JP2002164854A - 光信号伝送方法及び装置 - Google Patents

光信号伝送方法及び装置

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JP2002164854A
JP2002164854A JP2000359167A JP2000359167A JP2002164854A JP 2002164854 A JP2002164854 A JP 2002164854A JP 2000359167 A JP2000359167 A JP 2000359167A JP 2000359167 A JP2000359167 A JP 2000359167A JP 2002164854 A JP2002164854 A JP 2002164854A
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JP2000359167A
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Shigeyuki Yamashita
重行 山下
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のビデオカメラの夫々から得られるディジ
タルビデオ信号と複数のリターンビデオ信号との各々が
変換されて得られる光信号の、光信号伝送ケーブルを用
いての双方向伝送を、効率良く行えるものとする。 【解決手段】カメラ部15からの複数のシリアルディジ
タルビデオ信号に基づく複合シリアルデータを中心波長
を略1.55μmとする光信号に変換し、その光信号を
光信号伝送ケーブル34の一端側に配された双方向性フ
ァイバー型WDMカップラー25を通じて光信号伝送ケ
ーブル34に送出し、光信号伝送ケーブル34の一端側
から他端側へと伝送するとともに、中継ユニット50か
らの複数のディジタルリターンビデオ信号に基づく多重
シリアルデータを中心波長を略1.3μmとする光信号
に変換し、その光信号を光信号伝送ケーブル34の他端
側に配された双方向性ファイバー型WDMカップラー3
5を通じて光信号伝送ケーブル34に送出し、光信号伝
送ケーブル34の他端側から一端側へと送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、各々が単数もしくは複数とされる第1及
び第2のシリアルディジタルデータに基づく第1及び第
2の光信号を、光信号伝送ケーブルの一端側と他端側と
の間において双方向に伝送し、光信号伝送ケーブルを通
じて伝送された第1及び第2の光信号に基づいて第1及
び第2のシリアルディジタルデータを再生する光信号伝
送方法、及び、斯かる方法の実施に供される光信号伝送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送局等により放送番組情
報が収録されるにあたっては、一般に、複数のビデオカ
メラが使用されるもとで撮像が行われる。そして、複数
のビデオカメラの夫々から得られるビデオ信号が、複数
のビデオカメラにより構成されるカメラ部に付随するカ
メラ制御ユニット(Camera Control Unit :CCU)を
経て、例えば、車両(中継車)に搭載された中継ユニッ
トへと送られる。
【0003】また、カメラ部における複数のビデオカメ
ラによる撮像が行われるにあたり、夫々のビデオカメラ
を操作する者(カメラマン)にとって、他のビデオカメ
ラによる撮像状況を知ることが必要とされ、それゆえ、
各ビデオカメラに備えられた画像モニター上において、
他のビデオカメラから得られるビデオ信号に基づく再生
画像が得られるようにされる。そのため、各ビデオカメ
ラから得られ、CCUを経て中継ユニットへと送られた
ビデオ信号が、中継ユニットにおいて所定の処置が施さ
れて、中継ユニットからCCUを通じて複数のビデオカ
メラにより構成されるカメラ部に供給される。
【0004】このように、中継ユニットからCCUを通
じて複数のビデオカメラにより構成されるカメラ部に供
給されるビデオ信号は、カメラ部における各ビデオカメ
ラに備えられた画像モニター上における画像再生に用い
られるものであるので、それに基づく再生画像が格別に
高品質であることは要求されない。そこで、斯かるビデ
オ信号は、例えば、他のビデオカメラから得られるビデ
オ信号に圧縮処理等が施されて得られる、伝送容量が制
限されて伝送が容易なものとされる。以下、このビデオ
信号をリターンビデオ信号と呼ぶ。
【0005】このように、カメラ部と中継ユニットとの
間では、カメラ部における複数のビデオカメラの夫々か
ら得られるビデオ信号が、カメラ部からCCUを経て中
継ユニットへと伝送されるとともに、中継ユニットにお
いて所定の処置が施されたリターンビデオ信号が、中継
ユニットからCCUを経てカメラ部へと伝送され、カメ
ラ部とCCUとの間もしはCCUと中継ユニットとの間
において、ビデオ信号とリターンビデオ信号との双方向
伝送が行われることになる。リターンビデオ信号は、例
えば、複数とされる。
【0006】ビデオカメラから得られるビデオ信号にあ
っては、近年、伝達情報の多様化及び再生画像の高品質
化を実現する観点等からディジタル化が図られており、
ディジタル化されたビデオ信号、即ち、ディジタルビデ
オ信号を発生するビデオカメラ(ディジタルビデオカメ
ラ)が実用化されている。そして、ディジタルビデオカ
メラから得られるディジタルビデオ信号は、通常、規格
化されたデータフォーマットに従ったディジタルデータ
により形成されるものとされる。このような規格化され
たデータフォーマットに従ったディジタルデータにより
形成されるディジタルビデオ信号として、高精細度ディ
ジタルビデオ信号(HD信号),4:2:2コンポーネ
ントディジタルビデオ信号(D1信号),4fscコン
ポジットディジタルビデオ信号(D2信号)等が知られ
ている。
【0007】これらのうちからHD信号を取り上げてみ
ると、HD信号は、例えば、図16に示される如くのデ
ータフォーマットに従ったディジタルデータにより形成
される。
【0008】図16に示されるデータフォーマットは、
図16のAに示される如くの、ビデオ信号における輝度
信号成分をあらわす輝度信号データ系列(Yデータ系
列)と、図16のBに示される如くの、ビデオ信号にお
ける色差信号成分をあらわす色差信号データ系列(PB
/PR データ系列)とから成り、Yデータ系列及びPB
/PR データ系列の夫々を形成するワードデータの各々
は、10ビット構成とされる。即ち、Yデータ系列及び
B /PR データ系列の夫々は、10ビット量子化ディ
ジタル信号である。そして、図16のAには、Yデータ
系列における各ライン期間中のラインブランキング期間
及びその前後におけるビデオデータ期間の一部に対応す
る部分が示されており、また、図16のBには、PB
R データ系列における各ライン期間中のラインブラン
キング期間及びその前後におけるビデオデータ期間の一
部に対応する部分が示されている。
【0009】Yデータ系列にあっては、各ビデオデータ
期間に対応する部分の直前に、各々が10ビット構成と
される4ワード(3FF(Y),000(Y),000
(Y),XYZ(Y))から成るタイミング基準コード
データ(SAV: Start ofActive Video )が配される
とともに、各ビデオデータ期間に対応する部分の直後
に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3FF
(Y),000(Y),000(Y),XYZ(Y))
から成るタイミング基準コードデータ(EAV: End o
f Active Video )が配される。同様にして、PB /PR
データ系列にあっても、各ビデオデータ期間に対応する
部分の直前に、各々が10ビット構成とされる4ワード
(3FF(C),000(C),000(C),XYZ
(C))から成るSAVが配されるとともに、各ビデオ
データ期間に対応する部分の直後に、各々が10ビット
構成とされる4ワード(3FF(C),000(C),
000(C),XYZ(C))から成るEAVが配され
る。勿論、Yデータ系列中のEAV及びSAVの夫々
は、Yデータ系列における各ラインブランキング期間に
対応する部分に配され、また、PB /PR データ系列中
のEAV及びSAVの夫々は、PB /PR データ系列に
おける各ラインブランキング期間に対応する部分に配さ
れる。
【0010】3FF(Y),3FF(C),000
(Y)及び000(C)は、16進表示された固定値情
報であり、XYZ(Y)及びXYZ(C)は、16進表
示された可変値情報であって、フィールドの識別,フィ
ールドブランキング期間の識別、及び、SAV及びEA
Vの識別を示す。
【0011】また、ディジタルビデオ信号の一つである
D1信号は、輝度信号成分をあらわす10ビットワード
列データとされたYデータ系列と、色差信号成分をあら
わす10ビットワード列データとされたCB /CR デー
タ系列とに、ワード多重化処理が施されるとともに、そ
の結果得られるワード多重化データ系列のうちの所定の
部分が、SAV及びEAVによって置換されて得られる
ものとされる。SAV及びEAVは、ワード同期データ
の役割を果たす。
【0012】そして、D1信号は、10ビットワード列
データの形式をとり、例えば、図17に示される如くの
データフォーマットに従ったディジタルデータにより形
成される。図17には、D1信号における各ライン期間
中のラインブランキング期間及びその前後におけるビデ
オデータ期間の一部に対応する部分が示されている。斯
かる部分においては、各ビデオデータ期間に対応する部
分の直前に、各々が10ビット構成とされる4ワード
(3FF,000,000,XYZ)から成るSAVが
配されるとともに、各ビデオデータ期間に対応する部分
の直後に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3
FF,000,000,XYZ)から成るEAVが配さ
れる。3FF及び000は、16進表示された固定値情
報であり、XYZは、16進表示された可変値情報であ
って、フィールドの識別,フィールドブランキング期間
の識別、及び、SAV及びEAVの識別を示す。
【0013】カメラ部を構成する複数のビデオカメラの
夫々から得られるビデオ信号が、上述の如くのHD信
号,D1信号等の形式をとるディジタルビデオ信号とさ
れる場合には、リターンビデオ信号もディジタル信号、
即ち、ディジタルリターンビデオ信号とされる。ディジ
タルビデオ信号とディジタルリターンビデオ信号との夫
々は、伝送されるに際しては、シリアルディジタルデー
タとされる。
【0014】そして、カメラ部を構成する複数のビデオ
カメラの夫々から得られるHD信号,D1信号等の形式
をとるディジタルビデオ信号と複数のディジタルリター
ンビデオ信号とを、カメラ部とCCUとの間もしくはC
CUと中継ユニットとの間において双方向伝送するにあ
たり、ディジタルビデオ信号とディジタルリターンビデ
オ信号と夫々を光信号に変換し、伝送信号容量が大で優
れた伝送効率が得られる光信号伝送ケーブルを通じて伝
送することが提案されている。その際には、カメラ部と
CCUとを連結する光信号伝送ケーブル及びCCUと中
継ユニットとを連結する光信号伝送ケーブルを形成する
ものとして、所謂、光ファイバーが用いられる。
【0015】このような光信号伝送ケーブルを形成する
光ファイバーは、例えば、石英系シングルモードファイ
バー(石英系SMF)とされる。この石英系SMFは、
例えば、コア径を10μmとし、クラッド径を125μ
mとして、伝播モードを一つとするものとされ、伝送周
波数帯域が広く、伝播損失が低く抑えられるという特徴
を有している。従って、光信号による高速・長距離通信
の用途に向いており、ビデオカメラから得られるディジ
タルビデオ信号に基づく光信号の伝送に適している。
【0016】石英系SMFは、例えば、図18に示され
る減衰特性に従った光信号の減衰を生じ、また、図19
に示される分散特性に従った光信号の分散を生じる。光
信号の分散とは、光信号の周波数スペクトルの広がりと
光ファイバーの材料及び構造に起因して生じる光信号の
伝播時間の広がりあるいは波形歪みである。図18に示
される減衰特性にあっては、波長を略1.3μmとする
光及び波長を略1.55μmとする光に対して減衰の極
小値を示している。また、図19に示される分散特性に
あっては、波長を略1.3μmとする光の分散が最小と
なる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くにして、カ
メラ部を構成する複数のビデオカメラの夫々から得られ
るディジタルビデオ信号を形成するディジタルデータ及
び複数のディジタルリターンビデオ信号を形成するディ
ジタルデータの夫々を光信号に変換し、光信号伝送ケー
ブルを用いて、カメラ部とCCUとの間もしくはCCU
と中継ユニットとの間において双方向伝送するにあたっ
ては、カメラ部とCCUとの間もしくはCCUと中継ユ
ニットとの間において、複数の光信号が双方向伝送に供
されることになる。従って、従前の手法によるのでは、
カメラ部とCCUとの間もしくはCCUと中継ユニット
との間の夫々に、複数の光信号伝送ケーブルが並列的に
配されることが必要とされ、それにより、大なるケーブ
ル設置用スペースが要されるとともに、コストが嵩むこ
とになってしまう。
【0018】そこで、カメラ部を構成する複数のビデオ
カメラの夫々から得られるディジタルビデオ信号を形成
するディジタルデータ及び複数のディジタルリターンビ
デオ信号を形成するディジタルデータの夫々が変換され
て得られる複数の光信号の、カメラ部とCCUとの間も
しくはCCUと中継ユニットとの間における光信号伝送
ケーブルを用いての双方向伝送を、光信号伝送ケーブル
の数を最小限に抑えるべく、効率良く行える光信号伝送
システムが望まれるところとなるが、従来にあっては、
このような光信号伝送システムは見当たらない。
【0019】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、例えば、光信号伝送ケーブルを用い
