JP4081192B2 - 浄水器用接続具及び浄水ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、浄水器用接続具及び浄水ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の浄水器として、活性炭等の濾材を収容するための容器は、有底筒状に形成された容器本体と、その上端開口部に嵌合固定された蓋体とから構成されている。容器本体は流し台や給水設備の内部等に設けられた設置台上に装着されている。蓋体には入口プラグ及び出口プラグが突設され、これらのプラグには導入パイプ及び導出パイプの一端が着脱可能に接続される。そして、活性炭等の濾材あるいは浄水器そのものの交換時には、導入パイプ及び導出パイプを入口プラグ及び出口プラグから取り外して、設置台から容器本体を取り外すことにより、濾材単体あるいは浄水器そのものを容器本体及び蓋体とともに新しいものと脱着交換するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来においては、導入パイプ及び導出パイプは着脱が可能なように可撓性を有して垂れ下がっているため、導入パイプ及び導出パイプを入口プラグ及び出口プラグに対して着脱する際や、流し台や給水設備の下部や、狭い場所で浄水器を交換する際に、わざわざ浄水器を交換し易い広い場所まで移動させなければならないという弊害があった。
【0004】
また、濾材あるいは浄水器の交換時に、導入パイプ及び導出パイプを入口プラグ及び出口プラグにそれぞれ別々に着脱する必要があるため、その交換操作が面倒であるという問題があった。
【0005】
さらに、導入パイプ及び導出パイプを入口プラグ及び出口プラグに対してそれぞれ各別に脱着するようになっているため、それらのパイプとプラグとの接続に間違いが生じやすいという問題もあった。
【0006】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、容器内に収容された活性炭等の濾材を容器とともに、簡単な操作で容易に脱着交換することができるとともに、容器上の入口及び出口を導入パイプ及び導出パイプに対して間違いなく正確に接続することができる浄水器用接続具及び浄水ユニットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の浄水器用接続具の発明では、吊り下げ状態で使用される浄水器にあって、内部に濾材を収容した容器の外面に横方向に向けて平行に突設された入口プラグ及び出口プラグと接離可能に対応するように、入口側接続部及び出口側接続部とを並設した浄水器用接続具において、設置壁に取付板を介して装着される支持ブロックの前面には、前記入口側接続部及び出口側接続部を浄水器の入口プラグ及び出口プラグと接離可能に対応するように横方向に向けて平行に並設配置し、同支持ブロックの上面には、入口側接続部と連通するように導入パイプが連結される連結パイプと出口側接続部と連通するように導出パイプが連結される連結パイプとを突設し、さらに前記支持ブロックには、入口側接続部及び出口側接続部に対する浄水器の入口プラグ及び出口プラグの接続時に、浄水器の重量を支持する支持部としての支持溝を設けたものである。
【0008】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の浄水器用接続具において、前記支持溝を、浄水器の容器に突設された支持突起と係脱可能に対応するように形成したものである。
【0009】
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の浄水器用接続具において、前記入口側接続部及び出口側接続部に対応して、浄水器の入口プラグ及び出口プラグを接続状態に係止するための係止機構を配設したものである。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の浄水器用接続具と、容器の内部に濾材を収容し、その容器の外面には入口プラグ及び出口プラグを、浄水器用接続具の入口側接続部及び出口側接続部と接離可能に対応するように横方向に向けて平行に突設した吊り下げ状態で使用される浄水器と、を備えた浄水ユニットである。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下に、この発明の第1の実施形態を、図1〜図6に基づいて説明する。
【0016】
