JP4082502B2 - 無停電電源装置 - Google Patents

無停電電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4082502B2
JP4082502B2 JP2003000630A JP2003000630A JP4082502B2 JP 4082502 B2 JP4082502 B2 JP 4082502B2 JP 2003000630 A JP2003000630 A JP 2003000630A JP 2003000630 A JP2003000630 A JP 2003000630A JP 4082502 B2 JP4082502 B2 JP 4082502B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
supply module
main body
case
heat dissipation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003000630A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004158425A (ja
Inventor
直樹 原村
正人 磯貝
浩 福永
修明 松本
秀人 板野
浩史 富田
宏 山本
和俊 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Maxell Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Energy Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Energy Ltd filed Critical Hitachi Maxell Energy Ltd
Priority to JP2003000630A priority Critical patent/JP4082502B2/ja
Publication of JP2004158425A publication Critical patent/JP2004158425A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4082502B2 publication Critical patent/JP4082502B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば情報処理装置のバックアップ電源として使用される無停電電源装置、なかでも筒型の2次電池の一群で構成した電源モジュールをケース内に収容してある無停電電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報処理装置の無停電電源装置は、商用電源と情報処理装置との間に配置されて、停電時に電力を供給するようになっている。従来の無停電電源装置は、充放電が可能な鉛電池で構成されている。多くの場合、この種の無停電電源装置は、複数の情報処理装置に対して電力を供給する必要があるため、装置全体が情報処理装置と同程度にまで大形化し、その設置のためのスペースが大きくなり勝ちであった。データの重要性が高いディスクアレイ装置などの中形情報処理装置の場合には、個々の装置に対応して鉛電池を配置することが多く、先の電源装置と同様に無停電電源装置の設置スペースが大きくならざるを得なかった。
【0003】
ニッケル水素電池や、リチウムイオン電池などの筒形の小形2次電池を電池要素にして、その複数個をケース内に収めてパック化した電源装置があり、この種の電源装置は手持ち式の電動工具、電動自転車、ハイブリッド自動車などの電源として使用されている。電動工具、および電動自転車用の電源装置は、直列に接続した20個前後の要素電池をケース内に収めて構成されている。ハイブリッド自動車に適用される電源装置は、200個以上の要素電池を直列に接続してユニット化してある(特許文献1参照)。また、所定個数の要素電池を平面上に配置して電源モジュールを構成し、数個の電源モジュールをモジュール面どうしが隣接する状態で配置し、これらを結線して電源装置とすることが提案されている(特許文献2参照)。このように、使用する要素電池が多い電源装置では、電池間の温度のばらつきを解消するために、ファンなどの冷却装置を付加する必要があり、その分だけ電源装置が大型化するのを避けられない。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−270006号公報(段落番号0026−0029、図2)
【特許文献2】
特開2000−223100号公報(段落番号0024−0034、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ニッケル水素電池や、リチウムイオン電池などのエネルギー密度が高い筒形の要素電池で電源装置を構成することにより全体装置をコンパクト化し、とくに中形情報処理装置に適した小形の無停電電源装置の開発が試みられている。コンパクト化を実現するには、多数個の要素電池を規則的に集約配置して、全体が占めるスペースをなるべく小さくすることになる。
【0006】
例えば、俵を三角形状に積み上げる要領で要素電池をひとまとめにし、あるいは要素電池を規則的に並べてブロック化する。しかし、要素電池を塊状に集約配置すると、その配設位置の違いに基づく電池間の温度のばらつきが避けられず、先に説明したハイブリッド自動車用の電源装置と同様に専用の冷却装置が不可欠となり、電源装置を小形化し省スペース効果を発揮できないおそれがある。
【0007】
ところで、筒形の2次電池を電池蓋が下向きの状態、つまり倒立姿勢で充電すると、充電に伴って発生したガスを逃がすことができないため、充電終期に電池の内圧が異常に上昇し、液漏れを生じることがある。電池が劣化している場合にも同様の液漏れを生じやすい。
【0008】
このような事態を避けるためには、個々の要素電池を横臥姿勢で配置し、さらに使用時における電源装置が適正な姿勢で設置されるよう、取扱説明書等で設置の向きを徹底する必要がある。しかし、情報処理装置の設置場所によっては、電源装置を正規姿勢で設置できるスペースを確保できないことがあり、そうした場合に不適切な姿勢で設置されてしまう可能性が高い。
【0009】
電源装置の内部には、一群の要素電池とケース外面に設けられるコネクタとを接続する出力配線を設けるが、そのレイアウトが複雑であったり、引き回し長さが長くなると、電源パックが大形化してしまう。さらに、先に説明したように、ユーザーが電源装置を不適切な設置姿勢で配した場合に、ケース内の要素電池の重量が、出力線に対して引張り荷重やせん断荷重として作用し、長期使用時に断線や接続不良を生じることがある。
【0010】
本発明の目的は、一群の単電池を平板ブロック状に集約配置した電源モジュールと、出力配線などがケース内に収容してあり、鉛電池に比べて全体をコンパクト化しながら、高エネルギー化が図れる無停電電源装置を提供することにある。
【0011】
本発明の目的は、電源モジュールを構成する電池間の温度のばらつきを抑止でき、従って冷却ファンなどの冷却装置を必要とせず、その分だけ全体を更にコンパクト化でき、設置に要するスペースが小さくて済む無停電電源装置を提供することにある。
【0012】
本発明の目的は、電源モジュールや出力配線、および要素電池の温度や電圧を検知する電気部品、さらには過電流を遮断するヒューズなどの全ての部品が、ケースに対してより少ない手間で簡単に組み付け得る無停電電源装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の無停電電源装置は、筒形の2次電池からなる単電池7の一群を直列に接続して構成される少なくとも1個の電源モジュール(M1・M2)と、該電源モジュールの電力を出力する出力配線2と、電源モジュールおよび出力配線2を収容する本体ケース1とを含む。電源モジュールは、多数の単電池7を横臥姿勢で縦横に隣接配置して平板ブロック状に構成してある。本体ケース1は、電源モジュールの前後面を挟持する前ケース14と後ケース15とを蓋合わせ状に結合してなる。本体ケース1の内部には、電源モジュールを収容する第1区画R1と、出力配線2を収容する第2区画R2とが設けられている。前ケース14と後ケース15との少なくともいずれか一方には、一群の単電池7の熱を本体ケース1外へ放出するための放熱口20が設けられている。本体ケース1の設置底面48は、図1に示すごとく本体ケース1内に収容した前記一群の単電池7の中心軸線とほぼ平行に形成してある。なお、放熱口20は各単電池7に対応して多数個設けることが好ましい。
