JP4083403B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置や複写機、OA機器のプリンタなどに用いられるインクジェットプリンタに関するものであって、より詳細には、印字ヘッドにおける不良のインク吐出孔を救済し得る技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット方式による印字は、騒音が少なく普通紙にも簡単に印字できるため、ファクシミリ装置や複写機、OA機器のプリンタなどに有利に用いられている。
【0003】
該方式を用いたインクジェットプリンタでは、一般にオリフィスと呼ばれる微細な複数のインク吐出孔を有するインクジェットヘッド(以下、印字ヘッドと称する)を備えており、駆動制御装置にその駆動を制御して、文字や画像に応じて必要な吐出孔からのみインクを吐出させて記録材上に印字を行うようになっている。
【0004】
上記印字ヘッドには、1字又は2字分の長さで、縦方向(記録材の搬送方向である副走査方向)に1列又は2列のインク吐出孔が設けられ、キャリッジと称される移動体に搭載され、横方向(主走査方向)へ移動しながら、横方向1ライン毎(1字分の長さの場合は1行毎、2字分の長さの場合は2行毎)に印字を行うものがある。これにおいては、横方向1ラインの印字終了後、印字ヘッドが逆方向に移動して元位置に復帰すると共に、その間に記録材が縦方向に1ライン分搬送され、次ラインの印字が行われる。
【0005】
このような構成の印字ヘッドを備えたインクジェットプリンタにおいて、フルカラー対応の場合は、上記した印字ヘッドが、黒色インク用、イエローインク用、マゼンタインク用、及びシアンインク用の計4つ、横方向に並んでキャリッジに搭載され、キャリッジの1回の横方向への移動時に、各色のインクが吐出される。なお、ここで印字ヘッドは、4つ各々別構成である必要はなく、一体に構成されていてもよい。
【0006】
また、ラインヘッドと称される、記録材の幅と同じ寸法の長尺ヘッドを横方向に固定して配設し、キャリッジを用いないタイプの印字ヘッドもある。これにおいては、印字ヘッドを横方向に移動させる必要がないため、前者の構成に対し、印字ヘッドを横方向に移動させる駆動系が必要ない分、プリンタの小型化が図れ、かつ、印字速度も速められるといった利点がある。
【0007】
そして、このような構成の印字ヘッドを備えたインクジェットプリンタにおいて、フルカラー対応の場合は、上記した長尺の印字ヘッドが、黒色インク用、イエローインク用、マゼンタインク用、及びシアンインク用の計4本、縦方向に並んで配設される。ここでも、印字ヘッドは、4つ各々別構成である必要はなく、一体に構成されていてもよい。
【0008】
ところで、このような印字ヘッドにおけるインク吐出孔の直径は、30〜60μm程度と非常に微細であるため、製造途中で目詰まりや設定通りの形にインクを吐出できないなどの不良が生じる場合があり、形成される吐出孔の数が増すと、その中の1〜2個の吐出孔にこのような不良が生じる確立が高くなる。現状の技術レベルでは、このような不良を生じた吐出孔を修正することは困難であり、廃棄されるため、印字ヘッドの歩留りを低下させてしまい、インクジェットプリンタのコストアップを招来する。
【0009】
このような課題に鑑みなされたものとして、特開平8−174805号公報には、上記したラインヘッドにおいて、通常の吐出孔からなる第1の吐出アレイに、予備の吐出孔からなる第2の吐出孔アレイを並設しておき、第1の吐出孔アレイのある吐出孔に不良が生じた場合は、該不良の吐出孔に代えて、該不良の吐出孔と並ぶ第2の吐出孔アレイの予備の吐出孔を使用する構成が記載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報のように、予め予備用に第2の吐出孔アレイを設けておく構成では、確かに、第1の吐出孔アレイのある吐出孔が不良であっても、予備の吐出孔を代替使用することで、当該印字ヘッド自体は使用可能となり、歩留りを向上できるが、第2の吐出孔アレイの殆どの吐出孔は、最期まで使用されない無駄な吐出孔であり、このような無駄な吐出孔を予め多く形成しておくことは、印字ヘッドの構成を複雑化し、また、印字ヘッドの構成自体を大型化するため、キャリッジに搭載される移動型の印字ヘッドに採用するには問題がある。
【0011】
