JP4075023B2 - 受液器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば自動車や家屋等に設置する空調設備に組み込まれたものであって、凝縮器で液化した熱媒体の気液分離を行うと共に、熱媒体の濾過等を行う受液器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車や家屋等の冷暖房機に使用される空調システムは、図17に示すように、圧縮機a、凝縮器b、受液器c、膨張弁d及び蒸発器eを、配管fを介して接続してなるものが知られている。このように構成される空調システムACにおいて、圧縮機aから吐出された高温高圧のガス状熱媒体は、凝縮器bを通過する間に、被熱交換流体例えば空気との間で熱交換を行って潜熱を放出することにより、凝縮して液化し始める。このようにして気液混合した高温の熱媒体は、一旦受液器cに貯留されながら気液分離されて、液体のみが膨張弁dに送られ、膨張弁dにて図示しない小孔から噴射させることにより、断熱膨張されて低温低圧の霧状となって蒸発器eに送られる。
【0003】
この蒸発器e内で、熱媒体は被熱交換流体例えば空気と熱交換を行って潜熱を吸収することにより、蒸発して気化する。このようにして気化した低温低圧の熱媒体は、上記圧縮機aに送られて断熱圧縮され、高温高圧のガス状熱媒体となって再び凝縮器bへ送られる。このような一連のサイクルを繰り返すことによって、空調システムACを冷房・暖房に供することができる。
【0004】
上記空調システムACにおいて、受液器cは、凝縮器bから送られる液体と気体とが混合した状態の熱媒体を気液分離して、内部に液体を一旦貯留する。さらに、1サイクルを経る過程で熱媒体に含まれた夾雑物等を除去する役割を果たすようになっている。
【0005】
すなわち、受液器cは、図18に示すように、円筒状に形成された受液器本体gの上下の開口部を閉塞したもので構成されている。ただし、図面上は、下側の開口部を栓体hで閉塞した要部のみを示している。そして、受液器本体gには、周壁部g1の上側の位置に熱媒体の流入口(図示せず)が設けられており、下側の位置に熱媒体の流出口g2が設けられている。
【0006】
一方、栓体hは、円柱状に形成されたものであって、その外周面に形成されたOリング溝h1にOリング(シール手段)iが設けられている。Oリングiは、受液器本体gの内面に密着して、熱媒体が栓体hと受液器本体gとの間から外に漏れるのを防止するようになっている。そして、栓体hは、固定ピンkによって受液器本体gに固定されるようになっている。
【0007】
また、栓体hの先端面h2には、フィルタjがネジ等で着脱自在に取り付けられている。このフィルタjは、有底の筒状に形成されたものであり、周面に設けられた濾過膜j1によって、熱媒体中の夾雑物を取り除くようになっている。すなわち、濾過膜j1の側方に、上述した流出口g2が配置されており、フィルタj内にその先端側(上流側)から流入した熱媒体が濾過膜j1を通って流出口g2(下流側)に流れるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の受液器cにおいては、フィルタjの外周面と受液器本体gの内周面との間に隙間が生じるため、熱媒体の一部がフィルタjを通らずにそのまま流出口g2に流れることになる。したがって、フィルタjによる濾過効果が阻害されるという問題がある。しかも、他からの振動によって、フィルタjが受液器本体gの内面に当たり、騒音の発生源ともなりうるという問題もある。
【0009】
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、フィルタによる濾過効果の向上を図ることができると共に、騒音の発生源となりえない受液器を提供すことを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、筒状に形成された受液器本体と、この受液器本体の所定位置に保持されたフィルタとを備えてなり、上記受液器本体におけるフィルタの上流側に流入した熱媒体をこのフィルタで濾過して下流側に流すように構成した受液器において、 上記フィルタは有底の筒状に形成されたものであって、その開口部を上流側に向けた状態で保持されており、 このフィルタには、その上流端外周に、それぞれ弾性変形可能な鍔部と、この鍔部に接続される筒状のシール部が形成され、このシール部を受液器本体の内面に密着してなる、ことを特徴としている。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、鍔部は薄く形成され、シール部における軸方向のほぼ中央の位置に接続されていることを特徴としている。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明において、シール部の先端外周にC面取が形成されていることを特徴としている。