【0014】
具体的には、本体ケース1内の第1区画R1において電源モジュールは1個(M1)だけ収容される場合もあるし、図示例のように複数個(M1)・(M2)を左右横方向に並べて収容する場合もある。各電源モジュールは、左右横方向に隣接配置されるいくつか(図では4個)のモジュール要素6で構成されている。更に各モジュール要素6は、縦方向に隣接配置したいくつか(図では7個)の単電池7で構成されている。
【0015】
前記放熱口20には、図8に示すごとく単電池7の放熱を促進する放熱シート50を配置し、放熱シート50を前記単電池7の外周面の一部に密着させておくことができる。
【0016】
前記第1区画R1に臨む本体ケース1の内面には、電源モジュール(M1・M2)の前後を挟持する固定リブ17・28と、電源モジュールの上下および左右の外郭線を受け止める位置決め壁16・27・31とを設ける。前記第2区画R2には、前記出力配線2を支持するコードホルダ33を突設する。
【0017】
本体ケース1内に複数の電源モジュールM1・M2が収容される場合、前記第1区画R1に設けた前記位置決め壁は、隣接配置される電源モジュールM1・M2どうしを分離した状態で位置決め保持するために、前記第1区画R1を左右方向に区分する一対の縦区分壁31を含んでいる。
【0018】
前記電源モジュール(M1・M2)は、前ケース14と後ケース15との少なくともいずれか一方の内面に、例えば図1に示すごとく接着剤52で接着固定することができる。この接着剤52としては、樹脂接着剤(ボンド)、両面接着剤、瞬間接着剤などを広く含む。
【0019】
前ケース14と後ケース15とは、前後ケース14・15の接合面に設けた締結ボス23・24・36・37と、これらの締結ボスどうしを締結固定するねじ47と、前後ケース14・15の接合面に設けられて互いに係合する複数個の接合爪25および接合穴38とで分離不能に締結固定される。このうち、前記第1区画R1を囲むケース周壁の外面において、前記締結ボス23・24・36・37が突設されている。
【0020】
前記第2区画R2は、前記第1区画R1に収容した電源モジュール(M1・M2)に沿う本体ケース1の辺部内面に形成し、第2区画R2の一端に出力配線2を本体ケース1外へ導出する導線口39を開口することができる。
【0021】
電源モジュール(M1・M2)に対応して第1のヒューズ3が設けられており、この第1ヒューズ3は、第2区画R2内に設けた第1ブラケット34に装着することができる。
【0022】
更に第1のヒューズ3と出力配線2とは、図6に示すごとく導電性の連結板41で接続し、この連結板41は、第2区画R2内に設けた第2ブラケット35に固定することができる。
【0023】
電源モジュール(M1・M2)に対応して温度センサ4を設け、前記放熱口20が形成されたケース壁の内面に、温度センサ4を配置固定し、その出力リード線4aが、図6に示すごとく一対の前記縦区分壁31の占有空間を介して前記第2区画R2へ導出されている。
【0024】
電源モジュール(M1・M2)を構成する各モジュール要素6の電圧を計測するためのモニターリード線44が、前記第1区画R1内に配置されており、このモニターリード線44の一部が、前記縦区分壁31の占有空間を介して前記第2区画R2へ導出されている。具体的には、図6に示すごとく各モジュール要素6ごとの電圧を監視するために、各モジュール要素6の下端および上端からモニターリード線44が導出されており、モジュール要素6の上端から導出したモニターリード線44は、そのまま第2区画R2に案内し、モジュール要素6の下端から導出したモニターリード線44は、本体ケース1の底壁との間から前記縦区分壁31の占有空間を介して第2区画R2に導出している。
【0025】
電源モジュールを構成する各モジュール要素6の電圧を計測するためのモニターリード線44を備えており、その各モニターリード線44には、図6および図7に示すごとく、第2のヒューズ53が配置されている。
【0026】
前記第1区画R1の底壁の内面には、図1に示すごとく吸水性のシート45を配置することができる。
【0027】
電源モジュール(M1・M2)は、複数個の単電池7を直列に接続してユニット化されたモジュール要素6の複数個で構成する。隣接するモジュール要素6の出力端に位置する正極端子7aと負極端子7bとは要素接続板9を介して接続する。その際、要素接続板9は、図11〜図14に示すごとく正極端子7aと負極端子7bとを接続する主壁54と、主壁54の一側縁から斜めに突設される接続片55とを備えており、主壁54の少なくとも一側端の周縁部56が、正極端子7aと負極端子7bとのいずれか一方の外郭形状に合致する形状に形成されている。そして、要素接続板9を二つ折り状に折り曲げることにより、複数のモジュール要素6が平板ブロック状に連続している形態にすることができる。
【0028】
また、電源モジュール(M1・M2)の出力端に位置する正極端子7aおよび負極端子7bに溶接される出力端子10・11は、図15に示すごとく横向きのリード接続腕59・66と、その一端に連続して下向きに折り曲げられた電池接続脚60・67とで形成され、リード接続腕59・66には、出力配線2、モニターリード線44、および前記電源モジュールに対応して設けられる、第1のヒューズ3の接続リードをはんだ付けするためのリード穴61・68・69が設けられており、リード穴61・68・69とリード接続腕59・66の折り曲げ基端との間に、放熱領域E1・E2が設けられている。
【0029】
【発明の作用効果】
本発明の無停電電源装置では、単電池7を横臥姿勢で縦横に隣接配置して電源モジュール(M1・M2)を平板ブロック状に構成し、さらに電源モジュールとその出力配線2、およびヒューズ3や温度センサー4などの電装品を本体ケース1内に一括収容して構成されているので、鉛電池を電源とする場合に比べて、全体をコンパクト化しながら、高エネルギー化できる(請求項1)。
【0030】
本体ケース1内に第1区画R1と第2区画R2とを設けて、第1区画R1に電源モジュール(M1・M2)を収容し、第2区画R2に出力配線2や電装品などを収容するので、電源モジュールと、出力配線2などの電装品とを本体ケース1に対してより少ない手間で簡単に組み付けることができる。電源モジュールや出力配線2などは、それぞれスペースの無駄を生じることなく効果的に配置できるので、その分だけ無停電電源装置をコンパクト化し、その設置スペースを小さくできる(請求項1)。
【0031】
本体ケース1が、二分割された前ケース14と後ケース15とからなり、前後ケース14・15の少なくとも一方、例えば前ケース14に放熱口20を開口して、単電池7の熱が放熱口20を介して外部に放出できるようにしてあると、充電時に単電池7が長時間にわたって高温状態に晒されるのを解消し、さらに充電後の温度低下を促進できるので、全体として単電池7の寿命が向上する。冷却ファンなどの冷却手段を省けるので、その分だけ電源装置をさらにコンパクト化して、設置に要するスペースを小さく設定できる(請求項1)。
【0032】
本体ケース1の設置底面48が、図1に示すごとく本体ケース1内に収容した一群の単電池7の中心軸線とほぼ平行に設定されているので、本発明の無停電電源装置ではこれを適正に使用する限り、充電時に単電池7の内圧が異常に上昇するのを解消し、液漏れを確実に防止できる(請求項1)。
【0033】
前記放熱口20には、図8に示すごとく単電池7の放熱を促進する放熱シート50を設け、放熱シート50を単電池7の外周面の一部に密着させてあると、単電池7の熱を放熱シート50に伝導したうえで、面積が大きな放熱シート50を介して伝導熱を効果的に外部に放出できるので、充電時の単電池7の温度上昇度合いが緩やかなものになり、充電後の温度低下を促進できることにもなり、単電池7が高温状態に晒される時間を短縮して、単電池7の寿命がさらに向上する(請求項)。
【0034】
第1区画R1に収容される電源モジュール(M1・M2)は、これの上下および左右の外郭線を位置決め壁27・16・31などで受け止め、さらに本体ケース1側の固定リブ17・28で電源モジュールの前後が挟持されていると、本体ケース1内に収容した電源モジュールを遊動不能に強固に固定支持でき、電源モジュールがガタつくことに基づく電気配線の接続不良や断線を良く防止できる。
