JP2002185433A - 光信号伝送方法及び装置 - Google Patents

光信号伝送方法及び装置

Info

Publication number
JP2002185433A
JP2002185433A JP2000383237A JP2000383237A JP2002185433A JP 2002185433 A JP2002185433 A JP 2002185433A JP 2000383237 A JP2000383237 A JP 2000383237A JP 2000383237 A JP2000383237 A JP 2000383237A JP 2002185433 A JP2002185433 A JP 2002185433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical signal
input
digital data
output terminal
serial digital
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000383237A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyuki Yamashita
重行 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000383237A priority Critical patent/JP2002185433A/ja
Publication of JP2002185433A publication Critical patent/JP2002185433A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のシリアルディジタルデータを互いに中心
波長を異にする複数の光信号に変換して双方向伝送を行
うにあたり、その双方向伝送を、光信号伝送ケーブルの
数を最小限に抑えることができるもとで、効率良く行え
るものとする。 【解決手段】第1,第2及び第3のシリアルディジタル
データを夫々、例えば、中心波長を略1.55μm,略
1.3μm及び略0.83μmとする第1,第2及び第
3の光信号に変換し、第1及び第2の光信号を合波し
て、光信号伝送ケーブル41の一端側から他端側に伝送
するとともに、第3の光信号を同じ光信号伝送ケーブル
41の他端側から一端側に伝送して、光信号伝送ケーブ
ル41に対する双方向伝送を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、各々が単数もしくは複数のディジタルビ
デオデータ等に基づく複数のシリアルディジタルデータ
を、互いに中心波長を異にする複数の光信号に変換し、
それらを光信号伝送用ケーブルの一端側と他端側との間
において双方向に伝送し、光信号伝送用ケーブルを通じ
て伝送された複数の光信号に基づく複数のシリアルディ
ジタルデータを再生する光信号伝送方法、及び、斯かる
方法の実施に供される光信号伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送局等により放送番組情
報が収録されるにあたっては、一般に、複数のビデオカ
メラが使用されるもとで撮像が行われる。そして、複数
のビデオカメラの夫々から得られるビデオ信号が、複数
のビデオカメラに付随するカメラ制御ユニット(Camera
Control Unit :CCU)を経て、例えば、車両(中継
車)に搭載された中継ユニットへと送られる。
【0003】また、複数のビデオカメラによる撮像が行
われるにあたり、夫々のビデオカメラを操作する者(カ
メラマン)にとって、他のビデオカメラによる撮像状況
を知ることが必要とされ、それゆえ、各ビデオカメラに
備えられた画像モニター上において、他のビデオカメラ
から得られるビデオ信号に基づく再生画像が得られるよ
うにされる。そのため、例えば、各ビデオカメラから得
られ、CCUを経て中継ユニットへと送られたビデオ信
号が、中継ユニットにおいて所定の処置が施されて、中
継ユニットからCCUを通じて各ビデオカメラに供給さ
れる。
【0004】このように、中継ユニットからCCUを通
じて各ビデオカメラに供給される他のビデオカメラから
得られるビデオ信号は、その目的からして、それに基づ
く再生画像が高品質であることが要求されない。そこ
で、斯かるビデオ信号は、例えば、他のビデオカメラか
ら得られるビデオ信号に圧縮処理等が施されて得られ
る、伝送容量が制限されて伝送が容易なものとされる。
以下、このビデオ信号をリターンビデオ信号と呼ぶ。
【0005】ビデオカメラはマイクロフォンが付随する
ものとされることも多く、斯かる際には、ビデオカメラ
からビデオ信号が送出されるとともに、ビデオカメラに
付随するものとされたマイクロフォンからオーディオ信
号が送出されて、それらがCCUに伝送される。また、
各ビデオカメラには、例えば、中継ユニットからCCU
を通じて種々の必要に応じた制御信号が供給される。
【0006】このように、ビデオカメラと中継ユニット
との間では、例えば、ビデオカメラから得られるビデオ
信号、もしくは、斯かるビデオ信号とビデオカメラに付
随するものとされたマイクロフォンから得られるオーデ
ィオ信号とが、CCUを経て中継ユニットへと伝送され
るとともに、中継ユニットにおいて所定の処置が施され
たリターンビデオ信号及びオーディオ信号もしくは必要
に応じた制御信号が、中継ユニットからCCUへと伝送
され、さらに、リターンビデオ信号及び必要に応じた制
御信号がCCUからビデオカメラへと伝送される。従っ
て、CCUと中継ユニットとの間においては、ビデオ信
号,リターンビデオ信号及びオーディオ信号もしくは必
要に応じた制御信号の双方向伝送が行われることにな
る。
【0007】ビデオカメラから得られるビデオ信号にあ
っては、近年、伝達情報の多様化及び再生画像の高品質
化を実現する観点等からディジタル化が図られており、
ディジタル化されたビデオ信号、即ち、ディジタルビデ
オ信号を発生するビデオカメラ(ディジタルビデオカメ
ラ)が実用化されている。そして、ディジタルビデオカ
メラから得られるディジタルビデオ信号は、通常、規格
化されたデータフォーマットに従ったものとされる。こ
のような規格化されたデータフォーマットに従ったディ
ジタルビデオ信号として、高精細度ディジタルビデオ信
号(HD信号),4:2:2コンポーネントディジタル
ビデオ信号(D1信号),4fscコンポジットディジ
タルビデオ信号(D2信号)等が知られている。
【0008】これらのうちからHD信号を取り上げてみ
ると、HD信号は、例えば、図36に示される如くのデ
ータフォーマットに従うものとされる。
【0009】図36に示されるデータフォーマットは、
図36のAに示される如くの、ビデオ信号における輝度
信号成分をあらわす輝度信号データ系列(Yデータ系
列)と、図36のBに示される如くの、ビデオ信号にお
ける色差信号成分をあらわす色差信号データ系列(PB
/PR データ系列)とから成り、Yデータ系列及びPB
/PR データ系列の夫々を形成するワードデータの各々
は、10ビット構成とされる。即ち、Yデータ系列及び
B /PR データ系列の夫々は、10ビット量子化ディ
ジタル信号である。そして、図36のAには、Yデータ
系列における各ライン期間中のラインブランキング期間
及びその前後におけるビデオデータ期間の一部に対応す
る部分が示されており、また、図36のBには、PB
R データ系列における各ライン期間中のラインブラン
キング期間及びその前後におけるビデオデータ期間の一
部に対応する部分が示されている。
【0010】Yデータ系列にあっては、各ビデオデータ
期間に対応する部分の直前に、各々が10ビット構成と
される4ワード(3FF(Y),000(Y),000
(Y),XYZ(Y))から成るタイミング基準コード
データ(SAV: Start ofActive Video )が配される
とともに、各ビデオデータ期間に対応する部分の直後
に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3FF
(Y),000(Y),000(Y),XYZ(Y))
から成るタイミング基準コードデータ(EAV:End of
Active Video )が配される。同様にして、PB /PR
データ系列にあっても、各ビデオデータ期間に対応する
部分の直前に、各々が10ビット構成とされる4ワード
(3FF(C),000(C),000(C),XYZ
(C))から成るSAVが配されるとともに、各ビデオ
データ期間に対応する部分の直後に、各々が10ビット
構成とされる4ワード(3FF(C),000(C),
000(C),XYZ(C))から成るEAVが配され
る。勿論、Yデータ系列中のEAV及びSAVの夫々
は、Yデータ系列における各ラインブランキング期間に
対応する部分に配され、また、PB /PR データ系列中
のEAV及びSAVの夫々は、PB /PR データ系列に
おける各ラインブランキング期間に対応する部分に配さ
れる。
【0011】3FF(Y),3FF(C),000
(Y)及び000(C)は、16進表示された固定値情
報であり、XYZ(Y)及びXYZ(C)は、16進表
示された可変値情報であって、フィールドの識別,フィ
ールドブランキング期間の識別、及び、SAV及びEA
Vの識別を示す。
【0012】斯かるYデータ系列及びPB /PR データ
系列が伝送されるに際しては、Yデータ系列及びPB
R データ系列に、各々のEAV及びSAVが配される
ラインブランキング期間に対応する部分が同期せしめら
れたもとでのワード多重化処理が施され、図37 に示さ
れる如くのワード多重データ系列が、10ビット量子化
ディジタル信号として形成される。そして、ワード多重
データ系列に従う10ビット量子化ディジタル信号とさ
れたディジタルビデオ信号が、例えば、規格化されたH
Dシリアルディジタルインターフェース(HDSDI:
High Definition Serial Digital Interface) に従うも
のとしてシリアルディジタルデータに変換されて伝送さ
れるべく送出される。
【0013】図37に示される如く、ワード多重データ
系列にあっては、各ビデオデータ期間に対応する部分の
直前に、各々が10ビット構成とされる8ワード(3F
F(C),3FF(Y),000(C),000
(Y),000(C),000(Y),XYZ(C),
XYZ(Y))から成る多重タイミング基準コードデー
タ(多重SAV)が配されるとともに、各ビデオデータ
期間に対応する部分の直後に、各々が10ビット構成と
される8ワード(3FF(C),3FF(Y),000
(C),000(Y),000(C),000(Y),
XYZ(C),XYZ(Y))から成る多重タイミング
基準コードデータ(多重EAV)が配されることにな
る。
【0014】また、ディジタルビデオ信号の一つである
D1信号は、輝度信号成分をあらわす10ビットワード
列データとされたYデータ系列と、色差信号成分をあら
わす10ビットワード列データとされたCB /CR デー
タ系列とに、ワード多重化処理が施されるとともに、そ
の結果得られるワード多重化データ系列のうちの所定の
部分が、SAV及びEAVによって置換されて得られる
ものとされる。SAV及びEAVは、ワード同期データ
の役割を果たす。
【0015】そして、D1信号は、10ビットワード列
データの形式をとり、例えば、図38に示される如くの
データフォーマットに従ったディジタルデータにより形
成される。図38には、D1信号における各ライン期間
中のラインブランキング期間及びその前後におけるビデ
オデータ期間の一部に対応する部分が示されている。斯
かる部分においては、各ビデオデータ期間に対応する部
分の直前に、各々が10ビット構成とされる4ワード
(3FF,000,000,XYZ)から成るSAVが
配されるとともに、各ビデオデータ期間に対応する部分
の直後に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3
FF,000,000,XYZ)から成るEAVが配さ
れる。3FF及び000は、16進表示された固定値情
報であり、XYZは、16進表示された可変値情報であ
って、フィールドの識別,フィールドブランキング期間
の識別、及び、SAV及びEAVの識別を示す。
【0016】斯かるD1信号も、伝送されるに際して
は、例えば、規格化されたシリアルディジタルインター
フェース(SDI: Serial Digital Interface) に従う
ものとしてシリアルディジタルデータに変換されて伝送
されるべく送出される。
【0017】ビデオカメラから得られるビデオ信号が、
上述の如くのHD信号,D1信号等の形式をとるディジ
タルビデオ信号とされる場合には、リターンビデオ信号
もディジタル信号、即ち、ディジタルリターンビデオ信
号とされる。また、ディジタルビデオ信号及びディジタ
ルリターンビデオ信号とともに伝送されるオーディオ信
号もしくは制御信号も、ディジタルオーディオ信号もし
くはディジタル制御信号とされる。そして、これらのデ
ィジタルリターンビデオ信号,ディジタルオーディオ信
号もしくはディジタル制御信号等も、伝送されるに際し
ては夫々がシリアルディジタルデータとされる。
【0018】そして、ビデオカメラから得られるHD信
号,D1信号等の形式をとるディジタルビデオ信号を、
ディジタルリターンビデオ信号及びディジタルオーディ
オ信号もしくはディジタル制御信号とともに、例えば、
CCUと中継ユニットとの間において双方向伝送するに
あたっては、ディジタルビデオ信号,ディジタルリター
ンビデオ信号及びディジタルオーディオ信号もしくはデ
ィジタル制御信号の夫々をシリアルディジタルデータに
するとともに光信号に変換し、伝送信号容量が大で優れ
た伝送効率が得られる光信号伝送ケーブルを通じて伝送
することが提案されている。その際には、CCUと中継
ユニットとを連結する光信号伝送ケーブルを形成するも
のとして、所謂、光ファイバーが用いられる。
【0019】このような光信号伝送ケーブルを形成する
光ファイバーは、例えば、石英系シングルモードファイ
バー(石英系SMF)とされる。この石英系SMFは、
例えば、コア径を10μmとし、クラッド径を125μ
mとして、伝播モードを一つとするものとされ、伝送周
波数帯域が広く、伝播損失が低く抑えられるという特徴
を有している。従って、光信号による高速・長距離通信
の用途に向いており、ビデオカメラから得られるディジ
タルビデオ信号等に基づく光信号の伝送に適している。
【0020】石英系SMFは、例えば、図39に示され
る減衰特性に従った光信号の減衰を生じ、また、図40
に示される分散特性に従った光信号の分散を生じる。光
信号の分散とは、光信号の周波数スペクトルの広がりと
光ファイバーの材料及び構造に起因して生じる光信号の
伝播時間の広がりあるいは波形歪みである。図39に示
される減衰特性にあっては、波長を略1.3μmとする
光及び波長を略1.55μmとする光に対して減衰の極
小値を示している。また、図40に示される分散特性に
あっては、波長を略1.3μmとする光の分散が最小と
なる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くにして、例
えば、ビデオカメラから得られるHD信号あるいはD1
信号とされるディジタルビデオ信号,ディジタルリター
ンビデオ信号及びディジタルオーディオ信号もしくはデ
ィジタル制御信号をあらわす複数のシリアルディジタル
データの夫々を光信号に変換し、光信号伝送ケーブルを
用いてCCUと中継ユニットとの間において双方向伝送
するにあたっては、CCUと中継ユニットとの間におい
て、複数の光信号が双方向伝送に供されることになる。
その際、従前の手法によるのでは、伝送されるべき複数
のシリアルディジタルデータの一部が多重化されるとし
ても、CCUと中継ユニットとの間に複数の光信号伝送
ケーブルが並列的に配されることが必要とされ、それに
より、大なるケーブル設置用スペースが要されるととも
に、コストが嵩むことになってしまう。
【0022】そこで、例えば、ビデオカメラから得られ
るディジタルビデオ信号,ディジタルリターンビデオ信
号及びディジタルオーディオ信号もしくはディジタル制
御信号をあらわす複数のシリアルディジタルデータの夫
々に基づく複数の光信号についての、CCUと中継ユニ
ットとの間における光信号伝送ケーブルを用いての双方
向伝送を、光信号伝送ケーブルの数を最小限に抑えるべ
く、効率良く行える光信号伝送システムが望まれるとこ
ろとなるが、従来にあっては、このような光信号伝送シ
ステムは見当たらない。
【0023】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、例えば、光信号伝送ケーブルを用い
て、複数のシリアルディジタルデータに基づく複数の光
信号を、共通の光信号伝送ケーブルについて双方向に伝
送することができ、それゆえ、例えば、ビデオカメラか
ら得られるディジタルビデオ信号,ディジタルリターン
ビデオ信号及びディジタルオーディオ信号もしくはディ
ジタル制御信号をあらわす複数のシリアルディジタルデ
ータの夫々が変換されて得られる複数の光信号の、CC
Dと中継ユニットとの間における光信号伝送ケーブルを
用いての双方向伝送に適用される際には、その双方向伝
送を、光信号伝送ケーブルの数を最小限に抑えるべく、
効率良く行えることになる光信号伝送方法、及び、斯か
る方法の実施に供される光信号伝送装置を提供する。
【0024】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1または請求項2に記載された発明に係る
光信号伝送方法は、第1のシリアルディジタルデータを
第1の中心波長を有する第1の光信号に変換し、第2の
シリアルディジタルデータを第1の中心波長とは異なる
第2の中心波長を有する第2の光信号に変換し、第3の
シリアルディジタルデータを第1及び第2の中心波長の
夫々とは異なる第3の中心波長を有する第3の光信号に
変換して、第1の光信号と第2の光信号とを合波して光
信号伝送ケーブルに送出し、光信号伝送ケーブルの一端
側から他端側へと伝送するとともに、第3の光信号を光
信号伝送ケーブルに送出して、光信号伝送ケーブルの他
端側から一端側へと伝送し、光信号伝送ケーブルの他端
側に伝送された第1の光信号と第2の光信号とに夫々基
づく第1のシリアルディジタルデータと第2のシリアル
ディジタルデータとを再生するとともに、光信号伝送ケ
ーブルの一端側に伝送された第3の光信号に基づく第3
のシリアルディジタルデータを再生するものとされる。
【0025】本願の特許請求の範囲における請求項3か
ら請求項16までのいずれかに記載された発明に係る光
信号伝送方法は、第1のシリアルディジタルデータを第
1の中心波長を有する第1の光信号に変換して、第1の
光信号を、第1,第2及び第3の入出力端を有した第1
の双方向性波長多重カップラーを第1の入出力端から第
3の入出力端へと通じるものとし、第2のシリアルディ
ジタルデータを第1の中心波長とは異なる第2の中心波
長を有する第2の光信号に変換して、第1の双方向性波
長多重カップラーの第3の入出力端に導出される第1の
光信号と第2の光信号とを、第4,第5及び第6の入出
力端を有する第2の双方向性波長多重カップラーに夫々
第4及び第5の入出力端を通じて導入されて、第6の入
出力端に多重光信号として導出されるものとし、その多
重光信号を光信号伝送ケーブルに送出してその光信号伝
送ケーブルの一端側から他端側へと伝送し、第3のシリ
アルディジタルデータを第1及び第2の中心波長の夫々
とは異なる第3の中心波長を有する第3の光信号に変換
して、第3の光信号を、第7,第8及び第9の入出力端
を有する第3の双方向性波長多重カップラーを第8の入
出力端から第9の入出力端へと通じるものとし、第3の
双方向性波長多重カップラーの第9の入出力端に得られ
る第3の光信号を、第10,第11及び第12の入出力
