JP4082002B2 - 無電極放電灯点灯装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、直流電源からの直流電力をスイッチング素子のスイッチング動作によって高周波電力に変換し、これを誘導コイル経由で無電極放電灯に供給する無電極放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8にこの種の従来の無電極放電灯点灯装置の構成図を示す。図8において、無電極放電灯点灯装置は、交流電源からの交流電力を直流電力に変換して出力する直流電源1と、インダクタンス素子L1と、このインダクタンス素子L1を直流電源1の一方の出力端子T1側に介してその直流電源1の両出力端子T1,T2間に接続されたスイッチング素子SW1と、このスイッチング素子SW1と並列に接続されたブレークダウン素子(図では定電圧ダイオード)ZD1と、放電ガスが封入された透光性の放電容器によりなる無電極放電灯2と、スイッチング素子SW1のスイッチング動作によりそのスイッチング素子SW1の両端に発生する高周波電力を無電極放電灯2に供給する誘導コイルLcoilと、この誘導コイルLcoilとスイッチング素子SW1との間に介設されたマッチング回路のコンデンサC11,C12とにより構成されている。ただし、スイッチング素子SW1は、この制御端子に、図示しない例えば発振器からの信号が入力され、その信号に従ってスイッチング動作する。
【0003】
上記構成の無電極放電灯点灯装置では、設定電圧(ツェナ電圧)以上になると低抗値が減少するブレークダウン素子ZD1がスイッチング素子SW1と並列に接続されているので、ブレークダウン素子の設定電圧をスイッチング素子SW1の耐電圧より低く設定しておけば、直流電源1の出力端子T1,T2間の電位差が増大した場合に、耐電圧以上の電圧がスイッチング素子SW1に印加することがなく、スイッチング素子SW1が過度のストレスから保護されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の無電極放電灯点灯装置の回路構成では、ブレークダウン素子ZD1の抵抗値が減少したとき、そのブレークダウン素子ZD1に電流が流れるとともに、インダクタンス素子L1にも電流が流れるため、インダクタンス素子L1の電流容量を大きく設計しなければならない。
【0005】
また、第1スイッチング素子としてのスイッチング素子SW1に並列にブレークダウン素子ZD1を接続するため、ブレークダウン素子ZD1の寄生容量などがスイッチング素子SW1を含む回路の動作に影響を与え、回路の動作の設計およびブレークダウン素子の選定が困難になる。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、第1スイッチング素子に並列にブレークダウン素子を接続することなく、直流電源の両出力端子間の電位差が増大した場合に第1スイッチング素子が過負荷とならないように防止することができる無電極放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1記載の発明は、交流電源からの交流電力を直流電力に変換して出力する直流電源と、第1インダクタンス素子と、この第1インダクタンス素子を前記直流電源の一方の出力端子側に介してその直流電源の両出力端子間に接続された第1スイッチング素子と、放電ガスが封入された透光性の放電容器によりなる無電極放電灯と、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作によりその第1スイッチング素子の両端に発生する高周波電力を前記無電極放電灯に供給する誘導コイルとにより構成される無電極放電灯点灯装置であって、前記直流電源の両出力端子間の単位時間当たりの電位差の変化量を増幅する増幅手段と、この増幅手段で増幅された変化量から、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるための信号を得て出力する検出出力手段と、この検出出力手段から前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるための信号が出力されると、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させる停止手段とを備え、前記増幅手段は、第2インダクタンス素子と、この第2インダクタンス素子を前記直流電源の一方の出力端子側に介してその直流電源の両出力端子間に接続された第1キャパシタンス素子とにより構成され、これら第2インダクタンス素子および第1キャパシタンス素子の接続点から、前記増幅された変化量を前記検出出力手段に渡すとともに、前記第2インダクタンス素子は、前記直流電源の一方の出力端子と前記第1インダクタンス素子との間に介在し、前記直流電源の一方の出力端子は正極であり、前記停止手段は、前記第1スイッチング素子の制御端子と前記直流電源の他