JP2010108625A - パック電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラスチックケースを薄く成形して、外形を小さく、かつ軽くしながら、より優れた耐衝撃強度を実現する。
【解決手段】パック電池は、複数の円筒形電池1を同一平面で複数列に配列し、隣接する円筒形電池1の間にスペーサ3を配置してプラスチックケース2に収納している。スペーサ3は、円筒形電池1との対向面を円筒形電池1の表面に沿うように、両側縁部の幅(Ts)を中央部の幅(Tm)よりも広くしており、さらに、その横幅(W)を、対向するプラスチックケース2の内面の内幅(D)よりも狭くしている。プラスチックケース2は、一対の表面プレート4の間に複数列の円筒形電池1を収納すると共に、この表面プレート4にはスペーサ3の側縁に向かって突出する支持リブ6を一体的に成形して設けている。パック電池は、支持リブ6の先端縁をスペーサ3の側縁に接触させて、表面プレート4に作用する外部の衝撃をスペーサ3で支持している。
【選択図】図6

Description

本発明は、プラスチックケースに円筒形電池を複数列に並べて収納しているパック電池に関する。
プラスチックケースに電池を収納しているパック電池は、ケースを厚く成形して、外部の衝撃に対する強度を向上できる。しかしながら、厚いケースのパック電池は、外形が大きくなって重くなる。パック電池は、外形を小さく、かつ軽くして充電容量を大きくできることが大切であるから、ケースを厚くすることができない。薄いプラスチックケースのパック電池は、外部の衝撃に弱く、十分な耐衝撃強度を実現するのが難しい。プラスチックケースの変形は、特許文献1に記載される構造で改善できる。特許文献1のパック電池は、図1の断面図に示すように、隣接する円筒形電池91の間にスペーサ93を配置している。スペーサ93は、対向するプラスチックケース92の表面プレート95、97の内面を支持するように、その横幅(W)を、対向する表面プレート95、97の内幅(D)に等しくしている。
特開2008−140629号公報
図1のパック電池は、スペーサを内蔵しないパック電池に比較して、プラスチックケースの耐衝撃強度を向上できる。しかしなから、この構造によっても、プラスチックケースを薄く成形して十分な耐衝撃強度を実現することは難しい。
本発明は、従来のこのような問題点を解決するために開発されたものである。本発明の主な目的は、プラスチックケースを薄く成形して、外形を小さく、かつ軽くしながら、より優れた耐衝撃強度を実現できるパック電池を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明のパック電池は、充電できる複数の円筒形電池1を同一平面で複数列に配列して、かつ隣接する複数列の円筒形電池1の間にスペーサ3、33、43、53、63、73を配置して円筒形電池1をプラスチックケース2に収納している。スペーサ3、33、43、53、63、73は、円筒形電池1との対向面を円筒形電池1の表面に沿うように、両側縁部の幅(Ts)を中央部の幅(Tm)よりも広くしており、さらに、その横幅(W)を、対向するプラスチックケース2の内面の内幅(D)よりも狭くしている。プラスチックケース2は、一対の表面プレート4の間に複数列の円筒形電池1を収納すると共に、この表面プレート4にはスペーサ3、33、43、53、63、73の側縁に向かって突出する支持リブ6を一体的に成形して設けている。パック電池は、支持リブ6の先端縁をスペーサ3、33、43、53、63、73の側縁に接触させて、表面プレート4に作用する外部の衝撃をスペーサ3、33、43、53、63、73で支持している。
以上のパック電池は、プラスチックケースを薄く成形して、全体の外形を小さく、しかも軽くしながら、より優れた耐衝撃強度を実現する。それは、以上のパック電池が、円筒形電池の間に挟着しているスペーサの横幅(W)を、プラスチックケースの表面プレートの内面から内側に離れる幅に成形することに加えて、プラスチック製の表面プレートには、スペーサに向かって突出するように支持リブを一体的に成形して設けて、支持リブをスペーサの側縁に接触させて、支持するからである。この構造のパック電池は、プラスチックケースの表面プレートに作用する外部の衝撃を、支持リブとスペーサとこれを挟着する円筒形電池で支持する。すなわち、プラスチックケースの表面プレートに一体的に成形している支持リブは、それ自体で表面プレートを補強することに加えて、これをスペーサで支持することで、より強固に表面プレートを支持する。外力は支持リブを介してスペーサに加えられる。スペーサは、支持リブからの衝撃を受けて、ずれる力が作用するが、スペーサがずれ力は、これを挟着している円筒形電池で支持される。