JP4078653B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

この発明は、DVDやCD等の光ディスクに記録されているデータの読取を行う光ディスク装置に関するものである。
従来、CD、DVD等の光ディスクに対しピックアップヘッドからレーザ光を照射し、記録されている映像や音声等のデータの読取(再生)を行う光ディスク装置が実用化され、一般に普及している。
従来の光ディスク装置は、CD、DVD等の光ディスクに対し、記録されている映像や音声等のデータの読取を行うフロントエンド側の処理部と、該データを装置本体外部に出力するバックエンド側の処理部と、を備える。
従来の光ディスク装置では、フロントエンド側によって、光ディスク上のデータの読取を行う際、操作手段からのリード(読取)コマンドによって光ディスク上の指定されたアドレスより後のデータをも読み出し、装置本体内蔵のバッファメモリに一旦格納する先読み処理を行うのが一般的である。
この先読み処理は、現在のリードコマンドで指定されているアドレスのデータよりも、後のアドレスのデータを要求する次のリードコマンドが行われた場合に有効である。例えば操作手段で早送り再生又は早送りが行われた場合である。先読み処理により、該次のリードコマンドにより指定されたアドレスのデータが上記バッファメモリに格納されている場合、フロントエンド側は、光ディスク上のデータを読み込む処理を行わなくとも、該バッファメモリに格納されているデータをバックエンド側に転送するだけで済む。この光ディスク上のデータを読み込む処理は、転送するだけで済む場合と比べ、指定されたアドレスへピックアップヘッドをシークする動作が必要となり多大な時間を要する。
このように、従来の光ディスク装置では、上記先読み処理により、データ再生の処理時間を短縮させていた。
一方、特許文献1に記載されたような光ディスク装置が提案されている。
この光ディスク装置は、リードコマンドによって光ディスク上の指定されたアドレスより先のデータをも読み出し、バッファメモリに一時的に格納する先読み処理を行う。
特開2002−288927公報
しかしながら、上記バッファメモリは、読取られたデータを一旦格納してバックエンド側に出力した後、出力したデータを消去してしまう。そのため、次のリードコマンドが、現在のリードコマンドで指定されているアドレスのデータよりも、前のアドレスのデータを要求するコマンドである場合、該次のリードコマンドで指定されたアドレスのデータは、バックエンド側に出力済みであるので上記バッファメモリから消去されている。ここで、次のリードコマンドが、現在のリードコマンドで指定されているアドレスのデータよりも、前のアドレスのデータを要求するコマンドである場合とは、例えば操作手段で巻戻しが行われた後、再生が行われた場合、操作手段で巻戻し再生が行われた場合、又は操作手段で停止が行われた後、レジューム再生が行われた場合である。
よって、従来の光ディスク装置は、次のリードコマンドが、現在のリードコマンドで指定されているアドレスのデータよりも、前のアドレスのデータを要求するコマンドである場合、次のリードコマンドで指定されたアドレスへピックアップヘッドをシークさせて該アドレスのデータを光ディスク上から再度読み込む他なかった。このことは、転送するだけで済む場合と比し、多大な時間を要していた。従って、従来の光ディスク装置は、ユーザに装置の処理速度が遅いという苛立ちを感じさせていた。
また、特許文献1においても、次のリードコマンドが現在指定されているアドレスのデータよりも前のアドレスのデータを要求するコマンドである場合、該リードコマンドで指定されたアドレスのデータが、バックエンド側に出力済みであるので上記バッファメモリから消去されている点変わり無い。従って、従来の光ディスク装置と同様の問題点を有する。
本発明はこのような従来の課題を解決しようとするものであり、次のリードコマンドが現在のリードコマンドで指定されているアドレスのデータよりも前のアドレスのデータを要求するコマンドである場合でも、データ再生の処理時間を短縮させた光ディスク装置を提供することを目的とする。
本発明の光ディスク装置は、前記課題を解決するために以下の構成を備えている。
(1)再生時、装置本体にセットされている光ディスクにレーザ光を照射し、その光ディスクから、リードコマンドによって指定されたアドレスのデータを読取る読取手段と、
前記読取手段によって読取られたデータを一旦格納してから出力し、出力したデータを消去する更新記憶手段と、
