JP4087403B2 - 新聞用紙 - Google Patents

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Description

本発明は、新聞用紙に関する。さらに詳しくは、軽量であるとともに、耐水性が高く、多頻度の湿し水に対しても用紙の湿潤や伸張が抑制され、高表面強度で、紙粉によるブランケット汚れがなく、しかも剣先詰まりや色ズレもなく、インク吸収性、網点再現性、色再現性、印刷面の鮮明性などにも優れ、例えば高速オフセットカラー印刷等のオフセット印刷、特に高速オフセットフルカラー印刷における高精細印刷に好適に使用し得る新聞用紙に関する。
長年にわたって、新聞の多色印刷は、大量印刷の必要性及びコストの点から、通常の新聞用紙及び浸透乾燥型インクを用いてコールドセット型高速輪転印刷機にて行われていた。しかしながら、このような通常の新聞用紙と浸透乾燥型インクとの組み合わせには、多色印刷面の鮮明性が著しく劣るという大きな欠点があった。
そこで浸透乾燥型インクの開発とともに、新聞用紙にも着目し、例えばメカニカルパルプを主体とする原紙の表面に、針状顔料を含み、かつ特定吸油量の顔料を含む塗工層を設けた、コールドセット型印刷機用の新聞印刷用紙が提案されている(特許文献1参照)。
前記新聞印刷用紙は、コールドセット型の高速輪転印刷機による多色印刷において、確かに、従来の新聞用紙と同等の迅速なインクセット性、表面強度、不透明性、折り適性などを呈し、鮮明性も良好なものであった。ところが、近年益々多用されているサテライト型やタワープレス型のオフセットカラー印刷機を用いたオフセット印刷においては、印刷媒体となる新聞用紙に対しても、より優れた印刷作業性や印刷適性の要求が高まってきている。さらにかかる新聞用紙としては、オフセット印刷では湿し水を使用するため、その紙面の耐水性も要求されており、前記のごとき新聞印刷用紙はこれらの要求を満足し得るものではなかった。
ここで、オフセットカラー印刷、例えば藍、赤、黄、墨の4色カラー印刷は、同一紙面に対して4回印刷を行うものであるため、単色印刷と比較して、印刷カスレが生じたり、印刷濃度が不充分であるといった着肉性不良の問題が起こり易い。かかる着肉性不良の問題は、言い換えると、新聞用紙の湿潤時におけるインク着肉性の問題であり、前記サテライト型のオフセットカラー印刷機の場合に特に顕著である。
前記のごときインク着肉性不良の原因は、新聞用紙が湿し水を吸収して繊維が膨潤し、紙面が湿潤することであると考えられる。さらにはかかる紙面の湿潤により、表面強度が低下し、紙粉によるブランケット汚れも生じてしまう。
さらに新聞用紙としては、通常機械パルプや古紙パルプを主体とする原紙が使用されているが、最近では用紙の軽量化(低坪量化)も求められており、かかる新聞用紙の軽量化に伴い、その用紙に対する印刷後の不透明性も併せて要求されるようになってきている。
そこで、例えば水和珪酸を填料として含む原紙に、二酸化チタン及び/又は中空有機顔料と接着剤を主成分とする表面処理剤を塗布したオフセット輪転印刷用新聞用紙が提案されている(特許文献2参照)。
しかしながら、前記オフセット輪転印刷用新聞用紙のように、特定の填料を含有した原紙と高不透明性顔料を含んだ表面処理剤とを組み合わせた場合、印刷後の不透明性の要求には満足し得るものの、耐水性の向上効果が未だ不充分であり、オフセット印刷時の多頻度の湿し水に対する充分な耐水性は付与されず、かかる湿し水が新聞用紙に浸透し易いといった問題が解決されてはいない。
特開平2−169798号公報 特開2000−136497号公報
本発明は前記背景技術に鑑みてなされたものであり、軽量であるとともに、高耐水性で多頻度の湿し水に対しても用紙の湿潤や伸張が抑制され、高表面強度で、紙粉によるブランケット汚れがなく、しかもカラー印刷時の各種特性にも優れた、例えば高速オフセットカラー印刷等のオフセット印刷における高精細印刷に好適に使用し得る新聞用紙を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、原紙の少なくとも片面に、顔料を主成分とする塗工剤により塗工層が形成された新聞用紙であって、JIS P 8124に準拠した坪量が35〜48g/m2であり、前記顔料として、アスペクト比が20以上の高アスペクト顔料と、製紙スラッジを原料とし、Si、Al及びCaを有する顔料の2次凝集体からなる複合顔料とが配合され、塗工層表面のX線マイクロアナライザーによる元素分析において、前記複合顔料の存在領域が面積割合で20%以上であり、原紙の片面に対する前記塗工剤の塗布量を、固形分で0.3〜3g/m2として塗工層が形成されており、塗工層の表面平滑度Rp値が、1.96MPaの印圧下で3.8〜8μmに調整された、ことを特徴とする、サテライト型又はタワープレス型のオフセット印刷機におけるオフセット印刷に用いられる新聞用紙に関する。
