JP2000274888A - 受液器 - Google Patents

受液器

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JP2000274888A
JP2000274888A JP11079535A JP7953599A JP2000274888A JP 2000274888 A JP2000274888 A JP 2000274888A JP 11079535 A JP11079535 A JP 11079535A JP 7953599 A JP7953599 A JP 7953599A JP 2000274888 A JP2000274888 A JP 2000274888A
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JP
Japan
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filter
plug
main body
liquid receiver
peripheral surface
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Withdrawn
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JP11079535A
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English (en)
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Etsuro Kubota
悦郎 久保田
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Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2339/00Details of evaporators; Details of condensers
    • F25B2339/04Details of condensers
    • F25B2339/044Condensers with an integrated receiver
    • F25B2339/0441Condensers with an integrated receiver containing a drier or a filter
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/16Receivers
    • F25B2400/162Receivers characterised by the plug or stop

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタを栓体に取り付ける工数の低減を図
れるようにした受液器を提供すること。 【解決手段】 フィルタ30を栓体20に取り付けた状
態で、このフィルタ30及び栓体20を筒状の受液器本
体11に挿入するように構成した受液器において、栓体
20の先端面26及びフィルタ30の底面33のいずれ
か一方には凸部33aを設け、他方にはこの凸部33a
に嵌合する凹部26aを設けることにより、フィルタ3
0を栓体20に取り付ける工数の低減を図っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車や
家屋等に設置する空調設備に組み込まれたものであっ
て、凝縮器で液化した熱媒体の気液分離等を行う受液器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車や家屋等の冷暖房機に使
用される空調システムは、図15に示すように、圧縮機
a、凝縮器b、受液器c、膨張弁d及び蒸発器eを、配
管fを介して接続してなるものが知られている。このよ
うに構成される空調システムACにおいて、圧縮機aか
ら吐出された高温高圧のガス状熱媒体は、凝縮器bを通
過する間に、被熱交換流体例えば空気との間で熱交換を
行って潜熱を放出することにより、凝縮して液化し始め
る。このようにして気液混合した高温の熱媒体は、一旦
受液器cに貯留されながら気液分離されて、液体のみが
膨張弁dに送られ、膨張弁dにて図示しない小孔から噴
射させることにより、断熱膨張されて低温低圧の霧状と
なって蒸発器eに送られる。
【0003】この蒸発器e内で、熱媒体は被熱交換流体
例えば空気と熱交換を行って潜熱を吸収することによ
り、蒸発して気化する。このようにして気化した低温低
圧の熱媒体は、上記圧縮機aに送られて断熱圧縮され、
高温高圧のガス状熱媒体となって再び凝縮器bへ送られ
る。このような一連のサイクルを繰り返すことによっ
て、空調システムACを冷房・暖房に供することができ
る。
【0004】上記空調システムACにおいて、受液器c
は、凝縮器bから送られる液体と気体とが混合した状態