【0013】
そして、上記のように構成された請求項1記載の発明によれば、フィルタの上流端外周に、受液器本体の内面に密着する鍔部が設けられているので、フィルタの外側を通って下流側に抜ける熱媒体がなくなることになる。すなわち、上流から流れてきた熱媒体は必ずフィルタを通って下流側に流れるようになる。したがって、フィルタの濾過効果を向上させることができる。
【0014】
また、フィルタの上端が鍔部を介して受液器本体の内面で保持された状態になるので、他からフィルタに振動が伝わっても、このフィルタが騒音源となりうることがない。すなわち、フィルタから騒音が発生するのを完全に防止することができる。
【0015】
さらに、鍔部の外径を受液器本体の内径より少し大きくすることにより、鍔部が弾性的の縮径して受液器本体の内面に所定の圧力で密着するようになる。この場合、鍔部と受液器本体との嵌合精度は、鍔部の外径の方が受液器本体の内径より必ず大きくなる、いわゆる締まり嵌め程度に設定することが好ましい。
【0016】
請求項2記載の発明によれば、鍔部が薄く形成され、シール部における軸方向のほぼ中央の位置に接続されていて、弾性変形しやすくなっているので、鍔部を受液器本体内に容易に挿入することができる。
【0017】
また、請求項1記載の発明によれば、筒状のシール部が受液器本体の内面に密着するようになっており、受液器本体の内面に対する接触面積が大きくなっているので、シール部と受液器本体との間の漏れに対する抵抗を極めて大きくすることができる。したがって、鍔部を剛性の低いもので構成し、シール部が受液器本体内に容易に挿入することができるようにした場合でも、シール部の外側からの熱媒体の漏れを完全に防止することができる。
また、請求項3記載の発明によれば、シール部の先端外周にC面取が形成されているので、シール部が受液器本体に設けられた流入口の部分を通過する際に、シール部が流入口に引っかかって傷つくことがない。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る受液器の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。ただし、図1〜図8は第1実施形態、図9は第1実施形態におけるフィルタの他の例、図10は第1実施形態における栓体の他の例、図11は第1実施形態における栓体と受液器本体との固定構造の第1の他の例、図12は同固定構造の第2の他の例、図13は第2実施形態、図14は第2実施形態における栓体の他の例、図15は第1及び第2の実施形態における栓体と受液器本体との固定構造の第1の他の例、図16は同固定構造の第2の他の例を示している。
【0019】
まず、図1〜図8を参照して第1実施形態を説明する。この第1実施形態で示す受液器10は、筒状に形成された受液器本体11と、この受液器本体11の下側開口部(一方の開口部)111から挿入され、この下側開口部111を閉塞する栓体20とを備え、熱媒体を受け入れるように構成されたものであって、栓体20には、受液器本体11内に先に挿入される先端側の外周に、受液器本体11の基準内周面112に密接するOリング(シール手段)41が嵌着されている。
【0020】
また、受液器本体11は、その下側開口部111からOリング41に達する前の内周面が上記基準内周面112に対して拡径された拡径内周面113となっており、この拡径内周面113は、基準内周面112に滑らかにつながるように構成されている。すなわち、拡径内周面113は、下側開口部111から内方に向けて径が一定な平行内周面113aを有し、この平行内周面113aから基準内周面112にテーパ状に縮径するテーパ内周面113bを有している。そして、拡径内周面113の径は、下側開口部111において、Oリング41が圧縮変形することなく挿入可能な寸法に形成されている。また、受液器本体11には、平行内周面113aの位置にあって半径方向に貫通し、栓体26を受液器本体11に固定するために用いる孔115が形成されている。