本発明の新聞用紙は、軽量であるとともに、耐水性が高く、多頻度の湿し水に対しても用紙の湿潤や伸張が抑制され、高表面強度で、紙粉によるブランケット汚れがなく、しかも剣先詰まりや色ズレもなく、インク吸収性、網点再現性、色再現性、印刷面の鮮明性などにも優れ、例えば高速オフセットカラー印刷等のオフセット印刷、特に高速オフセットフルカラー印刷における高精細印刷に好適に使用し得るものである。
(第1の実施形態)
本発明の新聞用紙は、前記したように、原紙の少なくとも片面に、顔料を主成分とする塗工剤により塗工層が形成されたものであって、JIS P 8124に準拠した坪量が35〜48g/m2であり、顔料として、アスペクト比が20以上の高アスペクト顔料と、製紙スラッジを原料とし、Si、Al及びCaを有する顔料の2次凝集体からなる複合顔料とが配合され、塗工層表面のX線マイクロアナライザーによる元素分析において、前記複合顔料の存在領域が面積割合で20%以上で、原紙の片面に対する前記塗工剤の塗布量を、固形分で0.3〜3g/m2として塗工層が形成されており、塗工層の表面平滑度Rp値が、1.96MPaの印圧下で3.8〜8μmに調整された、サテライト型又はタワープレス型のオフセット印刷機におけるオフセット印刷に用いられるものである。
まず本実施形態に用いられる原紙について説明する。かかる原紙を構成する原料パルプには例えばクラフトパルプを用いることが好ましい。このようにクラフトパルプを用いることにより、原紙の伸張を抑制しながら紙質強度をより高めることができる。
前記クラフトパルプとしては、例えば針葉樹クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹クラフトパルプ(LBKP)などの、クラフト法にて得られた化学パルプやこれらを漂白したパルプがあげられ、これらは単独で又は2種以上を同時に用いることができる。
本実施形態において、新聞用紙に求められる紙質強度及び伸張の抑制の他、例えば多色印刷における寸法安定性、高速輪転印刷における用紙の搬送性という観点から、原料パルプ中のクラフトパルプの割合は、JIS P 8120に記載の「繊維組成試験方法」に準拠して測定して、40質量%以上、さらには42質量%以上であることが好ましく、また85質量%以下、さらには80質量%以下であることが好ましい。
原紙を構成する原料パルプとして、本実施形態の目的を阻害しない限り、前記クラフトパルプの他にも、例えばストーングランドパルプ(SGP)、加圧ストーングランドパルプ(PGW)、リファイナーグランドパルプ(RGP)、ケミグランドパルプ(CGP)、サーモグランドパルプ(TGP)、砕木パルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)、リファイナーメカニカルパルプ(RMP)などの機械パルプ;デインキングパルプ(DIP)、ウェストパルプ(WP)などの古紙パルプや、これらを漂白したパルプといった通常の新聞用紙に用いられるパルプの中から1種又は2種以上を適宜選択し、その配合割合を調整して使用することができる。
本実施形態に用いる原紙の製造方法には特に限定がなく、例えば前記原料パルプに、カオリン、炭酸カルシウム、タルク、二酸化チタン、尿素ホルムアルデヒド樹脂などの填料;ロジンエマルジョンなどのサイズ剤;澱粉、変性澱粉、植物ガム、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリルアミドなどの紙力増強剤;歩留まり向上剤;ろ水性向上剤;紫外線防止剤などの抄紙用剤を添加した後、例えばpH値などの条件を適宜調整し、例えばツインワイヤー型抄紙機などを用いて通常の抄紙工程にて抄紙する方法を採用することができる。
次に、原紙の少なくとも片面に塗工層を形成するための塗工剤について説明する。本実施形態に用いられる塗工剤は、顔料を主成分とするものである。