それは、スペーサがその両側を円筒形電池に沿うように、両側縁部の幅(Ts)を中央部の幅(Tm)よりも広くしているからである。複数列に配置される円筒形電池は、その間隔が広がらないようにプラスチックケースに収納され、あるいはリード板で連結されるので、スペーサを、支持リブに押されてもずれないように保持する。したがって、スペーサのずれは円筒形電池で阻止される。以上のパック電池は、プラスチックケースに作用する衝撃を、支持リブと、スペーサと、円筒形電池とで分散して支持する。すなわち、パック電池のプラスチックケースに作用する衝撃は、支持リブのみでは支持されず、スペーサと円筒形電池にも分散して支持する。したがって、以上のパック電池は、外部から衝撃が加えられる状態では、支持リブが表面プレートを補強することに加えて、スペーサと円筒形電池が衝撃を吸収してプラスチックケースを補強して、耐衝撃強度を著しく向上する。
本発明のパック電池は、プラスチックケース2の表面プレート4に設けている支持リブ6の幅(L)を、円筒形電池1の半径の20%以上であって70%よりも狭くすることができる。
以上のパック電池は、幅の広い支持リブでもって表面プレートを効果的に補強できる。
本発明のパック電池は、プラスチックケース2が第1の表面プレート4と第2の表面プレート4とを備えて、第1の表面プレート4の平均的な厚さを第2の表面プレート4よりも薄くして、この第1の表面プレート4に支持リブ6を一体的に成形して設けて、第2の表面プレート4は、内面に支持リブを設けない平面状に成形することができる。
以上のパック電池は、第1の表面プレートを薄くしながら、外部の状態を支持リブとスペーサと円筒形電池で支持して耐衝撃強度を向上し、さらに、スペーサを第2の表面プレートから離すことで、第2の表面プレートに衝撃が作用しない構造として、第2の表面プレートの損傷や変形も防止できる。
本発明のパック電池は、第1の表面プレートの表面にラベル8を接着することができる。
以上のパック電池は、支持リブを設けることで表面プレートにできる成形時の引けをラベルで隠すことができる。また、薄く成形した第1の表面プレートをラベルで補強できる。
本発明のパック電池は、複数列に隣接して配置している円筒形電池1の両端の端部電極をリード板13、14で連結して、間にスペーサ3、33、43、53、63、73を挟着することができる。
以上のパック電池は、リード板で連結することで隣接する円筒形電池をしっかりと強固に連結しながら、その間にスペーサを挟着することができる。このため、支持リブを介してスペーサに作用する衝撃をリード板で吸収することもできる。
本発明のパック電池は、プラスチックケース2に、円筒形電池1を2列に並べて収納することができる。
本発明のパック電池は、円筒形電池1をリチウムイオン電池とすることができる。
以上のパック電池は、リチウムイオン電池の円筒形電池が熱暴走して高温に発熱するとき、熱暴走の誘発をスペーサで効果的に防止できる。すなわち、スペーサが表面プレートを補強しながら、隣接する円筒形電池の熱暴走を阻止する両方の特徴を実現する。また、スペーサに向かって突出するように支持リブを設けているので、スペーサと支持リブの両方で隣接する円筒形電池の間を区画することで、熱暴走をより確実に阻止できる。
本発明のパック電池は、複数の円筒形電池1を複数列に並べてなる並列ユニット12を直線状に並べてプラスチックケース2に収納し、各々の並列ユニット12は、互いに分離してなるスペーサ3、33、43、53、63、73を円筒形電池1の間に挟着することができる。
以上のパック電池は、各々の並列ユニットに、分離するスペーサを挟着しているので、表面プレートに作用する外力を分散してスペーサと円筒形電池で支持することができる。
本発明のパック電池は、プラスチックケース2に、各々の並列ユニット12のスペーサ3、33、43、53、63、73に突出する複数の支持リブ6を分離して設けることができる。
以上のパック電池は、プラスチックケースに作用する外力を、各々の並列ユニットに分散して支持リブとスペーサと円筒形電池とで支持できる。
本発明のパック電池は、複数列の円筒形電池1をリード板13、14で並列に接続して並列ユニット12とすることができる。
以上のパック電池は、各々の並列ユニットの円筒形電池でもって、分離するスペーサを確実に挟着できる。
本発明のパック電池は、並列ユニット12の間に、熱を遮断するセパレータ7を配設することができる。
以上のパック電池は、スペーサとセパレータの両方で円筒形電池の熱暴走の誘発を阻止できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのパック電池を例示するものであって、本発明はパック電池を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図2ないし図7に示すパック電池は、プラスチックケース2に複数の円筒形電池1を収納している。円筒形電池1は、2本以上を互いに平行な姿勢となるように配置して、複数の円筒形電池1を同一平面で複数列に配置している。さらに、隣接する円筒形電池1は、その間にスペーサ3を挟着している。