の熱媒体を気液分離して、内部に液体を一旦貯留する。
更に、1サイクルを経る過程で熱媒体に含まれた夾雑物
等を除去する役割を果たすようになっている。
【0005】即ち、受液器cは、図16に示すように、
円筒状に形成された受液器本体gの上下の開口部を閉塞
したもので構成されている。ただし、図面上は、受液器
cの全体を示すことなく、この受液器cにおける下側の
開口部を栓体hで閉塞した要部のみを示している。そし
て、受液器本体gには、周壁部g1の上側の位置に熱媒
体の流入口(図示せず)が設けられており、下側の位置
に熱媒体の流出口g2が設けられている。
【0006】一方、栓体hは、円柱状に形成されたもの
であって、その外周面に形成されたOリング溝h1にO
リング(シール手段)iが設けられている。Oリングi
は、受液器本体gの内面に密着して、熱媒体が栓体hと
受液器本体gとの間から外に漏れるのを防止するように
なっている。また、栓体hの先端面h2には、フィルタ
jがネジj3によって着脱自在に取り付けられている。
フィルタjは、有底の筒状に形成されたものであり、周
面に設けられた濾過膜j1によって、熱媒体中の夾雑物
を取り除くようになっている。即ち、濾過膜j1の側方
に、上述した流出口g2が配置されており、フィルタj
内にその先端側から流入した熱媒体が濾過膜j1を通っ
て流出口g2に流れるようになっている。
【0007】なお、フィルタjの外周面と受液器本体g
の内周面との間には所定の隙間があり、フィルタjの先
端外周に、受液器本体gの内周面に密接する鍔部j2が
設けられている。また、栓体hは、固定ピンkによって
受液器本体gに固定されるようになっている。
【0008】上述した栓体hで受液器本体gの下側の開
口部を閉塞する際には、栓体hの先端面h2にフィルタ
jをネジj3によって取り付けた後、このフィルタj及
び栓体hを受液器本体g内に挿入する。そして、挿入後
は、Oリングiが所定量圧縮変形した状態で受液器本体
gの内周面に密着するので、受液器本体gと栓体hとの
間から熱媒体が漏れるのを防止することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
受液器cにおいては、フィルタjをネジj3で栓体hに
固定するようになっているため、フィルタjの取り付け
が面倒であるという問題があった。特に、小型の受液器
cにおいては、ネジj3による固定が非常に困難であっ
た。このため、フィルタjと栓体h間の芯出し不良も否
めず、フィルタjが曲がったまま受液器本体g内に挿入
されるので、不良品の発生が生じるおそれがあった。ま
た、フィルタjの取り付け作業は、大量生産を行っても
工数の改善が望まれないので、コスト低減を阻害する問
題要因になっていた。
【0010】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であり、フィルタを栓体に取り付ける工数の低減を図る
ことのできる受液器を提供すことを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、筒状に形成された受液器本
体と、この受液器本体の少なくとも一方の開口部から挿
入され、同開口部を閉塞する栓体と、この栓体の受液器
本体内方に位置する先端面に取り付けられ、同受液器本
体内に供給される熱媒体中の不純物を捕捉するフィルタ
とを備えた受液器において、 上記フィルタは、筒状に
形成された周壁部及びこの周壁部の一方の開口端を閉塞
する底壁部を有し、この底壁部の底面を栓体の先端面に
当接するようにして取り付けられるようなっており、
上記先端面及び底面のいずれか一方には凸部を設け、他
方にはこの凸部に嵌合する凹部を設けたことを特徴とす
る。
【0012】このように構成することにより、凸部と凹
部とを嵌合させるだけで、フィルタを栓体の所定の位置
に簡単に取り付けることができる。このため、従来採用
していたネジでフィルタを栓体に固定するような面倒な
作業を省くことができる。従って、フィルタを栓体に取
り付ける工数の低減を図ることができる。しかも、ネジ
が不要になるので、部品点数を低減することができると
共に、ネジ孔をあけるなどの加工工数の低減も図ること
ができる。この結果、特に大量生産を行うことによっ
て、大幅なコストダウンを実現することができる。
【0013】また、凸部と凹部との嵌合によって、栓体
の軸心とフィルタの軸心とを容易に一致させることがで
きるので、結局、フィルタの軸心を受液器本体の軸心に
容易に一致させることができる。即ち、ネジでフィルタ
を栓体に固定していた場合には、フィルタの軸心を栓体
の軸心に一致させるのが困難であったが、本発明ではこ
の軸心の一致がきわめて簡単になる。従って、この点か
らも、組立工数の低減を図ることができると共に、不良
品の発生を抑制することができる。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、受液器本体内には、栓体を受液器本体に取
