JP5052065B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主として、自動車、オートバイ、自転車などの車両を走行させるモータを駆動するのに最適な電源装置に関し、とくに複数の電池を並列に接続して出力電流を大きくし、また電池を直列に接続して出力電圧を高くしてなる電源装置に関する。
走行用のモータへの供給電力を大きくするために、多数の電池を直列に接続している電源装置は開発されている。(特許文献1参照)
特開2000−223096号公報
この電源装置は、直列に接続する電池の個数に比例して出力電圧を高くできる。出力電圧の高い電源装置は、モータの供給電力を大きくできるが、車両に搭載される状態で感電などの安全対策が複雑になる。出力電圧を低くして安全性を高くできるが、モータへの供給電力、すなわちモータの馬力が小さくなる。近年、電源装置の出力電圧を、DC/ACインバータで昇圧してモータに供給するシステムが実用化されている。このシステムは、電源装置の出力電圧を低くしながら、モータの供給電圧を高くして出力を大きくできる。ただ、DC/ACインバータで電圧を昇圧するのに比例して、電池の電流も大きくなるので、電源の内部抵抗を小さくすることが大切になる。内部抵抗による電圧降下が電流に比例して大きくなり、内部抵抗によって電源装置の出力電圧が低下して、モータに十分な電力を供給できなくなるからである。電源装置の内部抵抗は、電池を並列に接続して小さくできる。たとえば、2組の電池を並列に接続する電源装置は、複数の電池を並列に接続して並列ブロックとし、この並列ブロックを直列に接続して解消できる。複数の電池を並列と直列に接続している電源装置は、出力電圧を低くして安全性を向上でき、さらに内部抵抗を小さくできる特徴が実現される。ただ、この電源装置は、多数の電池を内蔵することから電池が故障する確率が高くなる。たとえば、いずれかの電池が内部ショート等の故障を起こすと、この電池と並列に接続している他の電池から極めて大きなショート電流が流れる弊害が発生する。
本発明は、さらにこの欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、電池を並列に接続して内部抵抗を小さくしながら、いずれかの電池が内部ショートなどの故障をしてもショート電流を小さくできる電源装置を提供することにある。
本発明の電源装置は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
電源装置は、複数の電池1を並列に接続してなる並列ブロック3、33を直列に接続している組電池2、32を備える。組電池2、32は、並列ブロック3、33を、複数の電池1を並列接続してなる小ブロック3A、33Aに分割して、分割された小ブロック3A、33Aを直列に接続して直列ブロック4、34とし、この直列ブロック4、34を、小ブロック3A、33Aの中間接続点を非接続状態としながら、互いの出力側を並列に接続している。
さらに、本発明の電源装置は、隣接する直列ブロック4、34の間に配線スペース31、51を設けて、この配線スペース31、51の両端に位置して直列ブロック4、34の出力リード9、39を配置すると共に、複数の直列ブロック4、34の出力リード9、39を出力端子13、43に連結して、この出力端子9、39を配線スペース31、51に配置することができる。
本発明の電源装置は、電池を並列に接続して内部抵抗を小さくしながら、いずれかの電池が内部ショートなどの故障をしてもショート電流を小さくして安全性を向上できる特徴がある。それは、本発明の電源装置が、複数の電池を並列に接続している並列ブロックを複数の電池を並列接続してなる小ブロックに分割して、分割された小ブロックを直列に接続して直列ブロックとし、この直列ブロックを小ブロックの中間接続点を非接続状態として、互いに出力側を並列に接続しているからである。
この構造の電源装置は、いずれかの電池が内部ショートするときに、ショート電流を小さくして安全性を向上できる。それは、並列ブロックを小ブロックに分割しているので、内部ショートした電池と並列に接続される電池の個数が少なくなるからである。