図のパック電池は、プラスチックケース2に6本の円筒形電池1を収納している。このパック電池は、図3と図8に示すように、2本の円筒形電池1を平行に並べてスペーサ3を挟着して並列ユニット12とし、3組の並列ユニット12を直線状に配置して連結している。図のパック電池は、互いに隣接して平行に配置される2本の円筒形電池1の間にスペーサ3を配設してこれを挟着すると共に、2本の円筒形電池1を並列に接続して並列ユニット12とし、2本の円筒形電池1とスペーサ3とからなる3組の並列ユニット12を、円筒形電池1の向きが等しくなるように直線状に連結して、並列ユニット12の円筒形電池1を直列に接続している。すなわち、図のパック電池は、6本の円筒形電池1を、2並3直に接続して電池ブロック11としている。ただし、本発明のパック電池は、プラスチックケースに収納する円筒形電池を、2本ないし4本とすることも、8本以上とすることもできる。さらに、本発明のパック電池は、複数の円筒形電池の接続状態を、以上に限定しない。パック電池は、平行に配置する円筒形電池を3列以上とすることができ、また、直線状に連結する円筒形電池を2本以下とすることも、4本以上とすることもできる。たとえば、パック電池は、3本以上の円筒形電池を並列に接続して1組の並列ユニットとすることができ、また、互いに直列に接続する並列ユニットを2組以下とすることも、4組以上とすることもできる。さらにまた、パック電池は、互いに平行に配置される円筒形電池1を必ずしも同じ向きとして並列に接続する必要はなく、逆向きとすることもできる。ただし、どの場合においても、互いに隣接して平行に配置される円筒形電池同士の間には、スペーサを挟着する。
互いに隣接して平行に配置される円筒形電池1は、円筒形電池1間にスペーサ3を挟着する状態で、両端の電極にリード板13、14を接続して並列に接続される。並列ユニット12を構成する円筒形電池1は、同じ方向に向けられて両端の電極にリード板13、14を連結している。互いに直列に接続される並列ユニット12は、円筒形電池1の方向を同じ方向として、対向する電極をリード板13で接続する。このリード板13は、各並列ユニット12の円筒形電池1を並列に接続すると共に、互いに隣接する並列ユニット12を直列に接続する。電池ブロック11の両端に接続されるリード板14は、両端に位置する2本の円筒形電池1を並列に接続する。リード板13、14は金属板で、スポット溶接して、あるいはレーザ溶接して円筒形電池1の電極に接続される。
さらに、図に示すパック電池は、円筒形電池1の保護回路を実装する回路基板9をプラスチックケース2に内蔵している。このパック電池は、図4と図5に示すように、回路基板9を、リード板13、14を介して電池ブロック11に接続して電池のコアパック10とし、このコアパック10をプラスチックケース2に収納している。電池ブロック11の両端に接続されるリード板14は、円筒形電池1の出力リードとして回路基板9に接続しており、並列ユニット12を直列に接続するリード板13は、各並列ユニット12の電圧検出用のリードとして回路基板9に接続している。回路基板9は、絶縁基板に電子部品を実装した基板で、各々の並列ユニット12の電池電圧を検出して、円筒形電池1の充放電電流を制御する保護回路を実装している。このパック電池は、保護回路で円筒形電池1の過充電と過放電を防止しながら充放電する。また、保護回路は、円筒形電池1の過電流を検出して、円筒形電池1の充放電を制御することもできる。
円筒形電池1は、円筒型のリチウムイオン電池である。リチウムイオン電池は、非水系電解液を使用する。リチウムイオン電池が熱暴走してこの電解液が噴出されると、危険な状態となる。このため、リチウムイオン電池を備えるパック電池は、熱暴走をいかにして効果的に阻止できるかが大切である。円筒形電池1の間にスペーサ3を挟着するパック電池は、スペーサ3で隣接する円筒形電池1間の熱伝播を防止して熱暴走の誘発を防止するので、リチウムイオン電池を内蔵するパック電池に適している。ただし、円筒形電池は、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池とすることもできる。
スペーサ3は、図5、図6及び図9に示すように、互いに隣接して平行な姿勢で配置される円筒形電池1の間に挟着される。スペーサ3は、隣接する円筒形電池1を隔離して熱暴走の誘発を阻止する。スペーサ3は、熱暴走する円筒形電池1の熱を遮断する材料で構成される。スペーサ3は、電池の熱暴走に耐える耐熱特性に優れたプラスチックで製作される。したがって、スペーサ3は、耐熱特性に優れた材質、例えばポリカーボネート(PC)等のプラスチックを成形して製作している。このスペーサ3は、熱暴走する円筒形電池1の発熱を遮断して、熱暴走の誘発を阻止する。