前記更新記憶手段に記憶されているデータをデコードするデコード手段と、
前記光ディスクを再生するための再生キーと、前記光ディスクを巻き戻すための巻戻しキーと、を有する操作手段と、
前記装置本体各部を制御する制御手段と、を備えた光ディスク装置において、
前記更新記憶手段は、前記デコード手段に出力したデータを保持データとして保持しておき、該保持データが一定量より多くなると、最も古く保持している該保持データから順に消去し、
前記制御手段は、
前記操作手段の前記巻戻しキーが押下され、その後に前記再生キーが押下されると、そのリードコマンドにより指定されたアドレスのデータが前記更新記憶手段に格納されているかどうか判断し、
前記更新記憶手段に格納されていると判断すると、前記更新記憶手段に記憶されている前記保持データを前記デコード手段にデコードさせ、
前記更新記憶手段に格納されていないと判断すると、そのリードコマンドにより指定されたアドレスのデータを前記光ディスクから前記読取手段に読取らせる。
上記構成は、CD、DVD等の光ディスクに対し、記録されている映像や音声等のデータの読取を行うフロントエンド側の処理部と、該データを装置本体外部に出力するバックエンド側の処理部と、に分かれる。フロントエンド側の処理部は、例えば上記読取手段と上記更新記憶手段である。バックエンド側の処理部は、例えば上記操作手段と上記デコード手段である。
また、上記制御手段は、例えばフロントエンド側の処理部を制御するフロントエンド制御部と、バックエンド側の処理部を制御するバックエンド制御部と、から構成される。
ここで、巻戻し再生とは、シーケンシャルアクセスにより、再生を行いながら巻戻すことをいう。一方、上記巻戻しとは、再生を行わずに巻戻すことをいい、巻戻しの後再生を行うことによりアドレスが指定される。つまり、上記巻戻しキーの押下は、ランダムアクセスを行うための操作である。巻戻しキーが押下され、その後に再生キーが押下されることにより、現在のリードコマンドで指定されているアドレスのデータよりも前のアドレスのデータを要求する次のリードコマンドがなされる。
上記光ディスク装置は、フロントエンド側によって、光ディスク上のデータの読取を行う際、操作手段からのリード(読取)コマンドによって光ディスク上の指定されたアドレスより後のデータをも読み出し、上記更新記憶手段に一旦格納する先読み処理を行う。
これにより、次のリードコマンドが、現在のリードコマンドで指定されているアドレスのデータよりも、後のアドレスのデータを要求するコマンドである場合、上記更新記憶手段に格納されているデータをバックエンド側に転送するだけで済むので、データ再生の処理時間を短縮が可能となる。
また、上記更新記憶手段は、上記デコード手段に出力したデータを保持データとして保持している。そのため、巻戻しキーが押下され、その後に再生キーが押下された時に指定されるアドレスのデータが更新記憶手段に格納されている場合、上記光ディスク装置は、上記更新記憶手段に格納されている保持データをバックエンド側に転送する。上記光ディスク装置は、次のリードコマンドで指定されたアドレスへピックアップヘッドをシークさせて該アドレスのデータを光ディスク上から再度読み込むという時間を要する処理を行わなくとも済む。
なお、上記更新記憶手段は、上述の通り、最も古く保持している該保持データから順に消去する。そのため、次のリードコマンドが、最も古い保持データが保持されているアドレスよりも前のアドレスのデータを要求するコマンドである場合、次のリードコマンドにより指定されたアドレスのデータは、消去されていて既に更新記憶手段に格納されていない。この場合は、次のリードコマンドで指定されたアドレスへピックアップヘッドをシークさせて該アドレスのデータを光ディスク上から再度読み込む必要がある。ここで、上記更新記憶手段の一定量が多ければ多いほど、この「更新記憶手段に格納されていない場合」というケースが少なくなる。しかし、あまり多いと、今度は上記先読みに使用する容量が小さくなり、先読みによるデータ再生の処理時間を短縮することが困難となる。ここで、上記更新記憶手段の一定量は、予め定められる量であり、例えば更新記憶手段の全容量の20%である。
以上により、データ再生の処理時間を短縮することが可能となる。
(2)前記更新記憶手段は、前記一定量が可変であり、
前記操作手段は、前記更新記憶手段の前記一定量を設定する設定キーを有し、
前記制御手段は、前記操作手段の前記設定キーにより前記一定量が設定されると、前記更新記憶手段の前記一定量を設定する。