て、複数のシリアルディジタルデータに基づく複数の光
信号を、共通の光信号伝送ケーブルについて双方向に伝
送することができ、それゆえ、例えば、カメラ部を構成
する複数のビデオカメラの夫々から得られるディジタル
ビデオ信号を形成するディジタルデータ及び複数のディ
ジタルリターンビデオ信号を形成するディジタルデータ
の夫々が変換されて得られる複数の光信号の、カメラ部
とCCDとの間もしくはCCDと中継ユニットとの間に
おける光信号伝送ケーブルを用いての双方向伝送に適用
される際には、その双方向伝送を、光信号伝送ケーブル
の数を最小限に抑えるべく、効率良く行えることになる
光信号伝送方法、及び、斯かる方法の実施に供される光
信号伝送装置を提供する。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項8までのいずれかに記載され
た発明に係る光信号伝送方法は、複数の第1のシリアル
ディジタルデータにビット多重合成処理を施して複合シ
リアルデータを形成し、その複合シリアルデータを第1
の中心波長を有する第1の光信号に変換して、第1の光
信号を、第1の方向性結合部の一端部側に第1及び第2
の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3の入出
力端が設けられて成る第1の双方向性ファイバー型波長
多重カップラーにおける第1の入出力端に供給し、その
第1の入出力端から第1の方向性結合部を通じて第3の
入出力端に導出される第1の光信号を、光信号伝送ケー
ブルに送出してその一端側から他端側へと伝送するとと
もに、複数の第2のシリアルディジタルデータに多重化
処理を施して多重シリアルデータを形成し、その多重シ
リアルデータを第1の中心波長とは異なる第2の中心波
長を有した第2の光信号に変換して、第2の光信号を、
第2の方向性結合部の一端部側に第4の入出力端が設け
られるとともに他端部側に第5及び第6の入出力端が設
けられて成る第2の双方向性ファイバー型波長多重カッ
プラーにおける第5の入出力端に供給し、その第5の入
出力端から第2の方向性結合部を通じて第4の入出力端
に導出される第2の光信号を、光信号伝送ケーブルに送
出してその他端側から一端側へと伝送し、光信号伝送ケ
ーブルの他端側に伝送された第1の光信号を、第2の双
方向性ファイバー型波長多重カップラーの第4の入出力
端から第2の方向性結合部を通じて第6の入出力端に導
出するとともに、光信号伝送ケーブルの一端側に伝送さ
れた第2の光信号を、第1の双方向性ファイバー型波長
多重カップラーの第3の入出力端から第1の方向性結合
部を通じて第2の入出力端に導出するものとされる。
【0021】また、本願の特許請求の範囲における請求
項9から請求項15までのいずれかに記載された発明に
係る光信号伝送方法は、第1のシリアルディジタルデー
タを第1の中心波長を有する第1の光信号に変換して、
第1の光信号を、第1の方向性結合部の一端部側に第1
及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第
3の入出力端が設けられて成る第1の双方向性ファイバ
ー型波長多重カップラーにおける第1の入出力端に供給
し、その第1の入出力端から第1の方向性結合部を通じ
て第3の入出力端に導出される第1の光信号を、光信号
伝送ケーブルに送出してその一端側から他端側へと伝送
するとともに、複数の第2のシリアルディジタルデータ
に多重化処理を施して多重シリアルデータを形成し、そ
の多重シリアルデータを第1の中心波長とは異なる第2
の中心波長を有した第2の光信号に変換して、第2の光
信号を、第2の方向性結合部の一端部側に第4の入出力
端が設けられるとともに他端部側に第5及び第6の入出
力端が設けられて成る第2の双方向性ファイバー型波長
多重カップラーにおける第5の入出力端に供給し、その
第5の入出力端から第2の方向性結合部を通じて第4の
入出力端に導出される第2の光信号を、光信号伝送ケー
ブルに送出してその他端側から一端側へと伝送し、光信
号伝送ケーブルの他端側に伝送された第1の光信号を、
第2の双方向性ファイバー型波長多重カップラーの第4
の入出力端から第2の方向性結合部を通じて第6の入出
力端に導出するとともに、光信号伝送ケーブルの一端側
に伝送された第2の光信号を、第1の双方向性ファイバ
ー型波長多重カップラーの第3の入出力端から第1の方
向性結合部を通じて第2の入出力端に導出するものとさ
れる。
【0022】さらに、本願の特許請求の範囲における請
求項16から請求項20のいずれかに記載された発明に
係る光信号伝送装置は、複数の第1のシリアルディジタ
ルデータにビット多重合成処理を施して複合シリアルデ
ータを形成するビット多重部と、複合シリアルデータを
第1の中心波長を有する第1の光信号に変換する第1の
電光変換部と、第1の方向性結合部の一端部側に第1及
び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側に第3
の入出力端が設けられて成り、第1の入出力端に第1の
光信号が供給され、その第1の光信号を第1の方向性結
合部を通じて第3の入出力端に導出する第1の双方向性
ファイバー型波長多重カップラーと、複数の第2のシリ
アルディジタルデータに多重化処理を施して多重シリア
ルデータを形成するデータ多重部と、多重シリアルデー
タを第1の中心波長とは異なる第2の中心波長を有する
第2の光信号に変換する第2の電光変換部と、第2の方
向性結合部の一端部側に第4の入出力端が設けられると
ともに他端部側に第5及び第6の入出力端が設けられて
成り、第5の入出力端に第2の光信号が供給され、その
第2の光信号を第2の方向性結合部を通じて第4の入出
力端に導出する第2の双方向性ファイバー型波長多重カ
ップラーと、第1の双方向性ファイバー型波長多重カッ
プラーの第3の入出力端に導出される第1の光信号を一
端側から他端側に伝送して、第2の双方向性ファイバー
型波長多重カップラーの第4の入出力端から第2の方向
性結合部を通じて第6の入出力端に導出されるようにな
すとともに、第2の双方向性ファイバー型波長多重カッ
プラーの第4の入出力端に導出される第2の光信号を他
端側から一端側に伝送して、第1の双方向性ファイバー
型波長多重カップラーの第3の入出力端から第1の方向
性結合部を通じて第2の入出力端に導出されるようにな
す光信号伝送ケーブルと、を備えて構成される。
【0023】また、本願の特許請求の範囲における請求
項21から請求項25までのいずれかに記載された発明
に係る光信号伝送装置は、第1のシリアルディジタルデ
ータを第1の中心波長を有する第1の光信号に変換する
第1の電光変換部と、第1の方向性結合部の一端部側に
第1及び第2の入出力端が設けられるとともに他端部側
に第3の入出力端が設けられて成り、第1の入出力端に
第1の光信号が供給され、その第1の光信号を第1の方
向性結合部を通じて第3の入出力端に導出する第1の双
方向性ファイバー型波長多重カップラーと、複数の第2
のシリアルディジタルデータに多重化処理を施して多重
シリアルデータを形成するデータ多重部と、多重シリア
ルデータを第1の中心波長とは異なる第2の中心波長を
有する第2の光信号に変換する第2の電光変換部と、第
2の方向性結合部の一端部側に第4の入出力端が設けら
れるとともに他端部側に第5及び第6の入出力端が設け
られて成り、第5の入出力端に第2の光信号が供給さ
れ、その第2の光信号を第2の方向性結合部を通じて第
4の入出力端に導出する第2の双方向性ファイバー型波
長多重カップラーと、第1の双方向性ファイバー型波長
多重カップラーの第3の入出力端に導出される第1の光
信号を一端側から他端側に伝送して、第2の双方向性フ
ァイバー型波長多重カップラーの第4の入出力端から第
2の方向性結合部を通じて第6の入出力端に導出される
ようになすとともに、第2の双方向性ファイバー型波長
多重カップラーの第4の入出力端に導出される第2の光
信号を他端側から一端側に伝送して、第1の双方向性フ
ァイバー型波長多重カップラーの第3の入出力端から第
1の方向性結合部を通じて第2の入出力端に導出される
ようになす光信号伝送ケーブルと、を備えて構成され
る。
【0024】上述の如くの本願の特許請求の範囲におけ
る請求項1から請求項8までのいずれかに記載された発
明に係る光信号伝送方法、もしくは、本願の特許請求の
範囲における請求項16から請求項20までのいずれか
に記載された発明に係る光信号伝送装置にあっては、複
数の第1のシリアルディジタルデータにビット多重合成
処理が施されて得られる複合シリアルデータに基づく第
1の中心波長を有した第1の光信号と、複数の第2のシ
リアルディジタルデータに多重化処理が施されて得られ
る多重シリアルデータに基づく第2の中心波長を有した
第2の光信号とが、共通の光信号伝送ケーブルの一端側
と他端側との間において双方向伝送される。
【0025】その際、第1の光信号が、第1の双方向性
ファイバー型波長多重カップラーにおける第1の入出力
端,第1の方向性結合部及び第3の入出力端を通じて光
信号伝送ケーブルの一端側に供給されて伝送されるとと
もに、光信号伝送ケーブルの一端側へと伝送された第2
の光信号が、第1の双方向性ファイバー型波長多重カッ
プラーにおける第3の入出力端,第1の方向性結合部及
び第2の入出力端を通じて導出され、また、第2の光信
号が、第2の双方向性ファイバー型波長多重カップラー
における第5の入出力端,第2の方向性結合部及び第4
の入出力端を通じて光信号伝送ケーブルの他端側に供給
されて伝送されるとともに、光信号伝送ケーブルの他端
側へと伝送された第1の光信号が、第2の双方向性ファ
イバー型波長多重カップラーにおける第4の入出力端,
第2の方向性結合部及び第6の入出力端を通じて導出さ
れる。
【0026】このようにして、第1の双方向性ファイバ
ー型波長多重カップラーにおける第2の入出力端を通じ
て導出される第2の光信号は、例えば、複数の第2のシ
リアルディジタルデータの再生に供され、また、第2の
双方向性ファイバー型波長多重カップラーにおける第6
の入出力端を通じて導出される第1の光信号は、例え
ば、複数の第1のシリアルディジタルデータの再生に供
される。
【0027】また、本願の特許請求の範囲における請求
項9から請求項15までのいずれかに記載された発明に
係る光信号伝送方法、もしくは、本願の特許請求の範囲
における請求項21から請求項25までのいずれかに記
載された発明に係る光信号伝送装置にあっては、第1の
シリアルディジタルデータに基づく第1の中心波長を有
した第1の光信号と、複数の第2のシリアルディジタル
データに多重化処理が施されて得られる多重シリアルデ
ータに基づく第2の中心波長を有した第2の光信号と
が、共通の光信号伝送ケーブルの一端側と他端側との間
において双方向伝送される。
【0028】その際、第1の光信号が、第1の双方向性
ファイバー型波長多重カップラーにおける第1の入出力
端,第1の方向性結合部及び第3の入出力端を通じて光
信号伝送ケーブルの一端側に供給されて伝送されるとと
もに、光信号伝送ケーブルの一端側へと伝送された第2
の光信号が、第1の双方向性ファイバー型波長多重カッ
プラーにおける第3の入出力端,第1の方向性結合部及
び第2の入出力端を通じて導出され、また、第2の光信
号が、第2の双方向性ファイバー型波長多重カップラー
における第5の入出力端,第2の方向性結合部及び第4
の入出力端を通じて光信号伝送ケーブルの他端側に供給
されて伝送されるとともに、光信号伝送ケーブルの他端
側へと伝送された第1の光信号が、第2の双方向性ファ
イバー型波長多重カップラーにおける第4の入出力端,
第2の方向性結合部及び第6の入出力端を通じて導出さ
れる。
【0029】このようにして、第1の双方向性ファイバ
ー型波長多重カップラーにおける第2の入出力端を通じ
て導出される第2の光信号は、例えば、複数の第2のシ
リアルディジタルデータの再生に供され、また、第2の
双方向性ファイバー型波長多重カップラーにおける第6
の入出力端を通じて導出される第1の光信号は、例え
ば、第1のシリアルディジタルデータの再生に供され
る。
【0030】そして、上述の本願の特許請求の範囲に記
載された発明に係る光信号伝送方法もしくは光信号伝送
装置が、例えば、カメラ部を構成する複数のビデオカメ
ラの夫々から得られるディジタルビデオ信号を形成する
ディジタルデータ及び複数のディジタルリターン信号を
形成するディジタルデータの夫々が変換されて得られる
複数の光信号についての、カメラ部とCCUとの間もし
くはCCUと中継ユニットとの間における光信号伝送ケ
ーブルを用いての双方向伝送に適用される際には、第1
及び第2の双方向性ファイバー型波長多重カップラーが
一端側及び他端側に夫々設けられることになる光信号伝
送ケーブルが、カメラ部とCCUとの間もしくはCCU
と中継ユニットとの間に配されたものとされ、第1のシ
リアルディジタルデータが、カメラ部における複数のビ
デオカメラの夫々から得られるディジタルビデオ信号を
形成するディジタルデータもしくはそれに基づいて得ら
れるデータとされ、さらに、第2のシリアルディジタル
データが、複数のディジタルリターンビデオ信号を形成
するディジタルデータもしくはそれに基づいて得られる
データとされる。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項8までのいずれかに記載され
た発明に係る光信号伝送方法の一例が実施される、本願
の特許請求の範囲における請求項16から請求項20ま
でのいずれかに記載された発明に係る光信号伝送装置の
一例を示す。
【0032】図1に示される例は、カメラ制御ユニット
側送受信部(CCU側送受信部)11と中継ユニット側
送受信部12との間におけるディジタルビデオ信号を形
成するディジタルデータとディジタルリターンビデオ信
号を形成するディジタルデータとの双方向伝送を行うも
のとされている。CCU側送受信部11には、二つのビ
デオカメラ13及び14をもって形成されるカメラ部1
5が連結されている。
【0033】ビデオカメラ13からシリアルディジタル
ビデオ信号DVAが送出されるとともに、ビデオカメラ