さらに、スペーサ3は、図6と図7に示すように、円筒形電池1との対向面を、円筒形電池1の表面に沿うように、両側縁部の幅(Ts)を中央部の幅(Tm)よりも広くする形状に成形している。図のスペーサ3は、2本の円筒形電池1に挟着される本体プレート部24の両側縁(図において上下縁)に、両面に突出する支持プレート部25を連結してなる形状に成形して、全体の断面形状をI字状としている。このスペーサ3は、図7の要部拡大断面図に示すように、両側縁部である支持プレート部25の幅(Ts)を中央部である本体プレート部24の厚さに相当する幅(Tm)よりも広くして、円筒形電池1との対向面を、円筒形電池1の表面に沿う形状としている。いいかえると、本体プレート部24の中央部の表面と、両側の支持プレート部25の端面とを円筒形電池1の外周面に接触させる形状として、円筒形電池1の表面に沿う形状としている。
さらに、このスペーサ3は、図7と図10に示すように、円筒形電池1との対向面において、本体プレート部24と支持プレート部25とを複数列の連結リブ26で連結して補強している。これらの連結リブ26は、本体プレート部24と支持プレート部25とに垂直な姿勢で一体成形して設けている。このスペーサ3は、本体プレート部24と支持プレート部25とを連結リブ26で連結する形状とすることで、スペーサ3の全体の強度を高くしながら、スペーサ3を成形するプラスチックの量を少なくして、製造コストを低減できる。さらに、図のスペーサ3は、複数列の連結リブ26を上下に分割して設けており、これらの連結リブ26の端面を円筒形電池1の側面外形に沿う湾曲面27としている。さらに、スペーサ3は、上下に分割される連結リブ26の間に、円筒形電池1の側面に沿う湾曲溝28を設けている。すなわち、本体プレート部24の中央部の両面に、円筒形電池1の軸方向に沿って湾曲溝28を設けている。このスペーサ3は、連結リブ26の湾曲面27と湾曲溝28とを円筒形電池1の表面に面接触状態で接触させて、両面の対向面に円筒形電池1を嵌着させて、円筒形電池1を位置ずれしないように定位置に保持する。図10に示すスペーサ3は、下方の支持プレート部25の一端を、本体プレート部24の端縁まで延長することなく、本体プレート部全体の約2/3の長さとしている。ただ、スペーサは、上下の支持プレート部を、本体プレート部の両端まで延長することもできる。
以上のスペーサは、断面形状をI字状とすると共に、連結リブ26の端面を湾曲面28として、円筒形電池1との対向面を、円筒形電池1の外周面に沿う形状としている。ただ、スペーサは、図11に示すように、円筒形電池との対向面全体を、円筒状の円筒形電池の側面外形に沿う湾曲面37とすることもできる。このスペーサ33も、両側縁に向かって幅を広くする形状に成形して、両側縁部の幅(Ts)を中央部の幅(Tm)よりも広くしている。このスペーサ33も、両面の湾曲面37に円筒形電池を嵌着させて、円筒形電池の表面に面接触状態で接触して、円筒形電池を位置ずれしないように定位置に保持する。
さらに、スペーサ3は、図6に示すように、その横幅(W)を、対向するプラスチックケース2の内面の内幅(D)よりも狭くしている。図のスペーサ3は、上下の両側縁をプラスチックケース2の表面プレート4から内側に離す幅としている。図6のスペーサ3は、図において上側の側面を支持リブ6に接触させている。したがって、このスペーサ3は、支持リブ6に接触する上面と表面プレート4の内面との間に隙間15を設ける横幅(W)としている。ただし、この隙間15には支持リブ6が配置されるので、スペーサ3の上面は、支持リブ6を介して表面プレート4の内面に連結される状態となる。スペーサ3と上の表面プレート4との間隔(d)は、たとえば円筒形電池1の半径の1/3とする。ただし、この間隔(d)は、円筒形電池1の半径の20%〜70%とすることもできる。スペーサ3と表面プレート4との間隔(d)は、支持リブ6の幅(L)となるが、この間隔(d)は、支持リブ6が表面プレート4を補強し、かつスペーサ3を円筒形電池1で挟着して、支持リブ6から加えられる衝撃を両側の円筒形電池1で挟着されるスペーサ3で支持できる幅に特定される。この間隔(d)が狭すぎると、支持リブ6の幅(L)が狭くなって、支持リブ6による表面プレート4の補強作用が低下し、反対に広すぎると、円筒形電池1でスペーサ3を挟着してスペーサ3の上下のずれを阻止する作用が低下する。したがって、スペーサ3と表面プレート4との間隔(d)は、支持リブ6で表面プレート4を補強しながら、スペーサ3のずれを阻止して支持リブ6を保持できるように、前述の範囲に特定される。