端を有する第4の双方向性波長多重カップラーを第10
の入出力端から第12の入出力端へと通じるものとし
て、第12の入出力端に導出される第3の光信号を、光
信号伝送ケーブルに送出してその光信号伝送ケーブルの
他端側から一端側へと伝送し、光信号伝送ケーブルの他
端側に伝送された多重光信号を、第4の双方向性波長多
重カップラーに第12の入出力端を通じて導かれて、再
生された第1及び第2の光信号に分波されるものとし、
再生された第1の光信号を、第3の双方向性波長多重カ
ップラーを第9の入出力端から第7の入出力端へと通じ
るものとして、第7の入出力端を通じて導出するととも
に、再生された第2の光信号を、第4の双方向性波長多
重カップラーの第11の入出力端を通じて導出し、光信
号伝送ケーブルの一端側に伝送された第3の光信号を、
第2の双方向性波長多重カップラーを第6の入出力端か
ら第4の入出力端へと通じるものとして、第4の入出力
端を通じて得られる第3の光信号を、第1の双方向性波
長多重カップラーを第3の入出力端から第2の入出力端
へと通じるものとして、第2の入出力端を通じて導出す
るものとされる。
【0026】本願の特許請求の範囲における請求項17
から請求項20までのいずれかに記載された発明に係る
光信号伝送方法は、複数の第1のシリアルディジタルデ
ータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータ
を形成し、その複合シリアルデータを第1の中心波長を
有する第1の光信号に変換し、複数の第2のシリアルデ
ィジタルデータに多重化処理を施して第1の多重シリア
ルデータを形成し、その第1の多重シリアルデータを第
1の中心波長とは異なる第2の中心波長を有する第2の
光信号に変換し、第1の光信号と第2の光信号とに合波
処理を施して多重光信号を得、多重光信号を、第1,第
2及び第3の入出力端を有した第1の双方向性波長多重
カップラーを第1の入出力端から第3の入出力端へと通
じるものとして、第3の入出力端に導出される多重光信
号を光信号伝送ケーブルに送出してその一端側から他端
側へと伝送し、複数の第3のシリアルディジタルデータ
に多重化処理を施して第2の多重シリアルデータを形成
し、その第2の多重シリアルデータを第1及び第2の中
心波長の夫々とは異なる第3の中心波長を有する第3の
光信号に変換し、第3の光信号を、第4,第5及び第6
の入出力端を有した第2の双方向性波長多重カップラー
を第5の入出力端から第6の入出力端へと通じるものと
して、第6の入出力端に導出される第3の光信号を光信
号伝送ケーブルに送出してその他端側から一端側へと伝
送し、光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された多重光
信号を、第2の双方向性波長多重カップラーを第6の入
出力端から第4の入出力端へと通じるものとし、第4の
入出力端を通じて導出される多重光信号を分波して、第
1の光信号と第2の光信号とを得るとともに、光信号伝
送ケーブルの一端側に伝送された第3の光信号を、第1
の双方向性波長多重カップラーを第3の入出力端から第
2の入出力端へと通じるものとして、第2の入出力端を
通じて第3の光信号を導出するものとされる。
【0027】本願の特許請求の範囲における請求項21
から請求項24までのいずれかに記載された発明に係る
光信号伝送方法は、複数の第1のシリアルディジタルデ
ータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデータ
を形成し、その複合シリアルデータを第1の中心波長を
有する第1の光信号に変換して、第1の光信号を、第
1,第2及び第3の入出力端を有した第1の双方向性波
長多重カップラーを第1の入出力端から第3の入出力端
へと通じるものとし、複数の第2のシリアルディジタル
データに多重化処理を施して第1の多重シリアルデータ
を形成し、その第1の多重シリアルデータを第1の中心
波長とは異なる第2の中心波長を有する第2の光信号に
変換し、第2の光信号と第1の双方向性波長多重カップ
ラーの第3の入出力端に導出される第1の光信号とを、
第4,第5及び第6の入出力端を有する第2の双方向性
波長多重カップラーに夫々第4及び第5の入出力端を通
じて導入されて、第6の入出力端に多重光信号として導
出されるものとし、多重光信号を、光信号伝送ケーブル
に送出してその一端側から他端側へと伝送し、複数の第
3のシリアルディジタルデータに多重化処理を施して第
2の多重シリアルデータを形成し、その第2の多重シリ
アルデータを第1及び第2の中心波長の夫々とは異なる
第3の中心波長を有する第3の光信号に変換し、第3の
光信号を、第7,第8及び第9の入出力端を有する第3
の双方向性波長多重カップラーを第8の入出力端から第
9の入出力端へと通じるものとし、第3の双方向性波長
多重カップラーの第9の入出力端に得られる第3の光信
号を、第10,第11及び第12の入出力端を有する第
4の双方向性波長多重カップラーを第11の入出力端か
ら第12の入出力端へと通じるものとして、第12の入
出力端に導出される第3の光信号を、光信号伝送ケーブ
ルに送出してその他端側から一端側へと伝送し、光信号
伝送ケーブルの他端側に伝送された多重光信号を、第4
の双方向性波長多重カップラーに第12の入出力端を通
じて導入されて、再生された第1及び第2の光信号に分
波されるものとし、再生された第1の光信号を、第3の
双方向性波長多重カップラーを第9の入出力端から第7
の入出力端へと通じるものとして、第7の入出力端を通
じて導出するとともに、再生された第2の光信号を、第
4の双方向性波長多重カップラーの第10の入出力端を
通じて導出し、光信号伝送ケーブルの一端側に伝送され
た第3の光信号を、第2の双方向性波長多重カップラー
を第6の入出力端から第4の入出力端へと通じるものと
して、第4の入出力端を通じて得られる第3の光信号
を、第1の双方向性波長多重カップラーを第3の入出力
端から第2の入出力端へと通じるものとして、第2の入
出力端を通じて導出するものとされる。
【0028】本願の特許請求の範囲における請求項25
または請求項26に記載された発明に係る光信号伝送装
置は、第1のシリアルディジタルデータを第1の中心波
長を有する第1の光信号に変換する第1の電光変換部
と、第2のシリアルディジタルデータを第1の中心波長
とは異なる第2の中心波長を有する第2の光信号に変換
する第2の電光変換部と、第3のシリアルディジタルデ
ータを第1及び第2の中心波長の夫々とは異なる第3の
中心波長を有する第3の光信号に変換する第3の電光変
換部と、第1の光信号と第2の光信号とを合波して光信
号伝送ケーブルに送出し、光信号伝送ケーブルの一端側
から他端側へと伝送する第1の光信号処理手段と、第3
の光信号を光信号伝送ケーブルに送出して、光信号伝送
ケーブルの他端側から一端側へと伝送する第2の光信号
処理手段と、光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された
第1の光信号と第2の光信号とに夫々基づく第1のシリ
アルディジタルデータと第2のシリアルディジタルデー
タとを再生する第1のデータ再生手段と、光信号伝送ケ
ーブルの一端側に伝送された第3の光信号に基づく第3
のシリアルディジタルデータを再生する第2のデータ再
生手段と、を備えて構成される。
【0029】本願の特許請求の範囲における請求項27
から請求項30までのいずれかに記載された発明に係る
光信号伝送装置は、第1のシリアルディジタルデータを
第1の中心波長を有する第1の光信号に変換する第1の
電光変換部と、第1,第2及び第3の入出力端を有し、
第1の光信号が第1の入出力端から第3の入出力端へと
通じる第1の双方向性波長多重カップラーと、第2のシ
リアルディジタルデータを第1の中心波長とは異なる第
2の中心波長を有する第2の光信号に変換する第2の電
光変換部と、第4,第5及び第6の入出力端を有し、第
1の双方向性波長多重カップラーの第3の入出力端に導
出される第1の光信号と第2の光信号とが夫々第4及び
第5の入出力端を通じて導入され、第1及び第2の光信
号を多重光信号として第6の入出力端に導出する第2の
双方向性波長多重カップラーと、第3のシリアルディジ
タルデータを第1及び第2の中心波長の夫々とは異なる
第3の中心波長を有する第3の光信号に変換する第3の
電光変換部と、第7,第8及び第9の入出力端を有し、
第3の光信号が第8の入出力端から第9の入出力端へと
通じる第3の双方向性波長多重カップラーと、第10,
第11及び第12の入出力端を有し、第3の双方向性波
長多重カップラーの第9の入出力端に得られる第3の光
信号が、第10の入出力端から第12の入出力端へと通
じる第4の双方向性波長多重カップラーと、第2の双方
向性波長多重カップラーの第6の入出力端に導出される
多重光信号を一端側から他端側へと伝送するとともに、
第4の双方向性波長多重カップラーの第12の入出力端
に導出される第3の光信号を他端側から一端側へと伝送
する光信号伝送ケーブルとを備え、第2の双方向性波長
多重カップラーが、光信号伝送ケーブルの一端側に伝送
されて第6の入出力端から導入される第3の光信号を第
4の入出力端へと導出するとともに、第1の双方向性波
長多重カップラーが、第2の双方向性波長多重カップラ
ーの第4の入出力端に導出されて第3の入出力端から導
入される第3の光信号を第2の入出力端へと導出し、第
4の双方向性波長多重カップラーが、光信号伝送ケーブ
ルの他端側に伝送されて第12の入出力端から導入され
る多重光信号を第1の光信号と第2の光信号とに分波し
て夫々第10の入出力端と第11の入出力端とに導出す
るとともに、第3の双方向性波長多重カップラーが、第
4の双方向性波長多重カップラーの第10の入出力に導
出されて第9の入出力端から導入される第1の光信号を
第7の入出力端へと導出するものとされる。
【0030】本願の特許請求の範囲における請求項31
または請求項32に記載された発明に係る光信号伝送装
置は、複数の第1のシリアルディジタルデータにビット
多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成するビ
ット多重部と、複合シリアルデータを第1の中心波長を
有する第1の光信号に変換する第1の電光変換部と、複
数の第2のシリアルディジタルデータに多重化処理を施
して第1の多重シリアルデータを形成する第1のデータ
多重部と、第1の多重シリアルデータを第1の中心波長
とは異なる第2の中心波長を有する第2の光信号に変換
する第2の電光変換部と、第1の光信号と第2の光信号
とに合波処理を施して多重光信号を得る合波部と、第
1,第2及び第3の入出力端を有し、多重光信号を第1
の入出力端から第3の入出力端へと通じるものとなす第
1の双方向性波長多重カップラーと、複数の第3のシリ
アルディジタルデータに多重化処理を施して第2の多重
シリアルデータを形成する第2のデータ多重部と、第2
の多重シリアルデータを第1及び第2の中心波長の夫々
とは異なる第3の中心波長を有する第3の光信号に変換
する第3の電光変換部と、第4,第5及び第6の入出力
端を有し、第3の光信号を第5の入出力端から第6の入
出力端へと通じるものとなす第2の双方向性波長多重カ
ップラーと、第2の双方向性波長多重カップラーの第4
の入出力端に連結された分波部と、第1の双方向性波長
多重カップラーの第3の入出力端に導出される多重光信
号を一端側から他端側へと伝送するとともに、第2の双
方向性波長多重カップラーの第6の入出力端に導出され
る第3の光信号を他端側から一端側へと伝送する光信号
伝送ケーブルとを備え、第1の双方向性波長多重カップ
ラーが、光信号伝送ケーブルの一端側に伝送されて第3
の入出力端から導入される第3の光信号を第2の入出力
端へと導出し、第2の双方向性波長多重カップラーが、
光信号伝送ケーブルの他端側に伝送されて第6の入出力
端から導入される多重光信号を第4の入出力端へと導出
し、分波部が、第2の双方向性波長多重カップラーの第
4の入出力端に導出される多重光信号を分波して第1の
光信号と第2の光信号とを得るものとされる。
【0031】本願の特許請求の範囲における請求項33
または請求項34に記載された発明に係る光信号伝送装
置は、複数の第1のシリアルディジタルデータにビット
多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成するビ
ット多重部と、複合シリアルデータを第1の中心波長を
有する第1の光信号に変換する第1の電光変換部と、第
1,第2及び第3の入出力端を有し、第1の光信号を第
1の入出力端から第3の入出力端へと通じるものとなす
第1の双方向性波長多重カップラーと、複数の第2のシ
リアルディジタルデータに多重化処理を施して第1の多
重シリアルデータを形成する第1のデータ多重部と、第
1の多重シリアルデータを第1の中心波長とは異なる第
2の中心波長を有する第2の光信号に変換する第2の電
光変換部と、第4,第5及び第6の入出力端を有し、第
2の光信号と第1の双方向性波長多重カップラーの第3
の入出力端に導出される第1の多重光信号とを、夫々第
4及び第5の入出力端を通じて導入されて第6の入出力
端に多重光信号として導出されるものとなす第2の双方
向性波長多重カップラーと、複数の第3のシリアルディ
ジタルデータに多重化処理を施して第2の多重シリアル
データを形成する第2のデータ多重部と、第2の多重シ
リアルデータを第1及び第2の中心波長の夫々とは異な
る第3の中心波長を有する第3の光信号に変換する第3
の電光変換部と、第7,第8及び第9の入出力端を有
し、第3の光信号を第8の入出力端から第9の入出力端
へと通じるものとなす第3の双方向性波長多重カップラ
ーと、第10,第11及び第12の入出力端を有し、第
3の双方向性波長多重カップラーの第9の入出力端に得
られる第3の光信号を第11の入出力端から第12の入
出力端へと通じるものとなす第4の双方向性波長多重カ
ップラーと、第2の双方向性波長多重カップラーの第6
の入出力端に導出される多重光信号を一端側から他端側
へと伝送するとともに、第4の双方向性波長多重カップ
ラーの第12の入出力端に導出される第3の光信号を他
端側から一端側へと伝送する光信号伝送ケーブルとを備
え、第2の双方向性波長多重カップラーが、光信号伝送
ケーブルの一端側に伝送されて第6の入出力端から導入
される第3の光信号を第4の入出力端へと導出するとと
もに、第1の双方向性波長多重カップラーが、第2の双
方向性波長多重カップラーの第4の入出力端に導出され
て第3の入出力端から導入される第3の光信号を第2の
入出力端へと導出し、第4の双方向性波長多重カップラ
ーが、光信号伝送ケーブルの他端側に伝送されて第12
の入出力端から導入される多重光信号を第1の光信号と
第2の光信号とに分波して夫々第11の入出力端と第1
0の入出力端とに導出するとともに、第3の双方向性波
長多重カップラーが、第4の双方向性波長多重カップラ
ーの第11の入出力端に導出されて第9の入出力端から
導入される第1の光信号を第7の入出力端へと導出する
ものとされる。
【0032】上述の如くの本願の特許請求の範囲におけ
る請求項1から請求項24までのいずれかに記載された
発明に係る光信号伝送方法、もしくは、本願の特許請求
の範囲における請求項25から請求項34までのいずれ
かに記載された発明に係る光信号伝送装置にあっては、
第1のシリアルディジタルデータ、もしくは、複数の第
1のシリアルディジタルデータにビット多重合成処理が
施されて得られる複合シリアルデータに基づく第1の中
心波長を有した第1の光信号と、第2のシリアルディジ
タルデータ、もしくは、複数の第2のシリアルディジタ
ルデータに多重化処理が施されて得られる多重シリアル
データに基づく第2の中心波長を有した第2の光信号
と、第3のシリアルディジタルデータ、もしくは、複数
の第3のシリアルディジタルデータに多重化処理が施さ
れて得られる多重シリアルデータに基づく第3の中心波
長を有した第3の光信号とが形成され、第1の光信号及
び第2の光信号が合波されて多重光信号として共通の光
信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送されると
ともに、第3の光信号が共通の光信号伝送ケーブルの他
端側から一端側へと伝送される。
【0033】その際、例えば、共通の光信号伝送ケーブ
ルの一端側と他端側との夫々に双方向性波長多重カップ
ラーが配されて、共通の光信号伝送ケーブルの一端側に
配された双方向性波長多重カップラーにより、第1の光
信号及び第2の光信号が合波されて形成された多重光信
号の共通の光信号伝送ケーブルの一端側への送出と第3
の光信号の共通の光信号伝送ケーブルの一端側からの導
出とが行なわれ、また、共通の光信号伝送ケーブルの他
端側に配された双方向性波長多重カップラーにより、第
3の光信号の共通の光信号伝送ケーブルの他端側への送
出と第1の光信号及び第2の光信号が合波されて形成さ
れた多重光信号の共通の光信号伝送ケーブルの他端側か
らの導出とが行なわれる。
【0034】このようにして、共通の光信号伝送ケーブ
ルの一端側から他端側に送出される第1の光信号及び第
2の光信号が合波されて形成された多重光信号は、例え
ば、単数もしくは複数の第1のシリアルディジタルデー
タ、及び、単数もしくは複数の第2のシリアルディジタ
ルデータの再生に供され、また、共通の光信号伝送ケー
ブルの他端側から一端側に送出される第3の光信号は、
例えば、単数もしくは複数の第3のシリアルディジタル
データの再生に供される。
【0035】そして、上述の本願の特許請求の範囲に記
載された発明に係る光信号伝送方法もしくは光信号伝送
装置が、例えば、ビデオカメラから得られるディジタル
ビデオ信号,ディジタルリターンビデオ信号及びディジ
タルオーディオ信号もしくはディジタル制御信号をあら
わす複数のシリアルディジタルデータの夫々が変換され
て得られる複数の光信号の、CCDと中継ユニットとの
間における光信号伝送ケーブルを用いての双方向伝送に
適用される際には、その双方向伝送を、光信号伝送ケー
ブルの数を最小限に抑えることができるもとで、効率良
く行えることになる。
【0036】
【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項8までのいずれかに記載され
た発明に係る光信号伝送方法の一例が実施される、本願
の特許請求の範囲における請求項25から請求項30ま
でのいずれかに記載された発明に係る光信号伝送装置の
一例を示す。
【0037】図1に示される例は、CCU側送受信部1
1と中継ユニット側送受信部12との間において、複数
のシリアルディジタルデータの双方向伝送を行うものと
されている。
【0038】CCU側送受信部11にあっては、シリア
ルディジタルデータDVAが電光変換部(E/O変換
部)13に供給される。シリアルディジタルデータDV
Aは、例えば、ビデオカメラから送出されるディジタル
ビデオ信号であるHD信号がシリアル化されて得られる
シリアルHD信号であって、ビット伝送レートを、例え
ば、1.485Gbpsとするものとされる。
【0039】E/O変換部13は、シリアルディジタル
データDVAに電光変換処理を施し、ビット伝送レート
を1.485Gbpsとし、例えば、略1.55μmと
される中心波長を有した光信号OVAを形成する。
【0040】E/O変換部13は、その一例が、例え
ば、図2に示される如くに、レーザ駆動部14と1.5
5μm帯分布帰還型(DFB)レーザダイオード15と
を備えて構成される。そして、シリアルディジタルデー
タDVAがレーザ駆動部14に供給され、レーザ駆動部
14からシリアルディジタルデータDVAに応じたレー
ザ駆動信号SLDAが得られて、それが1.55μm帯
DFBレーザダイオード15に供給される。
【0041】1.55μm帯DFBレーザダイオード1
5は、単波長モードで発振して、例えば、図3に示され
る如くの、中心波長を略1.55μmとするレーザ光を
発し、中心波長の温度特性は、例えば、0.2nm/℃
程度である。レーザ駆動信号SLDAが供給された1.
