JP4083826B2 - エレベーター情報制御システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベーターの乗場やかごに情報を提供する装置並びに乗場やかごの状況を監視する装置を有したエレベーター制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベーター制御システムはリレー回路等が多く用いられ、群管理制御装置、各台制御装置並びにかごや乗場の操作盤等は、一対一に接続され制御信号をやり取りしていた。しかし、近年エレベーターシステムの各制御装置はマイクロコンピュータ等の小型のコンピュータにより構成されてきている。それにともない、通信技術も進歩し、各制御装置間は直列伝送等の伝送路により高速の情報伝送系を形成し、最近では高機能な伝送制御を実現するコントローラが出現するに及んでいる。図5は、例えば特公平7−55770号公報に示されたエレベーターシステムの構成図である。
このシステムは、群管理制御を司る群管理制御部10、各エレベーター単体の制御を行う単体制御部211〜213が、情報伝送用の高速伝送系及び低速伝送系を介して物理的に接続されている。高速伝送系の情報系伝送路30は、群管理制御部10と単体制御部211〜213の間及び監視制御装置40との間の伝送を行う伝送制御系であり、高機能な伝送系で構成されている。また、低速伝送系の制御系伝送路20は、各階床のホール呼びのユニット50から送られる情報の伝送を行う伝送制御系であり、群管理制御部10及び単体制御部211〜213との間でデータの授受を行う。各々の伝送路はパケット伝送方式で制御されている。
【0003】
さらに、図6は特公平6−99099号公報に示されたシステムの構成図である。
このシステムは、エレベーターの各乗場に設けたホール情報報知装置270にエレベーターの運行状況に関する案内表示を行うためのシステムであり、前記システム構成に情報制御装置60とホール情報報知装置270の間の信号の伝送を行う情報系伝送路31を備えた構成である。
情報制御装置60は、高速伝送系の情報系伝送路30を介して群管理制御装置10及び各エレベーター制御装置211〜213から現在のエレベーターの運行状況を受け取り、各ホール情報報知装置270への案内表示を制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のエレベーター制御システムでは、制御装置及び機器が共通の伝送路に接続される傾向にある。たとえば、かごや乗場の表示器や監視装置等の周辺機器はそれぞれ別の伝送路を構成するが、いずれも別々の制御装置が必要であり、各機器毎に制御装置が共通の伝送路に接続される。すなわち、図6に示すシステムについては、エレベーター制御装置211〜213からの制御信号に加え、情報制御装置60への表示情報信号、監視制御装置40への監視情報信号、故障診断装置80への故障診断信号等、さまざまな信号が一度はこの共通の伝送路30に流れ込むことになる。
そのため、システムの規模が大きくなればなるほど、配線数は増加し、伝送路は複雑化し、さらには伝送量が増加するのでエレベーターの制御信号の伝送が、他のエレベーターの制御に関係のない信号に邪魔されることになる。
さらに、このような、大規模なエレベーターシステムにおいては通信異常時の対応が大きな問題になる。
特に、図6のような共通の伝送に複数の装置を接続したシステムでは、監視制御装置40、情報制御装置60及び故障診断装置80は各々の通信インターフェースに異常が発生した場合、その装置は完全に孤立してしまうという問題がある。
【0005】
それを防ぐために、特公平7−80636では、エレベーターの基本機能に係る制御情報と制御情報以外の情報を、各制御装置間において2本の通信系統を用いて分離して伝送し、エレベーターの制御情報の伝送系統に異常が生じたときに、別の伝送系統を用いて優先的に制御情報を伝送するシステムも提案されている。
しかし、この場合エレベーターの基本機能に関わる制御情報のみ通信する装置間への対応が問題となり、2本の伝送系統を用いると片方は未使用の無駄な伝送路となり、大規模なシステムでコストを上げる原因となる。また、1本の伝送路を用いる場合は、伝送異常の発生時の問題が未解決となる。