この構成では、上記更新記憶手段の一定量をユーザが設定することができる。
この発明によれば、次のリードコマンドが、現在のリードコマンドで指定されているアドレスのデータよりも、前のアドレスのデータを要求するコマンドである場合でも、データ再生の処理時間を短縮することが可能となる。
以下、本発明の実施形態である光ディスク装置について説明する。
図1は、本発明の実施形態である光ディスク装置の主要な構成を示すブロック図である。
光ディスク装置1は、所謂DVDプレーヤであり、装置本体1のフロントエンド(FE)側の処理部を制御するFE制御部11と、装置本体1のバックエンド(BE)側の処理部を制御するBE制御部12と、光ディスク100上に記録されているデータの読取を行うピックアップヘッド2(以下、PUヘッド2という。)と、RFアンプなどの再生回路3と、更新記憶手段であるトラックバッファRAM13と、トラックバッファRAM13に記憶されているデータをデコードするデコーダ4と、デコードしたAV(Audio Visual)データを数画面分格納するデコードRAM14と、AVデータをD/A変換するD/A回路5と、情報を表示する表示部9と、再生または録画キーが設けられている操作部10と、を備えている。
上記構成は、CD、DVD等の光ディスク100に対し、記録されている映像や音声等のデータの読取を行うフロントエンド側の処理部と、該データを装置本体外部に出力するバックエンド側の処理部と、に分かれる。
装置本体1のBE側の処理部は、デコーダ4とD/A回路5と表示部9と操作部10とであり、これらはBE制御部12により制御されている。
装置本体1のFE側の処理部は、PUヘッド2と再生回路3とトラックバッファRAM13とであり、これらはFE制御部11により制御されている。
FE制御部11及びBE制御部12は、例えばマイクロコンピュータで構成されており、両者は、高速のバスで接続されている。BE制御部12は、操作部10から伝送された制御コードに基づいて、BE側の処理部の動作を制御したり、FE制御部11にFE側の処理部の動作の制御を要求したりする。
PUヘッド2は、図示しないレーザダイオード(LD)、コリメータレンズ、ビームスプリッタ、対物レンズ、フォトディテクタ、スレッドモータ、2軸のアクチュエータを備えている。
PUヘッド2は、光ディスク100の半径方向に延びる軸に移動自在に取り付けられている。スレッドモータ7が、PUヘッド2を光ディスク100の半径方向に移動する。
LDは、レーザ光を出力する光源であり、フォトディテクタは、複数の受光素子で形成されており、光ディスク100からの反射光を検出する。フォトディテクタは、例えば、受光領域がほぼ均等に4分割されており、4つの受光領域を形成している。
対物レンズは、光ディスク100に対するレーザ光の照射位置を調節する。また、2軸のアクチュエータは、対物レンズを光ディスク100に接離する方向、および光ディスク100の半径方向に移動させる。
次に、上記構成の再生時における動作を以下説明する。
PUヘッド2は、光ディスク100に対して読取パワーのレーザ光を照射し、光ディスク100からの反射光をフォトディテクタで検出する。これにより、光ディスク100に記録されているデータを光学的に読み出す。
再生回路3は、PUヘッド2の複数の受光素子の出力に基づいてRF信号を生成して増幅し、該RF信号を処理してAV(Audio Visual)データを取り出す。ここで、取り出されるAVデータは、例えばMPEGでエンコードされている。そして、そのAVデータは、トラックバッファRAM13に一旦格納され、バックエンド制御部12からの読み出し要求を待つ。
トラックバッファRAM13に格納されているAVデータは、バックエンド制御部12からの読み出し要求に従って順次読み出され、デコーダ4に転送(出力)される。
デコーダ4は、トラックバッファRAM13に記憶(格納)されているAVデータをデコードする。デコードされたAVデータは、デコードRAM14に一旦格納された後、再び読み出され、D/A回路5に順次転送される。
D/A回路5は、デコーダ4によって伸長されたAVデータをアナログの再生信号に変換し、その再生信号を外部に出力する。
表示部7は、例えば液晶パネルで構成されており、時刻、光ディスク装置1の設定状態などを表示する。
また、操作部10は、装置本体に対する入力操作を行う複数の操作キー(不図示)や、図示していないリモコンから送信されてきた装置本体1に対する制御コードを受信するリモコン受信部(不図示)を有している。操作部10は、ユーザにより操作された操作キーに応じた制御コードや、リモコン受信部で受信した制御コードをBE制御部12に伝送する。