り付けた状態において、フィルタの先端側の部分に係止
する段部を設けたことを特徴とする。
【0015】このように構成することにより、フィルタ
の軸方向の移動を確実に止めることができるという利点
がある。即ち、凸部と凹部とをしまりばめにしなくて
も、例えばすきまばめでも、フィルタを受液器本体内の
所定の位置に確実に保持することができる。従って、凸
部と凹部との嵌合が容易になるので、組立工数の低減を
更に図ることができる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、凸部及び凹部は、円形とは異なる異
形断面形状に形成されていることを特徴とする。
【0017】このように構成することにより、凸部と凹
部との嵌合によって、フィルタが栓体に対して回転する
ような動きがなくなる。従って、フィルタが栓体に対し
て相対的に回転することによって生じるような不具合
(例えば摺動部の摩耗や異音等)を防止することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る受液器の一
実施形態を図面に基づき詳細に説明する。なお、従来例
で示した構成要素と共通する要素には同一の符号を付
し、その説明を簡略化する。
【0019】この実施形態で示す受液器10は、図1〜
図9に示すように、円筒状に形成された受液器本体11
と、この受液器本体11の下側開口部(一方の開口部)
111から挿入され、この下側開口部111を閉塞する
栓体20と、この栓体20の受液器本体11内方に位置
する先端面26に取り付けられ、受液器本体11内に供
給される熱媒体中の不純物を捕捉するフィルタ30とを
具備してなる。この場合、フィルタ30は、円筒状に形
成された周壁部311及びこの周壁部311の一方の開
口端を閉塞する底壁部312を有し、この底壁部312
の底面33を栓体20の先端面26に当接するようにし
て取り付けられるようになっており、底壁部312の底
面33には凸部33aを設け、栓体20の先端面26に
は上記凸部33aに嵌合する凹部26aを設けている。
また、受液器本体11内には、栓体20を受液器本体1
1に取り付けた状態において、フィルタ30の先端側の
部分に係止する段部112cが形成されている。
【0020】以下、上記構成について更に詳細に説明す
る。即ち、上記受液器10は、図7〜図9に示すよう
に、凝縮器bに取り付けられた状態になっている。
【0021】凝縮器bは、図7に示すように、一対のヘ
ッダーパイプ2a,2bと、これらのへッダーパイプ2
a,2b間に架設される複数の熱交換管3と、各熱交換
管3の間に介設されると共に、一体に接合される熱交換
用フィン例えばコルゲートフィン4とで主に構成されて
いる。
【0022】ヘッダーパイプ2a,2bは、例えばアル
ミニウム製の押出形材にて略円筒状に形成されており、
その上下端部にはキヤップ部材5が被着固定されてい
る。また、一方のヘッダーパイプ2a(図7において左
側)の例えば外方側上端付近には熱媒体の流入ロ7が設
けられており、他方のヘッダーパイプ2b(図7におい
て右側)の外方側下端付近には、熱媒体の流出口8が設
けられている。更に、ヘッダーパイプ2aの側面には、
図1及び図8に示すように、上記受液器10と連通する
ために、熱媒体の流出孔9a及び流入孔9bが穿設され
ており、これらの流出孔9a及び流入孔9bと連通する
ようにして、受液器10がヘッダーパイプ2aに一体的
にろう付されている。なお、ヘッダーパイプ2aには、
流出孔9a側と、流入孔9b側とを区切る仕切板9cが
設けられている。
【0023】また、熱交換管3は、図7及び図9に示す
ように、アルミニウム製の押出形材にて例えば偏平な板
状に形成されており、その内部には長手方向に向かって
貫通する複数に区画された熱媒体の流路(図示せず)が
形成されている。このように形成される熱交換管3の両
端部は、両ヘッダーパイプ2a,2b側面の対向する側
に、適宜間隔をおいて互いに平行に配列される複数のス
リット(図示せず)に挿入固着されている。
【0024】熱交換用フィン即ちコルゲートフィン4
は、図7に示すように、アルミニウム製の板材を屈曲す
ることにより連続波形状に形成されており、各熱交換管
3の間に介設されてろう付されている。この場合、最上
段及び最下段に配設された熱交換管3の外方側にもコル
ゲートフィン4がろう付接合されており、これらの両コ
ルゲートフィン4を保護するために、両コルゲートフィ
ン4の更に外方側にはサイドプレート6がろう付接合さ
れている。
【0025】上記受液器10の一構成要素である受液器
本体11は、図1、図8、図9に示すように、例えばア
ルミニウム製の押出形材にて円筒状に形成されており、
その外周部における上下の各位置に、ヘッダーパイプ2
aにろう付けするための接合部16,17が一体に形成
されている。そして、下側の接合部17には、図1に示
すように、ヘッダーパイプ2aの流出孔9aに一致する
位置に、流入口12が形成されていると共に、流入孔9
bに一致する位置に、流出口13が形成されている。