14からシリアルディジタルビデオ信号DVBが送出さ
れる。これらのシリアルディジタルビデオ信号DVA及
びDVBの夫々は、例えば、図16に示される如くのY
データ系列とPB /PR データ系列とに多重化処理が施
されて得られる20ビットワード列データを成すものと
されたHD信号がシリアル化されて得られるシリアルデ
ィジタルデータによって形成され、ビット伝送レートを
1.485Gbpsとするものとされる。そして、ビデ
オカメラ13及び14から夫々得られるシリアルディジ
タルビデオ信号DVA及びDVBは、CCU側送受信部
11に供給される。
【0034】CCU側送受信部11にあっては、ビデオ
カメラ13からのシリアルディジタルビデオ信号DVA
が、等化部16による、シリアルディジタルビデオ信号
DVAの伝送路を形成する同軸ケーブルによる減衰に対
処する等化処理を受けて、ビデオデータDVA’とさ
れ、波形整形部17に供給される。波形整形部17にお
いては、ビデオデータDVA’についてのクロック再生
が行われるとともに、再生されたクロックに基づくデー
タの作り直しが行われて、波形整形が施されたビデオデ
ータDVA’が、ビット伝送レートを1.485Gbp
sとするものとして得られ、それがビット多重部18に
供給される。
【0035】また、CCU側送受信部11にあっては、
ビデオカメラ14からのシリアルディジタルビデオ信号
DVBが、等化部19による、シリアルディジタルビデ
オ信号DVBの伝送路を形成する同軸ケーブルによる減
衰に対処する等化処理を受けて、ビデオデータDVB’
とされ、波形整形部20に供給される。波形整形部20
においては、ビデオデータDVB’についてのクロック
再生が行われるとともに、再生されたクロックに基づく
データの作り直しが行われて、波形整形が施されたビデ
オデータDVB’が、ビット伝送レートを1.485G
bpsとするものとして得られ、それがビット多重部1
8に供給される。
【0036】ビット多重部18は、例えば、2ビットマ
ルチプレクサが用いられて構成され、波形整形部17か
らのビデオデータDVA’及び波形整形部20からのビ
デオデータDVB’の夫々から1ビット宛を交互に取り
出す動作を行い、ビデオデータDVA’とビデオデータ
DVB’とにビット多重合成処理を施して、ビット伝送
レートを1.485Gbps×2=2.97Gbpsと
する複合シリアルデータDVMを形成する。このように
して、ビット多重部18から得られる複合シリアルデー
タDVMは、電光変換部(E/O変換部)21に供給さ
れる。E/O変換部21は、複合シリアルデータDVM
に電光変換処理を施し、ビット伝送レートを2.97G
bpsとし、例えば、1.55μmとされる中心波長を
有した光信号OVMを形成する。
【0037】E/O変換部21は、その一例が、例え
ば、図2に示される如くに、レーザ駆動部22と1.5
5μm帯分布帰還型(DFB)レーザダイオード23と
を備えて構成される。そして、ビット多重部18からの
複合シリアルデータDVMが、レーザ駆動部22に供給
され、レーザ駆動部22から複合シリアルデータDVM
に応じたレーザ駆動信号SLDが得られて、それが1.
55μm帯DFBレーザダイオード23に供給される。
【0038】1.55μm帯DFBレーザダイオード2
3は、単波長モードで発振して、例えば、図3に示され
る如くの、中心波長を略1.55μmとするレーザ光を
発し、中心波長の温度特性は、例えば、0.2nm/℃
程度である。レーザ駆動信号SLDが供給された1.5
5μm帯DFBレーザダイオード23は、中心波長を略
1.55μmとする1.55μm帯のレーザ光を、レー
ザ駆動信号SLDにより変調された状態をもって発し、
それにより、E/O変換部21から複合シリアルデータ
DVMに基づく、中心波長を略1.55μmとした光信
号OVMが、ビット伝送レートを2.97Gbpsとす
るもとで得られる。この光信号OVMは、双方向性ファ
イバー型波長多重カップラー(双方向性ファイバー型W
DMカップラー25に供給される。
【0039】双方向性ファイバー型WDMカップラー2
5は、例えば、図4に示される如くの等価ブロック接続
によってあらわされる構成を有している。図4に示され
る等価ブロック接続にあっては、方向性結合部26が備
えられており、方向性結合部26の一端部側に、光コネ
クタ27を介して接続された入出力端28と光コネクタ
29を介して接続された入出力端30とが設けられてお
り、また、方向性結合部26の他端部側に、光コネクタ
31を介して接続された入出力端32が設けられてい
る。方向性結合部26は、光コネクタ27に接続された
光ファイバーと光コネクタ29に接続された光ファイバ
ーとが相互結合して、光コネクタ31に接続される部分
である。
【0040】そして、E/O変換部21からの、ビット
伝送レートを2.97Gbpsとし、中心波長を略1.
55μmとする光信号OVMが、入出力端28から光コ
ネクタ27を通じて方向性結合部26に導かれる。方向
性結合部26にあっては、光コネクタ27からの光ファ
イバーを通じた光信号OVMが、光コネクタ27からの
光ファイバーと光コネクタ29からの光ファイバーとが
相互結合して成る光ファイバーを通じて光コネクタ31
へと導かれる。それにより、方向性結合部26を通過し
た光信号OVMが、光コネクタ31を通じて入出力端3
2に導出される。このようにして双方向性ファイバー型
WDMカップラー25における入出力端32に導出され
る光信号OVMは、CCU側送受信部11から送出され
て、光コネクタ33へと導かれる。
【0041】光コネクタ33は、CCU側送受信部11
における双方向性ファイバー型WDMカップラー25と
光信号伝送ケーブル34の一端側とを連結している。そ
れにより、双方向性ファイバー型WDMカップラー25
からの光信号OVMは、光コネクタ33を通じて光信号
伝送ケーブル34にその一端側から送出される。光信号
伝送ケーブル34は、例えば、石英系SMFによって形
成されたものとされる。
【0042】光信号伝送ケーブル34の他端側には、そ
れと中継ユニット側送受信部12における双方向性ファ
イバー型WDMカップラー35とを連結する光コネクタ
36が設けられている。それにより、光コネクタ33を
通じて光信号伝送ケーブル34にその一端側から送出さ
れた光信号OVMは、光信号伝送ケーブル34の一端側
から他端側へと伝送され、その他端側から光コネクタ3
6を通じて中継ユニット側送受信部12へと導かれる。
【0043】中継ユニット側送受信部12にあっては、
光コネクタ36を通じた、ビット伝送レートを2.97
Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとする光信号
OVMが、双方向性ファイバー型WDMカップラー35
に供給される。双方向性ファイバー型WDMカップラー
35は、例えば、図5に示される如くの等価ブロック接
続によってあらわされる構成を有している。図5に示さ
れる等価ブロック接続にあっては、方向性結合部37が
備えられていて、方向性結合部37の一端部側に、光コ
ネクタ38を介して接続された入出力端39が設けられ
ており、また、方向性結合部37の他端部側に、光コネ
クタ40を介して接続された入出力端41と光コネクタ
42を介して接続された入出力端43とが設けられてい
る。方向性結合部37は、光コネクタ38に接続された
光ファイバーが分岐されて光コネクタ40と光コネクタ
42との夫々に接続される部分である。
【0044】そして、光コネクタ36からの光信号OV
Mが、入出力端39から光コネクタ38を通じて方向性
結合部37に導かれる。方向性結合部37にあっては、
光コネクタ38からの光ファイバーを通じた光信号OV
Mが、分岐された光ファイバーを通じて光コネクタ40
へと導かれる。それにより、方向性結合部37を通過し
た光信号OVMが、光コネクタ40を通じて入出力端4
1に導出される。このようにして入出力端41に導出さ
れる光信号OVMは、双方向性ファイバー型WDMカッ
プラー35から送出されて、中継ユニット側送受信部1
2における光電変換部(O/E変換部)44へと導かれ
る。
【0045】O/E変換部44にあっては、光信号OV
Mに光電変換処理を施して、ビット伝送レートを2.9
7Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとする光信
号OVMに基づく、ビット伝送レートを2.97Gbp
sとする複合シリアルデータDVMを再生する。そし
て、再生された複合シリアルデータDVMは、ビット分
離部45に供給される。
【0046】ビット分離部45は、例えば、2ビットデ
マルチプレクサが用いられて構成され、O/E変換部4
4からの複合シリアルデータDVMから1ビット宛を順
次取り出して交互に配分し、各々がビット伝送レートを
2.97Gbps/2=1.485Gbpsとするシリ
アルディジタルデータによって形成される、シリアルデ
ィジタルビデオ信号DVAとシリアルディジタルビデオ
信号DVBとを個別に形成する。このようにして、ビッ
ト分離部45から得られるシリアルディジタルビデオ信
号DVA及びDVBは、波形整形部46及び47に夫々
供給される。
【0047】波形整形部46においては、シリアルディ
ジタルビデオ信号DVAについてのクロック再生が行わ
れるとともに、再生されたクロックに基づくデータの作
り直しが行われて、波形整形が施されたシリアルディジ
タルビデオ信号DVAが得られる。また、波形整形部4
7においては、シリアルディジタルビデオ信号DVBに
ついてのクロック再生が行われるとともに、再生された
クロックに基づくデータの作り直しが行われて、波形整
形が施されたシリアルディジタルビデオ信号DVBが得
られる。
【0048】このようにして、波形整形部46及び47
において夫々再生されるシリアルディジタルビデオ信号
DVA及びDVBは、中継ユニット側送受信部12から
送出されて、中継ユニット側送受信部12に連結された
中継ユニット50に供給される。
【0049】中継ユニット50には、シリアルデータ形
成部51が備えられている。シリアルデータ形成部51
には、中継ユニット側送受信部12、さらには、図示さ
れていない他の中継ユニット側送受信部を通じて到来す
る、各々がビデオカメラにより得られたHD信号がシリ
アル化されて得られてビット伝送レートを1.485G
bpsとする、シリアルディジタルビデオ信号DVA及
びDVBを含む複数のシリアルディジタルビデオ信号が
供給される。シリアルデータ形成部51は、それらのシ
リアルディジタルビデオ信号の夫々に圧縮処理を施し
て、例えば、図17に示される如くのデータフォーマッ
トに従う10ビットワード列データを形成するディジタ
ルビデオ信号であるD1信号がシリアル化されたものと
して得られるシリアルディジタルデータを、ビット伝送
レートを270Mbpsとするシリアルディジタルデー
タを伝送するSDI(シリアルディジタルインターフェ
ース)にマッピングする。そして、シリアルデータ形成
部51は、例えば、各々がビット伝送レートを270M
bpsとする4チャンネルのシリアルディジタルデータ
であるビデオデータDSA,DSB,DSC及びDSD
を、4チャンネルのディジタルリターンビデオ信号を形
成するものとして送出する。
【0050】中継ユニット50におけるシリアルデータ
形成部51からの各々がディジタルリターンビデオ信号
を形成するビデオデータDSA〜DSDは、中継ユニッ
ト側送受信部12におけるデータ多重部52に供給され
る。データ多重部52は、例えば、図6に示される如く
の具体構成を有するものとされる。
【0051】図6に示されるデータ多重部52の具体構
成例にあっては、各々がビット伝送レートを270Mb
psとする4チャンネルのビデオデータDSA〜DSD
が、シリアル/パラレル(S/P)変換部55,56,
57及び58に夫々供給される。S/P変換部55にお
いては、ビット伝送レートを270Mbpsとするシリ
アルディジタルデータであるビデオデータDSAにS/
P変換が施されてパラレルディジタルデータDPAが形
成され、そのパラレルディジタルデータDPAがデータ
マッピング部59に供給される。同様に、S/P変換部
56,57及び58において、ビット伝送レートを27
0Mbpsとするシリアルディジタルデータであるビデ
オデータDSB,DSC及びDSDの夫々にS/P変換
が施されてパラレルディジタルデータDPB,DPC及
びDPDが形成され、それらのパラレルディジタルデー
タDPB〜DPDがデータマッピング部59に供給され
る。
【0052】データマッピング部59にあっては、S/
P変換部55〜58からの4チャンネルのパラレルディ
ジタルデータDPA〜DPDにマッピング処理が施され
て、ワード伝送レートを74.25MBpsとする20
ビットワード列データである多重パラレルデータDPM
が形成される。データマッピング部59から得られる多
重パラレルデータDPMは、パラレル/シリアル(P/
S)変換部60においてP/S変換を受け、ビット伝送
レートを74.25MBps×20=1.485Gbp
sとする多重シリアルデータである多重ビデオデータD
SMとされる。そして、P/S変換部60において得ら
れる多重ビデオデータDSMが、データ多重部52から
送出される。
【0053】データ多重部52から送出されるビット伝
送レートを1.485Gbpsとする多重ビデオデータ
DSMは、CCU側送受信部11におけるビット多重部
18から送出される複合シリアルデータDVMに比して
伝送容量が小である。そして、この多重ビデオデータD
SMは、E/O変換部61に供給される。E/O変換部
61おいては、多重ビデオデータDSMに電光変換処理
を施す。
【0054】E/O変換部61は、例えば、図7に示さ
れる如くに、レーザ駆動部62と1.3μm帯ファブリ
ペロー型(FP)レーザダイオード63とを備えて構成
される。そして、データ多重部52からの多重ビデオデ
ータDSMが、レーザ駆動部62に供給され、レーザ駆
動部62から多重ビデオデータDSMに応じたレーザ駆
動信号SLRが得られて、それが1.3μm帯FPレー
ザダイオード63に供給される。
【0055】1.3μm帯FPレーザダイオード63