前記顔料として、本実施形態においては、アスペクト比が20以上の高アスペクト顔料が配合されている。このような特定の高アスペクト顔料が用いられることが大きな特徴の1つであり、これにより、特に色ズレが抑制されて印刷面の鮮明性に優れ、例えばオフセットカラー印刷等の印刷時の種々の特性に優れた新聞用紙を得ることができる。
前記高アスペクト顔料としては、例えばカオリンクレー、デラミネーテッドクレーなどの高アスペクトクレーがあげられ、他にも、例えばアスペクト比が約50、さらには実験室レベルで100に至るアスペクト比を有するクレーや炭酸カルシウムが開発されている。このような100に近似のアスペクト比を有する顔料は、粒子径の大きなものを製造することができない点や高価になるといった問題があるので、アスペクト比が高くとも50程度のものを例示することができる。かかる高アスペクト顔料のアスペクト比は、例えばオフセットカラー印刷等の印刷時における新聞用紙表面の平坦性を向上させることで、高精細な印刷面を得ることができるだけでなく、印刷面に対して並列的に配向するため、不透明性がさらに向上するという点から、20以上、好ましくは21以上である。また価格と得られる品質面とを考慮すると、かかる高アスペクト顔料のアスペクト比は30以下であることが好ましい。
さらに、色ズレの抑制、印刷面の鮮明性、耐水性、湿し水に対する用紙の湿潤や伸張の抑制、インク吸収性などの新聞用紙の特性がより向上するという点から、塗工層表面のX線マイクロアナライザーによる元素分析において、高アスペクト顔料の存在領域が面積割合で0.5%以上、さらには0.6%以上であることが好ましい。また例えば高速でのオフセットカラー印刷により、多色インクの重ね刷りを行うため、インク受理面が平坦な顔料で被覆されることで、インクの着肉性、精細な画像の再現性が求められるという点、塗料調整における顔料分散性、費用対効果を考慮すると、高アスペクト顔料の存在領域が面積割合で15%程度以下であることが好ましい。なおかかる高アスペクト顔料の存在領域とは、後述するように、一定面積の領域を12000倍で試料の異なる個所を10枚撮影し、X線マイクロアナライザーにて視認した高アスペクト顔料の個数に高アスペクト顔料の10個平均面積を乗算して算出される面積を測定し、合計面積割合を算出して求めたものである。
なお高アスペクト顔料の平均粒子径には特に限定がないが、例えばレーザ法にて測定して2〜15μm程度であることが好ましい。平均粒子径が2μm未満では、高アスペクト比を有することによる、塗工層表面の平坦性、光沢度の向上効果が乏しく、15μmを超えると、印刷インクの吸収、乾燥性や塗工剤調製時の操業性に問題が生じる場合がある。
本実施形態における顔料としては、例えばオフセットカラー印刷等の印刷時における新聞用紙の特性がさらに向上するという点から、前記高アスペクト顔料とともに複合顔料が配合される。
前記複合顔料としては、Si、Al及びCaを主に包含(2次凝集体を形成)しているものが好ましく、これらSi、Al及びCaの合計包含量は、塗工層表面のX線マイクロアナライザーによる元素分析において、通常90%程度以上であることが好ましい。また、これらSi、Al及びCaを有する顔料の2次凝集体からなる複合顔料(再生顔料)は、X線マイクロアナライザーによる塗工層表面の面分析において、酸化物換算におけるAlとSiとCaとが、元素分析で8〜40:10〜40:20〜82(質量比)の包含割合の構成であることが好ましく、顔料の多孔性を得るために、Siとカチオン性の高いAlとの合計割合が、Caの割合よりも多くなるように、酸化物換算におけるAlとSiとCaとを、元素分析で8〜30:10〜30:40〜82(質量比)の構成で製紙スラッジの原料構成を調整することがより好ましい。
なお、本実施形態にて使用する複合顔料は、既知の製紙スラッジを焼却した焼却灰から適宜調整して製造し得るものであり、例えば特開2002−275785号公報に記載の方法にて好適に製造することが可能である。
また前記複合顔料のレーザ法にて測定した平均粒子径は、嵩高な紙層中への歩留まりと例えば高速オフセット印刷等の印刷における紙粉問題対策という点から、0.1μm以上、さらには0.5μm以上であることが好ましく、精細な印刷面、迅速なインク吸収・乾燥性、用紙表面でのインク定着性を得るという点から、10μm以下、さらには5μm以下であることが好ましい。