【0006】
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、エレベーターのかご及び乗場にさまざまな情報を提供するにもかかわらず、エレベーターの制御信号がそれに関係のない情報信号に邪魔されることなく伝送することができ、信号の伝送路をなるべく単純化し、通信の信頼性を高くするとともに、エレベーターシステムに伝送異常が発生した場合、異常内容を把握し、直ちに伝送路の構成を変化させ、エレベーターのサービスを保障するシステムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーター情報制御システムは、複数台のエレベーターの制御を管理する群管理制御装置と、前記群管理制御装置と接続され、前記複数台のエレベーターの各々を運転制御する各台制御装置と、これらの各台制御装置と各々接続され、前記各エレベーターの運行情報を制御するかご情報制御装置と、前記群管理制御装置と前記各台制御装置とを接続し、かご呼び信号等のエレベーターの運行に直接関係する情報を伝送する制御系伝送路と、前記かご情報制御装置の情報管理を統括する総合情報制御装置と、この総合情報制御装置と前記かご情報制御装置とを接続して案内情報、監視情報等のエレベーターの運行に直接関係ない情報を伝送する情報系伝送路と、を備える。
【0008】
また、複数台のエレベーターの制御を管理する群管理制御装置と、前記群管理制御装置と接続され、前記複数台のエレベーターの各々を運転制御する各台制御装置と、これらの各台制御装置と各々接続され、前記各エレベーターの運行情報を制御するかご情報制御装置と、乗場の情報を制御する乗場情報制御装置と、前記群管理制御装置と前記各台制御装置と前記乗場情報制御装置とを接続し、かご呼び信号、乗場呼び信号等のエレベーターの運行に直接関係する情報を伝送する制御系伝送路と、前記かご情報制御装置及び前記乗場情報制御装置の情報管理を統括する総合情報制御装置と、前記総合情報制御装置と前記かご情報制御装置と前記乗場情報制御装置とを接続して案内情報、監視情報等のエレベーターの運行に直接関係ない情報を伝送する情報系伝送路と、を備える。
【0009】
また、前記群管理制御装置と前記総合情報制御装置とを接続する情報系伝送路を備える。
【0010】
また、前記かご情報制御装置はかご呼び釦、かご監視装置、かご案内報知装置のうち、少なくとも一つを制御するものである。
【0011】
また、前記乗場情報制御装置は、乗場呼び釦、乗場監視装置、乗場案内報知装置のうち、少なくとも一つを制御するものである。
【0012】
また、エレベーターに異常が生じたときに、前記群管理制御装置が前記総合情報制御装置に異常内容を伝送するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態1を図について説明する。
図1はこの発明のエレベーター情報制御システムの構成を示すブロック図である。 図において10は群管理制御を行う群管理制御装置、11〜13は各エレベーター単体の制御を行う各台制御装置、60は乗場呼び釦50と乗場案内報知装置70と乗場監視装置90を制御する乗場情報制御装置、61〜63はかご呼び釦51、52とかご案内報知装置71、72とかご監視装置91、92等を制御するかご情報制御装置、45はかご情報制御装置61〜63及び乗場情報制御装置60の情報管理を統括する総合情報制御装置である。
【0014】
システム全体は、比較的伝送速度が遅い制御系伝送路20〜23で接続されたエレベーター制御系システムと、高速伝送可能な情報系伝送路30〜32で接続されたエレベーター情報系システムに分離できる。
【0015】
次に、エレベーター制御系システムの構成及び動作を説明する。
エレベーター制御系システムは、エレベーターの運行に直接関係した情報の伝送を行うシステムであり、その構成は群管理制御装置10と各台制御装置11〜13及び乗場情報制御装置60が共通の伝送路20で接続され、各台制御装置11〜13は各々対応したかご情報制御装置61〜63別々の伝送路21〜23で結ばれ、一対一の伝送を行う。