本発明は、上記課題に鑑み成されたもので、不良の吐出孔からのインクの吐出不良を、予備の吐出孔を設けることなく補正し、不良の吐出孔を有するインクジェットヘッドであっても使用可能とできるインクジェットプリンタを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1のインクジェットプリンタは、上記課題を解決するために、所定色のインクを吐出する吐出孔が、黒色、及び混色することで黒色を呈する複数の色に応じて設けられた印字ヘッドを備え、各吐出孔よりインクを吐出させることで記録材上にカラー画像を形成するインクジェットプリンタにおいて、黒色インクの吐出孔が不良である場合に、該不良吐出孔による黒色インクの吐出に代えて、該不良吐出孔と記録材上の同位置にインクを吐出し得る上記複数の色の各吐出孔よりインクを吐出させ、混色による黒色ドットを形成するように上記印字ヘッドの駆動を制御する制御手段を備えていることを特徴としている。
【0013】
ここで、混色することで黒色を呈する複数の色としては、例えば、イエロー、マゼンタ、シアンの3色を挙げることができる。
【0014】
上記の構成によれば、黒色インクの吐出孔が不良である場合、制御手段が、印字ヘッドの駆動を制御して、不良吐出孔と記録材上の同位置にインクを吐出し得る複数の色の各吐出孔よりインクを吐出させ、不良吐出孔の割り当て領域に、混色による黒色ドットを形成させる。
【0015】
したがって、不良の際の代替用に予備の吐出孔を設けずとも、不良吐出孔からのインクの吐出で形成されるべきドット位置の抜けを、その他の正常な吐出孔からのインクの吐出でカバーすることで、問題なく画像を形成することができ、不良吐出孔が存在する印字ヘッドであっても用いることが可能となる。
【0016】
そして、代替用に予備の吐出孔を設けない分、印字ヘッドの構造は簡素であり、大型化することもないので、キャリッジに搭載される移動型の印字ヘッドに採用するにも何ら問題ない。
【0017】
また、上記制御手段は、従来のインクジェットプリンタに搭載されているインクジェットヘッドの駆動制御部のソフト的な改良にて容易に実現できるので、印字ヘッドの歩留り向上によるコスト削減効果は十分にインクジェットプリンタの価格に反映され、インクジェットプリンタの低価格化を推進することができる。
【0018】
本発明の第2のインクジェットプリンタは、上記課題を解決するために、同色のインクを吐出する吐出孔が複数設けられた印字ヘッドを備え、各吐出孔よりインクを吐出させることで記録材上に画像を形成するインクジェットプリンタにおいて、不良の吐出孔がある場合に、該不良吐出孔と同色のインクを吐出する吐出孔であって、該不良吐出孔に隣接する少なくとも1つの吐出孔からのインク吐出にて、不良吐出孔によるインクの吐出不良を補うように上記印字ヘッドの駆動を制御する制御手段を備えていることを特徴としている。
【0019】
これは、黒色以外の色インクの吐出孔が不良の場合、或いは、混色にて黒色ドットを形成できない装置構成において、黒色インクの吐出孔が不良の場合に対応したものである。
【0020】
ここで、隣接する吐出孔とは、印字ヘッドがキャリッジに搭載される移動式ヘッドであって、同色の吐出孔が副走査方向に1列並ぶ構成では、副走査方向に隣接するものとなる。また、移動式ヘッドにおいて、副走査方向に並ぶ吐出孔の列が、主走査方向に複数列並設された構成の場合は、主走査方向に並ぶ異なる列の吐出孔であってもよい。
【0021】
また、印字ヘッドが記録材の幅方向である主走査方向にライン状に配設された固定式のラインヘッドの場合も同様であって、同色の吐出孔が主走査方向に1列並ぶ単ライン構成では、隣接する吐出孔とは主走査方向に隣接する吐出孔であって、主走査方向に並ぶ吐出孔の列が、副走査方向に複数並設された複数ライン構成では、隣接する吐出孔とは副走査方向に隣接する吐出孔であってもよい。
【0022】
上記の構成によれば、不良吐出孔がある場合、制御手段が、印字ヘッドの駆動を制御して、不良吐出孔に隣接する少なくとも1つの同色の吐出孔からインクを吐出させ、不良吐出孔の割り当て領域に、色を置くようになっている。
【0023】
したがって、不良の際の代替用に予備の吐出孔を設けずとも、不良吐出孔からのインクの吐出で形成されるべきドット位置の抜けを、その他の正常な吐出孔からのインクの吐出でカバーすることで、問題なく画像を形成することができ、不良吐出孔が存在する印字ヘッドであっても用いることが可能となる。
【0024】
そして、代替用に予備の吐出孔を設けない分、印字ヘッドの構造は簡素であり、大型化することもないので、キャリッジに搭載される移動型の印字ヘッドに採用するにも何ら問題ない。
【0025】