【0021】
以下、上記構成についてさらに詳細に説明する。すなわち、上記受液器10は、図6〜図8に示す凝縮器bに取り付けられた状態になっている。
【0022】
凝縮器bは、一対のヘッダーパイプ2a,2bと、これらのへッダーパイプ2a,2b間に架設される複数の熱交換管3と、各熱交換管3の間に介設されると共に、一体に接合される熱交換用フィン例えばコルゲートフィン4とで主に構成されている。
【0023】
ヘッダーパイプ2a,2bは、アルミニウム製の例えば押出形材にて略円筒状に形成されており、その上下端部にはキヤップ部材5が被着固定されている。また、一方のヘッダーパイプ2a(図6において左側)の例えば外方側上端付近には熱媒体の流入ロ7が設けられており、他方のヘッダーパイプ2b(図6において右側)の外方側下端付近には、熱媒体の流出口8が設けられている。さらに、ヘッダーパイプ2aの側面には、図1に示すように、上記受液器10と連通するために、熱媒体の流出孔9a及び流入孔9bが穿設されており、これらの流出孔9a及び流入孔9bと連通するようにして、受液器10がヘッダーパイプ2aに一体的にろう付されている。なお、ヘッダーパイプ2aには、流出孔9a側と、流入孔9b側とを区切る仕切板9cが設けられている。
【0024】
また、図6に示す熱交換管3は、アルミニウム製の押出形材にて例えば偏平な中空板状に形成されており、その内部には長手方向に向かって貫通する複数に区画された熱媒体の流路(図示せず)が形成されている。このように形成される熱交換管3の両端部は、両ヘッダーパイプ2a,2b側面の対向する側に、適宜間隔をおいて互いに平行に配列される複数のスリット(図示せず)に挿入固着されている。
【0025】
熱交換用フィンすなわちコルゲートフィン4は、アルミニウム製の板材を屈曲することにより連続波形状に形成されており、各熱交換管3の間に介設されてろう付されている。この場合、最上段及び最下段に配設された熱交換管3の外方側にもコルゲートフィン4がろう付接合されており、これらの両コルゲートフィン4を保護するために、両コルゲートフィン4のさらに外方側にはサイドプレート6がろう付接合されている。
【0026】
上記受液器10の一構成要素である受液器本体11は、図1、図7、図8に示すように、例えばアルミニウムの材料によって円筒状に形成されており、その外周部にはその上下の各位置に、ヘッダーパイプ2aにろう付けするための接合部16,17が一体に形成されている。そして、下側の接合部17には、図1に示すように、ヘッダーパイプ2aの流出孔9aに一致する位置に、流入口12が形成されていると共に、流入孔9bに一致する位置に、流出口13が設けられている。この場合、接合部16と17は分離せず一体に形成されていてもよい。
【0027】
流出孔9aと流入口12は、ヘッダーパイプ2a内における仕切板9cの上側と、受液器本体11内における後述するフィルタ30の入口側とを連通するようになっている。一方、流入孔9bと流出口13は、ヘッダーパイプ2a内における仕切板9cの下側と、受液器本体11内におけるフィルタ30の出口側とを連通するようになっている。
【0028】
また、受液器本体11の上側開口部114は、キャップ部材15によって閉塞されている。このキャップ部材15は、アルミニウムによって形成されたものであり、例えばろう付けによって受液器本体11に固定されている。そして、受液器本体11の内周面は、断面が円形状の基準内周面112及び拡径内周面113によって形成されている。基準内周面112はその径が軸方向において一定に形成されている。拡径内周面113は、もともと基準内周面112であった部分をスピニング加工などの塑性加工により、平行内周面113a及びテーパ内周面113bを形成したものである。これらの基準内周面112とテーパ内周面113b、及びテーパ内周面113bと平行内周面113aは、図1〜図3に示すように、滑らかな曲面を介して連続的につながっている。
【0029】
