JP4082422B2 - コーヒーメーカ - Google Patents

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本願発明は、コーヒーメーカに関し、さらに詳しくは、抽出器内への熱湯の散布を均等にしてなるドリップ式コーヒーメーカに関するものである。
コーヒーメーカは、家庭等で気楽にコーヒーを作ることができる機器として広く普及しているものである。従来から良く知られているドリップ式コーヒーメーカとして図11に示すものがある。図に示すものは、載置部b、庇部c及び支柱部dからなる断面コ字状の機器本体aを有する。
前記載置部b上には、コーヒー粉が入れられる抽出器eが上部に配置されるサーバーfが載置され、抽出器e内に熱湯を供給することによりサーバーf内に抽出したコーヒーを回収する。また、前記支柱部dには底部にヒータgを具備した加熱容器hが設けられ、該加熱容器hは導水パイプiを介して前記庇部cに設けられる水タンクjと連通される。更に、加熱容器hの上面には吐出パイプkが設けられ、該吐出パイプkの先端の吐出口mは前記抽出器eの上部に開口されるとともに、前記吐出口mの下部近傍には、複数個の穴nを有する断面半円弧状の散水蓋pが設けられる。
そして、前記水タンクjより導水パイプiを介して加熱容器h内に導入された水はヒータgにより加熱され、吐出パイプk先端の吐出口mより散水蓋pに設けられる複数個の穴nより前記抽出器eの上部に吐出され、抽出器e内においてコーヒーを抽出し、抽出したコーヒーをサーバーf内に貯留する(例えば、特許文献1参照。)。
コーヒーメーカは、コーヒー粉に熱湯を均等に注ぐのがよいとされている。そして上記した従来のものは吐出パイプk先端の吐出口mより噴出される熱湯を、吐出口m近傍に設けられる断面半円弧状の散水蓋pの複数個の穴nを介して散水することにより、散水蓋pが設けられないものに比べより良好にコーヒーを抽出することができるものである。
しかしながら、従来のコーヒーメーカの散水蓋pは、断面半円弧状の部分に複数個の穴nが設けられているため、広い範囲に亘って熱湯が拡散される傾向にある。また、散水蓋pの取り付け位置が吐出口mの下部近傍であり、散水蓋pと抽出器eとの距離が必然的に長くなり広い範囲に亘って熱湯が拡散される傾向はより高くなっている。そのため、例えば高さの低いサーバーを用いてコーヒーを抽出しようとする場合には、散水蓋pの穴nより供給される熱湯が抽出器eの外側にまで拡散し、抽出器e及びサーバーfの外周部にかかりそれらを汚したり、コーヒー抽出中に誤って手を近づけたりした場合には手にかかったりする恐れがあった。
特公昭64−3493号公報
本願発明の目的は、このような課題を解決するもので、周囲への飛び散りをなくし、且つコーヒー粉に熱湯を均等に注ぐことができるコーヒーメーカの散水部材を提供することである。
上記目的を達成するため、本願発明は以下の構成を採用する。
本願発明は、抽出器が着脱自在に装着されるサーバーを載置する載置台と該載置台の一端から上方に延設される支柱部と該支柱部の上部において前記載置台の上方に向かって庇状に突出して形成される庇部とを有する機器本体と、水タンクと、前記庇部の底部に開口され前記抽出器上に熱湯を供給する吐出口とを連通する液通路上に設けられる加熱源とを備えるコーヒーメーカにおいて、前記抽出器の上部に散水部材を設けるとともに、前記抽出器の上部開口部に第1の散水部材を設け、前記第1の散水部材と前記吐出口の間に第2の散水部材を設けるとともに、該第2の散水部材は、中央から外周にかけて配置される筒状の中央環状壁、中間環状壁及び外周環状壁と、各環状壁を連結する支柱とからなり、前記中央環状壁の上端部は他の環状壁の上端部より低く、各環状壁の下端部は同じ高さである構成。
