JP2010046142A - コーヒー抽出器 - Google Patents
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Abstract
【課題】間欠給湯可能なサイホン式貯湯タンクを備えたコーヒー抽出器の貯湯タンク内の残り湯を完全に排出可能とする。
【解決手段】コーヒー抽出部の上方にサイホン構造の湯流出路を備えた貯湯タンクを設けるとともに、湯生成装置からの湯を貯湯タンク内に供給するようにし、湯生成装置からの湯が貯湯タンク内に所定量以上貯湯されたときに、その都度サイホン現象によってコーヒー抽出部内のコーヒー粉に給湯するように構成してなるコーヒー抽出器において、上記貯湯タンクの貯湯部底壁に、毛細管現象とそれに続く水滴形成作用を利用して残り湯を継続的に排出する残り湯流出口を設け、残り湯を完全に排出できるようにした。
【選択図】 図23
【解決手段】コーヒー抽出部の上方にサイホン構造の湯流出路を備えた貯湯タンクを設けるとともに、湯生成装置からの湯を貯湯タンク内に供給するようにし、湯生成装置からの湯が貯湯タンク内に所定量以上貯湯されたときに、その都度サイホン現象によってコーヒー抽出部内のコーヒー粉に給湯するように構成してなるコーヒー抽出器において、上記貯湯タンクの貯湯部底壁に、毛細管現象とそれに続く水滴形成作用を利用して残り湯を継続的に排出する残り湯流出口を設け、残り湯を完全に排出できるようにした。
【選択図】 図23
Description
本願発明は、コーヒー粉に湯生成装置からの湯を間欠的に供給することによりコーヒー液を間欠的に抽出するようにしたコーヒー抽出器に関するものである。
従来より酷のある美味しいコーヒー液を抽出するには、コーヒー液の抽出の全期間を通してコーヒー粉に間欠的に給湯し、給湯を停止する毎にコーヒー粉を蒸らすようにしてコーヒー液を注出すると良いことが知られている。
このため、コーヒー抽出部の上方にサイホン構造の湯流出路を備えた貯湯タンクを設け、湯生成装置からの湯を貯湯タンク内に供給するようにし、湯生成装置からの湯が貯湯タンク内に所定量以上貯湯されたときに、その都度サイホン現象によってコーヒー抽出部内のコーヒー粉に給湯するように構成したものがある(例えば特許文献1を参照)。
ところが、このようにしたものでは、湯生成装置からの給湯終了後、貯湯タンク内底部にサイホン現象を生ずるまでに至らない量の湯が残ったままになり、そのまま放置することは衛生上の点で好ましくない。したがって、コーヒー液の抽出後、その都度貯湯タンク内の残りの湯を捨てることが望ましい。
しかし、そのようにするためには、貯湯タンクをコーヒー抽出器本体に対して着脱可能にする必要があるし、使用の度に貯湯タンク内の残り湯を捨てる作業は使用者にとって甚だ煩わしく、また使用者によっては捨てるのを忘れてしまうようなことも起こる。
そこで、このような問題を解決するために、貯湯タンクの底部に、貯湯タンク内の湯が湯生成装置からの単位時間当りの流入量よりも少ない流量で流出可能な開口径の残り湯流出孔を形成することによって貯湯タンク内の残り湯を残り湯流出孔から排出できるようにしたものが提案されている(例えば特許文献2を参照)。
しかし、単に貯湯タンクの底部に小径の残り湯の流出孔を設けただけの構成の場合、同残り湯流出孔部における表面張力の関係で、残った湯が中々出ない問題がある。
一方、だからと言って孔径を大きくしすぎると、常時湯が注出されてしまい、間欠的なドリップ作用が実現できなくなる。
この出願の発明は、このような事情に基いてなされたもので、湯を導出する小径の残り湯導出孔に対して、さらに導出された湯を排出に有効な大きさの水滴に形成する水滴形成空間を組み合わせ、該水滴形成空間を利用して次第に下方側に増大する水滴を形成し、該水滴による吸引力を活用して残り湯を確実に排出し得るようにしたコーヒー抽出器を提供することを目的とするものである。
本願各発明は、上記の目的を達成するために、それぞれ次のような有効な課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 請求項1の発明の課題解決手段
請求項1の発明の課題解決手段は、水を加熱して熱湯を生成する湯生成装置と、この湯生成装置からの湯が所定量貯湯された時にサイホン現象を生じさせてコーヒー粉を収納したコーヒー抽出部に湯を供給させるサイホン構造の湯流出路を有する貯湯タンクと、該貯湯タンクの底部にあって、貯湯タンク内の残り湯を排出する残り湯流出口とを備えてなるコーヒー抽出器であって、上記残り湯流出口は、上記貯湯タンク内の湯を導出させる小径の残り湯導出孔と、該残り湯導出孔を介して導出される残り湯を水滴化して排出する水滴形成空間とから構成されていることを特徴とするものである。
