JP4077593B2 - ディジタル・カメラおよびその制御方法 - Google Patents
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Description
【技術分野】
この発明は,シャッタ・レリーズ・ボタンおよび所定の機能を実行する指令を与えるための指令ボタンを備えたディジタル・カメラならびにその制御方法に関する。
【0002】
【発明の背景】
一般的に右利きの人間が多いことから,カメラのユーザも右利きが多い。このためにカメラは,右利きのユーザが取り扱い易いように設計されている。たとえば,シャッタ・レリーズ・ボタンは,右手の人差し指で押すことができるように,カメラの上面の右端部に配置されていることが多い。
【0003】
カメラは,右利き用のユーザが取り扱いやすいように設計されていることが多いので,左手を用いた操作は容易ではない。左利きのユーザ,右手をけがしているユーザは,カメラの操作が難しい。
【0004】
左手で簡単に操作できるようにするために,左手用のシャッタ・レリーズ・ボタンなどを新たに設けると,カメラのコスト・アップを招いてしまう。
【0005】
【発明の開示】
この発明は,カメラのコスト・アップを防ぎつつ,左手で比較的容易に操作できるようにすることを目的とする。
【0006】
この発明によるディジタル・カメラは,シャッタ・レリーズ・ボタン,所定の機能を実行する指令を与えるための指令ボタン,右手操作または左手操作を設定する操作設定手段,および上記操作設定手段により右手操作が設定されたときに,上記シャッタ・レリーズ・ボタンの押し下げに応じてシャッタ・レリーズ動作を行い,上記操作設定手段により左手操作が設定されたことにより上記指令ボタンの押し下げに応じてシャッタ・レリーズ動作を行う制御手段を備えていることを特徴とする。
【0007】
この発明は,上記ディジタル・カメラに適した制御方法も提供している。すなち,この方法は,シャッタ・レリーズ・ボタンおよび所定の機能を実行する指令を与えるための指令ボタンを備えたディジタル・カメラにおいて,右手操作または左手操作の設定を可能とし,右手操作が設定されたときに,上記シャッタ・レリーズ・ボタンの押し下げに応じてシャッタ・レリーズ動作を行い,左手操作が設定されたことにより上記指令ボタンの押し下げに応じてシャッタ・レリーズ動作を行うものである。
【0008】
この発明によると,ディジタル・カメラには,上記シャッタ・レリーズ・ボタンの他に上記指令ボタンが設けられている。ディジタル・カメラには,シャッタ・レリーズ・ボタンの他に所定の機能(モード設定の機能,表示装置が設けられているときには,その表示装置のオン,オフの機能など)を実行するための上記指令ボタン(シャッタ・レリーズ・ボタンを除くボタン)が設けられている。この発明は,このようにディジタル・カメラにすでに存在する指令ボタンを利用している。
【0009】
右手操作が設定されると,上記シャッタ・レリーズ・ボタンの押し下げに応じてシャッタ・レリーズ動作が行われる。左手操作が設定されると,上記指令ボタンの押し下げに応じてシャッタ・レリーズ動作が行われる。
【0010】
上記シャッタ・レリーズ・ボタンは,右利きのユーザが取り扱いやすい位置に設けられている。したがって,右利きのユーザは,従来通りシャッタ・レリーズ・ボタンの取り扱いが容易である。上記指令ボタンは,上記シャッタ・レリーズ・ボタンとは異なる位置に設けられている。左利きのユーザは,上記指令ボタンを押すことによりシャッタ・レリーズができるようになる。比較的容易にシャッタ・レリーズが可能となる。
【0011】
上記指令ボタンは,すでにディジタル・カメラに存在するようなボタンが用いられるが,好ましくは,左手で操作しやすい位置に設けられているボタンが上記指令ボタンとして用いられよう。もちろん,必要に応じて上記指令ボタンを押しやすいように,カメラを所定の角度回転させて構えることにもなろう。カメラを所定の角度回転させて構える場合において,ディジタル・カメラに表示装置が設けられているときには,その回転に応じて,表示装置の画像の表示方向が変えられることとなる。
【0012】
上記指令ボタンは,すでにカメラに存在するものであるから,新たにボタンを設ける必要もない。カメラのコスト・アップを防止できる。
【0013】
リセット指令が与えられることにより上記操作設定手段による設定をリセットするようにしてもよい。この場合,好ましくは,リセット指令が与えられることにより右手操作の設定にリセットする。
【0014】
カメラのユーザは,右利きが多い。右利きのユーザであれば,再び右手操作または左手操作を設定することが不要となる。
【0015】