は、多波長モードで発振して、例えば、図8に示される
如くの、中心波長を略1.31μmとする約8nmに亙
る波長スペクトルを有したレーザ光を発し、中心波長の
温度特性は、例えば、0.4nm/℃程度である。レー
ザ駆動信号SLRが供給された1.3μm帯FPレーザ
ダイオード63は、中心波長を略1.31μmとする
1.3μm帯のレーザ光を、レーザ駆動信号SLRによ
り変調された状態をもって発し、それにより、E/O変
換部61から、多重ビデオデータDSMに基づく、中心
波長を略1.3μmとした光信号OSMが、ビット伝送
レートを1.485Gbpsとしたもとで得られる。こ
の光信号OSMは、双方向性ファイバー型WDMカップ
ラー35に供給される。
【0056】双方向性ファイバー型WDMカップラー3
5においては、E/O変換部61からの、ビット伝送レ
ートを数1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3
μmとする光信号OSMが、図5に示される入出力端4
3から、光コネクタ42を通じて方向性結合部37に導
かれる。方向性結合部37にあっては、光コネクタ42
からの光ファイバーを通じた光信号OSMが、光コネク
タ40からの光ファイバーと光コネクタ42からの光フ
ァイバーとが相互結合して成る光ファイバーを通じて光
コネクタ38へと導かれる。それにより、方向性結合部
37を通過した光信号OSMが、光コネクタ38を通じ
て入出力端39に導出される。このようにして双方向性
ファイバー型WDMカップラー35における入出力端3
9に導出される光信号OSMは、中継ユニット側送受信
部12から送出されて、光コネクタ36へと導かれる。
【0057】そして、中継ユニット側送受信部12にお
ける双方向性ファイバー型WDMカップラー35からの
光信号OSMは、光コネクタ36を通じて光信号伝送ケ
ーブル34にその他端側から送出されて、光信号伝送ケ
ーブル34の他端側から一端側へと伝送され、その一端
側から光コネクタ33を通じてCCU側送受信部11に
おける双方向性ファイバー型WDMカップラー25へと
導かれる。
【0058】双方向性ファイバー型WDMカップラー2
5にあっては、光コネクタ33からの、ビット伝送レー
トを数1.485Mbpsとし、中心波長を略1.3μ
mとする光信号OSMが、図4に示される入出力端32
から光コネクタ31を通じて方向性結合部26に導かれ
る。方向性結合部26にあっては、光コネクタ31から
の光ファイバーを通じた光信号OSMが、分岐された光
ファイバーを通じて光コネクタ29へと導かれる。それ
により、方向性結合部26を通過した光信号OSMが、
光コネクタ29を通じて入出力端30に導出される。こ
のようにして入出力端30に導出される光信号OSM
は、双方向性ファイバー型WDMカップラー25から送
出されて、O/E変換部65へと導かれる。
【0059】O/E変換部65にあっては、ビット伝送
レートを1.485Mbpsとし、中心波長を略1.3
μmとする光信号OSMに光電変換処理を施して、光信
号OSMに基づく、ビット伝送レートを数1.485G
bpsとする多重シリアルデータである多重ビデオデー
タDSMを再生する。そして、再生された多重ビデオデ
ータDSMは、波形整形部66に供給される。波形整形
部66においては、多重ビデオデータDSMについての
クロック再生が行われるとともに、再生されたクロック
に基づくデータの作り直しが行われて、波形整形が施さ
れた多重ビデオデータDSMが得られ、それがデータ分
離部67に供給される。データ分離部67は、例えば、
図9に示される如くの具体構成を有するものとされる。
【0060】図9に示されるデータ分離部67の具体構
成例にあっては、波形整形部66からの多重ビデオデー
タDSMが、S/P変換部68に供給される。S/P変
換部68にあっては、多重ビデオデータDSMにS/P
変換を施して、多重ビデオデータDSMに基づく、ワー
ド伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワ
ード列データである多重パラレルデータDPMが得られ
る。
【0061】S/P変換部68からの多重パラレルデー
タDPMは、データデマッピング部69に供給される。
データデマッピング部69にあっては、多重パラレルデ
ータDPMにデマッピング処理が施されて、多重パラレ
ルデータDPMに基づく4チャンネルのパラレルディジ
タルデータDPA,DPB,DPC及びDPDが得られ
る。そして、4チャンネルのパラレルディジタルデータ
DPA〜DPDが夫々P/S変換部70,71,72及
び73に供給される。
【0062】P/S変換部70においては、パラレルデ
ィジタルデータDPAにP/S変換が施されて、パラレ
ルディジタルデータDPAに基づくシリアルディジタル
データであるビデオデータDSAが、ビット伝送レート
を270Mbpsとするものとされて得られる。同様
に、P/S変換部71,72及び73において、パラレ
ルディジタルデータDPB,DPC及びDPDの夫々に
P/S変換が施されてパラレルディジタルデータDP
B,DPC及びDPDに基づくシリアルディジタルデー
タであるビデオデータDSB,DSC及びDSDが、夫
々、ビット伝送レートを270Mbpsとするものとさ
れて再生される。
【0063】このようにして、データ分離部67におけ
るP/S変換部70〜73において夫々再生される、各
々がビット伝送レートを270Mbpsとするシリアル
ディジタルデータである、4チャンネルのビデオデータ
DSA〜DSDは、CCU側送受信部11から送出され
て、夫々がディジタルリターンビデオ信号を形成するも
のとしてカメラ部15に供給される。
【0064】上述の図1に示される例にあっては、中継
ユニット50に備えられたシリアルデータ形成部51
が、夫々がビット伝送レートを270Mbpsとする4
チャンネルのシリアルディジタルデータであるビデオデ
ータDSA〜DSDを送出し、中継ユニット側送受信部
12にあっては、データ多重部52において、4チャン
ネルのビデオデータDSA〜DSDに基づくワード伝送
レートを74.25MBpsとする20ビットワード列
データである多重パラレルデータDPMが形成され、そ
れにP/S変換が施されて、ビット伝送レートを1.4
85Gbpsとする多重ビデオデータDSMが得られ、
さらに、E/O変換部61において、その多重ビデオデ
ータDSMに基づく光信号OSMが得られて、それが光
信号伝送ケーブル34を通じて、CCU側送受信部11
へと伝送されるべく送出されるが、中継ユニット50に
備えられたシリアルデータ形成部51から送出されるシ
リアルディジタルデータは、4チャンネルのビデオデー
タDSA〜DSDには限られない。
【0065】例えば、シリアルデータ形成部51から、
夫々がビット伝送レートを270Mbpsとする6チャ
ンネルのシリアルディジタルデータであるビデオデータ
が送出されるようになされてもよい。斯かる際、中継ユ
ニット側送受信部12にあっては、データ多重部52に
おいて、6チャンネルのビデオデータに基づくワード伝
送レートを108MBpsとする20ビットワード列デ
ータである多重パラレルデータが形成され、それにP/
S変換が施されて、ビット伝送レートを108MBps
×20=2.16Gbpsとする多重ビデオデータが得
られ、さらに、E/O変換部61において、その多重ビ
デオデータに基づく光信号が得られて、それが光信号伝
送ケーブル34を通じて、CCU側送受信部11へと伝
送される。
【0066】図10は、本願の特許請求の範囲における
請求項1から請求項8までのいずれかに記載された発明
に係る光信号伝送方法の他の例が実施される、本願の特
許請求の範囲における請求項16から請求項20までの
いずれかに記載された発明に係る光信号伝送装置の他の
例を示す。この例は、図1に示される例と同様に構成さ
れた部分を含んでおり、図1に示される各部に対応する
部分については、図1と共通の符号が付されていて、そ
れらについての重複詳細説明は省略される。
【0067】図10に示される例は、CCU側送受信部
81と中継ユニット側送受信部82との間におけるディ
ジタルビデオ信号を形成するディジタルデータとディジ
タルリターンビデオ信号を形成するディジタルデータと
の双方向伝送を行うものとされている。CCU側送受信
部81には、二つのビデオカメラ83及び84をもって
形成されるカメラ部85が連結されている。
【0068】ビデオカメラ83からシリアルディジタル
ビデオ光信号OVAが送出されるとともに、ビデオカメ
ラ84からシリアルディジタルビデオ光信号OVBが送
出される。これらのシリアルディジタルビデオ光信号O
VA及びOVBの夫々は、例えば、図16に示される如
くのYデータ系列とPB /PR データ系列とに多重化処
理が施されて得られる20ビット量子化ディジタル信号
であるHD信号がシリアル化されて得られる、ビット伝
送レートを1.485Gbpsとするシリアルディジタ
ルデータが、光信号に変換されて得られ、それにより、
ビット伝送レートを1.485Gbpsとするととも
に、中心波長を、例えば、略1.31μmとするものと
される。
【0069】そして、ビデオカメラ83及び84から夫
々得られるシリアルディジタルビデオ光信号OVA及び
OVBは、CCU側送受信部81に供給される。
【0070】CCU側送受信部81にあっては、ビデオ
カメラ83からのシリアルディジタルビデオ光信号OV
Aが、O/E変換86に供給される。O/E変換部86
にあっては、シリアルディジタルビデオ光信号OVAに
O/E変換を施してシリアルディジタルデータとするこ
とにより、ビット伝送レートを1.485Gbpsとす
るシリアルディジタルデータによって形成されるシリア
ルディジタルビデオ信号DVAを得る。このO/E変換
部86から得られるシリアルディジタルビデオ信号DV
Aは波形整形部17に供給される。波形整形部17にお
いては、図1に示される例に備えられた波形整形部17
における動作と同様な動作が行われ、波形整形部17か
ら得られる波形整形が施されたシリアルディジタルビデ
オ信号を形成するビデオデータDVA’が、ビット多重
部18に供給される。
【0071】また、ビデオカメラ84からのシリアルデ
ィジタルビデオ光信号OVBが、O/E変換87に供給
される。O/E変換部87にあっては、シリアルディジ
タルビデオ光信号OVBにO/E変換を施してシリアル
ディジタルデータとすることにより、ビット伝送レート
を1.485Gbpsとするシリアルディジタルデータ
によって形成されるシリアルディジタルビデオ信号DV
Bを得る。このO/E変換部87から得られるシリアル
ディジタルビデオ信号DVBは波形整形部20に供給さ
れる。波形整形部20においては、図1に示される例に
備えられた波形整形部20における動作と同様な動作が
行われ、波形整形部20から得られる波形整形が施され
たシリアルディジタルビデオ信号を形成するビデオデー
タDVB’が、ビット多重部18に供給される。
【0072】ビット多重部18及びそれに続くE/O変
換部21においては、図1に示される例に備えられたビ
ット多重部18及びE/O変換部21における動作と同
様な動作が行われ、E/O変換部21から中心波長を略
1.55μmとする光信号OVMがビット伝送レートを
2.97Gbpsとするもとで得られる。そして、E/
O変換部21において得られる光信号OVMが、双方向
性ファイバー型WDMカップラー25に供給される。
【0073】双方向性ファイバー型WDMカップラー2
5においては、図1に示される例に備えられた双方向性
ファイバー型WDMカップラー25における動作と同様
な動作が行われ、E/O変換部21からの中心波長を略
1.55μmとし、ビット伝送レートを2.97Gbp
sとする光信号OVMが、例えば、図4に示される入出
力端28から光コネクタ27,方向性結合部26及び光
コネクタ31を通じて入出力端32に導出される。そし
て、双方向性ファイバー型WDMカップラー25を通過
した光信号OVMが、CCU側送受信部81から送出さ
れ、光コネクタ33を通じて、光信号伝送ケーブル34
にその一端側から導入される。そして、光信号OVM
は、光信号伝送ケーブル34の一端側から他端側へと伝
送され、光コネクタ36を通じて中継ユニット側送受信
部82へと導かれる。
【0074】中継ユニット側送受信部82にあっては、
光コネクタ36を通じた、ビット伝送レートを2.97
Gbpsとし、中心波長を略1.55μmとする光信号
OVMが、双方向性ファイバー型WDMカップラー35
に供給される。双方向性ファイバー型WDMカップラー
35においては、図1に示される例に備えられた双方向
性ファイバー型WDMカップラー35における動作と同
様な動作が行われ、光コネクタ36を通じた光信号OV
Mが、例えば、図5に示される入出力端39から光コネ
クタ38,方向性結合部37及び光コネクタ40を通じ
て入出力端41に導出される。そして、双方向性ファイ
バー型WDMカップラー35を通過した光信号OVM
が、O/E変換部44へと導かれる。
【0075】O/E変換部44及びそれに続くビット分
離部45、さらには、波形整形部46及び47にあって
は、図1に示される例に備えられたO/E変換部44,
ビット分離部45及び波形整形部46及び47における
動作と同様な動作が行われて、波形整形部46及び47
から、ビット伝送レートを1.485Gbpsとする波
形整形が施されたシリアルディジタルデータによって形
成されるシリアルディジタルビデオ信号DVA及びDV
Bが再生される。
【0076】波形整形部46及び47から得られるシリ
アルディジタルビデオ信号DVA及びDVBは、E/O
変換部88及び89に夫々供給される。E/O変換部8
8にあっては、シリアルディジタルビデオ信号DVAに
E/O変換を施して、中心波長を、例えば、1.3μm
とするシリアルディジタルビデオ光信号OVAを再生す
る。また、E/O変換部89にあっては、シリアルディ
ジタルビデオ信号DVBにE/O変換を施して、中心波
長を、例えば、1.3μmとするシリアルディジタルビ
デオ光信号OVBを再生する。そして、このようにして
再生されるビット伝送レートを1.485Gbpsとす