また、上記制御手段は、従来のインクジェットプリンタに搭載されているインクジェットヘッドの駆動制御部のソフト的な改良にて容易に実現できるので、印字ヘッドの歩留り向上によるコスト削減効果は十分にインクジェットプリンタの価格に反映され、インクジェットプリンタの低価格化を推進することができる。
【0026】
上記した本発明の第2のインクジェットプリンタにおいては、ベタ画像を形成する場合、上記制御手段は、上記隣接する吐出孔からのインク吐出量を増加させる。
【0027】
形成する画像がベタ画像である場合は、隣接する吐出孔からのインク吐出量を増加させるように制御することで、不良吐出孔によるインクの吐出不良を補うことができる。
【0028】
また、ベタ画像を形成する場合であって、かつ、複数の色の異なるインクを記録材上の同一位置に吐出して1ドットを混色形成する場合は、上記制御手段は、正常な吐出孔からのインク吐出で形成される他のドットとの色差が小さくなるように、増加させるインク吐出量を決定する構成とすることが望ましい。
【0029】
ベタ画像を形成する場合であって、かつ、複数の色の異なるインクを記録材上の同一位置に吐出して1ドットを混色形成する場合は、増加させるインク吐出量を正常な吐出孔からのインク吐出で形成される他のドットとの色差が小さくなるように決定することで、色差(階調ムラ)を抑えて、画質を向上できる。
【0030】
上記した本発明の第2のインクジェットプリンタにおいては、単独ドット画像或いは細線画像を形成する場合、上記制御手段は、上記隣接する吐出孔からのインク吐出量を、正規のインク吐出量より少なくする。
【0031】
形成する画像が単独ドット画像或いは細線画像である場合は、隣接する吐出孔からのインク吐出量を、正規のインク吐出量より少なくするように制御することで、不良吐出孔によるインクの吐出不良を、目立たせることなく補うことができる。
【0032】
上記した本発明の第2のインクジェットプリンタにおいては、上記制御手段は、上記不良吐出孔からのインクの吐出にて形成されるドットに隣接する隣接ドットの有無を判断し、隣接ドットが有る場合は、隣接する吐出孔からのインク吐出量を正規のインク吐出量より多くし、隣接ドットが無い場合は、隣接する吐出孔からのインクの吐出量を正規のインク吐出量より少なくすることを特徴とすることもできる。
【0033】
上記の構成では、不良吐出孔からのインクの吐出にて形成されるドットに隣接する隣接ドットの有無がまず判断される。ベタ画像の場合は、隣接ドットは有り、単独ドット画像や細線画像の場合は、隣接ドットは無いので、隣接ドットの有無より形成画像を判別できる。そして、隣接ドットがある場合は、隣接する吐出孔からのインク吐出量を正規のインク吐出量より多くし、隣接ドットが無い場合は、隣接する吐出孔からのインクの吐出量を正規のインク吐出量より少なくするので、既に説明したように、ベタ画像、単独ドット画像や細線画像において、不良吐出孔によるインクの吐出不良を、目立たせることなく補うことができる。
【0034】
本発明の上記した第1及び第2のインクジェットプリンタにおいては、階調表現をディザマトリクスパターンを用いて行う場合、ディザマトリクスパターンの表現に使用される所定数の吐出孔の位置毎に、各位置の吐出孔が不良となった場合のディザマトリクスパターンをそれぞれ記憶した記憶手段をさらに備えておき、上記制御手段は、不良吐出孔が使用される際のディザマトリクスパターンを、上記記憶手段を参照して、該不良吐出孔の位置に応じたディザマトリクスパターンに切り換えることを特徴とすることもできる。
【0035】
ディザマトリクスパターンを用いた階調表現では、予め決められたマトリクス順位にしたがって、マトリクス画素が埋められて行くため、もしも不良となる吐出孔に割り当てられたマトリクス画素のマトリクス順位が小さい番号であると、代替の吐出孔にてドットが形成されるマトリクス画素が増えることとなる。
【0036】
上記の構成によれば、記憶手段には、ディザマトリクスパターンの表現に使用される所定数の吐出孔の位置毎に、各位置の吐出孔が不良となった場合のディザマトリクスパターンをそれぞれ記憶されている。各位置の吐出孔が不良となった場合のディザマトリクスパターンとはつまり、不良吐出孔にて形成されるマトリクス画素のマトリクス順位が大きいものである。
【0037】
そして、制御手段が、不良吐出孔が使用される際のディザマトリクスパターンを、記憶手段を参照して、不良吐出孔の位置に応じたディザマトリクスパターンに切り換えるので、代替の吐出孔にてドットが形成が形成されるマトリクス画素の数を少なくして、より正確な階調表現とすることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