請求項1の発明の課題解決手段は、水を加熱して熱湯を生成する湯生成装置と、この湯生成装置からの湯が所定量貯湯された時にサイホン現象を生じさせてコーヒー粉を収納したコーヒー抽出部に湯を供給させるサイホン構造の湯流出路を有する貯湯タンクと、該貯湯タンクの底部にあって、貯湯タンク内の残り湯を排出する残り湯流出口とを備えてなるコーヒー抽出器であって、上記残り湯流出口は、上記貯湯タンク内の湯を導出させる小径の残り湯導出孔と、該残り湯導出孔を介して導出される残り湯を水滴化して排出する水滴形成空間とから構成されていることを特徴とするものである。
したがって、このような構成によると、コーヒーの抽出完了後、貯湯タンク内に残った湯が残り湯流出口から、継続的に水滴状態となって確実に下方に滴下して行くようになる。したがって、確実な残り湯の排出作用が実現され、衛生的で、便利なものとなる。
なお、上記残り湯流出口からは、コーヒーの抽出が完了した後だけでなく、もちろんコーヒーの抽出時(コーヒー抽出部への散水時)にも一定量の湯が水滴状態で滴下されるが、同滴下される湯の量は少量であるから、間欠的なドリップの支障にはならない。
(2) 請求項2の発明の課題解決手段
請求項2の発明の課題解決手段は、上記請求項1の発明の課題解決手段の構成において、貯湯タンクの底部側にはドリップ用の散水口を有する散水板が設けられ、該散水板側には上記ドリップ用の散水口とは別に残り湯流出口に対して同軸に対向する残り湯排出口が設けられている。
請求項2の発明の課題解決手段は、上記請求項1の発明の課題解決手段の構成において、貯湯タンクの底部側にはドリップ用の散水口を有する散水板が設けられ、該散水板側には上記ドリップ用の散水口とは別に残り湯流出口に対して同軸に対向する残り湯排出口が設けられている。
したがって、このような構成によると、残り湯導出孔から導出され、水滴形成空間で水滴状態に形成された残り湯は、同残り湯排出口を通して確実に外部に排出されるようになる。
(3) 請求項3の発明の課題解決手段
請求項3の発明の課題解決手段は、上記請求項2の発明の課題解決手段の構成において、散水板には、ドリップ用の散水口と残り湯排出口とを仕切る仕切壁が設けられていることを特徴としている。
請求項3の発明の課題解決手段は、上記請求項2の発明の課題解決手段の構成において、散水板には、ドリップ用の散水口と残り湯排出口とを仕切る仕切壁が設けられていることを特徴としている。
このようにドリップ用の散水口と残り湯排出口との間に仕切壁が設けられていると、残り湯導出孔を出た後、残り湯流出口出口側の水滴形成空間部分で水滴状態となって下方に滴下される残り湯がドリップ用の散水口側に引き込まれることなく、確実に残り湯排出口を通り抜けて外部に排出される。
残り湯流出口からは、コーヒーの抽出が完了した後だけでなく、もちろんコーヒーの抽出時(コーヒー抽出部への散水時)にも一定量の湯が水滴状態で滴下されており、これが抽出完了後にも継続されることにより、確実に残り湯の排出が可能となるようにしたのが本願発明である。
したがって、コーヒー抽出時のドリップ用の多量の湯が水滴形成状態の残り湯流出口側の湯に接触すると、水滴形成途中の湯がドリップ用の湯の方に吸着されてしまい、残り湯流出口側の連続した水滴形成作用が断たれてしまい、コーヒーの抽出が完了した時の適切な残り湯排出作用を維持することができなくなってしまう。
ところが、上記のようにドリップ用の散水口と残り湯排出口との間に両者の接触を分断する仕切壁が設けられていると、そのような問題を回避することができ、より確実な残り湯排出効果を維持することができる。
以上の結果、この出願の発明によると、先ず貯湯タンク内の残り湯が確実に排出されるので、衛生的であるとともに、使用者の残り湯排出操作が不要になるので便利である。
また、従来のように貯湯タンクを着脱可能な構造にしなくてもよいので、構造的にもコンパクトかつシンプルなものになり、製品コストを削減することができる。
<最良の実施の形態1>
先ず図1〜図25は、この出願の発明の最良の実施の形態1に係るコーヒー抽出器の構成を示している。
先ず図1〜図25は、この出願の発明の最良の実施の形態1に係るコーヒー抽出器の構成を示している。
(全体的な構成)
この実施の形態のコーヒー抽出器のコーヒー抽出器本体(筺体)1は、例えば図1に示すように、側方から見て全体にコの字形の構造体となっており、その下部側水平部がコーヒーサーバー載置台2に、また上部側水平部が貯湯タンクおよび水タンク設置部3にそれぞれ形成され、それらの間の空き空間部分にコーヒーサーバー4が取り出し自由に収納セットされるようになっている。
この実施の形態のコーヒー抽出器のコーヒー抽出器本体(筺体)1は、例えば図1に示すように、側方から見て全体にコの字形の構造体となっており、その下部側水平部がコーヒーサーバー載置台2に、また上部側水平部が貯湯タンクおよび水タンク設置部3にそれぞれ形成され、それらの間の空き空間部分にコーヒーサーバー4が取り出し自由に収納セットされるようになっている。