栓体20は、図1〜図3に示すように、全体がアルミニウム等の金属によって円柱状に形成されたものであって、基準内周面112内に挿入される先端側の部分が基準径部21になっており、この基準径部21の基端側の部分が拡径部22になっている。基準径部21には、基準内周面112に嵌合する部分の外周に2つのOリング溝23が形成されており、各Oリング溝23にOリング41が設けられている。この場合、Oリング溝23の数は必ずしも2つである必要はなく、1つあるいは3つ以上任意の数であってもよい。拡径部22は、拡径内周面113における平行内周面113aに嵌合するように形成されていると共に、軸方向の長さが平行内周面113aよりやや短く設定されている。この拡径部22の基端部外周には、栓体20が受液器本体11内に入る量を規制する鍔部24が形成されている。
【0030】
すなわち、鍔部24は、受液器本体11における下側開口部111の端面に当接することにより、拡径部22が拡径内周面113のみに嵌合し、かつ各Oリング41が基準内周面112の位置となるように、栓体20の受液器本体11に対する挿入量を規制するようになっている。挿入量の規制方法としては、拡径部22の外周面先端側頂部を平行内周面113aとテーパ内周面113bの交点に突き当てることで位置決めするようにしてもよい。その場合は鍔部24はなくてもよい。Oリング41は、Oリング溝23に設けられた状態において、基準径部21の外周面から円弧状に膨出しており(図2及び図3参照)、拡径内周面113の平行内周面113aに挿入された状態においてはこの平行内周面113aに接する程度であり、平行内周面113aから圧縮変形を受けることがない。ただし、Oリング41は、基準内周面112に挿入された状態において、ほぼ基準径部21の外周径まで圧縮変形されて基準内周面112に密着するようになっている。
【0031】
また、受液器本体11における平行内周面113aの部分には、上述した孔115が半径方向に貫通するように形成されている。そして、栓体20の拡径部22には、孔115に対応する位置に、外周面から軸心に向けて所定の深さのネジ孔25が形成されている。また、鍔部24の外周面には、図3に示すように、ネジ孔25の軸心に一致する位置に合マーク24aが刻印等によって形成されている。
【0032】
ネジ孔25には、図1に示すように、ネジ42が螺合されるようになっている。このネジ42は、座金43を介して、孔115からネジ孔25にねじ込まれるようになっており、栓体20を受液器本体11に所定の力で確実に固定するようになっている。座金43は、図5に示すように、受液器本体11の外周面に当たる面が、同外周面に沿うように円弧状の曲面になっており、ネジ42の頭部42aの力を受液器本体11の外周面に無理なく確実に伝えるようになっている。
【0033】
さらに、栓体20には、図2及び図3に示すように、その先端面26の軸心位置に、軸方向に延びる所定の深さのネジ孔27が形成されている。このネジ孔27は、後述するネジ33の締付によってフィルタ30を栓体20の先端面26に固定するものである。
【0034】
フィルタ30は、図1〜図4に示すように、合成樹脂として例えばナイロンで一体に形成されたフィルタ本体31と、同じくナイロンで網目状に形成された濾過膜32とを備えたものである。フィルタ本体31は、円筒状に形成された周壁部311を有し、この周壁部311の下側に底壁部312が形成されている。周壁部311の上側は、そのまま開口されており、同上側の開口端外周(上流端外周)には、鍔部313を介して円筒状のシール部314が形成されている。
【0035】
周壁部311には、周方向に4等分する位置に窓311aが形成されている。各窓311aは、側面視で四角形状に形成されており、各窓311aの間が周壁部311における支柱311bになっている。
【0036】
底壁部312には、その中心に孔312aが貫通している。そして、この孔312aに挿通され、栓体20のネジ孔27に螺合されるネジ33によって、底壁部312が栓体20の先端面26に固定されるようになっている。
【0037】
鍔部313は、薄く形成されており、シール部314における軸方向のほぼ中央の位置に接続されている。シール部314は、その外径が基準内周面112に対して締まり嵌めを構成する程度に、同基準内周面112の径より大きく形成されている。すなわち、シール部314は、基準内周面112からの圧縮力を受けて、そのシール部314及び鍔部313等が弾性的に撓むことにより、基準内周面112に所定の圧力で密着するようになっている。また、シール部314の先端外周には、C面取314aが形成されている。