【0035】
第2区画R2に設けたコードホルダ33に出力配線2などの電気配線を係止する形式によれば、電気配線に作用する外力をコードホルダ33に負担させて、電気配線と電源モジュールとの結線部分に外力が作用するのを阻止できるので、無停電電源装置が乱暴に扱われるような場合や、電気配線が強い力で引張られるような場合でも、その接続不良や断線を良く防止できる。
【0036】
本体ケース1内の第1区画R1が、図5および図6に示すごとく、一対の縦区分壁31で左右方向に区分されていると、隣接配置される電源モジュールM1・M2どうしを確実に分離した状態で位置決め保持し、縦区分壁31が占める空間を電気配線の配置スペースに有効利用できる。
【0037】
電源モジュール(M1・M2)が、図1、図2、図5に示すごとく、前ケース14と後ケース15との少なくとも一方の内面に接着剤52で接着固定されていると、加振時に本体ケース1内の電源モジュールがガタついたり位置ずれするのを確実に防止でき、ガタつきや位置ずれに伴う電気配線の断線などを良く防止できる。とくに、電源モジュールM1・M2を隣接配置する際にも、電源モジュールM1・M2どうしの電気的接続部の破損を防止できるので、耐振動特性が向上する。
【0038】
前後ケース14・15の接合面に設けた複数個の接合爪25および接合穴38を互いに係合して、前ケース14と後ケース15とを一体化し、さらに前後ケース14・15の接合面に設けた締結ボス23・24・36・37をねじ47で締結することにより、図2に示すごとく前後ケース14・15が分離不能に締結されていると、本体ケース1内に設けた平板ブロック状の電源モジュール(M1・M2)を確りと支持固定できる。また、第1区画Rを囲むケース周壁の外面に締結ボス24・37を設けてあると、第1区画R1の内部に締結ボス24・37を設けた場合に避けられないデッドスペースの無駄が省け、その分だけ第1区画R1がコンパクト化し、無停電電源装置を小形化できる。
【0039】
第2区画R2が、第1区画R1に収容した電源モジュールM1・M2に沿って本体ケース1の辺部内面に形成され、第2区画R2の一端に出力配線2を本体ケース1外へ導出する導線口39が開口しているケース構造によれば、出力配線2などの電気配線を第2区画R2に集約配置できるので、とくに第1区画R1に複数の電源モジュールM1・M2が配置してある場合の配線構造が簡素化して、点検作業や補修作業を簡便化するのに有利である。
【0040】
第2区画R2に設けた第1ブラケット34に、電源モジュールに対応する第1のヒューズ3が装着固定されていると、第1のヒューズ3を所定位置に位置決め固定できるので、その断線状態やリード線の接続状態の検認を一見するだけで行える。本体ケース1に外力が作用するような場合でも、第1のヒューズ3が遊動するのを防止して、リード線の結線部分が断線したり、あるいは接続不良状態に陥ったりするのを良く防止できる(請求項)。
【0041】
第1のヒューズ3と出力配線2とは、連結板41を介して接続し、この連結板41を第2区画R2の第2ブラケット35に固定してあると、出力配線2に作用する外力を連結板41で受け止めて、外力が第1のヒューズ3に直接作用するのを防止できる。従って、第1のヒューズ3と出力配線2との接続部分において断線や接続不良が生じるのを良く防止できる(請求項)。
【0042】
電源モジュールM1・M2ごとに設けられる温度センサ4が、放熱口20に隣接するケース壁、具体的には前ケース14の保護壁21の内面に設けられていると、温度センサ4がケース外面の環境温度に左右されるのを防いで、本体ケース1内の温度を正しく検出することができる。従って、充放電時における無停電電源装置の電気的な制御を適正に行える。また、温度センサ4の出力リード線4aは、図6に示すごとく縦区分壁31の占有空間を利用して前記第2区画R2へ導出することにより、第1区画R1を不必要に拡大することもなく配線を行え、その分だけ本体ケース1をコンパクト化することに役立つ。
【0043】
電源モジュールを構成する各モジュール要素6の電圧を計測するために、第1区画R1内に設けたモニターリード線44は、縦区分壁31の占有空間を利用して第2区画R1へ導出することにより、第1区画R1を不必要に拡大することもなく配線を行え、その分だけ本体ケース1をコンパクト化することに役立つ。
【0044】
電源モジュールを構成する各モジュール要素6の電圧を計測するための各モニターリード線44に、第2のヒューズ53が個別に配置されていると、配線不良などによる短絡が生じた場合に、該当のモニターリード線44の発熱、発火を未然に防止できるため、更なる安全性の向上に資する。
【0045】
第1区画R1の底壁の内側に、図1に示すごとく吸水性のシート45が配置されていると、単電池7の電解液が漏液した場合にも、電解液が本体ケース1外へ流出するのを防止し、無停電電源装置の周辺に設置された機器を汚損したり、あるいは電解液の付着によって機器類の故障が誘発されたりするのを防止できる(請求項)。
【0046】
隣接する前記モジュール要素6の出力端に位置する正極端子7aと負極端子7bとが、図12に示すごとく要素接続板9を介して接続されており、その要素接続板9が、正極端子7aおよび負極端子7bを橋絡上に接続する主壁54と、主壁54の一側縁から斜めに突設される接続片55とで構成されていると、電池の外郭線の外へ突出する接続片55にモニターリード線44をはんだ付けできるので、どの段階でモニターリード線44をはんだ付けするにしても、単電池7に邪魔されることもなくはんだ付け作業を簡便に行える。モニターリード線44が接続された接続片55は、いずれ図13に示すように電池の表面に沿って折り曲げられるので、接続片55がケース1と接触緩衝することもない(請求項)。
【0047】
前記主壁54の少なくとも一側端の周縁部56が、図12に示すごとく正極端子7aと負極端子7bとのいずれか一方の外郭形状に合致する形状に形成されていると、要素接続板9を正極端子7aおよび負極端子7bに溶接する際に、周縁部56を利用して主壁54を適正に位置決めできるので、主壁54の各端子7a・7bに対する溶接位置を常に適正化できる。複数のモジュール要素6どうしを要素接続板9を介して接続した後、要素接続板9を二つ折り状に折り曲げて、モジュール要素6を平板ブロック状に連続させてあると、組み立てが簡単なモジュール要素6を予め構成しておくことができるうえ、モジュール要素6を横並び状に隣接配置した状態で、要素接続板9を各モジュール要素6に溶接すればよく、全体として電源モジュール(M1・M2)をより少ない手間で能率よく製造できる(請求項)。
【0048】
電源モジュールの出力端に位置する正極端子7aおよび負極端子7bに溶接される出力端子10・11が、図15に示すごとく、横向きのリード接続腕59・66と、下向きの電池接続脚60・67とを含み、そのリード接続腕59・66に設けたリード穴61・68・69と、リード接続腕59・66の折り曲げ基端との間に、放熱領域E1・E2が設けられていると、はんだ付けする際にリード接続腕59・66に加えられた熱は、電池接続脚60・67側へ伝わっていく前に放熱領域E1・E2において空気中に放熱できるので、はんだ付けに伴って単電池7が過熱されるのを防止できる。従って、単電池7の劣化や変質を確実に防止し、製品ロスを減少することができる。必ずしも短い時間で手早くはんだ付け作業を行う必要がないので、はんだ付け作業を確実にしかも容易に行うことができ、その分だけ作業負担を軽減できることにもなる(請求項)。
【0049】
【実施例】
(第1実施例) 図1ないし図8は、本発明に係る無停電電源装置の第1実施例を示す。図2および図6において無停電電源装置は、左右方向に長い角箱状の本体ケース1と、その内部に収容される2個の電源モジュールM1・M2と、両電源モジュールM1・M2の電力を出力する出力配線2と、各電源モジュールM1・M2毎に設けられる第1のヒューズ3・3と、本体ケース1内の温度状態を検知するためのサーミスタ(温度センサ)4・4などからなる。
【0050】
図3において各電源モジュールM1・M2は、左右横方向に隣接配置される4個のモジュール要素6で平板ブロック状に構成してあり、各モジュール要素6は縦方向に隣接配置した7個の単電池7で構成されている。単電池7は、ニッケル水素電池や、リチウムイオン電池などのエネルギー密度が高い筒形の2次電池からなり、例えば、ニッケル水素電池SubCサイズでは、その電圧は1.2V、電池容量は3.0Ahである。