図1及び図2に示すように、浄水器用接続具11の支持ブロック12は合成樹脂により形成され、その前面には入口側接続部としての円筒状の入口側ソケット13及び出口側接続部としての円筒状の出口側ソケット14が、横方向に向かって平行に螺着されている。各ソケット13,14と連通するように、支持ブロック12の上面には連結パイプ15,16が突設され、それらの外周にはネジ部15a,16aが形成されている。
【0017】
図1、図2及び図5に示すように、取付板17は金属板により側面ほぼL字状に折り曲げ形成され、その水平板部には一対のパイプ挿通孔18が形成されるとともに、垂直板部には複数のネジ挿通孔19が形成されている。そして、この取付板17のパイプ挿通孔18に前記両連結パイプ15,16を挿通するとともに、ネジ部15a,16aにナット20を螺合することにより、支持ブロック12が取付板17の水平板部の下面に取り付けられている。
【0018】
さらに、取付板17を流し台や給水設備の内部等の設置箇所に配置して、各ネジ挿通孔19から設置壁21にネジ22を螺合させることにより、支持ブロック12が取付板17を介して設置壁21に装着されるようになっている。この状態で、入口側ソケット13に連通した一方の連結パイプ15には導入パイプ23が連結されるとともに、出口側ソケット14に連通した他方の連結パイプ16には導出パイプ24が連結されるようになっている。
【0019】
図1、図2及び図6に示すように、浄水器25の容器26は、合成樹脂により有底円筒状に形成された容器本体27と、その容器本体27の上端開口部に螺着された合成樹脂製の蓋体28とから構成されている。容器本体27の外周にはアルミ製の補強外筒29が嵌着され、その上端縁が蓋体28の外周面にかしめ付け固定されている。容器本体27と蓋体28との接合部における補強外筒29の外面には合成樹脂製の締付リング30が被覆嵌着され、締付リング30の上端縁が補強外筒29の上端にかしめ付け固定されている。
【0020】
前記容器26内の上部には合成樹脂製の内蓋31及び仕切板32が配設され、内蓋31の外周近傍には流入孔33が形成されるとともに、内蓋31及び仕切板32の中央には流出孔34が形成されている。容器26の底壁と仕切板32との間には、活性炭を円筒状に硬化してなる濾材としてのフィルタ35が収容されている。
【0021】
前記補強外筒29の上端縁には複数の切欠部36が形成され、締付リング30の下端縁にも複数の切欠部37が形成されている。そして、浄水器25の使用後に、フィルタ35を容器26とともに廃棄処理する場合には、図示しない工具の爪部を締付けリング30の切欠部37に係合させて、締付リング30を補強外筒29の外面から取り外す。その後、同工具の爪部を補強外筒29の切欠部36に係合させて、補強外筒29の上端縁のかしめ付けを解放させ、この状態で補強外筒29を容器本体27の外周から取り外して、合成樹脂製の容器26と金属製の補強外筒29とを分別処理できるようになっている。
【0022】
図1、図2及び図6に示すように、前記蓋体28の一側上面には突出部38が形成され、突出部38の内部には流入孔33に連通する流入通路39、及び流出孔34に連通する流出通路40が形成されている。突出部38の側面には流入通路39の上端に連通する入口プラグ41、及び流出通路40の上端に連通する出口プラグ42が、水平方向に向かって平行に突出形成され、各プラグ41,42の外周面には係止溝43が形成されている。そして、これらの入口プラグ41及び出口プラグ42が、前記浄水器用接続具11の入口側ソケット13及び出口側ソケット14と接離可能に対応するようになっている。
【0023】
前記両プラグ41,42の延長方向と同方向へ延びるように、蓋体28の他側上面には支持突起44が突出形成されている。この支持突起44と係脱可能に対応するように、前記浄水器用接続具11の支持ブロック12には支持部としての支持溝45が形成されている。そして、図3及び図に示すように、支持突起44を支持溝45に係合または離脱させることにより、浄水器25が浄水器用接続具11に着脱されて、入口プラグ41及び出口プラグ42が入口側ソケット13及び出口側ソケット14に接離される。また、浄水器用接続具11に対する浄水器25の取付状態では、支持突起44と支持溝45との係合を介して、浄水器25の重量が支持ブロック12に支持されるようになっている。
【0024】
図1〜図4に示すように、前記浄水器用接続具11の入口側ソケット13及び出口側ソケット14に対応して係止機構46が配設され、この係止機構46によって、浄水器25の入口プラグ41及び出口プラグ42がソケット13,14に対する接続状態に係止保持されるようになっている。すなわち、支持ブロック12の前面には保持部材としてのスリーブ47が、その後面中央の突起48を支持ブロック12の摺動孔49に嵌挿することにより前後移動可能に配設されている。スリーブ47の両側部には各ソケット13,14を挿通させるための挿通孔50が形成されている。