【0026】流出孔9aと流入口12は、ヘッダーパイ
プ2a内における仕切板9cの上側と、受液器本体11
内におけるフィルタ30の入口側とを連通するようにな
っている。一方、流入孔9bと流出口13は、ヘッダー
パイプ2a内における仕切板9cの下側と、受液器本体
11内におけるフィルタ30の出口側とを連通するよう
になっている。
【0027】また、受液器本体11の上側開口部114
は、キャップ部材15によって閉塞されている。このキ
ャップ部材15は、アルミニウムによって形成されたも
のであり、例えばろう付けによって受液器本体11に固
定されている。そして、受液器本体11の内周面は、断
面が円形状の基準内周面112及び拡径内周面113に
よって形成されている。基準内周面112は、乾燥剤4
4を収容する部分に対応する第1基準内周面112a
と、フィルタ30を収容する部分に対応し、第1基準内
周面112aよりわずかに拡径された第2基準内周面1
12bとによって形成されている。そして、図1及び図
4に示すように、第1基準内周面112aと第2基準内
周面112bとの境の部分が上述した段部112cにな
っている。
【0028】拡径内周面113は、図1に示すように、
もともと第2基準内周面112bだった部分をスピニン
グ加工などの塑性加工により拡径したものであり、平行
内周面113aとテーパ内周面113bとによって形成
されている。第2基準内周面112bとテーパ内周面1
13b、及びテーパ内周面113bと平行内周面113
aは、滑らかな曲面を介して連続的につながっている。
【0029】栓体20は、図1及び図3に示すように、
アルミニウム等の金属によって断面円形状に形成された
ものであって、第2基準内周面112bに嵌合する先端
部が基準径部21になっており、この基準径部21の基
端側の部分が拡径部22になっている。基準径部21に
は、Oリング41を取り付けるためのOリング溝23が
形成されている。拡径部22は、平行内周面113aに
嵌合するように形成されていると共に、軸方向の長さが
平行内周面113aよりやや短く形成されている。
【0030】Oリング41は、図3(b)に示すよう
に、Oリング溝23に取り付けられた状態において、基
準径部21の外周面から円弧状に膨出している。ただ
し、上記平行内周面113aの径は、Oリング41の外
径と同等か、若しくはそれ以上に形成されている。この
ため、栓体20を受液器本体11に挿入する際に、Oリ
ング41が平行内周面113aから圧縮変形を受けるこ
とがない。ただし、Oリング41は、図1に示すよう
に、第2基準内周面112bに挿入された状態におい
て、ほぼ基準径部21の外周径まで圧縮変形されて第2
基準内周面112bに密着するようになっている。
【0031】また、受液器本体11における平行内周面
113aの部分には、図1に示すように、その軸心に直
交するように貫通する孔115が形成されている。一
方、栓体20の拡径部22には、図1及び図3に示すよ
うに、孔115に対応する位置に、基端側からU字状に
形成された溝25が形成されている。溝25は、その底
部25aが上記孔115とほぼ同径の半円によって形成
されている。そして、半円形状の底部25aの中心位置
は、後述するフィルタ30のシール部314が段部11
2cに当接した状態において、孔115の中心位置と等
しくなっている。なお、溝25に代えて、孔115に対
応する位置に、この孔115とほぼ同径の孔を設けるよ
うに構成してもよい。
【0032】上記孔115及び溝25には、栓体20を
受液器本体11に固定するためのボルト42が挿入され
ており、このボルト42には、抜け止め用のナット43
が螺合されている。このボルト42とナット43に代え
て、孔115及び溝25を貫通する固定ピンと、この固
定ピンの突出部に係合する例えばEリング等の抜け止め
具を用いてもよい。
【0033】更に、栓体20は、基端側から先端側の所
定位置までの部分が円筒部20aになっており、この円
筒部20aより先端側の部分が円柱部20bになってい
る。上述したOリング溝23は円柱部20bに形成され
ている。また、円筒部20a内には、円柱部20bの軸
心位置から基端側に突出する例えば断面が円形状の突起
20cが設けられている。この突起20cは、溝25の
底部25aに達する前の位置まで突出している。即ち、
突起20cは、溝25に挿入されたボルト42に接触し
ないようになっている。
【0034】また、栓体20には、その先端面26の軸
心位置に、軸方向に延びる所定の深さの凹部26aが形
成されている。この凹部26aは、断面が円形状に形成
されている。
【0035】フィルタ30は、図1及び図2に示すよう
に、合成樹脂としての例えばナイロンによって一体に形
成されたフィルタ本体31と、同じくナイロンで網目状
に形成された濾過膜32とを備えたものである。フィル
タ本体31は、円筒状に形成された周壁部311を有
し、この周壁部311の下側に底壁部312が形成され
ている。周壁部311の上側は、そのまま開口されてお