上記複数の操作キーの中には、光ディスク100に記録されている映像や音声を再生する再生キー(不図示)と、映像や音声を巻戻しする巻戻しキー(不図示)と、映像や音声を再生しながら巻戻しする巻戻し再生キー(不図示)と、映像や音声を早送り再生する早送り再生キー(不図示)と、再生や早送り再生や巻戻し等を停止する停止キー(不図示)と、前回再生停止した位置よりも少し前から再生を開始するレジューム再生キー(不図示)と、トラックバッファRAM13の一定量(後述の図2(2)´参照)を設定する設定キー(不図示)と、がある。ここで、巻戻し再生は、シーケンシャルアクセスにより、再生を行いながら巻戻すことをいう。また、巻戻しは、再生を行わずに巻戻すことをいい、巻戻しの後再生を行うことによりアドレスが指定される。つまり、巻戻しは、ランダムアクセスを行うための操作である。
また、レジューム再生は、前回再生停止した位置よりも少し前から再生を開始する操作である。前回再生停止した位置よりも少し前とは、前回再生停止した位置の数画面前である。この再生を実現するために、保持データを活用する(後述の図2、3参照)。
これにより、レジューム再生においても、データ再生の処理時間を短縮することが可能となる。ここで、レジューム再生において、前回再生停止した位置よりも少し前から再生を開始するのは、キリの良い所から再生を行うため、又はユーザに一度視聴したことのある該数画面前を表示してシーンを思い出させるため、である。
一方、光ディスク装置1は、上記光ディスク100の再生の際、FE側の処理部によって、光ディスク100上のデータの読取を行う際、操作部10からのリード(読取)コマンドによって指定されたアドレスより後のデータをも読み出し、トラックバッファRAM13に一旦格納する先読み処理を行う。
以下、光ディスク装置1の該先読み処理について、従来の光ディスク装置101(後述の図2参照)と比較しつつ説明する。
図2は、バッファRAMに記憶されているデータを示す図である。
図2中の(1)及び(1)´は、従来の光ディスク装置101に関する図であり、(2)及び(2)´は、光ディスク装置1に関する図である。
ここで、従来の光ディスク装置101は、トラックバッファRAM113以外、光ディスク装置1と同様の構成を備える。
図2中の(1)及び(2)は、ユーザが行う操作を時系列で表した図である。時点Aは、ユーザが再生キーを押下した時点であり、時点Bは、ユーザが停止キーを押下した時点である。先読み処理は、ユーザが停止キーを押下しても、トラックバッファRAM13、及びトラックバッファRAM113の容量が満たんになるまで、つまり時点C、及びDまで行われる。
まず、従来の光ディスク装置101の先読み処理および問題点を、以下説明する。
図2中の(1)´は、(1)のCの時点において、トラックバッファRAM113に記憶されているデータを示す図である。トラックバッファRAM113は、容量の全てを先読み処理に使っている。トラックバッファRAM113は、PUヘッド2で読取られ、再生回路3から入力されたデータを一旦格納してバックエンド側のデコーダ4に出力した後、出力したデータを消去する。
次のリードコマンドが、現在のリードコマンドで指定されているアドレス(時点B)のデータよりも後のアドレスであって、時点Cまでのデータを要求するコマンドである場合、トラックバッファRAM113に格納されているデータをバックエンド側に転送するだけで済む。そのため、この先読み処理により、データ再生の処理時間を短縮が可能となる。
しかし、次のリードコマンドが、現在のリードコマンドで指定されているアドレス(時点B)のデータよりも、前のアドレス(例えば時点X)のデータを要求するコマンドである場合、該次のリードコマンドで指定されたアドレス(例えば時点X)のデータは、バックエンド側に出力済みであるのでトラックバッファRAM113から消去されている。
よって、従来の光ディスク装置101は、次のリードコマンドが、現在のリードコマンドで指定されているアドレス(時点B)のデータよりも、前のアドレス(例えば時点X)のデータを要求するコマンドである場合、次のリードコマンドで指定されたアドレス(例えば時点X)へPUヘッド2をシークさせて該アドレス(例えば時点X)のデータを光ディスク上から再度読み込む他なかった。このことは、転送だけで済む場合と比し、多大な時間を要していた。