【0025】
前記各スリーブ47内には係止部材としての各一対の係止ピン51が配設され、各ソケット13,14の両側の傾斜溝52に移動可能に嵌挿されている。各ソケット13,14の中間段差部とスリーブ47の内面との間にはバネ53がそれぞれ嵌挿され、図2に示すように、これらのバネ53によりスリーブ47が前方に移動付勢されて、係止ピン51が傾斜溝52の内端部に移動配置されるようになっている。そして、図4に示すように、浄水器25の両プラグ41,42が浄水器用接続具11の両ソケット13,14に接続されたとき、各係止ピン51がプラグ41,42の外周面の係止溝43に係合して、両プラグ41,42が接続状態に係止保持されるようになっている。
【0026】
図2及び図4に示すように、前記浄水器用接続具11における各ソケット13,14内には円環状の弁座54が配設されている。弁座54と接離可能に対応するように、各ソケット13,14内には弁体55が移動可能に配設され、バネ56により弁座54側に向かって移動付勢されている。
【0027】
そして、図2に示すように、浄水器25の両プラグ41,42が浄水器用接続具11の両ソケット13,14から離脱されたときには、弁体55が弁座54と接合する閉鎖位置に移動されて、両ソケット13,14内の流路が閉鎖される。また、図4に示すように、両プラグ41,42がソケット13,14に接続されたときには、弁体55がプラグ41,42との係合により、弁座54から離間する開放位置に移動されて、両ソケット13,14内の流路が開放されるようになっている。
【0028】
なお、前記弁体55には、図示しないOリング等の止水部材が装設されている。そして、浄水器25が浄水器用接続具11から離脱されたときに、止水部材がバネ56の付勢力により弁座54に圧接されて、両ソケット13,14内に残留する水が止水されるようになっている。
【0029】
次に、前記のように構成された実施形態の浄水器用接続具及び浄水器の作用を説明する。
さて、図3に示す状態では、浄水器用接続具11が取付板17により、流し台の内部等の設置壁21に装着され、支持ブロック12上の各連結パイプ15,16に導入パイプ23及び導出パイプ24が連結されている。また、浄水器用接続具11には浄水器25が取り付けられ、その浄水器25の入口プラグ41及び出口プラグ42が浄水器用接続具11の入口側ソケット13及び出口側ソケット14に接続されて、係止機構46により接続状態に係止保持されている。
【0030】
この状態で、導入パイプ23、導出ホース24それぞれに設けられた図示しない蛇口等の開放により、導入パイプ23から連結パイプ15を介して入口側ソケット13内に水が供給されると、その水は入口プラグ41、流入通路39及び流入孔33を介して、浄水器25の容器26内に導入される。そして、この水が活性炭よりなるフィルタ35を通過する際に、水に含まれる不純物がフィルタ35により濾過されて浄化される。
【0031】
さらに、浄化後の水は流出孔34、流出通路40及び出口プラグ42を介して、浄水器25の容器26内から浄水器用接続具11の出口側ソケット14に導出される。そして、この水は連結パイプ16及び導出パイプ24を介して蛇口等に導かれ、その蛇口等の放水口から放出される。
【0032】
このように、浄水動作を繰り返し行って、浄水器25内のフィルタ35の濾過効果が低下した場合には、そのフィルタ35を容器26とともに脱着交換する必要がある。
【0033】
よって、この係止解放状態で、浄水器25を浄水器用接続具11から離間する横方向に引っ張ると、支持突起44が支持溝45に沿って移動されて、浄水器25が浄水器用接続具11から取り外される。そして、浄水器25の入口プラグ41及び出口プラグ42が浄水器用接続具11の入口側ソケット13及び出口側ソケット14から離脱される。この場合、各ソケット13,14内の弁体55が閉鎖位置に移動されて、両ソケット13,14内の流路が閉鎖される。
【0034】
その後、新しいフィルタ35を収容した浄水器25を浄水器用接続具11に取り付ける場合には、前記の取り外し時とほぼ逆順に、支持突起44を支持溝45に係合させた状態で、浄水器25を浄水器用接続具11に向かって横方向へ接近移動させる。すると、浄水器25の両プラグ41,42が浄水器用接続具11の両ソケット13,14に挿入接続されて、係止機構46により接続状態に係止保持される。
【0035】
前記の実施形態によって期待できる効果について、以下に記載する。
