JP4076921B2 - グランド接続構造、表示装置、およびグランド接続方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は表示装置、特に液晶表示装置に用いられるフレキシブル配線基板(FPC:Flexible Printed circuit)のグランド接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、液晶表示装置等の表示装置における表示パネルを駆動する回路を搭載した回路基板を接地するため、表示装置裏面の金属筐体に板バネ状の構造物を形成し、その板バネ部分に回路基板を接触させていた。
【0003】
具体的には、図6(a)に示すように、液晶表示装置裏面に設けられた金属筐体の一部を同図中斜線部にて示すようにU字状に切欠く。そして、U字状に切り欠くことにより形成される舌片100を、図6(b)に示すように、液晶表示パネル110の駆動回路が実装されたFPC120側に折り曲げることにより板バネを形成し、FPC120を舌片100に接地させていた。
【0004】
また、上述の接地方法とは別に、導電性片面テープをFPCのグランドパターン部および金属筐体へ貼り付けることによって導通を取る方法もある。なお、グランドパターン部とは、FPCにおける接地すべき部位のことである。
【0005】
また、FPCを接地する方法として、特許文献1は、FPCを筐体にビスを用いて取り付ける方法を開示している。
【0006】
また、特許文献2は、モールド筐体または金属筐体に形成された凸形状部と、他方の筐体に形成された板バネ状の弾性押圧部とにより駆動回路基板を挟持することにより、駆動回路基板を金属筐体に接地する方法を開示している。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−271863号公報(1996年10月18日公開)
【0008】
【特許文献2】
特開2001−75077号公報(2001年3月23日公開)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、金属筐体に板バネを形成してFPCを接地する構成では、図6(a)に示すように、金属筐体を切り欠いた部分に開口部130が形成されてしまう。そして、この開口部130からバックライト光源140の光が液晶表示装置外部へ漏れてしまい、例えば液晶表示装置を用いた製品に設けられているスイッチボタン等へ光が導光されてしまう悪影響を製品に及ぼすという問題があった。
【0010】
また、液晶表示装置の低EMI(Electro-Magnetic Interference)化のためにはFPC120をより多くの箇所において接地することが好ましい。しかしながらそのためには、金属筐体におけるより多くの箇所を切り欠いて上述の板バネを形成する必要があるので、必然的に金属筐体に設けられる開口部の面積が増えることになる。すなわち、不要輻射の増大を招くと共に液晶表示装置外部に漏れるバックライト光源140の光量がさらに多くなってしまうという問題がある。
【0011】
また、導電性片面テープを用いてFPCを接地する方法の場合、導電性片面テープの導電性接着剤自体に数オームの抵抗値を有しているので、FPCを確実に接地するために、導電性片面テープとFPCとの接触面積を多くし接続抵抗を下げる必要がある。すなわち、FPCのグランドパターン部面積を多く取るとともに、導電性テープの面積も大きくする必要があるので、液晶表示装置が大型化するおそれがある。
【0012】
また、導電性片面テープが経時的に劣化することによって金属筐体と該テープとの接続抵抗が増加することもある。さらに、車載環境のように周囲温度が高温となる使用環境では、該テープの密着度が低下し、抵抗値が増大する場合もある。また、部品点数が増えるとともに、テープの貼り付け作業が必要なため、製造コストが増大してしまう。
【0013】
また、特許文献1に記載された方法では、ビスを締め付ける側のモールド筐体(プラスチックシャーシ)の厚みをある程度確保する必要があるので、表示装置の省レイアウト化および薄型化を実現することが困難である。さらに、ビスを用いるために部品点数が増えるとともに、製造工程においてビス締め作業が必要であるため、製造コストの低減を実現することが困難である。
【0014】
