JP2002369219A - データ伝送方法及び装置 - Google Patents

データ伝送方法及び装置

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JP2002369219A
JP2002369219A JP2001172786A JP2001172786A JP2002369219A JP 2002369219 A JP2002369219 A JP 2002369219A JP 2001172786 A JP2001172786 A JP 2001172786A JP 2001172786 A JP2001172786 A JP 2001172786A JP 2002369219 A JP2002369219 A JP 2002369219A
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JP2001172786A
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Shigeyuki Yamashita
重行 山下
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】D−Cinema信号を形成するディジタルデ
ータのシリアル伝送を、既存の回路構成要素を利用する
ことにより、比較的容易に得ることができる手段をもっ
て適切に実現することができるものとする。 【解決手段】フレームレートを24Hz,25Hzもし
くは30Hzとし、各フレームにおけるライン数が11
25ライン,各フレームにおける有効ライン数が108
0ライン,サンプリング周波数が74.25MHz,各
ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプ
ルに設定され、量子化ビット数を10ビット,12ビッ
ト,14ビットもしくは16ビットとするディジタル映
像信号を形成するディジタルデータを、各々がワード伝
送レートを74.25MBpsとする20ビットワード
列データを成す二つのディジタルデータに変換し、それ
らの夫々を識別コードデータを夫々挿入した後シリアル
データとして伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、高精細度テレビジョンシステムによる画
像を用いて、フィルムを通じて映写される映画の動画像
と同等以上の画質を実現するための、例えば、フレーム
レートを24Hz,25Hzもしくは30Hzとし、各
フレームにおけるライン数が1125ライン,各フレー
ムにおける有効ライン数が1080ライン,サンプリン
グ周波数が74.25MHz,各ラインにおける有効デ
ータサンプル数が1920サンプルに設定され、量子化
ビット数を10〜16ビットのいずれかとするディジタ
ル映像信号を、シリアル伝送するデータ伝送方法及びそ
の実施に供されるデータ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号の分野においては、伝達情報の
多様化及び再生画像の高品質化を実現する観点等からの
ディジタル化が図られており、例えば、映像信号情報を
あらわすディジタルデータによって形成されるディジタ
ル映像信号を扱う高精細度テレビジョン(High Definiti
on Television:HDTV)システム等が提案されてい
る。HDTVシステムのもとにおけるディジタル映像信
号(以下、HDディジタル映像信号という)は、例え
ば、BTA(Broadcasting Technology Association:放
送技術開発協議会)により制定された規格に従って形成
され、Y,CB /CR形式のものとG,B,R形式のも
のとがある。Y,CB /CR 形式の場合、Yは輝度信号
を意味し、CB 及びCR は色差信号を意味する。また、
G,B,R形式の場合、G,B及びRは夫々緑色原色信
号,青色原色信号及び赤色原色信号を意味する。
【0003】Y,CB /CR 形式のHDディジタル映像
信号は、フレームレートが30Hzあるいは30/1.
001Hz(本願においては、これらのいずれをも30
Hzという)とされたもとで、各フレーム画像が第1フ
ィールド画像と第2フィールド画像とに分けられて形成
される飛び越し走査用の信号とされ、予め設定されたデ
ータフォーマットに従うものとされる。斯かるデータフ
ォーマットにあっては、映像信号における輝度信号情報
をあらわす輝度信号データ系列(Yデータ系列)と、映
像信号における色差信号情報をあらわす色差信号データ
系列(CB /C R データ系列)とが含まれ、Yデータ系
列及びCB /CR データ系列の夫々は、量子化ビット数
を10ビットとし、従って、それを形成するワードデー
タの各々が10ビット構成とされ、また、そのワード伝
送レートは、例えば、74.25MBpsとされる。
【0004】Yデータ系列にあっては、各映像データ部
の直前に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3
FF(Y),000(Y),000(Y),XYZ
(Y);3FF,000及びXYZは16進表現であ
り、(Y)はYデータ系列中のワードであることをあら
わす。)から成るタイミング基準コードデータ(SA
V: Start of Active Video )が配されるとともに、各
映像データ部の直後に、各々が10ビット構成とされる
4ワード(3FF(Y),000(Y),000
(Y),XYZ(Y))から成るタイミング基準コード
データ(EAV: End of Active Video )が配される。
同様にして、CB /CR データ系列にあっても、各映像
データ部の直前に、各々が10ビット構成とされる4ワ
ード(3FF(C),000(C),000(C),X
YZ(C);3FF,000及びXYZは16進表現で
あり、(C)はCB /CR データ系列中のワードである
ことをあらわす。)から成るタイミング基準コードデー
タSAVが配されるとともに、各映像データ部の直後
に、各々が10ビット構成とされる4ワード(3FF
(C),000(C),000(C),XYZ(C))
から成るタイミング基準コードデータEAVが配され
る。Yデータ系列中のタイミング基準コードデータEA
V及びSAVの夫々は、Yデータ系列における各水平ブ
ランキング部に配され、また、CB/CR データ系列中
のタイミング基準コードデータEAV及びSAVの夫々
は、CB /CR データ系列における各水平ブランキング
部に配される。
【0005】(Y)もしくは(C)が付されて示される
4ワード(3FF,000,000,XYZ)にあって
は、始めの3ワード(3FF,000,000)が、ワ
ード同期あるいはライン同期を確立するためのものであ
り、また、最後の1ワード(XYZ)が、同一フレーム
における第1フィールドと第2フィールドとの識別のた
め、あるいは、タイミング基準コードデータSAVとタ
イミング基準コードデータEAVとの識別のためのもの
である(以下において同様)。
【0006】また、G,B,R形式のHDディジタル映
像信号も、フレームレートが30Hzとされたもとでの
飛び越し走査用の信号とされ、予め設定されたデータフ
ォーマットに従うものとされる。斯かるデータフォーマ
ットにあっては、映像信号における緑色原色信号情報を
あらわす緑色原色信号データ系列(Gデータ系列)と、
映像信号における青色原色信号情報をあらわす青色原色
信号データ系列(Bデータ系列)と、映像信号における
赤色原色信号情報をあらわす赤色原色信号データ系列
(Rデータ系列)とが含まれ、Gデータ系列,Bデータ
系列及びRデータ系列の夫々は、量子化ビット数を10
ビットとし、従って、それを形成するワードデータの各
々は、10ビット構成とされ、また、そのワード伝送レ
ートは、例えば、74.25MBpsとされる。
【0007】Gデータ系列,Bデータ系列及びRデータ
系列の夫々にあっては、各映像データ部の直前に、各々
が10ビット構成とされる4ワード(3FF(G),0
00(G),000(G)及びXYZ(G)((G)は
Gデータ系列中のワードであることをあらわす。),3
FF(B),000(B),000(B)及びXYZ
(B)((B)はBデータ系列中のワードであることを
あらわす。)、もしくは、3FF(R),000
(R),000(R)及びXYZ(R)((R)はRデ
ータ系列中のワードであることをあらわす。))から成
るタイミング基準コードデータSAVが配されるととも
に、各映像データ部の直後に、各々が10ビット構成と
される4ワード(3FF(G),000(G),000
(G)及びXYZ(G),3FF(B),000
(B),000(B)及びXYZ(B)、もしくは、3
FF(R),000(R),000(R)及びXYZ
(R))から成るタイミング基準コードデータEAVが
配される。Gデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系
列の夫々におけるタイミング基準コードデータEAV及
びSAVの各々は、Gデータ系列,Bデータ系列及びR
データ系列の夫々における各水平ブランキング部に配さ
れる。
【0008】現行のHDTVシステムにあっては、上述
の如くのフレームレートが30Hzとされたもとでの飛
び越し走査用とされたY,CB /CR 形式もしくはG,
B,R形式のHDディジタル映像信号が用いられている
が、これに対して、次世代のHDTVシステムとして、
フレームレートが60Hzもしくは60/1.001H
z(本願においては、これらのいずれをも60Hzとい
う)とされたもとで、各フレーム画像が第1及び第2フ
ィールドに分けられることなく形成される順次走査用と
された、Yデータ系列とCB /CR データ系列(色差信
号データ系列)とで成るY,CB /CR 形式、もしく
は、Gデータ系列とBデータ系列とRデータ系列とで成
るG,B,R形式のHDディジタル映像信号を用いるシ
ステムが提案されている。順次走査用とされた、Y,C
B /CR 形式もしくはG,B,R形式のHDディジタル
映像信号は、プログレッシブ(Progressive)方式のHD
ディジタル映像信号と称される。以下、プログレッシブ
方式のHDディジタル映像信号を、プログレッシブHD
信号と呼ぶ。
【0009】なお、Y,CB /CR 形式の場合、CB
ータ系列及びCR データ系列の夫々のサンプリング周波
数が、Yデータ系列のサンプリング周波数の1/2とさ
れる。以下おいては、必要に応じて、Y,CB /CR
式を4:2:2形式とあらわす。また、G,B,R形式
の場合、Gデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列
の夫々のサンプリング周波数が同一とされる。以下おい
ては、必要に応じて、G,B,R形式を4:4:4形式
とあらわす。
【0010】フレームレートが60Hzとされたプログ
レッシブHD信号を成すディジタルデータは、米国のS
MPTE(Society of Motion Picture and Television
Engineers: 映画及びテレビジョン技術者協会)により
制定された規格:SMPTE 247Mによる規格化が図られた、
例えば、図19,図20及び図21に示される如くのデ
ータフォーマットに従うものとされる。図19は、4:
2:2形式もしくは4:4:4形式のプログレッシブH
D信号の1フレーム分を示し、また、図20は、4:
2:2形式のプログレッシブHD信号の1ライン分を示
し、さらに、図21は、4:4:4形式のプログレッシ
ブHD信号の1ライン分を示す。
【0011】図19,図20及び図21に示される SMP
TE 247M に準拠したデータフォーマットにあっては、フ
レームレート: 60Hzの他、各フレームにおける全ラ
イン数:1125ライン,フレームあたり有効ライン
数:1080ライン,ラインあたりの有効データサンプ
ル数:1920サンプル,サンプリング周波数:14
8.5MHzもしくは148.5/1.001MHz
(本願においては、これらのいずれをも148.5MH
zという),量子化ビット数:8ビットもしくは10ビ
ット等々が決められている。そして、パラレルデータイ
ンターフェースは、4:2:2形式の場合、8ビット×
2=16ビットもしくは10ビット×2=20ビットで
あり、4:4:4形式の場合、8ビット×3=24ビッ
トもしくは10ビット×3=30ビットである。
【0012】4:2:2形式のプログレッシブHD信号
にあっては、Yデータ系列及びCB/CR データ系列の
夫々の各ライン分が、水平ブランキング部に映像データ
部(有効ライン部)が連なって形成され、また、4:
4:4形式のプログレッシブHD信号にあっては、Gデ
ータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列の夫々の各ラ
イン分が、水平ブランキング部に映像データ部(有効ラ
イン部)が連なって形成される。
【0013】水平ブランキング部は、4:2:2形式の
プログレッシブHD信号を成すYデータ系列及びCB
R データ系列の夫々の各ライン分、及び、4:4:4
形式のプログレッシブHD信号を成すGデータ系列,B
データ系列及びRデータ系列のいずれにおける各ライン
分にあっても、タイミング基準コードデータEAV,ラ
イン番号データ,誤り検出符号データ,補助データ及び
タイミング基準コードデータSAVが順次配されて形成
される。一方、映像データ部は、4:2:2形式のプロ
グレッシブHD信号の場合には、Yデータ系列における
各ライン分にあっては輝度信号データ(Y信号データ)
が配されて形成されるとともに、CB /CR データ系列
における各ライン分にあっては色差信号データ(CB
R 信号データが配されて形成され、また、4:4:4
形式のプログレッシブHD信号の場合には、Gデータ系
列における各ライン分にあっては緑色原色信号データ
(G信号データ)が配されて形成され、Bデータ系列に
おける各ライン分にあっては青色原色信号データ(B信
号データ)が配されて形成され、Rデータ系列における
各ライン分にあっては赤色原色信号データ(R信号デー
タ)が配されて形成される。
【0014】また、こうしたプログレッシブHD信号と
は別に、例えば、秒あたり24コマ(24コマ/秒)の
フィルムを通じて映写される映画の動画像をHDTVシ
ステムによる画像を用いて同等以上の画質をもって実現
するための、プログレッシブ方式のディジタル映像信号
が提案されている。以下、このようなディジタル映像信
号を、D−Cinema信号と呼ぶ。
【0015】D−Cinema信号は、例えば、フレー
ムレートを24Hzもしくは24/1.001Hz(本
願においては、これらのいずれをも24Hzという)と
するプログレッシブ方式のディジタル映像信号と言うこ
とができるが、D−Cinema信号のフレームレート
は、24Hzに限られるものではなく、25Hz,30
Hz等も考えられる。フレームレートを24Hz,25
Hz及び30Hzとするディジタル映像信号を成すディ
ジタルデータについては、そのフォーマットがSMPTE 24
7M により規格化されており、フレームレート: 24H
z,25Hz,30Hzの他、ラインあたりの有効デー
タサンプル数:1920サンプル,フレームあたりの有
効ライン数:1080ライン,サンプリング周波数:7
4.25MHzもしくは74.25/1.001Hz
(本願においては、これらのいずれをも74.25Hz
という),量子化ビット数:8ビットもしくは10ビッ
ト等々が決められている。そして、パラレルデータイン
ターフェースは、4:2:2形式の場合、8ビット×2
=16ビットもしくは10ビット×2=20ビットであ
り、4:4:4形式の場合、8ビット×3=24ビット
もしくは10ビット×3=30ビットである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】こうした状況の中で、
D−Cinema信号を形成するディジタルデータにつ
いて、例えば、それに基づいて再生される画像の解像度
の更なる向上を求めて、量子化ビット数を、従前の8ビ
ットもしくは10ビットを越えるビット数、例えば、1
2ビット,14ビット,16ビット等とすることが望ま
れるようになってきている。しかしながら、前述の SMP
TE 247M 等を含む現行のディジタル映像信号を形成する
ディジタルデータに関する規格にあっては、量子化ビッ
ト数を8ビットもしくは10ビットとするものについて
の規格化は図られているが、量子化ビット数を8ビット
もしくは10ビットを越えるビット数、例えば、12ビ
ット,14ビット,16ビット等とするものについては
規格化されていない。
【0017】このことに関連して、量子化ビット数を、
例えば、12ビット,14ビットもしくは16ビットと
するディジタル映像信号を形成するディジタルデータに
あっては、その伝送に伴う問題がある。斯かる問題は、
ディジタル映像信号を形成するディジタルデータの伝送
にあたっては、伝送路が簡略化されることからして、シ
リアルデータに変換されて伝送されるシリアル伝送が望
まれることになるが、現状のもとでは、量子化ビット数
を8ビットもしくは10ビットする4:2:2形式のH
Dディジタル映像信号を形成するディジタルデータにつ
いて、前述のBTAによって制定された規格であるBTA
S-004 によるHD SDI(High Definition Serial Di
gital Interface)を用いて伝送することが規格化されて
いるに過ぎないことである。即ち、量子化ビット数を8
ビットもしくは10ビットする4:2:2形式のディジ
タル映像信号を形成するディジタルデータとは異なる形
式のディジタルデータ、例えば、4:4:4形式のディ
ジタル映像信号を形成するディジタルデータ,量子化ビ
ット数を10ビットを越えるものとする4:2:2形式
のディジタル映像信号を形成するディジタルデータ等の
シリアル伝送については、規格化されていないのであ
る。
【0018】こうしたもとで、前述のD−Cinema
信号を形成するディジタルデータについても、その伝送
にあたっては、シリアル伝送が望まれることになり、し
かも、D−Cinema信号を形成するディジタルデー
タについてのシリアル伝送が比較的容易に得ることがで
きる手段をもって実現されることが望まれるのである
が、現在のところ、4:4:4形式のD−Cinema
信号を形成するディジタルデータ,量子化ビット数を1
0ビットを越えるものとする4:2:2形式のD−Ci
nema信号を形成するディジタルデータ等のシリアル
伝送を、例えば、量子化ビット数を10ビットとする
4:2:2形式のHDディジタル映像信号を成すディジ
タルデータのシリアル伝送に用いられる現存する回路構
成要素を利用して、適切に実現することができる伝送シ
ステムの具体例は見当たらない。また、このようなシリ
