JP4088484B2 - 自動販売機のダミー容器 - Google Patents
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Description
【技術の属する分野】
本発明は、自動販売機の前面部分に設けられたステージに展示される実販売種類別に形成されたダミー容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、飲料水等の容器入り製品の自動販売機では、自動販売機の前面部分に販売種類別のダミー容器を展示するステージが設けられている。
すなわち、図5に示すように、従来、ダミー容器100は、スクリーン印刷等により本物の飲料容器の図柄を施した合成樹脂シートが真空成形されて得られた実販売容器を半割にした形状の、少なくともダミー部を有する本体部110と、この本体部110の両側縁から延出する係止片120とを備えている。
【0003】
そして、このダミー容器100は、まず、係止片120を装着部である硬質プラスチック製固定用プレート200の表面側に設けられた係止溝210に係止させることによって固定用プレート200に一体化したのち、装着面300に設けられた係合孔310に固定プレート200裏面側の上下端から延出する係止片220を係合孔310の裏面側に臨ませ、係合孔310の周縁部に係止片220を係止させることによって、装着面300に沿って装着されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなダミー容器100の固定構造では、ダミー容器100を成形するとともに、これを取り付けるための固定用プレート200を製作しなくてはならず、製作手間がかかるうえ、製作コストもその分高価になるという問題があった。
しかも、斯かる自動販売機で販売される飲料は、嗜好的なものが多く、流行や新商品の開発等にあわせて販売の種類が変更されることが多い。
【0005】
こうした場合、取り替えるダミー容器100を、まず、固定用プレート200ごと取り外したのち、固定プレート200のダミー容器100を新しいダミー容器100に取り替える。そして、再び固定用プレート200をステージの装着面300に装着する手順をとるために、交換作業も手間と時間を要してしまうという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑み提案されたもので、簡単な構造にして製作手間や製作コストを低減できるとともに交換作業も簡単に行えるようにした自動販売機のダミー容器を提供できるようにすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明にかかる自動販売機のダミー容器は、自動販売機のケーシングの前面部分に設けられたステージの装着面に沿うように展示され、実販売容器の少なくとも前側半分の外形形状に形成されたダミー部を少なくとも有する本体部と、この本体部をその装着部に係止する係止片とを備え、前記係止片が本体部の装着面側の上下方向に少なくとも1対設けられていて、前記本体部が、無負荷で対称位置に設けられた2つの係止片の先端間の距離が前記装着面に設けられた係合孔の上下寸法よりも大きく、負荷状態で前記係合孔の上下寸法よりも小さくなるように弾性変形可能に形成されている自動販売機のダミー容器であって、真空成形によって得られ、前記本体部が、左右方向の寸法が前記係合孔の左右方向の寸法より大きく、上下方向の寸法が係合孔の上下方向の寸法と略同じに形成され、前記ダミー部を前方に膨出するように有する板状部と、この板状部の周縁から、板状部全周にわたって後方に延出するように設けられた枠部と、この枠部の上下でそれぞれ枠部から連続して後方に係合孔の厚みと略同じ長さだけ延出するとともに、係合孔の左右方向の寸法と略同じ幅をした延出部と、を備え、前記係止片が延出部の先端から枠部の外側に向かって直角に折れ曲がるように設けられていることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1〜図4は本発明にかかる自動販売機のダミー容器の1つの実施の形態をあらわしている。
【0009】
図2〜図4に示すように、このダミー容器1は、合成樹脂シートが真空成形されて得られ、本体部2と、係止片3とを備え、本体部2が弾性変形可能になっている。
本体部2は、ダミー部21と、板状部22と、枠部24と、延出部23とを備えている。
【0010】
ダミー部21は、実販売容器である缶またはビン(ペットボトル)の前側半分の外形形状をしていて、板状部22から前方へ膨出するように設けられている。
板状部22は、ダミー容器1の装着状態で左右方向の寸法が後述する装着面53に設けられた係合孔54の左右方向の寸法より大きくなっていて、上下方向の寸法が、係合孔54の上下方向寸法と略同じになっている。
延出部23は、図4に示すように、枠部24の上下でそれぞれ枠部24から連続して後方に係合孔54の厚みと略同じ長さだけ延出しているとともに、図3に示すように、幅が係合孔54の左右方向の寸法と略同じになっている。
【0011】
係止片3は、延出部23の先端から枠部24の外側に直角に折れ曲がるように設けられている。すなわち、本体部2に無負荷状態で両係止片3の先端間の寸法は、係合孔54の上下方向寸法より長くなっている。
【0012】