55μm帯DFBレーザダイオード15は、中心波長を
略1.55μmとする1.55μm帯のレーザ光を、レ
ーザ駆動信号SLDAにより変調された状態をもって発
し、それにより、E/O変換部13からシリアルディジ
タルデータDVAに基づく、中心波長を略1.55μm
とした光信号OVAが、ビット伝送レートを1.485
Gbpsとするもとで得られる。この光信号OVAは、
双方向性波長多重カップラー(双方向性WDMカップラ
ー)16に供給される。
【0042】双方向性WDMカップラー16は、例え
ば、図4に示される如くの等価ブロック接続によってあ
らわされる構成を有している。図4に示される等価ブロ
ック接続にあっては、方向性結合部17が備えられてお
り、方向性結合部17の一端部側に、光ファイバー及び
光コネクタ18を介して接続された入出力端19と光フ
ァイバー及び光コネクタ20を介して接続された入出力
端21とが設けられており、また、方向性結合部17の
他端部側に、光ファイバー及び光コネクタ22を介して
接続された入出力端23が設けられている。方向性結合
部17は、光コネクタ18に接続された光ファイバーと
光コネクタ20に接続された光ファイバーとが相互結合
して、光コネクタ22に接続される部分である。
【0043】そして、E/O変換部13からの、ビット
伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略
1.55μmとする光信号OVAが、入出力端19から
光コネクタ18を通じて方向性結合部17に導かれる。
方向性結合部17にあっては、光コネクタ18からの光
ファイバーを通じた光信号OVAが、光コネクタ18か
らの光ファイバーと光コネクタ20からの光ファイバー
とが相互結合して成る光ファイバーを通じて光コネクタ
22へと導かれる。それにより、方向性結合部17を通
過した光信号OVAが、光コネクタ22を通じて入出力
端23に導出される。このようにして入出力端23に導
出される光信号OVAは、双方向性WDMカップラー1
6から送出されて、双方向性WDMカップラー24に供
給される。
【0044】また、CCU側送受信部11にあっては、
シリアルディジタルデータDVAとは別種の二系統のシ
リアルディジタルデータDAA及びDABが、データ多
重部25に供給される。シリアルディジタルデータDA
A及びDABの夫々は、例えば、ディジタルオーディオ
信号に基づくシリアルディジタルオーディオデータとさ
れる。
【0045】データ多重部25にあっては、シリアルデ
ィジタルデータDAAとシリアルディジタルデータDA
Bとに多重化処理を施して、その結果得られるシリアル
ディジタルデータである多重シリアルデータDAMを、
例えば、ビット伝送レートを数十Mbpsとするものと
して送出する。データ多重部25における多重化処理
は、例えば、シリアルディジタルデータDAAとシリア
ルディジタルデータDABとの夫々をシリアル/パラレ
ル(S/P)変換して一旦パラレルディジタルデータに
し、それらにマッピング処理を施して多重パラレルディ
ジルデータを形成し、その多重パラレルディジルデータ
をパラレル/シリアル(P/S)変換することによっ
て、多重シリアルデータDAMを得るものとされる。
【0046】データ多重部25から送出される多重シリ
アルデータDAMは、E/O変換部)26に供給され
る。E/O変換部26は、多重シリアルデータDAMに
電光変換処理を施し、ビット伝送レートを数十Mbps
とし、例えば、略0.83μmとされる中心波長を有し
た光信号OAMを形成する。
【0047】E/O変換部26は、その一例が、例え
ば、図5に示される如くに、レーザ駆動部27と0.8
3μm帯ファブリペロー(FP)レーザダイオード28
とを備えて構成される。そして、多重シリアルデータD
AMがレーザ駆動部27に供給され、レーザ駆動部27
から多重シリアルデータDAMに応じたレーザ駆動信号
SLDMが得られて、それが0.83μm帯FPレーザ
ダイオード28に供給される。
【0048】0.83μm帯FPレーザダイオード28
は、多波長モードで発振して、例えば、図6に示される
如くの、中心波長を略0.83μmとする約8nmに亙
る波長スペクトルを有したレーザ光を発生する。レーザ
駆動信号SLDMが供給された0.83μm帯FPレー
ザダイオード28は、中心波長を略0.83μmとする
0.83μm帯のレーザ光を、レーザ駆動信号SLDM
により変調された状態をもって発し、それにより、E/
O変換部26から多重シリアルデータDAMに基づく、
中心波長を略0.83μmとした光信号OAMが、ビッ
ト伝送レートを数十Mbpsとするもとで得られる。こ
の光信号OAMは、双方向性WDMカップラー24に供
給される。
【0049】双方向性WDMカップラー24は、例え
ば、図7に示される如くの等価ブロック接続によってあ
らわされる構成を有している。図7に示される等価ブロ
ック接続にあっては、誘電体多層膜部30が設けられて
おり、誘電体多層膜部30の一端部側に、光ファイバー
及び光コネクタ31を介して接続された入出力端32
と、光ファイバー及び光コネクタ33を介して接続され
た入出力端34とが設けられており、また、誘電体多層
膜部30の他端部側に、光ファイバー及び光コネクタ3
5を介して接続された入出力端36が設けられている。
【0050】そして、双方向性WDMカップラー16か
らの、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中
心波長を略1.55μmとする光信号OVAが、入出力
端32から光コネクタ31及び光ファイバーを通じて誘
電体多層膜部30に導かれるとともに、E/O変換部2
6からの、ビット伝送レートを数十Mbpsとし、中心
波長を略0.83μmとする光信号OAMが、入出力端
34から光コネクタ33及び光ファイバーを通じて誘電
体多層膜部30に導かれる。誘電体多層膜部30にあっ
ては、光信号OVAと光信号OAMとを合波して、多重
光信号OVXを送出する。誘電体多層膜部30において
得られた多重光信号OVXは、誘電体多層膜部30から
光ファイバー及び光コネクタ35を通じて入出力端36
に導出される。
【0051】このようにして、入出力端36に導出され
る多重光信号OVXは、双方向性WDMカップラー24
から送出され、さらに、CCU側送受信部11から送出
されて、光コネクタ40へと導かれる。
【0052】光コネクタ40は、CCU側送受信部11
における双方向性WDMカップラー24と光信号伝送ケ
ーブル41の一端側とを連結している。それにより、双
方向性WDMカップラー24からの光信号OVXは、光
コネクタ40を通じて光信号伝送ケーブル41にその一
端側から送出される。光信号伝送ケーブル41は、例え
ば、石英系SMFによって形成されたものとされる。
【0053】光信号伝送ケーブル41の他端側には、そ
れと中継ユニット側送受信部12における双方向性WD
Mカップラー42とを連結する光コネクタ43が設けら
れている。それにより、光コネクタ40を通じて光信号
伝送ケーブル41にその一端側から送出された多重光信
号OVXは、光信号伝送ケーブル41の一端側から他端
側へと伝送され、その他端側から光コネクタ43を通じ
て中継ユニット側送受信部12へと導かれる。
【0054】中継ユニット側送受信部12にあっては、
光コネクタ43を通じた多重光信号OVXが双方向性W
DMカップラー42に供給される。双方向性WDMカッ
プラー42は、例えば、図8に示される如くの等価ブロ
ック接続によってあらわされる構成を有している。図8
に示される等価ブロック接続にあっては、誘電体多層膜
部45が備えられていて、誘電体多層膜部45の一端部
側に、光ファイバー及び光コネクタ46を介して接続さ
れた入出力端47が設けられており、また、誘電体多層
膜部45の他端部側に、光ファイバー及び光コネクタ4
8を介して接続された入出力端49と、光ファイバー及
び光コネクタ50を介して接続された入出力端51とが
設けられている。
【0055】そして、光コネクタ43からの多重光信号
OVXが、入出力端47から光コネクタ46及び光ファ
イバーを通じて誘電体多層膜部45に導かれる。誘電体
多層膜部45にあっては、光コネクタ46からの光ファ
イバーを通じた多重光信号OVXが、ビット伝送レート
を1.485Gbpsとし、中心波長を略1.55μm
とする光信号OVAと、ビット伝送レートを数十Mbp
sとし、中心波長を略0.83μmとする光信号OAM
とに分波される。斯かる誘電体多層膜部45における分
波により得られる光信号OVA及び光信号OAMは、光
信号OVAが、誘電体多層膜部45から光ファイバー及
び光コネクタ48を通じて入出力端49に導出されると
ともに、光信号OAMが、誘電体多層膜部45から光フ
ァイバー及び光コネクタ50を通じて入出力端51に導
出される。
【0056】入出力端49に導出される、ビット伝送レ
ートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.55
μmとする光信号OVAは、双方向性WDMカップラー
42から送出されて双方向性WDMカップラー52に導
かれ、また、入出力端51に導出される、ビット伝送レ
ートを数十Mbpsとし、中心波長を略0.83μmと
する光信号OAMは、双方向性WDMカップラー42か
ら送出されてO/E変換部61に導かれる。
【0057】双方向性WDMカップラー52は、例え
ば、図9に示される如くの等価ブロック接続によってあ
らわされる構成を有している。図9に示される等価ブロ
ック接続にあっては、方向性結合部53が備えられてい
て、方向性結合部53の一端部側に、光ファイバー及び
光コネクタ54を介して接続された入出力端55が設け
られており、また、方向性結合部53の他端部側に、光
ファイバー及び光コネクタ56を介して接続された入出
力端57と、光ファイバー及び光コネクタ58を介して
接続された入出力端59とが設けられている。方向性結
合部53は、光コネクタ54に接続された光ファイバー
が分岐されて光コネクタ56と光コネクタ58との夫々
に接続される部分である。
【0058】そして、双方向性WDMカップラー42か
らの光信号OVAが、入出力端55から光コネクタ54
及び光ファイバーを通じて方向性結合部53に導かれ
る。方向性結合部53にあっては、光コネクタ54から
の光ファイバーを通じた光信号OVAが、分岐された光
ファイバーを通じて光コネクタ56へと導かれる。それ
により、方向性結合部53を通過した光信号OVAが、
光コネクタ56を通じて入出力端57に導出される。こ
のようにして入出力端57に導出される光信号OVA
は、双方向性WDMカップラー52から送出されて、光
電変換部(O/E変換部)60へと導かれる。
【0059】O/E変換部60にあっては、光信号OV
Aに光電変換処理を施して、ビット伝送レートを1.4
85Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとする光
信号OVAに基づく、ビット伝送レートを1.485G
bpsとするシリアルディジタルデータDVAを再生す
る。そして、再生されたシリアルディジタルデータDV
Aが、中継ユニット側送受信部12から送出される。
【0060】一方、O/E変換部61にあっては、光信
号OAMに光電変換処理を施して、ビット伝送レートを
数十Mbpsとし、中心波長を略0.83μmとする光
信号OAMに基づく、ビット伝送レートを数十Mbps
とする多重シリアルデータDAMを得る。O/E変換部
61から得られる多重シリアルデータDAMは、データ
分離部62に供給される。
【0061】データ分離部62にあっては、多重シリア
ルデータDAMに分離化処理を施し、その結果得られる
二つのデータである二系統のシリアルディジタルデータ
DAAとシリアルディジタルデータDABとを再生す
る。このようにして再生されるシリアルディジタルデー
タDAA及びDABは、中継ユニット側送受信部12か
ら送出される。データ分離部62における分離化処理
は、例えば、多重シリアルデータDAMをS/P変換し
て一旦パラレルディジタルデータとし、それにデマッピ
ング処理を施して二つのパラレルディジルデータに分割
し、それら二つのパラレルディジルデータの夫々をP/
S変換することによって、シリアルディジタルデータD
AA及びDABを得るものとされる。
【0062】また、中継ユニット側送受信部12にあっ
ては、6系統のシリアルディジタルデータDSA〜DS
Fがデータ多重部65に供給される。6系統のシリアル
ディジタルデータDSA〜DSFの夫々は、例えば、デ
ィジタルリターンビデオ信号を形成するD1信号がシリ
アル化されて得られるSDI信号であって、ビット伝送
レートを、例えば、270Mbpsとするものとされ
る。
【0063】データ多重部65は、例えば、図10に示
される如くの具体構成を有するものとされる。図10に
示されるデータ多重部65の具体構成例にあっては、各
々がビット伝送レートを270Mbpsとする6系統の
シリアルディジタルデータDSA〜DSFが、S/P変
換部66〜71に夫々供給される。S/P変換部66〜
71においては、シリアルディジタルデータDSA〜D
SFの夫々にS/P変換が施されてパラレルディジタル
データDPA〜DPFが形成され、S/P変換部66〜
71から夫々得られるパラレルディジタルデータDPA
〜DPFがデータマッピング部72に供給される。
【0064】データマッピング部72にあっては、S/
P変換部66〜71からの6系統のパラレルディジタル
データDPA〜DPFにマッピング処理が施されて、例
えば、ワード伝送レートを108MBpsとする20ビ
ットワード列データである多重パラレルデータDPMが
形成される。データマッピング部72から得られる多重
パラレルデータDPMは、P/S変換部73においてP
/S変換が施され、ビット伝送レートを108MBps
×20=2.16Gbpsとする多重シリアルデータD
SMとされる。そして、P/S変換部73において得ら
れる多重シリアルデータDSMが、データ多重部65か
ら送出される。
【0065】このようにして、データ多重部65から送
出されるビット伝送レートを2.16Gbpsとする多
重シリアルデータDSMは、E/O変換部75に供給さ
れる。E/O変換部75にあっては、多重シリアルデー
タDSMに電光変換処理を施す。
【0066】E/O変換部75は、例えば、図11に示
される如くに、レーザ駆動部76と1.3μm帯FPレ
ーザダイオード77とを備えて構成される。そして、デ
ータ多重部65からの多重シリアルデータDSMが、レ
ーザ駆動部76に供給され、レーザ駆動部76から多重
シリアルデータDSMに応じたレーザ駆動信号SLDS
が得られて、それが1.3μm帯FPレーザダイオード
77に供給される。
【0067】1.3μm帯FPレーザダイオード77
は、多波長モードで発振して、例えば、図12に示され
る如くの、中心波長を略1.31μmとする約8nmに
亙る波長スペクトルを有したレーザ光を発し、中心波長
の温度特性は、例えば、0.4nm/℃程度である。レ
ーザ駆動信号SLDSが供給された1.3μm帯FPレ
ーザダイオード77は、中心波長を略1.31μmとす
る1.3μm帯のレーザ光を、レーザ駆動信号SLDS
により変調された状態をもって発し、それにより、E/
O変換部75から、多重シリアルデータDSMに基づ
く、中心波長を略1.3μmとした光信号OSMが、ビ
ット伝送レートを2.16Gbpsとしたもとで得られ
る。この光信号OSMは、双方向性WDMカップラー5
2に供給される。
【0068】双方向性WDMカップラー52において
は、E/O変換部75からの、ビット伝送レートを2.
16Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信
号OSMが、図9に示される入出力端59から、光コネ
クタ58及び光ファイバーを通じて方向性結合部53に
導かれる。方向性結合部53にあっては、光コネクタ5
8からの光ファイバーを通じた光信号OSMが、光コネ
クタ58からの光ファイバーと光コネクタ56からの光
ファイバーとが相互結合して成る光ファイバーを通じて
光コネクタ54へと導かれる。それにより、方向性結合
部53を通過した光信号OSMが、光ファイバー及び光
コネクタ54を通じて入出力端55に導出される。この
ようにして入出力端55に導出される光信号OSMは、
双方向性WDMカップラー52から送出されて、双方向
性WDMカップラー42に供給される。
【0069】双方向性WDMカップラー42において
は、双方向性WDMカップラー52からの、ビット伝送
レートを2.16Gbpsとし、中心波長を略1.3μ
mとする光信号OSMが、図8に示される入出力端49
から、光コネクタ48及び光ファイバーを通じて誘電体
多層膜部45に導かれる。そして、誘電体多層膜部45
を通じた光信号OSMが、光ファイバー及び光コネクタ
46を通じて入出力端47に導出される。このようにし
て入出力端47に導出される光信号OSMは、双方向性
WDMカップラー42から送出される。
【0070】中継ユニット側送受信部12における双方
向性WDMカップラー42からの光信号OSMは、光コ
ネクタ43を通じて光信号伝送ケーブル41にその他端
側から送出されて、光信号伝送ケーブル41の他端側か
ら一端側へと伝送され、その一端側から光コネクタ40
を通じてCCU側送受信部11における双方向性WDM
カップラー24へと導かれる。
【0071】双方向性WDMカップラー24にあって
は、光コネクタ40からの、ビット伝送レートを2.1
6Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号
OSMが、図7に示される入出力端36から光コネクタ
35及び光ファイバーを通じて誘電体多層膜部30に導
かれる。そして、誘電体多層膜部30を通じた光信号O
SMが、光ファイバー及び光コネクタ31を通じて入出
力端32に導出される。このようにして入出力端32に
導出される光信号OSMは、双方向性WDMカップラー
24から送出されて、双方向性WDMカップラー16に
導かれる。
【0072】双方向性WDMカップラー16にあって
は、双方向性WDMカップラー24からの、ビット伝送
レートを2.16Gbpsとし、中心波長を略1.3μ
mとする光信号OSMが、図4に示される入出力端23
から光コネクタ22を通じて方向性結合部17に導かれ
る。方向性結合部17にあっては、光コネクタ22から
の光ファイバーを通じた光信号OSMが、分岐された光
ファイバーを通じて光コネクタ20へと導かれる。それ
により、方向性結合部17を通過した光信号OSMが、
光ファイバー及び光コネクタ20を通じて入出力端21
に導出される。このようにして入出力端21に導出され
る光信号OSMは、双方向性WDMカップラー16から
送出されて、O/E変換部78へと導かれる。
【0073】O/E変換部78にあっては、ビット伝送
レートを2.16Gbpsとし、中心波長を略1.3μ
mとする光信号OSMに光電変換処理を施して、光信号
OSMに基づく、ビット伝送レートを2.16Gbps
とする多重シリアルデータDSMを再生する。そして、
再生された多重シリアルデータDSMは、データ分離部
79に供給される。データ分離部79は、例えば、図1
3に示される如くの具体構成を有するものとされる。
【0074】図13に示されるデータ分離部79の具体
構成例にあっては、O/E変換部78からの多重シリア
ルデータDSMが、S/P変換部80に供給される。S
/P変換部80にあっては、多重シリアルデータDSM
にS/P変換を施して、多重シリアルデータDSMに基
づく、ワード伝送レートを108MBpsとする20ビ
ットワード列データである多重パラレルデータDPMが
得られる。
【0075】S/P変換部80からの多重パラレルデー
タDPMは、データデマッピング部81に供給される。
データデマッピング部81にあっては、多重パラレルデ
ータDPMにデマッピング処理が施されて、多重パラレ
ルデータDPMに基づく6系統のパラレルディジタルデ
ータDPA〜DPFが得られる。そして、6系統のパラ
レルディジタルデータDPA〜DPFが夫々P/S変換
部82〜87に供給される。
【0076】P/S変換部82〜87においては、パラ
レルディジタルデータDPA〜DPFの夫々にP/S変
換が施されて、パラレルディジタルデータDPA〜DP
Fに基づく6系統のシリアルディジタルデータDSA〜
DSFが、夫々、ビット伝送レートを270Mbpsと
するものとされて再生される。
【0077】このようにして、P/S変換部82〜87
において夫々再生される、各々がビット伝送レートを2
70Mbpsとする6系統のシリアルディジタルデータ
DSA〜DSFは、データ分離部79から送出され、さ
らに、CCU側送受信部11から送出される。
【0078】上述の如くに、図1に示される例において
は、例えば、ビデオカメラから送出されるディジタルビ
デオ信号であるHD信号に基づくものとされるシリアル
ディジタルデータDVAと、例えば、各々がディジタル
オーディオ信号に基づくものとされる2系統のシリアル
ディジタルデータDAA及びDABとが、CCU側送受
信部11に一端側が接続されるとともに中継ユニット側
送受信部12に他端側が接続された光信号伝送ケーブル
41を一端側から他端側へと伝送されるとともに、例え
ば、各々がディジタルリターンビデオ信号に基づくもの
とされる6系統のシリアルディジタルデータDSA〜D
SFが、光信号伝送ケーブル41を他端側から一端側へ
と伝送される。即ち、シリアルディジタルデータDVA
と、2系統のシリアルディジタルデータDAA及びDA
Bと、6系統のシリアルディジタルデータDSA〜DS
Fとが、CCU側送受信部11と中継ユニット側送受信
部12とを連結する共通の光信号伝送ケーブル41の一
端側と他端側との間において双方向伝送されるのであ
る。
【0079】なお、図1に示される例にあっては、中心
波長を略0.83μmとする光信号に変換されてCCU
側送受信部11から中継ユニット側送受信部12へと伝
送されるシリアルディジタルデータは、シリアルディジ
タルデータDAA及びDABの2系統に限られるもので
はなく、また、中心波長を略1.3μmとする光信号に
変換されて中継ユニット側送受信部12からCCU側送
受信部11へと伝送されるシリアルディジタルデータも
シリアルディジタルデータDSA〜DSFの6系統に限
られるものではない。
【0080】このような図1に示される例が、ビデオカ
メラから得られるディジタルビデオ信号,ディジタルリ
ターンビデオ信号及びディジタルオーディオ信号もしく
はディジタル制御信号をあらわす複数のシリアルディジ
タルデータの夫々が変換されて得られる複数の光信号
の、CCUと中継ユニットとの間における光信号伝送ケ
ーブルを用いての双方向伝送に適用される際には、その
双方向伝送を、光信号伝送ケーブルの数を最小限に抑え
ることができるもとで、効率良く行えることになる。
【0081】図14は、本願の特許請求の範囲における
請求項1から請求項4まで及び請求項9から請求項12
までのいずれかに記載された発明に係る光信号伝送方法
の一例が実施される、本願の特許請求の範囲における請
求項25から請求項30までのいずれかに記載された発
明に係る光信号伝送装置の他の例を示す。
【0082】図14に示される例は、CCU側送受信部
91と中継ユニット側送受信部92との間において、複
数のシリアルディジタルデータの双方向伝送を行うもの
とされている。
【0083】CCU側送受信部91にあっては、シリア
ルディジタルデータDVAがE/O変換部93に供給さ
れる。シリアルディジタルデータDVAは、例えば、ビ
デオカメラから送出されるディジタルビデオ信号である
HD信号がシリアル化されて得られるシリアルHD信号
であって、ビット伝送レートを、例えば、1.485G
bpsとするものとされる。
【0084】E/O変換部93は、図1に示されるCC
U側送受信部11におけるE/O変換部13と同様に構
成されて、シリアルディジタルデータDVAに電光変換
処理を施し、シリアルディジタルデータDVAに基づく
中心波長を略1.55μmとし、ビット伝送レートを
1.485Gbpsとする光信号OVAを得る。そし
て、E/O変換部93から得られる光信号OVAは、双
方向性WDMカップラー94に導かれる。
【0085】また、CCU側送受信部91にあっては、
シリアルディジタルデータDVAとは別種の二系統のシ
リアルディジタルデータDAA及びDABが、データ多
重部95に供給される。シリアルディジタルデータDA
A及びDABの夫々は、例えば、ディジタルオーディオ
信号に基づくシリアルディジタルオーディオデータとさ
れる。
【0086】データ多重部95は、図1に示されるCC
U側送受信部11におけるデータ多重部25と同様に構
成されて同様に動作する。そして、データ多重部95
は、シリアルディジタルデータDAAとシリアルディジ
タルデータDABとに多重化処理を施して、その結果得
られるシリアルディジタルデータである多重シリアルデ
ータDAMを、例えば、ビット伝送レートを数十Mbp
sとするものとして送出する。
【0087】データ多重部95から送出される多重シリ
アルデータDAMは、E/O変換部96に供給される。
E/O変換部96は、図1に示されるCCU側送受信部
11におけるE/O変換部26と同様に構成されて、多
重シリアルデータDAMに電光変換処理を施し、ビット
伝送レートを数十Mbpsとし、例えば、0.83μm
とされる中心波長を有した光信号OAMを形成する。E
/O変換部96において形成される光信号OAMは、双
方向性WDMカップラー97に導かれる。
【0088】双方向性WDMカップラー97は、例え
ば、図15に示される如くの等価ブロック接続によって
あらわされる構成を有している。図15に示される等価
ブロック接続にあっては、方向性結合部98が備えられ
ており、方向性結合部98の一端部側に、光ファイバー
及び光コネクタ99を介して接続された入出力端100
と、光ファイバー及び光コネクタ101を介して接続さ
れた入出力端102とが設けられており、また、方向性
結合部98の他端部側に、光ファイバー及び光コネクタ
103を介して接続された入出力端104が設けられて
いる。方向性結合部98は、光コネクタ99に接続され
た光ファイバーと光コネクタ101に接続された光ファ
イバーとが相互結合して、光コネクタ103に接続され
る部分である。
【0089】そして、E/O変換部96からの、ビット
伝送レートを数十Mbpsとし、中心波長を略0.83
μmとする光信号OAMが、入出力端102から光コネ
クタ101及び光ファイバーを通じて方向性結合部98
に導かれる。方向性結合部98にあっては、光コネクタ
101からの光ファイバーを通じた光信号OAMが、光
コネクタ101からの光ファイバーと光コネクタ99か
らの光ファイバーとが相互結合して成る光ファイバーを
通じて光コネクタ103へと導かれる。それにより、方
向性結合部98を通過した光信号OAMが、光コネクタ
103を通じて入出力端104に導出される。このよう
にして入出力端104に導出される光信号OAMは、双
方向性WDMカップラー97から送出されて、双方向性
WDMカップラー94に供給される。
【0090】双方向性WDMカップラー94は、例え
ば、図16に示される如くの等価ブロック接続によって
あらわされる構成を有している。図16に示される等価
ブロック接続にあっては、誘電体多層膜部105が設け
られており、誘電体多層膜部105の一端部側に、光フ
ァイバー及び光コネクタ106を介して接続された入出
力端107と、光ファイバー及び光コネクタ108を介
して接続された入出力端109とが設けられており、ま
た、誘電体多層膜部105の他端部側に、光ファイバー
及び光コネクタ110を介して接続された入出力端11
1が設けられている。
【0091】そして、E/O変換部93からの、ビット
伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略
1.55μmとする光信号OVAが、入出力端107か
ら光コネクタ106及び光ファイバーを通じて誘電体多
層膜部105に導かれるとともに、双方向性WDMカッ
プラー97からの、ビット伝送レートを数十Mbpsと
し、中心波長を略0.83μmとする光信号OAMが、
入出力端109から光コネクタ108及び光ファイバー
を通じて誘電体多層膜部105に導かれる。誘電体多層
膜部105にあっては、光信号OVAと光信号OAMと
を合波して、多重光信号OVXを送出する。誘電体多層
膜部105において得られた多重光信号OVXは、誘電
体多層膜部105から光ファイバー及び光コネクタ11
0を通じて入出力端111に導出される。
【0092】このようにして、入出力端111に導出さ
れる多重光信号OVXは、双方向性WDMカップラー9
4から送出され、さらに、CCU側送受信部91から送
出されて、光コネクタ115へと導かれる。
【0093】光コネクタ115は、CCU側送受信部9
1における双方向性WDMカップラー94と光信号伝送
ケーブル116の一端側とを連結している。それによ
り、双方向性WDMカップラー94からの光信号OVX
は、光コネクタ115を通じて光信号伝送ケーブル11
6にその一端側から送出される。光信号伝送ケーブル1
16は、例えば、石英系SMFによって形成されたもの
とされる。
【0094】光信号伝送ケーブル116の他端側には、
それと中継ユニット側送受信部92における双方向性W
DMカップラー117とを連結する光コネクタ118が
設けられている。それにより、光コネクタ115を通じ
て光信号伝送ケーブル116にその一端側から送出され
た多重光信号OVXは、光信号伝送ケーブル116の一
端側から他端側へと伝送され、その他端側から光コネク
タ118を通じて中継ユニット側送受信部92へと導か
れる。
【0095】中継ユニット側送受信部92にあっては、
光コネクタ118を通じた多重光信号OVXが双方向性
WDMカップラー117に供給される。双方向性WDM
カップラー117は、例えば、図17に示される如くの
等価ブロック接続によってあらわされる構成を有してい
る。図17に示される等価ブロック接続にあっては、誘
電体多層膜部120が備えられていて、誘電体多層膜部
120の一端部側に、光ファイバー及び光コネクタ12
1を介して接続された入出力端122が設けられてお
り、また、誘電体多層膜部120の他端部側に、光ファ
イバー及び光コネクタ123を介して接続された入出力
端124と、光ファイバー及び光コネクタ125を介し
て接続された入出力端126とが設けられている。
【0096】そして、光コネクタ118からの多重光信
号OVXが、入出力端122から光コネクタ121及び
光ファイバーを通じて誘電体多層膜部120に導かれ
る。誘電体多層膜部120にあっては、光コネクタ11
8からの光ファイバーを通じた多重光信号OVXが、ビ
ット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を
略1.55μmとする光信号OVAと、ビット伝送レー
トを数十Mbpsとし、中心波長を略0.83μmとす
る光信号OAMとに分波される。斯かる誘電体多層膜部
120における分波により得られる光信号OVA及び光
信号OAMは、光信号OVAが、誘電体多層膜部120
から光ファイバー及び光コネクタ123を通じて入出力
端124に導出されるとともに、光信号OAMが、誘電
体多層膜部120から光ファイバー及び光コネクタ12
5を通じて入出力端126に導出される。
【0097】入出力端124に導出される、ビット伝送
レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.5
5μmとする光信号OVAは、双方向性WDMカップラ
ー117から送出されて、O/E変換部127に導か
れ、また、入出力端126に導出される、ビット伝送レ
ートを数十Mbpsとし、中心波長を略0.83μmと
する光信号OAMは、双方向性WDMカップラー117
から送出されて、双方向性WDMカップラー128に導
かれる。
【0098】O/E変換部127にあっては、光信号O
VAに光電変換処理を施して、ビット伝送レートを1.
485Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとする
光信号OVAに基づく、ビット伝送レートを1.485
GbpsとするシリアルディジタルデータDVAを再生
する。そして、再生されたシリアルディジタルデータD
VAが、中継ユニット側送受信部92から送出される。
【0099】一方、双方向性WDMカップラー128
は、例えば、図18に示される如くの等価ブロック接続
によってあらわされる構成を有している。図18に示さ
れる等価ブロック接続にあっては、方向性結合部129
が備えられていて、方向性結合部129の一端部側に、
光ファイバー及び光コネクタ130を介して接続された
入出力端131が設けられており、また、方向性結合部
129の他端部側に、光ファイバー及び光コネクタ13
2を介して接続された入出力端133と、光ファイバー
及び光コネクタ134を介して接続された入出力端13
5とが設けられている。方向性結合部129は、光コネ
クタ130に接続された光ファイバーが分岐されて光コ
ネクタ132と光コネクタ134との夫々に接続される
部分である。
【0100】そして、双方向性WDMカップラー117
からの光信号OAMが、入出力端131から光コネクタ
130及び光ファイバーを通じて方向性結合部129に
導かれる。方向性結合部129にあっては、光コネクタ
130からの光ファイバーを通じた光信号OAMが、分
岐された光ファイバーを通じて光コネクタ134へと導
かれる。それにより、方向性結合部129を通過した光
信号OAMが、光コネクタ134を通じて入出力端13
5に導出される。入出力端135に導出される光信号O
AMは、双方向性WDMカップラー128から送出され
て、O/E変換部136へと導かれる。
【0101】O/E変換部136にあっては、光信号O
AMに光電変換処理を施して、ビット伝送レートを数十
Mbpsとし、中心波長を略0.83μmとする光信号
OAMに基づく、ビット伝送レートを数十Mbpsとす
る多重シリアルデータDAMを得る。O/E変換部13
6から得られる多重シリアルデータDAMは、データ分
離部137に供給される。
【0102】データ分離部137は、図1に示される中
継ユニット側送受信部12におけるデータ分離部62と
同様に構成されて同様に動作する。そして、データ分離
部137は、多重シリアルデータDAMに分離化処理を
施し、その結果得られる二つのデータである二系統のシ
リアルディジタルデータDAAとシリアルディジタルデ
ータDABとを再生する。このようにして再生されるシ
リアルディジタルデータDAA及びDABは、中継ユニ
ット側送受信部92から送出される。
【0103】また、中継ユニット側送受信部92にあっ
ては、6系統のシリアルディジタルデータDSA〜DS
Fがデータ多重部138に供給される。6系統のシリア
ルディジタルデータDSA〜DSFの夫々は、例えば、
ディジタルリターンビデオ信号を形成するD1信号がシ
リアル化されて得られるSDI信号であって、ビット伝
送レートを、例えば、270Mbpsとするものとされ
る。
【0104】データ多重部138は、図1に示される中
継ユニット側送受信部12におけるデータ多重部65と
同様に構成され、データ多重部138から、6系統のシ
リアルディジタルデータDSA〜DSFに基づく、例え
ば、ビット伝送レートを2.16Gbpsとする多重シ
リアルデータDSMが得られ、それが、E/O変換部1
39に供給される。
【0105】E/O変換部139は、図1に示される中
継ユニット側送受信部12におけるE/O変換部75と
同様に構成され、データ多重部138からの多重シリア
ルデータDSMに電光変換処理を施し、多重シリアルデ
ータDSMに基づく、例えば、中心波長を略1.31μ
mとし、ビット伝送レートを2.16Gbpsとする光
信号OSMを形成する。E/O変換部139から得られ
る光信号OSMは、双方向性WDMカップラー128に
供給される。
【0106】双方向性WDMカップラー128において
は、E/O変換部139からの、ビット伝送レートを
2.16Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする
光信号OSMが、図18に示される入出力端133か
ら、光コネクタ132及び光ファイバーを通じて方向性
結合部129に導かれる。方向性結合部129にあって
は、光コネクタ132からの光ファイバーを通じた光信
号OSMが、光コネクタ132からの光ファイバーと光
コネクタ134からの光ファイバーとが相互結合して成
る光ファイバーを通じて光コネクタ130へと導かれ
る。それにより、方向性結合部129を通過した光信号
OSMが、光ファイバー及び光コネクタ130を通じて
入出力端131に導出される。このようにして入出力端
131に導出される光信号OSMは、双方向性WDMカ
ップラー128から送出されて、双方向性WDMカップ
ラー117に供給される。
【0107】双方向性WDMカップラー117において
は、双方向性WDMカップラー128からの、ビット伝
送レートを2.16Gbpsとし、中心波長を略1.3
μmとする光信号OSMが、図17に示される入出力端
126から、光コネクタ125及び光ファイバーを通じ
て誘電体多層膜部120に導かれる。そして、誘電体多
層膜部120を通じた光信号OSMが、光ファイバー及
び光コネクタ121を通じて入出力端122に導出され
る。このようにして入出力端122に導出される光信号
OSMは、双方向性WDMカップラー117から送出さ
れる。
【0108】中継ユニット側送受信部92における双方
向性WDMカップラー117からの光信号OSMは、光
コネクタ118を通じて光信号伝送ケーブル116にそ
の他端側から送出されて、光信号伝送ケーブル116の
他端側から一端側へと伝送され、その一端側から光コネ
クタ115を通じてCCU側送受信部91における双方
向性WDMカップラー94へと導かれる。
【0109】双方向性WDMカップラー94にあって
は、光コネクタ115からの、ビット伝送レートを2.
16Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信
号OSMが、図16に示される入出力端111から光コ
ネクタ110及び光ファイバーを通じて誘電体多層膜部
105に導かれる。そして、誘電体多層膜部105を通
じた光信号OSMが、光ファイバー及び光コネクタ10
8を通じて入出力端109に導出される。このようにし
て入出力端109に導出される光信号OSMは、双方向
性WDMカップラー94から送出されて、双方向性WD
Mカップラー97に導かれる。
【0110】双方向性WDMカップラー97にあって
は、双方向性WDMカップラー94からの、ビット伝送
レートを2.16Gbpsとし、中心波長を略1.3μ
mとする光信号OSMが、図15に示される入出力端1
04から光コネクタ103を通じて方向性結合部98に
導かれる。方向性結合部98にあっては、光コネクタ1
03からの光ファイバーを通じた光信号OSMが、分岐
された光ファイバーを通じて光コネクタ99へと導かれ
る。それにより、方向性結合部98を通過した光信号O
SMが、光ファイバー及び光コネクタ99を通じて入出
力端100に導出される。このようにして入出力端10
0に導出される光信号OSMは、双方向性WDMカップ
ラー97から送出されて、O/E変換部140へと導か
れる。
【0111】O/E変換部140にあっては、ビット伝
送レートを2.16Gbpsとし、中心波長を略1.3
μmとする光信号OSMに光電変換処理を施して、光信
号OSMに基づく、ビット伝送レートを2.16Gbp
sとする多重シリアルデータDSMを再生する。そし
て、再生された多重シリアルデータDSMは、データ分
離部141に供給される。
【0112】データ分離部141は、図1に示されるC
CU側送受信部11におけるデータ分離部79と同様に
構成され、データ分離部141において、O/E変換部
140からのビット伝送レートを2.16Gbpsとす
る多重シリアルデータDSMに基づく、各々がビット伝
送レートを270Mbpsとする6系統のシリアルディ
ジタルデータDSA〜DSFが再生される。このように
して、データ分離部141において再生される6系統の
シリアルディジタルデータDSA〜DSFは、CCU側
送受信部91から送出される。
【0113】上述の如くに、図14に示される例におい
ては、例えば、ビデオカメラから送出されるディジタル
ビデオ信号であるHD信号に基づくものとされるシリア
ルディジタルデータDVAと、例えば、各々がディジタ
ルオーディオ信号に基づくものとされる2系統のシリア
ルディジタルデータDAA及びDABとが、CCU側送
受信部91に一端側が接続されるとともに中継ユニット
側送受信部92に他端側が接続された光信号伝送ケーブ
ル116を一端側から他端側へと伝送されるとともに、
例えば、各々がディジタルリターンビデオ信号に基づく
ものとされる6系統のシリアルディジタルデータDSA
〜DSFが、光信号伝送ケーブル116を他端側から一
端側へと伝送される。即ち、シリアルディジタルデータ
DVAと、2系統のシリアルディジタルデータDAA及
びDABと、6系統のシリアルディジタルデータDSA
〜DSFとが、CCU側送受信部91と中継ユニット側
送受信部92とを連結する共通の光信号伝送ケーブル1
16の一端側と他端側との間において双方向伝送される
のである。
【0114】なお、図14に示される例にあっても、中
心波長を略0.83μmとする光信号に変換されてCC
U側送受信部91から中継ユニット側送受信部92へと
伝送されるシリアルディジタルデータは、シリアルディ
ジタルデータDAA及びDABの2系統に限られるもの
ではなく、また、中心波長を略1.3μmとする光信号
に変換されて中継ユニット側送受信部92からCCU側
送受信部91へと伝送されるシリアルディジタルデータ
もシリアルディジタルデータDSA〜DSFの6系統に
限られるものではない。
【0115】このような図14に示される例が、ビデオ
カメラから得られるディジタルビデオ信号,ディジタル
リターンビデオ信号及びディジタルオーディオ信号もし
くはディジタル制御信号をあらわす複数のシリアルディ
ジタルデータの夫々が変換されて得られる複数の光信号
の、CCUと中継ユニットとの間における光信号伝送ケ
ーブルを用いての双方向伝送に適用される際には、その
双方向伝送を、光信号伝送ケーブルの数を最小限に抑え
ることができるもとで、効率良く行えることになる。
【0116】図19は、本願の特許請求の範囲における
請求項1,請求項2または請求項17から請求項20ま
でのいずれかに記載された発明に係る光信号伝送方法の
一例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求
項25,請求項26,請求項31または請求項32に記
載された発明に係る光信号伝送装置の一例を示す。
【0117】図19に示される例は、CCU側送受信部
151と中継ユニット側送受信部152との間におい
て、複数のシリアルディジタルデータの双方向伝送を行
うものとされている。
【0118】CCU側送受信部151にあっては、2系
統のシリアルディジタルデータDVA及びDVBがビッ
ト多重部153に供給されるとともに、6系統のシリア
ルディジタルデータDSA〜DSFがデータ多重部15
4に供給される。
【0119】2系統のシリアルディジタルデータDVA
及びDVBの夫々は、例えば、ビデオカメラから送出さ
れるディジタルビデオ信号であるHD信号がシリアル化
されて得られるシリアルHD信号であって、ビット伝送
レートを、例えば、1.485Gbpsとするものとさ
れる。また、6系統のシリアルディジタルデータDSA
〜DSFの夫々は、例えば、ディジタルビデオ信号であ
るD1信号がシリアル化されて得られるSDI信号であ
って、ビット伝送レートを、例えば、270Mbpsと
するものとされる。
【0120】ビット多重部153は、例えは、2ビット
マルチプレクサが用いられて構成され、シリアルディジ
タルデータDVA及びDVBの夫々から1ビット宛を交
互に取り出す動作を行い、シリアルディジタルデータD
VA及びDVBにビット多重合成処理を施して、ビット
伝送レートを1.485Gbps×2=2.97Gbp
sとする複合シリアルデータDVMを形成する。このよ
うにして、ビット多重部153から得られる複合シリア
ルデータDVMは、E/O変換部155に供給される。
【0121】E/O変換部155は、図1に示されるC
CU側送受信部11におけるE/O変換部13と同様に
構成されて、複合シリアルデータDVMに電光変換処理
を施し、複合シリアルデータDVMに基づく中心波長を
略1.55μmとし、ビット伝送レートを2.97Gb
psとする光信号OVMを得る。そして、E/O変換部
155から得られる光信号OVMは、合波部156に導
かれる。
【0122】データ多重部154は、図1に示される中
継ユニット側送受信部12におけるデータ多重部65と
同様に構成され、データ多重部154から、6系統のシ
リアルディジタルデータDSA〜DSFに基づく、例え
ば、ビット伝送レートを2.16Gbpsとする多重シ
リアルデータDSMが得られ、それが、E/O変換部1
57に供給される。
【0123】E/O変換部157は、図1に示される中
継ユニット側送受信部12におけるE/O変換部75と
同様に構成され、データ多重部154からの多重シリア
ルデータDSMに電光変換処理を施し、多重シリアルデ
ータDSMに基づく、例えば、中心波長を略1.3μm
とし、ビット伝送レートを2.16Gbpsとする光信
号OSMを形成する。E/O変換部157から得られる
光信号OSMは、合波部156に供給される。
【0124】合波部156は、方向性結合器型もしくは
誘電体多層膜型WDMカップラー等によって形成され
る。例えば、方向性結合器型WDMカップラーにより形
成される合波部156は、その一例が図20に等価的に
示される如くに構成される。
【0125】図20に示される構成にあっては、E/O
変換部155からの中心波長を略1.55μmとする光
信号OVMが、光コネクタ158及びそれに接続された
光ファイバーを通じて方向性結合部159に導かれると
ともに、E/O変換部157からの中心波長を略1.3
μmとする光信号OSMが、光コネクタ160及びそれ
に接続された光ファイバーを通じて方向性結合部159
に導かれる。方向性結合部159は、光コネクタ158
を通じた光を導く光ファイバーと光コネクタ160を通
じた光を導く光ファイバーとが相互結合する部分であ
る。方向性結合部159にあっては、中心波長を略1.
55μmとする光信号OVMと中心波長を略1.3μm
とする光信号OSMとを合波して多重化し、多重光信号
OQMを送出する。そして、方向性結合部159におい
て得られる多重光信号OQMが、方向性結合部159を
構成する光ファイバーに接続された光コネクタ161を
通じて導出される。
【0126】このようにして、合波部156から得られ
る多重光信号OQMは、双方向性WDMカップラー16
2に導かれる。
【0127】双方向性WDMカップラー162は、例え
ば、図21に示される如くの等価ブロック接続によって
あらわされる構成を有している。図21に示される等価
ブロック接続にあっては、誘電体多層膜部163が設け
られており、誘電体多層膜部163の一端部側に、光フ
ァイバー及び光コネクタ164を介して接続された入出
力端165と、光ファイバー及び光コネクタ166を介
して接続された入出力端167とが設けられており、ま
た、誘電体多層膜部163の他端部側に、光ファイバー
及び光コネクタ168を介して接続された入出力端16
9が設けられている。
【0128】そして、合波部156からの、中心波長を
略1.55μmとする光信号OVMと中心波長を略1.
3μmとする光信号OSMとが合波されて成る多重光信
号OQMが、入出力端165から光コネクタ164及び
光ファイバーを通じて誘電体多層膜部163に導かれ
る。そして、誘電体多層膜部163を通じた多重光信号
OQMが、光ファイバー及び光コネクタ168を通じて
入出力端169に導出される。このようにして入出力端
169に導出される多重光信号OQMは、双方向性WD
Mカップラー162から送出され、さらに、CCU側送
受信部151から送出されて、光コネクタ170へと導
かれる。
【0129】光コネクタ170は、CCU側送受信部1
51における双方向性WDMカップラー162と光信号
伝送ケーブル171の一端側とを連結している。それに
より、双方向性WDMカップラー162からの光信号O
QMは、光コネクタ170を通じて光信号伝送ケーブル
171にその一端側から送出される。光信号伝送ケーブ
ル171は、例えば、石英系SMFによって形成された
ものとされる。
【0130】光信号伝送ケーブル171の他端側には、
それと中継ユニット側送受信部152における双方向性
WDMカップラー172とを連結する光コネクタ173
が設けられている。それにより、光コネクタ170を通
じて光信号伝送ケーブル171にその一端側から送出さ
れた多重光信号OQMは、光信号伝送ケーブル171の
一端側から他端側へと伝送され、その他端側から光コネ
クタ173を通じて中継ユニット側送受信部152へと
導かれる。
【0131】中継ユニット側送受信部152にあって
は、光コネクタ173を通じた多重光信号OQMが双方
向性WDMカップラー172に供給される。双方向性W
DMカップラー172は、例えば、図22に示される如
くの等価ブロック接続によってあらわされる構成を有し
ている。図22に示される等価ブロック接続にあって
は、誘電体多層膜部173が備えられていて、誘電体多
層膜部173の一端部側に、光ファイバー及び光コネク
タ174を介して接続された入出力端175が設けられ
ており、また、誘電体多層膜部173の他端部側に、光
ファイバー及び光コネクタ176を介して接続された入
出力端177と、光ファイバー及び光コネクタ178を
介して接続された入出力端179とが設けられている。
【0132】そして、光コネクタ173からの多重光信
号OQMが、入出力端175から光コネクタ174及び
光ファイバーを通じて誘電体多層膜部173に導かれ
る。そして、誘電体多層膜部173を通じた多重光信号
OQMが、光ファイバー及び光コネクタ176を通じて
入出力端177に導出される。このようにして入出力端
177に導出される多重光信号OQMは、双方向性WD
Mカップラー172から送出されて、分波部180へと
導かれる。
【0133】分波部180は、方向性結合器型もしくは
誘電体多層膜型WDMカップラー等によって形成され、
例えば、方向性結合器型WDMカップラーにより形成さ
れる場合には、その一例が図23に等価的に示される如
くに構成される。
【0134】図23に示される構成にあっては、双方向
性WDMカップラー172からの多重光信号OQMが、
光コネクタ182及びそれに接続された光ファイバーを
通じて方向性結合部181に導かれる。方向性結合部1
81は、光コネクタ182を通じた光を導く光ファイバ
ーが二つの光ファイバーに分岐する部分である。方向性
結合部181を形成する二つの光ファイバーは、そのう
ちの一方を、多重光信号OQM中の、中心波長を略1.