方の出力端子との間に接続された第3スイッチング素子を含み、この第3スイッチング素子の制御端子には前記検出出力手段から出力される信号が入力されることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の無電極放電灯点灯装置において、前記第2インダクタンス素子および第1キャパシタンス素子による共振周波数は、前記第1スイッチング素子の動作周波数よりも高く設定されていることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の無電極放電灯点灯装置において、前記第1スイッチング素子の動作周波数は100kHzよりも高く設定されていることを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の無電極放電灯点灯装置において、前記第1スイッチング素子をスイッチング動作させるためのドライバを備え、前記停止手段は、前記検出出力手段から前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるための信号が出力されると、前記ドライバの動作を停止して、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させることを特徴とする。
【0011】
請求項5記載の発明は、請求項1または4記載の無電極放電灯点灯装置において、前記無電極放電灯の不点灯、前記第1スイッチング素子の過負荷もしくは周囲温度の検出結果、または外部からの調光信号により、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させる制御手段を備え、前記停止手段は、前記検出出力手段または前記制御手段から前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるための信号が出力されると、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させることを特徴とする。
【0012】
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置において、前記検出出力手段は、コンパレータを用いて、前記増幅手段で増幅された変化量から、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるための信号を得て出力することを特徴とする。
【0013】
請求項7記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置において、前記検出出力手段は、定電圧ダイオードを用いて、前記増幅手段で増幅された変化量から、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるための信号を得て出力することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1参考例)
図1は本発明に係る第1参考例の無電極放電灯点灯装置の構成図である。
【0015】
図1に示す無電極放電灯点灯装置は、交流電源からの交流電力を直流電力に変換して出力する直流電源1と、インダクタンス素子L1と、このインダクタンス素子L1を直流電源1の一方の出力端子T1側に介してその直流電源1の両出力端子T1,T2間に接続されたスイッチング素子SW1と、放電ガスが封入された透光性の放電容器によりなる無電極放電灯2と、スイッチング素子SW1のスイッチング動作によりそのスイッチング素子SW1の両端に発生する高周波電力を無電極放電灯2に供給する誘導コイルLcoilと、この誘導コイルLcoilとスイッチング素子SW1との間に介設されたマッチング回路のコンデンサC11,C12とにより構成され、第1参考例の特徴として、増幅部3と、検出出力部4と、停止部5とを備えている。直流電源1において、出力端子T1の極性は正極であり、出力端子T2の極性は負極である。
【0016】
増幅部3は、直流電源1の両出力端子T1,T2間の単位時間当たりの電位差の変化量を増幅するものである。
【0017】
検出出力部4は、増幅部3で増幅された変化量から、スイッチング素子SW1のスイッチング動作を停止させるための信号を得て出力するものであり、例えばコンパレータまたは定電圧ダイオードを用いて、増幅部3で増幅された変化量から、スイッチング素子SW1のスイッチング動作を停止させるための信号を得て出力する。例えば、コンパレータの場合、検出出力部4は、増幅部3で増幅された変化量が所定の基準電圧のレベルを超えたとき、スイッチング素子SW1のスイッチング動作を停止させるための信号として、Highレベルの信号を出力する。
【0018】
要するに、増幅部3および検出出力部4は、過電圧検出部として機能し、直流電源1の出力から、スイッチング素子SW1などに過大な(耐電圧以上の)電圧が印加するか否かを検出し、スイッチング素子SW1のスイッチング動作を停止させるべきか否かの信号を得て出力するのである。