【0051】
図3において上下に隣接する単電池7は、電池中心線が水平になる横臥姿勢で、しかも正極端子7aが交互に左右逆向きとなる状態で配置されている。上下に隣接する単電池7・7の正極端子7aと負極端子7bとは、両端子7a・7bに溶接した接続板8で直列に接続し、さらに7個の単電池7の外周囲に必要に応じて図外の粘着テープを巻き掛けて、個々のモジュール要素6を構成している。
【0052】
左右に隣接する4個のモジュール要素6の下端どうし、および上端どうしは要素接続板9で接続し、さらに左右両端のモジュール要素6の上端に出力端子10・11を固定してある。なお、隣接するモジュール要素6の間には、左右に隣接する接続板8どうしの接触を防止する絶縁シート12が配置されている。
【0053】
図1において本体ケース1は、前後に二分割されて蓋合わせ状に接合される前ケース14と後ケース15とからなる。本体ケース1の内部は、電源モジュールM1・M2を収容する下側の第1区画R1と、第1区画R1の上端側に隣接して設けられて出力配線2などを収容する第2区画R2とに区分されている。
【0054】
図4において前ケース14の内面の上端寄りには、下方の第1区画R1と上方の第2区画R2とに区分する位置決め壁(横方向に走る区画壁)16が設けられている。前ケース14の第1区画R1の内面には、先の電源モジュールM1・M2を前後方向から挟持する縦方向の固定リブ17と、これらの固定リブ17どうしを繋ぐ横方向の補強リブ18とが縦横に交差する状態で突設してある。
【0055】
縦に列を為す単電池7群の外周面の前後両側を押えるために、固定リブ17はモジュール要素6ごとに左右で対をなすよう突設してあり、固定リブ17の突端に各単電池7の外周凸曲面の一部を挟持する凹曲状の凹部19が連続波形状に形成されている(図1参照)。
【0056】
左右一対の固定リブ17と補強リブ18とで囲まれた前ケース14の前壁には、単電池7の熱を本体ケース1外へ放出するための放熱口20が開口している。但し、図4に向かって左から2列目と、右から3列目のケース壁には、ケース壁の上下両端と中央にのみ放熱口20を開口し、中央の放熱口20の上下に隣接するケース壁は開口されていない。後述するように、サーミスタ4は開口されていないケース壁、即ち保護壁21の内面に配置して、サーミスタ4がケース外面の環境温度に左右されるのを防ぐためである。
【0057】
前ケース14の第2区画R2の内面には、後ケース15と協同して出力配線2などを挟持固定するための押えリブ22が千鳥状に突設してある。前ケース14には、後ケース15との接合面に、合計6個の締結ボス23・24と、6個の接合爪25とが一体に形成してある。6個の締結ボス23・24のうち、第1区画R1に臨む3個の締結ボス24は、前ケース14の左右の両外側に突設してあり、底壁中央の締結ボス23は前ケース14の内面に設けてある。電源モジュールM1・M2が3個の締結ボス24と接触干渉するのを避けて、第1区画R1の省スペース化を実現するためである。接合爪25は、後述するとおり、後ケース15に設けた接合穴38に圧嵌係合して、両ケース14・15の接合状態を維持する。
【0058】
図5において後ケース15の内面の上端寄りには、下方の第1区画R1と上方の第2区画R2とに区分する位置決め壁(横方向に走る区画壁)27が設けられている。後ケース15の第1区画R1の内面には、前ケース14と同様に、電源モジュールM1・M2を前後から挟持する縦方向の固定リブ28と、これらの固定リブ28どうしを繋ぐ横方向の補強リブ29とが縦横に交差する状態で突設してある。固定リブ28が、モジュール要素6ごとに左右一対ずつ突設されている点、固定リブ28の突端に各単電池7の凸曲面を受けて挟持するための凹曲状の凹部30(図1参照)が連続波形状に形成されている点は、それぞれ前ケース14と同じである。
【0059】
後ケース15において第1区画R1の内部は、左右中央に設けられて縦向きに走る一対の縦区分壁31で左右の区画に区分されており、左右の各区画に各電源モジュールM1・M2がそれぞれ隣接状態で収容される。この点が前ケース14とは異なる。一対の縦区分壁31が占める空間は、配線スペースとして利用する。第1区画R1の底壁(位置決め壁)には、各モジュール要素6の下面を支持する受けリブ32を突設してある。各縦区分壁31は各電源モジュールM1・M2の左右方向の位置決め壁をも兼ねる。
【0060】
先の位置決め壁27とケース底壁、および縦区分壁31とケース側壁は、それぞれケース内面からの突出高さが、単電池7の直径寸法の4〜95%であって、その厚み寸法は0.5〜2mmとすることが好ましい。因みに、突出高さが4%未満になると、単電池7を前後に挟持して電源モジュールM1・M2を確りと固定保持するのが困難となる。さらに、突出高さが95%を越えると、電源モジュールM1・M2を第1区画R1に組み込む際に、先の各壁が邪魔になって組み立て作業性が悪くなるからである。
【0061】
後ケース15の第2区画R2に臨む内面には、出力配線2などを支持する3個のコードホルダ33と、第1のヒューズ3を装着するための第1ブラケット34と、後述する連結板41を固定するための第2ブラケット35とが突設されている。
【0062】
後ケース15には、前ケース14との接合面に先の締結ボス23・24および接合爪25に対応する6個の締結ボス36・37と、6個の接合穴38とがそれぞれ形成してある。前ケース14と同様の理由から、締結ボス36・37のうち、第1区画R1に臨む3個の締結ボス37は後ケース15の左右両側の外面に突設してある。なお、底壁中央の締結ボス36は一対の縦区分壁31の真下に設けてあるので、電源モジュールM1・M2と接触干渉することはない。第2区画R2に臨む後ケース15の左側の側壁には、出力配線2などを外部に導出するための導線口39が半円状に切り欠き形成されている。この導線口39は前ケース14にも半円形に形成してある。
【0063】
コードホルダ33の左右幅寸法は2〜10mmとし、そのケース内面からの突出寸法は、単電池7の直径寸法の50〜95%とすることが好ましい。突出寸法が50%未満であると、出力配線2などをコードホルダ33に確実に掛け止めることができず配線が遊動しやすい。また、突出寸法が95%を越えると、第2区画R2内に出力配線2を組み込む際の作業性が悪くなるからである。
【0064】
導線口39の直径寸法は、単電池7の直径寸法の50〜90%とすることが好ましい。直径寸法が50%未満であると、配線群を取り出し難くなり、直径寸法が90%を越えると、導線口39まわりのケース強度が低下するからである。
【0065】
図6および図7は、左右の電源モジュールM1・M2の関係を示す。第1のヒューズ3は接続リード線つきの筒形ヒューズからなり、正極側の出力端子10と出力配線2との間に介装する。詳しくは、片方の接続リード線を出力端子10に接続し、他方の接続リード線を連結板41を介して出力配線2に連結する。正負の出力端子10・11から導出した出力配線2の導出端には、各電源モジュールM1・M2ごとに、それぞれ2個づつのプラス側コネクタ42と、マイナス側コネクタ43とが分岐導出されている。
【0066】
先に説明したように、サーミスタ4は保護壁21と対向する単電池7の隣接凹部を利用して配置してあり、その素子部分が接着固定されている。サーミスタ4から導出したリード線4aは、図6に示すように上下の単電池7間の隣接凹部と、一対の縦区分壁31が占める空間、つまり左右の電源モジュールM1・M2の隣接空間とを介して第2区画R2内へ導出され、出力配線2と共に導線口39からケース外へ導出されている。
【0067】
各モジュール要素6ごとの電圧を監視するために、個々のモジュール要素6の下端および上端からは、モニターリード線44を導出する。モジュール要素6の上端から導出したモニターリード線44は、そのまま第2区画R2内へ案内する。モジュール要素6の下端から導出したモニターリード線44は、ケース底壁との間および左右の電源モジュールM1・M2の隣接空間(一対の縦区分壁31が占める空間)とを介して第2区画R2内へ導出する。全てのモニターリード線44は、出力配線2と共に導線口39からケース外へ導出する。
【0068】
各モニターリード線44には、第2のヒューズ53が個別に配備されている。第2のヒューズ53は、配線不良など何らかの原因でモニターリード線44が短絡した場合のモニターリード線44の発熱・発火を防止する。
【0069】
