られる複合シリアルデータDSBZは、E/O変換部121に供給される。E/O変換部121は、複合シリアルデータDSBZに電光変換処理を施し、ビット伝送レートを2.97Gbpsとし、例えば、略1.3μmとされる中心波長を有した光信号OZBを形成する。
【0202】
そして、E/O変換部66からの光信号OZAとE/O変換部121からの光信号OZBとが、合波部122に供給される。合波部122は、図29に示される合波部112と同様に構成され、光信号OZAと光信号OZBとを合波して多重化し、多重光信号OZを送出する。
【0203】
合波部122から導出される多重光信号OZは、光コネクタ70を通じて、光信号伝送ケーブル71にその一端側から送出されて、光信号伝送ケーブル71の一端側から他端側へと伝送され、その他端側から光コネクタ73を通じて分波部125に導かれる。
【0204】
分波部125は図29に示される分波部115と同様に構成され、分波部125から、多重光信号OZから分波された、ビット伝送レートを2.97Gbpsとし、略1.55μmとされる中心波長を有した光信号OZAと、ビット伝送レートを2.97Gbpsとし、略1.3μmとされる中心波長を有した光信号OZBとが導出される。分波部125から得られる光信号OZA及びOZBは、O/E変換部74及び94に夫々供給される。
【0205】
また、図32及び図33に示される例にあっては、信号記録再生部61が、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データである、リターン映像信号を成すディジタルデータDPMを送出する。
【0206】
信号記録再生部61から得られるディジタルデータDPMは、P/S変換部126に供給される。P/S変換部126にあっては、ディジタルデータDPMにP/S変換を施し、ビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSMを形成して、それをE/O変換部127に供給する。E/O変換部127おいては、シリアルデータDSMに電光変換処理を施す。
【0207】
E/O変換部127はE/O変換部121と同様に構成され、E/O変換部127から、シリアルデータDSMに基づく、中心波長を略1.3μmとした光信号OSMが、ビット伝送レートを1.485Gbpsとしたもとで得られる。
【0208】
E/O変換部127からの光信号OSMは、光コネクタ93を通じて光信号伝送ケーブル91にその他端側から送出されて、光信号伝送ケーブル91の他端側から一端側へと伝送され、その一端側から光コネクタ90を通じてO/E変換部128へと導かれる。
【0209】
O/E変換部128にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OSMに光電変換処理を施して、光信号OSMに基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSMを再生する。そして、再生されたシリアルデータDSMは、S/P変換部129に供給される。
【0210】
S/P変換部129にあっては、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSMに、20ビットパラレルデータを得るS/P変換処理を施し、シリアルデータDSMに基づく、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする、リターン映像信号を成すディジタルデータDPMを再生して、それをカメラ部60に供給する。その他については、図20及び図21に示される例と同様である。
【0211】
上述の如くの図32及び図33に示される例にあっても、カメラ部60から得られるデータDVXXが、図52に示されるデータDC12,DC14,DC16,DD10及びDD12のうちのいずれかとされるもとで、多重光信号OZに変換され、カメラ部60側から光信号伝送ケーブル71を通じて信号記録再生部61側に伝送されるとともに、信号記録再生部61から送出されるリターン映像信号を成すディジタルデータDPMが、光信号OSMに変換され、信号記録再生部61側から光信号伝送ケーブル91を通じてカメラ部60側に伝送される。
【0212】
図34及び図35は、本願の特許請求の範囲における請求項31から請求項36までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項60から請求項62までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置の例を示す。
【0213】
図34及び図35に示される例は、図32及び図33に示される例と同様に構成された部分を備えており、図34及び図35においては、図32及び図33に示されるブロックあるいはデータに対応するブロックあるいはデータが、図32及び図33と共通の符号が付されて示されていて、それらについての重複説明は省略される。
【0214】
図34及び図35に示される例も、カメラ部60と信号記録再生部61との間における、D−Cinema信号を形成するディジタルデータとディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータとの双方向伝送を行うものとされていて、カメラ部60からは、データDVXXが送出されて、それがデータ処理部62に供給される。そして、データDVXXは、図52に示される表図において、データDC12,DC14,DC16,DD10及びDD12のいずれかとして示されるD−Cinema信号を成すパラレルデータとされる。斯かるもとにおけるD−Cinema信号は、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、サンプリング周波数が148.5MHz,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプル,各フレームにおける有効ライン数が1080ラインに設定され、量子化ビット数を10ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする、4:2:2形式もしくは4:4:4形式のディジタル映像信号である。
【0215】
斯かる図34及び図35に示される例にあっては、P/S変換部63から得られるビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSA1,P/S変換部65 から得られるビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSA2,P/S変換部83から得られるビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSB1、及び、P/S変換部85 から得られるビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSB2が、夫々、E/O変換部161,162,163及び164に供給される。
【0216】
E/O変換部161は、シリアルデータDSA1に電光変換処理を施し、シリアルデータDSA1に基づく、中心波長を、例えば、略1.511μmとする光信号OA1を、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして形成し、それを合波部165に導く。E/O変換部162は、シリアルデータDSA2に電光変換処理を施し、シリアルデータDSA2に基づく、中心波長を、例えば、略1.531μmとする光信号OA2を、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして形成し、それを合波部165に導く。E/O変換部163は、シリアルデータDSB1に電光変換処理を施し、シリアルデータDSB1に基づく、中心波長を、例えば、略1.551μmとする光信号OB1を、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして形成し、それを合波部165に導く。さらに、E/O変換部164は、シリアルデータDSB2に電光変換処理を施し、シリアルデータDSB2に基づく、中心波長を、例えば、略1.571μmとする光信号OB2を、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして形成し、それを合波部165に導く。
【0217】
合波部165は、中心波長を略1.511μmとする光信号OA1と中心波長を略1.531μmとする光信号OA2と中心波長を略1.551μmとする光信号OB1と中心波長を略1.571μmとする光信号OB2とを合波して多重化し、多重光信号OZZを形成して、それを伝送信号として送出する。
【0218】
このようにして、合波部165において多重化される光信号OA1,OA2,OB1及びOB2は、それらの中心波長が略0.020μmずつ隔たっているにすぎない、相互に極めて近接した波長を有するもとで多重化されて、多重光信号OZZを形成するものとされており、E/O変換部161〜164と合波部165とを含む部分においては、Coase Wavelength Division Multiplexing(CWDM) と称される波長多重技術が用いられる。
【0219】
合波部165から送出される伝送信号である多重光信号OZZは、光コネクタ166を通じて光信号伝送ケーブル167にその一端側から送出される。光信号伝送ケーブル167は、例えば、石英系SMFによって形成されたものとされる。
【0220】
光信号伝送ケーブル167の他端側には、それと分波部169とを連結する光コネクタ168が設けられている。それにより、光コネクタ166を通じて光信号伝送ケーブル167にその一端側から送出された多重光信号OZZは、光信号伝送ケーブル167の一端側から他端側へと伝送され、その他端側から光コネクタ168を通じて分波部169へと導かれる。
【0221】
分波部169にあっては、多重光信号OZZを、中心波長を略1.511μmとする成分と中心波長を略1.531μmとする成分と中心波長を略1.551μmとする成分と中心波長を略1.571μmとする成分とに分波して、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.511μmとする光信号OA1と、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.531μmとする光信号OA2と、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.551μmとする光信号OB1と、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.571μmとする光信号OB2とを再生する。
【0222】
分波部169により再生された光信号OA1,OA2,OB1及びOB2は、夫々、O/E変換部170,171,172及び173へと導かれる。O/E変換部170にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.511μmとする光信号OA1に光電変換処理を施して、光信号OA1に基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSA1を再生する。そして、再生されたシリアルデータDSA1は、S/P変換部76に供給される。O/E変換部171にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.531μmとする光信号OA2に光電変換処理を施して、光信号OA2に基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSA2を再生する。そして、再生されたシリアルデータDSA2は、S/P変換部77に供給される。O/E変換部172にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.551μmとする光信号OB1に光電変換処理を施して、光信号OB1に基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSB1を再生する。そして、再生されたシリアルデータDSB1は、S/P変換部96に供給される。さらに、O/E変換部173にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.571μmとする光信号OB2に光電変換処理を施して、光信号OB2に基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSB2を再生する。そして、再生されたシリアルデータDSB2は、S/P変換部97に供給される。
【0223】
その他については、図32及び図33に示される例の場合と同様である。
【0224】
上述の如くの図34及び図35に示される例にあっては、カメラ部60から得られるデータDVXXが、図52に示されるデータDC12,DC14,DC16,DD10及びDD12のうちのいずれかとされるもとで、多重光信号OZZに変換され、カメラ部60側から光信号伝送ケーブル167を通じて信号記録再生部61側に伝送されるとともに、信号記録再生部61から送出されるリターン映像信号を成すディジタルデータDPMが、光信号OSMに変換され、信号記録再生部61側から光信号伝送ケーブル91を通じてカメラ部60側に伝送されて、光信号伝送ケーブル167及び91の夫々の一端側及び他端側との間において、光信号OZZと光信号OSMとについての双方向伝送が、夫々の減衰が最小限に抑えられるもとで行われる。
【0225】
また、カメラ部60から得られるデータDVXXの多重光信号OZZへの変換、及び、リターン映像信号を成すディジタルデータDPMの光信号OSMへの変換は、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して行うことができることになる。
【0226】
図36及び図37は、本願の特許請求の範囲における請求項31から請求項36までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項60から請求項62までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置の他の例を示す。
【0227】
図36及び図37に示される例は、図34及び図35に示される例と同様に構成された部分を多々備えており、図36及び図37においては、図34及び図35に示されるブロックあるいはデータに対応するブロックあるいはデータが、図34及び図35と共通の符号が付されて示されていて、それらについての重複説明は省略される。
【0228】
図36及び図37に示される例も、カメラ部60と信号記録再生部61との間における、D−Cinema信号を形成するディジタルデータとディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータとの双方向伝送を行うものとされていて、カメラ部60からは、データDVXXが送出されて、それがデータ処理部62に供給される。そして、データDVXXは、図52に示される表図において、データDC12,DC14,DC16,DD10及びDD12のいずれかとして示されるD−Cinema信号を成すパラレルデータとされる。斯かるもとにおけるD−Cinema信号は、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、サンプリング周波数が148.5MHz,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプル,各フレームにおける有効ライン数が1080ラインに設定され、量子化ビット数を10ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする、4:2:2形式もしくは4:4:4形式のディジタル映像信号である。
【0229】
斯かる図36及び図37に示される例にあっては、信号記録再生部61が、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データである、リターン映像信号を成すディジタルデータDPMC及びDPMDを送出する。
【0230】
信号記録再生部61から得られるディジタルデータDPMCは、P/S変換部174に供給される。P/S変換部174にあっては、ディジタルデータDPMCにP/S変換を施し、ビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSMCを形成して、それをE/O変換部175に供給する。E/O変換部175は、シリアルデータDSMCに電光変換処理を施し、シリアルデータDSMCに基づく、中心波長を、例えば、略1.3μmとする光信号OSMCを、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして形成し、それを合波部176に導く。
【0231】
また、信号記録再生部61から得られるディジタルデータDPMDは、P/S変換部177に供給される。P/S変換部177にあっては、ディジタルデータDPMDにP/S変換を施し、ビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSMDを形成して、それをE/O変換部178に供給する。E/O変換部178は、シリアルデータDSMDに電光変換処理を施し、シリアルデータDSMDに基づく、中心波長を、例えば、略1.55μmとする光信号OSMDを、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして形成し、それを合波部176に導く。
【0232】
合波部176にあっては、中心波長を略1.3μmとする光信号OSMCと中心波長を略1.55μmとする光信号OSMDとを合波して多重化し、多重光信号OSMZを送出する。合波部176からの多重光信号OSMZは、光コネクタ179を通じて光信号伝送ケーブル180にその一端側から送出される。
【0233】
光信号伝送ケーブル180に送出された多重光信号OSMZは、光信号伝送ケーブル180の一端側から他端側へと伝送され、その他端側から光コネクタ181を通じて分波部182へと導かれる。分波部182にあっては、多重光信号OSMZを、中心波長を略1.3μmとする成分と中心波長を略1.55μmとする成分とに分波して、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OSMCと、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとする光信号OSMDとを再生する。
【0234】
分波部182により再生された光信号OSMC及びOSMDは、夫々、O/E変換部183及び184へと導かれる。O/E変換部183にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OSMCに光電変換処理を施して、光信号OSMCに基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSMCを再生する。そして、再生されたシリアルデータDSMCは、S/P変換部185に供給される。また、O/E変換部184にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとする光信号OSMDに光電変換処理を施して、光信号OSMDに基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSMDを再生する。そして、再生されたシリアルデータDSMDは、S/P変換部186に供給される。
【0235】
S/P変換部185にあっては、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSMCに、20ビットパラレルデータを得るS/P変換処理を施し、シリアルデータDSMCに基づく、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする、リターン映像信号を成すディジタルデータDPMCを再生して、それをカメラ部60に供給する。また、S/P変換部186にあっては、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSMDに、20ビットパラレルデータを得るS/P変換処理を施し、シリアルデータDSMDに基づく、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする、リターン映像信号を成すディジタルデータDPMDを再生して、それをカメラ部60に供給する。
【0236】
その他については、図34及び図35に示される例と同様である。
【0237】
上述の如くの図36及び図37に示される例にあっても、カメラ部60から得られるデータDVXXが、図55に示されるデータDC12,DC14,DC16,DD10及びDD12のうちのいずれかとされるもとで、多重光信号OZZに変換され、カメラ部60側から光信号伝送ケーブル167を通じて信号記録再生部61側に、その減衰が最小限に抑えられるもとで伝送されるとともに、信号記録再生部61から送出されるリターン映像信号を成すディジタルデータDPMC及びDPMDが、多重光信号OSMZに変換され、信号記録再生部61側から光信号伝送ケーブル180を通じてカメラ部60側に、その減衰が最小限に抑えられるもとで伝送される。
【0238】
また、カメラ部60から得られるデータDVXXの多重光信号OZZへの変換、及び、リターン映像信号を成すディジタルデータDPMC及びDPMDの多重光信号OSMZへの変換は、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して行うことができることになる。
【0239】
図38及び図39は、本願の特許請求の範囲における請求項37から請求項42までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項63から請求項65までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置の例を示す。
【0240】
図38及び図39に示される例も、図34及び図35に示される例と同様に構成された部分を備えており、図38及び図39においては、図34及び図35に示されるブロックあるいはデータに対応するブロックあるいはデータが、図34及び図35と共通の符号が付されて示されていて、それらについての重複説明は省略される。
【0241】
図38及び図39に示される例も、カメラ部60と信号記録再生部61との間における、D−Cinema信号を形成するディジタルデータとディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータとの双方向伝送を行うものとされていて、カメラ部60からは、データDVXXが送出されて、それがデータ処理部62に供給される。そして、データDVXXは、図52に示される表図において、データDC12,DC14,DC16,DD10及びDD12のいずれかとして示されるD−Cinema信号を成すパラレルデータとされる。斯かるもとにおけるD−Cinema信号は、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、サンプリング周波数が148.5MHz,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプル,各フレームにおける有効ライン数が1080ラインに設定され、量子化ビット数を10ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする、4:2:2形式もしくは4:4:4形式のディジタル映像信号である。
【0242】
斯かる図38及び図39に示される例にあっては、E/O変換部161から得られる中心波長を略1.511μmとする光信号OA1と、E/O変換部162から得られる中心波長を略1.531μmとする光信号OA2と、E/O変換部163から得られる中心波長を略1.551μmとする光信号OB1とが、合波部187に導かれる。
【0243】
合波部187は、中心波長を略1.511μmとする光信号OA1と中心波長を略1.531μmとする光信号OA2と中心波長を略1.551μmとする光信号OB1とを合波して多重化し、多重光信号OZZ’を形成して、それを伝送信号として送出する。
【0244】
このようにして、合波部187において多重化される光信号OA1,OA2及びOB1は、それらの中心波長が略0.020μmずつ隔たっているにすぎない、相互に極めて近接した波長を有するもとで多重化されて、多重光信号OZZ’を形成するものとされており、E/O変換部161〜163と合波部187とを含む部分においては、Coase Wavelength Division Multiplexing(CWDM) と称される波長多重技術が用いられる。
【0245】
合波部187から送出される伝送信号である多重光信号OZZ’は、光コネクタ188を通じて光信号伝送ケーブル189にその一端側から送出される。光信号伝送ケーブル189は、例えば、石英系SMFによって形成されたものとされる。
【0246】
また、図38及び図39に示される例にあっては、P/S変換部85から得られるビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSB2が、E/O変換部190に供給される。E/O変換部190は、シリアルデータDSB2に電光変換処理を施し、シリアルデータDSB2に基づく、中心波長を、例えば、略1.55μmとする光信号OB2’をビット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして形成し、それを双方向性WDMカップラ191へと導く。
【0247】
双方向性WDMカップラ191は、一端部側に二つの入出力端が設けられるとともに他端部側に一つの入出力端が設けられて構成される。そして、E/O変換部190から得られる中心波長を略1.55μmとする光信号OB2’が、双方向性WDMカップラ191において、その一端部側の二つの入出力端のうちの一方を通じて導入され、その他端部側の一つの入出力端から導出される。