本発明に係る実施の一形態を、図1〜図10に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0039】
本発明の構成が適用された本実施の形態のインクジェットプリンタは、図2及図3に示すように、記録材Pに対してインクを吐出する印字ヘッド1が、該印字ヘッド1に対してインクを供給するインクタンク2と共に、インクキャリッジ3に搭載された構成である。該インクキャリッジ3は、シャフト4に摺動可能に支持されており、タイミングベルト5によって、矢印Aにて示す主走査方向と、その逆方向である復帰方向とに往復移動するようになっている。
【0040】
上記印字ヘッド1は、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、及びシアン(C)の4色のインクを各々独立して吐出し得るものであって、図4に示すように、同色のインクを吐出する吐出孔20が、主走査方向と直交する方向であって、記録材Pの搬送方向である副走査方向に複数個、並設して設けられている。ここでは、主走査方向上流側より、黒、シアン、アゼンタ、イエローの順に配設されているため、インクの吐出は、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の順に行われる。なお、印字ヘッド1は、上記の各色毎に別々に構成された計4つの印字ヘッドが1つのキャリッジ3に搭載された構成であっても、4つ各色の吐出孔20が一つの印字ヘッドに統合されている1体構成であってもよい。
【0041】
一方、印字ヘッド1より吐出されるインクにて画像が形成される記録材Pは、図2、図3に示すように、給紙トレイ6上に積載され、ピックアップローラ7にて給紙トレイ6より1枚ずつ分離給紙され、搬送ローラ対8にて、印字ヘッド1の下方を、矢印Bにて示す副走査方向に搬送され、排紙ローラ対9にて排出トレイ11上に排紙される。そして、この記録材Pの搬送経路であって、印字ヘッド1と対向する部分には、記録材を裏面より支持するプラテン12が設けられている。
【0042】
このような構成において、印字ヘッド1は、主走査方向に移動しながら、インクタンク2より供給されるインクを、画像信号に対応する吐出孔20から記録材Pへと吐出する。そして、主走査方向への移動が完了すると、復帰方向に移動し、次の1ラインの印字を開始する。また、印字ヘッド1が復帰方向へ移動している間に、記録材Pは、印字ヘッド1が1回の走査にて画像を形成した1ライン幅(1ラインの副走査方向の寸法)だけ、副搬送方向に搬送される。このような1ライン毎の書き込み走査を順次繰り返すことで、記録材Pに画像が形成される。
【0043】
図1は、本実施の形態のインクジェットプリンタの電気的構成を示すブロック図である。制御部19は、CPU(Central Processing Unit )からなるインクジェットプリンタの各部を制御する制御中枢であって、インタフェース部25、画像処理部22、駆動制御部23、及びメモリ21等を備えている。
【0044】
インタフェース部25は、インクジェットプリンタに対して外部のパーソナルコンピュータ等より送信されてくる印字コマンド及び印字データを受信するものであって、該インタフェース部25にて受信された印字コマンド及び印字データは、画像処理部22と駆動系制御部23とに送信される。
【0045】
画像処理部22は、送信された印字データに基づいて、ヘッド駆動回路26に対して駆動信号を送信するものであって、ヘッド駆動回路26は該駆動信号にて、上記印字ヘッド1を駆動させ、各吐出孔20からのインク吐出動作を制御するようになっている。
【0046】
一方、駆動系制御部23は、印字コマンドが送信されると、キャリッジ駆動回路27及び記録材搬送駆動回路29に各駆動信号を送信するものである。
【0047】
キャリッジ駆動回路27は、該駆動信号にて上記タイミングベルト5を駆動するキャリッジモータ28に電力供給し、上記インクキャリッジ3を、印字データに基づく印字ヘッド1の吐出動作と関連した所定のタイミングで主走査方向に移動させ、また、印字ヘッド1によるインクの吐出動作が停止している所定のタイミングで復帰方向に移動させるものである。
【0048】
記録材搬送駆動回路29は、該駆動信号にて上記搬送ローラ対8や排紙ローラ対9を駆動する記録材搬送モータ30に電力供給し、記録材Pを所定のタイミングで副走査方向に搬送させるものである。
【0049】