図6のパック電池は、スペーサ3の上下の両側面を上下の表面プレート4の内面から離す横幅(W)としているが、スペーサは、図12に示すように、上の側面を上側の表面プレート4から離して、この隙間15に支持リブ6を配置し、下の側面を下側の表面プレート4に接触する横幅(W)とすることもできる。この図のスペーサ43も、円筒形電池1との対向面を、円筒状の円筒形電池1の側面外形に沿う形状として、両側縁部の幅(Ts)を中央部の幅(Tm)よりも広く成形している。
図3ないし図5のパック電池は、3組の並列ユニット12を直線状に連結している。各々並列ユニット12は互いに分離しているスペーサ3を円筒形電池1の間に挟着している。したがって、図のパック電池は、3組の並列ユニット12に挟着される3枚のスペーサ3を備え、各々のスペーサ3を各々の並列ユニット12を構成する円筒形電池1の間に挟着している。
並列ユニット12は、2本の円筒形電池1の間にスペーサ3を配置して平行に配列し、各々の円筒形電池1の両端をリード板13、14で連結して、円筒形電池1の間にスペーサ3を挟着する。さらに、並列ユニット12は、リード板13を介して直線状に連結される。並列ユニット12の間に設けられるリード板13は、2組の並列ユニット12の円筒形電池1に連結されて、隣接する並列ユニット12を直線状に連結し、また、直列に接続する。直線状に連結される並列ユニット12は、その間にセパレータ7を配設している。セパレータ7は、スペーサ3と同じように円筒形電池1の熱暴走の誘発を阻止するもので、耐熱性のあるシートやプレートで、プラスチック、ファイバーの繊維素材や紙等で製作される。このセパレータ7は、並列ユニット12を連結するリード板13に挟着されて、隣接する並列ユニット12の間に配置される。セパレータ7は、一端面に安全弁が設けられた封口板を備える円筒型電池1の端面に対向して配置されることにより、一端面からの熱暴走時の噴出物等が直接、隣接する円筒形電池1にあたることを防止している。
プラスチックケース2は、プラスチックを成形して製作される。図のプラスチックケース2は、円筒形電池1のコアパック10を入れる箱形に成形している本体ケース2Aと、この本体ケース2Aの開口部を閉塞する蓋ケース2Bとからなる。本体ケース2Aは、平面上に成形している表面プレート4の外周に沿って周壁5を一体的に成形して、全体の形状を上方開口の箱型としている。蓋ケース2Bは、平面状に成形している表面プレート4の外周に沿って周壁5を一体的に成形した形状としている。本体ケース2Aは、蓋ケース2Bよりも周壁5の高さを高くして、蓋ケース2Bよりも深くしている。蓋ケース2Bは、周壁5の高さを低くして浅くしている。このプラスチックケース2は、本体ケース2Aに、組み立てられた円筒形電池1のコアパック10を入れ、開口部に蓋ケース2Bを固定して組み立てられる。
プラスチックケース2は、互いに連結される本体ケース2Aと蓋ケース2Bの内部に閉鎖された収納室18を形成しており、この収納室18に、円筒形電池1のコアパック10を収納している。したがって、収納室18は、円筒形電池1のコアパック10を収納できる大きさとしている。図のプラスチックケース2は、表面プレート4の外形をほぼ長方形として、直方体に近い箱形としている。以上のプラスチックケース2は、本体ケース2Aの表面プレート4と蓋ケース2Bの表面プレート4の間に複数の円筒形電池1を収納する。したがって、複数の円筒形電池1は、上下の表面プレート4と平行な面内に並べられて、一対の表面プレート4の間に収納される。一対の表面プレート4の間隔、言い換えると収納室18の深さは、円筒形電池1の外径とほぼ等しく、あるいはわずかに大きく、ここに円筒形電池1とスペーサ3と回路基板9を一体的に連結している円筒形電池1のコアパック10が収納される。図のプラスチックケース2は、一対の表面プレート4として、第1の表面プレート4xと第2の表面プレート4yとを備えており、蓋ケース2Bの表面プレート4を第1の表面プレート4xとして、本体ケース2Aの表面プレート4を第2の表面プレート4yとしている。
蓋ケース2Bは、第1の表面プレート4xに支持リブ6を一体的に成形して設けている。支持リブ6は、スペーサ3の側縁に向かって突出するように、第1の表面プレート4xの内面に突出して設けられる。この支持リブ6は、第1の表面プレート4xを補強すると共に、その先端縁をスペーサ3の側縁に接触させて、第1の表面プレート4xに作用する外部の衝撃をスペーサ3で支持するようにしている。図6のパック電池は、蓋ケース2Bに支持リブ6を設けて、本体ケース2Aには支持リブを設けていない。支持リブ6を一体的に成形して設けている蓋ケース2Bの表面プレート4である第1の表面プレート4xは、本体ケース2Aの表面プレート4である第2の表面プレート4yよりも薄くしている。支持リブ6で補強されるからである。蓋ケース2Bの表面プレート4に設けている支持リブ6は、その幅(L)を、円筒形電池1の半径の20%以上であって70%よりも狭くして、その先端縁をスペーサ3の側面に接触できるようにしている。