乗場情報制御装置60には乗場呼び釦50が、かご情報制御装置61〜63にはかご呼び釦51、52等がそれぞれ接続される。すなわち、乗場呼び釦50からの乗場呼び信号は、乗場情報制御装置60を介して群管理制御装置10に、かご呼び釦51、52等からのかご呼び信号はかご情報制御装置61〜63を介して各台制御装置11〜13に各々伝送される。
群管理制御装置10は、乗場呼び信号が入力されると各台制御装置11〜13の運行状況から最も最適な号機を選択し、選択された号機に当該乗場呼びを対応させる。
【0016】
以上のように、制御系システムにおいては、伝送路20には、群管理制御装置に関係する信号のみが、さらに、伝送路21〜23では一一の伝送が行われるので、各台制御装置11〜13とかご情報制御装置61〜63に関係した信号のみが伝送される。
従って、すべての信号が一つの共通の伝送路に流れこむことがないので伝送量も減り、システムが大規模になったとしても、エレベーターの制御をスムーズに行うことができる。
【0017】
次に、エレベーター情報系システムの構成及び動作を説明する。
エレベーター情報系システムは、エレベーターの運行には直接関係はないが、乗客へ案内する情報や、エレベーターシステム全体の運行状況を示す情報、また、かご内や乗場の監視映像情報等を伝送するシステムである。
システム構成は、総合情報制御装置45、乗場情報制御装置60及びかご情報制御装置61〜63が共通の伝送路30で接続され、また、総合情報制御装置45は群管理制御装置10と伝送路32で接続される。
乗場情報制御装置60と乗場呼び釦50、乗場案内報知装置70及び乗場監視装置90は各々情報系伝送路31で接続され、また、かご情報制御装置61、62とかご呼び釦51、52とかご案内報知装置71、72及びかご監視装置91、92等も同様に情報系伝送路31で接続される。
32は群管理制御装置10と総合情報制御装置45を接続する情報系伝送路である。
図においては、総合情報制御装置45と群管制御装置10は一対一接続を示したが、群管理制御装置が複数あるような大規模システムでは、伝送路32も伝送路30と同様な接続形態をとる。
また、乗場情報制御装置60には乗場案内報知装置70や乗場監視装置90等が接続され、かご情報制御装置にはかご内案内報知装置71〜72やかご監視装置91〜92等が接続される。
【0018】
乗場情報制御装置60及びかご情報制御装置61〜63は、中央処理装置、記憶装置、符号化装置、画像解析装置、通信インターフェースで構成され、総合情報制御装置45との間で、案内情報や監視情報等の授受を行う。
案内情報については、乗場情報制御装置60及びかご情報制御装置61〜63が総合情報制御装置45から最新情報を受け取り記憶装置で一旦記憶し、各乗場案内報知装置70及びかご案内報知装置71、72等に伝送する。そして、各台制御装置11〜13から制御系伝送路20〜23を介してエレベーターの運行状況を把握し、各案内報知装置の報知タイミングを制御する。
監視情報については、乗場情報制御装置60及びかご情報制御装置61〜63が乗場監視装置90及びかご監視装置91、92等から映像情報を受け取り、符号化して記憶装置でいったん記憶し、画像解析結果に従い逐次総合情報制御装置45に送信する。
【0019】
次に、総合情報制御装置45について説明する。総合情報制御装置45は建物の内部の監視室等に設置され、かごや乗場の監視映像等を映し出したり、乗場案内報知装置70やかご案内報知装置71、72等に表示する新しい情報を伝送したり、すでに乗場情報制御装置60やかご情報制御装置61〜63に記憶されている情報の変更等を行う。
総合情報制御装置45は、中央処理装置、記憶装置、電話回線インターフェース等から構成され、乗場情報制御装置60及びかご情報制御装置61〜63からの情報を、電話回線を介して建物外部のセンターとの間で通信を行う。
ここで言う外部センターとは、たとえば最新ニュース等の情報を提供する情報提供センターやすべてのエレベーターを24時間体制で監視する総合監視センター等がある。
すなわち、情報提供センターからの各案内装置に表示する最新情報を取り込み、総合監視センターへはエレベーターの異常診断結果等を送信する。
【0020】
