JP4074590B2 - 受圧構造物 - Google Patents

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Description

本発明は、法面での地滑りや崩落を防止する目的で法面に圧着して取付けられる受圧構造物に関する。
近年、地滑りや崩落のおそれがある法面を補強するための工法として、法面の地盤に掘削した孔にアンカー材を挿入して固定したのち、法面から突出するアンカー材に受圧板を差込み、ついでアンカー材突出端に係止部材を取付けて締着する工法が知られ、受圧板としては、平板状のプレキャストコンクリートが一般に用いられているが、下記特許文献1に示されるように、縦桟と横桟よりなって、格子状をなすFRP製の受圧板も知られる。
特開2000−336656号
格子状の受圧板は軽量であるため、運搬や施工が比較的容易であること、法面に多少の凹凸があっても安定して取付けることができ、法面の整地がラフですむこと、格子状の受圧板を通して植生が可能であり、緑化させることにより受圧構造物を取付けた法面の景観を向上させることができること等の効果を奏する。
本発明は、上述の軽量で植生が可能な受圧板を備えた受圧構造物に改良を加え、受圧板周縁でも法面に圧着して受圧板全体で法面を押え付けることができる受圧構造物を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、鋼、好ましくはFRP製の植生が可能な多数の開口部、例えば開口部が長方形ないし正方形の矩形状をなす格子状、六角形をなすハニカム状又は多角形をなすか、或いは大小の円形、四角形、楕円形の孔をあけてなる受圧板と、該受圧板上に装着され、該受圧板を法面に圧着して取付ける押え部材からなり、押え部材は、多角形、円形、楕円形、好ましくは正方形等の矩形状をなして受圧板が嵌着される剛性の大なる枠と、法面に固着されたアンカー材の法面からの突出部分に差込まれ、上記受圧板を押える取付部と、該取付部から放射状に延びて各先端が上記枠に固着され、上記受圧板を押えるリブと、上記枠に内側に向けて突設され、受圧板の周縁部を押える押え部と、上記取付部より突出するアンカー材の突出端部に取付けて締着される、例えばナットのような係止部材とよりなることを特徴とし、好ましい発明では、取付部の周りにリブ同士を連結し、受圧板を押える中間枠が設けられる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、受圧板に対し、押え部の反対側より当て板が当てられ、押え部と当て板が受圧板を通したボルトによって連結されることを特徴とする。
また請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、押え部が枠の内周縁全周にわたって形成されるフランジであることを特徴とする。
請求項1に係る発明によると、係止部材を締着することによって受圧板は、取付部で中心部を、リブで取付部より放射状に、また押え部で周縁部が押えられ、これにより受圧板が係止部材の締着によって部分的に撓むことなく法面に均一に圧着されるようになる。
請求項2に係る発明によると、受圧板を周縁の枠や該枠と一体をなすリブ及び取付部よりなる押え部材に固定することができ、アンカー材への差込みが一度で済んで施工を能率よく行うことができる。
請求項3に係る発明によると、受圧板は周縁全長がフランジによって押えられ、係止部材の締付によって撓み易い周縁部の変形をより確実に防ぐことができる。
以下、本発明の実施形態について図面により説明する。
図1は、全体を符号1で示す受圧構造物の平面図、図2は図1のA−A線断面で、法面に取付けた状態、図3は、図1のB−B線の拡大断面をそれぞれ示すもので、受圧構造物1は、縦桟と横桟を組合せて開口部が矩形状をなす格子状のFRP製の受圧板2と、一対の受圧板2を正方形状に組合わせて法面に圧着して取付ける鋼製の押え部材3からなり、押え部材3は、組み合わせた一対の受圧板2にまたがって重ねられる押え板4と、該押え板4と一体をなして上向きに突設され、上端に八角形のフランジ5を備えた角パイプよりなる筒状部6と、該筒状部内に固着され、アンカー材7が差込まれる孔8を備えた内向きフランジ9よりなる取付部11と、矩形状に組合せた四枚の受圧板2が嵌着され、角パイプよりなる剛性の大なる枠12と、側面視で山形状をなして上記取付部11から放射状に延び、各先端が枠12に固着されるリブ13と、上記押え板4及び枠12と相似形の矩形状をなし、リブ13同士を中間部において連結する角パイプよりなる中間枠14よりなり、枠12には図3に示すように内周上端にフランジの押え部15が全周にわたって取付けられている。
