JP3156087B2 - 列車制御装置および列車伝送制御方法 - Google Patents
列車制御装置および列車伝送制御方法Info
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- JP3156087B2 JP3156087B2 JP07711791A JP7711791A JP3156087B2 JP 3156087 B2 JP3156087 B2 JP 3156087B2 JP 07711791 A JP07711791 A JP 07711791A JP 7711791 A JP7711791 A JP 7711791A JP 3156087 B2 JP3156087 B2 JP 3156087B2
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- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、乗客に案内表示を行う
ための車内案内表示および、車両の状態を乗務員室で監
視する表示装置の制御装置に関するものである。
ための車内案内表示および、車両の状態を乗務員室で監
視する表示装置の制御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】複数の車両で編成された列車のモニタ機
器、車内表示器、側面表示器等を制御する表示装置は、
乗務員室から表示器への表示用信号線、各車両の状態を
乗務員室で監視するモニタ用信号線の２本が各々独立し
て使用されている。
器、車内表示器、側面表示器等を制御する表示装置は、
乗務員室から表示器への表示用信号線、各車両の状態を
乗務員室で監視するモニタ用信号線の２本が各々独立し
て使用されている。
【０００３】ところでこの信号線はカップラ等を使用し
ているため一般的に信頼性に問題があり、信頼性を向上
させるため２重化することが提案されている。
ているため一般的に信頼性に問題があり、信頼性を向上
させるため２重化することが提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両間
を結ぶジャンパカップラには芯数の制限があり、容易に
２重化できないのが実状である。
を結ぶジャンパカップラには芯数の制限があり、容易に
２重化できないのが実状である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明にかかる列車制御装置は、各車両ごと
に設けられたモニタ装置および表示装置に共通して接続
されたモニタ用引き通し線を用いてデータ伝送を行う第
１のインターフェース部と、各車両ごとに設けられたモ
ニタ装置および表示装置に共通して接続された表示用引
き通し線を用いてデータ伝送を行う第２のインターフェ
ース部と、モニタ用引き通し線および表示用引き通し線
の異常を検出する異常検出部と、これら第１および第２
のインターフェースを用いて伝送制御する優先データ処
理部を設け、この優先データ処理部で、通常時には、伝
送するデータの内容または量に応じて第１のインターフ
ェース部と第２のインターフェース部とを切り替えて伝
送し、モニタ用引き通し線および表示用引き通し線のい
ずれか一方の引き通し線で異常が生じた場合は、他方の
引き通し線およびそのインターフェース部を用い、モニ
タデータおよび表示データのうち重要なデータを優先的
に伝送するようにしたものである。 また、本発明にかか
る列車伝送制御方法は、通常時には、列車制御装置と各
車両ごとに設けられたモニタ装置および表示装置とに共
通して接続されたモニタ用引き通し線と、列車制御装置
と各車両ごとに設けられたモニタ装置および表示装置と
に共通して接続された表示用引き通し線とを、伝送する
データの内容または量に応じて切り替えて伝送し、モニ
タ用引き通し線または表示用引き通し線のうちいずれか
一方の引き通し線で異常があった場合は、他方の引き通
し線を用いてモニタデータおよび表示データのうち重要
なデータを優先的に伝送するようにしたものである。
るために、本発明にかかる列車制御装置は、各車両ごと
に設けられたモニタ装置および表示装置に共通して接続
されたモニタ用引き通し線を用いてデータ伝送を行う第
１のインターフェース部と、各車両ごとに設けられたモ
ニタ装置および表示装置に共通して接続された表示用引
き通し線を用いてデータ伝送を行う第２のインターフェ
ース部と、モニタ用引き通し線および表示用引き通し線
の異常を検出する異常検出部と、これら第１および第２
のインターフェースを用いて伝送制御する優先データ処
理部を設け、この優先データ処理部で、通常時には、伝
送するデータの内容または量に応じて第１のインターフ
ェース部と第２のインターフェース部とを切り替えて伝
送し、モニタ用引き通し線および表示用引き通し線のい
ずれか一方の引き通し線で異常が生じた場合は、他方の
引き通し線およびそのインターフェース部を用い、モニ
タデータおよび表示データのうち重要なデータを優先的
に伝送するようにしたものである。 また、本発明にかか
る列車伝送制御方法は、通常時には、列車制御装置と各
車両ごとに設けられたモニタ装置および表示装置とに共
通して接続されたモニタ用引き通し線と、列車制御装置
と各車両ごとに設けられたモニタ装置および表示装置と
に共通して接続された表示用引き通し線とを、伝送する