そしてこのような構成により、吐出口より供給される熱湯は、散水部材上に供給され各環状壁に広がって下方に向かって流れ、各環状壁の下端より抽出器の広い開口面の範囲内に均等に供給されるため、抽出器等が汚れる等の弊害がなくおいしいコーヒーが抽出され、また、例え高さの低いサーバーを用いたとしても熱湯が飛び散ることがなく同様においしいコーヒーが抽出される。
本願発明は、抽出器の上部に散水部材を設けるとともに、該散水部材を、中央から外周にかけて配置される中央環状壁、中間環状壁及び外周環状壁と、各環状壁を連結する支柱とから形成し、中央環状壁を他の環状壁より低くすることにより、吐出口より供給される熱湯を各環状壁の全面に広がった形態で下方に向かって流し、各環状壁の全下端より抽出器の開口面の広い範囲内に供給することができるため、抽出器等を汚したり誤って手にコーヒーがかかる弊害をなくすることができるとともに、おいしいコーヒーを抽出することができる。また、例え高さの低いサーバーを用いたとしても熱湯が飛び散ることがなく同様に安全且つおいしいコーヒーを抽出することができる。更に、吐出口より吐出される熱湯が中央環状壁の上端部へ衝突した後の周囲への飛び散りを低減することができる。
図1乃至図10に本願発明のコーヒーメーカ用の散水部材を示す。図1はコーヒーメーカの全体概略断面図を示し、図2乃至図5は本願発明の散水部材の平面、側面、底面図及び一部展開図を示し、図6乃至図9は本願発明の第2の散水部材の平面、側断面、底面図及び機能説明図を示し、図10は本願発明の第2の散水部材が取り付けられる庇部の一部断面を含む底面図を示す。
コーヒーメーカは、ロート状の抽出器4が着脱自在に装着されるサーバー3を載置する載置台5と該載置台5の一端から上方に延設される支柱部6と該支柱部6の上部において前記載置台5の上方に向かって庇状に突出して形成される庇部7とを有する樹脂製で、且つ断面コ字状の機器本体1と、該庇部7上に着脱自在に装着される同じく樹脂製の水タンク2とを備えて構成されている。
前記載置台5の上面に形成されるサーバー載置部には、熱良導体からなる載置板8が設けられ、該載置板8の内面には、加熱源としての電気ヒータ9が接触状態で設けられており、電気ヒータ9への通電時には、載置板8が加熱されて保温板として作用する。この電気ヒータ9は、例えばコイル状の熱良導体9a内に発熱体であるシーズヒータ9bを埋設することにより構成され、全体として伝熱部9cを形成している。
前記支柱部6は、前記載置台5と庇部7とを連結するとともに、庇部7及び水タンク2とを支持する支柱の作用をする断面略円弧状の部材であり、その内部には液通路としての往路液通路10及び復路液通路11が上下方向に配設される。なお、機器本体1は断面コ字状の部材であるため、庇部7に水Wを入れた水タンク2を載せると支柱部6と反対側の前方が下方へ湾曲する力を受け、庇部7が前下方に折れ曲がる恐れがあるため、支柱部6にはその全周に亘り補強用のガイド部材6aが取り付けられている。
前記庇部7は、載置台5の上方に向かって庇状に突出して形成されるとともに、その上面には、前記水タンク2を載置するための水平な載置面12が形成され、該載置面12には、前記水タンク2の給水口18が装着される取水口13が形成され、前記庇部7の下面中央部には、前記抽出器4へ水Wを供給するための吐出口14が前記抽出器4と対応するように突出状態で設けられる。また、前記載置面12の外周部位には環状の起立壁15が一体に立設され、該起立壁15により載置面12上に載置される水タンク2の移動を防止している。
そして前記機器本体1内には、前記往路液通路10及び復路液通路11が上下方向に配設される。前記往路液通路10の一端は、機器本体1の上部において載置面12に形成される取水口13に連結されるとともに、その他端は、機器本体1の下部において電気ヒータ9を有する伝熱部9cに連結され、水タンク2内の水Wを該往路液通路10を介して前記伝熱部9cに導き該水Wを加熱沸騰させる。