また、特許文献2に記載された方法では、弾性押圧部により押圧されても撓まないような剛性が駆動回路基板に必要である。したがって、樹脂フィルム製のFPCが駆動回路基板として用いられている場合には用いることができない方法である。
【0015】
さらに、液晶表示装置を車載して使用するような環境の下(温度条件が85℃を超えるような環境)では、液晶表示装置の周囲の温度が85℃を超え、弾性押圧部が熱変形する場合がある。
【0016】
ここで、特許文献2に記載された方法では、金属筐体あるいはモールド筐体の一部を切り起こして形成された板バネを弾性押圧部としている。したがって、このように弾性押圧部が熱変形すると、板バネ部分と筐体部分との接続部位における剛性が低下し、弾性押圧部が駆動回路基板を押圧する力が極端に低下する。このように押圧する力が低下することは、駆動回路基板と金属筐体との接続が安定しない原因となる。
【0017】
また、モールド筐体に弾性押圧部を形成することにより該筐体に開口部が形成されるので、バックライト光源の光が液晶表示装置外部へ漏れてしまう。このような光漏れにより、例えば液晶表示装置を用いた製品に設けられているスイッチボタン等へ悪影響を与えるような光が入光されてしまうという問題がある。
【0018】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、表示装置の低EMI化とスイッチボタン等へ悪影響を与えるような光の漏れ防止とを同時に実現するとともに、表示装置の小型化および製造コストの低減を実現し、周囲温度が高温となる使用環境においても良好にFPCを金属筐体に接地し得るグランド接続構造、表示装置、およびグランド接続方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のグランド接続構造は、モールド筐体と金属筐体との間に保持されるとともに、表示パネルに信号を入力するフレキシブル配線基板を有する表示装置における、フレキシブル配線基板の金属筐体とのグランド接続構造であって、上記金属筐体または上記モールド筐体の一方は、他方の筐体に向かって突出する凸部を備えており、上記金属筐体または上記モールド筐体の他方は、上記凸部と対向する位置に形成される凹部を備えており、上記フレキシブル配線基板は、上記凸部と接触して上記凹部側に撓むよう、上記凸部と上記凹部とにより挟持されていることを特徴としている。
【0020】
また、上記課題を解決するため、本発明のグランド接続方法は、モールド筐体と金属筐体との間に保持されるとともに、表示パネルに信号を入力するフレキシブル配線基板を有する表示装置における、フレキシブル配線基板の金属筐体とのグランド接続方法であって、上記金属筐体または上記モールド筐体の一方において他方の筐体に向かって突出するように形成された凸部と、上記金属筐体または上記モールド筐体の他方において上記凸部と対向する位置に形成される凹部とを用い、上記フレキシブル配線基板を、上記凸部と接触させて上記凹部側に撓むよう、上記凸部と上記凹部とにより挟持することを特徴としている。
【0021】
上記構成によれば、フレキシブル配線基板は、凸部と接触することにより凹部側に撓むよう、凸部と凹部とにより挟持されている。ここで、フレキシブル配線基板は可撓性を有する樹脂材料により形成されているので、フレキシブル配線基板内には凸部または凹部の方へ復元しようとする力が生じる。
【0022】
すなわち、上記構成によれば、金属筐体に形成された凸部または凹部と、フレキシブル配線基板とを接触させようとする力が、フレキシブル配線基板内に生じることとなるので、フレキシブル配線基板を安定した状態で金属筐体に接地することが可能となる。
【0023】
また、上記の凸部や凹部を形成することは、金属筐体あるいはモールド筐体に開口部を形成することなく実現可能である。したがって、表示装置の低EMI化を実現するために、より多くの箇所においてフレキシブル配線基板を金属筐体に接地したとしても、それによって金属筐体に形成される開口部面積が増えることもない。したがって、表示装置の低EMI化と、例えば液晶表示装置を用いた製品に設けられているスイッチボタン等へ悪影響を与えるような光の漏れ防止とを同時に実現できる。
【0024】
さらに、上記構成によれば、従来のグランド接続構造で用いられていた導電性片面テープやビス等の追加部品を用いることなく、フレキシブル配線基板を金属筐体に接地することができる。したがって、これらの追加部品を表示装置に取り付ける作業を製造工程から省略することもできる。よって、表示装置の小型化および製造コストを低減できる。