るシリアルディジタルビデオ光信号OVA及びOVB
は、中継ユニット側送受信部82から送出されて、その
中継ユニット側送受信部82に連結された中継ユニット
90に供給される。
【0077】中継ユニット90には、光シリアルデータ
形成部91が備えられている。光シリアルデータ形成部
91には、中継ユニット側送受信部82、さらには、図
示されていない他の中継ユニット側送受信部を通じて到
来する、各々がビデオカメラにより得られたHD信号が
シリアル化されて得られてビット伝送レートを1.48
5Gbpsとする、複数のシリアルディジタルビデオ信
号が供給される。光シリアルデータ形成部91は、それ
らのシリアルディジタルビデオ信号の夫々に圧縮処理を
施して、例えば、図17に示される如くのデータフォー
マットに従う10ビットワード列データを形成するディ
ジタルビデオ信号であるD1信号がシリアル化されたも
のとして得られるシリアルディジタルデータを、ビット
伝送レートを270Mbpsとするシリアルディジタル
データを伝送するSDIにマッピングし、それにより得
られる複数のシリアルディジタルデータであるビデオデ
ータにE/O変換を施して、例えば、各々が光シリアル
ディジタルデータである4チャンネルの光ビデオデータ
OSA.OSB,OSC及びOSDを形成する。そし
て、光シリアルデータ形成部91は、例えば、夫々がビ
ット伝送レートを270Mbpsとし、中心波長を略
1.31μmとする4チャンネルの光ビデオデータOS
A〜OSDを、4チャンネルのディジタルリターンビデ
オ信号に基づく光信号を形成するものとして送出する。
【0078】中継ユニット90における光シリアルデー
タ形成部91からの光ビデオデータOSA〜OSDは、
中継ユニット側送受信部82におけるO/E変換部92
に供給される。O/E変換部92にあっては、光ビデオ
データOSA〜OSDの夫々に対してO/E変換を施
し、光ビデオデータOSA〜OSDに夫々基づく、ビッ
ト伝送レートを270MbpsとするビデオデータDS
A,DSB,DSC及びDSDを形成する。このように
して、O/E変換部92から得られるビット伝送レート
を270MbpsとするビデオデータDSA〜DSD
は、データ多重部52に供給される。
【0079】データ多重部52及びそれに続くE/O変
換部61においては、図1に示される例に備えられたデ
ータ多重部52及びE/O変換部61における動作と同
様な動作が行われ、E/O変換部61から中心波長を略
1.31μmとする光信号OSMがビット伝送レートを
1.485Gbpsとするもとで得られる。その際、デ
ータ多重部52から送出される多重シリアルデータであ
る多重ビデオデータDSMは、CCU側送受信部81に
おけるビット多重部18から送出される複合シリアルデ
ータDVMにひして伝送容量が小なるものとされる。そ
して、E/O変換部61から得られる光信号OSMは、
双方向性ファイバー型WDMカップラー35に供給され
る。
【0080】双方向性ファイバー型WDMカップラー3
5においては、図1に示される例に備えられた双方向性
ファイバー型WDMカップラー35における動作と同様
な動作が行われ、E/O変換部61からの中心波長を略
1.3μmとし、ビット伝送レートを1.485Gbp
sとする光信号OSMが、例えば、図5に示される入出
力端43から光コネクタ42,方向性結合部37及び光
コネクタ38を通じて入出力端39に導出される。そし
て、双方向性ファイバー型WDMカップラー35を通過
した光信号OSMが、中継ユニット側送受信部82から
送出され、光コネクタ36を通じて、光信号伝送ケーブ
ル34にその他端側から導入される。そして、光信号O
SMは、光信号伝送ケーブル34の他端側から一端側へ
と伝送され、光コネクタ33を通じてCCU側送受信部
81へと導かれる。
【0081】そして、CCU側送受信部81において、
光コネクタ33を通じた、ビット伝送レートを1.48
5Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号
OSMが、双方向性ファイバー型WDMカップラー25
に供給される。双方向性ファイバー型WDMカップラー
25においては、図1に示される例に備えられた双方向
性ファイバー型WDMカップラー25における動作と同
様な動作が行われ、光コネクタ33を通じた光信号OS
Mが、例えば、図4に示される入出力端32から光コネ
クタ31,方向性結合部26及び光コネクタ29を通じ
て入出力端30に導出される。そして、双方向性ファイ
バー型WDMカップラー25を通過した光信号OSM
が、O/E変換部65へと導かれる。
【0082】O/E変換部65及びそれに続く波形整形
部66さらにはデータ分離部67にあっては、図1に示
される例に備えられたO/E変換部65,波形整形部6
6及びデータ分離部67における動作と同様な動作が行
われ、データ分離部67から各々がビット伝送レートを
270Mbpsとするシリアルディジタルデータであ
る、4チャンネルのビデオデータDSA〜DSDが得ら
れ、それらが、E/O変換部93に供給される。E/O
変換部93にあっては、ビデオデータDSA〜DSDの
夫々に対してE/O変換を施し、ビデオデータDSA〜
DSDに夫々基づく、各々がビット伝送レートを270
Mbpsとし、中心波長を略1.31μmとする、光ビ
デオデータOSA〜OSDを再生する。このようにし
て、E/O変換部93から得られる光ビデオデータOS
A〜OSDは、CCU側送受信部81から送出されて、
夫々がディジタルリターンビデオ信号に基づく光信号を
形成するものとしてカメラ部85に供給される。
【0083】上述の図10に示される例にあっては、中
継ユニット90に備えられた光シリアルデータ形成部9
1が、夫々がビット伝送レートを270Mbpsとし、
中心波長を略1.31μmとする、4チャンネルの光シ
リアルディジタルデータである光ビデオデータOSA〜
OSDを送出し、中継ユニット側送受信部82にあって
は、E/O変換部61において、光ビデオデータOSA
〜OSDにO/E変換が施されて得られるビデオデータ
DSA〜DSDが多重化されて形成される多重ビデオデ
ータDSMに基づく光信号OSMが得られて、それが光
信号伝送ケーブル34を通じてCCD側送受信部81へ
と伝送されるべく送出されるが、中継ユニット90に備
えられた光シリアルデータ形成部91から送出される光
シリアルディジタルデータは、4チャンネルの光ビデオ
データOSA〜OSDには限られない。
【0084】例えば、光シリアルデータ形成部91か
ら、夫々がビット伝送レートを270Mbpsとし、中
心波長を略1.31μmとする、6チャンネルの光シリ
アルディジタルデータである光ビデオデータが送出され
るようになされてもよい。斯かる際、中継ユニット側送
受信部82にあっては、E/O変換部61において、6
チャンネルの光ビデオデータにO/E変換が施されて得
られる6チャンネルのビデオデータが多重化されて形成
される多重ビデオデータに基づく光信号が得られて、そ
れが光信号伝送ケーブル34を通じてCCD側送受信部
81へと伝送される。
【0085】図11は、本願の特許請求の範囲における
請求項9から請求項15までのいずれかに記載された発
明に係る光信号伝送方法の一例が実施される、本願の特
許請求の範囲における請求項21から請求項25までの
いずれかに記載された発明に係る光信号伝送装置の一例
を示す。
【0086】図11に示される例は、CCU側送受信部
101と中継ユニット側送受信部102との間における
ディジタルビデオ信号を形成するディジタルデータとデ
ィジタルリターンビデオ信号を形成するディジタルデー
タとの双方向伝送を行うものとされている。CCU側送
受信部101には、ビデオカメラ103を含んで形成さ
れるカメラ部104が連結されている。
【0087】ビデオカメラ103からは、ディジタルビ
デオ信号DHDが送出される。このディジタルビデオ信
号DHDは、例えば、図16に示される如くのYデータ
系列とPB /PR データ系列とに多重化処理が施されて
得られる20ビットワード列データを成すものとされた
HD信号を形成するパラレルディジタルデータとされ、
ワード伝送レートを74.25MBpsとするものとさ
れる。そして、ビデオカメラ103から得られるディジ
タルビデオ信号DHDは、CCU側送受信部101に供
給される。
【0088】CCU側送受信部101にあっては、ビデ
オカメラ103からのワード伝送レートを74.25M
Bpsとするディジタルビデオ信号DHDが、P/S変
換部105に供給される。P/S変換部105において
は、ディジタルビデオ信号DHDに対してP/S変換処
理によるシリアル化を施し、ディジタルビデオ信号DH
Dに基づくシリアルディジタルデータDHSを、ビット
伝送レートを74.25MBps×20=1.485G
bpsとするものとして得る。
【0089】P/S変換部105から得られる、ビット
伝送レートを1.485Gbpsとするシリアルディジ
タルデータDHSは、E/O変換部106に供給され
る。E/O変換部106にあっては、シリアルディジタ
ルデータDHSに電光変換処理を施し、ビット伝送レー
トを1.485Mbpsとし、例えば、略1.3μmと
される中心波長を有した光信号OHSを形成する。E/
O変換部106は、その具体構成例が図7に示される、
図1に示される例の中継ユニット側送受信部12におけ
るE/O変換部61と同様に、例えば、レーザ駆動部と
1.3μm帯FPレーザダイオードとを備えて構成され
る。
【0090】E/O変換部106から得られる、ビット
伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略
1.3μmとする光信号OHSは、双方向性ファイバー
型WDMカップラー107に供給される。双方向性ファ
イバー型WDMカップラー107は、例えば、図12に
示される如くの等価ブロック接続によってあらわされる
構成を有している。図12に示される等価ブロック接続
にあっては、方向性結合部108が備えられており、方
向性結合部108の一端部側に、光コネクタ109を介
して接続された入出力端110と光コネクタ111を介
して接続された入出力端112とが設けられており、ま
た、方向性結合部108の他端部側に、光コネクタ11
3を介して接続された入出力端114が設けられてい
る。方向性結合部108は、光コネクタ109に接続さ
れた光ファイバーと光コネクタ111に接続された光フ
ァイバーとが相互結合して、光コネクタ113に接続さ
れる部分である。
【0091】そして、E/O変換部106からの、ビッ
ト伝送レートを1.485Gbpsとし、中心波長を略
1.3μmとする光信号OHSが、入出力端110から
光コネクタ109を通じて方向性結合部108に導かれ
る。方向性結合部108にあっては、光コネクタ109
からの光ファイバーを通じた光信号OHSが、光コネク
タ109からの光ファイバーと光コネクタ111からの
光ファイバーとが相互結合して成る光ファイバーを通じ
て光コネクタ113へと導かれる。それにより、方向性
結合部108を通過した光信号OHSが、光コネクタ1
13を通じて入出力端114に導出される。このように
して双方向性ファイバー型WDMカップラー107にお
ける入出力端114に導出される光信号OHSは、CC
U側送受信部101から送出されて、光コネクタ115
へと導かれる。
【0092】光コネクタ115は、CCU側送受信部1
01における双方向性ファイバー型WDMカップラー1
07と光信号伝送ケーブル116の一端側とを連結して
いる。それにより、双方向性ファイバー型WDMカップ
ラー107からの光信号OHSは、光コネクタ115を
通じて光信号伝送ケーブル116にその一端側から送出
される。光信号伝送ケーブル116は、例えば、石英系
SMFによって形成されたものとされる。
【0093】光信号伝送ケーブル116の他端側には、
それと中継ユニット側送受信部102における双方向性
ファイバー型WDMカップラー117とを連結する光コ
ネクタ118が設けられている。それにより、光コネク
タ115を通じて光信号伝送ケーブル116にその一端
側から送出さた光信号OHSは、光信号伝送ケーブル1
16の一端側から他端側へと伝送され、その他端側から
光コネクタ118を通じて中継ユニット側送受信部10
2へと導かれる。
【0094】中継ユニット側送受信部102にあって
は、光コネクタ118を通じた、ビット伝送レートを
1.485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとす
る光信号OHSが、双方向性ファイバー型WDMカップ
ラー117に供給される。双方向性ファイバー型WDM
カップラー117は、例えば、図13に示される如くの
等価ブロック接続によってあらわされる構成を有してい
る。図13に示される等価ブロック接続にあっては、方
向性結合部120が備えられていて、方向性結合部12
0の一端部側に、光コネクタ121を介して接続された
入出力端122が設けられており、また、方向性結合部
120の他端部側に、光コネクタ123を介して接続さ
れた入出力端124と光コネクタ125を介して接続さ
れた入出力端126とが設けられている。方向性結合部
120は、光コネクタ121に接続された光ファイバー
が分岐されて光コネクタ123と光コネクタ125との
夫々に接続される部分である。
【0095】そして、光コネクタ118からの光信号O
HSが、入出力端122から光コネクタ121を通じて
方向性結合部120に導かれる。方向性結合部120に
あっては、光コネクタ121からの光ファイバーを通じ
た光信号OHSが、分岐された光ファイバーを通じて光
コネクタ123へと導かれる。それにより、方向性結合
部120を通過した光信号OHSが、光コネクタ123
を通じて入出力端124に導出される。このようにして
入出力端124に導出される光信号OHSは、双方向性
ファイバー型WDMカップラー117から送出されて、
中継ユニット側送受信部102におけるO/E変換部1
27へと導かれる。
【0096】O/E変換部127にあっては、光信号O
HSに光電変換処理を施して、ビット伝送レートを1.