データの内容または量に応じて切り替えて伝送し、モニ
タ用引き通し線または表示用引き通し線のうちいずれか
一方の引き通し線で異常があった場合は、他方の引き通
し線を用いてモニタデータおよび表示データのうち重要
なデータを優先的に伝送するようにしたものである。
【０００６】
【作用】一方の引き通し線の異常が検出されると正常な
方の引き通し線を介してデータ伝送が行われるが、この
とき優先度の高いデータが優先データ処理部で判断され
て、その結果にしたがい残った引き通し線およびその引
き通し線に接続されたインターフェイスユニットを介し
てデータ伝送が行われる。
方の引き通し線を介してデータ伝送が行われるが、この
とき優先度の高いデータが優先データ処理部で判断され
て、その結果にしたがい残った引き通し線およびその引
き通し線に接続されたインターフェイスユニットを介し
てデータ伝送が行われる。
【０００７】
【実施例】図１は本発明の一実施例を示すブロック図で
あり、１は乗務員室に設けられる制御装置、２1、２2は
各車両に設けられ、その車両の状態を制御装置１に伝送
するモニタ装置である。３1、３2は制御装置１から送信
される表示用のデータを取り込んで乗客への案内用の表
示を行う表示装置である。これらの装置は引き通し線４
1、４2によって結ばれている。
あり、１は乗務員室に設けられる制御装置、２1、２2は
各車両に設けられ、その車両の状態を制御装置１に伝送
するモニタ装置である。３1、３2は制御装置１から送信
される表示用のデータを取り込んで乗客への案内用の表
示を行う表示装置である。これらの装置は引き通し線４
1、４2によって結ばれている。
【０００８】この場合、その引き通し線はモニタ用の引
き通し線４1と、表示用の引き通し線４2が独立に設けら
れている。モニタ装置２1、２2および表示装置３1、３2
の信号伝送部分は図２のようになっており、インターフ
ェイス部１３または１４を介して取り込まれた信号がＣ
ＰＵ１０、ＲＯＭ１１、ＲＡＭ１２によって処理される
ようになっている。
き通し線４1と、表示用の引き通し線４2が独立に設けら
れている。モニタ装置２1、２2および表示装置３1、３2
の信号伝送部分は図２のようになっており、インターフ
ェイス部１３または１４を介して取り込まれた信号がＣ
ＰＵ１０、ＲＯＭ１１、ＲＡＭ１２によって処理される
ようになっている。
【０００９】このように各装置は２つのインターフェイ
ス部を有しているが、その管理は制御装置１のＣＰＵで
行っている。そして通常時はモニタデータや表示データ
等の情報の内容や量に応じてインターフェイス部を切り
換えて制御する。例えば、モニタを行うときは引き通し
線４1を使用し、モニタデータの授受を行うが、同時に
表示データの送出要求が発生したり、モニタ情報量が増
えた場合、引き通し線４2を使用し処理する。
ス部を有しているが、その管理は制御装置１のＣＰＵで
行っている。そして通常時はモニタデータや表示データ
等の情報の内容や量に応じてインターフェイス部を切り
換えて制御する。例えば、モニタを行うときは引き通し
線４1を使用し、モニタデータの授受を行うが、同時に
表示データの送出要求が発生したり、モニタ情報量が増
えた場合、引き通し線４2を使用し処理する。
【００１０】システム全体としては親器に相当する制御
装置１から各装置を呼び出すポーリングセレクト方式の
通信方式等を使用し、常に引き通し線の異常を監視する
セルフチェックを行う。すなわち、送られたポーリング
信号に対して必要な応答があるか否かで引き通し線が断
線していないかどうかをチェックしている。
装置１から各装置を呼び出すポーリングセレクト方式の
通信方式等を使用し、常に引き通し線の異常を監視する
セルフチェックを行う。すなわち、送られたポーリング
信号に対して必要な応答があるか否かで引き通し線が断
線していないかどうかをチェックしている。
【００１１】断線等で異常が認められたときには、制御
装置から残された引き通し線を使用し、端末装置に引き
通し異常信号を送信する。この信号を受けた端末装置
は、異常を起こした引き通し線のインターフェイスの動
作を停止し、モニタ装置は列車の走行に関わる制御故障
や、乗客の安全に関わる非常通報等、優先度の高いモニ
タ情報を順次送信する。また、表示装置には制御装置か
ら事故情報や行先表示等の緊急情報のみを送信する。
装置から残された引き通し線を使用し、端末装置に引き
通し異常信号を送信する。この信号を受けた端末装置
は、異常を起こした引き通し線のインターフェイスの動
作を停止し、モニタ装置は列車の走行に関わる制御故障
や、乗客の安全に関わる非常通報等、優先度の高いモニ
タ情報を順次送信する。また、表示装置には制御装置か
ら事故情報や行先表示等の緊急情報のみを送信する。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明はインターフ
ェイス部を２回路設け、通常時はそれぞれモニタおよび
表示用に専用で使用し、引き通し線の断線時は残った引
き通し線に接続されているインターフェイス部を優先度
の高いデータから順に使用し、データ伝送を行うようし
たものであるから、実質的に２重化されたと同じ効果を
有し、信頼性の高いデータ伝送が行えるという効果を有
する。
ェイス部を２回路設け、通常時はそれぞれモニタおよび
表示用に専用で使用し、引き通し線の断線時は残った引
き通し線に接続されているインターフェイス部を優先度