貯湯タンクおよび水タンク設置部3とコーヒーサーバー載置台2とは、背面側に位置して上下方向に伸びる水平断面が略コの字状の本体支柱5によって相互に連結一体化されている。
コーヒーサーバー載置台2は、上方から見ると前円後方形状をなしており、その上面側がコーヒーサーバー4の載置面21に形成されているとともに、その内側には電気ヒータ22を並設一体化した加熱管23が配設されている。電気ヒータ22には、電源ライン24を介して必要なAC電源が供給され、加熱管23内を流れる水を所望の温度(100℃)の湯に加熱するようになっている。
加熱管23は、例えば平面U状に形成(後方側一側から前方に延び、前方側で他側部側にUターンして再び後方側に戻る形に形成)され、その一端側には後述する水タンク6からの水供給管7の一端が、またその他端側には後述する貯湯タンク8側への湯供給管9の一端がそれぞれ接続されている。
水供給管7は、本体支柱5内を通して上方側水タンク6の底部に配設されている。
また湯供給管9は、本体支柱5内を通して上方側貯湯タンク8の上部にU状部17を介して配設されている。
コーヒーサーバー4は、例えば把手41を備えた耐熱ガラス製のカップ状容器42と、該容器42の上端側開口部に嵌合載置された漏斗形状のフィルタホルダー43とからなっており、該フィルタホルダー43の開口部43a内に対応する形状の例えばメッシュフィルタをセットし、その中にコーヒーの粉を入れるようになっている。
貯湯タンクおよび水タンク設置部3は、例えば図2に拡大して示すように、その上面側を水タンク接地面として水タンク6を設置している一方、その内側を貯湯タンク設置空間として貯湯タンク8を設置している。
すなわち、符号31は、貯湯タンクおよび水タンク設置部3の下部側本体プレートであり、同下部側本体プレート31の前端31aは、上部側カバープレート32の前端と係合一体化されているとともに、中間部には内側に設けられている貯湯タンク8の本体ケーシング81の下部側をカバーするように取り付けられる散水ケーシング83の着脱可能な係合口31cが形成されている。そして、同係合口31cに対して、後述する受け皿形状の散水ケーシング83が、そのヘリコイド係合片83i,83i,83iを介してヘリコイド係合されるようになっている。また、同本体プレート31の後端31b側は、上述した背面側本体支柱5の前面側プレートとして下方側に延びている。一方、上記上部側カバープレート32は、その中央部下方側に貯湯タンク収納空間を形成して、後述のような構造の貯湯タンク8を収納設置しているとともに、その後端側32bは水タンク6の高さ分だけ上方に略直角に起立した後、上記湯供給管9の上端側U状部17をカバーするように下降し、本体支柱5の背面側プレート51の上端に接合されている。これにより、水タンク背面側に上端側支柱壁16が形成されている。
そして、上記水タンク6は、図2のように、その開口部6aの上方を覆う取り外し可能な蓋部28を有し、下部前端側下方への凸部を上記カバープレート32の前端側凹部に、また上部後端側の鉤状の係合縁部を上記カバープレート32の後端32b側支柱壁16の上端に、それぞれ係合して着脱可能に設置されている。水タンク6の底部には、上述した水供給管7の他端が接続されている。
(貯湯タンク部分の構成)
次に、図3〜図15は、上記貯湯タンク8部分の全体および各部の具体的な構成を示している。
次に、図3〜図15は、上記貯湯タンク8部分の全体および各部の具体的な構成を示している。
該貯湯タンク8は、上述した湯供給管9からの湯が供給される深さの浅い皿状の容器体よりなる本体ケーシング81と、該本体ケーシング81の上部に嵌合され、本体ケーシング81の上方部を覆うカバーケーシング82と、上述のように貯湯タンクおよび水タンク設置部3の下部側本体プレート31の係合口31cに係合されることによって上記本体ケーシング81の下方部を覆う受け皿形状の散水ケーシング83との3つの円形のケーシング部材により形成されている。
本体ケーシング81は、中央部にドリップ時の湯流出口81aを形成している所定の径の筒体部81bと、該筒体部81bの外周囲にあって、同筒体部81bの中間部分から下方に次第に径を拡大させながら傘状に延び、その後、半径方向外方に所定の幅のフラットな底壁部81cを形成した後、さらに半径方向外方側上方に径を拡大させながら延びる傾斜面部81dを形成し、最終的に同傾斜面部81dの外周縁部分にカバーケーシング82の嵌合壁81eを形成している容器部とからなっており、その底壁部81cの周方向所定位置部分には、同容器部内の残り湯を当該容器部外下方に流出させるための略上下方向に等径(直径D2)の残り湯流出口10が上下に貫通して設けられている。
