JP4085509B2 - 図板用台車の脱着機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤーハーネス製造用の図板が固定される台車を脱着するための機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ワイヤーハーネスを製造する際には、図板と称される作業板を台車に固定し、この台車を低速度で移動させながら、図板上に保持したワイヤーハーネスに対して組み付けや検査等を行う。台車は長円形経路に沿って複数台が連なって循環移動するようになっており、長円形経路のうちの直線移動領域では台車に設けた複数のガイドロールをガイドレール上で転動させることでその台車を一定の姿勢に保ちつつ移動する。そして、この台車の姿勢が安定する直線領域においてワイヤーハーネスに対する作業が行われる。
【0003】
図板は、各ワイヤーハーネスの電線の長さ、コネクタの数、各コネクタの極数などに応じて作成された専用品であり、しかも、1つの組み立てラインで複数種類のワイヤーハーネスが同時に製造されることから、ワイヤーハーネスの生産数が変動した場合には、図板と台車をチェーンから取り外して別の図板と台車をチェーンに連結することが行われる。
ここで、台車の連結機構について説明すると、連結機構は、チェーンを上記長円形経路に沿って循環駆動させ、そのチェーンの適当位置に駆動側連結部を設け、その駆動側連結部に対して台車の従動側連結部を連結しまたは切り離す構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のものでは、従動側連結部材が台車に対して固定されており、台車をの連結と切り離しを行う際には、台車ごと従動側連結部材を持ち上げるようになっている。ところが、ガイドレールは台車側に開口する「コ」字形をなし、このガイドレールの上面板によってガイドロールの浮き上がり、ひいては台車の浮き上がりを防止するようになっている。そのため、ガイドレールの設けられている直線移動領域では台車の連結と切り離しの作業は行うことができず、連結と切り離しの作業はガイドレールの設けられていない反転領域だけでしか行うことかできなかった。
【0005】
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、台車の移動領域のうちの任意の位置で台車の切り離し及び連結を行うことを可能にすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ワイヤーハーネスを保持してそのワイヤーハーネスに対して組み付け、検査等の作業を行うための図板が固定された水平移動可能な台車と、所定の経路に沿って移動する駆動部材と、この駆動部材に対して前記台車の連結及び切り離しを行うための連結手段とを備えたものであって、
前記連結手段は、前記駆動部材に一体移動可能に設けた駆動側連結部材と、前記台車に対し一体的に水平移動可能であり且つ相対的な上下移動を可能とされた従動側連結部材とからなり、前記駆動側連結部材が、前記駆動部材からこの駆動部材の移動方向と直角をなして前記台車側へ向けて水平に突出する円柱部の突出端に、前記円柱部よりも大径の球形嵌合部を設けた形状であるとともに、前記従動側駆動部材が、その前記駆動側連結部材との対応面に、上下方向に貫通する嵌合溝が形成された形状であり、かつこの嵌合溝は、前記駆動側連結部材の前記円柱部に対して上下方向への移動を可能に嵌合される狭溝部と、前記球形嵌合部に対して上下方向への移動を可能に嵌合される円形溝部とからなり、前記従動側連結部材が上下方向に変位することに伴い前記駆動側連結部材が前記嵌合溝に対して嵌合と離脱を行う構成とした。
【0007】
請求項2の発明は、前記駆動部材が全体として細長い環状経路に沿って循環駆動されるチェーンとされているとともに、前記台車が前記チェーンに対して前記環状経路の外側で連結されるようにした請求項1記載のものであって、前記台車には、その移動方向を横切るように延びかつ上下方向へシーソー状に揺動変位可能とされたレバーが設けられ、このレバーの前記チェーンに近い側である内側の端部に前記従動側連結部材が連結されているとともに、反対の外側の端部に足踏み板が設けられており、この足踏み板の踏圧により前記従動連結部材の上下方向への変位操作が可能とされている構成とした。