アル伝送システムに関する技術について記載された文献
等も見出せない。
【0019】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、例えば、4:4:4形式のD−Ci
nema信号を形成するディジタルデータ、あるいは、
量子化ビット数を10ビットを越えるものとする4:
2:2形式のD−Cinema信号を形成するディジタ
ルデータ等のシリアル伝送を、例えば、従前の量子化ビ
ット数を8ビットもしくは10ビットとする4:2:2
形式のHDディジタル映像信号を形成するディジタルデ
ータのシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要素
を利用することにより、比較的容易に得ることができる
手段をもって適切に実現することができるデータ伝送方
法及びその実施に供されるデータ伝送装置を提供する。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項8までのいずれかに記載され
た発明に係るデータ伝送方法は、フレームレートを24
Hz,25Hzもしくは30Hzとし、各フレームにお
けるライン数が1125ライン,各フレームにおける有
効ライン数が1080ライン,サンプリング周波数が7
4.25MHz,各ラインにおける有効データサンプル
数が1920サンプルに設定され、量子化ビット数を1
0ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビット
とするディジタル映像信号を形成するディジタルデータ
を、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとす
る20ビットワード列データを成す第1及び第2の変換
ディジタルデータに変換し、それらの第1及び第2の変
換ディジタルデータに夫々第1及び第2の識別コードデ
ータを挿入した後パラレル/シリアル変換を施して、第
1及び第2のシリアルデータを形成し、それらを伝送す
べく送出するものとされる。
【0021】特に、請求項2に記載された発明に係るデ
ータ伝送方法にあっては、ディジタル映像信号を形成す
るディジタルデータが、12ビットワードデータ,14
ビットワードデータもしくは16ビットワードデータが
配されて構成されるYデータ系列と、12ビットワード
データ,14ビットワードデータもしくは16ビットワ
ードデータが配されて構成されるCB /CR データ系列
とを含んで成るものとされる。
【0022】また、特に、請求項3に記載された発明に
係るデータ伝送方法にあっては、ディジタル映像信号を
形成するディジタルデータが、10ビットワードデータ
もしくは12ビットワードデータが配されて構成される
Gデータ系列と、10ビットワードデータもしくは12
ビットワードデータが配されて構成されるBデータ系列
と、10ビットワードデータもしくは12ビットワード
データが配されて構成されるRデータ系列とを含んで成
るものとされる。
【0023】本願の特許請求の範囲における請求項9か
ら請求項15までのいずれかに記載された発明に係るデ
ータ伝送方法は、フレームレートを24Hz,25Hz
もしくは30Hzとし、各フレームにおけるライン数が
1125ライン,各フレームにおける有効ライン数が1
080ライン,サンプリング周波数が74.25MH
z,各ラインにおける有効データサンプル数が1920
サンプルに設定され、量子化ビット数を16ビットとす
る、Gデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列を含
んで成るディジタル映像信号を形成するディジタルデー
タを、各々がワード伝送レートを74.25MBpsと
する20ビットワード列データを成す第1,第2及び第
3の変換ディジタルデータに変換し、それらの第1,第
2及び第3の変換ディジタルデータに夫々第1,第2及
び第3の識別コードデータを挿入した後パラレル/シリ
アル変換を施して、第1,第2及び第3のシリアルデー
タを形成し、それらを伝送すべく送出するものとされ
る。
【0024】特に、請求項10に記載された発明に係る
データ伝送方法にあっては、ディジタル映像信号を形成
するディジタルデータに含まれるGデータ系列,Bデー
タ系列及びRデータ系列が、夫々、緑色原色信号情報を
あらわす16ビットワードデータが配されて構成される
もの、青色原色信号情報をあらわす16ビットワードデ
ータが配されて構成されるもの、及び、赤色原色信号情
報をあらわす16ビットワードデータが配されて構成さ
れるものとされる。
【0025】また、本願の特許請求の範囲における請求
項16 または請求項17に記載された発明に係るデータ
伝送装置は、フレームレートを24Hz,25Hzもし
くは30Hzとし、各フレームにおけるライン数が11
25ライン,各フレームにおける有効ライン数が108
0ライン,サンプリング周波数が74.25MHz,各
ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプ
ルに設定され、量子化ビット数を10ビット,12ビッ
ト,14ビットもしくは16ビットとするディジタル映
像信号を形成するディジタルデータを、各々がワード伝
送レートを74.25MBpsとする20ビットワード
列データを成す第1及び第2の変換ディジタルデータに
変換するデータ処理手段と、データ処理手段から得られ
る第1及び第2の変換ディジタルデータに夫々第1及び
第2の識別コードデータを挿入する識別コード挿入手段
と、識別コード挿入手段から得られる第1及び第2の識
別コードデータが夫々挿入された第1及び第2の変換デ
ィジタルデータにパラレル/シリアル変換を施して、第
1及び第2のシリアルデータを形成するパラレル/シリ
アル変換手段と、パラレル/シリアル変換手段から得ら
れる第1及び第2のシリアルデータを伝送すべく送出す
る送出手段と、を備えて構成される。
【0026】さらに、本願の特許請求の範囲における請
求項18または請求項19に記載された発明に係るデー
タ伝送装置は、フレームレートを24Hz,25Hzも
しくは30Hzとし、各フレームにおけるライン数が1
125ライン,各フレームにおける有効ライン数が10
80ライン,サンプリング周波数が74.25MHz,
各ラインにおける有効データサンプル数が1920サン
プルに設定され、量子化ビット数を16ビットとする、
Gデータ系列,Bデータ系列及びRデータ系列を含んで
成るディジタル映像信号を形成するディジタルデータ
を、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとす
る20ビットワード列データを成す第1,第2及び第3
の変換ディジタルデータに変換するデータ処理手段と、
データ処理手段から得られる第1,第2及び第3の変換
ディジタルデータに夫々第1,第2及び第3の識別コー
ドデータを挿入する識別コード挿入手段と、識別コード
挿入手段から得られる第1,第2及び第3の識別コード
データが夫々挿入された第1,第2及び第3の変換ディ
ジタルデータにパラレル/シリアル変換を施して、第
1,第2及び第3のシリアルデータを形成するパラレル
/シリアル変換手段と、パラレル/シリアル変換手段か
ら得られる第1,第2及び第3のシリアルデータを伝送
すべく送出する送出手段と、を備えて構成される。
【0027】上述の如くの本願の特許請求の範囲におけ
る請求項1から請求項8までのいずれかに記載された発
明に係るデータ伝送方法、あるいは、請求項16または
請求項17に記載された発明に係るデータ伝送装置にあ
っては、フレームレートを24Hz,25Hzもしくは
30Hzとし、各フレームにおけるライン数が1125
ライン,各フレームにおける有効ライン数が1080ラ
イン,サンプリング周波数が74.25MHz,各ライ
ンにおける有効データサンプル数が1920サンプルに
設定され、量子化ビット数を10ビット,12ビット,
14ビットもしくは16ビットとするディジタル映像信
号、即ち、例えば、本願の特許請求の範囲における請求
項2あるいは請求項3に記載されたデータ伝送方法にお
ける如くの、量子化ビット数を12ビット,14ビット
もしくは16ビットとする4:2:2形式のD−Cin
ema信号を形成するディジタルデータ、あるいは、量
子化ビット数を10ビットもしくは12ビットとする
4:4:4形式のD−Cinema信号を形成するディ
ジタルデータが、各々がワード伝送レートを74.25
MBpsとする20ビットワード列データを成す第1及
び第2の変換ディジタルデータに変換される。
【0028】そして、第1の変換ディジタルデータが、
それに第1の識別コードデータの挿入がなされた後、第
1のシリアルデータに変換されるとともに、第2の変換
ディジタルデータが、それに第2の識別コードデータの
挿入がなされた後、第2のシリアルデータに変換され
て、第1及び第2のシリアルデータが伝送される。
【0029】このように、例えば、D−Cinema信
号が、先ず、各々がワード伝送レートを74.25MB
psとする20ビットワード列データを成す第1及び第
2の変換ディジタルデータに変換され、その後、さらに
第1及び第2のシリアルデータに変換されて伝送される
ので、D−Cinema信号が第1及び第2の変換ディ
ジタルデータに変換された後の処理は、例えば、量子化
ビット数を10ビットとする4:2:2形式のHDディ
ジタル映像信号を成すディジタルデータのシリアル伝送
に用いられる現存する回路構成要素を利用して行うこと
ができるものとされる。従って、例えば、4:4:4形
式のD−Cinema信号を形成するディジタルデー
タ、あるいは、量子化ビット数を10ビットを越えるも
のとする4:2:2形式のD−Cinema信号を形成
するディジタルデータ等についてのシリアル伝送を、比
較的容易に得ることができる手段をもって適切に実現す
ることができることになる。
【0030】さらに、第1及び第2の変換ディジタルデ
ータが、シリアルデータに変換されるに先立って、夫々
第1及び第2の識別コードデータが挿入されるものとさ
れるので、受信側において、第1及び第2の変換ディジ
タルデータを再生するにあたり、第1及び第2の識別コ
ードデータを検出することができるとともに、検出され
た第1及び第2の識別コードデータに応じて、例えば、
再生される第1及び第2の変換ディジタルデータを伝送
により生じた相互時間差が無くされたものとなすことが
できることになる。
【0031】また、本願の特許請求の範囲における請求
項9から請求項15までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法、あるいは、請求項18または請求
項19に記載された発明に係るデータ伝送装置にあって
は、フレームレートを24Hz,25Hzもしくは30
Hzとし、各フレームにおけるライン数が1125ライ
ン,各フレームにおける有効ライン数が1080ライ
ン,サンプリング周波数が74.25MHz,各ライン
における有効データサンプル数が1920サンプルに設
定され、量子化ビット数を16ビットとする、Gデータ
系列,Bデータ系列及びRデータ系列を含んで成るディ
ジタル映像信号を形成するディジタルデータ、即ち、例
えば、量子化ビット数を16ビットとする4:4:4形
式のD−Cinema信号を形成するディジタルデータ
が、各々がワード伝送レートを74.25MBpsとす
る20ビットワード列データを成す第1,第2及び第3
の変換ディジタルデータに変換される。
【0032】そして、第1の変換ディジタルデータが、
それに第1の識別コードデータの挿入がなされた後、第
1のシリアルデータに変換され、第2の変換ディジタル
データが、それに第2の識別コードデータの挿入がなさ
れた後、第2のシリアルデータに変換され、さらに、第
3の変換ディジタルデータが、それに第3の識別コード
データの挿入がなされた後、第3のシリアルデータに変
換されて、第1,第2及び第3のシリアルデータが伝送
される。
【0033】このように、例えば、量子化ビット数を1
6ビットとする4:4:4形式のD−Cinema信号
が、先ず、各々がワード伝送レートを74.25MBp
sとする20ビットワード列データを成す第1,第2及
び第3の変換ディジタルデータに変換され、その後、さ
らに第1,第2及び第3のシリアルデータに変換されて
伝送されるので、量子化ビット数を16ビットとする
4:4:4形式のD−Cinema信号が第1,第2及
び第3の変換ディジタルデータに変換された後の処理
は、例えば、量子化ビット数を10ビットとする4:
2:2形式のHDディジタル映像信号を成すディジタル
データのシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要
素を利用して行うことができるものとされる。従って、
例えば、量子化ビット数を16ビットとする4:4:4
形式のD−Cinema信号を形成するディジタルデー
タについてのシリアル伝送を、比較的容易に得ることが
できる手段をもって適切に実現することができることに
なる。
【0034】さらに、第1,第2及び第3の変換ディジ
タルデータが、シリアルデータに変換されるに先立っ
て、夫々第1,第2及び第3の識別コードデータが挿入
されるものとされるので、受信側において、第1,第2
及び第3の変換ディジタルデータを再生するにあたり、
第1,第2及び第3の識別コードデータを検出すること
ができるとともに、検出された第1,第2及び第3の識
別コードデータに応じて、例えば、再生される第1,第
2及び第3の変換ディジタルデータを伝送により生じた
相互時間差が無くされたものとなすことができることに
なる。
【0035】
【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項6までのいずれかに記載され
た発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の
特許請求の範囲における請求項16または請求項17に
記載された発明に係るデータ伝送装置の第1の例を示
す。
【0036】図1に示される第1の例においては、D−
Cinema信号を形成するディジタルデータDCNM
がデータ処理部11に供給される。
【0037】ディジタルデータDCNMは、例えば、量
子化ビット数を12ビット,14ビットもしくは16ビ
ットとする4:2:2形式のD−Cinema信号を形
成するディジタルデータDCNA、あるいは、量子化ビ
ット数を10ビットもしくは12ビットとする4:4:
4形式のD−Cinema信号を形成するディジタルデ
ータDCNBとされる。
【0038】データ処理部11に供給されるディジタル
データDCNMが、量子化ビット数を12ビットとする
4:2:2形式のD−Cinema信号を形成するディ
ジタルデータDCNAである場合には、ディジタルデー
タDCNAは、ワード伝送レートを74.25MBps
とする12ビットワード列データを成すYデータ系列
と、ワード伝送レートを74.25MBpsとする12
ビットワード列データを成すCB /CR データ系列と
が、夫々のタイミング基準コードデータSAV及びEA
Vが揃えられた状態で並列多重され、図2のAに示され
る如くに、全体としてワード伝送レートを74.25M
Bpsとする24ビットワード列データを成すものとし
て、データ処理部11に供給される。
【0039】データ処理部11は、図2のBに示される
如くに、ワード伝送レートを74.25MBpsとする
24ビットワード列データを成すディジタルデータDC
NAを形成する、ワード伝送レートを74.25MBp
sとする12ビットワード列データを成すYデータ系列
DCNYと、ワード伝送レートを74.25MBpsと
する12ビットワード列データを成すCB /CR データ
系列DCNCと、を相互分離する。
【0040】そして、Yデータ系列DCNYの各ワード
データを形成する12ビットY0 〜Y11から、Y0 〜Y
9 の10ビット,Y10〜Y11の2ビット、及び、Y4 〜
Y11の8ビットを得、それらを10ビットのグループ,
2ビットのグループ及び8ビットのグループとしてデー
タ変換部12に供給する。データ変換部12は、供給さ
れた10ビットのグループ,2ビットのグループ及び8
ビットのグループを20ビットワードデータに変換す
る。それにより、データ変換部12から、20ビットワ
ードデータが1/74.25MHzの周期もって順次送
出され、それによりワード伝送レートを74.25MB
psとする20ビットワード列データDM1(20)
が、変換ディジタルデータとして得られて、データ処理
部11の出力とされる。
【0041】このようにして得られる20ビットワード
列データDM1(20)は、Yデータ系列DCNYに従
い、1125個のライン部が連なって各フレーム部を形
成するものとされ、各ライン部は、タイミング基準コー
ドデータEAVをもって始まるとともにタイミング基準
コードデータSAVをもって終了する水平ブランキング
期間部とそれに連なる映像信号データが配された映像デ
ータ部とで形成される。
【0042】また、これとともに、CB /CR データ系
列DCNCの各ワードデータを形成する12ビットCb
/Cr0 〜Cb/Cr11から、Cb/Cr0 〜Cb/C
r9の10ビット,Cb/Cr10〜Cb/Cr11の2ビ
ット、及び、Cb/Cr4 〜Cb/Cr11の8ビットを
得、それらを10ビットのグループ,2ビットのグルー
プ及び8ビットのグループとしてデータ変換部13に供
給する。データ変換部13は、供給された10ビットの
グループ,2ビットのグループ及び8ビットのグループ
を20ビットワードデータに変換する。それにより、デ
ータ変換部13から、20ビットワードデータが1/7
4.25MHzの周期もって順次送出され、それにより
ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビッ
トワード列データDM2(20)が、変換ディジタルデ
ータとして得られて、データ処理部11の出力とされ
る。
【0043】このようにして得られる20ビットワード
列データDM2(20)も、CB /CR データ系列DC
NCに従い、1125個のライン部が連なって各フレー
ム部を形成するものとされ、各ライン部は、タイミング
基準コードデータEAVをもって始まるとともにタイミ
ング基準コードデータSAVをもって終了する水平ブラ
ンキング期間部とそれに連なる映像信号データが配され
た映像データ部とで形成される。
【0044】データ処理部11から得られるワード伝送
レートを74.25MBpsとする20ビットワード列
データDM1(20)、及び、ワード伝送レートを7
4.25MBpsとする20ビットワード列データDM
2(20)は、夫々、チャンネル(CH)識別コード挿
入部14及び15に供給される。
【0045】CH識別コード挿入部14には、ディジタ