・ この実施形態の浄水器用接続具においては、浄水器25の入口プラグ41及び出口プラグ42と接離可能に対応するように、入口側接続部としての入口側ソケット13及び出口側接続部としての出口側ソケット14が並設されている。そして、入口側ソケット13に導入パイプ23が連結されるとともに、出口側ソケット14に導出パイプ24が連結されている。
【0036】
このため、浄水器25の入口プラグ41及び出口プラグ42を、浄水器用接続具11の入口側ソケット13及び出口側ソケット14に接離させることにより、浄水器25の容器26内に収容された活性炭等よりなる濾材としてフィルタ35を容器26とともに、簡単な操作で容易に脱着交換することができる。また、このフィルタ35の交換時には、容器26上の入口プラグ41及び出口プラグ42を、浄水器用接続具11の入口側ソケット13及び出口側ソケット14を介して導入パイプ23及び導出パイプ24に対し間違いなく正確に接続することができる。
【0037】
・導入パイプ23及び導出パイプ24を可撓性にして垂れ下げなくてもよいため、導入パイプ23及び導出パイプ24を入口プラグ41及び出口プラグ42に対して着脱する際や、流し台の下部に台所用品を出し入れする際に、導入パイプ23及び導出パイプ24が邪魔になることがない。また、導入パイプ及び導出パイプを入口プラグ及び出口プラグに対して着脱する際や、流し台や給水設備の下部や、狭い場所で浄水器を交換する際に、わざわざ浄水器25を交換し易い広い場所まで移動させなくてもよい。
【0038】
・ この実施形態の浄水器用接続具においては、入口側ソケット13及び出口側ソケット14が支持ブロック12に並設配置され、取付板17を介して設置壁21に装着されるようになっている。このため、入口側ソケット13及び出口側ソケット14を定位置に並設した状態で、流し台の内部等の設置壁21に容易に装着することができる。
【0039】
・ この実施形態の浄水器用接続具においては、入口側ソケット13及び出口側ソケット14に対する浄水器25の入口プラグ41及び出口プラグ42の接続時に、浄水器25の重量を支持するための支持部としての支持溝45が、支持ブロック12に設けられている。このため、浄水器用接続具11の入口側ソケット13及び出口側ソケット14に浄水器25の入口プラグ41及び出口プラグ42を接続した状態で、浄水器25の重量が入口側ソケット13及び出口側ソケット14に加わるおそれを防止することができる。また、浄水器25の着脱時には、支持突起44が支持溝45にガイドされるため、比較的暗い流し台や給水設備の内部等でも、浄水器25をいっそう容易に装着することができる。さらに、従来技術と異なり、浄水器25の設置台を必要としないので、浄水器25よりも下側のスペースを余分に確保する必要がない。
【0040】
・ この実施形態の浄水器用接続具においては、入口側ソケット13及び出口側ソケット14に対応して、浄水器25の入口プラグ41及び出口プラグ42を接続状態に係止するための係止機構46が配設されている。このため、浄水器用接続具11の両ソケット13,14に浄水器25の両プラグ41,42を接続した状態で、係止機構46により両プラグ41,42を接続状態に確実に係止保持することができる。
【0041】
・ この実施形態の浄水器用接続具においては、係止機構46が、入口プラグ41及び出口プラグ42に係合可能な係止部材としての係止ピン51と、その係止ピン51を係合状態に保持する保持部材としてのスリーブ47とから構成されている。このため、係止機構46の構成が簡単であるとともに、浄水器25の両プラグ41,42をソケット13,14に対する接続状態に確実に係止保持することができる。
【0042】
・ この実施形態の浄水器においては、容器26の内部に活性炭等よりなる濾材としてのフィルタ35が収容されている。また、容器26の外面には入口プラグ41及び出口プラグ42が、浄水器用接続具11の入口側ソケット13及び出口側ソケット14と接離可能に対応するように、水平方向に向けて平行に突設されている。このため、浄水器25の入口プラグ41及び出口プラグ42を浄水器用接続具11の入口側ソケット13及び出口側ソケット14に接離させることにより、浄水器25の容器26内に収容されたフィルタ35を容器26とともに、簡単な操作で容易に脱着交換することができる。
【0043】