また、前記復路液通路11の一端は、機器本体1の下部において前記伝熱部9cに連結されるとともに、その他端は、機器本体1の上部において前記吐出口14に連結され、伝熱部9cで加熱沸騰された熱湯を該復路液通路11を介して後記する散水部材35を介して前記抽出器4へ供給する。即ち、復路液通路11内を流れる水は、伝熱部9cにおいて電気ヒータ9により加熱沸騰され、その際発生する水蒸気の圧力によって復路液通路11の上方に押し上げられて吐出口14から熱湯として吐出される。
なお、復路液通路11は、図示しないがその途中位置は、水タンク2の満水位置以上の高さにまで持ち上げられ、空気溜まり空間を形成し、該空気溜まり空間から下方に延び前記吐出口14に至る形状とされており、前記空気溜まり空間を形成することにより、コーヒーを適量作り、その加熱をオフ状態にした場合でもサイフォン効果により水タンク2内の残りの水が続いて導出することを防止することができる。
前記水タンク2は、水Wを収容する水収容部16と、該水収容部16の上端開口を覆うタンク蓋17と、底面に設けられ前記水収容部16の出口となる給水口18とを備えた略円形容器からなり、水収容部16の下部には前記載置面12の外周上に形成される起立壁15に内接する環状壁16aが形成され、水タンク2を載置面12に載置すると前記環状壁16aが載置面12の起立壁15に内接する状態で収納されるため、載置後においては水タンク2の移動が防止される。そして、水タンク2の外周側部には把手19が設けられる。
なお、環状壁16aの高さは、水タンク2が安定した状態で載置面12上に載置できるように前記給水口18の突出量より高くされている。このようにすると、水タンク2の取り付け状態において水タンク2を安定した起立姿勢に保持することができる。
また、前記給水口18は、前記水収容部16の底面において前記把手19のほぼ反対側の位置に設けられるとともに、該給水口18内にはスプリング21の付勢力により常時閉弁される弁体20が取り付けられる。そしてこの弁体20は、水タンク2の水収容部16内に水Wを入れ該水タンク2を載置面12に載置することにより開弁される。即ち、水収容部16内に水Wを入れた水タンク2を載置面12に載置すると取水口13内に上下方向に配置される突起体22が前記弁体20の下端に当接し、弁体20をスプリング21の付勢力に抗して開弁する。そのため、水タンク2内の水Wは、水タンク2を載置面12に載置することにより前記往路液通路10の全て及び復路液通路11の一部に水Wを導入することになる。
前記サーバー3は、透明な耐熱ガラス製からなるコップ形状を有するもので、その側面には、把手3aが付設される。そしてこのサーバー3の上端開口面には、樹脂製で且つロート状の抽出器4が着脱可能に載置される。
この抽出器4内には、その内周面に適合した形状に折り畳まれたフィルター23が内装され、該フィルター23内には、コーヒー粉cが収容される。また、抽出器4の底部には複数個の抽出口24が形成されるとともに、その上方開口面には蓋体30が設けられる。
この蓋体30の外周端部31は、下方に湾曲されるとともに、その先端には図4に示すように抽出器4の上端部に嵌合可能な環状溝32が形成される平面視円形状で、且つ略ハット状の樹脂製部材であり、その中央部には、前記吐出口14から注がれる熱湯を受け止めて抽出器4内に導く連通口33が形成されている。この連通口33の外周端には、筒状の環状ガイド壁34が垂下する形態で一体に形成されており、該連通口33内に凹部を形成している。なお、この蓋体30はサーバー3の蓋として用いることもできる。
そして、この連通口33内には、吐出口14から供給される熱湯を均等に拡散するための散水部材35が形成される。この散水部材35は、ともに一体に形成されてなる中央部の筒状部材36及び羽根状部材37からなる。前記筒状部材36は、環状ガイド壁34の中央位置に上下方向に配置され、その中心部には開口36aを有し、吐出口14からこの開口36aに注がれる熱湯をそのまま抽出器4に導く。