【0025】
また、車載環境下のように周囲温度が高温となる使用環境(以下、単に高温環境下という)において、上記構成における凸部または凹部が熱変形したとしても、凸部または凹部は金属筐体またはモールド筐体を切り欠くことなく形成可能であるので、これらの部位における剛性が極端に低下することはない。したがって、上述したフレキシブル配線基板内に生じる凸部または凹部の方へ復元しようとする力は、高温環境下においても低減しない。よって、高温環境下においてもフレキシブル配線基板を良好に金属筐体に接地することができる。
【0026】
さらに、本発明のグランド接続構造は、上記凸部と上記フレキシブル配線基板との接触箇所が、上記凹部と上記フレキシブル配線基板との接触箇所よりも、上記金属筐体または上記モールド筐体のうち上記凹部が形成されている方の筐体側であることを特徴としている。
【0027】
上記構成によれば、フレキシブル配線基板を凹部内に確実に撓ませることができる。よって、金属筐体に形成された凸部または凹部と、フレキシブル配線基板とを接触させようとする力を、フレキシブル配線基板内に確実に生じさせることができるので、フレキシブル配線基板をより安定した状態で金属筐体に接地することができる。
【0028】
さらに、本発明のグランド接続構造は、上記凹部の深さが、0.10mm以上に設定されていることを特徴としている。
【0029】
すなわち、表示装置における各部材の寸法ばらつきの最大値を合計すると、0.10mm程度となる可能性がある。このような寸法ばらつきがフレキシブル配線基板と金属筐体とを離間させる方向に発生すると、フレキシブル配線基板を金属筐体に十分に接地させることができない場合がある。
【0030】
そこで、本発明では凹部の深さが0.10mm以上に設定されている。上記構成によれば、上記寸法ばらつきの最大値よりも大きな量だけ、フレキシブル配線基板を凹部側に撓ませることが可能となる。したがって、フレキシブル配線基板をより安定した状態で金属筐体に接地することが可能となる。
【0031】
また、上記課題を解決するため、本発明の表示装置は、上記いずれかの構成のグランド接続構造を備えていることを特徴としている。
【0032】
上記構成の表示装置によれば、上記構成のいずれかのグランド接続構造を用いているので、表示装置の低EMI化と、例えば液晶表示装置を用いた製品に設けられているスイッチボタン等へ悪影響を与えるような光の漏れ防止とを同時に実現するとともに、表示装置の小型化および製造コストの低減も実現することができる。また、高温環境下においても良好にフレキシブル配線基板を金属筐体に良好に接地させることができるので、高温環境における使用に適した表示装置を提供することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について、図1ないし図4を用いて説明する。
【0034】
図2に示すように、本実施の形態の液晶表示装置(表示装置)1は、液晶表示パネル(表示パネル)2が表側金属筐体(金属筐体)3に搭載された構成となっている。さらに、液晶表示パネル2の背面においては、光学シート4がフレーム5に搭載されている。さらに光学シート4の背面側においては、導光体6aおよび反射板6bが設けられている。これらの導光体6aおよび反射板6bは、ランプケース7に収納されたバックライト光源8の光を液晶表示パネル2に導く役割を果たしている。
【0035】
また、反射板6bおよびランプケース7は、モールド筐体9に搭載されている。さらに、モールド筐体9の背面には、液晶表示パネル2を駆動する駆動回路が実装されたFPC(フレキシブル配線基板)10、および裏側金属筐体(金属筐体)11が設けられている。
【0036】
上記構成により、本実施の形態の液晶表示装置1は、バックライト光源8の光を用いて、液晶表示パネル2をFPC10に実装された駆動回路により駆動し、画像表示を行う。特に、本実施の形態の特徴点は、図中の丸印で囲まれているFPC10を裏側金属筐体11に接地する構造にある。以下、この特徴点に関してより具体的に説明する。
【0037】
図1に示すように、モールド筐体9には、裏側金属筐体11の方へ向かって突出する2つの凸部9aが形成されている。また、裏側金属筐体11には、モールド筐体9の方へ向かって突出する三角錐状の凸部11aが形成されている。この凸部11aは、その頂点が2つの凸部9aの間に形成される凹部9b内に入り込むように形成されている。