【0019】
停止部5は、検出出力部4からスイッチング素子SW1のスイッチング動作を停止させるための信号が出力されると、スイッチング素子SW1のスイッチング動作を停止させるものである。
【0020】
上記構成の無電極放電灯点灯装置では、直流電源1の両出力端子T1,T2間の電位差が何らかの原因で変化したとき、その変化量が増幅部3で増幅され、その増幅された変化量から、スイッチング素子SW1のスイッチング動作を停止させるための信号が検出出力部4で得られ、そこから出力される。そして、停止部5によって、スイッチング素子SW1のスイッチング動作が停止される。
【0021】
このような無電極放電灯点灯装置によれば、スイッチング素子SW1に並列にブレークダウン素子を接続することなく、直流電源1の両出力端子間の電位差が増大した場合にスイッチング素子SW1が過負荷とならないように防止することができる。例えば、直流電源1の出力電圧がスイッチング素子SW1に過大な電圧を加えるレベルになる前に、スイッチング素子SW1のスイッチング動作を迅速に停止して、それに過大なストレスが加わるのを防止することができる。
【0022】
(第2参考例)
図2は本発明に係る第2参考例の無電極放電灯点灯装置の構成図である。
【0023】
図2に示す無電極放電灯点灯装置は、直流電源1と、インダクタンス素子L1と、スイッチング素子SW1と、無電極放電灯2と、誘導コイルLcoilと、コンデンサC11,C12と、検出出力部4と、停止部5とを第1参考例と同様に備えているほか、第1参考例との相違点として増幅部3Aを備えている。
【0024】
この増幅部3Aは、インダクタンス素子L2と、このインダクタンス素子L2を直流電源1の出力端子T1側に介してその直流電源1の両出力端子T1,T2間に接続されたキャパシタンス素子C1とにより構成され、これらインダクタンス素子L2およびキャパシタンス素子C1の接続点から、増幅された変化量を検出出力部4に渡すものである。そして、インダクタンス素子L2およびキャパシタンス素子C1の値から計算される共振周波数は、直流電源1の出力電圧の立ち上がり部の変化(変異)時間に比べて高く設定されている。
【0025】
上記構成の無電極放電灯点灯装置では、増幅部3Aによって、直流電源1の両出力端子T1,T2間の単位時間当たりの電位差の変化量が増幅され、その増幅された変化量に対応する電圧がキャパシタンス素子C1の両端に発生することになる。
【0026】
このような無電極放電灯点灯装置によれば、直流電源1の両出力端子間の単位時間当たりの電位差の変化量を増幅する増幅部を、インダクタンス素子L2およびキャパシタンス素子C1の簡単な回路で構成することができる。
【0027】
(第3参考例)
図3は本発明に係る第3参考例の無電極放電灯点灯装置の構成図である。
【0028】
図3に示す無電極放電灯点灯装置は、直流電源1と、インダクタンス素子L1と、スイッチング素子SW1と、無電極放電灯2と、誘導コイルLcoilと、コンデンサC11,C12と、検出出力部4と、停止部5とを第1参考例と同様に備えているほか、第1参考例との相違点として増幅部3Bを備えている。
【0029】
この増幅部3Bは、直流電源1の出力端子T1とインダクタンス素子L1との間に介設されたインダクタンス素子L2と、このインダクタンス素子L2を介して直流電源1の両出力端子T1,T2間に接続されたコンデンサC1とにより構成され、これらインダクタンス素子L2およびキャパシタンス素子C1の接続点から、増幅された変化量を検出出力部4に渡すものである。
【0030】
そして、スイッチング素子SW1の動作周波数は100kHzよりも高く設定される。この場合、一般的な雷サージの重畳による電源電圧の上昇時間に比べてスイッチング素子SW1の動作周波数が高くなる。これにより、インダクタンス素子L2およびキャパシタンス素子C1からなるフィルタにおいて、スイッチング素子SW1により発生する高調波成分を低減するために遮断周波数を、スイッチング素子SW1の動作周波数付近に設定したときに、増幅部3Bを高い周波数成分の変化に対して反応させることができるので、雷サージなどにより電源電圧の出力電圧が変動した場合にその立ち上がり部をすばやく検出することができ、スイッチング素子SW1の保護能力をより一層高めることができる。
【0031】
また、インダクタンス素子L2およびキャパシタンス素子C1の値によって計算される共振周波数は、スイッチング素子SW1の動作周波数よりも高く設定されている。
【0032】
上記構成の無電極放電灯点灯装置では、増幅部3Bによって、直流電源1の両出力端子T1,T2間の単位時間当たりの電位差の変化量が増幅され、その増幅された変化量に対応する電圧がキャパシタンス素子C1の両端に発生することになる。
【0033】