り、同上側の開口端外周には、鍔部313を介して円筒
状のシール部314が形成されている。
【0036】周壁部311には、図2に示すように、周
方向に4等分する位置に窓311aが形成されている。
各窓311aは、側面視で四角形状に形成されており、
各窓311aの間が周壁部311における支柱311b
になっている。
【0037】底壁部312には、その底面33の軸心位
置に凸部33aが形成されている。この凸部33aは、
断面が円形状に形成されており、上記凹部26aに嵌合
するようになっている。凸部33aと凹部26aの嵌合
精度は、すきまばめ程度の嵌合公差となっている。
【0038】鍔部313は、薄く形成されており、シー
ル部314における軸方向のほぼ中央の位置に接続され
ている。シール部314は、その外径が第2基準内周面
112bに対してしまりばめを構成する程度に、同第2
基準内周面112bの径よりわずかに大きく形成されて
いる。即ち、シール部314は、第2基準内周面112
bからの圧縮力を受けて、鍔部313と共に弾性的にわ
ずかに変形し、第2基準内周面112bに密着するよう
になっている。また、シール部314の先端縁部は、栓
体20をボルト42によって受液器本体11に固定した
状態において、上記段部112cに所定の加圧状態で当
接するようになっている。これにより、フィルタ30
は、栓体20から離れないようになっている。
【0039】濾過膜32は、例えばナイロンの糸で網状
に形成されており、フィルタ本体31の成形時にフィル
タ本体31に一体的に成形されるようになっている。た
だし、この濾過膜32は、フィルタ本体31に複数の孔
を網目状に成形することによって、同フィルタ本体31
と完全に一体のもので構成してもよい。
【0040】乾燥剤44は、図5に示すように、ポリエ
ステルの繊維で四角形状の布44aを形成した後、この
布44aから袋44bを構成し、この袋44bの中にシ
リカゲル等の吸湿手段(図示せず)を詰めて、楕円柱状
の棒状に形成したものである。袋44bは、図5(a)
に示す布44aの周縁部に所定の幅の接続代44cを設
け、この接続代44cを、中心線L1で折り曲げた状態
で接続することにより形成されている。ただし、袋44
bは、その長手方向の一方の端部を開口したままにして
おき、この開口部から吸湿手段を充填した後、同開口部
の接続代44cを接続することにより、吸湿手段を閉じ
込めるようになっている。接続代44cは、熱溶着によ
り接続されるようになっている。なお、接続代44cの
内側ラインL2に沿って、ミシンや手縫い等の縫製を行
うことにより、接続代44cを接続するようにしてもよ
い。
【0041】また、接続代44cには、図5(c)に示
すように、各角部44dに円弧状の切欠44eが形成さ
れている。この切欠44eは、接続代44cを接続した
後に形成したものである。ただし、図5の(a)に示す
布44aの時点で、角部44dに対応する部分を円弧状
に切り欠いておいてもよい。
【0042】更に、接続代44cの幅は、約5mmであ
り、切欠44eの半径は、中心線L1側が約3mm、中
心線L1から離れた側が約5mmである。また、吸湿手
段の入っている楕円柱状の部分の寸法は、長さが約20
0mm、長径が約30mm、短径が約15mmである。
【0043】このように、接続代44cの角部44dに
切欠44eを設けることにより、例えばフィルタ30を
受液器本体11内に挿入する際に、接続代44cがフィ
ルタ30と第2基準内周面112bとの間に挟まるのを
防止することが可能になる。即ち、角部44dが直角に
尖っていると、図6に示すように、その尖った部分の先
端がフィルタ30を受液器本体11内に挿入する際に、
フィルタ30と第2基準内周面112bとの間に入りや
すくなり、フィルタ30をバイパスする流路を構成する
危険がある。しかし、角部44dに切欠44eを設ける
ことにより、尖った部分がなくなるので、接続代44c
がフィルタ30と第2基準内周面112bとの間に挟ま
るのを防止することが可能になる。
【0044】上記のように構成された受液器10を組み
立てるには、まず受液器本体11内に乾燥剤44を挿入
した後、フィルタ30を有する栓体20を、そのフィル
タ30側から受液器本体11に挿入する。この際、平行
内周面113aの径が第2基準内周面112bの径に比
べて大きく形成されているので、フィルタ30のシール
部314が下側開口部111や孔115に引っかかるこ
となく、平行内周面113a内にスムーズに入る。更
に、シール部314は、テーパ内周面113bに案内さ
れるようにしてスムーズに圧縮変形しながら第2基準内
周面112bに入り、同基準内周面112bに所定の圧
力で密着した状態になる。
【0045】一方、Oリング41は、基準径部21から
の膨出量が大きいものの、平行内周面113aの径がO
リング41を圧縮変形しない程度の大きさの径に形成さ
れているので、下側開口部111や孔115に引っかか
ることなく、平行内周面113a内にスムーズに入る。
更に、Oリング41は、テーパ内周面113bに案内さ