ルデータDCNAが形成するD−Cinema信号の水
平同期パルス信号SHも供給される。そして、CH識別
コード挿入部14においては、20ビットワード列デー
タDM1(20)がデータ選択取出部16に供給され、
データ選択取出部16には、CH識別コードデータ送出
部17からの、ワード伝送レートを74.25MBps
とするCH識別コードデータDCI1も供給される。C
H識別コードデータDCI1は、予め設定されたコード
を有する20ビットワードデータが複数個連なって構成
される。
【0046】さらに、CH識別コード挿入部14にあっ
ては、水平同期パルス信号SHが制御信号形成部18に
供給される。制御信号形成部18は、水平同期パルス信
号SHに同期した制御信号CWS1と制御信号CDS1
とを形成し、制御信号CWS1をCH識別コードデータ
送出部17に供給するとともに、制御信号CDS1をデ
ータ選択取出部16に供給する。
【0047】それにより、CH識別コードデータ送出部
17は、制御信号CWS1に応じてCH識別コードデー
タDCI1を送出して、それをデータ選択取出部16に
供給する。そして、データ選択取出部16にあっては、
制御信号CDS1が供給されるとき、それに応じてCH
識別コードデータ送出部17からのCH識別コードデー
タDCI1を取り出し、それ以外のとき、20ビットワ
ード列データDM1(20)をそのまま取り出す、デー
タの選択取出しを行う。それにより、データ選択取出部
16は、20ビットワード列データDM1(20)に対
して、その各ライン部中の水平ブランキング期間部に、
制御信号CDS1に応じて、CH識別コードデータ送出
部17からのCH識別コードデータDCI1を補助デー
タとして挿入する処理を施す。
【0048】斯かるデータ選択取出部16における20
ビットワード列データDM1(20)にCH識別コード
データDCI1を挿入する処理の一具体例にあっては、
図3のAに示される如くに、CH識別コードデータDC
I1が、20ビットワード列データDM1(20)の各
ライン期間部中の水平ブランキング期間部に配された、
タイミング基準コードデータEAV及び水平同期データ
群DHSに続く補助データタイミング基準コードデータ
ANCに連なるものとして、タイミング基準コードデー
タSAVの直前に配されるべく挿入され、補助データタ
イミング基準コードデータANCを含んだ補助データの
一部を形成するものとされる。従って、CH識別コード
データDCI1は、20ビットワード列データDM1
(20)のライン期間部中の水平ブランキング期間部
に、補助データとして挿入されることになる。
【0049】そして、20ビットワード列データDM1
(20)にCH識別コードデータDCI1が補助データ
の一部を形成するものとして挿入されるタイミングが、
制御信号CWS1及び制御信号CDS1によって設定さ
れる。それにより、データ選択取出部16からは、各ラ
イン期間部中の水平ブランキング期間部にCH識別コー
ドデータDCI1が補助データとして挿入された20ビ
ットワード列データDM1(20)が、ワード伝送レー
トを74.25MBpsとする20ビットワード列デー
タDX1(20)として導出される。
【0050】斯かる際にCH識別コードデータ送出部1
7から送出される、ワード伝送レートを74.25MB
psとするCH識別コードデータDCI1は、その具体
例の一つが、内容を同一とする20ビットワードデータ
DCI120が所定数連なって形成されるものとされる。
【0051】このようなCH識別コードデータDCI1
が挿入された、20ビットワード列データDX1(2
0)は、そのCH識別コードデータDCI1が挿入され
た部分が、図4のAに示される如くとされる。図4のA
において、SAV20は、タイミング基準コードデータS
AVを形成する20ビットワードデータをあらわす。ま
た、20ビットワードデータDCI120が所定数連なっ
て形成されるCH識別コードデータDCI1 と共に補助
データを構成する補助データタイミング基準コードデー
タANCは、6個の20ビットワードデータANC20が
順次連なって形成される。
【0052】データ選択取出部16において形成され
る、ワード伝送レートを74.25MBpsとする、C
H識別コードデータDCI1を含んだ20ビットワード
列データDX1(20)は、CH識別コード挿入部14
から送出されて、パラレル/シリアル(P/S)変換部
20に供給される。
【0053】P/S変換部20においては、20ビット
ワード列データDX1(20)に、パラレルデータをシ
リアルデータに変換するP/S変換を施して、20ビッ
トワード列データDX1(20)に基づく、ビット伝送
レートを74.25×20=1.485Gbpsとする
シリアルデータDSX1を得、そのシリアルデータDS
X1を電光変換部(E/O変換部)21に供給する。E
/O変換部21においては、シリアルデータDSX1に
電光変換処理を施し、シリアルデータDSX1に基づく
中心波長を、例えば、略1.3μmとする光信号OS1
を、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするもの
として形成し、それを伝送信号として送出する。
【0054】E/O変換部21から送出される伝送信号
である光信号OS1は、光コネクタ22を通じて光信号
伝送ケーブル23に導かれ、光信号伝送ケーブル23を
通じて受信側へと伝送される。光信号伝送ケーブル23
は、例えば、石英系シングルモードファイバー(石英系
SMF)が用いられて形成される。
【0055】また、CH識別コード挿入部15にも、デ
ータ処理部11からの20ビットワード列データDM2
(20)に加えて、ディジタルデータDCNAが形成す
るD−Cinema信号の水平同期パルス信号SHが供
給される。そして、CH識別コード挿入部15において
は、20ビットワード列データDM2(20)がデータ
選択取出部26に供給され、データ選択取出部26に
は、CH識別コードデータ送出部27からの、ワード伝
送レートを74.25MBpsとするCH識別コードデ
ータDCI2も供給される。CH識別コードデータDC
I2は、予め設定されたコードを有する20ビットワー
ドデータが複数個連なって構成される。
【0056】さらに、CH識別コード挿入部15にあっ
ては、水平同期パルス信号SHが制御信号形成部28に
供給される。制御信号形成部28は、水平同期パルス信
号SHに同期した制御信号CWS2と制御信号CDS2
とを形成し、制御信号CWS2をCH識別コードデータ
送出部27に供給するとともに、制御信号CDS2をデ
ータ選択取出部26に供給する。
【0057】それにより、CH識別コードデータ送出部
27は、制御信号CWS2に応じてCH識別コードデー
タDCI2を送出して、それをデータ選択取出部26に
供給する。そして、データ選択取出部26にあっては、
制御信号CDS2が供給されるとき、それに応じてCH
識別コードデータ送出部27からのCH識別コードデー
タDCI2を取り出し、それ以外のとき、20ビットワ
ード列データDM2(20)をそのまま取り出す、デー
タの選択取出しを行う。それにより、データ選択取出部
26は、20ビットワード列データDM2(20)に対
して、その各ライン部中の水平ブランキング期間部に、
制御信号CDS2に応じて、CH識別コードデータ送出
部27からのCH識別コードデータDCI2を補助デー
タとして挿入する処理を施す。
【0058】斯かるデータ選択取出部26における20
ビットワード列データDM2(20)にCH識別コード
データDCI2を挿入する処理の一具体例にあっては、
図3のBに示される如くに、CH識別コードデータDC
I2が、20ビットワード列データDM2(20)の各
ライン期間部中の水平ブランキング期間部に配された、
タイミング基準コードデータEAV及び水平同期データ
群DHSに続く補助データタイミング基準コードデータ
ANCに連なるものとして、タイミング基準コードデー
タSAVの直前に配されるべく挿入され、補助データタ
イミング基準コードデータANCを含んだ補助データの
一部を形成するものとされる。従って、CH識別コード
データDCI2は、20ビットワード列データDM2
(20)のライン期間部中の水平ブランキング期間部
に、補助データとして挿入されることになる。
【0059】そして、20ビットワード列データDM2
(20)にCH識別コードデータDCI2が補助データ
の一部を形成するものとして挿入されるタイミングが、
制御信号CWS2及び制御信号CDS2によって設定さ
れる。それにより、データ選択取出部26からは、各ラ
イン期間部中の水平ブランキング期間部にCH識別コー
ドデータDCI2が補助データとして挿入された20ビ
ットワード列データDM2(20)が、ワード伝送レー
トを74.25MBpsとする20ビットワード列デー
タDX2(20)として導出される。
【0060】斯かる際にCH識別コードデータ送出部2
7から送出される、ワード伝送レートを74.25MB
psとするCH識別コードデータDCI2は、その具体
例の一つが、内容を同一とする20ビットワードデータ
DCI220が所定数連なって形成されるものとされる。
【0061】このようなCH識別コードデータDCI2
が挿入された、20ビットワード列データDX2(2
0)は、そのCH識別コードデータDCI2が挿入され
た部分が、図4のBに示される如くとされる。図4のB
において、SAV20は、タイミング基準コードデータS
AVを形成する20ビットワードデータをあらわす。ま
た、20ビットワードデータDCI220が所定数連なっ
て形成されるCH識別コードデータDCI2と共に補助
データを構成する補助データタイミング基準コードデー
タANCは、6個の20ビットワードデータANC20が
順次連なって形成される。
【0062】データ選択取出部26において形成され
る、ワード伝送レートを74.25MBpsとする、C
H識別コードデータDCI2を含んだ20ビットワード
列データDX2(20)は、CH識別コード挿入部15
から送出されて、P/S変換部30に供給される。
【0063】P/S変換部30においては、20ビット
ワード列データDX2(20)にP/S変換を施して、
20ビットワード列データDX2(20)に基づく、ビ
ット伝送レートを74.25×20=1.485Gbp
sとするシリアルデータDSX2を得、そのシリアルデ
ータDSX2をE/O変換部31に供給する。E/O変
換部31においては、シリアルデータDSX2に電光変
換処理を施し、シリアルデータDSX2に基づく中心波
長を、例えば、略1.3μmとする光信号OS2を、ビ
ット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして
形成し、それを伝送信号として送出する。
【0064】E/O変換部31から送出される伝送信号
である光信号OS2は、光コネクタ32を通じて光信号
伝送ケーブル33に導かれ、光信号伝送ケーブル33を
通じて受信側へと伝送される。光信号伝送ケーブル33
も、例えば、石英系シングルモードファイバー(石英系
SMF)が用いられて形成される。
【0065】斯かるもとで、E/O変換部21及び光コ
ネクタ22、及び、E/O変換部31及び光コネクタ3
2は、P/S変換部20及び30から夫々得られるシリ
アルデータDSX1及びDSX2を伝送すべく送出する
データ送出部を形成している。
【0066】図5は、図1に示される第1の例から送出
される光信号OS1及びOS2を受信する受信装置の一
例を示す。
【0067】図5に示される受信装置の一例にあって
は、光信号伝送ケーブル23を通じて伝送された光信号
OS1が、光コネクタ41を通じて光電変換部(O/E
変換部)42へと導かれる。O/E変換部42にあって
は、中心波長を略1.3μmとする光信号OS1に光電
変換処理を施して、ビット伝送レートを1.485Gb
psとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OS1
に基づく、ビット伝送レートを1.485Gbpsとす
るシリアルデータDSX1を再生する。そして、再生さ
れたシリアルデータDSX1は、シリアル/パラレル
(S/P)変換部43に供給される。
【0068】S/P変換部43にあっては、シリアルデ
ータDSX1にS/P変換を施して、シリアルデータD
SX1に基づく、ワード伝送レートを74.25MBp
sとする20ビットワード列データDX1(20)を再
生し、それをCH識別コード分離・データ時間差吸収部
44とCH識別コード検出部45とに供給する。
【0069】また、光信号伝送ケーブル33を通じて伝
送された光信号OS2が、光コネクタ46を通じてO/
E変換部47へと導かれる。O/E変換部47にあって
は、中心波長を略1.3μmとする光信号OS2に光電
変換処理を施して、ビット伝送レートを1.485Gb
psとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OS2
に基づく、ビット伝送レートを1.485Gbpsとす
るシリアルデータDSX2を再生する。そして、再生さ
れたシリアルデータDSX2は、S/P変換部48に供
給される。
【0070】S/P変換部48にあっては、シリアルデ
ータDSX2にS/P変換を施して、シリアルデータD
SX2に基づく、ワード伝送レートを74.25MBp
sとする20ビットワード列データDX2(20)を再
生し、それをCH識別コード分離・データ時間差吸収部
44とCH識別コード検出部49とに供給する。
【0071】CH識別コード検出部45は、20ビット
ワード列データDX1(20)に挿入されているCH識
別コードデータDCI1の検出を行い、CH識別コード
データDCI1についての検出出力信号DCH1を補正
制御信号形成部50に供給する。また、CH識別コード
検出部49は、20ビットワード列データDX2(2
0)に挿入されているCH識別コードデータDCI2の
検出を行い、CH識別コードデータDCI2についての
検出出力信号DCH2を補正制御信号形成部50に供給
する。
【0072】補正制御信号形成部50にあっては、検出
出力信号DCH1及びDCH2に基づいて、CH識別コ
ード検出部45において検出されたCH識別コードデー
タDCI1とCH識別コード検出部49において検出さ
れたCH識別コードデータDCI2との間における相互
時間差に応じた補正制御信号SCWを形成し、それをC
H識別コード分離・データ時間差吸収部44に供給す
る。CH識別コードデータDCI1とCH識別コードデ
ータDCI2との間における相互時間差は、S/P変換
部43から得られる20ビットワード列データDX1
(20)とS/P変換部48から得られる20ビットワ
ード列データDX2(20)との間に生じる、伝送に起
因した相互時間差をあらわす。
【0073】CH識別コード分離・データ時間差吸収部
44にあっては、20ビットワード列データDX1(2
0)からCH識別コードデータDCI1を分離するとと
もに、20ビットワード列データDX2(20)からC
H識別コードデータDCI2を分離する。次に、CH識
別コードデータDCI1及びDCI2が夫々除去された
20ビットワード列データDX1(20)及びDX2
(20)に、補正制御信号SCWに従っての時間差吸収
処理を施して、20ビットワード列データDX1(2
0)と20ビットワード列データDX2(20)との間
の相互時間差を無くす。そして、相互時間差が無くされ
た20ビットワード列データDX1(20)及びDX2
(20)を、20ビットワード列データDM1(2
0)’及びDM2(20)’として送出し、それらをデ
ータ復元部51に供給する。
【0074】データ復元部51は、20ビットワード列
データDM1(20)’及びDM2(20)’に対し
て、図1に示される第一の例が備えるデータ処理部11
においてディジタルデータDCNAに施される20ビッ
トワード列データDM1(20)及びDM2(20)を
得るためのデータ処理とは実質的に逆のデータ処理を施
す。それにより、データ復元部51においては、20ビ
ットワード列データDM1(20)’及びDM2(2
0)’に基づいて24ビットワード列データを成すディ
ジタルデータDCNAが得られ、それが再生されたディ
ジタルデータDCNMとして導出される。
【0075】上述の図1に示される第1の例及び図5に
示される受信装置の一例によれば、図2のAに示される
如くに、ワード伝送レートを74.25MBpsとする
24ビットワード列データを成すディジタルデータDC
NAが、図1に示される第一の例におけるデータ処理部
11に供給されて、各種のデータ処理を受けた後伝送さ
れ、図5に示される受信装置の一例におけるデータ復元
部51から、再生されたディジタルデータDCNAが得
られることになる。
【0076】斯かる際、図1に示される第一の例におい
て、データ処理部11に含まれるデータ変換部12及び
13の夫々は、ワード伝送レートを74.25MBps
とする20ビットワード列データを形成するものであ
り、また、CH識別コード挿入部14及び15,P/S
変換部20及び30,E/O変換部21及び31、及
び、光コネクタ22及び32は、ワード伝送レートを7
4.25MBpsとする20ビットワード列データある
いはそれにP/S変換が施されて得られるビット伝送レ
ートを1.485Gbpsとするシリアルデータを扱う
ものである。従って、これらを、例えば、量子化ビット
数を10ビットとする4:2:2形式のHDディジタル
映像信号を成すディジタルデータのシリアル伝送に用い
られる、現存するHD SDI用の回路構成要素を利用
して構成することができることになる。
【0077】図1に示される第1の例におけるデータ処
理部11に供給されるディジタルデータDCNMが、量
子化ビット数を14ビットとする4:2:2形式のD−
Cinema信号を形成するディジタルデータDCNA
である場合には、ディジタルデータDCNAは、ワード
伝送レートを74.25MBpsとする14ビットワー
ド列データを成すYデータ系列と、ワード伝送レートを
74.25MBpsとする14ビットワード列データを
成すCB /CR データ系列とが、夫々のタイミング基準
コードデータSAV及びEAVが揃えられた状態で並列
多重され、図6のAに示される如くに、全体としてワー
ド伝送レートを74.25MBpsとする28ビットワ
ード列データを成すものとして、データ処理部11に供
給される。そして、斯かる場合には、図6のAに示され
る如く、図5に示される受信装置の一例におけるデータ
復元部51から、再生されたディジタルデータDCNA
がワード伝送レートを74.25MBpsとする28ビ
ットワード列データを成すものとして導出されることに
なる。
【0078】このとき、データ処理部11は、図6のB
に示される如くに、ワード伝送レートを74.25MB
psとする28ビットワード列データを成すディジタル
データDCNAを形成する、ワード伝送レートを74.