さらに、この構造の電源装置は、多数の電池を並列に接続している並列ブロックを複数の小ブロックに分割して、小ブロックを直列接続して直列ブロックとするので、各々の直列ブロックからバランスよく出力電流を取り出すことができる。この構造によらず、たとえば、多数の電池をリード板で並列に接続し、リード板の特定の部分から電流を出力すると、電流の取り出し点から離れたリード板に接続される電池からの出力電流が減少する弊害が発生する。それは、リード板に接続される各々の電池のリード板の電気抵抗が電流の取り出し点から離れるにしたがって大きくなって、リード板の電気抵抗が電池によってアンバランスになるからである。この構造に対し本発明の電源装置は、並列ブロックを複数の小ブロックに分割することから、リード板で並列に接続される電池の個数が少なく、各々の電池のリード板の電気抵抗が小さく、しかも電気抵抗のアンバランスが少なくなって、全ての電池から均一に電流を流すことができる。
さらにまた、本発明の電源装置は、全体の剛性をアップできる特徴もある。それは、並列ブロックを小ブロックに分割してこれを直列に接続して直列ブロックとする構造、すなわち、全ての電池を複数の直列ブロックに分割しているので、直列ブロックの重量を全体重量の数分の1に減少でき、軽くなった複数の直列ブロックを連結して電源装置として組み立てるからである。
また、本発明の電源装置は、全体の電池を複数の直列ブロックに分離することから、放熱時の発熱を複数に分散して、電池をより効果的に放熱できる特徴も実現する。それは、複数に分割することで、放熱面積を大きくできるからである。
さらに本発明の電源装置は、電池を複数の直列ブロックに分割することから、メンテナンスを能率よくできる特徴も実現する。それは、メンテナンスで交換するアッセンブリを、ひとつの直列ブロックとして小さく分割できるからである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための電源装置を例示するものであって、本発明は電源装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1のブロック図と、図2ないし図6の斜視図に示す電源装置は、複数の電池1を並列に接続している並列ブロック3を直列に接続している組電池2を備える。この電源装置の組電池2は、図1の回路図に示すように、並列ブロック3を複数の電池1を並列接続する小ブロック3Aに分割している。分割された小ブロック3Aが直列に接続されて直列ブロック4としている。さらに、直列ブロック4は、小ブロック3Aの中間接続点を接続しない非接続状態として、互いに両端の出力側を並列に接続している。
図2に示す電源装置は、4個の電池1を並列に接続して小ブロック3Aとし、さらに10個の小ブロック3Aを直列に接続して直列ブロック4としている。さらに、並列ブロック3を2組の小ブロック3Aに分割しているので、組電池2は、2組の直列ブロック4を並列に接続している。ただし、本発明は、並列ブロックが並列に接続する電池の個数を4個に特定しない。並列ブロックは、2個ないし6個の電池を並列に接続することができる。また、直列ブロックが小ブロックを直列に接続する個数を10個に特定せず、直列ブロックは、5個ないし50個の小ブロックを直列に接続することができる。
図2ないし図6において、図2は互いに並列に接続される2組の直列ブロック4を示し、図3は2組の直列ブロック4をリヤーケース15に収納する状態を示し、図4は直列ブロック4をリヤーケース15とフロントケース16に収納する状態を示し、さらに図5と図6は、直列ブロック4をリヤーケース15とフロントケース16とトップケース17に収納する状態を示している。これ等の図に示す電源装置は、互いに出力側を並列に接続している2組の直列ブロック4と、2組の直列ブロック4を収納しているインナーケース21とを備える。
2組の直列ブロック4は、図2ないし図4に示すように、リード板5を介して並列と直列に接続している複数の電池1と、複数の電池1にリード板5を介して接続している回路基板6と、この回路基板6を収納する基板ホルダ7とを備える。さらに、各々の電池1は、隣接する電池1を絶縁しながら定位置に配置する絶縁ホルダ8で定位置に配置されている。2組の直列ブロック4は、図2ないし図4に示すように、間に配線スペース31を設ける状態で配置している。各直列ブロック4は、配線スペース31の両端(図において上下)に位置して出力リード9を配置しており、各々の出力リード9を並列接続リード10で連結して、出力側を並列に接続している。