55μmとし、ビット伝送レートを2.97Gbpsと
する光信号OVMが通じ、また、そのうちの他方を、多
重光信号OQM中の、中心波長を略1.3μmとし、ビ
ット伝送レートを2.16Gbpsとする光信号OSM
が通じるものとされる。そして、光信号OVMが、方向
性結合部181を形成する二つの光ファイバーのうちの
一方に接続された光コネクタ183を通じて導出される
とともに、光信号OSMが、方向性結合部181を形成
する二つの光ファイバーのうちの他方に接続された光コ
ネクタ184を通じて導出される。
【0135】光コネクタ183を通じて導出される光信
号OVM及び光コネクタ184を通じて導出される光信
号OSMは、分波部180から送出されて、O/E変換
部185及び186に夫々供給される。O/E変換部1
85にあっては、中心波長を略1.55μmとし、ビッ
ト伝送レートを2.97Gbpsとする光信号OVMに
光電変換処理を施して、中心波長を略1.55μmとす
る光信号OVMに基づく、ビット伝送レートを2.97
Gbpsとする複合シリアルデータDVMを再生する。
また、O/E変換部186にあっては、中心波長を略
1.3μmとし、ビット伝送レートを2.16Gbps
とする光信号OSMに光電変換処理を施して、中心波長
を略1.3μmとする光信号OSMに基づく、ビット伝
送レートを2.16Gbpsとする多重シリアルデータ
DSMを再生する。
【0136】O/E変換部185において得られるビッ
ト伝送レートを2.97Gbpsとする複合シリアルデ
ータDVMは、ビット分離部187に供給される。ビッ
ト分離部187は、例えば、2ビットデマルチプレクサ
が用いられて構成され、複合シリアルデータDVMから
1ビット宛を順次取り出して交互に配分し、各々がビッ
ト伝送レートを2.97Gbps/2=1.485Gb
psとするシリアルディジタルデータDVAとシリアル
ディジタルデータDVBとを個別に再生する。
【0137】O/E変換部186において得られるビッ
ト伝送レートを2.16Gbpsとする多重シリアルデ
ータDSMは、データ分離部188に供給される。デー
タ分離部188は、例えば、図1に示されるCCU側送
受信部11におけるデータ分離部79と同様に構成さ
れ、データ分離部188において、O/E変換部186
からのビット伝送レートを2.16Gbpsとする多重
シリアルデータDSMに基づく、各々がビット伝送レー
トを270Mbpsとする6系統のシリアルディジタル
データDSA〜DSFが再生される。
【0138】このようにして、ビット分離部187にお
いて再生される2系統のシリアルディジタルデータDV
A及びDVBとデータ分離部188において再生される
6系統のシリアルディジタルデータDSA〜DSFと
は、中継ユニット側送受信部152から送出される。
【0139】また、中継ユニット側送受信部152にあ
っては、二系統のシリアルディジタルデータDCA及び
DCBが、データ多重部190に供給される。シリアル
ディジタルデータDCA及びDCBの夫々は、例えば、
ディジタルビデオ信号に圧縮処理が施されて形成される
ディジタルリターンビデオ信号を形成するものとされ
る。
【0140】データ多重部190は、図1に示されるC
CU側送受信部11におけるデータ多重部25と同様に
構成されて同様に動作する。そして、データ多重部19
0は、シリアルディジタルデータDCAとシリアルディ
ジタルデータDCBとに多重化処理を施して、その結果
得られるシリアルディジタルデータである多重シリアル
データDCMを、例えば、ビット伝送レートを数十Mb
psとするものとして送出する。
【0141】データ多重部190から送出される多重シ
リアルデータDCMは、E/O変換部191に供給され
る。E/O変換部191は、図1に示されるCCU側送
受信部11におけるE/O変換部26と同様に構成され
て、多重シリアルデータDCMに電光変換処理を施し、
ビット伝送レートを数十Mbpsとし、例えば、0.8
3μmとされる中心波長を有した光信号OCMを形成す
る。E/O変換部191において形成される光信号OC
Mは、双方向性WDMカップラー172に供給される。
【0142】双方向性WDMカップラー172において
は、E/O変換部191からの、ビット伝送レートを数
十Mbpsとし、中心波長を略0.83μmとする光信
号OCMが、図22に示される入出力端179から、光
コネクタ178及び光ファイバーを通じて誘電体多層膜
部173に導かれる。そして、誘電体多層膜部173を
通じた光信号OCMが、光ファイバーを通じて光コネク
タ174へと導出される。それにより、誘電体多層膜部
173を通過した光信号OCMが、光ファイバー及び光
コネクタ174を通じて入出力端175に導出される。
このようにして入出力端175に導出される光信号OC
Mは、双方向性WDMカップラー172から送出され
る。
【0143】中継ユニット側送受信部152における双
方向性WDMカップラー172からの光信号OCMは、
光コネクタ173を通じて光信号伝送ケーブル171に
その他端側から送出されて、光信号伝送ケーブル171
の他端側から一端側へと伝送され、その一端側から光コ
ネクタ170を通じてCCU側送受信部151における
双方向性WDMカップラー162へと導かれる。
【0144】双方向性WDMカップラー162あって
は、光コネクタ170からの、ビット伝送レートを数十
Mbpsとし、中心波長を略0.83μmとする光信号
OCMが、図21に示される入出力端169から光コネ
クタ168及び光ファイバーを通じて誘電体多層膜部1
63に導かれる。そして、誘電体多層膜部163を通じ
た光信号OCMが、光ファイバー及び光コネクタ166
を通じて入出力端167に導出される。このようにして
入出力端167に導出される光信号OCMは、双方向性
WDMカップラー162から送出されて、O/E変換部
192へと導かれる。
【0145】O/E変換部192にあっては、中心波長
を略0.83μmとする光信号OCMに光電変換処理を
施して、光信号OCMに基づく、ビット伝送レートを数
十Mbpsとする多重シリアルデータDCMを再生す
る。そして、再生された多重シリアルデータDCMは、
データ分離部193に供給される。
【0146】データ分離部193は、図1に示される中
継ユニット側送受信部12におけるデータ分離部62と
同様に構成されて同様に動作する。そして、データ分離
部193は、多重シリアルデータDCMに分離化処理を
施し、その結果得られる二つのデータである二系統のシ
リアルディジタルデータDCAとシリアルディジタルデ
ータDCBとを再生する。このようにして再生されるシ
リアルディジタルデータDCA及びDCBは、CCU側
送受信部151から送出される。
【0147】上述の如くに、図19に示される例におい
ては、例えば、各々がディジタルビデオ信号であるHD
信号に基づくものとされる2系統のシリアルディジタル
データDVA及びDVBと、例えば、各々がディジタル
ビデオ信号であるD1信号がシリアル化されて得られる
SDI信号を形成するものとされる6系統のシリアルデ
ィジタルデータDSA〜DSFとが、CCU側送受信部
151に一端側が接続されるとともに中継ユニット側送
受信部152に他端側が接続された光信号伝送ケーブル
171を一端側から他端側へと伝送されるとともに、例
えば、各々がディジタルリターンビデオ信号を形成する
ものとされる2系統のシリアルディジタルデータDCA
及びDCBが、光信号伝送ケーブル171を他端側から
一端側へと伝送される。即ち、2系統のシリアルディジ
タルデータDVA及びDVBと6系統のシリアルディジ
タルデータDSA〜DSFと2系統のシリアルディジタ
ルデータDCA及びDCBとが、CCU側送受信部15
1と中継ユニット側送受信部152とを連結する共通の
光信号伝送ケーブル171の一端側と他端側との間にお
いて双方向伝送されるのである。
【0148】なお、図19に示される例にあっては、中
心波長を略1.55μmとする光信号に変換されてCC
U側送受信部151から中継ユニット側送受信部152
へと伝送されるシリアルディジタルデータは、シリアル
ディジタルデータDVA及びDVBの2系統に限られる
ものではなく、また、中心波長を略1.3μmとする光
信号に変換されてCCU側送受信部151から中継ユニ
ット側送受信部152へと伝送されるシリアルディジタ
ルデータもシリアルディジタルデータDSA〜DSFの
6系統に限られるものではなく、さらに、中心波長を略
0.83μmとする光信号に変換されて中継ユニット側
送受信部152からCCU側送受信部151へと伝送さ
れるシリアルディジタルデータも、シリアルディジタル
データDCA及びDCBの2系統に限られるものではな
い。
【0149】このような図19に示される例が、ビデオ
カメラから得られるディジタルビデオ信号,ディジタル
リターンビデオ信号及びディジタルオーディオ信号もし
くはディジタル制御信号をあらわす複数のシリアルディ
ジタルデータの夫々が変換されて得られる複数の光信号
の、CCUと中継ユニットとの間における光信号伝送ケ
ーブルを用いての双方向伝送に適用される際には、その
双方向伝送を、光信号伝送ケーブルの数を最小限に抑え
ることができるもとで、効率良く行えることになる。
【0150】図24は、本願の特許請求の範囲における
請求項1から請求項4まで及び請求項13から請求項1
6までのいずれかに記載された発明に係る光信号伝送方
法の一例が実施される、本願の特許請求の範囲における
請求項25から請求項30までのいずれかに記載された
発明に係る光信号伝送装置のさらに他の例を示す。
【0151】図24に示される例は、CCU側送受信部
201と中継ユニット側送受信部202との間におい
て、複数のシリアルディジタルデータの双方向伝送を行
うものとされている。
【0152】CCU側送受信部201にあっては、シリ
アルディジタルデータDVAがE/O変換部203に供
給される。シリアルディジタルデータDVAは、例え
ば、ビデオカメラから送出されるディジタルビデオ信号
であるHD信号がシリアル化されて得られるシリアルH
D信号であって、ビット伝送レートを、例えば、1.4
85Gbpsとするものとされる。
【0153】E/O変換部203は、図1に示される中
継ユニット側送受信部12におけるE/O変換部75と
同様に構成されて、シリアルディジタルデータDVAに
電光変換処理を施し、シリアルディジタルデータDVA
に基づく中心波長を略1.3μmとし、ビット伝送レー
トを1.485Gbpsとする光信号OVAを得る。そ
して、E/O変換部203から得られる光信号OVA
は、双方向性WDMカップラー204に導かれる。
【0154】また、CCU側送受信部201にあって
は、シリアルディジタルデータDVAとは別種の二系統
のシリアルディジタルデータDAA及びDABが、デー
タ多重部205に供給される。シリアルディジタルデー
タDAA及びDABの夫々は、例えば、ディジタルオー
ディオ信号に基づくシリアルディジタルオーディオデー
タとされる。
【0155】データ多重部205は、図14に示される
CCU側送受信部91におけるデータ多重部95と同様
に構成されて同様に動作する。そして、データ多重部2
05は、シリアルディジタルデータDAAとシリアルデ
ィジタルデータDABとに多重化処理を施して、その結
果得られるシリアルディジタルデータである多重シリア
ルデータDAMを、例えば、ビット伝送レートを数十M
bpsとするものとして送出する。
【0156】データ多重部205から送出される多重シ
リアルデータDAMは、E/O変換部206に供給され
る。E/O変換部206は、多重シリアルデータDAM
に電光変換処理を施し、ビット伝送レートを数十Mbp
sとし、例えば、略1.48μmとされる中心波長を有
した光信号OAMを形成する。
【0157】E/O変換部206は、その一例が、例え
ば、図25に示される如くに、レーザ駆動部207と
1.48μm帯FPレーザダイオード208とを備えて
構成される。そして、多重シリアルデータDAMがレー
ザ駆動部207に供給され、レーザ駆動部207から多
重シリアルデータDAMに応じたレーザ駆動信号SLD
Nが得られて、それが1.48μm帯FPレーザダイオ
ード208に供給される。
【0158】1.48μm帯FPレーザダイオード20
8は、多波長モードで発振して、例えば、図26に示さ
れる如くの、中心波長を略1.48μmとする略8nm
に亙る波長スペクトルを有したレーザ光を発生する。レ
ーザ駆動信号SLDNが供給された1.48μm帯FP
レーザダイオード208は、中心波長を略1.48μm
とする1.48μm帯のレーザ光を、レーザ駆動信号S
LDNにより変調された状態をもって発し、それによ
り、E/O変換部206から多重シリアルデータDAM
に基づく、中心波長を略1.48μmとした光信号OA
Mが、ビット伝送レートを数十Mbpsとするもとで得
られる。この光信号OAMは、双方向性WDMカップラ
ー209に導かれる。
【0159】双方向性WDMカップラー209は、例え
ば、図27に示される如くの等価ブロック接続によって
あらわされる構成を有している。図27に示される等価
ブロック接続にあっては、方向性結合部210が備えら
れており、方向性結合部210の一端部側に、光ファイ
バー及び光コネクタ211を介して接続された入出力端
212と、光ファイバー及び光コネクタ213を介して
接続された入出力端214とが設けられており、また、
方向性結合部210の他端部側に、光ファイバー及び光
コネクタ215を介して接続された入出力端216が設
けられている。方向性結合部210は、光コネクタ21
1に接続された光ファイバーと光コネクタ213に接続
された光ファイバーとが相互結合して、光コネクタ21
5に接続される部分である。
【0160】そして、E/O変換部206からの、ビッ
ト伝送レートを数十Mbpsとし、中心波長を略1.4
8μmとする光信号OAMが、入出力端214から光コ
ネクタ213及び光ファイバーを通じて方向性結合部2
10に導かれる。方向性結合部210にあっては、光コ
ネクタ213からの光ファイバーを通じた光信号OAM
が、光コネクタ213からの光ファイバーと光コネクタ
211からの光ファイバーとが相互結合して成る光ファ
イバーを通じて光コネクタ215へと導かれる。それに
より、方向性結合部210を通過した光信号OAMが、
光コネクタ215を通じて入出力端216に導出され
る。このようにして入出力端216に導出される光信号
OAMは、双方向性WDMカップラー209から送出さ
れて、双方向性WDMカップラー204に供給される。
【0161】双方向性WDMカップラー204は、例え
ば、図28に示される如くの等価ブロック接続によって
あらわされる構成を有している。図28に示される等価
ブロック接続にあっては、誘電体多層膜部217が設け
られており、誘電体多層膜部217の一端部側に、光フ
ァイバー及び光コネクタ218を介して接続された入出
力端219と、光ファイバー及び光コネクタ220を介
して接続された入出力端221とが設けられており、ま
た、誘電体多層膜部217の他端部側に、光ファイバー
及び光コネクタ222を介して接続された入出力端22
3が設けられている。
【0162】そして、E/O変換部203からの、ビッ
ト伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略
1.3μmとする光信号OVAが、入出力端219から
光コネクタ218及び光ファイバーを通じて誘電体多層
膜部217に導かれるとともに、双方向性WDMカップ
ラー209からの、ビット伝送レートを数十Mbpsと
し、中心波長を略1.48μmとする光信号OAMが、
入出力端221から光コネクタ220及び光ファイバー
を通じて誘電体多層膜部217に導かれる。誘電体多層
膜部217にあっては、光信号OVAと光信号OAMと
を合波して、多重光信号OVXを送出する。誘電体多層
膜部217において得られた多重光信号OVXは、誘電
体多層膜部217から光ファイバー及び光コネクタ22
2を通じて入出力端223に導出される。
【0163】このようにして、入出力端223に導出さ
れる多重光信号OVXは、双方向性WDMカップラー2
04から送出され、さらに、CCU側送受信部201か
ら送出されて、光コネクタ225へと導かれる。
【0164】光コネクタ225は、CCU側送受信部2
01における双方向性WDMカップラー204と光信号
伝送ケーブル226の一端側とを連結している。それに
より、双方向性WDMカップラー204からの光信号O
VXは、光コネクタ225を通じて光信号伝送ケーブル
226にその一端側から送出される。光信号伝送ケーブ
ル226は、例えば、石英系SMFによって形成された
ものとされる。
【0165】光信号伝送ケーブル226の他端側には、
それと中継ユニット側送受信部202における双方向性
WDMカップラー227とを連結する光コネクタ228
が設けられている。それにより、光コネクタ225を通
じて光信号伝送ケーブル226にその一端側から送出さ
れた多重光信号OVXは、光信号伝送ケーブル226の
一端側から他端側へと伝送され、その他端側から光コネ
クタ228を通じて中継ユニット側送受信部202へと
導かれる。
【0166】中継ユニット側送受信部202にあって
は、光コネクタ228を通じた多重光信号OVXが双方
向性WDMカップラー227に導かれる。双方向性WD
Mカップラー227は、例えば、図29に示される如く
の等価ブロック接続によってあらわされる構成を有して
いる。図29に示される等価ブロック接続にあっては、
誘電体多層膜部224が備えられていて、誘電体多層膜
部224の一端部側に、光ファイバー及び光コネクタ2
29を介して接続された入出力端230が設けられてお
り、また、誘電体多層膜部224の他端部側に、光ファ
イバー及び光コネクタ231を介して接続された入出力
端232と、光ファイバー及び光コネクタ233を介し
て接続された入出力端234とが設けられている。
【0167】そして、光コネクタ228からの多重光信
号OVXが、入出力端230から光コネクタ229及び
光ファイバーを通じて誘電体多層膜部224に導かれ
る。誘電体多層膜部224にあっては、光コネクタ22
9からの光ファイバーを通じた多重光信号OVXが、ビ
ット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を
略1.3μmとする光信号OVAと、ビット伝送レート
を数十Mbpsとし、中心波長を略1.48μmとする
光信号OAMとに分波される。斯かる誘電体多層膜部2
24における分波により得られる光信号OVA及び光信
号OAMは、光信号OVAが、誘電体多層膜部224か
ら光ファイバー及び光コネクタ231を通じて入出力端
232に導出されるとともに、光信号OAMが、誘電体
多層膜部224から光ファイバー及び光コネクタ233
を通じて入出力端234に導出される。
【0168】入出力端232に導出される、ビット伝送
レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3
μmとする光信号OVAは、双方向性WDMカップラー
227から送出されて、O/E変換部235に導かれ、
また、入出力端234に導出される、ビット伝送レート
を数十Mbpsとし、中心波長を略1.48μmとする
光信号OAMは、双方向性WDMカップラー227から
送出されて、双方向性WDMカップラー236に導かれ
る。
【0169】O/E変換部235にあっては、光信号O
VAに光電変換処理を施して、ビット伝送レートを1.
485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光
信号OVAに基づく、ビット伝送レートを1.485G
bpsとするシリアルディジタルデータDVAを再生す
る。そして、再生されたシリアルディジタルデータDV
Aが、中継ユニット側送受信部202から送出される。
【0170】一方、双方向性WDMカップラー236
は、例えば、図30に示される如くの等価ブロック接続
によってあらわされる構成を有している。図30に示さ
れる等価ブロック接続にあっては、方向性結合部237
が備えられていて、方向性結合部237の一端部側に、
光ファイバー及び光コネクタ238を介して接続された
入出力端239が設けられており、また、方向性結合部
237の他端部側に、光ファイバー及び光コネクタ24
0を介して接続された入出力端241と光ファイバー及
び光コネクタ242を介して接続された入出力端243
とが設けられている。方向性結合部237は、光コネク
タ238に接続された光ファイバーが分岐されて光コネ
クタ240と光コネクタ242との夫々に接続される部
分である。
【0171】そして、双方向性WDMカップラー227
からの光信号OAMが、入出力端239から光コネクタ
238及び光ファイバーを通じて方向性結合部237に
導かれる。方向性結合部237にあっては、光コネクタ
238からの光ファイバーを通じた光信号OAMが、分
岐された光ファイバーを通じて光コネクタ242へと導
かれる。それにより、方向性結合部237を通過した光
信号OAMが、光コネクタ242を通じて入出力端24
3に導出される。入出力端243に導出される光信号O
AMは、双方向性WDMカップラー236から送出され
て、O/E変換部245へと導かれる。
【0172】O/E変換部245にあっては、光信号O
AMに光電変換処理を施して、ビット伝送レートを数十
Mbpsとし、中心波長を略1.48μmとする光信号
OAMに基づく、ビット伝送レートを数十Mbpsとす
る多重シリアルデータDAMを得る。O/E変換部24
5から得られる多重シリアルデータDAMは、データ分
離部246に供給される。
【0173】データ分離部246は、図14に示される
中継ユニット側送受信部92におけるデータ分離部13
7と同様に構成されて同様に動作する。そして、データ
分離部246は、多重シリアルデータDAMに分離化処
理を施し、その結果得られる二つのデータである二系統
のシリアルディジタルデータDAAとシリアルディジタ
ルデータDABとを再生する。このようにして再生され
るシリアルディジタルデータDAA及びDABは、中継
ユニット側送受信部202から送出される。
【0174】また、中継ユニット側送受信部202にあ
っては、6系統のシリアルディジタルデータDSA〜D
SFがデータ多重部247に供給される。6系統のシリ
アルディジタルデータDSA〜DSFの夫々は、例え
ば、ディジタルリターンビデオ信号を形成するD1信号
がシリアル化されて得られるSDI信号であって、ビッ
ト伝送レートを、例えば、270Mbpsとするものと
される。
【0175】データ多重部247は、図14に示される
中継ユニット側送受信部92におけるデータ多重部13
8と同様に構成され、データ多重部247から、6系統
のシリアルディジタルデータDSA〜DSFに基づく、
例えば、ビット伝送レートを2.16Gbpsとする多
重シリアルデータDSMが得られ、それが、E/O変換
部248に供給される。
【0176】E/O変換部248は、図1に示されるC
CU側送受信部11におけるE/O変換部13と同様に
構成され、データ多重部247からの多重シリアルデー
タDSMに電光変換処理を施し、多重シリアルデータD
SMに基づく、例えば、中心波長を略1.55μmと
し、ビット伝送レートを2.16Gbpsとする光信号
OSMを形成する。E/O変換部248から得られる光
信号OSMは、双方向性WDMカップラー236に供給
される。
【0177】双方向性WDMカップラー236において
は、E/O変換部248からの、ビット伝送レートを
2.16Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとす
る光信号OSMが、図30に示される入出力端241か
ら、光コネクタ240及び光ファイバーを通じて方向性
結合部237に導かれる。方向性結合部237にあって
は、光コネクタ240からの光ファイバーを通じた光信
号OSMが、光コネクタ240からの光ファイバーと光
コネクタ242からの光ファイバーとが相互結合して成
る光ファイバーを通じて方向性結合部237へと導かれ
る。それにより、方向性結合部237を通過した光信号
OSMが、光ファイバー及び光コネクタ238を通じて
入出力端239に導出される。このようにして入出力端
239に導出される光信号OSMは、双方向性WDMカ
ップラー236から送出されて、双方向性WDMカップ
ラー227に導かれる。
【0178】双方向性WDMカップラー227において
は、双方向性WDMカップラー236からの、ビット伝
送レートを2.16Gbpsとし、中心波長を略1.5
5μmとする光信号OSMが、図29に示される入出力
端234から、光コネクタ233及び光ファイバーを通
じて誘電体多層膜部224に導かれる。そして、誘電体
多層膜部224を通じた光信号OSMが、光ファイバー
及び光コネクタ229を通じて入出力端230に導出さ
れる。このようにして入出力端230に導出される光信
号OSMは、双方向性WDMカップラー227から送出
される。
【0179】中継ユニット側送受信部202における双
方向性WDMカップラー227からの光信号OSMは、
光コネクタ228を通じて光信号伝送ケーブル226に
その他端側から送出されて、光信号伝送ケーブル226
の他端側から一端側へと伝送され、その一端側から光コ
ネクタ225を通じてCCU側送受信部201における
双方向性WDMカップラー204へと導かれる。
【0180】双方向性WDMカップラー204にあって
は、光コネクタ225からの、ビット伝送レートを2.
16Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとする光
信号OSMが、図28に示される入出力端223から光
コネクタ222及び光ファイバーを通じて誘電体多層膜
部217に導かれる。そして、誘電体多層膜部217を
通じた光信号OSMが、光ファイバー及び光コネクタ2
20を通じて入出力端221に導出される。このように
して入出力端221に導出される光信号OSMは、双方
向性WDMカップラー204から送出されて、双方向性
WDMカップラー209に導かれる。
【0181】双方向性WDMカップラー209にあって
は、双方向性WDMカップラー204からの、ビット伝
送レートを2.16Gbpsとし、中心波長を略1.5
5μmとする光信号OSMが、図27に示される入出力
端216から光コネクタ215を通じて方向性結合部2
10に導かれる。方向性結合部210にあっては、光コ
ネクタ215からの光ファイバーを通じた光信号OSM
が、分岐された光ファイバーを通じて光コネクタ211
へと導かれる。それにより、方向性結合部210を通過
した光信号OSMが、光ファイバー及び光コネクタ21
1を通じて入出力端212に導出される。このようにし
て入出力端212に導出される光信号OSMは、双方向
性WDMカップラー209から送出されて、O/E変換
部249へと導かれる。
【0182】O/E変換部249にあっては、ビット伝
送レートを2.16Gbpsとし、中心波長を略1.5
5μmとする光信号OSMに光電変換処理を施して、光
信号OSMに基づく、ビット伝送レートを2.16Gb
psとする多重シリアルデータDSMを再生する。そし
て、再生された多重シリアルデータDSMは、データ分
離部250に供給される。
【0183】データ分離部250は、図14に示される
CCU側送受信部91におけるデータ分離部141と同
様に構成され、データ分離部250において、O/E変
換部249からのビット伝送レートを2.16Gbps
とする多重シリアルデータDSMに基づく、各々がビッ
ト伝送レートを270Mbpsとする6系統のシリアル
ディジタルデータDSA〜DSFが再生される。このよ
うにして、データ分離部250において再生される6系
統のシリアルディジタルデータDSA〜DSFは、CC
U側送受信部201から送出される。
【0184】上述の如くに、図24に示される例におい
ては、例えば、ビデオカメラから送出されるディジタル
ビデオ信号であるHD信号に基づくものとされるシリア
ルディジタルデータDVAと、例えば、各々がディジタ
ルオーディオ信号に基づくものとされる2系統のシリア
ルディジタルデータDAA及びDABとが、CCU側送
受信部201に一端側が接続されるとともに中継ユニッ
ト側送受信部202に他端側が接続された光信号伝送ケ
ーブル226を一端側から他端側へと伝送されるととも
に、例えば、各々がディジタルリターンビデオ信号に基
づくものとされる6系統のシリアルディジタルデータD
SA〜DSFが、光信号伝送ケーブル226を他端側か
ら一端側へと伝送される。即ち、シリアルディジタルデ
ータDVAと2系統のシリアルディジタルデータDAA
及びDABと6系統のシリアルディジタルデータDSA
〜DSFとが、CCU側送受信部201と中継ユニット
側送受信部202とを連結する共通の光信号伝送ケーブ
ル226の一端側と他端側との間において双方向伝送さ
れるのである。
【0185】なお、図24に示される例にあっても、中
心波長を略1.48μmとする光信号に変換されてCC
U側送受信部201から中継ユニット側送受信部202
へと伝送されるシリアルディジタルデータは、シリアル
ディジタルデータDAA及びDABの2系統に限られる
ものではなく、また、中心波長を略1.55μmとする
光信号に変換されて中継ユニット側送受信部202から
CCU側送受信部201へと伝送されるシリアルディジ
タルデータもシリアルディジタルデータDSA〜DSF
の6系統に限られるものではない。
【0186】このような図24に示される例が、ビデオ
カメラから得られるディジタルビデオ信号,ディジタル
リターンビデオ信号及びディジタルオーディオ信号もし
くはディジタル制御信号をあらわす複数のシリアルディ
ジタルデータの夫々が変換されて得られる複数の光信号
の、CCUと中継ユニットとの間における光信号伝送ケ
ーブルを用いての双方向伝送に適用される際には、その
双方向伝送を、光信号伝送ケーブルの数を最小限に抑え
ることができるもとで、効率良く行えることになる。
【0187】図31は、本願の特許請求の範囲における
請求項1,請求項2もしくは請求項21から請求項24
までのいずれかに記載された発明に係る光信号伝送方法
の一例が実施される、本願の特許請求の範囲における請
求項25,請求項26,請求項33または請求項34に
記載された発明に係る光信号伝送装置の一例を示す。
【0188】図31に示される例は、CCU側送受信部
251と中継ユニット側送受信部252との間におい
て、複数のシリアルディジタルデータの双方向伝送を行
うものとされている。
【0189】CCU側送受信部251にあっては、2系
統のシリアルディジタルデータDVA及びDVBがビッ
ト多重部253に供給されるとともに、6系統のシリア
ルディジタルデータDSA〜DSFがデータ多重部25
4に供給される。
【0190】2系統のシリアルディジタルデータDVA
及びDVBの夫々は、例えば、ビデオカメラから送出さ
れるディジタルビデオ信号であるHD信号がシリアル化
されて得られるシリアルHD信号であって、ビット伝送
レートを、例えば、1.485Gbpsとするものとさ
れる。また、6系統のシリアルディジタルデータDSA
〜DSFの夫々は、例えば、ディジタルビデオ信号であ
るD1信号がシリアル化されて得られるSDI信号であ
って、ビット伝送レートを、例えば、270Mbpsと
するものとされる。
【0191】ビット多重部253は、図19に示される
CCU側送受信部151におけるビット多重部153と
同様に構成されて同様に動作する。そして、ビット多重
部253から、シリアルディジタルデータDVA及びD
VBに基づく、ビット伝送レートを2.97Gbpsと
する複合シリアルデータDVMが得られる。このように
して、ビット多重部253から得られる複合シリアルデ
ータDVMは、E/O変換部255に供給される。
【0192】E/O変換部255は、図1に示されるC
CU側送受信部11におけるE/O変換部13と同様に
構成されて、複合シリアルデータDVMに電光変換処理
を施し、複合シリアルデータDVMに基づく中心波長を
略1.55μmとし、ビット伝送レートを2.97Gb
psとする光信号OVMを得る。そして、E/O変換部
255から得られる光信号OVMは、双方向性WDMカ
ップラー256に導かれる。
【0193】双方向性WDMカップラー256は、図3
2に示される如くの等価ブロック接続によってあらわさ
れる構成を有している。図32に示される等価ブロック
接続にあっては、方向性結合部257が設けられてお
り、方向性結合部257の一端部側に、光ファイバー及
び光コネクタ258を介して接続された入出力端259
と、光ファイバー及び光コネクタ260を介して接続さ
れた入出力端261とが設けられており、また、方向性
結合部257の他端部側に、光ファイバー及び光コネク
タ262を介して接続された入出力端263が設けられ
ている。
【0194】そして、E/O変換部255からの、中心
波長を略1.55μmとする光信号OVMが、入出力端
259から光コネクタ258及び光ファイバーを通じて
方向性結合部257に導かれる。そして、方向性結合部
257を通じた光信号OVMが、光ファイバー及び光コ
ネクタ262を通じて入出力端263に導出される。こ
のようにして入出力端263に導出される光信号OVM
は、双方向性WDMカップラー256から送出されて、
双方向性WDMカップラー265に導かれる。
【0195】データ多重部254は、図19に示される
CCU側送受信部151におけるデータ多重部154と
同様に構成され、データ多重部254から、6系統のシ
リアルディジタルデータDSA〜DSFに基づく、例え
ば、ビット伝送レートを2.16Gbpsとする多重シ
リアルデータDSMが得られ、それが、E/O変換部2
66に供給される。
【0196】E/O変換部266は、図19に示される
CCU側送受信部151におけるE/O変換部157と
同様に構成され、データ多重部254からの多重シリア
ルデータDSMに電光変換処理を施し、多重シリアルデ
ータDSMに基づく、例えば、中心波長を略1.3μm
とし、ビット伝送レートを2.16Gbpsとする光信
号OSMを形成する。E/O変換部266から得られる
光信号OSMは、双方向性WDMカップラー265に導
かれる。
【0197】双方向性WDMカップラー265は、図3
3に示される如くの等価ブロック接続によってあらわさ
れる構成を有している。図33に示される等価ブロック
接続にあっては、誘電体多層膜部267が設けられてお
り、誘電体多層膜部267の一端部側に、光ファイバー
及び光コネクタ268を介して接続された入出力端26
9と、光ファイバー及び光コネクタ270を介して接続
された入出力端271とが設けられており、また、誘電
体多層膜部267の他端部側に、光ファイバー及び光コ
ネクタ272を介して接続された入出力端273が設け
られている。
【0198】そして、E/O変換部266からの、中心
波長を略1.3μmとする光信号OSMが、入出力端2
69から光コネクタ268及び光ファイバーを通じて誘
電体多層膜部267に導かれるとともに、双方向性WD
Mカップラー256からの、中心波長を略1.55μm
とする光信号OVMが、入出力端271から光コネクタ
270及び光ファイバーを通じて誘電体多層膜部267
に導かれる。誘電体多層膜部267においては、光信号
OSMと光信号OVMとが合波されて、多重光信号OM
Xが形成される。誘電体多層膜部267において得られ
る多重光信号OMXは、誘電体多層膜部267から光フ
ァイバー及び光コネクタ272を通じて入出力端273
に導出される。このようにして入出力端273に導出さ
れる多重光信号OMXは、双方向性WDMカップラー2
65から送出され、さらに、CCU側送受信部251か
ら送出されて、光コネクタ280に導かれる。
【0199】光コネクタ280は、CCU側送受信部2
51における双方向性WDMカップラー265と光信号
伝送ケーブル281の一端側とを連結している。それに
より、双方向性WDMカップラー265からの多重光信
号OMXは、光コネクタ280を通じて光信号伝送ケー
ブル281にその一端側から送出される。光信号伝送ケ
ーブル281は、例えば、石英系SMFによって形成さ
れたものとされる。
【0200】光信号伝送ケーブル281の他端側には、
それと中継ユニット側送受信部252における双方向性
WDMカップラー282とを連結する光コネクタ283
が設けられている。それにより、光コネクタ280を通
じて光信号伝送ケーブル281にその一端側から送出さ
れた多重光信号OMXは、光信号伝送ケーブル281の
一端側から他端側へと伝送され、その他端側から光コネ
クタ283を通じて中継ユニット側送受信部252へと
導かれる。
【0201】中継ユニット側送受信部252にあって
は、光コネクタ283を通じた多重光信号OMXが双方
向性WDMカップラー282に供給される。双方向性W
DMカップラー282は、例えば、図34に示される如
くの等価ブロック接続によってあらわされる構成を有し
ている。図34に示される等価ブロック接続にあって
は、誘電体多層膜部284が備えられていて、誘電体多
層膜部284の一端部側に、光ファイバー及び光コネク
タ285を介して接続された入出力端286が設けられ
ており、また、誘電体多層膜部284の他端部側に、光
ファイバー及び光コネクタ287を介して接続された入
出力端288と、光ファイバー及び光コネクタ289を
介して接続された入出力端290とが設けられている。
【0202】そして、光コネクタ283からの多重光信
号OMXが、入出力端286から光コネクタ285及び
光ファイバーを通じて誘電体多層膜部284に導かれ
る。誘電体多層膜部284においては、光コネクタ28
5からの光ファイバーを通じた多重光信号OMXが、ビ
ット伝送レートを2.16Gbpsとし、中心波長を略
1.3μmとする光信号OSMとビット伝送レートを
2.97Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとす
る光信号OVMとに分波されて、光信号OSMが光ファ
イバーを通じて光コネクタ287へと導出されるととも
に、光信号OVMが光ファイバーを通じて光コネクタ2
89へと導出される。
【0203】即ち、誘電体多層膜部284から、ビット
伝送レートを2.16Gbpsとし、中心波長を略1.
3μmとする光信号OSMが、光ファイバー及び光コネ
クタ287を通じて入出力端288に導出され、また、
ビット伝送レートを2.97Gbpsとし、中心波長を
略1.55μmとする光信号OVMが、光ファイバー及
び光コネクタ289を通じて入出力端290に導出され
る。このようにして、入出力端288に導出される光信
号OSM及び入出力端290に導出される光信号OVM
は、双方向性WDMカップラー282から送出されて、
夫々、O/E変換部291及び双方向性WDMカップラ
ー292へと導かれる。
【0204】O/E変換部291にあっては、中心波長
を略1.3μmとし、ビット伝送レートを2.16Gb
psとする光信号OSMに光電変換処理を施して、中心
波長を略1.3μmとする光信号OSMに基づく、ビッ
ト伝送レートを2.16Gbpsとする多重シリアルデ
ータDSMを再生する。
【0205】O/E変換部291において得られるビッ
ト伝送レートを2.16Gbpsとする多重シリアルデ
ータDSMは、データ分離部293に供給される。デー
タ分離部293は、例えば、図19に示される中継ユニ
ット側送受信部152におけるデータ分離部188と同
様に構成され、データ分離部293において、O/E変
換部291からのビット伝送レートを2.16Gbps
とする多重シリアルデータDSMに基づく、各々がビッ
ト伝送レートを270Mbpsとする6系統のシリアル
ディジタルデータDSA〜DSFが再生される。
【0206】双方向性WDMカップラー292は、例え
ば、図35に示される如くの等価ブロック接続によって
あらわされる構成を有している。図35に示される等価
ブロック接続にあっては、方向性結合部295が備えら
れていて、方向性結合部295の一端部側に、光ファイ
バー及び光コネクタ296を介して接続された入出力端
297が設けられており、また、方向性結合部295の
他端部側に、光ファイバー及び光コネクタ298を介し
て接続された入出力端299と、光ファイバー及び光コ
ネクタ300を介して接続された入出力端301とが設
けられている。
【0207】そして、双方向性WDMカップラー282
からの、ビット伝送レートを2.97Gbpsとし、中
心波長を略1.55μmとする光信号OVMが、入出力
端297から光コネクタ296及び光ファイバーを通じ
て方向性結合部295に導かれる。そして、方向性結合
部295を通過した光信号OVMが、光ファイバー及び
光コネクタ298を通じて入出力端299に導出され
る。入出力端299に導出される光信号OVMは、双方
向性WDMカップラー292から送出されて、O/E変
換部302に導かれる。
【0208】O/E変換部302にあっては、中心波長
を略1.55μmとし、ビット伝送レートを2.97G
bpsとする光信号OVMに光電変換処理を施して、中
心波長を略1.55μmとする光信号OVMに基づく、
ビット伝送レートを2.97Gbpsとする複合シリア
ルデータDVMを得る。O/E変換部302において得
られるビット伝送レートを2.97Gbpsとする複合
シリアルデータDVMは、ビット分離部303に供給さ
れる。
【0209】ビット分離部303は、図19に示される
中継ユニット側送受信部152におけるビット分離部1
87と同様に構成され、複合シリアルデータDVMから
各々がビット伝送レートを1.485Gbpsとする2
系統のシリアルディジタルデータDVA及びDVBとを
個別に再生する。
【0210】このようにして、データ分離部293にお
いて再生される6系統のシリアルディジタルデータDS
A〜DSFとビット分離部303において再生される2
系統のシリアルディジタルデータDVA及びDVBと
が、中継ユニット側送受信部252から送出される。
【0211】また、中継ユニット側送受信部252にあ
っては、二系統のシリアルディジタルデータDCA及び
DCBが、データ多重部305に供給される。シリアル
ディジタルデータDCA及びDCBの夫々は、例えば、
ディジタルビデオ信号に圧縮処理が施されて形成される
ディジタルリターンビデオ信号を形成するものとされ
る。
【0212】データ多重部305は、図19に示される
中継ユニット側送受信部152におけるデータ多重部1
90と同様に構成されて同様に動作する。そして、デー
タ多重部305は、シリアルディジタルデータDCAと
シリアルディジタルデータDCBとに多重化処理を施し
て、その結果得られるシリアルディジタルデータである
多重シリアルデータDCMを、例えば、ビット伝送レー
トを数十Mbpsとするものとして送出する。
【0213】データ多重部305から送出される多重シ
リアルデータDCMは、E/O変換部306に供給され
る。E/O変換部306は、図24に示されるCCU側
送受信部201におけるE/O変換部206と同様に構
成されて、多重シリアルデータDCMに電光変換処理を
施し、ビット伝送レートを数十Mbpsとし、例えば、
1.48μmとされる中心波長を有した光信号OCMを
形成する。E/O変換部306において形成される光信
号OCMは、双方向性WDMカップラー292に導かれ
る。
【0214】双方向性WDMカップラー292において
は、E/O変換部306からの、ビット伝送レートを数
十Mbpsとし、中心波長を略1.48μmとする光信
号OCMが、図35に示される入出力端301から、光
コネクタ300及び光ファイバーを通じて方向性結合部
295に導かれる。そして、方向性結合部295を通じ
た光信号OCMが、光ファイバーを通じて光コネクタ2
96へと導出される。それにより、方向性結合部295
を通過した光信号OCMが、光ファイバー及び光コネク
タ296を通じて入出力端297に導出される。このよ
うにして入出力端297に導出される光信号OCMは、
双方向性WDMカップラー292から送出されて、双方
向性WDMカップラー282に導かれる。
【0215】双方向性WDMカップラー282において
は、双方向性WDMカップラー292からの、ビット伝
送レートを数十Mbpsとし、中心波長を略1.48μ
mとする光信号OCMが、図34に示される入出力端2
90から、光コネクタ289及び光ファイバーを通じて
誘電体多層膜部284に導かれる。そして、誘電体多層
膜部284を通じた光信号OCMが、光ファイバーを通
じて光コネクタ285へと導出される。それにより、誘
電体多層膜部284を通過した光信号OCMが、光ファ
イバー及び光コネクタ285を通じて入出力端286に
導出される。このようにして入出力端286に導出され
る光信号OCMは、双方向性WDMカップラー282か
ら送出される。
【0216】中継ユニット側送受信部252における双
方向性WDMカップラー282からの光信号OCMは、
光コネクタ283を通じて光信号伝送ケーブル281に
その他端側から送出されて、光信号伝送ケーブル281
の他端側から一端側へと伝送され、その一端側から光コ
ネクタ280を通じてCCU側送受信部251における
双方向性WDMカップラー265へと導かれる。
【0217】双方向性WDMカップラー265にあって
は、光コネクタ280からの、ビット伝送レートを数十
Mbpsとし、中心波長を略1.48μmとする光信号
OCMが、図33に示される入出力端273から光コネ
クタ272及び光ファイバーを通じて誘電体多層膜部2
67に導かれる。そして、誘電体多層膜部267を通じ
た光信号OCMが、光ファイバー及び光コネクタ270
を通じて入出力端271に導出される。このようにして
入出力端271に導出される光信号OCMは、双方向性
WDMカップラー265から送出されて、双方向性WD
Mカップラー256へと導かれる。
【0218】双方向性WDMカップラー256にあって
は、双方向性WDMカップラー265からの、ビット伝
送レートを数十Mbpsとし、中心波長を略1.48μ
mとする光信号OCMが、図32に示される入出力端2
63から光コネクタ262及び光ファイバーを通じて方
向性結合部257に導かれる。そして、方向性結合部2
57を通じた光信号OCMが、光ファイバー及び光コネ
クタ260を通じて入出力端261に導出される。この
ようにして入出力端261に導出される光信号OCM
は、双方向性WDMカップラー256から送出されて、
O/E変換部307へと導かれる。
【0219】O/E変換部307にあっては、ビット伝
送レートを数十Mbpsとし、中心波長を略1.48μ
mとする光信号OCMに光電変換処理を施して、光信号
OCMに基づく、ビット伝送レートを数十Mbpsとす
る多重シリアルデータDCMを再生する。そして、再生
された多重シリアルデータDCMは、データ分離部30
8に供給される。
【0220】データ分離部308は、図19に示される
CCU側送受信部151におけるデータ分離部193と
同様に構成されて同様に動作する。そして、データ分離
部308は、多重シリアルデータDCMに分離化処理を
施し、その結果得られる二つのデータである二系統のシ
リアルディジタルデータDCAとシリアルディジタルデ
ータDCBとを再生する。このようにして再生されるシ
リアルディジタルデータDCA及びDCBは、CCU側
送受信部251から送出される。
【0221】上述の如くに、図31に示される例におい
ては、例えば、各々がディジタルビデオ信号であるHD
信号に基づくものとされる2系統のシリアルディジタル
データDVA及びDVBと、例えば、各々がディジタル
ビデオ信号であるD1信号がシリアル化されて得られる
SDI信号を形成するものとされる6系統のシリアルデ
ィジタルデータDSA〜DSFとが、CCU側送受信部
251に一端側が接続されるとともに中継ユニット側送
受信部252に他端側が接続された光信号伝送ケーブル
281を一端側から他端側へと伝送されるとともに、例
えば、各々がディジタルリターンビデオ信号を形成する
ものとされる2系統のシリアルディジタルデータDCA
及びDCBが、光信号伝送ケーブル281を他端側から
一端側へと伝送される。即ち、2系統のシリアルディジ
タルデータDVA及びDVBと、6系統のシリアルディ
ジタルデータDSA〜DSFと、2系統のシリアルディ
ジタルデータDCA及びDCBとが、CCU側送受信部
251と中継ユニット側送受信部252とを連結する共
通の光信号伝送ケーブル281の一端側と他端側との間
において双方向伝送されるのである。
【0222】なお、図31に示される例にあっては、中
心波長を略1.55μmとする光信号に変換されてCC
U側送受信部251から中継ユニット側送受信部252
へと伝送されるシリアルディジタルデータは、シリアル
ディジタルデータDVA及びDVBの2系統に限られる
ものではなく、また、中心波長を略1.3μmとする光
信号に変換されてCCU側送受信部251から中継ユニ
ット側送受信部252へと伝送されるシリアルディジタ
ルデータもシリアルディジタルデータDSA〜DSFの
6系統に限られるものではなく、さらに、中心波長を略
1.48μmとする光信号に変換されて中継ユニット側
送受信部252からCCU側送受信部251へと伝送さ
れるシリアルディジタルデータも、シリアルディジタル
データDCA及びDCBの2系統に限られるものではな
い。
【0223】このような図31に示される例が、ビデオ
カメラから得られるディジタルビデオ信号,ディジタル
リターンビデオ信号及びディジタルオーディオ信号もし
くはディジタル制御信号をあらわす複数のシリアルディ
ジタルデータの夫々が変換されて得られる複数の光信号
の、CCUと中継ユニットとの間における光信号伝送ケ
ーブルを用いての双方向伝送に適用される際には、その
双方向伝送を、光信号伝送ケーブルの数を最小限に抑え
ることができるもとで、効率良く行えることになる。
【0224】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項24までのい
ずれかに記載された発明に係る光信号伝送方法、もしく
は、本願の特許請求の範囲における請求項25から請求
項34までのいずれかに記載された発明に係る光信号伝
送装置にあっては、第1のシリアルディジタルデータ、
もしくは、複数の第1のシリアルディジタルデータにビ