25MBpsとする14ビットワード列データを成すY
データ系列DCNYと、ワード伝送レートを74.25
MBpsとする14ビットワード列データを成すCB
R データ系列DCNCと、を相互分離する。
【0079】そして、Yデータ系列DCNYの各ワード
データを形成する14ビットY0 〜Y13から、Y0 〜Y
9 の10ビット,Y10〜Y13の4ビット、及び、Y8 〜
Y13の6ビットを得、それらを10ビットのグループ,
4ビットのグループ及び6ビットのグループとしてデー
タ変換部12に供給する。データ変換部12は、供給さ
れた10ビットのグループ,4ビットのグループ及び6
ビットのグループを20ビットワードデータに変換す
る。それにより、データ変換部12から、20ビットワ
ードデータが1/74.25MHzの周期もって順次送
出され、それによりワード伝送レートを74.25MB
psとする20ビットワード列データDM1(20)
が、変換ディジタルデータとして得られて、データ処理
部11の出力とされる。
【0080】このようにして得られる20ビットワード
列データDM1(20)は、Yデータ系列DCNYに従
い、1125個のライン部が連なって各フレーム部を形
成するものとされ、各ライン部は、タイミング基準コー
ドデータEAVをもって始まるとともにタイミング基準
コードデータSAVをもって終了する水平ブランキング
期間部とそれに連なる映像信号データが配された映像デ
ータ部とで形成される。
【0081】また、これとともに、CB /CR データ系
列DCNCの各ワードデータを形成する14ビットCb
/Cr0 〜Cb/Cr13から、Cb/Cr0 〜Cb/C
r9の10ビット,Cb/Cr10〜Cb/Cr13の4ビ
ット、及び、Cb/Cr8 〜Cb/Cr13の6ビットを
得、それらを10ビットのグループ,4ビットのグルー
プ及び6ビットのグループとしてデータ変換部13に供
給する。データ変換部13は、供給された10ビットの
グループ,4ビットのグループ及び6ビットのグループ
を20ビットワードデータに変換する。それにより、デ
ータ変換部13から、20ビットワードデータが1/7
4.25MHzの周期もって順次送出され、それにより
ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビッ
トワード列データDM2(20)が、変換ディジタルデ
ータとして得られて、データ処理部11の出力とされ
る。
【0082】このようにして得られる20ビットワード
列データDM2(20)も、CB /CR データ系列DC
NCに従い、1125個のライン部が連なって各フレー
ム部を形成するものとされ、各ライン部は、タイミング
基準コードデータEAVをもって始まるとともにタイミ
ング基準コードデータSAVをもって終了する水平ブラ
ンキング期間部とそれに連なる映像信号データが配され
た映像データ部とで形成される。
【0083】データ処理部11から得られるワード伝送
レートを74.25MBpsとする20ビットワード列
データDM1(20)、及び、ワード伝送レートを7
4.25MBpsとする20ビットワード列データDM
2(20)は、夫々、CH識別コード挿入部14及び1
5に供給され、前述のデータ処理部11に供給されるデ
ィジタルデータDCNMが、量子化ビット数を12ビッ
トとする4:2:2形式のD−Cinema信号を形成
するディジタルデータDCNAである場合と同様に処理
される。
【0084】図1に示される第1の例におけるデータ処
理部11に供給されるディジタルデータDCNMが、量
子化ビット数を16ビットとする4:2:2形式のD−
Cinema信号を形成するディジタルデータDCNA
である場合には、ディジタルデータDCNAは、ワード
伝送レートを74.25MBpsとする16ビットワー
ド列データを成すYデータ系列と、ワード伝送レートを
74.25MBpsとする16ビットワード列データを
成すCB /CR データ系列とが、夫々のタイミング基準
コードデータSAV及びEAVが揃えられた状態で並列
多重され、図7のAに示される如くに、全体としてワー
ド伝送レートを74.25MBpsとする32ビットワ
ード列データを成すものとして、データ処理部11に供
給される。そして、斯かる場合には、図7のAに示され
る如く、図5に示される受信装置の一例におけるデータ
復元部51から、再生されたディジタルデータDCNA
がワード伝送レートを74.25MBpsとする32ビ
ットワード列データを成すものとして導出されることに
なる。
【0085】このとき、データ処理部11は、図7のB
に示される如くに、ワード伝送レートを74.25MB
psとする32ビットワード列データを成すディジタル
データDCNAを形成する、ワード伝送レートを74.
25MBpsとする16ビットワード列データを成すY
データ系列DCNYと、ワード伝送レートを74.25
MBpsとする16ビットワード列データを成すCB
R データ系列DCNCと、を相互分離する。
【0086】そして、Yデータ系列DCNYの各ワード
データを形成する16ビットY0 〜Y15から、Y0 〜Y
9 の10ビット,Y10〜Y15の6ビット、及び、Y12〜
Y15の4ビットを得、それらを10ビットのグループ,
6ビットのグループ及び4ビットのグループとしてデー
タ変換部12に供給する。データ変換部12は、供給さ
れた10ビットのグループ,6ビットのグループ及び4
ビットのグループを20ビットワードデータに変換す
る。それにより、データ変換部12から、20ビットワ
ードデータが1/74.25MHzの周期もって順次送
出され、それによりワード伝送レートを74.25MB
psとする20ビットワード列データDM1(20)
が、変換ディジタルデータとして得られて、データ処理
部11の出力とされる。
【0087】このようにして得られる20ビットワード
列データDM1(20)は、Yデータ系列DCNYに従
い、1125個のライン部が連なって各フレーム部を形
成するものとされ、各ライン部は、タイミング基準コー
ドデータEAVをもって始まるとともにタイミング基準
コードデータSAVをもって終了する水平ブランキング
期間部とそれに連なる映像信号データが配された映像デ
ータ部とで形成される。
【0088】また、これとともに、CB /CR データ系
列DCNCの各ワードデータを形成する16ビットCb
/Cr0 〜Cb/Cr15から、Cb/Cr0 〜Cb/C
r9の10ビット,Cb/Cr10〜Cb/Cr15の6ビ
ット、及び、Cb/Cr12〜Cb/Cr15の4ビットを
得、それらを10ビットのグループ,6ビットのグルー
プ及び4ビットのグループとしてデータ変換部13に供
給する。データ変換部13は、供給された10ビットの
グループ,6ビットのグループ及び4ビットのグループ
を20ビットワードデータに変換する。それにより、デ
ータ変換部13から、20ビットワードデータが1/7
4.25MHzの周期もって順次送出され、それにより
ワード伝送レートを74.25MBpsとする20ビッ
トワード列データDM2(20)が、変換ディジタルデ
ータとして得られて、データ処理部11の出力とされ
る。
【0089】このようにして得られる20ビットワード
列データDM2(20)も、CB /CR データ系列DC
NCに従い、1125個のライン部が連なって各フレー
ム部を形成するものとされ、各ライン部は、タイミング
基準コードデータEAVをもって始まるとともにタイミ
ング基準コードデータSAVをもって終了する水平ブラ
ンキング期間部とそれに連なる映像信号データが配され
た映像データ部とで形成される。
【0090】データ処理部11から得られるワード伝送
レートを74.25MBpsとする20ビットワード列
データDM1(20)、及び、ワード伝送レートを7
4.25MBpsとする20ビットワード列データDM
2(20)は、夫々、CH識別コード挿入部14及び1
5に供給され、前述のデータ処理部11に供給されるデ
ィジタルデータDCNMが、量子化ビット数を12ビッ
トとする4:2:2形式のD−Cinema信号を形成
するディジタルデータDCNAである場合と同様に処理
される。
【0091】図1に示される第1の例におけるデータ処
理部11に供給されるディジタルデータDCNMが、量
子化ビット数を10ビットとする4:4:4形式のD−
Cinema信号を形成するディジタルデータDCNB
である場合には、ディジタルデータDCNBは、ワード
伝送レートを74.25MBpsとする10ビットワー
ド列データを成すGデータ系列と、ワード伝送レートを
74.25MBpsとする10ビットワード列データを
成すBデータ系列と、ワード伝送レートを74.25M
Bpsとする10ビットワード列データを成すRデータ
系列とが、夫々のタイミング基準コードデータSAV及
びEAVが揃えられた状態で並列多重され、図8のAに
示される如くに、全体としてワード伝送レートを74.
25MBpsとする30ビットワード列データを成すも
のとして、データ処理部11に供給される。そして、斯
かる場合には、図8のAに示される如く、図5に示され
る受信装置の一例において、データ復元部51から、再
生されたディジタルデータDCNBがワード伝送レート
を74.25MBpsとする30ビットワード列データ
を成すものとして導出されることになる。
【0092】このとき、データ処理部11は、図8のB
に示される如くに、ワード伝送レートを74.25MB
psとする30ビットワード列データを成すディジタル
データDCNBを形成する、ワード伝送レートを74.
25MBpsとする10ビットワード列データを成すG
データ系列DCNGと、ワード伝送レートを74.25
MBpsとする10ビットワード列データを成すBデー
タ系列DCNBと、ワード伝送レートを74.25MB
psとする10ビットワード列データを成すRデータ系
列DCNRと、を相互分離する。
【0093】そして、Gデータ系列DCNGの各ワード
データを形成する10ビットG0 〜G9 と、Bデータ系
列DCNBの各ワードデータを形成する10ビットB0
〜B9 とを、二つの10ビットのグループとしてデータ
変換部12に供給する。データ変換部12は、供給され
た二つの10ビットのグループを20ビットワードデー
タに変換する。それにより、データ変換部12から、2
0ビットワードデータが1/74.25MHzの周期も
って順次送出され、それによりワード伝送レートを7
4.25MBpsとする20ビットワード列データDM
1(20)が、変換ディジタルデータとして得られて、
データ処理部11の出力とされる。
【0094】このようにして得られる20ビットワード
列データDM1(20)は、Gデータ系列DCNG及び
Bデータ系列DCNBに従い、1125個のライン部が
連なって各フレーム部を形成するものとされ、各ライン
部は、タイミング基準コードデータ:EAVをもって始
まるとともにタイミング基準コードデータ:SAVをも
って終了する水平ブランキング期間部とそれに連なる映
像信号データが配された映像データ部とで形成される。
【0095】また、これとともに、Rデータ系列DCN
Rの各ワードデータを形成する10ビットR0 〜R9 に
ついて、その複製を作成して2系統用意し、二つの10
ビットのグループとしてデータ変換部13に供給する。
データ変換部13は、供給された二つの10ビットのグ
ループを20ビットワードデータに変換する。それによ
り、データ変換部13から、20ビットワードデータが
1/74.25MHzの周期もって順次送出され、それ
によりワード伝送レートを74.25MBpsとする2
0ビットワード列データDM2(20)が、変換ディジ
タルデータとして得られて、データ処理部11の出力と
される。
【0096】このようにして得られる20ビットワード
列データDM2(20)も、Rデータ系列DCNRに従
い、1125個のライン部が連なって各フレーム部を形
成するものとされ、各ライン部は、タイミング基準コー
ドデータEAVをもって始まるとともにタイミング基準
コードデータSAVをもって終了する水平ブランキング
期間部とそれに連なる映像信号データが配された映像デ
ータ部とで形成される。
【0097】データ処理部11から得られるワード伝送
レートを74.25MBpsとする20ビットワード列
データDM1(20)、及び、ワード伝送レートを7
4.25MBpsとする20ビットワード列データDM
2(20)は、夫々、CH識別コード挿入部14及び1
5に供給され、前述のデータ処理部11に供給されるデ
ィジタルデータDCNMが、量子化ビット数を12ビッ
トとする4:2:2形式のD−Cinema信号を形成
するディジタルデータDCNAである場合と同様に処理
される。
【0098】さらに、図1に示される第1の例における
データ処理部11に供給されるディジタルデータDCN
Mが、量子化ビット数を12ビットとする4:4:4形
式のD−Cinema信号を形成するディジタルデータ
DCNBである場合には、ディジタルデータDCNB
は、ワード伝送レートを74.25MBpsとする12
ビットワード列データを成すGデータ系列と、ワード伝
送レートを74.25MBpsとする12ビットワード
列データを成すBデータ系列と、ワード伝送レートを7
4.25MBpsとする12ビットワード列データを成
すRデータ系列とが、夫々のタイミング基準コードデー
タSAV及びEAVが揃えられた状態で並列多重され、
図9のAに示される如くに、全体としてワード伝送レー
トを74.25MBpsとする36ビットワード列デー
タを成すものとして、データ処理部11に供給される。
そして、斯かる場合には、図9のAに示される如く、図
5に示される受信装置の一例において、データ復元部5
1から、再生されたディジタルデータDCNBがワード
伝送レートを74.25MBpsとする36ビットワー
ド列データを成すものとして導出されることになる。
【0099】このとき、データ処理部11は、図9のB
に示される如くに、ワード伝送レートを74.25MB
psとする36ビットワード列データを成すディジタル
データDCNBを形成する、ワード伝送レートを74.
25MBpsとする12ビットワード列データを成すG
データ系列DCNGと、ワード伝送レートを74.25
MBpsとする12ビットワード列データを成すBデー
タ系列DCNBと、ワード伝送レートを74.25MB
psとする12ビットワード列データを成すRデータ系
列DCNRと、を相互分離する。
【0100】そして、Gデータ系列DCNGの各ワード
データを形成する12ビットG0 〜G11のうちの10ビ
ットG0 〜G9 を10ビットのグループとしてデータ変
換部12に供給するとともに、Gデータ系列DCNGの
各ワードデータを形成する12ビットG0 〜G11のうち
の2ビットG10〜G11、及び、Bデータ系列DCNBの
各ワードデータを形成する12ビットB0 〜B11のうち
の8ビットB0 〜B7を、10ビットのグループとして
データ変換部12に供給する。データ変換部12は、供
給された二つの10ビットのグループを20ビットワー
ドデータに変換する。それにより、データ変換部12か
ら、20ビットワードデータが1/74.25MHzの
周期もって順次送出され、それによりワード伝送レート
を74.25MBpsとする20ビットワード列データ
DM1(20)が、変換ディジタルデータとして得られ
て、データ処理部11の出力とされる。
【0101】このようにして得られる20ビットワード
列データDM1(20)は、Gデータ系列DCNG及び
Bデータ系列DCNBに従い、1125個のライン部が
連なって各フレーム部を形成するものとされ、各ライン
部は、タイミング基準コードデータEAVをもって始ま
るとともにタイミング基準コードデータSAVをもって
終了する水平ブランキング期間部とそれに連なる映像信
号データが配された映像データ部とで形成される。
【0102】また、これとともに、Bデータ系列DCN
Bの各ワードデータを形成する12ビットB0 〜B11の
うちの4ビットB8 〜B11、及び、Rデータ系列DCN
Rの各ワードデータを形成する12ビットR0 〜R11の
うちの6ビットR0 〜R5 を、10ビットのグループと
してデータ変換部13 に供給し、また、Rデータ系列D
CNRの各ワードデータを形成する12ビットR0 〜R
11のうちの6ビットR6 〜R11を6ビットのグループと
してデータ変換部13 に供給し、さらに、Rデータ系列
DCNRの各ワードデータを形成する12ビットR0 〜
R11のうちの4ビットR8 〜R11を4ビットのグループ
としてデータ変換部13 に供給する。データ変換部13
は、供給された10ビットのグループ,6ビットのグル
ープ及び4ビットのグループを20ビットワードデータ
に変換する。それにより、データ変換部13から、20
ビットワードデータが1/74.25MHzの周期もっ
て順次送出され、それによりワード伝送レートを74.