【0248】
双方向性WDMカップラ191から導出される光信号OB2’は、光コネクタ192を通じて光信号伝送ケーブル193にその一端側から送出される。光信号伝送ケーブル193は、例えば、石英系SMFによって形成されたものとされる。
【0249】
光信号伝送ケーブル189の他端側には、それと分波部195とを連結する光コネクタ194が設けられている。それにより、光コネクタ188を通じて光信号伝送ケーブル189にその一端側から送出された多重光信号OZZ’は、光信号伝送ケーブル189の一端側から他端側へと伝送され、その他端側から光コネクタ194を通じて分波部195へと導かれる。
【0250】
分波部195にあっては、多重光信号OZZ’を、中心波長を略1.511μmとする成分と中心波長を略1.531μmとする成分と中心波長を略1.551μmとする成分とに分波して、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.511μmとする光信号OA1と、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.531μmとする光信号OA2と、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.551μmとする光信号OB1とを再生する。分波部195により再生された光信号OA1,OA2及びOB1は、夫々、O/E変換部170,171及び172へと導かれる。
【0251】
また、光信号伝送ケーブル193の他端側には、それと双方向性WDMカップラ197とを連結する光コネクタ196が設けられている。それにより、光コネクタ192を通じて光信号伝送ケーブル193にその一端側から送出された多重光信号OB2’は、光信号伝送ケーブル193の一端側から他端側へと伝送され、その他端側から光コネクタ196を通じて双方向性WDMカップラ197へと導かれる。
【0252】
双方向性WDMカップラ197は、一端部側に二つの入出力端が設けられるとともに他端部側に一つの入出力端が設けられて構成される。そして、光コネクタ196を通じた光信号OB2’が、双方向性WDMカップラ197において、その他端部側の一つの入出力端を通じて導入され、その一端部側の二つの入出力端のうちの一方に導出される。
【0253】
双方向性WDMカップラ197から導出される、中心波長を略1.55μmとし、ビット伝送レートを1.485Gbpsとする光信号OB2’は、O/E変換部198に導かれる。O/E変換部198にあっては、中心波長を略1.55μmとする光信号OB2’に光電変換処理を施して、光信号OB2’に基づくビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSB2を再生する。そして、再生されたシリアルデータDSB2は、S/P変換部97に供給される。
【0254】
また、O/E変換部127から導出される、中心波長を略1.3μmとし、ビット伝送レートを1.485Gbpsとする光信号OSMは、双方向性WDMカップラ197において、その一端部側の二つの入出力端のうちの他方を通じて導入され、その他端部側の一つの入出力端に導出される。双方向性WDMカップラ197から導出される光信号OSMは、光コネクタ196を通じて光信号伝送ケーブル193にその他端側から送出される。
【0255】
光コネクタ196を通じて光信号伝送ケーブル193にその他端側から送出された光信号OSMは、光信号伝送ケーブル193の他端側から一端側へと伝送され、その一端側から光コネクタ192を通じて双方向性WDMカップラ191へと導かれる。双方向性WDMカップラ191においては、光信号OSMが、その他端部側の一つの入出力端から導入されて、その一端部側の二つの入出力端のうちの他方に導出される。そして、双方向性WDMカップラ191から導出される光信号OSMは、O/E変換部128に導かれる。
【0256】
その他については、図34及び図35に示される例の場合と同様である。
【0257】
上述の如くの図38及び図39に示される例にあっては、カメラ部60から得られるデータDVXXが、図52に示されるデータDC12,DC14,DC16,DD10及びDD12のうちのいずれかとされるもとで、多重光信号OZZ’及び光信号OB2’に変換され、カメラ部60側から光信号伝送ケーブル189及び193を通じて信号記録再生部61側に伝送されるとともに、信号記録再生部61から送出されるリターン映像信号を成すディジタルデータDPMが、光信号OSMに変換され、信号記録再生部61側から光信号伝送ケーブル193を通じてカメラ部60側に伝送されて、光信号伝送ケーブル189及び193の夫々の一端側及び他端側との間において、多重光信号OZZ’及び光信号OB2’と光信号OSMとについての双方向伝送が、夫々の減衰が最小限に抑えられるもとで行われる。
【0258】
また、カメラ部60から得られるデータDVXXの光信号OZZ’及びOB2’への変換、及び、リターン映像信号を成すディジタルデータDPMの光信号OSMへの変換は、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して行うことができることになる。
【0259】
図40及び図41は、本願の特許請求の範囲における請求項43から請求項48までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項66または請求項67に記載された発明に係るデータ伝送装置の例を示す。
【0260】
図40及び図41に示される例においては、カメラ部250と信号記録再生部251との間における、720P信号を形成するディジタルデータ及び付加情報データ系列であるKey信号データ系列とリターン映像信号を成すディジタルデータとの双方向伝送を行うものとされている。カメラ部250から720P信号を成すデータDVXYが送出されて、それがデータ処理部252に供給される。
【0261】
データDVXYは、図53に示される表図において、データDVA12+DKA12,DVA14+DKA14,データDVA16+DKA16及びデータDVB12+DKB12のいずれかとして示される720P信号とKey信号とを成すパラレルデータとされる。斯かるもとにおける720P信号は、フレームレートを60Hzとし、サンプリング周波数が74.25MHz,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプル,各フレームにおける有効ライン数が720ラインに設定され、量子化ビット数を12ビット,14ビットもしくは16ビットとする、4:2:2形式もしくは4:4:4形式のディジタル映像信号である。また、ここでのKey信号は、720P信号を成すディジタルデータに含まれるYデータ系列もしくはGデータ系列と同等のフォーマットを有した12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データにより形成される信号である。
【0262】
データDVXYが、図53に示される、量子化ビット数を12ビットとする4:2:2形式の720P信号とKey信号とを成すデータDVA12+DKA12である場合には、データDVA12+DKA12は、図42に示される如くに、4:2:2形式の720P信号を成し、各々が量子化ビット数を12ビットとしてワード伝送レートを74.25MBpsとするYデータ系列及びPB /PR データ系列(DVA12)と、Yデータ系列と同等のデータフォーマットを有し、量子化ビット数を12ビットとしてワード伝送レートを74.25MBpsとするKey信号データ系列(DKA12)とが、フレーム同期及びライン同期がとられたもとでパラレル多重されて得られるパラレルデータである、ワード伝送レートを74.25MBpsとする36ビットワード列データとして、データ処理部252に供給される。
【0263】
データ処理部252にあっては、図42に示される如くにして供給されるデータDVA12+DKA12に対して、次の処理を施す。
【0264】
先ず、図42に示される如くの、Yデータ系列を構成する12ビットワードYD0,YD1,YD2,YD3,・・・・・,PB /PR データ系列を構成する12ビットワードPbD0,PrD0,PbD1,PrD1,PbD2,PrD2,・・・・・、及び、Key信号データ系列を構成する12ビットワードAD0,AD1,AD2,AD3,・・・・・の夫々を、上位10ビットY0;2−11,Y1;2−11,Y2;2−11,Y3;2−11,・・・・・,Pb0;2−11,Pr0;2−11,Pb1;2−11,Pr1;2−11,Pb2;2−11,Pr2;2−11,・・・・・、及び、A0;2−11,A1;2−11,A2;2−11,A3;2−11,・・・・・と、下位2ビットY0;0−1,Y1;0−1,Y2;0−1,Y3;0−1,・・・・・,Pb0;0−1,Pr0;0−1,Pb1;0−1,Pr1;0−1,Pb2;0−1,Pr2;0−1,・・・・・、及び、A0;0−1 A1;0−1,A2;0−1,A3;0−1,・・・・・とに分割する。
【0265】
そして、分割された上位10ビットの列:Y0;2−11,Y1;2−11,Y2;2−11,Y3;2−11,・・・・・と、分割された上位10ビットの列:Pb0;2−11,Pr0;2−11,Pb1;2−11,Pr1;2−11,Pb2;2−11,Pr2;2−11,・・・・・とをパラレル多重して、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC12Aを、リンクAとして、図43のAに示される如くに形成する。
【0266】
また、分割された下位2ビットY0;0−1,Y1;0−1,Y2;0−1,Y3;0−1,・・・・・に、8ビットの補助ビットc0,c1,c2,c3,・・・・・を夫々加えて、10ビット [Y0;0−1] +c0, [Y1;0−1] +c1, [Y2;0−1] +c2, [Y3;0−1] +c3,・・・・・とするとともに、分割された下位2ビットPb0;0−1,Pr0;0−1,Pb1;0−1,Pr1;0−1,Pb2;0−1,Pr2;2−1,・・・・・に、8ビットの補助ビットd0,d1,d2,d3,・・・・・を夫々加えて、10ビット [Pb0;0−1] +d0, [Pr0;0−1] +d1, [Pb1;0−1] +d2, [Pr1;0−1] +d3, [Pb2;0−1] +d4, [Pr2;0−1] +d5,・・・・・とする。そして、10ビットの列: [Y0;0−1] +c0, [Y1;0−1] +c1, [Y2;0−1] +c2, [Y3;0−1] +c3,・・・・・と、10ビットの列: [Pb0;0−1] +d0, [Pr0;0−1] +d1, [Pb1;0−1] +d2, [Pr1;0−1] +d3, [Pb2;0−1] +d4, [Pr2;0−1] +d5,・・・・・とをパラレル多重して、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC12Bを、リンクBとして、図43のBに示される如くに形成する。
【0267】
さらに、分割された下位2ビットA0;0−1,A1;0−1,A2;0−1,A3;0−1,・・・・・に、8ビットの補助ビットe0,e1,e2,e3,・・・・・を夫々加えて、10ビット [A0;0−1] +e0, [A1;0−1] +e1, [A2;0−1] +e2, [A3;0−1] +e3,・・・・・とし、分割された上位10ビットの列:A0;2−11,A1;2−11,A2;2−11,A3;2−11,・・・・・と、10ビットの列: [A0;0−1] +e0, [A1;0−1] +e1, [A2;0−1] +e2, [A3;0−1] +e3,・・・・・とをパラレル多重して、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC12Cを、リンクCとして、図43のCに示される如くに形成する。
【0268】
即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする36ビットワード列データを形成するデータDVA12+DKA12を、図43に示される如くの各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC12A,DVC12B及びDVC12Cの3系統のワード列データに変換するのである。
【0269】
また、データ処理部252にあっては、図42に示される如くにして供給されるデータDVA12+DKA12に対し、上述の処理に代えた別の処理として、次の処理を施す。
【0270】
先ず、図42に示される如くの、Yデータ系列を構成する12ビットワードYD0,YD1,YD2,YD3,・・・・・,PB /PR データ系列を構成する12ビットワードPbD0,PrD0,PbD1,PrD1,PbD2,PrD2,・・・・・、及び、Key信号データ系列を構成する12ビットワードAD0,AD1,AD2,AD3,・・・・・の夫々を、上位10ビットY0;2−11,Y1;2−11,Y2;2−11,Y3;2−11,・・・・・,Pb0;2−11,Pr0;2−11,Pb1;2−11,Pr1;2−11,Pb2;2−11,Pr2;2−11,・・・・・、及び、A0;2−11,A1;2−11,A2;2−11,A3;2−11,・・・・・と、下位2ビットY0;0−1 Y1;0−1,Y2;0−1,Y3;0−1,・・・・・,Pb0;0−1,Pr0;0−1,Pb1;0−1,Pr1;0−1,Pb2;0−1,Pr2;0−1,・・・・・、及び、A0;0−1 A1;0−1,A2;0−1,A3;0−1,・・・・・とに分割する。
【0271】
そして、分割された上位10ビットの列:Y0;2−11,Y1;2−11,Y2;2−11,Y3;2−11,・・・・・と分割された上位10ビットの列:Pb0;2−11,Pr0;2−11,Pb1;2−11,Pr1;2−11,Pb2;2−11,Pr2;2−11,・・・・・とをパラレル多重して、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC12Aを、リンクAとして、図44のAに示される如くに形成する。
【0272】
また、分割された下位2ビットY0;0−1とPb0;0−1とPr0;0−1とをビット多重するとともに4ビットの補助ビットd0を加えて得られる10ビット [Y0BR0;0−1] +d0,分割された下位2ビットY1;0−1に8ビットの補助ビットe0を加えて得られる10ビット [Y1;0−1] +e0,分割された下位2ビットY2;0−1とPb1;0−1とPr1;0−1とをビット多重するとともに4ビットの補助ビットd1を加えて得られる10ビット [Y2BR1;0−1] +d1,分割された下位2ビットY3;0−1に8ビットの補助ビットe1を加えて得られる10ビット [Y3;0−1] +e1,分割された下位2ビットY4;0−1とPb2;0−1とPr2;0−1とをビット多重するとともに4ビットの補助ビットd2を加えて得られる10ビット [Y4BR2;0−1] +d2,分割された下位2ビットY5;0−1に8ビットの補助ビットe2を加えて得られる10ビット [Y5;0−1] +e2,・・・・・を形成する。そして、このようにして得た10ビットの列と補助10ビットワードαD0,αD1,αD2,αD3,・・・・・とをパラレル多重して、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC12Bを、リンクBとして、図44のBに示される如くに形成する。
【0273】
さらに、分割された下位2ビットA0;0−1,A1;0−1,A2;0−1,A3;0−1,・・・・・に、8ビットの補助ビットe0,e1,e2,e3,・・・・・を夫々加えて、10ビット [A0;0−1] +e0, [A1;0−1] +e1, [A2;0−1] +e2, [A3;0−1] +e3,・・・・・とし、分割された上位10ビットの列:A0;2−11,A1;2−11,A2;2−11,A3;2−11,・・・・・と、10ビットの列: [A0;0−1] +e0, [A1;0−1] +e1, [A2;0−1] +e2, [A3;0−1] +e3,・・・・・とをパラレル多重して、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC12Cを、リンクCとして、図44のCに示される如くに形成する。
【0274】
即ち、斯かる場合にも、ワード伝送レートを74.25MBpsとする36ビットワード列データを形成するデータDVA12+DKA12を、図44に示される如くの各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC12A,DVC12B及びDVC12Cの3系統のワード列データに変換するのである。
【0275】
データDVXYが、図53に示される、量子化ビット数を14ビットとする4:2:2形式の720P信号とKey信号とを成すデータDVA14+DKA14、もしくは、量子化ビット数を16ビットとする4:2:2形式の720P信号とKey信号とを成すデータDVA16+DKA16である場合には、データDVA14+DKA14もしくはDVA16+DKA16は、4:2:2形式の720P信号を成し、各々が量子化ビット数を14ビットもしくは16ビットとしてワード伝送レートを74.25MBpsとするYデータ系列及びPB /PR データ系列(DVA14もしくはDVA16)と、Yデータ系列と同等のデータフォーマットを有し、量子化ビット数を14ビットもしくは16ビットとしてワード伝送レートを74.25MBpsとするKey信号データ系列(DKA14もしくはDKA16)とが、フレーム同期及びライン同期がとられたもとでパラレル多重されて得られるパラレルデータである、ワード伝送レートを74.25MBpsとする42ビットワード列データもしくは48ビットワード列データとして、データ処理部252に供給される。
【0276】
斯かる際にも、データ処理部252は、データDVA14+DKA14もしくはDVA16+DKA16に対して、データDVA12+DKA12に対する場合と同様な処理を施す。但し、Yデータ系列,PB /PR データ系列及びKey信号データ系列を構成する12ビットワードの夫々を、上位10ビットと下位2ビットとに分割する動作に代えて、Yデータ系列,PB /PR データ系列及びKey信号データ系列を構成する14ビットワードの夫々を、上位10ビットと下位4ビットとに分割する動作、もしくは、Yデータ系列,PB /PR データ系列及びKey信号データ系列を構成する16ビットワードの夫々を、上位10ビットと下位6ビットとに分割する動作を行う。
【0277】
そして、ワード伝送レートを74.25MBpsとする42ビットワード列データもしくは48ビットワード列データを形成するデータDVA14+DKA14もしくはDVA16+DKA16を、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC14AもしくはDVC16A,DVC14BもしくはDVC16B、及び、DVC14CもしくはDVC16Cの3系統のワード列データに変換する。
【0278】
データDVXYが、図53に示される、量子化ビット数を12ビットとする4:4:4形式の720P信号とKey信号とを成すデータDVB12+DKB12である場合には、データDVB12+DKB12は、図45に示される如くに、4:4:4形式の720P信号を成し、各々が量子化ビット数を12ビットとしてワード伝送レートを74.25MBpsとするGデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列(DVB12)と、Gデータ系列と同等のデータフォーマットを有し、量子化ビット数を12ビットとしてワード伝送レートを74.25MBpsとするKey信号データ系列(DKB12)とが、フレーム同期及びライン同期がとられたもとでパラレル多重されて得られるパラレルデータである、ワード伝送レートを74.25MBpsとする48ビットワード列データとして、データ処理部252に供給される。
【0279】
データ処理部252にあっては、図45に示される如くにして供給されるデータDVB12+DKB12に対して次の処理を施す。
【0280】
先ず、図45に示される如くの、Gデータ系列を構成する12ビットワードGD0,GD1,GD2,GD3,・・・・・,Bデータ系列を構成する12ビットワードBD0,BD1,BD2,BD3,・・・・・,Rデータ系列を構成する12ビットワードRD0,RD1,RD2,RD3,・・・・・、及び、Key信号データ系列を構成する12ビットワードAD0,AD1,AD2,AD3,・・・・・の夫々を、上位10ビットG0;2−11,G1;2−11,G2;2−11,G3;2−11,・・・・・,B0;2−11,B1;2−11,B2;2−11,B3;2−11,・・・・・,R0;2−11,R1;2−11,R2;2−11,R3;2−11,・・・・・、及び、A0;2−11,A1;2−11,A2;2−11,A3;2−11,・・・・・と、下位2ビットG0;0−1,G1;0−1,G2;0−1,G3;0−1,・・・・・,B0;0−1,B1;0−1,B2;0−1,B3;0−1,・・・・・,R0;0−1,R1;0−1,R2;0−1,R3;0−1,・・・・・、及び、A0;0−1,A1;0−1,A2;0−1,A3;0−1,・・・・・とに分割する。
【0281】
次に、分割された下位2ビットG0;0−1,G1;0−1,G2;0−1,G3;0−1,・・・・・,B0;0−1,B1;0−1,B2;0−1,B3;0−1,・・・・・,R0;0−1,R1;0−1,R2;0−1,R3;0−1,・・・・・に基づいて、G0;0−1とB0;0−1とR0;0−1とをビット多重するとともに4ビットの補助ビットf0を加えて得られる10ビット [GBR0:0−1] +f0,G1;0−1とB1;0−1とR1;0−1とをビット多重するとともに4ビットの補助ビットf1を加えて得られる10ビット [GBR1:0−1] +f1,G2;0−1とB2;0−1とR2;0−1とをビット多重するとともに4ビットの補助ビットf2を加えて得られる10ビット [GBR2:0−1] +f2,G3;0−1とB3;0−1とR3;0−1とをビット多重するとともに4ビットの補助ビットf3を加えて得られる10ビット [GBR3:0−1] +f3,・・・・・を形成する。
【0282】
続いて、図46に示される如くの、分割された上位10ビットの列:G0;2−11,G1;2−11,G2;2−11,G3;2−11,・・・・・,B0;2−11,B1;2−11,B2;2−11,B3;2−11,・・・・・、及び、R0;2−11,R1;2−11,R2;2−11,R3;2−11,・・・・・と、形成された10ビットの列: [GBR0:0−1] +f0, [GBR1:0−1] +f1, [GBR2:0−1] +f2, [GBR3:0−1] +f3,・・・・・とを、図46において太実線により区切られている如くに区分し、分割された上位10ビットの列:G0;2−11,G1;2−11,G2;2−11,G3;2−11,・・・・・と、分割された上位10ビット:B0;2−11,B2;2−11,B4;2−11,・・・・・、及び、R0;2−11,R2;2−11,R4;2−11,・・・・・とを含む10ビットワードグループ1と、分割された上位10ビット:B1;2−11,B3;2−11,B5;2−11,・・・・・及びR1;2−11,R3;2−11,R5;2−11,・・・・・と、形成された10ビットの列: [GBR0:0−1] +f0, [GBR1:0−1] +f1, [GBR2:0−1] +f2, [GBR3:0−1] +f3,・・・・・とを含む10ビットワードグループ2とに振り分ける。
【0283】
そして、図46に示される10ビットワードグループ1に基づく、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVD12Aを、リンクAとして、図47のAに示される如くに形成するとともに、図46に示される10ビットワードグループ2に基づく、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVD12Bを、リンクBとして、図47のBに示される如くに形成する。
【0284】
さらに、分割された下位2ビットA0;0−1,A1;0−1,A2;0−1,A3;0−1,・・・・・に、8ビットの補助ビットe0,e1,e2,e3,・・・・・を夫々加えて、10ビット [A0;0−1] +e0, [A1;0−1] +e1, [A2;0−1] +e2, [A3;0−1] +e3,・・・・・とし、分割された上位10ビットの列:A0;2−11,A1;2−11,A2;2−11,A3;2−11,・・・・・と、10ビットの列: [A0;0−1] +e0, [A1;0−1] +e1, [A2;0−1] +e2, [A3;0−1] +e3,・・・・・とをパラレル多重して、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVD12Cを、リンクCとして、図47のCに示される如くに形成する。
【0285】
即ち、ワード伝送レートを74.25MBpsとする48ビットワード列データを形成するデータDVB12+DKB12を、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVD12A,DVD12B及びDVD12Cの3系統のワード列データに変換するのである。
【0286】
データ処理部252は、上述の如くにして得たワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDVC12A,DVC12B及びDVC12Cの組,DVC14A,DVC14B及びDVC14Cの組,DVC16A,DVC16B及びDVC16Cの組、及び、DVD12A,DVD12B及びDVD12Cの組のいずれかを、20ビットワード列データDPA(20),DPB(20)及びDPC(20)の組として導出する。
【0287】