また、メモリ21は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)より構成される。RAMは主に画像処理部22の制御下、印字データを一時的に格納するもので、また、ROMは本インクジェットプリンタの制御プログラムや、各種テーブル類を予め格納したものである。
【0050】
ところで、前述したように、インクジェットプリンタにおける上記印字ヘッド1のように、複数の吐出孔20が形成された印字ヘッドにおいては、複数ある吐出孔20のうちの1つに不良が生じても、その印字ヘッド1は不良ヘッドであって、そのままでは使用することができず、廃棄処分とされ、インクジェットプリンタにおける価格を引き上げる要因となっている。
【0051】
本実施の形態のインクジェットプリンタでは、このような不良ヘッドであっても使用できるように、図1に示した制御部(制御手段)19が、画像処理部22を介して、ヘッド駆動回路26の駆動を制御して、印字ヘッド1における不良の吐出孔20によるドット形成を、他の良好な吐出孔からインクを吐出させることで補うようになっている。
【0052】
以下、これについて詳細に説明する。
【0053】
まず、図5に示すように、印字ヘッド1を用いて実際に印字を行うことで、各色の各吐出孔20の状態を調べ、不良の吐出孔20の位置を検出する。図5の例では、副走査方向に合計30個並設された吐出孔20を10個ずつA〜Cの3つのグループにわけ、各グループ内で0〜9の番号を付すことで、30個の吐出孔の位置を特定し、不良の吐出孔20の位置を特定している。このような不良の吐出孔20の検出を各色毎に行い、印字ヘッド1における不良の吐出孔20が、何色の吐出孔20であって、その何番目(画像の先端となる副走査方向下流側を先頭として)のものであるかを、例えばY−N(ここでNは、1〜30までの整数)というような色情報と位置情報として特定できる。
【0054】
こうして得られた不良の吐出孔20の色情報と位置情報とは、前述した図1におけるメモリ21のRAMに設けられた、不良の吐出孔の位置情報を格納する不良吐出孔位置格納部21aに格納される。
【0055】
画像処理部22は、インタフェース部25にて受信された画像データにて印字ヘッド1を駆動するにあたり、不良吐出孔位置格納部21aを確認し、まず、色情報を基に、不良の吐出孔20が黒色ドットを形成するものであるか、黒以外のカラードットを形成するものであるかを判別する。
【0056】
そして、黒色ドットを形成するものである場合は、位置情報を基に、何番目の吐出孔20であるかを判断し、例えば該吐出孔20が5番目の吐出孔である場合は、イエロー、マゼンタ、及びシアンにおける同じ5番目の位置にある各吐出孔20より、この不良の吐出孔20がドットを形成すべき記録材P上の位置に、上記3色のカラードットが形成され、混色による黒色ドットが形成されるように、ヘッド駆動回路26へ駆動信号を送信する。
【0057】
これにより、図6(a)に示すように、不良の吐出孔20による黒色ドットが形成されないことによるライン状の抜けを、同図(b)に示すように、混色による黒色ドットにて埋めることができる。
【0058】
一方、イエロー、マゼンタ、及びシアンのカラードットを形成するものである場合は、位置情報を基に、何番目の吐出孔20であるかを判断し、例えば該吐出孔20が5番目の吐出孔である場合は、該不良の吐出孔20と同色の吐出孔20であって、5番目の吐出孔20に隣接する吐出孔20、つまり、4番目と6番目の吐出孔20からインクを吐出することで、この不良の吐出孔20によるカラードットに見合うものが、記録材P上に形成されるように、ヘッド駆動回路26へ駆動信号を送信する。具体的には、形成する画像に応じて、印字データに応じた隣接する吐出孔20からのインク吐出量を、正規吐出量よりも多くする。
【0059】
これにより、図7(a)に示すように、ベタ画像であって、不良の吐出孔20によるカラードットが形成されないことでライン状の抜けが生じる場合は、同図(b)に示すように、隣接する吐出孔20からのインク吐出量を増やすことで、上記の抜けを埋めることができる。また、このようにベタ画像を形成する場合であって、かつ、複数の色の異なるインクを記録材上の同一位置に吐出して1ドットを混色形成する場合は、増加させるインク吐出量を正常な吐出孔20からのインク吐出で形成される他のドットとの色差が小さくなるように決定することで、色差(階調ムラ)を抑えて、画質を向上できる。
【0060】