そして、該残り湯流出口10は上下方向に所定の長さを有し、その途中(上下方向略中間の入口部10bと出口部10cとの間)には、中央部に小径の湯導出孔11aを形成した親水性の高い金属板11が介装されており、残り湯流出口10の金属板11の下方側出口部分10cは、毛細管現象により小径の湯導出孔11aから導出された湯を有効な大きさの水滴に形成する水滴形成空間を形成している。そして、上記容器部内の残り湯は、同小径の湯流出孔11aを介して毛細管現象により下方側に連続して導出されるが、下方側では上記金属板11下面の親水性による水の吸着保持力が作用して、すぐには落下せず、次第に大きな水滴を形成する。そして、その大きさが上記金属面と出口部10c周壁面の吸着力を超える所定の大きさ以上の大きさ(重量)になった時に自重で下方に落下する。
この間の関係を詳細に示すのが、図15〜図18であり、先ず金属板11の湯導出孔11aから出たばかりの小さな水滴は、水滴形成空間である出口部10cの隙間(コーナー部)の一部に親水力と表面張力で吸い付く(相互に同一の状態を示す図15と図16を参照)。その後、同周方向に延びる隙間の毛細管現象で、出口部10cの全体に水滴が充満され、やがて十分に大きな水滴が形成されるようになる(相互に同一の状態を示す図17と図18を参照)。
大きくなった水滴は自重で落下するようになり、落下と同時に貯湯タンク8の本体ケーシング81内の水が再び湯導出孔11aを介して出口部10c内に吸い出され、貯湯タンク本体ケーシング81内の水が無くなるまで滴下が可能となる。
なお、符号81j,81jは、上記本体ケーシング81の底壁部81cと傾斜面部81dの間から底壁を貫通した状態で上方に筒状に延び、本体ケーシング81内の上部空間と散水ケーシング83内の上部空間とを連通させる蒸気排出パイプであって、本体ケーシング81内において発生する水蒸気を散水ケーシング83内の上方側空間部に排出するようになっている。そして、それにより本体ケーシング81内の蒸気圧を適切にコントロールし、湯の確実な間欠吐出を可能としている。
他方、カバーケーシング82は、中央部に断面H形の上方側が閉塞された筒体部82aと、該筒体部82aの上端から半径方向外方に少し下降傾斜しながら延設された天面壁部82bと、該天面壁部82bの外周縁部を下方側に筒壁状に所定長さ延ばして上記本体ケーシング81の容器部の嵌合壁81e内に嵌合させた側壁部82cと、湯供給管9のU状部17の他端17aが接続される連結パイプ18とからなっている。該連結パイプ18の内端は、カバーケーシング82内空間の周方向(接線方向)に向けて開口されている。
そして、上記中央の筒体部82aの下方に延びる筒状壁の径は、上記本体ケーシング81側中央の上方に延びる筒体部81bの筒状壁の径(D4)よりも所定値以上大きく、相互の間に所定の通路幅を保った状態で、上方から下方に、また下方から上方に延びる円筒状の隔壁を形成するように同軸状態で所定寸法相互に入れ合わせられている。そして、それにより貯湯タンク8の本体ケーシング81内にサイホン式の間欠的な湯流出路が形成されている。
したがって、例えば図23に示されるように、上記連結パイプ18を介して本体ケーシング81の容器部内に供給された湯(沸とう水)Wは、上記筒体部81bの筒状壁の高さレベルの水位がサイホン現象が生じる基準ラインLとなり、上記容器部内の湯の量が同基準ラインLを超えて多くなると、上記筒体部81bの筒状壁上端を超えて、その内側に湯が流入するようになり、同筒状壁内の湯流出口(直径D4)81aを介して下方側散水ケーシング83内中央の散水空間に供給される。
さらに散水ケーシング83は、中央部にあって上記本体ケーシング81側の湯流出口81aに対応する所定の直径のフラットな底壁部83aと、該底壁部83aの外周縁から半径方向外方に昇り傾斜して延びる傾斜面部83bと、該傾斜面部83bの外周縁にあって上下方向に所定の長さ延びる筒状壁部83cとからなり、上記本体パネル31側の係合口31cにヘリコイド係合片83i,83i,83iを介して係合された状態では、その筒状壁部83cを上記本体ケーシング81の底部外周に嵌合可能に構成されており、同本体ケーシング81の底部と上記底壁部83aとの間に上記散水空間および残り湯排出用の水通過空間を形成している。
散水ケーシング83の底壁部83a外周部の散水空間に対応する部分には、シャワードリップ用の複数の散水口(直径D3)20a,20a・・・が周方向に所定の位置関係で、また同外周部の水通過空間部分の本体ケーシング81側残り湯流出口(直径D1)10に対応する同軸位置部分には、残り湯流出口10の直径(D1)よりも所定径大きい直径(D2)の残り湯排出口20bが各々設けられている。
このような構成の場合、上記貯湯タンク本体ケーシング81の容器部内の湯の量が上記基準ラインLを超えて多くなると、上記筒体部81bの筒状壁上端を超えて、その内側に湯が流入するようになり、同筒状壁内の湯流出口81aを介して下方側散水ケーシング83内中央の散水空間に供給される。該散水空間に供給された湯は、散水ケーシング83の底壁83a部分に一旦貯留された後、周囲の複数の散水口20a,20a・・・から下方のコーヒー粉上にシャワー状態で均一に給湯される。