れるようにしてスムーズに圧縮変形しながら第2基準内
周面112bに入り、同基準内周面112bに所定の圧
力で密着した状態になる。
【0046】そして、フィルタ30のシール部314が
段部112cに当接し、鍔部313等が所定量変形す
る。この変形により、フィルタ30から段部112cに
所定量の圧力がかると共に、この時点で溝25の底部2
5a中心と、受液器本体11の孔115中心とが一致し
た状態になる。そこで、孔115及び溝25にボルト4
2を挿通して、同ボルト42をナット43で受液器本体
11に固定する。なお、フィルタ30は、弾性変形によ
る圧力や熱媒体の圧力により、栓体20を基端側に移動
し、溝25の底部25aをボルト42に当接させること
になるが、シール部314が所定の圧力で段部112c
を押し付ける状態を維持する。
【0047】一方、乾燥剤44やフィルタ30の交換
は、上記ナット43を外してボルト42を取り除いた
後、栓体20を受液器本体11から引き抜くことによ
り、容易に行うことができる。栓体20は、突起20c
をペンチ等の把持手段でつかんで引き抜くことにより簡
単に取り外すことができる。また、フィルタ30は、そ
の凸部33aを栓体20の凹部26aに嵌合したり、外
したりすることにより、栓体20に対して容易に着脱す
ることができる。
【0048】また、上記のようにして組み立てられた受
液器10には、凝縮器bにおけるヘッダーパイプ2aの
流出孔9aから流入口12を通って熱媒体が流入し、こ
の熱媒体が乾燥剤44とフィルタ30を浸透・通過する
ことにより、熱媒体中に含まれる夾雑物及び水分を除去
することができる。このようにして浄化された熱媒体の
うち、液化部分のものは流出口13からへッダーパイプ
2aの流入孔9bを通過してへッダーパイプ2a内に流
入し、凝縮器bで再び冷却されることになり、気体部分
のものは受液器本体11内の上部に残ることになる。
【0049】上記のように構成された受液器10によれ
ば、Oリング41を、下側開口部111や孔115等に
引っかけることなく、第2基準内周面112bまで挿入
することができる。また、フィルタ30のシール部31
4も下側開口部111や孔115等に引っかけることな
く、第2基準内周面112bに挿入することができる。
従って、Oリング41やフィルタ30を傷つけることな
く、栓体20を受液器本体11内に容易に挿入すること
ができると共に、Oリング41を十分圧縮変形させて、
受液器本体11と栓体20との間から熱媒体が外に漏れ
るのを確実に防止することができる。しかも、拡径内周
面113と第2基準内周面112bとが滑らかに連続的
につながっているので、Oリング41が受液器本体11
内で圧縮変形を受ける際に傷つくことも全くない。
【0050】更に、フィルタ30は、そのシール部31
4が基準内周面112に所定の圧力で密着する状態にな
り、その密着する範囲が軸方向に長くなっているので、
熱媒体がシール部314の外側をバイパスしてしまうの
を確実に防止することができる。従って、フィルタ30
の濾過性能の向上を図ることができる。
【0051】また、凸部33aと凹部26aとを嵌合さ
せるだけで、フィルタ30を栓体20に簡単に取り付け
ることができるので、従来のようにネジでフィルタを栓
体に固定する場合に比べて、フィルタ30の取り付け、
取り外しがきわめて簡単になる。従って、フィルタ30
を栓体20に取り付ける工数の低減を図ることができ
る。しかも、ネジが不要になるので、部品点数を低減す
ることができると共に、ネジ孔をあけるなどの加工工数
の低減も図ることができる。この結果、大量生産を行う
場合には、特に大幅なコストダウンを図ることができ
る。
【0052】更に、凸部33aと凹部26aとの嵌合に
よって、栓体20の軸心とフィルタ30の軸心とを容易
に一致させることができるので、結局、フィルタ30の
軸心を受液器本体11の軸心に容易に一致させることが
できる。即ち、ネジでフィルタを栓体に固定する従来の
場合には、フィルタの軸心を栓体の軸心に一致させるの
が困難であったが、本実施形態ではこの軸心の一致がき
わめて簡単になる。従って、この点からも、組立工数の
低減を図ることができる。
【0053】そして更に、栓体20を受液器本体11に
ボルト42で固定した状態において、フィルタ30のシ
ール部314の先端が段部112cに所定の圧力で係止
するようになっているので、フィルタ30が栓体20か
ら離れるのを確実に防止することができる。しかも、シ
ール部314の先端と段部112cとの接触によって、
このシール部314がシールする面積が大きくなるの
で、熱媒体がフィルタ30の外側をバイパスしてしまう
のをより確実に防止することができる。
【0054】また更に、乾燥剤44における接続代44
cの角部44dに切欠44eを形成しているので、接続
代44cがフィルタ30と第2基準内周面112bとの
間に挟まるのを防止することができる。従って、接続代
44cが挟まることによって、フィルタ30をバイパス
する流路が構成されるのを確実に防止することができ