データ処理部252から導出されるワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDPA(20)は、P/S変換部253に供給される。P/S変換部253にあっては、20ビットワード列データDPA(20)にP/S変換を施して、20ビットワード列データDPA(20)に基づくビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSAを形成し、そのシリアルデータDSAをビット多重部254に供給する。
【0288】
一方、データ処理部252から導出されるワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDPB(20)は、P/S変換部255に供給される。P/S変換部255にあっては、20ビットワード列データDPB(20)にP/S変換を施して、20ビットワード列データDPB(20)に基づくビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSBを形成し、そのシリアルデータDSBをビット多重部254に供給する。
【0289】
ビット多重部254は、例えば、2ビットマルチプレクサが用いられて構成され、P/S変換部253からのシリアルデータDSA及びP/S変換部255からのシリアルデータDSBの夫々から1ビット宛を交互に取り出す動作を行い、シリアルデータDSA及びDSBにビット多重合成処理を施して、ビット伝送レートを1.485Gbps×2=2.97Gbpsとする複合シリアルデータDSZを形成する。このようにして、ビット多重部254から得られる複合シリアルデータDSZは、E/O変換部256に供給される。E/O変換部256は、複合シリアルデータDSZに電光変換処理を施して、ビット伝送レートを2.97Gbpsとし、例えば、略1.55μmとされる中心波長を有した光信号OZを形成する。
【0290】
E/O変換部256から得られる、ビット伝送レートを2.97Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとする光信号OZは、双方向性WDMカップラ257に供給される。双方向性WDMカップラ257は、一端部側に二つの入出力端が設けられるとともに他端部側に一つの入出力端が設けられたものとされる。
【0291】
双方向性WDMカップラ257にあっては、E/O変換部256からの光信号OZが、一端部側の二つの入出力端の一方から導入されて、他端部側の一つの入出力端に導出される。双方向性WDMカップラ257から導出される光信号OZは、光コネクタ258へと導かれる。
【0292】
光コネクタ258は、双方向性WDMカップラ257と光信号伝送ケーブル259の一端側とを連結している。それにより、双方向性WDMカップラ257からの光信号OZは、光コネクタ258を通じて光信号伝送ケーブル259にその一端側から送出される。光信号伝送ケーブル259は、例えば、石英系SMFによって形成されたものとされる。
【0293】
また、データ処理部252から送出されるワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データDPC(20)は、P/S変換部260に供給される。P/S変換部260にあっては、20ビットワード列データDPC(20)にP/S変換を施して、20ビットワード列データDPC(20)に基づくビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSCを形成し、そのシリアルデータDSCをE/O変換部261に供給する。
【0294】
E/O変換部261は、シリアルデータDSCに電光変換処理を施して、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、例えば、略1.55μmとされる中心波長を有した光信号OZCを形成する。E/O変換部261から得られる、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとする光信号OZCは、双方向性WDMカップラ262に供給される。双方向性WDMカップラ262も、一端部側に二つの入出力端が設けられるとともに他端部側に一つの入出力端が設けられたものとされる。
【0295】
双方向性WDMカップラ262にあっては、E/O変換部261からの光信号OZCが、一端部側の二つの入出力端のうちの一方から導入されて、他端部側の一つの入出力端に導出される。双方向性WDMカップラ262から導出される光信号OZCは、光コネクタ263へと導かれる。
【0296】
光コネクタ263は、双方向性WDMカップラ262と光信号伝送ケーブル264の一端側とを連結している。それにより、双方向性WDMカップラ262からの光信号OZCは、光コネクタ263を通じて光信号伝送ケーブル264にその一端側から送出される。光信号伝送ケーブル264は、例えば、石英系SMFによって形成されたものとされる。
【0297】
光信号伝送ケーブル259の他端側には、それと双方向性WDMカップラ266とを連結する光コネクタ265が設けられている。それにより、光コネクタ258を通じて光信号伝送ケーブル259にその一端側から送出された光信号OZは、光信号伝送ケーブル259の一端側から他端側へと伝送され、その他端側から光コネクタ265を通じて双方向性WDMカップラ266へと導かれる。
【0298】
双方向性WDMカップラ266も、一端部側に二つの入出力端が設けられるとともに他端部側に一つの入出力端が設けられたものとされる。そして、双方向性WDMカップラ266にあっては、光コネクタ265を通じた光信号OZが、他端部側の一つの入出力端から導入されて、一端部側の二つの入出力端のうちの一方に導出される。双方向性WDMカップラ266から導出される光信号OZは、O/E変換部267へと導かれる。
【0299】
O/E変換部267にあっては、ビット伝送レートを2.97Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとする光信号OZに光電変換処理を施して、光信号OZに基づく、ビット伝送レートを2.97Gbpsとする複合シリアルデータDSZを再生する。そして、再生された複合シリアルデータDSZは、ビット分離部268に供給される。
【0300】
ビット分離部268は、例えば、2ビットデマルチプレクサが用いられて構成され、O/E変換部267からの複合シリアルデータDSZから1ビット宛を順次取り出して交互に配分し、各々がビット伝送レートを2.97Gbps/2=1.485GbpsとするシリアルデータDSA及びDSBを個別に形成する。このようにして、ビット分離部268から得られるシリアルデータDSA及びDSBは、S/P変換部269及び270に夫々供給される。
【0301】
S/P変換部269にあっては、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSAに、20ビットパラレルデータを形成するS/P変換を施して、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする20ビットワード列データDPA(20)を再生する。また、S/P変換部270にあっては、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSBに、20ビットパラレルデータを形成するS/P変換を施して、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする20ビットワード列データDPB(20)を再生する。
【0302】
S/P変換部269及び270により夫々再生された20ビットワード列データDPA(20)及びDPB(20)は、データ再生処理部271に供給される。
【0303】
また、光信号伝送ケーブル264の他端側には、それと双方向性WDMカップラ273とを連結する光コネクタ272が設けられている。それにより、光コネクタ263を通じて光信号伝送ケーブル264にその一端側から送出された光信号OZCは、光信号伝送ケーブル264の一端側から他端側へと伝送され、その他端側から光コネクタ272を通じて双方向性WDMカップラ273へと導かれる。
【0304】
双方向性WDMカップラ273も、一端部側に二つの入出力端が設けられるとともに他端部側に一つの入出力端が設けられたものとされる。そして、双方向性WDMカップラ273にあっては、光コネクタ272を通じた光信号OZCが、他端部側の一つの入出力端から導入され、一端部側の二つの入出力端のうちの一方に導出される。双方向性WDMカップラ273から導出される光信号OZCは、O/E変換部274へと導かれる。
【0305】
O/E変換部274にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとする光信号OZCに光電変換処理を施して、光信号OZCに基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSCを再生する。そして、再生されたシリアルデータDSCは、S/P変換部275に供給される。
【0306】
S/P変換部275にあっては、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSCに、20ビットパラレルデータを形成するS/P変換を施して、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする20ビットワード列データDPC(20)を再生する。そして、S/P変換部275により再生された20ビットワード列データDPC(20)は、データ再生処理部271に供給される。
【0307】
データ再生処理部271にあっては、20ビットワード列データDPA(20),DPB(20)及びDPC(20)に対して、データ処理部252においてデータDVXYに施されるデータ処理とは逆のデータ処理を施し、それにより、20ビットワード列データDPA(20),DPB(20)及びDPC(20)に基づくデータDVXYを再生して、それを信号記録再生部251に供給する。このようにして再生されるデータDVXYは、図53に示されるデータDVA12+DKA12,DVA14+DKA14,DVA16+DKA16及びDVB12+DKB12のうちのいずれかとされる。そして、信号記録再生部251にあっては、例えば、内蔵するVTRによるデータDVXYの記録が行われる。
【0308】
信号記録再生部251には、リターン映像信号形成部も備えられており、このリターン映像信号形成部は、例えば、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データである、リターン映像信号を成すディジタルデータDPM1及びDPM2を送出する。
【0309】
信号記録再生部251から得られるディジタルデータDPM1は、P/S変換部280に供給される。P/S変換部280にあっては、ディジタルデータDPM1にP/S変換を施し、ビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSM1を形成して、それをE/O変換部281に供給する。E/O変換部281は、シリアルデータDSM1に電光変換処理を施して、シリアルデータDSM1に基づく、中心波長を、例えば、略1.3μmとする光信号OSM1を、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするもとで送出する。この光信号OSM1は、双方向性WDMカップラ266に供給される。
【0310】
双方向性WDMカップラ266にあっては、E/O変換部281からの、ビット伝送レートを数1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OSM1が、一端部側の二つの入出力端のうちの他方から導入され、他端部側の一つの入出力端に導出される。双方向性WDMカップラ266から導出される光信号OSM1は、光コネクタ265を通じて、光信号伝送ケーブル259にその他端側から送出され、光信号伝送ケーブル259の他端側から一端側へと伝送されて、その一端側から光コネクタ258を通じて双方向性WDMカップラ257へと導かれる。
【0311】
双方向性WDMカップラ257にあっては、光コネクタ258を通じた光信号OSM1が、他端部側の一つの入出力端から導入されて、一端部側の二つの入出力端のうちの他方に導出される。双方向性WDMカップラ257から導出される光信号OSM1は、O/E変換部282へと導かれる。
【0312】
O/E変換部282にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OSM1に光電変換処理を施して、光信号OSM1に基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSM1を再生する。そして、再生されたシリアルデータDSM1は、S/P変換部283に供給される。
【0313】
S/P変換部283にあっては、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSM1に、20ビットパラレルデータを得るS/P変換処理を施し、シリアルデータDSM1に基づく、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする、ディジタルデータDPM1を再生して、それをカメラ部250に供給する。
【0314】
また、信号記録再生部251から得られるディジタルデータDPM2は、P/S変換部285に供給される。P/S変換部285にあっては、ディジタルデータDPM2にP/S変換を施し、ビット伝送レートを74.25MBps×20=1.485GbpsとするシリアルデータDSM2を形成して、それをE/O変換部286に供給する。E/O変換部286は、シリアルデータDSM2に電光変換処理を施して、シリアルデータDSM2に基づく、中心波長を、例えば、略1.3μmとした光信号OSM2を、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするもとで送出する。この光信号OSM2は、双方向性WDMカップラ273に供給される。
【0315】
双方向性WDMカップラ273にあっては、E/O変換部286からの、ビット伝送レートを数1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OSM2が、一端部側の二つの入出力端のうちの他方から導入されて、他端部側の一つの入出力端に導出される。双方向性WDMカップラ273から導出される光信号OSM2は、光コネクタ272を通じて、光信号伝送ケーブル264にその他端側から送出され、光信号伝送ケーブル264の他端側から一端側へと伝送されて、その一端側から光コネクタ263を通じて双方向性WDMカップラ262へと導かれる。
【0316】
双方向性WDMカップラ262にあっては、光コネクタ263を通じた光信号OSM2が、他端部側の一つの入出力端から導入されて、一端部側の二つの入出力端のうちの他方に導出される。双方向性WDMカップラ262から導出される光信号OSM2は、O/E変換部287へと導かれる。
【0317】
O/E変換部287にあっては、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OSM2に光電変換処理を施して、光信号OSM2に基づく、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSM2を再生する。そして、再生されたシリアルデータDSM2は、S/P変換部288に供給される。
【0318】
S/P変換部288にあっては、ビット伝送レートを1.485GbpsとするシリアルデータDSM2に、20ビットパラレルデータを得るS/P変換処理を施し、シリアルデータDSM2に基づく、ワード伝送レートを1.485Gbps/20=74.25MBpsとする、ディジタルデータDPM2を再生して、それをカメラ部250に供給する。
【0319】
上述の如くの図40及び図41に示される例にあっては、カメラ部250から得られるデータDVXYが、図53に示されるデータDVA12+DKA12,DVA14+DKA14,DVA16+DKA16及びDVB12+DKB12のうちのいずれかとされるもとで、光信号OZ及びOZCに変換され、カメラ部250側から光信号伝送ケーブル259及び264を通じて信号記録再生部251側に伝送されるとともに、信号記録再生部251から送出されるリターン映像信号を成すディジタルデータDPM1及びDPM2が、光信号OSM1及びOSM2に変換され、信号記録再生部251側から光信号伝送ケーブル259及び264を通じてカメラ部250側に伝送されて、光信号伝送ケーブル259及び264を通じての、光信号OZ及びOZCと光信号OSM1及びOSM2とについての双方向伝送が、夫々の減衰が最小限に抑えられるもとで行われる。
【0320】
また、カメラ部250から得られるデータDVXYの光信号OZ及びOZCへの変換、及び、リターン映像信号を成すディジタルデータDPM1及びDPM2の光信号OSM1及びOSM2への変換は、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して行うことができることになる。
【0321】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな如く、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項9までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、あるいは、請求項49から請求項51までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置にあっては、フレームレートを24Hz,25Hzもしくは30Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号を成すディジタルデータに応じた第1及び第2のシリアルデータと、それらとは別の第3のシリアルデータとが、光信号に変換され、共通の光信号伝送ケーブルの一端側と他端側との間において双方向伝送される。ディジタル映像信号は、例えば、量子化ビット数を10ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする4:2:2形式もしくは4:4:4形式のものとされる。そして、共通の光信号伝送ケーブルを通じた各光信号の伝送先において、第1及び第2のシリアルデータと第3のシリアルデータとが夫々再生される。
【0322】
斯かる際、第1及び第2のシリアルデータと第3のシリアルデータとの双方向伝送は、各シリアルデータに基づく光信号の伝送に際しての光信号の減衰が最小限に抑えられるもとで、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して、行うことができることになる。
【0323】
また、上述の如くの本願の特許請求の範囲における請求項10から請求項21までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、あるいは、請求項52から請求項56までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置にあっては、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号を成すディジタルデータに応じた第1及び第2のシリアルデータと、それらとは別の第3のシリアルデータとが、光信号に変換され、共通の光信号伝送ケーブルの一端側と他端側との間において双方向伝送される。ディジタル映像信号は、例えば、量子化ビット数を10ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする4:2:2形式もしくは4:4:4形式のものとされる。そして、共通の光信号伝送ケーブルを通じた各光信号の伝送先において、第1及び第2のシリアルデータと第3のシリアルデータとが夫々再生される。
【0324】
斯かる際、第1及び第2のシリアルデータと第3のシリアルデータとの双方向伝送は、各シリアルデータに基づく光信号の伝送に際しての光信号の減衰が最小限に抑えられるもとで、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して、行うことができることになる。
【0325】
本願の特許請求の範囲における請求項22から請求項42までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、あるいは、請求項57から請求項65までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置にあっては、フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号を成すディジタルデータに基づく第1から第4までのシリアルデータと、それらとは別の第5のシリアルデータもしくは第5及び第6のシリアルデータとが、光信号に変換され、二つの光信号伝送ケーブルが用いられて双方向伝送される。ディジタル映像信号は、例えば、量子化ビット数を10ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする4:2:2形式もしくは4:4:4形式のものとされる。そして、二つの光信号伝送ケーブルの夫々を通じた各光信号の伝送先において、第1から第4までのシリアルデータと第5のシリアルデータもしくは第5及び第6のシリアルデータとが夫々再生される。
【0326】
斯かる際にも、第1から第4までのシリアルデータと第5のシリアルデータもしくは第5及び第6のシリアルデータとの双方向伝送は、各シリアルデータに基づく光信号の伝送に際しての光信号の減衰が最小限に抑えられるもとで、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して、行うことができることになる。
【0327】
さらに、上述の如くの本願の特許請求の範囲における請求項43から請求項48までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、あるいは、請求項66または請求項67に記載された発明に係るデータ伝送装置にあっては、フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号を成すディジタルデータに応じた第1,第2及び第3のシリアルデータと、それらとは別の第4のシリアルデータもしくは第4及び第5のシリアルデータとが、光信号に変換され、共通の光信号伝送ケーブルもしくは二つの光信号伝送ケーブルの夫々の一端側と他端側との間において双方向伝送される。ディジタル映像信号は、例えば、量子化ビット数を10ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビットとする4:2:2形式もしくは4:4:4形式をとり、Key信号を伴うものとされる。そして、共通の光信号伝送ケーブルもしくは二つの光信号伝送ケーブルを通じた各光信号の伝送先において、第1,第2及び第3のシリアルデータと第4もしくは第4及び第5のシリアルデータとが夫々再生される。
【0328】
斯かる際、第1,第2及び第3のシリアルデータと第4もしくは第4及び第5のシリアルデータとの双方向伝送は、各シリアルデータに基づく光信号の伝送に際しての光信号の減衰が最小限に抑えられるもとで、例えば、ディジタル映像信号の HD SDI に従ったシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素を利用して、行うことができることになる。
【0329】
このような本願の特許請求の範囲に記載された発明に係るデータ伝送方法あるいはデータ伝送装置が、例えば、カメラ部を構成する複数のビデオカメラの夫々から得られる、量子化ビット数を10ビット以上とするD−Cinema信号,720P信号等を含むディジタル映像信号もしくは斯かるディジタル映像信号及びKey信号を形成するディジタルデータ、及び、ディジタルリターン映像信号を形成するディジタルデータの夫々が変換されて得られる複数の光信号の、カメラ部と信号記録再生部との間における光信号伝送ケーブルを用いての双方向伝送に適用される際には、斯かる複数の光信号のカメラ部と信号記録再生部との間における光信号伝送ケーブルを用いての双方向伝送を、夫々の減衰が最小限に抑えられるもとで、現存する回路構成要素を利用して、光信号伝送ケーブルの数を最小限に抑えるべく、効率良く行うことができることになり、コストの低減等が効果的に図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項21までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項49から請求項56までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置の例を示すブロック接続図である。
【図2】 図1に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図3】 図1に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図4】 図1に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図5】 図1に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図6】 図1に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図7】 図1に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図8】 図1に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図9】 図1に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図10】 図1に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図11】 図1に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図12】 図1に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図13】 図1に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図14】 図1に示される例におけるE/O変換部の具体構成をあらわすブロック接続図である。