【0038】
上記構成により、FPC10は、凸部9aにより裏側金属筐体11側への力を付与される一方、凸部11aによりモールド筐体9側への力を付与されることによって、モールド筐体9と裏側金属筐体11との間に挟持されている。さらに、凸部11aは、FPC10の絶縁フィルム10aで覆われていない部分と接触しており、これによりFPC10は裏側金属筐体11に接地されている。
【0039】
特に、FPC10は、可撓性を有しているので、凸部11aによってモールド筐体9の凹部9bの中に沈み込むように挟持されている。すなわち、FPC10内には凸部11aの方へ復元しようとする力が生じるので、FPC10は裏側金属筐体11に確実に接触している。
【0040】
なお、モールド筐体9の凹部9bは、FPC10が裏側金属筐体11の凸部11aに接触することによりその内部に沈み込むような形状とされていればよい。したがって、本実施の形態の液晶表示装置1は、図1に示したように、モールド筐体9に2つの凸部9aを形成することにより凹部9bが形成される構成でなくてもよい。たとえば、図3に示すように、モールド筐体9の表面に直接凹部9bを形成してもよい。また、バックライト光源からの光漏れが問題とならない場合には、凹部を設けるかわりにモールド筐体に穴部を形成してもよい。
【0041】
また、液晶表示装置1を構成する成型品の寸法は、成型時における周囲の温度変化や、成型機の射出圧力、金型温度、あるいは樹脂材料の特性といった種々の成型条件によりばらつきが生じる。また、金属部品の寸法も、プレス圧力や、部品形状、金属材料の特性等の製造条件によりばらつきが生じる。このように生じるばらつきが、裏側金属筐体11の凸部11aとFPC10とを離間させるような方向に発生すると、FPC10を裏側金属筐体11に対して十分に接地させられなくなる場合があり好ましくない。
【0042】
そこで、図1に示すように、FPC10における裏側金属筐体11側の表面と、凸部11aの頂点との距離(図中参照符号Kで示す)は、液晶表示装置1における構成部品の寸法ばらつきの和よりも大きく設定することが好ましい。
【0043】
具体的には、FPC10の凸部11aに対する接触状態に影響を与えるものとして、以下のように各構成部品の寸法ばらつきが発生する。
【0044】
フレーム5(図2参照)の寸法ばらつき(ΔT1):±0.02mm程度
モールド筐体9の寸法ばらつき(ΔT2):±0.02mm程度
裏側金属筐体11の寸法ばらつき(ΔT3):±0.03mm程度
表側金属筐体3(図2参照)の寸法ばらつき(ΔT4):±0.03mm程度
よって、FPC10の表面と凸部11aの頂点との距離(K)は、上記ΔT1〜ΔT4のそれぞれについての絶対値の総和(Z)である0.10mmよりも大きく設定されることが好ましい。また、このようにK>Zと設定するためには、図1中参照符号Vで示すモールド筐体9の凸部9aの高さ、すなわち凹部9bの深さを、V≧Kとして設定する必要がある。
【0045】
これにより、液晶表示装置1における構成部品の寸法のばらつきが最大値となった場合においても、FPC10を凸部11aに確実に接触させることができるので、FPC10を確実に接地することができる。
【0046】
なお、上記記載においては、裏側金属筐体11に凸部11aを形成する構成について説明したが、図4に示すように、裏側金属筐体11を備えていない液晶表示装置も存在する。このような構成の液晶表示装置(表示装置)20においては、表側金属筐体3に円錐状の凸部3aを形成するとともに、この凸部3aに対向するようにモールド筐体9に2つの凸部9aを形成する。これら2つの凸部9aにより形成される凹部9bの間にFPC10が沈みこむように、凸部3aおよび2つの凸部9aによってFPC10を挟持することにより、FPC10を表側金属筐体3に接地することが可能となる。
【0047】
もちろん、図4に示したように表側金属筐体3にFPC10を接地する構成においては、図1に示したような裏側金属筐体11にFPC10を接地する構成と同様、凹部9bの深さを寸法ばらつきの総和Zよりも大きな値に設定することが好ましい。これにより、液晶表示装置1における構成部品の寸法のばらつきが最大値となった場合においても、FPC10を凸部3aに確実に接触させることができる。