このダミー容器1は、以上のようになっており、以下のようにして自動販売機5のステージ52に設けられた装着面53に着脱できるようになっている。なお、この自動販売機5は、図1に示すように、ケーシング51の前面部分に上下2段のステージ52が設けられ、各ステージ52に垂直に設けられた装着面53に複数の矩形をした係合孔54が穿設されている。
【0013】
そして、まず、装着の場合、本体部2をその上下方向に撓むように弾性変形させて、係止片3の先端間の寸法を係合孔54の上下方向の寸法より短くした状態で、係止片3を係合孔54から装着面53の背面側に潜り込ませる。つぎに、本体部2を弾性復元させ、係止片3を装着面53の背面側で係合孔54の周縁部に係止させることによって、装着面53に装着できるようになっている。なお、このとき、枠部22の幅方向の両縁部がステージ31の装着面53の係合孔54の幅方向の縁部に圧接された状態になるようになっている。
【0014】
一方、このようにして装着面53の装着されたダミー容器1は、本体部2を上下方向に再び撓ませれば、簡単に装着面53から取り外すことができるようになっている。
すなわち、このダミー容器1は、上記のように、本体部2を弾性変形させるだけで、装着面53に簡単に着脱することができる。
【0015】
しかも、従来のように固定用プレートを用いることが無いので、部品点数が少なく製造コストが低減できるとともに、もちろん、着脱工程が1段階で済むためダミー容器の交換作業が簡易化できる。
【0016】
本発明にかかるダミー容器は、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、上記の実施の形態では、装着面が垂直になっていたが、少し傾いていても構わない。
【0017】
【発明の効果】
本発明にかかる自動販売機におけるダミー容器は、以上に説明したように、自動販売機のケーシングの前面部分に設けられたステージの装着面に沿うように展示され、実販売容器の少なくとも前側半分の外形形状に形成されたダミー部を少なくとも有する本体部と、この本体部をその装着部に係止する係止片とを備える自動販売機のダミー容器において、前記係止片が本体部の装着面側の上下方向の対称位置に少なくとも1対設けられていて、前記本体部が、無負荷で対称位置に設けられた2つの係止片の先端間の距離が前記装着面に設けられた係合孔の上下寸法よりも大きく、負荷状態で前記係合孔の上下寸法よりも小さくなるように弾性変形可能に形成されているので、従来のようにダミー容器のほかに固定用プレートを製作しなくても済む。
【0018】
これにより、固定用プレートを製作する手間をなくせるとともに製作コストもその分低減することができるという利点もある。
しかも、ダミー容器のステージへの取付は、ダミー容器を弾性変形させて装着面の係合孔を潜らせた後、ダミー容器を弾性復帰させることにより、当該係止片を装着面の背面で係合孔の周縁部に係合させてダミー容器を装着面に固定するだけの簡単な操作で済み、流行や新商品の開発等にあわせて販売の種類を変更する場合も交換作業に多大の手間と時間を要することなく簡単に行える利点もある。
【0019】
さらに、本体部の一部が装着面に圧接された状態になるので、よりしっかりと装着面に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる自動販売機のダミー容器が装着された状態の自動販売機をあらわす斜視図である。
【図2】図1の自動販売機に用いられる本発明のダミー容器の1つの実施の形態であって、その自動販売機への装着前の状態を説明する斜視図である。
【図3】図2のダミー容器の自動販売機への装着状態をあらわすステージ背面図である。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【図5】従来のダミー容器を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 ダミー容器
2 本体部
21 ダミー部
22 板状部
23 延出片
24 枠部
3 係止片
5 自動販売機
51 ケーシング
52 ステージ
53 装着面
54 係合孔
Claims (1)
- 自動販売機5のケーシングの前面部分に設けられたステージ52の装着面53に沿うように展示され、実販売容器の少なくとも前側半分の外形形状に形成されたダミー部21を少なくとも有する本体部2と、
この本体部2をその装着部に係止する係止片3とを備え、前記係止片3が本体部2の装着面53側の上下方向に少なくとも1対設けられていて、
前記本体部2が、無負荷で対称位置に設けられた2つの係止片3の先端間の距離が前記装着面53に設けられた係合孔54の上下寸法よりも大きく、
負荷状態で前記係合孔54の上下寸法よりも小さくなるように弾性変形可能に形成されている自動販売機5のダミー容器1 であって、
真空成形によって得られ、
前記本体部2が、左右方向の寸法が前記係合孔54の左右方向の寸法より大きく、上下方向の寸法が係合孔54の上下方向の寸法と略同じに形成され、前記ダミー部21を前方に膨出するように有する板状部22と、
この板状部22の周縁から、板状部22全周にわたって後方に延出するように設けられた枠部24と、
この枠部24の上下でそれぞれ枠部24から連続して後方に係合孔54の厚みと略同じ長さだけ延出するとともに、係合孔54の左右方向の寸法と略同じ幅をした延出部23と、
を備え、
前記係止片3が延出部23の先端から枠部24の外側に向かって直角に折れ曲がるように設けられていることを特徴とする自動販売機のダミー容器1。
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