また、このフィルタ35の交換時には、浄水器25の容器26を水平方向に移動させることにより、容器26上の両プラグ41,42を浄水器用接続具11の両ソケット13,14に対して離脱または接続させることができる。従って、浄水器用接続具11が流し台の内部等の設置壁21において、下方に広い空間を確保することなく装着配置されている場合でも、フィルタ35を容器26とともに容易に脱着交換することができる。さらに、このフィルタ35の交換時には、容器26上の入口プラグ41及び出口プラグ42を、浄水器用接続具11の入口側ソケット13及び出口側ソケット14を介して導入パイプ23及び導出パイプ24に対し間違いなく正確に接続することができる。
【0044】
(第2の実施形態)
次に、この発明の第2の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
【0045】
さて、この第2の実施形態においては、図7に示すように、浄水器用接続具11の取付板17の水平板部に3個のパイプ挿通孔18が、前後方向及び左右方向に2個ずつ並べて形成されている。そして、図に鎖線で示すように、並設された2個のパイプ挿通孔18を選択的に使用して、取付板17の水平板部に支持ブロック12を前後方向または左右方向へ支持するようになっている。
【0046】
従って、この実施形態においては、浄水器用接続具11を設置箇所に応じて前向き又は横向きに装設することができて、その浄水器用接続具11に対して浄水器25を前方または側方から着脱することができる。
【0047】
(第3の実施形態)
次に、この発明の第3の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
【0048】
さて、この第3の実施形態においては、図8に示すように、浄水器25の容器26内に格子状の上仕切板65及び下仕切板66が配設され、両仕切板65,66間の中央にはパイプ67が挟持されている。そして、上下仕切板65,66間において、容器本体27の内周面と仕切筒67との間には粒状活性炭よりなる濾材としてのフィルタ68が充填されている。
【0049】
従って、この実施形態においても、前述した第1の実施形態とほぼ同様に、浄水器25の容器26内に導入される水が粒状活性炭よりなるフィルタ68を通過する際に、水に含まれる不純物がフィルタ68により濾過されて浄化される。
【0050】
(第4の実施形態)
次に、この発明の第4の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
【0051】
さて、この第4の実施形態においては、図9に示すように、浄水器25の容器26内に格子状の上仕切板69及び下仕切板70が配設されている。そして、これらの仕切板69,70間において、容器本体27内の外周部には粒状活性炭よりなる第1フィルタ71が収容されるとともに、中心部には中空糸膜よりなる濾材としての第2フィルタ72が収容されている。
【0052】
従って、この実施形態においても、前述した第1の実施形態とほぼ同様に、浄水器25の容器26内に導入される水が活性炭よりなる第1フィルタ71及び中空糸膜よりなる第2フィルタ72を通過する際に、水に含まれる不純物が両フィルタ71,72により濾過されて浄水される。
【0053】
(第5の実施形態)
次に、この発明の第5の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
【0054】
さて、この第5の実施形態においては、図10,図11に示すように、前記蓋体28の一側上面には所定の間隔をおいて一対の突出部38が形成され、各突出部38の内部には流入通路39及び流出通路40が形成されている。両突出部38間における支持ブロック12には、支持部80が水平方向に沿ってスリーブ47の前端面よりも前方へ突設されている。その支持部80の先端には操作レバー73がピン61により回動可能に支持されている。操作レバー73の基端部には半円状をなす作用面73bが形成されている。そして、操作レバー73を図11の時計方向に回動させたとき、作用面73bがスリーブ47の前端面に押圧摺動され、スリーブ47がバネ53の付勢力に抗して後方に移動される。
【0055】
前記作用面73bの反対側における操作レバー73の基端部には円弧状をなす逃げ部73cが形成されている。そして、この逃げ部73cにより、操作レバー73を図11の時計方向に回動させたとき、操作レバー73が水平な状態となるまで操作レバー73とスリーブ47とが干渉しないようになっている。これにより、操作レバー73が水平な状態となるまでスリーブ47は移動しないようになっている。
【0056】
この操作レバー73及びその関連構成により取外し補助手段が構成されている。