このような無電極放電灯点灯装置によれば、インダクタンス素子L2およびキャパシタンス素子C1の簡単な回路で構成される増幅部3Bを使用しながら、それらインダクタンス素子L2およびキャパシタンス素子C1をフィルタとして使用することができ、これにより、スイッチング素子SW1への電源電圧の安定化、スイッチング素子SW1による高周波電力への偏重成分の重畳防止、および雑音対策が可能になる。
【0034】
(第4参考例)
図4は本発明に係る第4参考例の無電極放電灯点灯装置の構成図である。
【0035】
図4に示す無電極放電灯点灯装置は、直流電源1と、インダクタンス素子L1と、スイッチング素子SW1と、無電極放電灯2と、誘導コイルLcoilと、コンデンサC11,C12と、検出出力部4と、停止部5と、増幅部3Bとを第3参考例と同様に備えているほか、第3参考例との相違点として、フィルタ6と、能動回路部7とを備えている。
【0036】
フィルタ6は、直流電源1の出力端子T1とインダクタンス素子L2との間に介設されたインダクタンス素子L3と、このインダクタンス素子L3を介して直流電源1の両出力端子T1,T2間に接続されたキャパシタンス素子C2とにより構成されている。そして、インダクタンス素子L3およびキャパシタンス素子C2の値によって計算される共振周波数は、インダクタンス素子L2およびキャパシタンス素子C1の値によって計算される共振周波数よりも低く設定されている。これにより、検出出力部4に接続された部分には、高い共振周波数で電源電圧の変動に対して早く反応することになる。
【0037】
能動回路部7は、キャパシタンス素子C2と並列に接続され、スイッチング素子SW1の動作周波数よりも低い動作周波数でスイッチング動作をするスイッチング素子SW2を備えている。
【0038】
このような無電極放電灯点灯装置によれば、スイッチング素子SW1によって発生した雑音成分を直流電源に伝えないようにするフィルタと、直流電源1側で発生した電源変動をスイッチング素子SW1に伝えないようにするフィルタとを別々に設計することができ、それぞれの目的に応じたフィルタとすることで、フィルタの回路設計が簡単になる。
【0039】
(第1実施形態)
図5は本発明に係る第1実施形態の無電極放電灯点灯装置の構成図である。
【0040】
図5に示す無電極放電灯点灯装置は、直流電源1と、インダクタンス素子L1と、スイッチング素子SW1と、無電極放電灯2と、誘導コイルLcoilと、コンデンサC11,C12と、増幅部3と、検出出力部4とを第1参考例と同様に備えているほか、第1参考例との相違点として停止部5Aを備えている。
【0041】
この停止部5Aは、スイッチング素子SW1の制御端子と直流電源1の他方の出力端子T2との間に接続されたスイッチング素子SW3を含み、このスイッチング素子SW3の制御端子には検出出力部4から出力される信号が入力される。
【0042】
上記構成の無電極放電灯点灯装置では、検出出力部4からスイッチング素子SW1のスイッチング動作を停止させるための信号が出力されると、例えば、スイッチング素子SW1,SW3がトランジスタまたはFETなどで構成される場合には、スイッチング素子SW3がオンになってスイッチング素子SW1がオフになる。これにより、スイッチング素子SW1のスイッチング動作が停止することになる。
【0043】
このような無電極放電灯点灯装置によれば、スイッチング素子SW1のスイッチング動作を高速でかつ安定して停止させることができる。
【0044】
(第2実施形態)
図6は本発明に係る第2実施形態の無電極放電灯点灯装置の構成図である。
【0045】
図6に示す無電極放電灯点灯装置は、直流電源1と、インダクタンス素子L1と、スイッチング素子SW1と、無電極放電灯2と、誘導コイルLcoilと、コンデンサC11,C12と、増幅部3と、検出出力部4と、停止部5Aとを第1実施形態と同様に備えているほか、第1実施形態との相違点として、スイッチング素子SW1用のドライバ8と、スイッチング素子SW1の制御端子とスイッチング素子SW3との間に介設されたダイオードD1とを備えている。
【0046】
すなわち、スイッチング素子SW4およびこの制御端子に接続されたダイオードD2を含み、スイッチング素子SW1をスイッチング動作させるためのドライバ8を備え、停止部5Aは、検出出力部4からスイッチング素子SW1のスイッチング動作を停止させるための信号が出力されると、スイッチング素子SW3のオン/オフ状態を切り替えることによりドライバ8の動作を停止して、スイッチング素子SW1のスイッチング動作を停止させる構成になっている。
【0047】
上記構成の無電極放電灯点灯装置では、検出出力部4からスイッチング素子SW1のスイッチング動作を停止させるための信号が出力されると、スイッチング素子SW3によりドライバ8の動作が停止し、これにより、スイッチング素子SW1のスイッチング動作が停止する。
【0048】
このような無電極放電灯点灯装置によれば、ドライバ8の動作も停止することにより、スイッチング素子SW1をより高速でかつ安定して停止させることができる。
【0049】
(第3実施形態)