25MBpsとする20ビットワード列データDM2
(20)が、変換ディジタルデータとして得られて、デ
ータ処理部11の出力とされる。
【0103】このようにして得られる20ビットワード
列データDM2(20)も、Rデータ系列DCNRに従
い、1125個のライン部が連なって各フレーム部を形
成するものとされ、各ライン部は、タイミング基準コー
ドデータEAVをもって始まるとともにタイミング基準
コードデータSAVをもって終了する水平ブランキング
期間部とそれに連なる映像信号データが配された映像デ
ータ部とんで形成される。
【0104】データ処理部11から得られるワード伝送
レートを74.25MBpsとする20ビットワード列
データDM1(20)、及び、ワード伝送レートを7
4.25MBpsとする20ビットワード列データDM
2(20)は、夫々、CH識別コード挿入部14及び1
5に供給され、前述のデータ処理部11に供給されるデ
ィジタルデータDCNMが、量子化ビット数を12ビッ
トとする4:2:2形式のD−Cinema信号を形成
するディジタルデータDCNAである場合と同様に処理
される。
【0105】図10は、本願の特許請求の範囲における
請求項1から請求項6まで及び請求項8のいずれかに記
載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、
本願の特許請求の範囲における請求項16または請求項
17に記載された発明に係るデータ伝送装置の第2の例
の部分、及び、斯かる第2の例から送出される光信号を
受信する受信装置の一例の部分を示す。
【0106】図10に部分が示される第2の例及び受信
装置の一例は、図1に示される第1の例及び図5に示さ
れる受信装置の一例と同様に構成される部分を多々有し
ていて、図10には、図1に示される第1の例及び図5
に示される受信装置の一例と異なる部分及びそれに関連
する部分のみが示されている。
【0107】図10に部分が示される第2の例にあって
は、P/S変換部20から得られるビット伝送レートを
1.485GbpsとするシリアルデータDSX1 と、
P/S変換部30から得られるビット伝送レートを1.
485GbpsとするシリアルデータDSX2とが、ビ
ット多重部55に供給される。ビット多重部55にあっ
ては、シリアルデータDSX1及びシリアルデータDS
X2の夫々から1ビットずつを交互に取り出して順次配
列する動作を行い、シリアルデータDSX1とシリアル
データDSX2とにビット多重合成処理を施して、ビッ
ト伝送レートを1.485Gbps×2=2.97Gb
psとする複合シリアルデータDSZを形成する。
【0108】ビット多重部55から得られる複合シリア
ルデータDSZは、E/O変換部56に供給される。E
/O変換部56においては、複合シリアルデータDSZ
に電光変換処理を施し、複合シリアルデータDSZに基
づく中心波長を、例えば、略1.3μmとする光信号O
SZを、ビット伝送レートを2.97Gbpsとするも
のとして形成し、それを伝送信号として送出する。
【0109】E/O変換部56から送出される伝送信号
である光信号OSZは、光コネクタ57を通じて光信号
伝送ケーブル58に導かれ、光信号伝送ケーブル58を
通じて受信側へと伝送される。光信号伝送ケーブル58
も、例えば、石英系SMFが用いられて形成される。
【0110】また、図10に部分が示される受信装置の
一例にあっては、光信号伝送ケーブル58を通じて伝送
された光信号OSZが、光コネクタ59を通じてO/E
変換部60へと導かれる。O/E変換部60にあって
は、中心波長を略1.3μmとする光信号OSZに光電
変換処理を施して、ビット伝送レートを2.97Gbp
sとし、中心波長を略1.3μmとする光信号OSZに
基づく、ビット伝送レートを2.97Gbpsとする複
合シリアルデータDSZを再生する。そして、再生され
た複合シリアルデータDSZは、ビット分離部61に供
給される。
【0111】ビット分離部61にあっては、複合シリア
ルデータDSZから1ビットずつを順次取り出して、2
個の一つ置きのビットのグループを形成する動作を行
い、複合シリアルデータDSZにビット分離処理を施
す。そして、複合シリアルデータDSZに含まれたCH
識別コードデータDCI1及びDCI2を利用してチャ
ンネルを特定し、複合シリアルデータDSZに基づく、
各々がビット伝送レートを2.97Gbps/2=1.
485Gbpsとする2チャンネルのシリアルデータD
SX1及びDSX2を形成する。シリアルデータDSX
1は、S/P変換部43に供給され、また、シリアルデ
ータDSX2は、S/P変換部48に供給される。
【0112】その他については、図1に示される第1の
例及び図5に示される受信装置の一例と同様である。従
って説明は省略される。
【0113】図11は、本願の特許請求の範囲における
請求項1から請求項7までのいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請
求の範囲における請求項16または請求項17に記載さ
れた発明に係るデータ伝送装置の第3の例の部分、及
び、斯かる第3の例から送出される光信号を受信する受
信装置の一例の部分を示す。
【0114】図11に部分が示される第3の例及び受信
装置の一例は、図1に示される第1の例及び図5に示さ
れる受信装置の一例と同様に構成される部分を多々有し
ていて、図11には、図1に示される第1の例及び図5
に示される受信装置の一例と異なる部分及びそれに関連
する部分のみが示されている。
【0115】図11に部分が示される第3の例にあって
は、P/S変換部20から得られるビット伝送レートを
1.485GbpsとするシリアルデータDSX1 が、
E/O変換部21に供給される。E/O変換部21にお
いては、シリアルデータDSX1に電光変換処理を施
し、シリアルデータDSX1に基づく中心波長を、例え
ば、略1.3μmとする光信号OS1を、ビット伝送レ
ートを1.485Gbpsとするものとして形成し、そ
れを合波部62に導く。
【0116】また、P/S変換部30から得られるビッ
ト伝送レートを1.485Gbpsとするシリアルデー
タDSX2が、E/O変換部63に供給される。E/O
変換部63においては、シリアルデータDSX2に電光
変換処理を施し、シリアルデータDSX2に基づく中心
波長を、例えば、略1.55μmとする光信号OS2
を、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするもの
として形成し、それを合波部62に導く。斯かるもとで
は、光信号OS2が、略1.3μmとされる光信号OS
1の中心波長とは異なる略1.55μmとされる中心波
長を有することになる。
【0117】合波部62にあっては、中心波長を略1.
3μmとする光信号OS1と中心波長を略1.55μm
とする光信号OS2とを合波して、多重光信号OSM
を、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするもの
として形成し、それを伝送信号として送出する。
【0118】合波部63から送出される伝送信号である
多重光信号OSMは、光コネクタ64を通じて光信号伝
送ケーブル65に導かれ、光信号伝送ケーブル65を通
じて受信側へと伝送される。光信号伝送ケーブル65
も、例えば、石英系SMFが用いられて形成される。
【0119】また、図11に部分が示される受信装置の
一例にあっては、光信号伝送ケーブル65を通じて伝送
された多重光信号OSMが、光コネクタ66を通じて分
波部67に導かれる。分波部67にあっては、多重光信
号OSMを、中心波長を略1.3μmとする光信号OS
1と中心波長を略1.55μmとする光信号OS2とに
分波し、中心波長を略1.3μmとする光信号OS1を
ビット伝送レートを1.485Gbpsとするものとし
てO/E変換部42に導くとともに、中心波長を略1.
55μmとする光信号OS2をビット伝送レートを1.
485GbpsとするものとしてO/E変換部68に導
く。
【0120】O/E変換部42にあっては、中心波長を
略1.3μmとする光信号OS1に光電変換処理を施し
て、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中心
波長を略1.3μmとする光信号OS1に基づく、ビッ
ト伝送レートを1.485Gbpsとするシリアルデー
タDSX1を再生する。そして、再生されたシリアルデ
ータDSX1は、S/P変換部43に供給される。
【0121】また、O/E変換部68にあっては、中心
波長を略1.55μmとする光信号OS2に光電変換処
理を施して、ビット伝送レートを1.485Gbpsと
し、中心波長を略1.55μmとする光信号OS2に基
づく、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするシ
リアルデータDSX2を再生する。そして、再生された
シリアルデータDSX2は、S/P変換部48に供給さ
れる。
【0122】その他については、図1に示される第1の
例及び図5に示される受信装置の一例と同様である。従
って説明は省略される。
【0123】図12は、本願の特許請求の範囲における
請求項9から請求項13までのいずれかに記載された発
明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許
請求の範囲における請求項18または請求項19に記載
された発明に係るデータ伝送装置の第1の例を示す。
【0124】図12に示される第1の例においては、量
子化ビット数を16ビットとする4:4:4形式のD−
Cinema信号を形成するディジタルデータDCNP
が、データ処理部71に供給される。このディジタルデ
ータDCNPは、ワード伝送レートを74.25MBp
sとする16ビットワード列データを成すGデータ系列
と、ワード伝送レートを74.25MBpsとする16
ビットワード列データを成すBデータ系列と、ワード伝
送レートを74.25MBpsとする16ビットワード
列データを成すRデータ系列とが、夫々のタイミング基
準コードデータSAV及びEAVが揃えられた状態で並
列多重され、図13に示される如くに、全体としてワー
ド伝送レートを74.25MBpsとする48ビットワ
ード列データを成すものとして、データ処理部71に供
給される。
【0125】データ処理部71は、図13に示される如
くに、ワード伝送レートを74.25MBpsとする4
8ビットワード列データを成すディジタルデータDCN
Pを形成する、ワード伝送レートを74.25MBps
とする16ビットワード列データを成すGデータ系列D
CNGと、ワード伝送レートを74.25MBpsとす
る16ビットワード列データを成すBデータ系列DCN
Bと、ワード伝送レートを74.25MBpsとする1
6ビットワード列データを成すRデータ系列DCNR
と、を相互分離する。
【0126】そして、Gデータ系列DCNGの各ワード
データを形成する16ビットG0 〜G15から、G0 〜G
9 の10ビット,G10〜G15の6ビット、及び、G12〜
G15の4ビットを得、それらを10ビットのグループ,
6ビットのグループ及び4ビットのグループとしてデー
タ変換部72に供給する。データ変換部72は、供給さ
れた10ビットのグループ,6ビットのグループ及び4
ビットのグループを20ビットワードデータに変換す
る。それにより、データ変換部72から、20ビットワ
ードデータが1/74.25MHzの周期もって順次送
出され、それによりワード伝送レートを74.25MB
psとする20ビットワード列データDM1(20)
が、変換ディジタルデータとして得られて、データ処理
部71の出力とされる。
【0127】このようにして得られる20ビットワード
列データDM1(20)は、Gデータ系列DCNGに従
い、1125個のライン部が連なって各フレーム部を形
成するものとされ、各ライン部は、タイミング基準コー
ドデータEAVをもって始まるとともにタイミング基準
コードデータSAVをもって終了する水平ブランキング
期間部とそれに連なる映像信号データが配された映像デ
ータ部とで形成される。
【0128】また、Bデータ系列DCNBの各ワードデ
ータを形成する16ビットB0 〜B15から、B0 〜B9
の10ビット,B10〜B15の6ビット、及び、B12〜B
15の4ビットを得、それらを10ビットのグループ,6
ビットのグループ及び4ビットのグループとしてデータ
変換部73に供給する。データ変換部73は、供給され
た10ビットのグループ,6ビットのグループ及び4ビ
ットのグループを20ビットワードデータに変換する。
それにより、データ変換部73から、20ビットワード
データが1/74.25MHzの周期もって順次送出さ
れ、それによりワード伝送レートを74.25MBps
とする20ビットワード列データDM2(20)が、変
換ディジタルデータとして得られて、データ処理部71
の出力とされる。
【0129】このようにして得られる20ビットワード
列データDM2(20)は、Bデータ系列DCNBに従
い、1125個のライン部が連なって各フレーム部を形
成するものとされ、各ライン部は、タイミング基準コー
ドデータEAVをもって始まるとともにタイミング基準
コードデータSAVをもって終了する水平ブランキング
期間部とそれに連なる映像信号データが配された映像デ
ータ部とで形成される。
【0130】さらに、Rデータ系列DCNRの各ワード
データを形成する16ビットR0 〜R15から、R0 〜R
9 の10ビット,R10〜R15の6ビット、及び、R12〜
R15の4ビットを得、それらを10ビットのグループ,
6ビットのグループ及び4ビットのグループとしてデー
タ変換部74に供給する。データ変換部74は、供給さ
れた10ビットのグループ,6ビットのグループ及び4
ビットのグループを20ビットワードデータに変換す
る。それにより、データ変換部74から、20ビットワ
ードデータが1/74.25MHzの周期もって順次送
出され、それによりワード伝送レートを74.25MB
psとする20ビットワード列データDM3(20)
が、変換ディジタルデータとして得られて、データ処理
部71の出力とされる。
【0131】このようにして得られる20ビットワード
列データDM3(20)は、Rデータ系列DCNRに従
い、1125個のライン部が連なって各フレーム部を形
成するものとされ、各ライン部は、タイミング基準コー
ドデータEAVをもって始まるとともにタイミング基準
コードデータSAVをもって終了する水平ブランキング
期間部とそれに連なる映像信号データが配された映像デ
ータ部とで形成される。
【0132】データ処理部71から得られるワード伝送
レートを74.25MBpsとする20ビットワード列
データDM1(20),ワード伝送レートを74.25
MBpsとする20ビットワード列データDM2(2
0)、及び、ワード伝送レートを74.25MBpsと
する20ビットワード列データDM3(20)は、夫
々、CH識別コード挿入部75,76及び77に供給さ
れる。
【0133】CH識別コード挿入部75には、ディジタ
ルデータDCNPが形成するD−Cinema信号の水
平同期パルス信号SHも供給される。そして、CH識別
コード挿入部75においては、20ビットワード列デー
タDM1(20)がデータ選択取出部78に供給され、
データ選択取出部78には、CH識別コードデータ送出
部79からの、ワード伝送レートを74.25MBps
とするCH識別コードデータDCI1も供給される。C
H識別コードデータDCI1は、予め設定されたコード
を有する20ビットワードデータが複数個連なって構成
される。
【0134】さらに、CH識別コード挿入部75にあっ
ては、水平同期パルス信号SHが制御信号形成部80に
供給される。制御信号形成部80は、水平同期パルス信
号SHに同期した制御信号CWS1と制御信号CDS1
とを形成し、制御信号CWS1をCH識別コードデータ
送出部79に供給するとともに、制御信号CDS1をデ
ータ選択取出部78に供給する。
【0135】それにより、CH識別コードデータ送出部
79は、制御信号CWS1に応じてCH識別コードデー
タDCI1を送出して、それをデータ選択取出部78に
供給する。そして、データ選択取出部78にあっては、
制御信号CDS1が供給されるとき、それに応じてCH
識別コードデータ送出部79からのCH識別コードデー
タDCI1を取り出し、それ以外のとき、20ビットワ
ード列データDM1(20)をそのまま取り出す、デー
タの選択取出しを行う。それにより、データ選択取出部
78は、20ビットワード列データDM1(20)に対
して、その各ライン部中の水平ブランキング期間部に、
制御信号CDS1に応じて、CH識別コードデータ送出
部79からのCH識別コードデータDCI1を補助デー
タとして挿入する処理を施す。
【0136】斯かるデータ選択取出部78における20
ビットワード列データDM1(20)にCH識別コード
データDCI1を挿入する処理の一具体例にあっては、
図14のAに示される如くに、CH識別コードデータD
CI1が、20ビットワード列データDM1(20)の
各ライン期間部中の水平ブランキング期間部に配され
た、タイミング基準コードデータEAV及び水平同期デ
ータ群DHSに続く補助データタイミング基準コードデ
ータANCに連なるものとして、タイミング基準コード
データSAVの直前に配されるべく挿入され、補助デー
タタイミング基準コードデータANCを含んだ補助デー
タの一部を形成するものとされる。従って、CH識別コ
ードデータDCI1は、20ビットワード列データDM
1(20)のライン期間部中の水平ブランキング期間部
に、補助データとして挿入されることになる。
【0137】そして、20ビットワード列データDM1
(20)にCH識別コードデータDCI1が補助データ
の一部を形成するものとして挿入されるタイミングが、
制御信号CWS1及び制御信号CDS1によって設定さ
れる。それにより、データ選択取出部78からは、各ラ
イン期間部中の水平ブランキング期間部にCH識別コー
ドデータDCI1が補助データとして挿入された20ビ
ットワード列データDM1(20)が、ワード伝送レー
トを74.25MBpsとする20ビットワード列デー
タDX1(20)として導出される。
【0138】斯かる際にCH識別コードデータ送出部7
9から送出される、ワード伝送レートを74.25MB
psとするCH識別コードデータDCI1は、その具体
例の一つが、内容を同一とする20ビットワードデータ
DCI120が所定数連なって形成されるものとされる。
【0139】このようなCH識別コードデータDCI1
が挿入された、20ビットワード列データDX1(2
0)は、そのCH識別コードデータDCI1が挿入され
た部分が、図15のAに示される如くとされる。図15
のAにおいて、SAV20は、タイミング基準コードデー
タSAVを形成する20ビットワードデータをあらわ
す。また、20ビットワードデータDCI120が所定数
連なって形成されるCH識別コードデータDCI1 と共
に補助データを構成する補助データタイミング基準コー
ドデータANCは、6個の20ビットワードデータAN
C20が順次連なって形成される。
【0140】データ選択取出部78において形成され
る、ワード伝送レートを74.25MBpsとする、C
H識別コードデータDCI1を含んだ20ビットワード
列データDX1(20)は、CH識別コード挿入部75
から送出されて、P/S変換部81に供給される。
【0141】P/S変換部81においては、20ビット
ワード列データDX1(20)にP/S変換を施して、
20ビットワード列データDX1(20)に基づく、ビ
ット伝送レートを74.25×20=1.485Gbp
sとするシリアルデータDSX1を得、そのシリアルデ
ータDSX1をE/O変換部82に供給する。E/O変
換部82においては、シリアルデータDSX1に電光変
換処理を施し、シリアルデータDSX1に基づく中心波
長を、例えば、略1.3μmとする光信号OS1を、ビ
ット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして
形成し、それを伝送信号として送出する。
【0142】E/O変換部82から送出される伝送信号
である光信号OS1は、光コネクタ83を通じて光信号
伝送ケーブル84に導かれ、光信号伝送ケーブル84を
通じて受信側へと伝送される。光信号伝送ケーブル84
は、例えば、石英系SMFが用いられて形成される。
【0143】また、CH識別コード挿入部76において
は、20ビットワード列データDM2(20)に加え
て、ディジタルデータDCNPが形成するD−Cine
ma信号の水平同期パルス信号SHも供給される。そし
て、CH識別コード挿入部76においては、20ビット
ワード列データDM2(20)がデータ選択取出部85
に供給され、データ選択取出部85には、CH識別コー
ドデータ送出部86からの、ワード伝送レートを74.