次に、信号の伝送について説明する。共通の伝送路に複数の装置が接続されている場合、送信側は信号に必ず宛先情報(アドレス情報)部を付加して送信する。受信側は、連続して伝送される信号のアドレス情報部が自分自身のアドレスと一致した場合にのみ、その信号を内部に取り込む。
【0021】
また、通信方式としては、受信側が受け取ったことを必ず送信側に知らせる方式と、受信結果を送信側に送らない、いわゆる垂れ流し方式がある。もちろん、重要な信号ほど前者の方式をとる方が望ましい。この実施の形態では、エレベーター制御信号の方がエレベーター情報信号よりも重要な信号であるので、エレベーター制御系は前者の通信方式を行うこととする。
【0022】
さらに、この発明のシステムでは、すべての制御装置には必ず二つの通信インターフェースを持ち、それぞれのインターフェースには異なる制御装置が接続されている。
言い替えれば、このシステム内には環状ループ回路が構成されることになる。従って、一つのインターフェースに異常が発生しても、もう片方のインターフェースに信号を転送することによって、必ず目的の装置に信号を伝送することができるように構成されている。つまり、ある制御装置が故障し、通常ならエレベーターの制御が不能になる事態が起こったとしても、他の制御装置によってエレベーター制御信号の伝送をすることができる。
【0023】
このように、システムに伝送異常が発生した場合の具体的な対応について次に説明する。
図2は通信異常発生時に別の経路選択時に用いられる環状グループマトリックス図であり、図においてマトリックスの縦と横の欄の符号は図1に示す各装置の符号と同じである。
例えば、11の各台制御装置の欄を縦に見ると、群管理制御装置10とかご情報制御装置61と総合情報制御装置45の欄に丸印が付けられている。これは、これらの装置間を経由すると、図3に示すように必ず伝送信号が自分自身(各台制御装置11)に戻ってくる経路が構成できることを示す。
このように構成される群管理制御装置10とかご情報制御装置61と総合情報制御装置45を各台制御装置11の環状グループに属する装置と呼ぶ。
【0024】
一方、群管理制御装置10、各台制御装置11〜13、乗場情報制御装置60、かご情報制御装置61〜63及び総合情報制御装置45には、各々の装置宛ての情報ならば受信し、そうでなければ他の装置に転送する受信転送判断手段を設ける。
この、受信転送判断手段は図4のフローチャート図に従って動作する。
例えば、群管理制御装置10と各台制御装置11の間に伝送異常が発生したとする。すると、群管理制御装置10は各台制御装置11からの受信信号を受信することができないので、伝送異常と判断し自分自身に接続されているもう一つの伝送路32に各台制御装置11宛のアドレス情報部を付けた信号を送信するとともに、異常場所示す内容の信号を総合情報制御装置45に送信する。
すると総合情報制御装置45は、図4のステップ100に従い自分宛の信号ではないので、ステップ110の規則に従い自分の環状グループに属する装置宛の信号かどうか調べる。図2に示すように11は総合情報制御装置45の環状グループに属する信号であるので、ステップ111に従いもう一つの伝送路30に各台制御装置11宛の信号を伝送する。同様に、当該信号は乗場情報制御装置60及びかご情報制御装置61〜63に送信されるが、ステップ110によりかご情報制御装置61のみが次の伝送路に当該信号を送信する。
このように、各台制御装置11に群管理制御装置10からの信号が正しく伝送できることになる。
【0025】
一方、エレベーター情報系伝送路は、各種映像や音声などの信号を伝送するため、広域化され高速なEthernet等の通信網が使用される。
現在、大規模なビルではインテリジェント化が進み、ビル内の照明や空調を制御するなどの構内伝送路が整備されたビルも出現し、オフィスビルにおいても、オフィス内の端末を接続した構内伝送路が整備されているところが多い。
つまり、この発明のシステムは、ビル内構内伝送路に直接接続することができるように構成されている。
従って、総合情報制御装置45は、送信したい信号に総合監視センターの宛先情報(アドレス情報)部を付加して送信することにより、エレベーター情報系伝送路からビル外に信号を送信でき、総合情報制御装置45に取り込まれた異常内容を示す信号は、電話回線によりビルの総合監視センターへ送られる。