前記羽根状部材37は、図5に示すように上下方向に配置される垂直リブ38と傾斜壁39とからなり、環状ガイド壁34内において該環状ガイド壁34と前記筒状部材36との間で放射状に、且つ等間隔に8個形成されてなり、全体として扇風機の羽根と類似の形状を有している。
前記垂直リブ38は、矩形状の平板部材であり、それぞれは図2及び図4に示すように、中央部の筒状部材36と環状ガイド壁34との間に長辺部を水平に短辺部を垂直にする形態で放射状に、且つ等間隔に配置される。また、図5に示すように垂直リブ38の上端部38aは、蓋体30の上端面30aより所定の長さH1だけ低い位置に、またその下端部38bは、環状ガイド壁34の下端部34bより所定長さH2上方に位置するように形成される。
そして前記傾斜壁39は、その上端部を垂直リブ38の上端部38aとほぼ同じ位置にされるとともに、その下端部は環状ガイド壁34の下端部34bとにほぼ同じ位置にまで延設されている。そしてその平面視形状は図2及び図4に示すように三角形状とされ、8枚のそれぞれは図2に示すように上方から見て左方向に下がる形態の傾斜面として形成される。なお、この傾斜方向は逆でも良い。
このように前記垂直リブ38は、その上端部38aにおいて前記傾斜壁39と一体化されているため、図5に示すように垂直リブ38の上端部38aに注がれる熱湯HWの一部HW1を傾斜壁39方向に導くとともに、他の一部HW2を垂直リブ38方向に沿って真下に導き、抽出器4に注ぐ。即ち、垂直リブ38がないと、熱湯の他の一部HW2が傾斜壁39の裏面に回り込み、その一部が更に該裏面に付着停滞し、結果的に不均等散水になるとともに熱湯の温度が下がるという弊害が生じるが、垂直リブ38を設けることによりこのような弊害が防止される。また、この垂直リブ38を設けることにより、蓋体30の開口面積を低減することができるためそれだけ抽出器4内の温度低下を低減することができる。
そして、傾斜壁39方向に導かれる熱湯HWの一部HW1は、傾斜壁39の上面全体に均等に広がって下方に流れ、後記の8箇所の空隙40より抽出器4内に均等に注がれる。なお、空隙40の数を増やせばそれだけ均等度は高まる。
ところで、前述したように散水部材35は、蓋体30の上端面30aより長さH1だけ低い位置に設けられるため、吐出口14から供給される熱湯が散水部材35に当たって周囲に飛び散る弊害が低減されるとともに、垂直リブ38の上端部38aを伝って外方に流れ出ることも防止される。
符号40は、ある羽根状部材37の傾斜壁39の下方側先端と、隣の羽根状部材37の垂直リブ38との間に形成される空隙であり、図2及び図4に示すように平面視で若干の幅dを有するとともに、図5に示すように垂直リブ38の下端部38bと傾斜壁39の下端部(環状ガイド壁34の下端部34bが相当)とは高さが異なるため、その下方ではより大きな面積を有しており、抽出器4に注がれる熱湯の導出を滑らかにする。このように散水部材35は平面視での開口面積を少なくする形態で形成されているため、抽出器4内の温度低下を極力少なくすることができる。
なお、空隙40の平面視での若干の幅dをなくした方が抽出器4内の温度低下をより少なくすることができて好ましいが、この幅dは散水部材35を形成する際の型抜きに利用されるものであり、簡単且つ安価に散水部材35を形成する場合には必要な空隙となる。
符号45は第2の散水部材である。この第2の散水部材45は、フランジ部46及び筒状部47からなる略ハット状の樹脂製部材である。前記フランジ部46は、水平で且つ中央に開口を有するリング状の部材であり、前記庇部7に対し着脱自在にされる。
前記筒状部47は、中央から外周にかけて配置される中央環状壁48、中間環状壁49及び外周環状壁50、更にはそれらの環状壁48、49、50を連結する各支柱からなる。前記中央環状壁48、中間環状壁49及び外周環状壁50は、中央環状壁48が最小で外周環状壁50が最大で中間環状壁49がその中間の径を有する円形の部材で、中央環状壁48、中間環状壁49及び外周環状壁50の順に中央から外周にかけ同心状で、且つほぼ等間隔に配置される。