【0038】
濾過膜33は、例えばナイロンの糸で網状に形成されており、フィルタ本体31の成形時にフィルタ本体31に一体的に固定されるようになっている。ただし、この濾過膜33は、フィルタ本体31における濾過膜33に対応する部分に複数の孔を成形することによって、フィルタ本体31と完全に一体に形成したものであってもよい。また、図1において44は、乾燥剤である。
【0039】
上記のように構成された受液器10を組み立てるには、まず受液器本体11内に乾燥剤44を入れた後、フィルタ30を固定した栓体20を、フィルタ30側から受液器本体11に挿入する。この際、平行内周面113aの径が基準内周面112の径に比べて大きく形成されているから、フィルタ30のシール部314が下側開口部111や孔115に引っかかることなく、平行内周面113a内にスムーズに入る。さらに、シール部314は、テーパ内周面113bに案内されるようにして所定量圧縮変形しながら基準内周面112に入り、同基準内周面112に所定の圧力で密着した状態になる。
【0040】
一方、Oリング41は、基準径部21からの膨出量が大きいものの、平行内周面113aの径がOリング41を圧縮変形しない程度の大きさの径に形成されているから、下側開口部111や孔115に引っかかることなく、平行内周面113a内にスムーズに入る。さらに、Oリング41は、テーパ内周面113bに案内されるようにして所定量圧縮変形しながら基準内周面112に入り、同基準内周面112に所定の圧力で密着した状態になる。
【0041】
そして、フィルタ30のシール部314が流出口13を所定量越え、Oリング41が基準内周面112に十分入った位置で、鍔部24が受液器本体11の下側開口部111の端面に当たり、フィルタ30及び栓体20の軸方向の位置が規制された状態になる。また、合マーク24aを孔15の中心に合うようにして、栓体20を受液器本体11に挿入することにより、栓体20の周方向の位置も調整された状態になる。このため、フィルタ30及び栓体20が受液器本体11における所定の位置に挿入された状体になり、孔115とネジ孔25とが一致した状態になるので、座金43を備えたネジ42を孔115及びネジ孔25に挿入して締め付けることにより、栓体20を受液器本体11に簡単かつ確実に固定することができる。
【0042】
一方、乾燥剤44やフィルタ30の交換は、上記ネジ42を取り除いて、栓体20を受液器本体11から引き抜くことにより、容易に行うことができる。
【0043】
また、上記のようにして組み立てられた受液器10には、凝縮器bにおけるヘッダーパイプ2aの流出孔9aから流入口12を通って熱媒体が流入し、この熱媒体が乾燥剤44とフィルタ30を浸透・通過することにより、熱媒体中に含まれる夾雑物及び水分を除去することができる。このようにして浄化された熱媒体のうち、液化部分のものが流出口13からへッダーパイプ2aの流入孔9bを通過してへッダーパイプ2a内に流入し、気体部分のものが受液器本体11内の上部に残る。
【0044】
上記のように構成された受液器10によれば、Oリング41を、下側開口部111や孔115等に引っかけることなく、基準内周面112まで挿入することができる。また、フィルタ30のシール部314も下側開口部111や孔115等に引っかかることなく、基準内周面112に挿入することができる。したがって、Oリング41やフィルタ30を傷つけることなく、栓体20を受液器本体11内に容易に挿入することができると共に、Oリング41を十分圧縮変形させて、受液器本体11と栓体20との間から熱媒体が外に漏れるのを確実に防止することができる。しかも、拡径内周面113が基準内周面112に円滑につながっているから、Oリング41が受液器本体11内で圧縮変形を受ける際に傷つくことも全くない。
【0045】
さらに、フィルタ30は、そのシール部314が基準内周面112に所定の圧力で密着する状態になり、その密着する範囲が軸方向に長くなっているから、シール部314の外側を熱媒体が抜けるのを確実に防止することができる。したがって、フィルタ30の濾過性能の向上を図ることができる。しかも、シール部314の先端外周にC面取314aが形成されているから、シール部314が流入口13の部分を通過する際にも、シール部314が流入口13に引っかかって傷つくようなことがない。