る。
【0055】なお、上記実施形態においては、凸部33
aと凹部26aとをすきまばめで嵌合するように構成し
たが、これらの凸部33aと凹部26aとはしまりばめ
で嵌合するように構成してもよい。このしまりばめを採
用した場合には、凸部33aと凹部26aとの摩擦力に
よって、フィルタ30を栓体20に固定することができ
る。ただし、しまりばめを採用する場合には、凸部33
aの先端部及び凹部26aの入口部のいずれか一方又は
双方に、テーパー状あるいは曲面状の面取りを設けて、
凸部33aが凹部26aに入りやすくすることが好まし
い。
【0056】また、フィルタ30に凸部33aを形成
し、栓体20に凹部26aを形成するように構成した
が、図10に示すように、フィルタ30に凹部33bを
形成し、栓体20に凸部26bを形成するように構成し
てもよい。また、凸部33aや凹部26aについては、
図11の(a)〜(d)に示すような円形とは異なる異
形断面形状に形成してもよい。ただし、図11には、栓
体20側の凹部26aや凸部26bについての断面形状
を示しているが、フィルタ30側の凸部33aや凹部3
3bについても同一の断面形状をしていることはいうま
でもない。
【0057】即ち、図11(a)に示す凹部26a等の
断面形状は、円形部Aと、その周縁を4等分する位置か
ら半径方向に突出する矩形部Bとを有する形状になって
いる。図11(b)に示す凹部26a等の断面形状は正
方形状に形成されており、図11(c)に示す凹部26
a等の断面形状は正三角形状に形成されており、図11
(d)に示す凹部26a等の断面形状は正六角形状に形
成されている。また、凹部26a等は、他の多角形の断
面形状に形成してもよく、また楕円等の他の異形断面形
状に形成してもよい。
【0058】このように、凹部26a等を異形断面形状
のもので構成することによって、フィルタ30が栓体2
0に対して回転するように動くのを防止することができ
る。即ち、熱媒体の通過等によって、フィルタ30が栓
体20に対して回転したり、振動したりするのを防止す
ることができる。従って、フィルタ30が栓体20に対
して摺動することによって生じるような摩耗や異音等を
防止することができる。
【0059】また、乾燥剤44については、図12に示
すように、角部44dに対応する部分の内側ラインL2
を円弧状に形成することにより、切欠44eの半径を大
きくできるように構成してもよい。この図12に示す乾
燥剤44も接続代44cを接続後に、切欠44eを形成
するようになっている。図13に示す乾燥剤44は、布
44aの段階で切欠44eに相当するものを形成してお
き、接続代44cを接続するだけで切欠44eを有する
ものが得られるようになっている。また、図14に示す
乾燥剤44は、円弧状の切欠44eに代えて、45度方
向の直線状の切欠44fを形成したものである。この図
に示す乾燥剤44も、布44aの段階で切欠44fに相
当するものを形成するようになっている。
【0060】一方、上記実施形態においては、拡径内周
面113の形成のために円筒状の壁部全体を半径方向外
側に膨出させるように構成したが、壁部の内面のみを拡
径することによって拡径内周面113を形成するように
してもよい。
【0061】また、受液器10から出た熱媒体を再び凝
縮器bに流入させるようにしたが、この熱媒体は受液器
10からそのまま膨張弁dに流出させるようにしてもよ
い。ただし、熱媒体に対する冷却効果を高める上で、液
状の熱媒体を受液器10から再び凝縮器bに流入するこ
とが好ましい。
【0062】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、上記のように構成されているので、以下のような優
れた効果が得られる。
【0063】(1)請求項1記載の発明によれば、凸部
と凹部とを嵌合させるだけで、フィルタを栓体の所定の
位置に簡単に取り付けることができる。このため、従来
採用していたネジでフィルタを栓体に固定するような面
倒な作業を省くことができる。従って、フィルタを栓体
に取り付ける工数の低減を図ることができる。しかも、
ネジが不要になるので、部品点数を低減することができ
ると共に、ネジ孔をあけるなどの加工工数の低減も図る
ことができる。この結果、大量生産を行う場合には、特
に大幅なコストダウンを実現することができる。
【0064】また、凸部と凹部との嵌合によって、栓体
の軸心とフィルタの軸心とを容易に一致させることがで
きるので、結局、フィルタの軸心を受液器本体の軸心に
容易に一致させることができる。即ち、ネジでフィルタ
を栓体に固定していた場合には、フィルタの軸心を栓体
の軸心に一致させるのが困難であったが、本発明ではこ
の軸心の一致がきわめて簡単になる。従って、この点か
らも、組立工数の低減を図ることができると共に、不良
品の発生を抑制することができる。
【0065】(2)請求項2記載の発明によれば、栓体
を受液器本体に取り付けた状態において、フィルタの先
端側の部分が係止する段部を受液器本体に設けたので、