また、それらの高さは、図7に示すように中間環状壁49及び外周環状壁50は同じ高さであるが、中央環状壁48は低くされ、且つその上端部48aは中間環状壁49の上端部49aより長さH3だけ低い位置になるように配置される。このように中央環状壁48の上端部48aを中間環状壁49の上端部49aより長さH3だけ低い位置になるように配置することにより、前記吐出口14より吐出される熱湯が中央環状壁48の上端部48aへ衝突した後の周囲への飛び散りを低減することができる。
前記支柱は、中央環状壁48、中間環状壁49及び外周環状壁50を連結するために水平方向に配置される細径の棒状部材で、その中央に配置される高さの低い中心部材51と中央環状壁48との間には、4本の中央支柱52が等間隔に横架され、中央環状壁48と中間環状壁49との間には、8本の中間支柱53が等間隔に横架され、中間環状壁49と外周環状壁50との間には、8本の外周支柱54が等間隔に横架され、全体として格子形状を呈している。
そのため、前記吐出口14より吐出される熱湯は、中央環状壁48内の空間、中央環状壁48と中間環状壁49内の空間及び中央環状壁48と外周環状壁50内の空間に分散されて流下するとともに、各空間内においても4本の中央支柱52、8本の中間支柱53及び8本の外周支柱54に分散されて流下することになり、それだけ熱湯がより多く分散される。
また、前記外周環状壁50には、前記フランジ部46を突き抜けるような形態で上方に向けて4本の角柱部材55が等間隔に立設される。該角柱部材55の先端には外側に向かって突出する凸部56aを有する係止片56が形成される。更に、前記外周環状壁50の外周には、図8に示すように複数個のリブ57が形成されており、第2の散水部材45を前記庇部7に回動して取り付ける際には、該リブ57が滑り止めとして機能する。
ところで、前記4本の中央支柱52及び8本の中間支柱53は、中央環状壁48の下端部48b及び中間環状壁49の下端部49bよりそれぞれ上方になるように配置される。このような位置に配置することによる利点を図9により説明する。前記吐出口14より吐出され前記4本の中央支柱52或いは8本の中間支柱53に当たる熱湯の一部(矢印(1))は、それらの支柱52、53に沿って勢いよく外方に流れる(矢印(2))ことになる。この場合、それらの支柱52、53が中央環状壁48の下端部48b或いは中間環状壁49の下端部49bより上方にないと図9の矢印(1)、(2)で示す熱湯は、矢印(4)で示すように外周方向に飛び散ることになるが、上記の形態のように配置することにより、矢印(1)、(2)で示す熱湯は、中央環状壁48の下端部48b或いは中間環状壁49の下端部49bに衝突し、矢印(3)で示すように下方に向きを変えて流下される。その結果、周囲への飛び散りをなくすることができる。
前記第2の散水部材45の取り付けについて説明する。図10に第2の散水部材45が取り付けられる庇部7の部分を示す。庇部7の底面には、前記吐出口14を残しその他の部分を覆うキャップ58がビス59により取り付けられている。該キャップ58には4個の係止孔60がキャップ58の中心から等距離且つ等間隔に設けられている。
この係止孔60は、大孔60a及び小孔60bからなり、該大孔60a内に前記第2の散水部材45の係止片56を挿入後、第2の散水部材45の外周に形成される複数個のリブ57を持ち該第2の散水部材45を回動し、第2の散水部材45の係止片56を小孔60b内に挿入することにより第2の散水部材45を固定する。第2の散水部材45を固定した後においては、散水部材は、この第2の散水部材45と抽出器4の蓋体30に形成される散水部材35の2段構えになり、両散水部材35、45により熱湯が分散されるため、その散水効果がより高まり、その結果より均等に熱湯がコーヒー粉状に散布されることになり、よりおいしいコーヒーを抽出することができる。
上記のように横成されたコーヒーメーカにおいては、次のような作用効果が得られる。