自動露光調整および自動焦点調整の少なくとも一方の処理を行う前処理回路が設けられているディジタル・カメラもある。このようなディジタル・カメラでは,上記シャッタ・レリーズ・ボタンは,二段階の押し下げが可能なものである。この場合には,右手操作が設定されているときに,上記シャッタ・レリーズ・ボタンの第一段階の押し下げに応答して上記前処理回路における処理を行い,第二段階の押し下げに応答してシャッタ・レリーズを行う。また,左手操作が設定されているときに,上記指令ボタンの第一回目の押し下げに応答して上記前処理回路における処理を行い,第二回目の押し下げに応答してシャッタ・レリーズ動作を行う。左手で自動露光調整,自動焦点調整の指令を与えることが比較的簡単にできるようになる。
【0016】
【実施例の説明】
この実施例によるディジタル・スチル・カメラは,右手の指を用いて比較的容易にシャッタ・レリーズ動作を行わせることができ,かつ左手の指を用いても比較的容易にシャッタ・レリーズ動作を行わせることができるものである。
【0017】
図1および図2は,ディジタル・スチル・カメラの外観を示し,右手でシャッタ・レリーズ動作を行わせる場合の様子を示している。これらの図において,ディジタル・スチル・カメラ1を持つ右手Rhが鎖線で図示されている。
【0018】
図1は,ディジタル・スチル・カメラ1の正面図である。
【0019】
ディジタル・スチル・カメラ1の正面の右上には,光学的ビュー・ファインダ3が設けられている。光学的ビュー・ファインダ3の左下には,撮像レンズ9が設けられている。また,ディジタル・スチル・カメラ1の正面の左上には,ストロボ8が設けられている。
【0020】
ディジタル・スチル・カメラ1の上面には,正面から見て左側にシャッタ・レリーズ・ボタン2が形成されている。
【0021】
図2は,ディジタル・スチル・カメラ1の背面図である。
【0022】
ディジタル・スチル・カメラ1の背面において右上側には,モード設定ダイアル4が回転自在に形成されている。モード設定ダイアル4の左側には,指標6が形成されている。この指標6に所望のモードが位置決めされるようにモード設定ダイアル4がユーザによって回される。モードには,被写体を撮影する撮影モード,メモリ・カードに記録されている画像を再生する再生モード,カメラの各種セットアップ項目を設定するためのセットアップ・モードなどがある。
【0023】
モード設定ダイアル4の内側には,上下左右キー5が設けられている。上下左右キー5には,上矢印,下矢印,右矢印および左矢印が押下可能に形成されている。
【0024】
ディジタル・スチル・カメラ1の背面の左下部分には,撮影した画像および再生した画像を表示するための表示画面7が形成されている。
【0025】
表示画面7の上には,表示画面7に画像を表示するときにユーザによって押される表示ボタン12,電源のオン/オフを制御する電源ボタン12およびメニュー画像を表示する,および実行指令を与えるためのメニュー/実行ボタン14が形成されている。
【0026】
図1および図2を参照して,ディジタル・スチル・カメラ1を右手で操作する場合には,右手Rhの手のひらでディジタル・スチル・カメラ1の右半体を包み込むようにもつ。人差し指をのばすと,丁度人差し指Ffの腹がシャッタ・レリーズ・ボタン2の上に位置決めされる。右手の人差し指Ffでシャッタ・レリーズ・ボタン2を簡単に押すことができる。また,右手の親指Th1は,丁度メニュー/実行ボタン14上にくる。右手Rhの親指Th1によって,メニュー/実行ボタン14を簡単に押すことができる。
【0027】
図3および図4は,ディジタル・スチル・カメラの外観を示し,左手でシャッタ・レリーズ動作を行わせる場合の様子を示している。これらの図において,ディジタル・スチル・カメラ1を持つ左手Lhが鎖線で図示されている。
【0028】
左手でシャッタ・レリーズを行うときには,メニュー/実行ボタン14がシャッタ・レリーズ・ボタン2の代わりとなる。メニュー/実行ボタン14を押すことによりシャッタ・レリーズ動作が行われる。詳しくは,以下の説明によって明らかとなろう。
【0029】
左手でシャッタ・レリーズを行うときには,ディジタル・スチル・カメラ1は,右手でシャッタ・レリーズを行うときに比べて正面から見て反時計回りに90度回転させられる。90度回転した状態で,左手Lhがディジタル・スチル・カメラ1の左半体(回転していない状態では,下半体)を包み込むようにもつ。
【0030】
ディジタル・スチル・カメラ1の左半体を左手Lhで包み込むようにもつと,左手Lhの親指Th2は,丁度メニュー/実行ボタン14上に位置決めされる。左手の親指Th2でメニュー/実行ボタン14を容易に押すことができる。
【0031】
右手操作用に設定されているか左手操作用に設定されているかを表示画面9上に表示することが好ましい。右手操作と左手操作とを誤操作することを未然に防止できる。
【0032】
図5は,セットアップ・モードにおいて,表示画面7に表示されるメニュー画像の一例である。
【0033】
メニュー画像には,セットアップ項目を表示する領域16およびそのセットアップ項目においてセットされた内容を表示する領域17が含まれている。
【0034】
領域16に表示されるセットアップ項目には,次に示すものがある。
【0035】
クオリティー:
記録する圧縮率を設定する項目である。「ファイン」と「ノーマル」と「ベーシック」とがある。「ファイン」は,低圧縮率を示し,「ノーマル」は,中位の圧縮率を示し,「ベーシック」は,高圧縮率を示している。
【0036】
ピクセル:
記録する画素数を設定する項目である。水平方向1800画素垂直方向1200画素と水平方向640画素垂直方向480画素とがある。
【0037】
シャープネス:
鮮鋭度を設定する項目であり,A,B,CおよびDの4段階の設定が可能である。設定Aは,最も鮮明に画像を記録するときに設定されるものである。設定Bは,次に鮮明に画像を記録するときに設定されるものであり,パーソナル・コンピュータ,プリンタなどでの大サイズ・プリント,ビデオ・プロジェクタ出力のときに設定されるものである。設定Cは,次に鮮明に画像を記録するときに設定されるものであり,通常の撮影において設定される。設定Dは,最も鮮明度が低く,パーソナル・コンピュータでの処理に適するものである。
【0038】
オート・パワー・オフ:
オート・パワー・オフ機能を使用するかどうかを設定するものである。有効と無効の設定が可能である。オート・パワー・オフ機能を使用する場合には,有効が設定され,オート・パワー・オフ機能を使用しない場合には,無効が設定される。
【0039】
LCD:
撮影モードに設定したときに,表示画面9を自動的にオンするかオフするかを設定するものである。
【0040】
操作:
シャッタ・レリーズを右手または左手のどちらの手で操作するかを設定するものである。左手または右手の設定が可能である。左手が設定されることにより,メニュー/実行ボタン14の押し下げに応答してシャッタ・レリーズ動作が行われる。右手が設定されることにより,シャッタ・レリーズ・ボタン2の押し下げに応答してシャッタ・レリーズ動作が行われる。
【0041】
ビープ:
ディジタル・スチル・カメラを操作したときの音量を設定するものである。大,中および小の3段階に設定することができる。
【0042】
日時:
日時を設定するものである。
【0043】
リセット:
セットアップ項目をリセットするものである。
【0044】
この実施例によるディジタル・スチル・カメラ1では,上述したように右手操作と左手操作との設定が可能である。右手操作が設定されているときには,メニュー/実行ボタン14が押されることにより白黒反転している項目について,項目の設定が確定する。左手操作が設定されているときには,シャッタ・レリーズ・ボタン2が右手操作におけるメニュー/実行ボタン14の役割をする。したがって,シャッタ・レリーズ・ボタン2が押されることにより反転している項目についての設定が確定する。
【0045】
メニュー/実行ボタン14が押されると反転している項目についての設定が確定する。上下左右キー5のうち,上矢印を一度押すことにより現在反転している項目の上の項目が反転し,その項目についての設定ができるようになる。上下左右キー5のうち,下矢印を一度押すことにより現在反転している項目の下の項目が反転する。上下左右キー5のうち,左矢印または右矢印を押すことにより,現在反転している項目の内容が変わる(たとえば,操作項目であれば,右手操作と左手操作とに変わる)。
【0046】
図6は,ディジタル・スチル・カメラ1の電気的構成を示すブロック図である。
【0047】
ディジタル・スチル・カメラ1の全体の動作は,CPU20によって統括される。
【0048】
上述したシャッタ・レリーズ・ボタン2は,二段ストローク・タイプのもので,第一段階の押し下げに応じて第一の出力信号がCPU20に入力し,第二段階の押し下げに応じて第二の出力信号がCPU20に入力する。電源ボタン13およびメニュー/実行ボタン14からの出力信号もCPU20に入力する。
【0049】
この実施例によるディジタル・スチル・カメラ1は,右手で操作するときには,シャッタ・レリーズ・ボタン2の第一段階の押し下げに応じて被写体の測光および被写体までの距離が測定され,第二段階の押し下げに応じて被写体像を表す画像データがメモリ・カードに記録される。また,左手で操作するときには,メニュー/実行ボタン14の第一回目の押し下げに応じて被写体の測光および被写体までの距離が測定され,第二回目の押し下げに応じて被写体像を表す画像データがメモリ・カードに記録される。
【0050】
図2においては,表示ボタン12,モード設定ダイアル4および上下左右キー5については図示が省略されているが,これらのボタン等から出力される信号もCPU20に入力するのはいうまでもない。
【0051】
ディジタル・スチル・カメラ1には,被写体の明るさを測定するための測光回路21および被写体までの距離を測定する測距回路22が含まれている。これらの回路21および22から出力される信号もCPU20に入力する。もちろん,測光回路21および測距回路22を設けずに,後述するように,被写体を撮像して得られる画像データにもとづいて自動露光調整および自動焦点調整を行うようにしてもよい。
【0052】
ディジタル・スチル・カメラ1には,撮像レンズ9の位置を駆動するための駆動モータ23が含まれている。測距回路22によって得られた被写体までの距離にもとづいて,被写体像がCCD26の受光面上に結像するように駆動モータ23が制御させられる。
【0053】
CCD26は,タイミング・ジェネレータ24によって駆動される。CCD26から被写体像を表す映像信号が出力される。CCD26から出力した映像信号は,アナログ信号処理回路27に入力し,ガンマ補正,白バランス調整などの所定のアナログ信号処理が行われる。アナログ信号処理回路27から出力された映像信号は,アナログ/ディジタル変換回路28に入力する。アナログ/ディジタル変換回路28において,アナログ映像信号がディジタル画像データに変換される。変換されたディジタル画像データは,ディジタル信号処理回路29に与えられる。
【0054】
ディジタル信号処理回路29において,輝度データおよび色データの生成処理などの所定のディジタル信号処理が行われる。
【0055】
ディジタル信号処理回路29から出力された画像データは,ディジタル/アナログ変換回路31において再びアナログ映像信号に変換される。変換されたアナログ映像信号が表示装置32に与えられることにより,表示画面9上に被写体像が表示される。
【0056】
この実施例によるディジタル・スチル・カメラ1は,右手で操作するときには,シャッタ・レリーズ・ボタン2の第二段階の押し下げがあると上述したようにして,ディジタル信号処理回路29から出力された画像データが,圧縮回路30に与えられる。圧縮回路30において,被写体像を表す画像データがデータ圧縮されてメモリ・カードに記録される。左手で操作するときには,メニュー/実行ボタン14の第二回目の押し下げがあると,同様に画像データがデータ圧縮されてメモリ・カードに記録される。
【0057】
図7は,ディジタル・スチル・カメラ1を右手で操作するときの処理手順を示すフローチャートである。
【0058】
まず,電源ボタン13によりディジタル・スチル・カメラ1の電源がオンされる(ステップ41)。ユーザによってモード設定ダイアル4が回され撮影モードが選択される(ステップ42)。すると,被写体が撮像され,被写体像が表示装置32の表示画面9上に表示される。
【0059】
ディジタル・スチル・カメラ1は,初期状態では,操作モードは右手用に設定されている。このためにシャッタ・レリーズ・ボタン2の第一段階の押し下げがあると(ステップ43でYES),測光回路21により被写体像の明るさが測光され,かつ測距回路22により被写体までの距離が測定される(ステップ44)。被写体の明るさにもとづいて,CCD26の露光時間が決定する。また,被写体までの距離にもとづいて,撮像レンズ9の駆動量が制御される。
【0060】
シャッタ・レリーズ・ボタン2の第二段階の押し下げがあると(ステップ45でYES),被写体像を表す画像データが圧縮されてメモリ・カードに記録される。
【0061】
図8は,ディジタル・スチル・カメラ1を左手で操作するときの処理手順を示すフローチャートである。
【0062】
電源ボタン13によりディジタル・スチル・カメラ1の電源がオンとされる(ステップ51)。モード設定ダイアル4によりセットアップ・モードが選択される(ステップ52)。セットアップ・モードにおいて,操作が「左手」に設定される(ステップ53)。もちろん,すでに操作が「左手」に設定されているときには,ステップ52および53の処理は,スキップされるのはいうまでもない。
【0063】
モード設定ダイアル4が回され撮影モードが選択される(ステップ54)。上述したように,左手で操作するときには,右手で操作するときに比べてカメラ1が90度反時計方向に回転させられる。このために,右手操作のときと左手操作のときとで表示画面7上に表示される被写体像の表示方向が同じであると,見づらいものとなる。好ましくは,表示画面7上における被写体像の表示方向もカメラに回転方向に応じて変わるように表示装置32が制御される。
【0064】
メニュー/実行ボタン14の第一回目の押し下げがあると(ステップ55でYES),測光回路21により被写体の測光および被写体までの距離の測定がそれぞれ行われる(ステップ56)。
【0065】
メニュー/実行ボタン14の第二回目の押し下げがあると(ステップ57でYES),上述したように圧縮された画像データがメモリ・カードに記録される(ステップ58)。
【0066】
このように左手操作が設定されていると,メニュー/実行ボタン14を操作することにより被写体の測光,被写体までの距離の測定および画像データの記録が行われる。左利きのユーザであっても操作が比較的簡単である。
【0067】
図9は,左手操作の設定を解除するリセット処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0068】
左手操作の設定を解除する場合,ユーザはメニュー/実行ボタン14を押しながら,電源ボタン13をオンする(ステップ61)。すると,左手操作の設定が右手操作に戻る(ステップ62)。
【0069】
一台のディジタル・スチル・カメラ1を右利きのユーザと左利きのユーザとで共有するときに便利である。左利きのユーザが使用するときには再び左手操作に設定されるのはいうまでもない。
【0070】
上述した実施例においては,左手操作のときには,右手操作に比べてカメラを反時計方向に90度回転させているが,必ずしも回転せずに右手操作のときに右手の指でシャッタ・レリーズ・ボタン2を押し,左手操作のときに左手の指でメニュー/実行ボタン14を押すようにしてもよい。
【0071】
また,左手操作のときには,メニュー/実行ボタン14の押し下げに応じて測光,測距および画像データの記録の各処理を実行しているが,メニュー/実行ボタン14以外のボタンを用いるようにしてもよいのはいうまでもない。さらに,左手操作が選択したときにどのボタンにシャッタ・レリーズ機能をもたせるかを選択できるようにしてもよい。ユーザの使いやすいボタンにシャッタ・レリーズ機能を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】右手でディジタル・スチル・カメラを操作する様子を示している。
【図2】右手でディジタル・スチル・カメラを操作する様子を示している。
【図3】左手でディジタル・スチル・カメラを操作する様子を示している。
【図4】左手でディジタル・スチル・カメラを操作する様子を示している。
【図5】メニュー画像を示している。
【図6】ディジタル・スチル・カメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図7】右手操作の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】左手操作の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】リセットの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ディジタル・スチル・カメラ
2 シャッタ・レリーズ・ボタン
4 モード設定ダイアル
5 上下左右キー
13 電源ボタン
14 メニュー/実行ボタン
20 CPU
21 測光回路
22 測距回路
Claims (5)
- シャッタ・レリーズ・ボタン,
所定の機能を実行する指令を与えるための指令ボタン,
右手操作または左手操作を設定する操作設定手段,および
上記操作設定手段により右手操作が設定されたときに,上記シャッタ・レリーズ・ボタンの押し下げに応じてシャッタ・レリーズ動作を行い,上記操作設定手段により左手操作が設定されたことにより上記指令ボタンの押し下げに応じてシャッタ・レリーズ動作を行う制御手段,
を備えたディジタル・カメラ。 - リセット指令が与えられることにより上記操作設定手段による設定をリセットするリセット手段をさらに備えた請求項1に記載のディジタル・カメラ。
- 上記リセット手段は,リセット指令が与えられることにより右手操作の設定にリセットされるものである,請求項2に記載のディジタル・カメラ。
- 自動露光調整および自動焦点調整の少なくとも一方の処理を行う前処理回路をさらに備え,
上記シャッタ・レリーズ・ボタンは,二段階の押し下げが可能であり,
上記制御手段は,上記操作設定手段により右手操作が設定されているときに,上記シャッタ・レリーズ・ボタンの第一段階の押し下げに応答して上記前処理回路における処理を行い,第二段階の押し下げに応答してシャッタ・レリーズを行い,上記操作設定手段により左手操作が設定されているときに,上記指令ボタンの第一回目の押し下げに応答して上記前処理回路における処理を行い,第二回目の押し下げに応答してシャッタ・レリーズ動作を行うものである,
請求項1に記載のディジタル・カメラ。 - シャッタ・レリーズ・ボタンおよび所定の機能を実行する指令を与えるための指令ボタンを備えたディジタル・カメラにおいて,
右手操作または左手操作の設定を可能とし,
右手操作が設定されたときに,上記シャッタ・レリーズ・ボタンの押し下げに応じてシャッタ・レリーズ動作を行い,
左手操作が設定されたことにより上記指令ボタンの押し下げに応じてシャッタ・レリーズ動作を行う,
ディジタル・カメラの制御方法。
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