ット多重合成処理が施されて得られる複合シリアルデー
タに基づく第1の中心波長を有した第1の光信号と、第
2のシリアルディジタルデータ、もしくは、複数の第2
のシリアルディジタルデータに多重化処理が施されて得
られる多重シリアルデータに基づく第2の中心波長を有
した第2の光信号と、第3のシリアルディジタルデー
タ、もしくは、複数の第3のシリアルディジタルデータ
に多重化処理が施されて得られる多重シリアルデータに
基づく第3の中心波長を有した第3の光信号とが形成さ
れ、第1の光信号及び第2の光信号が合波されて多重光
信号として共通の光信号伝送ケーブルの一端側から他端
側へと伝送されるとともに、第3の光信号が共通の光信
号伝送ケーブルの他端側から一端側へと伝送される。
【0225】その際、例えば、共通の光信号伝送ケーブ
ルの一端側と他端側との夫々に双方向性WDMカップラ
ーが配されて、共通の光信号伝送ケーブルの一端側に配
された双方向性WDMカップラーにより、第1の光信号
及び第2の光信号が合波されて形成された多重光信号の
共通の光信号伝送ケーブルの一端側への送出と第3の光
信号の共通の光信号伝送ケーブルの一端側からの導出と
が行なわれ、また、共通の光信号伝送ケーブルの他端側
に配された双方向性WDMカップラーにより、第3の光
信号の共通の光信号伝送ケーブルの他端側への送出と第
1の光信号及び第2の光信号が合波されて形成された多
重光信号の共通の光信号伝送ケーブルの他端側からの導
出とが行なわれる。
【0226】このような本願の特許請求の範囲に記載さ
れた発明に係る光信号伝送方法もしくは光信号伝送装置
が、例えば、ビデオカメラから得られるディジタルビデ
オ信号,ディジタルリターンビデオ信号及びディジタル
オーディオ信号もしくはディジタル制御信号をあらわす
複数のシリアルディジタルデータの夫々が変換されて得
られる複数の光信号の、CCUと中継ユニットとの間に
おける光信号伝送ケーブルを用いての双方向伝送に適用
される際には、その双方向伝送を、光信号伝送ケーブル
の数を最小限に抑えることができるもとで、効率良く行
えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項8までのいずれかに記載された発明に係る光信号
伝送方法の一例が実施される、本願の特許請求の範囲に
おける請求項25から請求項30までのいずれかに記載
された発明に係る光信号伝送装置の一例を示すブロック
接続図である。
【図2】 図1に示される例に用いられるE/O変換部
の具体構成例を示すブロック構成図である。
【図3】 図2の具体構成例に用いられる1.55μm
帯DFBレーザダイオードの説明に供される特性図であ
る。
【図4】 図1に示される例に用いられる双方向性WD
Mカップラーの具体構成例をあらわすブロック構成図で
ある。
【図5】 図1に示される例に用いられるE/O変換部
の具体構成例を示すブロック構成図である。
【図6】 図5の具体構成例に用いられる0.83μm
帯FPレーザダイオードの説明に供される特性図であ
る。
【図7】 図1に示される例に用いられる双方向性WD
Mカップラーの具体構成例をあらわすブロック構成図で
ある。
【図8】 図1に示される例に用いられる双方向性WD
Mカップラーの具体構成例をあらわすブロック構成図で
ある。
【図9】 図1に示される例に用いられる双方向性WD
Mカップラーの具体構成例をあらわすブロック構成図で
ある。
【図10】 図1に示される例に用いられるデータ多重
部の具体構成例を示すブロック構成図である。
【図11】 図1に示される例に用いられるE/O変換
部の具体構成例を示すブロック構成図である。
【図12】 図11の具体構成例に用いられる1.3μ
m帯FPレーザダイオードの説明に供される特性図であ
る。
【図13】 図1に示される例に用いられるデータ分離
部の具体構成例を示すブロック構成図である。
【図14】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求項4まで及び請求項9から請求項12までのいず
れかに記載された発明に係る光信号伝送方法の一例が実
施される、本願の特許請求の範囲における請求項25か
ら請求項30までのいずれかに記載された発明に係る光
信号伝送装置の他の例を示す。
【図15】 図14に示される例に用いられる双方向性
WDMカップラーの具体構成例をあらわすブロック構成
図である。
【図16】 図14に示される例に用いられる双方向性
WDMカップラーの具体構成例をあらわすブロック構成
図である。
【図17】 図14に示される例に用いられる双方向性
WDMカップラーの具体構成例をあらわすブロック構成
図である。
【図18】 図14に示される例に用いられる双方向性
WDMカップラーの具体構成例をあらわすブロック構成
図である。
【図19】 本願の特許請求の範囲における請求項1,
請求項2または請求項17から請求項20までのいずれ
かに記載された発明に係る光信号伝送方法の一例が実施
される、本願の特許請求の範囲における請求項25,請
求項26,請求項31または請求項32に記載された発
明に係る光信号伝送装置の一例を示す。
【図20】 図19に示される例に用いられる合波部の
具体構成例をあらわすブロック構成図である。
【図21】 図19に示される例に用いられる双方向性
WDMカップラーの具体構成例をあらわすブロック構成
図である。
【図22】 図19に示される例に用いられる双方向性
WDMカップラーの具体構成例をあらわすブロック構成
図である。
【図23】 図19に示される例に用いられる分波部の
具体構成例をあらわすブロック構成図である。
【図24】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求項4まで及び請求項13から請求項16までのい
ずれかに記載された発明に係る光信号伝送方法の一例が
実施される、本願の特許請求の範囲における請求項25
から請求項30までのいずれかに記載された発明に係る
光信号伝送装置のさらに他の例を示す。
【図25】 図24に示される例に用いられるE/O変
換部の具体構成例を示すブロック構成図である。
【図26】 図25の具体構成例に用いられる1.48
μm帯FPレーザダイオードの説明に供される特性図で
ある。
【図27】 図24に示される例に用いられる双方向性
WDMカップラーの具体構成例をあらわすブロック構成
図である。
【図28】 図24に示される例に用いられる双方向性
WDMカップラーの具体構成例をあらわすブロック構成
図である。
【図29】 図24に示される例に用いられる双方向性
WDMカップラーの具体構成例をあらわすブロック構成
図である。
【図30】 図24に示される例に用いられる双方向性
WDMカップラーの具体構成例をあらわすブロック構成
図である。
【図31】 本願の特許請求の範囲における請求項1,
請求項2もしくは請求項21から請求項24までのいず
れかに記載された発明に係る光信号伝送方法の一例が実
施される、本願の特許請求の範囲における請求項25,
請求項26,請求項33または請求項34に記載された
発明に係る光信号伝送装置の一例を示す。
【図32】 図31に示される例に用いられる双方向性
WDMカップラーの具体構成例をあらわすブロック構成
図である。
【図33】 図31に示される例に用いられる双方向性
WDMカップラーの具体構成例をあらわすブロック構成
図である。
【図34】 図31に示される例に用いられる双方向性
WDMカップラーの具体構成例をあらわすブロック構成
図である。
【図35】 図31に示される例に用いられる双方向性
WDMカップラーの具体構成例をあらわすブロック構成
図である。
【図36】 ディジタルビデオ信号を形成するワード列
データのデータフォーマットをあらわすチャートであ
る。
【図37】 ディジタルビデオ信号を形成するワード列
データのデータフォーマットをあらわすチャートであ
る。
【図38】 ディジタルビデオ信号を形成するワード列
データのデータフォーマットをあらわすチャートであ
る。
【図39】 石英系SMFの減衰特性をあらわす特性図
である。
【図40】 石英系SMFの分散特性をあらわす特性図
である。
【符号の説明】
11,91,151,201,251・・・CCU側送
受信部, 12,92,152,202,252・・・
中継ユニット側送受信部, 13,26,75,93,
96,139,155,157,191,203,20
6,248,255,266,306・・・E/O変換
部, 14,27,76,207・・・レーザ駆動部,
15・・・1.55μm帯DFBレーザダイオード,
16,24,42,52,94,97,117,12
8,162,172,204,209,227,23
6,256,265,282,292・・・双方向性W
DMカップラー, 17,53,98,129,15
9,181,210,237,257,295・・・方
向性結合部, 18,20,22,31,33,35,
40,43,46,48,50,54,56,58,9
9,101,103,106,108,110,11
5,118,121,123,125,130,13
2,134,158,160,161,164,16
6,168,170,173,174,176,17
8,182〜184,211,213,215,21
8,220,222,225,228,229,23
1,233,238,240,242,258,26
0,262,268,270,272,280,28
3,285,287,289,296,298,300
・・・光コネクタ,19,21,23,32,34,3
6,47,51,55,57,59,100,102,
104,107,109,111,122,124,1
26,131,133,135,165,167,16
9,175,179,212,214,216,21
9,221,223,230,232,234,23
9,241,243,259,261,263,26
9,271,273,286,288,290,29
7,299,301・・・入出力端, 25,65,9
5,138,154,190,205,247,25
4,305・・・データ多重部,28・・・0.83μ
m帯FPレーザダイオード, 30,45,105,1
20,163,173,217,224,267,28
4・・・誘電体多層膜部,41,116,171,22
6,281・・・光信号伝送ケーブル, 60,61,
78,127,136,140,185,186,19
2,235,245,249,291,302,307
・・・O/E変換部, 62,79,137,141,
188,193,246,250,293,308・・
・データ分離部, 66〜71,80・・・S/P変換
部, 72・・・データマッピング部, 73,82〜
87・・・P/S変換部, 77・・・1.3μm帯F
Pレーザダイオード, 81・・・データデマッピング
部, 153,253・・・ビット多重部, 156・
・・合波部, 180・・・分波部, 187,303
・・・ビット分離部, 208・・・1.48μm帯F
Pレーザダイオード,
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/22

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のシリアルディジタルデータを第1の
    中心波長を有する第1の光信号に変換し、第2のシリア
    ルディジタルデータを上記第1の中心波長とは異なる第
    2の中心波長を有する第2の光信号に変換し、第3のシ
    リアルディジタルデータを上記第1及び第2の中心波長
    の夫々とは異なる第3の中心波長を有する第3の光信号
    に変換して、 上記第1の光信号と上記第2の光信号とを合波して光信
    号伝送ケーブルに送出し、該光信号伝送ケーブルの一端
    側から他端側へと伝送するとともに、 上記第3の光信号を上記光信号伝送ケーブルに送出し
    て、該光信号伝送ケーブルの他端側から一端側へと伝送
    し、 上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第1
    の光信号と上記第2の光信号とに夫々基づく第1のシリ
    アルディジタルデータと第2のシリアルディジタルデー
    タとを再生するとともに、 上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第3
    の光信号に基づく第3のシリアルディジタルデータを再
    生する光信号伝送方法。
  2. 【請求項2】第1のシリアルディジタルデータに応じて
    第1の中心波長を有するレーザ光を発する第1のレーザ
    手段により発せられるレーザ光を変調することによっ
    て、上記第1のシリアルディジタルデータを第1の光信
    号に変換し、第2のシリアルディジタルデータに応じて
    第2の中心波長を有するレーザ光を発する第2のレーザ
    手段により発せられるレーザ光を変調することによっ
    て、上記第2のシリアルディジタルデータを第2の光信
    号に変換し、さらに、第3のシリアルディジタルデータ
    に応じて第3の中心波長を有するレーザ光を発する第3
    のレーザ手段により発せられるレーザ光を変調すること
    によって、上記第3のシリアルディジタルデータを第3
    の光信号に変換することを特徴とする請求項1記載の光
    信号伝送方法。
  3. 【請求項3】第1のシリアルディジタルデータを第1の
    中心波長を有する第1の光信号に変換して、該第1の光
    信号を、第1,第2及び第3の入出力端を有した第1の
    双方向性波長多重カップラーを上記第1の入出力端から
    上記第3の入出力端へと通じるものとし、 第2のシリアルディジタルデータを上記第1の中心波長
    とは異なる第2の中心波長を有する第2の光信号に変換
    して、 上記第1の双方向性波長多重カップラーの第3の入出力
    端に導出される上記第1の光信号と上記第2の光信号と
    を、第4,第5及び第6の入出力端を有する第2の双方
    向性波長多重カップラーに夫々上記第4及び第5の入出
    力端を通じて導入されて、上記第6の入出力端に多重光
    信号として導出されるものとし、該多重光信号を光信号
    伝送ケーブルに送出して該光信号伝送ケーブルの一端側
    から他端側へと伝送し、 第3のシリアルディジタルデータを上記第1及び第2の
    中心波長の夫々とは異なる第3の中心波長を有する第3
    の光信号に変換して、該第3の光信号を、第7,第8及
    び第9の入出力端を有する第3の双方向性波長多重カッ
    プラーを上記第8の入出力端から上記第9の入出力端へ
    と通じるものとし、 上記第3の双方向性波長多重カップラーの第9の入出力
    端に得られる上記第3の光信号を、第10,第11及び
    第12の入出力端を有する第4の双方向性波長多重カッ
    プラーを上記第10の入出力端から上記第12の入出力
    端へと通じるものとして、該第12の入出力端に導出さ
    れる上記第3の光信号を、上記光信号伝送ケーブルに送
    出して該光信号伝送ケーブルの他端側から一端側へと伝
    送し、 上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記多重
    光信号を、上記第4の双方向性波長多重カップラーに上
    記第12の入出力端を通じて導かれて、再生された第1
    及び第2の光信号に分波されるものとし、 上記再生された第1の光信号を、上記第3の双方向性波
    長多重カップラーを上記第9の入出力端から上記第7の
    入出力端へと通じるものとして、上記第7の入出力端を
    通じて導出するとともに、上記再生された第2の光信号
    を、上記第4の双方向性波長多重カップラーの上記第1
    1の入出力端を通じて導出し、 上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第3
    の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラーを
    上記第6の入出力端から上記第4の入出力端へと通じる
    ものとして、該第4の入出力端を通じて得られる上記第
    3の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラー
    を上記第3の入出力端から上記第2の入出力端へと通じ
    るものとして、上記第2の入出力端を通じて導出する光
    信号伝送方法。
  4. 【請求項4】第1のシリアルディジタルデータに応じて
    第1の中心波長を有するレーザ光を発する第1のレーザ
    手段により発せられるレーザ光を変調することによっ
    て、上記第1のシリアルディジタルデータを第1の光信
    号に変換し、第2のシリアルディジタルデータに応じて
    第2の中心波長を有するレーザ光を発する第2のレーザ
    手段により発せられるレーザ光を変調することによっ
    て、上記第2のシリアルディジタルデータを第2の光信
    号に変換し、さらに、第3のシリアルディジタルデータ
    に応じて第3の中心波長を有するレーザ光を発する第3
    のレーザ手段により発せられるレーザ光を変調すること
    によって、上記第3のシリアルディジタルデータを第3
    の光信号に変換することを特徴とする請求項3記載の光
    信号伝送方法。
  5. 【請求項5】第1の中心波長が第3の中心波長より長
    く、該第3の中心波長が第2の中心波長より長くなる状
    態設定を行うことを特徴とする請求項4記載の光信号伝
    送方法。
  6. 【請求項6】第2のシリアルディジタルデータを、複数
    のディジタルデータに多重化処理を施すことにより多重
    シリアルデータとして得ることを特徴とする請求項5記
    載の光信号伝送方法。
  7. 【請求項7】第3のシリアルディジタルデータを、複数
    のディジタルデータに多重化処理を施すことにより多重
    シリアルデータとして得ることを特徴とする請求項5ま
    たは請求項6記載の光信号伝送方法。
  8. 【請求項8】第1のレーザ手段を1.55μm帯レーザ
    ダイオードとし、第2のレーザ手段を0.83μm帯レ
    ーザダイオードとし、第3のレーザ手段を1.3μm帯
    レーザダイオードとすることを特徴とする請求項5から
    請求項7までのいずれかに記載の光信号伝送方法。
  9. 【請求項9】第2の中心波長が第3の中心波長より長
    く、該第3の中心波長が第1の中心波長より長くなる状
    態設定を行うことを特徴とする請求項4記載の光信号伝
    送方法。
  10. 【請求項10】第1のシリアルディジタルデータを、複
    数のディジタルデータに多重化処理を施すことにより多
    重シリアルデータとして得ることを特徴とする請求項9
    記載の光信号伝送方法。
  11. 【請求項11】第3のシリアルディジタルデータを、複
    数のディジタルデータに多重化処理を施すことにより多
    重シリアルデータとして得ることを特徴とする請求項9
    または請求項10記載の光信号伝送方法。
  12. 【請求項12】第1のレーザ手段を0.83μm帯レー
    ザダイオードとし、第2のレーザ手段を1.55μm帯
    レーザダイオードとし、第3のレーザ手段を1.3μm
    帯レーザダイオードとすることを特徴とする請求項9か
    ら請求項11までのいずれかに記載の光信号伝送方法。
  13. 【請求項13】第3の中心波長が第1の中心波長より長
    く、該第1の中心波長が第2の中心波長より長くなる状
    態設定を行うことを特徴とする請求項4記載の光信号伝
    送方法。
  14. 【請求項14】第1のシリアルディジタルデータを、複
    数のディジタルデータに多重化処理を施すことにより多
    重シリアルデータとして得ることを特徴とする請求項1
    3記載の光信号伝送方法。
  15. 【請求項15】第3のシリアルディジタルデータを、複
    数のディジタルデータに多重化処理を施すことにより多
    重シリアルデータとして得ることを特徴とする請求項1
    3または請求項14記載の光信号伝送方法。
  16. 【請求項16】第1のレーザ手段を1.48μm帯レー
    ザダイオードとし、第2のレーザ手段を1.3μm帯レ
    ーザダイオードとし、第3のレーザ手段を1.55μm
    帯レーザダイオードとすることを特徴とする請求項13
    から請求項15までのいずれかに記載の光信号伝送方
    法。
  17. 【請求項17】複数の第1のシリアルディジタルデータ
    にビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形
    成し、該複合シリアルデータを第1の中心波長を有する
    第1の光信号に変換し、 複数の第2のシリアルディジタルデータに多重化処理を
    施して第1の多重シリアルデータを形成し、該第1の多
    重シリアルデータを上記第1の中心波長とは異なる第2
    の中心波長を有する第2の光信号に変換し、 上記第1の光信号と上記第2の光信号とに合波処理を施
    して多重光信号を得、 該多重光信号を、第1,第2及び第3の入出力端を有し
    た第1の双方向性波長多重カップラーを上記第1の入出
    力端から上記第3の入出力端へと通じるものとして、該
    第3の入出力端に導出される上記多重光信号を光信号伝
    送ケーブルに送出して該光信号伝送ケーブルの一端側か
    ら他端側へと伝送し、 複数の第3のシリアルディジタルデータに多重化処理を
    施して第2の多重シリアルデータを形成し、該第2の多
    重シリアルデータを上記第1及び上記第2の中心波長の
    夫々とは異なる第3の中心波長を有する第3の光信号に
    変換し、 該第3の光信号を、第4,第5及び第6の入出力端を有
    した第2の双方向性波長多重カップラーを上記第5の入
    出力端から上記第6の入出力端へと通じるものとして、
    該第6の入出力端に導出される上記第3の光信号を上記
    光信号伝送ケーブルに送出して該光信号伝送ケーブルの
    他端側から一端側へと伝送し、 上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記多重
    光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラーを上
    記第6の入出力端から上記第4の入出力端へと通じるも
    のとし、該第4の入出力端を通じて導出される上記多重
    光信号を分波して、上記第1の光信号と上記第2の光信
    号とを得るとともに、 上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第3
    の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラーを
    上記第3の入出力端から上記第2の入出力端へと通じる
    ものとして、該第2の入出力端を通じて上記第3の光信
    号を導出する光信号伝送方法。
  18. 【請求項18】複合シリアルディジタルデータに応じて
    第1の中心波長を有するレーザ光を発する第1のレーザ
    手段により発せられるレーザ光を変調することによっ
    て、上記複合シリアルディジタルデータを第1の光信号
    に変換し、第1の多重シリアルディジタルデータに応じ
    て第2の中心波長を有するレーザ光を発する第2のレー
    ザ手段により発せられるレーザ光を変調することによっ
    て、上記第1の多重シリアルディジタルデータを第2の
    光信号に変換し、さらに、第2の多重シリアルディジタ
    ルデータに応じて第3の中心波長を有するレーザ光を発
    する第3のレーザ手段により発せられるレーザ光を変調
    することによって、上記第2の多重シリアルディジタル
    データを第3の光信号に変換することを特徴とする請求
    項17記載の光信号伝送方法。
  19. 【請求項19】第1の中心波長が第2の中心波長より長
    く、該第2の中心波長が第3の中心波長より長くなる状
    態設定を行うことを特徴とする請求項18記載の光信号
    伝送方法。
  20. 【請求項20】第1のレーザ手段を1.55μm帯レー
    ザダイオードとし、第2のレーザ手段を1.3μm帯レ
    ーザダイオードとし、第3のレーザ手段を0.83μm
    帯レーザダイオードとすることを特徴とする請求項19