コーヒー抽出時には、まず、抽出器4内にフィルター23をセットし、所定量のコーヒー粉Cをフィルター23内に入れる。その状態で所定量の水Wを収容した水タンク2の給水口18を取水口13に装着し、電源を投入すると、水タンク2内の水Wは、給水口18の取水口13への装着と同時に開弁される弁体20を介して往路液通路10に流れ込む。該往路液通路10に流れ込んだ水Wは、伝熱部9cを通過する過程で電気ヒータ9により加熱沸騰せしめられ、その時発生する水蒸気の圧力により押し上げられて復路液通路11を経て該復路液通路11先端の吐出口14から第2の散水部材45に向かって吐出される。
第2の散水部材45に向かって吐出された熱湯は、該第2の散水部材45で分散され、抽出器4の蓋体30に形成される散水部材35に吐出される。そして該散水部材35により更に細かく且つ均等に分散され、抽出器4内に導入される。抽出器4においては、導入された熱湯によりコーヒー液が抽出され、抽出されたコーヒー液は抽出口24からサーバー3内に流下し、おいしいコーヒーとして貯留される。
本願発明は、前記実施例の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能である。
本願発明のコーヒーメーカの全体を示す概略断面図 本願発明の散水部材を示す拡大平面図 本願発明の散水部材を示す拡大側面図 本願発明の散水部材を示す拡大底面図 本願発明の散水部材の一部を示す拡大展開断面図 本願発明の第2の散水部材を示す拡大平面図 図6のA−A線断面図 本願発明の第2の散水部材を示す拡大底面図 本願発明の第2の散水部材の一部機能説明図 本願発明の第2の散水部材が取り付けられる庇部の一部断面を含む底面図 従来のコーヒーメーカの概略断面図
符号の説明
1…機器本体 2…水タンク
3…サーバー 3a…把手
4…抽出器 5…載置台
6…支柱部 6a…ガイド部材
7…庇部 8…載置板
9…電気ヒータ 9a…熱良導体
9b…シーズヒータ 9c…伝熱部
10…往路液通路 11…復路液通路
12…載置面 13…取水口
14…吐出口 15…起立壁
16…水収容部 16a…環状壁
17…タンク蓋 18…給水口
19…把手 20…弁体
21…スプリング 22…突起体
23…フィルター 24…抽出口
30…蓋体 30a…上端面
31…外周端部 32…環状溝
33…連通口 34…環状ガイド壁
34b…下端部 35…散水部材
36…筒状部材 36a…開口
37…羽根状部材 38…垂直リブ
38a…上端部 38b…下端部
39…傾斜壁 40…空隙
45…第2の散水部材 46…フランジ部
47…筒状部 48…中央環状壁
48a…上端部 48b…下端部
49…中間環状壁 49a…上端部
49b…下端部 50…外周環状壁
51…中心部材 52…中央支柱
53…中間支柱 54…外周支柱
55…角柱部材 56…係止片
56a…凸部 57…リブ
58…キャップ 59…ビス
60…係止孔 60a…大孔
60b…小孔

Claims (1)

  1. 抽出器が着脱自在に装着されるサーバーを載置する載置台と該載置台の一端から上方に延設される支柱部と該支柱部の上部において前記載置台の上方に向かって庇状に突出して形成される庇部とを有する機器本体と、水タンクと、前記庇部の底部に開口され前記抽出器上に熱湯を供給する吐出口とを連通する液通路上に設けられる加熱源とを備えるコーヒーメーカにおいて、
    前記抽出器の上部開口部に第1の散水部材を設け、前記第1の散水部材と前記吐出口の間に第2の散水部材を設けるとともに、該第2の散水部材は、中央から外周にかけて配置される筒状の中央環状壁、中間環状壁及び外周環状壁と、各環状壁を連結する支柱とからなり、前記中央環状壁の上端部は他の環状壁の上端部より低く、各環状壁の下端部は同じ高さであることを特徴とするコーヒーメーカ。
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