フィルタの軸方向の移動を確実に止めることができる。
即ち、凸部と凹部とをしまりばめにしなくても、例えば
すきまばめでも、フィルタを受液器本体内の所定の位置
に確実に保持することができる。従って、凸部と凹部と
の嵌合が容易になるので、組立工数の低減を更に図るこ
とができる。
【0066】(3)請求項3記載の発明によれば、凸部
と凹部とを異形断面形状に形成しているので、フィルタ
が栓体に対して回転するように動くのを防止することが
できる。従って、フィルタが栓体に対して相対的に動く
ことによって生じる不具合(例えば摺動部の摩耗や異音
等)を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態として示した受液器の縦
断面図である。
【図2】同受液器におけるフィルタを示す図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は底面図であ
る。
【図3】同受液器における栓体を示す図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は底面図であ
る。
【図4】同受液器におけるフィルタと段部との当接状態
を示す要部断面図である。
【図5】同受液器における乾燥剤を示す図であって、
(a)は布を示す展開図、(b)は袋で吸湿手段を閉じ
込めた状態を示す正面図、(c)は角部に切欠を形成し
た状態を示す正面図、(d)は(c)の側面図である。
【図6】同受液器における乾燥剤を示す図であって、角
部に切欠がない場合に生じる問題点を示す要部断面図で
ある。
【図7】同受液器を装着した凝縮器を示す正面図であ
る。
【図8】同受液器を装着した凝縮器を示す側面図であ
る。
【図9】同受液器を装着した凝縮器を示す図であって、
図7のIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】同受液器における栓体及びフィルタの他の例
を示す断面図である。
【図11】同受液器における栓体の他の例を示す図であ
って、(a)は異形断面形状の凹部等を示す平面図、
(b)は正方形断面形状の凹部等を示す平面図、(c)
は正三角形断面形状の凹部等を示す平面図、(d)は正
六角形断面形状の凹部等を示す平面図である。
【図12】同受液器における乾燥剤の第1の他の例を示
す図であって、(a)は布を示す展開図、(b)は袋で
吸湿手段を閉じ込めた状態を示す正面図、(c)は角部
に切欠を形成した状態を示す正面図である。
【図13】同受液器における乾燥剤の第2の他の例を示
す図であって、(a)は布を示す展開図、(b)は袋で
吸湿手段を閉じ込めた状態を示す正面図である。
【図14】同受液器における乾燥剤の第3の他の例を示
す図であって、(a)は布を示す展開図、(b)は袋で
吸湿手段を閉じ込めた状態を示す正面図である。
【図15】従来の空調機の構成を示すブロック図であ
る。
【図16】同空調機における受液器を示す要部断面図で
ある。
【符号の説明】
10 受液器 11 受液器本体 111 下側開口部(一方の開口部) 112c 段部 20 栓体 26 先端面 26a 凹部 26b 凸部 30 フィルタ 311 周壁部 312 底壁部 33 底面 33a 凸部 33b 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に形成された受液器本体と、この受
    液器本体の少なくとも一方の開口部から挿入され、同開
    口部を閉塞する栓体と、この栓体の受液器本体内方に位
    置する先端面に取り付けられ、同受液器本体内に供給さ
    れる熱媒体中の不純物を捕捉するフィルタとを備えた受
    液器において、 上記フィルタは、筒状に形成された周壁部及びこの周壁
    部の一方の開口端を閉塞する底壁部を有し、この底壁部
    の底面を栓体の先端面に当接するようにして取り付けら
    れるようなっており、 上記先端面及び底面のいずれか一方には凸部を設け、他
    方にはこの凸部に嵌合する凹部を設けたことを特徴とす
    る受液器。
  2. 【請求項2】 受液器本体内には、栓体を受液器本体に
    取り付けた状態において、フィルタの先端側の部分に係
    止する段部を設けたことを特徴とする請求項1記載の受
    液器。
  3. 【請求項3】 凸部及び凹部は、円形とは異なる異形断
    面形状をしていることを特徴とする請求項1又は2記載
    の受液器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050000806A (ko) * 2003-06-25 2005-01-06 호일정공 주식회사 에어컨용 리시버드라이어의 캡 결합구조
KR100825711B1 (ko) * 2002-03-22 2008-04-29 한라공조주식회사 열교환기의 리시버 드라이어

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