    記載の光信号伝送方法。
  21. 【請求項21】複数の第1のシリアルディジタルデータ
    にビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形
    成し、該複合シリアルデータを第1の中心波長を有する
    第1の光信号に変換して、該第1の光信号を、第1,第
    2及び第3の入出力端を有した第1の双方向性波長多重
    カップラーを上記第1の入出力端から上記第3の入出力
    端へと通じるものとし、 複数の第2のシリアルディジタルデータに多重化処理を
    施して第1の多重シリアルデータを形成し、該第1の多
    重シリアルデータを上記第1の中心波長とは異なる第2
    の中心波長を有する第2の光信号に変換し、 該第2の光信号と上記第1の双方向性波長多重カップラ
    ーの上記第3の入出力端に導出される上記第1の光信号
    とを、第4,第5及び第6の入出力端を有する第2の双
    方向性波長多重カップラーに夫々上記第4及び第5の入
    出力端を通じて導入されて、上記第6の入出力端に多重
    光信号として導出されるものとし、該多重光信号を、光
    信号伝送ケーブルに送出して該光信号伝送ケーブルの一
    端側から他端側へと伝送し、 複数の第3のシリアルディジタルデータに多重化処理を
    施して第2の多重シリアルデータを形成し、該第2の多
    重シリアルデータを上記第1及び上記第2の中心波長の
    夫々とは異なる第3の中心波長を有する第3の光信号に
    変換し、該第3の光信号を、第7,第8及び第9の入出
    力端を有する第3の双方向性波長多重カップラーを上記
    第8の入出力端から上記第9の入出力端へと通じるもの
    とし、 上記第3の双方向性波長多重カップラーの上記第9の入
    出力端に得られる上記第3の光信号を、第10,第11
    及び第12の入出力端を有する第4の双方向性波長多重
    カップラーを上記第11の入出力端から上記第12の入
    出力端へと通じるものとして、該第12の入出力端に導
    出される上記第3の光信号を、上記光信号伝送ケーブル
    に送出して該光信号伝送ケーブルの他端側から一端側へ
    と伝送し、 上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記多重
    光信号を、上記第4の双方向性波長多重カップラーに上
    記第12の入出力端を通じて導入されて、再生された第
    1及び第2の光信号に分波されるものとし、 上記再生された第1の光信号を、上記第3の双方向性波
    長多重カップラーを上記第9の入出力端から上記第7の
    入出力端へと通じるものとして、上記第7の入出力端を
    通じて導出するとともに、上記再生された第2の光信号
    を、上記第4の双方向性波長多重カップラーの第10の
    入出力端を通じて導出し、 上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第3
    の光信号を、上記第2の双方向性波長多重カップラーを
    上記第6の入出力端から上記第4の入出力端へと通じる
    ものとして、該第4の入出力端を通じて得られる上記第
    3の光信号を、上記第1の双方向性波長多重カップラー
    を上記第3の入出力端から上記第2の入出力端へと通じ
    るものとして、上記第2の入出力端を通じて導出する光
    信号伝送方法。
  22. 【請求項22】複合シリアルディジタルデータに応じて
    第1の中心波長を有するレーザ光を発する第1のレーザ
    手段により発せられるレーザ光を変調することによっ
    て、上記複合シリアルディジタルデータを第1の光信号
    に変換し、第1の多重シリアルディジタルデータに応じ
    て第2の中心波長を有するレーザ光を発する第2のレー
    ザ手段により発せられるレーザ光を変調することによっ
    て、上記第1の多重シリアルディジタルデータを第2の
    光信号に変換し、さらに、第2の多重シリアルディジタ
    ルデータに応じて第3の中心波長を有するレーザ光を発
    する第3のレーザ手段により発せられるレーザ光を変調
    することによって、上記第2の多重シリアルディジタル
    データを第3の光信号に変換することを特徴とする請求
    項21記載の光信号伝送方法。
  23. 【請求項23】第1の中心波長が第3の中心波長より長
    く、該第3の中心波長が第2の中心波長より長くなる状
    態設定を行うことを特徴とする請求項22記載の光信号
    伝送方法。
  24. 【請求項24】第1のレーザ手段を1.55μm帯レー
    ザダイオードとし、第2のレーザ手段を1.3μm帯レ
    ーザダイオードとし、第3のレーザ手段を1.48μm
    帯レーザダイオードとすることを特徴とする請求項23
    記載の光信号伝送方法。
  25. 【請求項25】第1のシリアルディジタルデータを第1
    の中心波長を有する第1の光信号に変換する第1の電光
    変換部と、 第2のシリアルディジタルデータを上記第1の中心波長
    とは異なる第2の中心波長を有する第2の光信号に変換
    する第2の電光変換部と、 第3のシリアルディジタルデータを上記第1及び第2の
    中心波長の夫々とは異なる第3の中心波長を有する第3
    の光信号に変換する第3の電光変換部と、 上記第1の光信号と上記第2の光信号とを合波して光信
    号伝送ケーブルに送出し、該光信号伝送ケーブルの一端
    側から他端側へと伝送する第1の光信号処理手段と、 上記第3の光信号を上記光信号伝送ケーブルに送出し
    て、該光信号伝送ケーブルの他端側から一端側へと伝送
    する第2の光信号処理手段と、 上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第1
    の光信号と上記第2の光信号とに夫々基づく第1のシリ
    アルディジタルデータと第2のシリアルディジタルデー
    タとを再生する第1のデータ再生手段と、 上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第3
    の光信号に基づく第3のシリアルディジタルデータを再
    生する第2のデータ再生手段と、を備えて構成される光
    信号伝送装置。
  26. 【請求項26】第1の電光変換部が、第1のシリアルデ
    ィジタルデータに応じて第1の中心波長を有するレーザ
    光を発する第1のレーザ手段により発せられるレーザ光
    を変調することによって、上記第1のシリアルディジタ
    ルデータを第1の光信号に変換し、第2の電光変換部
    が、第2のシリアルディジタルデータに応じて第2の中
    心波長を有するレーザ光を発する第2のレーザ手段によ
    り発せられるレーザ光を変調することによって、上記第
    2のシリアルディジタルデータを第2の光信号に変換
    し、さらに、第3の電光変換部が、第3のシリアルディ
    ジタルデータに応じて第3の中心波長を有するレーザ光
    を発する第3のレーザ手段により発せられるレーザ光を
    変調することによって、上記第3のシリアルディジタル
    データを第3の光信号に変換することを特徴とする請求
    項25記載の光信号伝送装置。
  27. 【請求項27】第1のシリアルディジタルデータを第1
    の中心波長を有する第1の光信号に変換する第1の電光
    変換部と、 第1,第2及び第3の入出力端を有し、上記第1の光信
    号が上記第1の入出力端から上記第3の入出力端へと通
    じる第1の双方向性波長多重カップラーと、 第2のシリアルディジタルデータを上記第1の中心波長
    とは異なる第2の中心波長を有する第2の光信号に変換
    する第2の電光変換部と、 第4,第5及び第6の入出力端を有し、上記第1の双方
    向性波長多重カップラーの第3の入出力端に導出される
    上記第1の光信号と上記第2の光信号とが夫々上記第4
    及び第5の入出力端を通じて導入され、該第1及び第2
    の光信号を多重光信号として上記第6の入出力端に導出
    する第2の双方向性波長多重カップラーと、 第3のシリアルディジタルデータを上記第1及び第2の
    中心波長の夫々とは異なる第3の中心波長を有する第3
    の光信号に変換する第3の電光変換部と、 第7,第8及び第9の入出力端を有し、上記第3の光信
    号が上記第8の入出力端から上記第9の入出力端へと通
    じる第3の双方向性波長多重カップラーと、 第10,第11及び第12の入出力端を有し、上記第3
    の双方向性波長多重カップラーの第9の入出力端に得ら
    れる上記第3の光信号が、上記第10の入出力端から上
    記第12の入出力端へと通じる第4の双方向性波長多重
    カップラーと、 上記第2の双方向性波長多重カップラーの第6の入出力
    端に導出される上記多重光信号を一端側から他端側へと
    伝送するとともに、上記第4の双方向性波長多重カップ
    ラーの第12の入出力端に導出される上記第3の光信号
    を上記他端側から上記一端側へと伝送する光信号伝送ケ
    ーブルと、を備え、 上記第2の双方向性波長多重カップラーが、上記光信号
    伝送ケーブルの一端側に伝送されて上記第6の入出力端
    から導入される上記第3の光信号を上記第4の入出力端
    へと導出するとともに、上記第1の双方向性波長多重カ
    ップラーが、上記第2の双方向性波長多重カップラーの
    第4の入出力端に導出されて上記第3の入出力端から導
    入される上記第3の光信号を上記第2の入出力端へと導
    出し、 上記第4の双方向性波長多重カップラーが、上記光信号
    伝送ケーブルの他端側に伝送されて上記第12の入出力
    端から導入される上記多重光信号を上記第1の光信号と
    上記第2の光信号とに分波して夫々上記第10の入出力
    端と上記第11の入出力端とに導出するとともに、上記
    第3の双方向性波長多重カップラーが、上記第4の双方
    向性波長多重カップラーの第10の入出力に導出されて
    上記第9の入出力端から導入される上記第1の光信号を
    上記第7の入出力端へと導出する光信号伝送装置。
  28. 【請求項28】第1の電光変換部が、第1のシリアルデ
    ィジタルデータに応じて第1の中心波長を有するレーザ
    光を発する第1のレーザ手段により発せられるレーザ光
    を変調することによって、上記第1のシリアルディジタ
    ルデータを第1の光信号に変換し、第2の電光変換部
    が、第2のシリアルディジタルデータに応じて第2の中
    心波長を有するレーザ光を発する第2のレーザ手段によ
    り発せられるレーザ光を変調することによって、上記第
    2のシリアルディジタルデータを第2の光信号に変換
    し、さらに、第3の電光変換部が、第3のシリアルディ
    ジタルデータに応じて第3の中心波長を有するレーザ光
    を発する第3のレーザ手段により発せられるレーザ光を
    変調することによって、上記第3のシリアルディジタル
    データを第3の光信号に変換することを特徴とする請求
    項27記載の光信号伝送装置。
  29. 【請求項29】第2のシリアルディジタルデータを複数
    のディジタルデータに多重化処理を施すことにより多重
    シリアルデータとして得るデータ多重部を備えることを
    特徴とする請求項27または請求項28記載の光信号伝
    送装置。
  30. 【請求項30】第3のシリアルディジタルデータを複数
    のディジタルデータに多重化処理を施すことにより多重
    シリアルデータとして得るデータ多重部を備えることを
    特徴とする請求項28または請求項29記載の光信号伝
    送装置。
  31. 【請求項31】複数の第1のシリアルディジタルデータ
    にビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形
    成するビット多重部と、 上記複合シリアルデータを第1の中心波長を有する第1
    の光信号に変換する第1の電光変換部と、 複数の第2のシリアルディジタルデータに多重化処理を
    施して第1の多重シリアルデータを形成する第1のデー
    タ多重部と、 上記第1の多重シリアルデータを上記第1の中心波長と
    は異なる第2の中心波長を有する第2の光信号に変換す
    る第2の電光変換部と、 上記第1の光信号と上記第2の光信号とに合波処理を施
    して多重光信号を得る合波部と、 第1,第2及び第3の入出力端を有し、上記多重光信号
    を上記第1の入出力端から上記第3の入出力端へと通じ
    るものとなす第1の双方向性波長多重カップラーと、 複数の第3のシリアルディジタルデータに多重化処理を
    施して第2の多重シリアルデータを形成する第2のデー
    タ多重部と、 上記第2の多重シリアルデータを上記第1及び上記第2
    の中心波長の夫々とは異なる第3の中心波長を有する第
    3の光信号に変換する第3の電光変換部と、 第4,第5及び第6の入出力端を有し、上記第3の光信
    号を上記第5の入出力端から上記第6の入出力端へと通
    じるものとなす第2の双方向性波長多重カップラーと、 該第2の双方向性波長多重カップラーの第4の入出力端
    に連結された分波部と、 上記第1の双方向性波長多重カップラーの第3の入出力
    端に導出される上記多重光信号を一端側から他端側へと
    伝送するとともに、上記第2の双方向性波長多重カップ
    ラーの第6の入出力端に導出される上記第3の光信号を
    他端側から一端側へと伝送する光信号伝送ケーブルと、
    を備え、 上記第1の双方向性波長多重カップラーが、上記光信号
    伝送ケーブルの一端側に伝送されて上記第3の入出力端
    から導入される上記第3の光信号を上記第2の入出力端
    へと導出し、 上記第2の双方向性波長多重カップラーが、上記光信号
    伝送ケーブルの他端側に伝送されて上記第6の入出力端
    から導入される上記多重光信号を上記第4の入出力端へ
    と導出し、 上記分波部が、上記第2の双方向性波長多重カップラー
    の第4の入出力端に導出される上記多重光信号を分波し
    て上記第1の光信号と上記第2の光信号とを得る光信号
    伝送装置。
  32. 【請求項32】第1の電光変換部が、複合シリアルディ
    ジタルデータに応じて第1の中心波長を有するレーザ光
    を発する第1のレーザ手段により発せられるレーザ光を
    変調することによって、上記複合シリアルディジタルデ
    ータを第1の光信号に変換し、第2の電光変換部が、第
    1の多重シリアルディジタルデータに応じて第2の中心
    波長を有するレーザ光を発する第2のレーザ手段により
    発せられるレーザ光を変調することによって、上記第1
    の多重シリアルディジタルデータを第2の光信号に変換
    し、さらに、第3の電光変換部が第2の多重シリアルデ
    ィジタルデータに応じて第3の中心波長を有するレーザ
    光を発する第3のレーザ手段により発せられるレーザ光
    を変調することによって、上記第2の多重シリアルディ
    ジタルデータを第3の光信号に変換することを特徴とす
    る請求項31記載の光信号伝送装置。
  33. 【請求項33】複数の第1のシリアルディジタルデータ
    にビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形
    成するビット多重部と、 上記複合シリアルデータを第1の中心波長を有する第1
    の光信号に変換する第1の電光変換部と、 第1,第2及び第3の入出力端を有し、上記第1の光信
    号を上記第1の入出力端から上記第3の入出力端へと通
    じるものとなす第1の双方向性波長多重カップラーと、 複数の第2のシリアルディジタルデータに多重化処理を
    施して第1の多重シリアルデータを形成する第1のデー
    タ多重部と、 上記第1の多重シリアルデータを上記第1の中心波長と
    は異なる第2の中心波長を有する第2の光信号に変換す
    る第2の電光変換部と、 第4,第5及び第6の入出力端を有し、上記第2の光信
    号と上記第1の双方向性波長多重カップラーの第3の入
    出力端に導出される上記第1の多重光信号とを、夫々上
    記第4及び第5の入出力端を通じて導入されて上記第6
    の入出力端に多重光信号として導出されるものとなす第
    2の双方向性波長多重カップラーと、 複数の第3のシリアルディジタルデータに多重化処理を
    施して第2の多重シリアルデータを形成する第2のデー
    タ多重部と、 上記第2の多重シリアルデータを上記第1及び上記第2
    の中心波長の夫々とは異なる第3の中心波長を有する第
    3の光信号に変換する第3の電光変換部と、 第7,第8及び第9の入出力端を有し、上記第3の光信
    号を上記第8の入出力端から上記第9の入出力端へと通
    じるものとなす第3の双方向性波長多重カップラーと、 第10,第11及び第12の入出力端を有し、上記第3
    の双方向性波長多重カップラーの第9の入出力端に得ら
    れる上記第3の光信号を上記第11の入出力端から上記
    第12の入出力端へと通じるものとなす第4の双方向性
    波長多重カップラーと、 上記第2の双方向性波長多重カップラーの第6の入出力
    端に導出される上記多重光信号を一端側から他端側へと
    伝送するとともに、上記第4の双方向性波長多重カップ
    ラーの第12の入出力端に導出される上記第3の光信号
    を上記他端側から上記一端側へと伝送する光信号伝送ケ
    ーブルと、を備え、 上記第2の双方向性波長多重カップラーが、上記光信号
    伝送ケーブルの一端側に伝送されて上記第6の入出力端
    から導入される上記第3の光信号を上記第4の入出力端
    へと導出するとともに、上記第1の双方向性波長多重カ
    ップラーが、上記第2の双方向性波長多重カップラーの
    第4の入出力端に導出されて上記第3の入出力端から導
    入される上記第3の光信号を上記第2の入出力端へと導
    出し、 上記第4の双方向性波長多重カップラーが、上記光信号
    伝送ケーブルの他端側に伝送されて上記第12の入出力
    端から導入される上記多重光信号を上記第1の光信号と
    上記第2の光信号とに分波して夫々上記第11の入出力
    端と上記第10の入出力端とに導出するとともに、上記
    第3の双方向性波長多重カップラーが、上記第4の双方
    向性波長多重カップラーの第11の入出力端に導出され
    て上記第9の入出力端から導入される上記第1の光信号
    を上記第7の入出力端へと導出する光信号伝送装置。
  34. 【請求項34】第1の電光変換部が、複合シリアルディ
    ジタルデータに応じて第1の中心波長を有するレーザ光
    を発する第1のレーザ手段により発せられるレーザ光を
    変調することによって、上記複合シリアルディジタルデ
    ータを第1の光信号に変換し、第2の電光変換部が、第
    1の多重シリアルディジタルデータに応じて第2の中心
    波長を有するレーザ光を発する第2のレーザ手段により
    発せられるレーザ光を変調することによって、上記第1
    の多重シリアルディジタルデータを第2の光信号に変換
    し、さらに、第3の電光変換部が、第2の多重シリアル
    ディジタルデータに応じて第3の中心波長を有するレー
    ザ光を発する第3のレーザ手段により発せられるレーザ
    光を変調することによって、上記第2の多重シリアルデ
    ィジタルデータを第3の光信号に変換することを特徴と
    する請求項33記載の光信号伝送装置。
JP2000383237A 2000-12-18 2000-12-18 光信号伝送方法及び装置 Pending JP2002185433A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000383237A JP2002185433A (ja) 2000-12-18 2000-12-18 光信号伝送方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000383237A JP2002185433A (ja) 2000-12-18 2000-12-18 光信号伝送方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002185433A true JP2002185433A (ja) 2002-06-28

Family

ID=18850925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000383237A Pending JP2002185433A (ja) 2000-12-18 2000-12-18 光信号伝送方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002185433A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7454142B2 (en) 2002-08-09 2008-11-18 Sony Corporation Data transmission method and data transmission apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7454142B2 (en) 2002-08-09 2008-11-18 Sony Corporation Data transmission method and data transmission apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5847852A (en) Optical network
US7382982B2 (en) Ethernet passive optical network for integrating broadcast and communication based on time division multiplexing scheme
US4545048A (en) Service integrated digital transmission system
JP3533370B2 (ja) 幹線ノード装置、及び光アクセスネットワーク
JP4061325B2 (ja) 波長多重伝送システム
US20030185502A1 (en) Optical receiving apparatus, optical transmitting apparatus, optical transmitting/receiving apparatus and optical transfer system
JP4089343B2 (ja) データ伝送方法及びデータ伝送装置
JP2002185433A (ja) 光信号伝送方法及び装置
JP2002176413A (ja) 光信号伝送方法及び装置
JP2000059654A (ja) 双方向ディジタル信号伝送装置
JP2002125218A (ja) 光信号伝送方法及び装置
JP2002164854A (ja) 光信号伝送方法及び装置
JP2002141866A (ja) 光信号伝送方法及び装置
KR100767898B1 (ko) 광동축 혼합망과 광파장 다중화 전송망에서 광선로를공용하는 광전송 시스템 및 방법
JP2002111583A (ja) 光信号伝送方法及び装置
CN113411696B (zh) 一种数据传输系统及方法
JP4131115B2 (ja) データ伝送方法及び装置
JP2002261699A (ja) 光信号伝送方法及び装置
JP2002111632A (ja) 光信号送受方法及び装置
JP2002152131A (ja) 光信号伝送方法及び装置
JP4411405B2 (ja) リアルタイム放送システムとリアルタイム放送信号伝送方法
JP2002271784A (ja) データ伝送方法及び装置
JP2002330431A (ja) データ伝送方法及び装置
JP2006005595A (ja) Catv光伝送装置およびその装置を用いた光伝送システム
JP2002271786A (ja) データ伝送方法及び装置