485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光
信号OHSに基づく、ビット伝送レートを1.485G
bpsとするシリアルディジタルデータDHSを再生す
る。そして、再生されたシリアルディジタルデータDH
Sは、S/P変換部128に供給される。
【0097】S/P変換部128にあっては、シリアル
ディジタルデータDHSに対して順次到来する20ビッ
ト宛をもってワードデータを形成していくS/P変換処
理によるパラレル化を施し、シリアルディジタルデータ
DHSに基づく、ワード伝送レートを1.485Gbp
s/20=74.25MBpsとする20ビットワード
列データにより形成されるHD信号であるディジタルビ
デオ信号DHDを再生する。このようにして、S/P変
換部128において再生されるディジタルビデオ信号D
HDは、中継ユニット側送受信部102から送出され
て、中継ユニット側送受信部102に連結された中継ユ
ニット130に供給される。
【0098】中継ユニット130には、シリアルデータ
形成部131が備えられている。シリアルデータ形成部
131には、中継ユニット側送受信部102、さらに
は、図示されていない他の中継ユニット側送受信部を通
じて到来する、各々がビデオカメラにより得られたHD
信号がシリアル化されて得られるシリアルディジタルビ
デオ信号が供給される。シリアルデータ形成部131
は、それらのシリアルディジタルビデオ信号の夫々に圧
縮処理を施して、例えば、図17に示される如くのデー
タフォーマットに従う10ビットワード列データを形成
するディジタルビデオ信号であるD1信号がシリアル化
されたものとして得られるシリアルディジタルデータ
を、ビット伝送レートを270Mbpsとするシリアル
ディジタルデータを伝送するSDIにマッピングする。
そして、シリアルデータ形成部131は、例えば、各々
がビット伝送レートを270Mbpsとする6チャンネ
ルのシリアルディジタルデータであるビデオデータDS
A,DSB,DSC,DSD,DSE及びDSFを、6
チャンネルのディジタルリターンビデオ信号を形成する
ものとして送出する。
【0099】中継ユニット130におけるシリアルデー
タ形成部131からのビデオデータDSA〜DSFは、
中継ユニット側送受信部102におけるデータ多重部1
32に供給される。データ多重部132は、例えば、図
14に示される如くの具体構成を有するものとされる。
【0100】図14に示されるデータ多重部132の具
体構成例にあっては、各々がビット伝送レートを270
Mbpsとする6チャンネルのビデオデータDSA〜D
SFが、S/P変換部133,134,135,13
6,137及び138に夫々供給される。S/P変換部
133においては、ビット伝送レートを270Mbps
とするシリアルディジタルデータであるビデオデータD
SAにS/P変換処理が施されてパラレルディジタルデ
ータDPAが形成され、そのパラレルディジタルデータ
DPAがデータマッピング部139に供給される。同様
に、S/P変換部134,135,136,137及び
138において、ビット伝送レートを270Mbpsと
するシリアルディジタルデータであるビデオデータDS
B,DSC,DSD,DSE及びDSFの夫々にS/P
変換処理が施されてパラレルディジタルデータDPB,
DPC,DPD,DPE及びDPFが形成され、それら
パラレルディジタルデータDPB〜DPFがデータマッ
ピング部139に供給される。
【0101】データマッピング部139にあっては、S
/P変換部133〜138からの6チャンネルのパラレ
ルディジタルデータDPA〜DPFにマッピング処理が
施されて、ワード伝送レートを108MBpsとする2
0ビットワード列データである多重パラレルデータDP
Mが形成される。データマッピング部139から得られ
る多重パラレルデータDPMは、P/S変換部140に
おいてP/S変換を受け、ビット伝送レートを108M
Bps×20=2.16Gbpsとする多重シリアルデ
ータである多重ビデオデータDSMとされる。そして、
P/S変換部140において得られる多重ビデオデータ
DSMが、データ多重部132から送出される。
【0102】データ多重部132から送出されるビット
伝送レートを2.16Gbpsとする多重ビデオデータ
DSMは、CCU側送受信部101におけるP/S変換
部105から送出されるシリアルディジタルデータDH
Sに比して伝送容量を大とするものとされる。そして、
斯かる多重ビデオデータDSMは、E/O変換部141
に供給される。E/O変換部141にあっては、多重ビ
デオデータDSMに電光変換処理を施し、多重ビデオデ
ータDSMに基づく、ビット伝送レートを2.16Gb
psとし、中心波長を略1.55μmとする光信号OS
Mを得る。
【0103】E/O変換部141は、例えば、その具体
構成例が図2に示される、図1に示される例のCCU側
送受信部11におけるE/O変換部21と同様に、レー
ザ駆動部と1.55μm帯DFBレーザダイオードとを
備えて構成される。そして、E/O変換部141から得
られる光信号OSMは、双方向性ファイバー型WDMカ
ップラー117に供給される。
【0104】双方向性ファイバー型WDMカップラー1
17においては、E/O変換部141からの、ビット伝
送レートを2.16Gbpsとし、中心波長を略1.5
5μmとする光信号OSMが、図13に示される入出力
端126から、光コネクタ125を通じて方向性結合部
120に導かれる。方向性結合部120にあっては、光
コネクタ125からの光ファイバーを通じた光信号OS
Mが、光コネクタ123からの光ファイバーと光コネク
タ125からの光ファイバーとが相互結合して成る光フ
ァイバーを通じて光コネクタ121へと導かれる。それ
により、方向性結合部120を通過した光信号OSM
が、光コネクタ121を通じて入出力端122に導出さ
れる。このようにして双方向性ファイバー型WDMカッ
プラー117における入出力端122に導出される光信
号OSMは、中継ユニット側送受信部102から送出さ
れて、光コネクタ118へと導かれる。
【0105】そして、中継ユニット側送受信部102に
おける双方向性ファイバー型WDMカップラー117か
らの光信号OSMは、光コネクタ118を通じて光信号
伝送ケーブル116にその他端側から送出されて、光信
号伝送ケーブル116の他端側から一端側へと伝送さ
れ、その一端側から光コネクタ115を通じてCCU側
送受信部101における双方向性ファイバー型WDMカ
ップラー107へと導かれる。
【0106】双方向性ファイバー型WDMカップラー1
07にあっては、光コネクタ115からの、ビット伝送
レートを2.16Gbpsとし、中心波長を略1.55
μmとする光信号OSMが、図12に示される入出力端
114から光コネクタ113を通じて方向性結合部10
8に導かれる。方向性結合部108にあっては、光コネ
クタ113からの光ファイバーを通じた光信号OSM
が、分岐された光ファイバーを通じて光コネクタ111
へと導かれる。それにより、方向性結合部108を通過
した光信号OSMが、光コネクタ111を通じて入出力
端112に導出される。このようにして入出力端112
に導出される光信号OSMは、双方向性ファイバー型W
DMカップラー107から送出されて、O/E変換部1
42へと導かれる。
【0107】O/E変換部142にあっては、ビット伝
送レートを2.16Gbpsとし、中心波長を略1.5
5μmとする光信号OSMに光電変換処理を施して、光
信号OSMに基づく、ビット伝送レートを2.16Gb
psとする多重ビデオデータDSMを再生する。そし
て、再生された多重ビデオデータDSMは、波形整形部
143に供給される。波形整形部143においては、多
重ビデオデータDSMについてのクロック再生が行われ
るとともに、再生されたクロックに基づくデータの作り
直しが行われて、波形整形が施された多重ビデオデータ
DSMが得られ、それがデータ分離部145に供給され
る。データ分離部145は、例えば、図15に示される
如くの具体構成を有するものとされる。
【0108】図15に示されるデータ分離部145の具
体構成例にあっては、波形整形部143からの多重ビデ
オデータDSMが、S/P変換部146に供給される。
S/P変換部146にあっては、多重ビデオデータDS
Mに、順次到来する20ビット宛をワードデータにして
いくS/P変換処理を施して、多重ビデオデータDSM
に基づく、ワード伝送レートを108MBpsとする2
0ビットワード列データである多重パラレルデータDP
Mが得られる。
【0109】S/P変換部146からの多重パラレルデ
ータDPMは、データデマッピング部147に供給され
る。データデマッピング部147にあっては、多重パラ
レルデータDPMにデマッピング処理が施されて、多重
パラレルデータDPMに基づく6チャンネルのパラレル
ディジタルデータDPA〜DPFが得られる。そして、
6チャンネルのパラレルディジタルデータDPA〜DP
Fが夫々P/S変換部148,149,150,15
1,152及び153に供給される。
【0110】P/S変換部148においては、パラレル
ディジタルデータDPAにP/S変換処理が施されて、
パラレルディジタルデータDPAに基づくシリアルディ
ジタルデータであるビデオデータDSAが、ビット伝送
レートを270Mbpsとするものとされて得られる。
同様に、P/S変換部149〜153において、パラレ
ルディジタルデータDPB〜DPFの夫々にP/S変換
処理が施されてパラレルディジタルデータDPB〜DP
Fに基づくシリアルディジタルデータであるビデオデー
タDSB〜DSFが、夫々、ビット伝送レートを270
Mbpsとするものとされて再生される。
【0111】このようにして、データ分離部145にお
けるP/S変換部148〜153において夫々再生され
る、各々がビット伝送レートを270Mbpsとするシ
リアルディジタルデータである、6チャンネルのビデオ
データDSA〜DSFは、CCU側送受信部101から
送出されて、ディジタルリターンビデオ信号としてカメ
ラ部104に供給される。
【0112】上述の図11に示される例にあっても、中
継ユニット130に備えられたシリアルデータ形成部1
31が、夫々がビット伝送レートを270Mbpsとす
る6チャンネルのシリアルディジタルデータであるビデ
オデータDSA〜DSFを送出し、中継ユニット側送受
信部102にあっては、データ多重部132において、
6チャンネルのビデオデータDSA〜DSFに基づくワ
ード伝送レートを108MBpsとする20ビットワー
ド列データである多重パラレルデータDPMが形成さ
れ、それにP/S変換が施されて、ビット伝送レートを
2.16Gbpsとする多重ビデオデータDSMが得ら
れ、さらに、E/O変換部141において、その多重ビ
デオデータDSMに基づく光信号OSMが得られて、そ
れが光信号伝送ケーブル116を通じて、CCU側送受
信部101へと伝送されるべく送出されるが、中継ユニ
ット130に備えられたシリアルデータ形成部131か
ら送出されるシリアルディジタルデータは、6チャンネ
ルのビデオデータDSA〜DSFには限られない。
【0113】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項8までのいず
れかに記載された発明に係る光信号伝送方法、もしく
は、本願の特許請求の範囲における請求項16から請求
項20までのいずれかに記載された発明に係る光信号伝
送装置にあっては、複数の第1のシリアルディジタルデ
ータにビット多重合成処理が施されて得られる複合シリ
アルデータに基づく第1の中心波長を有した第1の光信
号と、複数の第2のシリアルディジタルデータに多重化
処理が施されて得られる多重シリアルデータに基づく第
2の中心波長を有した第2の光信号とが、共通の光信号
伝送ケーブルの一端側と他端側との間において双方向伝
送される。
【0114】その際、第1の光信号が、第1の双方向性
ファイバー型WDMカップラーにおける第1の入出力
端,第1の方向性結合部及び第3の入出力端を通じて光
信号伝送ケーブルの一端側に供給されて伝送されるとと
もに、光信号伝送ケーブルの一端側へと伝送された第2
の光信号が、第1の双方向性ファイバー型WDMカップ
ラーにおける第3の入出力端,第1の方向性結合部及び
第2の入出力端を通じて導出され、また、第2の光信号