25MBpsとするCH識別コードデータDCI2も供
給される。CH識別コードデータDCI2は、予め設定
されたコードを有する20ビットワードデータが複数個
連なって構成される。
【0144】さらに、CH識別コード挿入部76にあっ
ては、水平同期パルス信号SHが制御信号形成部87に
供給される。制御信号形成部87は、水平同期パルス信
号SHに同期した制御信号CWS2と制御信号CDS2
とを形成し、制御信号CWS2をCH識別コードデータ
送出部86に供給するとともに、制御信号CDS2をデ
ータ選択取出部85に供給する。
【0145】それにより、CH識別コードデータ送出部
86は、制御信号CWS2に応じてCH識別コードデー
タDCI2を送出して、それをデータ選択取出部85に
供給する。そして、データ選択取出部85にあっては、
制御信号CDS2が供給されるとき、それに応じてCH
識別コードデータ送出部86からのCH識別コードデー
タDCI2を取り出し、それ以外のとき、20ビットワ
ード列データDM2(20)をそのまま取り出す、デー
タの選択取出しを行う。それにより、データ選択取出部
85は、20ビットワード列データDM2(20)に対
して、その各ライン部中の水平ブランキング期間部に、
制御信号CDS2に応じて、CH識別コードデータ送出
部86からのCH識別コードデータDCI2を補助デー
タとして挿入する処理を施す。
【0146】斯かるデータ選択取出部85における20
ビットワード列データDM2(20)にCH識別コード
データDCI2を挿入する処理の一具体例にあっては、
図14のBに示される如くに、CH識別コードデータD
CI2が、20ビットワード列データDM2(20)の
各ライン期間部中の水平ブランキング期間部に配され
た、タイミング基準コードデータEAV及び水平同期デ
ータ群DHSに続く補助データタイミング基準コードデ
ータANCに連なるものとして、タイミング基準コード
データSAVの直前に配されるべく挿入され、補助デー
タタイミング基準コードデータANCを含んだ補助デー
タの一部を形成するものとされる。従って、CH識別コ
ードデータDCI2は、20ビットワード列データDM
2(20)のライン期間部中の水平ブランキング期間部
に、補助データとして挿入されることになる。
【0147】そして、20ビットワード列データDM2
(20)にCH識別コードデータDCI2が補助データ
の一部を形成するものとして挿入されるタイミングが、
制御信号CWS2及び制御信号CDS2によって設定さ
れる。それにより、データ選択取出部85からは、各ラ
イン期間部中の水平ブランキング期間部にCH識別コー
ドデータDCI2が補助データとして挿入された20ビ
ットワード列データDM2(20)が、ワード伝送レー
トを74.25MBpsとする20ビットワード列デー
タDX2(20)として導出される。
【0148】斯かる際にCH識別コードデータ送出部8
6から送出される、ワード伝送レートを74.25MB
psとするCH識別コードデータDCI2は、その具体
例の一つが、内容を同一とする20ビットワードデータ
DCI220が所定数連なって形成されるものとされる。
【0149】このようなCH識別コードデータDCI2
が挿入された、20ビットワード列データDX2(2
0)は、そのCH識別コードデータDCI2が挿入され
た部分が、図15のBに示される如くとされる。図15
のBにおいて、SAV20は、タイミング基準コードデー
タSAVを形成する20ビットワードデータをあらわ
す。また、20ビットワードデータDCI220が所定数
連なって形成されるCH識別コードデータDCI2と共
に補助データを構成する補助データタイミング基準コー
ドデータANCは、6個の20ビットワードデータAN
C20が順次連なって形成される。
【0150】データ選択取出部85において形成され
る、ワード伝送レートを74.25MBpsとする、C
H識別コードデータDCI2を含んだ20ビットワード
列データDX2(20)は、CH識別コード挿入部76
から送出されて、P/S変換部90に供給される。
【0151】P/S変換部90においては、20ビット
ワード列データDX2(20)にP/S変換を施して、
20ビットワード列データDX2(20)に基づく、ビ
ット伝送レートを74.25×20=1.485Gbp
sとするシリアルデータDSX2を得、そのシリアルデ
ータDSX2をE/O変換部91に供給する。E/O変
換部91においては、シリアルデータDSX2に電光変
換処理を施し、シリアルデータDSX2に基づく中心波
長を、例えば、略1.3μmとする光信号OS2を、ビ
ット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして
形成し、それを伝送信号として送出する。
【0152】E/O変換部91から送出される伝送信号
である光信号OS2は、光コネクタ92を通じて光信号
伝送ケーブル93に導かれ、光信号伝送ケーブル93を
通じて受信側へと伝送される。光信号伝送ケーブル93
は、例えば、石英系SMFが用いられて形成される。
【0153】さらに、CH識別コード挿入部77におい
ては、20ビットワード列データDM3(20)に加え
て、ディジタルデータDCNPが形成するD−Cine
ma信号の水平同期パルス信号SHも供給される。そし
て、CH識別コード挿入部77においては、20ビット
ワード列データDM3(20)がデータ選択取出部94
に供給され、データ選択取出部94には、CH識別コー
ドデータ送出部95からの、ワード伝送レートを74.
25MBpsとするCH識別コードデータDCI3も供
給される。CH識別コードデータDCI3は、予め設定
されたコードを有する20ビットワードデータが複数個
連なって構成される。
【0154】さらに、CH識別コード挿入部77にあっ
ては、水平同期パルス信号SHが制御信号形成部96に
供給される。制御信号形成部96は、水平同期パルス信
号SHに同期した制御信号CWS3と制御信号CDS3
とを形成し、制御信号CWS3をCH識別コードデータ
送出部95に供給するとともに、制御信号CDS3をデ
ータ選択取出部94に供給する。
【0155】それにより、CH識別コードデータ送出部
95は、制御信号CWS3に応じてCH識別コードデー
タDCI3を送出して、それをデータ選択取出部94に
供給する。そして、データ選択取出部94にあっては、
制御信号CDS3が供給されるとき、それに応じてCH
識別コードデータ送出部95からのCH識別コードデー
タDCI3を取り出し、それ以外のとき、20ビットワ
ード列データDM3(20)をそのまま取り出す、デー
タの選択取出しを行う。それにより、データ選択取出部
94は、20ビットワード列データDM3(20)に対
して、その各ライン部中の水平ブランキング期間部に、
制御信号CDS3に応じて、CH識別コードデータ送出
部95からのCH識別コードデータDCI3を補助デー
タとして挿入する処理を施す。
【0156】斯かるデータ選択取出部94における20
ビットワード列データDM3(20)にCH識別コード
データDCI3を挿入する処理の一具体例にあっては、
図14のCに示される如くに、CH識別コードデータD
CI3が、20ビットワード列データDM3(20)の
各ライン期間部中の水平ブランキング期間部に配され
た、タイミング基準コードデータEAV及び水平同期デ
ータ群DHSに続く補助データタイミング基準コードデ
ータANCに連なるものとして、タイミング基準コード
データSAVの直前に配されるべく挿入され、補助デー
タタイミング基準コードデータANCを含んだ補助デー
タの一部を形成するものとされる。従って、CH識別コ
ードデータDCI3は、20ビットワード列データDM
3(20)のライン期間部中の水平ブランキング期間部
に、補助データとして挿入されることになる。
【0157】そして、20ビットワード列データDM3
(20)にCH識別コードデータDCI3が補助データ
の一部を形成するものとして挿入されるタイミングが、
制御信号CWS3及び制御信号CDS3によって設定さ
れる。それにより、データ選択取出部94からは、各ラ
イン期間部中の水平ブランキング期間部にCH識別コー
ドデータDCI3が補助データとして挿入された20ビ
ットワード列データDM3(20)が、ワード伝送レー
トを74.25MBpsとする20ビットワード列デー
タDX3(20)として導出される。
【0158】斯かる際にCH識別コードデータ送出部9
5から送出される、ワード伝送レートを74.25MB
psとするCH識別コードデータDCI3は、その具体
例の一つが、内容を同一とする20ビットワードデータ
DCI320が所定数連なって形成されるものとされる。
【0159】このようなCH識別コードデータDCI3
が挿入された、20ビットワード列データDX3(2
0)は、そのCH識別コードデータDCI3が挿入され
た部分が、図15のCに示される如くとされる。図15
にCにおいて、SAV20は、タイミング基準コードデー
タSAVを形成する20ビットワードデータをあらわ
す。また、20ビットワードデータDCI320が所定数
連なって形成されるCH識別コードデータDCI3と共
に補助データを構成する補助データタイミング基準コー
ドデータANCは、6個の20ビットワードデータAN
C20が順次連なって形成される。
【0160】データ選択取出部94において形成され
る、ワード伝送レートを74.25MBpsとする、C
H識別コードデータDCI3を含んだ20ビットワード
列データDX3(20)は、CH識別コード挿入部77
から送出されて、P/S変換部97に供給される。
【0161】P/S変換部97においては、20ビット
ワード列データDX3(20)にP/S変換を施して、
20ビットワード列データDX3(20)に基づく、ビ
ット伝送レートを74.25×20=1.485Gbp
sとするシリアルデータDSX3を得、そのシリアルデ
ータDSX3をE/O変換部98に供給する。E/O変
換部98においては、シリアルデータDSX3に電光変
換処理を施し、シリアルデータDSX3に基づく中心波
長を、例えば、略1.3μmとする光信号OS3を、ビ
ット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして
形成し、それを伝送信号として送出する。
【0162】E/O変換部98から送出される伝送信号
である光信号OS3は、光コネクタ99を通じて光信号
伝送ケーブル100に導かれ、光信号伝送ケーブル10
0を通じて受信側へと伝送される。光信号伝送ケーブル
100は、例えば、石英系SMFが用いられて形成され
る。
【0163】斯かるもとで、E/O変換部82及び光コ
ネクタ83,E/O変換部91及び光コネクタ92、及
び、E/O変換部98及び光コネクタ99は、P/S変
換部81,90及び97から夫々得られるシリアルデー
タDSX1,DSX2及びDSX3を伝送すべく送出す
るデータ送出部を形成している。
【0164】図16は、図12に示される第1の例から
送出される光信号OS1,OS2及びOS3を受信する
受信装置の一例を示す。
【0165】図16に示される受信装置の一例にあって
は、光信号伝送ケーブル84を通じて伝送された光信号
OS1が、光コネクタ101を通じてO/E変換部10
2へと導かれる。O/E変換部102にあっては、中心
波長を略1.3μmとする光信号OS1に光電変換処理
を施して、ビット伝送レートを1.485Gbpsと
し、中心波長を略1.3μmとする光信号OS1に基づ
く、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするシリ
アルデータDSX1を再生する。そして、再生されたシ
リアルデータDSX1は、S/P変換部103に供給さ
れる。
【0166】S/P変換部103にあっては、シリアル
データDSX1にS/P変換を施して、シリアルデータ
DSX1に基づく、ワード伝送レートを74.25MB
psとする20ビットワード列データDX1(20)を
再生し、それをCH識別コード分離・データ時間差吸収
部104とCH識別コード検出部105とに供給する。
【0167】また、光信号伝送ケーブル93を通じて伝
送された光信号OS2が、光コネクタ106を通じてO
/E変換部107へと導かれる。O/E変換部107に
あっては、中心波長を略1.3μmとする光信号OS2
に光電変換処理を施して、ビット伝送レートを1.48
5Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号
OS2に基づく、ビット伝送レートを1.485Gbp
sとするシリアルデータDSX2を再生する。そして、
再生されたシリアルデータDSX2は、S/P変換部1
08に供給される。
【0168】S/P変換部108にあっては、シリアル
データDSX2にS/P変換を施して、シリアルデータ
DSX2に基づく、ワード伝送レートを74.25MB
psとする20ビットワード列データDX2(20)を
再生し、それをCH識別コード分離・データ時間差吸収
部104とCH識別コード検出部109とに供給する。
【0169】さらに、光信号伝送ケーブル100を通じ
て伝送された光信号OS3が、光コネクタ110を通じ
てO/E変換部111へと導かれる。O/E変換部11
1にあっては、中心波長を略1.3μmとする光信号O
S3に光電変換処理を施して、ビット伝送レートを1.
485Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光
信号OS3に基づく、ビット伝送レートを1.485G
bpsとするシリアルデータDSX3を再生する。そし
て、再生されたシリアルデータDSX3は、S/P変換
部112に供給される。
【0170】S/P変換部112にあっては、シリアル
データDSX3にS/P変換を施して、シリアルデータ
DSX3に基づく、ワード伝送レートを74.25MB
psとする20ビットワード列データDX3(20)を
再生し、それをCH識別コード分離・データ時間差吸収
部104とCH識別コード検出部113とに供給する。
【0171】CH識別コード検出部105は、20ビッ
トワード列データDX1(20)に挿入されているCH
識別コードデータDCI1の検出を行い、CH識別コー
ドデータDCI1についての検出出力信号DCH1を補
正制御信号形成部115に供給する。また、CH識別コ
ード検出部109は、20ビットワード列データDX2
(20)に挿入されているCH識別コードデータDCI
2の検出を行い、CH識別コードデータDCI2につい
ての検出出力信号DCH2を補正制御信号形成部115
に供給する。さらに、CH識別コード検出部113は、
20ビットワード列データDX3(20)に挿入されて
いるCH識別コードデータDCI3の検出を行い、CH
識別コードデータDCI3についての検出出力信号DC
H3を補正制御信号形成部115に供給する。
【0172】補正制御信号形成部115にあっては、検
出出力信号DCH1,DCH2及びDCH3に基づい
て、CH識別コード検出部105において検出されたC
H識別コードデータDCI1と、CH識別コード検出部
109において検出されたCH識別コードデータDCI
2と、CH識別コード検出部113において検出された
CH識別コードデータDCI3との間における相互時間
差に応じた補正制御信号SCWを形成し、それをCH識
別コード分離・データ時間差吸収部104に供給する。
CH識別コードデータDCI1とCH識別コードデータ
DCI2とCH識別コードデータDCI3との間におけ
る相互時間差は、S/P変換部103から得られる20
ビットワード列データDX1(20)と、S/P変換部
108から得られる20ビットワード列データDX2
(20)と、S/P変換部112から得られる20ビッ
トワード列データDX3(20)との間に生じる、伝送
に起因した相互時間差をあらわす。
【0173】CH識別コード分離・データ時間差吸収部
104にあっては、20ビットワード列データDX1
(20)からCH識別コードデータDCI1を分離し、
また、20ビットワード列データDX2(20)からC
H識別コードデータDCI2を分離し、さらに、20ビ
ットワード列データDX3(20)からCH識別コード
データDCI3を分離する。このようにしてCH識別コ
ードデータDCI1,DCI2及びDCI3が夫々除去
された20ビットワード列データDX1(20),DX
2(20)及びDX3(20)に、補正制御信号SCW
に従っての時間差吸収処理を施して、20ビットワード
列データDX1(20)と、20ビットワード列データ
DX2(20)と、20ビットワード列データDX3
(20)との間の相互時間差を無くす。そして、相互時
間差が無くされた20ビットワード列データDX1(2
0),DX2(20)及びDX3(20)を、20ビッ
トワード列データDM1(20)’,DM2(20)’
及びDM3(20)’として送出し、それらをデータ復
元部116に供給する。
【0174】データ復元部116は、20ビットワード
列データDM1(20)’,DM2(20)’及びDM
3(20)’に対して、図12に示される第一の例が備
えるデータ処理部71においてディジタルデータDCN
Pに施される20ビットワード列データDM1(2
0),DM2(20)及びDM3(20)を得るための
データ処理とは実質的に逆のデータ処理を施す。それに
より、データ復元部116においては、20ビットワー
ド列データDM1(20)’,DM2(20)’及びD
M3(20)’に基づいて48ビットワード列データを
成すディジタルデータDCNPが再生され、それが導出
される。
【0175】上述の図12に示される第一の例におい
て、データ処理部71に含まれるデータ変換部72,7
3及び74の夫々は、ワード伝送レートを74.25M
Bpsとする20ビットワード列データを形成するもの
であり、また、CH識別コード挿入部75,76及び7
7,P/S変換部81,90及び97,E/O変換部8
2,91及び98、及び、光コネクタ83,92及び9
9は、ワード伝送レートを74.25MBpsとする2
0ビットワード列データあるいはそれにP/S変換が施
されて得られるビット伝送レートを1.485Gbps
とするシリアルデータを扱うものである。従って、これ
らを、例えば、量子化ビット数を10ビットとする4:
2:2形式のHDディジタル映像信号を成すディジタル
データのシリアル伝送に用いられる、現存するHD S
DI用の回路構成要素を利用して構成することができる
ことになる。
【0176】図17は、本願の特許請求の範囲における
請求項9から請求項13まで及び請求項15のいずれか
に記載された発明に係るデータ伝送方法の例が実施され
る、本願の特許請求の範囲における請求項18または請
求項19に記載された発明に係るデータ伝送装置の第2
の例の部分、及び、斯かる第2の例から送出される光信
号を受信する受信装置の一例の部分を示す。
【0177】図17に部分が示される第2の例及び受信
装置の一例は、図12に示される第1の例及び図16に
示される受信装置の一例と同様に構成される部分を多々
有していて、図17には、図12に示される第1の例及
び図16に示される受信装置の一例と異なる部分及びそ
れに関連する部分のみが示されている。
【0178】図17に部分が示される第2の例にあって
は、P/S変換部81から得られるビット伝送レートを
1.485GbpsとするシリアルデータDSX1 と、
P/S変換部90から得られるビット伝送レートを1.
485GbpsとするシリアルデータDSX2と、P/
S変換部97から得られるビット伝送レートを1.48
5GbpsとするシリアルデータDSX3とが、ビット
多重部120に供給される。ビット多重部120にあっ
ては、シリアルデータDSX1,DSX2及びDSX3
の夫々のビット周期1/1.485MHzの1/4の周
期1/4×1.485MHz毎に、シリアルデータDS
X1,DSX2及びDSX3の夫々から1ビットずつを
順次取り出して配列する動作を行って、シリアルデータ
DSX1とシリアルデータDSX2とシリアルデータD
SX3とにビット多重合成処理を施し、ビット伝送レー
トを1.485Gbps×4=5.94Gbpsとする
複合シリアルデータDSZを形成する。
【0179】ビット多重部120から得られる複合シリ
アルデータDSZは、E/O変換部121に供給され
る。E/O変換部121においては、複合シリアルデー
タDSZに電光変換処理を施し、複合シリアルデータD
SZに基づく中心波長を、例えば、略1.3μmとする
光信号OSZを、ビット伝送レートを5.94Gbps
とするものとして形成し、それを伝送信号として送出す
る。
【0180】E/O変換部121から送出される伝送信
号である光信号OSZは、光コネクタ122を通じて光
信号伝送ケーブル123に導かれ、光信号伝送ケーブル
123を通じて受信側へと伝送される。光信号伝送ケー
ブル123も、例えば、石英系SMFが用いられて形成
される。
【0181】また、図17に部分が示される受信装置の
一例にあっては、光信号伝送ケーブル123を通じて伝
送された光信号OSZが、光コネクタ124を通じてO
/E変換部125へと導かれる。O/E変換部125に
あっては、中心波長を略1.3μmとする光信号OSZ
に光電変換処理を施して、ビット伝送レートを5.94
Gbpsとし、中心波長を略1.3μmとする光信号O
SZに基づく、ビット伝送レートを5.94Gbpsと
する複合シリアルデータDSZを再生する。そして、再
生された複合シリアルデータDSZは、ビット分離部1
26に供給される。
【0182】ビット分離部126にあっては、複合シリ
アルデータDSZから周期1/4×1.485MHz毎
に1ビットずつを順次取り出して、三つのグループを形
成する動作を行い、複合シリアルデータDSZにビット
分離処理を施す。そして、複合シリアルデータDSZに
含まれたCH識別コードデータDCI1,DCI2及び
DCI3を利用してチャンネルを特定し、複合シリアル
データDSZに基づく、各々がビット伝送レートを5.
94Gbps/4=1.485Gbpsとする3チャン
ネルのシリアルデータDSX1,DSX2及びDSX3
を形成する。シリアルデータDSX1は、S/P変換部
103に供給され、また、シリアルデータDSX2は、
S/P変換部108に供給され、さらに、シリアルデー
タDSX3は、S/P変換部112に供給される。
【0183】その他については、図12に示される第1
の例及び図16に示される受信装置の一例と同様であ
る。従って説明は省略される。
【0184】図18は、本願の特許請求の範囲における
請求項9から請求項14までのいずれかに記載された発
明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許
請求の範囲における請求項18または請求項19に記載
された発明に係るデータ伝送装置の第3の例の部分、及
び、斯かる第3の例から送出される光信号を受信する受
信装置の一例の部分を示す。
【0185】図18に部分が示される第3の例及び受信
装置の一例も、図12に示される第1の例及び図16に
示される受信装置の一例と同様に構成される部分を多々
有していて、図18には、図12に示される第1の例及
び図16に示される受信装置の一例と異なる部分及びそ
れに関連する部分のみが示されている。
【0186】図18に部分が示される第3の例にあって
は、P/S変換部81から得られるビット伝送レートを
1.485GbpsとするシリアルデータDSX1 が、
E/O変換部82に供給される。E/O変換部82にお
いては、シリアルデータDSX1に電光変換処理を施
し、シリアルデータDSX1に基づく中心波長を、例え
ば、略1.3μmとする光信号OS1を、ビット伝送レ
ートを1.485Gbpsとするものとして形成し、そ
れを合波部130に導く。
【0187】また、P/S変換部90から得られるビッ
ト伝送レートを1.485Gbpsとするシリアルデー
タDSX2が、E/O変換部131に供給される。E/
O変換部131においては、シリアルデータDSX2に
電光変換処理を施し、シリアルデータDSX2に基づく
中心波長を、例えば、略1.55μmとする光信号OS
2を、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするも
のとして形成し、それを合波部130に導く。斯かるも
とでは、光信号OS2が、略1.3μmとされる光信号
OS1の中心波長とは異なる略1.55μmとされる中
心波長を有することになる。
【0188】さらに、P/S変換部97から得られるビ
ット伝送レートを1.485Gbpsとするシリアルデ
ータDSX3が、E/O変換部132に供給される。E
/O変換部132においては、シリアルデータDSX3
に電光変換処理を施し、シリアルデータDSX3に基づ
く中心波長を、例えば、略0.83μmとする光信号O
S3を、ビット伝送レートを1.485Gbpsとする
ものとして形成し、それを合波部130に導く。斯かる
もとでは、光信号OS3が、略1.3μmとされる光信
号OS1の中心波長及び略1.55μmとされる光信号
OS2の中心波長のいずれとも異なる略0.83μmと
される中心波長を有することになる。
【0189】合波部130にあっては、中心波長を略
1.3μmとする光信号OS1と、中心波長を略1.5
5μmとする光信号OS2と、中心波長を略0.83μ
mとする光信号OS3とを合波して、多重光信号OSM
を、ビット伝送レートを1.485Gbpsとするもの
として形成し、それを伝送信号として送出する。
【0190】合波部130から送出される伝送信号であ
る多重光信号OSMは、光コネクタ133を通じて光信
号伝送ケーブル134に導かれ、光信号伝送ケーブル1
34を通じて受信側へと伝送される。光信号伝送ケーブ
ル134も、例えば、石英系SMFが用いられて形成さ
れる。
【0191】また、図18に部分が示される受信装置の
一例にあっては、光信号伝送ケーブル134を通じて伝
送された多重光信号OSMが、光コネクタ135を通じ
て分波部136に導かれる。分波部136にあっては、
多重光信号OSMを、中心波長を略1.3μmとする光
信号OS1と中心波長を略1.55μmとする光信号O
S2と中心波長を略0.83μmとする光信号OS3と
に分波し、中心波長を略1.3μmとする光信号OS1
をビット伝送レートを1.485Gbpsとするものと
してO/E変換部102に導き、中心波長を略1.55
μmとする光信号OS2をビット伝送レートを1.48
5GbpsとするものとしてO/E変換部137に導
き、中心波長を略0.83μmとする光信号OS3をビ
ット伝送レートを1.485Gbpsとするものとして
O/E変換部138に導く。
【0192】O/E変換部102にあっては、中心波長
を略1.3μmとする光信号OS1に光電変換処理を施
して、ビット伝送レートを1.485Gbpsとし、中
心波長を略1.3μmとする光信号OS1に基づく、ビ
ット伝送レートを1.485Gbpsとするシリアルデ
ータDSX1を再生する。そして、再生されたシリアル
データDSX1は、S/P変換部103に供給される。
【0193】また、O/E変換部137にあっては、中
心波長を略1.55μmとする光信号OS2に光電変換
処理を施して、ビット伝送レートを1.485Gbps
とし、中心波長を略1.55μmとする光信号OS2に
基づく、ビット伝送レートを1.485Gbpsとする
シリアルデータDSX2を再生する。そして、再生され
たシリアルデータDSX2は、S/P変換部108に供
給される。
【0194】さらに、O/E変換部138にあっては、
中心波長を略0.83μmとする光信号OS3に光電変
換処理を施して、ビット伝送レートを1.485Gbp
sとし、中心波長を略0.83μmとする光信号OS3
に基づく、ビット伝送レートを1.485Gbpsとす
るシリアルデータDSX3を再生する。そして、再生さ
れたシリアルデータDSX3は、S/P変換部112に
供給される。
【0195】その他については、図12に示される第1
の例及び図16に示される受信装置の一例と同様であ
る。従って説明は省略される。
【0196】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項8までのいず
れかに記載された発明に係るデータ伝送方法、あるい
は、請求項16または請求項17に記載された発明に係
るデータ伝送装置にあっては、フレームレートを24H
z,25Hzもしくは30Hzとし、各フレームにおけ
るライン数が1125ライン,各フレームにおける有効
ライン数が1080ライン,サンプリング周波数が7
4.25MHz,各ラインにおける有効データサンプル
数が1920サンプルに設定され、量子化ビット数を1
0ビット,12ビット,14ビットもしくは16ビット
とするディジタル映像信号、即ち、例えば、量子化ビッ
ト数を12ビット,14ビットもしくは16ビットとす
る4:2:2形式のD−Cinema信号を形成するデ
ィジタルデータ、あるいは、量子化ビット数を10ビッ
トもしくは12ビットとする4:4:4形式のD−Ci
nema信号を形成するディジタルデータが、先ず、各
々がワード伝送レートを74.25MBpsとする20
ビットワード列データを成す第1及び第2の変換ディジ
タルデータに変換され、その後、さらに第1及び第2の
シリアルデータに変換されて伝送されるので、D−Ci
nema信号が第1及び第2の変換ディジタルデータに
変換された後の処理は、例えば、量子化ビット数を10
ビットとする4:2:2形式のHDディジタル映像信号
を成すディジタルデータのシリアル伝送に用いられる現
存する回路構成要素を利用して行うことができるものと
される。従って、例えば、4:4:4形式のD−Cin
ema信号を形成するディジタルデータ、あるいは、量
子化ビット数を10ビットを越えるものとする4:2:
2形式のD−Cinema信号を形成するディジタルデ
ータ等についてのシリアル伝送を、比較的容易に得るこ
とができる手段をもって適切に実現することができるこ
とになる。
【0197】さらに、第1及び第2の変換ディジタルデ
ータが、シリアルデータに変換されるに先立って、夫々
第1及び第2の識別コードデータが挿入されるものとさ
れるので、受信側において、第1及び第2の変換ディジ
タルデータを再生するにあたり、第1及び第2の識別コ
ードデータを検出することができるとともに、検出され
た第1及び第2の識別コードデータに応じて、例えば、
再生される第1及び第2の変換ディジタルデータを伝送
により生じた相互時間差が無くされたものとなすことが
できることになる。
【0198】また、本願の特許請求の範囲における請求
項9から請求項15までのいずれかに記載された発明に
係るデータ伝送方法、あるいは、請求項18または請求
項19に記載された発明に係るデータ伝送装置にあって
は、フレームレートを24Hz,25Hzもしくは30
Hzとし、各フレームにおけるライン数が1125ライ
ン,各フレームにおける有効ライン数が1080ライ
ン,サンプリング周波数が74.25MHz,各ライン
における有効データサンプル数が1920サンプルに設
定され、量子化ビット数を16ビットとする、Gデータ
系列,Bデータ系列及びRデータ系列を含んで成るディ
ジタル映像信号を形成するディジタルデータ、即ち、例
えば、量子化ビット数を16ビットとする4:4:4形
式のD−Cinema信号を形成するディジタルデータ
が、先ず、各々がワード伝送レートを74.25MBp
sとする20ビットワード列データを成す第1,第2及
び第3の変換ディジタルデータに変換され、その後、さ
らに第1,第2及び第3のシリアルデータに変換されて
伝送されるので、量子化ビット数を16ビットとする
4:4:4形式のD−Cinema信号が第1,第2及
び第3の変換ディジタルデータに変換された後の処理
は、例えば、量子化ビット数を10ビットとする4:
2:2形式のHDディジタル映像信号を成すディジタル
データのシリアル伝送に用いられる現存する回路構成要
素を利用して行うことができるものとされる。従って、
例えば、量子化ビット数を16ビットとする4:4:4
形式のD−Cinema信号を形成するディジタルデー
タについてのシリアル伝送を、比較的容易に得ることが
できる手段をもって適切に実現することができることに
なる。
【0199】さらに、第1,第2及び第3の変換ディジ
タルデータが、シリアルデータに変換されるに先立っ
て、夫々第1,第2及び第3の識別コードデータが挿入
されるものとされるので、受信側において、第1,第2