蓋ケース2Bは、内面に突出するように支持リブ6を設けて、表面にはラベル8を接着している。この蓋ケース2Bは、支持リブ6を内面に突出するように成形して設けることで、表面にできる引けを隠し、また表面をラベル8で補強することもできる。したがって、この蓋ケース2Bは、第1の表面プレート4xをより薄く成形して、支持リブ6とラベル8で補強できる。蓋ケースは、たとえば、円筒形電池の側面に沿って凹部を設けて局部的に薄くするように成形することができる。図に示す蓋ケース2Bは、第1の表面プレート4xを、本体ケース2Aの第1の表面プレート4xより薄く成形すると共に、円筒形電池1の側面を部分的に表出させるスリット16を開口して設けている。この蓋ケース2Bは、表面にラベル8を接着して、このスリット16を閉塞している。
蓋ケース2Bの表面プレート4に設けている支持リブ6は、図4と図6に示すように、3組の並列ユニット12のスペーサ3に突出するように、3組の支持リブ6を直線状に配置して、互いに分離して設けている。この蓋ケース2Bは、分離して設けた各々の支持リブ6が、各々の並列ユニット12のスペーサ3に接触する。
図6のパック電池は、蓋ケース2Bの表面プレート4にのみ支持リブ6を設けているが、図6の鎖線で示すように、本体ケース2Aの表面プレート4にも支持リブ6を設けて、これをスペーサ3の下の側面に接触させることもできる。
本体ケース2Aと蓋ケース2Bは、周壁5、5を連結して互いに連結され、内部に閉鎖された収納室18を形成する。このプラスチックケース2は、本体ケース2Aの周壁5と蓋ケース2Bの周壁5を係止して連結する構造としている。図の本体ケース2Aは、周壁5の内側に、蓋ケース2Bの周壁5を案内する連結部21を設けており、この連結部21に蓋ケース2Bの周壁5を挿入して嵌着できる構造としている。図の本体ケース2Aと蓋ケース2Bは、本体ケース2Aの周壁5の内側に設けた連結部21に、蓋ケース2Bの周壁5を嵌着させると共に、蓋ケース2Bの周壁5を係止構造で連結部21に連結している。ただ、本体ケースと蓋ケースの周壁は、接着して連結し、あるいは超音波溶着して連結することもできる。
さらに、図3、図4、及び図6に示すプラスチックケース2は、一方の側面から突出して、回路基板9を収納する基板収納部19を設けている。このプラスチックケース2は、基板収納部19に回路基板9を収納して定位置に配置できる。さらに、プラスチックケース2は、基板収納部19に配設される回路基板9に固定した出力コネクタ20を、プラスチックケース2の外部に表出させる電極窓17を開口して設けている。このパック電池は、電極窓17から表出する出力コネクタ20を電子機器に接続して、パック電池から電子機器へ電力が供給される。
さらに、図13ないし図18は、スペーサの他の例を示している。これらの図に示すスペーサ53、63、73は、両側の端面から外側に突出するダンパー部59、69、79を設けている。これらのダンパー部59、69、79は、2本の円筒形電池1の間に配置されたスペーサ53、63、73が円筒形電池1の両端に連結されたリード板13、14の間を移動して、リード板13、14と衝突する際に発生する異音を軽減するために設けている。また、スペーサ3、33、43、53、63、73においては、電池1が延在する方向の両端において、リード板13、14に近接、あるいは、接触する寸法にするならば、リード板13、14の間を移動することを防止することができる。
図13と図14に示すスペーサ53は、両側の端面から、スペーサ53の長さ方向に突出して設けた複数の山形凸部59Aをダンパー部59としている。図に示すスペーサ53は、片側の端面に5個の山形凸部59Aを設けている。これらの山形凸部59Aは、スペーサ53の端面側から先端方向に向かって次第に幅が狭くなる形状としており、図における垂直断面形状を、先端に向かって細くなる山形としている。この構造のダンパー部59を備えるスペーサ53は、図14の矢印で示すように、円筒形電池1の間で移動してリード板13に衝突する際の衝撃を複数の山形凸部59Aで吸収して異音の発生を軽減する。
また、図15と図16に示すスペーサ63は、端面の上下の側縁部から、スペーサ63の長さ方向に突出する一対のテーパー凸部69Aを設けてダンパー部69としている。一対のテーパー凸部69Aであるダンパー部69は、対向するテーパー凸部69Aの間隔が、スペーサ63の端面側から先端方向に離れるにしたがって次第に広くなるように成形している。図のダンパー部69は、上下の外側面を、スペーサ63の両側縁と同一平面とすると共に、対向する内側面を、スペーサ63の端面側から先端方向に向かって幅が狭くなるように傾斜するテーパー面63aとして、対向する一対のテーパー凸部69Aの間隔を先端方向に向かって次第に広くしている。この形状のダンパー部69を備えるスペーサ63は、図16の矢印で示すように、円筒形電池1の間で移動してリード板14に衝突する際に、対向するテーパー凸部69Aの間にリード板14を案内すると共に、テーパー面69aとリード板14との接触抵抗を徐々に大きくし、衝突のエネルギーを吸収して衝突による異音を軽減する。図に示すテーパー凸部は、テーパー面を平面状としているが、テーパー面は湾面とすることもできる。