【0048】
このように、本実施の形態の液晶表示装置1は、モールド筐体9と裏側金属筐体11との間に保持されるとともに、液晶表示パネル2に信号を入力するFPC10を有するものである。さらに、液晶表示装置1においては、モールド筐体9に向かって突出するように裏側金属筐体11に形成された凸部11aと、凸部11aと対向する位置にモールド筐体9に形成された凹部9bとを用いて、FPC10が凸部11aと接触して凹部9b側に撓むよう、凸部11aと凹部9bとによりFPC10を挟持するグランド接続構造が採用されている。
【0049】
上記構成によれば、FPC10は、凸部11aと接触することにより凹部9b側に撓むよう、凸部11aと凹部9bとにより挟持されているので、裏側金属筐体11に形成された凸部11aとFPC10とを接触させようとする力が、FPC10内に生じることとなる。したがって、FPC10を安定した状態で裏側金属筐体11に接地することが可能となる。
【0050】
また、凸部11aや凹部9bを形成することは、裏側金属筐体11あるいはモールド筐体9に開口部を形成することなく実現可能である。したがって、液晶表示装置1の低EMI化を実現するために、より多くの箇所においてFPC10を裏側金属筐体11に接地したとしても、それによって裏側金属筐体11に形成される開口部面積が増えることもない。したがって、液晶表示装置1の低EMI化と、バックライト光源8の光の漏れ防止とを同時に実現できる。
【0051】
さらに、上記構成によれば、従来のグランド接続構造で用いられていた導電性片面テープやビス等の追加部品を用いることなく、FPC10を裏側金属筐体11に接地することができる。したがって、これらの追加部品を液晶表示装置1に取り付ける作業を製造工程から省略することもできる。よって、液晶表示装置1の小型化および製造コストを低減できる。
【0052】
また、高温環境下において、上記構成における凸部11aまたは凹部9bが熱変形したとしても、凸部11aまたは凹部9bは裏側金属筐体11またはモールド筐体9を切り欠くことなく形成可能であるので、これらの部位における剛性が極端に低下することはない。したがって、上述したFPC10内に生じる凸部11aの方へ復元しようとする力は、高温環境下においても低減しない。よって、高温環境下においてもFPC10を良好に裏側金属筐体11に接地することができる。
【0053】
さらに、上記のグランド接続構造においては、凸部11aとFPC10との接触箇所が、凹部9bとFPC10との接触箇所よりも、モールド筐体9側であることが好ましい。
【0054】
上記構成によれば、FPC10を凹部9b内に確実に撓ませることができる。よって、裏側金属筐体11に形成された凸部11aと、FPC10とを接触させようとする力を、FPC10内に確実に生じさせることができるので、FPC10をより安定した状態で裏側金属筐体11に接地することができる。
【0055】
さらに、上記のグランド接続構造は、凹部9bの深さが、0.10mm以上に設定されていることが好ましい。
【0056】
すなわち、液晶表示装置1における各部材の寸法ばらつきの最大値を合計すると、0.10mm程度となる可能性がある。このような寸法ばらつきがFPC10と裏側金属筐体11とを離間させる方向に発生すると、FPC10を裏側金属筐体11に十分に接地させることができない場合がある。
【0057】
そこで、凹部9bの深さを0.10mm以上に設定すれば、上記寸法ばらつきの最大値よりも大きな量だけ、FPC10を凹部9b側に撓ませることが可能となる。したがって、FPC10をより安定した状態で裏側金属筐体11に接地することが可能となる。
【0058】
〔実施の形態2〕
次に、本発明の他の実施形態について、図5を用いて説明する。なお、説明の便宜上、実施の形態1と同一の構成および機能を有する部材については、実施の形態1と同一の参照番号を付すことにより、詳細な説明は省略する。
【0059】
先ず、本実施の形態の液晶表示装置と、実施の形態1の液晶表示装置との構成上の相異点を簡略に説明する。実施の形態1に係る液晶表示装置1においては、図1または図3に示したように、モールド筐体9側に凹部9bを形成するとともに、裏側金属筐体11側に凸部11aを形成する構成とされている。一方、本実施の形態の液晶表示装置では、モールド筐体9側に凸部を形成し、裏側金属筐体11に凹部を形成する構成とする点において、実施の形態1の液晶表示装置と構成が異なる。