が、第2の双方向性ファイバー型WDMカップラーにお
ける第5の入出力端,第2の方向性結合部及び第4の入
出力端を通じて光信号伝送ケーブルの他端側に供給され
て伝送されるとともに、光信号伝送ケーブルの他端側へ
と伝送された第1の光信号が、第2の双方向性ファイバ
ー型WDMカップラーにおける第4の入出力端,第2の
方向性結合部及び第6の入出力端を通じて導出される。
そして、第1の双方向性ファイバー型WDMカップラー
における第2の入出力端を通じて導出される第2の光信
号は、例えば、複数の第2のシリアルディジタルデータ
の再生に供され、また、第2の双方向性ファイバー型W
DMカップラーにおける第6の入出力端を通じて導出さ
れる第1の光信号は、例えば、複数の第1のシリアルデ
ィジタルデータの再生に供される。
【0115】また、本願の特許請求の範囲における請求
項9から請求項15までのいずれかに記載された発明に
係る光信号伝送方法、もしくは、本願の特許請求の範囲
における請求項21から請求項25までのいずれかに記
載された発明に係る光信号伝送装置にあっては、第1の
シリアルディジタルデータに基づく第1の中心波長を有
した第1の光信号と、複数の第2のシリアルディジタル
データに多重化処理が施されて得られる多重シリアルデ
ータに基づく第2の中心波長を有した第2の光信号と
が、共通の光信号伝送ケーブルの一端側と他端側との間
において双方向伝送される。
【0116】その際、第1の光信号が、第1の双方向性
ファイバー型WDMカップラーにおける第1の入出力
端,第1の方向性結合部及び第3の入出力端を通じて光
信号伝送ケーブルの一端側に供給されて伝送されるとと
もに、光信号伝送ケーブルの一端側へと伝送された第2
の光信号が、第1の双方向性ファイバー型WDMカップ
ラーにおける第3の入出力端,第1の方向性結合部及び
第2の入出力端を通じて導出され、また、第2の光信号
が、第2の双方向性ファイバー型WDMカップラーにお
ける第5の入出力端,第2の方向性結合部及び第4の入
出力端を通じて光信号伝送ケーブルの他端側に供給され
て伝送されるとともに、光信号伝送ケーブルの他端側へ
と伝送された第1の光信号が、第2の双方向性ファイバ
ー型WDMカップラーにおける第4の入出力端,第2の
方向性結合部及び第6の入出力端を通じて導出される。
そして、第1の双方向性ファイバー型WDMカップラー
における第2の入出力端を通じて導出される第2の光信
号は、例えば、複数の第2のシリアルディジタルデータ
の再生に供され、また、第2の双方向性ファイバー型か
てそカップラーにおける第6の入出力端を通じて導出さ
れる第1の光信号は、例えば、第1のシリアルディジタ
ルデータの再生に供される。
【0117】上述の如くの本願の特許請求の範囲に記載
された発明に係る光信号伝送方法もしくは光信号伝送装
置が、例えば、カメラ部を構成する複数のビデオカメラ
の夫々から得られるディジタルビデオ信号を形成するデ
ィジタルデータ及び複数のディジタルリターン信号を形
成するディジタルデータの夫々が変換されて得られる複
数の光信号についての、カメラ部とCCUとの間もしく
はCCUと中継ユニットとの間における光信号伝送ケー
ブルを用いての双方向伝送に適用される際には、第1及
び第2の双方向性ファイバー型WDMカップラーが一端
側及び他端側に夫々設けられることになる光信号伝送ケ
ーブルが、カメラ部とCCUとの間もしくはCCUと中
継ユニットとの間に配されたものとされ、第1のシリア
ルディジタルデータが、カメラ部における複数のビデオ
カメラの夫々から得られるディジタルビデオ信号を形成
するディジタルデータもしくはそれに基づいて得られる
データとされ、さらに、第2のシリアルディジタルデー
タが、複数のディジタルリターンビデオ信号を形成する
ディジタルデータもしくはそれに基づいて得られるデー
タとされる。
【0118】それにより、カメラ部を構成する複数のビ
デオカメラの夫々から得られるディジタルビデオ信号を
形成するディジタルデータ及び複数のディジタルリター
ンビデオ信号を形成するディジタルデータの夫々が変換
されて得られる複数の光信号についての、カメラ部とC
CUとの間もしくはCCUと中継ユニットとの間におけ
る光信号伝送ケーブルを用いての双方向伝送を、光信号
伝送ケーブルの数を最小限に抑えるべく、効率良く行え
ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項8までのいずれかに記載された発明に係る光信号
伝送方法の一例が実施される、本願の特許請求の範囲に
おける請求項16から請求項20までのいずれかに記載
された発明に係る光信号伝送装置の一例を示すブロック
接続図である。
【図2】 図1に示される例に用いられるE/O変換部
の具体構成例を示すブロック構成図である。
【図3】 図2の具体構成例に用いられる1.55μm
帯DFBレーザダイオードの説明に供される特性図であ
る。
【図4】 図1に示される例に用いられる双方向性ファ
イバー型WDMカップラーの具体構成例をあらわすブロ
ック構成図である。
【図5】 図1に示される例に用いられる双方向性ファ
イバー型WDMカップラーの具体構成例をあらわすブロ
ック構成図である。
【図6】 図1に示される例に用いられるデータ多重部
の具体構成例を示すブロック構成図である。
【図7】 図1に示される例に用いられるE/O変換部
の具体構成例を示すブロック構成図である。
【図8】 図7の具体構成例に用いられる1.3μm帯
FPレーザダイオードの説明に供される特性図である。
【図9】 図1に示される例に用いられるデータ分離部
の具体構成例を示すブロック構成図である。
【図10】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求項8までのいずれかに記載された発明に係る光信
号伝送方法の他の例が実施される、本願の特許請求の範
囲における請求項16から請求項20までのいずれかに
記載された発明に係る光信号伝送装置の他の例を示すブ
ロック接続図である。
【図11】 本願の特許請求の範囲における請求項9か
ら請求項15までのいずれかに記載された発明に係る光
信号伝送方法の一例が実施される、本願の特許請求の範
囲における請求項21から請求項25までのいずれかに
記載された発明に係る光信号伝送装置の一例を示すブロ
ック接続図である。
【図12】 図11に示される例に用いられる双方向性
ファイバー型WDMカップラーの具体構成例をあらわす
ブロック構成図である。
【図13】 図11に示される例に用いられる双方向性
ファイバー型WDMカップラーの具体構成例をあらわす
ブロック構成図である。
【図14】 図11に示される例に用いられるデータ多
重部の具体構成例を示すブロック構成図である。
【図15】 図11に示される例に用いられるデータ分
離部の具体構成例を示すブロック構成図である。
【図16】 ディジタルビデオ信号を形成するYデータ
系列及びPB /PRデータ系列のデータフォーマットを
あらわすタイムチャートである。
【図17】 ディジタルビデオ信号のデータフォーマッ
トをあらわすタイムチャートである。
【図18】 石英系SMFの減衰特性をあらわす特性図
である。
【図19】 石英系SMFの分散特性をあらわす特性図
である。
【符号の説明】
11,81,101・・・CCU側送受信部, 12,
82,102・・・中継ユニット側送受信部, 13,
14,83,84,103・・・ビデオカメラ, 1
5,85,104・・・カメラ部, 16,19・・・
等化部, 17,20,46,47,66,143・・
・波形整形部, 18・・・ビット多重部, 21,6
1,88,89,93,106,141・・・E/O変
換部, 22,62・・・レーザ駆動部, 23・・・
1.55μm帯DFBレーザダイオード, 26,3
7,108,120・・・方向性結合部, 25,3
5,107,117・・・双方向性ファイバー型WDM
カップラー, 27,29,31,33,36,38,
40,42,109,111,113,115,11
8,121,123,125・・・光コネクタ, 2
8,30,32,39,41,43,110,112,
114,122,124,126・・・入出力端, 3
4,116・・・光信号伝送ケーブル, 44,65,
86,87,92,127,142・・・O/E変換
部, 45・・・ビット分離部, 50,90,130
・・・中継ユニット, 51,131・・・シリアルデ
ータ形成部, 63・・・1.3μm帯FPレーザダイ
オード, 91・・・光シリアルデータ形成部, 5
2,132・・・データ多重部, 67,145・・・
データ分離部

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の第1のシリアルディジタルデータに
    ビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形成
    し、該複合シリアルデータを第1の中心波長を有する第
    1の光信号に変換して、該第1の光信号を、第1の方向
    性結合部の一端部側に第1及び第2の入出力端が設けら
    れるとともに上記第1の方向性結合部の他端部側に第3
    の入出力端が設けられて成る第1の双方向性ファイバー
    型波長多重カップラーにおける上記第1の入出力端に供
    給し、該第1の入出力端から上記第1の方向性結合部を
    通じて上記第3の入出力端に導出される上記第1の光信
    号を、光信号伝送ケーブルに送出して該光信号伝送ケー
    ブルの一端側から他端側へと伝送するとともに、 複数の第2のシリアルディジタルデータに多重化処理を
    施して多重シリアルデータを形成し、該多重シリアルデ
    ータを上記第1の中心波長とは異なる第2の中心波長を
    有した第2の光信号に変換して、該第2の光信号を、第
    2の方向性結合部の一端部側に第4の入出力端が設けら
    れるとともに上記第2の方向性結合部の他端部側に第5
    及び第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性フ
    ァイバー型波長多重カップラーにおける上記第5の入出
    力端に供給し、該第5の入出力端から上記第2の方向性
    結合部を通じて上記第4の入出力端に導出される上記第
    2の光信号を、上記光信号伝送ケーブルに送出して上記
    他端側から上記一端側へと伝送し、 上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第1
    の光信号を、上記第2の双方向性ファイバー型波長多重
    カップラーの上記第4の入出力端から上記第2の方向性
    結合部を通じて上記第6の入出力端に導出するととも
    に、 上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第2
    の光信号を、上記第1の双方向性ファイバー型波長多重
    カップラーの上記第3の入出力端から上記第1の方向性
    結合部を通じて上記第2の入出力端に導出する光信号伝
    送方法。
  2. 【請求項2】複合シリアルデータに応じて第1の中心波
    長を有するレーザ光を発する第1のレーザ手段により発
    せられるレーザ光を変調することによって、上記複合シ
    リアルデータを第1の光信号に変換することを特徴とす
    る請求項1記載の光信号伝送方法。
  3. 【請求項3】第1のレーザ手段を1.55μm帯分布帰
    還型レーザダイオードとすることを特徴とする請求項2
    記載の光信号伝送方法。
  4. 【請求項4】複数の第1のシリアルディジタルデータ
    を、第1のシリアルディジタルデータと第2のシリアル
    ディジタルデータとから成るものとすることを特徴とす
    る請求項1から請求項3までのいずれかに記載の光信号
    伝送方法。
  5. 【請求項5】多重シリアルデータに応じて第2の中心波
    長を有するレーザ光を発する第2のレーザ手段により発
    せられるレーザ光を変調することによって、上記多重シ
    リアルデータを第2の光信号に変換することを特徴とす
    る請求項1から請求項4までのいずれかに記載の光信号
    伝送方法。
  6. 【請求項6】第2のレーザ手段を1.3μm帯ファブリ
    ペロー型レーザダイオードとすることを特徴とする請求