図2と図3の直列ブロック4は、図において上下の端部に、プラス側の出力リード9と、マイナス側の出力リード9を設けている。プラス側とマイナス側の出力リード9は、4個の電池1の端面に連結しているリード板5である。各々の直列ブロック4に設けているプラス側の出力リード9は、並列接続リード10で連結されて、プラス側の出力端子13に接続している。マイナス側の出力リード9も並列接続リード10を介して互いに連結されて、マイナス側の出力端子13に接続している。各々の出力リード9を並列に接続する並列接続リード10は、直列ブロック4の間において、すなわち配線スペース31の両端部において出力端子13に接続しており、並列接続リード10を接続してなる出力端子13を配線スペース31に配設している。このように、各々の直列ブロック4の出力リード9を並列に接続する並列接続リード10を、隣接する直列ブロック4の間で連結して出力端子13に接続する構造は、並列接続リードを直列ブロックの外側で連結する構造に比べて、各々の並列接続リードの長さの差を少なくできる特長がある。それは、隣接する直列ブロック4の間で並列接続リード10を連結することにより、各並列接続リード10の長さを、直列ブロック4の幅よりも短くして、各並列接続リード10の長さをバランスできるからである。この構造の電源装置は、各々の並列接続リード10の長さの差を少なくして、これらの電気抵抗をバランスできるので、各々の直列ブロック4からバランスよく出力電流を取り出すことができる。また、電池1を充電するときにおいても、各々の直列ブロック4にバランスよく通電できる。このように、各々の直列ブロック4を、バランスよく充電し、また放電できる電源装置は、直列ブロック間での電池の劣化の度合いが不均一になるのを有効に防止して、組電池全体を長寿命にできる特長がある。プラス側とマイナス側の出力端子13は、各々2本のリード線14を接続して、リード線14を介して出力コネクタ12に接続している。2本のリード線14は、小さい電気抵抗で出力リード9を出力コネクタ12に接続する。
電池1は、充電できる二次電池で、リチウムイオン二次電池である。ただし、電池は、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池とすることもできる。さらに、図のパック電池は、電池1を円筒型電池とするが、角型電池とすることもできる。図の直列ブロック4は、4本の電池1を直線状に並べて並列に接続して小ブロック3Aとし、さらに、この小ブロック3Aを10段に並べてリード板5で直列に接続している。電池1は端面を同一面に位置させるように絶縁ホルダ8で定位置に保持している。絶縁ホルダ8は、各々の電池1を独立して挿入する保持筒を有し、ここに電池1を挿入して定位置に保持する。絶縁ホルダ8は、絶縁材のプラスチックを成形して製作される。
電池1は、端面にリード板5を溶着して、互いに直列と並列とに接続される。図の直列ブロック4は、各々のリード板5を回路基板6に接続している。リード板5は、回路基板6に接続する接続部5Aを端部から突出するように設けている。リード板5は、接続部5Aにリードピン11やリード線等を半田付けして連結しており、これらを介して回路基板6に接続している。
2組の直列ブロック4は、図4に示すように、各々独立する回路基板6を備える。各々の回路基板6は、電池1の充放電をコントロールする保護回路を実装している。保護回路は、各々の小ブロック3Aの電池電圧を検出して、充放電の電流を制御する。この保護回路は、図示しないが、各々の直列ブロック4を構成している小ブロック3Aの電池電圧を検出する電圧検出回路と、この電圧検出回路が検出する小ブロック3Aの電圧で充放電電流をコントロールする制御回路とを備える。保護回路は、いずれかの小ブロック3Aの電池電圧が最低電圧よりも低くなると、放電電流を遮断するスイッチング素子(図示せず)をオフに切り換えて、放電電流を遮断する。また、いずれかの小ブロック3Aの電池電圧が最高電圧よりも高くなると、充電を停止するスイッチング素子をオフに切り換えて、充電を停止する。放電電流を遮断するスイッチング素子と充電電流を遮断するスイッチング素子は、各々の直列ブロック4に直列に接続され、あるいは、直列ブロック4を並列に接続した出力側に接続される。また、直列ブロック4を並列に接続した出力側に接続されるスイッチング素子は、電源装置を搭載する車両などに設けることもできる。各々の小ブロック3Aの電池電圧を独立して別々に検出して、検出した電圧で充放電をコントロールする保護回路を回路基板6に設けている電源装置は、全ての電池1を保護しながら安全に充放電できる。