また、図8(a)に示すように、網点画像のような単独ドット画像の場合は、不良の吐出孔20nで形成されないカラードットを形成できるように、不良の吐出孔20nに隣接する吐出孔20n+1と吐出孔20n−1とから、その他の吐出孔20からの正規のドット形成量よりも少ない量のインクを吐出して、正規のサイズより小さいカラードットを2つ形成する。これにより、網点画像のような単独ドット画像の場合における、不良の吐出孔20によるカラードットが形成されないことで生じるドットの抜けを埋めることができる。
【0061】
このような形成しようとする画像が、ベタ画像であるか、単独ドット画像であるか、細線画像であるかの判断は、例えば、不良の吐出孔20にて形成されるドットに隣接するドットの有無を基に判断できる。つまり、隣接ドットが有る場合は、、ベタ画像であるとし、隣接ドットが無い場合は、単独ドット画像や細線画像であるとすればよい。
【0062】
なお、ここでは、黒色ドットを混色にて形成できる構成であったので、黒色ドットについては、そのほかのカラードットの場合と代替手法を異ならせたが、黒色ドットを混色にて形成できないインクジェットプリンタであれば、カラードットと同様の代替手法を採用すればよい。
【0063】
また、本実施の形態のインクジェットプリンタでは、黒色インクが顔料より形成され、カラーインクが染料を用いて形成されているため、上記画像処理部22では、図9(a)(b)に示すように、単位面積当たりの総ドット数を黒色ドット数で除した値であるドット面積率が50%を超えるか否かを判断しており、50%を超えると、たとえ黒用の吐出孔20が正常であっても、黒色インクよりなる黒色ドットをカラーインクよりなる混色による黒色ドットとを、混在配置するようにしている。これにより、顔料より形成される黒色インクは乾き難いといった欠点をカバーしながら、美しい画質の画像をより短時間で得ることができる。
【0064】
さらに、本実施の形態のインクジェットプリンタでは、画像処理部22は、階調表現をディザマトリクスパターンを用いて行うようになっているが、ディザマトリクスパターンを用いた階調表現では、予め決められたマトリクス順位にしたがって、マトリクス画素が埋められて行くため、もしも不良となる吐出孔に割り当てられたマトリクス画素のマトリクス順位が小さい番号であると、代替の吐出孔にてドットが形成されるマトリクス画素が増えることとなる。
【0065】
そこで、本実施の形態のインクジェットプリンタでは、上記のメモリ21に、ディザマトリクスパターンの表現に使用される所定数の吐出孔20の位置毎に、各位置の吐出孔20が不良となった場合のディザマトリクスパターンをそれぞれ記憶させておき、画像処理部22は、不良の吐出孔20が使用される際のディザマトリクスパターンを、上記メモリ21を参照して、不良の吐出孔20の位置に応じたディザマトリクスパターンに切り換えるようになっている。各位置の吐出孔20が不良となった場合のディザマトリクスパターンとはつまり、不良吐出孔20にて形成されるマトリクス画素のマトリクス順位が大きいものである。
【0066】
例えば、図10に参照符号32にて示す、1画素あたり8ビット(256階調)構成の4×4のディザマトリクスを用いて多値ディザ処理を行う場合、4×4のマトリクスの各画素は、各画素中に数値で表されているマトリクス順位で埋められていくこととなる。ここでもし、参照符号33にて示すように、16個のうちの10個の画素を埋めるディザマトリクスパターンにおいて、パターンが固定であると、画素を埋める4つの吐出孔20−1〜20−4の中に不良のものが存在した場合、代替の吐出孔20によるドット形成が行われる。例えば、吐出孔20−1が不良の場合、8画素が正常なドットで埋まり、2画素が代替の吐出孔20にて埋まることとなる。また、吐出孔20−2が不良の場合は6画素が正常なドットで埋まり、4画素が代替の吐出孔20にて埋まることとなる。
【0067】
これに対し、本実施の形態のインクジェットプリンタでは、画像処理部22が、参照符号34にて示すように、ディザマトリクスパターンを不良の吐出孔20に位置に応じて変更し、優先的に正常なドットで埋まる画素が多くなるようにするので、代替の吐出孔20にてドットが形成が形成される画素の数が少なくなって、より正確な階調表現とすることができる。
【0068】
【発明の効果】
本発明の第1のインクジェットプリンタは、以上のように、所定色のインクを吐出する吐出孔が、黒色、及び混色することで黒色を呈する複数の色に応じて設けられた印字ヘッドを備え、各吐出孔よりインクを吐出させることで記録材上にカラー画像を形成するインクジェットプリンタにおいて、黒色インクの吐出孔が不良である場合に、該不良吐出孔による黒色インクの吐出に代えて、該不良吐出孔と記録材上の同位置にインクを吐出し得る上記複数の色の各吐出孔よりインクを吐出させ、混色による黒色ドットを形成するように上記印字ヘッドの駆動を制御する制御手段を備えていることを特徴としている。