【図15】 図14の具体構成に用いられる1.55μm帯DFBレーザダイオードの説明に供される特性図である。
【図16】 図1の例に用いられる双方向性WDMカップラの具体構成例をあらわすブロック接続図である。
【図17】 図1に示される例に用いられる双方向性WDMカップラの具体構成例をあらわすブロック接続図である。
【図18】 図1に示される例に用いられるE/O変換部の具体構成をあらわすブロック接続図である。
【図19】 図1に示される具体構成に用いられる1.3μm帯FPレーザダイオードの説明に供される特性図である。
【図20】 本願の特許請求の範囲における請求項22から請求項30までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項57から請求項59までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置の例の部分を示すブロック接続図である。
【図21】 本願の特許請求の範囲における請求項22から請求項30までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項57から請求項59までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置の例の部分を示すブロック接続図である。
【図22】 図20及び図21に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図23】 図20及び図21に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図24】 図20及び図21に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図25】 図20及び図21に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図26】 図20及び図21に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図27】 図20及び図21に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図28】 本願の特許請求の範囲における請求項22から請求項30までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法に関連する技術が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項57から請求項59までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置に関連するデータ伝送装置の一例の部分を示すブロック接続図である。
【図29】 本願の特許請求の範囲における請求項22から請求項30までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法に関連する技術が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項57から請求項59までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置に関連するデータ伝送装置の一例の部分を示すブロック接続図である。
【図30】 図28及び図29に示される例に用いられる合波部の具体構成例をあらわすブロック接続図である。
【図31】 図28及び図30に示される例に用いられる分波部の具体構成例をあらわすブロック接続図である。
【図32】 本願の特許請求の範囲における請求項22から請求項30までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法に関連する技術が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項57から請求項59までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置に関連するデータ伝送装置の他の例の部分を示すブロック接続図である。
【図33】 本願の特許請求の範囲における請求項22から請求項30までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法に関連する技術が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項57から請求項59までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置に関連するデータ伝送装置の他の例の部分を示すブロック接続図である。
【図34】 本願の特許請求の範囲における請求項31から請求項36までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項60から請求項62までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置の例の部分を示すブロック接続図である。
【図35】 本願の特許請求の範囲における請求項31から請求項36までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項60から請求項62までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置の例の部分を示すブロック接続図である。
【図36】 本願の特許請求の範囲における請求項31から請求項36までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項60から請求項62までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置の他の例の部分を示すブロック接続図である。
【図37】 本願の特許請求の範囲における請求項31から請求項36までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項60から請求項62までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置の他の例の部分を示すブロック接続図である。
【図38】 本願の特許請求の範囲における請求項37から請求項42までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項63から請求項65までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置の他の例の部分を示すブロック接続図である。
【図39】 本願の特許請求の範囲における請求項37から請求項42までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項63から請求項65までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置の他の例の部分を示すブロック接続図である。
【図40】 本願の特許請求の範囲における請求項43から請求項48までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項66または請求項67に記載された発明に係るデータ伝送装置の他の例の部分を示すブロック接続図である。
【図41】 本願の特許請求の範囲における請求項43から請求項48までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項66または請求項67にに記載された発明に係るデータ伝送装置の他の例の部分を示すブロック接続図である。
【図42】 図40及び図41に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図43】 図40及び図41に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図44】 図40及び図41に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図45】 図40及び図41に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図46】 図40及び図41に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図47】 図40及び図41に示される例におけるデータ処理部の動作説明に供されるデータをあらわす概念図である。
【図48】 HDディジタル映像信号のデータフォーマットの一例の説明に供される概念図である。
【図49】 HDディジタル映像信号のデータフォーマットの一例の説明に供される概念図である。
【図50】 石英系SMFの減衰特性をあらわす特性図である。
【図51】 石英系SMFの分散特性をあらわす特性図である。
【図52】 ディジタル映像信号を成すディジタルデータの説明に供される表図である。
【図53】 ディジタル映像信号を成すディジタルデータの説明に供される表図である。
【符号の説明】
10,60,250・・・カメラ部, 11,61,251・・・信号記録再生部, 12,62,252・・・データ処理部, 13,15,50,63,65,83,85,100,105,126,174,177,253,255,260,280,285・・・P/S変換部, 14,64,84,254・・・ビット多重部, 16,51,66,86,101,106,110,111,161〜164,175,178,190,256,261,281,286・・・E/O変換部, 17,52・・・レーザ駆動部, 18・・・1.55μm帯DFBレーザダイオード, 19,32,67,72,87,92,191,197,257,262,266,273・・・双方向性WDMカップラ, 20,34・・・方向性結合部, 21,23,25,30,33,35,37,39,70,73,90,93,166,168,179,181,188,192,194,196,220,222,223,230,232,233,258,263,265,272・・・光コネクタ, 31,71,91,167,180,189,193,259,264・・・光信号伝送ケーブル, 41,54,74,94,102,107,116,117,128,170〜173,183,184,198,267,274,282,287・・・O/E変換部, 42,75,95,268・・・ビット分離部, 43,44,55,76,77,96,97,129,185,186,269,270,275,283,288・・・S/P変換部, 45,80,271・・・データ再生処理部, 53・・・1.3μm帯FPレーザダイオード, 165,187・・・合波部, 169,176,182,195・・・分波部
Claims (67)
- フレームレートを24Hz,25Hzもしくは30Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに、上記輝度信号データ系列及び色差信号データ系列の夫々を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第1のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施し、
上記第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得て、
該第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換して、該第1の光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1の入出力端に供給し、上記第3の入出力端に導出される上記第1の光信号を、光信号伝送ケーブルに送出して該光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、
第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換して、該第2の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第4の入出力端に供給し、上記第6の入出力端に導出される上記第2の光信号を、上記光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第1の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出するとともに、
上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第2の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出するデータ伝送方法。 - 上記第1及び第2のワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項1記載のデータ伝送方法。
- 上記第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出される上記第2の光信号に光電処理を施して、上記第3のシリアルデータを再生するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップラーの第5の入出力端に導出される上記第1の光信号に光電処理を施して、上記複合シリアルデータを再生することを特徴とする請求項1記載のデータ伝送方法。
- フレームレートを24Hz,25Hzもしくは30Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、上記第1及び第2のワードグループに夫々基づく第1及び第2のワード列データを形成するデータ処理を施し、
上記第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得て 、
該第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換して、該第1の光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1の入出力端に供給し、上記第3の入出力端に導出される上記第1の光信号を、光信号伝送ケーブルに送出して該光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、
第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換して、該第2の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第4の入出力端に供給し、上記第6の入出力端に導出される上記第2の光信号を、上記光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第1の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出するとともに、
上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第2の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出するデータ伝送方法。 - 上記第1及び第2のワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項4記載のデータ伝送方法。
- 上記第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出される上記第2の光信号に光電処理を施して、上記第3のシリアルデータを再生するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップラーの第5の入出力端に導出される上記第1の光信号に光電処理を施して、上記複合シリアルデータを再生することを特徴とする請求項4記載のデータ伝送方法。
- フレームレートを24Hz,25Hzもしくは30Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された36ビット構成とされるパラレルデータに、上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第1のワード列データと、上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施し、
上記第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得て、
該第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換して、該第1の光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1の入出力端に供給し、上記第3の入出力端に導出される上記第1の光信号を、光信号伝送ケーブルに送出して該光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、
第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換して、該第2の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上 記第4の入出力端に供給し、上記第6の入出力端に導出される上記第2の光信号を、上記光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第1の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出するとともに、
上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第2の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出するデータ伝送方法。 - 上記第1及び第2のワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項7記載のデータ伝送方法。
- 上記第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出される上記第2の光信号に光電処理を施して、上記第3のシリアルデータを再生するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップラーの第5の入出力端に導出される上記第1の光信号に光電処理を施して、上記複合シリアルデータを再生することを特徴とする請求項7記載のデータ伝送方法。
- フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに、上記輝度信号データ系列及び色差信号データ系列の夫々を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第1のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施し、
上記第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得て、
該第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換して、該第1の光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1の入出力端に供給し、上記第3の入出力端に導出される上記第1の光信号を、光信号伝送ケーブルに送出して該光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、
第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換して、該第2の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第4の入出力端に供給し、上記第6の入出力端に導出される上記第2の光信号を、上記光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第1の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出するとともに、
上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第2の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出するデータ伝送方法。 - 上記第1及び第2のワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項10記載のデータ伝送方法。
- フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部と含む第1のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、上記第1及び第2のワードグループに夫々基づく第1及び第2のワード列データを形成するデータ処理を施し、
上記第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得て、
該第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換して、該第1の光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1の入出力端に供給し、上記第3の入出力端に導出される上記第1の光信号を、光信号伝送ケーブルに送出して該光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、
第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換して、該第2の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第4の入出力端に供給し、上記第6の入出力端に導出される上記第2の光信号を、上記光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第1の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出するとともに、
上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第2の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出するデータ伝送方法。 - 上記第1及び第2のワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項12記載のデータ伝送方法。
- フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された36ビット構成とされるパラレルデータに、上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第1のワード列データと、上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットとを含んだ第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施し、
上記第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得て、
該第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換して、該第1の光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1の入出力端に供給し、上記第3の入出力端に導出される上記第1の光信号を、光信号伝送ケーブルに送出して該光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、
第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換して、該第2の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第4の入出力端に供給し、上記第6の入出力端に導出される上記第2の光信号を、上記光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第1の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出するとともに、
上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第2の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出するデータ伝送方法。 - 上記第1及び第2のワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項14記載のデータ伝送方法。
- フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた輝度信号データ系列及び色差信号データ系列と上記輝度信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、上記輝度信号データ系列及び色差信号データ系列に基づく第1のワード列データと、上記付加情報データ系列に基づく第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施し、
上記第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得て、
該第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光をが変調されて得られる第1の光信号に変換して、該第1の光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1の入出力端に供給し、上記第3の入出力端に導出される上記第1の光信号を、光信号伝送ケーブルに送出して該光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、
第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換して、該第2の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第4の入出力端に供給し、上記第6の入出力端に導出される上記第2の光信号を、上記光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第1の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出するとともに、
上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第2の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出するデータ伝送方法。 - 上記付加情報データ系列が、上記ディジタル映像信号についてのKey信号情報をあらわすことを特徴とする請求項16記載のデータ伝送方法。
- 上記第1及び第2のワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項16記載のデータ伝送方法。
- フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列と上記緑色原色信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された40ビット構成とされるパラレルデータに、上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列,赤色原色信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を形成する 10ビットワードを、上記緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を形成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、上記付加情報データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を形成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、上記第1のワードグループに基づく第1のワード列データと、上記第2のワードグループに基づく第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施し、
上記第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得て、
該第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換して、該第1の光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1の入出力端に供給し、上記第3の入出力端に導出される上記第1の光信号を、光信号伝送ケーブルに送出して該光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、
第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換して、該第2の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第4の入出力端に供給し、上記第6の入出力端に導出される上記第2の光信号を、上記光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第1の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出するとともに、
上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第2の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出するデータ伝送方法。 - 上記付加情報データ系列が、上記ディジタル映像信号についてのKey信号情報をあらわすことを特徴とする請求項19記載のデータ伝送方法。
- 上記第1及び第2のワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項19記載のデータ伝送方法。
- フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを形成し、上記第1のワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第3のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データとを形成するとともに、上記第2のワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第5のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第6のワード列データとを形成するデータ処理を施し、
上記第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得て、
上記第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して第1の複合シリアルデータを形成し、該第1の複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換して、該第1の光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1の入出力端に供給し、上記第3の入出力端に導出される上記第1の光信号を、第1の光信号伝送ケーブルに送出して該第1の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、
上記第3及び第4のシリアルデータにビット多重合成処理を施して第2の複合シリアルデータを形成し、該第2の複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換して、該第2の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第4の入出力端に供給し、上記第6の入出力端に導出される上記第2の光信号を、第2の光信号伝送ケーブルに送出して該第2の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送し、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第3の光信号に変換して、該第3の光信号を、一端部側に第7及び第8の入出力端が設けられるとともに他端部側に第9の入出力端が設けられて成る第3の双方向性波長多重カップラにおける上記第7の入出力端に供給し、上記第9の入出力端に導出される上記第3の光信号を、上記第1の光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送するとともに、
第6のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第4の光信号に変換して、該第4の光信号を、一端部側に第10及び第11の入出力端が設けられるとともに他端部側に第12の入出力端が設けられて成る第4の双方向性波長多重カップラにおける上記第10の入出力端に供給し、上記第12の入出力端に導出される上記第4の光信号を、上記第2の光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
上記第1の光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第1の光信号を、上記第3の双方向性波長多重カップラの上記第8の入出力端に導出し、上記第1の光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第3の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出するとともに、
上記第2の光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第2の光信号を、上記第4の双方向性波長多重カップラの上記第11の入出力端に導出し、上記第2の光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第4の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出するデータ伝送方法。 - 上記第3,第4,第5及び第6のワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項22記載のデータ伝送方法。
- 上記第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出される上記第3の光信号に光電処理を施して、上記第5のシリアルデータを再生し、上記第3の双方向性波長多重カップラの第8の入出力端に導出される上記第1の光信号に光電処理を施して、上記第1の複合シリアルデータを再生するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出される上記第4の光信号に光電処理を施して、上記第6のシリアルデータを再生し、上記第4の双方向性波長多重カップラの第11の入出力端に導出される上記第2の光信号に光電処理を施して、上記第2の複合シリアルデータを再生することを特徴とする請求項22記載のデータ伝送方法。
- フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、上記第2のグループを構成するデータ に基づく第2のワード列データとを得、上記第1のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、上記第1及び第2のワードグループに夫々基づく第3及び第4のワード列データを形成するとともに、上記第2のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第3のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第4のワードグループとに振り分け、上記第3及び第4のワードグループに夫々基づく第5及び第6のワード列データを形成するデータ処理を施し、
上記第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得て、
上記第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して第1の複合シリアルデータを形成し、該第1の複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換して、該第1の光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1の入出力端に供給し、上記第3の入出力端に導出される上記第1の光信号を、第1の光信号伝送ケーブルに送出して該第1の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、
上記第3及び第4のシリアルデータにビット多重合成処理を施して第2の複合シリアルデータを形成し、該第2の複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換して、該第2の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第4の入出力端に供給し、上記第6の入出力端に導出される上記第2の光信号を、第2の光信号伝送ケーブルに送出して該第2の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送し、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第3の光信号に変換して、該第3の光信号を、一端部側に第7及び第8の入出力端が設けられるとともに他端部側に第9の入出力端が設けられて成る第3の双方向性波長多重カップラにおける上記第7の入出力端に供給し、上記第9の入出力端に導出される上記第3の光信号を、上記第1の光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送するとともに、
第6のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第4の光信号に変換して、該第4の光信号を、一端部側に第10及び第11の入出力端が設けられるとともに他端部側に第12の入出力端が設けられて成る第4の双方向性波長多重カップラにおける上記第10の入出力端に供給し、上記第12の入出力端に導出される上記第4の光信号を、上記第2の光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
上記第1の光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第1の光信号を、上記第3の双方向性波長多重カップラの上記第8の入出力端に導出し、上記第1の光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第3の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出するとともに、
上記第2の光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第2の光信号を、上記第4の双方向性波長多重カップラの上記第11の入出力端に導出し、上記第2の光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第4の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出するデータ伝送方法。 - 上記第3,第4,第5及び第6のワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項25記載のデータ伝送方法。
- 上記第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出される上記第3の光信号に光電処理を施して、上記第5のシリアルデータを再生し、上記第3の双方向性波長多重カップラの第8の入出力端に導出される上記第1の光信号に光電処理を施して、上記第1の複合シリアルデータを再生するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出される上記第4の光信号に光電処理を施して、上記第6のシリアルデータを再生し、上記第4の双方向性波長多重カップラの第11の入出力端に導出される上記第2の光信号に光電処理を施して、上記第2の複合シリアルデータを再生することを特徴とする請求項25記載のデータ伝送方法。
- フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された36ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを形成し、上記第1のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第3のワード列データと、上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データと、を形成するとともに、上記第2のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部を含んだ第5のワード列データと、上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第6のワード列データと、を形成するデータ処理を施し、
上記第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得て、
上記第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して第1の複合シリアルデータを形成し、該第1の複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換して、該第1の光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1の入出力端に供給し、上記第3の入出力端に導出される上記第1の光信号を、第1の光信号伝送ケーブルに送出して該第1の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、
上記第3及び第4のシリアルデータにビット多重合成処理を施して第2の複合シリアルデータを形成し、該第2の複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換して、該第2の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第4の入出力端に供給し、上記第6の入出力端に導出される上記第2の光信号を、第2の光信号伝送ケーブルに送出して該第2の光信号伝送ケーブルの 一端側から他端側へと伝送し、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第3の光信号に変換して、該第3の光信号を、一端部側に第7及び第8の入出力端が設けられるとともに他端部側に第9の入出力端が設けられて成る第3の双方向性波長多重カップラにおける上記第7の入出力端に供給し、上記第9の入出力端に導出される上記第3の光信号を、上記第1の光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送するとともに、
第6のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第4の光信号に変換して、該第4の光信号を、一端部側に第10及び第11の入出力端が設けられるとともに他端部側に第12の入出力端が設けられて成る第4の双方向性波長多重カップラにおける上記第10の入出力端に供給し、上記第12の入出力端に導出される上記第4の光信号を、上記第2の光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
上記第1の光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第1の光信号を、上記第3の双方向性波長多重カップラの上記第8の入出力端に導出し、上記第1の光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第3の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出するとともに、
上記第2の光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第2の光信号を、上記第4の双方向性波長多重カップラの上記第11の入出力端に導出し、上記第2の光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第4の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出するデータ伝送方法。 - 上記第3,第4,第5及び第6のワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項28記載のデータ伝送方法。
- 上記第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出される上記第3の光信号に光電処理を施して、上記第5のシリアルデータを再生し、上記第3の双方向性波長多重カップラの第8の入出力端に導出される上記第1の光信号に光電処理を施して、上記第1の複合シリアルデータを再生するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出される上記第4の光信号に光電処理を施して、上記第6のシリアルデータを再生し、上記第4の双方向性波長多重カップラの第11の入出力端に導出される上記第2の光信号に光電処理を施して、上記第2の複合シリアルデータを再生することを特徴とする請求項28記載のデータ伝送方法。
- フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを形成し、上記第1のワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第3のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データとを形成するとともに、上記第2のワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第5のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第6のワード列データとを形成するデータ処理を施し、
上記第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得て、
上記第1から第4までのシリアルデータを、1.511μm〜1.571μmの範囲内において所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換し、
該第1から第4までの光信号を合波して多重光信号を得、該多重光信号を第1の光信号伝送ケーブルに送出して該第1の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送し、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第5の光信号に変換して、該第5の光信号を第2の光信号伝送ケーブルに送出して該第2の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送し、
上記第1の光信号伝送ケーブルの他端側に導出される上記多重光信号に分波処理および光電処理を施して、上記第1から第4までのシリアルデータを再生するとともに、上記第2の光信号伝送ケーブルの他端側に導出される上記第5の光信号に光電処理を施して、上記第5のシリアルデータを再生するデータ伝送方法。 - 上記第3から第6までのワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項31記載のデータ伝送方法。
- フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを得、上記第1のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、上記第1及び第2のワードグループに夫々基づく第3及び第4のワード列データを形成するとともに、上記第2のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第3のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第4のワードグループとに振り分け、上記第3及び第4のワードグループに夫々基づく第5及び第6のワード列データを形成するデータ処理を施し、
上記第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得て、
上記第1から第4までのシリアルデータを1.511μm〜1.571μmの範囲内において所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換し、
該第1から第4までの光信号を合波して多重光信号を得、該多重光信号を第1の光信号伝送ケーブルに送出して該第1の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送し、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第5の光信号に変換して、該第5の光信号を第2の光信号伝送ケーブルに送出して該第2の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送し、
上記第1の光信号伝送ケーブルの他端側に導出される上記多重光信号に分波処理および光電処理を施して、上記第1から第4までのシリアルデータを再生するとともに、上記第 2の光信号伝送ケーブルの他端側に導出される上記第5の光信号に光電処理を施して、上記第5のシリアルデータを再生するデータ伝送方法。 - 上記第3から第6までのワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項33記載のデータ伝送方法。
- フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された36ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを形成し、上記第1のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第3のワード列データと、上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データと、を形成するとともに、上記第2のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部を含んだ第5のワード列データと、上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第6のワード列データと、を形成するデータ処理を施し、
上記第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得て、
上記第1から第4までのシリアルデータを、1.511μm〜1.571μmの範囲内において所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換し、
該第1から第4までの光信号を合波して多重光信号を得、該多重光信号を第1の光信号伝送ケーブルに送出して該第1の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送し、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第5の光信号に変換して、該第5の光信号を第2の光信号伝送ケーブルに送出して該第2の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送し、
上記第1の光信号伝送ケーブルの他端側に導出される上記多重光信号に分波処理および光電処理を施して、上記第1から第4までのシリアルデータを再生するとともに、上記第2の光信号伝送ケーブルの他端側に導出される上記第5の光信号に光電処理を施して、上記第5のシリアルデータを再生するデータ伝送方法。 - 上記第3から第6までのワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項35記載のデータ伝送方法。
- フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列 配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを形成し、上記第1のワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第3のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データとを形成するとともに、上記第2のワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第5のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第6のワード列データとを形成するデータ処理を施し、
上記第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得て、
上記第1から第4までのシリアルデータを、1.511μm〜1.551μmの範囲内において所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換し、
上記第1から第3までの光信号を合波して多重光信号を得、該多重光信号を第1の光信号伝送ケーブルに送出して該第1の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、
上記第4の光信号を一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1の入出力端に供給し、上記第3の入出力端に導出される上記第4の光信号を、第2の光信号伝送ケーブルに送出して該第2の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送し、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第5の光信号に変換して、該第5の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第4の入出力端に供給し、上記第6の入出力端に導出される上記第5の光信号を、上記第2の光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
上記第1の光信号伝送ケーブルの他端側に導出される上記多重光信号に分波処理および光電処理を施して、上記第1から第3までのシリアルデータを再生し、
上記第2の光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第4の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出し、該第4の光信号に光電処理を施して上記第4のシリアルデータを再生し、
上記第2の光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第5の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出し、該第5の光信号に光電処理を施して上記第5のシリアルデータを再生するデータ伝送方法。 - 上記第3から第6までのワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項37記載のデータ伝送方法。
- フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを得、上記第1のワード列データにおける緑色原色信号 データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、上記第1及び第2のワードグループに夫々基づく第3及び第4のワード列データを形成するとともに、上記第2のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第3のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第4のワードグループとに振り分け、上記第3及び第4のワードグループに夫々基づく第5及び第6のワード列データを形成するデータ処理を施し、
上記第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得て、
上記第1から第4までのシリアルデータを1.511μm〜1.551μmの範囲内において所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換し、
上記第1から第3までの光信号を合波して多重光信号を得、該多重光信号を第1の光信号伝送ケーブルに送出して該第1の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、
上記第4の光信号を一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1の入出力端に供給し、上記第3の入出力端に導出される上記第4の光信号を、第2の光信号伝送ケーブルに送出して該第2の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送し、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第5の光信号に変換して、該第5の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第4の入出力端に供給し、上記第6の入出力端に導出される上記第5の光信号を、上記第2の光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
上記第1の光信号伝送ケーブルの他端側に導出される上記多重光信号に分波処理および光電処理を施して、上記第1から第3までのシリアルデータを再生し、
上記第2の光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第4の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出し、該第4の光信号に光電処理を施して上記第4のシリアルデータを再生し、
上記第2の光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第5の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出し、該第5の光信号に光電処理を施して上記第5のシリアルデータを再生するデータ伝送方法。 - 上記第3から第6までのワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項39記載のデータ伝送方法。
- フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された36ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを形成し、上記第1のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第3のワード列データと、上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データと、を形成するとともに、上記第2のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部を含んだ第5のワード列データと、上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第6のワード列データと、を形成するデータ処理を施し、
上記第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得て、
上記第1から第4までのシリアルデータを1.511μm〜1.551μmの範囲内において所定の波長間隔をおいて順次近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換し、
上記第1から第3までの光信号を合波して多重光信号を得、該多重光信号を第1の光信号伝送ケーブルに送出して該第1の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、
上記第4の光信号を一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1の入出力端に供給し、上記第3の入出力端に導出される上記第4の光信号を、第2の光信号伝送ケーブルに送出して該第2の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送し、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第5の光信号に変換して、該第5の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第4の入出力端に供給し、上記第6の入出力端に導出される上記第5の光信号を、上記第2の光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
上記第1の光信号伝送ケーブルの他端側に導出される上記多重光信号に分波処理および光電処理を施して、上記第1から第3までのシリアルデータを再生し、
上記第2の光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第4の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出し、該第4の光信号に光電処理を施して上記第4のシリアルデータを再生し、
上記第2の光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第5の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出し、該第5の光信号に光電処理を施して上記第5のシリアルデータを再生するデータ伝送方法。 - 上記第3から第6までのワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項41記載のデータ伝送方法。
- フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列及び色差信号データ系列と上記輝度信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成され た36ビット,42ビットもしくは48ビット構成とされるパラレルデータに、上記輝度信号データ系列,色差信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を形成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割し、上記輝度信号データ系列及び色差信号データ系列から分割された複数の上位10ビットに基づく第1のワード列データと、上記輝度信号データ系列及び色差信号データ系列から分割された複数の下位2ビット,4ビットもしくは6ビットに基づく第2のワード列データと、上記付加情報データ系列から分割された複数の上位10ビット及び複数の下位2ビット,4ビットもしくは6ビットに基づく第3のワード列データと、を形成するデータ処理を施し、
該第1から第3までのワード列データに夫々基づく第1から第3までのシリアルデータを得、
上記第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換して、該第1の光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1の入出力端に供給し、上記第3の入出力端に導出される上記第1の光信号を、第1の光信号伝送ケーブルに送出して該第1の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、
上記第3のシリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換して、該第2の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第4の入出力端に供給し、上記第6の入出力端に導出される上記第2の光信号を、第2の光信号伝送ケーブルに送出して該第2の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送し、
第4のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第3の光信号に変換して、該第3の光信号を、一端部側に第7及び第8の入出力端が設けられるとともに他端部側に第9の入出力端が設けられて成る第3の双方向性波長多重カップラにおける上記第7の入出力端に供給し、上記第9の入出力端に導出される上記第3の光信号を、上記第1の光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第4の光信号に変換して、該第4の光信号を、一端部側に第10及び第11の入出力端が設けられるとともに他端部側に第12の入出力端が設けられて成る第4の双方向性波長多重カップラにおける上記第10の入出力端に供給し、上記第12の入出力端に導出される上記第4の光信号を、上記第2の光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
上記第1の光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第1の光信号を、上記第3の双方向性波長多重カップラの上記第8の入出力端に導出するとともに、
上記第1の光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第3の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出し、
上記第2の光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第2の光信号を、上記第4の双方向性波長多重カップラの上記第11の入出力端に導出するとともに、
上記第2の光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第4の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出するデータ伝送方法。 - 上記付加情報データ系列が、ディジタル映像信号についてのKey信号情報をあらわすことを特徴とする請求項43記載のデータ伝送方法。
- 上記第1,第2及び第3のワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項43記載のデータ伝送方法。
- フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列と上記緑色原色信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された48ビット構成とされるパラレルデータに、上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列,赤色原色信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を形成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とに基づく第1のワード列データと、上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットとに基づく第2のワード列データと、上記付加情報データ系列から分割された複数の上位10ビット及び複数の下位2ビットに基づく第3のワード列データと、を形成するデータ処理を施し、
該第1から第3までのワード列データに夫々基づく第1から第3までのシリアルデータを得、
上記第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換して、該第1の光信号を、一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性波長多重カップラにおける上記第1の入出力端に供給し、上記第3の入出力端に導出される上記第1の光信号を、第1の光信号伝送ケーブルに送出して該第1の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、
上記第3のシリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換して、該第2の光信号を、一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性波長多重カップラにおける上記第4の入出力端に供給し、上記第6の入出力端に導出される上記第2の光信号を、第2の光信号伝送ケーブルに送出して該第2の光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送し、
第4のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第3の光信号に変換して、該第3の光信号を、一端部側に第7及び第8の入出力端が設けられるとともに他端部側に第9の入出力端が設けられて成る第3の双方向性波長多重カップラにおける上記第7の入出力端に供給し、上記第9の入出力端に導出される上記第3の光信号を、上記第1の光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第4の光信号に変換して、該第4の光信号を、一端部側に第10及び第11の入出力端が設けられるとともに他端部側に第12の入出力端が設けられて成る第4の双方向性波長多重カップラにおける上記第10の入出力端に供給し、上記第12の入出力端に導出される上記第4の光信号を、上記第2の光信号伝送ケーブルに送出して上記他端側から上記一端側へと伝送し、
上記第1の光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第1の光信号を、上記第3の双方向性波長多重カップラの上記第8の入出力端に導出するとともに、
上記第1の光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第3の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラの上記第2の入出力端に導出し、
上記第2の光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第2の光信号を、上記第4の双方向性波長多重カップラの上記第11の入出力端に導出するとともに、
上記第2の光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第4の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラの上記第5の入出力端に導出するデータ伝送方法。 - 上記付加情報データ系列が、ディジタル映像信号についてのKey信号情報をあらわすことを特徴とする請求項46記載のデータ伝送方法。
- 上記第1,第2及び第3のワード列データの夫々を、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワード列データとすることを特徴とする請求項46記載のデータ伝送方法。
- フレームレートを24Hz,25Hzもしくは30Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに、上記輝度信号データ系列及び色差信号データ系列の夫々を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第1のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施すデータ処理部と、
上記第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
上記第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換する第1の光信号形成部と、
一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、上記第1の光信号が上記第1の入出力端に供給されて上記第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換する第2の光信号形成部と、
一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、上記第2の光信号が上記第4の入出力端に供給されて上記第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
上記第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第1の光信号を一端側から他端側へ伝送するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第2の光信号を上記他端側から上記一端側へ伝送し、上記第1の光信号が上記第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出されるとともに、上記第2の光信号が上記第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出されるようになす光信号伝送ケーブルと、
を備えて構成されるデータ伝送装置。 - フレームレートを24Hz,25Hzもしくは30Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、上記第1及び第2のワードグループに夫々基づく第1及び第2のワード列データを形成するデータ処理を施すデータ処理部と、
上記第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
上記第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換する第1の光信号形成部と、
一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が 設けられて成り、上記第1の光信号が上記第1の入出力端に供給されて上記第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換する第2の光信号形成部と、
一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、上記第2の光信号が上記第4の入出力端に供給されて上記第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
上記第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第1の光信号を一端側から他端側へ伝送するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第2の光信号を上記他端側から上記一端側へ伝送し、上記第1の光信号が上記第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出されるとともに、上記第2の光信号が上記第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出されるようになす光信号伝送ケーブルと、