図1において符号45は本体ケース1の底壁の内面に敷設した吸水性のシートである。シート45は、厚み寸法が0.3〜1.0mmの紙、または厚み寸法が数mmの不織布などで形成してあり、何らかの原因で単電池7が漏液した場合に電解液を吸着して、電解液がケース外へ流出するのを防止する。
【0070】
無停電電源装置は次のようにして組み立てる。電源モジュールM1・M2は、出力配線2、ヒューズ3、サーミスタ4、モニターリード線44などを含んで別工程で予め組み立てておく。
【0071】
作業台に載置した後ケース15の底壁に吸水性シート45を配置したうえで、電源モジュールM1・M2を、後ケース15内の左右の区画にそれぞれ嵌め込む。その際、図2および図5に示すごとく、後ケース15の内面において縦横のリブ28・29間に接着剤(ボンド)52を付けておき、後ケース15の内面に各モジュール要素6の上下端に位置する単電池7の凸曲面を接着剤52で接着固定する。すなわち、各電源モジュールM1・M2は、それぞれ6個所で上下端に位置する8個の単電池7を個別に後ケース15の内面に接着した。尤も、図示例の各単電池7は、2本の固定リブ28を跨いでいるので、各単電池7をそれぞれ固定リブ28に接着してもよい。少なくとも各電源モジュールM1・M2において、上下左右端に位置する4個の単電池7がそれぞれ接着固定されていれば足りる。なお、単電池7の外周に粘着テープが巻き掛けられているときは、該当の単電池7が粘着テープを介して後ケース15の内面に接着されることになる。
【0072】
後ケース15内に電源モジュールM1・M2を嵌め込んだ状態では、各電源モジュールM1・M2の上下が、位置決め壁27とケース底壁(位置決め壁)の受けリブ32とで位置決め保持され、各電源モジュールM1・M2の左右が、左右のケース側壁(位置決め壁)と各縦区分壁31とで位置決めされ、下端に位置する単電池7の全てが、図1に示すごとく吸水性シート45を介して固定リブ28で受け止め支持されている。
【0073】
次に第1・第2のブラケット34・35にヒューズ3と連結板41とをそれぞれ差し込み固定し、出力配線2とサーミスタ4のリード線4aと、モニターリード線44とを先の要領で配線する。このとき、出力配線2、サーミスタ4のリード線4a、およびモニターリード線44は、3個のコードホルダ33を利用して係止し、あるいは反転係止することにより、これらコードの接続部分に大きな外力が作用するのを回避できる。導線口39の近傍では、各配線をバンド46でひとまとめに結束する。導線口39から導出した各配線は、図外の充放電制御装置に接続する。
【0074】
最後に、後ケース15に前ケース14を蓋合わせ状に被せ付け、各接合爪25を後ケース15の接合穴38に圧嵌係合する。このとき、後ケース15内に各電源モジュールM1・M2が接着剤52で浮き上がらないように止め付けられているので、後ケース15に対して前ケース14を容易に蓋合わせ状に被せ付けることができる。さらに、周囲6個所に設けた締結ボス23・24・36・37をビス(ねじ)47(図2参照)で締結して、前後ケース14・15を分離不能に結合することにより無停電電源装置を完成する。この状態では、各電源モジュールM1・M2の上下が、位置決め壁16とケース底壁(位置決め壁)とで位置決め保持され、各電源モジュールM1・M2の左右が、左右のケース側壁(位置決め壁)で位置決め保持されている。
【0075】
得られた無停電電源装置は、本体ケース1の底壁を設置底面48にして全体が横長になる状態で使用する。この設置姿勢では、本体ケース1内に収容した一群の単電池7の中心軸線が水平になるので、充電時に内圧が異常に上昇するのを防止できる。従って充電に伴って漏液を生じる余地がない。充電時に単電池7間で温度のばらつきを生じることがある。その場合には、放熱口20を介して各単電池7の熱を空気中に放出できるので、冷却ファンを使用するまでもなく単電池7の温度上昇を防止できる。
【0076】
より詳しくは、放熱口20からの放熱作用を促進するために、図8に示すごとく、熱伝導性に富む金属シートからなる放熱シート50で放熱口20が覆われている。すなわち、放熱シート50は放熱口20の外面を覆う状態で前ケース14に貼り付け固定し、放熱口20ごとに開口内面に入り込む接続凹部51を形成し、接続凹部51の凹み面を単電池7の外周面に接着固定する。
【0077】
上記形態での放熱効果を確認するために比較試験を行った。比較試験は、放熱口20が開口したまま前ケース14と、放熱口20を開口したうえで放熱シート50を付加した前ケース14と、放熱口20を有しない前ケース14とを備えた3種の無停電電源装置を用意した。そのうえで、同一条件で充電し、充電時と充電後の本体ケース1内の温度変化を測定した。使用した単電池7はニッケル水素電池であり、0.25クーロンで充電を行った。
【0078】
図9の図表はその結果を示す。この図表から明らかなとおり、放熱口20を有しない無停電電源装置は、充電開始後におけるケース内部の温度上昇が急峻であるうえ最高温度も高い。さらに、充電後の温度降下が最も遅い。
【0079】
放熱口20を有する無停電電源装置では、充電開始後におけるケース内部の温度上昇が緩やかであるうえ、充電後の温度降下が早い。
【0080】
放熱口20に放熱シート50を付加した本発明実施例の無停電電源装置では、充電開始後におけるケース内部の温度上昇がさらに緩やかであるうえ、充電後の温度降下もさらに早い。このように、放熱口20を設けると単電池7が長時間にわたって高温状態に晒されるのを解消して、単電池7の寿命を大きく伸ばすことができる。
【0081】
後ケース15に電源モジュールM1・M2を嵌め込んで接着剤52で接着固定する上記形態について、耐振動特性を確認するために比較試験を行った。比較試験は、接着剤52を付けた後ケース15と、接着剤52を付けない後ケース15とを備えた2種の無停電電源装置を用意した。そのうえで、無停電電源装置の後ケース15の後側面を設置面(横置き)としてX、Y、Z方向へ加振する場合と、吸水性のシート45が配置されている第1区画R1の底壁を設置面(縦置き)としてX、Y、Z方向へ加振する場合とについて、それぞれ振動数10→50→10Hz、加速度25m/s2の条件で各方向について2時間の加振を行い、振動試験後の無停電電源装置の内部状態を確認した。
【0082】
図10の図表は振動試験の結果を示す。この図表から明らかにとおり、接着剤52を用いない無停電電源装置では、横向きにしたとき破損箇所はないが、縦置きにしたときXおよびZ方向へ加振した場合に、接続板8および出力端子11の破断が確認できた。
【0083】
接着剤52で後ケース15に電源モジュールM1・M2を接着固定した本発明実施例の無停電電源装置では、横置き、縦置きともに上記の破損および異常は確認できなかった。このように、接着剤52を用いることによって、電源モジュールM1・M2の振動が抑制され、ひいては電源モジュールの接続部などの破損をよく防止できるので、耐振動特性を向上させることができる。
【0084】
(第2実施例) 図11ないし図16は、請求項に対応する本発明の第2実施例を示す。先に説明したように、各電源モジュールM1・M2は、4個のモジュール要素6を要素接続板9で接続して構成され、個々のモジュール要素6は、7個の単電池7を接続板8で直列に接続し、さらに周囲に粘着テープを巻き付けてユニット化してある。このような電源モジュールM1・M2を、より少ない手間で能率よく製造し、さらに出力配線2、第1のヒューズ3、およびモニターリード線44を、出力端子10・11、および要素接続板9に対してはんだ付けする際に、単電池7が過熱されて変質し、あるいは劣化するのを防ぐために、この第2実施例では、要素接続板9および出力端子10・11が次のように構成されている。
【0085】
図12において要素接続板9は、一端が半円状に丸められた左右横長の主壁54と、主壁54の一方の長辺部から45°の角度で斜めに突設した接続片55とを一体に備えたプレス成形品からなり、表面がメッキ処理された銅板やニッケル薄板等を素材にして形成してある。
【0086】
半円状に丸められた周縁部56は、要素接続板9を単電池7の正極端子7aに対して溶接する際に、主壁54の端部を同心状に位置決めするために設けられている。そのために、周縁部56の半径は単電池7の正極端子7aの半径寸法と同じか、これより僅かに小さく形成する。接続片55は、モニターリード線44をはんだ付けするために設けられており、その突端寄りにリード穴57を通設してある。
【0087】