【0069】
これにより、不良の際の代替用に予備の吐出孔を設けずとも、不良吐出孔からのインクの吐出で形成されるべきドット位置の抜けを、その他の正常な吐出孔からのインクの吐出でカバーすることで、問題なく画像を形成することができ、不良吐出孔が存在する印字ヘッドであっても用いることが可能となる。
【0070】
そして、代替用に予備の吐出孔を設けない分、印字ヘッドの構造は簡素であり、大型化することもないので、キャリッジに搭載される移動型の印字ヘッドに採用するにも何ら問題ない。
【0071】
また、上記制御手段は、従来のインクジェットプリンタに搭載されているインクジェットヘッドの駆動制御部のソフト的な改良にて容易に実現できるので、印字ヘッドの歩留り向上によるコスト削減効果は十分にインクジェットプリンタの価格に反映され、インクジェットプリンタの低価格化を推進することができる。
【0072】
本発明の第2のインクジェットプリンタは、以上のように、同色のインクを吐出する吐出孔が複数設けられた印字ヘッドを備え、各吐出孔よりインクを吐出させることで記録材上に画像を形成するインクジェットプリンタにおいて、不良の吐出孔がある場合に、該不良吐出孔と同色のインクを吐出する吐出孔であって、該不良吐出孔に隣接する少なくとも1つの吐出孔からのインク吐出にて、不良吐出孔によるインクの吐出不良を補うように上記印字ヘッドの駆動を制御する制御手段を備えていることを特徴としている。
【0073】
これにより、不良の際の代替用に予備の吐出孔を設けずとも、不良吐出孔からのインクの吐出で形成されるべきドット位置の抜けを、その他の正常な吐出孔からのインクの吐出でカバーすることで、問題なく画像を形成することができ、不良吐出孔が存在する印字ヘッドであっても用いることが可能となる。
【0074】
そして、代替用に予備の吐出孔を設けない分、印字ヘッドの構造は簡素であり、大型化することもないので、キャリッジに搭載される移動型の印字ヘッドに採用するにも何ら問題ない。
【0075】
また、上記制御手段は、従来のインクジェットプリンタに搭載されているインクジェットヘッドの駆動制御部のソフト的な改良にて容易に実現できるので、印字ヘッドの歩留り向上によるコスト削減効果は十分にインクジェットプリンタの価格に反映され、インクジェットプリンタの低価格化を推進することができる。
【0076】
上記した本発明の第2のインクジェットプリンタにおいては、ベタ画像を形成する場合、上記制御手段は、上記隣接する吐出孔からのインク吐出量を増加させる。これにより、形成する画像がベタ画像である場合における、不良吐出孔によるインクの吐出不良を補うことができる。
【0077】
また、ベタ画像を形成する場合であって、かつ、複数の色の異なるインクを記録材上の同一位置に吐出して1ドットを混色形成する場合は、上記制御手段は、正常な吐出孔からのインク吐出で形成される他のドットとの色差が小さくなるように、増加させるインク吐出量を決定する構成とすることが望ましく、これにより、色差(階調ムラ)を抑えて、画質を向上できる。
【0078】
上記した本発明の第2のインクジェットプリンタにおいては、単独ドット画像或いは細線画像を形成する場合、上記制御手段は、上記隣接する吐出孔からのインク吐出量を、正規のインク吐出量より少なくする。
【0079】
これにより形成する画像が単独ドット画像或いは細線画像である場合に、不良吐出孔によるインクの吐出不良を、目立たせることなく補うことができる。
【0080】
上記した本発明の第2のインクジェットプリンタにおいては、上記制御手段は、上記不良吐出孔からのインクの吐出にて形成されるドットに隣接する隣接ドットの有無を判断し、隣接ドットが有る場合は、隣接する吐出孔からのインク吐出量を正規のインク吐出量より多くし、隣接ドットが無い場合は、隣接する吐出孔からのインクの吐出量を正規のインク吐出量より少なくすることを特徴とすることもできる。
【0081】
これにより、既に説明したように、ベタ画像、単独ドット画像や細線画像において、不良吐出孔によるインクの吐出不良を、目立たせることなく補うことができる。
【0082】