この問題に対し、光ディスク装置1は、以下のように対処する。
図2中の(2)´は、(2)のDの時点において、光ディスク装置1内蔵のトラックバッファRAM13に記憶されているデータを示す図である。
トラックバッファRAM13は、2つのパーティションで区切られ、再生データ記憶領域13Aと、保持データ記憶領域13Bと、から構成される。再生データ記憶領域13Aは、全容量の80%を有し、先読み処理に使用する。保持データ記憶領域13Bは、残りの20%を有し、保持データの記憶のために使用する。
トラックバッファRAM13は、再生回路3から入力されたデータを一旦格納してバックエンド側のデコーダ4に出力する(図2の(2)´の(B)参照)。その後、デコーダ4に出力したデータを即消去せずに、保持データとして保持データ記憶領域13Bに保持する。そして、該保持データが一定量より多くなると、最も古く保持している該保持データから順に消去する。ここで、この一定量は、可変である。また、この一定量は、操作部10の設定キーにより予め定められる量であり、例えばトラックバッファRAM13の全容量の20%である。
トラックバッファRAM13に格納されている保持データは、AVデータと同様、バックエンド制御部12からの読み出し要求に従って順次読み出され、デコーダ4に転送(出力)される。
トラックバッファRAM13が保持データを記憶していることにより、次のリードコマンドが、現在のリードコマンドで指定されているアドレス(時点B)のデータよりも前のアドレスであって、時点Xまでのデータを要求するコマンドである場合、光ディスク装置1は、トラックバッファRAM13に格納されているデータをバックエンド側のデコーダ4に転送する(図2の(2)´の(X)参照)。そのため、光ディスク装置1は、次のリードコマンドで指定されたアドレスへPUヘッド2をシークさせて該アドレスのデータを光ディスク上から再度読み込むという時間を要する処理を行わなくとも済む。
ここで、次のリードコマンドが、現在のリードコマンドで指定されているアドレス(時点B)のデータよりも前のアドレスであって、時点Xまでのデータを要求するコマンドである場合とは、操作部10で巻戻しが行われ、時点X〜Bの範囲で再生が行われた場合、操作部10で巻戻し再生が行われた場合、又は操作部10で停止が行われた後、レジューム再生が行われた場合である。
以上により、次のリードコマンドが、現在のリードコマンドで指定されているアドレス(時点B)のデータよりも前のアドレスであって、時点Xまでのデータを要求するコマンドである場合、データ再生の処理時間を短縮することが可能となる。
逆に、次のリードコマンドが、現在のリードコマンドで指定されているアドレス(時点B)のデータよりも後のアドレスであって、時点Dまでのデータを要求するコマンドである場合でも、トラックバッファRAM13に格納されているデータをバックエンド側に転送するだけで済むので、先読み処理によるデータ再生の処理時間を短縮が可能となる。
なお、トラックバッファRAM13は、上述の通り、最も古く保持している該保持データから順に消去する。そのため、次のリードコマンドが、現在のリードコマンドで指定されているアドレス(時点B)のデータよりも、且つ最も古い保持データが格納されている時点Xよりも、前のアドレスのデータを要求するコマンドである場合、次のリードコマンドにより指定されたアドレスのデータは、消去されていて既にトラックバッファRAM13に格納されていない。この場合は、次のリードコマンドで指定されたアドレスへPUヘッド2をシークさせて該アドレスのデータを光ディスク100上から再度読み込む必要がある。ここで、トラックバッファRAM13の一定量が多ければ多いほど、この「トラックバッファRAM13に格納されていない」というケースが少なくなる。しかし、あまり多いと、今度は上記先読み処理に使用する容量が小さくなり、先読み処理によるデータ再生の処理時間を短縮することが困難となる。
ここで、再生回路3及びPUヘッド2が、本発明の「読取手段」に相当する。また、トラックバッファRAM13が、本発明の「更新記憶手段」に相当する。また、FE制御部11及びBE制御部12が、本発明の「制御手段」に相当する。
なお、実際の光ディスク装置では、読取時に、レーザ光の照射位置を光ディスクのトラックの中心に合わせるトラッキングサーボ制御と、レーザ光の合焦位置を光ディスクの記録面に合わせるフォーカスサーボ制御と、を行っているが、本発明の実施形態では図示を省略している。