要素接続板9は、図11に示すごとく、予め形成されたモジュール要素6の接続端に位置する単電池7・7どうしにスポット溶接され、その後に接続片55にモニターリード線44をはんだ付けする。このはんだ付け作業時を容易化し、さらにはんだ付け作業時の熱による単電池7の劣化や変質を防ぐために、接続片55は主壁54から斜めに突設して、隣接する単電池7・7間の凹部に臨み、リード穴57を両単電池7・7から等距離ずつ離れた位置に来るようにしてある。
【0088】
接続片55は約45度の角度で斜めに突設するが、これは、接続片55にモニターリード線44をはんだ付けした後、図12に示すように接続片55を単電池7の周面に沿って折り曲げて、モニターリード線44および接続片55を電池表面に沿わせるためである。
【0089】
なお、第2実施例における接続片55の突出寸法Lは10mmとしたが、突出寸法Lは5〜20mmの範囲内で適宜選択できる。図12における黒丸印はスポット溶接部分を示しており、各単電池7に対して6箇所ずつ溶接してある。
【0090】
図15において、プラス側の出力端子10は、水平のリード接続腕59と、垂直の電池接続脚60とを一体に形成したL字状のプレス成形品からなり、表面がメッキ処理された銅板やニッケル薄板等を素材にして形成してある。リード接続腕59には、第1のヒューズ3の接続リードとモニターリード線44とをはんだ付けするための2個のリード穴61が間隔をあけて形成してあり、電池接続脚60寄りのリード穴61とリード接続腕59の折り曲げ基端との間に、はんだ付けする際に単電池7が過熱されるのを阻止するための放熱領域E1が確保されている。電池接続脚60の下端は縦方向の溝で二分してあり、二分された脚片の下端寄り内面のそれぞれに溶接突起62を膨出形成してある。なお、第2実施例における放熱領域E1の左右寸法は10mmとしたが、この寸法は5〜20mmの範囲内で適宜選択できる。
【0091】
同じ図15においてマイナス側の出力端子11は、水平のリード接続腕66と、垂直の電池接続脚67とを一体に形成したL字状のプレス成形品からなり、表面がメッキ処理された銅板やニッケル薄板等を素材にして形成してある。リード接続腕66には、2本の出力配線2とモニターリード線44とをはんだ付けするためのリード穴68・69が前後に隣接して形成してある。これらの穴68・69とリード接続腕66の折り曲げ基端との間には、はんだ付けする際に単電池7が過熱されのを阻止する放熱領域E2が確保されている。電池接続脚67の下端は縦方向の溝で二分してあり、二分された脚片の下端寄り内面のそれぞれに溶接突起70を膨出形成してある。
【0092】
マイナス側の出力端子11のリード接続腕66には、2本の出力配線2とモニターリード線44とが、順にはんだ付けされる。そのため、リード接続腕66はより高い温度に加熱され、その熱によって単電池7が変質し、あるいは劣化するおそれがある。こうした電池の劣化等を防ぐために、リード接続腕66の前後幅寸法は、プラス側出力端子10のリード接続腕59の前後幅より大きく設定し、さらに放熱領域E2の左右寸法を大きくしてある。つまり、放熱面積が大きくなるようにしている。この第2実施例における放熱領域E2の左右寸法は15mmとしたが、この寸法は10〜25mmの範囲内で適宜選択できる。
【0093】
プラス側、およびマイナス側の出力端子10・11は、それぞれの電池接続脚60・67に設けた溶接突起62・70を、正極端子7aおよび負極端子7bに対してプロジェクション溶接することで単電池7と一体化する。この溶接作業は、単体状態の単電池7に対して行うと簡便であるが、必要があれば、接続板8を用いてモジュール要素6を組み立てた後に別途溶接してもよい。
【0094】
第2実施例における電源モジュールM1・M2は、
隣接する単電池7の正極端子7aと負極端子7bとを接続板8で接続してモジュール要素6を形成する工程と、
隣接するモジュール要素6・6の接続端に位置する正極端子7aと負極端子7bとを要素接続板9で接続して、二組のモジュール要素6・6を単列状に形成する工程と、
図16に示すように、二組のモジュール要素6・6を接続する要素接続板9の主壁54を二つ折り状に折り曲げて、モジュール要素6・6が左右に隣接する要素ブロック60を形成する工程と、
隣接する要素ブロック60の接続端に位置する正極端子7aと負極端子7bとを要素接続板9で接続し、この要素接続板9の主壁54を折り曲げて、要素ブロック60が左右に隣接する電源モジュールM1(M2)を形成する工程と、
要素接続板9、および出力端子10・11のそれぞれに、出力配線2、第1のヒューズ3の接続リード、およびモニターリード線44をはんだ付けする工程とを経て、図11に示す状態に組み立てることができる。
【0095】
先に説明したように、要素接続板9の接続片55は、電源モジュールM1・M2を本体ケース1内へ組み込む際に、単電池の表面に沿って折り曲げられる。従って、電源モジュールM1・M2を後ケース15に収容し、前ケース14を後ケース15に被せ付けた状態では、接続片55およびモニターリード線44は、図14に示すように、電池と前ケース14との間のデッドスペースを利用して無理なく配置できる。
【0096】
上記の製造工程において、電源モジュールM1・M2を奇数個のモジュール要素6で構成する場合には、全ての要素ブロック60を接続した後、奇数個目のモジュール要素6と要素ブロック60とを要素接続板9で接続して、上記と同様にして要素接続板9を折り曲げることにより、電源モジュールM1・M2を形成することができる。要素接続板9は、人手で簡単に折り曲げることができるので、電源モジュールM1・M2の組み立てを簡便に行える。
【0097】
単電池7・7どうしの接続、およびモジュール要素6・6どうしの接続は、上記工程順に限るものではなく、別の手順で組み立てることができる。例えば、全てのモジュール要素6を要素接続板9で接続しておいて、モジュール要素6ごとに要素接続板9を折り曲げて電源モジュールM1・M2を形成することができる。接続板8の全てを要素接続板9に換えると、単電池7を要素接続板9で接続した後、任意の位置で折り曲げることができ、モニターリード線44の接続位置を任意に選定できることにもなる。
【0098】
上記以外に、本発明の無停電電源装置は1個の電源モジュールM1を電源にして構成することができる。実施例ではモジュール要素6を7個の単電池7で構成したが、5個以上の任意個数の単電池7でモジュール要素6を構成できる。温度センサ4としてはサーミスタ以外のセンサを利用できる。
【0099】
放熱口20は各単電池7ごとに設ける必要はなく、数個の単電池7が同時に露出する状態で形成されていてもよい。必要に応じて、放熱口20はモジュール要素6に対応する縦長の開口で形成し、開口面を一群のルーバー壁や格子で覆うことができる。接合爪25および接合穴38は、前後ケース14・15のいずれの側に設けてあってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】無停電電源装置の縦断側面図
【図2】無停電電源装置の正面図
【図3】電源モジュールの正面図
【図4】前ケースの内部正面図
【図5】後ケースの内部正面図
【図6】前ケースを開放した状態での無停電電源装置の内部正面図
【図7】電源モジュールの回路図
【図8】放熱構造を一部変更した要部の縦断側面図
【図9】放熱特性の比較試験の結果を示す図表
【図10】耐振動特性の比較試験の結果を示す図表
【図11】第2実施例に係る電源モジュールの正面図
【図12】第2実施例に係る要素接続板の正面図
【図13】第2実施例に係る要素接続板の使用状態を示す斜視図
【図14】第2実施例に係る要素接続板とケースの関係構造を示す縦断側面図
【図15】第2実施例に係るプラス側およびマイナス側の出力端子の斜視図
【図16】第2実施例に係る要素接続板の折り曲げ工程を示す説明図
【符号の説明】
M1・M2 電源モジュール
1 本体ケース
2 出力配線
3 第1のヒューズ
4 温度センサ
4a 温度センサの出力リード線
7 単電池
9 要素接続板
10 出力端子
11 出力端子
14 前ケース
15 後ケース
16 位置決め壁
17 固定リブ
20 放熱口
23 締結ボス
24 締結ボス
25 接合爪
27 位置決め壁
28 固定リブ
31 縦区分壁
33 コードホルダ
34 第1ブラケット
35 第2ブラケット
36 締結ボス
37 締結ボス
38 接合穴
39 導線口
41 連結板
45 シート
44 モニターリード線
52 接着剤
53 第2のヒューズ
E1・E2 放熱領域
R1 第1区画
R2 第2区画