さらに、保護回路は、充放電される電池の残容量を演算する演算回路も備える。図の電源装置は、各々の小ブロックの電池電圧を検出するので、演算回路は、各々の小ブロックの残容量を演算する。演算回路は、小ブロックの電池電圧と充電電流を積算して充電容量を演算すると共に、小ブロックの電池電圧と放電電流を積算して放電容量を演算し、演算された充電容量と放電容量とから小ブロックの残容量を演算する。さらに、演算回路は、各々の小ブロックの残容量を加算して直列ブロックの残容量を演算し、各直列ブロックの残容量から組電池全体の残容量を演算する。演算回路で演算された組電池の残容量は、残容量表示部18に表示される。図に示す電源装置は、ケースの上部に表示基板19を備え、この表示基板19に複数のLED20を配列すると共に、残容量の表示状態を操作する容量表示スイッチ30を配置して残容量表示部18としている。回路基板6は、リード線(図示せず)を介して表示基板19に接続している。残容量表示部18は、容量表示スイッチ30が操作されると、これらのLED20の点灯状態、例えば点灯数や点灯色を変化させて、あるいは点滅状態を変化させて組電池の残容量を表示する。複数のLED20の点灯状態や点滅状態は、演算回路で演算された組電池の残容量に応じて、制御回路で制御される。
基板ホルダ7は、回路基板6を収納して所定の位置に配置する。図4に示す基板ホルダ7は、底板(図示せず)の周囲に周壁を設けて上方開口の箱形としており、この周壁の内側に回路基板6を収納して、所定の位置に配置している。基板ホルダ7は、絶縁ホルダ8の定位置に連結して固定される。
基板ホルダ7は、底板から突出して支持部(図示せず)を設け、この支持部に回路基板6を止ネジで固定して、回路基板6を底板から離れた位置に固定する。この構造は、回路基板6の底板との対向面に、保護回路等を実現する電子部品(図示せず)を配置する。このように、基板ホルダ7の底板の対向面に電子部品を配置する構造は、回路基板6で電子部品を保護できる。
さらに、基板ホルダ7は、絶縁樹脂をポッティングして回路基板6を埋設して、ポッティング樹脂で回路基板6を保護でき、また回路基板6に実装している電子部品をポッティング樹脂に埋設して、電子部品を保護できる。
回路基板6は、通信用のリード線(図示せず)を介して出力コネクタ12に接続している。この回路基板6は、電池1の情報を検出する検出回路と、この検出回路の信号を通信する通信回路とを備え、通信回路をリード線で出力コネクタ12に接続している。この電源装置は、搭載される車両などの本体装置に電池1の情報を伝送する。本体装置は、電源装置から伝送される電池情報で、電池1を充放電する電流をコントロールする。
以上の電源装置は、図3ないし図8に示すように、2組の直列ブロック4からなる組電池2を、リヤーケース15とフロントケース16とトップケース17とからなるインナーケース21に収納すると共に、このインナーケース21を外装ケース22に収納する。インナーケース21は、2組の直列ブロック4を、間に配線スペース31ができるように、別々に収納する収納部を内部に有する。
図7に示すリヤーケース15は、箱型形状の収納部15Aを2組備えており、各収納部15Aに直列ブロック4を収納する構造としている。さらに、図のリヤーケース15は、隣接して配置される直列ブロック4の間に配線スペース31を設けるために、各収納部15Aの間に中央連結部15bを備えている。リヤーケース15は、各収納部15Aに直列ブロック4を収納する状態で、フロントケース16が連結される。リヤーケース15とフロントケース16は、対向する開口部の外周に設けた連結鍔部15a、16aを互いに止ネジ23で連結すると共に、中央部においても止ネジ24で連結している。図のリヤーケース15は、中央連結部15bに止ネジ24をねじ込んで、フロントケース16の中央部に設けた中央連結部(図示せず)に連結している。さらに、フロントケース16は、トップケース17を連結するボス25を周壁の内面と中央連結部に各々設けている。中央連結部に設けたボス25は、配線スペース31に配置している。これらのボス25に、トップケース17を貫通する止ネジ26がねじ込まれて、フロントケース16にトップケース17が連結される。
以上のように、組電池2を2組の直列ブロック4に分割してインナーケース21に収納する構造は、分割されて軽くなった直列ブロック4を各々の収納部に収納するので、インナーケース21を強靱な構造として、全体の剛性をアップできる。また、組電池2を複数の直列ブロック4に分割してインナーケース21に収納するので、多数の電池の発熱を分散させて、各電池をより効果的に放熱できる特長もある。とくに、隣接する直列ブロック4の間には、配線スペース31を設けているので、この空間から効率よく放熱できる特長がある。このように、配線スペース31から放熱する構造は、とくに熱がこもりやすい組電池2の中央部分である直列ブロック間の熱を有効に放熱できる特長がある。したがって、この電源装置は、組電池2を構成する多数の電池1について、組電池2の両側部分だけでなく、配線スペース31を設けた中央部分からも効率よく放熱して、組電池2を構成する各電池1の中央部側と両端部側との温度差を少なくし、各電池における部分的な温度斑を低減して長寿命にできる特長もある。