そして、一定量給湯されて、上記貯湯タンク本体ケーシング81内の湯が上記基準ラインLよりも少なくなると、給湯が停止され、その後一定の時間を置いて再び湯量が多くなると、上記同様の給湯が開始され、これによって間欠的な給湯が実現される。
ところが、このようにしたものでは、湯生成装置としての加熱管23からの給湯終了後、貯湯タンク本体ケーシング81内底部にサイホン現象を生ずるまでに至らない量の湯が残ったままになり、そのまま放置することは衛生上の点で好ましくない。したがって、コーヒー液の抽出が完了すると、その都度貯湯タンク本体ケーシング81内の残りの湯を排出することが望ましい。
そこで、この実施の形態では、上述のように残り湯流出口10を設けており、しかも同残り湯流出口10は上下方向に所定の長さを有し、その途中(上下方向略中間の入口部10bと出口部10cとの間)には、中央部に小径の湯導出孔11aを形成した親水性の高い金属板11が介装されており、残り湯流出口10の金属板11の下方側出口部分10cは、毛細管現象により小径の湯導出孔11aから導出された湯を有効な大きさの水滴に形成する水滴形成空間を形成している。
そして、上記貯湯タンク本体ケーシング81の容器部内の残り湯は、同小径の湯流出孔11aを介して毛細管現象により下方側に連続して導出されるが、下方側では上記金属板11下面の親水性による水の吸着保持力が作用して、すぐには落下せず、次第に大きな水滴を形成する。そして、その大きさが上記金属面と出口部10c周壁面の吸着力を超える所定の大きさ以上の大きさ(重量)になった時に初めて自重で下方に分離され、下方側散水ケーシング83の残り湯排出口20bを通り抜けて外部に排出される。
この時、上記残り湯流出口10の出口部10c内には、すでに上述の毛細管作用の継続によって、また上記出口部10c内の湯の粘性による連続した引張力によって、新たな湯が充満しており、これが上述のようにして再び大きな水滴に成長し、やがて分離されて下方に落下する(図23の状態を参照)。
この残り湯流出口10の出口部10c内への湯の充満→下方に垂れ下がる大きな水滴の形成→下方への落下は、上記湯導出孔11aの孔径dによって特定される毛細管現象と連続する流体としての湯の粘性による引張力(呼び水作用)とによって絶えることなく繰り返され、やがて貯湯タンク8の本体ケーシング81内の残り湯は全て確実に排出されることになる。
なお、上記残り湯流出口10からは、コーヒーの抽出が完了した後だけでなく、もちろんコーヒーの抽出時(コーヒー抽出部への散水時)にも一定量の湯が水滴状態で滴下されるが、同滴下される湯の量は少量であるから、間欠的なドリップ作用の支障にはならない。
また、上記構成の場合、貯湯タンク8の本体ケーシング81底部側にはドリップ用の複数の散水口20a,20a・・・を有する散水ケーシング83が設けられ、該散水ケーシング83側には上記ドリップ用の散水口20a,20a・・・とは別に残り湯流出口10に対して同軸に対向する相対的に大径の残り湯排出口(専用の穴)20bが設けられている。
したがって、このような構成によると、残り湯導出孔11aから導出され、上記出口部10cを介して水滴状態に形成された残り湯は、同大径の残り湯排出口20bを通して確実に外部に排出されるようになる。もし、このような専用の排出口20bを設けないとすると、例えば図24に示すように、残り湯流出口10からの湯が湯流出口81aを介して流下するドリップ側の湯と合体してしまい、ドリップが終了し、散水口20a,20a・・・部分に生じる表面張力の作用で底部の残水が排出されなくなると、残り湯の排出も止ってしまう。
また、散水口20a,20a・・・からの周方向の排水流れの影響を受けて、上記残り湯流出口10の出口部10c部分に形成されている水滴状態の呼び水が寸断されてしまい、残り湯の排出を不可能にしてしまう恐れもある。
しかし、専用の残り湯排出口20bを設けると、これらの問題が確実に解決される。
また、その場合において、当該散水ケーシング83のドリップ用の散水口20a,20a・・・と残り湯排出口20bとの間には、例えば図19、図23に示すように、残り湯排出口20b部分を囲み、それらの間を仕切る十分な高さの薄肉の仕切壁83gが設けられている。
このように散水空間側ドリップ用の散水口20a,20a・・・と水滴通過空間側残り湯排出口20bとの間に仕切壁83gが設けられていると、残り湯導出孔11aを出た後、残り湯流出口10の出口部10cの水滴形成空間部分で水滴状態となって下方に滴下される残り湯がドリップ用の散水口20a,20a・・・側に引き込まれて切断されることなく、十分な大きさまで成長し、確実に残り湯排出口20b部分を通り抜けて外部に排出される。
残り湯流出口10からは、コーヒーの抽出が完了した後だけでなく、もちろんコーヒーの抽出時(コーヒー抽出部への散水時)にも一定量の湯が水滴状態で滴下されており、これが抽出完了後にも継続されることにより、確実に残り湯の排出が可能となるようにしたのが本願発明である。
したがって、コーヒー抽出時のドリップ用の多量の湯が水滴形成状態の残り湯流出口10側の湯(水滴)に接触すると、例えば図25に示すように、水滴形成途中の湯がドリップ用の湯の方に吸着されてしまい、残り湯流出口10側の連続した水滴形成作用が断たれてしまい、コーヒーの抽出が完了した時の適切な残り湯排出作用を維持することができなくなってしまう。
ところが、上記のようにドリップ用の散水口20a,20a・・・と残り湯排出口20b側との間に両者の接触を分断する十分な高さの薄肉の仕切壁83gが残り湯排出口20bの開口径を狭くすることなく設けられていると、そのような問題を確実に回避することができ、より確実な残り湯排出効果を維持することができる。
以上の結果、この実施の形態によると、先ず貯湯タンク内の残り湯が確実に排出されるので、衛生的であるとともに、使用者の残り湯排出操作が不要になるので便利である。
また、従来のように貯湯タンクを着脱可能な構造にしなくてもよいので、構造的にもコンパクトかつシンプルなものになり、製品コストを削減することができる。
なお、図中符号81fは、本体ケーシング81の外周に設けられたカバーケーシング82側フランジ部82d取付用のネジ穴部、19は同ネジ穴部81fにフランジ部82dを介して螺合されるネジ(ビス)である。また、符号81Gは本体ケーシング81を上述した本体プレート31側に固定する取付フランジ部である。また、符号83hは散水ケーシング83の外周に設けられている係合操作時の指係合部である。
さらに、符号82eは、上記カバーケーシング82の側壁部82cの下端に形成された位置決め用のリブであり、上記カバーケーシング82を本体ケーシング81に締結一体化する時に同本体ケーシング81側の嵌合壁81eに設けた係合凹部81iに係合して、カバーケーシング82のフランジ部82dと本体ケーシング81のネジ穴部81fとの位置が相互に対応するようにしている。
<最良の実施の形態2>
図26〜図31は、この出願の発明の最良の実施の形態2に係るコーヒー抽出器の構成を示している。
図26〜図31は、この出願の発明の最良の実施の形態2に係るコーヒー抽出器の構成を示している。
この実施の形態のコーヒー抽出器の場合にも、例えば図26〜図30に示すように、その貯湯タンク8部分は、上述した実施の形態1のものと同様に、前述した図1の湯供給管9からの湯が供給される深さの浅い皿状の容器体よりなる本体ケーシング81と、該本体ケーシング81の上部に嵌合され、本体ケーシング81の上方部を覆うカバーケーシング82と、上記本体ケーシング81の下方部を覆う散水ケーシング83(図示省略)との3つの円形のケーシング部材により形成されている。
本体ケーシング81は、中央部にドリップ時の湯流出口81aを形成している所定の径の筒体部81bと、該筒体部81bの外周囲にあって、同筒体部81bの中間部分から下方に次第に径を拡大させながら延び、半径方向外方に所定の幅の底壁部81cを形成した後、さらに半径方向外方側上方に径を拡大させながら延びる傾斜面部81dを形成し、最終的に同傾斜面部81dの外周縁部分にカバーケーシング82の嵌合壁81eを形成している容器部とからなっており、その底壁部81cの周方向所定位置部分には、やはり当該容器部内の残り湯を容器部外に流出させるための略同様の残り湯流出口12が上下に貫通して設けられている(その詳細については、後述する)。
そして、該残り湯流出口12の上下方向略中間部には、小径の湯導出孔12aが設けられており、上記貯湯タンク8の容器部内の残り湯は、同小径の湯流出孔12aを介して毛細管現象で下方側に導出されるが、湯流出口12の下方側出口部では水滴形成が作用して、すぐには落下せず、次第に大きな水滴を形成する。そして、その大きさが所定の大きさ以上の大きさになった時に下方に落下する(詳細な作用については、後述)。
他方、カバーケーシング82は、中央部に断面H形の上方側が閉塞された筒体部82aと、該筒体部82aの上端から半径方向外方に下降傾斜しながら延設された天面壁部82bと、該天面壁部82bの外周縁部を下方側に筒壁状に所定長さ延ばして上記本体ケーシング81の容器部の嵌合壁81e内に嵌合させた側壁部82cとからなっている。
そして、上記中央の筒体部82aの下方に延びる筒状壁の径は、上記本体ケーシング81側中央の筒体部81bの筒状壁の径よりも所定値以上大きく、相互の間に所定の通路幅を保った状態で、上方から下方、下方から上方に延びる円筒状の隔壁を形成するように同軸状態で所定寸法相互に入れ合わせられている。そして、それによって貯湯タンク8の本体ケーシング81内にサイホン式の間欠的な湯流出路が形成されている。
したがって、上記本体ケーシング81の容器部内に供給された湯Wは、上述の場合と同様に、上記筒体部81bの筒状壁の高さレベルの水位がサイホン現象が生じる基準ラインLとなり、上記容器部内の湯の量が同基準ラインLを超えて多くなると、上記筒体部81bの筒状壁上端を超えて、その内側に湯が流入するようになり、同筒状壁内の湯流出口81aを介して、前述の図19〜図21のものと同様の下方側散水ケーシング83内中央の散水空間にドリップ用の湯として供給される。