図7は本発明に係る第3実施形態の無電極放電灯点灯装置の構成図である。
【0050】
図7に示す無電極放電灯点灯装置は、直流電源1と、インダクタンス素子L1と、スイッチング素子SW1と、無電極放電灯2と、誘導コイルLcoilと、コンデンサC11,C12と、増幅部3と、検出出力部4と、停止部5Aとを第1実施形態と同様に備えているほか、第1実施形態との相違点として、スイッチング素子SW3の制御端子に出力が接続された制御部9を備えている。
【0051】
この制御部9は、回路保護などのための各種制御を実行するものであり、例えば、無電極放電灯2の不点灯、スイッチング素子SW1の過負荷もしくは周囲温度の検出結果、または外部からの調光信号により、スイッチング素子SW1のスイッチング動作を停止させるための信号を出力する。また、図7の例では、制御部9は、スイッチング素子SW1と直流電源1の端子T2との間に介設されている。
【0052】
上記構成の無電極放電灯点灯装置では、検出出力部4からスイッチング素子SW1のスイッチング動作を停止させるための信号が出力されると、あるいは制御部9からスイッチング素子SW1のスイッチング動作を停止させるための信号が出力されると、例えば、スイッチング素子SW1,SW3がトランジスタまたはFETなどで構成される場合には、スイッチング素子SW3がオンになってスイッチング素子SW1がオフになる。これにより、スイッチング素子SW1のスイッチング動作が停止する。
【0053】
このような無電極放電灯点灯装置によれば、少ない素子数で停止部5Aおよび過電圧保護機能を有する無電極放電灯点灯装置を得ることができる。
【0054】
【発明の効果】
以上のことから明らかなように、請求項1記載の発明は、交流電源からの交流電力を直流電力に変換して出力する直流電源と、第1インダクタンス素子と、この第1インダクタンス素子を前記直流電源の一方の出力端子側に介してその直流電源の両出力端子間に接続された第1スイッチング素子と、放電ガスが封入された透光性の放電容器によりなる無電極放電灯と、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作によりその第1スイッチング素子の両端に発生する高周波電力を前記無電極放電灯に供給する誘導コイルとにより構成される無電極放電灯点灯装置であって、前記直流電源の両出力端子間の単位時間当たりの電位差の変化量を増幅する増幅手段と、この増幅手段で増幅された変化量から、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるための信号を得て出力する検出出力手段と、この検出出力手段から前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるための信号が出力されると、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させる停止手段とを備え、前記増幅手段は、第2インダクタンス素子と、この第2インダクタンス素子を前記直流電源の一方の出力端子側に介してその直流電源の両出力端子間に接続された第1キャパシタンス素子とにより構成され、これら第2インダクタンス素子および第1キャパシタンス素子の接続点から、前記増幅された変化量を前記検出出力手段に渡すとともに、前記第2インダクタンス素子は、前記直流電源の一方の出力端子と前記第1インダクタンス素子との間に介在し、前記直流電源の一方の出力端子は正極であり、前記停止手段は、前記第1スイッチング素子の制御端子と前記直流電源の他方の出力端子との間に接続された第3スイッチング素子を含み、この第3スイッチング素子の制御端子には前記検出出力手段から出力される信号が入力されるので、第1スイッチング素子に並列にブレークダウン素子を接続することなく、直流電源の両出力端子間の電位差が増大した場合に第1スイッチング素子が過負荷とならないように防止することができ、例えば、直流電源の出力電圧が第1スイッチング素子に過大な電圧を加えるレベルになる前に、第1スイッチング素子のスイッチング動作を迅速に停止して、それに過大なストレスが加わるのを防止することができる。また、直流電源の両出力端子間の単位時間当たりの電位差の変化量を増幅する増幅手段を、第2インダクタンス素子および第1キャパシタンス素子の簡単な回路で構成するとともに、それら第2インダクタンス素子および第1キャパシタンス素子をフィルタとして使用することができ、これにより、第1スイッチング素子への電源電圧の安定化、第1スイッチング素子による高周波電力への偏重成分の重畳防止、および雑音対策が可能になる。また、第1スイッチング素子のスイッチング動作を高速でかつ安定して停止させることができる。