さらに、耐水性、湿し水に対する用紙の湿潤や伸張の抑制、表面強度、色ズレの抑制、インク吸収性、網点再現性などの新聞用紙の特性がより向上するという点から、塗工層表面のX線マイクロアナライザーによる元素分析において、複合顔料の存在領域が面積割合で20%以上、好ましくは22%以上である。またかかる複合顔料が柔軟な2次凝集体であり、過度の配合は高速輪転印刷における紙粉の発生、紙質強度の低下を来たすという点を考慮すると、複合顔料の存在領域が面積割合で85%程度以下であることが好ましい。なおかかる複合顔料の存在領域とは、後述するように、一定面積の領域を12000倍で試料の異なる個所を10枚撮影し、X線マイクロアナライザーにて各領域における元素分析を行い、画像解析装置にてSi、Al及びCaが重なって検出される部分を複合顔料として選択し、Si、Al及びCaが重なって検出される部分の面積割合を画像解析装置にて算出して求めたものである。
複合顔料前記高アスペクト顔料と併用する際に、耐水性、湿し水に対する用紙の湿潤や伸張の抑制、表面強度、色ズレの抑制、インク吸収性、網点再現性などの新聞用紙の特性がさらに向上するという点から、塗工層表面のX線マイクロアナライザーによる元素分析において、高アスペクト顔料と複合顔料との合計存在領域が面積割合で25%以上、さらには27%以上であることが好ましい。また例えば高速オフセット印刷等のオフセット印刷における用紙表面の表面強度、紙粉発生の抑制という点を考慮すると、高アスペクト顔料と複合顔料との合計存在領域が面積割合で90%程度以下であることが好ましい。なおかかる高アスペクト顔料と複合顔料との合計存在領域とは、前記複合顔料の存在領域と同様に、一定面積の領域を12000倍で試料の異なる個所を10枚撮影し、X線マイクロアナライザーにて各領域における元素分析を行い、画像解析装置にてSi、Al及びCaが重なって検出される面積(A)を測定し、またX線マイクロアナライザーにて視認した高アスペクト顔料の個数に高アスペクト顔料の10個平均面積を乗算して算出される面積(B)を測定し、面積(A)と面積(B)とから、合計面積割合を算出して求めたものである。
さらに顔料として、前記高アスペクト顔料及び複合顔料の他にも、例えば軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、タルク、クレー、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、ケイ酸アルミニウム、ケイソウ土、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、合成非晶質シリカ(ホワイトカーボン)、コロイダルシリカ、コロイダルアルミナ、擬ベーマイト、水酸化アルミニウム、アルミナ、リトポン、ゼオライト、加水ハロイサイト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、多孔性合成非晶質シリカ、多孔性炭酸マグネシウム、多孔性アルミナなどの無機顔料;スチレン系プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂などの有機顔料といった、一般に塗工剤に配合される顔料の中から、1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。
塗工剤に配合される顔料全体としては、レーザ法にて測定した平均粒子径が例えば0.1〜10μm程度であることが好ましく、その10μm以下における粒度分布(体積基準)が55〜70%程度であることが好ましい。また塗工剤はかかる顔料を主成分とするものであり、塗工剤中の顔料の量は、通常80質量%程度以上であることが好ましい。
本実施形態において、塗工剤には前記顔料の他にも、例えば、新聞用紙用の原紙に塗工処理を施す際に通常用いられる接着剤などを配合することができる。
前記接着剤には特に限定がないが、例えば酸化澱粉、変性澱粉、エステル化澱粉、デキストリンなどの澱粉類;ポリビニルアルコールなどの合成樹脂接着剤;カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白などの蛋白類といった水溶性接着剤や、例えばスチレン−ブタジエン共重合体などの共役ジエン系共重合体ラテックス;アクリル酸エステルの重合体又は共重合体などのアクリル系共重合体ラテックス;エチレン−酢酸ビニル重合体などのビニル系重合体ラテックス;これら各種重合体ラテックスをカルボキシル基などの官能基含有単量体で変性したアルカリ溶解性、アルカリ膨潤性又はアルカリ非溶解性の重合体ラテックスといったラテックス類の中から、1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。