散水ケーシング83は、前述の図19〜図21に示すように、中央部側所定の直径の底壁部(ドリップ用の湯を受ける部分)83aと、該底壁部83aの外周縁から半径方向外方に昇り傾斜して延びる傾斜面部83bと、該筒状壁部83bの外周縁にあって上下方向に所定の長さ延びる筒状壁部83cとからなり、その筒状壁部83cを上記本体ケーシング81の底部外周に嵌合して一体化され、同本体ケーシング81の底部と上記底壁部83aとの間に上記散水空間および残り湯排出用の水通過空間を形成している。
散水ケーシング83の底壁部83a外周部の散水空間部分には、前述の図19〜図23に示すように、シャワードリップ用の散水口(直径D3)20a,20a・・・が所定の位置関係で、また水受け空間部分の残り湯流出口(直径D1)10に対応する同軸位置には、残り湯排出口(直径D2)20bが各々設けられている。
ところで、この実施の形態における上記残り湯流出口12は、例えば図30中に示すように、その上部側(入口部)が下方から上方側に向けて次第に口径が拡大する断面逆台形状(傾斜角θ1)の第1の開口部12aに、また下部側(出口部)が断面台形状(傾斜角θ2)の第2の開口部12bに形成され、それら第1,第2の開口部12b,12cの間に位置して上述の実施の形態1の金属板11に形成されたものと同様の直径dの湯導出口12aが設けられたものとなっている。
そして、上記第2の開口部12cの下端側最大開口径D0は、前述の散水ケーシング83側底部の残り湯排出口20bの直系D2よりも小さいものとなっている。
このような構成の場合、コーヒー抽出完了後に貯湯タンク8の本体ケーシング81の容器部内に残された湯(上記第1の開口部12b部分の湯)は、上記湯導出孔12a部分を毛細管現象により下方側第2の開口部12c側に徐々に流れ出て水滴を形成する。この水滴は、上部側の開口径が小さく(略湯導出孔12aの孔径に等しく)、下部側ほど開口径が大きくなる第2の開口部12cの壁面の水の吸着力と表面張力との作用によって、同第2の開口部12c内に充満する位まで大きくなり、その後、さらに同第2の開口部12cから下方に垂れ下がる位まで大きくなると、やがて同第2の開口部12c内の水から分離されて下方側散水ケーシング83の残り湯排出口20bを通り抜けて下方に落下する(図31の(a)を参照)。
この時、上記第2の開口部12c内には、すでに上述の毛細管作用の継続によって、また上記第2の開口部12c内の湯の粘性による連続した引張力によって、新たな湯が充満しており、これが上述のようにして再び大きな水滴に成長し、やがて分離されて下方に落下する。
この第2の開口部12c内への湯の充満→下方に垂れ下がる大きな水滴の形成→下方への落下は、上記湯導出孔12aの孔径によって特定される毛細管現象と連続する流体としての湯の粘性による引張力(呼び水作用)とによって絶えることなく繰り返され、やがて貯湯タンク8の本体ケーシング81内の残り湯は全て確実に排出されることになる。
この図31の(a)に示す残り湯排出作用は、上記残り湯流出口12の第1,第2の開口部12b,12cの開口角θ1,θ2、湯導出孔12aの直径dを、それぞれ上記作用を実現するのに最適な数値のものに設定することによって、より有効に実現される。
今、例えば図31の(b)は、残り湯流出口12が断面台形状の第2の開口部12cを有さず、断面逆台形状の第1の開口部12bのみで形成され、その底部に直径dの湯導出孔12aを形成した場合の第1の比較例であるが、この第1の比較例の構成では、仮に湯導出孔12aの直径dが上記本実施の形態のものと同じであったとしても、出口側に水の吸着面がないために、湯導出孔12aから下方側に毛細管現象により流れ出た湯の水滴は表面張力と空気圧により小さく丸まってしまい、それ以上は大きくならない。
したがって、良好な湯の滴下作用を実現することができない。もちろん、残り湯の量が多く、水圧が大きい時には、ある程度の滴下作用を期待することができるが、それでも水滴の成長には時間がかかるし、あまり大きな水滴を形成することはできず、排出効率が悪い。
また、例えば図31の(c)に示すように、本実施の形態のように第1,第2の開口部12b,12cを設け、それらの間に毛細管現象による小径の湯導出孔12aを形成したものであっても、断面台形状のの第2の開口部12cの開口径が、断面逆台形状の第1の開口部12b(湯導出孔12a)の開口径に比較して大きすぎるような場合には、湯導出孔12aから流れ出た湯の水滴が、第1の開口部12b内に充満することなく、周壁面に部分的に吸着して流れ落ちるだけとなり、本実施の形態のような水滴の増大による連続した湯の吸引作用を実現することはできない。