【0046】
また、ネジ孔25や孔115は栓体20や受液器本体11における径の一定の部分に形成しているから、これらのネジ孔25や孔115の加工を機械加工等により容易に行うことができる。しかも、拡径内周面113が平行内周面113aとテーパ内周面113bとで形成されているから、上述したスピニング加工により、この拡径内周面113を容易に加工することができる。
【0047】
さらに、受液器10で液体のみに分離した熱媒体を再び凝縮器bに流入するようにしている。したがって、液体の状態で熱媒体を冷却することができるから、熱媒体に対する冷却効果が高まるという利点がある。
【0048】
なお、上記第1実施形態においては、拡径内周面113の形成のために円筒状の壁部全体を半径方向外側に膨出させるようにしたが、壁部の内面のみを拡径することによって拡径内周面113を形成するようにしてもよい。
【0049】
また、受液器10から出た熱媒体を再び凝縮器bに流入させるようにしたが、この熱媒体は受液器10からそのまま膨張弁dに流出させるようにしてもよい。ただし、上述のように熱媒体に対する冷却効果を高める上で、熱媒体10から再び凝縮器bに流入するようにすることが好ましい。
【0050】
さらに、フィルタ30には鍔部313及びシール部314を有するものを示したが、このフィルタ30としては、図9に示すように、鍔部313のみを有するものであってもよい。ただし、上述のように濾過効果を高める上で、鍔部313及びシール部314を有するように構成することが好ましい。
【0051】
また、鍔部313のみを有するものについても、その鍔部313の外周の径を基準内周面112に対して閉まり嵌め程度になるようにすることが好ましい。そしてその場合、鍔部313の軸方向の寸法を厚くすると、弾性変形する際の抵抗が大きくなって、フィルタ30を基準内周面112にスムーズに挿入することができなくなる。したがって、鍔部313としては薄く形成せざるを得ないが、そうすると鍔部313と基準内周面112との接触面積が減って、鍔部313の外側から熱媒体が漏れやすくなる。この点、上述した鍔部313及びシール部314を有するものは、容易に弾性変形して基準内周面112をスムーズに移動することができると共に、基準内周面112との接触面積が大きくなるため、シール部314の外側からの熱媒体の漏れを完全に防止することができるという有利な効果がある。
【0052】
また、上記第1実施形態では、栓体20を、基準径部21と拡径部22と鍔部24とを有するもので構成したが、図10に示すように、基準径部21と鍔部24のみを有するもので構成してもよい。この場合には、拡径部22の加工が不要になるから、コストの低減を図ることができる。
【0053】
さらに、上記第1実施形態では、栓体20をネジ42等で固定するように構成したが、図11に示すように、栓体20の拡径部22及び受液器本体11の平行内周面113aに対応する位置に、それらを同軸状に貫通する孔28,116,116を設け、これらの孔28,116,116に挿入した固定ピン45で栓体20を受液器本体11に固定するようにしてもよい。ただし、図11において、45aは、固定ピン45の一方の端部に一体的に形成された頭部であり、46は固定ピン45の他方の端部に取り付けられたEリング46である。このように構成した場合には、Eリングを着脱するだけで、固定ピン45を容易に着脱することができるから、受液器10の組立が簡単になると共に、フィルタ30や乾燥剤44の交換も容易になるという利点がある。また、Eリングに代えてC軸止め輪等の固定手段を用いてもよい。また、単にボルト、ナットの組み合わせでもよい。そして、図11に示す栓体20は、図12に示す拡径部22のないもので構成してもよい。
【0054】
次にこの発明の第2実施形態を図13を参照して説明する。ただし、第1実施形態で示した構成要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を簡略化する。この第2実施形態が第1実施形態と異なる主な点は、拡径内周面113の全体がテーパ状に形成されている点である。
【0055】