外装ケース22は、プラスチック製の第1のケース22Aと第2のケース22Bを連結して、組電池2を収納してなるインナーケース21を内部に収納している。第1のケース22Aと第2のケース22Bは、周壁27を一体的に成形して設けている。さらに、図の外装ケース22は、内側に、ボス28を突出して設けている。ボス28は、周壁27の内面の複数箇所と中央部に設けている。これらのボス28に止ネジ29を挿通し、この止ネジ29で第1のケース22Aと第2のケース22Bを連結する。第1のケース22Aと第2のケース22Bは、互いの周壁27の開口縁を隙間なく接触させて閉塞される。
図7の外装ケース22は、中央部分に設けた中央ボス28Aをインナーケース21に貫通させて連結する構造としている。リヤーケース15は、中央連結部15bに貫通孔15cを開口しており、この貫通孔15cに中央ボス28Aを挿通している。中央連結部を貫通する中央ボス28Aは、直列ユニット4の間に設けた配線スペース31に挿通されて互いに連結される。このように、直列ユニット4の間に配線スペース31を設ける構造は、この配線スペース31を利用して、中央ボス28Aを外装ケースの中央部分に、理想的に配設できる特長がある。第1のケース22Aと第2のケース22Bは、互いの中央ボス28Aを連結して、インナーケース21を定位置に保持する状態で連結される。この外装ケース22は、組電池2を収納するインナーケース21を、直列ブロック4の中間を貫通するボス28を介して互いに連結するので、外装ケース全体の剛性をアップできる特長がある。
さらに、外装ケース22は、電池1の電力を出力するための出力コネクタ12を外部に表出させる開口窓22aを底面に設けている。この電源装置は、第1のケース22Aと第2のケース22Bの連結部に開口窓22aを設けており、第1のケース22Aと第2のケース22Bの開口窓22aで出力コネクタ12を挟着して、出力コネクタ12を外装ケース22の開口窓22aから表出させる。この電源装置は、出力コネクタ12が電気機器(図示せず)の電源供給部に接続されて、定位置に連結される。出力コネクタ12は、電源装置の電源端子(図示せず)を表出して設けている。電源端子はリード線14を介して出力端子13に連結している。さらに、この電源装置は、出力コネクタ12が充電器(図示せず)の充電接続部にも接続される。充電器は、充電接続部に出力コネクタ12を接続して、電源装置を定位置に連結して充電する。
さらに、第1のケース22Aは、その表面に、電源装置の容量表示スイッチ30やLED20を外部に表出させる操作窓22bと表示窓22cを設けている。操作窓22bは、表示基板19に設けた容量表示スイッチ30を外部に表出する。表示窓22cは、LED20の光を外部に表示する。
以上の電源装置は、並列ブロック3を2組に分割して、2組の直列ブロック4を出力側で並列に接続しているが、本発明の電源装置は、図9ないし図11に示すように、並列ブロック33を3組の小ブロック33Aに分割し、3組の直列ブロック34を出力側で並列に接続することができ、また図示しないが並列ブロックを4組以上に分割し、分割された4組以上の直列ブロックを並列に接続することもできる。
図9ないし図11に示すように、3組の直列ブロック34を並列に接続して組電池32とする電源装置は、2組の直列ブロックを並列に接続する電源装置と同様に、互いに隣接する直列ブロック34の間に配線隙間51ができる状態で、3組の直列ブロック34を配置している。さらに、この電源装置は、各々の直列ブロック34に設けているプラス側の出力リード39と、マイナス側の出力リード39を、並列接続リード40で連結して、各々の直列ブロック34を互いに並列に接続している。各々の出力リード39を並列に接続する並列接続リード40は、直列ブロック34の間において、すなわち配線スペース51の両端部において出力端子43に接続しており、並列接続リード40を接続してなる出力端子43を配線スペース51に配設している。さらに、プラス側とマイナス側の出力端子43には、1〜複数本のリード線44を接続して、リード線44を介して出力コネクタ42に接続される。なお、図9ないし図11において、36は回路基板を、45はリヤーケースを、46はフロントケースを、48は残容量表示部をそれぞれ示している。