さらにまた、図17と図18に示すスペーサ73は、端面の上下の端部から、スペーサ73の長さ方向に突出する一対の弾性アーム部79Aを設けてダンパー部79としている。図の弾性アーム部79Aは、円弧状に湾曲する形状であって、互いに逆方向に湾曲しており、リード板14との衝突による衝撃をバランス良く吸収できる構造としている。このダンパー部79は、リード板14との衝突による衝撃を、湾曲アーム部79Aを弾性変形させて吸収する。したがって、湾曲アーム部79Aは、リード板14との衝突によって弾性変形して衝撃を吸収できる厚さと長さに成形している。この形状のダンパー部79を備えるスペーサ73は、図18の矢印で示すように、円筒形電池1の間で移動してリード板14に衝突する際に、弾性変形する一対の湾曲アーム部79Aで衝突のエネルギーを吸収して、衝突による異音を軽減する。ただ、弾性アーム部であるダンパー部は、必ずしも円弧状に湾曲する形状とする必要はなく、U字状、V字状に成形して弾性変形させることもできる。また、弾性アーム部であるダンパー部は、必ずしもスペーサの端面の上下に一対を設ける必要はなく、端面の中央部にひとつの弾性アーム部を設けることもできる。
以上のように、スペーサ53、63、73に設けたダンパー部59、69、79は、図14、図16、及び図18の矢印で示すように、リード板13、14に衝突する際に、リード板13、14との接触抵抗を徐々に大きくし、スペーサ53、63、73が停止するまでにかかる時間を長くすることで、衝突のエネルギーを吸収して衝突による異音を軽減する。このように、リード板13、14との対向面にダンパー部59、69、79を設けてなるスペーサ53、63、73は、ダンパー部59、69、79で衝突のエネルギーを吸収して衝突による異音を軽減できるので、従来のパック電池で必要とされていたスペーサを円筒形電池に固定する固定用のテープや接着剤が不要となり、コストダウンが計れると共に、これらの作業を省略することにより、作業効率の向上が図れる特徴が実現できる。ただ、スペーサに設けるダンパー部は、以上の形状に特定しない。スペーサに設けるダンパー部は、リード板との衝突による衝撃を吸収して、衝突による異音の発生を軽減できる他の全ての形状とすることができる。
なお、以上のスペーサ53、63、73も、前述のスペーサと同様に、2本の円筒形電池1に挟着される本体プレート部54の両側縁(図において上下縁)に、両面に突出する支持プレート部55を連結してなる形状に成形しており、両側縁部である支持プレート部55の幅(Ts)を中央部である本体プレート部54の厚さに相当する幅(Tm)よりも広くして、円筒形電池1との対向面を、円筒形電池1の表面に沿う形状としている。さらに、スペーサ53、63、73は、円筒形電池1との対向面において、本体プレート部54と支持プレート部55とを連結して補強する複数列の連結リブ56を一体的に成形している。さらに、複数列の連結リブ56を上下に分割して、これらの連結リブ56の端面を円筒形電池1の側面外形に沿う湾曲面57とすると共に、上下の連結リブ56の間に、円筒形電池1の側面に沿う湾曲溝58を設けている。これらのスペーサ53、63、73も、連結リブ56の湾曲面57と湾曲溝58とを円筒形電池1の表面に面接触状態で接触させて、両面の対向面に円筒形電池1を嵌着させて、円筒形電池1を位置ずれしないように定位置に保持する。
本出願人が先に出願したパック電池の横断面図である。 本発明の一実施例にかかるパック電池の斜視図である。 図2に示すパック電池の内部構造を示す分解斜視図である。 図3に示すパック電池の分解斜視図である。 図2に示すパック電池を下側から見た分解斜視図である。 図2に示すパック電池のA−A線断面図である。 図6に示すパック電池の要部拡大断面図である。 図3に示すパック電池のコアパックの平面図である。 図8に示すコアパックの側面図である。 図4に示すパック電池のスペーサの斜視図である。 スペーサの他の一例を示す斜視図である。 本発明の他の実施例にかかるパック電池の横断面図である。 スペーサの他の一例を示す斜視図である。 図13に示すスペーサがリード板に衝突する状態を示す断面図である。 スペーサの他の一例を示す斜視図である。 図15に示すスペーサがリード板に衝突する状態を示す断面図である。 スペーサの他の一例を示す斜視図である。 図17に示すスペーサがリード板に衝突する状態を示す断面図である。