【0055】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の無電極放電灯点灯装置において、前記第2インダクタンス素子および第1キャパシタンス素子による共振周波数は、前記第1スイッチング素子の動作周波数よりも高く設定されているので、第2インダクタンス素子および第1キャパシタンス素子の簡単な回路で構成される増幅手段を使用しながら、それら第2インダクタンス素子および第1キャパシタンス素子をフィルタとして使用することができ、これにより、第1スイッチング素子への電源電圧の安定化、第1スイッチング素子による高周波電力への偏重成分の重畳防止、および雑音対策が可能になる。
【0056】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の無電極放電灯点灯装置において、前記第1スイッチング素子の動作周波数は100kHzよりも高く設定されているので、一般的な雷サージの重畳による電源電圧の上昇時間に比べて第1スイッチング素子の動作周波数が高くなる。これにより、第2インダクタンス素子および第1キャパシタンス素子からなるフィルタにおいて、第1スイッチング素子により発生する高調波成分を低減するために遮断周波数を、第1スイッチング素子の動作周波数付近に設定したときに、増幅手段を高い周波数成分の変化に対して反応させることができるので、雷サージなどにより電源電圧の出力電圧が変動した場合にその立ち上がり部をすばやく検出することができ、第1スイッチング素子の保護能力をより一層高めることができる。
【0057】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の無電極放電灯点灯装置において、前記第1スイッチング素子をスイッチング動作させるためのドライバを備え、前記停止手段は、前記検出出力手段から前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるための信号が出力されると、前記ドライバの動作を停止して、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるので、ドライバの動作も停止することにより、第1スイッチング素子をより高速でかつ安定して停止させることができる。
【0058】
請求項5記載の発明は、請求項1または4記載の無電極放電灯点灯装置において、前記無電極放電灯の不点灯、前記第1スイッチング素子の過負荷もしくは周囲温度の検出結果、または外部からの調光信号により、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させる制御手段を備え、前記停止手段は、前記検出出力手段または前記制御手段から前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるための信号が出力されると、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるので、少ない素子数で停止手段および過電圧保護機能を有する無電極放電灯点灯装置を得ることができる。
【0059】
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置において、前記検出出力手段は、コンパレータを用いて、前記増幅手段で増幅された変化量から、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるための信号を得て出力するので、直流電源の出力から、第1スイッチング素子などに過大な電圧が印加するか否かを検出し、第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるべきか否かの信号を得て出力する過電圧検出手段として、増幅手段および検出出力手段を構成することができる。
【0060】
請求項7記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置において、前記検出出力手段は、定電圧ダイオードを用いて、前記増幅手段で増幅された変化量から、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるための信号を得て出力するので、直流電源の出力から、第1スイッチング素子などに過大な電圧が印加するか否かを検出し、第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるべきか否かの信号を得て出力する過電圧検出手段として、増幅手段および検出出力手段を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1参考例の無電極放電灯点灯装置の構成図である。
【図2】 本発明に係る第2参考例の無電極放電灯点灯装置の構成図である。
【図3】 本発明に係る第3参考例の無電極放電灯点灯装置の構成図である。
【図4】 本発明に係る第4参考例の無電極放電灯点灯装置の構成図である。
【図5】 本発明に係る第1実施形態の無電極放電灯点灯装置の構成図である。
【図6】 本発明に係る第2実施形態の無電極放電灯点灯装置の構成図である。
【図7】 本発明に係る第3実施形態の無電極放電灯点灯装置の構成図である。