【0008】
【発明の作用及び効果】
[請求項1の発明]
従動側連結部材は、台車に対して相対的に上下動可能とされているので、台車の上下変位が規制されていない領域に限らず上下変位が規制されている領域においても、台車と駆動部材の連結及び切り離しの作業を行うことができる。
【0009】
[請求項2の発明]
チェーンの移動経路が細長い環状経路とされている場合には、環状経路の内側に無駄なスペースが空かずに済むという利点があるが、その反面、この循環経路の内側に作業者が立ち入って連結部材を変位操作することは困難である。しかし、この請求項2の発明では、環状経路の外側から台車の従動側連結部材を変位操作することができるようにしたので、台車の連結と切り離しの作業性に優れる。
【0010】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図5を参照して説明する。
まず、本実施形態の脱着機構の全体構成を図1を参照して説明すると、装置は、ワイヤーハーネス(図示せず)を製造するための図板10、この図板10を支持する台車11、チェーン12(本発明の構成要件である駆動部材)、及び連結手段20を備えて構成される。
図板10は、台車11の上面に作業者側(手前側)を低くした傾斜姿勢で固定され、図板10の上面には、図示はしないが、ワイヤーハーネスを所定の位置に保持するための保持具や、ワイヤーハーネスに取り付けたコネクタの導通検査のための検査部等が設けられ、台車11を低速度で移動させつつ、保持具に保持したワイヤーハーネスに対してテープ巻きによる電線の結束、グロメットの組付け、シール処理等の製造に必要な作業が行われる。
【0011】
台車11は、パイプ材を組み立てたものであり、方形の上面枠11Aと下面枠11Bとをその四隅で縦枠11Cにより連結したフレーム状をなす。上面枠11Aのうち作業者から視て左右両側のパイプ11aには支持パイプ11Dが立設され、その支持パイプ11Dに上記図板10が取り付けられている。また、下面枠11Bの四隅にはキャスタ11Eが取り付けられ、このキャスタ11Eにより台車11が床面上を移動できるようになっている。かかる台車11は、連結手段20を介してチェーン12に連結されることにより、図1に示す長円形の環状経路に沿って循環移動するようになっている。
この台車11には、そのチェーン12による移動方向と同じ方向に並ぶ複数のガイドローラ11Fが設けられている。これらのガイドローラ11Fは、台車11の作業者が立つ側とは反対側へ水平に突出されている。これら複数のガイドローラ11Fが上下方向の軸回りにガイドレール19上を転動することにより、台車11が一定の姿勢を保ちつつ水平移動するようになっている。
【0012】
チェーン12は、一対のスプロケット14,15の間に掛け回され、一方のスプロケット14をモータ16により駆動することで、長円形の環状経路に沿って循環移動するようになっている。この長円形の環状経路の内側にはその直線状経路に沿ってフレーム17が固設され、このフレーム17の両端には上記スプロケット14,15とモータ16が取り付けられている。このフレーム17には、長円形循環経路のうち直線経路のみに沿って一対のチェーンガイド18が取り付けられている。チェーンガイド18は細長い角筒状をなし、その内部にチェーン12が収容された状態で直線移動する。チェーンガイド18の上端部は、チェーン12をその移動方向と交差する水平方向の遊動を規制するための遊動規制部18Aとされ、この遊動規制部18Aの下側には、長円形循環経路の外側に向けて開放する開口部18Bが形成され、この開口部18Bの下縁はチェーン12を一定高さに保つための支承レール18Cとなっている。開口部18Bは後述するように台車11との連結手段20が位置するようになっている。
【0013】
チェーン12には複数台の台車11が連結され、チェーン12に引っ張られることで台車11が連なった状態で長円形循環経路に沿って移動する。直線経路では、台車11に固定された図板10がその高い側の辺をチェーン12側に向け、低い側の辺を作業者側に向けるように位置し、この両辺と平行に台車11と図板10が移動する。