【0060】
以下、上述の相異点を具体的に説明する。なお、以下では説明の便宜上、本発明の特徴点であるFPC10を裏側金属筐体11に接地するための構成のみについて説明するので、液晶表示装置の全体構成に関する部分の説明については実施の形態1を参照されたい。
【0061】
図5に示すように、本実施の形態の液晶表示装置(表示装置)30における裏側金属筐体11には、モールド筐体9の方へ向かって突出する2つの凸部11cが形成されている。また、モールド筐体9には、裏側金属筐体11の方へ向かって突出する三角錐状の凸部9cが形成されている。この凸部9cは、その頂点が2つの凸部11cの間に形成される凹部11d内に入り込むように形成されている。
【0062】
上記構成により、FPC10は、凸部9cにより裏側金属筐体11側への力を付与される一方、凸部11cによりモールド筐体9側への力を付与されることによって、モールド筐体9と裏側金属筐体11との間に挟持されている。さらに、凸部11cは、FPC10の絶縁フィルム10aで覆われていない部分と接触しており、これによりFPC10は裏側金属筐体11に接地されている。
【0063】
特に、FPC10は、可撓性を有しているので、凸部9cによって裏側金属筐体11の凹部11dの中に沈み込むように挟持されている。したがって、FPC10内には凹部11dの方へ復元しようとする力が生じるので、FPC10は裏側金属筐体11に確実に接触している。
【0064】
このように、本実施の形態の液晶表示装置30においては、裏側金属筐体11に向かって突出するようにモールド筐体9に形成された凸部9cと、凸部9cと対向する位置に裏側金属筐体11に形成された凹部11dとを用いて、FPC10が凸部9cと接触して凹部11d側に撓むよう、凸部9cと凹部11dとによりFPC10を挟持するグランド接続構造が採用されている。
【0065】
上記構成によれば、FPC10は、凸部9cと接触することにより凹部11d側に撓むよう、凸部9cと凹部11dとにより挟持されているので、裏側金属筐体11に形成された凹部11dとFPC10とを接触させようとする力が、FPC10内に生じることとなる。したがって、FPC10を安定した状態で裏側金属筐体11に接地することが可能となる。
【0066】
また、凸部9cや凹部11dを形成することは、裏側金属筐体11あるいはモールド筐体9に開口部を形成することなく実現可能である。したがって、液晶表示装置30の低EMI化を実現するために、より多くの箇所においてFPC10を裏側金属筐体11に接地したとしても、それによって裏側金属筐体11に形成される開口部面積が増えることもない。したがって、液晶表示装置30の低EMI化と、バックライト光源8の光の漏れ防止とを同時に実現できる。
【0067】
さらに、上記構成によれば、従来のグランド接続構造で用いられていた導電性片面テープやビス等の追加部品を用いることなく、FPC10を裏側金属筐体11に接地することができる。したがって、これらの追加部品を液晶表示装置30に取り付ける作業を製造工程から省略することもできる。よって、液晶表示装置1の小型化および製造コストを低減できる。
【0068】
また、高温環境下において、上記構成における凹部11dまたは凸部9cが熱変形したとしても、凹部11dまたは凸部9cは裏側金属筐体11またはモールド筐体9を切り欠くことなく形成可能であるので、これらの部位における剛性が極端に低下することはない。したがって、上述したFPC10内に生じる凹部11dの方へ復元しようとする力は、高温環境下においても低減しない。よって、高温環境下においてもFPC10を良好に裏側金属筐体11に接地することができる。
【0069】
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【0070】
また、上述した各実施形態においては、本発明のグランド接続構造を、バックライト光源を有する液晶表示装置へ適用した場合の構成について説明したが、本発明の適用範囲は必ずしもこのような液晶表示装置に限定されるものではない。すなわち、本発明のグランド接続構造は、FPCを用いて画像表示用の信号入力を行うあらゆる表示装置に適用可能である。たとえば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、有機EL(electro luminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイ等の表示装置であっても、FPCを用いて画像表示用の信号入力を行うものであれば、本発明のグランド接続構造を用いることにより、FPCを確実に接地することが可能となる。