符号の説明
1…円筒形電池
2…プラスチックケース 2A…本体ケース
2B…蓋ケース
3…スペーサ
4…表面プレート 4x…第1の表面プレート
4y…第2の表面プレート
5…周壁
6…支持リブ
7…セパレータ
8…ラベル
9…回路基板
10…コアパック
11…電池ブロック
12…並列ユニット
13…リード板
14…リード板
15…隙間
16…スリット
17…電極窓
18…収納室
19…基板収納部
20…出力コネクタ
21…連結部
24…本体プレート部
25…支持プレート部
26…連結リブ
27…湾曲面
28…湾曲溝
33…スペーサ
37…湾曲面
43…スペーサ
53…スペーサ
54…本体プレート部
55…支持プレート部
56…連結リブ
57…湾曲面
58…湾曲溝
59…ダンパー部 59A…山形凸部
63…スペーサ
69…ダンパー部 69A…テーパー凸部
69a…テーパー面
73…スペーサ
79…ダンパー部 79A…弾性アーム部
91…円筒形電池
92…プラスチックケース
93…スペーサ
95…表面プレート
97…表面プレート

Claims (11)

  1. 充電できる複数の円筒形電池(1)が同一平面で複数列に配列され、かつ隣接する複数列の円筒形電池(1)の間にスペーサ(3)、(33)、(43)、(53)、(63)、(73)を配置して円筒形電池(1)をプラスチックケース(2)に収納してなるパック電池であって、
    前記スペーサ(3)、(33)、(43)、(53)、(63)、(73)は、円筒形電池(1)との対向面を円筒形電池(1)の表面に沿うように、両側縁部の幅(Ts)を中央部の幅(Tm)よりも広くしており、さらに、その横幅(W)を、対向するプラスチックケース(2)の内面の内幅(D)よりも狭くしており、
    前記プラスチックケース(2)が一対の表面プレート(4)の間に複数列の円筒形電池(1)を収納すると共に、この表面プレート(4)にはスペーサ(3)、(33)、(43)、(53)、(63)、(73)の側縁に向かって突出する支持リブ(6)を一体的に成形して設けており、この支持リブ(6)の先端縁をスペーサ(3)、(33)、(43)、(53)、(63)、(73)の側縁に接触させて、表面プレート(4)に作用する外部の衝撃をスペーサ(3)、(33)、(43)、(53)、(63)、(73)で支持するようにしてなるパック電池。
  2. 前記プラスチックケース(2)の表面プレート(4)に設けている支持リブ(6)の幅(L)が、前記円筒形電池(1)の半径の20%以上であって70%よりも狭い請求項1に記載されるパック電池。
  3. 前記プラスチックケース(2)が第1の表面プレート(4x)と第2の表面プレート(4y)とを備え、第1の表面プレート(4x)の平均的な厚さは第2の表面プレート(4y)よりも薄く、この第1の表面プレート(4x)に支持リブ(6)を一体的に成形して設けて、第2の表面プレート(4y)は、内面に支持リブ(6)を設けない平面状に成形している請求項1に記載されるパック電池。
  4. 前記第1の表面プレート(4x)が、その表面にラベル(8)を接着している請求項1に記載されるパック電池。
  5. 複数列に隣接して配置している円筒形電池(1)が、その両端の端部電極をリード板(13)、(14)で連結して、間にスペーサ(3)、(33)、(43)、(53)、(63)、(73)を挟着している請求項1に記載されるパック電池。
  6. 前記プラスチックケース(2)が2列に円筒形電池(1)を並べて収納している請求項1ないし5のいずれかに記載されるパック電池。
  7. 前記円筒形電池(1)がリチウムイオン電池である請求項1ないし6のいずれかに記載されるパック電池。
  8. 複数の円筒形電池(1)を複数列に並べてなる並列ユニット(12)が直線状に並べられてプラスチックケース(2)に収納され、各々の並列ユニット(12)は互いに分離してなるスペーサ(3)、(33)、(43)、(53)、(63)、(73)を円筒形電池(1)の間に挟着している請求項1に記載されるパック電池。
  9. 前記プラスチックケース(2)が、各々の並列ユニット(12)のスペーサ(3)、(33)、(43)、(53)、(63)、(73)に突出する複数の支持リブ(6)を分離して設けている請求項8に記載されるパック電池。
  10. 前記並列ユニット(12)が、複数列の円筒形電池(1)をリード板(13)、(14)で並列に接続してなる請求項8に記載されるパック電池。
  11. 前記並列ユニット(12)の間に熱を遮断するセパレータ(7)を配設している請求項8又は10に記載されるパック電池。
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