また、チェーンガイド18の上方にはチェーンガイド18と平行なガイドレール19が設けられている。このガイドレール19には、上記した台車11の複数のガイドローラ11Fが転動され、これにより、台車11の姿勢が一定に保たれる。このガイドレール19の断面は、台車11側に開口する「コ」字形をなし、その上面板がガイドローラ11Fの上方に位置することでガイドローラ11Fの上動、即ち台車11の上動が規制されている。尚、台車11の長円形循環経路の両端の反転領域では、ワイヤーハーネスへの作業が行われないので台車11の姿勢安定化は不要であり、したがって、チェーンガイド18とガイドレール19は途切れている。
【0014】
次に、チェーン12に対して台車11を連結するための連結手段20について説明する。連結手段20は、チェーン12に一体移動可能に設けた駆動側連結部材21と、台車11に一体移動可能に設けた従動側連結部材22とから構成される。
チェーン12を構成する複数のリンク12Aのうち台車11の配列ピッチと同じ間隔に位置する複数のものには、チェーンガイド18の開口部18Bと対応するように連結片12Bが形成されている。、この連結片12Bにはスペーサ23が取り付けられ、さらにスペーサ23には、チェーンガイド18の外部に位置するように駆動側連結部材21が取り付けられている。駆動側連結部材21は、スペーサ23に固定される板状の取付部21Aと、この取付部21Aから台車11側へ向けて水平に突出する円柱部21Bと、この円柱部21Bの突出端に円柱部21Bよりも大径に形成された球形嵌合部21Cとからなる。
【0015】
一方、台車11には、上下方向のガイド棒24、25が3本設けられ、これらのガイド棒24,25にはスライダ26が一定姿勢のままで上下方向(台車11及びチェーン12の移動方向と垂直方向に交差する方向)に平行移動し得るように嵌合されている。このスライダ26におけるチェーン12との対応面には、従動側連結部材22が固定されている。従動側連結部材22における駆動側連結部材21との対応面には、上下方向に貫通する嵌合溝22Aが形成されている。嵌合溝22Aは、駆動側連結部材21の円柱部21Bに対して上下方向への移動を可能に嵌合される狭溝部22aと、球形嵌合部21Cに対して上下方向への移動を可能に嵌合される円形溝部22bとからなる。従動側連結部材22が下方の連結位置にあるときには、両連結部材21,22が連結状態となり、もって台車11がチェーン12に対して一体移動可能に連結される。また、従動側連結部材22が上方の切り離し位置にあるときには、両連結部材21,22が外れて台車11がチェーン12から切り離される。
【0016】
また、台車11には、軸受部27により上下方向へシーソー状に揺動変位とされたレバー28が設けられている。レバー28の一端は従動側連結部材22を支持するスライダ26に連結され、レバー28の他端には足踏み板29が取り付けられている。通常は、従動側連結部材22がそれ自身及びスライダ26の自重により下方の連結位置にあり、このときレバー28はその足踏み板29を上方に位置させた状態となる。この状態から、足踏み板29を足で踏みつけると、従動側連結部材22が切り離し位置へ上動変位して駆動側連結部材21から外れる。
【0017】
次に、本実施形態の作用を説明する。
図板10によってワイヤーハーネスの製造作業を行う際には、台車11をチェーン12に連結する。この連結作業は、台車11を床面上を移動させることでチェーン12に接近させ、足踏み板29を足で踏み付けて従動側連結部材22を上方の切り離し位置に保持する。この状態のままで従動側連結部材22の嵌合溝22Aが駆動側連結部材21の円柱部21B及び球形嵌合部21Cに対応するように台車11の位置を微調整したら、足踏み板29から足を離す。すると、従動側連結部材22はそれ自身とスライダ26の自重により連結位置へ下動し、円柱部21B及び球形嵌合部21Cに対して嵌合溝22Aが嵌合され、もって台車11がチェーン12に対して一体移動可能に連結される。
【0018】
また、台車11をチェーン12から切り離す際には、足踏み板29を踏むことにより従動側連結部材22を上動させる。すると、嵌合溝22Aが円柱部21B及び球形嵌合部21Cから離脱し、台車11とチェーン12の連結が解除される。そして、足踏み板29を踏んだまま(連結解除状態を保ったまま)で、台車11をチェーン12から離間するように床面上で移動させる。これにより、台車11がチェーン12から切り離される。
【0019】