塗工剤における顔料と接着剤との配合割合は、オフセットカラー印刷時の新聞用紙の特性の向上効果が充分に発現されるようにするには、顔料100質量部に対して接着剤が25質量部以下、さらには23質量部以下となるように調整することが好ましい。また接着剤の量が少なすぎて、原紙に対する塗工剤の付着性が不充分にならないようにするには、顔料100質量部に対して接着剤が10質量部以上、さらには12質量部以上となるように調整することが好ましい。
さらに塗工剤には、前記顔料及び接着剤の他にも、例えば表面サイズ剤、消泡剤、増粘剤などの抄紙分野で通常使用されている各種助剤を、本発明の目的を阻害しない範囲で適宜配合することができる。
塗工剤を調製する方法には特に限定がなく、顔料及び必要に応じて接着剤、各種助剤などの配合割合を適宜調整し、適切な温度にて均一な組成となるように撹拌混合すればよい。
前記塗工剤を原紙の少なくとも片面に、好ましくは両面に塗布して塗工層を形成する。塗布に用いられる塗工装置には特に限定がなく、例えば2ロールサイズプレス、ブレードメタリングサイズプレス、ロッドメタリングサイズプレス、ゲートロールコーター、ブレードコーターバーコーター、ロッドブレードコーター、エアーナイフコーターなどを適宜使用することができる。これらのなかでは、ゲートロールコーターを特に好適に用いることができる。なお塗工層を形成する際に、フィルムトランスファー方式を採用し、部分的に原紙を構成する原料パルプの繊維ができる限り露呈しないようにすることが好ましく、微量の塗工層形成においてフィルムトランスファー方式を採用することで、用紙表面の突出の影響を受けることなく広範囲にわたって均一な塗工層による印刷面被覆を達成することができるという利点がある。
塗工層を形成する際の塗工剤の塗布量は、塗工層に充分な表面強度を付与するためには、原紙の片面に対して、固形分で0.3g/m2以上、好ましくは0.4g/m2以上とする。またネッパリ性が高くなり、ブランケットへの貼り付き、断紙などのトラブルが生じないようにするためには、塗工剤の塗布量は、原紙の片面に対して、固形分で3g/m2以下、好ましくは2.9g/m2以下とする。
また塗工剤を原紙に塗布する塗工速度は、原紙の少なくとも片面に所望の塗工層が形成される限り特に限定がなく、通常の新聞用紙を製造する際の抄紙速度程度であればよい。
本実施形態において、例えば前記塗工装置を用い、原紙の少なくとも片面に前記塗布量で塗工剤を塗布した後、乾燥させて塗工層を形成させるが、必要に応じて、その表面に平坦化処理を施して製品仕上げを行うことができる。
前記平坦化処理の際には、通常カレンダーが使用されるが、あまり加圧条件を強くせずに平坦化効果が大きいソフトカレンダーを好適に使用することができる。かかる平坦化処理は、得られる新聞用紙の、例えばオフセットカラー印刷等の印刷時の特性がさらに向上するという点から、塗工層の表面平滑度Rp値(パーカープリントサーフ粗さ(空気漏洩方式))が、1.96MPaの印圧下で8μm以下、さらには7.9μm以下となるように施されることが好ましい。また高速輪転印刷における瞬時の版胴と印刷用紙表面との接触(用紙にかかる印圧が瞬時)という点を考慮すると、かかる塗工層の表面平滑度Rp値は、1.96MPaの印圧下で3.8μm以上であることが好ましい。
かくして得られる新聞用紙の坪量は、配達や運送における軽量化、高速輪転印刷における紙質強度の確保、印刷不透明性の確保という点から、JIS P 8124に記載の「坪量測定方法」に準拠して測定して、35g/m2以上、好ましくは38g/m2以上である。またその軽量化の点から、かかる坪量は48g/m2以下、好ましくは47g/m2以下である。