フィルタ35を容器26とともに脱着交換する場合には、操作レバー73を図11の時計方向に回動操作すると、スリーブ47が後方に移動され、係止機構46による両プラグ41,42の係止が解放される。その後、操作レバー73を水平な状態となるように回動させ、この状態で浄水器25を浄水器用接続具11から離間する方向に引っ張ると、浄水器25が浄水器用接続具11から取り外される。このとき、操作レバー73は水平な状態となっているため、支持突起44と干渉することがない。
【0057】
その後、新しいフィルタ35を収容した浄水器25を浄水器用接続具11に取り付ける場合には、前記の取り外し時とほぼ逆順に、操作レバー73を水平にした状態で、浄水器25を浄水器用接続具11に向かって接近移動させる。すると、浄水器25が浄水器用接続具11に挿入接続されて、係止機構46により接続状態に係止保持される。その後、操作レバー73を水平状態から反時計回りに回動し、図11に示すように、操作レバー73を垂立な状態にする。これにより、万が一落下物が操作レバー73に当たっても、係止機構46の不用意な解離動作が防止される。
【0058】
従って、この第5の実施形態においては、操作レバー73を用いて浄水器25の取外し補助を行うことができ、その取外しを簡単に行うことができる。
(第6の実施形態)
次に、この発明の第6の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
【0059】
この第の実施形態においては、図12〜図14に示すように、支持ブロック12の両側面に支軸74を介して側面L形状をなす操作レバー75がその両端において回動可能に支持され、その上部側が操作部76になっている。支軸74を介した操作部76の反対側において、操作レバー75の端部には引寄せレバー77が軸78を介して回動可能に支持され、軸78上の軽いバネ力の巻きバネ79により上方へ向かって回動付勢されており、外力が作用しない場合は、図12の位置に保持される。この引寄せレバー77は、下方へ回動されることにより、中間部において前記浄水器25の突出部38に係合可能である。この操作レバー75,引寄せレバー77等により、接続補助手段が構成されている。
【0060】
そして、図13及び図14に示すように、浄水器25の両プラグ41,42を支持ブロック12の両ソケット13,14にそれぞれ軽く接続した状態において、引寄せレバー83を下方へ回動させて、浄水器25の突出部38に係合させる。次いで、この状態で操作レバー75を支軸74を中心に下方へ回動させる。従って、操作レバー75の先端の軸78が後方へ移動することになり、引き寄せレバー77を介して突出部38が後方へ移動される。このため、両プラグ41,42が最奥の押込み位置まで移動される。
【0061】
このように、この第の実施形態においては、両ソケット13,14に対する両プラグ41,42の接続作業をてこの原理を利用して軽い力で補助することができ、その接続作業を容易に行うことができる。
【0062】
(第7の実施形態)
次に、この発明の第7の実施形態を図15に基づいて説明する。
この第7の実施形態は、第5の実施形態の構成において、第6の実施形態の操作レバー75及び引き寄せレバー77を設けたものである。従って、この第7実施形態における引き寄せレバー77は、第5の実施形態における突出部38の形状に適合させるために、第6の実施形態のものとは形状が若干異なる。
【0063】
そして、この第7の実施形態においては、前記第5の実施形態及び第6の実施形態の効果を併せ持つことができる。
(別の実施形態)
なお、各実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
【0064】
・ 前記実施形態と逆に、浄水器用接続具11の支持ブロック12に支持部としての支持突起44を形成し、浄水器25の容器26上に支持突起44と係合可能な支持溝45を形成すること。
【0065】
・ 浄水器25における容器本体27外周の補強外筒29及び締め付けリング30を省略すること。
次に、前記実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想について、それらの効果とともに記載する。
【0067】
・ 図2に示す係合ピン51の代わりに、スプリングにより係合溝43との係合方向に付勢されたボールを使用すること。
・ 図16に示すように、締付けリング30をネジ30aにより補強外筒29に固定すること。
【0068】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、接続具の入口側及び出口側の接続部が横方向に向けて平行に突設されているため、浄水器の接続及び取外し作業が容易になる。また、入口側接続部及び出口側接続部を定位置に並設した状態で、流し台や給水設備の内部等の狭い設置壁に容易に装着することができる。さらに、浄水器用接続具の入口側接続部及び出口側接続部に浄水器の入口プラグ及び出口プラグを接続した状態で、浄水器の重量が入口側接続部及び出口側接続部に加わるおそれを防止することができる。また、スペースを余分に確保する必要がない。