【0071】
なお、本発明のグランド接続構造は、少なくとも金属筐体と、モールド筐体と、これら両筐体に保持される表示パネル信号入力用FPCとを有する表示装置において、FPCがフィルム製樹脂材料であるために弾力性を有していることを利用して、金属筐体に形成された凸部形状とモールド筐体に形成された凹凸形状部とによりFPCを挟持することにより、FPCを金属筐体に接地する構成であってもよい。さらに、上記構成において、モールド筐体に形成された凹凸形状部の位置が金属筐体凸部の位置と合致しないことが好ましい。
【0072】
上記構成のグランド接続構造によっても、信号入力FPCを金属筐体に確実に接地でき、表示装置の低EMI化が図れる。
【0073】
【発明の効果】
以上のように、本発明のグランド接続構造は、金属筐体またはモールド筐体の一方が、他方の筐体に向かって突出する凸部を備えており、上記金属筐体または上記モールド筐体の他方が、上記凸部と対向する位置に形成される凹部を備えており、上記フレキシブル配線基板が、上記凸部と接触して上記凹部側に撓むよう、上記凸部と上記凹部とにより挟持されているものである。
【0074】
また、本発明のグランド接続方法は、金属筐体またはモールド筐体の一方において他方の筐体に向かって突出するように形成された凸部と、上記金属筐体または上記モールド筐体の他方において上記凸部と対向する位置に形成される凹部とを用い、上記フレキシブル配線基板を、上記凸部と接触させて上記凹部側に撓むよう、上記凸部と上記凹部とにより挟持する方法である。
【0075】
上記構成によれば、金属筐体に形成された凸部または凹部と、フレキシブル配線基板とを接触させようとする力が、フレキシブル配線基板内に生じることとなるので、フレキシブル配線基板を安定した状態で金属筐体に接地することが可能となるという効果を奏する。
【0076】
また、上記の凸部や凹部を形成することは、金属筐体あるいはモールド筐体に開口部を形成することなく実現可能である。したがって、表示装置の低EMI化を実現するために、より多くの箇所においてフレキシブル配線基板を金属筐体に接地したとしても、それによって金属筐体に形成される開口部面積が増えることもない。したがって、表示装置の低EMI化と、例えば液晶表示装置を用いた製品に設けられているスイッチボタン等へ悪影響を与えるような光の漏れ防止とを同時に実現できるという効果を奏する。
【0077】
さらに、上記構成によれば、従来のグランド接続構造で用いられていた導電性片面テープやビス等の追加部品を用いることなく、フレキシブル配線基板を金属筐体に接地することができる。したがって、これらの追加部品を表示装置に取り付ける作業を製造工程から省略することもできる。よって、表示装置の小型化および製造コストを低減できるという効果を奏する。
【0078】
また、高温環境下において、上記構成における凸部または凹部が熱変形したとしても、凸部または凹部は金属筐体またはモールド筐体を切り欠くことなく形成可能であるので、上述したフレキシブル配線基板内に生じる凸部または凹部の方へ復元しようとする力は低減しない。よって、高温環境下においてもフレキシブル配線基板を良好に金属筐体に接地することができるという効果を奏する。
【0079】
さらに、本発明のグランド接続構造は、上記凸部と上記フレキシブル配線基板との接触箇所が、上記凹部と上記フレキシブル配線基板との接触箇所よりも、上記金属筐体または上記モールド筐体のうち上記凹部が形成されている方の筐体側であるものである。
【0080】
上記構成によれば、フレキシブル配線基板を凹部内に確実に撓ませることができる。よって、金属筐体に形成された凸部または凹部と、フレキシブル配線基板とを接触させようとする力を、フレキシブル配線基板内に確実に生じさせることができるので、フレキシブル配線基板をより安定した状態で金属筐体に接地することができるという効果を奏する。
【0081】
さらに、本発明のグランド接続構造は、上記凹部の深さが、0.10mm以上に設定されているものである。
【0082】