ガイドレール19が設けられている直線移動領域では台車11の上動が規制されているのであるが、台車11とチェーン12を連結するための連結手段20を構成する従動側連結部材22は、台車11に対して相対的に上下移動可能とされているので、台車11を持ち上げなくても従動側連結部材22を駆動側連結部材21に対して嵌合・離脱させることができる。したがって、台車11の連結と切り離しは、その長円形環状移動経路におけるガイドレール19の設けられていない両端の反転領域だけでなく、ガイドレール19の設けられている直線状領域(ワイヤーハーネスに対して製造作業が行われる領域)でも可能であり、即ち、長円形環状移動経路の全領域における任意の位置で可能である。
【0020】
また、本実施形態ではチェーン12及び台車11の移動経路が細長い長円形の環状経路とされているので、環状経路の内側に無駄なスペースが空かずに済むという利点があるが、この循環経路の内側に作業者が立ち入って連結部材を変位操作することは困難である。しかし、本実施形態では、環状経路の外側から台車11の従動側連結部材22を変位操作することができるようにしたので、台車11の連結と切り離しの作業性を簡単に行うことができる。
【0021】
また、駆動側連結部材21は球形嵌合部21Cにおいて従動側連結部材22の嵌合溝22Aと嵌合するので、連結の際に両連結部材21,22の位置が僅かにずれていても、球形嵌合部21Cの球面が嵌合溝22Aの上側の縁部に当接することによって両連結部材21,22の位置ずれが矯正され、支障なく嵌合動作が行われるようになっている。
[実施形態2]
次に、本発明を具体化した実施形態2を図6乃至図8を参照して説明する。
【0022】
本実施形態は、連結手段30の構造を上記実施形態1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施形態2の連結手段30は、チェーン12に一体移動可能に設けた駆動側連結部材31と、台車11に一体移動可能に設けた従動側連結部材32とから構成される。
【0023】
チェーン12を構成する複数のリンク12Aのうち台車の配列ピッチと同じ間隔に位置する複数のものには、チェーンガイド18の開口部18Bと対応するように連結片12Bが形成されている。この連結片12Bにはスペーサ23が取り付けられ、さらにスペーサ23には、チェーンガイド18の外部に位置するように駆動側連結部材31が取り付けられている。駆動側連結部材31は、スペーサ23に固定される板状の取付部31Aと、この取付部31Aから台車11側へ向けて水平に突出する円柱部32Bと、この円柱部32Bの突出端に円柱部32Bよりも大径に形成された球形嵌合部32Cとからなる。
【0024】
一方、台車11には起立姿勢のガイド板33が固設され、このガイド板33のチェーン12側と対応する面においては、従動側連結部材32がその両側をガイドリブ34の間で挟まれることにより一定の姿勢を保ちつつ上下方向(台車11及びチェーン12の移動方向と交差する方向であり、台車11が床面上で移動し得る水平方向に対して直交する方向)に摺動するようになっている。ガイド板33には上下方向の3本のガイド溝35,36が形成されている。両側の2本のガイド溝35にはボルト38が貫通されてそのボルト38が従動側連結部材32に螺合により固定されている。尚、ボルト38の頭部と従動側連結部材32との間にはスペーサ39が介装され、このスペーサ39によりボルト38の過剰な螺合が規制され、従動側連結部材32はガイド板33に対して滑らかに且つガタ付きなく摺動し得るようになっている。また、中央のガイド溝36には、従動側連結部材32に取り付けた操作棒40が貫通され、チェーン12と反対側へ長く突出している。
【0025】
従動側連結部材32における駆動側連結部材31との対応面には、上下方向に貫通する嵌合溝32Aが形成されている。嵌合溝32Aは、駆動側連結部材31の円柱部31Bに対して上下方向への移動を可能に嵌合される狭溝部32aと、球形嵌合部31Cに対して上下方向への移動を可能に嵌合される円形溝部32bとからなる。従動側連結部材32が下方の連結位置にあるときには、両連結部材31,32が連結状態となり、台車11がチェーン12に対して一体移動可能に連結される。また、従動側連結部材32が上方の切り離し位置にあるときには、両連結部材31,32が外れて台車11が切り離される。
【0026】
次に、本実施形態の作用を説明する。