を備えて構成されるデータ伝送装置。 - フレームレートを24Hz,25Hzもしくは30Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された36ビット構成とされるパラレルデータに、上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第1のワード列データと、上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データと、を得る処理を施すデータ処理部と、
上記第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
上記第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換する第1の光信号形成部と、
一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、上記第1の光信号が上記第1の入出力端に供給されて上記第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換する第2の光信号形成部と、
一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、上記第2の光信号が上記第4の入出力端に供給されて上記第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
上記第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第1の光信号を一端側から他端側へ伝送するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第2の光信号を上記他端側から上記一端側へ伝送し、上記第1の光信号が上記第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出されるとともに、上記第2の光信号が上記第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出されるようになす光信号伝送ケーブルと、
を備えて構成されるデータ伝送装置。 - フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード 列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに、上記輝度信号データ系列及び色差信号データ系列の夫々を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第1のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施すデータ処理部と、
上記第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
上記第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換する第1の光信号形成部と、
第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換する第2の光信号形成部と、
一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、上記第1の光信号が上記第1の入出力端に供給されて上記第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、上記第2の光信号が上記第4の入出力端に供給されて上記第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
上記第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第1の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第2の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送し、上記第1の光信号が上記第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出されるとともに、上記第2の光信号が上記第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出されるようになす光信号伝送ケーブルと、
を備えて構成されるデータ伝送装置。 - フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部と含む第1のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、上記第1及び第2のワードグループに夫々基づく第1及び第2のワード列データを形成するデータ処理を施すデータ処理部と、
上記第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
上記第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換する第1の光信号形成部と、
第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換する第2の光信号形成部と、
一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、上記第1の光信号が上記第1の入出力端に供給されて上記第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が 設けられて成り、上記第2の光信号が上記第4の入出力端に供給されて上記第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
上記第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第1の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第2の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送し、上記第1の光信号が上記第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出されるとともに、上記第2の光信号が上記第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出されるようになす光信号伝送ケーブルと、
を備えて構成されるデータ伝送装置。 - フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された36ビット構成とされるパラレルデータに、上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第1のワード列データと、上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットとを含んだ第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施すデータ処理部と、
上記第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
上記第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換する第1の光信号形成部と、
第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換する第2の光信号形成部と、
一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、上記第1の光信号が上記第1の入出力端に供給されて上記第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、上記第2の光信号が上記第4の入出力端に供給されて上記第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
上記第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第1の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第2の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送し、上記第1の光信号が上記第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出されるとともに、上記第2の光信号が上記第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出されるようになす光信号伝送ケーブルと、
を備えて構成されるデータ伝送装置。 - フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた輝度信号データ系列及び色差信号データ系列と上記輝度信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、上記輝度信号データ系列及び色差信号データ系列に基づく第1のワード列データと、上記付加情報データ系列に基づく第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施すデータ処理部と、
上記第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
上記第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換する第1の光信号形成部と、
第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換する第2の光信号形成部と、
一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、上記第1の光信号が上記第1の入出力端に供給されて上記第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、上記第2の光信号が上記第4の入出力端に供給されて上記第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
上記第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第1の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第2の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送し、上記第1の光信号が上記第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出されるとともに、上記第2の光信号が上記第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出されるようになす光信号伝送ケーブルと、
を備えて構成されるデータ伝送装置。 - フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列と上記緑色原色信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された40ビット構成とされるパラレルデータに、上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列,赤色原色信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を形成する10ビットワードを、上記緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を形成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、上記付加情報データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を形成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、上記第1のワードグループに基づく第1のワード列データと、上記第2のワードグループに基づく第2のワード列データと、を形成するデータ処理を施すデータ処理部と、
上記第1及び第2のワード列データに夫々基づく第1及び第2のシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
上記第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換する第1の光信号形成部と、
第3のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換する第2の光信号形成部と、
一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、上記第1の光信号が上記第1の入出力端に供給されて上記第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、上記第2の光信号が上記第4の入出力端に供給されて上記第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
上記第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第1の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第2の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送し、上記第1の光 信号が上記第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出されるとともに、上記第2の光信号が上記第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出されるようになす光信号伝送ケーブルと、
を備えて構成されるデータ伝送装置。 - フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを形成し、上記第1のワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第3のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データとを形成するとともに、上記第2のワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第5のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第6のワード列データとを形成するデータ処理を施すデータ処理部と、
上記第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
上記第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して第1の複合シリアルデータを形成し、該第1の複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換する第1の光信号形成部と、
一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、上記第1の光信号が上記第1の入出力端に供給されて上記第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
上記第3及び第4のシリアルデータにビット多重合成処理を施して第2の複合シリアルデータを形成し、該第2の複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換する第2の光信号形成部と、
一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、上記第2の光信号が上記第4の入出力端に供給されて上記第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第3の光信号に変換する第3の光信号形成部と、
一端部側に第7及び第8の入出力端が設けられるとともに他端部側に第9の入出力端が設けられて成り、上記第3の光信号が上記第7の入出力端に供給されて上記第9の入出力端に導出される第3の双方向性波長多重カップラと、
第6のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第4の光信号に変換する第4の光信号形成部と、
一端部側に第10及び第11の入出力端が設けられるとともに他端部側に第12の入出力端が設けられて成り、上記第4の光信号が上記第10の入出力端に供給されて上記第12の入出力端に導出される第4の双方向性波長多重カップラと、
上記第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第1の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第3の双方向性波長多重カップラの第9の入出力端に導出される第3の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送し、上記第1の光信号が上記第3の双方向性波長多重カップラの第8の入出力端に導出されるとともに、上 記第3の光信号が上記第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出されるようになす第1の光信号伝送ケーブルと、
上記第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第2の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第4の双方向性波長多重カップラの第12の入出力端に導出される第4の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送し、上記第2の光信号が上記第4の双方向性波長多重カップラの第11の入出力端に導出されるとともに、上記第4の光信号が上記第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出されるようになす第2の光信号伝送ケーブルと、
を備えて構成されるデータ伝送装置。 - フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを得、上記第1のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、上記第1及び第2のワードグループに夫々基づく第3及び第4のワード列データを形成するとともに、上記第2のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第3のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第4のワードグループとに振り分け、上記第3及び第4のワードグループに夫々基づく第5及び第6のワード列データを形成するデータ処理を施すデータ処理部と、
上記第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
上記第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して第1の複合シリアルデータを形成し、該第1の複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換する第1の光信号形成部と、
一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、上記第1の光信号が上記第1の入出力端に供給されて上記第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
上記第3及び第4のシリアルデータにビット多重合成処理を施して第2の複合シリアルデータを形成し、該第2の複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換する第2の光信号形成部と、
一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、上記第2の光信号が上記第4の入出力端に供給されて上記第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第3の光信号に変換する第3の光信号形成部と、
一端部側に第7及び第8の入出力端が設けられるとともに他端部側に第9の入出力端が設けられて成り、上記第3の光信号が上記第7の入出力端に供給されて上記第9の入出力 端に導出される第3の双方向性波長多重カップラと、
第6のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第4の光信号に変換する第4の光信号形成部と、
一端部側に第10及び第11の入出力端が設けられるとともに他端部側に第12の入出力端が設けられて成り、上記第4の光信号が上記第10の入出力端に供給されて上記第12の入出力端に導出される第4の双方向性波長多重カップラと、
上記第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第1の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第3の双方向性波長多重カップラの第9の入出力端に導出される第3の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送し、上記第1の光信号が上記第3の双方向性波長多重カップラの第8の入出力端に導出されるとともに、上記第3の光信号が上記第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出されるようになす第1の光信号伝送ケーブルと、
上記第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第2の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第4の双方向性波長多重カップラの第12の入出力端に導出される第4の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送し、上記第2の光信号が上記第4の双方向性波長多重カップラの第11の入出力端に導出されるとともに、上記第4の光信号が上記第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出されるようになす第2の光信号伝送ケーブルと、
を備えて構成されるデータ伝送装置。 - フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された36ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを形成し、上記第1のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第3のワード列データと、上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データと、を形成するとともに、上記第2のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部を含んだ第5のワード列データと、上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第6のワード列データと、を形成するデータ処理を施すデータ処理部と、
上記第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
上記第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して第1の複合シリアルデータを形成し、該第1の複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換する第1の光信号形成部と、
一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が 設けられて成り、上記第1の光信号が上記第1の入出力端に供給されて上記第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
上記第3及び第4のシリアルデータにビット多重合成処理を施して第2の複合シリアルデータを形成し、該第2の複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換する第2の光信号形成部と、
一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、上記第2の光信号が上記第4の入出力端に供給されて上記第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第3の光信号に変換する第3の光信号形成部と、
一端部側に第7及び第8の入出力端が設けられるとともに他端部側に第9の入出力端が設けられて成り、上記第3の光信号が上記第7の入出力端に供給されて上記第9の入出力端に導出される第3の双方向性波長多重カップラと、