図3は、本発明の実施形態である光ディスク装置のフロントエンド制御部が再生キー押下時に行う動作を示すフローチャートである。
操作部10で再生キーが押下されると、BE制御部12は、再生を開始する旨の要求(信号)をFE制御部11に伝送する。
BE制御部12から再生を開始する旨の要求を受信すると、FE制御部11は、保持データを20%確保する旨の制御信号をトラックバッファRAM13に伝送する(s1)。これにより、トラックバッファRAM13の保持データ記憶領域の容量が20%と確定する。
なお、上述の通り、この容量(20%)は可変である。FE制御部11は、操作部10の設定キーによりトラックバッファRAM13の一定量が設定されると、s1の処理によって該一定量を設定する。
次に、FE制御部11は、PUヘッド2及び再生回路3に指示して再生を開始する(s2)とともに、図2の説明で述べた先読み処理を開始する(s3)。これにより、再生が始まるとともに、先読みが行われる。
ここで、再生が行われている間、FE制御部11は、後述のs4、s9、及びs10において、操作部10で巻戻し、若しくは巻戻し再生が行われたか、又は操作部10で停止が行われた後、レジューム再生が行われたか、を判断する。判断肯定で、後述のs5に進む。
FE制御部11は、巻戻し、巻戻し再生又はレジューム再生が行われたか否か判断する(s4)。この判断は、BE制御部12から巻戻し又はレジューム再生の要求があったか否かにより判断する。ここで、レジューム再生は、停止が行われた後でないと意味をもたない操作であるので、レジューム再生操作が行われたと判断しない。
巻戻し、巻戻し再生又はレジューム再生が行われていなければ、FE制御部11は、巻戻し、巻戻し再生又はレジューム再生以外(その他)のコマンドが行われたか否か判断する(s9)。この判断も、s4と同様に、BE制御部12からその他のコマンドの要求があったか否かにより判断する。
その他のコマンドが行われていないと判断すると、s4に戻り処理を継続する。
一方、その他のコマンドが行われていると判断すると、FE制御部11は、その他のコマンドが停止コマンドか否か判断する(s10)。この判断は、BE制御部12から停止の要求があったか否かにより判断する。
FE制御部11は、停止が行われたと判断すると、s4に戻り処理を継続する。
一方、FE制御部11は、その他のコマンドが停止コマンドでないと判断すると、本処理を終了し、該その他のコマンドを実行する。例えば該その他のコマンドが早送り再生であれば、先読み処理によりトラックバッファRAM13に記憶しているデータをデコーダ4に転送する。従って、先読み処理によるデータ再生の処理時間を短縮することが可能となる。
一方、s4において、巻戻し、巻戻し再生又はレジューム再生が行われていると判断すれば、FE制御部11は、先読み処理を停止する(s5)。
そして、FE制御部11は、次のリードコマンドが、現在のリードコマンドで指定されているアドレス(時点B)のデータよりも前のアドレスであって、時点Xまでのデータを要求するコマンドであるか否か判断する(s6、図2(2)及び(2)´参照)。レジューム再生や巻戻し再生であれば、必ず現在トラックバッファRAM13が保持している保持データを参照することになるため、判断肯定となる。一方、巻戻しは、巻戻しの後に行われる再生位置により、現在のリードコマンドで指定されているアドレス(時点B)のデータよりも前のアドレスであっても、時点Xまでのデータを要求するのか否か、分かれる。巻戻しの後に行われる再生位置が時点BからXまでの範囲内であれば判断肯定となる(図2参照)。
s6において、次のリードコマンドが、現在のリードコマンドで指定されているアドレス(時点B)のデータよりも前のアドレスであって、時点Xまでのデータを要求するコマンドであると判断すれば、FE制御部11は、トラックバッファRAM13の保持データがデコーダ4に転送されることを許可し(s7)、本処理を終了する。つまり、FE制御部11及びBE制御部12は、トラックバッファRAM13の保持データをデコーダ4に読み出させる。
これにより、トラックバッファRAM13に格納されている保持データが、バックエンド制御部12からの読み出し要求に従って順次読み出され、デコーダ4に転送(出力)される。
以上より、データ再生の処理時間を短縮することが可能となる。