図2ないし図8の電源装置は、以下の工程で組み立てられる。
(1)電池1を絶縁ホルダ8に入れて定位置に保持し、電池1の両端にリード板5をスポット溶接やレーザ溶接などの方法で連結する。図の直列ブロック4は、リード板5を4本の電池1の端面と、8本の電池1の端面に連結している。8本の電池1に連結されリード板5は、4本の電池1を並列に接続している小ブロック3Aを直列に接続する。4本の電池1に連結されるリード板5は、直列ブロック4の出力リード9となる。この工程で、10直4並、すなわち4本の電池1を並列に、10本の電池1を直列に接続してなる直列ブロック4が完成する。
(2)図2に示すように、各々の直列ブロック4の出力リード9を、並列接続リード10で連結して、2組の直列ブロック4を連結する。
(3)図3に示すように、互いに連結された直列ブロック4をリヤーケース15に収納する。
(4)図4に示すように、リヤーケース15にフロントケース16を連結すると共に、回路基板6を固定している基板ホルダ7を定位置に連結し、リードピン11を介してリード板5の接続部5Aを回路基板6に連結する。また、回路基板6と並列接続リード10をリード線14を介して出力コネクタ12に連結する。
(5)トップケース17を固定して、フロントケース16の開口部を閉塞する。
本発明の一実施例にかかる電源装置の組電池のブロック図である。 本発明の一実施例にかかる電源装置の組電池を示す斜視図である。 図2に示す組電池をリヤーケースに収納する状態を示す斜視図である。 図2に示す組電池をリヤーケースとフロントケースに収納する状態を示す斜視図である。 図2に示す組電池をリヤーケースとフロントケースとトップケースに収納する状態を示す斜視図である。 図5に示す電源装置の背面斜視図である。 本発明の一実施例にかかる電源装置の分解斜視図である。 図7に示す電源装置を底面から見た分解斜視図である。 本発明の他の実施例にかかる電源装置の組電池のブロック図である。 本発明の他の実施例にかかる電源装置の斜視図である。 図10に示す電源装置の組電池を示す斜視図である。
符号の説明
1…電池
2…組電池
3…並列ブロック 3A…小ブロック
4…直列ブロック
5…リード板 5A…接続部
6…回路基板
7…基板ホルダ
8…絶縁ホルダ
9…出力リード
10…並列接続リード
11…リードピン
12…出力コネクタ
13…出力端子
14…リード線
15…リヤーケース 15A…収納部
15a…連結鍔部
15b…中央連結部
15c…貫通孔
16…フロントケース 16a…連結鍔部
17…トップケース
18…残容量表示部
19…表示基板
20…LED
21…インナーケース
22…外装ケース 22A…第1のケース
22B…第2のケース
22a…開口窓
22b…操作窓
22c…表示窓
23…止ネジ
24…止ネジ
25…ボス
26…止ネジ
27…周壁
28…ボス 28A…中央ボス
29…止ネジ
30…容量表示スイッチ
31…配線スペース
32…組電池
33…並列ブロック 33A…小ブロック
34…直列ブロック
36…回路基板
39…出力リード
40…並列接続リード
42…出力コネクタ
43…出力端子
44…リード線
45…リヤーケース
46…フロントケース
48…残容量表示部
51…配線スペース

Claims (1)

  1. 複数の電池(1)を並列に接続してなる並列ブロック(3)、(33)を直列に接続している組電池(2)、(32)を備える電源装置であって、
    組電池(2)、(32)が、前記並列ブロック(3)、(33)を複数の電池(1)を並列接続してなる
    小ブロック(3A)、(33A)に分割して、分割された小ブロック(3A)、(33A)を直列に接続して直列ブロック(4)、(34)とし、この直列ブロック(4)、(34)を小ブロック(3A)、(33A)の中
    間接続点を非接続状態としながら、互いに出力側を並列に接続し、
    隣接する直列ブロック(4)、(34)の間に配線スペース(31)、(51)を設けており、この配
    線スペース(31)、(51)の両端に位置して直列ブロック(4)、(34)の出力リード(9)、(39)を配置すると共に、複数の直列ブロック(4)、(34)の出力リード(9)、(39)を連結してなる出力端子(13)、(43)を配線スペース(31)、(51)に配置している電源装置。
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