Claims (5)

  1. 筒形の2次電池からなる単電池の一群を直列に接続して構成される少なくとも1個の電源モジュールと、前記電源モジュールの電力を出力する出力配線と、前記電源モジュールおよび前記出力配線を収容する本体ケースとを含み、
    前記電源モジュールは、多数の前記単電池を横臥姿勢で縦横に隣接配置して平板ブロック状に構成されており、
    前記本体ケースは、前記電源モジュールの前後面を挟持する前ケースと後ケースとを蓋合わせ状に結合してなり、
    前記本体ケースの内部には、前記電源モジュールを収容する第1区画と、前記出力配線を収容する第2区画とが設けられており、
    前記前ケースと前記後ケースとの少なくともいずれか一方に、一群の前記単電池の熱を前記本体ケース外へ放出するための放熱口が設けられており、
    前記本体ケースの設置底面が、前記本体ケース内に収容した一群の前記単電池の中心軸線とほぼ平行に形成されており、
    前記放熱口には、前記単電池の放熱を促進する放熱シートが配置されており、
    前記放熱シートが、前記放熱口において、前記単電池の外周面の一部に密着しており、
    前記電源モジュールに対応して設けられる第1のヒューズが、前記第2区画内に設けた第1ブラケットに装着されていることを特徴とする無停電電源装置。
  2. 前記第1ヒューズと前記出力配線とが、導電性の連結板で接続されており、
    前記連結板が、前記第2区画内に設けた第2ブラケットに固定されている請求項1記載の無停電電源装置。
  3. 筒形の2次電池からなる単電池の一群を直列に接続して構成される少なくとも1個の電源モジュールと、前記電源モジュールの電力を出力する出力配線と、前記電源モジュールおよび前記出力配線を収容する本体ケースとを含み、
    前記電源モジュールは、多数の前記単電池を横臥姿勢で縦横に隣接配置して平板ブロック状に構成されており、
    前記本体ケースは、前記電源モジュールの前後面を挟持する前ケースと後ケースとを蓋合わせ状に結合してなり、
    前記本体ケースの内部には、前記電源モジュールを収容する第1区画と、前記出力配線を収容する第2区画とが設けられており、
    前記前ケースと前記後ケースとの少なくともいずれか一方に、一群の前記単電池の熱を前記本体ケース外へ放出するための放熱口が設けられており、
    前記本体ケースの設置底面が、前記本体ケース内に収容した一群の前記単電池の中心軸線とほぼ平行に形成されており、
    前記放熱口には、前記単電池の放熱を促進する放熱シートが配置されており、
    前記放熱シートが、前記放熱口において、前記単電池の外周面の一部に密着しており、
    前記第1区画の底壁の内面に、吸水性のシートが配置してあることを特徴とする無停電電源装置。
  4. 筒形の2次電池からなる単電池の一群を直列に接続して構成される少なくとも1個の電源モジュールと、前記電源モジュールの電力を出力する出力配線と、前記電源モジュールおよび前記出力配線を収容する本体ケースとを含み、
    前記電源モジュールは、多数の前記単電池を横臥姿勢で縦横に隣接配置して平板ブロック状に構成されており、
    前記本体ケースは、前記電源モジュールの前後面を挟持する前ケースと後ケースとを蓋合わせ状に結合してなり、
    前記本体ケースの内部には、前記電源モジュールを収容する第1区画と、前記出力配線を収容する第2区画とが設けられており、
    前記前ケースと前記後ケースとの少なくともいずれか一方に、一群の前記単電池の熱を前記本体ケース外へ放出するための放熱口が設けられており、
    前記本体ケースの設置底面が、前記本体ケース内に収容した一群の前記単電池の中心軸線とほぼ平行に形成されており、
    前記放熱口には、前記単電池の放熱を促進する放熱シートが配置されており、
    前記放熱シートが、前記放熱口において、前記単電池の外周面の一部に密着しており、
    前記電源モジュールが、複数個の単電池を直列に接続してユニット化されたモジュール要素の複数個で構成されており、
    隣接する前記モジュール要素の出力端に位置する正極端子と負極端子とが、要素接続板を介して接続されており、
    前記要素接続板が、前記正極端子と前記負極端子とを接続する主壁と、前記主壁の一側縁から斜めに突設される接続片とを備えており、
    前記主壁の少なくとも一側端の周縁部が、前記正極端子と前記負極端子とのいずれか一方の外郭形状に合致する形状に形成されており、
    前記要素接続板を二つ折り状に折り曲げることにより、複数の前記モジュール要素が平板ブロック状に連続していることを特徴とする無停電電源装置。
  5. 筒形の2次電池からなる単電池の一群を直列に接続して構成される少なくとも1個の電源モジュールと、前記電源モジュールの電力を出力する出力配線と、前記電源モジュールおよび前記出力配線を収容する本体ケースとを含み、
    前記電源モジュールは、多数の前記単電池を横臥姿勢で縦横に隣接配置して平板ブロック状に構成されており、
    前記本体ケースは、前記電源モジュールの前後面を挟持する前ケースと後ケースとを蓋合わせ状に結合してなり、
    前記本体ケースの内部には、前記電源モジュールを収容する第1区画と、前記出力配線を収容する第2区画とが設けられており、
    前記前ケースと前記後ケースとの少なくともいずれか一方に、一群の前記単電池の熱を前記本体ケース外へ放出するための放熱口が設けられており、
    前記本体ケースの設置底面が、前記本体ケース内に収容した一群の前記単電池の中心軸線とほぼ平行に形成されており、
    前記放熱口には、前記単電池の放熱を促進する放熱シートが配置されており、
    前記放熱シートが、前記放熱口において、前記単電池の外周面の一部に密着しており、
    前記電源モジュールの出力端に位置する正極端子および負極端子に溶接される出力端子が、横向きのリード接続腕と、その一端に連続して下向きに折り曲げられた電池接続脚とで形成されており、
    前記リード接続腕には、前記出力配線、前記電源モジュールを構成する各モジュール要素の電圧を計測するためのモニターリード線、および前記電源モジュールに対応して設けられる第1のヒューズの接続リードをはんだ付けするためのリード穴が設けられており、
    前記リード穴と前記リード接続腕の折り曲げ基端との間に、放熱領域が設けられていることを特徴とする無停電電源装置
JP2003000630A 2002-04-15 2003-01-06 無停電電源装置 Expired - Fee Related JP4082502B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003000630A JP4082502B2 (ja) 2002-04-15 2003-01-06 無停電電源装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002111969 2002-04-15
JP2002266660 2002-09-12
JP2003000630A JP4082502B2 (ja) 2002-04-15 2003-01-06 無停電電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004158425A JP2004158425A (ja) 2004-06-03
JP4082502B2 true JP4082502B2 (ja) 2008-04-30