第6のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第4の光信号に変換する第4の光信号形成部と、
一端部側に第10及び第11の入出力端が設けられるとともに他端部側に第12の入出力端が設けられて成り、上記第4の光信号が上記第10の入出力端に供給されて上記第12の入出力端に導出される第4の双方向性波長多重カップラと、
上記第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第1の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第3の双方向性波長多重カップラの第9の入出力端に導出される第3の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送し、上記第1の光信号が上記第3の双方向性波長多重カップラの第8の入出力端に導出されるとともに、上記第3の光信号が上記第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出されるようになす第1の光信号伝送ケーブルと、
上記第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第2の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第4の双方向性波長多重カップラの第12の入出力端に導出される第4の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送し、上記第2の光信号が上記第4の双方向性波長多重カップラの第11の入出力端に導出されるとともに、上記第4の光信号が上記第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出されるようになす第2の光信号伝送ケーブルと、
を備えて構成されるデータ伝送装置。 - フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを形成し、上記第1のワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第3のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データとを形成するとともに、上記第2のワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第5のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第6のワード列データとを形成するデータ処理を施すデータ処理部と、
上記第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデー タを得るパラレル/シリアル変換部と、
上記第1から第4までのシリアルデータを、1.511μm〜1.571μmの範囲内において所定の波長間隔をおいて相互近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換する第1から第4までの光信号形成部と、
上記第1から第4までの光信号を合波して多重光信号を得る多重光信号形成部と、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第5の光信号に変換する第5の光信号形成部と、
上記多重光信号を一端側から他端側へと伝送する第1の光信号伝送ケーブルと、
上記第5の光信号を一端側から他端側へと伝送する第2の光信号伝送ケーブルと、
を備えて構成されるデータ伝送装置。 - フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを得、上記第1のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、上記第1及び第2のワードグループに夫々基づく第3及び第4のワード列データを形成するとともに、上記第2のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第3のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第4のワードグループとに振り分け、上記第3及び第4のワードグループに夫々基づく第5及び第6のワード列データを形成するデータ処理を施すデータ処理部と、
上記第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
上記第1から第4までのシリアルデータを、1.511μm〜1.571μmの範囲内において所定の波長間隔をおいて相互近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換する第1から第4までの光信号形成部と、
上記第1から第4までの光信号を合波して多重光信号を得る多重光信号形成部と、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第5の光信号に変換する第5の光信号形成部と、
上記多重光信号を一端側から他端側へと伝送する第1の光信号伝送ケーブルと、
上記第5の光信号を一端側から他端側へと伝送する第2の光信号伝送ケーブルと、
を備えて構成されるデータ伝送装置。 - フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された36ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを 構成するデータに基づく第1のワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを形成し、上記第1のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第3のワード列データと、上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データと、を形成するとともに、上記第2のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部を含んだ第5のワード列データと、上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第6のワード列データと、を形成するデータ処理を施すデータ処理部と、
上記第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
上記第1から第4までのシリアルデータを、1.511μm〜1.571μmの範囲内において所定の波長間隔をおいて相互近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換する第1から第4までの光信号形成部と、
上記第1から第4までの光信号を合波して多重光信号を得る多重光信号形成部と、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第5の光信号に変換する第5の光信号形成部と、
上記多重光信号を一端側から他端側へと伝送する第1の光信号伝送ケーブルと、
上記第5の光信号を一端側から他端側へと伝送する第2の光信号伝送ケーブルと、
を備えて構成されるデータ伝送装置。 - フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列と色差信号データ系列との並列配置をもって形成された24ビット,28ビットもしくは32ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを形成し、上記第1のワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第3のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データとを形成するとともに、上記第2のワード列データにおける輝度信号データ系列及び色差信号データ系列を構成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割する処理を施して、分割された上位10ビットを含んだ第5のワード列データと、分割された下位2ビット,4ビットもしくは6ビットと補助ビットとを含んだ第6のワード列データとを形成するデータ処理を施すデータ処理部と、
上記第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
上記第1から第4までのシリアルデータを、1.511μm〜1.551μmの範囲内において所定の波長間隔をおいて相互近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換する第1から第4までの光信号形成部と、
上記第1から第3までの光信号を合波して多重光信号を得る多重光信号形成部と、
一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、上記第4の光信号が上記第1の入出力端に供給されて上記第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第5の光信号に変換する第5の光信号形成部と、
一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、上記第5の光信号が上記第4の入出力端に供給されて上記第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
上記多重光信号を一端側から他端側へと伝送する第1の光信号伝送ケーブルと、
上記第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第4の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第5の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送する第2の光信号伝送ケーブルと、
を備えて構成されるデータ伝送装置。 - フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が10ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された30ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを得、上記第1のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第1のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第2のワードグループとに振り分け、上記第1及び第2のワードグループに夫々基づく第3及び第4のワード列データを形成するとともに、上記第2のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各10ビットワードを、該緑色原色信号データ系列を形成する10ビットワードと該青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの一部とを含む第3のワードグループと、補助データ系列を形成する10ビットワードと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する10ビットワードの他の一部とを含む第4のワードグループとに振り分け、上記第3及び第4のワードグループに夫々基づく第5及び第6のワード列データを形成するデータ処理を施すデータ処理部と、
上記第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
上記第1から第4までのシリアルデータを、1.511μm〜1.551μmの範囲内において所定の波長間隔をおいて相互近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換する第1から第4までの光信号形成部と、
上記第1から第3までの光信号を合波して多重光信号を得る多重光信号形成部と、
一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、上記第4の光信号が上記第1の入出力端に供給されて上記第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第5の光信号に変換する第5の光信号形成部と、
一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、上記第5の光信号が上記第4の入出力端に供給されて上記第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
上記多重光信号を一端側から他端側へと伝送する第1の光信号伝送ケーブルと、
上記第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第4の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第5の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送する第2の光信号伝送ケーブルと、
を備えて構成されるデータ伝送装置。 - フレームレートを50Hzもしくは60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が1080ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列と青色原色信号データ系列と赤色原色信号データ系列との並列配置をもって形成された36ビット構成とされるパラレルデータに、各ライン部毎に順次第1のグループと第2のグループとに振り分ける処理を施して、上記第1のグループを構成するデータに基づく第1のワード列データと、上記第2のグループを構成するデータに基づく第2のワード列データとを形成し、上記第1のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とを含んだ第3のワード列データと、上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第4のワード列データと、を形成するとともに、上記第2のワード列データにおける緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々を構成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部を含んだ第5のワード列データと、上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットと補助ビットとを含んだ第6のワード列データと、を形成するデータ処理を施すデータ処理部と、
上記第3から第6までのワード列データに夫々基づく第1から第4までのシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
上記第1から第4までのシリアルデータを、1.511μm〜1.551μmの範囲内において所定の波長間隔をおいて相互近接する第1から第4までの中心波長を夫々有した第1から第4までの光信号に変換する第1から第4までの光信号形成部と、
上記第1から第3までの光信号を合波して多重光信号を得る多重光信号形成部と、
一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、上記第4の光信号が上記第1の入出力端に供給されて上記第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第5の光信号に変換する第5の光信号形成部と、
一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、上記第5の光信号が上記第4の入出力端に供給されて上記第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
上記多重光信号を一端側から他端側へと伝送する第1の光信号伝送ケーブルと、
上記第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第4の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第5の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送する第2の光信号伝送ケーブルと、
を備えて構成されるデータ伝送装置。 - フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビット,14ビットもしくは16ビットワード列データとされた輝度信号データ系列及び色差信号データ系列と上記輝度信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された36ビット,42ビットもしくは48ビット構成とされるパラレルデータに、上記輝度信号データ系列,色差信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を形成する各12ビット,14ビットもしくは16ビットワードを、上位10ビットと下位2ビット,4ビットもしくは6ビットとに分割し、上記輝度信号データ系列及び色差信号データ系列から分割された複数の上位10ビットに基づく第1のワード列データと、上記輝度信号データ系列及び色差信号データ系列から分割された複数の下位2ビット,4ビットもしくは6ビットに基づく第2のワード列データと、上記付加情報データ系列から分割された複数の上位10ビット及び複数の下位2ビット,4ビットもしくは6ビットに基づく第3のワード列データと、を形成するデータ処理を施すデータ処理部と、
上記第1から第3までのワード列データに夫々基づく第1から第3までのシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
上記第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換する第1の光信号形成部と、
上記第3のシリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換する第2の光信号形成部と、
第4のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第3の光信号に変換する第3の光信号形成部と、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第4の光信号に変換する第4の光信号形成部と、
一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、上記第1の光信号が上記第1の入出力端に供給されて上記第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、上記第2の光信号が上記第4の入出力端に供給されて上記第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
一端部側に第7及び第8の入出力端が設けられるとともに他端部側に第9の入出力端が設けられて成り、上記第3の光信号が上記第7の入出力端に供給されて上記第9の入出力端に導出される第3の双方向性波長多重カップラと、
一端部側に第10及び第11の入出力端が設けられるとともに他端部側に第12の入出力端が設けられて成り、上記第4の光信号が上記第10の入出力端に供給されて上記第12の入出力端に導出される第4の双方向性波長多重カップラと、
上記第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第1の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第3の双方向性波長多重カップラの第9の入出力端に導出される第3の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送し、上記第1の光信号が上記第3の双方向性波長多重カップラの第8の入出力端に導出されるとともに、上記第3の光信号が上記第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出されるようになす第1の光信号伝送ケーブルと、
上記第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第2の光信号を一 端側から他端側へと伝送するとともに、上記第4の双方向性波長多重カップラの第12の入出力端に導出される第4の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送し、上記第2の光信号が上記第4の双方向性波長多重カップラの第11の入出力端に導出されるとともに、上記第4の光信号が上記第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出されるようになす第2の光信号伝送ケーブルと、
を備えて構成されるデータ伝送装置。 - フレームレートを60Hzとし、各フレームにおける有効ライン数が720ライン,各ラインにおける有効データサンプル数が1280サンプルに設定されたディジタル映像信号に応じた、各々が12ビットワード列データとされた緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列と上記緑色原色信号データ系列と同等のデータフォーマットを有した付加情報データ系列との並列配置をもって形成された48ビット構成とされるパラレルデータに、上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列,赤色原色信号データ系列及び付加情報データ系列の夫々を形成する各12ビットワードを、上位10ビットと下位2ビットとに分割し、上記緑色原色信号データ系列から分割された複数の上位10ビットと上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの一部とに基づく第1のワード列データと、上記青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列の夫々から分割された複数の上位10ビットの他の一部と上記緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤色原色信号データ系列から分割された複数の下位2ビットとに基づく第2のワード列データと、上記付加情報データ系列から分割された複数の上位10ビット及び複数の下位2ビットに基づく第3のワード列データと、を形成するデータ処理を施すデータ処理部と、
上記第1から第3までのワード列データに夫々基づく第1から第3までのシリアルデータを得るパラレル/シリアル変換部と、
上記第1及び第2のシリアルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成し、該複合シリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第1の光信号に変換する第1の光信号形成部と、
上記第3のシリアルデータを1.55μm帯のレーザ光が変調されて得られる第2の光信号に変換する第2の光信号形成部と、
第4のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第3の光信号に変換する第3の光信号形成部と、
第5のシリアルデータを1.3μm帯のレーザ光が変調されて得られる第4の光信号に変換する第4の光信号形成部と、
一端部側に第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出力端が設けられて成り、上記第1の光信号が上記第1の入出力端に供給されて上記第3の入出力端に導出される第1の双方向性波長多重カップラと、
一端部側に第4及び第5の入出力端が設けられるとともに他端部側に第6の入出力端が設けられて成り、上記第2の光信号が上記第4の入出力端に供給されて上記第6の入出力端に導出される第2の双方向性波長多重カップラと、
一端部側に第7及び第8の入出力端が設けられるとともに他端部側に第9の入出力端が設けられて成り、上記第3の光信号が上記第7の入出力端に供給されて上記第9の入出力端に導出される第3の双方向性波長多重カップラと、
一端部側に第10及び第11の入出力端が設けられるとともに他端部側に第12の入出力端が設けられて成り、上記第4の光信号が上記第10の入出力端に供給されて上記第12の入出力端に導出される第4の双方向性波長多重カップラと、
上記第1の双方向性波長多重カップラの第3の入出力端に導出される第1の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第3の双方向性波長多重カップラの第9の入出力端に導出される第3の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送し、上記第1の光信号が上記第3の双方向性波長多重カップラの第8の入出力端に導出されるとともに、上記第3の光信号が上記第1の双方向性波長多重カップラの第2の入出力端に導出されるようになす第1の光信号伝送ケーブルと、
上記第2の双方向性波長多重カップラの第6の入出力端に導出される第2の光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、上記第4の双方向性波長多重カップラの第12の入出力端に導出される第4の光信号を上記他端側から上記一端側へと伝送し、上記第2の光信号が上記第4の双方向性波長多重カップラの第11の入出力端に導出されるとともに、上記第4の光信号が上記第2の双方向性波長多重カップラの第5の入出力端に導出されるようになす第2の光信号伝送ケーブルと、
を備えて構成されるデータ伝送装置。
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