の高いデータから順に使用し、データ伝送を行うようし
たものであるから、実質的に２重化されたと同じ効果を
有し、信頼性の高いデータ伝送が行えるという効果を有
する。
【図１】本発明の一実施例を示すブロック図
【図２】モニタ装置および表示装置の内部構成を示すブ
ロック図
ロック図
１ 制御装置 ２ モニタ装置 ３ 表示装置 １０ ＣＰＵ １１ ＲＯＭ １２ ＲＡＭ １３、１４ インターフェイス部
Claims (2)
- 【請求項１】 連結された複数車両からなる列車の各車
両に設けられたモニタ装置および表示装置と、列車の状
態を示すモニタデータや各列車で表示する表示データを
伝送することにより、乗務員室で各車両の状態や表示内
容を管理するための列車制御装置において、各車両ごとに設けられたモニタ装置および表示装置に共
通して接続されたモニタ用引き通し線を用いてデータ伝
送を行う第１のインターフェース部と、 各車両ごとに設けられたモニタ装置および表示装置に共
通して接続された表示用引き通し線を用いてデータ伝送
を行う第２のインターフェース部と、 前記モニタ用引き通し線および前記表示用 引き通し線の
異常を検出する異常検出部と、通常時には、伝送するデータの内容または量に応じて前
記第１のインターフェース部と前記第２のインターフェ
ース部とを切り替えて伝送し、モニタ用引き通し線およ
び表示用引き通し線のいずれか一方の引き通し線で異常
が生じた場合は、他方の引き通し線およびそのインター
フェース部を用い、前記モニタデータおよび表示データ
のうち 重要なデータを優先的に伝送する優先データ処理
部とを備えることを特徴とする列車制御装置。 - 【請求項２】 連結された複数車両からなる列車の各車
両に設けられたモニタ装置および表示装置と、前記列車
の乗務員室に設けられ各車両の状態や表示内容を管理す
る列車制御装置との間で、列車の状態を示すモニタデー
タや各列車で表示する表示データを伝送する場合の列車
伝送制御方法であって、 通常時には、前記列車制御装置と各車両ごとに設けられ
た前記モニタ装置および表示装置とに共通して接続され
たモニタ用引き通し線と、前記列車制御装置と各車両ご
とに設けられた前記モニタ装置および表示装置とに共通
して接続された表示用引き通し線とを、伝送するデータ
の内容または量に応じて切り替えて伝送し、 前記モニタ用引き通し線または前記表示用引き通し線の
うちいずれか一方の引き通し線で異常があった場合は、
他方の引き通し線を用いて前記モニタデータおよび表示
データのうち重要なデータを優先的に伝送することを特
徴とする列車伝 送制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07711791A JP3156087B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 列車制御装置および列車伝送制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07711791A JP3156087B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 列車制御装置および列車伝送制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05113776A JPH05113776A (ja) | 1993-05-07 |
| JP3156087B2 true JP3156087B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=13624849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07711791A Expired - Fee Related JP3156087B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 列車制御装置および列車伝送制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3156087B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4684317B2 (ja) | 2007-07-23 | 2011-05-18 | 三菱電機株式会社 | 列車内表示器管理システムおよび列車内表示器管理方法 |
| EP2302619A4 (en) * | 2008-07-07 | 2013-01-02 | Mitsubishi Electric Corp | ON-BOARD DISPLAY MANAGEMENT SYSTEM AND ON-BOARD DISPLAY MANAGEMENT METHOD FOR RAILWAY TRAINS |
-
1991
- 1991-03-18 JP JP07711791A patent/JP3156087B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05113776A (ja) | 1993-05-07 |
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Legal Events
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