本発明の上記した第1及び第2のインクジェットプリンタにおいては、階調表現をディザマトリクスパターンを用いて行う場合、ディザマトリクスパターンの表現に使用される所定数の吐出孔の位置毎に、各位置の吐出孔が不良となった場合のディザマトリクスパターンをそれぞれ記憶した記憶手段をさらに備えておき、上記制御手段は、不良吐出孔が使用される際のディザマトリクスパターンを、上記記憶手段を参照して、該不良吐出孔の位置に応じたディザマトリクスパターンに切り換えることを特徴とすることもできる。
【0083】
これにより、不良吐出孔が使用される際のディザマトリクスパターンが、不良吐出孔の位置に応じたディザマトリクスパターンに切り換えるので、代替の吐出孔にてドットが形成が形成されるマトリクス画素の数を少なくして、より正確な階調表現とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の一形態のインクジェットプリンタの電気的構成を示すブロック図である。
【図2】上記インクジェットプリンタの構成を示す説明図である。
【図3】上記インクジェットプリンタの構成を示す説明図である。
【図4】上記インクジェットプリンタに備えられた印字ヘッドにおける吐出孔の配列状態を示す説明図である。
【図5】上記インクジェットプリンタにおける印字ヘッドの不良吐出孔を検出する方法を示す説明図である。
【図6】(a)(b)は、上記インクジェットプリンタにおける不良の吐出孔のドット形成を救済する手法を示す説明図である。
【図7】(a)(b)は、上記インクジェットプリンタにおける不良の吐出孔のドット形成を救済する手法を示す説明図である。
【図8】(a)(b)は、上記インクジェットプリンタにおける不良の吐出孔のドット形成を救済する手法を示す説明図である。
【図9】(a)(b)は、上記インクジェットプリンタにおける不良の吐出孔のドット形成を救済する手法を示す説明図である。
【図10】上記インクジェットプリンタにおけるディザマトリクスパターンの切り換えを示す説明図である。
【符号の説明】
1 印字ヘッド
20 吐出孔
21 メモリ(制御手段,記憶手段)
22 画像処理部(制御手段)

Claims (3)

  1. 同色のインクを吐出する吐出孔が複数設けられた印字ヘッドを備え、各吐出孔よりインクを吐出させることで記録材上に画像を形成するインクジェットプリンタにおいて、
    不良の吐出孔がある場合に、該不良吐出孔と同色のインクを吐出する吐出孔であって、該不良吐出孔の両隣の2つの吐出孔からのインク吐出にて、不良吐出孔によるインクの吐出不良を補うように上記印字ヘッドの駆動を制御する制御手段を備えており、
    上記制御手段は、上記不良吐出孔にて単独ドット画像或いは単独ドットが一列に連なった細線よりなる細線画像を形成する場合、不良吐出孔の両隣の2つの吐出孔それぞれからのインク吐出量を、正規のサイズのドットを形成するためのインク吐出量よりも少なくすることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 同色のインクを吐出する吐出孔が複数設けられた印字ヘッドを備え、各吐出孔よりインクを吐出させることで記録材上に画像を形成するインクジェットプリンタにおいて、
    不良の吐出孔がある場合に、該不良吐出孔と同色のインクを吐出する吐出孔であって、該不良吐出孔の両隣の2つの吐出孔からのインク吐出にて、不良吐出孔によるインクの吐出不良を補うように上記印字ヘッドの駆動を制御する制御手段を備えており、
    上記制御手段は、上記不良吐出孔からのインクの吐出にて形成されるドットに隣接する隣接ドットの有無を判断し、隣接ドットが有る場合は、隣接する吐出孔からのインク吐出量を、正規のサイズのドットを形成するためのインク吐出量よりも多くし、隣接ドットが無い場合は、不良吐出孔の両隣の2つの吐出孔それぞれからのインク吐出量を、正規のサイズのドットを形成するためのインク吐出量よりも少なくすることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  3. 階調表現をディザマトリクスパターンを用いて行う場合、
    ディザマトリクスパターンの表現に使用される所定数の吐出孔の位置毎に、各位置の吐出孔が不良となった場合のディザマトリクスパターンをそれぞれ記憶した記憶手段をさらに備えておき、
    上記制御手段は、不良吐出孔が使用される際のディザマトリクスパターンを、上記記憶手段を参照して、該不良吐出孔の位置に応じたディザマトリクスパターンに切り換えることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタ。
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