【0026】
以上のように、この発明のシステムは制御系システムと情報系システムとに分離することにより、エレベーターの制御と情報提供及び監視を独立に制御でき、エレベーター制御信号と情報信号が同一伝送路上で衝突するのを回避することができる。
【0027】
また、表示器と表示制御装置、監視装置と監視制御装置、操作盤と操作盤制御装置のように各々別々であった機器を、総合情報制御装置とかご及び乗場情報制御装置で一元管理することにより、伝送路が単純化し、システム構成の変更も容易でしかも安価なシステムが構築できる。
【0028】
さらに、システム伝送に異常が発生した場合に、伝送路を別に設ける必要がなく、エレベーター制御信号の伝送を保証することができ、通信の信頼性が高いエレベーターシステムを得ることができ、エレベーターの運行を維持することができる。
【0029】
また、総合情報制御装置45に取り込まれた異常内容を示す信号は、エレベーター情報系伝送路からビル外の総合監視センターへ信号を送信でき、運行したまま異常内容を的確に得ることができる。
【0030】
また、通信ケーブルやその構内引き回し作業も減り、安価なエレベーター情報システムを構成することができる。
【0031】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0032】
この発明に係るエレベーター情報制御システムは、複数台のエレベーターの制御を管理する群管理制御装置と、前記群管理制御装置と接続され、前記複数台のエレベーターの各々を運転制御する各台制御装置と、これらの各台制御装置と各々接続され前記各エレベーターの運行情報を制御するかご情報制御装置と、前記群管理制御装置と前記各台制御装置とを接続し、かご呼び信号等のエレベーターの運行に直接関係する情報を伝送する制御系伝送路と、前記かご情報制御装置の情報管理を統括する総合情報制御装置と、この総合情報制御装置と前記かご情報制御装置とを接続して案内情報、監視情報等のエレベーターの運行に直接関係ない情報を伝送する情報系伝送路とを備えたので、エレベーターの制御信号が他の信号に邪魔されることがなく、円滑に伝送することができる。
【0033】
また、複数台のエレベーターの制御を管理する群管理制御装置と、前記群管理制御装置と接続され、前記複数台のエレベーターの各々を運転制御する各台制御装置と、これらの各台制御装置と各々接続され前記各エレベーターの運行情報を制御するかご情報制御装置と、乗場の情報を制御する乗場情報制御装置と、前記群管理制御装置と前記各台制御装置と前記乗場情報制御装置とを接続し、かご呼び信号、乗場呼び信号等のエレベーターの運行に直接関係する情報を伝送する制御系伝送路と、前記かご情報制御装置及び前記乗場情報制御装置の情報管理を統括する総合情報制御装置と、前記総合情報制御装置と前記かご情報制御装置と前記乗場情報制御装置とを接続して案内情報、監視情報等のエレベーターの運行に直接関係ない情報を伝送する情報系伝送路とを備えたので、エレベーターの制御信号が他の信号に邪魔されることがなく、円滑に伝送することができる。
【0034】
また、前記群管理制御装置と前記総合情報制御装置とを接続する情報系伝送路を備えたので、エレベーターの制御信号が他の信号に邪魔されることがなく、円滑に伝送することができる。
【0035】
また、前記群管理制御装置と前記各台制御装置と前記乗場情報制御装置とを接続し、エレベーターの制御信号を伝送する制御系伝送路に異常が生じたときに、前記エレベーターの制御信号を前記情報系伝送路に転送する受信転送判断手段を備え、エレベーターの運行を続行するので、別に伝送路を設けなくともエレベーター制御信号の伝達を保証することができ、通信の信頼性を高めることができる。
【0036】
また、前記かご情報制御装置はかご呼び釦、かご監視装置、かご案内報知装置のうち、少なくとも一つを制御するので、信号の伝送路を単純化することができる。
【0037】
また、前記乗場情報制御装置は、乗場呼び釦、乗場監視装置、乗場案内報知装置のうち、少なくとも一つを制御するので、信号の伝送路を単純化することができる。
【0038】