Family

ID=32830521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003000630A Expired - Fee Related JP4082502B2 (ja) 2002-04-15 2003-01-06 無停電電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4082502B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100731432B1 (ko) * 2005-09-22 2007-06-21 삼성에스디아이 주식회사 배터리 팩
JP4936744B2 (ja) * 2006-02-28 2012-05-23 三洋電機株式会社 パック電池とその製造方法
JP5052065B2 (ja) * 2006-08-03 2012-10-17 三洋電機株式会社 電源装置
JP2010097824A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Denso Corp 電池冷却装置
JP2010108625A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Sanyo Electric Co Ltd パック電池
JP5001967B2 (ja) * 2009-03-06 2012-08-15 トヨタ自動車株式会社 蓄電装置
KR101084836B1 (ko) * 2009-10-27 2011-11-21 삼성에스디아이 주식회사 배터리 팩
KR101101035B1 (ko) * 2009-11-18 2011-12-29 삼성에스디아이 주식회사 전지 셀 간 연결탭 및 그를 이용한 전지 모듈
KR101588573B1 (ko) * 2014-05-19 2016-01-26 주식회사 유비넷시스 단위 배터리셀 및 이를 포함하는 배터리셀 조립구조체

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3900227B2 (ja) * 1998-06-02 2007-04-04 宇部興産株式会社 バッテリーパック
JP3663080B2 (ja) * 1999-06-21 2005-06-22 三洋電機株式会社 電源装置
JP3741359B2 (ja) * 1999-11-11 2006-02-01 株式会社マキタ バッテリーパック
JP4136269B2 (ja) * 2000-04-28 2008-08-20 三洋電機株式会社 電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004158425A (ja) 2004-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101023921B1 (ko) 전압 검출부재 및 이를 포함하는 전지모듈
US9024572B2 (en) Battery module, battery system and electric vehicle
JP4652416B2 (ja) 二次電池モジュール
JP5198274B2 (ja) 電気的な接続のための新規なバスバーおよびそれを備えた電池モジュール
KR100896131B1 (ko) 중대형 전지모듈
CN101395737B (zh) 中型或大型电池模块
KR100863729B1 (ko) 전지모듈 인터페이스
KR101371212B1 (ko) 전지 모듈용 셀 카트리지 및 전지 모듈
TWI479723B (zh) 薄形電池模組及使用此模組之電池組
KR102473767B1 (ko) 고전압 배터리 서브모듈
JP2012529725A (ja) 機構物締結方式のユニットパック組合せ型セルカートリッジ
CN102804447A (zh) 包括结构新颖的感测构件的电池模块
JP2009529218A (ja) 電池モジュール
KR20110013324A (ko) 배터리 시스템 및 이를 구비한 전동 차량
JP2013533579A (ja) 新規構造を有するバッテリーモジュール
JP2013541802A (ja) 電圧検出アセンブリおよびそれを含むバッテリモジュール
KR20070112490A (ko) 전지모듈
KR102490605B1 (ko) 고전압 배터리 서브모듈
US20220285755A1 (en) Top Cooling Type Battery Pack
JP4082502B2 (ja) 無停電電源装置
US11557802B2 (en) Vehicle battery pack
US20220263183A1 (en) Battery pack having integrated mechanical and electrical fixing structure of battery modules
JP2023504557A (ja) バッテリーパック及びそれを含む自動車
CN114188641A (zh) 电池模块及包括该电池模块的电池组
KR102647282B1 (ko) 배터리 모듈

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050418

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061103

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070417

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070725

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070919

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071024

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071221

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20071227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140222

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140222

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140222

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees