JP4076996B2 - 電子写真用トナー - Google Patents
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Description
前記結着樹脂が、芳香族系のアルコール成分を反応させて成るポリエステル樹脂であり、酸価が、4〜31mgKOH/gであり、
前記帯電制御剤が、アルカリ性ベントナイトと有機カチオンから成る塩構造を有し、体積平均粒径D50が、2〜9μmであり、添加量が、0.4〜6重量%であり、
前記ワックスが、無極性パラフィンワックスであり、DSC吸収ピーク温度が、68〜103℃であり、添加量が、0.7〜11重量%であることを特徴とする電子写真用トナーである。
また本発明は、少なくとも結着樹脂と、着色剤と、帯電制御剤と、ワックスとを含有する電子写真用トナーにおいて、
前記結着樹脂が、芳香族系のアルコール成分を反応させて成るポリエステル樹脂であり、酸価が、5〜28mgKOH/gであり、
前記帯電制御剤が、アルカリ性ベントナイトと有機カチオンから成る塩構造を有し、体積平均粒径D50が、2〜7μmであり、添加量が、0.6〜4重量%であり、
前記ワックスが、無極性パラフィンワックスであり、DSC吸収ピーク温度が、71〜98℃であり、添加量が、1.5〜9重量%であることを特徴とする電子写真用トナーである。
本発明は、前記着色剤の添加量が、2〜20重量%であることを特徴とする。
本発明の電子写真用トナーを構成する結着樹脂は、従来公知のアルコール成分が芳香族系であるポリエステル樹脂を用いることができ、また1種または2以上を組み合わせて使用することができる。
pH7〜12のベントナイト10gを80℃で1時間撹拌することにより脱イオン水300mlに分散させ、ベントナイト懸濁液を調整する。次いで、濃度77%のジステアリルジメチルアンモニウムクロリド(DSDMAC)水溶液5.3gを、希NaOH溶液を用いてpH約9に調節した後、ベントナイト懸濁液に添加し、80℃で1時間撹拌、濾別し、脱イオン水で数回洗浄した後、真空下60℃で乾燥させ、小粒径化処理を施し、平均体積粒径D50が、種々異なる帯電制御剤(有機ベントナイト)を作製した。作製した帯電制御剤の平均体積粒径D50は、下記表1の各実施例及び比較例記載の通りである。
・ ポリエステル樹脂(酸価:21mgKOH/g)
芳香族系アルコール成分:PO−BPAとEP−BPA
酸成分:フマル酸と無水メリット酸
87.5重量%
・ C.I.Pigment Blue 15:1 5重量%
・ 無極性パラフィンワックス (DSCピーク78℃、重量平均分子量Mw8.32×10 2 ) 6重量%
・ 帯電制御剤 (上記製造例にて作成した体積平均粒径 2μm) 1.5重量%
上記無極性パラフィンワックスMwは周知のとおり重量平均分子量を示すものである。
ポリエステル樹脂の酸価を下記表1に示すように5mgKOH/gに変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
ポリエステル樹脂の酸価を表1に示すように28mgKOH/gに変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
ポリエステル樹脂の酸価を表1に示すように4mgKOH/gに変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
ポリエステル樹脂の酸価を表1に示すように31mgKOH/gに変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
帯電制御剤の有機ベントナイトの体積平均粒径を表1に示すように7μmに変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
帯電制御剤の有機ベントナイトの体積平均粒径を表1に示すように9μmに変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
帯電制御剤の有機ベントナイトの重量部数を表1に示すように0.4重量%に変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
帯電制御剤の有機ベントナイトの重量部数を表1に示すように0.6重量%に変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
帯電制御剤の有機ベントナイトの重量部数を表1に示すように4重量%に変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
帯電制御剤の有機ベントナイトの重量部数を表1に示すように6重量%に変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
ワックスの無極性パラフィンワックスのDSCピーク温度を表1に示すように71℃に変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
ワックスの無極性パラフィンワックスのDSCピーク温度を表1に示すように68℃に変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
ワックスの無極性パラフィンワックスのDSCピーク温度を表1に示すように98℃に変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
ワックスの無極性パラフィンワックスのDSCピーク温度を表1に示すように103℃に変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
ワックスの無極性パラフィンワックスの重量部数を表1に示すように1.5重量%に変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
ワックスの無極性パラフィンワックスの重量部数を表1に示すように0.7重量%に変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
ワックスの無極性パラフィンワックスの重量部数を表1に示すように9重量%に変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
ワックスの無極性パラフィンワックスの重量部数を表1に示すように11重量%に変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
ポリエステル樹脂を表1に示すように脂肪族系のアルコール成分からなる
アルコール成分:エチレングリコール及びジエリレングリコールとネオペンチルグリコール
酸成分:ナフレンンジカルボン酸とテレフタル酸
からなるポリエステル樹脂に変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
電制御剤を表1に示すようにサルチル酸のジルコニウム化合物に変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
帯電制御剤を表1に示すようにサルチル酸のジルコニウム化合物に変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
ワックスを表1に示すようにカルナバに変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
ワックスを表1に示すようにポリエチレンに変更した以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
i.初期の帯電量
現像剤を市販の二成分現像装置を有する複写機(シャープ(株)AR−C160)にセットし、常温常湿下において3分間空転した後、現像剤を採取し、吸引式帯電量測定装置(TREK社:210H−2A Q/M Meter)で帯電量を測定した。帯電量が−20μC/g以上であれば利用可、−25μC/g以上で良好と判断した。
キャリア(シリコンコートフェライトコアキャリア)0.95gとトナー0.05gが入った5mlのガラス瓶を32rpmの回転培養機で1分撹拌した後、現像剤を採取し、吸引式帯電量測定装置で帯電量を測定した。また3分間撹拌した後、同様に帯電量を測定した。1分後と3分後の帯電量の差が絶対値で7μC/g以下で利用可、5μC/g以下であれば良好と判断した。
キャリア(シリコンコートフェライトコアキャリア)76gとトナー4gが入った100mlのポリエチレン容器を150rpmのボールミルで60分撹拌した後、現像剤の帯電量を測定し、高温高湿下に曝露した。1日後、3日後、10日後の現像剤の帯電量を測定し、初日の帯電量との差が絶対値で7μC/g以下であれば利用可、5μC/g以下であれば良好と判断した。
現像剤を市販の二成分現像装置を有する複写機(シャープ(株)AR−C160)にセットし、常温常湿下においてベタ画像を50000枚実写した後、画像部の画像濃度および非画像部の白色度、現像剤の帯電量を測定した。画像濃度は、X−Rite938分光測色濃度計により測定し、画像濃度が1.4以上であれば良好と判断した。白色度は、日本電色工業(株)製SZ90型分光式色差計を用いて三刺激値X、Y、Zを求め、ΔXの値が0.7以下であれば利用可、0.5以下で良好と判断した。現像剤の帯電量は吸引式帯電量測定装置にて測定し、初期の帯電量との差が絶対値で7μC/g以下であれば利用可、5μC/g以下であれば良好と判断した。
市販のフルカラー複写機(シャープ(株)ARC−260)の定着装置(オイルレス方式)を改造し、ローラ温度を自由に設定できる外部定着機を用い、紙送りを120mm/secに固定し、100℃〜230℃まで温度を5℃ずつ変更した。この時、未画像部に画像が再転写するオフセット現象を観察し、画像が再転写しない温度を非オフセット温度とした。
以上のiからvの評価結果を表2に示す。総合評価、◎、○、×の三段階で評価した。
Claims (3)
- 少なくとも結着樹脂と、着色剤と、帯電制御剤と、ワックスとを含有する電子写真用トナーにおいて、
前記結着樹脂が、芳香族系のアルコール成分を反応させて成るポリエステル樹脂であり、酸価が、4〜31mgKOH/gであり、
前記帯電制御剤が、アルカリ性ベントナイトと有機カチオンから成る塩構造を有し、体積平均粒径D50が、2〜9μmであり、添加量が、0.4〜6重量%であり、
前記ワックスが、無極性パラフィンワックスであり、DSC吸収ピーク温度が、68〜103℃であり、添加量が、0.7〜11重量%であることを特徴とする電子写真用トナー。 - 少なくとも結着樹脂と、着色剤と、帯電制御剤と、ワックスとを含有する電子写真用トナーにおいて、
前記結着樹脂が、芳香族系のアルコール成分を反応させて成るポリエステル樹脂であり、酸価が、5〜28mgKOH/gであり、
前記帯電制御剤が、アルカリ性ベントナイトと有機カチオンから成る塩構造を有し、体積平均粒径D50が、2〜7μmであり、添加量が、0.6〜4重量%であり、
前記ワックスが、無極性パラフィンワックスであり、DSC吸収ピーク温度が、71〜98℃であり、添加量が、1.5〜9重量%であることを特徴とする電子写真用トナー。 - 前記着色剤の添加量が、2〜20重量%であることを特徴とする請求項1または2記載の電子写真用トナー。
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