すなわち、拡径内周面113は、その全体が下側開口部111の径から基準内周面112の径までテーパ状に縮径されたテーパ内周面113bによって形成されている。また、栓体20は、拡径部22のない、基準径部21と鍔部24によって形成されたものとなっている。さらに、栓体20は、その基準径部21及びテーパ内周面113bの部分を同軸状に貫通する孔28,116,116に固定ピン45を挿入することによって、受液器本体11に固定されるようになっている。
【0056】
孔116,116は、Oリング41が圧縮変形することなく挿入可能な径のテーパ内周面113bに対応する位置に開口されている。そして、固定ピン45は、図11及び図12に示したものと同様に、頭部45aとEリング46によって、孔28,116,116からの脱落が防止されたものとなっている。
【0057】
上記のように構成された受液器10によれば、拡径内周面113が一つのテーパ内周面113bによって形成されているから、この拡径内周面113を加工するのがさらに容易になる。すなわち、例えばスピニング加工により極めて容易に拡径内周面113を加工することができる。また、Oリング41が圧縮変形することのない拡径内周面113の位置に、孔116,116が形成されているから、これらの孔116,116にOリング41が引っかかってこのOリング41の移動が困難になったり、Oリング41に傷がついたりするのを確実に防止することができる。
【0058】
また、固定ピン45によって栓体20を受液器本体11に固定しているから、通常ネジで固定する際に加わるような締付力が栓体20及び受液器本体11に作用することがない。すなわち、栓体20及び受液器本体11がネジの力によって変形するようなことがない。したがって、フィルタ30や乾燥剤44を交換する際に、栓体20が受液器本体11から抜けにくくなるのを防止することができる。
【0059】
なお、上記第2実施形態においても、図14に示すように、ネジ42を用いて栓体20を受液器本体11に固定するようにしてもよい。ただし、栓体20におけるテーパ内周面113bに対応する位置を、このテーパ内周面113bに一致する角度のテーパ径部29に形成して、このテーパ径部29にネジ孔25を形成することが好ましい。このように構成することにより、ネジ42を締め付けても、栓体20及び受液器本体11が変形しなくなるから、栓体20が受液器本体11から抜けにくくなるのを防止することができる。
【0060】
また、第1実施形態等で示したネジ42に代えて、図15に示すような頭部のないネジ47によって、栓体20を受液器本体11に固定するようにしてもよい。このネジ47は、軸方向の全体が雄ねじによって構成されており、その頂面47aに直線状の溝47bが形成されたものである。そして、このネジ47は、ネジ孔25に最後まで締め込んだ際にその頂面47aが受液器本体11の外周面から凹まないように、その軸方向の長さが設定されている。
【0061】
上記のようなネジ47を用いた場合には、溝47bに例えばドライバの先端を挿入して回すことにより、ネジ47をネジ孔25に簡単に固定することができる。しかも、その際のネジ47の締付力が栓体20と受液器本体11との間に作用することがない。したがって、例えば図16に示すように、栓体20と、受液器本体11との間に隙間を有する場合であっても、ネジ47の締付により、例えば受液器本体11が変形するような不具合を防止することができる。このネジ47は、図10や図14に示すネジ42に代えて用いることも可能である。
【0062】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、フィルタの上流端外周に、受液器本体の内面に密着する鍔部が設けられているので、フィルタの外側を通って下流側に抜ける熱媒体がなくなることになる。すなわち、上流から流れてきた熱媒体は必ずフィルタを通って下流側に流れるようになる。したがって、フィルタの濾過効果を向上させることができる。
【0063】
また、フィルタの上端が鍔部を介して受液器本体の内面で保持された状態になるから、他からフィルタに振動が伝わっても、このフィルタが騒音源となりうることがない。すなわち、フィルタから騒音が発生するのを完全に防止することができる。
【0064】