本実施形態の受圧構造物の法面への施工は、次のようにして行われる。
常法のように法面にアンカー材7を固定したのち、法面から突出するアンカー材7に一対の受圧板2をアンカー材7を挟み込むように正方形状に組合せて法面上に置き、ついでアンカー材7の突出部分に取付部11の孔8を差込んで取付け、アンカー材7の突出端部に係止部材(図示しない)を取付けて締着する(図2)。
本実施形態の受圧構造物によると、格子状の受圧板は軽量であるため、運搬や施工が比較的容易であること、法面に多少の凹凸があっても安定して取付けることができ、法面の整地がラフですむこと、格子状の受圧板を通して植生が可能であり、緑化させることにより受圧構造物を取付けた法面の景観を向上させることができること、受圧板2は取付部11の押え板4で中心部を、リブ13で放射状に、またフランジ状の押え部15で全周縁を押えられ、これにより押え板2は局部的に、また全体が撓むことなく法面に均一に圧着されうるようになること等の効果を奏する。
図4及び図5は、受圧構造物の別の実施形態を示すもので、図1〜図3に示す受圧構造物1と異なる点は、枠12にフランジ状の押え部15を取付ける代わりに枠12の各辺に一定間隔を設けて二か所ずつボルト通し孔17を備えた突片状の押え部18を突設し、該押え部18と、受圧板2の下側より当てられる当て板19とを受圧板2に通したボルト21にて連結し、これにより受圧板2を押え部材3に固定した点にある。
本実施形態の受圧構造物によると、上記受圧構造物と同様の効果を奏するほか、受圧板2は押え部材3に固定されるため、アンカー材7への差込が一度ですむこと、受圧板2は周縁の所要部が押え部18で押えられ、周縁の撓みが生じ難くなっていること等の効果を奏する。
上記実施形態では、受圧構造物は一対の受圧板2を正方形状に組合せて構成しているが、正方形状の1枚の受圧板で構成してもよいし、3以上の複数枚、例えば4枚の受圧板を組合せて構成してもよい。
本発明の受圧構造物は、地滑りや崩落のおそれがある法面を補強する工法において用いることができる。
本発明に係る受圧構造物の平面図。 図1のA−A線断面図。 図1のB−B線拡大断面図。 本発明に係る受圧構造物の押え部材の平面図。 受圧板を固定した状態における図4のC−C線での拡大断面図。
符号の説明
1・・受圧構造物
2・・受圧板
3・・押え部材
4・・押え板
5・・フランジ
6・・筒状部
7・・アンカー材
8・・孔
9・・内向きフランジ
11・・取付部
12・・枠
13・・リブ
14・・中間枠
15、18・・押え部
17・・ボルト通し孔
19・・当て板
21・・ボルト

Claims (3)

  1. 植生が可能な多数の開口部を備えた受圧板と、該受圧板上に装着され、該受圧板を法面に圧着して取付ける押え部材からなり、押え部材は、受圧板が嵌着される剛性の大なる枠と、法面に固着されたアンカー材の法面からの突出部分に差込まれ、上記受圧板を押える取付部と、該取付部から放射状に延びて各先端が上記枠に固着され、上記受圧板を押えるリブと、上記枠に内側に向けて突設され、受圧板の周縁部を押える押え部と、上記取付部より突出するアンカー材の突出端部に取付けて締着される係止部材とよりなることを特徴とする受圧構造物。
  2. 受圧板に対し、押え部の反対側より当て板が当てられ、押え部と当て板が受圧板を通したボルトによって連結されることを特徴とする請求項1記載の受圧構造物。
  3. 押え部が枠の内周縁全周にわたって形成されるフランジであることを特徴とする請求項1又は2記載の受圧構造物。
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