また新聞用紙の灰分の割合は、JIS P 8251に記載の「灰分試験方法」に準拠して、例えば2〜25%程度であることが好ましい。さらに、かかるJIS P 8251に準拠して得られた灰分の、JIS K 5101に記載の「顔料試験方法」に準拠した、20℃、相対湿度60%の環境下で24時間放置後の平均吸油量は、例えばオフセットインク等のインクの吸収性と高速印刷における乾燥性という観点から、35mL/g以上、さらには40mL/g以上であることが好ましく、例えばカラー印刷におけるインクの重ね刷り、即ちインク上にさらにインクが付与される点から、高い吸油量が求められるものの、過剰なインク吸収能は、インクが用紙表面から用紙層中へと浸透することによる印刷情報の鮮明さや見栄えの低下を招く恐れがあるので、75mL/g以下、さらには70mL/g以下であることが好ましい。
このように、本実施形態に係る新聞用紙は特定の坪量であり、原紙の少なくとも片面に、高アスペクト顔料と、製紙スラッジを原料とし、Si、Al及びCaを有する顔料の2次凝集体からなる複合顔料とを含有した塗工剤を少ない塗布量で塗工して塗工層が形成され、塗工層表面において該複合顔料の存在領域が特定の面積割合であり、かつ該塗工層の表面平滑度Rp値が特定範囲内に調整されている。したがって、本実施形態に係る新聞用紙は、軽量であるとともに、高耐水性で多頻度の湿し水に対しても用紙の湿潤や伸張が抑制され、高表面強度で、紙粉によるブランケット汚れがなく、しかも印刷時、特にカラー印刷時の各種特性にも優れ、例えば12〜17万部/時程度といった高速オフセットカラー印刷等の、サテライト型又はタワープレス型のオフセット印刷機におけるオフセット印刷に好適に使用することができる。
次に本発明の新聞用紙を、以下の実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
製造例1〜20(原紙の作製)
表1に示す割合でクラフトパルプ(針葉樹クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹クラフトパルプ(LBKP))及びその他のパルプ(古紙パルプ)を配合し、パルプスラリーを調製した。このパルプスラリーに、パルプ固形分100質量部に対してカオリン10質量部及びロジンエマルジョン(品名:SPN−773、荒川化学工業(株)製)10質量部を添加し、ツインワイヤー型抄紙機を使用して抄紙を行い、坪量36〜43g/m2の原紙1〜20を得た。
調製例1〜20(塗工剤の調製)
表2〜4に示す顔料及び接着剤を、均一な組成となるまで室温にて撹拌混合し、精製水にて希釈して固形分濃度が約53〜58%の塗工剤1〜20を調製した。なお表2中には、複合顔料の平均粒子径、複合顔料に包含されるSi、Al、Ca及びその他の元素の割合(酸化物換算)を、表3中には、高アスペクト顔料のアスペクト比を、表4中には、複合顔料以外の顔料のアスペクト比を併せて示す。
実施例1〜10及び比較例1〜10(新聞用紙の作製)
表5に示すように、原紙1〜20と、塗工剤1〜20とを組み合わせて新聞用紙を作製した。
表5に示す塗工装置を用い、塗工速度を適宜調整して、原紙の片面に対する塗布量(固形分)を表5に示すように調整して原紙の両面に塗工剤を塗布し、乾燥して塗工層を形成させた。なお塗工剤を塗布する際にはフィルムトランスファー方式を採用した。これにソフトカレンダーにて平坦化処理を施し、塗工層の表面平滑度Rp値を表5に示す値として新聞用紙を作製した。
得られた各新聞用紙の坪量並びに灰分の割合及び平均吸油量を測定した。これらの結果を表5に併せて示す。また得られた各新聞用紙表面の塗工層について、複合顔料の存在領域(面積割合)、高アスペクト顔料の存在領域(面積割合)及び複合顔料と高アスペクト顔料との合計存在領域(面積割合)(調製例1〜10)、複合顔料以外の使用顔料の存在領域(面積割合)(調製例11〜20)も測定した。これらの結果を前記表2〜4に示す。
なお、表1〜5に示す各種測定値は、以下の方法にて測定した。
(a)原料パルプ中の各パルプの割合
JIS P 8120に記載の「繊維組成試験方法」に準拠して測定した。
(b)複合顔料の平均粒子径
レーザ回折式粒度分布測定装置(型番:マイクロトラック粒度分布測定装置、日機装(株)製)を用い、レーザ法にて測定した。
(c)複合顔料に包含されるSi、Al、Ca及びその他の元素の割合(酸化物換算)
塗工層表面について、X線マイクロアナライザー(型番:E−MAX、(株)堀場製作所製)にて元素分析を行った。
(d)複合顔料の存在領域(面積割合)