    項5記載の光信号伝送方法。
  7. 【請求項7】第1の光信号を第2の光信号より大伝送容
    量となすことを特徴とする請求項3から請求項6までの
    いずれかに記載の光信号伝送方法。
  8. 【請求項8】第1の双方向性ファイバー型波長多重カッ
    プラーの第2の入出力端に導出される第2の光信号に光
    電処理を施して、多重シリアルデータを再生するととも
    に、第2の双方向性ファイバー型波長多重カップラーの
    第6の入出力端に導出される第1の光信号に光電処理を
    施して、複合シリアルデータを再生することを特徴とす
    る請求項1から請求項7までのいずれかに記載の光信号
    伝送方法。
  9. 【請求項9】第1のシリアルディジタルデータを第1の
    中心波長を有する第1の光信号に変換して、該第1の光
    信号を、第1の方向性結合部の一端部側に第1及び第2
    の入出力端が設けられるとともに上記第1の方向性結合
    部の他端部側に第3の入出力端が設けられて成る第1の
    双方向性ファイバー型波長多重カップラーにおける上記
    第1の入出力端に供給し、該第1の入出力端から上記第
    1の方向性結合部を通じて上記第3の入出力端に導出さ
    れる上記第1の光信号を、光信号伝送ケーブルに送出し
    て該光信号伝送ケーブルの一端側から他端側へと伝送す
    るとともに、 複数の第2のシリアルディジタルデータに多重化処理を
    施して多重シリアルデータを形成し、該多重シリアルデ
    ータを上記第1の中心波長とは異なる第2の中心波長を
    有した第2の光信号に変換して、該第2の光信号を、第
    2の方向性結合部の一端部側に第4の入出力端が設けら
    れるとともに上記第2の方向性結合部の他端部側に第5
    及び第6の入出力端が設けられて成る第2の双方向性フ
    ァイバー型波長多重カップラーにおける上記第5の入出
    力端に供給し、該第5の入出力端から上記第2の方向性
    結合部を通じて上記第4の入出力端に導出される上記第
    2の光信号を、上記光信号伝送ケーブルに送出して上記
    他端側から上記一端側へと伝送し、 上記光信号伝送ケーブルの他端側に伝送された上記第1
    の光信号を、上記第2の双方向性ファイバー型波長多重
    カップラーの上記第4の入出力端から上記第2の方向性
    結合部を通じて上記第6の入出力端に導出するととも
    に、 上記光信号伝送ケーブルの一端側に伝送された上記第2
    の光信号を、上記第1の双方向性ファイバー型波長多重
    カップラーの上記第3の入出力端から上記第1の方向性
    結合部を通じて上記第2の入出力端に導出する光信号伝
    送方法。
  10. 【請求項10】第1のシリアルデータに応じて第1の中
    心波長を有するレーザ光を発する第1のレーザ手段によ
    り発せられるレーザ光を変調することによって、上記第
    1のシリアルデータを第1の光信号に変換することを特
    徴とする請求項9記載の光信号伝送方法。
  11. 【請求項11】第1のレーザ手段を1.3μm帯ファブ
    リペロー型レーザダイオードとすることを特徴とする請
    求項10記載の光信号伝送方法。
  12. 【請求項12】多重シリアルデータに応じて第2の中心
    波長を有するレーザ光を発する第2のレーザ手段により
    発せられるレーザ光を変調することによって、上記多重
    シリアルデータを第2の光信号に変換することを特徴と
    する請求項9から請求項11までのいずれかに記載の光
    信号伝送方法。
  13. 【請求項13】第2のレーザ手段を1.55μm帯分布
    帰還型レーザダイオードとすることを特徴とする請求項
    12記載の光信号伝送方法。
  14. 【請求項14】第2の光信号を第1の光信号より大伝送
    容量となすことを特徴とする請求項9から請求項13ま
    でのいずれかに記載の光信号伝送方法。
  15. 【請求項15】第1の双方向性ファイバー型波長多重カ
    ップラーの第2の入出力端に導出される第2の光信号に
    光電処理を施して、多重シリアルデータを再生するとと
    もに、第2の双方向性ファイバー型波長多重カップラー
    の第6の入出力端に導出される第1の光信号に光電処理
    を施して、第1のシリアルデータを再生することを特徴
    とする請求項9から請求項14までのいずれかに記載の
    光信号伝送方法。
  16. 【請求項16】複数の第1のシリアルディジタルデータ
    にビット多重合成処理を施して複合シリアルデータを形
    成するビット多重部と、 上記複合シリアルデータを第1の中心波長を有する第1
    の光信号に変換する第1の電光変換部と、 第1の方向性結合部の一端部側に第1及び第2の入出力
    端が設けられるとともに上記第1の方向性結合部の他端
    部側に第3の入出力端が設けられて成り、上記第1の入
    出力端に上記第1の光信号が供給され、該第1の光信号
    を上記第1の方向性結合部を通じて上記第3の入出力端
    に導出する第1の双方向性ファイバー型波長多重カップ
    ラーと、 複数の第2のシリアルディジタルデータに多重化処理を
    施して多重シリアルデータを形成するデータ多重部と、 上記多重シリアルデータを上記第1の中心波長とは異な
    る第2の中心波長を有する第2の光信号に変換する第2
    の電光変換部と、 第2の方向性結合部の一端部側に第4の入出力端が設け
    られるとともに上記第2の方向性結合部の他端部側に第
    5及び第6の入出力端が設けられて成り、上記第5の入
    出力端に上記第2の光信号が供給され、該第2の光信号
    を上記第2の方向性結合部を通じて上記第4の入出力端
    に導出する第2の双方向性ファイバー型波長多重カップ
    ラーと、 上記第1の双方向性ファイバー型波長多重カップラーの
    上記第3の入出力端に導出される上記第1の光信号を一
    端側から他端側に伝送して、上記第2の双方向性ファイ
    バー型波長多重カップラーの上記第4の入出力端から上
    記第2の方向性結合部を通じて上記第6の入出力端に導
    出されるようになすとともに、上記第2の双方向性ファ
    イバー型波長多重カップラーの上記第4の入出力端に導
    出される上記第2の光信号を他端側から一端側に伝送し
    て、上記第1の双方向性ファイバー型波長多重カップラ
    ーの上記第3の入出力端から上記第1の方向性結合部を
    通じて上記第2の入出力端に導出されるようになす光信
    号伝送ケーブルと、を備えて構成される光信号伝送装
    置。
  17. 【請求項17】第1の電光変換部が、複合シリアルデー
    タに応じて第1の中心波長を有するレーザ光を発する第
    1のレーザ手段により発せられるレーザ光を変調するこ
    とによって、上記複合シリアルデータを第1の光信号に
    変換するとともに、第2の電光変換部が、多重シリアル
    データに応じて第2の中心波長を有するレーザ光を発す
    る第2のレーザ手段により発せられるレーザ光を変調す
    ることによって、上記多重シリアルデータを第2の光信
    号に変換することを特徴とする請求項16記載の光信号
    伝送装置。
  18. 【請求項18】第1のレーザ手段を1.55μm帯分布
    帰還型レーザダイオードとするとともに、第2のレーザ
    手段を1.3μm帯ファブリペロー型レーザダイオード
    とすることを特徴とする請求項17記載の光信号伝送装
    置。
  19. 【請求項19】第1の光信号を第2の光信号より大伝送
    容量となすことを特徴とする請求項16から請求項18
    までのいずれかに記載の光信号伝送装置。
  20. 【請求項20】第1の双方向性ファイバー型波長多重カ
    ップラーの第2の入出力端に導出される第2の光信号に
    光電処理を施して、多重シリアルデータを再生する第1
    の光電変換部と、第2の双方向性ファイバー型波長多重
    カップラーの第6の入出力端に導出される第1の光信号
    に光電処理を施して、複合シリアルデータを再生する第
    2の光電変換部とを備えることを特徴とする請求項16
    から請求項19までのいずれかに記載の光信号伝送装
    置。
  21. 【請求項21】第1のシリアルディジタルデータを第1
    の中心波長を有する第1の光信号に変換する第1の電光
    変換部と、 第1の方向性結合部の一端部側に第1及び第2の入出力
    端が設けられるとともに上記第1の方向性結合部の他端
    部側に第3の入出力端が設けられて成り、上記第1の入
    出力端に上記第1の光信号が供給され、該第1の光信号
    を上記第1の方向性結合部を通じて上記第3の入出力端
    に導出する第1の双方向性ファイバー型波長多重カップ
    ラーと、 複数の第2のシリアルディジタルデータに多重化処理を
    施して多重シリアルデータを形成するデータ多重部と、 上記多重シリアルデータを上記第1の中心波長とは異な
    る第2の中心波長を有する第2の光信号に変換する第2
    の電光変換部と、 第2の方向性結合部の一端部側に第4の入出力端が設け
    られるとともに上記第2の方向性結合部の他端部側に第
    5及び第6の入出力端が設けられて成り、上記第5の入
    出力端に上記第2の光信号が供給され、該第2の光信号
    を上記第2の方向性結合部を通じて上記第4の入出力端
    に導出する第2の双方向性ファイバー型波長多重カップ
    ラーと、 上記第1の双方向性ファイバー型波長多重カップラーの
    上記第3の入出力端に導出される上記第1の光信号を一
    端側から他端側に伝送して、上記第2の双方向性ファイ
    バー型波長多重カップラーの上記第4の入出力端から上
    記第2の方向性結合部を通じて上記第6の入出力端に導
    出されるようになすとともに、上記第2の双方向性ファ
    イバー型波長多重カップラーの上記第4の入出力端に導
    出される上記第2の光信号を他端側から一端側に伝送し
    て、上記第1の双方向性ファイバー型波長多重カップラ
    ーの上記第3の入出力端から上記第1の方向性結合部を
    通じて上記第2の入出力端に導出されるようになす光信
    号伝送ケーブルと、を備えて構成される光信号伝送装
    置。
  22. 【請求項22】第1の電光変換部が、第1のシリアルデ
    ータに応じて第1の中心波長を有するレーザ光を発する
    第1のレーザ手段により発せられるレーザ光を変調する
    ことによって、上記第1のシリアルデータを第1の光信
    号に変換するとともに、第2の電光変換部が、多重シリ
    アルデータに応じて第2の中心波長を有するレーザ光を
    発する第2のレーザ手段により発せられるレーザ光を変
    調することによって、上記多重シリアルデータを第2の
    光信号に変換することを特徴とする請求項21記載の光
    信号伝送装置。
  23. 【請求項23】第1のレーザ手段を1.3μm帯ファブ
    リペロー型レーザダイオードとするとともに、第2のレ
    ーザ手段を1.55μm帯分布帰還型レーザダイオード
    とすることを特徴とする請求項22記載の光信号伝送装
    置。
  24. 【請求項24】第2の光信号を第1の光信号より大伝送
    容量となすことを特徴とする請求項21から請求項23
    までのいずれかに記載の光信号伝送装置。
  25. 【請求項25】第1の双方向性ファイバー型波長多重カ
    ップラーの第2の入出力端に導出される第2の光信号に
    光電処理を施して、多重シリアルデータを再生する第1
    の光電変換部と、第2の双方向性ファイバー型波長多重
    カップラーの第6の入出力端に導出される第1の光信号
    に光電処理を施して、第1のシリアルデータを再生する
    第2の光電変換部とを備えることを特徴とする請求項2
    1から請求項24までのいずれかに記載の光信号伝送装
    置。
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