及び第3の変換ディジタルデータを再生するにあたり、
第1,第2及び第3の識別コードデータを検出すること
ができるとともに、検出された第1,第2及び第3の識
別コードデータに応じて、例えば、再生される第1,第
2及び第3の変換ディジタルデータを伝送により生じた
相互時間差が無くされたものとなすことができることに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項6までのいずれかに記載された発明に係るデータ
伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲にお
ける請求項16または請求項17に記載された発明に係
るデータ伝送装置の第1の例を示すブロック接続図であ
る。
【図2】 図1に示される例におけるデータ処理部の動
作説明に供される概念図である。
【図3】 図1に示される例におけるデータ処理部によ
り形成されるデータの一例の説明に供される概念図であ
る。
【図4】 図1に示される例におけるデータ処理部によ
り形成されるデータの一例の説明に供される概念図であ
る。
【図5】 図1に示される例から送出される光信号を受
信する受信装置の一例を示すブロック接続図である。
【図6】 図1に示される例におけるデータ処理部の動
作説明に供される概念図である。
【図7】 図1に示される例におけるデータ処理部の動
作説明に供される概念図である。
【図8】 図1に示される例におけるデータ処理部の動
作説明に供される概念図である。
【図9】 図1に示される例におけるデータ処理部の動
作説明に供される概念図である。
【図10】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求6まで及び請求項8のいずれかに記載された発明
に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請
求の範囲における請求項16または請求項17に記載さ
れた発明に係るデータ伝送装置の第2の例の部分、及
び、斯かる第2の例から送出される光信号を受信する受
信装置の一例の部分を示すブロック接続図である。
【図11】 本願の特許請求の範囲における請求項1か
ら請求7までのいずれかに記載された発明に係るデータ
伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲にお
ける請求項16または請求項17に記載された発明に係
るデータ伝送装置の第3の例の部分、及び、斯かる第3
の例から送出される光信号を受信する受信装置の一例の
部分を示すブロック接続図である。
【図12】 本願の特許請求の範囲における請求項9か
ら請求項13までのいずれかに記載された発明に係るデ
ータ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲
における請求項18または請求項19に記載された発明
に係るデータ伝送装置の第1の例を示すブロック接続図
である。
【図13】 図12に示される例におけるデータ処理部
の動作説明に供される概念図である。
【図14】 図12に示される例におけるデータ処理部
により形成されるデータの一例の説明に供される概念図
である。
【図15】 図12に示される例におけるデータ処理部
により形成されるデータの一例の説明に供される概念図
である。
【図16】 図12に示される例から送出される光信号
を受信する受信装置の一例を示すブロック接続図であ
る。
【図17】 本願の特許請求の範囲における請求項9か
ら請求13まで及び請求項15のいずれかに記載された
発明に係るデータ伝送方法の例が実施される、本願の特
許請求の範囲における請求項18または請求項19に記
載された発明に係るデータ伝送装置の第2の例の部分、
及び、斯かる第2の例から送出される光信号を受信する
受信装置の一例の部分を示すブロック接続図である。
【図18】 本願の特許請求の範囲における請求項9か
ら請求14までのいずれかに記載された発明に係るデー
タ伝送方法の例が実施される、本願の特許請求の範囲に
おける請求項18または請求項19に記載された発明に
係るデータ伝送装置の第3の例の部分、及び、斯かる第
3の例から送出される光信号を受信する受信装置の一例
の部分を示すブロック接続図である。
【図19】 プログレッシブHDディジタル映像信号の
データフォーマットの一例の説明に供される概念図であ
る。
【図20】 プログレッシブHDディジタル映像信号の
データフォーマットの一例の説明に供される概念図であ
る。
【図21】 プログレッシブHDディジタル映像信号の
データフォーマットの一例の説明に供される概念図であ
る。
【符号の説明】
11,7 1・・・データ処理部, 12,13,72,
73,74・・・データ変換部, 14,15,75,
76,77・・・CH識別コード挿入部, 16,2
6,78,85,94・・・データ選択取出部, 1
7,27,79,86,95・・・CH識別コードデー
タ送出部, 18,28,80,87,96・・・制御
信号形成部, 20,30,81,90,97・・・P
/S変換部,21,31,56,63,82,91,9
8,121,131,132・・・E/O変換部, 2
2,32,41,46,57,59,64,66,8
3,92,99,101,106,110,122,1
24,133,135・・・光コネクタ, 23,3
3,58,65,84,93,100,123,134
・・・光信号伝送ケーブル, 42,47,60,6
8,102,107,111,125,137,138
・・・O/E変換部, 43,48,103,108,
112・・・S/P変換部, 44,104・・・CH識
別コードデータ分離・データ時間差吸収部, 45,4
9,105,109,113・・・CH識別コード検出
部, 50,115・・・補正制御信号形成部, 5
1,116・・・データ復元部, 55,120・・・
ビット多重部, 61,126・・・ビット分離部,
62,130・・・合波部, 67,136・・・分波
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/80 11/24 Fターム(参考) 5C053 FA17 GA14 GB01 GB06 LA15 5C055 AA00 CA00 DA00 EA05 EA06 EA16 FA05 FA22 GA08 HA27 5C057 AA03 AA07 BA01 BA11 BA13 BB01 DA01 EA01 EB02 EC09 EJ01 EL01 GF00 GL00 5C063 AA06 AB03 AB07 AC01 CA23 CA29 CA36 DA07 DA13 DB10

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームレートを24Hz,25Hzもし
    くは30Hzとし、各フレームにおけるライン数が11
    25ライン,各フレームにおける有効ライン数が108
    0ライン,サンプリング周波数が74.25MHz,各
    ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプ
    ルに設定され、量子化ビット数を10ビット,12ビッ
    ト,14ビットもしくは16ビットとするディジタル映
    像信号を形成するディジタルデータを、各々がワード伝
    送レートを74.25MBpsとする20ビットワード
    列データを成す第1及び第2の変換ディジタルデータに
    変換し、該第1及び第2の変換ディジタルデータに夫々
    第1及び第2の識別コードデータを挿入した後パラレル
    /シリアル変換を施して、第1及び第2のシリアルデー
    タを形成し、該第1及び第2のシリアルデータを伝送す
    べく送出するデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】ディジタル映像信号を形成するディジタル
    データが、輝度信号情報をあらわす12ビットワードデ
    ータ,14ビットワードデータもしくは16ビットワー
    ドデータが配されて構成される第1のデータ系列と、色
    差信号情報をあらわす12ビットワードデータ,14ビ
    ットワードデータもしくは16ビットワードデータが配
    されて構成される第2のデータ系列とを含んで成るもの
    とされることを特徴とする請求項1記載のデータ伝送方
    法。
  3. 【請求項3】ディジタル映像信号を形成するディジタル
    データが、緑色原色信号情報をあらわす10ビットワー
    ドデータもしくは12ビットワードデータが配されて構
    成される第1のデータ系列と、青色原色信号情報をあら
    わす10ビットワードデータもしくは12ビットワード
    データが配されて構成される第2のデータ系列と、赤色
    原色信号情報をあらわす10ビットワードデータもしく
    は12ビットワードデータが配されて構成される第3の
    データ系列とを含んで成るものとされることを特徴とす
    る請求項1記載のデータ伝送方法。
  4. 【請求項4】第1の識別コードデータを第1の変換ディ
    ジタルデータにおける水平ブランキング期間部分に補助
    データを形成するものとして挿入するとともに、第2の
    識別コードデータを第2の変換ディジタルデータにおけ
    る水平ブランキング期間部分に補助データを形成するも
    のとして挿入することを特徴とする請求項1,2または
    3記載のデータ伝送方法。
  5. 【請求項5】第1の識別コードデータを第1の変換ディ
    ジタルデータの水平ブランキング期間部分におけるタイ
    ミング基準コードデータの直前に挿入するとともに、第
    2の識別コードデータを第2の変換ディジタルデータの
    水平ブランキング期間部分におけるタイミング基準コー
    ドデータの直前に挿入することを特徴とする請求項4 記
    載のデータ伝送方法。
  6. 【請求項6】第1及び第2のシリアルデータを夫々第1
    及び第2光信号に変換し、該第1及び第2の光信号を夫
    々第1及び第2の光信号伝送ケーブルを通じて伝送する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ伝送方法。
  7. 【請求項7】第1及び第2のシリアルデータを夫々互い
    に中心波長を異にする第1及び第2光信号に変換し、該
    第1及び第2の光信号を合波して光信号伝送ケーブルを
    通じて伝送することを特徴とする請求項1記載のデータ
    伝送方法。
  8. 【請求項8】第1及び第2のシリアルデータにビット多
    重処理を施して複合シリアルデータを得、該複合シリア
    ルデータを光信号に変換して、該光信号を光信号伝送ケ
    ーブルを通じて伝送することを特徴とする請求項1記載
    のデータ伝送方法。
  9. 【請求項9】フレームレートを24Hz,25Hzもし
    くは30Hzとし、各フレームにおけるライン数が11
    25ライン,各フレームにおける有効ライン数が108
    0ライン,サンプリング周波数が74.25MHz,各
    ラインにおける有効データサンプル数が1920サンプ
    ルに設定され、量子化ビット数を16ビットとする、緑
    色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び赤
    色原色信号データ系列を含んで成るディジタル映像信号
    を形成するディジタルデータを、各々がワード伝送レー
    トを74.25MBpsとする20ビットワード列デー
    タを成す第1,第2及び第3の変換ディジタルデータに
    変換し、該第1,第2及び第3の変換ディジタルデータ
    に夫々第1,第2及び第3の識別コードデータを挿入し
    た後パラレル/シリアル変換を施して、第1第2及び第
    3のシリアルデータを形成し、該第1,第2及び第3の
    シリアルデータを伝送すべく送出するデータ伝送方法。
  10. 【請求項10】ディジタル映像信号を形成するディジタ
    ルデータに含まれる緑色原色信号データ系列,青色原色
    信号データ系列及び赤色原色信号データ系列が、夫々、
    緑色原色信号情報をあらわす16ビットワードデータが
    配されて構成されるもの、青色原色信号情報をあらわす
    16ビットワードデータが配されて構成されるもの、及
    び、赤色原色信号情報をあらわす16ビットワードデー
    タが配されて構成されるものとされることを特徴とする
    請求項9記載のデータ伝送方法。
  11. 【請求項11】第1の識別コードデータを第1の変換デ
    ィジタルデータにおける水平ブランキング期間部分に補
    助データを形成するものとして挿入し、第2の識別コー
    ドデータを第2の変換ディジタルデータにおける水平ブ
    ランキング期間部分に補助データを形成するものとして
    挿入し、第3の識別コードデータを第3の変換ディジタ
    ルデータにおける水平ブランキング期間部分に補助デー
    タを形成するものとして挿入することを特徴とする請求
    項9または10記載のデータ伝送方法。
  12. 【請求項12】第1の識別コードデータを第1の変換デ
    ィジタルデータの水平ブランキング期間部分におけるタ
    イミング基準コードデータの直前に挿入し、第2の識別
    コードデータを第2の変換ディジタルデータの水平ブラ
    ンキング期間部分におけるタイミング基準コードデータ
    の直前に挿入し、第3の識別コードデータを第3の変換
    ディジタルデータの水平ブランキング期間部分における
    タイミング基準コードデータの直前に挿入することを特
    徴とする請求項11記載のデータ伝送方法。
  13. 【請求項13】第1,第2及び第3のシリアルデータを
    夫々第1,第2及び第3光信号に変換し、該第1,第2
    及び第3の光信号を夫々第1,第2及び第3の光信号伝
    送ケーブルを通じて伝送することを特徴とする請求項9
    記載のデータ伝送方法。
  14. 【請求項14】第1,第2及び第3のシリアルデータを
    夫々互いに中心波長を異にする第1,第2及び第3光信
    号に変換し、該第1,第2及び第3の光信号を合波して
    光信号伝送ケーブルを通じて伝送することを特徴とする
    請求項9記載のデータ伝送方法。
  15. 【請求項15】第1,第2及び第3のシリアルデータに
    ビット多重処理を施して複合シリアルデータを得、該複
    合シリアルデータを光信号に変換して、該光信号を光信
    号伝送ケーブルを通じて伝送することを特徴とする請求
    項9記載のデータ伝送方法。
  16. 【請求項16】フレームレートを24Hz,25Hzも
    しくは30Hzとし、各フレームにおけるライン数が1
    125ライン,各フレームにおける有効ライン数が10
    80ライン,サンプリング周波数が74.25MHz,
    各ラインにおける有効データサンプル数が1920サン
    プルに設定され、量子化ビット数を10ビット,12ビ
    ット,14ビットもしくは16ビットとするディジタル
    映像信号を形成するディジタルデータを、各々がワード
    伝送レートを74.25MBpsとする20ビットワー
    ド列データを成す第1及び第2の変換ディジタルデータ
    に変換するデータ処理手段と、 該データ処理手段から得られる第1及び第2の変換ディ
    ジタルデータに夫々第1及び第2の識別コードデータを
    挿入する識別コード挿入手段と、 該識別コード挿入手段から得られる上記第1及び第2の
    識別コードデータが夫々挿入された第1及び第2の変換
    ディジタルデータにパラレル/シリアル変換を施して、
    第1及び第2のシリアルデータを形成するパラレル/シ
    リアル変換手段と、 該パラレル/シリアル変換手段から得られる第1及び第
    2のシリアルデータを伝送すべく送出する送出手段と、
    を備えて構成されるデータ伝送装置。
  17. 【請求項17】識別コード挿入手段が、第1の識別コー
    ドデータを第1の変換ディジタルデータにおける水平ブ
    ランキング期間部分に補助データを形成するものとして
    挿入するとともに、第2の識別コードデータを第2の変
    換ディジタルデータにおける水平ブランキング期間部分
    に補助データを形成するものとして挿入することを特徴
    とする請求項16記載のデータ伝送装置。
  18. 【請求項18】フレームレートを24Hz,25Hzも
    しくは30Hzとし、各フレームにおけるライン数が1
    125ライン,各フレームにおける有効ライン数が10
    80ライン,サンプリング周波数が74.25MHz,
    各ラインにおける有効データサンプル数が1920サン
    プルに設定され、量子化ビット数を16ビットとする、
    緑色原色信号データ系列,青色原色信号データ系列及び
    赤色原色信号データ系列を含んで成るディジタル映像信
    号を形成するディジタルデータを、各々がワード伝送レ
    ートを74.25MBpsとする20ビットワード列デ
    ータを成す第1,第2及び第3の変換ディジタルデータ
    に変換するデータ処理手段と、 該データ処理手段から得られる第1,第2及び第3の変
    換ディジタルデータに夫々第1,第2及び第3の識別コ
    ードデータを挿入する識別コード挿入手段と、 該識別コード挿入手段から得られる上記第1,第2及び
    第3の識別コードデータが夫々挿入された第1,第2及
    び第3の変換ディジタルデータにパラレル/シリアル変
    換を施して、第1,第2及び第3のシリアルデータを形
    成するパラレル/シリアル変換手段と、 該パラレル/シリアル変換手段から得られる第1,第2
    及び第3のシリアルデータを伝送すべく送出する送出手
    段と、を備えて構成されるデータ伝送装置。
  19. 【請求項19】識別コード挿入手段が、第1の識別コー
    ドデータを第1の変換ディジタルデータにおける水平ブ
    ランキング期間部分に補助データを形成するものとして
    挿入し、第2の識別コードデータを第2の変換ディジタ
    ルデータにおける水平ブランキング期間部分に補助デー
    タを形成するものとして挿入し、第3の識別コードデー
    タを第3の変換ディジタルデータにおける水平ブランキ
    ング期間部分に補助データを形成するものとして挿入す
    ることを特徴とする請求項18記載のデータ伝送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013153410A (ja) * 2011-12-28 2013-08-08 Sharp Corp Av機器
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