また、エレベーターに異常が生じたときに、前記群管理制御装置が前記総合情報制御装置に異常内容を伝送するので、エレベーターの異常を的確に把握することができる。
【0039】
また、前記情報系伝送路に広域通信網を用いることにより、異常内容をビル外の監視センターに伝送するので、エレベーターの異常を的確に把握することができ、また、通信ケーブルの施設作業を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による実施の形態を示すエレベーター情報制御システムの構成図である。
【図2】 この発明による実施の形態の通信異常発生時に別の経路選択に用いられる環状グループマトリックス図である。
【図3】 図2の環状グループの説明図である。
【図4】 この発明による実施の形態の通信異常発生時に別の経路選択の動作を示すフローチャート図である。
【図5】 従来例のエレベーター情報制御システムの構成図である。
【図6】 従来例のエレベーター情報制御システムの構成図である。
【符号の説明】
10 群管理制御装置、11、12、13 各台制御装置、20、21、22、23 制御系伝送路、30、31、32 情報系伝送路、45 総合情報制御装置、50 乗場呼び釦、51、52 かご呼び釦、60 乗場情報制御装置、61、62、63 かご情報制御装置、70 乗場案内報知装置、71、72 かご案内報知装置、90 乗場監視装置、91、92 かご監視装置。

Claims (6)

  1. 複数台のエレベーターの制御を管理する群管理制御装置と、
    前記群管理制御装置と接続され、前記複数台のエレベーターの各々を運転制御する各台制御装置と、
    これらの各台制御装置と各々接続され、前記各エレベーターの運行情報を制御するかご情報制御装置と、
    前記群管理制御装置と前記各台制御装置とを接続し、かご呼び信号等のエレベーターの運行に直接関係する情報を伝送する制御系伝送路と、
    前記かご情報制御装置の情報管理を統括する総合情報制御装置と、
    この総合情報制御装置と前記かご情報制御装置とを接続して案内情報、監視情報等のエレベーターの運行に直接関係ない情報を伝送する情報系伝送路と、を備えたことを特徴とするエレベーター情報制御システム。
  2. 複数台のエレベーターの制御を管理する群管理制御装置と、
    前記群管理制御装置と接続され、前記複数台のエレベーターの各々を運転制御する各台制御装置と、
    これらの各台制御装置と各々接続され、前記各エレベーターの運行情報を制御するかご情報制御装置と、
    乗場の情報を制御する乗場情報制御装置と、
    前記群管理制御装置と前記各台制御装置と前記乗場情報制御装置とを接続し、かご呼び信号、乗場呼び信号等のエレベーターの運行に直接関係する情報を伝送する制御系伝送路と、
    前記かご情報制御装置及び前記乗場情報制御装置の情報管理を統括する総合情報制御装置と、
    前記総合情報制御装置と前記かご情報制御装置と前記乗場情報制御装置とを接続して案内情報、監視情報等のエレベーターの運行に直接関係ない情報を伝送する情報系伝送路と、を備えたことを特徴とするエレベーター情報制御システム。
  3. 前記群管理制御装置と前記総合情報制御装置とを接続する情報系伝送路を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のエレベーター情報制御システム。
  4. 前記かご情報制御装置はかご呼び釦、かご監視装置、かご案内報知装置のうち、少なくとも一つを制御することを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載のエレベーター情報制御システム。
  5. 前記乗場情報制御装置は、乗場呼び釦、乗場監視装置、乗場案内報知装置のうち、少なくとも一つを制御することを特徴とする請求項に記載のエレベーター情報制御システム。
  6. エレベーターに異常が生じたときに、前記群管理制御装置が前記総合情報制御装置に異常内容を伝送することを特徴とする請求項に記載のエレベーター情報制御システム。
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