図板によってワイヤーハーネスの製造作業を行う際には、台車11をチェーン12に連結する。この連結作業は、台車11を床面上を移動させることでチェーン12に接近させ、図板10(図6〜図8には示さない)の下に潜り込むようにして操作棒40を持ち上げ、従動側連結部材32を上方の切り離し位置に保持する。この状態のままで従動側連結部材32の嵌合溝32Aが駆動側連結部材31の円柱部31B及び球形嵌合部31Cに対応するように位置を微調整したら、操作棒40から手を離す。すると、従動側連結部材32はその自重により連結位置へ下動し、円柱部31B及び球形嵌合部31Cに対して嵌合溝32Aが嵌合され、もって台車11がチェーン12に対して一体移動可能に連結される。
【0027】
また、台車11をチェーン12から切り離す際には、操作棒40を持ち上げることにより従動側連結部材32を上動させる。すると、嵌合溝32Aが円柱部31B及び球形嵌合部31Cから離脱し、台車11とチェーン12の連結が解除される。そして、操作棒40を持ち上げたまま(連結解除状態を保ったまま)で、台車11をチェーン12から離間するように床面上で移動させる。これにより、台車11が切り離される。
【0028】
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では駆動部材をチェーンとしたが、本発明によれば、チェーン以外のものを駆動部材としてもよい。
【0029】
(2)上記実施形態では台車の移動経路を長円形としたが、本発明は、長円形以外の経路で台車を移動させる場合にも適用にすることができる。
(3)上記実施形態では台車が循環経路で移動するようにしたが、本発明によれば、台車を往復移動させる場合にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の一部切欠平面図
【図2】部分側面図
【図3】台車をチェーンから切り離した状態を示す部分拡大側面図
【図4】台車をチェーンに連結した状態を示す部分拡大側面図
【図5】連結手段の一部切欠斜視図
【図6】実施形態2の連結手段の部分拡大側面図
【図7】実施形態2の連結手段の一部切欠斜視図
【図8】実施形態2の連結手段の斜視図
【符号の説明】
10…図板
11…台車
12…チェーン(駆動部材)
20…連結手段
21…駆動側連結部材
22…従動側連結部材
30…連結手段
31…駆動側連結部材
32…従動側連結部材
Claims (2)
- ワイヤーハーネスを保持してそのワイヤーハーネスに対して組み付け、検査等の作業を行うための図板が固定された水平移動可能な台車と、所定の経路に沿って移動する駆動部材と、この駆動部材に対して前記台車の連結及び切り離しを行うための連結手段とを備えたものであって、
前記連結手段は、前記駆動部材に一体移動可能に設けた駆動側連結部材と、前記台車に対し一体的に水平移動可能であり且つ相対的な上下移動を可能とされた従動側連結部材とからなり、
前記駆動側連結部材が、前記駆動部材からこの駆動部材の移動方向と直角をなして前記台車側へ向けて水平に突出する円柱部の突出端に、前記円柱部よりも大径の球形嵌合部を設けた形状であるとともに、
前記従動側駆動部材が、その前記駆動側連結部材との対応面に、上下方向に貫通する嵌合溝が形成された形状であり、かつこの嵌合溝は、前記駆動側連結部材の前記円柱部に対して上下方向への移動を可能に嵌合される狭溝部と、前記球形嵌合部に対して上下方向への移動を可能に嵌合される円形溝部とからなり、
前記従動側連結部材が上下方向に変位することに伴い前記駆動側連結部材が前記嵌合溝に対して嵌合と離脱を行う構成とされていることを特徴とする図板用台車の脱着機構。 - 前記駆動部材が全体として細長い環状経路に沿って循環駆動されるチェーンとされているとともに、前記台車が前記チェーンに対して前記環状経路の外側で連結されるようにした請求項1記載のものであって、
前記台車には、その移動方向を横切るように延びかつ上下方向へシーソー状に揺動変位可能とされたレバーが設けられ、このレバーの前記チェーンに近い側である内側の端部に前記従動側連結部材が連結されているとともに、反対の外側の端部に足踏み板が設けられており、この足踏み板の踏圧により前記従動連結部材の上下方向への変位操作が可能とされていることを特徴とする図板用台車の脱着機構。
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