すなわち、表示装置における各部材の寸法ばらつきの最大値を合計すると、0.10mm程度となる可能性がある。このような寸法ばらつきがフレキシブル配線基板と金属筐体とを離間させる方向に発生すると、フレキシブル配線基板を金属筐体に十分に接地させることができない場合がある。
【0083】
そこで、本発明では凹部の深さが0.10mm以上に設定されている。上記構成によれば、上記寸法ばらつきの最大値よりも大きな量だけ、フレキシブル配線基板を凹部側に撓ませることが可能となる。したがって、フレキシブル配線基板をより安定した状態で金属筐体に接地することが可能となるという効果を奏する。
【0084】
また、以上のように、本発明の表示装置は、上記いずれかの構成のグランド接続構造を備えているものである。
【0085】
上記構成の表示装置によれば、上記構成のいずれかのグランド接続構造を用いているので、表示装置の低EMI化と画像表示用の光の漏れ防止とを同時に実現するとともに、表示装置の小型化および製造コストの低減も実現することができるという効果を奏する。また、高温環境下においても良好にフレキシブル配線基板を金属筐体に良好に接地させることができるので、高温環境における使用に適した表示装置を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示装置の一実施形態に係るFPCのグランド接続構造を詳細に示す断面図である。
【図2】図1のグランド接続構造を備える液晶表示装置の構成を示す断面図である。
【図3】図1のグランド接続構造においてモールド筐体に凹部のみを形成した場合の構成を示す断面図である。
【図4】本発明の表示装置の他の実施形態に係るFPCのグランド接続構造を備える液晶表示装置の構成を示す断面図である。
【図5】本発明の表示装置の他の実施形態に係るFPCのグランド接続構造を詳細に示す断面図である。
【図6】(a)は、従来のグランド接続構造を用いる液晶表示装置の金属筐体の平面図であり、(b)は、従来のグランド接続構造の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置(表示装置)
2 液晶表示パネル(表示パネル)
3 表側金属筐体(金属筐体)
3a 凸部
9 モールド筐体
9b 凹部
9c 凸部
10 FPC(フレキシブル配線基板)
11 裏側金属筐体(金属筐体)
11a 凸部
11d 凹部
20 液晶表示装置(表示装置)
30 液晶表示装置(表示装置)
Claims (5)
- モールド筐体と金属筐体との間に保持されるとともに、表示パネルに信号を入力するフレキシブル配線基板を有する表示装置における、フレキシブル配線基板の金属筐体とのグランド接続構造であって、
上記金属筐体または上記モールド筐体の一方は、他方の筐体に向かって突出する凸部を備えており、
上記金属筐体または上記モールド筐体の他方は、上記凸部と対向する位置に形成される凹部を備えており、
上記フレキシブル配線基板は、上記凸部と接触して上記凹部側に撓むよう、上記凸部と上記凹部とにより挟持されていることを特徴とするグランド接続構造。 - 上記凸部と上記フレキシブル配線基板との接触箇所は、上記凹部と上記フレキシブル配線基板との接触箇所よりも、上記金属筐体または上記モールド筐体のうち上記凹部が形成されている方の筐体側であることを特徴とする請求項1に記載のグランド接続構造。
- 上記凹部の深さは、0.10mm以上に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のグランド接続構造。
- 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のグランド接続構造を備えていることを特徴とする表示装置。
- モールド筐体と金属筐体との間に保持されるとともに、表示パネルに信号を入力するフレキシブル配線基板を有する表示装置における、フレキシブル配線基板の金属筐体とのグランド接続方法であって、
上記金属筐体または上記モールド筐体の一方において他方の筐体に向かって突出するように形成された凸部と、上記金属筐体または上記モールド筐体の他方において上記凸部と対向する位置に形成される凹部とを用い、
上記フレキシブル配線基板を、上記凸部と接触させて上記凹部側に撓むよう、上記凸部と上記凹部とにより挟持することを特徴とするグランド接続方法。
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