塗工層表面について、一定面積の領域を12000倍で試料の異なる個所を10枚撮影し、前記と同じX線マイクロアナライザーにて各領域における元素分析を行い、画像解析装置(型番:ルーゼックス、(株)ニレコ製)にてSi、Al及びCaが重なって検出される部分を複合顔料として選択し、Si、Al及びCaが重なって検出される部分の面積割合を画像解析装置にて算出した。
(e)高アスペクト顔料の存在領域(面積割合)
塗工層表面について、一定面積の領域を12000倍で試料の異なる個所を10枚撮影し、前記と同じX線マイクロアナライザーにて視認した高アスペクト顔料の個数にかかる高アスペクト顔料の10個平均面積を乗算して算出される面積を測定し、合計面積割合を算出した。
(f)複合顔料と高アスペクト顔料との合計存在領域(面積割合)
塗工層表面について、一定面積の領域を12000倍で試料の異なる個所を10枚撮影し、前記と同じX線マイクロアナライザーにて各領域における元素分析を行い、前記と同じ画像解析装置にてSi、Al及びCaが重なって検出される面積(A)を測定し、またX線マイクロアナライザーにて視認した高アスペクト顔料の個数に高アスペクト顔料の10個平均面積を乗算して算出される面積(B)を測定し、面積(A)と面積(B)とから、合計面積割合を算出した。
(g)複合顔料以外の使用顔料の存在領域(面積割合)
塗工層表面について、一定面積の領域を12000倍で試料の異なる個所を10枚撮影し、前記と同じX線マイクロアナライザーにて視認した使用顔料の個数にかかる顔料の10個平均面積を乗算して算出される面積を測定し、合計面積割合を算出した。
(h)塗工層の表面平滑度Rp値
空気漏洩による平滑度試験器(パーカープリントサーフ、Lorentzen&Wettre社製)にて、1.96MPaの印圧下で測定した。
(i)新聞用紙の坪量
JIS P 8124に記載の「坪量測定方法」に準拠して測定した。
(j)新聞用紙の灰分の割合
JIS P 8251に記載の「灰分試験方法」に準拠して測定した。
(k)新聞用紙の灰分の平均吸油量
JIS K 5101に記載の「顔料試験方法」に準拠し、20℃、相対湿度60%の環境下で24時間放置後に測定した。
次に、実施例1〜10及び比較例1〜10の新聞用紙について、以下の試験例1〜6に基づいて各特性を調べた。その結果を表6に示す。
試験例1(インク吸収ムラ)
オフセットカラー印刷機(型番:SYSTEM C−20、(株)小森コーポレーション製)を使用し、16万部/時の印刷速度で、藍、赤、黄、墨の順に4色カラー印刷を行った。藍/赤の重色部分のインク濃度ムラを目視にて観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:インク濃度ムラが全く認められず、均一で鮮明な画像である。
○:インク濃度ムラが殆ど認められず、均一な画像である。
△:インク濃度ムラが認められ、やや不均一な画像である。
×:インク濃度ムラが明らかであり、不均一な画像である。
試験例2(ブランケットへの紙粉堆積)
前記試験例1と同じオフセットカラー印刷機を使用し、同じ印刷速度で藍、赤、黄、墨の順に4色カラー印刷を行った。5000部の印刷を行った後、ブランケット非画線部への紙粉の堆積度合いを目視にて観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:紙粉の発生が認められない。
○:紙粉の発生が僅かに認められるが、実用上問題がない。
△:紙粉の発生が明確に認められる。
×:ブランケット上に紙粉が多く堆積し、ブランケットが白くなっている。
試験例3(カラー印刷適性)
オフセット輪転機(新聞用紙用、(株)東京機械製作所製)を使用し、15万部/時の印刷速度で、藍、赤、黄、墨の順に4色カラー印刷を行った。4色目の墨単色部の印刷面濃度及び濃度ムラについて、また4色を重ね合わせた重色部の印刷画像の均一性について目視にて観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:墨単色部の印刷面濃度が非常に高く、濃度ムラもない。また重色部で非常に均一な画 像が得られている。
○:墨単色部の印刷面濃度が高く、濃度ムラも殆どない。また重色部で均一な画像が得ら れている。
△:墨単色部の印刷面濃度がやや低く、濃度ムラも認められる。また重色部で、不均一で 鮮明さがやや悪い画像が得られている。
×:墨単色部の印刷面濃度が低く、濃度ムラも明確に認められる。また重色部で、不均一 で鮮明さに欠けた画像が得られている。