【図8】 従来の無電極放電灯点灯装置の構成図である。
【符号の説明】
1 直流電源
2 無電極放電灯
3 増幅部
4 検出出力部
5 停止部
6 フィルタ
7 能動回路部
8 ドライバ
9 制御部
L1 インダクタンス素子
Lcoil 誘導コイル
Claims (7)
- 交流電源からの交流電力を直流電力に変換して出力する直流電源と、第1インダクタンス素子と、この第1インダクタンス素子を前記直流電源の一方の出力端子側に介してその直流電源の両出力端子間に接続された第1スイッチング素子と、放電ガスが封入された透光性の放電容器によりなる無電極放電灯と、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作によりその第1スイッチング素子の両端に発生する高周波電力を前記無電極放電灯に供給する誘導コイルとにより構成される無電極放電灯点灯装置であって、前記直流電源の両出力端子間の単位時間当たりの電位差の変化量を増幅する増幅手段と、この増幅手段で増幅された変化量から、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるための信号を得て出力する検出出力手段と、この検出出力手段から前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるための信号が出力されると、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させる停止手段とを備え、前記増幅手段は、第2インダクタンス素子と、この第2インダクタンス素子を前記直流電源の一方の出力端子側に介してその直流電源の両出力端子間に接続された第1キャパシタンス素子とにより構成され、これら第2インダクタンス素子および第1キャパシタンス素子の接続点から、前記増幅された変化量を前記検出出力手段に渡すとともに、前記第2インダクタンス素子は、前記直流電源の一方の出力端子と前記第1インダクタンス素子との間に介在し、前記直流電源の一方の出力端子は正極であり、前記停止手段は、前記第1スイッチング素子の制御端子と前記直流電源の他方の出力端子との間に接続された第3スイッチング素子を含み、この第3スイッチング素子の制御端子には前記検出出力手段から出力される信号が入力されることを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
- 前記第2インダクタンス素子および第1キャパシタンス素子による共振周波数は、前記第1スイッチング素子の動作周波数よりも高く設定されていることを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
- 前記第1スイッチング素子の動作周波数は100kHzよりも高く設定されていることを特徴とする請求項1または2記載の無電極放電灯点灯装置。
- 前記第1スイッチング素子をスイッチング動作させるためのドライバを備え、前記停止手段は、前記検出出力手段から前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるための信号が出力されると、前記ドライバの動作を停止して、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させることを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
- 前記無電極放電灯の不点灯、前記第1スイッチング素子の過負荷もしくは周囲温度の検出結果、または外部からの調光信号により、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させる制御手段を備え、前記停止手段は、前記検出出力手段または前記制御手段から前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるための信号が出力されると、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させることを特徴とする請求項1または4記載の無電極放電灯点灯装置。
- 前記検出出力手段は、コンパレータを用いて、前記増幅手段で増幅された変化量から、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるための信号を得て出力することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置。
- 前記検出出力手段は、定電圧ダイオードを用いて、前記増幅手段で増幅された変化量から、前記第1スイッチング素子のスイッチング動作を停止させるための信号を得て出力することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置。
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