また、第1の開口部12bの頂部開口径が所定値以上に大きいと、上述した図31の(b)と同様の現象を招き、第2の開口部12cを形成した意味がなくなる。
したがって、上述した第1,第2の開口部12b,12cの相互に突き合わされる最小開口径部分の開口径は、湯導出孔12aと略同等か、少し大きい程度が好ましい。
また、上記湯流出口12の第1,第2の開口部12b,12cの周壁面には親水処理を施すことが好ましい。
<最良の実施の形態3>
さらに図32は、この出願の発明の最良の実施の形態3に係るコーヒー抽出器の散水ケーシング部分の構成を示している。
さらに図32は、この出願の発明の最良の実施の形態3に係るコーヒー抽出器の散水ケーシング部分の構成を示している。
この実施の形態のコーヒー抽出器の場合にも、コーヒー抽出器本体1および貯湯タンク8部分は、それぞれ図1〜図25に示す上述した実施の形態1のものと全く同様に構成されている。
本実施の形態は、その中の特に散水ケーシング83の構成の一部を変更したことを特徴とするものである。
上述の実施の形態1の構成では、貯湯タンク8部分はコーヒー抽出器本体1上部の貯湯タンクおよび水タンク設置部3内に固定されている一方、散水ケーシング83は、図2に示すように貯湯タンク8の本体ケーシング81の下部を覆う形で上記貯湯タンクおよび水タンク設置部3の下面側に設けた散水ケーシング係合口31cにヘリコイド係合されるようになっている。
したがって、所定の係合すべき基準位置を設定し、それに合わせて正確に係合するように構成する場合は別として、例えば図32に示すように単に120度間隔で3つのヘリコイド係合片83i,83i,83iを設けて同係合口31cの係合部に係合するだけの構成の場合、上述した貯湯タンク8容器部側の残り湯流出口10と散水ケーシング83の残り湯排出口20bとを1個対1個の関係で正確に同軸に対応させるのは難しい。
そこで、その対策として、この実施の形態では、例えば図32に示すように、散水ケーシング83側の残り湯排出口20bも上記3つのヘリコイド係合片83i,83i,83iの位置に合わせて仕切壁83gとともに3個設け、どの周方向位置から係合しても最終的に係合された状態では、必ず貯湯タンク8の本体ケーシング81側の残り湯流出口10と散水ケーシング83側の残り湯排出口20bとが同軸上に対応し得るようにしている。
このような構成によると、シャワードリップ用の散水口20a,20a・・・の数は減るが、より確実な残り湯の排出が可能となる。
1はコーヒー抽出器本体、2はコーヒーサーバー載置台、3は貯湯タンクおよび水タンク設置部、4はコーヒーサーバー、5は本体支柱、7は水供給管、8は貯湯タンク、9は湯供給管、10は残り湯流出口、10bは入口部、10cは出口部、11は金属板、11aは湯導出孔、20aは散水口、20bは残り湯排出口、81は貯湯タンク本体ケーシング、81aはドリップ用の湯流出口、81bは筒体部、81cは底壁部、81dは傾斜面部、81eは嵌合壁部、82はカバーケーシング、83は散水ケーシング、83aは底壁部、83bは筒状壁部、83gは仕切壁である。
Claims (3)
- 水を加熱して熱湯を生成する湯生成装置と、この湯生成装置からの湯が所定量貯湯された時にサイホン現象を生じさせてコーヒー粉を収納したコーヒー抽出部に湯を供給させるサイホン構造の湯流出路を有する貯湯タンクと、該貯湯タンクの底部にあって、貯湯タンク内の残り湯を排出する残り湯流出口とを備えてなるコーヒー抽出器であって、上記残り湯流出口は、上記貯湯タンク内の湯を導出させる小径の残り湯導出孔と、該残り湯導出孔を介して導出される残り湯を水滴化して排出する水滴形成空間とから構成されていることを特徴とするコーヒー抽出器。
- 貯湯タンクの底部側にはドリップ用の散水口を有する散水板が設けられ、該散水板側には上記ドリップ用の散水口とは別に残り湯流出口に対して同軸に対向する残り湯排出口が設けられていることを特徴とする請求項1記載のコーヒー抽出器。
- 散水板には、ドリップ用の散水口と残り湯排出口とを仕切る仕切壁が設けられていることを特徴とする請求項2記載のコーヒー抽出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104352164A (zh) * | 2014-08-29 | 2015-02-18 | 允慧科技(上海)有限公司 | 排放装置以及包括该排放装置的冲泡器和饮品制作机 |
CN114081353A (zh) * | 2021-12-22 | 2022-02-25 | 宁波凯波集团有限公司 | 落粉洒水机构及磨豆咖啡机 |
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2008
- 2008-08-19 JP JP2008210901A patent/JP2010046142A/ja active Pending
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