試験例4(剣先詰まり回数)
新聞オフセット輪転機(型番:DIAMONDSTAR、三菱重工業(株)製)を用い、両出し15万部/時の印刷速度で印刷を行い、6時間の間に、折り部で剣先詰まりが発生する回数を測定した。
試験例5(見当ズレ)
前記試験例4と同じ新聞オフセット輪転機を用い、両出し12万部/時の印刷速度で藍、赤、黄、墨の順に4色カラー印刷を行った。ペースター(自動紙継ぎ)直前とペースター後100部目とで、それぞれ1色目と4色目との見当マーク位置の幅方向の差を測定し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:ペースター前後の差が0.1mm未満である。
○:ペースター前後の差が0.1mm以上、0.2mm未満である。
△:ペースター前後の差が0.2mm以上、0.3mm未満である。
×:ペースター前後の差が0.3mm以上である。
試験例6(網点再現性)
オフセットカラー印刷機(型番:LITHRONE44、(株)小森コーポレーション製)を使用し、800rpmの印刷速度で、テストパターン原稿の印刷を行った。得られたテストパターンの網点印刷部分について、約200倍の拡大ルーペを用いて網点の大きさ、形状及びダブリの状態を観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:網点の大きさ及び形状が原稿と同等であり、ダブリが認められない。
○:網点の大きさ及び形状が原稿とほぼ同等であり、ダブリが殆ど認められない。
△:部分的に網点に欠けが生じ、ダブリが認められる。
×:網点の欠け及びダブリが著しい。
Figure 0004087403
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表6に示された結果から、実施例1〜10の新聞用紙は、坪量が40〜45g/m2と軽量であり、原紙の表面の塗工層が、高アスペクト顔料と、製紙スラッジを原料とし、Si、Al及びCaを有する顔料の2次凝集体からなる複合顔料とを配合した塗工剤にて、片面0.5〜2.8g/m2の塗布量で形成され、かつ塗工層表面において該複合顔料の存在領域が20%以上といった特定の面積割合であり、しかも該塗工層の表面平滑度Rp値が特定範囲内に調整されているので、インク吸収ムラ、ブランケットへの紙粉の堆積、剣先詰まり及び見当ズレが全く又は殆どなく、カラー印刷適性及び網点再現性に優れ、高速オフセットカラー印刷に非常に適した特性を具備していることがわかる。
これに対して比較例1〜10の新聞用紙は、特定の高アスペクト顔料が配合されていない塗工剤にて塗工層が形成されていたり、坪量が多すぎたり少なすぎたりするので、インク吸収ムラ、ブランケットへの紙粉の堆積、カラー印刷適性、剣先詰まり、見当ズレ及び網点再現性の殆どが悪い結果であり、高速オフセットカラー印刷に適した特性を具備していないことがわかる。
本発明の新聞用紙は、例えばサテライト型やタワープレス型のオフセットカラー印刷機等における高速オフセットカラー印刷に、特に好適に使用することができる。

Claims (3)

  1. 原紙の少なくとも片面に、顔料を主成分とする塗工剤により塗工層が形成された新聞用紙であって、
    JIS P 8124に準拠した坪量が35〜48g/m2であり、
    前記顔料として、アスペクト比が20以上の高アスペクト顔料と、製紙スラッジを原料とし、Si、Al及びCaを有する顔料の2次凝集体からなる複合顔料とが配合され、
    塗工層表面のX線マイクロアナライザーによる元素分析において、前記複合顔料の存在領域が面積割合で20%以上であり、
    原紙の片面に対する前記塗工剤の塗布量を、固形分で0.3〜3g/m2として塗工層が形成されており、
    塗工層の表面平滑度Rp値が、1.96MPaの印圧下で3.8〜8μmに調整された、
    ことを特徴とする、サテライト型又はタワープレス型のオフセット印刷機におけるオフセット印刷に用いられる新聞用紙。
  2. アスペクト比が20以上の高アスペクト顔料がクレーである、請求項1に記載の新聞用紙。
  3. 塗工層表面のX線マイクロアナライザーによる元素分析において、高アスペクト顔料の存在領域が面積割合で0.5〜15%である、請求項1に記載の新聞用紙。
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