一方、s6において、次のリードコマンドが、現在のリードコマンドで指定されているアドレス(時点B)のデータよりも前のアドレスであって、時点Xまでのデータを要求するコマンドでないと判断すれば、FE制御部11は、次のリードコマンドで指定されたアドレスへPUヘッド2をシークさせて該アドレスのデータを光ディスク100上から読み込み(s8)、本処理を終了する。この場合、次のリードコマンドにより指定されたアドレスのデータは、消去されていて既にトラックバッファRAM13に格納されていないためである。
本発明の実施形態である光ディスク装置の主要な構成を示すブロック図 バッファRAMに記憶されているデータを示す図 本発明の実施形態である光ディスク装置のフロントエンド制御部が再生キー押下時に行う動作を示すフローチャート
符号の説明
1−光ディスク装置
2−ピックアップヘッド
3−再生回路
4−デコーダ
5−D/A回路
9−表示部
10−操作部
11−フロントエンド制御部
12−バックエンド制御部
13−トラックバッファRAM
14−デコードRAM
100−光ディスク
101−光ディスク装置
113−トラックバッファRAM

Claims (3)

  1. 再生時、装置本体にセットされているDVDにレーザ光を照射し、そのDVDから、リードコマンドによって指定されたアドレスのデータを読取る読取手段と、
    前記読取手段によって読取られたデータを一旦格納してから出力し、出力したデータを消去する更新記憶手段と、
    前記更新記憶手段に記憶されているデータをデコードするデコード手段と、
    前記DVDを再生するための再生キーと、前記DVDを巻き戻すための巻戻しキーと、を有する操作手段と、
    前記装置本体各部を制御する制御手段と、を備えた光ディスク装置において、
    前記更新記憶手段は、前記デコード手段に出力したデータを保持データとして保持しておき、該保持データが一定量より多くなると、最も古く保持している該保持データから順に消去し、
    前記制御手段は、
    前記操作手段の前記巻戻しキーが押下され、その後に前記再生キーが押下されると、そのリードコマンドにより指定されたアドレスのデータが前記更新記憶手段に格納されているかどうか判断し、
    前記更新記憶手段に格納されていると判断すると、前記更新記憶手段に記憶されている前記保持データを前記デコード手段にデコードさせ、
    前記更新記憶手段に格納されていないと判断すると、そのリードコマンドにより指定されたアドレスのデータを前記DVDから前記読取手段に読取らせ、
    前記更新記憶手段は、前記一定量が可変であり、
    前記操作手段は、前記更新記憶手段の前記一定量を設定する設定キーを有し、
    前記制御手段は、前記操作手段の前記設定キーにより前記一定量が設定されると、前記更新記憶手段の前記一定量を設定する光ディスク装置。
  2. 再生時、装置本体にセットされている光ディスクにレーザ光を照射し、その光ディスクから、リードコマンドによって指定されたアドレスのデータを読取る読取手段と、
    前記読取手段によって読取られたデータを一旦格納してから出力し、出力したデータを消去する更新記憶手段と、
    前記更新記憶手段に記憶されているデータをデコードするデコード手段と、
    前記光ディスクを再生するための再生キーと、前記光ディスクを巻き戻すための巻戻しキーと、を有する操作手段と、
    前記装置本体各部を制御する制御手段と、を備えた光ディスク装置において、
    前記更新記憶手段は、前記デコード手段に出力したデータを保持データとして保持しておき、該保持データが一定量より多くなると、最も古く保持している該保持データから順に消去し、
    前記制御手段は、
    前記操作手段の前記巻戻しキーが押下され、その後に前記再生キーが押下されると、そのリードコマンドにより指定されたアドレスのデータが前記更新記憶手段に格納されているかどうか判断し、
    前記更新記憶手段に格納されていると判断すると、前記更新記憶手段に記憶されている前記保持データを前記デコード手段にデコードさせ、
    前記更新記憶手段に格納されていないと判断すると、そのリードコマンドにより指定されたアドレスのデータを前記光ディスクから前記読取手段に読取らせる光ディスク装置。
  3. 前記更新記憶手段は、前記一定量が可変であり、
    前記操作手段は、前記更新記憶手段の前記一定量を設定する設定キーを有し、
    前記制御手段は、前記操作手段の前記設定キーにより前記一定量が設定されると、前記更新記憶手段の前記一定量を設定する請求項に記載の光ディスク装置。
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