【0069】
請求項2に記載の発明によれば、浄水器用接続具に対する浄水器の取付状態では、支持突起と支持溝との係合を介して、浄水器の重量が支持ブロックに支持される。
請求項3に記載の発明によれば、浄水器用接続具の両接続部に浄水器の両プラグを接続した状態で、係止機構により両プラグを接続状態に確実に係止保持することができる。
【0070】
請求項4に記載の発明によれば、浄水器接続具が広い空間を確保することなく配置されていても、浄水器を容易に着脱することができる。また、容器の入口及び出口を導入パイプ及び導出パイプに対して間違いなく正確に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態を示す浄水器用接続具及び浄水器の分解側面図。
【図2】 浄水器用接続具及び浄水器の分解状態を示す要部破断平面図。
【図3】 浄水器用接続具に浄水器を接続した状態を示す側面図。
【図4】 浄水器用接続具に浄水器を接続した状態を示す要部破断平面図。
【図5】 浄水器用接続具の取付板を示す斜視図。
【図6】 図1の6−6線における断面図。
【図7】 第2の実施形態を示す浄水器用接続具の取付板の斜視図。
【図8】 第3の実施形態を示す浄水器の断面図。
【図9】 第4の実施形態を示す浄水器の断面図。
【図10】 第5の実施形態を示す浄水器用接続具及び浄水器の破断平面図。
【図11】 浄水器用接続具に浄水器を接続した状態を示す側面図。
【図12】 第6の実施形態を示す側面図
【図13】 同じく浄水器の接続状態を示す側面図。
【図14】 同じく平面図。
【図15】 第7の実施形態を示す側面図。
【図16】 別の実施形態を示す一部断面図。
【符号の説明】
11…浄水器用接続具、12…支持ブロック、13…入口側接続部としての入口側ソケット、14…出口側接続部としての出口側ソケット、17…取付板、23…導入パイプ、24…導出パイプ、25…浄水器、26…容器、27…容器本体、28…蓋体、35…濾材としてのフィルタ、41…入口プラグ、42…出口プラグ、43…係止溝、44…支持突起、45…支持部としての支持溝、46…係止機構、47…保持部材としてのスリーブ、51…係止部材としての係止ピン、52…傾斜溝、53…バネ、57…ロック部材、58…係合溝、68…濾材としてのフィルタ、71…濾材としての第1フィルタ、72…濾材としての第2フィルタ、73…取外し補助手段を構成する操作部材としての操作レバー、73…接続補助手段を構成する操作レバー、77…接続補助手段を構成する引寄せレバー。

Claims (4)

  1. 吊り下げ状態で使用される浄水器にあって、内部に濾材を収容した容器の外面に横方向に向けて平行に突設された入口プラグ及び出口プラグと接離可能に対応するように、入口側接続部及び出口側接続部とを並設した浄水器用接続具において、
    設置壁に取付板を介して装着される支持ブロックの前面には、前記入口側接続部及び出口側接続部を浄水器の入口プラグ及び出口プラグと接離可能に対応するように横方向に向けて平行に並設配置し、同支持ブロックの上面には、入口側接続部と連通するように導入パイプが連結される連結パイプと出口側接続部と連通するように導出パイプが連結される連結パイプとを突設し、さらに前記支持ブロックには、入口側接続部及び出口側接続部に対する浄水器の入口プラグ及び出口プラグの接続時に、浄水器の重量を支持する支持部としての支持溝を設けた浄水器用接続具。
  2. 前記支持溝を、浄水器の容器に突設された支持突起と係脱可能に対応するように形成した請求項1に記載の浄水器用接続具。
  3. 前記入口側接続部及び出口側接続部に対応して、浄水器の入口プラグ及び出口プラグを接続状態に係止するための係止機構を配設した請求項1または請求項2に記載の浄水器用接続具。
  4. 請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の浄水器用接続具と、容器の内部に濾材を収容し、その容器の外面には入口プラグ及び出口プラグを、浄水器用接続具の入口側接続部及び出口側接続部と接離可能に対応するように横方向に向けて平行に突設した吊り下げ状態で使用される浄水器と、を備えた浄水ユニット。
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