さらに、鍔部の外径を受液器本体の内径より少し大きくすることにより、鍔部が弾性的の縮径して受液器本体の内面に所定の圧力で密着するようになる。この場合、鍔部と受液器本体との嵌合精度は、鍔部の外径の方が受液器本体の内径より必ず大きくなる、いわゆる締まり嵌め程度に設定することが好ましい。
【0065】
請求項2記載の発明によれば、鍔部が薄く形成され、シール部における軸方向のほぼ中央の位置に接続されていて、弾性変形しやすくなっているので、鍔部を受液器本体内に容易に挿入することができる。
【0066】
請求項1記載の発明によれば、筒状のシール部が受液器本体の内面に密着するようになっており、受液器本体の内面に対する接触面積が大きくなっているので、シール部と受液器本体との間の漏れに対する抵抗を極めて大きくすることができる。したがって、鍔部を剛性の低いもので構成し、シール部が受液器本体内に容易に挿入することができるようにした場合でも、シール部の外側からの熱媒体の漏れを完全に防止することができる。
また、請求項3記載の発明によれば、シール部の先端外周にC面取が形成されているので、シール部が受液器本体に設けられた流入口の部分を通過する際に、シール部が流入口に引っかかって傷つくことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態として示した受液器の縦断面図である。
【図2】同受液器の要部を示す分解断面図である。
【図3】同受液器の要部を示す分解側面図である。
【図4】同受液器におけるフィルタを示す図であって、(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は底面図である。
【図5】同受液器の要部を示す図であって、(a)は側面図、(b)は底面図である。
【図6】同受液器を装着した凝縮器を示す正面図である。
【図7】同受液器を装着した凝縮器を示す側面図である。
【図8】同受液器を装着した凝縮器を示す図であって、図6のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【図9】第1実施形態におけるフィルタの他の例を示す要部断面図である。
【図10】第1実施形態における栓体の他の例を示す要部断面図である。
【図11】第1実施形態における栓体と受液器本体との固定構造の第1の他の例を示す図であって、(a)は要部断面図、(b)は(a)の要部側面図である。
【図12】同固定構造の第2の他の例を示す図であって、(a)は要部断面図、(b)は(a)の要部側面図である。
【図13】この発明の第2実施形態として示した受液器の図であって、(a)は要部断面図、(b)は(a)の要部側面図である。
【図14】同第2実施形態における栓体の他の例を示す図であって、(a)は要部断面図、(b)は(a)の要部側面図である。
【図15】第1及び第2実施形態における栓体と受液器本体との固定構造の第1の他の例を示す図であって、(a)は要部断面図、(b)は(a)の要部側面図である。
【図16】同固定構造の第2の他の例を示す図であって、(a)は要部断面図、(b)は(a)の要部側面図である。
【図17】従来の空調機の構成を示すブロック図である。
【図18】同空調機における受液器を示す要部断面図である。
【符号の説明】
10 受液器
11 受液器本体
112 基準内周面(受液器本体の内面)
30 フィルタ
313 鍔部
314 シール部
Claims (3)
- 筒状に形成された受液器本体と、この受液器本体の所定位置に保持されたフィルタとを備えてなり、上記受液器本体におけるフィルタの上流側に流入した熱媒体をこのフィルタで濾過して下流側に流すように構成した受液器において、
上記フィルタは有底の筒状に形成されたものであって、その開口部を上流側に向けた状態で保持されており、
このフィルタには、その上流端外周に、それぞれ弾性変形可能な鍔部と、この鍔部に接続される筒状のシール部が形成され、このシール部を受液器本体の内面に密着してなる、ことを特徴とする受液器。 - 鍔部は薄く形成され、シール部における軸方向のほぼ中央の位置に接続されていることを特徴とする請求項1記載の受液器。
- シール部の先端外周にC面取が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の受液器。
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